402:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 13:49:37.21 ID:
4BKf76lK0
おはようございます まさか残っているとは想いませんでした
(何で一方通行が協力することになってるんですかねぇ・・・あれ?)
今日こそはせめて五和をなんとかするところまでやりたいと想います
404:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 13:50:09.89 ID:/RA7vsvV0
キター
409:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 14:02:42.56 ID:9sm+VJmA0
支援
410:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 14:06:44.97 ID:
4BKf76lK0
御坂「まさかこいつがねぇ・・・」
御坂妹「協力するとみせかけて裏切る腹づもりなのでは? と、ミサカは軽く舌打ちをしながらにらみつけます」
一方通行「うるせェ、てめェらが100人も集まってドンパチされっとこっちも迷惑なンだよ」
一方通行(妹達はもう誰一人として失うことは許されねェ、ましてこンなくだらねェことでこいつらの存在が表沙汰になって見ろってンだ)
一方通行(最悪番外個体や打ち止めにまで手が伸びることくれェオリジナルならわかってもいいもンだろォが)
一方通行「だからてめェらの気の済むように納得する形でケリをつけてこいってンだ」
五和「私はその言葉を信じましょう」
413:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 14:16:14.48 ID:
4BKf76lK0
番外個体「ぎゃははぎゃはぎゃはあへぁっ!! 殺したいよおおおお!!! 早く殺してやりたいよおおお!!」
御坂妹「ふっ、なんと頼もしい戦友であることか と、ミサカは番外個体を暖かく見守ります」
一方通行「おいオリジナル、悪ィがこいつのネットワーク遮断してやってくンねェか?」
御坂「はぁ?何言い出すのよ」
一方通行「ミサカネットワークは電磁的な脳波でつながっているにすぎねェ、お前ならそれに干渉するくらわけねェだろォが」
御坂「まあできなくはないだろうけど・・・」
一方通行「このままこいつに人殺しさせるつもりか?」
御坂「はぁ、わかったわよ あんたちょっと離れてて」
御坂妹「かしこまりました と、ミサカはしぶしぶ戦友から距離を取ります」
414:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 14:24:40.16 ID:
4BKf76lK0
御坂「えいっ」
番外個体「っ!!!!」ズキッ
御坂「少し荒っぽいけど我慢してよ?」
番外個体「いたたた、頭痛い・・・」
一方通行「おい、今のうちにネットワークから離脱しろ」
番外個体「うん・・・」
御坂「もういい?」
番外個体「ん・・ 今離脱した・・・」
御坂「あれだけはりきってたんだからちょと勿体無い気もするけどなぁ」
一方通行「こいつの意思でもねェのに何暢気なこと言ってやがる」
番外個体「っはー、あれだけの負の感情は初めてだね、ミサカぶっ壊れちゃうところだったよ」
416:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 14:30:49.29 ID:
4BKf76lK0
一方通行「てめェはこのまま帰ってあのガキと留守番してろ」
番外個体「あなたとおねーたまはどうするの?」
一方通行「こいつらが馬鹿やらねェように雑用すンだよ」
番外個体「物好きなやつ」
番外個体(とは言うものの、これって明らかに異常事態なんだよね)
一方通行「っせェ、さっさと帰れってンだ」
番外個体「そうさせてもらう、こんなところにいたらまたおかしなことになっちゃいそうだもん」
御坂妹「ああ、戦友が帰って行く と、ミサカは共に戦えなかった寂しさに唇をかみしめます」
421:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 14:41:41.54 ID:
4BKf76lK0
御坂妹「それでは直接戦闘をすることがなくなったミサカは何をすればいいのでしょうか?残りのメンバーは今もここを目指して移動していますが」
一方通行「面倒なことになるから一箇所には固まンな、学園都市の中でばらばらに行動してろ」
御坂「それが無難ね どこかで時間つぶしててもらうのが一番か」
御坂妹「オーケーブラザー 手段は変わったが志に変わりはないぜ と、ミサカは親指ぐっとを突きたてます」グッ
一方通行「くっだらねェ・・・」
五和「あの、よくわからないので何がどうなったのか私にわかるように説明していただきたいのですが」
一方通行「あァ、今話す・・・」
一方通行(今のやりとりを見ても顔色一つ変えやしねェ、明らかにこいつには何かある・・・・)
一方通行(だが今はネットワークに溢れている負の感情を何とかすンのが先だ、とりあえずこいつのことは後回しだな)
423:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 14:48:12.76 ID:
4BKf76lK0
五和「なるほど、なんとなく理解できました」
御坂妹「あいつと一緒に戦いたかったぜ と、ミサカは戦友の歩いていった方向にさびしく目をやります」
御坂「で、邪魔するやつは一方通行に全部任せるってことね」
一方通行「で、そいつらの特徴とかはわかってンのか?」
五和「はい、こんなこともあろうかとひとりひとりの顔写真を用意してあります」
一方通行「貸してみろ」
五和「はい」
一方通行「・・・・・・」パラパラパラ
424:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 14:56:13.64 ID:
4BKf76lK0
一方通行「覚えた」
御坂「じゃ、それ私とこの子にも見せて」
一方通行「ン」
御坂「この情報ってネットワークに流せる?」ヒソヒソ
御坂妹「もちろんです と、ミサカはネットワークに新たな生贄リストを提供できる喜びをかみしめます」ヒソヒソ
御坂「じゃ、学園都市に集まるメンバーにこの中の誰かを見かけたら知らせるように、ね?」ヒソヒソ
御坂妹「お任せください、ミサカネットワークの名に掛けて と、ミサカは息を荒くしながらひとりひとりの顔を目に焼き付けます」
五和「連中が学園都市に姿を現すのは早くても明日の朝です、それまではまだ時間がありますので各々ゆっくりと明日へ備えましょう」
一方通行「じゃ、何かあったらここに連絡しろ」
御坂「まさかこいつの連絡先をメモリーに登録する日が来るとは思いもしなかったわ・・」
425:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 14:59:11.14 ID:xyEvF0nw0
五和が話を偽ったせいで…
いつ和解するんだよ…
426:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 14:59:45.43 ID:gVuQENOu0
>>425
427:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 15:00:55.45 ID:UXrmwB/qO
>>425
430:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 15:04:55.64 ID:
4BKf76lK0
五和「御坂さん、食事にでも行きませんか?」
御坂「ええ、私たちは私たちで作戦会議よ」
五和「正直あの人の前では話せないこともありますしね」
御坂「そうね、どこで誰が聞いてるかわからないから慎重に話しましょ?」
五和「筆談のほうがいいかもしれませんね、もちろんカメラの無いところで」
御坂「わかったわ、それじゃあ私の部屋がいいかもしれないわね ついてきて」
五和「はい」
435:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 15:18:14.85 ID:
4BKf76lK0
一方通行「さて、あいつらが何を考えているかはおいといて俺のほうでも調べてみねェことにはなァ」
一方通行「あの女の言うことを真にうけるつもりなンざねェが、この目で今のヒーローの生活を見ておかねェことには始まらねェ」
一方通行「だがそれにしてもあのヒーローに既に子がいるなンざわからねェもンだな」
一方通行「生まれてるってこたァ少なくとも一年前、あの戦いが終わってからか終わる前か」
一方通行「さて、まずはヒーローの居所をつかまねェとな・・」
444:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 15:36:14.81 ID:
4BKf76lK0
常盤台女子寮
御坂(あの女を片付けるのは簡単だけどどうやって当麻に気づかれないようにやることができるかよね?)カリカリ
五和(それについては考えがあります)カリカリ
御坂(どうやるの?)カリカリ
五和(ちょっと待っててください、今案をまとめますから)カリカリ
御坂「・・・」コク
五和「・・・・」カリカリカリカリ
五和「・・・・」スッ
御坂「・・・・」
1:女と子を髪の毛ひとつ残さず消滅させ 周囲の人の記憶を改竄する ※記憶の改竄が必須
2:自然災害による事故にみせかける ※落雷による事故にみせかける
五和(他にも色々ありますけど一番リスクが少ないのは2番でしょうね)カリカリ
御坂「・・・・」
445:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 15:38:17.53 ID:+W5N5DfX0
思ったよりエグかった・・・
446:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 15:38:58.08 ID:6LFFYS2h0
陰湿やでぇ
449:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 15:48:01.25 ID:
4BKf76lK0
五和(1番ですが、先ほど知り合いに記憶を改竄できる能力者がいるとおっしゃいましたね?)カリカリ
御坂「・・・」コク
五和(協力してくれるのなら話は早いのですがそうすんなりといく相手ではないのですよね?)カリカリ
御坂「・・・」コク
五和(このことを知る人間は少ないに限りますが保険という意味で考えておいたほうがいいかもしれませんね)カリカリ
御坂(どういうこと?)
五和(隠蔽工作に使えます)カリカリ
御坂(なるほどね)カリカリ
五和(まだコンタクトを取る必要はありませんが一応頭に入れておいてください)カリカリ
御坂(わかったわ、その気になれば・・・ 力ずくで言うこときかせればいいだけだもんね)カリカリ
451:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 15:55:44.24 ID:
4BKf76lK0
ガチャッ
五和 御坂「「!!」」サッ
黒子「あらお姉さま、お客様ですの?」
御坂「・・・・おかえり黒子」
五和「お邪魔してます」ペコ
黒子「珍しいですわね、お姉さまよりも年上の方のようですが」
御坂「前にあっちの学区にできたお風呂で知り合ったのよ」
五和「久しぶりに会ったのでこちらに招いていただいていたところです」
黒子「まあそうでしたの、私お姉さまのルームメイトの白井黒子と申しますわ」
五和「五和です。よろしくお願いします」
五和(保険の意味での最後の駒を得る手はずは整った、後は行動あるのみです)
五和(そしてあとは悲しみに打ちひしがれる上条さんを連れて学園都市を脱出するだけ・・)
五和「もうすぐ、もうすぐです・・・ 待っていてください上条さん、今度こそ私があなたのお傍に参りますから・・・」
457:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 16:04:08.01 ID:
4BKf76lK0
一方通行「で、手を尽くして探してみりゃなンだこりゃ」
刀夜「いつ見ても麻利ちゃんはかわいいなあ」
詩菜「ええ、本当」
麻利「あー」
麦野「すみません、またご馳走になってしまいまして・・」
刀夜「いや、沈利さんにはどれだけ感謝してもしきれないからこのくらいは」
詩菜「そうですよ。だからこのくらいはさせてください」
上条「父さんたちもこう言ってるしさ、そんなにかしこまらなくてもいいじゃねえか」
麦野「そういうわけには行かない性分なの」
一方通行「どっからどう見ても幸せな親子と祖父母じゃねェか、祖父母にしちゃちとわけェがな」
464:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 16:14:59.93 ID:
4BKf76lK0
一方通行「あれが赤ン坊・・・」
一方通行「あれがヒーローの・・・」
刀夜「今夜は星が綺麗だなぁ」
当麻「そうだな」
麻利「きゃい」
詩菜「麻利ちゃんも星を見てるのかしら?」
麻利「ぷぅ」
麦野「きっとそうだと思いますす」
詩菜「ふふふ、星に興味をもつ子になるかもしれないわね」
麻利「あぃ!」
刀夜「ん?どうかしたのかな?」
麻利「うー・・・」ジー
上条「ん?向こうに何かあるのか?」ジー
472:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 16:22:11.90 ID:
4BKf76lK0
一方通行「おっと!」サッ
一方通行(俺の視線に気づいたか?)
麻利「きゃう」
詩菜「よっぽど気になるみたいね」
麦野「私ちょっと見てくるわ」
上条「俺が行こうか?」
麦野「いいわ、ぱっと見てくるだけだもの」
一方通行(えらく勘がいいな、流石ヒーローの血をついでるだけはある)
一方通行(だが見つかってやるわけにはいかねーンだよ)
476:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 16:34:34.93 ID:
4BKf76lK0
麦野「んー・・・」キョロキョロ
麦野「何も・・ 麻利が気になりそうなものは見当たらないわね」
上空
一方通行「今日のところは現状を確認できただけで十分だ」
一方通行「まさかヒーローとあいつがくっついてたなンざ世の中わかンねェもンだな」
一方通行「この状況からヒーローを救い出す?寝言は寝てから言えってンだ」
一方通行「だがそれでもオリジナルやクローン共が納得できねェってンなら・・・」
一方通行「最悪もありうるか・・」
480:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 16:45:06.20 ID:
4BKf76lK0
現在に戻る
上条「っはぁ・・・ なんかすごく疲れちまった・・・」
麦野「ったく・・・ 久しぶりだからってはりきりすぎだっての」
上条「沈利さんが良すぎてついこんなに・・・ ゆっくり休んでもらうはずだったのになぁ」
麦野「心配されるほどじゃないって言ったでしょ?大丈夫だから先にシャワー浴びてきなさい」
上条「たまには一緒に浴びないか?」
麦野「お腹と胸見られるの嫌だって言ってるでしょうが」
上条「じゃあ灯り消した状態で一緒に湯船に浸かるとかはだめか?」
麦野「おい、それもう一回やるつもりでいるだろ?」
上条「あ、あはははは・・・・ すべてはこの愚息と沈利さんのフェロモンがいけないのであってですね」
麦野「ほどほどにしろっての」
486:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 16:58:36.79 ID:
4BKf76lK0
上条「気がついたら日付がかわるまで1時間切ってんだな」
麦野「さっさと寝ないと明日起きられなくなるわよ?」
上条「それは困るな」
麦野「明日のお弁当は何が食べたい?」
上条「そぼろ飯がいい」
麦野「わかったわ、それにする」
上条「たまには寝坊してくれてもいいんだけどなー」
麦野「柄じゃないわ」
上条「ありがたいことですよ、本当に」
麦野「じゃ、お話はこれくらいで寝ましょっか」
上条「そうだな・・・くぁ・・・・ ん・・」
麦野「おやすみなさい、当麻」
487:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 16:59:41.23 ID:UE6vqPhe0
ホント幸せそうだな
489:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 17:09:16.95 ID:
4BKf76lK0
翌日 早朝
神裂「学園都市・・・ まさかこのような形で訪れることになるとは思ってもみませんでしたね」
建宮「女教皇様、ここからはいかように?」
神裂「二手にわかれましょう、一班は五和の捜索、もう一班は上条当麻の周辺の警護を行います」
建宮「では捜索は俺の班が行う、ついてこい」
浦上「はい」
神裂「地道に聞き込みを行うのが一番確実です。時間はかかるかもしれませんがよろしくお願いします
牛深「了解です」
香焼「フライトの関係で遅れた分を取り戻してやるす」
神裂「残ったメンバーは私と一緒に彼の生活圏を見守ります」
諫早「女教皇様、彼にお話して登校をひかえてもらってほうがよいのではないでしょうか?」
神裂「それには及びません、相手は五和一人です、なにより赤子を持つ彼の妻を無駄に不安がらせるのは得策ではありません」
野母崎「全力で取り押さえないと何しでかすかわからないからな」
対馬「言えてます」
491:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 17:22:17.30 ID:
4BKf76lK0
建宮「今はまだ人も少ない、もう少し日が昇り始めたら五和が潜伏できそうな施設を一つ一つ当たれ」
建宮「俺たちより先にこの学園都市の中に入っていることは確実だと思え」
浦上「聞き込みは二人一組ですか?」
建宮「そうだな、もし途中で五和と遭遇した場合手向かいするかもしれないのよな」
香焼「その時は?」
建宮「二人で連携して攻撃を受け流すことに専念しろ、相手は一人だ。消耗させていけばこちらの勝利は確実だ」
牛深「五和に気づかれずに発見した場合は?」
建宮「うかつに捕らえようとするな、全員に連絡して包囲することを考えろ」
建宮「いいな、天草式の名にかけて絶対に五和を見つけ出せ!いいな!!」
「「「はい!!」」」
おはようございまァ~~~~す お取り込み中のところすみませェ~~ン
建宮「ん?」
496:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 17:33:05.44 ID:
4BKf76lK0
御坂妹「ミサカネットワークから交信、現在一方通行が敵勢力と交戦を開始した模様です」
御坂「相手の数は?」
御坂妹「30名ほどだそうです」
御坂「散らばってたら面倒だったわね」
五和「戦闘を見守っているメンバーに戦闘不能になった相手の回収をお願いしてもいいですか?」
御坂「あ、そっか、放置してたら騒ぎになっちゃうもんね」
御坂妹「それはもうばっちり任せてください と、ミサカはノリノリで送られてくる戦況報告に大満足です」
五和「回収したら拘束して この地図の空き倉庫に放り込んでおいてください」ピラッ
御坂妹「かしこまりました。ただちに全員に伝えておきましょう」
498:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 17:42:39.65 ID:+W5N5DfX0
もうアクセラさんに期待するしか
499:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 17:43:07.52 ID:
4BKf76lK0
うわぁぁっ!!
一方通行「これで半分か、思ったよりも手間かけさせてくれンじゃねェか」
浦上「何こいつ!私たちの攻撃がはじかれてる!?」
香焼「マジでやばいすね、攻撃できないんじゃ手のうちようが無いす」
牛深「だが黙ってやられるわけいにもいかない!!」
一方通行「げひゃひゃひゃはひゃはっ!! 抵抗すンならもって派ァ手なやつを頼みますよォ!? こちとら退屈でしょうがねェってンですよォ!!」
牛深「この野郎・・」
建宮「待て、あわてるな おいそこの白髪の青年」
一方通行「あン?」
建宮「お前は何の目的があって俺たちを攻撃する? 俺たちは人間一人を探しにここまで来ただけだ、攻撃を受けるような筋合いは無いのよな」
一方通行「で?」
502:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 17:52:56.67 ID:
4BKf76lK0
建宮「で?だと」
香焼「どうやら聞いちゃいないみたいすね」
一方通行「ざァンねンでェしたァ 俺はお前らを全員片付けに来ただけですゥ」
浦上「・・・・衝突は避けられませんか」
牛深「女教皇様にこのことは?」
建宮「伝えることのできたやつが伝える!!それしかないのよなぁ!!」
一方通行「ひゃはははっ!! 逃げるンなら逃げるでせいぜい俺を楽しませろ雑魚共ォ!!」
「「「うおおおおお!!!!」」」
503:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 17:55:00.68 ID:/4PS+Uam0
どうあがいても絶望
504:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 17:55:16.82 ID:Vuzpjk6x0
五和とかいらねぇだろこれ・・・
506:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 18:02:07.86 ID:
4BKf76lK0
御坂妹「一方通行がノリノリすぎて逆に引く と、ミサカは戦況を報告します」
御坂「ノリノリ?たしかにあいつがハイになってるところなんて見ちゃったら確実に私も引くわ」
五和「良いことじゃないですか、彼が協力してくれたことで妹さんのお知り合いが戦わずに済んだのですから」
御坂「そうなんだけどねー、何かあいつに借りつくるみたいで釈然としないわ」
五和「小さなことにこだわっていては目的は遂げられませんよ?」
御坂「おっと、そうだったわ 私の目的は当麻を救い出すことよ」
五和「そうですその意気です。見てくださいこの空を」
御坂妹「今にも雨が降り出しそうな雲行きですね」
五和「今日の予報では雷雨となっています。つまり桶狭間のように私たちは天に愛されているのですよ」
御坂「天に・・・」
五和「そう、つまり私たちの正義は天が認めているものなのです」
御坂「うん・・・やってやるわ・・・」
513:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 18:13:05.50 ID:
4BKf76lK0
建宮「がはっ・・・・」
一方通行「さァて、これで全体の半分ってとこか」
ミサカ19090号「よくやりました一方通行」
一方通行「あン?」
ミサカ13577号「この人たちはミサカ達が回収しますのであなたは残りをお願いします」
一方通行「はいはいそォですか、人使いが荒いことで」
ミサカ10039号「その割には楽しそうに見えましたが?」
一方通行「久々に運動できンだ、楽しくねェわけがねェだろうが」
一方通行(気絶させる程度にしといたから問題ねェだろ、今はこいつらに協力して油断させてやるだけだ)
520:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 18:24:05.15 ID:
4BKf76lK0
上条「さーて、今日も元気に学校に行ってきますか」
麦野「忘れ物ないわね?」
上条「おう、お弁当もばっちりだぜ」
麻利「あい!」
麦野「お、それはいってらっしゃいのご挨拶?」
上条「そうだとしたらうれしいな」
麦野「今日は雨も降るみたいだから気をつけるのよ?」
上条「わかってるって、こうやって傘も持ったしな」
麦野「ばっちりね 一応帰ってくる頃にはお風呂の準備済ませておくわ」
上条「お、ありがてえな それじゃあもうひとつお願いしていいか?」
麦野「何? いってらっしゃいのキスはやらないわよ」
上条「あ、やっぱり?」
麦野「まーた浮かれて会談でころばれたらたまったものじゃないもの」
上条「ぐっ やっぱその話になっちまうか」
麦野「当然でしょ?」
524:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 18:36:45.64 ID:
4BKf76lK0
御坂妹「彼の住居を見張っているメンバーから連絡が入りました。彼が登校のために出発した模様です」
御坂「来たか」
五和「これであの部屋には二人だけ」
御坂「一方通行が残りの邪魔者を片付けてしまえばいよいよあの女に天誅をあたえてやることができるのね」
五和「ええ、いよいよです」
御坂「はぁ~~~ん、待っててね当麻、私がこのくだらない呪縛から開放してあげるわぁ」
御坂妹「ミサカも胸が高まってきました」
五和(そう、がんばって自分の手を汚してくださいね、御坂さん)
526:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 18:38:42.05 ID:7Xcpi8Gx0
くろい…
この五和最高にくろいぞ…
527:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 18:38:55.59 ID:+W5N5DfX0
五和が落ちきったか
530:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 18:45:10.01 ID:
4BKf76lK0
神裂「彼が家を出たようですね」
諫早「女教皇様、それでは我々もゆっくりと移動を開始します」
神裂「いつどこで五和が現れるかわかりません、くれぐれも気をつけてください」
野母崎「それでは私は先回りして通学路の一角に」
対馬「私は万一に備えて車の手配をしておきます」
神裂「頼みます 私も彼の学校までのルートの安全を確認したらすぐに戻りますから」
535:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 18:55:04.82 ID:
4BKf76lK0
上条「今日はリクエスト通りそぼろ入れてくれたんだよなー 今から昼飯が楽しみだぜ」
諫早(今のところは異常なしか)
諫早(それにしても幸せそうに歩いてらっしゃることで)
諫早(あれが五和とだったら・・・・ それでもああやって幸せそうにしてくれてたんだろ)
ガシッ
諫早「むぐがっ!!」
一方通行「こォそこそなァにしてるンですかァ?」
諫早「ぐむうっ!!」
一方通行「っせェっての」
トンッ
諫早「がっ・・・」パタッ
一方通行「ったく 散らばってると面倒くせェことこの上ねェな」
545:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 19:06:27.79 ID:
4BKf76lK0
上条「今日は一時間目から黄泉川先生の体育か、あの人結構きついことさせるんだよなぁ」
野母崎「車の手配はどうだ?」
対馬「タクシーの運転手一人捕まえてお金渡してきたわ」
野母崎「よし、これで万一に備えることができたな」
対馬「でもおかしいわ 他のみんなの姿が見当たらないのよ」
野母崎「そういえば・・・ ひょっとして何かあったんじゃないのか?」
対馬「ちょっと連絡を取ってみるわね」 一方通行「そォこのお二人さァン」
野母崎「?」
何ですか?」
一方通行「つかまえたァ」
ガシッ
野母崎「がっ!!」パタッ
対馬「きゃっ!!」パタッ
一方通行「数えンのわすれちまった、これ何人目だ? まァそのうち思い出すか」
548:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 19:16:40.52 ID:
4BKf76lK0
神裂「よし、学校までの進路上に五和は潜んでいないようですね」
神裂「このまま引き返し皆と合流・・・ っとその前に」ピッピッ
神裂「建宮たちはどうなっているでしょうか? 何か手がかりをつかめていればいいのですが・・・」
プルルルルルルル プルルルルルル
神裂「・・・・」
プルルルルルルル プルルルルルル
神裂「おかしい・・・ 全く出る気配がない・・・」
一方通行「そォンなところでなァにしてンですかァ?」
神裂「・・・どちら様でしょうか?」
一方通行「通りすがりのお手伝いさンでェーす」ニタァ
神裂「・・・・」チャキ
551:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 19:22:10.13 ID:
4BKf76lK0
御坂妹「一方通行が最後の一人と交戦を開始した模様です」
五和「その人の特徴はわかりますか?」
御坂妹「長髪で長い日本刀を持っている非常にけしからん女性とのことです」
五和「最後の最後であたりましたか、邪魔が入らないという意味ではついていますね」
ポッ ポタッ
御坂「あ、雨・・・」
五和「来ましたか、御坂さん、今この時、天が御坂さんに天命を果たせと告げています!!」
御坂「ついに・・・ついにこの時が・・・」
五和「行きましょう御坂さん!! 輝かしい未来のために!!」
御坂「うん!!」
553:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 19:29:07.53 ID:
4BKf76lK0
ポツッ ポトッ
上条「あ、降ってきやがった」バサッ
上条「これが一年前だったら余裕で傘忘れてずぶぬれになっちまってたんだろうな」
上条「それどころか走ってマンホールのふたにすべって転んで怪我するまであるな」
上条「いやいや更に更にかばんの中身ぶちまけて教科書とノートが水溜りかドブの中に・・・」
上条「やめよう、言っててものすごく悲しくなってきた」
あ!!やっと来た!!
上条「ん?今の声は・・・」
558:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 19:41:20.91 ID:
4BKf76lK0
ガギイィンッ!!
神裂「馬鹿な! 攻撃がはじかれる!?」
一方通行「っはァ!!」ビュッ
一方通行(おねンねさせてやるよォ!)
神裂「くっ!!」サッ
一方通行「チッ」
一方通行(動きが早ェ、素手じゃ捉えきれねェかもしれねェな」
神裂「ふぅ・・・ はっ」チャキ
神裂(何の能力を持っているのかわかりませんが徒手空拳の類だけなら動きは素人、冷静に見切れば交わすことは容易いですが・・・)
神裂「私に何の用ですか?いきなりあなたに襲撃されるようなことをした覚えはないのですが」
一方通行「言っただろ?お手伝いさンだってよォ、俺は別にお前に恨みなンざねェよ」
565:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 19:51:35.02 ID:
4BKf76lK0
神裂「見たところ魔術の心得はなさそうに見えますが・・・」
一方通行「この学園都市の超能力者だ、ちィとこっちにも事情があってなァ」
神裂「手伝いといいましたね? ならば手伝うにも目的というものがあるはずです。あたたの狙いは私ですか?」
一方通行「おいおい、俺が敵にベラベラと目的を語って聞かせてやるような三流以下の悪党に見えンのか?」
神裂「ふぅ・・・ ならば私も手加減はいたしません、全力で行かせていただきます!!」
一方通行「ぎゃはははひゃはっ!! へひゃははあははっ!! いいねいいねェ!! その顔最ッ高だねェ!!」
一方通行「見せてくださいよォ!! 正義の味方の全力ってやつをよォ!!!」
神裂「Salvere000!!!」
572:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 20:01:14.22 ID:
4BKf76lK0
麦野「はぁー、今日は洗濯物外に干せないわね」
麻利「あー」
麦野「しょうがない、ちょっとじめっとするかもしれないけど乾燥機にかけて部屋干しするしかないか」
麦野「洗い物って油断するとすぐにたまっちゃうからなるべくなら洗っておいたほうがいいのよね」
麦野「麻利は明日まとめてやるのと今日やっちゃうのどっちがいい?」
麻利「・・・・」
麦野「ん?どっちでもいい?」
麻利「あー」
麦野「そうかそうか 汚れ物が溜まるのが気にいらないか、この綺麗好きめ」
575:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 20:07:53.65 ID:
4BKf76lK0
御坂妹「お姉さまお一人で行かせてもよかったんですか?」
五和「ええ、御坂さん一人で十分ですから」
御坂妹「十分、とは?」
五和「御坂さん一人で上条さんを救い出せる 私はそう信じていますから」
御坂妹「ミサカ達の想いも全て背負ってお姉さまが・・・ なんと感動的なのでしょうか」
五和「さ、私たちは離れたところから見守りましょう」
五和(そして証拠としてこっそり撮影しておきますか・・・ふふふ)
580:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 20:19:01.43 ID:
4BKf76lK0
神裂「はぁ・・・ はぁ・・・」
神裂(まさか私の攻撃をことごとくかわして空中に逃れるとは・・・)
一方通行「おいおい、なァに肩で息してるンですかァ?ちィっとも攻撃が当たらなくて退屈なンですけどォ?」
神裂「くっ」
神裂(それにしても妙ですね、私を消耗させるにせよ致命的な攻撃はひとつもしかけてこない、まるで何かを待っているかのように・・・)
一方通行「残念だなァおい、てめェも他の連中みてェにつまらねェことしかできねェってのかァ?」
神裂「他の・・・ まさかあなた・・・」
一方通行「天草式ってやつだろ? お前は少しはマシだがあいつらの退屈さといったらなかったぜェ」
神裂(先ほどから手が止まれば挑発、だというのに攻撃はしても単調なものばかり・・・)
神裂(狙いがあるとすればそれは・・・ まさか!!)
神裂「時間稼ぎですか!?」
一方通行「・・・・間違いじゃァねェな」
585:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 20:27:30.46 ID:
4BKf76lK0
神裂「してやられました!! ならば今頃上条当麻は!?」
一方通行「落ち着け、まだ連絡は来てねェ」
神裂「はい?」
ミサカハミサカハアナタニデンワヲカケテミル♪
一方通行「ン」ピッ
一方通行「で、どうなった? ン・・・・ あァ・・・」
神裂「一体何がどうなっているのでしょうか?」
一方通行「おい、今からあいつの家に戻るぞ」
神裂「え?」
一方通行「イツワってやつもそこにいる 来るならさっさとしろォ」
神裂「何が何だかよくわかりませんが今はその言葉を信じます」
588:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 20:35:52.03 ID:
4BKf76lK0
ピンポーン
麦野「あら、誰かしら」
麻利「ぷぁう」
麦野「まさかまたあいつらか?」
麦野「昨日の今日ってのはまだいいけど午前中からとかもうちょっと考えろっての」
麦野「麻利ー、またさがしくなるかもしれないから覚悟しといてねー?」
麻利「あぃ」
ピンポーン
麦野「はいはい、今行きますよー」
589:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 20:36:38.81 ID:UE6vqPhe0
きたか
590:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 20:38:08.24 ID:+W5N5DfX0
荒れるぞ
591:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 20:38:57.09 ID:/4PS+Uam0
早くしろー!間に合わなくなっても知らんぞーっ!
593:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 20:39:45.00 ID:
4BKf76lK0
ガチャッ
御坂「・・・・」
麦野「お前・・・」
御坂「お互いに言いたいことはあるだろうけど今はそういうことを抜きにしないといけないの。私の話を聞いて」
麦野「何?」
御坂「あいつが・・・当麻が車と接触して病院に運ばれたわ!!」
麦野「・・えっ?」
御坂「私の目の前で車に吹っ飛ばされたのよ!!早く病院へ向かうわよ!!」
麦野「と・・・とうま・・・・・」
御坂「そうよ!!だからあの子をつれて早く来なさい!!タクシー止めてあるから!!」
麦野「あ、ああああああ!!!」タタッ
御坂(まあ嘘なんだけどね~)
601:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 20:47:34.87 ID:
4BKf76lK0
麦野「麻利!!麻利どうしよう!!当麻がぁ あぁぁぁ・・・ああああ!!!」オロオロ
麻利「あー」
麦野「っはぁぁ・・・はぁあ・・・・ あ、だめ急がないと・・・」
麦野「大丈夫・・・きっと大丈夫よ・・・だから麻利も一緒にパパのところに」ギュッ
御坂「早くしなさい!!」
麦野「わかってるわよ!!急かすな!!」
御坂「ああもうじれったい、この子は私がだっこするからあんたは上着羽織ってついてきなさい!!」
ぎゅっ
麻利「う?」
御坂「先に外に出てるわね!」
麦野「え? あ、おいこら!!」
607:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 20:52:39.71 ID:
4BKf76lK0
御坂「・・・・」タタタッ
麻利「ばぁ? あぅ?」
麦野「おい!!待て!!!その子は私が!!」
御坂(ちっ、さすがにこの子のことまで頭がまわらなくなるってことはないか)タタタッ
麦野「くそっ!! てめえなんでそんなに全力で走る必要があるんだよ!! 止まれ!!」
御坂(あーあー、うっさいおばさんねほんと、今から一緒に始末してあげるんだから落ち着けっての)
麦野「このっ!! てめえ最初から麻利が狙いいかあああ!!!」
御坂「あっはっはっはっはっは!!今頃気づいたのかしら!?とんだお間抜けねえええ1!!」
麦野「ブチ殺されてえかてめええええ!!!!!」
628:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 21:03:31.82 ID:
4BKf76lK0
麦野「っはぁっ はぁっ くそぉっ!! とまれえええええ!!!」
御坂「はいはいわかったわ、おばさんが体力無さ過ぎるから止まってあげますよっと」
麻利「あぁぁぁ・・・ うぅぅぅ・・・」
麦野「ま、麻利・・ 今助けてあげるから・・・ もうちょっと待ってて・・ね・・」ゼェゼェ
御坂「おっと、そこから一歩でも動いたらこの子殺すわよ」バチッ
麦野「・・・・・な」
御坂「あんたがビーム出すのと私の電撃でこの子が死ぬのとどっちが早いと思う?」
麻利「ああぁぁぁぁ・・・・」モゾモゾ
麦野「お、おい・・・何考えてんだよ・・・」
御坂「だぁ~~~かぁ~~~らぁ~~~~ この子殺してあげようか?って言ってんの」
麻利「あああああ!!! ああああああ!!!」
麦野「っは・・・は?・・・あ・・・え?」
634:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 21:11:59.93 ID:
4BKf76lK0
麻利「びゃあああああ!!! ぎゃああああああ!!!」
御坂「あーもううっさいわねこいつ あんたが産んだせいで全然落ち着き無いじゃない」
麦野「お、おいおいお前何考えてんだよ、私はともかく麻利がお前に何したって言うんだよ!!」
御坂「うーん・・・鼻のあたりは少し当麻に似てるかな?」
麦野「答えろ!!麻利がお前に何したって」御坂「何?」バチッ
麦野「やめてええええええええええ!!!!!!」
御坂「あっはっはっはっはっはっは!!! 何今の顔!! すっごくおもしろいんだけど!!」
麻利「びぎゃあああああ!!! ああああああ!!!」
麦野「あ・・・ああ・・あぁ・・・・お、おねがい・・・・やめてぇ・・・・」カタカタ
御坂「ちょっとあんたさ、私の知らないところで何やっちゃってくれたわけ?え?」
麦野「な、なにってなに・・・何よ・・・麻利に・・そんなのだめよぉ・・・・」
637:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 21:14:32.50 ID:2oTtjZsu0
(アカン)
(アカン)
639:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 21:14:52.93 ID:tqlyoT1NO
※アニメではスピンオフの主役でした
648:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 21:23:36.23 ID:
4BKf76lK0
麦野「あ、あぁぁ・・・・おねがい・・・・そのこに何もしないで・・・・」ガクッ
御坂「あのさぁ、何やってくたのかって聞いてんの? よっ」
ドゴォッ
麦野「ぅごぉっ!! はっ・・・・あっぁ・・・・」ゴロッ
麻利「びぎゃあああああ!!! ああああああ!!!」
御坂「あ~~、じーっと見てるとどことなく当麻っぽいところが確かにあるわね」
御坂「ほ~~んと、当麻の赤ちゃんだったら確かにかわいいわよね~」
麦野「か・・・ぇせ・・・・・よぉ・・・・・」
御坂「でもさぁ~~~ 確かに当麻の赤ちゃんはかわいいけどぉ~~~」
御坂「それが何であんたとの赤ちゃんなのよおおおおおお!!!!!」
ドッゴオオォッ!!!!
麦野「ぇがぁっ!! がっぁぁ・・ぁぁあ・・・」ビクビク
659:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 21:28:45.05 ID:
4BKf76lK0
御坂「私当麻のことすっっっごく好きで好きでずっと当麻のこと考えててたまに会って話するのがうれしくて思い切ってペアリング買ったりもしたし」
御坂「当麻といつか付き合ってデートとかできたらいいなって思ってて学校帰りや休日に当麻のいそうなとろころを探したりしてたのに」
御坂「ずぅ~~~~~~~っと当麻だけを見てたっていうのに・・・なんで・・・」
御坂「なんであんたみたいなのが当麻の横にいるのよおおえええ!?」
ドスッ ドスッ ゴスッ ゴガッ
麦野「がっ!! ぁっ!! ぅうぇっ!!」
御坂「あんたみたいなわけのわからないやつが近づいていい人じゃないのよ私の当麻はぁ・・・」
御坂「誰にも祝福されない子を産んで何母親面してんのよあんた え?」
麦野「ぉ・・・・ぃ・・・」
御坂「ん?」
667:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 21:36:24.24 ID:
4BKf76lK0
麦野「私が・・・ 気に入らないのは・・・ わかる・・・ でも・・・・」
麻利「びゃあああああ!!! ぎゃああああああ!!!」
御坂「・・・」
麦野「その・・ 子は・・ 祝・・・福・・・ されてる・・・」
御坂「何寝言言ってんの?」
ゲシッ
麦野「がっ!! ・・・その・・子は・・・当麻と・・・当麻・・・の・・・お義父様・・・お義母様・・・が・・」
麦野「願いを・・・こめて・・・名前を・・・つけて・・・くれ・・た・・・子だ・・」
御坂「・・・・」イライラ
麻利「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!! ぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」
麦野「だ・・から・・・・ 誰にも・・・」
御坂「チッ!」
麦野「誰にも祝福されてねえなんていわせてたまるかってんだよおおおおお!!!!」
677:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 21:41:02.47 ID:
4BKf76lK0
御坂「 」カチン
麦野「そのこ・・・かえせ・・・・かえせよぉ・・・・」
麻利「びゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!! あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」
御坂「頭に来た、この子から殺すわ」
麦野「・・めろ・・・」
御坂「うるさい、この子もあんたも一緒に運悪く落雷で死ぬの。ほら、まだ本降りじゃないけど雨降ってるでしょ?」
麦野「やめろ・・・」
麻利「びゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!! ぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」
御坂「この子の死体の前で同じこと言ってみろってんのよおおお!!!」
麦野「やめろおおおおおおおおおおお!!!!!」
678:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 21:41:44.66 ID:V/jUEEoG0
御坂クズすぎんだろwww
680:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 21:43:41.44 ID:tqlyoT1NO
あれ
これ誤解解けた後も御坂許されなくね?
681:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 21:44:05.51 ID:tbh/hCpu0
/_/ . . -‐‐- . .
/ ∠:: /⌒>,, `ヽ
く は 上 7__ /ニ、{{∠∠二、 li ハ
れ や 条 / /. -‐…'''⌒ヽ ij _」
| く さ / 、__ ,'{ r‐…''⌒ヽーi .<⌒ヽ
| き ん {/ヽ) ! iヽ.).:.:.:.:.:.:.:xこ| |i ト、 !i
| て | >''´} ', ',.:.:.:/⌒し':::::::| ij )ノ リ
| | >イ ', V^)⌒V⌒/7 >こノ
| ! ! ! ! >ノ 丶ヽ.__ー__彡' /
っ \ーァ'⌒ヽ.._ \  ̄ {x‐/.:.
! ! ! ! r‐一.:.:.:.:.:/.:.:`ヽ/ ノ __//.:.:.:.:
///l/ ̄`ヽ∧j:.:.〈.:/.:.:.:.:.:.∠二 { ∠´/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
687:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 21:49:17.54 ID:
4BKf76lK0
轟っ!!!!!!
御坂「きゃっ!!」
麻利「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!! あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」
御坂「あっ あの子が!!」
麦野(突風・・・・? 麻利・・・飛んでる・・・)
麦野「ま・・・りぃ・・・・」
ガシッ
神裂「少々手荒に扱ってしまいましたが許してくださいね」
麻利「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!! あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」
神裂「えーっと、こういうときはどうしてあげればいいのでしょうか?経験が無いのでよくわかりませんが・・・ こうでしょうか?」
ぎゅっ
麻利「あ゛あ゛っ!! あ゛っ!あ゛あ゛!! あ゛あ゛あ゛っ!! あ゛あ゛あ゛!!!」
神裂「よしよし、もう大丈夫ですよ?安心してくださいね」
689:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 21:50:51.85 ID:tbh/hCpu0
さすがサルヴァーレかおりんは格が違った
691:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 21:51:49.73 ID:/4PS+Uam0
遅かったじゃねーか もう殺されたかと思ってたぞ
705:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 22:01:52.07 ID:
4BKf76lK0
御坂「何!? 一体何よこれは!?」
一方通行「オォリジナルゥ・・・・」
御坂「一方通行!! あんた裏切ったのね!?」
一方通行「あァン?裏切るだァ?お前何か勘違いしてンじゃねェか?」
御坂「っはぁ? あんたあの人を含めて50数人を片付けてくれるっていう約束だったわよね!?」
一方通行「そういやァそンな事も言ったなァ」
御坂「それが何だって私の邪魔をするわけ?あんたみたいな悪党が正義の味方の真似でもしてみたくなったっての?」
一方通行「はァ、わかってねェなお前、悪党には悪党の流儀ってもンがあンだよ お前今何をしようとした?」
御坂「私の当麻を苦しめるこの二人を片付けようとしただけよ」
一方通行「見下げ果てたやつだな、お前はもう悪党でも何でもねェ、ただのクズだ」
御坂「よくもまぁこの私に向かってそういうことが言えたものね、自分が何をしてきたか忘れたってんじゃないでしょうね?」
728:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 22:15:41.91 ID:
4BKf76lK0
一方通行「忘れちゃいねェ、だがいくら何でもてめェの思い込みと歪んだ感情で赤ン坊平気で殺そうとする人間がクズじゃねェなら何だってンだヘナチョコ」
御坂「一万人も殺してきた人間に説教される筋合いはないわ、私は私と当麻の幸せのためにこいつらを殺す 邪魔するならあんたといえど容赦しないわ」
一方通行「言ってくれるじゃねェか、やれるもンならやってみろ、てめェにできる程度の事で俺がやれるってンならなァ」
御坂「気にいらないわね 妹達におんぶにだっこのあんた程度簡単に片付けられるんだから」
一方通行「おーおー、ほざいてろ、今てめェにできることはそこで倒れているヒーローの嫁を人質にすることくらいじゃねェのか?」
御坂「はっ、あんた相手にこんなの必要ないわ」
麦野「・・ま・・・りぃ・・・・・」
御坂「人が話してる時に何口開いてんの よっ!」
ドスッ
麦野「っがっ・・」 一方通行 神裂「「!!!!」」
しずりさああああああああああああああああああん!!!!
738:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 22:21:08.51 ID:
4BKf76lK0
ダダダダダ
御坂「あ・・・・」
ダダダダダ
一方通行「ったく遅ェっての」
ダダダダダ
神裂「お父様が来てくれましたよ?」
麻利「うぅぅぅぅ うぅぅぅぅ」
ダダダダダ
御坂「あ・・・あぁ・・・・・」
上条「沈利さん!!!」ギュッ
麦野「とうま・・・」
上条「ひでぇ・・ 何だよこれ・・・ 何がどうなってんだよ・・・」
麦野「ごめ・・・ん・・・」ポロッ
上条「・・・・・・・」
748:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 22:27:07.02 ID:
4BKf76lK0
麦野「まり・・・ 危ない目にあわせて・・・なかせて・・・ ぐすっ」ポロポロ
上条「・・・・・・・」
麦野「まもらなきゃいけないのに・・・ こわいおもいさせて・・・ ごめん・・・・」ポロポロ
上条「・・・・・・・」
麦野「ごめぅ ごっ ごめんっ ごめんねっ ごめっ あっ あああっああぁぁぁぁ・・・あ・・」ポロポロ
上条「おい・・・御坂・・・」スッ
御坂「ち・・・ちがう・・こ、これは・・これは違うのよ!!」
上条「てめぇ何しやがった」
御坂「ちがうちがうちがうこれは私じゃない!!私はこんなことしてない!!私はただ当麻のために!!」
上条「何しやがったって聞いてんだろうが!!答えろ御坂!!」
762:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 22:41:10.58 ID:
4BKf76lK0
御坂「私は悪くないわ!!私は当麻の幸せのためにがんばってるのよ!!」
上条「はぁ?当麻って俺お前に当麻って呼ばれるような仲か?」
神裂(やはりこの子も五和と同じように道を・・・)
上条「それに俺の幸せってお前俺の幸せがどういうものだと思ってんだよ」
御坂「そう、幸せよ、当麻の幸せのためにはその女とそいつが産んだ子が邪魔じゃない」
上条「お前・・・・」
御坂「だ、だから私こうしてあんたを苦しめる二人をなんとかしようとしてるんじゃない!!」
上条「・・・・」
御坂「だ、だから!!だからそうやってにらんでないでいつもみたいにやさしくわたしに微笑みかけてよお!!」
一方通行(・・・・言葉にできねェ)
上条「もういい 御坂、お前が俺の大切な二人を傷つけることしか頭に無いって言うんなら」
上条「そんな幻想はいくらでもぶち殺してやる!!」
御坂「当麻ぁ・・・・」 上条「このっ」
ごしゅっ
上条「馬鹿やろおおおおおおおおおお!!!」
764:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 22:42:22.42 ID:lxp4WFh20
俺は悪くねぇ!俺は悪くねぇぞ!
765:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 22:42:27.66 ID:+88EaB6J0
あと一回男女平等パンチが見れるのか
766:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 22:42:51.31 ID:piJlHLIh0
まだゾーマが残ってるけどどうすんだ
770:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 22:47:39.86 ID:
4BKf76lK0
御坂「ぶぇっ・・・・」
ドッシャァアアアアァァァァァ!!!!!
御坂「っがっあっ・・・・ あ、あれ・・・・・」
じわっ
御坂「い・・・・たいぃ・・・なんで・・・いたい・・・・」
御坂「いたいよぉ・・・・とうまぁ・・・・いたいぃ・・・・・」ポロポロ
御坂「ふぇっ えぇっ いたいよぉ・・・ふぇぇぇぇん・・・・」ポロポロ
上条「ふざけんな!!」
ゴスッ
御坂「いだぁっ!! ・・なんでぶつのょぉ・・・・」
上条「何が俺の幸せのためだ!!何が邪魔だ!!お前は!!お前ってやつは!!くそっ!!」
上条「お前は俺の何だってんだよおおおお!!!」
御坂「 」
774:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 22:51:30.34 ID:Ayua+n+p0
幻想逝きましたー
776:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 22:52:14.94 ID:2oTtjZsu0
男女平等パンチより残酷な一言だなw
782:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 22:56:48.71 ID:
4BKf76lK0
御坂「・・・・え?」
上条「この・・・」一方通行「その辺にしとけ」ガシ
上条「一方通行・・・」
御坂「な、なに・・・何言ってるの・・・私・・」
御坂「私・・・何?って・・・何?」
御坂「あ・・はは・・ははは・・・・・」
一方通行「こいつは明らかにいつもと様子が違うってのはお前にもわかンだろ?」
上条「・・・・」
一方通行「だからこいつのことは他のやつに任せるしかねェ」
上条「くそっ、何でこんなことになっちまったんだ・・・」
神裂「・・・・」
783:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 22:58:04.53 ID:+W5N5DfX0
正直に話さなかったツケが肥大しすぎて返せない借りになっちまったなぁ ねーちん
784:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 22:59:22.40 ID:+HK3L7z50
ねーちんかわいいよねーちん
795:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 23:11:39.75 ID:
4BKf76lK0
御坂妹「何ということでしょう、まさかこのようなことになるなんて・・・」
五和「御坂さんがあんなにも暴走してしまうなんて・・・予想外です」
五和(あの二人を殺すところを撮影して上条さんにこっそり送りつけて私がすべてを手に入れる計画でしたが・・)
五和(世の中うまくいかないものですね、御坂さんくらい使いやすい駒はそうそう手に入るものじゃないんですけどねー)
御坂妹「・・・あぶねぇあぶねぇ、危うくミサカもお姉さまと同じ道を行くところでした と、ミサカはほっと胸をなでおろします」
五和「全くですよ。いくら何でも人殺しをしようだなんて、私思ってもみませんでした」
五和(できることなら御坂さんの口を封じたいところですがこの状況では無理、ここは早々に学園都市を離れたほうが賢明ですね)
御坂妹「ミサカネットワークも一気にお通夜モードに突入してしまいました。どうしましょうこれ」
五和「逃げましょう」
御坂妹「ラジャー と、ミサカはネットワークで捕らえた連中の解放を提案してそそくさとここから立ち去ります」
五和(上条さん待っていてください、いつか必ず私はあなたのお傍へ参りますから・・)
801:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 23:24:42.29 ID:
4BKf76lK0
上条「あ、そうだ 沈利さんを病院に連れていかねえと」
麦野「わたしより・・まり・・まりはぁ・・・・」
神裂「大丈夫です、泣き疲れて寝てしまったようですよ」
麻利「くー・・・」
麦野「ま・・りぃ・・・」
ぎゅっ
麻利「くー・・・」
麦野「ごめんねぇ・・・ 怖い思いさせて・・・ 本当にごめん・・・」
上条「沈利さんだけが悪いんじゃない、俺も悪いんだ」
一方通行「いや、一番悪ィのは俺だ、あいつらに手ェ貸したからな」
神裂「いえ、事を辿れば全て私の責任です。私がもっとしっかりしていればこのようなことにはならなかったのです」
一方通行「あン?」
上条「どういうことだ?」
神裂「おっと、それよりも真っ先に捕らえなくてはらならい人間がいるのでした」
811:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 23:37:18.34 ID:
4BKf76lK0
御坂「あははははは!!! あはっ! あはははっ!!」
一方通行「少し静かにしてろ」ピトッ
御坂「んっ!!」
御坂「 」カク
一方通行「とりあえず救急車呼んでお前の嫁とこいつを病院につれていけ」
上条「御坂はこのまま病院でいいのか?」
一方通行「あいつに面倒見させる」
上条「あいつ・・?」
番外個体「うわー、何かすごいことになってる・・・」
打ち止め「はぁ・・・ ボロボロのお母さんが泣きながら赤ちゃん抱いてる姿はなんとも言えないね・・・」
一方通行「おい、お前オリジナルに付き添え、医者には興奮するかもしれねェから鎮静剤多めに用意するように言え、あと意識が戻ったらカウンセリングだ」
番外個体「注文多すぎ、そんなに注文するなら自分でやればいいのに」
一方通行「まだ後始末が残ってンだよ」
820:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/04(金) 23:56:13.92 ID:
4BKf76lK0
番外個体「わかったよ、鎮静剤とカウンセリングね」
一方通行「打ち止め、ネットワークの情報からあいつの居場所を割り出せ」
打ち止め「はいはーいってミサカはミサカは額に指を当てて探偵さんのように目を閉じてみる」
神裂「あの、この二人は?」
一方通行「ヒーローの迎え兼オリジナルの行動を探る役だ」
神裂「そういえばあなたは学校に行ったはずですよね?」
上条「学校に着いたらこの二人が入り口にタクシー止めて待ち構えててさ、沈利さんと麻利が危ないって言うもんだからそのまま飛び乗って・・」
神裂「と、いうことはあなたはこうなることを予想していたということですか?」
一方通行「いや、ヒーローの嫁にちょっかい出す可能性があるかもしれねェってだけだ」
神裂「確かにこのような子がこれほどのことをしでかすなどと私にも想像ができませんが・・・」
一方通行「正直俺の思慮の浅さを痛感してるところだ」
823:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/05(土) 00:06:30.31 ID:hJodFCIF0
打ち止め「はいはーい! ターゲットは今ここから1km離れたところでタクシーを拾おうとしているみたいってミサカはミサカは大事なことを宣言してみる」
一方通行「よし、いくぞ
神裂「はい」
上条「あ、二人共、後で全部話してくれよ!?」
一方通行「長くなるかもしれねェから覚悟しとけよ!」
神裂「人数が多くなるかもしれませんので広い部屋を用意しておいてくださいね!?」
上条「何だそりゃ・・・」
番外個体「はぁ、おねーたま何やっちゃったんだろ、聞くのが怖いけど聞いてみたいような」
上条「さて、早く救急車呼んで病院に連れていってやらねーと」
打ち止め「ヒーローさん、それならミサカがさっきネットワークを通じて他の個体にお願いしといたよってミサカはミサカはすばやい仕事ぶりをアピールしてみたり」
上条「本当か!?サンキュー打ち止め」
打ち止め「えっへん」
824:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/05(土) 00:07:41.28 ID:2SMSALiC0
打ち止めかわかわ
829:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/05(土) 00:17:35.93 ID:
JH/r2Y4C0
バタン
運転手「どちらまで?」
五和「空港までお願いします」
運転手「かしこまりました」
五和「はぁ・・・・」
運転手「お客さんは学園都市の外のお人ですよね?」
五和「ええ、そうですけど やっぱりわかりますか?」
運転手「はい、お客さんのような年齢の女の子は今の時間帯皆学校に行ってますし、学校に行かないような子はタクシーなんて乗りませんからね」
五和「なるほど・・・そう言われてみれば私少し目立ってますね」
運転手「何、わざわざ車の中に乗っている人間のことを気にするような人は警備員か風紀委員くらいのものですよ」
833:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/05(土) 00:28:14.56 ID:
JH/r2Y4C0
五和「ふぅ・・・・」
運転手「お疲れですか?」
五和「はい、少し色々あったものですから」
運転手「なら、飛行機に乗ったらぐっすりと眠れそうですね」
五和「そうですね、気流が安定してくれていればそこまでひどい揺れはありませんから結構ぐっすりいけちゃいますね」
運転手「と、いうことは飛行機には乗りなれているんですか?」
五和「年に数回程度です」
運転手「それでも私のような仕事人間からするとうらやましいですよ。数年に一度乗るかどうかですから」ハハハ
キッ
運転手「おや、この先少し道が混んでいるみたいですね、お時間は大丈夫ですか?」
五和「うーん・・・一時間以内につければってところですね」
運転手それならなんとかなりそ」 ガチャッ
運転手「えっ? な、なんだお前は!! うわぁっ!!」
五和「・・・追いつかれましたか」
一方通行「降りろ、今すぐにだ」
837:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/05(土) 00:35:13.20 ID:
JH/r2Y4C0
ガチャッ
五和「・・・・」
バタン
五和「わざわざ私を追いかけてきて何の御用です?」
神裂「五和、言い逃れは通用しませんよ?」
五和「これはこれは女教皇様もご一緒でしたか」
一方通行「おい、てめェの目論見は見事に潰れちまったぞ?」
五和「目論見ですか?私の目論見はつぶれていませんよ?」
神裂「五和・・・ この期に及んで・・・」
五和「私の最大の目的は私の手で上条さんを幸せにしてさしあげることです。それは私が生きている限りいつかならず実現できることだからです」
一方通行「つまりオリジナル・・・ 御坂美琴は使い捨てってわけか?」
840:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/05(土) 00:45:53.44 ID:
JH/r2Y4C0
五和「あなたは大きな勘違いをしています。私と御坂さんは共に上条さんを幸せにしたいと思っただけです」
五和「そしてそれは御坂さんの妹さんも同じことではないでしょうか?」
一方通行「なァにが幸せだ、ヒーロー・・上条当麻の嫁と子が殺害されようとするのを黙って見てただけのクセしやがって」
五和「まさか御坂さんがあの二人を殺害しようともくろむとは思ってもみませんでした、私あの光景を見て怖くて動けなかったんですよ」
一方通行「白々しくもよく言うぜ、お前のことを連れ戻しに来たこいつらを片付けろと言ったのはお前だろォが」
五和「ええ、それについては女教皇様にも謝らなくてはなりません」
神裂「・・・・」
五和「私どうしても上条さんにお会いしたかったんです。会ってじっくりと話がしたかったんです一年、一年もお会いしてなくてもう我慢できなかったんです」
842:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/05(土) 00:47:33.98 ID:xbElExeQ0
五和の突き抜けっぷりはさすが
聖人どころではない聖人をぶっ倒しただけある
844:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/05(土) 00:50:39.62 ID:CekYLCHI0
こういう思い込んでるタイプが一番めんどくさいんだよな
845:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/05(土) 00:51:33.41 ID:IGau5bBw0
完全に顔は笑ってるんだけど目はレイプ目だなこの五和
846:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/05(土) 00:56:22.53 ID:
JH/r2Y4C0
五和「みんなには本当に申し訳ないことをしたと思っています、ですがこれも上条さんにお会いするためでした」
一方通行「そのために100人の人間がこいつらとぶつかることになってもか?」
五和「私は無理強いしたわけでもありません、ただ私はみなさんに上条さんの現在の状況をお話しただけです」
神裂「・・・・」
五和「上条さんが婚約されていて既にお子様がいらっしゃる状況をお話しただけで皆さん威勢よく協力してくださったんです」
一方通行「くだらねェ詭弁だな」
五和「いいえ、詭弁じゃありません、御坂さんがあのようになってしまったのは上条さんの現在の状況を知ってしまったからです」
五和「上条さんのことを強く想っっていたのに・・・ だというのに上条さんは・・・」
五和「私が出会った時御坂さんは泣きに泣いて泣き叫んでいました、上条当麻の最低野郎って」
五和「そんな御坂さんが出した結論というのが殺害だということには私も強く心を痛めています 本当に残念です」
849:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/05(土) 01:00:20.59 ID:fxOzWMdh0
すがすがしいほどのクズっぷり
852:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/05(土) 01:03:55.36 ID:nR+6K3H/0
>>849
この言葉がピッタリすぎる
851:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/05(土) 01:02:21.94 ID:MPWKQuYA0
しかし今のむぎのんの幸福は元を辿れば五和が生み出した
853:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/05(土) 01:04:47.02 ID:WxBgZ8kS0
このクズっぷりは当時の木原くんに並ぶ
854:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/05(土) 01:06:20.91 ID:
JH/r2Y4C0
一方通行「てめェも同じこと考えてたンじゃねェのか?上条当麻を救い出すって言ってたよなァ?」
五和「本当に強く想っていた人が知らないところで婚約、既にお子様までいらっしゃるような状況になれば」
五和「誰しも頭の中で相手の女の人を殺してしまいたいと思ってしまうものではないでしょうか?」
神裂「・・・・」
五和「正直に言うと私は上条さんの奥さんが憎いです 私ならもっと幸せにしてあげられるのにって思います」
五和「そう思うことはいけないことでしょうか? そしてそれは御坂さんも御坂さんの妹さんも同じことです」
五和「私たちと御坂さんに違うところがあるとすれば殺害したいという衝動を行動に移してしまったところではないでしょうか?」
863:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/05(土) 01:17:25.57 ID:
JH/r2Y4C0
五和「上条さんが好きです、上条さんを幸せにしたいです、そして上条さんの奥さんが憎いです」
五和「ですが私には御坂さんのような行動力はありません、あんな怖いこととても・・・」
五和「だから私は御坂さんとは違う道を歩きます。私は私なりの方法でいつか必ず上条さんのお傍に参りたいと思っています」
一方通行「・・・・」
神裂「五和、そもそも上条当麻が婚約しているのはあなたに非があるからではないのですか?」
五和「ええ、確かに私は一年前上条さんに媚薬を注入してこの身を全てささげるつもりでした」
五和「運悪く上条さんは私ではなくて通りがかった奥さんを求めてしまいましたが」それが全てというわけではないと思います」
神裂「あなたは何を・・・あなたが何もしなければあのようなことにはならなかったはずではありませんか!!」
五和「それは違います女教皇様、あの人が受け入れずに助けを求めて抵抗して逃げれば済んだだけのことじゃないですか?」
一方通行「・・・・」
869:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/05(土) 01:29:13.40 ID:
JH/r2Y4C0
神裂「それが・・・できなかったからこうなっているのでしょう・・・」
五和「いいえ、あの人ならできます できなかったのではなくやらなかっただけなんです」
神裂「・・・・」
五和「私はこんな形で結婚して上条さんが幸せになれるとは思いません、今が幸せだというのならそれ以上の幸せを」 一方通行「もォいい」
五和「はい?」
一方通行「俺はお前の話をこれ以上聞くつもりはねェ」
五和「そうですか、それでしたら私はこれで失礼させていただきますね」ニコ
神裂「まだ話は」 一方通行「止めンな」
五和「女教皇様も、お先に失礼させていただきます」ペコ
神裂「ですが」 一方通行「もう一度言う 止めンな」
神裂「くっ・・・・」
一方通行「おい」
五和「はい? まだ何か?」
一方通行「!!!」
めきっ
877:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/05(土) 01:38:25.78 ID:
JH/r2Y4C0
五和「っ!!」
メキミシベキ ブワッ ズサアアアアアァァァ!!!
五和「あぁぁぁぁぁぁっっ!!!!!」
神裂「なっ・・」
神裂(ノーバウンドで10mほど・・・)
一方通行「わァりィなァ、俺は根っからの悪党だからついてめェの面が気に入らなくて殴っちまったぜェ!!!」
五和「がっ はぁ・・ ひゅー ひゅー」プルプル
一方通行「てめェの面見てっと殴りたくて殴りたくてしょうがねェんだよ。だからもう一発な?」
五和「あ、あうぅ・・・あっ・・・・あああ」フルフル
一方通行「何言ってっかわかンねェよてめェ」
ゴガッ!!
五和「あ゛っばぁっ!!」ドサッ
882:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/05(土) 01:44:24.36 ID:
JH/r2Y4C0
五和「がはっ はぁっ ひゅっ ひゅふっ」ガクガク
一方通行「・・・・何か言いてェことは?」
五和「ふぃひゃっ!! はあっ!! ふぃふう!!」フルフル
一方通行「はいわかりましたァ わかりましらからもうおねンねしてくださいねェ」グツ
五和「ひひゃぁっ!!」
ドグシャッ!!
五和「ぁ・・・ ぅ・・・・」パタッ
一方通行「・・・」
神裂「すみません、お手を煩わせてしまって」
一方通行「やめとけ、こういうのは悪党がやってこそ様になンだよ」
神裂「・・・・」
五和「 」
890:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/05(土) 01:56:32.96 ID:
JH/r2Y4C0
病院
麦野「っはぁ・・・・」
上条「落ち着いたか?」
麦野「うん・・・ 痛いし悔しいし自分が許せないしすっごく憤ってはいるんだけどねー」
上条「でも、なあ?」
麦野「麻利がうれしそうにしてるの見てると・・・ね」
打ち止め「まりりんちゃんそ~れべろべろばぁ~~ ってミサカはミサカはほっぺたひっぱっへべろべろべひへひふ」
麻利「きゃっ! きゃぅ!」
番外個体「ふわぁぁ・・・赤ちゃんが笑ってるぅ・・・」
上条「あの二人が喜んで麻利の相手してくれるのがまた和むんだよな」
麦野「あの子らって・・・」
上条「御坂のクローンの一人だ」
麦野「そう・・・ 何かすごく不思議な光景ね・・・」
893:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/05(土) 02:07:51.90 ID:
JH/r2Y4C0
上条「打ち止めも番外個体も赤ちゃん見るのは初めてなんだよな?」
番外個体「うんうん!!すっごくかわいい!!ミサカずっと赤ちゃんと遊んでたい!!」
打ち止め「ミサカも!!」
麦野「だったら今度遊びに来なさい、って言っても寝ている時はそっとしておいてあげてね?」
番外個体「するする!まりりんの寝顔とかずっとみてたい!」
打ち止め「まりりんちゃーん こんどはぷっぷくぷー ってミサカはミサカはほっぺをぷくー」
麻利「あぃ! あぁぅ!」
上条「それにしてもうちの麻利は女の子ばかりにもてて将来どうなるんだろうな?」
麦野「あら、嫁にはやらないんじゃなかったの?」
上条「もちろんやるつもりはねーけどさ、そのそれとこれとは別ってやつだよ」
麦野「うーん、当麻に似てるからじゃないかしら?」
上条「俺に?いやいやそりゃねーよ」
麦野(この鈍感男め・・・)
899:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/05(土) 02:16:21.20 ID:
JH/r2Y4C0
番外個体「み、ミサカもまりりん笑わせてみたい!」
打ち止め「ふふーん、プライドの高いあなたにミサカみたいに豊かな表情ができるのかな?ってミサカはミサカはにやにやしてみる」
番外個体「べ、別にそういう顔しなきゃいけないわけじゃないじゃない!」
打ち止め「じゃあどうやってまりりんちゃんを笑わせるつもりなの?」
番外個体「う、うぅぅ・・・」
麦野「すっかりまりりんが定着しちゃったわね」
上条「かわいいからいいけど本人が嫌がったらやめてほしいな」
番外個体「ねえヒーローさん、まりりん何やってあげたら笑ってくれるの?」
上条「え?何って一番はおもちゃだけどなぁ・・・」
麦野「こんな状況だからここにはないわね」
番外個体「そんなぁ・・・」
コンッコンッ
上条「はーい、どうぞー」
907:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/05(土) 02:29:21.10 ID:
JH/r2Y4C0
ガチャッ
上条「ん?おぉ 遅かったな二人とも」
一方通行「ちょっとな」
麦野「ま、何してたかは聞かないけどあなたたちにはお礼をさせてもらうわ ベッドの上からで悪いけど、本当にありがとう」ペコ
神裂「そんなそんなそんな!!頭を下げられてはこちらが困ります!!私は頭を下げていただけるような者ではありません!!」
神裂「お顔に傷まで残してしまうかもしれないようなことになってしまったことは全て私の責任です!!」
麦野「え?」
一方通行「こいつだけじゃねェ、俺もお前らに詫びなきゃなンねェことがある」
上条「えーっと、さっきも言ってたけどさ、とりあえずどっちから話す?」
神裂「それでは私から、その・・・さかのぼれば一年以上も前のことになるのですが・・・」
麦野「一年以上も?」
打ち止め「何か深刻な話がはじまりそうだね ってミサカはミサカはじっと息をひそめてみる」
番外個体「でもミサカはまりりんを膝の上に乗せてみる」
麻利「あー」
908:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/05(土) 02:33:31.58 ID:DaQWLlQB0
ワースト可愛い
911:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/05(土) 02:42:36.69 ID:
JH/r2Y4C0
神裂「以上が、一年ほど前から現在に至るまでの私の罪です」
麦野「へぇー・・・・」
上条「うーん、何と言っていいか・・・・」
打ち止め「これは聞いてよかったのか悩む話だね」
番外個体「うん、何て言っていいやら・・・」
上条「で、その五和は今どうしてるんだ?」
一方通行「息があったから冥土帰しに預けてきた。後は知らねェ」
麦野「うわぁ・・・・」
一方通行「逆に聞くがオリジナルはどうなった?」
番外個体「そっちと同じ、あなたに言われたことそのまま伝えてミサカはこっちでまりりんと遊んでた」
一方通行「てめェ・・・」
番外個体「だってだって精神崩壊したおねーたまの側にいるよりもまりりんといたかったんだもん」
一方通行「はァ・・・ まァいィ」
919:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/05(土) 02:57:38.20 ID:
JH/r2Y4C0
上条「えーっととにかく色々考えることがありすぎて頭の中がうまく整理できねーな」
麦野「要約するともてる当麻はすごいけど惚れられた女の子がどうしょうもないやつらでしたってことでしょ?」
番外個体「うーん、見事に切って捨てたね」
打ち止め「あんなことがあったんだからしょうがないねってミサカはミサカは首を縦に振ってみる」
神裂「いえ、そもそも・・・その・・・ 私の部下が、いや部下のせいにするわけではないのですが」 麦野「あ、それはいいわ」
神裂「はい?」
麦野「形はどうあれ私の傍には当麻がいて麻利を授かったわ 今私は毎日がすごく幸せだしこの生活を否定するつもりはないもの」
神裂「・・・・」
上条「沈利さんにそう言ってもらえるとすごくありがたいし まあ俺が言うのも何だけどさ、俺沈利さんと一緒になれて本当に良かったよ」
麦野「私もよ、今がすごく幸せなのは絶対に当麻のおかげだもの」
上条「えっと、ずっと聞けなかったんだけどさ、俺の何が沈利さんをそういう気持ちにさせたんだ?」
麦野「えっ?それ今ここで言うの?」
922:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/05(土) 03:06:15.63 ID:
JH/r2Y4C0
上条「だめか?」
麦野「えーっと・・・・」キョロキョロ
打ち止め「はいはいはーい!!聞きたい聞きたい聞きたい!!」
番外個体「ミサカも聞きたい!!」
一方通行「こンのませガキ共がァ!! てめェらが首突っ込むことじゃねェだろォがよォ!!」
ゴッチン ゴッチン
打ち止め「うぅぅぅ~~~ ベクトルげんこつは卑怯・・・・」
番外個体「頭がぐわんぐわんする・・・」
麻利「ぶー」
神裂「あ、大丈夫ですよ。あなたは怒られるようなことは何もしてませんから」
神裂「上条当麻、私が言うのも何ですがこういうのは自分から切り出すまでそっとしておくものですよ?」
上条「あ、それもそうか、ごめんな沈利さん」
麦野「って言っても言う気ないわよ?」
924:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/05(土) 03:11:52.12 ID:
JH/r2Y4C0
上条「マジで?」
麦野「うん すっごく恥ずかしいから墓場まで持っていくつもり」
上条「なんだと・・・・」
打ち止め「えー、楽しみにしてたのにー」
番外個体「つまんなーい」
一方通行「もう一発いきてェか?」
打ち止め「うそです」
番外個体「詮索しません!」
神裂「こういうしつけの仕方はあまり良いとはいえないのですがね」
一方通行「ほっとけ」
933:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/05(土) 03:23:06.38 ID:
JH/r2Y4C0
麦野「ま、そういうことは肩って聞かせることじゃなくて日々の生活の中で感じてもらえればいいの」
上条「うーん、そうかぁ・・・ まあ確かに沈利さんに尽くされてると感じる部分も結構あるな・・・」
打ち止め「ほうほうたとえばたとえば?」
番外個体「詳しく言うとしたら?」
上条「たとえばこう後ろから抱き疲れてぎゅっと俺の」一方通行「そこまでだヒーロー」
上条「おっと、あぶねぇ」
一方通行「てめェら懲りねェみてェだな?」
打ち止め「セーフセーフ!今のは絶対セーフ!」
番外個体「そうそう!なぜならミサカたちは興味津々なお年頃だから!!」
一方通行「チッ」
麦野「・・・まさかああいうことを人前で話してたりしないわよね?」
上条「メッソウモゴザイマセン」
神裂「そ、そのようなことはお二人だけの時にお話ください ///////」
一方通行「ン じゃあ次は俺が詫びいれる晩だな」
麦野(強引に話を変えるか、まあありがたいけどね)
937:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/05(土) 03:35:27.77 ID:
JH/r2Y4C0
一方通行「ってェわけで、今更かもしれねェが俺は今日あいつらが起こしたことを手助けしちまった」
上条「天草式の連中はどうなったんだ?」
神裂「一時的に監禁されてはいましたが程なくして開放されました 実は今病院の外で待機しているところなのですが」
神裂「さすがに全員で押しかけては迷惑だろうということで私一人で参上した次第です」
麦野「怪我とかはないの?」
神裂「驚くことに誰一人としてかすり傷ひとつ負っていません」
上条「ってことはお前誰も傷つかないように立ち回ってたってことだよな?」
一方通行「馬鹿野郎、オリジナルの行動を読みきれずにお前の大事な妻と子を危険な目にあわせちまったンだぞ? 結局は俺もあいつらと同罪だろォが」
神裂「あなたにそう言われると私など・・・・ あぁ、私がしっかりしていないばっかりにたくさんの人にご迷惑が・・・」
麦野「うーん、でも二人共本当にヤバい所で助けてくれたわけだし、私は今も痛い思いしてるけど麻利はこうしてその子の膝の上でぐっすり寝ちゃってるからね~」
麻利「くー・・・・」
打ち止め「ほんとだ・・・」
番外個体「いつの間に・・・」
943:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/05(土) 03:44:28.68 ID:
JH/r2Y4C0
上条「相変わらず暢気に眠ってるなぁ」
神裂「この寝顔を失うことにならなくて本当によかったっです・・・・」
一方通行「全くだ」
麦野「あれこれ思うことはあるけど二人の気持ちは伝わったから私としては何も言うことはないわ」
上条「そうだな、これからも色々大変なことが起こるだろうからもっと気を引き締めていかないとな」
麦野(超電磁砲にまんまと乗せられて麻利を連れ出されたことなんて本当に・・・ これも私がしっかりしてないからだわ・・・)
麦野「今回のことで私が学んだのは何事も冷静にってことかな」
上条「うん、いい言葉だな」
打ち止め「えー、でもヒーローさんミサカ達が学校の前で呼び止めて二人が危ないって言ったらホイホイタクシーに乗っちゃったよね?」
番外個体「うん、そして現場に到着してタクシーから降りるまでの姿はとても冷静とはかけはなれてたしミサカ達の言葉も届いてなかったもんね」
上条「お、おいその話は今するんじゃねーよ!」
麦野(当麻も同じか・・・ いや、だからこそこういうことであせったらだめってことよね)
945:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/05(土) 03:55:16.38 ID:
JH/r2Y4C0
上条「と、とにかくだ 俺はこれからも沈利さんと麻利を守るんだ!!」
麦野「ありがと、期待してるわ」
麻利「くー・・・・」
神裂(この暖かい光景を見ているとこの心に重くのしかかったものがいくらか軽くなっていくようです)
打ち止め「ところでひとつ気になったんだけど、年上とは言えお嫁さんを さん づけで呼ぶのは何でなの?」
一方通行「ンなもンそれぞれだろォが、こいつは反省ってもンがねェな」
番外個体「何か尻に敷かれてるように取れないこともないけど」
上条「ああそのことか、それなら話は簡単だ、俺は高校生でバイトもしてないしおまけにレベル0と来たもんだ」
上条「当然二人の生活費は沈利さんにおんぶにだっこ それどころか家事育児のあいまをぬって勉強の世話までしてもらってる始末だ」
神裂「あー・・・」
上条「そんな状況でこの愛しく美しくありがたい沈利さんを呼び捨てになどできるわけがねえだろうが!!」
麦野「ありがたいって言われると地蔵みたいね」
948:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/05(土) 04:05:17.04 ID:
JH/r2Y4C0
打ち止め「つまりヒーローさんの感謝と尊敬の気持ちの現われだったんだね」
番外個体「いいなぁ、何かこういうのうらやましいなぁ」
神裂「ええ、全くその通りです」
一方通行「ゲロ甘ェ」
上条「と、いうわけで沈利さん、これからもずっと俺と一緒にいてください」
麦野「う~~ん 今更だけど・・・プロポーズ?」
上条「ま、そんなとこかな」
麦野「ば、場所考えろっての!! ////////」
上条「はっはっはっは」
打ち止め「幸せそうだね」
番外個体「うん」
一方通行「俺には耐えられねェ空気をつくりやがって」
神裂「ええ、見ているこちらも恥ずかしくなりそうですね」
麻利「くー・・・・」
五和編 おわり
949:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/05(土) 04:05:52.08 ID:OaWL7JMw0
まさか……まだ誰かに襲われるっていうのかよ!
952:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/05(土) 04:08:42.41 ID:gR3E0k2a0
五和編……?
まだ続きあるのか!
きたぁぁぁぁ!
953:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/05(土) 04:08:55.09 ID:
JH/r2Y4C0
このスレで後日談的なほのぼのパートやりたいなあと思っていた時期が私にもありました
時間的にもスレ的にも無理なので2週間以内にVIPかSS速報でやれたらいいなあと思います
五和、御坂の二人がやられてしまったので次に立ちはだかるとしたら・・・誰かいますか?
と、いうわけで長々とお付き合いいただきありがとうございました
954:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/05(土) 04:09:34.41 ID:eSAzfWpj0
いいねいいね
馴れ初め編、入籍編、新婚編、第二児編とどんどんいこうか
962:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/05(土) 04:20:59.27 ID:eSAzfWpj0
敵が立ちはだかるとしたら軽いドタバタコメディ風でいってもらえたら嬉しいな
またむぎのんがボコられて母子が命の危険に晒されるのはけっこう精神的ダメージががが
963:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/05(土) 04:24:06.95 ID:7TiZLrVK0
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