22:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/21(日) 01:13:38.85 ID:
7vxrRFs70婚后「ハッ!私は何を考えてますの!?あんな底辺高校の生徒とこの私が釣り合うはず・・・」
黒子「あら?婚后さぁん?もしかしてあの殿方にご執心ですの?」ニヨニヨ
婚后「なななな何をそんな馬鹿らしい!この私があんな下品そうな・・・」
婚后「って、白井さん!?あの殿方をご存知ですの!?」
黒子「えぇ、存じておりますわよ。風紀委員のお仕事でも何かと出くわしますし・・・」
婚后「そ、そうでしたの・・・ふ、ふふん、やはり下品な殿方には下品なあなたがお似合いね!」
黒子「あら、よろしいんですの?せっかくこの白井黒子があの殿方、上条さんをご紹介して差し上げようかと思いましたのに・・・」
婚后「え、えぇえっ!?」
黒子(ここであの類人猿がこいつとくっつけば、お姉さまは黒子だけのモノ・・・!)
26:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/21(日) 01:25:31.38 ID:
7vxrRFs70婚后「本当にこの辺にあの方はいらっしゃいますの?」テクテク
黒子「上条さんはよくこの公園を通るんですのよ」テクテク
黒子(そして毎度毎度お姉さまからのラブ電撃を袖にして・・・キィィィ悔しい!黒子なら喜んで全身に浴びますのに!)
婚后「白井さん!」ガシッ
黒子「へ、ええええ、な、なんですの・・・?」ビクッ
婚后「私、今まであなたを誤解しておりましたわ!私のためにあの方との仲を取り持ってくださるなんて・・・」
婚后「今までの非礼、どうか許してくださいまし!」
黒子「い、いえ・・・同じ常盤台のそれもレベル4・・・レベル5へ向けて切磋琢磨する間柄でございますし・・・」
黒子(他人に感謝するという概念がこいつにあったなんて・・・)
31:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/21(日) 01:32:30.22 ID:
7vxrRFs70黒子「たしかいつもこの自販機付近で・・・いましたわ!」
婚后「えぇっ!?どこ、どちらですの!?」
上条「はぁ・・・またこの自販機に二千円札飲まれた・・・不幸だ・・・」
黒子「なにやら落ち込んでますわね・・・さて、参りましょうか」
婚后「え、で、でも、その、まだ心の準備が・・・」アセアセ
黒子「ここまで来て何をおっしゃってますの。お近づきのチャンスですわよ」
婚后「ででででも、今日は下着も普通のですし、お手入れも気合い入れてませんし、基礎体温も・・・」
黒子「何を変態じみたことを口走っておいでですの」
33:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/21(日) 01:42:14.97 ID:
7vxrRFs70黒子「ごきげんよう、上条さん」
上条「げっ、白井!なんだよ、俺は別に御坂みたいに自販機にケリ入れたりしてねーぞ!」
黒子「別に風紀委員として来たわけではありませんの・・・というか、お姉さまはまだそんなことをしてらっしゃるのですね・・」
上条「じゃあ何しに来たんだ?上条さんは今週分のお小遣い枠を早くも失って失意のズンドコなんですよ・・・」ドヨーン
黒子「ご紹介したい方がいらっしゃいますの」
上条「え?紹介?」
黒子「こちらは婚后光子さん。なんでも先日不良に絡まれているところを助けていただいたとか・・・」
黒子(さあ、いよいよですわよ)
婚后(そそそそそそんな)
上条「え、こないだの・・・あぁ、あの時の!」
婚后「せ、先日はどーもくんですわ。申し遅れましたが、わ、私、婚后と申しますの///」
黒子(どーもくん?)
39:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/21(日) 01:53:47.10 ID:
7vxrRFs70黒子「不良を倒したあと、何やらお急ぎの様子ですぐに去ってしまわれたとかで・・・婚后さんが改めてお礼を申し上げたいとおっしゃるのでお連れしましたの」
上条「あぁ、なんだそんなことか。不良に絡まれてる女の子を助けるなんて、男として当たり前のことですよ」
婚后「あの時は本当に助かりましたわ。何やら急に異音がして能力も上手く使えず・・・」
黒子「不良たちは小型のジャマー装置を持っていたんでしたわね。それさえなければあんなチンピラ、レベル4の婚后さんなら相手にもならなかったでしょうに」
上条「へー、婚后さんはレベル4なのか!さすが常盤台のお嬢様、すげーなー!」
婚后「フフン!当然ですわ!この私を常盤台の婚后光子と知ってのお言葉!?」フンスッ
黒子(バカですの貴女!ここでそのテンション取り戻してどうしますの!)
46:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/21(日) 02:10:13.79 ID:
7vxrRFs70婚后「あ、え、えと、その・・・」アタフタ
上条「あはは、やっぱりお嬢様学校だけあって個性的で面白いな!」
黒子「お、おほほ・・・」
黒子(何やってますの貴女!上条さんが鈍感でなければ台無しになるところでしたわよ!)
婚后(す、すみませんですわ。ついいつものクセで・・・)
黒子「と、ところで上条さん、先ほど自販機でなにか買おうとなさっていたようですが・・・」
上条「あぁ、これね・・・買おうとはしたんですが、上条さんのいつもの不幸で、お札が飲まれてしまったのですよ・・・」
黒子(チャンスですわよ!)
婚后(え、な、なにがですの?)
黒子(貴女がお礼だと言って上条さんをお茶に誘う!会話を拡げる!仲良くなる!そして黒子はお姉さまとちんちんかもかも!これ以上ない黄金のコンボですわ!)
婚后(さ、最後のはよくわかりませんけど、お茶に誘えばよろしいんですのね・・・?よし!)
婚后「オーッホッホッホ!こんな自動販売機での飲み物なんて貧乏くさい!この私がお茶のなんたるかを教えて差し上げますわ!!」
黒子(だからなんでそうなるんですの!!)
55:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/21(日) 02:33:30.52 ID:
7vxrRFs70上条「えーと、それはつまり、万年苦学生の上条さんにお茶をごちそうしてくれるということでせうか?」
黒子「そそそそそう!そうですの!私たちがよく行くおいしいケーキ屋さんでお礼を兼ねてお茶でも、と」
黒子(だから何やってますの!そんな態度で上条さんの気を引けるとお思い!?)
婚后(ご、ごめんなさいですわ。緊張してしまって・・・)
婚后「そ、そういうことですわ!この私、婚后光子の力をもってすれば、学園都市中のどんなケーキ屋だろうと・・・」
黒子(だからよォォォォォ!!)
婚后(ひぃっ!?すみませんですわ!)
上条「いやーお気持ちはありがたいんだけどもさ」
黒婚「!?」
上条「上条さんちには常時欠食児童な居候がいましてね、はやいとこ食料を買って帰らないと、空腹のまま街にさまよい出てしまうのですよ」
ガサガサッ
黒子「茂みからなにかが!?」
インデックス「おなかへったんだよ・・・あ、とうま!」
60:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/21(日) 02:54:10.02 ID:
S1XqFfv/O上条「い、インデックス!?」
黒子「あら、丁度いいではございませんの。そのケーキ屋さんではお食事もできますのよ」ツン
婚后「そ、それもそうですわね!せっかくですから大勢での食事も悪くああありませんわね!」
黒子「人の好意は素直に受け取るべきですわよ、上条さん」(めんどくさいですの)
上条「んー……じゃあお言葉に甘えるとしますか…。ほらインデックス!飯に行くってよ!」
婚后(あのシスター、一体上条さんの何なんですの!)
イン「やったー!ごっはんごっはん♪」
黒子「…では参りましょうか」(もういやですの…)
61:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/21(日) 02:58:32.16 ID:OQqirsz50
黒子ちゃん面倒見いいかわいい62:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/21(日) 03:03:49.16 ID:
S1XqFfv/Oカフェ―
イン「これとこれとこれ!」
上条「少しは遠慮しろよー」
黒子「い、いいんですのよ!好きな物を召し上がってくださいまし」
黒子「もちろんここはあなた持ちですわよ」ヒソヒソ
婚后「わかってますわ!」ヒソヒソ
上条「じゃあ俺はこのナポリタンセットで!」
店員「かしこかしこまりましたかしこ」
黒子「そういえば、ここはサラダバーもございましたわね。シスターさんご一緒にいかがです?」
イン「サラダバー?もちろんいくんだよー!」
黒子「では…」ガタッ
黒子「ちゃんと会話するんですのよ」ヒソヒソ
婚后「わ、わかっていますわ!」ヒソヒソ
63:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/21(日) 03:11:57.95 ID:
S1XqFfv/O上条「わるいなー晩飯ごちそうになって」
婚后「べ、別によろしくてよ!庶民の面倒をみるのは上のものの定めですわ!」
上条「そ…そうか…」
婚后(違いますの!お礼を言わねばなりませんのに!)
婚后「して…上条さん?少しお話が…」
上条「なんだー婚后?」
婚后「こ!婚后ですって!?私を常盤台の婚后光子と知っての呼び捨てですの!?」
(違いますのー!そんなことではありませんのにー!)
上条「わ、悪かった!その…婚后…さん?」
婚后「まあ、よいですわ!」
65:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/21(日) 03:22:56.45 ID:
S1XqFfv/O上条「お…おう…」
婚后「ああああの…先日の…」
上条「あーあん時なー。まさか婚后さんが大能力者だとは思わなくて助けちまったんだよなー悪かったと思ってるよ」
婚后「いえ…その…今日はあの時のお礼がしたくて…」
上条「お礼ならいいって!現にこうしてご馳走になってるわけだし」
婚后「いえ、そうもいきませんわ。私、あのような場面にはよく出くわすのですが、貴男のように助けられたことはございませんの」
婚后「貴男は弱き物を助ける正真正銘の日本男児ですわ!」
上条「そんな大げさな…ハハッ…」
婚后「ここできちんとお礼をいたしますわ。あの時は助けていただいてありがとうございます…」
68:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/21(日) 03:37:18.56 ID:
S1XqFfv/O上条「ど…どういたしまして…」
上条「でも、能力者にしても、婚后さんは女の子なんだから無茶はしてはいけませんよ」
婚后「は…はいですわ…」(なんだか顔が熱いですわ…)
婚后「あの!上条さん!」
上条「なんだ?」
婚后「よ…よろしければ…携帯電話の番号を交換していただけませんか!?」
71:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/21(日) 03:45:28.64 ID:
S1XqFfv/O上条「ああ、いいぜー。 赤外線でいいかー?」パカッ
婚后「ええ!よろしくてよ!」パカッ
カチカチ
婚后「では、私から…」
上条「届いたぜ。じゃあ今度は俺から…」カチカチ
婚后「届きましたわ!どうもありがとうございます!」(やりましたわー!!)
上条「そんなオーバーな。ハハハッ!」
婚后「私としたことが!オホホホ」
上条・婚后「ははは!(ホホホ)」
上条「いやー婚后さんって意外と話しやすいな」
婚后「そんな…上条さんこそ」
・
・
・
72:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/21(日) 03:47:43.16 ID:
S1XqFfv/O上条・イン「はー!お腹いっぱいだー(なんだよ)」
婚后「ええ、私も」
上条「ん?婚后さん、口元にバジルが…」フキフキ
婚后「え、あ、へぇ?」
上条「よし取れた」
黒子「あらあらまるでカップルのようですわね」(掛かったなアホが!それは私が空間転移させて付けたバジル!)
婚后「あ、あうあう…」
上条「じゃあ今日はありがとな!うまかったよ!ごちそうさま!」
黒子「ええ、ではごきげんよう」
73:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/21(日) 03:49:20.12 ID:JAP3dbfP0
腹黒子75:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/21(日) 03:59:43.36 ID:
S1XqFfv/O黒子「ところで婚后さん?あの殿方とはちゃんと話せましたの?」
婚后「もちろんですわ!この婚后光子に不可能などございませんわ!こうして携帯電話の番号も交換しましたし!」パカッ
黒子「まあ!大成功ですわね!手助けした甲斐がありますの!」
(これで私とお姉さまの愛のロマンスに一歩前進ですの!)
婚后「その…白井さん…?」
黒子「どうかいたしまして?」
婚后「私…上条当麻さんのことが本当に好きみたいですわ…」
黒子「それでしたら私は婚后さんを本気で応援しますわ!」
婚后「私が困ったらまた協力してくださります…?」
黒子「もちろんですの!友人が困っているのを黙って見ている白井黒子ではございませんことよ!」
婚后「ありがとうですわ白井さん…」
79:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/21(日) 04:10:01.79 ID:
S1XqFfv/O・
・
・
婚后部屋―
婚后「「上条さん、今日はお時間を取っていただいてありがとうございます。よろしければ、今度は2人きりでお話したいです。」
こんな感じかしらね」ピッ
ポスッ
婚后「上条当麻さん……素敵な殿方ですわ……」スースー
80:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/21(日) 04:16:14.91 ID:
S1XqFfv/O上条風呂場―
ハナテ ココロニ キザンダ ピッ
上条「婚后さんか…」
上条「礼儀正しいしいい娘だよな…可愛いし…」
上条「って!相手は中学生ですよ!血迷ってはいけません!」
ガチャッ
イン「とうまーどうしたのー…静かにしてほしいかも…」クシクシ
上条「あ…なんでもない…悪かったな。おやすみー」
イン「おやすみなんだよー…」
上条「婚后さん…か…」
83:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/21(日) 04:24:31.37 ID:
S1XqFfv/O・
・
・
上条クラス―
女子A「この水着かわいー」
女子B「ほんとー。あっ!こっちのやつすごーい大胆」
上条「うーっす」
女子A「上条くんオハヨー。ねぇ上条くん!上条くんはこの中でどの水着が好きー?」
上条「水着?えーどれどれ」
上条(これは………えっ?)
女子B「ねーどれー?」
上条「あ、ああ、ここれなんか良いんじゃないか…」
女子A「えー!上条くん、こんな派手なやつが好きなのーヤダー」
女子B「これだったら牛柄の方がイイヨー」
上条(婚后…さん…だよな?)
84:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/21(日) 04:31:04.58 ID:
S1XqFfv/O授業中―
上条(やっぱり婚后さんだよな…?)
上条(あんな大胆な水着……)
青ピ「センセー、上条くんが鼻の下伸ばしてますぅ」
土御門「カミやん、エロいこと考えてるにゃー」
小萌「上条ちゃん……」グスッ
男子「#」ギロリ
上条「ごごご誤解です!ちゃんと小萌先生の話聞いてます!」
小萌「なら良かったのですー♪」
上条「はぁ……」
87:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/21(日) 04:46:34.39 ID:
S1XqFfv/O放課後―
上条(だめだ!今日1日、婚后さんの水着ショットが頭から離れない!)
青ピ「カミやーん!これから本屋でムフフな本買いに行くんやけど、一緒にけーへん?」
上条「お前好きだなー。いいぜ、でも俺はチキンのお前に付いてくだけだからな」
青ピ「ま、どーせ僕はチキンですよー。んなら早速行こかー」
88:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/21(日) 04:49:23.37 ID:
S1XqFfv/O本屋―
青ピ「これもええなー、でもこっちも捨てがたいなー…」
上条(あいつも好きだなー…)テクテク
『女子力UP! 最新水着カタログ』
上条「これは……今朝の……」
青ピ「カミやーん、僕はこれを買うわー ってカミやん、えろぅフェチ入ったもん持ってるなー」
上条「いや…これは…」
青ピ「ええでーカミやんにこうたるわ!貧乏なカミやんに太っ腹な僕からの贈り物や」
上条「い…いや別に…」
青ピ「ええって遠慮しなさんな。 すんませーん、これくださーい」
上条「あ…う…」
90:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/21(日) 05:03:40.67 ID:
S1XqFfv/O青ピ「また明日なー」
上条「お、おー」
上条「はぁ…」
婚后「溜め息なんかついて、どうなさいました?」
上条「へ?」クルッ
婚后「やっぱり上条さんでしたわね。こんにちわ」
上条「えええ、えー!こ、婚后さん!?」
婚后「そんなに驚かなくてもよろしいんじゃありませんの?」
91:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/21(日) 05:04:53.08 ID:
S1XqFfv/O上条「ご、ごめん…びっくりして…」
婚后「でも、こんなところで会うなんて奇遇ですわね。昨日会ったばかりですのに…」
上条「そ、そうだな」
婚后「あら?本屋の帰りですの?」
上条「こ!これか!じ実はそうなんだー参考書が必要でさー。あはは…」
婚后「まあ、勉強熱心ですのね。」
上条「はは…」(ぜってー言えねぇ…婚后さんが載ってる雑誌買ったなんて)
92:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/21(日) 05:12:27.76 ID:
S1XqFfv/Oワル「おらっ!道の真ん中に立ってんじゃねぇ!」ドンッ☆
上条「うわっ!っとっと!」バサッ
『女子力UP! 最新水着カタログ』
婚后「まあ…」
上条「woo...」
婚后「これって……私が載ってる水着雑誌…」
上条「あー夕陽が目に染みる……」ホロリ
94:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/21(日) 05:20:38.52 ID:UNDin6Xq0
woo…95:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/21(日) 05:23:45.42 ID:
S1XqFfv/O婚后「私の…水着姿…」
上条(ああ…顔が赤くなってる……嫌われたな…)
婚后「上条さん!」
上条「はいっ!」(終わった)
婚后「私…嬉しいですわ……その…好意を寄せている殿方に見ていただけるなんて…」モジモジ//
上条「そうですよね…こんなへんtいって…って、ええ!」
婚后「申し訳ありませんわ!私、これで失礼させていただきます!」ダッ
上条「………」
96:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/21(日) 05:35:36.68 ID:
S1XqFfv/O上条宅―
ガチャッ
上条「」
イン「おかえりなんだよ!とうま!早くご飯作ってほしいかも!」
上条「好意を寄せてる…?好意…?こういってなんだ?」ブツブツ
イン「無視は人を不快にするんだよ!無視は止めてほしいかも!」
上条「でも常盤台のお嬢様がさえない高校生に…?いや、ないない…」ブツブツ
イン「とーうまー!」
ガブッ☆
ボキッ
イン「!! 歯が…わたしの犬歯が持っていかれたんだよ…」ドクドク
イン「ちゃんと布を吟味すべきだったんだよ…」
上条「あ…インデックスか……俺もう寝るから…」ガチャッ
イン「と……うま…?」ドクドク
98:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/21(日) 05:40:31.36 ID:Ihuo2A/U0
血流れてんのかwwwwwwwwwwwwwwwww99:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/21(日) 05:43:11.65 ID:
S1XqFfv/O婚后「私…うっかり好意を寄せていることを口走ってしまいましたの…」
黒子「それはかえって好都合ですの。婚后さん?こうなったらデートに誘うのが吉ですわ」
婚后「デート…ですの?」
黒子「そうですの。デートの最後に愛の告白は今も昔も定番ですわよ」
婚后「告白だなんて…上条さんの気持ちも知らずに?」
黒子「あの雑誌を買っていた時点であの殿方が婚后さんに好意を抱いているのは確定的に明らかですの!」
102:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/21(日) 06:00:05.52 ID:
S1XqFfv/O婚后「上条さんが…私に…?」
黒子「いいですこと?この後すぐにデートの約束をしてくださいまし。絶対ですわよ!」
婚后「わ!わかりましたわ!」
黒子「では、そろそろ寮監の巡回がありますので…」ブツッ
婚后「デート…」
婚后「ええい!この婚后光子に不可能はありませんことよ!」プルルル プルルル
ガチャッ
103:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/21(日) 06:04:27.31 ID:
S1XqFfv/O上条「ハイ…誰でしょうか…」
婚后「あ!あの!婚后です!夜分遅くに失礼とは分かっています!」
上条「こんごう…? 婚后さん!?」
婚后「その!よろしければ、次の日曜日にお付き合いしていただきたいのですわ!」
上条「え……それって…」
婚后「わ、わわ私とデデデデートしてください!!」(言ってしまいましたわー!)
上条「お……俺なんかでいいの…か?」
婚后「もちろんですわ!あなたでなければいけませんの!」
上条「そうか…お供させていただきます…」
婚后「で、では、12時にあの公園でよろしいですか…?」
上条「ああ、分かった」
婚后「当日楽しみにしてますわ!では、今日はこれで失礼させていただきます…」ガチャッ
上条「……」
上条「えっ?」
104:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/21(日) 06:12:10.21 ID:
S1XqFfv/O上条「……ダメだ、思考がまとまらない…寝る…」
翌日風呂場―
上条「着信履歴からすると昨日の電話は夢じゃないみたいだ」カチカチ
上条「………」
上条「………」
上条「………」
上条「…俺も男だ。気持ちは当日ハッキリ伝えよう!」
ガチャッ
イン「と……う……ま…」
107:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/21(日) 06:23:07.23 ID:
S1XqFfv/Oイン「絶対的に血が足りない上に空腹で動けないんだよ……」ガクッ
上条「インデーックス!!」
ガツガツ! ガツガツ!
上条「悪かったなインデックス。考え事してたら夕方だったよ」ハハハ
イン「笑い事じゃないんだよ!危うく失血死か餓死するとこだったんだよ!」
イン「にしても、この生レバーとユッケはとてもおいしいんだよ!」
上条「それは良かった」
上条「なあインデックス?明日1日出てくるから飯は出前でもとってくんねーか?」
イン「私はそれで構わないんだよ」ガツガツ
上条「じゃあ2人で留守番頼むなー」
スフィ「おk把握した」
イン「しゃべっったぁぁぁぁぁ!!!!」
109:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/21(日) 06:35:29.33 ID:
S1XqFfv/O当日11:30―
婚后「この私が人を待つなんて……初めてですわ…」
婚后「………」
婚后「………」ソワソワ
婚后「もうすぐですわね…。なんだか緊張しますわ…」
スタスタ
上条「婚后さん…?」
婚后「上条さん!?お待ちしておりましたわ!」
上条「少し早いと思ったんだけど」
婚后「い、いえ!私が早く着きすぎたのでお気になさらないでください!」
上条「ははは!そっか!実は俺も早く着きすぎたから散歩してたんだよ」
110:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/21(日) 06:43:53.84 ID:
S1XqFfv/O婚后「まあ!そうでしたの。おほほほ」
上条「ははは、じゃ、じゃあ行くか!」
婚后「そ、そうですわね!」
上条「……」
婚后「……」
上条・婚后「あのさ!(あの!)」
婚后「か、上条さんからどうぞ…」
上条「お、おお…。あのさ…どこに行く?」
婚后「あ」
婚后「すみません!私からお誘いしたのに行く場所を考えてませんでしたわ!」
111:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/21(日) 06:52:03.61 ID:
S1XqFfv/O上条「いやいや、男の俺が考えとくべきだったよ」
上条・婚后「うーん…」
ガクエントシニ アタラシク プールガオープンシマシタ ミズギノ レンタルモシテオリマース
上条「プール…行く…?」
婚后「ええ!素敵なアイデアですわ!」
黒子「ククク」
113:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/21(日) 07:03:26.31 ID:
S1XqFfv/Oプール――
上条「なんでブーメランしかないんだよ……」
婚后「上条さーん!お待たせしましたわ!」プルンプルン
上条「」
婚后「気に入ったものが無くて水着売り場で選んでいたので遅くなりましたわ」
上条「…」(マジで中学生かよ…)
婚后「その…あまり見られると恥ずかしいですわ……似合ってます…?」
上条「ああ、似合ってる。すごく可愛いと思う…」(何言ってんの?キモス)
婚后「」ポンッ
婚后「さささささあ!上条さん、泳ぎましょうか!」
115:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/21(日) 07:14:35.28 ID:
S1XqFfv/O上条「お、おい!前!」ガシッ
婚后「へ?」グラァ
ドッパーン
上条・婚后「…」
上条「っぷ…はははは!」
婚后「おほほほほ!」
上条「はぁー、婚后さんって意外と抜けてるところあるよな」
婚后「そ、そんなことありませんわよ!」
上条「お嬢様だから話しづらいかと思ったけど、そんなことないな!」
婚后「その……こんな風に話せるのは上条さんだけですわ…」
上条「う…!」
黒子「ぼちぼち開始しますの」
116:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/21(日) 07:26:45.95 ID:
S1XqFfv/O上条「そ、そういや俺昼飯まだだったんだよな」
婚后「実は私もですの」
上条「あっちにレストラン有るらしいから行ってみようぜ」
婚后「はい♪」
上条「へー婚后さんみたいなお嬢様でもカレー食べるんだ」
婚后「ええ、この間から凝っておりまして」
婚后「上条さんこそ男性にしては少食ですわね」
上条「まあ、あのシスターのせいでな…」
婚后「男性はもっと食べなくてはいけませんわ!私のカレーでよろしければ」
上条「いやいやいや、悪いって!」
婚后「いいえ、私は気にいたしませんわ。それに私、殿方にアーン?というものをするのが夢でしたの♪ハイ、アーン」
上条「う……あ…アーン…」
黒子「あら!婚后さんではございませんの!」
117:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/21(日) 07:34:28.51 ID:
S1XqFfv/O上条「おー白井、お前も来てたのかー」
婚后「あら白井さん、お一人ですの?」
黒子「いいえ、今日はお姉さまと来ましたの。 おねーさまー!」
美琴「なによ、こんなところに連れて来て…大体プールなら…あら婚后さん…と」
美琴「???? なナンデあんたががが??」
上条「御坂も来てたのかー」
婚后「御坂さんもごきげんよう」
美琴「しししかも何やってんの?」
婚后「あら、はしたないところをお見せしましたわね。これは失敬」
118:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/21(日) 07:45:15.22 ID:
S1XqFfv/O黒子「お姉さま、これ以上お二人の邪魔をするのは不粋でしてよ。さあ行きましょう」
黒子「ではご機嫌麗しゅう」ニタリ
上条「おー2人共じゃーなー」
婚后「ではまた明日」
美琴「あ…あ…あ…」ズルズル
黒子(これでゆっくりとお姉さまを魅了誘惑できますの♪)クヒヒ
上条「飯も食ったしもう少し遊ぶか!」
婚后「私、あれをやってみたいですわ!」
上条「ウォータースライダーか…面白そうだ!いってみようぜ!」
119:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/21(日) 07:49:09.97 ID:jiCAgzlM0
安定の黒子クオリティ120:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/21(日) 08:00:18.53 ID:
S1XqFfv/Oスライダー――
上条「2人でお願いしまーす」
店員「はーい、カップルですねー。このダブルシートでどうぞー」
婚后「カップルなんて…そんな…」
上条(やっぱり周りからみるとカップルだよな)
店員「彼女さん前にどーぞー」
婚后「わかりわしたわ♪」ボスッ
上条「じゃあ俺は後ろに…っと!ボスッ」
店員「お兄さん彼女しっかり捕まえとくんだよ」ボソッ
上条「はい?」
店員「いってらっしゃーい!」グイッ
122:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/21(日) 08:10:34.17 ID:
S1XqFfv/Oシュザー
婚后「キャー♪」
上条「のわー!」
ゴーッ
婚后「キャー…って!シートから落ちそうですわー!」
上条「だ!大丈夫か!捕まえとくから安心しろー!」ギュー
婚后(あっ…上条さんに後ろから抱かれてる……)
上条(うっ…婚后さんのカラダ柔らかいな…胸が…腕に!)
上条(幸せだぁー!!)
婚后(幸せですわ…)
ドッパーーン!
上条・婚后「ゴボゴボゴボ」
123:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/21(日) 08:19:52.31 ID:
S1XqFfv/O上条・婚后「プハァ!」
婚后(まだ抱いてくださってますわ…)
上条「あり??この柔らかいものは…?」
婚后「あっ!水着が!」
上条「ごごごごめん!すぐどけr」
婚后「いけませんわ!上条さんが…手を離されてしまうと…周りの方に私の…ゴニョゴニョが見えてしまいますわ」
婚后「上条さん以外の殿方に見られるなんて…絶対に嫌ですわ!」
上条「どどうすればいいんでせうか?」
婚后「…私が上条さんの方を向きますので…着けてもらえます?」
128:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/21(日) 08:34:17.15 ID:
S1XqFfv/O上条「お、おう!分かった!」
婚后「で、では…腕はそのままで……えいっ」クルッ ムニッ
上条「」
婚后「そ、それでは…着けて……いただけますか…?」ハァハァ…ギュウ
上条「ハイ、ワカリマシタ」
上条(意識しちゃだめだ意識しちゃだめだ意識しちゃだめだ)シュッシュッ キュキュッ
上条「あの…少し離れてもらわないと前が着けられまてん……」フーフー
婚后「…もう少し……このままで……」ギュウウ…
上条「婚后さん……」
婚后「今は…今だけは…光子と呼んでほしいですわ……」
上条「み…光子…」ギュ
129:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/21(日) 08:44:53.37 ID:
S1XqFfv/O・
・
・
いつもの公園―
上条「プール…楽しかったな…」
婚后「ええ…とても楽しかったですわ…」
上条「……」
婚后「……」
婚后「上条さん…いえ……と当麻さん、お話したいことがあるんですの…聞いていただけます?」
上条「……いや…聞けない…」
婚后「え…!?」
上条「ここから先は男の俺から言うよ。だから聞いてくれ」
婚后「…最後までちゃんと聞いてますわ…」
131:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/21(日) 09:00:16.72 ID:
S1XqFfv/O上条「飾った言葉は言えねぇけど、これだけはハッキリと言える」
婚后「はい…」
上条「光子、お前が好きだ。性格も容姿も何もかも全てが好きなんだ!」
婚后「………はい」ホロリ
上条「俺と結ばれてくれるか?」
婚后「慎んでお受けいたしますわ」
上条「光子…」
婚后「当麻さん…」
おしまい
126:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/21(日) 08:31:07.20 ID:W6lHbaru0
グレイト125:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/21(日) 08:30:51.05 ID:jiCAgzlM0
くそっ!また壁殴っちまったぜ…!134:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/21(日) 09:17:16.41 ID:W6lHbaru0
あれ?みこってぃのヤンデレタイムは?132:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/21(日) 09:01:32.20 ID:JAP3dbfP0
>>131
お疲れ
新鮮でよかった!
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