46:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/13(月) 03:13:07.32 ID:
4nqtOpXC0
上琴、ステインです
どうでもいいけど「ステイン」ってシミだよね
上条「御坂のツンデレが治って来たんだが…」イン「よかったね」
上条「行動や態度はデレっぽくなって来たんだよ」
イン「交際一年にしてやっとの進歩だね」
上条「でも、相変わらず浴びせられる言葉は辛辣なんですよ……」
イン「例えば?」
上条「例えばホラ、この間映画デートしただろ?」
イン「だろ?って、そんな事いちいち知らないんだよ」
上条「したんだよ。その時の事なんだけど……」
47:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/13(月) 03:14:06.03 ID:
4nqtOpXC0
~映画デートの時~
上条「お! よう、御坂」
美琴「お、おはよ……」
上条「行くか。ホラ」
美琴「な、何よその手!? あんたと手なんか繋げっての? バッカじゃない!?」(差し出された手をしっかりと握りつつ)
美琴「そんなとこ他人に見られたらどうなると思ってんの?」(着々と恋人繋ぎにシフトチェンジさせつつ)
美琴「あんたみたいなバカっぽい奴とこの私がつ、付き合ってるとか思われたら迷惑だし!」(さらに腕まで密着させつつ)
上条「事実付き合ってるんだし、いいだろ」
美琴「ハァ!? 違うわよ! いつの間に私達が恋人同士って事になってんのよ! 頭おかしいんじゃないの!?」(空いた手で上条の胸をツンツンしつつ)
上条「悪かったよ、じゃ、手離していいから」
美琴「ふん! せいせいするわ!」(名残惜しげに抱きつきつつ)
上条「おい。そろそろ映画館に向かわないと間に合わないぞ……」
美琴「アンタが変な話するからじゃない!」(ぎゅーしつつ)
上条「すいません何か……」(ぎゅーし返しつつ)
~回想終わり~
48:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/13(月) 03:15:17.21 ID:
4nqtOpXC0
上条「とまあ、こんな感じで……」
イン「ザ☆意味不明なんだよ」
上条「ああ……周囲の人間も俺たちを変なものを見る目で遠巻きに見守ってたよ……」
イン「明らかに頭がおかしいのはみことの方なんだよ」
上条「あ! インデックス! お前ぇぇ!!!」
イン「今度は何なの?」
上条「お前またしても、未だ上条さんが許してもらえない『みこと呼び』をさりげなく見せつけやがって!」
イン「まだ許して貰ってないの!? 私が初めて呼んだ時は何も言われなかったのに!」
上条「無能力者のくせにこの御坂美琴様の名前を呼び捨てなんて百年早いのよ!(真っ赤になりつつ)って……」
イン「仕方ないから百年我慢するんだね」
上条「勘弁して下さい。孫が生まれても名前呼びすら達成できないなんて」
イン「ひ孫の顔を見るかみことを名前で呼ぶか、どっちが早いかで賭けが出来るね」
上条「全力で後者に全財産賭けるぜ俺は」
イン「全財産ったって、とうまの経済力じゃタカが知れてるんだよ」
上条「うるさいよ」
49:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/13(月) 03:16:36.26 ID:
4nqtOpXC0
<ピンポーン
上条「ん? 誰か来た」
イン「みことかな?」
上条「頼むインデックス、俺の前で『みこと』って呼ぶのやめて」
イン「女相手にジェラシーなんて、みっともないにも程があるんだよ」
上条「何とでも言ってくれ……ハイハイ、どちら様ー?」
ステイル「やあ、元気かい? もちろん君の事じゃないよ」
上条「げ! ステイル……! い、インデックスなら元気だけど……」
ステイル「そうか、良かった。反面君は元気そうじゃないな。良かった」
イン「Steil?!」
ドタタタタタタタタタタッ
イン「Oh, honey! Oh, honey!! I missed you so much!!」ダキッ
ステイル「I'm very sorry, baby. I wanted to meet you too!」ブチュー
上条「わぉ、イギリス式!」
上条「ってかお前ら! 俺の目の前でそういう事をするな!」
イン「えっ? 何かおかしい?」ベター
ステイル「君だって例のガールフレンドとよろしくやってるんじゃないのかい?」ダキー
上条「そりゃ、二人きりのときは多少くっつくけど……いやもう、離れて離れて! 純情少年上条さんには刺激が強すぎますのことよ!!」
イン「刺激だって。何かしたかなあ?」
ステイル「hugの事かな?」
上条「違いますー! それもだけどその次ですー! ぶちゅーっとやってたやつだよ!」
イン「Kiss?」
上条「いえす! きっす!」
50:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/13(月) 03:18:14.46 ID:
4nqtOpXC0
イン「それこそ分からないんだよ。とうまが『初チューした!』ってはしゃぎ回って帰って来たのは半年前の事でしょ」
ステイル「へえ、それは何とも……。僕はその場にいなくて良かったよ」
上条「流石にお前がいたらあそこまで素直にははしゃがなかったけどな……」
イン「眠れない夜……美琴のせいだよ……
さっき別れたばかりなのに……
って、お風呂場からポエムみたいなのが聞こえてきてうるさかった」
上条「ぎゃー!!!」
ステイル「おやおや。御馳走様だね」
上条「お前らに言われたくないっつの。人前でぶちゅぶちゅやりやがって」
イン「人前で腕組むのはいいのに? ジャパニーズの羞恥心は理解不能なんだよ。Don't you think so, honey?」
ステイル「Yes, I do」
Index「HAHAHA!」
Steil「HAHAHA! :D」
上条「やめろ! うぜえ!!」
イン「ちょっと笑っただけじゃない」ベタベタ
ステイル「カルシウム足りてるかい?」サスサス
上条「そう言いながらまた二人でくっつくのもやめて!」
イン「過剰反応しすぎでしょ? とうまだって恋人がいるのに」
ステイル「キスなんて珍しくないはずだろう」
51:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/13(月) 03:19:10.39 ID:
4nqtOpXC0
上条「あの時の一回以来してないんだよ……」
イン「え? それって……」
上条「そう! だから経験値が圧倒的に不足してんだよ!」
イン「一回こっきり!?」
ステイル「半年間何してたんだ君は!?」
上条「あれ以来、顔近付けると電撃コインとキスする羽目になるんだよな……」
イン「Oh...」
ステイル「Oh...」
イン「よっぽど下手だったのかな?」
ステイル「可能性は大いにあるね」
イン「ふふ。みことは可哀想だね。その点私は幸せ者かも」
ステイル「こらこら。今そんな事をばらすことないだろう」コツン
イン「あ、そうだね。いっけない☆」ペロッ
上条「うぜえ……」
52:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/13(月) 03:20:19.21 ID:
4nqtOpXC0
上条「とにかくさ、あいつのツンを抑えてデレを増やす方法はないもんかな」
イン「うーん……わたしにはツンデレの気持ちはよく分からないし」
ステイル「僕も、愛する人に汚い言葉を浴びせるなんて考えられないからな」
イン「愛する人って、誰の事かな?」
ステイル「君だよ、My sweetheart」
イン「ふふふ、知ってたけどね」
ステイル「知ってて貰わないと僕が困るよ」
イン「大丈夫。私の脳は一度聞いた事は忘れないから。ステイルの事なら特に……」
上条「うざいからやめろ」
イン「言ってくれるね。普段はとうまがみことの話ばっかりして来るくせに」
ステイル「僕らだってたまに会っている時くらいうんざりするほど愛し合いたいさ」
上条「だって、御坂と会っても癒されるけど満たされないんだよ……」
上条「インデックスに御坂への愛をぶちまける事でどうにか心の隙間を埋めてるんだよ……」
ステイル「とんだウザ条じゃないか。Oh, かわいそうなインデックス」
イン「ううん、こうしてたまにステイルと会えるなら、私は平気」
上条「あ、そういうのもういいから。それより御坂なんだよ御坂」
53:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/13(月) 03:21:28.19 ID:
4nqtOpXC0
イン「問題はとうまよりみことの方にあるような気がするけどね」
上条「それにしたって、俺からどうにかしないとどうしようもないだろ」
ステイル「ならどうにかすればいい」
上条「どうしろっつんだよ」
ステイル「知るか」
イン「とうまがデレデレで愛の言葉を囁けば伝染するかも」
上条「俺がデレデレ? どんな?」
イン「ステイルを見習うといいんじゃないかな」
上条「ステイルを? ……」
ステイル「I love you so much, honey」
イン「Steil...」
上条「うわあああうざいうざいうざい!!」
イン「うざくなんかないんだよ。女の子はそういう事を言ってもらうのが嬉しいんだから」
ステイル「むしろ恋人なのにそれらしい事を何も言わないのが信じられないね」
イン「ふふ。みことは可哀想だね。その点私は(ry」
ステイル「こらこら。今そんな事を(ry」コツ(ry
イン「あ、そ(ry」ペ(ry
上条「うz(ry」
54:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/13(月) 03:22:34.81 ID:
4nqtOpXC0
イン「ともあれ、みことだって腕を組んだり抱きついたりは喜んでするんでしょ?」
ステイル「態度で示してくれるなら、言葉が辛らつでも何とかなるんじゃないか」
上条「ちょっとくらいは好きとか言ってほしいんですけどね。一回でいいから」
ステイル「彼女のほうからはなんら愛情を示す言葉を掛けてもらっていないという事かい?」
イン「告白もとうまからで、みことの返事も超遠回しで分かりづらくて、いつの間にOK貰ってたのか分からないんだって」
ステイル「ひょっとしたらまだ付き合ってないのかも知れないね」
イン「えっと……その可能性も否定仕切れない段階なんだよ」
上条「やめてくれ。たまにマジで悩むことがあるから」
ステイル「もしかして、全部君の勘違いなんじゃないか……?」
ステイル「向こうは本気で君を嫌っているんじゃないか……?」
ステイル「先走ってキスなんかして、バスルームでポエムなんか囁いてしまっていただけなんじゃないか……?」
上条「やめてくださいやめてください!!」
イン「ステイル。そうやってとうまをいじめたら駄目なんだよ。私達は幸せなんだから。とうまにだって分けてあげないと」
ステイル「ふう。君が言うなら……」
上条「いらんわ」
55:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/13(月) 03:24:44.33 ID:
4nqtOpXC0
イン「やっぱり、とうまデレデレ作戦がいいと思うんだよ」
ステイル「というより、ツンデレというものをよく知らない僕らには当たり前の事しか言えないね」
上条「お前らのその状態を当たり前とは思わねえけどな」
イン「別に、私達ほど愛し合う必要はないんだよ」
ステイル「そうそう。そもそも相手を思う愛情の量が違うからね。僕らと君らじゃ」
上条「失礼な。俺たちはお前らなんかよりよっぽど強い絆で結ばれてる」
ステイル「と、思ってるのは君だけだったりして……」
イン「ステイル! めっ」
ステイル「Sorry」
イン「とうま、今からでも電話してみたら?」
上条「用事もないのに電話するのもなあ……」
イン「そういうところが駄目なんだよ。用なんかなくたって好きな人とおしゃべりするのを嫌がるはずないでしょ」
上条「でも、きっかけというか、最初に何を言えばいいのか」
イン「そんなの決まってるよ。ね、ステイル」
ステイル「I love you.だね。とりあえずは」
上条「あ、あいらぶ……!」
57:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/13(月) 03:26:04.32 ID:
4nqtOpXC0
イン「英語が難しいなら日本語でもいいと思うよ」
上条「そこを心配してるんじゃねえよ! そんなこっぱずかしいこと言えるか!!」
イン「恥ずかしくても言うの!」
ステイル「そもそも恥ずかしいことじゃないだろう。お互いの気持ちも分かり合ってるんだし」
上条「だめだ、この人たちとは根本的な部分で話が合わないっ」
イン「それならそれでいいけどね。このまま悶々とするよりは電話でもしてみたらいいんじゃないかな」
ステイル「そうそう。インデックスは出掛けるからね。愚痴る相手もいなくなることだし」
上条「出掛けるって……」
イン「折角会えたんだもん。ステイルとデートに決まってるでしょ」
上条「あ、そっすか」
イン「そうだよ。それじゃ、行って来ます」ギュッ
上条「はいはいっと」
イン「ステイル。私はいつでも準備OKなんだよ!」
ステイル「僕もさ。今夜は帰さないよ……」
イン「うん、分かった……あ、とうま! 今日は帰らないからご飯はいらないんだよ! じゃあねー」
上条「うぜえ……」
おわりです
英語は適当です
もっとふさわしい英文考え付いた人がいたら、脳内保管しておいてください
61:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県):2011/06/13(月) 03:29:42.80 ID:oPDKkJwLo
>>57
乙
ステイルにべったりなインなんとかさんを始めてみたかもしれない
74:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県):2011/06/13(月) 03:41:10.05 ID:NL5AW2sCo
>>57
乙
ここまでいちゃらぶステインは初めてみたかもww
確かにこれはうざい…けど面白かった
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