五条「ククク… ここが学園都市ですか」その31

2011-02-01 (火) 13:06  禁書目録SS   8コメント  
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イナズマイレブン3 世界への挑戦!! ジ・オーガ [レベルファイブ]


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576 :五条ファン ◆APKLrJzDFw :2011/01/30(日) 16:27:47.87 ID:CtWAbuk2o
ビーカーが放つ仄かな橙色の光を除いては、一切の光源を遮断された部屋。
中央に鎮座するそのビーカーの中には、相も変わらず緑色の手術衣に身を包んだ人間が逆さに浸っている。

……この部屋に足を運ぶ度に、外界の時間の流れから隔絶された様な錯覚を受ける。
初めてここに訪れた昨年の晩秋以来、この部屋は何一つとして変化していない。

眼前のビーカーの中、人の心境を見透かした様な笑みを湛えていた人間がゆっくりと口を開いた。

『度々済まない、認識阻害(デコグニション)。いや、今は五条勝と呼ぶべきか』

五条「……こんにちは、統括理事長。用件をお伺いしましょうか」



『その用件なんだが少々長い話になる。その前に、私に聞きたい事があるのではないか?』

眉の一つを動かす事もなく、淡々と発声をした人間の言葉に若干の思案を経て問いを投げかける。

五条「ククク……お気遣い感謝します……まずは、オレが麦野……第四位と同じ組織に所属する事になったとの知らせを受けたのですが……」

『……詳細は後に話すが、君という存在のリスクがまた大きくなってね。私以外の理事会からもいよいよ反発の声が上がり始めた。そこで体面上だけでも君を我々の指揮下に収める必要があった。そして第四位の組織……我々の暴走を防ぐ為に設けられている組織に君を在籍させようという流れになったという事だ』

五条「……そうですか……」

『無論、君の行動原理はおおよそ把握しているつもりだ。彼女達の作戦行動は、その行動原理に反する点が多々あるだろう。故に君は、彼女達が本当に危急の任務に当たる時のみ任意で作戦行動に参加してくれればそれで構わない。あくまで体制を取り繕う為の配置だからね』

五条「……色々と厄介なものですね……」

……どうにも腑に落ちない点はあるが、眼前の人間にこれ以上の問いを投げてみたところで、恐らくは全てはぐらかされてしまうだろう。
さして強制力は無さそうだし、おおよその経緯が判っただけでも収穫だろうか。

僅かにため息を吐いて、再度ビーカーに浮かぶ人間の虚空を思わせる濁った瞳を見据える。



578 :五条ファン ◆APKLrJzDFw :2011/01/30(日) 16:29:32.60 ID:CtWAbuk2o
五条「次に……絶対能力進化実験についてですが……」

『ああ、何か問題があるかね?』

表情を変えずさらりと言い放たれた言葉に、脳漿が一瞬で沸騰しそうな程の感情の激流がこみ上げて来た。

五条「人道的な観点k……」

言い出して言葉を止め、今正に自分が吐こうとした言葉を頭の中で反芻する。
人道的に反するから、そんな実験は止めろ?

……無理だ。
そもそもこの学園都市の上層部は、人間を人間と思っていない節がある。

初春より聞いた木山春生が事件を起こした理由や、"脳の開発"がメインの能力開発(カリキュラム)が存在する点を鑑みるに、恐らく自分が触れた先の絶対能力進化実験など、本当にささいな実験の一部に過ぎないだろう。

そんな相手に向かって今更人道云々を説いたところで、鼻で笑われる事すらないだろう。

自分は一体何を勘違いしていたのだろうか。
そもそも、ここはそういう場所だ。

ならば、この場で自分が主張すべき事は……

五条「……どんな実験をされようと、学園側の意図に一生徒であるオレが介入出来るだろう等と調子に乗った事は考えていません。オマエ達が如何に人道にもとる実験を行っていようと、それも知った事ではありません。いや、むしろ人の発展が数多の犠牲の上に成り立っている事には理解を示します。その為に敢えて進んで手を汚す人間には、畏敬の念すら覚えましょう。ですが……」

一旦言葉を区切り、見据える瞳に力を込める。
きっと、眉間に皺が寄る形になっているだろう。

五条「ですが、オレの好んだ人間を害するのはご遠慮願いたい。特に理屈や理由はありません。これは開き直ってしまえば、オレの我侭です。エゴイズムです」

見据えた人間の表情は、何ら変化の兆しを見せない。
そのうつろな笑みから漂う威圧感に思わず目を背けそうになるが、堪え、ひたすらにその瞳を除き続ける。



579 :五条ファン ◆APKLrJzDFw :2011/01 /30(日) 16:32:23.06 ID:CtWAbuk2o
若干の間を置いた後、ビーカーの人間が口を開いた。

『以後は考慮しよう。無論、あくまで考慮だが』

五条「お気遣い感謝します……以後統括理事長の考慮が、善きものである事を期待させて頂きますよ……」

そこまでを告げて、一旦視線を外した。
……当然ながらこの部屋では、視線を外した先など深い闇以外にありはしないのだが。

『質問は以上か?そろそろ本題に入らせてもらいたいのだが』

五条「ええ……御手間をかけましたね……お伺いしましょう……」

再び理事長と視線を交え、続けられるであろう言葉を待つ。


『……先の一方通行との交戦を観測させて貰って、君の能力について凡その目星が付いた』

理事長に告げられた言葉は、心のどこかで何となく推測していたものだった。

────────────

『……とはいえ、君も薄々は感づいていたのだろう?』

五条「……ええ……あくまで何となく程度にですが」

『ならば結論から問わせて貰おうか』

心なしか、只でさえ重苦しい部屋の空気が、より一層の重さを帯びた様に感じた。
これから突きつけられる言葉を前にした緊張なのか、或いは眼前の理事長が放つ重圧なのか。

『君は、この世界……いや、この次元の人間ではないね?』

──完全に予想の範疇を超えた理事長の言葉に、思わず息を飲んだ。
能力の目星が付いたという話から、何故自分が異次元の人間だという帰結になるのだろう。

五条「……そうなのですか?」

『実感はしていないか……入学の際に"覗かせて貰った"限りでは、その言葉は偽りではないのだろうな』



580 :五条ファン ◆APKLrJzDFw :2011/01/30(日) 16:36:18.46 ID:CtWAbuk2o
五条「……ええ。お恥ずかしながら……」

頭の隅に居座った一抹の違和感を呼び起こし、自分がこの学園都市に来た際の事を思い起こしてみる。

学園長に呼び出しをされ、学園都市に行くという旨を告げて。
……そして気が付いたら、見知らぬ中学校で転入の挨拶をしていた。

自分は一体どうやってこの学園都市に来た?
今日まで、その記憶を疑わなかった?

そもそも──────あの時自分に学園都市行きを薦めた学園長の顔が、何故思い出せないのか──────

『……ならば順を追って説明しよう。先ずは君の能力についてだ』

先に一方通行と対峙した際、認識阻害が反射され、自身の認識阻害が阻害された結果として色濃く発現する事となった能力。
否、片鱗は既に多々見られていたが、到達点であるシグマゾーンを体感して初めて確信が持てた、自身が秘めた本当の能力。

理事長の声で、束の間の回顧が中断される。

五条「……よろしくお願いします」

『君の能力は、根本的に学園都市で研究されている能力とは相違している。学園都市で言うところの能力については、理解しているだろう?』

五条「確か……"自分だけの現実"を演算して、周囲に展開したAIM力場を介して具現化する事が学園都市で言われている"能力"の定義でしたね」

『その通りだ。ところが君がこれまでに発現させた能力は、それとは異なる道筋を辿っている』

五条「……?」

『ここからは推論が多くなってしまうのだが……君は平行世界というものを知っているか?』

五条「パラレルワールド……ですか?」

それならば知っている。映画や小説等で度々お目にかかる、似た様な世界が平行に幾つも並んだ世界観の事だ。



581 :五条ファン ◆APKLrJzDFw :2011/01/30(日) 16:38:30.18 ID:CtWAbuk2o
『そうだ。実際の観測には成功していないが、この平行世界は理論上確かに存在するものとして捉えられている。そして君の能力の本懐は、この平行世界から自身が望んだ現象の因果情報を即時に手元に引き寄せる力であると思われる』

……次第に話がややこしくなって来た事に、軽い眩暈を覚えた。
しかし、つい先日異世界に一方通行を引きずり込んで攻撃を加えた自分が、この説を否定するワケにも行かないだろう。
むしろ"自分が形成した異次元"に相手を引きずりこむシグマゾーンこそが、超次元サッカーバトルの真髄なのだと先に自覚したばかりだから尚更だ。

『例えば、君が蹴ったボールに炎がまとわりつくイメージを強く描いた場合、結果として平行世界のどこかで燃えている炎が召還され、ボールにまとわりつく。時間が止まったと感じる程の反射能力と身体能力を求めれば、結果として時間が止まったと感じる程の能力が身に付く』

語られる内容を聞き進めるにつれて、自分の驚嘆の度合いが飛躍的に高まっていくのを感じた。
……チートにも程がある。
というか、それは正に

『この能力を完全に操る事が出来たのならば、それは神の御業にも等しいものだろう。しかし残念ながら、その領域に至る事は難しいものだと考えられる』

五条「……?どういう事です?」

『君が能力を発動する為に必要となる具体的なイメージの描写や肉体への負担が極端に高いと推測されるからだ。更に言えば、発動までのプロセスが完全に不明なので、我々としても君の技能を研鑽する方法が見つからない』

五条「……」

一体どうやってシュートを打っているかと問われたら、"集中して気合で打っている"としか答えようが無い。
ましてやシュートを打つ際は、自分でも理解できる程高揚した、一種のトランス状態になっている為そのプロセスなどいちいち考えた事も無かった。
そして何かしらの技を放つ度に、自身の体力が大きく削られることも理解している。



583 :五条ファン ◆APKLrJzDFw :2011/01/30(日) 16:40:12.29 ID:CtWAbuk2o
『理解は出来ないが、強大な力というのはよくある話だ。その点はさして気にする必要も無い。第七位も同様の能力を持っているので、彼に会う機会があったら色々と談義してみても良いだろう』

五条「留意しておきます……」

『次に気にかかるのが、君の出自だ』

これまで淡々と言葉を紡いでいたアレイスターの気配が、初めて淀みを帯びた様に感じた。

『今までに話した内容から、君が異次元の事象を召喚する力の持ち主だという事は理解出来たね?』

五条「ええ。噛み砕いて言えばそういう事になるのですね……ククク……」

『そして、君の過去を覗かせて貰った際、やはり君と同様の能力を有している少年や少女が多数居たようだが?』

五条「……ええ。オレにとっては、シュートが炎を帯びたり、突然フィールドに津波が押し寄せたり等は日常茶飯事でした」

『……』

五条「……?どうしました?」

『いや、少し想像に難い光景だな』

五条「……とはいえ、事実でしたからね」

『……まあ良い。一旦要点を纏めよう。つまり"君の世界では異次元にアクセスする能力がごく一般的なもの"だったという事になるね?』

五条「……あまり実感はありませんが、その線が濃厚なのでしょうね」

『これで推論が成り立つ訳だが……君がこの学園都市に転入する前に在籍していたのは"帝国学園"で間違いはないか?』

五条「……はい、帝国学園ナンバーファイブ。それが俺に与えられていた称号でした……」



582 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/30(日) 16:38:32.34 ID:FLKqk0EE0
なんかすごいことになってきたな



584 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/30(日) 16:41:36.55 ID:17sUAYpYo
削板みたいだな



585 :五条ファン ◆APKLrJzDFw :2011/01/30(日) 16:43:03.54 ID:CtWAbuk2o
『……方々を調査してみたのだが、表も裏も含めて我々の世界に"帝国学園という学校は存在しない"。当然存在していた記録も無い』

五条「……」

『だが、君の記憶を覗いた限りでは、君がこれまでに体感した事は間違いが無さそうだ。つまり、必然的に君はこの世界とは異なる世界から来たという事になる』

学園都市に根を張って以来、外部との連絡を絶っていた為実感が薄いが、眼前の人間が突きつける事実は余りに重く感じた。
しかし事実として認識するには十分過ぎる根拠が明示されている。

五条「……そうだったのですね」

『ああ。そして君は、自分の意思でこの学園都市に来たわけではないのだろう?』

再度想起する。
学園長に呼び出しをされ、学園都市に行くという旨を告げ、気が付いたら見知らぬ中学校で転入の挨拶をしていたという事を。

『君の記憶で、学園都市行きを薦めたその学園長についてなのだが』

五条「……これまでの話から鑑みるに、彼は随分と疑わしいものですね」

……そうだ。顔すら思い出せない彼の行動は、疑問に満ち過ぎている。
何故彼は異なる世界に存在するはずの、学園都市を知っていた?
何故自分に学園都市行きを薦めた?


──そして、何故あの男は、自分に超能力の素質があると見抜いていた?
チームメイトですら、自分を認識出来なくなっていたあの状況で──


ハッとした表情で、統括理事長を見上げる。
事ここに至っても、彼の表情は一切のほつれをみせず、ただうっすらと微笑を浮かべ続けていた。

『気がついたか。そう、"君をこの世界に送り込んだ張本人は、帝国学園の学園長だ"』

おおかた予想通りの言葉が告げられると同時、一つの疑問が爆ぜ、生み出された無数の疑問のカケラが頭の中を埋め尽くして行く。

何故自分が送り込まれた?
あの男のメリットは?
顔すら覚えていないあの男は一体何者だ?
何故認識阻害を知っていた、そして認識阻害の効果が無かった?
どんな方法で自分を学園都市に送り込んだ?
何故、学園都市なのだ?



586 :五条ファン ◆APKLrJzDFw :2011/01/30(日) 16:45:01.39 ID:CtWAbuk2o
『ならば何故、彼……帝国学園長がそんな事をしたのか?……考えられる理由は幾つかあるが、恐らく一番筋の通った考えは、君の特異体質に起因する』

五条「特異体質……」

……先に話していた異次元の事象を喚ぶ能力が脳裏を掠めたが、あれは自分の居た場所では当たり前の様に皆が行使していた力だ。
あの場所でも特異であった自身の能力といえば……

『そう。認識阻害(デコグニション)だ』

────────────

『……一度に詰め込み過ぎても混乱を招きそうだ。外はそろそろ昼食の時間だろう?一旦休憩を入れようか』

理事長の言葉に、携帯電話を取り出して時計に目を走らせる。
窓が無い部屋というのは、どうにも時間の感覚が狂ってしまいがちだ。
いつの間にか時間は午前と午後が切り替わる頃合になっていた。

五条「……ククク……お言葉に甘えさせて頂きましょうか……」

彼の提案を受け入れ、踵を返して部屋を後にする。
直前で足を止め、肩越しに背後のビーカーに声を投げた。

五条「……何か買ってくるものはありますか?ジュースとか、タバコとか」

『……それはジョークかね?そもそも君の年齢では、煙草は販売されないだろう』

五条「クックック……」

再び足を進め、指定されたポイントへと移動する。
周囲の景色が一瞬で切り替わり、煌々と晩夏の日差しが注ぐ街の中へと変化していた。



587 :五条ファン ◆APKLrJzDFw :2011/01/30(日) 16:47:31.00 ID:CtWAbuk2o
────────────
八月二十六日 夏休み三十七日目
────────────

先の閉塞感より開放された煽りで、強く背伸びをして空を見上げる。
澄み渡る程青い空と、彩りを添えるる様に流れている雲のコントラストを妙に美しく感じ、自然と自身の笑みが強くなったのがわかった。

特段時間の指定はされなかったので、少し骨休めをしてから戻るのも良いかもしれない。

『ねぇ、あなた』

不意に背後から聞きなれない女性の声が響き、その方向へと振り返る。

次いで視界に入った女性の姿に驚愕した。

金属の留め金が付いたベルトと、極端に短いミニスカート。
上半身は、胸に桃色の布をサラシの様に巻いただけの状態に、どこかの学校のブレザーを羽織っている。
気の強そうな切れ長の目を中心に整った顔立ちをしており、僅かに赤を帯びた長い髪は、頭の左右から下部へとゴムで括られピンと伸びている。

『あなた中学生でしょ?もしかしてこれからお昼?』

眼前に立つ女性が、自身へと言葉を投げてくる。
……自身が中学生だとバレている理由は、統括理事長に会う体面上、今まさに制服を身にまとっている事から推測されたものなのだろうが、問題はそこでは無い。

『どう?良かったらお姉ちゃんと一緒にお昼ご飯行かないかな?私もちょうどこれから休憩なのよ』

自身をお姉ちゃんという評する点や、さり気の無い誘い方。
そして夏場とはいえ、余りに露出度の多いこの格好。

間違いない。
──この女は、高確率で痴女だ。


五条「……ククク……お誘いは嬉しいのですが……」

女から目線を外さないまま、一歩後方へと後ずさる。

『……?あぁ、このカッコ?ちょっとアレ過ぎるよね。でも転送能力って、演算シンドいからあんまり素肌に布とか着けすぎてちゃマズイのよ』



588 :五条ファン ◆APKLrJzDFw :2011/01/30(日) 16:49:59.23 ID:CtWAbuk2o
こちらの話を聞かず、自身の格好を鑑みても尚あっけらかんとしている。

……黒子の例を考えると、あまり薄着の理由にはならないだろう。
あいつは制服姿で堂々とテレポートを多様している。

転送能力者、且つ痴女。

こんな街中で白昼堂々渡り会うには、あまりに危険すぎる相手だ。
対峙していた女が、その右手に持ったマグライトを振るう。

と、先に距離を測っていた彼女の姿が、いつの間にか間近に出現……
違う。自分の姿が彼女の目の前に転送されていた。

五条「くっ……!!」

慌てて距離を測ろうとした自身の右腕に、彼女の両腕が絡みつく。
次いで腕に伝わる、二つの柔らかい感触。

いつの間にか、自分の右腕に彼女がしがみ付いている体制が出来上がっていた。

『じゃあ行こっか。何か食べたいものある?お姉ちゃんがご馳走しちゃうぞー』

五条「はっ……離しなさい!」

『だーめ、年上の厚意はきちんと受け取るものよ?』

五条「当たってる……!!当たっています……!!」

『……あれ?興奮しちゃった?ほら、変な事考えてないで行きましょ?』

そのまま歩を進め始める彼女に付き添わされる形で歩き始める。
間近に終わりを控えているとはいえ未だ夏の日は高く、湧き立つ陽炎が視界の隅を淡くぼやかしていた。

──────to be continued──────



589 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/30(日) 16:50:30.08 ID:FLKqk0EE0
守備範囲広いなあわきん



590 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/30(日) 16:53:33.17 ID:ZiBziPYz0
これで黒子に遭遇でもしたら血の雨が降るでぇ…



600 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/30(日) 18:36:52.48 ID:FwFyWehK0
アレイスターが通常時よりも優しい
心なしか嬉しそうも見えるし優しい
何故だろう?

J( 'ー`)し まさるは旗を立てすぎだって、クロウリー思うな




604 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/30(日) 20:42:49.51 ID:3xrwb0/30
年齢が重要なのであって外見や性格はどうでもいいんだな



608 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/30(日) 21:06:35.67 ID:17sUAYpYo
ショタっ子レーダーでも付いてるんだろww
スカウターみたいに調べられるんだよ




612 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/30(日) 21:47:21.61 ID:Uxj0o/l1o
皆のコメント見てようやく納得がいった、五条さんショタ扱いで連れていかれたのか……



629 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/31(月) 19:25:53.00 ID:pIFuAgfwo
あわきんを五条さんがいた世界に放ったらヤバいことになる



630 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/31(月) 19:28:47.21 ID:K97GT4q6o
腐女子のファンがいるキャラはもちろん、不人気と呼ばれている連中も根こそぎいかれるなww





632 :五条ファン ◆APKLrJzDFw :2011/01/31(月) 22:39:06.79 ID:DtB5RIHio
ご支援を頂いております皆様、本日も誠にありがとうございます
お待たせいたしました、これより投下を開始させて頂きます



634 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/31(月) 22:41:15.52 ID:K97GT4q6o
よしこい



635 :五条ファン ◆APKLrJzDFw :2011/01/31(月) 22:41:51.38 ID:DtB5RIHio
『戻ったか』

数刻を経て、再度薄暗い部屋の中でビーカーに浮かぶ、手術着の統括理事長と視線を交わす。

『……?どうした、どうも顔色が優れないようだが』

表情を変えないまま、こちらを気遣う言動を吐く眼前の理事長の様子に、思わず眉間に皺が寄った。

五条「……どうしたもこうしたもありませんよ……何なのですか、あの転送能力者は?」

『結標淡希か。彼女が一体どうかしたのかね』

五条「……彼女と昼食を共にしたのですが……何か食べたいものはあるかと尋ねられまして……」

『……?』

五条「ハンバーグを食べたいと言ったら……よりにもよってチェーンのハンバーガーショップに連れて行かれました……」

『何か問題があるのかね?』

相も変わらず張り付いた笑みのまま言葉を続ける統括理事長に、遂に激情の堰が音を立てて切れるのがわかった。

五条「駄目なんです!!ハンバーガーでは!!あれはいけない!!ハンバーガーという認識で食するのならばまだしも、あれをハンバーグと捉える事はハンバーグへの、食材への、ひいては食材となった生命に対する冒涜だ!!私は!!私が望むものは、白米でわしゃわしゃとハンバーグを食する事なのですっっっ!!!!あれじゃない!!あれじゃあないのですよ!!」

『……』

五条「もっとチーズを!!もっと挽肉を!!!もっともっとデミグラスソースを!!!!」

気勢が空気に影響をもたらしたのだろうか。
密閉された部屋の中を、一陣の涼風が吹きぬけた様な気がした。

気がしただけで当然室内に風が吹いているはずもなく。

眼前のビーカーでは、先と同じく統括理事長様の慈愛に満ちた眼差しが自身へと向けられ続けている。



636 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/31(月) 22:42:29.85 ID:K97GT4q6o
問題はそこかよww



637 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/31(月) 22:44:20.48 ID:6j7F43nV0
白米でわしゃわしゃwwwwww
いかん、腹減って来た…




638 :五条ファン ◆APKLrJzDFw :2011/01/31(月) 22:44:36.62 ID:DtB5RIHio
『話を続けようか』

五条「ええ、お騒がせ致しました」

何事も無かったかの様に口を開く理事長に一礼して、その言葉に耳を傾ける。
残念ながら、理事長は同好の士にはなり得ない様だ。

『認識阻害こそが、君がこの世界に送られる事となった原因だろうという所まで話をしたところか』

五条「……ええ。」

『では君の認識阻害についての仮説と、先に話していた"最悪"について説明しようか』

……"最悪"という単語が耳に入り、僅かに身体が緊張を帯びた。
そんな自分を見ても動じる様子も無く、抑揚に乏しい理事長の説明は続く。

『"最悪"について、先に話した内容は覚えているね?』

五条「……当然です。仔細は語られていませんが、"認識阻害を多様すると、世界の危機すら招きかねない"と伺っておりましたが」

『その通りだ。それでは、その理由を説明して行こう』

言葉を続ける統括理事長のビーカーの横の中空に、立体映像で一つの透明なボールが出現した。
その透明なボールの中には、赤く透き通る小さいボールが二つ漂っている。

『この透明なボールの中身を"虚無"と考え、中の赤いボールを平行に並んだ世界として捉えてくれ』

暫く眺めていると、中を漂う赤いボールの内の片方からもう片方へと、赤い線状のものがつきだされ、二つの赤いボールが線を中心に並んだ。
鉄アレイの様な形状といえば判りやすいだろうか。

『この状態が君が元来の能力を使用した状態、つまり平行世界から因果情報を召喚している時の状態だ。このボールの中身は成分は多少異なれど基本的に同じ世界であると言う概念から比較的安定していて、どちらか一方の色が変わったり体積が変化する様な事は無い。次に』



640 :五条ファン ◆APKLrJzDFw :2011/01/31(月) 22:48:11.60 ID:DtB5RIHio
二つの赤いボールを繋いでいた線が途切れ、それぞれのボールに分離した後、一方のボールの表面に小さな穴が開いた。
その穴を介して徐々に中身の赤い液体が流出し始める。

『対してこの状態が、君が認識阻害を使用している状態であり、この穴の中心が君だそのものだ。世界の外側、虚無の情報を引き込む為に世界に穴が開き、引き込まれた虚無の代わりに世界の中身が外側である虚無へと流出し始めている』

徐々に赤いボールの中身が流出するにつれ、元々は真っ赤だったそのボールの赤みが薄まっていく。
対して流出先である透明のボールの中は、その容積の大きさからか殆ど色合いに変化は起こっていない。

『この状態が続けば、最終的にどういった結果になるかわかるね?』

……問われるまでもない。
やがて赤いボールはその中身を完全に外部へと吐き出し、入れ替わりに流入する極めて僅かに赤みを帯びた色に満たされる事だろう。

五条「……ええ。推測出来ます」

『とはいえ、これは説明の為に非常に小さい規模で事を起こしている模型だ。実際にはこの赤いボールには自浄作用があるので、君が普段の生活を行っている分には君の周囲に虚無が流入する事はあっても、世界の存亡までの問題には発展しないだろう。しかし』

中身を流出させていた赤いボールの穴がふさがり、再びその中に濃い赤色が戻ってくる。

『君が認識阻害を多様した場合、或いはその力の暴走が起こった場合』

完全に元の色を取り戻した赤いボールに、再び穴が開いた。
いや、穴というのは不自然だろうか。
その球形の4/1程を抉り取られた様な状態に変化している。

当然ながら、先とは比較にならない速度で流出が始まり、みるみる内に球体の中身は完全に透明に近い状態になってしまった。

『こうなるというわけだ』

淡々と続けられる理事長の言葉と、幾分かデフォルメされら映像により危機感を明確に感じることは出来ないが、事態は相当に深刻なものだとの認識が深まっていくのを感じた。



644 :五条ファン ◆APKLrJzDFw :2011/01/31(月) 22:52:28.14 ID:DtB5RIHio
……自分が原因となって世界が滅びる。
わかってはいたが、これでは、これではまるで────

『そう、君の存在が、世界という存在そのものに対する爆弾の様なものだと思ってもらえれば理解が早い』

こちらの心を見透かした様に、性質の悪い事実が部屋に響き渡った。

────────────

『話を続けて大丈夫か?』

頭が痛い。
口の中が一気に干上がっていく。
動悸が止まらない。
自分が爆弾?何故自分が?破裂したらどうなってしまう?
閉じた瞼の裏に、急激にこれまで出会った人たちの笑顔がフラッシュバックしていく。

──────自分が彼らを、彼女達の存在を壊すのか?

唾を嚥下し、瞳を開く。

五条「……大丈夫です。話を続けてください」

『……恐らくは、君が元いた世界の人間も同様の結論に辿りついたのだろう。そしていつ暴走するとも判らない力だ。自分たちに影響の無い場所へ廃棄してしまおうという帰結に至ったのだと思われる』

五条「クッ……クックック……アーッハッハッハッハ!!」

次々と投げられる容赦の無い言葉に、思わず笑いを堪えられなくなった。
自分が爆弾?邪魔だからどこか遠くに捨ててしまおう?
ふざけるな。何だそれは。自分の意思が介在する余地が一遍も無いのが、殊更可笑しく感じる。

『そして彼らの持つ並行世界を観測する力で、数ある世界の中からそういった超常現象の研究に特化しているこの学園都市が察知され、君が送り込まれる事になったのだろうな』



646 :五条ファン ◆APKLrJzDFw :2011/01/31(月) 22:57:09.50 ID:DtB5RIHio
五条「……?」

その言葉に違和感を感じた。
自分が扱い辛い爆弾という事は理解出来たが、何故学園都市に自分を送り込んだのだろう。
爆弾を破裂させるのならば、それこそ他の適当な場所でも構わなかっただろう。

自分が抱えている認識阻害を研究させて、一体どんな利点が──

『万一この学園都市で君が認識阻害のコントロール方法を会得したら、回収をしようと考えているのではないだろうか』

五条「……回収?」

『そのままの意味でな。彼らにとっても特異的な能力である認識阻害は、恐らく相応な利点を呼び込むのだろう……その考えに基づいて、今度は君たちの世界の人間が次元を操作する事に長けていたという観点から推測を深めようと思う。あくまで断片からくみ上げた推論なので明確な証拠は存在しないが、これから語る内容の信憑性は君自身に問うて貰おう』

最早嫌な予感しかしない。
思い起こしてみれば、自分でも謎の多い人生だとは思っていたが、何故こんなにも酷薄な道程を経て、自分はここに立っているのだろうか。

そして、眼前のビーカーから動く事無く、断片的な情報からこれだけ信憑性の濃い推論をくみ上げる理事長は、一体何者なのだろうか。
変わらずに微笑んでこちらを見据えている理事長の瞳を除く。

……その奥に、探究心という名の悪魔が吐く暗く熱い炎が燃え盛っている様な錯覚を覚えた。
その業火を叩き付けんと、爛々と燃える瞳で理事長が言葉を紡ぐ。

『君の認識阻害は生来のものだったね?ならば君は"胎児の時から初めて認識阻害を発現するまでの間に、次元操作に長けた何者かに認識阻害の異能を植え付けられた"ものかと思われる。この推論の根拠は、"君の認識阻害を理解して、尚且つその影響の外に立っていた人間が居る"という点から推測したものなのだが。その時の記憶は無いか?"記憶が無いという点は、先に君が話した帝国学園長の顔と一致しているな"』

──────止めろ。

『そして君の記憶を覗かせてもらった際、もう一人"存在は確認しているが記憶が一切無い人間"が居たのだよ。わかるか?"君の父親"だ。君の母が何度も君に言って聞かせていたね。"あなたのお父さんは立派な人なのよ"と。その言が確かならば、相当な社会的地位を築いていた人間なのだろう』

──────もう止めてくれ。



648 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/31(月) 23:01:28.88 ID:VmLtSxPAO
なん…だと…?



649 :五条ファン ◆APKLrJzDFw :2011/01 /31(月) 23:02:48.22 ID:DtB5RIHio
『君の記憶の中で、"存在は確認しているが一切の記憶が無い社会的な地位の高い人間"が二人居る。奇しくもまったく同じ状態の人間だな。"君の父親"と" 帝国学園長"。この二人はその不自然な共通点から察するに、同一人物である可能性が高い。君ももう違和感に気付いているのではないか?何故学園長に認識阻害が効かなかった?何故学園長が君の能力に気付いていた?君の記憶が確かならば、帝国学園長は"サッカーの為ならば何でもする"程の憎悪と執念の持ち主だったのだろう?』

五条「────もう止めて下さい!!」

『目を背けるな、五条勝。最早事態は君一人の問題の範疇を大きく逸脱している』

次々と投げつけられる推論の弾丸に溜まらず静止の悲鳴を挙げるが、理事長はこちらを嗜め、言葉を紡ぎ続ける。

『君がそれで良いのならば、この話はここで終わりにしよう。しかしそれで良いのか?いつ破裂するかも判らない君という爆弾を、この学園都市に来て以来君が関わった全ての人間に背負わせようというのか?』

五条「っ!それは!」

『話を続けさせてもらう。聞きたくないのならば、耳を塞げばそれで良い』

語られる理事長の言葉に、咄嗟に掌が両の耳へと伸び、多い尽くす寸前でその静止した。

再び学園都市に訪れて以来肩を並べた友人たちの笑顔がフラッシュバックする。
この世界に、学園都市に訪れるまで一人きりだった自分が巡り合った、久方ぶりの"自分の居場所"を形成している皆の笑顔を。
思わず目頭が熱くなり、耳を塞ごうとした自身に対する羞恥心が背骨を熱く焼きつける。

──────絶対に、皆を巻き込むわけには行かない。

奥歯を強くかみ締め、続けられる理事長の言葉に耳を傾けた。



650 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/31(月) 23:04:32.42 ID:ac6f+o5Co
理事長がすげえ良い奴になっているな
何か企んでるかもしれんが




652 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/31(月) 23:06:20.64 ID:j/4E1IQJo
クロウリーが他人のためにこんなに親身になってるとこ初めて見た



653 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/31(月) 23:07:02.80 ID:EryfeeLd0
>>650
単純に被害をこうむりたくないだけだろ




654 :五条ファン ◆APKLrJzDFw :2011/01/31(月) 23:08:28.63 ID:DtB5RIHio
『話を纏めよう。"君の父親と帝国学園長は、同一人物である可能性が高い"。そして"帝国学園長である誰かであり君の父親である誰かが、サッカーの為君に認識阻害を植え付けた"ものかと思われる。その後、"君の能力を制御し切れない事が発覚したので、君を平行世界であるこの学園都市に放り込んだ"。"万一君がこの学園で認識阻害の制御を身につけたのならば、回収する事を目算として"ね』

全ての欠片を繋ぐ言葉の鎖が、次々と編みこまれていく。
……告げられた推論の群れに心が一段と悲鳴を挙げるのを感じたが、胸の痛みなど今は気にしている場合ではない。

五条「……それで」

この際、もう過去はどうでも良い。

五条「……オレは、この先皆を守る為に、この世界を守る為に何をすれば良いのですか……?」

乾いた喉から言葉をひり出したが、やはり理事長の表情は綻ばない。

『考えられる方法は幾つかある。一つはこれまで通り認識阻害の力を最小限に抑えて生きて行く事だ。しかしこの方法はいつ能力が暴走してもおかしくないリスクを伴う。暴走した際に君を処分する手筈は整っているのだが、君が死亡して次元に開いた穴がどうなるのかも全く予見が出来ない為、可能ならば避けておきたい方法だ』

五条「……」
今までと変わらない保留案、というところだろうか。

『次に考えられるのは、君が先の一方通行との対峙で会得した次元移動能力を行使し、ここで告げた事実を抱えて"あちら"の帝国学園長に、認識阻害の是正手段を問う方法だ。……しかし、この方法も君が押し付けられる形で"こちら"に送られた事を考えると、解決策になり得る可能性は低いだろう』

五条「……でしょうね……」
ここまでで、何となく嫌な推論が頭をよぎる。
この統括理事長の性質を考えれば、有効な策があるのならば真っ先に提示しその是非を自分に問う事だろう。



655 :五条ファン ◆APKLrJzDFw :2011/01/31(月) 23:10:06.69 ID:DtB5RIHio
『……済まないが、現状では上記の二点以外の対処方法は見当たらない。残されたあと一つ、君の能力が暴走した際の最終手段だが』

五条「そこまでで結構です。それに関しては、これまでの説明から大まかに推測出来ます」

『……ならばここで止めておこうか。今話せる私の話はここまでだ』

五条「……私的には、何とかして元凶を蹴り飛ばしてやりたい気持ちで一杯なのですが、とりあえずは現状維持、認識阻害は使うな、といった所でよろしいですね?」

『……その通りだ。いずれ現状を打破する芽が見つかる可能性もある』

五条「……了解しました……色々とありがとうございます」

『私としても、この世界に滅んでしまわれては困るのでね。君を身勝手に押し付けてくれた"あちら"の学園長にも、少々憤慨を覚える。今後も何かわかり次第、君に協力しよう。可能ならば、君も私に協力を頼むよ』

……厄介な借りを作ってしまったものだ。
如何にイレギュラーとはいえ、この理事長は使えるものはとことん使うだろう。
あまり面倒な事を投げられなければ良いのだが。

そんな事を考えながら踵を返す。

五条「可能な範疇でならば、尽力しましょう……」

言い終えて、部屋の出口へと歩を進める。
途中、理事長に依頼しようとしていた事を頼み忘れていたのを思い出し、足を止めてビーカーへと振り返る。

五条「!!そう言えば……」

『どうした?まだ何かあるのかね?』


──────五条「外出許可を頂きたいのですが」

──────to be continued──────



660 :五条ファン ◆APKLrJzDFw :2011/01/31(月) 23:15:43.84 ID:DtB5RIHio
以上、本日投下分となります
本日もご支援を頂きました皆様、関係各位の皆様、誠にありがとうございました

途中で五条さん×ゼロ魔のスレに誤爆をしてしまいました
あちらの作者さんが戻ってきてwktkが抑えきれずに投下してたらこのザマだよ!
大変ご迷惑をおかけしてしまいました由、この場を借りて深くお詫び申し上げます
五条さん好きな方ならばご一読すべき名作SSとなっておりますので、興味がございましたらこの板より検索して頂ければ幸いです

さて、次回投下に関しましてですが、此度と同じく週末~週頭、時間が取れましたらゲリラ投下を行わせて頂こうかと存じます
お時間がございましたら、またお付き合いの程を頂ければ幸いです


※五条さん×ゼロ魔スレ→五条「貴方が殺せと言うなら神だって殺しますよ」



656 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/31(月) 23:10:49.98 ID:K97GT4q6o
海に行く約束したもんね



658 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/31(月) 23:12:52.67 ID:VY7uRSjQ0
俺のアレイスターがこんなに親身なわけがない



667 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/31(月) 23:42:12.30 ID:LOo8G5SXo
おつです
あっち誤爆したのかw




669 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/01(火) 00:02:27.61 ID:IfU8Su6No
五条さんがあっちの世界に影響を及ぼし始めた
これも認識阻害の影響か・・・・・




673 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/02/01(火) 00:51:27.62 ID:PUqGfszK0
乙です

あっち見てきた
誤爆だと最初から解ってても周りの反応で笑っちゃう事もあるもんだなww





次→五条「ククク… ここが学園都市ですか」その32



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禁書目録SS   コメント:8   このエントリーをはてなブックマークに追加
コメント一覧
2935. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2011/02/01(火) 15:20 ▼このコメントに返信する
全部影山のせい
2936. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2011/02/01(火) 15:21 ▼このコメントに返信する
あわきんのストライクゾーンの広さに驚いた。黒子は見破れなかった年齢も、ショタレーダーには引っかかるのか
2937. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2011/02/01(火) 16:02 ▼このコメントに返信する
話が大きくなり過ぎてワロタ

この五条さんも誤爆先のゼロ魔五条さんもチート過ぎだろw
2939. 名前 : ななし◆- 投稿日 : 2011/02/01(火) 17:19 ▼このコメントに返信する
影山の独断かガルシルドのサッカー軍事利用(笑)の一端なのか…


とりあえずまずは海だなw

そして一通さんが暴れると思われる蹴球サイドよりの話が楽しみだ
2942. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2011/02/01(火) 18:51 ▼このコメントに返信する
これは面白い切り口だが、
ここからどうやって話を畳むのか…
待ってるぜ!
2960. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2011/02/02(水) 11:53 ▼このコメントに返信する
ガルシルドなら「つまらない超能力ごっこに興じているがいい」とか言って
アレイスターと仲良くやれそうにないな
2962. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2011/02/02(水) 14:57 ▼このコメントに返信する
超次元サッカーバトルはタングラムの事象転送機能に制限を設けた感じかぁ
15159. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2011/12/06(火) 17:27 ▼このコメントに返信する
影山光と血縁関係にある可能性が微粒子レベルで存在している…?
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