絹旗「……超暑いです」白井「沖縄ですし」その4

2011-07-31 (日) 12:17  禁書目録SS   4コメント  
前→絹旗「……超暑いです」白井「沖縄ですし」その3
まとめ→絹旗「きぬはた荘、ですか?」滝壺「うん」まとめ



535 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/01(水) 23:39:48.35 ID:no2JGqn/o


~2時間後~


白井 「絹旗さん、そろそろ向かいませんと」

絹旗 「あれ? もうそんな時間ですか?」

婚后 「ええ、大分遠くまで来てしまいましたし、戻る時間も考えるとそろそろかと」

白井 「絹旗さんはどんどん進みすぎですの」

絹旗 「いやー、この雰囲気につられて超ついつい」

白井 「確かに。表通りと違って、こちらはレトロな雰囲気が流れてますの」

婚后 「この空気も悪くはないですわね」

絹旗 「映画のセットみたいで超ステキです」

白井 「では記念に一枚」スチャ

婚后 「せっかくですし、白井さんも入りませんと」

絹旗 「そこいらの人に頼めばいいじゃないですか」

白井 「それもそうですわね、ええと……」

外国人A 「あ、あの、カメラお願いしてもよいですか?」

白井 (あら? 頼むつもりが頼まれてしまいました……)

白井 「ええ、大丈夫です」



536 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/01(水) 23:41:46.97 ID:no2JGqn/o

外国人B 「オネガイシマス」つ【カメラ】

絹旗 「もー、何やってんですか」

婚后 「まあまあ。これも旅の楽しみですわよ」

白井 「撮りますわよー」

外国人A 『しかしジャパニーズガールはマジプリティーだな!』←英語

外国人B 『ちくしょう、あのショートヘアの子持って帰っていいか!?』←英語

外国人C 『お前らはわかってない! ストレートロングこそがジャスティス!』←英語

白井 (わたくしたちには通じていないつもりなのでしょうか……聞き流すのも淑女の努め)

外国人A 『あのアラスカの雪原のように真っ平らなボディはたまらないな!』

外国人B 『あそこまでフラットなボディはロスじゃお目にかかれないぜ』

外国人C 『お前らはわかってない! あのダークマターのような黒髪こそがミラクル!』

絹旗 (言ってることはなんとなくわかりますが……超浜面が3人いるように見えます)

白井 (……)カシャ

白井 「はい、バッチリですの」



537 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/01(水) 23:43:33.69 ID:no2JGqn/o

外国人B 「アリガトウゴザイマス」ペコリ

白井 『あ、あとそれと英語でも大丈夫ですのよ?』←英語

外国人ABC 「」

白井 『お褒め頂き光栄ですの』ニコニコ

外国人ABC 「アリガトゴザイマシター!」ピュー

絹旗 「……しっかしまあ、超失礼しちゃいますね」

婚后 「殿方の考えることは世界共通ですわね」クスクス

白井 「アラスカって……わたくしはまだ発展途上なだけですの」プンスコ

絹旗 「それ一年以上前から言ってますよね」

白井 「一年以上身長が伸びていない絹旗さんに言われたくありませんわね」

絹旗 「なっ! 人が超ひっそりと気にしていることを!」ムキー

婚后 「はいはい、それまでそれまで。そろそろ移動しますわよ」

絹旗 「いや、私たちの写真が超まだなんですが」

白井 「そうですわね、早く撮ってしまいましょう。あ、すみません」

 :
 :
 :



538 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/01(水) 23:45:13.11 ID:no2JGqn/o

絹旗 「引き返す段階になってやっと気付きました」

婚后 「何にですか?」

絹旗 「私たち、超随分と歩いていたんですね」

白井 「ああいうときは疲れを感じにくいものですの」

婚后 「心配せずとも、疲労感などあとでドッときますわよ」

絹旗 「超いりません」


<おや、皆さん。


絹旗 「?」

白井 「あら、海原さん」

海原 「皆さんも合流ポイントに向かわれる途中ですか?」

婚后 「ええ。まさに向かっているところです」

結標 「満足いく買い物はできたかしら?」

白井 「もう思い残すこともございませんの」

ショチトル 「」モフモフ



539 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/01(水) 23:47:05.57 ID:no2JGqn/o

絹旗 「なに食べてるんですか?」

ショチトル 「黒サ……黒サー……ええと、ドーナツだ」モフモフ

海原 「こちらの名産品らしいですね」

結標 「揚げたてっていうから、つい買っちゃったわ」

絹旗 「むむ、超ズルイです」

婚后 「執事が寄越したのも、同じものの筈ですわよ」

白井 「黒糖のドーナツと仰ってましたわね」

絹旗 「超マジですか!」

ショチトル 「ああ、この不思議な風味は黒糖だったのか」モフモフ

結標 「黒砂糖ってヘルシーな感じがしていいわよね」

海原 「揚げてますけどね」

ショチトル 「」モフモフ

結標 「それぐらいにしておきなさい」

海原 「彼女は甘いモノが好きですから」

婚后 「女子は甘味に弱いのですよ」クスクス

ショチトル 「た、食べるのが遅いだけであって、たくさん食べているわけではない!」



540 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/01(水) 23:49:03.89 ID:no2JGqn/o

絹旗 「にしても、みなさん荷物少ないですね」

海原 「そうですかね?」

絹旗 「もっと超たくさん買ってもよかったのでは? 白井さんもいるのですし」

白井 「……」

結標 「」ポンポン

白井 「結標さん……」

結標 「テレポ屋の宿命よね」

婚后 「結構買いましたわよ。まとめて宅配にだしてしまっただけで」

絹旗 「ふぇ? 宅配?」

ショチトル 「私たちも、自宅に送ってしまったな」モフモフ

海原 「手荷物が多いと疲れますしね」

絹旗 「そ、そんなことができるんですか?」

結標 「大きいお店ならやってるでしょ?」

絹旗 「私も今からちょっと」

白井 「ダメですの。今から引き返しては時間に遅れますの」

絹旗 「うー……なんでもっと早く言ってくれなかったんですか」



541 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/01(水) 23:50:54.58 ID:no2JGqn/o


~合流ポイント付近~


絹旗 「やっと着きましたか……」

婚后 「あれはミサワさんですわね」

海原 「先を越されてしまいましたか」

ショチトル 「……あの組み合わせ。遠くからみると親子だな」モフモフ

結標 「随分と若いご両親だこと」クスクス

白井 「それにしても、第一位さんは目立ちますわね……」

海原 「驚きの白さですからね」

絹旗 「ミサワさーん」トテトテ

番外個体 「あ、みんな」

一方通行 「遅ェ」モギュモギュ

番外個体 「無視していいからね」

打ち止め 「あれ? フレメアは一緒じゃないの?」

婚后 「じきに来ますわよ」ナデナデ



542 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/01(水) 23:52:51.55 ID:no2JGqn/o

結標 「……ねえ、そこのは何食べてんの?」

番外個体 「聞いてよ。こいつ、ステーキ屋に入るって言い出してさ」

白井 「え? 昨日あれだけ食べたではないですか」

ショチトル 「で、入ったのか」

打ち止め 「流石に時間ないからって止めたんだけど……」

番外個体 「言い出したら聞かないから。持ち帰りで妥協してもらった」

海原 「それでバーベキュー串みたいなのを食べてるんですね」

絹旗 「超肉好きですね。どんだけですか」

一方通行 「やらねェぞ、チビガキ」

絹旗 「いりませんよ! っていうか誰が超チビですか!」ウガー

婚后 「……あの、第一位さんの食生活はいつもこんな調子なのですか?」

打ち止め 「最近はお姉ちゃんが食事用意するから少しマシになったけど」

番外個体 「今でも外食いったら肉料理しか食べないよね」

一方通行 「いいだろ。オマエらには迷惑かけてねェ」

白井 「それだけ肉食に傾倒してて、その体型を維持しておられますの?」



543 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/01(水) 23:54:25.71 ID:no2JGqn/o

一方通行 「あ?」

婚后 「そ、そうですわ。そんな食生活なのに、女であるわたくしより細いなんて!」

一方通行 「いや、これは……」

白井 「さては、何か秘訣が!?」

ショチトル 「……私も気になる」

婚后 「もしや能力ですか? 能力に秘密が!?」

一方通行 「オイ、落ち着け」

白井 「是非教えて頂きたいですの!」


<お礼ならいくらでもいたしますから!
<なんなら身体でお支払いを……
<落ち着けって言ってンだろォがァァ!!


結標 「……ま、あいつ見たら誰でも一度は思うわよね」

番外個体 「私だって最初はありえねーって思ったもん」

打ち止め 「あのお姉ちゃんたちなら気にする必要ないと思うんだけど」

絹旗 「なんというか、超宿命なんですよ」



544 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/01(水) 23:56:17.48 ID:no2JGqn/o


~15分後~


浜面 「お、皆さんお揃いで」

フレメア 「お揃いで」

一方通行 「何思わせぶりな登場してンだ? 三下2号よォ」ギリギリ

浜面 「あの、ミサワの姐さん。一方通行氏はなぜここまでお怒りに?」

番外個体 「さてね」

結標 「待たされたからじゃない?」

滝壺 「ゴメンね、遅くなっちゃって」

婚后 「いえいえ、飛行機の時間まではまだ余裕がございますわ」

浜面 「絹旗? なんだその大荷物」

絹旗 「超うるさいですね! ほっといてくださいよ!」

浜面 「なんでみんな俺に対してだけキツいの!?」

海原 「今に始まった話でもないでしょう」

浜面 「ちくせう」



545 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/01(水) 23:58:16.09 ID:no2JGqn/o

結標 「そろそろ空港に行くけど、みんな大丈夫よね?」

白井 「思い残したことはございませんか?」

一方通行 「満足だぜ」

ショチトル 「満足だ」

絹旗 「あなたたちは超食べてただけじゃないですか」

番外個体 「全員いるよね?」

滝壺 「ちっちゃいのも全員いるよ」

打ち止め 「はーい!」

フレメア 「大体準備OK」ピョンピョン

海原 「浜面さんは置き忘れていませんよね」

浜面 「ここにいるよ」

婚后 「では、空港に向かいましょう」

フレ止め 「「出発ー!」」トテテテ

一方通行 「オイ、こけるなよ」

番外個体 「家に帰るまでが旅行ってね」



546 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/01(水) 23:59:47.19 ID:no2JGqn/o


~同日 那覇空港~


絹旗 「」フニャー

ショチトル 「お疲れだな」

白井 「あれだけの荷物を持って動きまわっていたのですし」

婚后 「あとは待つばかりなのですから、少しゆっくりできますわよ」

打ち止め 「……」

フレメア 「……」

番外個体 「どうした? 二人して窓に張り付いて」

打ち止め 「帰っちゃうんだなー、って実感が」

フレメア 「大体寂しいかも」

滝壺 「またいつか来れるよ」

一方通行 「」スピー

浜面 「情緒のカケラもねえな、こいつときたら」

海原 「彼らしくていいじゃないですか」



547 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/02(木) 00:01:48.76 ID:m4ZOT6lUo


<羽田空港行きSRI965便にご搭乗のお客様。
<まもなく出発致します。27番搭乗口よりご搭乗下さい。


海原 「おや?」

結標 「あ、これね。くろこ便」

白井 「なぜこんな番号なんですの……」

絹旗 「超覚えやすくていいじゃないですか」

番外個体 「ほら、起きろ起きろ。置いてくぞ」

一方通行 「」スピー

番外個体 「はい、いつものやったげて」

打ち止め 「任せろ!」フンス

一方通行 「よし行くぞォ!」ガバッ

婚后 「なんという反応速度……これが第一位の実力」

ショチトル 「ちょっと違うと思うな」

浜面 「うし。俺らも行くか」

滝壺 「そうだね」



548 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/02(木) 00:03:40.22 ID:m4ZOT6lUo

打ち止め 「……」

フレメア 「……」

番外個体 「ほら、行くよ」

滝壺 「二人ともどうしたの?」

フレメア 「もう一回だけ、この景色を目に焼き付けておく」

打ち止め 「バックアップバックアップ」ミョンミョン

一方通行 「オイ、ガキども。さっさと行くぞ」

フレ止め 「「はーい」」

絹旗 「でも気持ちは超わかりますよ。こんな空は学園都市じゃ拝めません」

白井 「突き抜けた青空に立体感のある雲、改めて見ると素敵ですわね」

海原 「名残り惜しいですが、未練が残ってるぐらいが丁度良いですよ」

結標 「また来る言い訳にできるしね」

ショチトル 「次に来るときの布石になる訳か」

浜面 「そうだな。次回が楽しみだと思いつつ帰ったほうが楽しいだろ」

婚后 「あらあら、これはすごいプレッシャーですわね」クスクス



549 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/02(木) 00:04:20.93 ID:m4ZOT6lUo

といったところで、今回はここまでです。
旅行は家に帰るまでが旅行です。後日談含めてもうちょい続くよ。
次回投下は6/3(金)の夜にでも。

お付き合い頂き、ありがとうございました。



556 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2011/06/02(木) 00:44:18.13 ID:xOVXZzej0
そういえば美琴とかていとうことかむぎのんとか脳筋とかは何してるんだろうな



557 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県):2011/06/02(木) 00:45:39.76 ID:Db4eYYmbo
美琴は上条さんと一緒に帰省して海にでも行ってるんじゃね?
実家近いんだし




559 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/02(木) 08:25:42.22 ID:OJdIOnlIO
うろ覚えだけど

上条…無事に進級、美琴と同棲中
美琴…常盤台を卒業、高校は不明
禁書…相変わらずなんだよ
垣根…残念ながら出場なし
麦野…冥土帰しのところでナースやってる
削板…長天上機を卒業、布束と同棲中

間違ってたらゴメン




560 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県):2011/06/02(木) 08:54:59.05 ID:iZnfCJYPo
>>559
たぶん合ってる

上条は無事に3年生で受験勉強中
1年前(中3の時点)から美琴はなぜか上条宅にて同棲
どこの高校に進学したかは不明
禁書さんは文系、美琴は理系科目を上条さんにスパルタ中

垣根…(´・ω・`)

麦のんはバイオレンスピンクナースとして19090号と共に奮闘中
旧アイテムメンバーとは和解済み

ソギーは高校卒業後どうなったかは不明
布束(ソギーの1年上)は長点卒業後は不明
少なくともソギーが3年の時点で同棲済み




563 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/02(木) 15:40:03.04 ID:a1zBKOwFo
一方さんやっぱり肉屋に行ったかww
去年店の話だけ出てたからもしかしたらと楽しみにしてた




566 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越):2011/06/03(金) 06:13:35.55 ID:+mEEx5eAO
サーターアンダギー食いたくなってきた
沖縄では豚の方がポピュラーらしいが一方さん豚足お土産に買ってたりしないかな




597 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/11(土) 11:17:50.53 ID:r4lpVd2ro


~出発直前~


<当機はまもなく離陸致します。
<シートベルトは、腰の低い位置でしっかりとお締めください。


打ち止め 「」ドキドキ

番外個体 「来る時も話した気がするけど、飛行機って離陸のときに本気出すじゃん?」

一方通行 「本気なのか、あれで」

番外個体 「まあまあ、本気だとしてさ。あの瞬間ってなんかハイにならない?」

一方通行 「どこにンな要素があるンだよ」

番外個体 「エンジンが本気出すときとか、加速に本気出すときとか」

一方通行 「分からねェ」


  ヒュゴォォォォォォォ


番外個体 「きた、エンジン点火!」

打ち止め 「おおおお、ってミサ……自重」オクチチャックマン



598 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/11(土) 11:20:35.34 ID:r4lpVd2ro


  キィーーーーン


打ち止め 「飛んだ! 飛行機が飛んだ!」

一方通行 「当たり前だろォが」

番外個体 「うぅん、やっぱ離陸時のGってだーいすき☆」

一方通行 「はしゃぎすぎだろ……さて、何かあったら起こしてくれ」スチャ

打ち止め 「あれ? 寝ちゃうの? ってもうヘッドフォンつけてるし……」

一方通行 「」スピー

番外個体 「」カチャカチャ

打ち止め 「ワースト? 何やってるの?」

番外個体 「しー。私のプレイヤーに差し替えてるの」ニヤニヤ

打ち止め (何を聴かせるつもりなんだろう、ってミサカはミサカはちょっぴり心配してみたり)

一方通行 「」ムクリ

番外個体 「あれ? もう起きちゃった?」

一方通行 「オイ、素直に白状しやがれ。俺のヘッドフォンから般若心経流したのはどいつだ」

番外個体 「さあ?」



599 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/11(土) 11:22:52.43 ID:r4lpVd2ro

一方通行 「さあ? じゃねェだろォがゴルァ!」ズビシッズビシッズビシッ

番外個体 「痛い痛い痛い!」

打ち止め 「それ、普段から聴いてるの?」

番外個体 「まっさかー。こういうときのためのストックだよ」

一方通行 「ったく。次やったらベクトルデコピンだからな」スチャ

打ち止め 「あれ? また寝ちゃった……」

番外個体 「」カチャカチャ

打ち止め (懲りないなぁ、ってミサカはミサカはちょっぴり呆れてみたり)

一方通行 「」ブフォォ

打ち止め 「わ! なになに!?」

一方通行 「またオマエか」

番外個体 「( ゚3゚)~♪」

一方通行 「人のヘッドフォンから上方落語流すとはいい度胸じゃねェか」デコピンッ

番外個体 「ッ!? い、いったぁぁぁぁい……」

打ち止め 「うわぁ、今のは痛い……」

番外個体 「ね、ねえ。大丈夫かな? 私の頭上半分ちゃんと残ってるよね?」ジンジン

打ち止め 「だ、大丈夫だよ! ちゃんとくっついてるよ!」



600 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/11(土) 11:25:02.81 ID:r4lpVd2ro


~安定飛行中~


  ゴォォォォォォ


結標 「……」ソワソワ

海原 「大丈夫ですか」

結標 「え、ええ……やっぱり、なかなか慣れるものでもないわね」

海原 (一度根付いたトラウマにはとことん弱いですね)


<ピンポーン


海原 「おや?」

ショチトル 「なんだ?」モフオフ


<皆様、只今シートベルト着用のサインが点灯しました。
<シートベルトをしっかりとお締め下さい。


結標 「ど、どういうこと……?」



601 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/11(土) 11:27:03.76 ID:r4lpVd2ro

ショチトル 「空港の天気予報で見たが、今日の航行ルートには天気があまりよくないポイントがあるそうだ」

海原 「とはいえ、一時的なものでしょう。心配はいらないかと」


<機長の指示により、客室乗務員も着席いたしますので、
<お客様ご自身でシートベルトをお確かめ下さい。


結標 (どう見ても只事じゃないわよね……)ダラダラ

海原 「お二人とも、シートベルトは大丈夫ですか?」

ショチトル 「私は離陸してから一度も外していない」モフモフ


 ゴゴンッ


結標 「」

ショチトル 「揺れたな」モフモフ

海原 「揺れましたね」ズズ...

結標 「なんでそんな平然としてるのよ……」

ショチトル 「義姉さん、顔色が悪いな。食べるか?」モフモフ

結標 「無理。今食べたら吐く。断言できるわ」



602 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/11(土) 11:30:22.87 ID:r4lpVd2ro

ショチトル 「美味しいのに」モフモフ

結標 「ていうかさ。いつまで食べてるのよ」

海原 「あ、海苔がありますけど。いかがです?」

結標 「いや、いいわ。なんで海苔があるの?」

海原 「ユリコさん用でしょうね。僕の荷物に紛れ込んでました」パリパリ

結標 「……美味しいの?」

海原 「ええ。お米が欲しくなりますね」パリパリ

結標 「よ、よかったわね……」

海原 「あ、すみません、僕ばかり食べてしまいまして」

結標 「いいわよ、ゆっくり食べてなさい」

ショチトル 「ではこちらを」モフモフ

結標 「いいってば」

海原 「巻いてみます?」

ショチトル 「……相性はよくないな」パリモフ

結標 「いつから大食いキャラになったのよ、貴女は」



603 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/11(土) 11:32:24.06 ID:r4lpVd2ro


~その頃~


浜面 「」カキカキ

フレメア 「浜面さっきから何やってるの?」

浜面 「ん? クロスワードパズルだ」

滝壺 「うなばらがよく暇つぶしにやってたよね」

浜面 「ああ、これがやってみると中々面白くてよ」

フレメア 「大体、浜面には難しくない?」

浜面 「お、言ってくれるな。じゃ試しに一緒にやってみるか?」

フレメア 「にゃあ」

滝壺 (これでフレメアも覚えた漢字増えるかな)

浜面 「タテのカギ、ええと、単刀」

フレメア 「直輸入」

浜面 「うん、これは分かるな」カキカキ

滝壺 (前にも同じ間違いしたのに)



604 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/11(土) 11:35:04.23 ID:r4lpVd2ro

浜面 「……数が合わないな」

フレメア 「?」

浜面 「間違ったかな?」

滝壺 (気付いて)

浜面 「こっち行ってみるか、ええと、ヨコのカギ」

フレメア 「」ジー...

浜面 「Newspaper、日本語で……???」

フレメア 「新聞紙」

浜面 「お、早いな」カキカキ

フレメア 「」フンス

浜面 「? でもここも数合わないぞ」

フレメア 「えぇぇ?」

滝壺 (しんぶん、だね)

浜面 「うーん、中々埋まらないな」

フレメア 「難しい……」



605 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/11(土) 11:37:04.76 ID:r4lpVd2ro

浜面 「な、クロスワードってのは難しいだろ?」

滝壺 「ねえ、はまづら。こっちやってみたらどうかな?」

浜面 「お? これは漢字パズルか……フレメアにゃいいかもな」

フレメア 「大体なんでもこい」

浜面 「おし、いっちょやってみるか!」

フレメア 「にゃあ」

浜面 「ええと、四角を埋めればいいのか?」


    憂
    ↓
 躁→□→展開
    ↓
    病


浜面 「……随分とネガティブな問題だな」

フレメア 「浜面、これ答えなに」

浜面 「答え分かるけど字がわからねぇ……あぁ、クソ、モヤモヤするな」

フレメア 「モヤっと」ポン

浜面 「いてっ。こら、丸めた紙投げるな!」

滝壺 「モヤっと」ポイ

浜面 「ちょ、やめて! 俺に投げてもモヤっと晴れないから!」



606 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/11(土) 11:39:01.05 ID:r4lpVd2ro


~東京湾上空~


婚后 「あっ……うぅぅぅ……」ハァ

絹旗 「もだえる姿がなんだか超セクシィです」

白井 「ご本人はそれどころじゃないのでしょうけども」

婚后 「あっ、あた……頭が……」ハァ...ハァ...

絹旗 「どうしたもんでしょうか」

白井 「正直どうすることも」

婚后 「」ビクン

絹旗 「このまま放っておくのもなんだか超可哀想なんですが」

白井 「とれる対策はとりましたの」

絹旗 「軽食も取りましたし、水分補給も……」

婚后 「」

白井 「シートベルトをつけていなければ、座席からずり落ちてましたわね」

絹旗 「顔色がザ・ゾンビですよ」



607 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/11(土) 11:41:24.06 ID:r4lpVd2ro

白井 「髪のツヤもなくなりつつありますの……」

絹旗 「ここはあれですね。お客様の中にお医者様は、ってヤツを」

白井 「手遅れですの」

絹旗 「むう」

白井 「後は、早く着陸することを祈るだけですわね」

絹旗 「前が詰まってて随分とホールディング状態ですよね。超ついてないです」

白井 「婚后さんはともかく、乗り物酔いに弱い人間でなくともこれは堪えますの」

絹旗 「もうずっとグルグル回ってますし……正直、私もヤバイです」

白井 「予定ではもう到着してるハズでしたのに……」

絹旗 「あの、酔い止めの薬ってないですか?」

白井 「ないから婚后さんは……婚后さんは、若くして……!」

絹旗 「薬さえあれば……超助かったハズでした……!」

白井 「これほど己の無力さを悔いたこともございませんの」サメザメ

絹旗 「超大丈夫です、白井さんは無力などではありません!」

婚后 (ふふふふ、もう言い返す気も起きませんわね……)



608 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/11(土) 11:43:29.77 ID:r4lpVd2ro


<ピンポーン
<皆様にご案内いたします。この飛行機はおよそ10分で着陸いたします。
<シートベルトをしっかりとお締め下さい。


絹旗 「おお、ようやくですか」

白井 「婚后さん、もう一時の辛抱ですの」ユサユサ

婚后 「ゆ、揺らしちゃ……やだ……」

絹旗 「超マズイですね。キャラすら変わり始めてます」

白井 「それももう少しですの。大分高度が下がってきたようです」

絹旗 「前に写ってるアレは超誘導灯ですかね?」

白井 「いよいよランディングですわね」

絹旗 「帰ってきましたねー」

白井 「まだまだ。空港から学園都市までは遠いですのよ?」

絹旗 「ここで一区切りであることに変わりないじゃないですか」

白井 「まあ、仰るとおりで」クスクス

婚后 「」



609 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/11(土) 11:44:43.16 ID:r4lpVd2ro


<皆様、当機はただ今羽田空港に着陸いたしました。
<安全の為、ベルト着用のサインが消えるまで座席にお座りのままでお待ち下さい。
<本日もSRI航空をご利用いただきましてありがとうございました。
<またのご搭乗をお待ちいたしております。



610 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/11(土) 11:46:40.66 ID:r4lpVd2ro


~同日 羽田空港 第一旅客ターミナル~


婚后 「」グテー

白井 「少し休んだほうがよさそうですわね」

絹旗 「ホント、乗り物には超弱いですね」

白井 「今回は仕方ございませんの。あれだけ旋回していたのですから」

絹旗 「まあ、私も結構ヤバかったですし」

打ち止め 「あれ? お姉ちゃんどうしちゃったの?」ヒョコッ

絹旗 「乗り物酔いですよ」

番外個体 「まー、あれだけグルグル回ってればね。うちの人もヤバそうだったし」

白井 「まあ、第一位さんまでもが?」

番外個体 「モヤシなのは見た目だけじゃなくて、三半規管もってことだね」ニヨニヨ

一方通行 「うるせェ……ほっといてくれ」

絹旗 「顔色が超悪いですね。真っ白ですよ」

一方通行 「元からだ、チビガキ」



611 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/11(土) 11:49:01.81 ID:r4lpVd2ro


<やっほー


打ち止め 「あ、フレメアだ!」トテテテ

浜面 「お嬢はどうしちまったんだ」

滝壺 「酔っちゃったんだよね。はい、飴ちゃんあげる」

婚后 「も、申し訳ございません……」ガリゴリ

一方通行 「オイ、噛み砕いてどォすンだよ」

絹旗白井 「」

一方通行 「?」

絹旗 「い、今まで誰もが気にしつつも言えなかった領域に超あっさりと突っ込んだ!」

白井 「さすがは第一位さんですの」

一方通行 「……いや、ワケわかンねェ」

海原 「皆さん誉めておられるんですよ」ニコニコ

一方通行 「うお!? 何の前触れもなく現れてるンじゃねェ!」

海原 「僕はどこにでもいるし、どこにもいません」



612 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/11(土) 11:50:55.45 ID:r4lpVd2ro

番外個体 「海原さんの場合、淡希もセットだから洒落にならない発言だなー」

結標 「ちょっと、人をセット商法みたいに言わないでよ」

ショチトル 「私たちで最後だったか」

フレ止め 「「♪」」ギュー

浜面 「とうとうハグまでするようになったぞ、あの二人」

滝壺 「仲良くなってよかったよね」

絹旗 「じゃ、そろそろ行きましょうか」

白井 「今から向かえば、丁度日没時に学園都市に着きますわね」

一方通行 「まだ先は長いンだよな……」

番外個体 「ほらほら、そう言わずに」

海原 「移動してみれば案外あっという間ですよ」

婚后 「あ、あの、すみません!」

絹旗 「お、超復活しました」

婚后 「ご心配とご迷惑をお掛けしまして……それで、この後なのですが」

白井 「何かございますの?」

婚后 「申し伝え忘れていたのですが。わたくしはここでお別れです」



613 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/11(土) 11:52:44.49 ID:r4lpVd2ro

といったところで、今回はここまでです。

次回投下は3日以内を目標にします。
お付き合い頂き、ありがとうございました。



619 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県):2011/06/11(土) 14:10:23.15 ID:BFDmBZzqo

IQサプリ……何もかもが懐かしい




633 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越):2011/06/13(月) 02:18:44.94 ID:7Kb1g5OAO
「シュレディンガーの海原」…だと!?



636 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海):2011/06/15(水) 18:20:32.51 ID:3m793YiAO
なあ、ショチトルって佐天よりもナイスバディなんだぜ…?
上から84、58、81なんだぜ…?
そのショチトルがサー…ドーナツをモフモフだぞ?
ふぅ…

最高だとは思わんか?




637 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州・沖縄):2011/06/15(水) 19:08:37.32 ID:nYZddFRAO
>>636
サーターアンダギーだ
ドーナツではない
サーターアンダギーだ
ショチトルは最高に可愛い




645 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/17(金) 00:04:34.93 ID:gzHFCHwio

白井 「はい? ここでお別れ?」

絹旗 「ま、まさかこのまま超高飛びですか!?」

白井 「はっ、さては身分違いの恋の末、駆け落ちを……!」

絹旗 「超C級映画のように、追われながらも二人の愛は深まる訳ですね」

白井 「そして遠い異国の地、来世での再会を誓い二人は」

婚后 「ありえませんから」ペシッ ペシッ

白井 「あいたっ」

絹旗 「超扇子で叩かないでくださいよ」

結標 「最近の白井さん、絹旗さんに感化されてない?」

番外個体 「その逆ってことも考えられない?」

結標 「お互い影響しあってるってことかしら」

番外個体 「なるほど。これがシナジー・エフェクトってやつか」

結標 「ちょっと違うような……」

浜面 「で、実際のところはなんなんだ?」

婚后 「ついでに実家の方に顔を出していこうと思いまして」



646 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/17(金) 00:06:30.75 ID:gzHFCHwio

海原 「ご実家でしたか。たしかに、せっかく外界に来たのですから寄るのも良いですね」

フレメア 「お姉ちゃん、行っちゃうの?」

打ち止め 「ここでお別れなの?」

婚后 「ゴメンなさいね、また学園都市でお会いしましょう」ナデナデ

フレメア 「約束」

婚后 「ええ、約束ですわ。もちろん、プールのことも忘れておりませんわよ」

滝壺 「プール?」

浜面 「お前いつの間にそんな約束とりつけたんだよ」

婚后 「いえいえ、わたくしから言い出したことですので」

打ち止め 「いいなーいいなー」

一方通行 「オイ、よさねェか」

打ち止め 「ぶー」

婚后 「よろしければ、ご一緒にいらしてください」

打ち止め 「いいの? いいの? 約束だよ」

番外個体 「……なんかゴメン」

婚后 「お気になさらず。好きでやってることですから」



647 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/17(金) 00:08:21.80 ID:gzHFCHwio

滝壺 「今年も招待してくれてありがとね」

浜面 「そうだそうだ、すっかり忘れてたけどお嬢のお陰なんだよな!」

番外個体 「今何気に失礼なこと言ったよね」

絹旗 「執事さんにも超よろしく伝えておいてください」

婚后 「ええ。そろそろ彼も戻る頃でしょうし」

一方通行 「クソガキ、言うことがあるだろ」

打ち止め 「それはあなたもだよ! あ、お姉ちゃんありがとうございました!」

フレメア 「すっごい楽しかった!」

婚后 「いえいえ、とんでもないことです」

結標 「お礼は改めてさせてもらうから、覚悟しておいてね?」

ショチトル 「覚悟? まさか、手料理でも振舞うつもりか?」

結標 「」ベシッ

ショチトル 「いたいっ」

婚后 「覚悟はしておきますわ。では、もう参りますわね」

海原 「道中お気をつけて」

婚后 「ええ、皆さんも。それでは、ごきげんよう」ノシ



648 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/17(金) 00:09:43.51 ID:gzHFCHwio

白井 「行ってしまいましたの」

絹旗 「じゃ、私たちも行きましょうか」

浜面 「あ、あの、それなんだけどよ」

絹旗 「どうしたんですか? 寄り道する余裕はあまりありませんよ?」

滝壺 「うん、だから……私たちもここでお別れ」

浜面 「さすがにこっちの都合で連れ回すのも悪いしな」

打ち止め 「どこか行くの?」

フレメア 「どこも行かない、にゃあ」

打ち止め 「?」

浜面 「つまりここだ。そっちの二人が空港を見学したいんだとよ」

滝壺 「」ノ

フレメア 「」ノ

海原 「ここの空港は設備が充実してますからね」

結標 「新しいモールもできたんでしょ? 見たくもなるわよね」

打ち止め 「」ジー...



649 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/17(金) 00:11:17.58 ID:gzHFCHwio

一方通行 「ダメだ」

打ち止め 「まだ何も言ってない!」

番外個体 「私たちは私たちで寄るところがあるでしょ。それも、あなたのリクエストで」

打ち止め 「うー」

フレメア 「ねえねえ」

打ち止め 「?」

フレメア 「またメールしたり遊んだりしようね?」

打ち止め 「……うん!」ニパー

結標 「絹旗さんもついこの間までこんな感じだったのよね……」シミジミ

絹旗 「えっ、あんなですか!? 私あんなでしたか!?」

白井 「今でも、打ち解けた相手に対する人懐こさはそのままかと」

絹旗 「えぇー……」

白井 「寮には絹旗さんのファンも多くて。最高学年にも関わらず、愛玩動物のような扱いを」

絹旗 「それ言わないでくださいよ!」

ショチトル 「それも才能なのだろうな」

番外個体 「まったく、誰とは言わないけど見習ってほしいね」チラッ

一方通行 「こっち見ンな」



650 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/17(金) 00:13:41.00 ID:gzHFCHwio

滝壺 「じゃ、私たちももう行くね」

浜面 「気を付けて帰れよ」

番外個体 「浜面さんこそ、迷子にならないようにね」

フレメア 「大体、私がいるから大丈夫」フンス

海原 「これは心強い」

打ち止め 「さすがフレメア!」

結標 「フレメアに迷惑かけちゃダメだからね」

白井 「フレメア、何かあったらこの番号に。第一位さんへのホットラインですの」

一方通行 「何やってンだオマエ」

絹旗 「浜面。フレメアに迷惑をかけるくらいなら死を選ぶぐらいの超覚悟をですね」

浜面 「なんなのこの流れ」

ショチトル 「……さすがに、少しばかり同情するな」

海原 「いいですよ、しなくて。これが彼の"味"ですから」

浜面 「そんな味イヤ」

滝壺 「はまづら、フレメア行っちゃったよ」

浜面 「なぬ!? ああもう、俺たちも行くぞ!」ダッ



651 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/17(金) 00:15:07.51 ID:gzHFCHwio

結標 「……滝壺さんを担いで、すごい勢いで行っちゃったわ」

番外個体 「その姿に違和感がないのはなんでだろうね」

白井 「なんだかんだで話し込んでしまいましたわね」

絹旗 「私たちは超門限もありますし、余裕があまりありませんね」

海原 「では、いくとしましょうか」

一方通行 「駅は……向こうだな」

ショチトル 「そういえばマスターたちは寄るところがあると言ってなかったか?」

番外個体 「うん。でも途中までは一緒だよ」

打ち止め 「♪」カチカチ

一方通行 「早速メールか、オマエは……」ハァ

打ち止め 「へ、返信だもん!」

白井 「よいではございませんか。ご友人が増えた証拠ですの」

番外個体 「こいつ友達いないから分からないんだよ」

一方通行 「ほっとけ」

絹旗 「もー、いつまでも喋ってないで行きますよ!」



652 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/17(金) 00:16:40.33 ID:gzHFCHwio


~移動中~


 タタンタタン...
  タタンタタン...


結標 「あ、私たちは次の駅で乗換えね」

絹旗 「あれ? 結標さんたちもどこか寄っていくんですか?」

海原 「ええ、水族館にでも寄っていこうかと」

一方通行 「ンでわざわざ外の水族館に行くンだよ」

打ち止め 「学園都市の水族館もすごいような気がする」

結標 「貴女と同じよ。リクエストね」

番外個体 「リクエストって……」

ショチトル 「」

番外個体 「ああ、そういうこと」

ショチトル 「だ、だって……学園都市の水族館なら、行こうと思えばいつでも行けるじゃないか」

海原 「と、いう訳なのですよ」



653 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/17(金) 00:18:28.11 ID:gzHFCHwio

白井 「仰る通りです。こういうときだからこそ見れるものもございますの」

絹旗 「むむ……言われてみると超ちょっと羨ましいです」

白井 「わたくしたちもその内に参りますの」

絹旗 「超早くても年末でしょうかね」ハァ


<プシュー


ショチトル 「あ、ついた」

海原 「ではみなさん、また後日に」

結標 「またね」ノシ


<バタン


打ち止め 「またねー」ノシ

絹旗 「お別れを言う暇もありませんでした」ノシ

白井 「電車の乗り降りとなると慌しいですし」

一方通行 「オイ、俺たちが降りる駅までどれぐらいだ?」

番外個体 「まだ先だよ。絹旗さんたちが乗り換える駅と同じだから」



654 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/17(金) 00:21:01.25 ID:gzHFCHwio

絹旗 「あ、そうなんですか?」

番外個体 「うん。そっから別路線だね」

白井 「最終的にわたくしと絹旗さんの二人旅ですか」

番外個体 「んー、さすがにこっちの都合で付き合わせる訳にもいかないしね」

一方通行 「当然だ。チビガキどもには門限もあるだろ」

白井 「まあ、チビガキとは心外ですの」

絹旗 「そうですよ、誰が超チビですか」

一方通行 「超は言ってねェだろ……」

打ち止め 「でもでも、チビはひどいかも」

一方通行 「じゃ何ガキって呼べばいいンだ?」

絹旗 「まずガキから離れてください! いつまでもガキ扱いは超よしてくださいよ」

一方通行 「ありきたりな台詞だが、その発言はガキの証拠だ」

絹旗 「うわー、超ムカつきます! 触ったらポキンといっちゃいそうな肉体のくせに!」

一方通行 「はいはい、モヤシですいませンねェ」

番外個体 「それぐらいにしておきなよ、大人げないでしょ」ハァ

打ち止め (さり気無く絹旗のこと子供って言ってる)



655 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/17(金) 00:22:45.67 ID:gzHFCHwio


~とあるおっきな駅~


番外個体 「と、言うわけで」

一方通行 「ここから先は別ルートだ」

白井 「ああ、行ってしまわれますのね」サメザメ

打ち止め 「白井お姉ちゃんに絹旗、また学園都市でね!」

絹旗 「その呼び方には超悪意を感じるのですが」

白井 「むしろ親しみがこめられている証拠ですの」

絹旗 「まあ……今はそういうことにしておきましょう」

打ち止め 「なんだろう。絹旗って言いやすいんだよね」

絹旗 「もういいですから!」ウガー

白井 「ところで、この後みなさんはどちらに?」

一方通行 「コイツが服を見たいんだとよ」

打ち止め 「その通りなのだ」フンス

絹旗 「服? なんでわざわざ」



656 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/17(金) 00:24:29.85 ID:gzHFCHwio

番外個体 「他の人と同じ理由だよ」クスクス

白井 「なるほど、外のブランドですのね」

一方通行 「ったく、最近ますます色気づきやがってよ……」

絹旗 「ミサワさんの影響ですかね」

番外個体 「別に私だけのせいじゃないでしょ」

白井 「淑女たるもの、身だしなみには気を払いませんと」

一方通行 「わっかンねェな」

打ち止め 「そういうあなたもおしゃれさんなくせに」

番外個体 「そうそう、デザインはともかく値段は一級品のものしか着ないんだから」

打ち止め 「種類を分けて何回も洗濯するほうの身にもなってよね」

一方通行 「仕方ねェだろ。肌が貧弱だから安物は着れねェンだよ」

白井 「身に付けるものですもの、きちんと選びませんと」

絹旗 「私たちは超年中制服ですけどね」

番外個体 「それもあと半年ちょいでしょ」

絹旗 「……そうなんですよね」



657 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/17(金) 00:26:11.76 ID:gzHFCHwio


~さらに移動中~


 ゴトゴト...


絹旗 「やけに揺れる電車ですね」

白井 「都心から離れる路線ですし、丘陵地帯も多くなってまいりますから」

絹旗 「なんかいいですね、このガラガラ具合。超たまらんです」

白井 「4人用のボックス席を2人で使うのも贅沢ですわね」クスクス

絹旗 「あとどれぐらいですかね」

白井 「たしか1時間ぐらいかと」

絹旗 「ではこれを」ガサガサ

白井 「それは?」

絹旗 「執事さんがくれたお土産です」テッテレー

白井 「……はれ? なんでここに全部ございますの? みなさんには?」

絹旗 「今の今まで超すっかり忘れてました」タハー



658 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/17(金) 00:27:41.41 ID:gzHFCHwio

白井 「」ジトー

絹旗 「……はい、ごめんなさい。半分は超わざとです」

白井 「はあ……まあ、生物でもございませんし。また後日に」

絹旗 「あっ、超おいしいです!」サクサク

白井 「こらぁぁぁ!」

絹旗 「いや、これだけあるんですから、一つや二ついいじゃないですか」

白井 「もう……ちゃんと残しておいてくださいまし」

絹旗 「白井さんの分ですか? そこに置いておきましたよ」サクサク

白井 「ま、窓枠!? 窓枠に直に!?」

絹旗 「これおいしいけど、喉渇きますね」

白井 「ああ、トッピングにホコリ……食べ物を粗末にしてはいけませんの」パッパッ

絹旗 「なんというか、超神経質ですね」

白井 「これぐらいは普通ですの。あら、絹旗さん、口の周りに食べカスが」フキフキ

絹旗 「モガー」

白井 (小動物ですわね、本当に)



659 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/17(金) 00:29:49.96 ID:gzHFCHwio


~同日 学園都市 第7学区~


絹旗 「いやー、なんか超懐かしい感じがしますね」

ユリコ 「(・ω・ )」ポテポテ

白井 「乗り継ぎがスムーズにできたお陰で、門限までは余裕をもって帰れましたわね」

絹旗 「超面倒ですよね。夏休みぐらい門限フリーにしてもいいと思いますが」

白井 「かえって面倒な問題が起こりますの」

絹旗 「むう、そんなものですか」

白井 「例えば絹旗さんなら、門限フリーなら何時頃帰られます?」

絹旗 「眠くなったらですかね」

白井 「ほら。これだから」

絹旗 「いいじゃないですか、たまにぐらい」

白井 「いえ、別に。寮監に立ち向かう勇気がおありなら朝帰りでも」

絹旗 「超ゴメンなさい」

ユリコ 「(*・ω・)」オミャー



660 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/17(金) 00:31:53.03 ID:gzHFCHwio

絹旗 「なんで寮監って言葉に超反応してんですか」

白井 「よく懐いておられるらしいですし」

絹旗 「ユリコは食べ物をくれるなら誰にでも超懐きますよ」

白井 「電磁波を発する発電能力者にすら懐くあたり、流石ですわね」


<あっ、絹旗ちゃんじゃないか?


絹旗 「え? げぇっ!」

黒夜 「奇遇じゃないか、こんなところで出会うなんてさ」

絹旗 「超不幸です」

黒夜 「それより。ここ数日はメルマガ"今日のきぬはた"をありがとな」

絹旗 「いえいえ。南国の空気は味わっていただけましたか」ニヤニヤ

黒夜 「あァあァ。こっちは風邪引いてたっつゥのによォ。羨ましくて熱が上がったぜェ?」

絹旗 「超お可哀そォに」

黒夜 「つゥワケで。この偶然に感謝しつつお礼させてもらうわ」

白井 「はいそこまでですの」タッチ

黒夜 「えっ、待」ヒュンッ



661 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/17(金) 00:34:24.58 ID:gzHFCHwio

絹旗 「ありゃ?」

白井 「帰ってきて早々、騒ぎは御免ですの」

絹旗 「いきなりテレポなんて、超外道ですね」

白井 「安全は考慮いたしました」


<ズパーーン...ドパーン
<待ちやがれェェェェェェ!


絹旗 「げっ、もう追いついてきましたよ」

白井 「限界距離でもしれてますから……」クスン

絹旗 「超早く逃げましょうよ」

白井 「はいはい。では久しぶりに飛ばしますわよ」

絹旗 「お、テレポ屋白井さんの本領超発揮ですね!」

白井 「テレポ屋って……人をなんだと思ってるのですか!」プンスコ


 ヒュンッ



662 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/17(金) 00:35:55.16 ID:gzHFCHwio

といったところで今回はここまでです。
残すは後日談ですね、それで番外編も終了です。
予定では5月一杯で終わる予定だったのに、伸びたなぁ……。
次回投下は6/18(土)の夜にでも。

お付き合い頂き、ありがとうございました。



664 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越):2011/06/17(金) 00:38:25.30 ID:NSww4J9AO
OKミスター最後の最後まで楽しみにしてるぜ乙



666 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/17(金) 01:49:26.16 ID:sW+xginIO
おつ!
次回はおれの退院予定日か、楽しみにしてんぜ




667 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/17(金) 06:54:42.28 ID:J/UjAGrDO
いちおつ

>>666
退院とか裏山
俺なんてあと何ヵ月かかるか分からないぜ




668 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/17(金) 09:40:31.07 ID:OUFK3LhDO


今更だが、打ち止めって人の名前呼ぶときカタカナじゃなかったっけ




672 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/19(日) 22:10:06.13 ID:IYdJTMkpo

>>1です。
昨日は来れず、大変失礼しました。

今日日付が変わるまでには投下します。
番外編に関しては今回分で最終回です。
拙作ですが、入院中の方は読んで少しでも楽しんで頂ければ幸いです。

>>668
初めは全員カタカナ呼び捨てにしていたんですが、あまり連発されると
妙な違和感を感じて普通に名前+お姉ちゃんにしてみました。
けど、やっぱりこれも変でしょうかね?



673 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越):2011/06/19(日) 22:14:31.66 ID:L208w8tAO
>>672
打ち上めのその件は 今のままで良いとおもう。(個人的には)




690 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/20(月) 00:00:59.15 ID:eOsv0sCro

それでは、始めさせて頂きます。
旅行の後日談です。



691 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/20(月) 00:03:16.89 ID:eOsv0sCro


~数日後 第7学区 隠れ家的喫茶店~


 [[電話]]<ジリリリリン ジリリリリン


番外個体 「はいはい、カフェワーストでs……なんだ、淡希か」

番外個体 「……携帯にかけた? あ、ゴメン。ロッカーに入れっぱなしだわ」

番外個体 「で、どうした? あの子も一緒なんだよね、なにかやらかした?……あ、違うの」

番外個体 「……うん、え? それ本気?」


<カランカラン♪


番外個体 「あ、客来たから後で。……分かった、待ってるって伝えて。じゃね」カチャン

番外個体 「しゃせー」

黒夜 「」ノシ

シルクロ 「ほう、落ち着いていて良い店だな」

番外個体 「あ、窒素女の黒い方……と、お兄さん?」

シルクロ 「血の繋がりはないが、立場的にはそのようなものか」



692 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/20(月) 00:05:23.61 ID:eOsv0sCro

黒夜 「ストレートティー、ホットで」

シルクロ 「オレンジジュースを一つ」

番外個体 「はいはーい」

黒夜 「なあ、四日間も店閉めてどこ行ってたんだ?」

番外個体 「この顔を見ても分からない?」

黒夜 「」ジー...

番外個体 「」←小麦色

黒夜 「……まさか、絹旗ちゃんと一緒に?」

番外個体 「うん、旅行行ってた」カチャカチャ

黒夜 「マスターは中立だと思ってたのに……畜生」

番外個体 「じゃあ、ほら。これはサービスしとくよ」コトッ

シルクロ 「これは? 変わった香りがするな」スンスン

番外個体 「ゴーヤ茶」

黒夜 「……まあ、悪くはないかな」ズズ...


<カランカラン♪



693 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/20(月) 00:07:35.53 ID:eOsv0sCro

絹旗 「超お邪魔しまーす」

番外個体 「きた、窒素女の白い方」

黒夜 「おっ」


<カランカラン♪


黒夜 「おい回れ右して外出るなよぉぉ!?」

番外個体 「待ちな。ご注文は」ズルズル

絹旗 「制服伸びるんで引っ張らないでください! あ、カフェオレ砂糖マシマシで」

番外個体 「はいはい」

シルクロ 「すまないな、仲良くしてやってくれ」

絹旗 「? どちらさんですか?」

シルクロ 「私はシルバークロース・アルファ。そこの黒いのの保護者だ」

黒夜 「保護者ヅラすんなって言ってんだろ! たまたま歳が上だったからそうなっただけじぇねえか!」

絹旗 「超お願いですから、この狂犬に鎖をですね」

黒夜 「誰が狂犬だゴルァァァァ!」



694 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/20(月) 00:09:20.60 ID:eOsv0sCro

絹旗 「いつもいつも、よく分からない理由で勝負ふっかけてくるじゃないですか」

番外個体 「なるほど、それで狂犬か」ケラケラ

黒夜 「いやだって、幼馴染で同系統能力のライバルじゃないか。私としちゃ負けたくないし」

絹旗 「いつからライバルになったんですか」

黒夜 「今年の春先に再会したときからさ」フンス

絹旗 「思えば私の超不幸はあの頃から始まったんですね……」

シルクロ 「この子も嬉しいんだろう。素直じゃないだけだ」

黒夜 「だから保護者ヅラすんなって言ってんだろ!」

番外個体 (思春期で反抗期な娘のテンプレだね)

絹旗 「超子供な言い方ですね」

黒夜 「なんか言ったか、チビ旗ちゃん」

絹旗 「チビ旗!? 厚めの靴底で超ごまかしてるあなたに言われたくないですよ!」

黒夜 「こ、これは服に合わせたらこうなっただけだ」

番外個体 「あ、これまた始まるな……」

シルクロ 「なんというか、すまない」



695 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/20(月) 00:12:11.20 ID:eOsv0sCro

絹旗 「大体その服がもォ超ダメダメです。タイトレザーで貧弱な体を強調でもしてンですか?」

黒夜 「貧弱さ加減ならテメェも大して変わらねェだろォが」

絹旗 「いやー、制服だと目立たなくて。なンなら触ってみます?」

黒夜 「よォし、よしよし。窒素爆槍でハードタッチさせてもらうわ」

絹旗 「あ、そォでした。あなたじゃ窒素装甲ブチ破れないから触れませンねェ?」

シルクロ 「そこまでだ。店内でケンカはよせ。TPOを弁えろ」ガシッ

黒夜 「はーなーせーよー!」

シルクロ 「これ以上は自重すべきだと思うがな。マスターを見てみろ」

絹旗 「?」

番外個体 「」バチィバチバチッバチンッ

黒夜 「超帯電状態に……まさか、マスターの正体はシママか!?」

絹旗 「いや、ジンオウガです!」

番外個体 「シママでもジンオウガでもねー!!」ピシャーン

シルクロ 「」←避難済み

絹旗黒夜 「「あbbbbbb」」



696 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/20(月) 00:14:15.72 ID:eOsv0sCro

 :
 :
 :


 【 14:00~14:30は休憩します 】
 【適当に水でも飲んでてください】カタン


番外個体 「さってと。札も出したし、休憩休憩」

番外個体 「♪」コポコポ


<カランカラン♪


番外個体 「あ、来たね」

ショチトル 「突然ですまない。さっき義姉さんが電話で伝えたと言っていたが」

番外個体 「うん、聞いてる。でもこっちなーんの準備もしてないんだよね」

ショチトル 「えっ。でも来いって……」

番外個体 「とりあえず面接っぽいことでもしてみよっか。座って座って」

ショチトル 「ああ」ガタ...

番外個体 「で、バイトしてみたいらしいけど? よければ、理由を聞かせてほしいかな」

ショチトル 「それは――」



697 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/20(月) 00:17:37.37 ID:eOsv0sCro


~その頃 第7学区 とあるファミレス~


打ち止め 「」モシャモシャ

フレメア 「」マグマグ

海原 「……」ソワソワ

結標 「落ち着きなさいよ、お兄ちゃん」

海原 「ショチトルはうまくやってるでしょうか」

結標 「真琴には根回ししといたから、大丈夫よ」

海原 「ええ、ミサワさんなら平気だとは思うのですが」

滝壺 「」スピー

打ち止め (目開けたまま寝てる)

浜面 「ええい、このオンボロノートPCはいつになったら起動するんだ!」バンバン

フレメア 「大体叩いたら壊れると思う」

浜面 「ふふ、叩き方にもコツってもんがあるんだよ」

結標 「大丈夫なの? 貴方がそれ持ってくるっていうから、私たちSDカードしか持ってきてないわよ?」



698 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/20(月) 00:20:04.79 ID:eOsv0sCro

浜面 「もうちっと待ってくれ」バンバン

海原 「大丈夫なんですか、本当に」


 [[ノートPC]]<ガガガガ


浜面 「お、きたきた!」

結標 「じゃ、これね。私たちのカメラに収まってた写真はそれで全部だから」つ【miniSD】

海原 「ついでに僕がこっそり撮影してた動画も入れておきました」

結標 「何やってるの」

海原 「大丈夫ですよ。男性陣はできる限り写らないよう配慮しましたので」

結標 「何が大丈夫なのよ!」

浜面 「そんじゃ、うちで撮った写真とかはカードにコピーしておくな」カタカタ



フレメア 「グリーンピース」ポイポイ

打ち止め 「あ、やめて! グリーンピースいれないで!」

滝壺 「こら、フレメア」

打ち止め (あ。目開けたまま起きた)



699 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/20(月) 00:21:51.18 ID:eOsv0sCro

浜面 「しっかしすごいよな。全員分集めると数百枚はあるんじゃね?」

海原 「去年と違い、みなさんデジカメを持ち込んでおられましたしね」

結標 「ね、貴女のも渡してあげてくれるかな」

打ち止め 「あ、そうだった。ちゃんと預かってきてるよ!」つ【microSD】

浜面 「おし、じゃちょっとだけお借りするな」カタカタ

結標 「私たちの分もコピーしてあげてね」


 [[ノートPC]]<ガガガガ


浜面 「頑張れ頑張れ」

フレメア 「大体これ大丈夫なの?……う、グリーンピース」モグモグ

海原 「涙目になるぐらいなら食べなくても……」

滝壺 「好き嫌いはだめ」

浜面 「おし、これで……あれ?」

海原 「どうしました?」

浜面 「海原、すまん。動画はいい……」

海原 「お気に召しませんでしたか」

浜面 「いや、大量の写真でハードディスクが溢れちまった」


 【ノートPC】<ガ...



700 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/20(月) 00:23:43.46 ID:eOsv0sCro


~同日 第7学区 とある大通り~


絹旗 「もー、超エライ目にあいました」トテトテ

絹旗 「あの黒夜にイヤゲモノを渡そうと思っただけですのに」

絹旗 「そのイヤゲモノも予想外に喜ばれましたし」

絹旗 「まあ、これで超良しとしておきましょう」

絹旗 「あとは買い物を……」


<あら、絹旗さん?


絹旗 「はい?」

婚后 「ごきげんよう。こっちに戻ってから会うのは初めてですわね」

美琴 「なんだかすっごい久しぶりね。卒業式以来?」

絹旗 「ありゃ? 超珍しい組み合わせですね」

婚后 「絹旗さんこそ、今日はお一人なのですね」

美琴 「そういえば黒子は?」



701 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/20(月) 00:25:44.81 ID:eOsv0sCro

絹旗 「朝から風紀委員の支部に行ってますよ」

婚后 「相変わらずご多忙ですわね」

美琴 「他の人が休みのときこそ忙しいしね。……ところで」ジー...

絹旗 「?」

美琴 「そんだけ日焼けしてるってことは、やっぱり絹旗さんも?」

絹旗 「ええ、海で超日焼けしたものですが」

美琴 「やっぱり! ずるい!」

絹旗 「え? ええ?」

婚后 「さっきからずっとこの調子でして」クスクス

美琴 「なんで誘ってくれなかったのよぉ! 去年言ったのに!」ユサユサ

絹旗 「ゆゆゆ揺らさないでくださいよ!」

婚后 「御坂さんはご実家に帰られていたではないですか」

美琴 「そうなんだけどさぁ……」

絹旗 「……それより、超不思議なんですが」

婚后 「なんでしょう」



702 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/20(月) 00:27:12.41 ID:eOsv0sCro

絹旗 「なんでお二人が同じデザインの制服着てるんですか?」

婚后 「それは……」

美琴 「同じ高校だから、よね?」

絹旗 「あれ? だって、前に聞いた御坂さんの志望高校って」

婚后 「わたくしも、入ってみたら御坂さんがいて驚きましたわよ」

美琴 「あー、それね。話すと色々長いのよね……またの機会に、ってことで」ウィンク

絹旗 「いや別にどうでもいいっちゃ超どうでもいいんですけど」

美琴 「」

婚后 「ところで、絹旗さんはどちらへ?」

絹旗 「超暇なんで、買い物でもいこうかと」

婚后 「お時間があるのなら、冷たいものなどいかがですか?」

絹旗 「いいですね。超暑いですし」

美琴 「あ。じゃあ、ついでに黒子のところに差し入れとかしてあげない?」

絹旗 「カッキーンと冷えた液体窒素とかどうでしょうか」

婚后 「もっと普通なもので……とりあえず参りましょう」



703 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/20(月) 00:28:58.68 ID:eOsv0sCro


~同日 風紀委員第177支部~


初春 「白井さん、白いままですね」

白井 「?」

初春 「せっかく南の島に行ったんですから、日焼けの一つや二つすればいいのに」

白井 「日焼けなんてしたら、歳をとってから後悔いたしますわよ」

初春 「はあ、そんなものですか」

白井 「それに、わたくしが日焼けしたら真っ黒子とか黒子ゲとか言うに決まってますの」

初春 「なんで分かったんですか?」キョトン

白井 「うーいーはーるー」ブチブチブチブチブチブチ

初春 「いやぁぁぁ! あたま! 私のあたま毟らないでくださいぃぃぃ!!」


<ガンッ


白井初春 「「!?」」


<ガタガタガタッ



704 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/20(月) 00:31:17.51 ID:eOsv0sCro

初春 「なっ……」

白井 「何者かがドアをこじ開けようとしてる……?」


<なんですか、これ。開かないですよ。
<ロックがかかっておりますし。
<絹旗さん、電子ロックよ。美琴センセイに任せなさい。


初春 「あ、この声って」

白井 「お姉様!?」


<大丈夫ですよ。私が能力超全開で突っ込めばこんなドア如き。
<えっ、ちょっとマズイって!
<超行きますよー!


白井 「はいはい、今お開けいたしますの」ピッ プシュー

絹旗 「あ、急に開いt」

白井 「え」


 ドゴガンゴガシャーーーン  カラン...



705 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/20(月) 00:33:15.79 ID:9Fw5zwHU0
(やれやれ、結局絹旗は相変わらず絹旗って訳よ)



706 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/20(月) 00:33:18.72 ID:eOsv0sCro

美琴 「あちゃー」

婚后 「これは不運ですわね」

絹旗 「」ピヨピヨ

白井 「」ピヨピヨ

初春 「い、いったい何が……?」

 :
 :
 :

初春 「はい、お茶淹れましたよー」

美琴 「ゴメンね、わざわざ」

初春 「いえいえ、差し入れのアイスのお礼ですー」ニコニコ

白井 「有り得ませんの! ホント有り得ませんの! いきなりタックルしてくるなんて!」

絹旗 「白井さんが急にドア開けるのがいけないんですよ!」

白井 「まずドアにタックルなんて発想が有り得ませんの!」

絹旗 「鍵なんてかけてるからですよ! それより咄嗟に能力解除した超判断をほめてくださいよ!」ウガー

白井 「滅茶苦茶を言わないでくださいまし!」ムキー



707 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/20(月) 00:35:11.70 ID:eOsv0sCro

初春 「あの……あちらの方は?」

婚后 「白井さんの現ルームメイトですわ」

美琴 「そっか、初春さんは見たことなかったっけ」

婚后 「はいはい、お二人とも。それまでそれまで」

絹旗 「むう」

白井 「まあ、仕方ございませんの」

初春 「叫んで喉渇きましたよね? はい、お茶どうぞ」

絹旗 「あっ、これはご丁寧に」

初春 「初めましてですよね? 初春飾利っていいます」ペコリ

絹旗 「申し遅れましたが、絹旗っていいます。超よろしく」ペコリ

初春 「白井さんのルームメイトなんですよね? 大変じゃないですか?」

白井 「えっ、ちょっと?」

絹旗 「いやいや、慣れれば超楽しいもんです」

白井 「いやいや、おかしいですの」



709 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/20(月) 00:36:36.15 ID:eOsv0sCro

美琴 「黒子、絹旗さんに迷惑かけてない?」

白井 「お姉様まで!? ヒドイですの!」

婚后 「さ、アイスが溶ける前に頂きましょう」

初春 「アイス!」キラキラ

白井 「もういいですの、わたくしはドライアイスで遊んでますので」ポコポコポコポコ

絹旗 「拗ねないでくださいよー」グイグイ

白井 「誰が原因だと思っているのですか!」

絹旗 「大体、白井さんは超細かいんですよ。もっとおおらかにいきましょうよ」

白井 「絹旗さんは奔放すぎですの」

絹旗 「それも私の超魅力の一つですから」フンス

白井 「その魅力のために、何度寮監に締め上げられたか……」ハァ



初春 「なんかいいコンビですね」ズズ...

婚后 「やっぱりそう思われます?」

美琴 「違うタイプだからこそ、無意識に補い合ってる感じがするのよね」



710 :>>708 失礼しましたorzVIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/20(月) 00:38:35.90 ID:eOsv0sCro


~同日夜 常盤台新寮 301号室~


絹旗 「あっちむいてー」

ユリコ 「(・ω・)」

絹旗 「ホイッ」

ユリコ 「(・ω・ )」

絹旗 「はい、私の勝ちー!」ピャー


<ガチャ バタン


白井 「戻りましたの」

絹旗 「あ、お帰りなさい」

白井 「はあー、疲れましたの」ボフンッ

絹旗 「ユリコ、白井さんが超お疲れだそうですよ」

ユリコ 「( ・ω・)」フミフミ

白井「あっ、もうちょっと右……」



711 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/20(月) 00:40:24.65 ID:eOsv0sCro

絹旗 「超大変ですねー、夏休みだというのに」

白井 「これも職務……ところで」

絹旗 「はい?」

白井 「あの大きな袋は? 今朝はなかったと思いますが」

絹旗 「あー、これ今日の帰りに買ってきたんですよ」

白井 「あの後に?」

絹旗 「というかですよ。これ買うためにこの超暑い中外出しましたからね」

ユリコ 「ノシ・ω・)ノシ」フミフミ

白井 「お゛~~~~~~」

絹旗 「ユリコも体重増えましたから。破壊力は超抜群です」ガサガサ

白井 「でもまだ絹旗さんの頭上はお気に入りなのですよね」

絹旗 「もう頭に乗せることのできる限界重量はとうに超えてるんですけどね……」ベリベリ

白井 「首が鍛えられて一挙両得ですの」クスクス

絹旗 「超イヤですよ! 首だけ太くなったら目もあてられません……よいしょ」

白井 「それは?」



712 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/20(月) 00:42:49.62 ID:eOsv0sCro

絹旗 「コルクボードですよ」

白井 「メモでも貼るのですか」

絹旗 「いえ、写真です。この辺でいいですかね」ガタン

白井 「写真?」

絹旗 「ええ、お気に入りの超写真を目の見えるとこに置いておきたいのですが」

白井 「お気持ちはわかりますが、デジタルフォトフレームでもよいのでは?」

絹旗 「それじゃ一枚しか見れないじゃないですか」

白井 「一理ございますわね」

絹旗 「♪」プスッ プスッ

白井 「この束が写真ですのね。(ペラペラ)はっ、大きいお姉様の着替えシーン!?」

絹旗 「超激写ってヤツです。この直後にかみなりパンチされた上に外にテレポされましたけど」

白井 「ああ、言われてみれば結標さんも一緒に写ってますの」チッ

絹旗 「なんですかその舌打ちは」



713 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/20(月) 00:44:09.68 ID:eOsv0sCro

 :
 :
 :

絹旗 「よし、こんなもんですかね」

白井 「こうやってまとめて見ると時間の流れを実感できますの」

絹旗 「髪の長さとか服の趣味とか。ほんの一年ちょっとの間なんですけどね」

白井 「もっと増えるとよいですわね」

絹旗 「増えますよ。いや、なんでかは超わからないんですけどね」

白井 「何か確信が?」

絹旗 「確信なんてないですよ。ただ……私たち、何年経っても同じように付き合ってる気がします」

白井 「何年経っても、ですか……」

絹旗 「なんの根拠もない超予感ですけどね」タハハ

白井 「……いえ、わたくしもそう思いますの。根拠はありませんが」

絹旗 「お、白井さんもそう思いますか」

白井 「その頃には、絹旗さんの身長もきっと何ミリかは伸びて」

絹旗 「な、なんでミリ単位なんですか!」



714 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/20(月) 00:45:42.78 ID:eOsv0sCro

白井 「この一年の成長を鑑みる限りは……」

絹旗 「まだまだこれからなんですよ! 大体、身長だったら白井さんだって大して変わってないじゃないですか!」

白井 「わ、わたくしは何度も申し上げている通り、発展途上なだけですの!」

絹旗 「一年前から言ってるじゃないですか!」

白井 「一年前から発展途上なのですの!」


<バーン


寮監 「うるさいぞ! 貴様ら、何時だと思っている!」

絹旗 「ひっ……!」

白井 「あっ、こ、これは……」


<そんなに暴れたいのなら私が相手をしてやろう。
<ちっ、違うんdぎにゃぁぁぁぁ!
<あいたたたたた!ごめんないですのぉぉ!


ユリコ 「( ・ω・)っ【カメラ】」ポチッ


 カシャッ



715 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/20(月) 00:47:03.88 ID:eOsv0sCro

といったところで、今回はここまでです。
皆様のレスからアイデアを拝借した番外編もこれにて終了となります。

さて、書きたいと思ったときが書くべきときです。
またその内、なにか細々とやっていきたいと考えています。

お付き合い頂き、ありがとうございました。
それでは、これにて。



716 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越):2011/06/20(月) 00:47:58.55 ID:pnWdjbfAO
乙!素晴らしかったよありがとう



718 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2011/06/20(月) 01:44:49.96 ID:/x0N/umN0
最近は良スレの終わる率がハンパないな
乙っした




720 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越):2011/06/20(月) 01:59:20.96 ID:AMM5Vm1AO
>今回はここまでです
…ということは次回が…!?




721 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/20(月) 07:45:19.33 ID:jtnz9aADO
乙!
アフターも楽しみにしてますよ!!

いつまでも待ってるからあああああ




722 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東):2011/06/20(月) 11:25:34.09 ID:U5scfz7AO
ユリコのスーパーキャットぶりが止まるところを知らない



723 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/20(月) 16:06:22.34 ID:WZn/hfVSO
>>705で少しホロリと来たベストタイミングだ



728 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長野県):2011/06/21(火) 20:03:41.31 ID:abG/U9Ko0

また書きたくなったらいつでも書いてくれ楽しみに待ってる。




730 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/22(水) 01:25:59.85 ID:1YMaLS05o
このスレでもご支援頂き、ありがとうございました。

まだやるつもりなのかよwwwと思われそうですが、
次は後日譚的な続編でお会い致しましょう。
少し迷いましたけど、元々この番外編が終わったら書くつもりでしたし。

続編ではメインメンバーがその後どんな風な日常を
送っているか、が主題です。共同生活モノの前作とは
また違った雰囲気を楽しんで頂ければ幸いです。
前作でやり残したネタも全部出し尽くしたい。



731 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/22(水) 01:31:46.58 ID:1YMaLS05o

折角なので、予告編代わりに今書き始めてるネタをご紹介します。

 - このメンバーでカラオケにいったらどうなるか
 - 海浜通行 vs 女性メンバー選抜 バスケ3on3真剣?勝負
 - 窒素装甲 vs 窒素爆槍 妥協なき七番勝負
 - 新約・温泉に行こう
 - きぬはた軍団 vs 学生ギャング
 - 「子供ができたら名前を考えないとね」
 - ロンドン短期留学の巻

といったところで、HTML申請を出してきました。またその内に。



732 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/22(水) 01:36:16.96 ID:Mt7L3krLo
全て期待



733 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/22(水) 01:49:54.77 ID:tbiZuXM50
いつかは表組に裏組が素性バレして乗り越える話とかも見てみたい
乙でした




734 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県):2011/06/22(水) 09:27:18.34 ID:jj5+byt8o
乙です!続編期待!
絹旗の常盤台での日常も見てみたい




735 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2011/06/23(木) 00:02:35.93 ID:eEo4IPnH0

何もかも皆素晴らしい

子供…だと…




736 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長野県):2011/06/25(土) 00:16:40.29 ID:Yz6RGkZy0
ユリコ2世が誕生するのか…



続編→絹旗「きぬはた荘、あふたー!」白井「あふたー?」

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ジェネオン・ユニバーサル 阿部敦、井口裕香、錦織博 2011/07/27

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禁書目録SS   コメント:4   このエントリーをはてなブックマークに追加
コメント一覧
10030. 名前 : 名無しさん@ニュース2ちゃん◆- 投稿日 : 2011/07/31(日) 15:10 ▼このコメントに返信する
よかった・・・。
まだ俺の楽しみな時間は終わらないんだな・・・。

しかしカップルの云々を見ていると嫉妬の炎が出ているのを感じるのは
気のせいではないんだろうな・・・。彼女欲しい。
10046. 名前 : 名無しさん◆- 投稿日 : 2011/07/31(日) 23:29 ▼このコメントに返信する
作者乙!次回も楽しみに待ってるぜ!
705の合いの手も見事だった
10055. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2011/08/01(月) 01:26 ▼このコメントに返信する
安心の絹旗・白井コンビ。

猫に海苔は危険。
19021. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2012/03/08(木) 09:19 ▼このコメントに返信する
最初のころの初々しいはなくなってるよな
番外個体ェ…
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