男「男同士の語らいでもしようじゃないか」女「何故私とするのだ」

2011-06-14 (火) 19:17  オリジナルSS   17コメント  
1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/09(木) 22:43:21.32 ID:B549l4R/0
男「いや、お前ならわかると思ってな」

女「何がだ」

男「男の気持ち」

女「わからんでもないな」



2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/09(木) 22:46:14.40 ID:B549l4R/0
男「例えば、どんなのが、わかる」

女「でかい乳が好きなのだろう」

男「違うな、間違いだ」

女「なんだと」

男「本能的にでかい胸を目で追うが、小さいのも好きなのだよ」

女「そうなのか」

男「そうだ。お前の胸を見続けているのは本能だ。仕方ないのだよ」



3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/09(木) 22:47:15.01 ID:ZF8rpg/B0
ほう



4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/09(木) 22:47:23.99 ID:/bJgUK6Y0
出出しはオーケーじゃないか



7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/09(木) 22:49:27.36 ID:B549l4R/0
女「そうか、やっとその視線の訳がわかってほっとした」

男「安心してもらって何よりだ」

女「ところで、だ」

男「なんだ」

女「男同士の語らいは続けないのか」

男「そうだったな。再開しよう」



9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/09(木) 22:53:15.94 ID:B549l4R/0
男「む・・・・」

女「何を迷っているのだ」

男「いやな、選択肢があり過ぎるのだ」

女「選択肢がありすぎるのは困りものだな」

男「ああ。迷って仕方がない」

女「差し当たっては、私が選んでもいいのだが」

男「それには及ばない。とりあえず当たりは付けた。健全な男どものする話だ」

女「問おう。なんだそれは」

男「焦るな。なんてことのない、下着の話だよ」

女「なんだ、下着の話か」

男「そうだ。下着の話だ」



16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/09(木) 22:57:40.74 ID:B549l4R/0
女「下着の話なら、女同士の語らい・・・世に言うガールズトークだな。そこでするぞ。」

男「興味深いな。詳しく聞こう」

女「何、なんじゃないさ。ただ、あの下着は通気性がいいやら、興奮作用があるやら、バストアップさせるやら、など、そんな話しさ」

男「ほう、勉強になるな」

女「まあ私には全く興味のない世界だから普段聞き流してしまっているがな。申し訳ないが」

男「仕方ないさ。お前はそういう性分だろう」

女「ああ。下着に細かいことはいらない」

男「そうなのか」

女「そうだ」



18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/09(木) 23:02:56.60 ID:B549l4R/0
男「そんなお前には申し訳ないが、ここからはお前の興味のない世界の話をする」

女「承知している」

男「ならば問題ないな」

女「なんだ、その、ブリーフのほうがいいのか」

男「・・・・お前は男同士の下着の会話を理解していないな」

女「なに、的切、女の会話の男verだとばかり」

男「違うな。実に間違っている」

女「ほう」

男「男同士の下着の会話というものは、女の下着について語るものなのだよ」

女「それはまた、おかしな話だな」

男「可笑しくはないさ。本能だ」

女「・・・男の本能は良く分からないな」

男「仕方ない。女なのだからな」



20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/09(木) 23:11:04.40 ID:B549l4R/0
女「気持ちがわかるようだと、話を持ち掛けて来たくせに、こうもあっさりと手のひらを返されるとはな」

男「まぁ、言葉の綾さ」

女「そういうものなのか」

男「そうだ」

女「で、男の下着トークというものを体験させて欲しいのだが」

男「ああ、そうだったな」

女「ああ、よろしく頼むぞ」

男「・・・じゃあ、そうだな。昨日、帰り道で土砂降りに見舞われたときだ」

女「ああ、昨日の土砂降りは凄かったな」

男「そこに反応はしなくていい。続けるぞ。同じ学校の女子が、必然的に、雨に濡れてしまっていた訳だ。当校の制服はシャツ。」

女「ああ、知っている」

男「盛大に濡れた彼女のシャツは、下に身につけている下着と一体化し、その下着の形状を顕にしていた。このエピソードについて話そう」

女「それは彼女は災難だったな。タオルは貸してあげたのか?」

男「違う。論点がずれている」

女「良く分からない。説明を求める。」



21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/09(木) 23:13:45.80 ID:N83WUiC4O
これは、良スレの予感



22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/09(木) 23:18:27.73 ID:uoIZaojcO
興味深いな



23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/09(木) 23:18:40.32 ID:B549l4R/0
男「そこは、下着の色は何色だったか?、どうだ、その子は可愛かったか?や、スカートも透けてたか、等と質問するのが正解なのだ」

女「すまない、鈍感で悪かったな。ええと、そうだな、その子は可愛かったか」

男「ああ、悪くなかった。ショートボブの黒髪、可愛らしい丸い顔、慎ましい胸。いい感じだったぞ」

女「・・・・」

男「なぜ髪を触っている」

女「何故だろうな。少し、違和感を感じてな、体が動いたのだよ」

男「なんだ、病気か」

女「わからん」

男「嫉妬か。お前とは真逆だものな。お前はロングの髪に、真面目なきりりとした顔、それに巨乳だものな。一つに髪を束ねてて、もうむしろかっこいい」

女「それは褒めているのか」

男「ああ、お前も悪くないぞ」

女「褒めても何も出ない」

男「分かっている」

女「・・・・続けようじゃないか」

男「そうだな」



25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/09(木) 23:27:18.96 ID:B549l4R/0
女「下着・・・・いや、この場合見えているのはブラジャーのみか。その、どうだった、ブラジャーは」

男「水色の清楚感溢れる物だった。スポーツブラ、と言うのだろうかあのタイプは。あれはあれで凄く似合っていて評価は高い」

女「そうか、彼女はスポーツでもしているのだろうか。その時間帯に帰るとなると・・・・バスケットボール部に所属している生徒だろうか」

男「違う、またお前は論点からずれたな」

女「わざとじゃない。許せ」

男「分かっているさ。さて、今回のズレ、だがな」

女「ああ」

男「スポーツブラ、という単語からなぜ部活を考察した」

女「む、当然ではないのか」

男「違う、全然違う。そこから貧乳談義に持ち越すのが男だ」

女「難しいな。」

男「さあ、今さっきの場面からやり直してみろ」



29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/09(木) 23:36:48.39 ID:B549l4R/0
女「あー・・・・スポーツブラは貧乳に許される特権だな」

男「なんか嫌味が含まれているような気がするのだが」

女「気にするな。気のせいだ」

男「そうならいいが」

女「そうなのだ」

男「じゃあ語らせて頂こう。貧乳にのみ許される特権、スポーツブラ。この下着は、シンプルかつ、運動性があるな」

女「ああ、私も成長期の頃世話になった」

男「しかし、だ。このスポーツブラという物は、それだけではないのだ」

女「なんだと」

男「そのシンプルさが、昨今の露出度の高い下着・・・そんなモノとは比べ物にならないくらいの興奮をそそるのだ」

女「そういうものなのか。てっきり露出していれば男は興奮する生き物だと」

男「間違っていない」

女「間違ってないのか」



32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/09(木) 23:42:35.92 ID:B549l4R/0
男「男は女の露出で興奮するように出来ている」

女「ならば、やはり興奮度で言えば露出の多い下着ではないのか」

男「興奮のベクトルが違うのだ」

女「なんと、方向が違うと」

男「そうだ。もはや別格と言ってもいい。」

女「別格、か」

男「そうだ、スポーツブラは別格の興奮を生み出すのだ」

女「ほう」

男「だからこそ、それを身につけていた彼女もまた、良いものになっていたのだよ」

女「なるほどな」

男「・・・・・とまあ、こんな感じだな、流れ的には」

女「むぅ、男の会話というものは小難しいな」

男「そうでもない」

女「そうでもないのか」



36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/09(木) 23:48:20.50 ID:B549l4R/0
男「男同士には、通じ合うものがあるからな。自然と会話が成立するのだよ。お互いの話したい方向にな」

女「ミーム・・・とか言う奴か」

男「それは多分違うな」

女「そうなのか・・・・」

男「そう肩を落とすな」

女「私みたいな、会話の通じない奴と喋って、お前は不愉快ではなかったのか?」

男「そんなことはない。お前と喋るのは、ただそれだけで楽しいからな」

女「そう言われると恥ずかしいな」

男「言ってる方もそれなりに恥ずかしいものさ。さ、そろそろ日が暮れて遅くなった。帰ろうじゃないか」

女「そうだな」

男「忘れ物がないかチェックしたか」

女「ああ、準備万端だ」

男「了解した、帰路に着こう」



39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/09(木) 23:54:39.09 ID:B549l4R/0
___________________________________________

女「お前は好きな女のタイプとかあるのか?」

男「なんだ、お前は俺との会話からそんなことも読み取れなかったのか」

女「悪い、未熟なのだ」

男「仕方ないな。宣言しておくが、俺に女のタイプなど無い」

女「なんだ、そうなのか」

男「ああ、俺は広く門戸を開いているからな。」

女「・・・・そう、か」

男「どうした」

女「なに、少し安心したのさ」

男「何にだ」

女「秘密だ。・・・・・・っと、家に着いたな。さて、暫しの別れだ」

男「ああ、また明日な」

女「ああ、また、明日」                            



123 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/10(金) 22:41:04.92 ID:muAx9nDI0
vp35440.jpg

女こんな感じ?



130 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/10(金) 22:52:14.44 ID:UjHwWV+/0
>>123
有難い



136 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/10(金) 23:05:44.40 ID:VsPAcG8L0
>>123
これはドストライク




117 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/10(金) 22:28:47.21 ID:UjHwWV+/0
男「おはよう」

女「おはよう」

男「態々、玄関まで来て出迎えてくれるとは」

女「悪かったか」

男「いいや、悪くない。いい気分だ」

女「・・・そうか、なら良かった」

男「さて、じゃあ今日も軽快に、爽快に登校するか」

女「そうだな」



121 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/10(金) 22:36:27.95 ID:UjHwWV+/0
男「いつもの通り、登校は徒歩なわけだが」

女「そうだな」

男「ここでも、男同士の会話をしようじゃないか」

女「良い提案だ」

男「肯定的だな」

女「案外、昨日の会話は楽しかったからな」

男「それは意外だ。よろしい、ならば御浚いだ。昨日のことを顧みて、会話を始めてくれ」

女「了解した。・・・・そうだな、あそこの女子生徒、見えるか?」

男「ああ、見える」

女「あの女子生徒、良いボディーバランスをしているだろう」

男「ん・・・・まぁ、そうだな」

女「彼女は、何を隠そう、いや、何も隠してなどは居ないが、お前も知っているだろう。」

男「ああ、柔道の優秀選手だったな。表彰されているのを見た」

女「だろう」

男「で、それがどう、というのだ」



124 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/10(金) 22:42:21.47 ID:UjHwWV+/0
女「ここから、彼女のような、素晴らしい肉体の形成美について語ろうと思うのだが」

男「惜しいな」

女「というと?」

男「肉体美について語るのは、間違ってはいない。むしろ素晴らしい話題だ。褒めよう」

女「光栄だ」

男「しかしだ、お前の話題と、男同士の話題とで違うところがあるのだ」

女「大体想像が付いてきた」

男「言ってみろ」

女「興奮を促す肉体の話、か」

男「おおまか、その通りだ」

女「呆れたというべきか、むしろ素晴らしいと言うべきか」

男「男というものは、須く、性欲が有るものなのだよ。仕方ないのだ」

女「そうだな、そこを攻めてはいけなかった。反省しよう」

男「よし、反省したところで、また今さっきの部分から会話を開始しようではないか」

女「了解した」



129 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/10(金) 22:50:56.67 ID:UjHwWV+/0
男「さて、あの彼女。どのようなところを語ろうというのだ」

女「答えよう。彼女の体、非常に美しい物をしている。その箇所はもう芸術品だ」

男「そうだな、衣服を着てても見て取れる」

女「だろう、で、だ。私は彼女の肉体で、興奮状態を促す箇所・・・の話をしたい」

男「合格だ。話を進めよう。彼女の肉体、素晴らしいのはやはり、鎖骨付近ではないか」

女「わかるな」

男「だろう。引き締まった体と相まって、更に鎖骨の美しさを際立たせている。もはやこれは、鎖骨美、と称しても不満の声はないだろう。」

女「無論、私も不満はない」

男「先述した結果を総合して、彼女の鎖骨、というものは、男の性欲を引き立たせるに十分値する、興奮材料なのだ」

女「同意する。彼女は美しい」

男「お前の意見はどうなのだ」

女「私か」

男「ああ、お前だ。女の視点からでもいい」

女「難しいな」

男「最初に思ったことをそのまま述べればいい」



135 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/10(金) 23:01:40.41 ID:UjHwWV+/0
女「そうだな・・・特に私が注目したのは、そう、足、だな」

男「足、か」

女「足だ。特に、脹脛の部分だな」

男「ああ、わかる」

女「筋肉を鍛えたことによって生じる肉の窪み。あの窪みが何とも言えない美しさを醸し出してる」

男「同意だ」

女「歩いてる時の、その筋肉の造形美といったら、これはもう、興奮せざるを得ないと思うのだが」

男「いい視点だ。恐れいった」

女「褒めるな、照れる」

男「さて、話もちょうどいい場所で切れた。下足棟は目前だ」

女「クラスが離れているからな。ここで一旦お別れにするか。」

男「そうだな。じゃあ、では、また昼休みに」

女「迎えに行こうか」

男「いい、俺が向かう」

女「そうか、では、待っているぞ」



137 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/10(金) 23:07:35.56 ID:UjHwWV+/0
____________________________________


男「昼休みを開始するチャイムが鳴る前の5分間というものは、相変わらずそわそわしてしまうものだな」

男「まぁ、仕方のないことだろう。これも」

男「さて、女の教室へと向かうか」

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女「チャイムがやっと鳴った」

女「これで昼休みへと移行したわけだ」

女「今日は男がこちらへ来るのだから、あまり焦る必要がないな」

女「まぁ、でもすぐ見つかるように、ドアの周辺で待っておこう」

女「廊下に出てたほうが良いだろうか・・・」

女「いや、でも教室、といったのだ。大人しく教室で待とう」

女「この気持が、待ち遠しい、とでも言うのかな」

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140 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/10(金) 23:13:04.24 ID:vCWq9Y5j0
ズボンはいつ脱げばいいんだ?



151 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/10(金) 23:21:18.60 ID:KR0HawsgO
なんか胸がむずむずする



142 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/10(金) 23:13:16.13 ID:UjHwWV+/0
男「待たせたな」

女「ああ、全くだ」

男「移動、というものが一番無意義な時間だからな。しかしそれを楽しむのも乙だと思い、ゆっくり歩いてきた」

女「待つ身にもなって欲しいものだな」

男「悪い。そうだったな、待つ、というものは存外、苦しい物だった。考慮していなかった。反省する」

女「次からは、考慮に入れてくれ」

男「承知した」

女「さて、今日はどこで昼食を摂ろうか」

男「そうだな、今日は日差しが暑い」

女「ああ」

男「木陰が良いな」

女「しかし、中庭の木陰は人が多く、もう満席だろう」

男「甘く見ないで欲しい。木陰リークの俺は、人が少ない木陰を知っている」

女「初耳だな。どちらも」

男「さて、行こうじゃないか。人生は有限だが、昼休みはそれ以上に有限だ」



149 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/10(金) 23:19:08.42 ID:UjHwWV+/0
女「早歩きで進もうじゃないか」

男「良いだろう」

女「・・・ところで、弁当は持ってきているのか。両手が遊んでいるが」

男「すっかり忘れていた」

女「だろうと思ったよ」

男「見透かされていたか」

女「見通していたのだ。2人分は作ってきた」

男「通りでお前の風呂敷がいつも以上に膨らんでいる訳だ」

女「ふっ、重箱、風呂敷、これは何時までも使い続けられる良い道具だよ」

男「そうだな、そしてお前に似合っている」

女「褒めているのか?」

男「ああ、褒めている」

女「有難い」

男「っと、早歩きだと着くのが早かったな。ここだ」

女「物置小屋の裏、か。いい場所だ。早速弁当を広げよう」



152 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/10(金) 23:24:24.86 ID:UjHwWV+/0
男「適度に日が当たっているようで、いい感じに草が生えていて座り易いな」

女「なんだ、ここを利用することは無いのか」

男「実を言うと、ここは前に、すこしばかり見た程度なのだよ」

女「ほう」

男「物置小屋に用があってな。よし、風呂敷も広げ、重箱の分解も済んだな」

女「分解、なのかは分からないが」

男「分けて解したのだ。分解で良かろう」

女「まぁ、それでいいかな。箸は取ったか」

男「ああ、おてもとを頂いたぞ」

女「割り箸にはおてもとしか見たことがないがな」

男「手元にない箸などないからな。さて、頂こう」

女「手を合わせて」

男「頂きます」

女「頂きます」



153 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/10(金) 23:30:07.37 ID:UjHwWV+/0
男「美味しそうなだし巻き卵だ。頂いていいか」

女「愚問だな。ここに置いてあるもので食べてはいけない物など無い」

男「実に有難い話だ。頂こう」

女「どうぞ」

男「・・・・・美味だ」

女「お口に合ったようで光栄だよ」

男「一段と料理がうまくなったな」

女「それほどでもない。相変わらず、祖母には勝てない有様だ」

男「亀の甲より年の功・・・というしな。仕方ないことだ」

女「それも亀にとったら迷惑な話だがな」

男「それぐらい、経験は偉大だ、ということだよ」

女「それには大いに賛成だ」

男「と、話が盛り上がるのはいいが、肝心の料理が、僅かな温もりさえも失われてしまいそうだ」

女「そうだな、早めに食べてしまおう」



157 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/10(金) 23:34:59.41 ID:UjHwWV+/0
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男「食べた食べた」

女「見てて清々しい食いっぷりだったぞ」

男「箸が止まらなくてな」

女「うれしい話だ」

男「また弁当を忘れるのが楽しみだよ」

女「出来るだけ持参して頂きたいものだがな」

男「善処するよ」

女「善処する、は信憑性の薄い言葉ベスト10に入るな」

男「ベスト1は何なんだ」

女「愛してる、だな」

男「いかにも、だな。お前に告白をする時は大変そうだ」

女「ははは、期待しているよ」



158 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/10(金) 23:36:24.38 ID:JvCNmf5A0
この二人はなんでこんなに達観してんだ



159 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/10(金) 23:37:22.68 ID:vCWq9Y5j0
二人だけの世界なんだろ



160 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/10(金) 23:38:16.38 ID:Hd1rwqJk0
さらっと告白してんじゃねーかwwwww



165 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/10(金) 23:49:06.41 ID:UjHwWV+/0
男「時間が余ったな」

女「ああ、早めに食べたと言っても、30分余り残ると、非常に時間を持て余すな」

男「そうだな、何をして時間を潰そうか」

女「うーむ、男の会話講習は放課後に取っておくとして」

男「分かった。じゃあこうしよう」

女「なんだ」

男「ちょっと運動でもしよう」

女「良いだろう」

男「鉄棒・・・しか無いな」

女「鉄棒も立派な運動さ」

男「じゃあ行こうか」

女「ああ」



168 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/10(金) 23:57:57.34 ID:UjHwWV+/0
男「着いたな」

女「ああ」

男「鉄棒、か。久しぶりだな」

女「私もだ」

男「俺は、自慢ではないが前回りと逆上がりしかしたことがない」

女「私もだ」

男「世に言う地球周りとか地獄周りとかしてみたいのだが」

女「ま、とりあえずやってみようではないか」

男「そうだな」



172 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/11(土) 00:06:05.60 ID:4cOW/eFz0
女「さて、レベルの低い前回りからやらせて頂こうかな」

男「ああ、どうぞ」

女「? なんだ、お前はやらないのか」

男「ん、ああ、お前がやってから、な」

女「なんだ、私の下着に興味が有るのか」

男「有るか無いか、と聞かれれば、有る」

女「素直だな」

男「言っただろう、本能には逆らえんのだ」

女「そうか、本能か」

男「そうだ、本能だ」

女「ま、あんまりジロジロと見ないでくれよ」

男「善処する」

女「・・・・・っと」

男「おお、綺麗な」

女「綺麗だったか」



176 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/11(土) 00:12:14.50 ID:4cOW/eFz0
男「両方、な」

女「結局見たのか」

男「この状況でみない男はいない」

女「そうか」

男「そうだ」

女「ストッキングでも履いてくればよかったな」

男「それもまた乙だよ」

女「そうなのか」

男「そうだ」

女「じゃあどっちもどっちか」

男「ああ、どっちもどっちだ」



180 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/11(土) 00:20:41.25 ID:4cOW/eFz0
男「しかし、お前はいつも白の下着しかつけないな」

女「まぁ、一番リーズナブルだからな」

男「まぁ、そうだな」

女「というより、私は興味がないからな」

男「そうだな。それにお前には白が似合っている」

女「それは、いいのだが。いつも、ということは、いつも私の下着を、お前はいつもみてる・・・ということか?」

男「下着リークだからな」

女「だったな」

男「さて、俺もさせていただこうか」

女「拝見しよう」

男「見るものでもない」

女「でもみるぞ。仕返しだ」

男「仕方ないな。ま、見ておくがいいさ。なんの面白みもないがな」

女「見る側によるさ」



183 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/11(土) 00:32:56.26 ID:4cOW/eFz0
男「・・・・・・・・っと」

女「おお、お前も綺麗にできるのな」

男「まぁ、それなりにはな」

女「意外だ」

男「意外でもないだろう。運動は出来る方だ」

女「自慢か」

男「唯一の自慢だ」

女「そうでもないぞ」

男「自慢ではない・・・と・・・」

女「ふっ・・・どっちだろうな」

男「嫌な感じに言葉を濁したな」

女「ほら、昼休み終わるぞ。教室へ戻ろう」

男「む・・・仕方ない。それでは、また、放課後、な」

女「ああ、また放課後」



226 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/11(土) 11:21:43.83 ID:4cOW/eFz0

男「放課後、だな。こうしてみると早いものだ」

男「さて、いつもの空き教室へ行くか」

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女「また、待たされたな」

男「来るのが早いな」

女「先生よりも早く着席するのが、生徒というものだ」

男「生徒だったのか」

女「もう、半分以上、講義を受けているようなものだろう」

男「ま、そうかもしれないな」

女「という訳で、早速ご指導願えるかな?」

男「願ったり叶ったりだ。じゃあ授業を始めよう」



228 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/11(土) 11:28:36.06 ID:4cOW/eFz0
女「さて、私はどうすればいいのかな」

男「そうだな、大きく出た割には、別に大した事をするような内容じゃないのだよな」

女「男同士の会話を、体験するだけだものな」

男「そうだ」

女「では、もう通例通り、会話を始めようではないか」

男「3回目にして通例か」

女「回数の問題ではないのだよ。気分さ、こういうものは」

男「言われてみればそうだな。では始めよう」

女「ああ、頼む」

男「そうだな・・・・。ん、丁度いい。窓から運動場を眺めてみろ」

女「・・・・・生徒が運動をしているな」

男「我校は、昔からの、テンプレートな体育服を採用している」

女「さすがに女子の着用物はブルマーから短パンには変わったがな」

男「で、だ。彼女らが身に付けている体育服について語ろうではないか」

女「男は無視か」



230 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/11(土) 11:36:43.87 ID:4cOW/eFz0
男「野郎の体育服について語ったところで利益は生まれない。それどころか気分を害するレベルだ」

女「それは深刻だな」

男「ああ、もうタブーと言ってもいい」

女「ならば仕方ない、彼女等の体育服について語ろう」

男「ああ。そうだな、まず何処から語ろうか」

女「提案しよう。短パンの短さについて語ろうじゃないか」

男「それはいいアイディアだ。成長したな」

女「お褒めに預かり光栄の至りだ。さて、先手は私でいいかな?」

男「ああ、提案者から先に語ってくれ」

女「では。短パンの短さ、これは運動性、通気性、そして何より、彼女たちの足を強調していると思うのだ」

男「同意だ」

女「いつもは顕にならない、白い太腿。綺麗な膝小僧。これは男が興奮するのには十分な素質が有るのではないか?」

男「その通りだ。男という生き物は、女の普段隠している、または隠れてしまっている部分というものに、非常に興味をもつ」

女「やはり、か」

男「そうだ」



234 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/11(土) 11:47:00.08 ID:4cOW/eFz0
女「さて、この話をもう少し展開して行こうじゃないか、先生」

男「先生、か。悪くない響きだ。よかろう、言わせてばかりじゃ詰まらないからな」

女「期待してるぞ」

男「期待しすぎるな。さて、彼女等の足が強調される、非常に素晴らしいアイテム、短パンだが」

女「ああ」

男「組み合わせると、更に素晴らしい効果を発揮するのだ」

女「何。それは初耳だ。何だ、そのアイテムとは」

男「まぁ、まて、焦るな。何、至極簡単な話だ。ニーソックス、だよ」

女「そんなモノをつけて運動する女子など存在するのか・・・?」

男「悪いが、かく言う俺も、拝見したことがなくてな」

女「ならば何故、その組み合わせが素晴らしいと」

男「男ならではの、妄想力、というものだ」

女「全く・・・恐れ入るよ」

男「なぁに、恐れるようなものじゃない。男なら標準装備だ」

女「それが恐ろしいのだと気づいてくれ」



237 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/11(土) 11:53:03.07 ID:4cOW/eFz0
男「で、だ。少し話題から外れてしまったが。見たくないか?」

女「何をだ」

男「ニーソックスを履いた体操服の女子を、だ」

女「興味深い。見れる場所があるのか」

男「ああ、とても近くにな」

女「それは何処だ」

男「此処だ」

女「? 分からないな。移動せずにどうやってみるのだ」

男「此処に、ニーソックスがある。女、今日体育有っただろう」

女「ああ、今日は持久走でな。汚れてしまったので洗濯しようと今、手元に有るぞ」

男「良かった。では、今から着替えてくれ」

女「私が着ろというのか・・・・」

男「ああ、その通りだ。物分りが良くて助かる」

女「自分で着る、等という発想は無かったな・・・。あまり機が進むものでもないしな」

男「いいじゃあないか。何事も経験だ」



239 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/11(土) 12:03:10.42 ID:4cOW/eFz0
女「経験、ね」

男「頼むよ、俺の妄想実現に協力してくれ。素晴らしい物になると約束する」

女「そんなに頼まれては仕方がないな。少しそっちを向いていてくれ」

男「それは勘弁して欲しい。貴重な着替えシーンが見れないではないか」

女「いや、その、少し、恥ずかしいのだが」

男「もう、一度見られてるだろう。それに、着替えも含めての、体育服+ニーソックスだ」

女「む・・・、仕方ないな。ではあまりジロジロ見ないでくれよ」

男「善処する」

女「・・・・・・っと」

男「半脱ぎは卑怯だぞ」

女「何がだ」

男「興奮を助長させすぎる」

女「あまりそんな目で見ないでくれ」

男「本能だ、許せ」

女「本能なら、仕方ない、か」



240 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/11(土) 12:04:55.94 ID:J15pBC9A0
もげろ



241 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/11(土) 12:08:21.36 ID:N/yxHmhQ0
二人はどういう関係なのか全くわからないんだが



242 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/11(土) 12:08:51.78 ID:4cOW/eFz0
男「さ、手っ取り早く着替えてくれ」

女「異性の前で着替えなど、あまり無いシチュエーションだからな。手元が狂うのも訳ないだろう」

男「そう言えばそうだな。では、焦らずゆっくり着替えてくれ」

女「半裸を晒すのもあまり趣味じゃないからな、迅速に着替えたいところだ」

男「ま、俺は着替えが見れるだけで至福の至なのだがな」

女「至福、か」

男「至福だ」

女「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。よし、そうこう言ってるうちに着替え終わった」

男「スカートの下から短パンを履くのも卑怯だと思うのだがな」

女「何、普通の行為さ」

男「残念だ」

女「下は昼休みに見ただろう」

男「それとこれとは話が別だ」

女「別なのか」

男「そうだ」



245 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/11(土) 12:15:42.01 ID:4cOW/eFz0
女「この、ニーソックスというものは、如何とし難い履き心地だな。慣れない」

男「いつも生足を晒しているお前からすれば、当然の反応だと思ったよ」

女「私はお洒落など興味がないからな。」

男「と、言いつつも、最近は結構気を使ってたりするのだろう?」

女「まぁ、な。一般のそれと、同じ程度には、な」

男「その調子で、いろんな服を着てみるがいいさ」

女「ああ、意外と楽しかったりもするからな。それは兎も角として、だ」

男「ああ、体育服+ニーソックス。非常に似合っているぞ」

女「私も見たいのだがな」

男「きちんと鏡は用意してある」

女「準備がいいな」

男「当たり前だ」

女「当たり前か。」

男「・・・・・・・・とし、ほらどうだ。これで全身見れるだろう」

女「ああ、我ながら悪くはないかも知れない、な。でも、やはり恥ずかしいな」



248 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/11(土) 12:22:11.05 ID:4cOW/eFz0
男「靴下が変わっただけだろう。何を恥ずかしがる必要がある」

女「そう言われてみればそうなのだが」

男「それにしても、かなり汗、出たのだな。体育服にしっかり染み込んでいるようだ」

女「臭いか・・・?」

男「女の汗の匂いなんて、それもまた、男にとっては興奮材料の一部としか成り得ないのだよ」

女「そうか、なら良かった、のか?」

男「ああ。万事大来だ」

女「そこまで大層なものではないと思うのだけどな」

男「気分の問題だ」

女「気分、か」

男「そうだ。写真、取ってもいいか」

女「やめてくれよ、そう言うのは何か、嫌だ」

男「そうか、悪かったな」

女「・・・・・また観たかったら、いつでも着てあげるから、な。そう気を落とすな」

男「なんと。気前がいいな。願ったり叶ったり、本日2度目だ」



253 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/11(土) 12:26:45.72 ID:4cOW/eFz0
女「もう、結構時間がたったな」

男「そうだな。着替えて帰宅するべきか」

女「ああ。素早く済ます。後ろを向いていてくれ」

男「む、仕方ない。今回はサービスだ」

女「見るのがデフォルトなのか。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・よし」

男「早い」

女「ま、こんなものだ」

男「男のほうが、確かにズボンの上げ下げ的には時間がかかるし、まあ妥当な時間なのかな」

女「そうかもな」

男「っと、忘れものはないか、確認したか?」

女「ああ、準備万端だ」

男「では、通例通り、いつも通り、でいいか。帰路に着こう」

女「ああ、そうしよう」



261 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/11(土) 12:52:08.70 ID:KU5d+4R8O
目の前で着替えてくれる女の子ってなんなの
羨ましい




262 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/11(土) 12:53:11.74 ID:J15pBC9A0
しかも巨乳っていう



255 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/11(土) 12:31:13.52 ID:4cOW/eFz0
_____________________________________

男「帰路、か」

女「どうした」

男「いや、な。たまには帰路、ではない帰路を通りたいな、と思ってな」

女「というと?」

男「察せ。寄り道をしようと言っているのだ」

女「ああ、そういう事か」

男「近くに公園が有ったな。ちょっと寄ってみないか」

女「公園、か。いいだろう」

男「こっちだ」

女「ああ」



259 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/11(土) 12:47:41.30 ID:4cOW/eFz0
男「着いたな」

女「誰もいない、灯りも一つしかない。結構寂れた公園じゃないか」

男「またこれもこれで、趣があって良いだろう」

女「ああ、自然が多いのも好ポイントだな」

男「あそこにベンチがあるな。座ろうとしようじゃないか」

女「ああ。それにしても暗いな」

男「周りに民家もないからな。じゃなきゃ廃れない」

女「それもそうだな」

男「しかし、ここは星を見るには絶好なんだ」

女「そうだな。凄く綺麗に見える」

男「しかも今日は雲ひとつ無い。絶好のシーケンスだ」

女「満天の空・・・・というのも強ち間違ってはいない表現だ」

男「俺はあまり星座とか詳しくないんでな。いつも眺めてるだけなんだが」

女「私もそんなに詳しいものじゃないさ」

男「そうか」



263 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/11(土) 12:59:49.33 ID:4cOW/eFz0
女「まぁ、この絶景だ。眺めるだけ、っていうのも良いものだろう」

男「ああ」

女「星・・・・・儚いな」

男「ああ」

女「このなかの星には、もう、絶命してる星だってあるんだよな」

男「そうだな。俺達が見ている星の大半は、今現在、もう無いのかも知れない」

女「綺麗・・・だけど、やっぱり儚いな」

男「また、人間はそこに惹かれるのかも、知れないな」

女「人間もまた、儚いから、な」

男「そう、だな」

女「・・・・・・」

男「・・・・・・・」



266 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/11(土) 13:06:05.59 ID:4cOW/eFz0
女「夜風が気持ちいい。寝てしまいそうだ」

男「こんなところで寝たら、何されても文句は言えないぞ」

女「具体的には何をされるんだ」

男「セクハラ、じゃないのか」

女「もう世に言うセクハラ以上のことは、誰かさんにやらされたような気がするがな」

男「誰だ。そいつの名前を言え。天誅を下す他無いようだ」

女「目の前に居るんだがな」

男「そろそろ帰るか」

女「体裁悪くなって逃げるとは」

男「これも男の本能だよ」

女「何でもかんでも性別に責任を押し付けるのは悪いことだと思うぞ」

男「それはそうだな。反省しよう」

女「ああ、そうしてくれ」

男「じゃ、俺以外の奴にお前がセクハラされても困るから、帰ることにするか」

女「ははは、そうしてくれ」



268 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/11(土) 13:12:35.76 ID:4cOW/eFz0
_________________________________


男「結構遅くなってしまったな」

女「いつもよりは、確かに、な」

男「引っ張りまわして悪かったな」

女「楽しかったから、悪い、なんてことはない」

男「そう、か」

女「ああ、楽しかった。また頼むぞ」

男「ああ、俺も楽しみに、次、行く場所を決めておくよ」

女「それは嬉しい」

男「楽しみに待っていてくれ。しかし、期待し過ぎは禁物だぞ。ガッカリされては、困るからな」

女「分かった。ちょっと期待のレベルを落としておくよ」

男「ありがたいな」

女「それじゃ。また明日。Good night」

男「きれいな発音だ。俺は英語が苦手だから、日本語で挨拶するよ。おやすみ」

女「ふふふ、じゃあ、おやすみ」



269 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/11(土) 13:17:35.61 ID:4cOW/eFz0
_____________________________________

男「昨日は、また明日、と言っていたが、よく考えると、今日は休日だ」

男「昨日は明日も学校がある気で過ごしていたからな」

男「女も勘違いしたのだろう」

男「さて、休日の贅沢、二度寝を堪能するか」

男「やはり朝は苦手だよ」

____________________________________


男「・・・・・・・・・・・・・?インターホンが鳴ったぞ、宅配便でも頼んでいたか」

男「はい、どちら様でしょう」


女「おはよう」


男「今日は休日だぞ?」

女「ああ、休日だな」



271 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/11(土) 13:23:30.18 ID:4cOW/eFz0
男「どうしたのだ、休日だというのに」

女「''また明日''、ときちんと昨日伝えただろう?」

男「ああ、そうだ。しかし、昨日はいつも通りで勘違いしたのではないかと思ったのだが」

女「そんなことはない。きちんと考えてあったのさ」

男「なんと、それは悪いことをした。着替えてこよう。少し待っていてくれ」

女「了解した」

________________________________

男「待たせたな」

女「そこ数十秒、待ったの内に入らないさ。むしろ考える時間を与えてもらって、感謝したい程だ」

男「何を考えていたのだ」

女「秘密だよ」

男「秘密、か」

女「さて、今日は、昨日に引き続き、最高の天気だ。晴れ、という状態を最高とするならの話だが。」

男「まぁ、一般的には最高の天気だろう」

女「じゃあ、一般的には最高の天気だ。という訳で、外へ繰りだそうではないか」



272 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/11(土) 13:31:06.63 ID:4cOW/eFz0
男「いいさ、二度寝よりも、誰かと出かけるほうが有意義だからな」

女「そうだ、家に篭ってばかりじゃ、体も刺激がなくて、垂てしまうからな」

男「今日は妙に積極的だな・・・」

女「昨日の恩を返そうと思ってな。絶景を見せてくれたお礼だ」

男「何、礼をされるほどの事はしていない。むしろ付き合ってくれたお前に礼を」

女「じゃあ、こうしよう。ただ私が、一緒に出掛けたかった。という理由じゃダメか?」

男「ダメじゃあない。むしろ嬉しい」

女「なら良かった。此処に、2枚遊園地への招待券がある」

男「また珍しいものを持っているな」

女「ああ。奇遇にも、このチケットを貰ってしまってな」

男「ほう。で、遊園地へ行こうと?」

女「ああ、その通りだ。不肖ながら、久しぶりの遊園地で、凄く興奮しているのだ。変なことを言っても、見逃してくれよ」

男「良いだろう。俺も遊園地は好きだからな。お互い様さ」

女「では。交通機関は・・・・、そうだな、時間が惜しい。タクシーを手配しよう」

男「本当に楽しみなんだな」



273 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/11(土) 13:36:13.92 ID:4cOW/eFz0
__________________________________

女「遊園地まで」

男「料金は幾らくらいになるだろうか」

女「案ずるな。私が全て持つ」

男「いや、それは悪い」

女「何が悪いことがあるか、誘ったのは私だ」

男「いや、駄目だ」

女「頑なだな」

男「男の本能だ。自分の分くらいは払わせろ」

女「そこまで高圧的だと仕方がないな」

男「そう、仕方がないのだ。」

女「ふふっ、メーターの上がりにビクビクするんじゃないぞ」

男「それは、無理かもしれない」



276 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/11(土) 13:44:23.35 ID:4cOW/eFz0
____________________________________

女「着いたぞ」

男「意外と代金は安かったな」

女「タクシーなど普段は使わないからな。高い、というイメージしか無かったが、そのイメージは払拭すべきかも知れない」

男「ああ、全くその通りだよ」

女「それにしても、人が多いな」

男「週末だからな。大型連休なんかもっと多いだろう」

女「そうだな」

男「しかし・・・・俺達は、傍からみると只のカップルではないか」

女「いいではないか。別に。・・・それともなんだ、私じゃ不服か」

男「逆だ。お前みたいな奴に俺じゃあ、な」

女「そんなに自分を卑下するものではない。お前はいい男だ」

男「褒めても何もでない」

女「承知の上だ」

男「ならいいが、な」



274 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/11(土) 13:40:36.07 ID:U3iJ1Zer0
ただのデートじゃねえかちくしょうめ



278 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/11(土) 13:50:08.26 ID:4cOW/eFz0
女「んん・・・少し動きづらいな」

男「今日はお前、白い清楚チックなワンピースだからな。そんな私服初めて見たぞ」

女「昨日も言っただろう。人並みにお洒落にするように心がけているのだ」

男「いや、もうお前、それは人以上だ」

女「? そうか、別にそうでもないと思うが」

男「いや、お前とそのワンピースが相性良すぎるんだよ。どこの令嬢だ」

女「どこ、と言われてもな」

男「ま、いいさ。一緒に歩ける俺は幸せだよ」

女「遠まわしに、褒めているのか?」

男「普通にも褒めているんだけどな」

女「照れる」

男「照れておけよ」

女「さて、入園するか。招待券は持っているか?」

男「ああ」

女「じゃあ行こう」



280 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/11(土) 13:55:09.51 ID:4cOW/eFz0
男「まさか、な。フリーパスまで付いてくるとは。招待券の凄さが身にしみて理解できた」

女「招待券など、招待してるのだ。当然のことだと思うがな」

男「そうだな。そう言われてみればそうだ」

女「ほら、1日は、限り有る有限だ。有効に使うぞ」

男「分かっているさ。」

女「最初は何処の遊具に繰りだそうか」

男「そうだな・・・・、定番のゴーカートなんてどうだ」

女「む、悪くないが」

男「あれは、どうしても男の本能を擽るのだよ。小さいときはいつも最初に乗っていたな」

女「そうなのか。では、男の本能を尊重して、ゴーカートに行こう」

男「ああ、楽しみだ」

女「私もだよ」



283 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/11(土) 14:00:35.96 ID:4cOW/eFz0
男「園内を走る車、か。あれに乗せて行ってもらうと早く付きそうだな」

女「そうだな。フリーパスだし、乗り放題だ」

男「そうと決まれば早速」

女「ああ」

________________________________

男「やはり、着くのが早かったな」

女「ああ、あれは、あれで、楽しいものだ」

男「そうだな。さて、ゴーカート乗り場だが」

女「む。一人乗り用と、二人乗り用があるのか」

男「どうする?判断はお前に任せるよ」

女「折角二人で来たんだ。二人で乗らない手はない」

男「それもそうだな。では、二人乗りへ、乗ろう」

女「ああ、エスコート頼むよ」

男「エスコート、ね」



284 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/11(土) 14:04:31.02 ID:4cOW/eFz0
_____________________________________

女「どっちが運転する」

男「どちらでもいいさ。それにこのゴーカートは、両方にハンドルが付いてるようだ」

女「そうだな、では、私が運転しよう」

男「事故は起こさないでくれよ」

女「善処はする」

___________________________________

女「アクセルがこれか」

男「うっ、急発進は体に悪いぞ」

女「悪い悪い」

男「仕方ない。お前はアクセルをゆっくり踏み込め。俺がハンドルを取ろう」

女「共同作業か。ワクワクするな」

男「俺は急発進にビクビクだよ」

女「行くぞ」

男「ああ」



285 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/11(土) 14:06:39.02 ID:J15pBC9A0
初めての共同作業です
いやこいつらの場合絶対初めてじゃねえ




281 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/11(土) 13:55:30.96 ID:Xh312l010
うむ、素晴らしい
壁殴りせざるを得ない




286 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/11(土) 14:09:53.90 ID:4cOW/eFz0
女「・・・・・・っと」

男「いい感じじゃないか」

女「昔から乗ってるだけあって、運転の技術は目を見張るな」

男「ま、伊達に回数稼いでない、と、言っておくさ」

女「そのお陰で、一度も掠りもしていない。ゆっくりと景観を楽しめる」

男「鳥もいたりして、楽しいな。ここのゴーカートは」

女「ああ、非常に面白い」

男「懐かしい、な」

女「ところで、私にも一回ハンドルを取らせては貰えないだろうか」

男「いいだろう、どうせ直線だしな」

女「では取るぞ、ハンドルを離してくれ」

男「了解した」

女「おお・・・いいな、この感覚」

男「カーブだぞ、ハンドルを切れ」

女「え、あ、ああ」



287 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/11(土) 14:15:16.59 ID:4cOW/eFz0
男「・・・・・・・ああ、言ったのになぁ」

女「悪い、慣れてないのが仇を成した」

男「ほら、体起こせよ。俺がハンドルを切ることも出来やしない」

女「すまない、私はアクセルに専念するよ」

男「ああ、でも、ハンドルは握っておけ。練習だ」

女「・・・・承知した。行くぞ」

男「ああ、後ろが来る前に、な」

女「ゆっくり・・・・よし」

男「上出来だ」

女「やっと感覚が掴めてきたよ」

男「じゃあ、次はハンドルの感覚を覚えるんだな。ほら、こうやって少しずつ、小刻みにハンドルを切るんだ」

女「はい、先生」

男「先生はやめてくれ。これに関しては、そこまでの物は持っていないさ」

女「でも、私よりは確実に持っている。それだけで、先生に十分値するのだよ」

男「そう、か。ならなんとでも呼ぶがいい。そのかわり、感覚は掴めよ」



288 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/11(土) 14:20:21.22 ID:4cOW/eFz0
______________________________________

女「楽しかった。それに勉強にもなったよ」

男「楽しんでもらえたようで何より。次は、何処に行くんだ」

女「ここの遊園地には、ウォータースライダーというものも有るそうだ」

男「まあ、それも結構な定番だな」

女「かもしれないな。それに乗ってみたい」

男「濡れるぞ?」

女「構わない」

男「俺が構う。雨合羽があそこで販売されているから、それを着るんだ」

女「なんでだ」

男「風邪をひくだろう」

女「優しいのだな」

男「別に。本音は有るしな」

女「その本音とやらは」

男「秘密だ」



293 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/11(土) 14:32:02.08 ID:4cOW/eFz0
女「さ、雨合羽も着たことだし、行こう」

男「ああ」

________________________________________

女「凄い人気だな。」

男「濡れる女子目当てで乗る輩も少なくはなかったりするんだろう」

女「やれやれだな」

男「本当だ。さて、順番が来たぞ」

女「そうか、ならば乗ろう」

男「お嬢様、お手をどうぞ」

女「有難う」

男「・・・・・・・・・・・・・さあ、動き始めたか」

女「少し、恐怖感があるな」

男「ま、スライダーだしな」

女「きたぞ・・・・・・・・・・ああ、すごい水しぶきだ」

男「シャワーみたいだな」



295 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/11(土) 14:40:53.51 ID:4cOW/eFz0
女「雨合羽に当たる水の感触がなんとも」

男「気持ちいいな」

女「そうか?私は少し気持ちが悪い」

男「ま、人それぞれさ、感触なんて」

女「だろう。自分では赤、と思ってる色が、他の人には違う色に見えるのかも知れない。認識なんて、曖昧な物なのだよ」

男「だな。その意見には全面的に同意だ。女の好みが違うのも、そこに由来してるのかも知れない」

女「話が飛んだな」

男「何でもそういうのに絡み付けたがるんだよ、男ってのは」

女「本能、か」

男「そうだ。さあて、もう降りる時間が来たようだ」

女「ああ。む、乾燥室みたいな所があるな。あそこで一旦湿気を飛ばそう」

男「良い提案だ」

女「っと。ほら行くぞ」

男「焦るな、転けるぞ」



296 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/11(土) 14:45:21.85 ID:4cOW/eFz0
女「次は、そうだな、お化け屋敷に行こう」

男「ん、まあ良いが」

女「なんだ、言葉尻を濁すな」

男「いや、な。少しあることを考えてただけだ」

女「それも、やっぱり秘密か?」

男「俺の思ったとおりだったら、言ってあげよう。どちらかと言えば、的中は望んでいないのだがね」

女「妙に引っかかる言い方をするな」

男「ま、引っかかった言い方をしてるのだよ。気にするな」

女「仕方ない、そうしよう。さて、お化け屋敷は、ロープウェイで登った山の上らしいが」

男「本格的なんだな」

女「だからこそ、行きたいのだ」

男「わかったよ。それじゃあ行こうとするか」

女「よし、乗り場はあっちだ」



299 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/11(土) 14:54:45.35 ID:4cOW/eFz0
男「ロープウェイ、というより、リフトだな」

女「ま、そんなものだろうとは思ったが」

男「じゃあ乗るとするか」

女「ああ」

______________________________________

男「ふう、やっと着いたな」

女「結構高い場所にあるじゃないか」

男「本格的、は嘘じゃないんだな」

女「期待しておこう」

男「ああ」

女「なんだ、期待しすぎるな、とは言わないのだな」

男「あまり、そこに差異はなさそうだからな」

女「ま、いいさ。さあ、入ろうじゃないか。目眩く、お化けの世界へ」

男「そんな大層なものだといいけどな」



303 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/11(土) 14:59:11.65 ID:4cOW/eFz0
__________________________________

女「ほう、入り口は、昭和の街並みっぽいな」

男「赤暗いライトで照らされてるのによって、たしかに気味悪いな」

女「さて、どんなおばけが出てくるのだろうか」

男「さぁな」

女「手、握ってもいいか?」

男「必要性が感じられないのだが」

女「雰囲気を味わいたいのだ」

男「分かったよ」

女「ふふふ、私が怖がったら、抱きしめてくれたりするのかな?」

男「善処するよ」

女「さあ、先に進もう」

男「お化け諸君に期待だ」



304 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/11(土) 15:04:19.34 ID:4cOW/eFz0
女「おお、目玉が取れているぞ」

男「戦火の犠牲者かな」

女「凄い再現度だ、なんだこの井戸は、おぉ、よく出来ている人形だ」

男「そうだな」

女「突然真っ暗になったぞ、何が始まるのだ?」

男「お化けのパレードかなんかじゃないのか」

女「声が凄いな」

男「加工してあるんだろう」

女「サラウンド構成でやるとは、やるな」

男「製作者に言ってやったらさぞかし悦ぶだろうさ」

女「おお、ここからは西洋のお化けか」

男「こっちのほうが全体的に暗いな」

女「おお、フランケンシュタイン」

男「でかいな。さすが大男だ」

女「しかし痛々しいな、頭のアレは」



305 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/11(土) 15:05:50.80 ID:38gNHO6S0
>男「製作者に言ってやったらさぞかし悦ぶだろうさ」
そんなに冷静だと悦ばれないわwwwwwwwwwwwwww




308 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/11(土) 15:11:19.90 ID:4cOW/eFz0
男「そうだな。実験がどうのこうの、でああなった、と聞くが」

女「痛そうなものは痛そうなのだ。見てる側も痛みを感じてしまう、人間はそういう生き物なんだよ」

男「優しい、のかな」

女「どうだろうね、むしろ残酷だと、私は思うよ」

男「かもしれないな」

女「ん・・・・なんだ、もう出口の光が見えてきたぞ」

男「早いな」

女「で、どうだった?考えたことは当たったか」

男「ああ、まだ覚えていたのか。ああ、完膚なきまでに正解した。」

女「教えてもらえるんだろうな?」

男「教えてやるさ。''女はお化け屋敷を怖がらない''という事を考えていたんだ」

女「的中だな。むしろ楽しんでいたよ。可愛らしいお化けには少し、愛嬌を感じたね」

男「まあ、それも一つのお化け屋敷の楽しみ方なのかな」

女「さて、とりあえずリフトをつかって下へ降りよう」

男「ああ、そうしよう」



389 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/11(土) 23:41:48.87 ID:4cOW/eFz0
女「下りのリフトは、どうも長かった気がするよ」

男「それは興味深い話だな。普通、帰り道、というものは、終わりが見えていて、早く感じるものなのだがな」

女「誰かの陰謀、なんて話だったら面白いのにな」

男「ははは、案外、誰かの怠惰のせいだったりしてな」

女「笑えないな」

男「笑い飛ばすしか無いさ。さて、次の目的地は何処へ設定しようか」

女「そうだな、ここいらで、我慢大会もといコーヒーカップなんて如何かな?」

男「む、まあいいが」

女「なんだ、気乗りしない返事だな」

男「車に酔いやすい体質なのだ。要するに三半規管が弱いのだよ」

女「コーヒーカップだと違うかもしれんぞ」

男「我慢大会、と銘打ったコーヒーカップには誰でも乗りたくはないと思うのだが」

女「ふふふ、大丈夫さ。さ、早く行こう」

男「なんか、むしろ楽しそうだな」

女「人の弱みを知ったときの人間の反応など、たかが知れているのだよ」



392 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/11(土) 23:48:33.11 ID:4cOW/eFz0
男「・・・・・・・・着いてしまったな」

女「やっと着いた、の間違いだな。訂正を求める」

男「それは本能的に無理だ。男女関係なく、の、本能な。危機を察知しているのだよ」

女「キキ?あの魔法使いのか」

男「惚けるな。兎に角死なない程度に手加減してくれ」

女「考えておく」

男「善処よりも、信憑性がなくて、俺は凄く泣きそうだよ」

女「私の胸を貸そうか」

男「止めておく」

女「そうか」

男「残念そうな顔をするな。そんなに俺が泣くのを見たかったか」

女「そうかもしれないし、そうじゃないかも知れない」

男「全く、またそうやって」

女「ほら、順番が来た。後ろの方の迷惑にならないよう速やかに乗るべきだね」

男「ああ・・・わかったよ・・・・」



394 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/11(土) 23:54:35.35 ID:4cOW/eFz0
女「ゴーカートではお前にハンドルを任せたからな。今回は私がハンドルを取ろう」

男「出来れば触ってほしくないのだが」

女「悪いが、目の前に好物を出されて、ガマンできるような女ではないのだよ。私はな。」

男「素晴らしい精神力をお前は持ち合わせていた気がするのだが」

女「人なんて、すぐに変わるものだよ。ほら動き始めた。じっとしていろ」

男「・・・・回すなよ」

女「回せ、と?」

男「やめろ、コントじゃないんだ」

女「そんな切実な目をされると・・・・・・・・・・・・・・回したくなるな」

男「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・っ・・・・やめろ、何故そこまでする」

女「あれだ、女の本能だ」

男「理解しがたいな・・・・っ」

女「ほら、もっと回してやろう」

男「心頭滅却すれば火もまた涼し、俺は精神を統一させる」

女「悪あがきは格好悪いぞ」



397 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/06/11(土) 23:55:57.67 ID:i0Todz/P0
×女の本能
○ドSの本能




398 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/11(土) 23:59:50.28 ID:4cOW/eFz0
男「精神統一」

女「逆回転、行ってみようか」

男「ぐぁっ・・・・精神統一」

女「意外と持ちこたえるんだな」

男「本当はこんな物持ち出したくなかったんだがな」

女「なんだ、何を持ち出したんだ」

男「男のプライドって奴だよ」

女「ははは、プライド、か」

男「これもまた、負けられない戦いって奴だ」

女「そのプライド、いつまで持つかな」

男「持たせてみせるさ、プライド、だからな」

女「理解しがたいな。そして興味深い考察物だ」

男「と、いいながら回す速度を上げるのはやめてくれ。遠心力で、飛ぶ」

女「プライドで持ちこたえろ」

男「勘弁してくれ」



400 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 00:05:45.44 ID:wjmwi+Is0
女「・・・・・・・・・ん、なんだ、もう終わりか」

男「俺には、大袈裟だが、1年ぐらいに感じられたな」

女「大袈裟だ。しかし、あの程度で1年に感じられるのか。人生が有意義に過ごせそうだな」

男「体感時間は増えていいのかも知れないが、体感状態は地獄だ」

女「それはキツイな。ではもう一度乗るのは控えてあげよう」

男「もう一度乗るつもりだったのか」

女「楽しかったからな」

男「・・・・・・・飲み物を買ってくる」

女「いってらっしゃい」

______________________________

男「はい、これがお前の分のメロンソーダだ」

女「私の分も買ってきてくれたのか。気前がいいな」

男「機嫌取り、とも言う」

女「ははは。まあなにはともあれ、頂こう」

男「じゃあ俺も、オレンジジュースを」



403 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 00:10:54.69 ID:wjmwi+Is0
女「オレンジジュースか。好きだな、お前」

男「この典型的な柑橘系の味。俺はこの味が好きなんだ」

女「柑橘系、ね」

男「好き嫌いのないお前からすれば、滑稽な話かもしれないがな」

女「ま、好き嫌いがない、というのは、個性がない、とも言えるからな。むしろ私が滑稽かも知れない」

男「捉え方次第だ」

女「そうだな。では、個性づくりと称して、乾杯でもしようじゃないか」

男「らしくないな」

女「気分だよ」

男「ま、文句はないがな。しかしこのような紙コップでは、景気のいい音はしないが」

女「何も言うまいさ」

男「では、今日の良き日に、乾杯」

女「乾杯」



406 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 00:15:40.60 ID:wjmwi+Is0
男「さて、ジュースも飲み終わったことだし、どうする」

女「愚問だな。次へ行こう」

男「休憩してもいいのだぞ」

女「自分が休憩したいだけではないのか」

男「見透かされていたか」

女「透かすほどでも無かったよ。見え見えだ」

男「それは失敬」

女「さて、次は、そうだな。ジェットコースター、でもどうだ」

男「いいだろう。ああいうのは好きな方なのだ」

女「気に入ってもらえたようで何よりだ。さて行こうじゃないか」

男「わかった。しかしその手はなんだ」

女「逃げないように、な」

男「好きな目的地に行くのに、なぜ逃げる可能性を俺に見出した」

女「ふふ、念のため、だよ」

男「好きにしろ」



412 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 00:22:23.37 ID:wjmwi+Is0
女「着いたな」

男「そろそろ離してくれても」

女「駄目だ。乗るまでが、移動だ」

男「遠足の帰りの小学生ではないのだから」

女「いいのだ。ほら、みろこのジェットコースター。凄いぞ、真下に落ちる仕掛けがある」

男「いい無重力感を味わえそうだ」

女「楽しみだ」

__________________________________

男「順番が来たぞ」

女「なんと、私たちが一番前か」

男「良かったな。最高の席じゃないか」

女「ああ、特等席だ」

男「ん、ベルがなった。発進するようだな」

女「出発」

男「今日は、本当にらしくない発言ばかりだな」



413 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/06/12(日) 00:23:03.47 ID:2mA0+JKP0
やばい
女も男も可愛い




404 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 00:13:20.43 ID:nOxVfMBe0
なんか今日は女らしい女だな



415 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 00:27:36.36 ID:wjmwi+Is0
女「おお、ふわっってなるな」

男「この無重力感こそが醍醐味とも言える」

女「このスピードも醍醐味のひとつと言えるな」

男「そうだな、実際の速度は余り高くはないようだが、肌で感じるものは、凄まじい物になる」

女「しかし、なんだ。空気の抵抗で顔がだるんだるんなるのが、自分で感じて笑えるな」

男「こういう場合感じるものは恐怖、なのだがな」

女「変わり者だと自覚しているさ」

男「右に同じだ」

女「・・・・・・・・・・・・・おお、やっと直角下りだ」

男「さすがにここは緊張せざるを得ないな」

女「っ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!」

男「う、おお、凄い」

女「う、あ、凄い迫力だったな。息を飲んだぞ」

男「肺が、押される感じだった」

女「ああ、もう終わりなのか。終点が見えた」



418 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 00:37:33.52 ID:wjmwi+Is0
男「意外と呆気無い物だったな」

女「ああ。でも、やはり楽しかった」

男「そうだな。楽しい」

女「楽しすぎて、時間が、惜しい」

男「そうだな。刻々と、楽しい時間は早々と、過ぎるものだからな」

女「さ、惜しい時間を有効に使おう・・・・と、最初から言っていたな。更に有効に使おう。急ピッチで移動だ」

男「持久力が乏しい俺に、これ以上走らせる気か」

女「その通りだ」

男「鬼畜だな」

女「鬼ほどではないさ。精精人間止まり」

男「そうかもな」

女「そうだ。さ、次の目的地は、と。・・・・・・・メリーゴーランド、なんてどうだ」

男「良いんじゃないか」

女「不釣合い、などと心のなかで思っていないだろうな」

男「滅相もない。むしろ似合っているよ。その服装からしてもね」



420 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 00:44:11.09 ID:wjmwi+Is0
女「嬉しいことを言ってくれる」

男「事実を言ったまでだ。他の人間に言わせても、十中八九そう返してくるだろう」

女「ならいいがな。さ、行こう」

男「走らないのか」

女「ゆっくり行く、その移動もまた乙とか、言っていただろう?」

男「その通りだ。一つ一つの行動を、感慨深く鑑賞する。そういう生き方も楽しいと思うよ」

女「そうだな。齷齪するだけではなく、たまには、ゆっくりするのも大事だな」

男「その通りだ。一歩一歩、楽しんで、前へ進もうじゃないか」

女「承知した」

男「承知してくれたのはいいが、なんだその手は。次は指を絡めてくるとはな」

女「世に言う、恋人つなぎ、という物だ」

男「そんなものを俺としてどうする」

女「そんなの私の勝手だろう。この移動を有意義にするには、必要な行動なのだよ」

男「面白いことを言う」

女「さ、先へ進もう」



424 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 00:50:51.39 ID:wjmwi+Is0
男「・・・・・・・・・・・・・・・・おお、綺麗だな」

女「ああ、もうすっかり夜空に移り変わったが、そのお陰でこんなに綺麗になるとは」

男「まるで物語だ」

女「物語、か」

男「なんだ、どうした」

女「考えたことはないか、今体験している人生は、誰かが書いた物語で、今居る自分はその物語の主人公、なんて」

男「一度は、考えてしまうことだな」

女「ま、それだけの話だ」

男「なんだ、それだけか」

女「綺麗なメリーゴーランドに対しての、大した言葉が見つからず、話を逸らしたとでも思っておいてくれ」

男「了解したよ」

女「さて、もう乗れるようだ。どれに乗ってみるかい」

男「俺はどれでもいいんだがな」

女「じゃあ、あれだ。あの馬車型のにしよう」

男「わかった。そうと決まれば早く乗ろう。回転開始まであと僅かのようだ」



427 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 00:56:53.54 ID:wjmwi+Is0
女「ああ、心地いいな」

男「そうだな。ゆっくりとした揺れが、眠気を誘う」

女「寝るんじゃないぞ」

男「喩え話だよ」

女「それならいいがな。さて、もう次の目的地を言っておきたい」

男「早いな」

女「次の行動を迅速にするため、な。クライマックスを飾るのに、適切な物だよ」

男「そうか、時間的に次が最後、か。で、なんだ。何処へ行こうというのだ」

女「観覧車、さ」

男「実に適当な場所だな。締めを飾るには持って来いだ」

女「だろう?それに、私は高いところが好きなのだ」

男「わからないでもないな。高い場所、というのは、人を悦に浸らせる」

女「麻薬みたいな物か」

男「アドレナリンとやらが分泌されているなら、あながち外れた表現ではないかもしれない」



430 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 01:02:32.22 ID:wjmwi+Is0
女「的外れな解釈ではなくて、ほっとしたよ」

男「む、だんだん回転と揺れがゆっくりになってきたな」

女「そろそろ終わるのかも知れない」

男「そのようだな。支度はしていて問題ないだろう」

女「・・・・・・・・・っと。止まったな」

男「だな。安全を確認した。さ、お手をどうぞ、お姫様」

女「お嬢様からランクアップしたな」

男「馬車から下りてくる人など、お姫様だと相場がきまっている」

女「前に見た、エルキュール・ポワロでは馬車、結構出てたがな」

男「細かいことを気にするな。ほら、行くぞ」

女「ああ、行こう」

男「観覧車へ」

女「観覧車へ」



434 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 01:15:01.97 ID:wjmwi+Is0
男「結構、人、少ないんだな」

女「イベントごとの無いときの観覧車なんて、こんな物だろう」

男「それに閉園も近いから、か」

女「ま、そんな所だろうな。そのお陰でスムーズに乗れる。感謝しておこうじゃないか」

男「誰にだ」

女「神様、かな」

男「大層な事で」

女「ま、感謝する人など、実際問題、居ないからな。人間の行動、それの必然的な結果だよ」

男「分かっているさ。だからこそ、誰に、と聞いたんだ」

女「それは失礼なことをしてしまったな。悪い。反省しよう」

男「いいさ、誰にでも失敗はある。」

女「有難い言葉だ。さ、ゴンドラが来た。乗り込むとしよう」

男「ああ」



437 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 01:22:22.28 ID:wjmwi+Is0
女「ゆっくり、地面から離れてゆく。本当に、人間が虫のようだよ」

男「それもまた、人間の目の錯覚によるものなのだけれどな。その錯覚を楽しむのも」

女「また趣があっていい、か?」

男「その通りだ。嫌なことも、苦しいことも、全て引っ括めて楽しまなくてはな。人生損だ。」

女「話が飛躍したな」

男「二人きりで恥ずかしく、カッコイイ台詞を言いたかっただけ、と、解釈しててくれ」

女「ふふ、分かったよ」

男「それにしても、まぁ、綺麗だな。綺麗、としか言い表せない自分の語彙が憎いよ」

女「街頭に照らされた街。偶然の産物によって、美しさを見出したり・・・・か。なんかそういうのは烏滸がましく聞こえるのだがな」

男「そうだな、人工の灯りが綺麗、など、人間の自画自賛なのかも知れない」

女「まぁ、それでも、綺麗という事実はそこに有るのだがな」

男「その事実は認めざるを得ない」

女「ああ、良いものだよ」



439 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 01:27:46.47 ID:wjmwi+Is0
男「下ばかりを見ても仕方がない。上も見上げよう。折角空に近いのだから」

女「空なんて、またそれも境界線が曖昧なのだがな」

男「その曖昧さがいいのだよ。だから人は空を飛んだんだ」

女「そうなのか」

男「悪いな。妄想だ」

女「本能だろ?仕方ないさ」

男「そうさ、仕方ない」

女「・・・・・・・もうすぐ頂上に到達するのか」

男「早いな」

女「ああ、早い。この時間がいつまでも、続けばな、なんて」

男「そうだな。楽しい時間は、いつまでも続いて欲しい」

女「・・・・・私といて、楽しかったか」

男「同じような質問だな。愚問だ。楽しいに、決まっているだろう」

女「聞いて安心した。少し、不安だったんだよ」

男「何がだ」



444 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 01:38:36.10 ID:wjmwi+Is0
女「いきなり誘って、いきなり連れ出して、不快だったんじゃないか、とね」

男「はは、意味のない心配だ。俺がお前といて、不快だったことはない。今までも、これからもな」

女「そう、か」

男「お前は、こんな俺の一番の理解者だよ。そんな奴を俺は絶対無下にする訳がない。する理由がない」

女「そう、かな」

男「そうだ。だから俺はいつでもお前を連れ出す。お前も遠慮無く俺を連れ出せよ。いつでも快く繰りだそう」

女「ふふ、なんか、微笑ましい告白のようだな」

男「どう解釈してもらっても構わないさ。ただ一つ、俺は愛だの恋だのを一番信用していない」

女「前にも聞いたな」

男「それは心に留めておいてくれよ」

女「分かった」

男「さ、観覧車もそろそろお終いのようだ。どんどん地上に近づいて行く」

女「名残惜しいな」

男「ああ、名残惜しい」



436 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 01:19:40.53 ID:rYH6GZV80
えぇのう…こういうの



442 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/06/12(日) 01:32:56.06 ID:GE85TPAj0
キャプチャ



446 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 01:42:23.20 ID:iQwiv6j50
>>442
おせーよ




445 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 01:39:57.29 ID:3z2FZ2Jm0
>>442
一時間1200円か
安いな頼もうかな




449 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 01:45:37.51 ID:wjmwi+Is0
女「さ、て、と。閉園のアナウンスも流れ始めた事だし、そろそろ家に帰るか」

男「そうだな。帰りはどうする?」

女「ゆっくり、バスで、でもどうだ」

男「ああ、それが財布にも優しくて、良いだろう」

女「さ、エスコート頼むよ。」

男「わかりましたよ、お嬢様」

____________________________________

女「バスの中、私たちの他、誰もいないな」

男「ああ、そうだな」

女「ふふふ・・・心地いい揺れ。それになんだか暖かい」

男「俺が隣にいるしな」

女「安心出来るよ」

男「光栄だよ、安心出来る存在であれて、な」

女「ふふ・・・・」

男「あまり、寄りかかるなよ」



453 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 01:51:50.24 ID:wjmwi+Is0
女「・・・・・・・・・・・・・・・・」

男「なんだ、寝たのか。寝付き良すぎるだろうよ」

男「寝顔、あまり見慣れたものではないな」

男「今さっき、安心出来る、とお前は言ったが、俺も、そう思っていたところだよ」

男「お前が居るから、俺も、こうして居られる」

男「・・・・・・・面と向かっては言えないがな」

男「全く、これでは独り言の多い不審者だ。運転手に通報されないことを祈ろう」

__________________________________________
____________________________
____________________


男「着いたぞ」

女「ん、ああ、寝てしまっていたのか。悪いな。体重を掛けてしまって」

男「心地良く寝れたならそれでいいさ」

女「ああ、とても心地いい夢を見させてもらった。いい夢だった。」

男「そう、か。それなら良かった」

女「さ、勘定を済ませよう」



455 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 01:59:10.54 ID:wjmwi+Is0
男「さすが、公共交通機関だ。安い」

女「学生の財布に優しいな」

男「さ、もう夜も更けた。早いところ、帰宅しよう」

女「そうだな」

男「・・・・・・・・・・・・・・そう言えば」

女「なんだ」

男「お前こそ、俺と遊園地なんか入って、楽しかったのか」

女「ふ、ふははは」

男「なんだ、何がそこまで可笑しい」

女「だってそうだろう?嫌な奴と、好きで遊園地へ行くものか」

男「そう、だな」

女「愚問だ。愚問中の愚問だよ」

男「ふふ。ああ、聞いてスッキリしたよ」

女「何がだ」

男「自分の中の、もやもや、って奴だな」



457 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 02:06:45.74 ID:wjmwi+Is0
女「さて、家へ着いたな」

男「ああ、今日は一日楽しかったよ。有難う」

女「それはこちらのセリフだな。こんなに有意義な休日を過ごしたのはいつ以来だろう。感謝している」

男「感謝されるほどじゃない」

女「する程なんだ。それぐらいのことを、してくれたんだよ」

男「・・・・・これくらいのことなら、いつでも」

女「ふふふ・・・、じゃ、またお願いするよ」

男「こっちこそ、また引っ張りまわすさ」

女「期待してるよ」

男「ああ、期待しておけ」

女「それじゃあ、また''明日''」

男「ああ、また''明日''」




458 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 02:08:03.34 ID:wjmwi+Is0
すみません

明日、また起きたら続きを書きたいと思います
おやすみなさい



460 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/06/12(日) 02:08:39.55 ID:vxGYEcxgI
明日もいちゃつくつもりなのかこいつら。



462 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 02:11:28.07 ID:iQwiv6j50
さあ諸君、思う存分壁面を殴打するがいい、気が済むまで



461 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 02:09:15.99 ID:GE85TPAj0
おやすみ
殴りすぎて拳がスプラッシュだ




484 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 08:20:24.62 ID:8c8OIqk30
校内せっくす出来たかどうかで人生評価値は大きく変わりますマジで



478 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/06/12(日) 07:03:23.75 ID:nJ5BjdmO0
今 高校一年生です
こんな青春送るにはどうすればいいですか




479 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 07:25:01.51 ID:ZpzCWrJPP
>>478
てれれれん 首つりロープーゥー




495 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 10:14:36.56 ID:z8tygNhR0
恋愛沙汰にあまり興味ない俺でも
壁殴りたくなった 乙



次→男「男同士の語らいでもしようじゃないか」女「何故私とするのだ」【後編】

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オリジナルSS   コメント:17   このエントリーをはてなブックマークに追加
コメント一覧
8130. 名前 : 名無しさん@ニュース2ちゃん◆- 投稿日 : 2011/06/14(火) 21:05 ▼このコメントに返信する
男が女のふりをしているようだ。
8139. 名前 : 名無しさん◆- 投稿日 : 2011/06/14(火) 23:31 ▼このコメントに返信する
いいコンビだな・・・女かわええ
8140. 名前 :   ◆- 投稿日 : 2011/06/14(火) 23:39 ▼このコメントに返信する
女から見て違和感あるな
8144. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2011/06/15(水) 01:21 ▼このコメントに返信する
夏目漱石の時代の文体を彷彿とさせるな
8145. 名前 : 名無しさん◆- 投稿日 : 2011/06/15(水) 01:23 ▼このコメントに返信する
8140
失せろクソメス
8190. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2011/06/15(水) 22:54 ▼このコメントに返信する
こういうのは、男が好むファンタジーの一種だ。
リアリズムの問題ではないよ。

まあ、うちの嫁はリアルでこんな感じだけどね。
乳はそれほど立派ではないし言葉遣いも女言葉だが
言うことが理屈っぽい。
自分も理屈っぽいのでお互い居心地がいい。
彼女は、教室や職場で話し相手が見つけにくくて
苦労したそうだ。
8194. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2011/06/15(水) 23:58 ▼このコメントに返信する
一度も誤字がない作者がすごいなw
8987. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2011/07/07(木) 00:26 ▼このコメントに返信する
良かった
9300. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2011/07/13(水) 19:00 ▼このコメントに返信する
とても良かったが全力で壁を殴りたい気分である
13904. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2011/10/30(日) 06:08 ▼このコメントに返信する
ちょっと壁殴ってくるわ
14836. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2011/11/28(月) 00:20 ▼このコメントに返信する
壁に赤いケチャップがついてるな、誰だよつけたの。
19990. 名前 : 名無しさん@ニュース2ちゃん◆- 投稿日 : 2012/03/30(金) 17:32 ▼このコメントに返信する
良い、実に良い

でもこのある種鉄仮面のようなところが崩れる女ないし男を見たいと思うのは私だけではないはずだ
22010. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2012/05/26(土) 06:21 ▼このコメントに返信する
童貞ばっかだな
こんな男実際にいたら女に相手されないぞ
27112. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2012/09/30(日) 19:46 ▼このコメントに返信する
女がフェアリーテイルのエルザで脳内再生された
27659. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2012/10/14(日) 17:06 ▼このコメントに返信する
最初はよかったけど
体操服とニーソのとこから嫌悪感きたわwww

ただの男の妄想にすぎなかったのかwwwwwwww
28919. 名前 : 鳳凰院凶真◆- 投稿日 : 2012/11/18(日) 12:07 ▼このコメントに返信する
最後辺りに来ると予測した”恥じらい”が曖昧だったな
どうせならもっとツンデレて欲しいものだ
しかし、あの”男”と言う者はツンデレというものを理解していないのか?
あれ程女性について語っておきながら
ツンデレのツンの字もでないとは、少し残念だ....









(続編までも曖昧とは、もしや>>1!・・・いやまさかな・・)
28920. 名前 : 鳳凰院凶真◆- 投稿日 : 2012/11/18(日) 12:14 ▼このコメントに返信する
最後辺りに来ると予測した”恥じらい”が曖昧だったな
どうせならもっとツンデレて欲しいものだ
しかし、あの”男”と言う者はツンデレというものを理解していないのか?
あれ程女性の”姿”に触れておきながら、ツンデレのツンの字もでないとはな
少し残念だよ









(続編までも曖昧とは、もしや>>1!・・・いやまさかな・・)
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