PSP - とある魔術の禁書目録 (限定版:figma 御坂美琴 1体同梱)1 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/04/15(木) 22:55:30.17 ID:qjEH1A60
一方通行「どォした?ガキ」
打ち止め「ガキじゃないわよ!私には打ち止めって名前があるのよ!」
一方通行(それって名前なのか?じゃなくて)
一方通行「なンだァ?オリジナルの真似でもしてンのか?」
打ち止め「お姉さまの真似?アンタさっきから何いってんのよ」
一方通行「・・・俺はそォいう冗談が嫌いなンだよ、忘れたのか?クソガキ」
打ち止め「クソガキじゃないっていってんでしょ!」ビリビリ
一方通行「うお!オマエ一体何を」
打ち止め「うっさい!バカ!」バタン
一方通行「お、オイ!打ち止め!」オロオロ
一方通行(どォいうことだ?あのガキが俺に電撃なンざするとは思えねェ)
一方通行(ま、まさか反抗期か?いや、あのガキに限って、)
一方通行(そ、それとも俺がなンかしちまったのか?それで怒ってあンなことに?)
一方通行(クソ、どォすりゃいいンだ・・・)
2 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/04/15(木) 22:56:22.16 ID:qjEH1A60
一方通行「オイ!芳川ァァァあああああああああ!!」ガシャン
芳川「あら、久しぶりね、窓は壊さなくても呼んでくれれば開けたのに」
一方通行「ンなことどォでもいい!どォいうことだ!?」
芳川「どうって何かあったの?」
一方通行「カクカクジカジカ」
芳川「なるほどね、そんなことが」
一方通行「一体どォいうことだァ!?どうすりゃ元に戻るンだ!?」
芳川「落ち着きなさい、あなたはあの子の性格が変わってしまったからといってあの子を捨てるの?」
一方通行「な!?ンなことするかよ!」
芳川「ならそれでいいじゃない」
一方通行「は?」
芳川「たとえ性格が変わってしまってもあの子はあの子ってことよ。君が守ると決めた、ね」
一方通行「芳川・・・、チィッ、ガラになく取り乱しっちまった、悪かったよ」
芳川「いいのよ、あの子の事よろしくね、それと次からは玄関から入ってね」
一方通行「誰がよろしくするかよ、クソ」
芳川(・・・・・・)
3 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/04/15(木) 22:58:23.64 ID:qjEH1A60
黒子(どういうことですの?)
黒子(今朝からお姉さまの様子が明らかに変ですの)
~朝~
黒子(ムフフ、黒子の朝は寝ているお姉さまへの濃厚なキスから始まりますの)
黒子(ああ!お姉さま!なんと可憐な!ムフフ、この寝顔はわたくしだけのものですの)
黒子(ああ、できることならこのまま20時間ほど眺めていたいところですがそろそろお姉さまが起きる時間ですの、という訳で)
黒子(いただきますですのぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおお!!)
美琴「ウーン」パチッ
黒子「あっ・・・・・・」ビクッ
美琴「・・・・・・」
黒子「あの!お姉さま?これには深い事情が」アタフタ
美琴「クロコ」
黒子「は、はいですの!!」
美琴「寝てる間に変な事するのやめてくれないかなってミコトはミコトは意見してみる」
黒子「」
4 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/04/15(木) 22:59:36.05 ID:qjEH1A60
黒子(ど、どういうことですの?いつもなら電撃が・・・いえ、そうではなく)
黒子「どうかなさいましたか?お姉さま」
美琴「それはこっちの台詞でしょ、ってミコトはミコトはボーっっとしてるクロコの顔を眺めつつ答えてみる」
黒子「いえ!おかしいのはお姉さまの方ですの!何ですのその話し方はぁぁあああああああああ!?」
美琴「?何がってミコトはミコトはいつもと様子が違うあなたに疑問をぶつけてみる」
黒子(なるほど、これは夢ですの、夢なら何をしてもいいはずならば)
美琴「?」
黒子(な、なんですのこの純情なオーラは、ものすごく手が出しにくいですの)
黒子(いいえ落ち着きなさい黒子、これはますます夢である可能性が増えたと考えられますの、しかし)チラッ
美琴「ねえねえ、本当に大丈夫?ってミコトはミコトはちょっぴり心配だったり」
黒子(何もしていないのにものすごい罪悪感がしますの)チクチク
黒子「だ、大丈夫ですの、それよりそろそろ学校に行く準備をした方がよろ
美琴「あー!そうだったってミコトはミコトは急いで準備してみたり」アタフタ
黒子(・・・これでよかったですの)フゥー
――――――――
5 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/04/15(木) 23:03:40.72 ID:qjEH1A60
黒子(今朝のお姉さまは明らかに様子が変でしたの)
黒子(しかし一体何が原因で?まさか心理掌握が?)ウーン
黒子(・・・・・・思い当たる節がありませんの)
黒子(っとそれより今のお姉さまを一人にして大丈夫でしょうか)
美琴「本当にこれ食べちゃっていいの?ってミコトはミコトは確認をとってみる」
女子A「ええ、もちろんですわ、御坂様」ポワー
美琴「ありがとうね!Aちゃん」ギュッ
黒子「お姉さまぁぁぁあああああああああああああ!!」
6 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/04/15(木) 23:04:51.93 ID:qjEH1A60
一方通行(しかし、あのガキどこ行きやがったンだ?)
一方通行(・・・とりあえず一回家に帰るか)ガチャ
打ち止め「お、おかえり」
一方通行「お、おう」
打ち止め「アンタね、帰ったんならただいまくらいいいなさいよ」ハア
一方通行「あン?なンで俺がンな
一方通行(・・・もしかして俺がこンなことばっかりやってるからグレっちまったのか?だとすれば)
打ち止め「何よ、帰ってくるなりボーっとしてさ、どっか悪いなら言いなさいよ」
一方通行「打ち止めァ!!」
打ち止め「!な、何よ、ビックリするじゃない」ビクッ
一方通行「俺は何があってもオマエの味方だからな」キリッ
打ち止め「は、はあ!?アンタ何いってんの?今朝から変よ」カアア
打ち止め「それよりついでにアンタの分のごはん作っといたから、その」
一方通行「そいつァ楽しみだな、丁度腹減ってたところだ」
7 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/04/15(木) 23:05:35.98 ID:qjEH1A60
打ち止め「どう・・・かな?」
一方通行「食えなくはねェよ」
打ち止め「そっか・・・」シュン
一方通行(!クソ、俺とした事がァァああああああ)
一方通行「なンだよこれ!すげェ美味ェなァオイ!普段全く料理しねェのにこれたァ、こりゃ将来は一流ホテルのシェフか?はン、とンでもねェ原石を見付けっちまったもンだぜ!」
打ち止め「わ、わざとらしいわよ、ばか」テレテレ
一方通行(危ねェ・・・)
打ち止め「アンタ今日暇なの?」
一方通行「あァ、今ンとこな」
打ち止め「じゃあさ、その」
一方通行「なンだ?言ってみろ」
打ち止め「2人とも家でごろごろっていうのもアレだし、一緒にどこか行かない?」オソルオソル
一方通行「はァ?なンでンな面倒
打ち止め「・・・」シュン
一方通行「オラさっさと行くぞ、準備しろ」キリッ
9 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/04/15(木) 23:07:26.94 ID:qjEH1A60
黒子「ふう、やっと授業が終わりましたの」
美琴「あなた今日は風紀委員の仕事でしょってミコトはミコトは確認してみる」
黒子(たしかにそうですけど今のお姉さまを一人にしてはおけませんの)
黒子「いえ、今日は非ばn
初春「あー、白井さんじゃないですか、こんなところで遊んでないでこの間の始末書さっさと仕上げちゃってください」
美琴「じゃあ頑張ってね」
黒子「お、お姉さまぁぁぁああああああああああ!!!」ズルズル
美琴「さてと、」
海原(なんということでしょう、偶然御坂さんを見付けたはいいのですがどう見ても普通じゃありません)
海原(・・・少し話しかけてみますか、別に下心とかではなくあくまで御坂さんの身を案じて)
海原「御坂さん、偶然ですね」
美琴「あら、久しぶりねってミコトはミコトは愛想笑いを浮かべつつうわー、面倒なのと会っちゃったと考えて、あれ?いなくなった」
海原「うわあああああ!ショチトルぅぅぅうううう!テクパトルぅぅぅうううう!トラウィスカルパンテクウトリの槍ぃぃいいいいいいいい!アステカぁぁあああああ!」
10 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/04/15(木) 23:09:31.51 ID:qjEH1A60
一方通行「どっかいきてェとこあンのか?」
打ち止め「え?そ、それは」アタフタ
一方通行「考えてねェのかよ」
打ち止め「うぅ・・・」
一方通行「とりあえず地下街でも行くか、あそこなら暇くれェ潰せるだろ」
打ち止め「うん!」パア
一方通行「・・・・・・」
11 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/04/15(木) 23:10:08.88 ID:qjEH1A60
上条(子萌先生が出張のおかげで久しぶりに早めに帰れそうだ)フンフンフンフーン
美琴「ねえ、ちょっといいかなってミコトはミコトは恐る恐る声をかけてみる」
上条「おう、御坂かどうかしたか?」
美琴「別に用事があるって訳じゃないけどってミコトはミコトはあなたと会えた嬉しさを隠しつつ答えてみる」
上条「そ、そうか、何というか今日は雰囲気違くないか?」
美琴「どこが?ってミコトはミコトは今朝から幾度となくぶつけられる質問の意味を考えてみる」
上条(気付いてないのか?御坂がこんな冗談するとは考え辛い、御坂妹という線は・・・ますますありえねえ、ということはまさか、そんな)
美琴「?」
上条(・・・おのれ魔術師!!)
13 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/04/15(木) 23:12:04.53 ID:qjEH1A60
美琴「どうかしたってミコトはミコトはあなたを心配しつつ顔を覗いてみる」
上条(今何か[禁則事項です]に触れたような・・・、いやそれより今は)
上条「なあ美琴、ちょっと触ってもいいか?」
美琴「え!そ、そんなまだ付き合ってもいないのにってミコトは」ブツブツ
上条「ちょっと撫でるだけだ、駄目か?」キリッ
美琴「あなたならちょっとくらいならいいかもってミコトはミコトは考えてみる」
上条「じゃあいくぞ」
美琴「う、うん」ドキドキ
上条「・・・どうだ?」ナデナデ
美琴「ふぇ!?その、なんていうかってミコトはミコトは頭を撫でられて嬉しいけど子供扱いされてそうでちょっぴり不服だったり」
上条「なんともないのか?」
美琴「なんともって?ってミコトはミコトは尋ねてみる」
14 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/04/15(木) 23:13:30.12 ID:qjEH1A60
上条「いやいや、なんでもないぞ、それより昨日なんかあったか?」
美琴「え!何でもないよってミコトはミコトは妹との会話を思い出しつつ答えてみる!」
上条「そ、そうか(口にだしてんじゃねえか!)」
美琴「そうだよ!それより時間ある?ってミコトはミコトはあなたと遊びたかったり」
上条(とっとと御坂妹に会って事情を聞かねえと)
上条「悪い、今日はちょっとこれから用事あるんだわ、だからまた今度」
美琴「そっか、それじゃあ仕方ないねってミコトはミコトは残念だけど納得してみる」シュン
上条「っと思ったらその用事明日だったわ、どっか行くか」
上条(あれ?俺何いって)
美琴「ホント!?やったーってミコトはミコトはどさくさにまぎれてあなたに抱きついてみる」
上条「え!ちょっと御坂さん!?」
16 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/04/15(木) 23:14:50.57 ID:qjEH1A60
地下街
打ち止め「・・・」ジーッ
一方通行「どォした?・・・カナミンだァ?」
打ち止め「な、なんでもないわよ!別にカナミンの人形が欲しいとかそんなこと考えてないし」
一方通行「どれが欲しいンだ?」
打ち止め「いらないっていってんでしょ!」
打ち止め(家に住まわせてもらったりただでさえ迷惑かけてんのにこれ以上わがまま言える訳ないじゃない)
一方通行「うっせェ、ガキが変な気遣いすンじゃねェ、選ばねェならこの店にあるの全部買うぞ」
打ち止め「あ・・・、じゃあこれが欲しいな」
一方通行「オマエそンなンがいいのか?」
打ち止め「え?あの、間違えた!やっぱりこっちかな」
一方通行(俺のゴミクズがァァァあああああああああああ!!)
一方通行「なンてな、さっきのなかなか可愛いじゃねェか!オマエ程じゃねェがな!」
打ち止め「ちょっと!大声で何を・・・」カアァ
一方通行(持ち直したか?危ねェ)
18 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします2010/04/15(木) 23:34:32.06 ID:7PJOmoSO
一方さんが可愛くてもうダメだ
19 :フリーズした:2010/04/15(木) 23:35:21.85 ID:qjEH1A60
打ち止め「その、ありがとね」
一方通行「まだ言ってンのか?俺が勝手にした事だろォが、気にすンな」
打ち止め「で、でも!」
一方通行「あァ、じゃあアレだ、今朝美味いもン食わせてもらった礼だ、大人しく受け取っとけ」
打ち止め「・・・うん」
一方通行「ったくよォ、ガキのくせに変な気使いやがってよ。もっと素直になれねェのかよ」
打ち止め「だからガキじゃないわよ!ていうかアンタにだけは素直がどうとかいわれたつない!」ビリビリ
20 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/04/15(木) 23:37:53.93 ID:qjEH1A60
上条(参ったな、早く御坂妹を探さなきゃいけないのに)
美琴「♪~~~♪~~~」
上条(今更無理ですなんていえねえよ!)
美琴「あ!あそこのクレープ屋すっごく美味しいんだよってミコトはミコトは自身の評価をあなたに伝えてみる」
上条「そうなのか、食べていくか?」
美琴「食べたいってミコトはミコトは意思表示してみたり」
上条(ま、何とかなるだろ)
御坂妹(おや?あれは)
21 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/04/15(木) 23:38:43.26 ID:qjEH1A60
打ち止め「ねえ、ちょっとお腹空かない?」
一方通行「そォいや昼前に食べたっきりだったな」
打ち止め「下位個体からの情報によるとそこの公園でおいしいクレープ屋があるみたいなんだけど」
一方通行「クレープかよ、ンな甘ったるいもン・・・、もたまにゃいいか」
打ち止め「じゃあ行きましょ!」パア
一方通行(クソったれが、全然調子でねェぞ)
23 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/04/15(木) 23:40:05.38 ID:qjEH1A60
美琴「じゃあちょっと買ってくるねってミコトはミコトは猛ダッシュ」
上条「・・・で、昨日美琴と何を話したんだ?」
御坂妹「さて何のことでしょう、とミサカはとぼけます」
上条「お前なあ、あいつがああなった事と昨日お前が美琴と会ったことは何か関係あるんじゃないのか?」
御坂妹「何故それを?それよりクレープ楽しみですね、とミサカはあなたの推理に驚きつつ話をそらします」
上条「ああ、そうだなじゃなくてぇぇええええ!」
上条「頼む!あいつを元に戻すにはお前(の情報)が必要なんだ!御坂妹」イケメンAA
御坂妹「さあ、何でも聞いてくださいとミサカは胸を張ります」
上条(心変わり早いな)
上条「とりあえず昨日美琴と何があったのか教えてくれ」
御坂妹「昨日ですか?」
24 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/04/15(木) 23:41:00.54 ID:qjEH1A60
御坂妹『おや、お久しぶりですね、お姉さま』
美琴『あら、久しぶりね、どうしたの?こんなところでボーっとつっ立って』
御坂妹『いえ、ちょっと考え事をしてまして、とミサカはお茶を濁します』
美琴『ま、まさかまた妹達関連で何かあったの!?』
御坂妹『いえ、今日はどこに散歩をしようかと考えていまして、とミサカはあの人のあられもない動画がミサカネットワークに流れているという情報をお姉さまに隠すために苦しい言い訳をします』
美琴『え?今何て?』
御坂妹『あ、やべ口が滑った、あれ?お姉さま?』
25 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/04/15(木) 23:41:48.64 ID:qjEH1A60
御坂妹「ということがありまして、とミサカは懇切丁寧に説明します」
上条「おい、ちょっと詳しく聞きたいことが」
御坂妹「きっとあの後ミサカネットワークにアクセスしようとして何らかの理由でああなったのでしょう、とミサカは結論付けます」
上条「いえ、あのですね」
御坂妹「ミサカネットワークにはあらかじめ学習装置を通しておかなければならないためお姉さまでも接続は難しいようですね、とミサカは補足します」
上条「いや、だからね」
美琴「お待たせーってミコトはミコトは2人の間に割って入ってみる」
御坂妹「ではミサカはこれを」
美琴「あなたはどっちがいいってミコトはミコトは聞いてみる」
上条「あー、じゃあこっちで、わざわざありがとな」
美琴「えへへー、ってミコトはミコトはあなたに褒められて嬉しかったり」
26 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/04/15(木) 23:42:17.75 ID:qjEH1A60
打ち止め「あ、お姉さまー!」
美琴「あなたは妹達?ってミコトはミコトは他の妹達と形状の違うあなたに質問してみる」
打ち止め「打ち止めです、はじめましてお姉さま」
打ち止め「あなたもこの間は助かりました」
上条「お、おう(随分雰囲気が違うようなってまさかこいつも)」
美琴「あなたもクレープ食べるってミコトはミコトは気を利かせてみる」
打ち止め「いえ、今あの人が買って来てくれるので。あ、来たみたいです」
一方通行「オイガキ、あンまりさっさと行くンじゃ
上条「・・・」
美琴「・・・」
一方通行「・・・」
打ち止め「ガキじゃないっていってんでしょうが!」ビリビリ
一方通行「!手塞がってンのに電撃飛ばすンじゃねェ」
打ち止め「うっさい!」
一方通行「ったくよォ、ほらよオマエの分だ」
打ち止め「あ、ありがと」
上条(まさか『あの人』が一方通行だったとはな。とりあえずこいつらにも話してみるか)
上条「おい、一方通行」ボソボソ
一方通行「あン?」
27 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/04/15(木) 23:43:08.53 ID:qjEH1A60
一方通行「なンだァ?2人だけで話ってよォ」
上条「いや、打ち止めの様子変じゃねえか?」
一方通行「!あァ、今朝から反抗的というか素直じゃねェっつーか、ともかく普通じゃねェな」
一方通行「だが俺は負けねェぜ。あいつの反抗期が終わって大人になるのを見守ってy
上条「ちょっとまった!なんでそんな話になるんだよ!」
一方通行「あン?話ってグレっちまったガキの話じゃねェのか?」
上条「いや、実はですねカクカクジカジカ」
一方通行「なるほどなァ、オリジナルがンなことを」
一方通行「おそらくミサカネットワークに無理にアクセスしようとしたオリジナルに気付いたガキが、あいつをネットワークから追い出そうとしたときに電気の回線が繋がって何らかの理由で性格が入れ替わっちまったンだろ」
上条「そんなことありえるのか?」
一方通行「・・・オマエ、熱膨張って知ってるか?」
上条「・・・なるほどな、それで元に戻りそうか?」
一方通行「あァ、俺がガキ共の狂った回線を修復してやりゃァな」
上条「じゃあさっそく頼む!」
一方通行「あー、だが準備もあるしちょっと待て」
上条「ああ、分かった。期待してるぜ」
一方通行(何考えてンだ俺は?あンな何考えてるかも分かンねェガキよりいつもの、素直な打ち止めの方がいいに決まってンじゃねェか)
一方通行(ならさっさと元に戻しゃァいいのによォ)
一方通行「・・・クソったれが」
28 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/04/15(木) 23:45:34.46 ID:qjEH1A60
打ち止め「遅いわよ!何してたのよ」
一方通行「なンでもいいだろォが、つーかまだ食ってねェのか?」
打ち止め「うっさいわね、アンタが買ってくれたのに先に食べられる訳ないでしょ」
一方通行「そォかよ、そりゃ悪かった」
打ち止め「いいわよ、別に」
一方通行(可愛くねェ)
打ち止め「ねえ、何かあった?」
一方通行「なンでもねェよ」
一方通行(何なンだよクソったれがァ)
30 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/04/15(木) 23:47:14.70 ID:qjEH1A60
上条「もう準備ができたのか?随分早いな」
一方通行「うっせェ、さっさと始めンぞ」
上条「しかしいきなり気絶させるとわな」
一方通行「しょォがねェだろ、こいつらは性格が変わったことに気付いてねェンだからよォ」
一方通行「そろそろ始めっから邪魔すンじゃねェぞ」
上条「はいよ、頼んだぜ一方通行」
・・・
・・
・
打ち止め「ウーン」
一方通行「・・・起きたか」
打ち止め「あれ?ミサカはあなたとクレープ食べてたはずなのにいつ眠っちゃったんだろってミサカはミサカは首を傾げてみる」
一方通行「知るか、オマエがいきなり寝ちまったンだろォが」
打ち止め「うーん、思い出せない」
一方通行「・・・・・・」
31 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/04/15(木) 23:47:56.60 ID:qjEH1A60
数日後
黄泉川「一方通行、入るぞ」ガチャ
一方通行「勝手に入るンじゃねェよ」
黄泉川「まあまあ、細かいことは気にする必要ないじゃんよ」
一方通行「なンの用だ?」
黄泉川「最近お前の様子が変だって打ち止めから聞いてな」
一方通行「あのガキ余計な事を」
黄泉川「何かあったじゃん?」
一方通行「なンでもねェよ、さっさと消えろ」
黄泉川「そういうわけにはいかないじゃん、もしかして恋でもしたか?」
一方通行「・・・ありえねェ」
黄泉川「図星か」
一方通行「ありえねェっつってンでろ、あいつはンなンじゃねェ」
黄泉川「あいつ?」
一方通行(俺が恋だァ?それもよりにもよって超電磁砲に?ありえねェよ)
黄泉川「まあいい、相談ならいくらでも乗ってやるじゃん、人生の先輩としてな」
一方通行「そォかよ」
黄泉川「少なくとも告白されて悪い思いする女はいないと思うぞ、まあさっさとあの子を安心させてやるじゃん」バタン
一方通行(ンなことできるわけねェじゃねェか、俺があいつにどれほどの苦痛を味あわせたと・・・)
32 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/04/15(木) 23:48:40.50 ID:qjEH1A60
一方通行(コーヒーでも買いに行くか)トボトボ
上条「おい、一方通行」
一方通行「今機嫌が悪ィンだ、話しかけンな」
上条「何かあったのか?」
一方通行「何もねェよ」
上条「何もないのにあの子を悲しませてるってえのか!?」
一方通行「オマエには関係ねェだろ、バラすぞ三下が」
上条「・・・いいぜ、どうあってもあの子を悲しませるっていうなら、まずはそのふざけた幻想をぶっ壊す!」バキッ
一方通行「おうふ」バタ
上条「目え覚めたかよ最強」
一方通行「あァ、一気にふっきれたぜ」
上条「そうか・・・」
一方通行「ちょっと用事ができた、あばよ」カチ
一方通行(そォだ、俺は学園都市最強の一方通行だ)ドン
一方通行(俺に出来ねェことなンざねェよな)
33 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/04/15(木) 23:49:57.51 ID:qjEH1A60
常盤台中学
美琴(授業中だっていうのにあいつのことが頭から離れない)
美琴(なんで私がこんなにもあいつの事を・・・)
ガシャーン
「殿方が窓から」
「わたくしを常盤台中学の婚后光子と知ってヒイ」
「邪魔すンじゃねェよ、格下共が」ギロリ
イヤー
キャー
美琴「な、何事!?ってアンタ・・・」
一方通行「よォ、超電磁砲」
美琴「な、一方通行」
「一方通行って学園都市第一位の?」
「あらゆる攻撃を反射する最強無敵の超能力者」
「そんな!いくら御坂様でも」
ザワザワ
美琴「・・・何の用?」
一方通行「・・・好きだ」
美琴「は?」
一方通行「オマエのことが好きだ!結婚してくれ!」
美琴「いや、マジありえねえから」
一方通行「」
34 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/04/15(木) 23:50:25.56 ID:qjEH1A60
数ヵ月後
海原「おや、偶然ですね」
一方通行「・・・あァ」
海原「御坂さんは今日も立ち読みですか」
一方通行「・・・あァ」
海原「そしてあなたも同じ本を読んでいると」
一方通行「・・・あァ」
海原「聞きましたか?御坂さんと彼が付き合う事になった話」
一方通行「・・・あァ」
海原「そうですか、まあ彼女が幸せなら、やむをえませんね」
一方通行「・・・・・・」
35 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/04/15(木) 23:52:03.97 ID:qjEH1A60
数年後
海原「いやー、やはり時代は義妹ですよやっぱり」
一方通行「そォかよ」
海原「ええ、義妹なら同棲しても性格云々で合わなくなることもないですし、血も繋がってませんから子供についての心配もありませんしね」
一方通行「そォかよ」
海原「あなたは相変わらず御坂さんが好きなんですか?聞きましたよ、あの二人結婚するんでしょ?」
一方通行「・・・」
海原「あなたもそろそろ別の生き方を考えた方がいいですよ、っとショチトルが待っているので僕はこれで」
一方通行「・・・あァ」
36 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/04/15(木) 23:55:09.39 ID:qjEH1A60
打ち止め「ね、ねえ、どうかな?」
一方通行「うめェよ」モグモグ
打ち止め「そっか、よかった」
一方通行「・・・・・・」
打ち止め「ねえ、覚えてる?それミサカがあなたに初めて作った料理だよ」
打ち止め「すっごいわざとらしく将来は一流シェフがどうとかいってさ」
一方通行「・・・あァ、そォだったな」
打ち止め「そのあとカナミンの人形買ってくれて、それから
一方通行(・・・性格や姿形が変わっても、こいつはこいつだったンだな)
打ち止め「それからあの人や下位個体とクレープ食べて
一方通行(芳川に釘刺されたってェのに今更気付くたァよ)
打ち止め「いつの間にか寝ちゃって
一方通行「・・・打ち止め」
打ち止め「なあに?」
一方通行「結婚しろ」
打ち止め「無理に決まってるじゃん」
打ち止め「16になったらね」
一方通行「10年後かよ」
打ち止め「半年後だよ!」
~おわり~
37 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/04/15(木) 23:59:54.28 ID:qjEH1A60
という短編でした
読んでくれてありがとう
このスレ内のSS一覧打ち止め「ちょっと、アンタ」一方通行「はァ?」打ち止め「あの人の事好きになっちゃった」一方通行「そォか、頑張れよ」五和「一方通行に打ち止めですか?」一方通行「・・・またオマエか」一方通行「好きだ!」絹旗「はあ?超意味分からないです」
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