ハヤテ「へぇ・・・ここが学園都市かぁ。」【後編】

2011-01-12 (水) 18:17  禁書目録SS   5コメント  
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旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。 (電撃文庫)


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553:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /29(水) 17:16:44.18 ID:+y2j++Nf0
土御門「ここが白凰だぜ!」



――――――――――――――――――――――――――――――――――――



雪路「転校生の土御門君です、適当に仲良くするようにー。」

土御門「始めましてだぜ!土御門元春と申しますにゃー!よろしくお願いするぜい!」

泉「わ~ぱちぱちぱち~?」



ハヤテ「・・・え?」



554:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /29(水) 17:18:12.03 ID:4C6JM7g+0
・・・え?



555:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /29(水) 17:20:42.63 ID:A2Fnj/6l0
きたか



556:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /29(水) 17:26:56.43 ID:+y2j++Nf0
土御門「ようアヤやん、久しぶりぜよ。」


ハヤテ「・・・いやいやいやいやいやちょっと待ってください!何でいるんですか!?なんで急に転校!?どうしたんですか!?そしてアヤやんってなんですかカミやんみたいに言わないでください!
貴方皆そんな呼び方ってわけじゃないでしょ!?
あと雪路先生投げやりすぎません!ボクの時はあんなにハードル上げたのに、なんでこんな普通!?そもそもマンガが違うでしょうが!!!」

土御門「最後のは言わないお約束だぜい。クロス系SSなんだからしょうがないにゃー。」

ハヤテ「そこメタ発言しない!」

土御門「先に言ったのはそっちぜよ!?」

ヒナギク「ハヤテ君、どうしたの・・・?今日ヤケにテンション高いじゃない。」

ハヤテ「ヒナギクさんは会ってるでしょうがあああああああああ!!??」

ヒナギク「えっ?えっ?何?何のこと?」

土御門「パラレルワールドで展開しているSSだから、彼女はこの前のことを覚えていなんだにゃー。だからアヤやんも能力が使えないはずにゃー。」

ハヤテ「パラレル・・・ってウソォ!?あ、ホントだ!」

雪路「綾崎君・・・転校生が来てはしゃいじゃうのはわかるけど・・・大丈夫?」

ハヤテ「先生に言われたくないですよー!!!」



559:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /29(水) 17:36:30.40 ID:+y2j++Nf0
――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ハヤテ「(何で僕は覚えてるんだろうな・・・)土御門さんは・・・何でまたここに?」

土御門「まぁ、楽しげな理由でないのは確かにゃー。あとでゆっくり話すにゃー。」

ハヤテ「成程・・・あんまり人に聞かれていいもんじゃないんですね・・・?」

ヒナギク「何何、何の話?」

ハヤテ「うわあああああああああああ!?」

ヒナギク「ひゃっ!?な、なな何!?私何かした!?」

土御門「いやいや何でもないにゃー。ちょっと男同士でエロイ話をしてたんだにゃー。」

ヒナギク「エロっ・・・!?ハヤテ君・・・やっぱりそういうのに興味あったんだ・・・。」

ハヤテ「ひっヒナギクさん!誤解です!完全に誤解です!」

土御門(待てアヤやん、ここは話を合わせておかないと、彼女も巻き込むことになるぜ)

ハヤテ「うっ・・・じ、実はそうなんです。僕エロいことに興味津々だったんです!」

一同「 ! ! ! ! ! ! ! 」

ヒナギク「ハヤテ君・・・あなたって人は・・・うぅ、ちょ、ちょっと考える時間をちょうだい・・・。」フラ



560:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /29(水) 17:39:21.13 ID:ieRro6uX0
元の学校の友人たちには二次元に生きる魔法使い見習いだと思われ、
この世界での白凰では超ムッツリだということになるのか




562:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /29(水) 17:51:39.22 ID:z9gRTrpx0
oh...



563:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /29(水) 17:55:34.92 ID:+y2j++Nf0
ハヤテ「(あれ、意外と怒られなかったな・・・ヒナギクさんのことだから、そういうの嫌いそうなのに)」

土御門「まぁこれで一件落着だにゃー」

ハヤテ「そのかわり僕は大切なものを失いましたよ・・・。」


――――――――――――――――――――――――――――――――――――
旧校舎。

ハヤテ「ここなら誰も来ませんね。(伊澄さん以外・・・。)」

土御門「助かるにゃー。流石に知らない土地はうといぜよ。」

ハヤテ「で、どうしたんですか・・・?貴方確か、多角スパイでしたよね。その任務を中断してまで、何でこんなことに?」

土御門「それがよくわからないんだにゃー。様々な噂が飛び交ってて・・・魔術師が白凰に侵入したとか、ここの関係者が持つ強力な霊装を奪う計画があるとか、もしくは科学側のスパイがいるとか・・・とにかく色んな噂があるにゃー。
まぁ、ここで『何かが起きる』可能性が高いから来てみただけにゃー。」

ハヤテ「なるほど・・・」

土御門「あと、可愛い子と付き合いたいにゃー☆」

ハヤテ「それ任務関係なさすぎじゃないですか!?欲望全開じゃないですか!・・・そうですか。ふむ。」

土御門「・・・冗談だにゃー。それよりアヤやん・・・さっきから、何を心配しているんだにゃー?」

ハヤテ「え?」

土御門「なんだかアヤやんの目は、さっきの・・・たとえばヒナギク?さんとやらなどを、一切心配していないように見えるんだぜ。」



564:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /29(水) 17:58:43.21 ID:+y2j++Nf0

ハヤテ「・・・あぁ。それですか、その・・・。」

土御門「・・・?」

ハヤテ「その・・・魔術師の方が、あんまり弱かったら・・・ちゃんと生きて帰れるかなぁと思いまして・・・。」

土御門「この学校は軍隊でも育成しているのかにゃー・・・?」



566:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /29(水) 18:07:36.83 ID:+y2j++Nf0
――――――――――――――――――――――――――――――――――――

土御門「ところで参考程度に聞くが、その『執事』の中で、アヤやんはどれくらい強いんだにゃー?」

ハヤテ「下の上くらいでしょうか。」

土御門「それが謙遜じゃなかったら戦慄すら覚えるぜい・・・。」

ハヤテ「僕はまだ姫神さんと違って『三千院奥義』も使えませんし・・・。」

土御門「姫神って・・・いや違うにゃー。あの空気がそんな大技使えるわけないにゃー。というか奥義って完全に執事の枠を脱している気がするにゃー。」

ハヤテ「いえいえ、一流の執事は皆必殺技を持ってるんですよ。」

土御門「ここでの執事の基準はなんなんだにゃー!?」

ハヤテ「今はもうないんですが・・・昔は、『執事とらのあな』というのもあったらしいですし。まぁ僕の行った所はニセモノでしたが。」

土御門「タイ○ーマスク!?」

ハヤテ「この前も野々原さんの『超爆裂炎冥斬《セーフティーシャッター》』にすごい苦戦を強いられました。」

土御門「そのルビの振り方は完全にこっちのじゃないかにゃー!?」



568:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /29(水) 18:31:24.59 ID:+y2j++Nf0
ハヤテ「そんな感じなので・・・あんまり弱い方だとかえって危険なんです。」

土御門「ヴェントクラスでようやく戦いになるといったところかにゃー。」

ハヤテ「なるべくチートのような方が望ましいですね。」

土御門「この前アヤやんがノーダメージで防ぎきったヤツらは一応学園都市最強だったんだけどにゃー。あいつらも十分チートな気がするぜよ・・・。」

ハヤテ「ゴムのように体が伸びる九尾の力を備えた死神とかいません?」

土御門「それはジャンプぜよ!?せめてサンデーからにするにゃー!」

ヒナギク「本当騒がしいわねぇ・・・何してるのよこんなところで。」

二人「うわあああああああああああああ!!!??」

ヒナギク「何よ今日は!?私なんかした!?」

ハヤテ「ヒナギクさんなんでいるんですか!?毎回毎回神出鬼没すぎじゃないですか!?」

ヒナギク「んなことないわよ!何よ、いちゃ悪いの!?貴方達何でこんなところでこんな時間まで・・・。また猥談でもしてるの?」

ハヤテ「ひっヒナギクさんこそなんでいるんですか!?」

ヒナギク「部活の子がここに落し物したっていってたから探しにきてあげたのよ!何!悪い!?」

土御門「(見れば見るほど超電磁砲に似てるお嬢さんだにゃー・・・。)」



574:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /29(水) 18:55:12.16 ID:+y2j++Nf0
ハヤテ「いえ、悪くありません!悪くありません!」

ヒナギク「ハヤテ君こそどーしてこんなところにいるのかしら・・・?」ゴゴゴ・・・

ハヤテ「ええっ・・・それはもちろんその・・・エロイ話を?」

ヒナギク「嘘ね。」

ハヤテ「ええっ!?」

ヒナギク「見てりゃわかるわよ・・・。ハヤテ君死ぬほど演技下手じゃない・・・。どうせまた、一人で危険なことに首つっこんで、ばれないようにあんなこと言ったんでしょ?」

ハヤテ「はぐあっ!」

土御門「どうやらこういう運命みたいにゃー。本当に似てるにゃー・・・二人とも。」

ヒナギク「誰と?」
ハヤテ「誰とですか?」

メキ・・・メキ・・・

ハヤテ「そういえばヒナギクさん。」

ミシ・・・パリ・・・

ヒナギク「何?」


575:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /29(水) 18:56:09.54 ID:+y2j++Nf0
メキッメキ・・・バキッ!

ハヤテ「部活の人、なんでこんなとこに来たんでしょうね。立ち入り禁止なのに。」

ヒナギク「え――」

土御門「二人とも!後ろだにゃー!」

ズガァァァァァン!!


ギ・・・ギ・・・ギ・・・!

ヒナギク「・・・何よこいつ!?」

土御門「初めて見る形だにゃー・・・おそらく、魔術によって召喚された化け物ってとこかにゃー?」

ハヤテ「じゃあ部員の人は・・・」

ヒナギク「私をおびき出すための罠ってこと・・・!?」

土御門「二人とも、下がってるにゃー。ここは危険・・・」

ヒナギク「正宗!」キュイーン!

ハヤテ「うおりゃあああああああ!!」ドゴォォ!

土御門「忘れてたにゃー・・・こいつらのほうが化け物だったんだにゃー。」



578:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /29(水) 19:09:16.02 ID:+y2j++Nf0

ハヤテ「うるあああああああああ!!」

ドゴォ! バキィ! メキッ! ズガァ!

ハヤテ「おかしい・・・!ここまでやってるのにいっこうに倒れない!?」

ヒナギク「何よこの化け物は!?」

土御門「・・・!まさか、ステイルと同タイプの魔法か!?」

ハヤテ「どういうことですか!?」

土御門「『こいつ』を展開している魔術師がいて、そいつを倒すか、そいつの布陣を破壊するかしねぇと、これは消えないってことだ!」

ハヤテ「わかりました!僕が時間を稼ぎます!その間に・・・ヒナギクさんと土御門さんはそれを探してください!」

土御門「わかったぜ!」

ヒナギク「え!?ちょっと!一人でそれと戦う気!?私も一緒に・・・」

ハヤテ「大丈夫です。ここでそいつに逃げられたら、もっと多くの人が傷つくことになります。だから、ヒナギクさんは、土御門さんと一緒に行って下さい。」



579:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /29(水) 19:20:43.17 ID:+y2j++Nf0
ヒナギク「ハヤテ君・・・。」キュン

土御門「ラブコメしてる暇はないにゃー、さっさといくにゃー。」

ヒナギク「だっだだだだだだれがラブコメなんて!!」

土御門「(超電磁砲と会わせてみたいにゃー・・・。)」

タッタッタッタ・・・

ザン・・・

ハヤテ「さぁ・・・こいよ化け物。僕が叩き潰してやる!!」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

土御門「・・・魔術師は必ず近くにいるはずぜよ。あれだけの魔術を展開するってことは、わかりやすい場所にいるはずだが・・・。」

ヒナギク「魔術と場所って関係あるの?」

土御門「大有りぜよ。魔術的な要素は場所や時間・・・その時の星の位置まで、様々なことが絡んでくるんだぜ。」

ヒナギク「へぇ・・・なんか面倒くさいのねぇ・・・。」

土御門「・・・あれ?そっちの・・・伊澄さんとか言う人も魔術を使うみたいな話を聞いたんだが・・・知らないのかにゃー?」

ヒナギク「伊澄さん・・・?あぁ。でもあの子は何の準備もなしに急に使うわよ?雷撃落としたりなんか召喚したり・・・。」

土御門「もう帰りたいにゃー・・・。」



581:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /29(水) 19:25:29.58 ID:4C6JM7g+0
さぁ・・・こいよ化け物。僕が叩き潰してやる!
濡れた




583:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /29(水) 19:34:41.52 ID:rU3kRRdU0
まぁ魔術も理論だてて使われてるしな。漫画みたいに使われたら土御門も辛かろうw


いや、実際漫画だけどさ。




584:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /29(水) 19:42:25.06 ID:+y2j++Nf0

土御門「・・・ん?このへんが怪しいにゃー。」

ヒナギク「そんなのわかるの?」

土御門「勘だけどにゃ。・・・え?」

ヒナギク「え?何?」

ギャオオオオオオオオオオオオオ!!」

土御門「二匹目ー!?」

ヒナギク「どうすんのよ!?」

土御門「そりゃ・・・戦うしか・・・」

ドゴオオオオオオオオオン!

土御門「・・・え?」

伊澄「ここもハズレですか・・・」

ヒナギク「鷺ノ宮さん!?」

伊澄「生徒会長さん・・・。ご無沙汰しています。」

土御門「あんたがもしかしてあの伊澄さんかにゃー・・・?」

伊澄「あの・・・?よくわかりませんが、伊澄は私です・・・。」



585:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /29(水) 19:52:01.87 ID:A2Fnj/6l0
ハヤテ勢強すぎワロタ



586:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /29(水) 20:01:54.91 ID:+y2j++Nf0
土御門「魔術師をなんとかしなければ消えないはずの化け物を・・・。やはり恐ろしいぜ・・・。是非必要悪の教会(うち)にほしいぜよ・・・。」

伊澄「あの、私何かしましたか・・・?」オロオロ

ヒナギク「おもいっきりしたと思うわよ。」

伊澄「あ、あうー・・・。」

土御門「原理はよくわからんが、とにかくあんたがいてくれると心強いぜい。」

伊澄「あ、はい・・・。あの、本体の位置はわかりますか・・・?」

土御門「そこまでわかってんのか・・・もう魔術結社の人間じゃねーって信じたくないにゃー・・・今、それを探しているところぜよ。」

伊澄「おそらく・・・このあたりにいるとも限らないでしょう。相手はおそらく、かなり強力な力を持っています。」

ヒナギク「意外な場所にいるかも・・・ってこと?」

土御門「それもありうるにゃー。もうこれは魔術かんけーねーかもしれないんだにゃー。」

ヒナギク「前みたいに、悪霊の仕業とか?」

伊澄「どうやら違うようです。悪霊なら、私がわかります。」

土御門「厄介なヤツっていうのは間違いなさそうだにゃー。」

 キ ィ ン

伊澄「・・・!二人とも!気をつけてください!」



588:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /29(水) 20:06:50.65 ID:+y2j++Nf0
ヒナギク「どうしたの?」

伊澄「今何か、嫌な予感が・・・!」

ヒナギク「え・・・?うっ・・!?」

土御門「どうした!?」

ヒナギク「ぐ・・・!ゴメン!なんか、意識が・・・!」

伊澄「・・・まずい!土御門さん!今すぐ戦闘準備を!」

土御門「お、おう!(何で俺の名前を知ってるんだにゃー・・・?)」

ヒナギク「・・・」ギロ・・・

伊澄「ヒナギクさんは・・・謎の力に操られているようです!」

土御門「そんなこともできるってことは・・・相手は一人じゃなさそうだぜい。」

ヒナギク「・・・はっ!!」

 ギ ャ ン !! ズガガガガガガガ!!

土御門「おおおおおおおお!?」

伊澄「一振りでこの衝撃波・・・!流石生徒会長です。」

土御門「これ本当に魔術使ってないのかにゃー!?」



589:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /29(水) 20:11:09.53 ID:+y2j++Nf0
ビュン! ガァン! ギィン! ズガァン! バキャァ!

伊澄「(・・・早すぎる!防御で精一杯で・・・攻撃できません!)」

土御門「これはどうすればいいんだ!?」

バキィ! ビシィ! メキ! ピシィ!

伊澄「まずい・・・!結界が!」

ギュオ!!

 パ シ ッ

ハヤテ「大丈夫ですか・・・?二人とも。」

土御門「アヤやん!」

伊澄「ハヤテさま!!」


ハヤテ「どうやら予想の300倍くらい厄介なことになってるみたいですね~・・・。」

土御門「アヤやん、どうやってアレから逃げたんだぜ!?」

ハヤテ「15回くらい殺したときでしょうか・・・。動きが鈍くなったので、逃げてみました。」

伊澄「それよりハヤテさま・・・相手は生徒会長です・・・気をつけてください。並の敵の比ではありません。」

ハヤテ「大丈夫です。確かにヒナギクさんは最強クラスですが・・・それも、あの人の冷静な頭脳あってのものです、今のヒナギクさんなら、倒すことが可能です!うおおおおおおおお!」



591:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /29(水) 20:18:33.73 ID:+y2j++Nf0
土御門「でもアヤやん!」

ハヤテ「なんです!?」

土御門「思いっきり、丸腰じゃないかにゃー・・・?」

ズガアアアアアアアアアアアアン!

ハヤテ「本当だったあああああああ!!!」

伊澄「ハヤテさまー!!」オロオロ

土御門「アヤやんがボロ雑巾のようにー!?」

ハヤテ「うう・・・視界がかすむ・・・どんだけ強いんだよヒナギクさん・・・」

声『力が欲しいか・・・』

ハヤテ「この声は・・・!?」

声『最近こういう展開が少なくてねぇ・・・こう主人公がピンチの時に声って鉄板じゃん?なんでしないのかなー・・・?』

ハヤテ「そこどうでも良くないですか!?」

声『ああ、そうだったそうだった・・・。えーと・・・そんな装備で大丈夫か・・・』

ハヤテ「大丈夫だ、問題ない・・・ってありまくりですよ!貴方本当に天の声的な何かですか!?」



592:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /29(水) 20:19:15.35 ID:+y2j++Nf0
声『えーと、私はアレだ・・・なんかこう、神的な何かだ・・・。」

ハヤテ「なんで代名詞ばっかりなんですか!?」

声『こまけぇこたぁいいんだよ!力が欲しいなら、くれてやる!』

ハヤテ「なんか投げやりですよ!?」

キィィィン!!

ハヤテ「これは・・・!木刀、村正!」

土御門「なんでそれがそこにあるんだにゃー!?」

伊澄「おそらく村正が、ハヤテさまを持ち主と選んだのでしょう・・・。」

土御門「そんな理由で来るもんなの!?」



595:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /29(水) 20:26:31.95 ID:+y2j++Nf0
ハヤテ「とりあえず!これで戦える!うおおおおおお!」

キィン! ビキィン! ガァン! バシ!

ハヤテ「そういえば伊澄さん!」

伊澄「なんでしょうか?」

ハヤテ「どうやったらヒナギクさんは元に戻るんですか!?」

伊澄「えーっと・・・わかりません!」

土御門「打つ手がなかったー!?」

ハヤテ「わかりました!じゃあとりあえず・・・気絶させておきます!!」

 バ キ ィ ッ ・・・!

ヒナギク「うっ・・・?」ガク

ハヤテ「・・・どうですか?」

伊澄「・・・わかりません。悪霊は取り憑いてはいないようですが・・・、起きたらまたああなる可能性もあります。気は抜かないでください。」

ハヤテ「わかりました。」

土御門「やはり・・・魔術師?を探さないと駄目みたいだにゃー・・・。」



602:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /29(水) 21:26:14.24 ID:+y2j++Nf0
ハヤテ「みたいですねー・・・。」

伊澄「しかし、どこにいるのでしょうか・・・?」

ハヤテ「こうなったら、手当たり次第あたっていくしかないみたいですね・・・。」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

コツ・・・コツ・・・コツ・・・

ヒナギク「(アレ・・・寝てたのかしら?それにしてもあったかい・・・。)」

ハヤテ「見つかりませんねぇ・・・。」

土御門「化け物もでないしにゃー。」

伊澄「どうも、手がかりが少ないですね・・・。」

ヒナギク「(そうだ、私・・・何かに体をのっとられて・・・)」

コツ・・・コツ・・・コツ・・・

ヒナギク「(・・・あれ?今私・・・どこにいるの?)」

ハヤテ「・・・あれ?ヒナギクさん。起きましたか?」

ヒナギク「~~~~~!!??」ゴツ!

ハヤテ「あいたっ!?何するんですかヒナギクさん!?」



604:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /29(水) 21:34:39.64 ID:o5rQ0/Z30
ヒナギクさんの様子がおかしい……おのれ魔術師!



605:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /29(水) 21:36:35.76 ID:+y2j++Nf0
ヒナギク「な、なんでハヤテ君が私をおんぶしてるのよ!?」

ハヤテ「ええ!?そりゃヒナギクさんが気絶してたからじゃないですか!」

土御門「当然の行動だとおもうにゃー。ほっといて欲しかったのかにゃー?」

伊澄「私が行くといったのですが、ハヤテさまが『伊澄さんに無理はさせられません。ヒナギクさんなんてとても軽いですから、僕でも十分運べますよ、』とおっしゃったので・・・」

ヒナギク「~~~~~!!??」ゴツ!ゴツ!!

ハヤテ「ヒナギクさんいたいです!いたいです!」


土御門「見てて飽きないにゃー・・・。この二人は。」

伊澄「ハヤテさまの場合、誰でもそうなりますよ。」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
現校舎

土御門「で、戻ってきちまったわけだが。」

伊澄「旧校舎にはもうなにもいませんでしたしね。」

ハヤテ「逆に旧校舎に誘導したということは、こちらにいる可能性がハナから高いのでは?」

ヒナギク「本当それね・・・。」



607:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /29(水) 21:54:35.35 ID:+y2j++Nf0
ハヤテ「・・・!」ピクッ!

土御門「どうした?アヤや・・・」

ハヤテ「そこだぁあーー!!」ビュン!!

ズバババ!

ハヤテ「・・・ってえ?」

泉「にはは・・・ギリギリだよ~。」

花菱「ハヤ太君は時として危険な行動に出るからねー・・・。」

朝風「今日のHRでも完全変態宣言をしていたしな。」

ヒナギク「・・・貴方たち!?何でこんな時間に!?」

花菱「いや~・・・何か夜になると怪奇現象がおきるって聞いて」

泉「動画研究部としては、ほっとけなかったんだよ~。」

朝風「逆にハヤ太君たちは何をしているんだ?こんな時間に・・・。」

ハヤテ「ええっ!?僕らですか!?」



655:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /30(木) 10:56:26.08 ID:FuLZH2FC0
土御門「決まってるにゃー。夜の校舎探検隊にゃー。」

泉「わ~面白そ~、やるやるぅー!」

ハヤテ(ちょっ何言ってるんですか土御門さん!そんなこと言ったらこの三人絶対ついてきますよ!)

土御門(わかってるぜい。むしろ考えてもみるんだアヤやん。この三人をこのまま放っておいたら、もしまたあの化け物が出たときに、誰が守るんだにゃー?)

ハヤテ(!なるほど・・・。確かにそうですね。)

朝風「それにしてもハヤ太くん。」

ハヤテ「はい?」

朝風「こんな夜更けに男2女2の合コン形式でこんなことをしているとは・・・流石ド変態なだけあるな。」

ハヤテ「ちょっ!違います!それは完全に誤解です!」

泉「でも私はありだと思うよ!」

ハヤテ「こんな時だけ強く主張してもらわなくてもいいですよ!?」

花菱「それについていっちゃうヒナもヒナね。こんな変態ーズに・・・」

ヒナギク「待って!ハヤテ君はともかく私は完全なる誤解よ!」

ハヤテ「ともかくってなんですかともかくって!土御門さんもさっきからにゃーにゃー笑ってないで否定してください!」



656:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /30(木) 11:05:29.60 ID:FuLZH2FC0
土御門「いや、俺の場合事実だから、否定する要素がないにゃー。前の学校では『三馬鹿《デルタフォース》』と呼ばれていたからにゃー。」

ハヤテ「そんな不名誉な単語にカッコイイルビを振らないでください!貴方は前の学校で何をしていたんですか!」

伊澄「・・・あの。」オロオロ

ヒナギク「そうよ!私をこの二人《ツヴァイコンビ》と一緒にしないでくれる!?」

ハヤテ「ヒナギクさんまで新しいの作らないでください!」

伊澄「あの~・・・。」オロオロ

ハヤテ「ハァハァ・・・あれ、どうしたんですか、伊澄さん。」

伊澄「いえ、たいしたことではないのですが・・・」

ヒナギク「どうかしたの?」

伊澄「あの化け物が旧校舎を突き破って出てきました。」

ギャオオオオオオオオオオオオオオオン!

ハヤテ・ヒナギク「えええええーーーーーーーーーー!?」



657:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /30(木) 11:11:11.14 ID:FuLZH2FC0
花菱「へー・・・、思ったよりでっかいのねー。」

朝風「これはいい動画が撮れるなぁ。」カチャ、ジー

ハヤテ「ちょっ二人ともそんな余裕かましてる場合じゃないですよ!あれ本物ですよ!」

花菱「見りゃわかるわよ校舎ぶっこわしてんだから・・・。」

泉「すごいねー。最近の動物はあんなことできるんだねぇ~。」

土御門「あれも魔術の為せる技にゃー。ん、なんか他のよりでっかくないかにゃー?」

ハヤテ「当たり前でしょうが!校舎内で戦ったヤツが校舎よりでっかいはずないでしょお!?」

ヒナギク「つまりあれがボスってこと?」

朝風「・・・ハヤ太君!!」

ハヤテ「なんですか朝風さん!」

朝風「ボス戦のテーマは・・・どれがいい?」ガサッ

チャチャッチャチャッチャッチャチャッチャチャチャンチャチャチャチャチャチャ・・・チャーチャーチャチャチャーチャー・・・

ハヤテ「どうでもいいですよーーー!」

朝風「何!じゃあ私の趣味で勝手に決めていいんだな!この『FF6:決戦のテーマ』でいいんだな!?」

ハヤテ「いいって言ってるじゃないですか何でしかもそんな古いところから持ってくるんですか!」



659:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /30(木) 11:21:25.03 ID:FuLZH2FC0
朝風「古いっていうな!FF6は不朽の名作だぞ!?」

ハヤテ「今そんな話してませんよ!?」

花菱「ついに現れた最強の敵・・・、果たして、ハヤ太くん達はどう戦うのか・・・!?」

ヒナギク「ナレーションもいらないわよ!」


土御門「ホント息ぴったりだにゃー・・・あの二人。」

泉「そうだねぇ~。」

伊澄「(・・・これは、倒してしまっていいのでしょうか?)」オロオロ・・・


ザン!

ヒナギク「!何者!?」

魔術師「ふっふっふっ・・・よくぞここまでたどり着いたな・・・だかここが、貴様らの墓場だ!」

ハヤテ「誰ですかーーーーーーーーーー!?」



661:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /30(木) 11:29:14.85 ID:FuLZH2FC0
ヒナギク「何よアレ・・・ハヤテ君の知り合い?」

ハヤテ「いや知りませんよ!土御門さんのほうが知ってるんじゃないですか!?魔術師っぽいし!」

土御門「いやぁー・・・多角スパイ生活も長いけど、あんなヤツは見たことないにゃー。新参じゃないかにゃー?」

花菱「私も禁書は22巻とSSまで読んでるけど・・・見たことないわね。」

泉「レールガンのキャラだったりしてー?」

朝風「いや!それはない!私はレールガンを全メディア制覇している!」

ハヤテ「ちょっとメタ発言しすぎですよ!?一応登場人物ここいるんですから!」

土御門「いや大丈夫にゃー。オレも禁書は全巻三冊ずつ購入してるにゃー。」

ハヤテ「読む用と飾る用と布教用ですか!?どんだけマニアックなファンなんですか貴方は!?」

土御門「いやーオレ登場してるし・・・一応自分の登場作品は一通り・・・」

ハヤテ「自分大好きですか貴方はぁーー!?」

土御門「いや違うね!妹に自慢するためだにゃー!」

ハヤテ「とびっきりのシスコンですか!?」

土御門「己の体が傷つくことも省みず、仲間の為に魔術を使う名家の天才・・・最高じゃないかにゃー!」

ハヤテ「妹さんは今頃ガッカリしてることでしょうよ!」



667:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /30(木) 11:49:10.52 ID:FuLZH2FC0
魔術師「あ、そろそろいいですか?」

ハヤテ「あ、ああどうぞどうぞ。」

グォオオオオオオオオ

魔術師「ハーッハッハ!私は最強の魔術師・・・『ケレ・ナグーレ』だ!土御門ォ!貴様への恨み、ここで晴らさせてもらうぞォ!」

ハヤテ「どこかで聞いたことある上に凄く嫌な名前だぁーー!?しかも個人的な恨みじゃないですか!何ですか土御門さん!あの冒頭で言ってたことは!?全部ハズレじゃないですか!伏線ガン無視ですか!?」

土御門「いやーすまないにゃー。そういえば昔ボロカスにした魔術師の中にこんなのもいたような気がするにゃー。」

ハヤテ「どんだけボロカスにしてきたんですか貴方!」

魔術師「貴様を殺すためだけに・・・8年間修行を積んできた!この最大魔術、『最終完終末《ラストオブサイゴ》』の前に朽ち果てるがいい!!」

ハヤテ「どんだけ最後言うんですか!?しかもサイゴって日本語ですよね!?あと8年前って土御門さん何歳ですか!?」

土御門「8歳くらいじゃないかにゃー」

ハヤテ「そんな時からボロカスにしてたんですか!?」

土御門「魔術は練習してたとは思うが・・・記憶にないにゃー。」

ナグーレ「あっでも7年だったかもしれない・・・いや5~6年だっけ?いや正確に言うと4年くらいかもしれない・・・」

ハヤテ「サバ読んでたぁーーー!?もうちょっと自信持ってください!」



671:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /30(木) 12:00:47.38 ID:FuLZH2FC0
泉「わ~本物の魔術師さんだぁ~!サインください!」

ナグーレ「え?私ですか?デュフフwwwいいですよwwwいやぁww人気者は辛いなぁwwヒュウッww」

ハヤテ「笑い方が凄くウザい!?あと『w』を付けるなぁーーーー!!」

花菱「いやぁ~実際の魔術師ってこんなんだったんだなぁ~・・・」

ハヤテ「それも誤解です花菱さーーん!実際はもっと格好良くてタバコ吸ってる2mくらいの大人な人もいますからぁ!」

土御門「あいつ14歳ぜよ?」

ハヤテ「ウソオォーーーー!?」

伊澄「14歳とは・・・タバコも吸うものなのですね・・・勉強になります。」

ハヤテ「伊澄さんそれ間違った知識です!貴方の未来をそんな煙いものでダメにしないでください!」

朝風「魔術師って必ず変でないといけないという決まりでもあるのか・・・?」

ハヤテ「そんな決まりは・・・ああでも思い当たる節が!思い当たる節が!」

ヒナギク「・・・で。」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・

ヒナギク「この茶番は、いつまで続くの?」


一同「・・・すみませんでした。」



672:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /30(木) 12:13:12.83 ID:FuLZH2FC0
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
翌日。

マリア「ハヤテ君?」

ハヤテ「はい・・・。」

マリア「何で毎回、そんなボロカスの状態で帰ってくるんですか?」

ハヤテ「返す言葉もございません・・・。」

マリア「全くもう・・・心配するこっちの身にもなってください。」

バタン

ナギ「ハヤテーーーーーーーーーー!!」


マリア「ホラ、ナギが帰ってきましたよ。」

ハヤテ「はい。よし・・・!」スッ

ガチャッ!

ナギ「大丈夫か!?ハヤテ!」

ハヤテ「勿論です。この程度、なんのことありませんよ。さぁ、出かけましょう!」


マリア「(流石ハヤテ君、といったところでしょうか・・・。)」



673:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /30(木) 12:18:28.82 ID:FuLZH2FC0
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
後日談というか、今回のオチ。

ナグーレ「はぁ・・・この前の失敗が原因で、組織を追い出されてしまった・・・。」

ヒュゥッ! パサッ

ナグーレ「ん?これは・・・。アパートのチラシか。」

ナグーレ「ちょうどいい、住むところもなかったところだし・・・行ってみるか。」


ナグーレ「それにしても、執事付きのアパートなど、いまどき珍しいなぁ・・・。」




第四部・完!



歩「めでたし・・・めでたし。って・・・出番がなくてちょっと悲しいかな!?」



674:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /30(木) 12:20:05.53 ID:FuLZH2FC0
四部もようやく終わりです。なんか打ち切りみたいに終わらせましたけど、
こっちのほうがハヤテらしさが出ていた気がするのは何ででしょう?

お付き合いありがとうございました。

ではまたいつか~・・・。今度こそ年賀状を書ききります。



675:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /30(木) 12:20:31.89 ID:OGRBFAQhP
あれこれ遺産なくなったあとなの?
そうか王玉はパラレルか




676:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /30(木) 12:22:02.29 ID:FuLZH2FC0
>>675

後日談、ですので・・・つまり戦闘時には王玉はまだあって、
この後日談が王玉破壊後、となります。



677:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /30(木) 12:22:27.53 ID:OGRBFAQhP
>>676
なるほど




680:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /30(木) 12:53:03.68 ID:WVSxJsaS0
つ・づ・き!
つ・づ・き!




722:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /31(金) 05:43:28.71 ID:8bQ5NkBe0
マリアさんじゅうななさいの出番が少なすぎる



723:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /31(金) 05:46:14.40 ID:my7BdkvD0
かんざきかおりじゅうはっさいが出てくれればそれでいい



727:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /31(金) 09:12:12.15 ID:+hNWor2B0
>>723
さんをつけろよド素人が




739:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /31(金) 16:06:07.85 ID:Nj2I+JNL0
今度こそ短編


土御門・リィン「突撃!隣のメイドさん!!」


※しょうもなさ全開でお送りします。
真面目なのが好きな人はスルーしてください。



740:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /31(金) 16:11:43.02 ID:x39LgLAq0
むしろしょうもなさ全開のほうが好きだ



743:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /31(金) 16:15:31.96 ID:Nj2I+JNL0
チュンチュン・・・

リィン「ふぅ。語ってしまった。」

土御門「本当だにゃー・・・まさか、朝まで語ってしまうとは、思いもよらなかったにゃー。」

リィン「ここに来て・・・初めて同士を見つけた気がするよ。」

土御門「あぁ・・・通りすがりの幽霊さん。名はなんというんだにゃー?」

リィン「リィン・レオジスター・・・呼びにくければ、秋葉のロード・ブリティッシュと呼んでくれ。」

土御門「わかった・・・敬意をもって、『ロード』と呼ぶにゃー・・・。」

リィン「では私も君のことを敬意を持って、『シスコン』と呼ぼう・・・。」

土御門「全く持って敬意を払われていない気がするが、構わないにゃー・・・。これからもよろしくぜよ。」

リィン「・・・ああ。」

ガシッ

―ここで、二人の漢(おとこ)の熱き友情が誓われてた。一方そのころ・・・



744:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /31(金) 16:19:18.56 ID:Nj2I+JNL0
――――――――――――――――――――――――――――――――――
上条家

ハヤテ「いや~・・・やっぱり、冬はコタツでミカンに限りますねぇ・・・。」

上条「だよなぁ・・・。インデックス、食べすぎ、食べすぎ。」

イン「これはカロリーが少ないんだよ!」

上条「当然な。」

ハヤテ「カロリーが欲しいんでしたら、お雑煮でも作りましょうか?」

イン「食べたいんだよ!」

上条「悪いな・・・」

ハヤテ「いえいえ。慣れてますし。」

上条「あ、鍋は二段目にあるから」

ハヤテ「わかりまし・・・」

ピンポーン

ハヤテ「お客さんでしょうか?」



745:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /31(金) 16:22:02.76 ID:Nj2I+JNL0
上条「見てくる」


ガチャ

土御門・リィン「突撃!隣のメイドさ・・・」

ガチャ

土御門『ちょーっ!カミやん!何で閉めるんだにゃー!?』

リィン『少年!それが来客者に対する態度か!?』

ガンガン!ガンガン!

上条「そんな脳味噌まっピンクな来客者お呼びじゃねーよ・・・せっかく人が誰にも絡まれずにのんびりしてるときぐらい・・・ほうっておいてくれよ・・・。」

ピタ

上条「・・・?」

土御門『カミやん・・・もしオレが【時給八百円】と言っても開ける気はないのかにゃー・・・?」

ガチャ

上条「・・・話を聞こう」

ハヤテ「前面的に同意します」

土御門「(この二人は、何か妙なところでそっくりだにゃー・・・。)」



746:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /31(金) 16:32:12.73 ID:Nj2I+JNL0
――――――――――――――――――――――――――――――――――
街中。

ワーキャーナニアレー・・・ザワザワ・・・

上条「なぁ土御門」

土御門「なんだにゃー?」

上条「どうしてもこれ持たなきゃダメか?」

土御門「当然だにゃー。」

リィン「それがないと始まらないからな。」

ハヤテ「というかこんなものいつの間に用意したんです?こんな『突撃!となりのメイドさん!』って書いたおおきなシャモジ・・・」

リィン「木材はホームセンターで購入。私とシスコンで昨日の夜中いっぱいまで話あいながら作り上げた、一品だ。」

上条「シスコンってコードネームみたいに言っても罵倒に近いからな?」

ハヤテ「(というかこの人幽霊なのになんでビデオカメラ背負えるんだろう・・・しかもでかい。)」

上条「このビデオカメラはどうしたんだよ・・・。これTV用のヤツじゃねぇか?」

土御門「学園都市暗部の力を侮るにゃー」

上条「しょうもないところで使ってんじゃねぇよ!」



748:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /31(金) 16:43:42.01 ID:Nj2I+JNL0
ハヤテ「というか神父さんはカメラの使いかたなんてわかるんですか?」

リィン「愚問だな。私がなんのために80年以上も生きていたと思ってるんだ。」

ハヤテ「むしろそんな理由で生きてたんですか!?」

土御門「む、もうすぐ着くにゃー。」


――――――――――――――――――――――――――――――――――
#1.常盤台中学・御坂美琴さんの場合。

御坂「・・・で、何の用よ。」

土御門「突撃!」

リィン「隣の!」

土御門・リィン「メイドさぁぁーーーーん!!」

バリバリバリ!!

土御門・リィン「ぎゃああああああああ!!!」

御坂「それはさっき聞いたわよ・・・『何の用』かって聞いてんのよ・・・。」



750:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /31(金) 16:54:07.17 ID:Nj2I+JNL0
リィン「簡単な話だ。このメイド服を着て、『お帰りなさいませ、ご主人様(はぁと)』といってくれるだけでいいんだ。」

御坂「ふざけんじゃないわよ!!誰がそんな事をするかあああ!!!」

バリバリバリバリバリ!!!!

土御門・リィン「ぎゃああああああああ!!!!」

土御門「だが・・・われわれは何度でも蘇る・・・!」

御坂「あんたら化け物!?」

リィン「私は亡霊だ!」

御坂「ヒィッ!?こんな亡霊らしくない亡霊存在したの!?」

土御門「ふ・・・そんな超電磁砲の弱点も調べてきてあるぜよ・・・」

御坂「・・・はぁ?私に弱点なんかあるわけないじゃない・・・」

土御門「それでは!ゲストの登場です!」

リィン「どうぞっ!」

ワァァァァァァァァ・・・

御坂「何!?何この効果!どっから出てんの!?って・・・」



751:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /31(金) 17:00:13.64 ID:Nj2I+JNL0
上条「ようビリビリ」

御坂「~~~~~~っ!?」

バリバリバリバリバリバリバリバリ!!!!

土御門・リィン「ぎゃあああああああああああああ!!!!?」
上条「うわっ」キュィィン!

御坂「なっ、ななななななななんであんたがこんなところにいんのよ!!ふっふふふふざけてんの!?」

上条「ビリビリ・・・いや、美琴!聞いてくれ!俺は本気なんだ!」ガシッ

美琴「へっふぇぇっ!?な、何よ!何なの!?何が!何で!?」

上条「冗談なんかじゃない・・・!本気で言ってるんだ!(時給800円のために!)オレの人生がかかってるんだ!」

美琴「へっえっ・・・じ、じゃあ私はどうしたらいいのよ!」

黒子「それはもちろん、メイド服を着ることですわ。おねーさま。」

美琴「黒子!?アンタもそっち側なワケ!?」

黒子「申し訳ありませんおねーさま・・・もうこの人たちと『おねーさまにメイド服を着せる代わりに私もメイド服を着る』という契約が成立してしまい・・・。」

美琴「なにそんな契約乗ってんのよ!?」

黒子「たまにはメイド服も悪くないかなと思いまして。」

美琴「あんたノリノリね!?」



752:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /31(金) 17:11:15.41 ID:Nj2I+JNL0
上条「だから・・・頼む!メイド服を着てくれ!!」

美琴「~~~~~~!わかったわよ!着ればいいんでしょ着れば!?その代わりなんも喋らないからね!セリフとか絶っっっ対お断りよ!」

一同「イヤッホオオオオオオオオオオオウ!」

――――――――――――――――――――――――――――――――――
土御門「・・・ふぅ。たまにはツンデレメイドも悪くないにゃー。」

リィン「今時の若者は元気があって素晴らしい。皆あれくらいでないとな。」

土御門「ちなみに、せっかくなので写真に残しておきましたにゃー!ポスターにして部屋に飾ってやるにゃー!」


vipper0468.jpg



美琴「何写真に残してんのよーーーーーーーーーー!!?」

バリバリバリバリ!!!!

土御門・リィン「ぎゃあああああああああ写真がああああああああ!!??」


――――――――――――――――――――――――――――――――――
#2白皇生徒会長・桂ヒナギクさんの場合。

ヒナギク「・・・遺言は終わり?」

土御門「・・・まさか有無を言わさずボコボコにするとは思わなかったにゃー・・・。」



753:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /31(金) 17:21:08.07 ID:Nj2I+JNL0
リィン「なぜあの木刀は私に当たるんだ・・・!?」

土御門「ならばもうここで・・・ゲストの・・・!」

ヒナギク「そこでハヤテ君が出てきても私は動揺してメイド服を着たりしないわよ?」

土御門・リィン「何イィーーーーーーーーー!!?」

ヒナギク「当たり前じゃない・・・。中学生じゃないんだから。そんなことで動揺しないわよ。」

土御門「流石生徒会長・・・鉄壁だにゃー・・・」

ハヤテ「あの~・・・僕はいつ出てくれば・・・。」

ヒナギク「もう出てきていいわよ。ついでに帰って構わないわよ。」

ハヤテ「一言でお役御免ですか!?」

花菱「大丈夫よハヤ太君!!」

ハヤテ「花菱さん!?」

花菱「ヒナがメイド服を着るかもしれないなんて時に・・・私が来ないわけないでしょう!?」

ヒナギク「なにその不純な登場理由!?」

土御門「・・・ということは花菱さんとやらは、何か策があるのかにゃー!?」

花菱「政治家の娘よ・・・?これをご覧あれ!」



754:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /31(金) 17:28:26.91 ID:Nj2I+JNL0
バァーーーーーーーーーーン!

13号「あ、どうも。」

ハヤテ「執事ロボ13号ーーーーーーーーー!?」

ヒナギク「爆破オチが見えるわね・・・。」

13号「まぁまぁそんな事言わないでヒナギクさん。とりあえず落ち着いてここに座ってください。」

ヒナギク「え?あぁ・・・うん。」


――――――――――――――――――――――――――――――――――
ヒナギク「おっ・・・お帰りなさいませ、ご主人様(はぁと)」

ヒナギク「こっ・・・これでいいのかしら・・・?」

13号「バッチリです!流石ヒナギクさんならできると思っていました!」

ヒナギク「まぁこの程度できて当然・・・って私は何を!?」

一同「おお~・・・」

――――――――――――――――――――――――――――――――――

土御門「とりあえず外せない二人はコンプしたにゃー」



755:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /31(金) 17:32:18.09 ID:PVcwPemIO
13号ってなんだっけ?

なんでヒナギクが折れたん?




756:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /31(金) 17:37:51.53 ID:Nj2I+JNL0
>>755
原作を読んでもらうと分かりますが、13号は超口がうまく、あのマリアさんにネコミミを付けさせ、
語尾に「ニャン」とつけさせた最強の機械です。あの手腕なら、ヒナギクさんにメイドの格好をさせるのも
わけないレベルです。



757:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /31(金) 17:39:46.60 ID:PVcwPemIO
ありがとう

オレはアニメしか見てないし、しっかり見てないからなかなか思い出せない




758:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /31(金) 17:41:25.92 ID:mm/uPFrU0
分かりやすく言うとメカハヤテ



759:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /31(金) 17:49:43.21 ID:Nj2I+JNL0
リィン「ふむ・・・次はどうするか・・・?」

土御門「そろそろ体が痛いから、小休止と行きたいところにゃー。あ、これさっきの写真にゃー。」

vipper0474.jpg


ヒナギク「何を撮っているのかしら・・・?」

バキッ ドゴッ メキッ グシャアッ!

土御門・リィン「ぎゃあああああああああああああ!!!」

――――――――――――――――――――――――――――――――――
というわけで。#3イギリス清教のシスター・Index-Librorum-Prohibitorumさんの場合。

イン「いいんだよ。」アッサリ

土御門「おお!流石話が早いにゃー!」

イン「ただし!条件があるんだよ!」

リィン「何でも来い!」

イン「おなかいっぱい美味しい料理が食べたいんだよ!」

ハヤテ「ふっ・・・その程度・・・!おやすい御用です!」



760:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /31(金) 17:58:46.89 ID:Nj2I+JNL0
――――――――――――――――――――――――――――――――――
一時間後。

ハヤテ「できました!」

一同「おぉ~・・・」

ハヤテ「タコとジャガイモのジェノベーゼソースサラダ、
牛テールビーツ風味の赤ワイン煮込みジャガイモのムースリーヌ添え、
イトヨリのシャンパン風味のサバイヨンソースキノコのフイユテ添え、
あさりのクリームスープカルディナル風、鴨のオレンジ風味ビガラードソース、
そしてデザートにマスカルポーネ・ティラミスと、ブラックショコラとコーヒーのムース仕立てでございます。」

土御門「すさまじいな・・・」

上条「もうどこの宮廷料理人だよ・・・。」

イン「ごちそうさまなんだよ!」

リィン「何ィ!?もう食べ終わったのか!?」

土御門「お前んとこのシスターは化け物かにゃー!?」

イン「足りないんだよ・・・。」

ハヤテ「ええぇ!?全部四人分は作りましたよ!?」



761:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /31(金) 18:05:07.18 ID:Nj2I+JNL0
上条「その程度ではなんとかならないのがインデックスだ・・・。」

リィン「まずいぞ少年!冷蔵庫の中身がもうない!」

ハヤテ「そりゃそうでしょ!全部使いましたもん!」

土御門「買ってくるしかなさそうだにゃー・・・。」

――――――――――――――――――――――――――――――――――
最寄のスーパー。『セブンローソファミリーマーサンクス』

ハヤテ「あと、それと・・・それと、それ、あっその上のフィレ肉もとってください。」

上条「買うなぁ・・・こんなに買って大丈夫なのか?」

土御門「学園都市暗部の力なめないで欲しいにゃー」スッ

上条「ブラックカード!?だからしょうもないことに使いすぎだろ!」


店員さん「・・・赤ワインが五点・・・お客様、身分証明書はお持ちでしょうか?」

土御門「(しまった!?このメンバーはほとんどが未成年・・・!?)」

リィン「ここにあります」スッ

店員「あ、はいはい・・・た、大正!?ええ!?でも・・・あれ!?(み、見た目すごい若いなぁ・・・。)」



764:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /31(金) 18:18:39.17 ID:Nj2I+JNL0
リィン「何か問題でも?ワシは太平洋戦争の経験者じゃが、その頃のことをたっぷり語ってやろうか?」

店員「いえ・・・。(今どきこんな人いるんだなぁ・・・)」ピッ

土御門「(助かったにゃー・・・。)」

――――――――――――――――――――――――――――――――――
ハヤテ「ゼェ・・・ゼェ・・・海の香りのグリーンリゾット鳥のムニエル添え・・・蒸し豚肉の辛ソース掛・・・たらの味噌だれ焼きでございます・・・。」

イン「もぐもぐ・・・ふぅ、ごちそうさまなんだよ!おなかいっぱいなんだよ!」

リィン「全102品目・・・」

上条「総調理時間16時間・・・」

土御門「総額42万5250円・・・」

リィン「なんだろうか・・・予想していたものの百倍くらいは大変だったように感じるんだが・・・」

土御門「主にオレの財布とアヤやんだにゃー・・・。」

上条「・・・お疲れ。」

ハヤテ「ゼー・・・ゼー・・・お疲れ様です・・・。」

――――――――――――――――――――――――――――――――――
土御門「さぁ・・・流石に疲れてきたにゃー・・・次、どこ行くにゃー・・・?あ、これ写真にゃー。」

vipper075.jpg



765:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /31(金) 18:32:53.92 ID:Nj2I+JNL0
リィン「うーむ・・・まだまだ候補はあるが・・・次か・・・。」

上条「メイドっぽくなさそうな人とかは?」

土御門「メイドっぽくなさそうな人?それもいいかもしれないにゃー。」

ハヤテ「メイドっぽくなさそうな人?でしたら・・・。」

――――――――――――――――――――――――――――――――――
#4愛沢家の長女・愛沢咲夜さんの場合

咲夜「・・・で、ウチなんや。なんや気にくわん選ばれかたやな・・・。」

土御門「まぁ人気投票5位になるほどの実力なんだからここで選ばれるのも当然だにゃー。」

咲夜「何で自分そんなん知ってるん!?」

土御門「ハヤテのごとくは全巻読破しているにゃー・・・。もちろんファンブックも購入済みだぜい!」

咲夜「どんだけマニアックなファンなんや!?」

土御門「ちなみに人気投票はヒナギクさんに入れたにゃー」

咲夜「それを何でウチの前で言うんや!?」



766:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /31(金) 18:36:54.87 ID:Nj2I+JNL0
ハヤテ「意外ですね、ロリコンかと思っていたんですが・・・。」

土御門「認識としては間違ってないが、その言い方はなんか傷つくぜよ!?まぁ、作中屈指の妹キャラだからにゃー。」

咲夜「一応ウチも妹キャラやねんけどなぁ・・・。」

ハヤテ「ああそういえばヒナギクさん妹キャラでしたねぇ・・・なんか普段の印象が強すぎて・・・。まぁあんな妹普通いませんからねぇ。」

――――――――――――――――――――――――――――――――――
桂家
ヒナギク「はっくしょん!」

雪路「どうしたのヒナ、風邪?」

ヒナギク「いやなんか今ちょっとムカつくことを言われたような気が・・・?」

――――――――――――――――――――――――――――――――――

咲夜「で、メイド服やったっけ?別にウチは構へんで。」

土御門・リィン「イヤッホオオオオオオオオオオウ!!」

咲夜「ただし!!」

土御門「こ、このパターンは・・・」

ハヤテ「苦労する予感がします・・・」

咲夜「もちろん、一人一発、超面白いネタを披露してくれんねんなぁ・・・?」



767:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /31(金) 18:44:01.84 ID:Nj2I+JNL0
パチン!

ワァアアアアアアアアアアアアアアア!!!

ハル「始まりました~!『今日も爆笑!世界最高のお笑いトークライブ!M-1なんて目じゃないグランプリ!』参加者は、この方々でーす!」

ハヤテ「やっぱりかぁーーーーーーー!!」

土御門「アヤやん!確かここで一回爆笑をとってたよな!?まかせ・・・」

ハル「エントリーナンバー1番!この世の笑いは全てオレにひれ伏す!世界最高の大爆笑エンターティナー・土御門元春さん、どうぞ!!!」

土御門「名指しーーーーーーーーー!!!?しかもハードル上げすぎだにゃーーーーーーー!!?」


ハヤテ「つ、土御門さん・・・」

リィン「ご愁傷様だ・・・。」

咲夜「大丈夫やでぇ・・・?自分らの出番も、きぃ~っちりあるからなぁ・・・。」


一同「不幸だぁーーーーーーーーーーーー!!」




若本(モノローグ的な)「自業自得である。」



769:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /31(金) 18:55:49.01 ID:Nj2I+JNL0
――――――――――――――――――――――――――――――――――

土御門「もう・・・もういいにゃー・・・今日は・・・ここらへんにしとくにゃー・・・」

リィン「あんなに他人に見えるのを恨めしく思ったことはない・・・。」

上条「幻想がぶち殺せなかった・・・。」

ハヤテ「何故お客が全員僕のギャグで笑わない人に変えられていたんでしょうか・・・?」

土御門「おそらくイジメの一環だにゃー・・・」

上条「もうなんか五年分くらいのネタを使わされた気がする・・・」

リィン「君らは人としては行ってはいけないところまで行ったんじゃないか・・・?」

ハヤテ「リィンさんは死亡ネタが使えたからずるいと思います・・・。」

土御門「とりあえず、写真は撮れたにゃー・・・。」

vipper0479.jpg


リィン「何故だろう・・・これだけ頑張ったのに、達成感ではなく憔悴感しか残らない・・・。」

ハヤテ「なんというか当然の結果の気はしますけど・・・。」

上条「もういいだろう・・・家に帰ろう・・・。むしろ帰らせてくれ・・・」

土御門「ああ・・・あ、一個忘れてたにゃー。」



771:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /31(金) 18:58:07.87 ID:Nj2I+JNL0

リィン「あ、そうだそうだ、これを忘れてしまったら意味がない。」

ハヤテ「え?何ですか?」

ガシッ

ハヤテ「へ?」

マリア「ハヤテ君・・・?そんなにメイド服が着たいなら早く言ってくれないと。」

ナギ「そうだぞハヤテ!誰にだって特殊な趣味はあるものだ!」

ハヤテ「え?えっ!?」

ハヤテ「えええええぇぇーーーーーーーーーーーー!!??」

ズル、ズル、ズル・・・



775:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /31(金) 19:08:03.73 ID:Nj2I+JNL0
――――――――――――――――――――――――――――――――――
後日談というか、今回のオチ。

三千院家。

ハヤテ「死にたい・・・。」

リィン「なんだか死んだ魚のような目をしているな。」

土御門「もったいないにゃー。あれだけの才能があるんだから。もうメイド喫茶で働けばいいのににゃー。」

ハヤテ「絶対嫌ですよ!!」

マリア「まぁまぁハヤテ君。たまにはああいうのも良いと思いますよ?」

ハヤテ「良くないです!二度としませんからね!!」

ナギ「まぁハヤテの女装は何度目かわからんがな。」

ハヤテ「お嬢さま!そのセリフはあんまりです!」

土御門「ハーマイオニーを足したら2位まであがったことがあったんだったっけにゃー?」

マリア「20代男性からの圧倒的な支持があったそうです。」

ナギ「ハヤテはなんかすごいな・・・。」

上条「おーい、玄関になんか荷物届いてるぜー。にしても広いなぁここ・・・。」

ナギ「お!ついに着たか!」



776:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /31(金) 19:14:01.19 ID:Nj2I+JNL0
ハヤテ「・・・お嬢様?今度は何を注文されたんですか?またゲームとかですか?」

ナギ「いや、今度は違うぞ!なんと、額縁だ!」

ハヤテ「額縁・・・?何でそんなものを?」

ナギ「うむ・・・私の部屋に飾っておきたい写真があってな。」

ハヤテ「へぇー・・・そんなものあったんですか。珍しいですね・・・ってまさか・・・。」

ナギ「うむ!これだ!」

vipper0480.jpg


ハヤテ「うわあああぁーーーーーーー!お嬢さまそれだけは勘弁してくださいいぃぃーーーーーーー!!」

ナギ「何故だ!?こんなに可愛いんだぞ!!ハヤテはむしろもっと誇るべきだ!」

ハヤテ「 そ れ で も 嫌 な ん で す ー ! !」


マリア「またあの呪い…かかりませんかねぇ。」

土御門「メイドさん?なんか黒いこと考えてないかにゃー・・・?」


第4・5部、完!!


咲夜「いやぁめでたしめでたし!笑わしてもろたわー。願わくば原作でももっと出番欲しいわぁ・・・。」



777:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /31(金) 19:15:29.05 ID:Nj2I+JNL0
終わりました。これはちゃんと短編になっているのでしょうか・・・?

とりあえず、ここまでお付き合いありがとうございます。

人気スレの間で細々やっていこうと考えていたスレが・・・まさかこんな長く続くとは思いませんでした。
ありがとうございます。



788:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /31(金) 22:29:29.56 ID:yKtRdvfr0
アノノロイ?



790:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /31(金) 22:44:05.32 ID:Nj2I+JNL0
>>788

ヒナ祭り祭りの時にハヤテがかかった呪いのことです。

何故か女装してしまう呪いで、特定の条件を満たさないと解けないというめんどくささです。

まぁ最終的にはナギが気合で解いてましたがww



781:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /31(金) 19:34:24.09 ID:G9UrRJr10
乙!



782:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /31(金) 19:35:45.83 ID:pZds4EfN0
今までで一番よかったかもしれない。




785:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /31(金) 21:04:04.28 ID:z3s/lfSp0
乙でした!








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禁書目録SS   コメント:5   このエントリーをはてなブックマークに追加
コメント一覧
2318. 名前 : 1◆- 投稿日 : 2011/01/12(水) 23:32 ▼このコメントに返信する
はやてぇ…
2325. 名前 : 名無しだよん◆- 投稿日 : 2011/01/13(木) 10:22 ▼このコメントに返信する
禁書もハヤテもアニメしか見てないけどこりゃまた面白いな
すげーテンポいい
2329. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2011/01/13(木) 15:44 ▼このコメントに返信する
このノリすごい好きだわwGJ
5213. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2011/03/26(土) 00:30 ▼このコメントに返信する
何でもあり感がいいなw禁書勢も生存多いし
あとシリーズ通して一方さんの演算能力の高さとパパっぷりが大好きだw
29099. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2012/11/22(木) 21:01 ▼このコメントに返信する
この作者がワーキングのイベントをみたことは分かった。


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