前作→浜面「よう童貞」一方通行「おゥ童貞」上条「よーし戦争だ」
最初から→上条・一方通行・浜面「カンパーイ」
1:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2012/02/04(土) 19:26:01.04 ID:rorBO44G0
面「最近調子はどうよ。主に性的な意味で」
上条「いやもう順風満帆ですな。浜面さんには感謝してもしきれません」
浜面「よせやい、俺は何にもやっちゃいねえよ」
上条「でもインデックスに色々教えてくれたんだろ? インデックスから聞いたよ」
浜面「ごく一般的な保健体育の授業をしただけだ。俺の嫁たちが何を教えたのかは知らんが」
一方通行「オイ料理出来たぞ。運ぶの手伝えリア充共」
上条「へーい」
浜面「ベクトル操作でぽぽーんと投げらんねえの?」
一方通行「ンなことにイチイチ能力使ってられっかボケ。つーか俺を便利に使おうとしてンじゃねェよ殺すぞ」
浜面「すまんこ。おめーら何飲む?」
上条「ビール」
一方通行「俺も。俺のは麒麟な」
浜面「うぇいうぇい。ほんじゃまあ」
上条・一方通行・浜面「カンパーイ!!」
※原作がこの上ないハッピーエンドを迎えた上での、四年後の世界
上条さんは大学生(教師志望)で、浜面は建設会社、一方通行がなんでも屋を営んでいる、そんな世界でのお話
2:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2012/02/04(土) 19:30:13.92 ID:rorBO44G0
4:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2012/02/04(土) 19:37:07.85 ID:V58D2Zlt0
なつかしいな、期待
5:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2012/02/04(土) 19:39:19.61 ID:rorBO44G0
浜面「大学はどんな感じ?」
上条「んあー、ぼちぼち忙しくなってきたとこ。来週末までに論文書いて発表しなきゃだし」
浜面「うはっ、論文とか。インテリな響き。俺らみたいな人種には縁遠い言葉やのう」
一方通行「そォか? 俺ァ八歳の時には論文読ンでたし、書いてたぞ。かなり適当にだけど」
浜面「黙らっしゃい学園都市一の天才野郎。お前はホント隙あらば自慢するね」
一方通行「自慢してるわけじゃねェよ。事実だから言ったまでだ」
浜面「くわあ! いけしゃあしゃあとこの野郎!!」
上条「ってかお前本名○○○○であってるよな?」
一方通行「あァ」
上条「うわあ、まさかまさかと思ってたけど、俺お前の論文読んだことあるわ。マジかよあれ八歳で書いてたのかよ」
一方通行「あン? テーマ何よ?」
上条「何か犯罪心理学と脳構造のどうのこうの……」
浜面「うおおおい!! インテリトークやめろ!! 俺ついていけねえから!!」
一方通行「大学の話題ふったのテメエだろォが」
浜面「そーゆー真面目なやつじゃなくて、ほら、あんじゃん! キャンパスライフとかそーゆーやつ!!」
9:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2012/02/04(土) 19:49:26.46 ID:rorBO44G0
浜面「お前サークルとか入ってねえの?」
上条「ん~、正直生活費稼ぐためのバイトで時間取れなくてな」
一方通行「……マジで何回も言うけどよォ、世界救ったヒーロー様が何でバイトなンかしてンだよ」
上条「世界救ったとかwww大袈裟すぎるだろwwwwwww上条さんは何者なんだよwwwwwwwwwwwww」
浜面「これだもの……」
上条「いや、でもマジそれ言ったらお前らもじゃん。お前らだってヒーローなんじゃねえの?」
浜面「俺らはあくまで裏方だったかんな」
一方通行「ヒーロー度合いで言ったら『俺:浜面:お前=1:1:255』って感じだ」
上条「カンストしとるやないかい!!」
浜面「いや、マジそんくらい差があるって。周りの認識的にも」
上条「え~…? そうかぁ~…?」
10:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2012/02/04(土) 19:57:44.85 ID:rorBO44G0
一方通行「援助の申し出とかあるだろ。あの宗教団体とかから」
上条「あ~…それはまあ、確かに。一緒に住んでるやつもそこ出身ってのもあって、結構しつこくな」
浜面「え゛っ、お前それもらってねえの?」
上条「うん、まあ」
浜面「何でッ!?」
上条「いや、何か甘えてるみたいで……俺、自分の力だけ生きていきたいっつーか、なんつーか…正直、俺がインデックスを養っていきたいって気持ち強くて……」
一方通行「出たよ」
浜面「社会に出たことのない甘ちゃんの理屈ですな~。お金なんてあるにこしたことないのよ!!!!」
上条「うわあいきなりキレるな浜面社長!」
浜面「お前俺が資金を工面するためにどんだけ頭下げたと思ってんだオラァ!! いらんなら俺にくれ!! 一回お前の財布を経由して俺にくれ!!」
一方通行「落ち着けいやしンぼ」
浜面「だぁってこいつがさぁ~!!」
上条「甘いこと言ってんのはわかってるよ……ホントにきつくなったら頼るさ。今はできる限り自分たちだけの力で、な……」
11:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2012/02/04(土) 20:03:32.51 ID:rorBO44G0
上条「と、何やらかっこいいこと言ったばかりで言いづらいんですが」
浜面「ん? なによ?」
上条「実は上条さん最近サークルなるものに入りまして」
一方通行「オーイ彼女自分で養う宣言どこいった」
上条「いや、違うんだよ。先輩にすげえ割のいいバイト教わってさ。正直、今かなり時間に余裕があるんだよ」
上条「んで、その先輩が作ったサークルに誘われてさ、バイトの件で世話になった手前、断れなくて」
浜面「ふーん。それ何するサークルなん?」
上条「何か適当に集まってだべったり、休日に遊び行ったり、どっか泊りがけで旅行行ったりみたいな。旅サークルになるのかな? 強いて言えば」
一方通行「……」
浜面「……」
上条「あれ? なんで黙る?」
12:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2012/02/04(土) 20:10:37.55 ID:rorBO44G0
浜面(アクセラさん、アクセラさん。なーんか嫌な予感しませんか?)ヒソヒソ…
一方通行(あァ……なァーンか、嫌な予感すンなァ……)ヒソヒソ…
上条「おーいこんにゃろう。俺を置いて二人でコソコソすんな。たまにそういう時あるなお前ら」
浜面(ここは思い切って聞いちゃいましょう)ヒソヒソ…
一方通行(まァ、そうすっかァ……)ヒソ…
浜面「あー、上条くん上条くん」
上条「何ですか浜面くん」
浜面「そのサークルの男女比を伺ってもいいかね?」
上条「えーと…」
上条「9972:2ですね」
一方通行・浜面「「 や っ ぱ り な ! ! ! ! ! ! 」」
16:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2012/02/04(土) 20:25:49.00 ID:rorBO44G0
一方通行「完ッ全に『妹達(シスターズ)』居ンじゃねェかァァァアアあああああああああ!!!!」
浜面「俺んとこで雇ってた『妹達(シスターズ)』が最近有休ばんばん取るようになったのそれが原因かぁぁぁぁあああああああ!!!!」
上条「そんなん俺に言われてもーーーー!!!!」
一方通行「何なンだその目的が見え透いてるサークルはァァァアアああああああ!!!!」
上条「も、目的はさっき言ったとおり旅とか行って楽しく遊ぶことですが!?」
一方通行「ンなワケねェだろ頭お花畑チャンかテメエはァッ!!」
浜面(なんつーか…諦めてないんだなぁ、あの子達)ヒソ…
一方通行(しかも恐ろしいのは『妹達(シスターズ)』が全員加入してると考えても四人は『妹達』以外の奴が居るってこった……)ヒソ…
浜面「ってか『妹達(シスターズ)』って大学生じゃないだろ。少なくともウチで雇ってんのが何人かいるんだぞ?」
上条「やー、何か皆突然編入してきたみたいで……一応うちの大学在籍にはなってるんだよね、信じられないことに」
一方通行「オイオイ学生総数一万人軽く超えちまうぞ……どォいうマンモス校だよ……」
一方通行(ってゆーか誰がそンな手引きしたンだよ!!)ヒソォッ!
浜面(話の流れからして『先輩』ってやつじゃね?)ヒソ…
一方通行「……その先輩ってのァ、何て奴なンだよ」
上条「雲川先輩っていうんだけど」
一方通行(知らねェ名だ……何モンだ? ソイツ)
17:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2012/02/04(土) 20:33:34.71 ID:rorBO44G0
上条「いや、言っておくけど『妹達(シスターズ)』が来るのって一度に精々二人だぞ? 他のサークルメンバーには双子で通してるし」
一方通行「……つまりサークル内に『妹達』枠が二人分あって、9968人が入れ替わり立ち代わりやってる訳か」
上条「ん、そういうこと」
浜面「じゃあ、実際の活動時の男女比は6:2くらいか?」
上条「そんな感じ。まあ全員揃うことは滅多にないけどな」
一方通行「ふーン」グビ…
浜面「……」グビ…
上条「……」チビ…
上条「……たまに御坂が来るんだけどね」
一方通行・浜面「はいダウト」
20:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長崎県):2012/02/04(土) 20:39:40.26 ID:xByvLFL7o
一日二人だと全員で4984日か……
あれ?全員出るために最低15年は必要じゃね?
21:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2012/02/04(土) 20:40:00.96 ID:rorBO44G0
一方通行「オマエはバカなの? それともアホなの?」
上条「違うんだよ! だって御坂が来るなんて旅行当日まで知らねーんだもん俺! 集合場所行ったらいるんだもん!!」
上条「そっから帰るなんてできねーじゃん!! しょーがねーじゃん!!」
一方通行「ちなみに何回くらいそーゆーケースがあったンだ?」
上条「えーと……」イチ、ニィ、サン…
一方通行「数えてるよ!! 一度じゃねェのかよ!! 学べよ!!!!」
上条「どうしろってんだーー!! 事前に『まさか御坂は来ないですよね?』って聞けってかーーッ!! 出来るかそんな空気悪くなることぉーーーッ!!」
一方通行「……もォ聞くのも怖ェが一応聞いとこう」
一方通行「そンで……オマエは『無事』だったのか?」
上条「…………」
一方通行「何か黙ってるしィィィィイイイいいいいいいいいいいい!!!!!!」
23:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2012/02/04(土) 20:49:32.36 ID:rorBO44G0
上条「正直に言えば、何回か多分薬盛られた」
一方通行「オゥフ。まさかあれか、あの誰でもいいモードになるやつか」
上条「誰でもいいモードになるやつだ」
浜面「アクセラちゃんが襲われそうになったってやつ?」
上条「………」
一方通行「ヤベ、思い出したら吐き気がしてきた」
上条「あの時はホンマすいませんっした」
一方通行「いい。つか忘れさせろ。二度と話題にあげンな」
浜面「はーい、てへぺろ☆彡」
一方通行「……」カチッ、
浜面「はーい、チョーカーのスイッチ入れるのやめてシャレになってないからマジ怖いから」
一方通行「……ンで? まさかヤっちまったのか?」
上条「いや、それは大丈夫。その時は一緒に行ってた男に力づくで止めてもらってた」
浜面「おぉ、上条を力づくで抑えれる奴がいんの? あの時は俺でも無理だったぞ?」
一方通行「そォいや、男がいるンだったな」
上条「さすがに男が上条さん一人ならそのサークルにも入ってませんよ」
一方通行「懸命だ」
浜面「男だれ?」
上条「削板軍覇ってんだけど」
一方通行「あァ…」
浜面「んー? 何か聞き覚えあるんだけどな、誰だっけ?」
一方通行「元七位」
浜面「あー」
25:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2012/02/04(土) 20:54:23.27 ID:rorBO44G0
浜面「そりゃー止めれるわな」
上条「かなり手加減無しでボッコボコにしてくるんだよアイツ。まぁ、ありがたいんだけど」
一方通行「つーか、元七位が大学行ってンのかよ…全然イメージと違うンだけど」
上条「いや、アイツ勉強すればそれなりに出来るんだぜ実は」
一方通行「はァン…意外だねェ……」
上条「夢は体育教師なんだってさ」
一方通行「それはイメージ通りだわ」
浜面「ってか体育大学行けよ……」
上条「知らなかったんだって」
浜面「馬鹿じゃん……」
26:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2012/02/04(土) 21:04:13.36 ID:rorBO44G0
上条「とまあ、そんな大学生活ですよ」
浜面「誘惑多くて大変ね」
一方通行「つーか泊まりの旅行とかは流石に断れよ、これからは」
上条「いや、やっぱバイト紹介してもらった義理とかあるし……」
浜面「インデックスちゃんは何て言ってんの?」
上条「それが、むしろ行ってきなさいって感じなんだよ。俺の大学生活の重荷にはなりたくないんだってさ」
浜面「何それ泣ける。正妻の余裕も感じる」
一方通行「そンだけ信じられてるってこった。テメエが今後どォしよォが俺ァ知ったこっちゃねェが、その辺のことはしっかり考えて行動するンだな」
上条「ああ…わかってるよ」
浜面「でもぶっちゃけ、あんな可愛い子達にそんな熱烈に迫られたらぐっとくるもんあるよな」
上条「んん?」
浜面「美琴ちゃんとか超絶スタイルいいし、美人だし、甲斐甲斐しいし……」
上条「浜面さん浜面さん?」
浜面「正直ムラムラはしちゃうだろ?」
一方通行「何かいらンこと言い出したぞこのアホ」
27:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2012/02/04(土) 21:10:38.01 ID:rorBO44G0
浜面「いや、マジのぶっちゃけトーク。お前がインデックスちゃん一筋ってのは分かってるけどさ」
浜面「でも、男として、そんな風に女の子に迫ってもらえるのは悪い気分じゃないし、ましてやそれがあんな可愛い子達だってんなら、ムラっとするよな」
一方通行「それを確認してどォしてェンだテメエは」
浜面「な? な?」
上条「……まあ、正直言うと、そりゃ、まあ」
浜面「だよな!!」
一方通行「何で嬉しそうなンだテメエは」
浜面「エロトークだ!! こっからエロトークの時間といこうぜ!!」
上条「唐突だなオイ!! まあ、やぶさかではないけども!!!!」
一方通行「オイオイそれじゃ今度は俺が置いてかれンだろォが」
浜面「性欲ないからってか!? 嘘つけッ!!」
上条「経験ないからってか!? 嘘つけッ!!」
一方通行「うざァ~い何このテンション」
28:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2012/02/04(土) 21:16:06.77 ID:rorBO44G0
二時間後―――――
上条「んじゃ、俺そろそろ帰るわ。インデックスも待ってるし」
一方通行「ン。オマエは帰ンなくていいのか?」
浜面「今日は俺一人の日だから無問題。一方通行の家で飲むことは伝えてるし」
上条「じゃ、悪いけどお先するぜ。お疲れー」
一方通行「オゥ」
浜面「お疲れ~」
一方通行「……」
浜面「……」
一方通行「……オマエよォ」
浜面「ん?」
一方通行「三下のこと、少し煽ってたよな?」
浜面「ん~、まあな」
31:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2012/02/04(土) 21:29:06.93 ID:rorBO44G0
一方通行「何でだ?」
浜面「ぶっちゃけトーク?」
一方通行「ぶっちゃけトークだ」
浜面「……こんなこと言うとすげえ情けねぇんだけどさ……ほら、俺ってさ、いわゆるハーレムっての? そんな状態なわけじゃん?」
一方通行「あァ」
浜面「それがまともじゃないってことぐらいわかってるし……そこらへんもしっかり納得した上でこの道を選んだんだけど…やっぱちょっと、後ろめたい気持ちもあるわけよ」
一方通行「……」
浜面「……もう全然連絡なんかとってねえけど、当然親に報告なんて当然出来ねえし……幸せだよ? 幸せだけどさ……やっぱ、このへんの気持ちを共有してくれる男ってのはいないわけだ、これが」
一方通行「だからってオメエ、三下を唆すのは違ェだろ」
浜面「わかってるよ。だからそんな露骨に勧めたりはしねえ。精々今日みたいに突っつく程度にするさ。ただまあ……」
浜面「正直に言うと、俺はどっちかっていうと、今も上条を諦められない美琴ちゃん達の方に肩入れしちまってるんだ」
一方通行「…………」
浜面「…………ま、そんな感じだ」
一方通行「……そォか」
浜面「あぁ……」
一方通行「…………まァ、好きにしろ。結局どォいう道を選ぶのか、決めるのは三下だ」
浜面「お前もどうだ? ハーレム。楽しいぞ~? ウッハウハだぞ?」
一方通行「ハッ、馬鹿かテメエ。俺にそンな楽しげなモン築く権利があると思ってンのか」
32:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2012/02/04(土) 21:36:45.44 ID:rorBO44G0
上条「ふ、不幸だ……」ギィ…
浜面「あれ?」
一方通行「あン? 何で戻ってきてンだテメエ」
上条「さ、財布を落として……探し回ってる間に終電過ぎちまったのですよ……うぐぐ」
一方通行「オマエホントついてねェなァ……」
上条「あ、あくせられーた様!! お願いがございましてございます!! 今晩泊めていただけないでしょーか!!」
一方通行「帰ったほうがイインじゃねェのか? タクシー代なら出してやンぞ?」
浜面「いいじゃねえか!! インデックスちゃんの許可はとったんだろ? 今日は夜通し飲み明かそうぜ!!」
上条「財布を無くしてヤケクソ気味の上条さんはとことん付き合う覚悟ですよ!! くそーー!!」
一方通行「家主の許可取る前に決めてンじゃねェ。まァ、いいケドよォ」
浜面「ほんじゃま、あらためまして」
上条「おうッ!!」
一方通行「ヤレヤレ……」
上条・一方通行・浜面「カンパーーーイ!!!!」
33:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2012/02/04(土) 21:40:35.28 ID:rorBO44G0
というわけでとりあえずプロローグ的なの終了
前回の話から続ける気なんて最初はサラサラ無かったんだけど 何か色々妄想してたらこの設定捨てるの勿体なくなってきちった
SS速報で書くのは初めてだ どうぞよしなに
内容としちゃあ、こういう日常的なやつとかシリアスな奴とか暇なときにぼちぼちやってく予定ー
今日はもうちょい書く予定 とりあえず今から飯食って風呂入る
34:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/02/04(土) 21:43:35.98 ID:1HFG2ZMIO
おつ
かなり期待
36:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大分県):2012/02/04(土) 21:44:51.28 ID:EdPgJ/mG0
前作も前々作も何回も読み直したお気に入り作品だっただけに続編はすげえ嬉しい
今後に期待してるんで好きなように書きまくって欲しい
43:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2012/02/04(土) 23:32:27.92 ID:rorBO44G0
<とある世界の1week>
―月曜日―
浜面「はい、はい、了解しました。近々ご挨拶に伺わせていただきます。いえ、そんな、とんでもない」
浜面「……はい、はい。期日には余裕を持って…はい、それでは」ガチャンッ
麦野「先方からの催促?」
浜面「それプラス懇親会の誘い。まあ断るわけもいかないしな、受けたよ」
麦野「……何曜日?」
浜面「心配すんな。木曜に調整してもらうよ」
麦野「勘違いすんな、別に心配なんかしてねえよ。……どうしても日程が取れないなら、かまわないから月曜にしろって言いたかっただけだ」
浜面「……さすがは我が社の副社長ってところか?」
麦野「ガキじゃねぇんだ、物事の優先順位くらいつけれる」
浜面「お前のそういうところ、正直マジで助かってる。ありがとな、麦野」
麦野「……ふん」
浜面「今日七時には上がれるよな? 飯、どうする?」
麦野「帰って作んのは正直だるい。帰りにどっか寄ろ」
浜面「りょーかい。こないだ中華のおいしい店見つけたんだよ。そこ行くか?」
麦野「悪くはないわね。……精がつくもん食べさせなさいよ?」
浜面「……明日も仕事だから、お手柔らかにね、麦野さん?」
麦野「さーて、どうしよーかにゃーん? 正直今週はエロオヤジの相手ばっかしててストレス溜まってんだよねー」
浜面「が、頑張ります……あ、麦野」
麦野「なに?」
浜面「エロオヤジについては詳細聞かせろよ。場合によっちゃ『対応』考えなきゃなんねえから」
麦野「……うん」
45:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2012/02/04(土) 23:46:46.60 ID:rorBO44G0
―火曜日―
上条「軍覇ー」
削板「どうした上条!!!!」
上条「声でかい! 皆見てるでしょ!!」
削板「んなっはっは!! 気にすんな気にすんな!! 人間ちっちぇえぞ上条!!」
上条「俺は人並みに羞恥心持っとるだけだ!! ったく……」
削板「んで? どした?」
上条「お前今日昼飯どうすんの?」
削板「午後は講義もないからな! ウチに帰って昨日作った根性チャーハンの残りを食うつもりだ!!」
上条「そっか、学食行くなら一緒にって思ったんだけど」
削板「すまんな!! 根性チャーハンなんて言っときながら、今日食わないと傷んじまうんだ!! ったく、とんだ根性なしだぜ!!」
上条「食材に根性を求めるな。んじゃ、今日のところはこれでお別れだな。お疲れ」
削板「オレはまったく疲れちゃいないがな!! あばよ、上条!!」ダァン!
上条「音速の二倍の速度で帰るな普通に帰れ!! つってもこの声より早く動いてるからこの声絶対届かないんですけど!!!!」
ゴ バ ッ ヒ ュ ゥ ゥ ゥ ゥ ! ! ! ! ! !
上条「おうふソニックブーム!!!!」
??「キャアッ!!」ブワッサァ!
上条(おうふ! 白!!)
吹寄「ひゃああッ!?」スカートオサエ
上条「ぎゃあ吹寄!?」
吹寄「上条当麻……! 貴様という奴は……!」ワナワナ…
上条「ええ!? 俺!? 違うじゃん!! どう考えても今の俺悪くないじゃん!!」
吹寄「も、問答無用だこのスカポンタンッ!! 記憶を失え~~~~ッ!!!!」ズガァッ!
上条「ぎゃああ!! 講義の内容が飛んでいく!!」
46:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2012/02/05(日) 00:02:48.79 ID:l/aSnos70
―水曜日―
絹旗「んにゃああ~~!! 今日も超疲れました~~~!!!!」バターム
絹旗「シャワーシャワー何よりもシャワー!! 今日は浜面が来る日ですからね! 超気合入れて汗の匂い落とさないと……」
浜面「おう絹旗、おかえり~」
絹旗「ふにゃあぁぁぁああああああああ!!!! 何でもう居るんですか浜面!!」
浜面「いや、仕事早く終わったから……」
絹旗「何で現場作業員より社長の方が仕事終わるの早いんですか! もっと超仕事しなさい浜面!!」
浜面「いや仕事してるっつの。今日はたまたまだよ」
絹旗「ぎゃああ!! 近寄るな近寄るな!! 私の半径2m以内に近づくなッ!!」
浜面「がーん」
絹旗「あ、や、超違いますよ浜面。そういう意味じゃなくって……」
浜面「いや、ごめん…俺が何か気に障ることしたんだよな? 今日のところは出直すわ……」トボトボ…
絹旗「だから違うんですって!!」
浜面「?」
絹旗「その…私今、超汗臭いから、その……」
浜面「………」
浜面「にや~ん」
絹旗「な、何ですかその超気持ち悪い笑みは」
浜面「絹旗、世紀末覇王浜面様の知られざる真実のひとつを教えてやろう」
絹旗「そ、それは…?」ドキドキ…
浜面「実は俺、匂いフェチなんだ!!」ドンガバチョッ!
絹旗「ほわぁぁぁあああああああああ!!!!!! ぎゃあぁぁぁあああああああああああああ!!!!!!」
浜面「ん~!! 全然臭くなんかないぞ絹旗!! その証拠にほら! 俺このまま深呼吸だって出来ちゃう!!」
絹旗「んぎゃあああああああああああああああ!!!!!! 離れろぉぉぉぉおおおおおお!!!! マジでぇ!! 超マジでぇぇぇえええええええ!!!!!!」
浜面「くんか!! くんか!!」
絹旗「ほわぁぁぁぁあああああああああああああ!!!!!!」
メ ッ コ シ ! ! ! !
浜面「……あ痛ぁ…」
絹旗「自業自得です!! 超クソ浜面ッ!!!!」
47:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2012/02/05(日) 00:18:29.11 ID:l/aSnos70
―木曜日―
―――よろず屋『一方通行』にて
一方通行「くァ……」
番外個体「だらしないあくびしちゃって」
一方通行「暇なンだからしゃァねェだろ」
番外個体「外出て呼び込みするとかさー、何かそういう営業努力とかしたらいいじゃん?」
一方通行「オマエがやれスカポンタン。何のために給料払ってると思ってやがる」
番外個体「む、人のことタダ飯食らい呼ばわりすんのやめてくれる? ミサカ不愉快すぎて吐いちゃいそうなんだけど」
一方通行「そンで、汚物の片付けってェお仕事追加か? 自分で仕事を作るなンて社員の鑑だな。泣けてくンぜ」
番外個体「かっちーん☆ 分かったよ。ミサカがタダ飯食らいじゃないってこと、証明してあげる。お客さんを唸るほど連れてきてあげるよ」
一方通行「おゥ行け行け。客一人連れてくる毎に時給200円ずつアップしてやらァ」
番外個体「ふん、ミサカが太もものひとつやふたつ晒せば客の一人や二人ほいほい釣れちゃうんだから。見てなよ」
一方通行「待て待て待て待て。やっぱオマエは外出禁止だバカヤロウ」
番外個体「にっひひー」
一方通行「……ンだそのツラァ」
番外個体「ミサカの太ももがその辺のオヤヂに見られるの我慢出来ないんだ? じぇらしー? ねえそれじぇらしー?」
一方通行「ハイハイじぇらしィじぇらしィ。いいから茶ァ入れろ役立たず」
番外個体「とびっきりビターなコーヒー煎れてやるよん。んふふ」
カツン、カツン
番外個体「およ、足音。お客さんかな?」
一方通行「茶の数をひとつ増やしとけ」
番外個体「あいさー」
ギィィ……
??「よう、仕事を持ってきたぜ」
一方通行「ワーストォ、やっぱ茶はいらねェ」
??「いいのか? ひと仕事の前に一服ってのは大事だぜ?」
一方通行「っせェよ。どうせまたにっげェ仕事持ってきたンだろが」
土御門「ま、その通りなんだがな。頼むぜ、よろず屋さん」
49:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2012/02/05(日) 00:29:02.50 ID:l/aSnos70
―金曜日―
浜面「んなー」ゴロゴロ
滝壺「ん~~」ギュ~
浜面「滝壺さ~ん。おっきなおっぱいが顔に当たってますよ~?」
滝壺「あててんのよ」
浜面「おうふ」
滝壺「……萌えた?」
浜面「勃起した」
滝壺「ほんとにはまづらは……ムードがない」
浜面「いや、だってね、こんなに魅力的なおっぱいをね? 顔にぐりぐりされたらね? 男なら誰だってこうなるよ」
浜面「しかも滝壺さんあんたノーブラじゃないのぉぉぉおおおおおおおお!!!!」
滝壺「ブラ窮屈。嫌い」
浜面「サイズ合ってねえんじゃねえの?」
滝壺「……わかんない。麦野と同じサイズのブラ使ってるはずなんだけど」
浜面「……いや、自覚しようぜ滝壺。お前のおっぱい麦野よりでっけえから」
滝壺「そうなの?」
浜面「自分で気づかんの!?」
滝壺「そんなまじまじと見比べたことない。……はまづらはおっきなおっぱい、好き?」
浜面「大好物っす」
滝壺「………」
浜面「……あれ? 呆れちゃってる?」
滝壺「ううん、大丈夫だよはまづら。私はそんなあけすけなはまづらを」
滝壺「愛してる」
50:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2012/02/05(日) 00:38:08.39 ID:l/aSnos70
―土曜日―
一方通行(土御門が持ってきた案件、うまくいきゃ今日中にカタがつきそうだなァ)
一方通行(あとはまァ、番外個体がもって帰ってくる情報次第かね……)
一方通行「コーヒーでも飲むかァ」
??「では、私の分も頼むよ。一方通行」
一方通行「……魔術だかなんだか知らねェが、イチイチ気配消して入ってくンのやめろ。心臓に悪ィんだよ」
バードウェイ「おやおや、そんなナイーブな心臓などしていないくせに。罪悪感など植え付けて、お前は私をどうしたいのだ?」
一方通行「どうかしたいってンなら、年上への礼儀ってのをキッチリ教えこみたいね」
バードウェイ「やれるものなら、それは私からも是非お願いしたいな」
一方通行「……チッ、砂糖はいくつだァ」
バードウェイ「いい加減長い付き合いなんだ。私の好みくらい覚えてくれよ。砂糖は三つ、クリームは無しだ」
一方通行「どォでもいいこたァすぐ忘れるタチなンだよ、俺ァ」
51:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2012/02/05(日) 00:50:59.61 ID:l/aSnos70
一方通行「ンで? 今日は何しに来たンだよ」
バードウェイ「なんだ、用がなくては来てはいけないのか?」
一方通行「当然だろォがバカタレ。こっちは仕事してンだよ。テメエと違って暇な訳じゃねェンだ」
バードウェイ「別に私も暇なわけでは無いんだがな……しかし、寂しいことを言うなよ一方通行。私たちは共に戦場で肩を並べた仲だろう」
一方通行「戦場で一緒にいただけで仲良くなれりゃ、俺ァ今頃友達一万人突破してらァ」
バードウェイ「まったく素直じゃないな。ふむ、これがジャパニーズ・ツンデレというものか」
一方通行「…………」
バードウェイ「こうして二人で居ると思い出すなぁ一方通行。ハワイでのグレムリン討伐を皮切りに、我々は共に数多くの戦場を駆け抜けた」
一方通行「……ンなことイチイチ覚えてねェよ。日常すぎてな」
バードウェイ「これはいつか語った話だが……何気にな? 誰かと肩を並べて戦うというのは私にとって稀有な経験だったのだよ」
バードウェイ「まぁ、ほら、私ってさ、魔術師としてはトップクラスなわけじゃん?」
一方通行「うぬぼれの強いこった」
バードウェイ「事実なのだからしょうがない。そんなわけだから私は、常に先頭に立ち、常に誰かをその背にかばって戦ってきた」
バードウェイ「だから…重ねて言うが、稀有な体験だった。そして心地よい体験だった。誰かと『肩を並べて戦う』というのはな」
バードウェイ「今のところ、私にそんな経験をさせてくれたのはお前だけなんだよ、一方通行」
一方通行「……あァ、そりゃ光栄だ」
53:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2012/02/05(日) 01:05:58.97 ID:l/aSnos70
バードウェイ「というわけでまぁ、何しにきたのかと問われれば、得難い経験をさせてくれたお前にお礼をしに来たのだ」
一方通行「またそれか。毎度毎度、余計なお世話だっつってンだろ」
バードウェイ「まあいいじゃないか。人の厚意は素直に受け取っておけ。今回の件にしたって、本当のところ欲しいだろう?」
一方通行「あァ?」
バードウェイ「『もう一つの法則』の力が」
一方通行「……いらねェよ。うまくいきゃ、今日中にカタがつく」
バードウェイ「十中八九うまくいかないよ。いや、番外個体だったか? 彼女を見くびっているわけじゃない。気を悪くしないでくれ。だが、これは純然たる事実なんだ」
一方通行「それならそれで構やしねェよ。仕事の段取りをチッと増やすだけだ」
バードウェイ「皆まで言わせるな。手伝わせろと言ってるんだよ一方通行」
一方通行「………」
バードウェイ「私だってな、決して暇なわけじゃない。みっちみちに詰まったスケジュールの合間を縫ってここに顔を出しているんだ」
バードウェイ「その意味を……上条当麻じゃあるまいし、お前なら容易く汲み取れると信じているんだがな」
一方通行「さっぱりわかンねェよ。わかる気もねェ。だがまァ、手伝いたいなら好きにしろ。働きにあった報酬もくれてやる」
バードウェイ「……つれないな、一方通行」
一方通行「………」
バードウェイ「それともあれかな? 四年経ち、それなりに成長してしまった私の体はお前のストライクゾーンを外れてしまったのかな?」
一方通行「しばくぞクソガキ」
54:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2012/02/05(日) 01:16:19.28 ID:l/aSnos70
―日曜日―
上条当麻バイト中……
上条「えーと…これがあっちで……あれがこっち……」
上条「ふぅ……これで今日のノルマ終わり!」
店主「上条君お疲れー。これ今日の分ね」
上条「ありがとうございまーす!!」
上条当麻帰宅中……
上条「いや、しかし、たった四時間で五万円……しかも現金支給……」
上条「やってる仕事は倉庫内のよくわからん備品をあっちへやったりこっちへやったり整理するだけ……」
上条「何か条件よすぎて逆に不安になってくるな。まあ、つってもおいしすぎるから辞められないんだけど」
上条「なーんか、悪いことに利用されてたりしないだろうなぁ」
店主「あ、もしもしー? 依頼人の方? 曰くつきの品、解呪済みましたよー。えぇ、えぇ、じゃ、成功報酬300万、来月までに振込みお願いしますねー」
上条「まあ、考えてたって仕方ないか! よーし待ってろインデックス!! 今日は奮発して国産牛買って帰っちゃうぞ~!!」
55:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/02/05(日) 01:21:49.33 ID:zo0lNJWIO
57:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2012/02/05(日) 01:34:39.38 ID:l/aSnos70
―――とある大学の、とある部室
雲川「さて、第27回『上条王国建国のための第一歩』会議を始めるわけだけど」
御坂妹「わー」
ミサカ11020号「どんどんぱふぱふ」
雲川「直近のイベントと言えば花見だな。これを何とかして活かしたいところだけど」
美琴「雲川さん」
雲川「どうした美琴。意見があるなら述べることを許すけど」
美琴「ありがとうございます。今度の花見の時は、少し目先を変えていきませんか?」
雲川「というと?」
美琴「私たちは今まで、酒を飲ませたりだなんだと、あいつ自身に攻勢を仕掛けていたわけですが……」
御坂妹「そうですね、それで我々はことごとく失敗している、とミサカは過去の作戦を振り返ります」
美琴「これまでの作戦でも、何度かアイツの理性を破壊する直前までは進捗している。でも、それでも、最後の一線を超えることはできない。それは何故か」
雲川「答えるまでもない。彼の強固な意思故だ」
美琴「ではその意思の根底にあるものは?」
雲川「……成程、インデックスへの罪悪感、か…」
美琴「仮定の話ですが、もしインデックスが『浮気してもいいよ』と許可を出せばどうなると思います?」
雲川「将を射んと欲すればまず馬から…か。考えてみれば、それが常套手段ではあるけれど」
御坂妹「お姉様の頭の冴えに、ミサカはただただ感服して頭を垂れます」
ミサカ11020号「して、具体的にどういった行動に出れば? とミサカは当日の段取りを確認します」
美琴「とりあえずインデックスを酔わせてみましょ?」
御坂妹「わっほう大雑把! お姉さま素敵!!」
雲川「ま、細部をつめるのは私の役目だ。そこらへんは任せておけ」
インデックス「ふぇっくしょっ!!」
上条「インデックス、風邪か?」
インデックス「うう……何だか悪寒がするんだよ……」ブルブル…
<とある世界の1week> とりあえず終了
59:
1:2012/02/05(日) 01:39:09.27 ID:l/aSnos70
もうそろそろ寝なきゃーと思って巻きでやってたらガチで姫神のこと忘れてたよ! 食堂で上条さんと絡む予定だったのに! ごめんね姫神!
一方通行×バードウェイは最新刊読んで仲いいなオイ!!って思ったから
バードウェイとの絡みを入れたら打ち止め出す暇なくなっちった! ごめんね打ち止め!!
ま こんな感じでぐだぐだ行くんで よければお付き合いくださいな
60:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/02/05(日) 01:39:58.58 ID:nqxw7WzLo
乙
前作2つとも読んだから楽しみなんだよ!
71:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/02/05(日) 06:06:16.58 ID:VRqyNW3IO
乙!相変わらず面白い!
バードウェイいいね~
でも、上条さんにハーレムを唆す浜面にはガチで引いた。
64:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2012/02/05(日) 01:58:11.96 ID:4cXIwYP3o
上条さん、俺は信じてるぞ…
65:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県):2012/02/05(日) 02:04:29.29 ID:OyYLSANC0
なんだかなあ
100:
◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/06(月) 20:59:45.48 ID:M6Lxi8040
雲川「という訳で、次の我々の活動は花見ということにあいなったわけだけど」
吹寄「どういう訳なのかちっともさっぱりわかんないですけど」
姫神「でも。悪くない。むしろいい提案。……今はとても桜が見頃」
雲川「うん、さすが秋沙は風流というものを解している。巫女服が似合うだけはあるな」
姫神「それは。あまり関係ないと思う」
雲川「当日は巫女服を着てくるのをオススメするけど。そのほうが男共も喜ぶ」
姫神「……そうなの?」
上条「そんなことより質問があるのですが!!」
姫神「流された。泣ける」
雲川「ふむ、発言を許そう」
上条「その花見には俺たち以外に誰かが来る予定なんでしょうか!?」
雲川「ふふふ、勘がいいな。確かにサプライズ・ゲストを呼ぶ予定だけど」
上条「そのゲストが誰なのか教えてもらうわけにはいかないでしょうか!!」
雲川「それを言ってしまってはサプライズにならんだろう」
上条「うわーいやっぱりそうですか! 軍覇ーーッ!!」
削板「何だ上条ッ!!」
上条「お前も来るよな!? 来てくれるよな!?」
雲川「お前は来んよな? というかお前に雅な花見なんぞ似合わんぞ?」
姫神「『花よりだんご』の典型。略して花んご」
吹寄「ぶふっ! な、何故略した…!」プルプル…
削板「何だ!? オレはもしかして今馬鹿にされているか上条!!」
上条「おちょくられているのは確かだ軍覇!!」
101:
◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/06(月) 21:07:14.26 ID:M6Lxi8040
雲川「それで? どうするんだ花ンゴ」
削板「ええーい!! ここまで馬鹿にされて引き下がれるかってんだ!! オレがどれだけ雅を解する男なのか、お前らに見せつけてやるぜ!!」
上条「その馬鹿さが素敵! 頼りになるぜ軍覇!!」
削板「あれ? お前も今オレを馬鹿にしたか? 上条」
上条「気のせいでございますよ削板さん。あ、肩揉みましょうか?」
雲川「ちっ…」
吹寄「まあいいじゃないですか。こういった席は大勢の方が楽しいですよ」
姫神「それに。荷物運びに場所取り。ソギーの使いどころはたくさんある」
雲川(こいつらはやはり上条当麻に対してのハングリーさがやや欠けているなぁ……)
102:
◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/06(月) 21:19:29.50 ID:M6Lxi8040
―――よろず屋『一方通行』
上条「という訳でまず間違いなく美琴さんが来るものと思われます」
一方通行「……で?」
上条「どうしましょ?」
一方通行「知るかボケ」
上条「助けてくださいよアクセラさぁぁぁぁん!!!!」
一方通行「脳天気に学生やってるテメエらと違って忙しいンだよこっちは。今も三件処理待ちの依頼抱えてる」
上条「あ、商売繁盛おめでとうございます」
一方通行「ありがとォ」
上条「あ~…でもマジで不安だよ。次はどんなことされるのか……一応軍覇もいるからいざという時はなんとかなるだろうけど」
一方通行「まァ、事前にちゃンと確認取ったってのは成長したな。こうやって対策練れるじゃねェか」
上条「この間お前らに言われてから上条さんもちゃんと考えるようにしたんですよ」
一方通行「当日風邪ひいたことにして休めよ」
上条「いやそれは…余りに不誠実というか……」
一方通行「面倒くせェ性格しやがって」
上条「それに仮病バレたら今後すげぇ気まずくなるだろ」
103:
◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/06(月) 21:31:25.83 ID:M6Lxi8040
一方通行「したらアレか。参加するのは確定した上で、傾向と対策を考えなきゃならンってワケか」
上条「そういうことになりますねぇ~」
一方通行「とりあえず一番マジイのはこの間無人島行った時みてェな手段取られた場合だろ」
上条「そうだな。そうなった時の抑止力が軍覇一人しかいないっては不安だよ。だから一方通行に……」
一方通行「要は薬盛られなきゃいいワケだろォが。なら話は簡単だ」
上条「え!? なになに!?」
一方通行「まず酒は飲むな。その席で出てくる全ての飲みモンを警戒しろ。飲みモンだけじゃねェ、勿論コップもだ。マイコップを持っていくくらいの周到さは必要だ」
一方通行「そンで、出てくる食いモンに先に箸はつけンな。必ず誰かが口をつけて、薬の有無を確認してから食うンだ」
一方通行「薬塗った針みてェなモンを飛ばしてくる可能性もある。幸いオマエにゃ右手があるから、テレポートで直接体にぶち込まれるってこたァねェが、常に周囲に気を配れ。神経を研ぎ澄ませ。かつてくぐり抜けた戦場を想定しろ」
一方通行「……現地で取れる対策っちゃァ、こンなモンか」
上条「…………」
上条「た、楽しくねぇぇぇえええええええ!!!!!!」
104:
◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/06(月) 21:41:09.76 ID:M6Lxi8040
上条「何なのその警戒レベル!! 俺は何なの!? 大統領なの!?」
一方通行「そンくれェやりかねねェ女ってのはもう嫌ってほど知ってンだろォが」
上条「ううぅ…やるっきゃないのか……あ、そうだ。浜面くんにも声かけてみよ」
一方通行「………」
上条「あれなにその微妙な顔」
一方通行「……アイツが果たして戦力になるかねェ」
上条「男の数は多いに越したことはない!! じゃ、俺そろそろ帰るわ。仕事邪魔して悪かったな」
一方通行「ま、健闘を祈っておいてやるよ」
上条「サンキュ、そんじゃ!」バタン…
一方通行「…………」
一方通行「……あァ~もう!! ったくメンドクセェな!!」カチャ、ピ、ピ
一方通行「………」prrr、prrr
番外個体『は~い、もしも~し』
一方通行「スケジュールの繰り上げだ。オマエが今やってる仕事、今日中に終わらせろ」
番外個体『はぁ~? 別に出来なくはないけど、何で?』
一方通行「しゃァねェだろ。もう一件依頼が増えたンだよ」
105:
◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/06(月) 21:50:41.99 ID:M6Lxi8040
―――花見当日
削板「おーう! こっちだこっち!!」
姫神「わあ…綺麗。すごくいい場所。よくこんな所取れたね」
削板「がはは! なんせ根性出して朝二時にはここに来てたからな!!」
姫神「それ朝って言わない。夜。深夜。ってか丑三つ時。怖くなかった?」
削板「死んでなおぐだぐだと恨み辛みを吐き出してるような根性ナシを恐れる必要がどこにある!」
吹寄「とりあえず、お疲れ。ほら、飲め。この間通販で買った精力ドリンクだ」
雲川「精力ドリンクとはエロいな吹寄。何アピールだそれは」
吹寄「ば、馬鹿いってるんじゃない!! そういうアレで渡したんじゃないわ!!」
削板「ん? そーゆーアレってどーゆーアレだ?」
吹寄「セクハラ禁止だ大馬鹿者ッ!!!!」バチーン!
削板「オウフッ! い、今のはきいたぞ吹寄!!」
上条「せんぱーい、車にあった荷物ここに並べときますよー?」
雲川「うん、ありがとう」
106:
◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/06(月) 21:56:50.12 ID:M6Lxi8040
上条「……」キョロキョロ
吹寄「ん? 何をキョロキョロしてるんだ上条当麻」
上条「いや、ほら、ゲストってまだ来てないのかなってさ」
雲川「やれやれ、そんなに期待されてはこちらも呼んだかいがあるというものだけど。もう少しで到着すると先程連絡があった」
雲川「そろそろ来るころだと思うけど」
アー、イタイタ アソコダワ アソコ!>
雲川「お、噂をすれば、という奴だな」
美琴「こんにちはー! 今日はよろしくお願いします!」
上条「やっぱりな!!!!」
107:
◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/06(月) 22:06:48.86 ID:M6Lxi8040
美琴「なによ、ちょっとはびっくりしなさいよ。サプライズしがいのない奴ね」
上条「驚けるか! もう何度目だよこのパターン!!」
吹寄「こんにちは美琴ちゃん。やっぱりあなたも来たのね」
美琴「すいません、お邪魔じゃなかったですか?」
姫神「全然。そんなことない」
削板「おう第三位!! また会ったな!」
美琴「その呼び方やめなさいよ第七位。私には御坂って名前があるんだから」
削板「がっはっは! 悪い悪い! まだ慣れなくてな!」
上条「ほらもうすっかり馴染んじゃってるし!」
雲川「まだまだこれからだよ上条。ゲストは一人だけじゃない、まだまだこれからが本番だ」
上条「いーよもう見なくてもわかるよ『ミサカは~』って言う奴が来てんだろどうせぇ!!」
御坂妹「どうも皆様お久しぶりです、とミサカはお姉様に続いて皆様と挨拶を交わします」
上条「ほーらやっぱりだ!! ちょっとは予想裏切れよ逆によぉぉぉぉおおおおおおお!!!!!!」
113:
◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/06(月) 22:21:14.85 ID:M6Lxi8040
吹寄「うるさいぞ上条。なーにを一人で盛り上がってるんだお前は」
御坂妹「ミサカの登場でそれほどテンションを上げてもらえるとは、とミサカは久しぶりに勝機を感じてガッツポーズをせざるを得ません」
姫神「はいどうどうどう。水。飲む?」
上条「お気遣いありがとう。でも大丈夫だ姫神。上条さんはマイ水筒を持って来たからな!!」
御坂妹「ミサカ盛大に転びました!!!!」ドンガラガッシャーンバガーンパリーン!
上条「あぁぁぁああああああああ上条さんのマイ水筒(¥980)がぁぁぁぁあああああああああ!!!!!!」
御坂妹「やっちゃいましたてへぺろ、とミサカは可愛く舌を出します」
上条「奮発して買った奴だったのに……!!」ポロポロ…
削板「お、おいマジ泣きすることもないだろ。本人は悪気ないって言ってるじゃねえか」
御坂妹「めんごっ☆」
上条「悪気しか感じられないッ!!!!」
美琴「妹の不始末は私が弁償するから勘弁してやってよ、ね?」
雲川「そもそもこういった席で飲み物を持参するとは、KYにも程があるけど」
上条「ち、ちくしょう……」
インデックス「いいよ、とうま。まだ今月はお金に余裕あるし、新しいの買お?」
上条「うぅ……ありがとうインデックス」
インデックス「うん」
上条「…………」
インデックス「ん?」
上条「おわぁぁぁぁぁぁああああああああ!!!!!!!!!」
インデックス「きゃああああああああああああああ!!!!!!」
119:
◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/06(月) 22:39:57.71 ID:M6Lxi8040
インデックス「な、なに!? どうしたのとうま!?」
上条「何でぇ!? 何でインデックスがここに居んのぉ!?」
インデックス「さっきみことに誘われたんだよ」
上条「!?」
美琴「……」グッ!
上条「いやぐっと親指立てられても!! なになにどういうこと!?」
雲川「というわけでサプライズゲストその3だけど。驚いてもらえたようで何よりだよ」
上条「驚きましたわ!! サプライズ過ぎますわ!!」
上条(なんだ!? 美琴の方からインデックスを連れてくるなんて初めてのパターンだぞ!?)
上条(美琴たちの狙いが読めない…! 何これすっごい不安!!)ドッキンドッキン
??「オイ、そっちもォちょっと詰めろよ」
上条「あ、ハイ、すんません……って」
一方通行「……よォ、奇遇だなァ」
上条「ア、アクセラさぁぁぁぁん!!!!」
美琴「ッ!?」
打ち止め「あ! お姉様だ! やっほー! ってミサカはミサカはぴょんぴょん跳ねて自分の存在をアッピール!!」
番外個体「中学生のガタイになってその言動は見てて中々痛々しいよ上位個体」
打ち止め「は、しまった…! 嬉しくってつい…ってミサカはミサ……あーもう!!」
122:
◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/06(月) 22:56:08.36 ID:M6Lxi8040
??「すいません、ビニールもうちょいそっち広げていいっすか?」
削板「おう! いい席だからって独占するほど俺は小さい男じゃないぜ!!」
浜面「あ、あっれー? そこにいんのもしかして上条と一方通行かーー? き、奇遇だなー」
上条「その大根っぷりが素敵! 待ってましたよ浜面さぁぁぁぁん!!!!」
絹旗「ん~!! 桜が超綺麗ですね~!! 超テンション上がっちゃいます!!」
滝壺「北北西からいい匂いの電波が来てる……具体的にはイカ焼きの香り……」
麦野「……ふ~ん、急に皆で花見に行こうなんていうから、どういう風の吹き回しかと思ったら、こういうこと」
美琴「麦野……」
麦野(まだ諦めてないのねぇ……ま、ちょっとは応援してあげるわよ。美琴)
姫神「何だか。あれよあれよという間に人が増えた」
吹寄「皆貴様の知り合いか?」
上条「そうなんだよ! なあ折角だから皆で一緒にわいわいやらないか!! 人数は多いほうが楽しいだろ!?」
吹寄「私は別に構わんが……」
姫神「私も。あなたがそうしたいというなら」
削板「いいないいな! 何だかお祭りじみてきやがった!!」
雲川「……ま、いいけど。私とてそこまで狭量ではない。皆がそういうなら、千客万来、大いに結構ではないか」
雲川「お前もそれでいいな? 美琴」
美琴「私もお客の身分ですもの。どうこう言うつもりはないわ」
御坂妹「ミサカもお姉様と同意見です」
雲川「よし、それでは宴会を始めようじゃないか。飲み物と食べ物を皆に配ってくれ」
123:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県):2012/02/06(月) 22:56:27.64 ID:2M6xoxyP0
困ってる上条さんが超楽しい
126:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/02/06(月) 23:10:21.90 ID:Ce4Ym7m7o
彼女持ちとの恋を応援ってリア充的には結構ありなのか?
皆クズく見えて仕方がない
127:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県):2012/02/06(月) 23:18:23.05 ID:k0uTGVkHo
体だけの付き合いなら誰と寝たって構わないっていうカップルもいるしそんなもん
129:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/06(月) 23:24:30.75 ID:2IfsU1CF0
応援っていったって手助けする訳じゃないんでしょ。
振り向かせられると良いね、って見守ってる程度なら友人間ならあるよ。
137:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/02/07(火) 00:18:18.70 ID:0wYNuTfo0
ハーレムであれ純愛であれ幸せならなんだっていいじゃない
主人公ズがんばれ超がんばれ
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浜面「よう元童貞」一方通行「よォ現非童貞」上条「やあ、ありがとう」【後編】
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