五条「ククク… ここが学園都市ですか」その15

2010-12-07 (火) 13:33  禁書目録SS   9コメント  
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ドラゴンボール改 フリーザ コスチュームセット

五条さん53万票突破おめでとう!!


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834:五条ファン ◆APKLrJzDFw :2010/12 /06(月) 21:29:21.40 ID:P1C+Qi/4O
五条「……ステイル!アウレオルスの居所の特定は……?」

駆けながらステイルに問いかける。

ステイル「北棟の最上階、校長室のフロアだ!さっき結界を解除しておいたから、もうエレベーターが使える!一気に上がって、奴を叩くぞ!」

駆け抜けようとした入り口脇で先の騎士達が呆然と立ち尽くしているのが見え、思わず足を止める。

上条「おわっ!……どうしたんだ突然!?」

後に続いていた上条が体をかわして声を吐く。

五条「……すぐに追いつきます!先に向かって下さい……!」

わかった!と叫び、ステイルの後に続く上条、その背を見送り、傍らの騎士達に声を投げた。

五条「……ククク……ローマ正教、十三騎士団の方々ですね……?」

隊長格と思しき、先に最初に剣を掲げた騎士の体がピクリと反応し、言葉が返ってくる。

『……如何にも。我々はローマ正教十三騎士団。そして私は『ランスロット』の称を拝するビットリオ=カゼラである』

鎧越しに聞こえるその声は威厳に満ちており力強く、曲がりなりにも眼前の甲冑騎士達がそれなりの戦線を乗り越えてきた事を伺わせる。



835:五条ファン ◆APKLrJzDFw :2010/12 /06(月) 21:35:39.40 ID:P1C+Qi/4O
カゼラ「五条殿……それで、我々に一体何用か?」

訝しげに尋ねてきた男の背後で、六つの影がガシャガシャと居住いを正す。

五条「……あなた方は、一体何をしているのです……?」

カゼラ「何を、とは?」

五条「……見ての通り、オレと先の仲間達は、これより敵の首魁であるアウレオルス=イザードの討伐に向かおうとしています……敵の強大さは、先のあなた方の聖呪爆撃が通用しない点より拝見させて頂きました……」

カゼラ「……」

黙って話を聞くカゼラに続ける。

五条「……呆然としている様を見る限り……あの真・聖歌隊があなた方の切り札だったのですね……?」

カゼラ「……如何にも。彼の術式さえ無効化されては、我々には最早切り札が……」
言って、カゼラが力なく首を横に振る。

五条「……ククク……理解させて頂きました……で、これからどうされるのですか……?」

カゼラ「……本国に帰還し、新たな方策を練ろうかと『判りました』

カゼラの言葉を遮り、更に言葉を続ける。

五条「……残念です……残念ですが判りました……道中お気をつけてお帰り下さい……」
カゼラ「……」



836:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /06(月) 21:38:30.86 ID:jQn18ckO0
五条さんから滲み出る格上感が凄い



839:五条ファン ◆APKLrJzDFw :2010/12 /06(月) 21:43:23.41 ID:P1C+Qi/4O
五条「……オレが御伽噺の中で見た騎士というものは、もっと勇敢なものだったと思ったのですが……失望です……」

カゼラ「……!」

五条「……至極残念ですよ、湖の騎士……きっとオレは、今後クラブのジャックを眺める度にため息を吐くことになるのでしょう……」

五条「……居なかった……悪い魔法使いをやっつけ、ドラゴンの首を切り落とし、美しい姫を助け出す……皆から英雄と崇められる御伽噺の騎士は……どこにも、居なかったのですね……」

言い終え、深くため息を吐いた。

カゼラ「しかし我々にh『その右手の中のものは何なのです!』

再びカゼラの言葉を遮り続ける。

五条「……その剣は、一体何を守る為にあるのですかっ……!?」

五条「……一度や二度、切り札を破られたからとて、敵前よりあっさりと逃亡をするのがあなた方の正義ですか……?あなた方の信念なのですかッ……!?それが……それが騎士道だというのですかッッッ……!?」



841:五条ファン ◆APKLrJzDFw :2010/12 /06(月) 21:50:55.40 ID:P1C+Qi/4O
カゼラ「……」

黙って右手に視線を落としていたカゼラがガシャリと踵を返した、その後方には六人の十三騎士団が一列に並び、姿勢を正している。

カゼラ「……ライオネル」

『はッ!』

カゼラが名を呼ぶと、一番右翼に立っていた騎士が、一歩前に進み出た。

カゼラ「……貴殿が一番、年若かったな……これより本国に帰還し、大聖堂に伝えよ」

カゼラ「ローマ正教十三騎士団はアウレオルス=イザードの討伐に失敗。民間人の防衛を最優先した結果、恐らくは全滅したと」

進み出た騎士の体が、わなわなと震えるのがわかる。
『しかしッ……!』
カゼラ「返事をしろッ!ライオネル!」

『ッ……了解致しましたッ!』

カゼラ「行けぃッ!」

命じられた騎士が眼前に剣を掲げ、踵を返して駆け出した。
その様を見たカゼラが、ジャッと威勢の良い音と共に、眼前に剣を掲げる。

カゼラ「ローマ正教十三騎士団『ランスロット』ビットリオ=カゼラが問わん!」

ジャッと一列に並ぶ五人の騎士達が同様の姿勢をとる。



844:五条ファン ◆APKLrJzDFw :2010/12 /06(月) 21:57:48.31 ID:P1C+Qi/4O
カゼラ「我らが担いし悪を払う剣の名を答えよ!」

『『『PROWESS! (優れた戦闘能力)』』』

カゼラの問い、五人の男達が返答する。

カゼラ「我らが担いし、魔を防ぐ盾の名を答えよ!」

『『『COURAGE! (勇気) 』』』

カゼラ「我らの背後に鎮座せし、守るべき者達の名を答えよ!」

『『『HONESTY! LOYALTY ! GENEROSITY!(高潔・忠節・寛容) 』』』

カゼラ「続けよ!我らの守るべきものの名を!」

『『『FAITH! FAITH! FAITH!(信頼・信念・教義)』』』

傍目にも、男達の士気が見る間に高揚していくのがわかる。

カゼラ「なれば行かん!我が兄弟達よ!我らが父なる神の名の下、今こそ邪悪を打ち滅ぼす時也!!」

『『『『AaaaaaaaaaaaaaMennnn!!!』』』』

騎士達が掲げた剣より、先の赤い雷光とは異なる優しい光が溢れ出し、自身と騎士達を包み込んだ。



845:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /06(月) 21:59:31.66 ID:jQn18ckO0
燃える展開だな 熱いぜ



846:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /06(月) 22:00:21.51 ID:Du/Gxdch0
五条さんはかっこよすぎて周りもかっこよくしてしまうのか



849:五条ファン ◆APKLrJzDFw :2010/12 /06(月) 22:05:15.26 ID:P1C+Qi/4O
五条「……ククク……これは……?」

カゼラ「喜ぶが良い五条殿!我らが主の祝福は、貴殿にも等しく注がれたッ!」

かけられた声に顔を上げると、一同が剣を携えガシャガシャとこちらに近寄ってきている。

カゼラ「感謝しよう……我々は危うく、騎士としての道を逸れる所であった。さぁ!いざ行かん!邪悪を討滅しにッ!」

五条(……体育会系ですね……弾除け位には、なってくれると良いのですが……)

────────────

十三騎士団を伴い、ロビーに足を踏み入れる。
ステイルの手により結界が消滅した影響であろうか、先に訪れた際の違和感は完全に消え失せていた。

カゼラ「して五条殿、アウレオルス=イザードの居処は?」

五条「……ククク……北棟の最上階、校長室とのことです……」

既にロビーに上条とステイルの姿は無い。
エレベーターが最上階に留まっているのを確認して、ボタンを押す。

カゼラ「五条殿……あの男に挑むとなれば、策はあるのでしょうな?」

五条「……ええ。策はありますが、あの男の隙……あの男の不意を打つ必要があります……すみませんがオレが指示を出したタイミングで、校長室に突撃をお願いします……」



850:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /06(月) 22:06:20.10 ID:jQn18ckO0
あー…何故だろう5行目がよく見えないや ボク



852:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /06(月) 22:08:32.72 ID:0+qNBUh20
良くも悪くも五条さんの煽りスキルは高いなw



854:五条ファン ◆APKLrJzDFw :2010/12 /06(月) 22:13:21.60 ID:P1C+Qi/4O
開いたエレベーターに乗り込む。
ガチャガチャと甲冑姿の男達が続き、最上階のボタンを押し、ドアを閉じた。

最上階で停止したエレベーターより出て、歩を進める。
やがて校長室が視界に入ったので、手でカゼラ達を遮り、開け放たれたドアの脇の壁へ身を潜めた。

派手にドンパチやっているのではないかと予想していた部屋の中から、話し声が聞こえる。

『吸血鬼とは無限の命を持つもの。無限の記憶を人と同じ脳に蓄え続けるもの』

先日聞いたアウレオルスの声が耳に届き、若干の苛立ちを覚える。

『あるのだよ吸血鬼には!どれだけ多くの記憶を取り入れても、決して自我を見失わぬ術が!』

五条(……記憶?)

一体何の会話をしているのか、皆目検討がつかない。

ステイル「成る程、吸血鬼からその方法を教えてもらおうってわけか」
上条「おお?」

部屋の中から、上条とステイルの言葉も聞こえてくる。
未だ全滅というわけでは無さそうなので、ほっと胸をなで下ろした。

ステイル「念のために聞くけど、その方法が人の身に無効だとしたら?」

アウレオルス「当然。禁書目録を人の身から外すまで」



858:五条ファン ◆APKLrJzDFw :2010/12 /06(月) 22:19:17.69 ID:P1C+Qi/4O
禁書目録……インデックス?
聞こえてきた情報を整理する。

・アウレオルスは、無限の記憶力を得る為に吸血鬼を探している。
・先の行動から鑑みるに、恐らく姫神は吸血鬼を釣る為のルアー。
・アウレオルスはインデックスを吸血鬼にしてでも無限の記憶力を与えようとしている。

……妙だ。どうにも辻褄が合わない。
現状では、アウレオルスの動機が推測しきれない。
あの男が、一体何の為インデックスに、無限の記憶力を与えようとしているのか。

ふう、とステイルが紫煙を吐く音が聞こえた。
ステイル「その娘を吸血鬼にするわけだ」

アウレオルス「必然。それでも禁書目録が救われる事に変わりは無い!」

最後のピースが嵌った。
恐らくアウレオルスは、先のネセサリウスの嘘を信じ、インデックスが一年おきに記憶を消さなければ死んでしまうと思っている。
そしてそれを救う為、吸血鬼の知識を求めてこの塾に姿を現し、潜伏(?)していた姫神を利用した。
三年間潜伏していた為、アウレオルスはインデックスの首輪が開放された事を知らない。
アウレオルス「貴様にもそれはわかるハズだ!正しく一年毎にめぐり来る、この娘の最後を見たであろう貴様には!」



861:五条ファン ◆APKLrJzDFw :2010/12 /06(月) 22:27:15.15 ID:P1C+Qi/4O
アウレオルス「あの時、この娘は告げたのだ。決して忘れたくないと。教えを破り死のうとも、胸に抱えた思い出を消したくは無いと!指一本動かせぬ体で!」

アウレオルスはインデックスの昔のパートナーであり、この娘、との言葉から、部屋の中にインデックスが同席している可能性が高い事も推察出来た。

五条(……このまま話し合いで解決でしょうか……?)
背後に視線を送り、十三騎士団を見る。

先頭のカゼラが剣を構えたまま首を傾げ、「まだであるか?」といった素振りを見せたので、手を突き出し静止させておく。

現状のみで推察していると多少手段を誤っている感はあるが、あのアウレオルスがそこまで悪人だとは思えない内容だ。
インデックスを救う為、この状況を作るのを邪魔されたくなかったのだとしたら、先日の不意打ち記憶消去もいくらか許容に値する。

次第に、怒りに染まっていた自身の胸中が落ち着いて行くのを感じた。

それよりも、万一このまま事態が収束してしまったら、この血気に逸る騎士団達をどうしたものだろうか。

アウレオルス「この娘は笑いながら告げたのだッ!」

悲哀の色が混じったアウレオルスの声が部屋に響き渡る。



863:五条ファン ◆APKLrJzDFw :2010/12 /06(月) 22:34:55.21 ID:P1C+Qi/4O
悲哀の色が混じったアウレオルスの声が部屋に響き渡る。

ステイル「……どうあっても自分の考えは曲げない……か。それなら、ほら!言ってやれよ今代のパートナー!致命的な欠陥を抱えた目の前の錬金術師に!」

一瞬の静寂。

上条「オマエ……一体いつの話をしてんだよ?」
アウレオルス「何?」

ステイル「そういう事さ。インデックスはとっくに救われてるんだ。君ではなく、ここに居る上条当麻によってね」
ステイル「君には出来なかった事を、こいつはもう成し遂げてしまったんだよ。ローマ正教を裏切り、三年間も地下に潜っていた君には、知る由も無かったろうがね」

アウレオルス「……そんな……馬鹿な!あり得ん……人の身で……そんな……魔術師でもなければ錬金術師でもない人間に……一体何が出来ると言うのだ!」

若干取り乱した様子のアウレオルスの声が響いた。

ステイル「必要悪の教会の……イギリス正教の沽券に関わるので他言は控えるが、そうだねぇ……こいつの右手は幻想殺しと言う、つまり人の身に余る能力の持ち主ってワケだ」
アウレオルス「待て……ならばッ!」



865:五条ファン ◆APKLrJzDFw :2010/12 /06(月) 22:42:42.76 ID:P1C+Qi/4O
ステイル「そう、君の努力は全くの無駄骨だったってワケだ。だが気にするな、インデックスは君が望んだ通り、今のパートナーと一緒に居てとても幸せそうだよ?」

アウレオルス「~~ッ!!」

がたんと物音が響く。
恐らくアウレオルスにとって、この事実は余程衝撃的だったのだろう。
自身が三年もの間血の滲む努力をして追いかけ続けた女性が、とうに他の男に掻っ攫われていたとしたら言葉を失うのも当然だ。
ましてや、今眼前にその男が居る。

アウレオルスの度量次第で、展開が大きく動くだろう事が予測出来た。
再度後方に目線を送る。
十三騎士団が剣を抱えたまま、痺れを切らす様にソワソワとしている。

先頭のカゼラが再び首を傾げる。
親指とひとさし指でちょっとを作った後、再び掌を突き出して待て、を表現した。
外国人に通用するジェスチャーなのかどうか多少不安になったが、きっと大丈夫だろう。

『とうま……』

部屋の中に響いた声で、インデックスの同席が確認出来た。
今の今まで発言していない点や、同席する人間達の発言から考えるに、意識が無い状態である線が濃厚だろう。

インデックス「とうまぁ……」
アウレオルス「あぁ……ッ!」



864:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /06(月) 22:42:31.45 ID:8N2+9ITT0
アウレオルスかわいそす



866:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /06(月) 22:45:03.68 ID:TzC77srRO
>十三騎士団が剣を抱えたまま、痺れを切らす様にソワソワとしている。

このおっさん達可愛いな…




868:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /06(月) 22:48:03.49 ID:jQn18ckO0
>866

なー 可愛いよなー




869:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /06(月) 22:50:15.15 ID:0BoiTM4WO
まさかのおっさん萌え回



870:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /06(月) 22:50:51.77 ID:0+qNBUh20
超飼い殺しwwwwwww



871:五条ファン ◆APKLrJzDFw :2010/12 /06(月) 22:51:49.88 ID:P1C+Qi/4O
上条「インデックス!」
インデックス「とうまぁ……」
ぎゅーという腹の音が室内に響く。

インデックス「お腹減ったぁ……」
五条(!?)

インデックス「うーん……林檎ぉ……林檎はぁ……青森ぃ……」
インデックスの声についで、ステイルがプっと噴出す音が聞こえた。

ステイル「ク……こいつは良い……フ……フフ……」
上条「えへへ……へへへへ……」

次いで聞こえる二人の笑い声と、それに混じるアウレオルスの笑い声。
アウレオルス「ク……ククク……ハハハハハハハ!」

五条(……今です!)
その異様さを感じ取ったので、咄嗟に右手を振る。
待ちくたびれたかの様に、十三騎士団が殺到し、校長室のドアから部屋へと侵入しようとした刹那、アウレオルスの声が響き渡った。

アウレオルス「倒れ伏せッ!侵入者どもッ!」
上条「ぐぁッ!?」
ステイル「ぐッ!?」
『ぐぉッ!』
『うわッ!』
『ひぃッ!』
『ぬぅおッ!』
『ひぎいッ!』
『ぐぇあッ!』
眼前で次々と床に倒れ付す十三騎士団達。



872:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /06(月) 22:52:37.91 ID:0+qNBUh20
これはひどい



873:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /06(月) 22:52:41.57 ID:jQn18ckO0
あぁ おっさん達が!!



875:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /06(月) 22:53:20.59 ID:8N2+9ITT0
倒され方もかわいいwwwwwwwww



881:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /06(月) 23:00:52.97 ID:0+qNBUh20
弾避けにすらならなかったが、おっさん達がいたおかげで
アウレオルスの能力推理が成り立ったんだから役に立ったとは思うw




879:五条ファン ◆APKLrJzDFw :2010/12 /06(月) 22:58:07.94 ID:P1C+Qi/4O
先の嗚咽の中に、上条とステイルの声が混ざって聞こえたので、恐らくは部屋の中も同様の状態なのだろう。

ここでまた少し思案する。

「倒れ伏せ侵入者ども」の言葉に対して、自身は倒れ伏してはいない。
アウレオルスの魔術が、言ったとおりに現実を改変するものならば、侵入者に該当する自身が倒れていないのは少々辻褄が合わない。
奴の発声自体に瞬間催眠の様な何らかの効力があるのかと思ってもいたが、発声を聞いて自分が地に伏していないのでこれは除外。
眼前で同時に多数の人間が倒れたので対象範囲は相当に広いものと考えられるが、距離的に考えて自身に効力が無いことを考えると、認識されていない人間には効力が無い様だ。
認識範囲に関しては、部屋の中より視認される廊下の位置に居たので、騎士団連中も倒れ伏してのだろう。

認識をしていない人間には効力が無い。
勝機としては、十二分に過ぎる。

アウレオルス「我が想いを踏みにじり……我が辛苦をあざ笑い……!」

相応な怒気を帯びたアウレオルスの声が、部屋に響く。

アウレオルス「よかろう……この屈辱……貴様らの死で贖ってくれる!」

『待って!』

次いで唐突に響いた女の声。

五条(……姫神も同席していましたか……)

上条「姫神ッ……!やめろッ……!」



880:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /06(月) 22:59:37.72 ID:0+qNBUh20
認識障害持ちにとっては好相性か

おっさんたちは犠牲になったのだ・・・




885:五条ファン ◆APKLrJzDFw :2010/12 /06(月) 23:04:24.03 ID:P1C+Qi/4O
姫神「わかる。私。貴方の気持ち」

上条「そいつはッ……もうッ……!」

姫神「でも。違う。今の貴方は」

──────刹那、視界が灰色に染まる。
眼前に写る世界が、その刻みを停止していた。
色彩が消え失せた世界で、一歩足を踏み出す。
まるで自身が水あめの中にでも放り込まれたかの如く、足を振り上げるのにも相当な負荷がかかる。
ぎしり。
異様に重い体を強引に引きずり、一歩。もう一歩。
歩くたびに全身の筋肉がぎしぎしと軋みを上げる中、校長室に入り、姫神の脇をすり抜け、アウレオルスの眼前に立った。

五条「……Heavens Time.(天国の刻)」

力を振り絞り右手を高く掲げ、その指をパチンと鳴らした。
一瞬で世界の色彩が戻り、時が再生を始める。
先の歩みに沿って生み出された真空を補う様に、突風が吹き荒び、部屋の中を蹂躙していく。

アウレオルス「なッ……!?」
五条「……ククク……途中までは及第点だったのですが……」

突如眼前に現れた自身に対して戸惑いを見せたアウレオルスに向かいメガネを外し、視線を投げた。

五条「……残念ですよ、錬金術師……狂え……純粋にッ……!」



893:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /06(月) 23:09:49.08 ID:nfmFJlSCP
やだザ・ワールドよりかっこいい



894:五条ファン ◆APKLrJzDFw :2010/12 /06(月) 23:10:07.25 ID:P1C+Qi/4O
眼球に力を込め、眼前の男を睨み付ける。

アウレオルス「!?……窒息死!」

睨み付けられたアウレオルスが、首に黄金の針を刺し、高らかに叫んだ。
……何も起こらない。

上条「五条ッ!!」

右手で異能の力を消したのだろうか、上条の声が響く。
咄嗟にメガネを装着し、上条へと目線を投げる。
立ち上がった上条が、心配そうにこちらを見つめていた。

五条「……ククク……使い過ぎてはいません……ご心配なく……」

アウレオルス「圧殺ッ!!」
再度その首に黄金の針を刺し、アウレオルスが叫ぶ。
……やはり、何も起こらない。

アウレオルス「……ば……馬鹿な……一体……ッ!」

若干後ろにたじろいだアウレオルスが、今度は上条へと目線を投げ、首に黄金の針を突き立てる。

アウレオルス「感電死!」

言葉と同時に中空に激しい雷光が舞い、上条へと走った。

上条「くッ!!」

右手を掲げ、雷光を受け止める上条。



899:五条ファン ◆APKLrJzDFw :2010/12 /06(月) 23:16:42.69 ID:P1C+Qi/4O
雷光は右手に触れると同時に四散し、その姿を虚空へと消して行く。
アウレオルス「……なればッ!」
五条「させませんッ!」

アウレオルスが再び針を取り出そうとした右手に向かい、サッカーボールを蹴りつける。サッカーボールが手に当たった衝撃で、黄金の針はその手から離れ、アウレオルスが体勢を崩す。
同時に、身に纏っていたのズボンのポケットから大量の黄金の針が飛び出した。

アウレオルス「しまったッ……!」

慌てて針を拾おうと膝をついたアウレオルスに向かい、上条と共に駆け出した。

上条「いいぜ」
五条「結構です」

上条「テメェが何でも思い通りに出来るってなら!」
五条「オマエが全てを随意にするというのなら!」
針を拾いながらアウレオルスがこちらを見るのがわかった。
その顔は、恐怖に歪んでいる。

上条「その幻想を」
五条「その認識を」
アウレオルスの顎を蹴り上げ、素早く背後に回る。

上条「ぶち殺す!」
五条「阻害します!」

──────上条の右手が、浮き上がったアウレオルスの顔面を
──────自身の右足が、その後頭部を捉えた

鈍い手ごたえと共に、錬金術師の体から力が抜けるのを感じ取れた。



901:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /06(月) 23:18:33.63 ID:Qyc4AcEC0
12歳程度の少女を10m以上吹っ飛ばす右手と超次元サッカーで鍛えられた右足の挟み撃ちとか殺す気かよ



903:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /06(月) 23:19:44.78 ID:JOAX56ukO
アウレオルスの頭がハンバーグになっちまう



905:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /06(月) 23:20:39.19 ID:jtSfEkDB0
>>903
やっとハンバーグが食べられるじゃないかw




906:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /06(月) 23:20:48.86 ID:TzC77srRO
偶にでいいから…倒れ伏したままでいるおっさん達のこと、思い出してあげてください…



908:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /06(月) 23:21:40.74 ID:jQn18ckO0
おっさん達なら五条さんに見とれてるよ

ビットリオ=カゼラ 「……五条殿、マジ英雄……」
ローマ正教十三騎士団「……やべぇ、お仕えしてぇ……」




909:五条ファン ◆APKLrJzDFw :2010/12 /06(月) 23:23:06.33 ID:P1C+Qi/4O
────────────

『呆然、私は敗れたというのか』

ぐちゃぐちゃに乱れた校長室に、錬金術師の声が響いた。
部屋の中に存在する影は四つ。

仰向けに倒れたまま嘆声を上げた緑髪の錬金術師、アウレオルス=イザード。
煙草を咥えて割れた窓から夜景を眺めている魔術師ステイル=マグヌス。
傍らの書棚に持たれかかり、腕を組んで笑っている認識阻害、五条勝。
そして、倒れている緑髪の錬金術師の手をとり涙を流している吸血殺し、姫神秋沙。

アウレオルス「殺せ。最早私が生きる由も無し」

ポーンと小気味の良い音が響き、アウレオルスの頭にサッカーボールがぶつかる。
五条「ヒヒヒ……オマエは、自分の右手も見ずにそういう事を言いますか……」

五条の言葉に、アウレオルスは視線を自分の右手へと投げた。
吸血殺しの少女が、その両の瞳に涙を湛え、彼の右手を両手で包み込む様に握り締めている。

姫神「良かった。あなたが生きていて。皆が傷つかないで。本当に。良かった」

その様を見た錬金術師が軽く微笑み、言葉を吐く。

アウレオルス「俄然、そんなに泣くな、吸血殺し。貴様には随分と世話をかけてしまったな」



914:五条ファン ◆APKLrJzDFw :2010/12 /06(月) 23:28:38.24 ID:P1C+Qi/4O
錬金術師の右手がするりと姫神の手を抜け、その頭を撫でる。

アウレオルス「倫敦の神父よ、この娘の異能を抑える方法は『それなら心配しないで構わない』
ステイル「その娘は、再度うちの教会で身柄を預かる事になった」

窓の外を見据えていたステイルが、咥えタバコを右手に持ち直し、言葉を続ける。

ステイル「擬似的なものだけど、その娘の異能を抑える方法もある……余計な心配はしないで良いと思うよ」
アウレオルス「間然、なれば心配の余地も無し」

ステイル「憑き物が落ちたみたいな顔だね……女にフラれた気分はどうだい、錬金術師?」
ステイルがくつくつと肩を揺らした。

アウレオルス「悠然。他愛も無いものだな……最早俗世に興味も失せた。何処かで眠りにでも」

再びポーンと音が響き、アウレオルスの頭にサッカーボールがぶつかる。

五条「……だからオマエは自分の右手をですね……」
姫神「私。いや。あなたが居なくなるのは。嫌」

姫神を見ていたアウレオルスの瞳が丸くなる。

五条「……ククク……縋る手を無情に振り払われる辛さは……つい数十分前に学んだでしょう……?」



916:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /06(月) 23:30:12.42 ID:xxgqWOvcP
竜王の顎出なかったね



917:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /06(月) 23:31:15.79 ID:TzC77srRO
姫神がきっちりヒロインしてる…



918:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /06(月) 23:32:55.97 ID:jQn18ckO0
竜王の顎でたらアウレオルスの記憶がぶっ壊れるからな
そんな事、五条さんが許す筈がない
五条さんの半分は優しさで出来ている。もう半分はハンバーグ




920:五条ファン ◆APKLrJzDFw :2010/12 /06(月) 23:33:15.21 ID:P1C+Qi/4O
アウレオルスが、ふっと微笑み、言葉を続ける。
アウレオルス「……必然。このまま消えるというわけにも行かぬ様だな」

言い終えたアウレオルスが体を起こす。
アウレオルス「先の騎士団は何処へ消え失せた?」

ステイル「……帰ったよ。礼ならそこの五条に言うんだね。色々とワケがあって、君はあの騎士団共にきっちりと粛清された事になっている。これでローマ正教に終われる心配は無くなったわけだ」

アウレオルスの視線が五条へ走る。
アウレオルス「愕然。礼を言おう少年」

五条「……先にオマエから貰ったハンカチが中学生には高価過ぎましてね……つり銭みたいなものでしょうか……ヒヒヒ……」

ステイル「……で、これからどうするんだい?」

ステイルが煙草の煙を吐く。
その問いを聞いたアウレオルスが立ち上がった。
アウレオルス「自然。如何に姿形を変えようと、最早俗世に私の懸かる余地は無し。当面は世俗を離れようか」

ステイル「……わかってるとは思うけど」

アウレオルス「当然。最早私には欲するもの無し。黄金練成は封じ、魔術の道も閉ざすと誓う」

ステイル「……聞き届けよう。私的には少し勿体無い気もするんだけどね……」



921:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /06(月) 23:33:47.33 ID:jQn18ckO0
いま、漸く理解した
今回のメインヒロインは「カゼラ&ローマ正教十三騎士団」

間違いない




923:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /06(月) 23:37:32.20 ID:jQn18ckO0
しかし既にライオネルが全滅報告を……



924:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /06(月) 23:37:52.33 ID:bjZCDEteO
あんだけ煽られて血気盛んになったにも関わらず、一太刀も浴びせられないまま帰らされたおっさん達カワイソス
まあ手柄は貰えたんだろうけどもさ




925:五条ファン ◆APKLrJzDFw :2010/12 /06(月) 23:38:13.51 ID:P1C+Qi/4O
アウレオルス「唖然。なれば黄金練成を教授するか?倫敦の神父よ」
ステイル「異端審問にかけられるわけにも行かないから、遠慮しておくよ」

アウレオルス「そうか……」
姫神「あの」
アウレオルス「どうした、吸血殺し……いや、姫神秋沙」

姫神「また。会える?」

その問いかけに答えず、アウレオルスは視線をステイルに送った。
ステイルが黙って首を縦に振る。

アウレオルス「当然。姿形は変わるだろうが、必ずまた会いに来ると誓おう」

その様子を見たステイルが微笑み、こつこつと歩き始めた。

ステイル「姫神秋沙。明朝午前九時に、この塾のロビーにて落ち合おう。荷物をまとめておいてくれよ」
言いながら右手を掲げ、校長室を後にする。

五条「……ではオレもこれで……」
同様に右手を掲げ、部屋を出る。

姫神「待って」
姫神が発した言葉に、五条の足が止まった。

姫神「ありがとう。また」
特に言葉も返さず、黙って右手を掲げ、校長室を後にした。

────────────



929:五条ファン ◆APKLrJzDFw :2010/12 /06(月) 23:44:06.88 ID:P1C+Qi/4O
ステイル「お疲れ様」
五条「……えぇ、お疲れ様でした……」

三沢塾の前で、ステイルと共に足を止め挨拶を交わした。

ステイル「と言っても、ぼくの方はまだやる事が残ってるんだけどね」

言って、三沢塾を見上げるステイル。

五条「……ククク……ご苦労な事です……」

ステイル「全くだ」
ステイル「けど良いのかい?随分腹に据えかねてたみたいだけど、ご丁寧に逃亡の手助けまでしてあげちゃって」

問いを投げたステイルが、懐から煙草を取り出した。

五条「……一本頂いて良いでしょうか……」

自身の言葉に少し驚愕の表情を浮かべたステイルが、箱から二本煙草を抜き出し、一本を自身に差し出してくる。
受け取った煙草を口に咥えた。
次いで、ピンと澄んだ音が響き、眼前にジッポライターの火が踊る。
フィルターを軽く吸ったまま、煙草の先を火へと近づけた。

ジッと小さな音がして、煙草の先に火が灯る。
口中に紫煙が入ったのを感じ、大きく息を吸って、吐いた。



930:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /06(月) 23:47:46.86 ID:TzC77srRO
えっ



932:五条ファン ◆APKLrJzDFw :2010/12 /06(月) 23:48:48.09 ID:P1C+Qi/4O
五条「……結局アウレオルスも、過程と結果が違っただけで、根っこはオマエや上条とかわりませんからね……ヒヒヒ……」
ステイル「……」
次いで煙草に火をつけたステイルが、考えこむ様な表情で黙り込んでいる。

五条「……手段は大変誤っていて、それにオレが巻き込まれたのも確かに腹の立つ話ですが……動機を考えれば、完全否定は出来ませんよ……」

再びフィルターに口をつけ、紫煙を肺へと送り込み、吐き出す。
疲れた体に、普段摂取しないニコチンが染み渡るのを感じた。

ステイル「……甘い人間だね、君は」



936:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /06(月) 23:50:30.98 ID:Qyc4AcEC0
サッカープレイヤーがタバコ吸ってんじゃねえよwwwwww



938:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /06(月) 23:51:24.12 ID:jQn18ckO0
ハードボイルドだな
とても14歳同士のやり取りに見えん




939:五条ファン ◆APKLrJzDFw :2010/12 /06(月) 23:51:37.82 ID:P1C+Qi/4O
五条「……ククク……どうでしょうか……大切な誰かを守りたいと思う気持ちは、多かれ少なかれ皆が持っているものでしょう……それを否定出来るほど、オレは偉くはありませんよ……」

言いながら左手で携帯電話を開き、幾度かボタンを押す。

『もしもし……オレです……』

『眠っていましたか……?ああ……なら良かった……』

『いや……特に用は無いんですが……』

『ええ……楽しみです……また前日にでも連絡しますよ……』

電話をしながらふと見ると、ステイルが右手を上げて去っていくのが見えた。
見えはしないだろうが、その背中に煙草を挟んだままの掌を向けて左右に振る。

右手の煙草を口に咥え、夜空を仰ぎ見た。
夏も中盤を終えようとしている空に、僅かながら、鈴虫の声が響き渡っていた。

五条「……マズいものですね……」

──────to be continued──────



942:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /06(月) 23:52:54.27 ID:XmS0L8Li0
※「超次元」サッカープレイヤーの五条さんだから大丈夫です。

普通の未成年サッカープレイヤーの方は絶対真似をしないでください。




946:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /06(月) 23:56:59.27 ID:PYhCMRRBO

ヘタ錬が原作のBADENDにならなかったのが嬉しい




948:五条ファン ◆APKLrJzDFw :2010/12 /07(火) 00:01:53.85 ID:ko8kBZM7O
以上、本日投下分となります

本日も支援&お付き合いを頂きました皆様
並びに関係各位の皆様
本当にありがとうございました
第二章、めでたく終了となります

さて、日常を挟んで次章となります次回以降の投下に関しましてですが、明後日辺りにそろそろ製作速報に移動してゆっくりやって行こうかと思います
(移動に関してはご意見を頂ければ幸いです)

それでは、お嬢に一票入れましたのでここまでのお話で質問&ツッコミがございましたらスレの残りでお伺いさせて頂きます



951:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /07(火) 00:05:27.09 ID:jkmpVTIu0
乙! 毎日すごい楽しんで読ませていただいてます!
製速でのんびり待ち構えてます! ありがとう!




954:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /07(火) 00:07:54.93 ID:jgTrm19l0
ハイッハイッ 質問ノシ

今後、ローマ正教十三騎士団の再登場はありますか?
あと、五条さんの得意なハンバーグと、苦手なハンバーグを教えて下さい




>>954
両方、決めてません



957:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /07(火) 00:13:50.12 ID:nlPxQuVrO
乙。
次は盛夏祭かな?今度こそ邪魔の入らない黒子とのデートを期待せざるを得ない。
五条さんが何故喫煙してるのか気になるが、これからの話の中で出てくるとかなら答えてくれなくてもおkです。




>>957
重い話がてら、ステイルに対する心情的な歩み寄りの表現です



990:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /07(火) 01:12:52.34 ID:dfMJ5k9EO
どこでやろうとどこまででも着いていくぜ…!
とあるもイナイレも全く知らないがこの作品は好きすぐる




995:五条ファン ◆APKLrJzDFw :2010/12 /07(火) 01:21:58.74 ID:ko8kBZM7O
次回は明後日の夜に製作に立てようと思います



996:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /07(火) 01:23:56.01 ID:5XxcNx5cO
1000なら五条さんオールバック



998:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /07(火) 01:26:47.57 ID:xAXPUKYHO
>>1000なら黒子は俺と五条さんの嫁



999:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /07(火) 01:31:19.24 ID:nlPxQuVrO
>>1000なら次の話で五条さんと黒子がズキュゥゥン!する



1000:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12 /07(火) 01:31:53.36 ID:jgTrm19l0

                 __ ........ _
      ,. ‐=‐、 ,. '´,r_‐-   `ヽ
      ,' i/⌒7゙´`  Z ̄ミヽ.  ',
       i. ヽ_ハ,'  /   ζ _ ヽ、 i
      ` ー‐'i _,.>   `i ,...、 ゙ i
         }=! ゙!     マハi ヽ. !
          / i-'  ,.   ' ,イ,  /
         ー'Z___./    i _'/
          ,i=′     ハ._
              }    ,  ,/ ヽ.
             `¬フヘ /  x'´ `ヽ、
            ,イr'ノハ. / ヽr<´ ̄\
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次→五条「ククク… ここが学園都市ですか」その16



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禁書目録SS   コメント:9   このエントリーをはてなブックマークに追加
コメント一覧
1334. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2010/12/07(火) 14:18 ▼このコメントに返信する
1000www
1335. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2010/12/07(火) 14:22 ▼このコメントに返信する
ククク……今回も楽しませて貰いましたよ……
次回も楽しみに待っています……
1336. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2010/12/07(火) 14:56 ▼このコメントに返信する
ごーじょーう!ごーじょーう!
1337. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2010/12/07(火) 15:00 ▼このコメントに返信する
画像wwww1000wwwww
五条△
1341. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2010/12/07(火) 19:21 ▼このコメントに返信する
で、いつ書籍化すんだ?
1345. 名前 : 名無し@SS好き◆yE7IycBI 投稿日 : 2010/12/07(火) 23:02 ▼このコメントに返信する
よくまとまってるな~…
しかもペース早いし面白いし…
1351. 名前 : 名無し◆- 投稿日 : 2010/12/08(水) 01:25 ▼このコメントに返信する
禁書ssでしか知らない上にイナイレに至ってはまったく知らんがかなり面白い
1353. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2010/12/08(水) 06:01 ▼このコメントに返信する
トップ画像の五条さんがどんどん強靭になってゆくww
1354. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2010/12/08(水) 06:59 ▼このコメントに返信する
展開が微妙だと思って調べてみたら禁書原作通りの展開なんだな
さすが漫画版で空気扱いされてるシナリオなだけはある
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