あの声優が読むあの名作1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /21(日) 11:05:43.76
ID:ybvBJQF30 上条「俳優業を志して早一年。やっともぎ取った仕事も端役ばかり…不幸だ」
上条「何かいい仕事は無いだろうか…ん?」
上条「何ですかこの仕事は!?端役でも破格の収入ですよ?」
上条「『とある魔術の禁書目録』か…オーディションを受けてみよう」
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /21(日) 11:09:05.66
ID:ybvBJQF30 上条「上条当麻です。電撃プロダクションに所属してます。体力には自身があります!」
三木「ほう…今まではどんな役を?」
上条「はい!ご○せんでは□□高校のヤンキーE役を
ROOK○ESでは△△高校の右翼手役をやっていました!」
三木「(端役専門か…)…鎌池監督からは何か?」
鎌池「……希望する役はあるかね?」
上条「はい!」
上条「『青髪ピアス』役です!」
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /21(日) 11:12:04.89 ID:IMo67htv0
なんだこれは3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /21(日) 11:09:13.67 ID:VRW1mS//O
これは、期待する。6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /21(日) 11:12:11.46
ID:ybvBJQF30 ―後日―
上条「あのオーディション…今日が合格発表日だ。果たして俺は受かったのだろうか」
社長「かかか上条くん!朗報だぞ!!」
上条「ま…まさか!?受かったんですか?」
社長「ああ、鎌池監督から合格の通知が来たぞ!」
上条「やった!これで僕も『青髪ピアス』役で出れるんですね!?
さっそく髪を青に染めないと!!」
社長「…え?」
上条「え?」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /21(日) 11:14:50.46
ID:ybvBJQF30 ―クランクイン当日―
インデックス「『Index-Librorum-Prohibitorum』役のインデックスっていうんだよ」
上条(うおお。『可愛すぎる日本好き外国人』として人気のインデックスちゃんだ!)
ステイル「『ステイル=マグヌス』役のステイルだ。よろしくね」
上条(ミュージシャンのステイルさんじゃないか!!演技も達者で去年は大河にも出てたぞ!)
神裂「『神裂火織』役の神裂です。よろしくおねがいします。」
上条(大人気グラビアアイドルの神裂火織さんだ!!俺も何回お世話に(ry)
ステイル「他にもあの“御坂美琴”ちゃんも出るらしいね」
上条「ええ!?あの御坂美鈴の娘の二世女優・天才子役の御坂美琴ちゃんもでるんですか!?」
神裂「スケジュールの都合で本日は参加できないらしいのですが…」
インデックス「…あなたは誰なの?あなたの自己紹介がまだかも」
上条「うっ…」
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /21(日) 11:17:18.80
ID:ybvBJQF30 ステイル「上条…当麻…?(知ってるかい神裂さん?)」
神裂「(いえ…全く…)その…上条さんは何役ですか?」
上条「いえ…その…主役の『上条当麻』役なんですが…」
ステイル「主役!?すまない。そんなに大役なのに僕は君のことを知らなかったよ」
神裂「私もです…俳優業に不勉強で申し訳ありません上条さん。今まではどんな役を?」
上条「そうですよね…主役に見えないですよね俺…」
ステイル「い、いやそんなこと無いよ上条さん!僕はほら…俳優専門じゃないから詳しくなかったんだ」
神裂「わ…私もです!決して上条さんが――」
インデックス「――とうまは主役のオーラが無いんだよ」
神裂・ステイル「!!」
上条「ふぐぅっ!」グサッ
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /21(日) 11:21:15.82
ID:ybvBJQF30 三木「みんなも台本を読んだと思うが
主役『上条当麻』は平凡な高校生だ
そういう意味では彼は適任だ――というのが鎌池監督の意向だ」
鎌池「…うむ」
神裂「なるほど…」
上条「なっ、納得されても…」
神裂「はっ!そ…そういう意味じゃないですよ上条さん!?
私は決してあなたにオーラが無いというのではなく
ただ平凡そのものというイメージにぴったりだと…」
インデックス「要するに地味ってことなんだよ」
上条「…はっ!そうですよわたくしめは地味ですよ!
地味なりにやってやるさ。見てろよインデックス!」
三木「意気だ上条。早速撮影に入るぞ。いいですか鎌池監督?」
鎌池「…うむ。みんないいで作品を作ろう」
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /21(日) 11:24:24.76
ID:ybvBJQF30 ―撮影スタジオ・小萌宅―
三木「1巻での最大の見せ場でもあるアクションシーンの撮影に入るぞ
『インデックス』の自動書記(ヨハネのペン)が発動し『上条』に対して聖ジョージの聖域を発動するシーンからだ」
神裂「いきなりクライマックスなんですね」
上条「時系列に沿って撮影するわけではないんですか?」
三木「役の心変わりを忠実に再現するために時系列順に撮影をする手法もあるが今回は違う
このシーンは一番の金のかけどころなので最初にやることにした。
それに最初のシーンで必要な御坂美琴がまだ別ドラマの撮影中だからな」
ステイル「あの巨大な扇風機は?」
三木「あれは聖ジョージの聖域の威力を再現するために『上条』に向かい風を送る
風量は『踏ん張らないと立てない』というレベルだ。
決して強い風というわけではないが、その際『インデックス』はワイヤーで固定することになる
我慢してくれ」
インデックス「わかったんだよ」
上条(ほ…本格的なアクションシーンだ…!!
緊張してきたぞ!)
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /21(日) 11:27:05.18
ID:ybvBJQF30 三木「『上条』が聖ジョージの聖域を幻想殺し(イマジンブレーカー)で受け止めるところで
『ステイル』と『神裂』が乱入する。混乱するも『上条』の説得によって協力して『インデックス』を救うシーンだ
各自台本をもう一度読み返してイメージを練り直してくれ――何か質問は?」
インデックス「無いんだよ」
ステイル「大丈夫だ」
神裂「特にないです」
上条「あの~…質問いいですか?」
三木「…?どうした上条?」
上条「台本のここの部分について質問なんですが…」
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /21(日) 11:30:48.38
ID:ybvBJQF30 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ステイル:曖昧な可能性なんていらない。
とりあえず記憶を消せばあの娘の命を助けることができる。
僕はそのためなら誰でも殺す、いくらでも壊す。
そう決めたんだ。ずっと前に。
『上条』に攻撃しようとした『ステイル』に対して、『上条』はクールに言う
上条:こういう状況を待ってたんだろ?始めようぜ魔術師。
核心を突かれた『ステイル』と『神裂』は無言で頷き――
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
三木「これがどうかしたか?」
上条「いやぁ…何かあっさり過ぎませんか?」
鎌池「……」ピクッ
三木「そんなことはない。一度は拳を交えたもの同士、多くの言葉はいらない
そういったニヒルな部分を演出したシーンだ
さあ時間も無い。そろそろ撮影を始めるぞ」
上条「う~ん…」
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /21(日) 11:32:53.43
ID:ybvBJQF30 スタッフ「ではみなさん所定の位置についてください」
上条「…う~む……」
鎌池「…上条」
上条「え?あっ!はいどうしました監督!?
(監督自ら演技指導か!?)」
・ ・ ・ ・ ・ ・
鎌池「…好きに演技しろ。いいか?思ったように演技するんだ
他の役者にも同じ事を言った」
上条「……!はい!」
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /21(日) 11:36:33.21
ID:ybvBJQF30 ………
…
ステイル『――曖昧な可能性なんていらない。
とりあえず記憶を消せばあの娘の命を助けることができる。
僕はそのためなら誰でも殺す、いくらでも壊す。
そう決めたんだ…ずっと――前に!』
三木「流石大河俳優ですね監督。俳優が本業じゃないことが不思議なぐらいの演技だ」
鎌池「…うむ」
三木「さて…上条の演技のほうは――」
上条『――とりあえずだぁ!?』
ステイル・神崎『!!?』
三木「!?…なっ何を――」
上条『――ふざけやがって!!そんなつまんねえことはどうでもいい!!』
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /21(日) 11:32:32.92 ID:qIpdnuXI0
あれアドリブだったのかwwwwwwwww33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /21(日) 11:37:26.89 ID:Y3bvSBRy0
だから説教が長いのかwwww36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /21(日) 11:38:53.04
ID:ybvBJQF30 三木「あの馬鹿、いきなりなんてことを!!カットだカッ――」
鎌池「待て…いい!」
三木「しかし…」
上条『たった一つだけ答えろ、魔術師!!
テメェはインデックスを助けたくないのかよ!?』
ステイル『…!!っく…』
上条『テメェらずっと待ってたんだろ?インデックスの記憶を奪わなくても済む、
インデックスの敵に回らなくて済む、そんな誰もが笑って誰もが望む
最っ高なハッピーエンドってヤツを!!…うぐっ!』
ステイル・神裂『……!』
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /21(日) 11:42:02.67
ID:ybvBJQF30 ::::::::::|:::::::|:::::::|:::::::/__|:::::://::::// ::|:::::::::: /:::::::/:::::: /'|:::::: / ヽ:::::: |:::::::|:::::|:::::::::::
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. ノイ |::::| ヽ /7ー――::‐'⌒ヽィ\ ′::::|:::|ヽ、
|:: ′ |\ V´i::::::::::::::/::::::::::::::::::〉/ /. |:::ハ:|
|/ i \ ヽヽ、:::::::::::::::::::::::,:イ/ / | |/ `
今まで待ち焦がれてたんだろ、こんな展開を!
何のためにここまで歯を食いしばってきたんだ!?
テメェのその手で、たった一人の女の子を助けてみせると誓ってきたんじゃねえのかよ!?
お前らだって主人公の方がいいだろ!脇役なんかで満足してんじゃねえ!!
命を懸けて…たった一人の女の子を守りたいんじゃねえのかよ!?
…だったらそれは全然終わってねえ!…始まってすらいねえ!
ちっとぐらい長いプロローグで、絶望してんじゃねえよ!!
…手を伸ばせば届くんだ!いい加減に始めようぜ!魔術師!!
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /21(日) 11:48:09.60
ID:ybvBJQF30 三木「め…メチャクチャだ!あいつ自分に酔ってやがる…!」
上条『…ぐ…ぐぁあ!』
神裂『 ……っ!!…Salvere…000!!!』
三木「ちょ!?神裂ちゃんまで?そんなアクションシーンないよ!?」
ステイル『魔女狩りの王(イノケンティウス)!!』
三木「ステイルまで!?」
鎌池「いいんだこれで…!これだ!何か足りないと思っていたがこれなんだ!
上条当麻…すばらしい逸材だ!」
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /21(日) 11:49:08.70 ID:ULQlW7bAO
伝染したwwwwww54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /21(日) 11:50:57.72 ID:Umb7ejAt0
ノリいいwwwwwwwwwwwwwwww52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /21(日) 11:49:59.53 ID:CVaMZ+4r0
長台詞はともかく、効果班は対応できるのかwww55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /21(日) 11:51:33.18 ID:DCtVCeY7i
これは面白いwww56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /21(日) 11:51:48.99
ID:ybvBJQF30 ステイル「いやはや…君の突発的なアドリブには参ったよ上条くん」
上条「いやぁ…すみません。何か台本を読むと気持ちが入り込んじゃってやっちゃうんですよ…
それで何度降板させられたことか…」
神裂「そんなことばかりするから端役なんですね…
まったく、こちらも迷惑なんであんなことはやめて下さい!」
上条「うぐ…本当にすみませんでした…」
ステイル「そういう君もノリノリでアクションのアドリブをやってたじゃないか神裂さん」
神裂「あっ…あれはあの場のノリでつい…
その…私も上条さんの説得で気持ちが入りこんじゃって///」
インデックス「あの時のとうまは凄くカッコよかったんだよ!」
上条「そ…そう?」
鎌池「そうだ。すばらしかったぞ上条。『とある魔術の禁書目録』には何か足りないと思っていたがこれだ
時代は再び熱血を求めている。今までの脚本を全て書き換えるぞ三木!」
三木「はっ…はい!」
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /21(日) 12:01:33.28
ID:ybvBJQF30 ―数ヶ月後―
三木「カット!よしOKだ!」
鎌池「インデックス・神裂・ステイルはクランクアップだ」
ステイル「いやぁ、実に疲れる演技だったよ
まさか本気で殴られるとはね。ははは」
上条「す…すみません」
ステイル「いやいいんだ。ここ最近の仕事で一番面白かったよ上条くん」
神裂「私も事務所に過激な演技はするなと何度止められたことか」
上条「抑えてあれだったんですか…」
神裂「う…うっせーんだy……オホン。
と、とにかく、私もグラビア以外の新しい道を開拓できたと思っています。
そこは感謝してます」
インデックス「わたしもとうまの説教のお陰で日本語を完璧にマスター出来ちゃったんだよ」
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /21(日) 12:04:17.88 ID:ULQlW7bAO
ミュージシャンにガチ殴りwww91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /21(日) 12:09:18.15 ID:kzjkwIdC0
ところで神裂さんのグラビアはどこで買えるんだね?84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /21(日) 12:06:46.12
ID:ybvBJQF30 三木「まったく、お前が無駄に熱く演出するせいでCG版がデスマーチになったし
台詞が長すぎてフィルム代が嵩むし…お陰で2巻分の予算を使ってしまったぞ」
上条「…マジっすか!?」
鎌池「…ああ。もともと3巻やる予定だったが
社の意向で『1巻が売れたら続編をやる』と方針転換になった
売れなかったら俺もお前も路頭に迷うだろうな」
上条「な、なんだですと!?」
鎌池「…だが絶対に売れる。自身を持て上条」
三木「なんて言ってもあの“御坂美琴”を使いますからね」
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /21(日) 12:09:26.51
ID:ybvBJQF30 上条「御坂美琴ってあの御坂美鈴さんの…」
三木「そう、国民的大女優の御坂美鈴の娘だ
父親も任侠物からコメディまでこなすベテラン俳優、御坂旅掛
まさにサラブレッドというやつだな
既にあの年齢にしてステイルと同額のギャラだ」
上条「彼女自身も凄く演技上手ですよね
特撮で子役やってたころから大好きでした」
三木「ほう…特撮での子役時代を知っているとはお前もなかなかのファンだな
彼女との共演は明日からだ。これで1巻が完成となる
しっかり台本を頭に叩き込んでおけ
(…なるべくアドリブは入れるなよ)ボソッ」
上条「わ…わかりました」
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /21(日) 12:13:29.94
ID:ybvBJQF30 上条「ふんふふん♪ふんふふん♪ふんふんふ~ん♪
明日から御坂美琴ちゃんとの仕事~♪」
インデックス「とうま…その鼻歌はちょっと気持ち悪いかも」
上条「いっ…いたのかインデックス!」
神裂「そりぁ撮影が終わった直後なんでまだいますよ」
上条「か…神裂さんまで」
神裂「神裂でいいですよ
それよりこの後暇ですか?」
上条「はい!暇です!喜んで付き合います!」
神裂「まだ用件は…」
インデックス「その即答が気持ち悪いんだよ」
上条「インデックス…どんどん毒舌になってないか?」
神裂「…とにかく、今からBスタジオにいきませんか?」
上条「別ドラマのスタジオに?」
インデックス「“おおものにせいじょゆう”を見に行くんだよ」
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /21(日) 12:17:39.53
ID:ybvBJQF30 上条「まさか…御坂美琴ちゃんを?」
神裂「ええ、三木助監督にお願いしたら見学の許可を取ってくれました」
インデックス「彼女の演技を見て来いって言ってたんだよ」
上条「行きます是非行きます!くぅ~生身の御坂美琴ちゃんを見れるなんて何たる幸運!」
神裂「ずいぶんとミーハーなんですね。まあ私も前々から彼女の演技には感服していました
正直会えるのが楽しみです」
インデックス「うーん。以外と嫌味な成金だったりするかも」
上条「美琴ちゃんがそんなやつなわけねえだろインデックス!
彼女のイメージといえば…そう“清純”!
今回『御坂美琴』のようながさつなキャラは初挑戦らしいぞ」
神裂「どれだけファンなんですか…さあ行きますよ」
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /21(日) 12:17:54.32 ID:qV/FojvVO
>既にあの年齢にしてステイルと同額のギャラだ
ステイル…108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /21(日) 12:23:08.13
ID:ybvBJQF30 >>104
役者ステイルは20代後半設定です
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
―Bスタジオ―
インデックス「あれ?撮影が終わってるんだよ?」
神裂「遅かったようですね」
上条「そんな…せっかく生美琴ちゃんに会えると思ったのに…」
インデックス「ん?あの短髪がそれかも?」
神裂「ホントだ…自販機の前にいますね」
上条「おお!ってあれ?何で自販機の前でステップ踏んでるんだ?」
美琴「……チェイサーぁぁああああああああああああああああ」
上イン神「!!??」
ガコン
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /21(日) 12:31:40.50
ID:ybvBJQF30 神裂「ちょっ…何してるんですかお金も入れずに!?
そんなにお金に困ってるわけじゃないでしょう!?」
インデックス「そういうのは窃盗って言うんだよ」
美琴「ちょ…何よアンタら。この自販機は私の1万円を飲み込んだ自販機だからいいの!
ってあんたグラビアの神裂火織じゃん!?憎たらしい身体つきしやがって何の用なのよ?」
神裂「何を……わ、わたしは今度『とある魔術の禁書目録』で共演する神裂火織です」
インデックス「同じくインデックスっていうんだよ」
美琴「ああ、あの素人が主役やるって話ね
だいたいアンタらとは共演シーン無かったじゃないの」
神裂「か、上条さんは素人じゃありません!!
って上条さん?」
上条「み…美琴ちゃんが…俺の大好きな美琴ちゃんが…清楚美琴ちゃんが…」
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /21(日) 12:41:14.74
ID:ybvBJQF30 美琴「ゲェ…このチンチクリンが主役なの?
こんなやつのヒロイン役をやらないといけないのあたしは…」
インデックス「…聞き捨てならないんだよ短髪。この話のヒロインはわたしなんだよ?」
美琴「アンタはいわゆるピーチ姫って話じゃないの。
あたしの役は主人公とぶつかり合って恋に落ちるって話よ?
ったくそれなら余計に相手が重要なのになんでこんな冴えない男なのよ…」
神裂「い、インデックス抑えて!相手はあなたより年下よ!!」
美琴「つーかアンタ何か言いなさいよ。芸能界ではあたしが先輩よ?」
上条「…黙って聞いてりゃチンチクリンだの冴えないだのオーラが無いだの言いやがって」
美琴「!?」
神裂「オーラが無いは言ってな――」
・ ・
上条「――見てろよ御坂!俺の熱い演技でキャラ役者ともに俺にメロメロにさせてやる!」
美琴「だ、誰がアンタなんかに!!
ったく…ギャラはいいけどスピンオフ断ろうかしら」
上条「…スピンオフ?」
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /21(日) 12:47:19.05
ID:ybvBJQF30 ―翌日―
鎌池「言ってなかったか?『美琴』は人気が出ること必須だからスピンオフの製作が既に決まっている
『美琴』が主演の『とある科学の超電磁砲』だ」
上条「聞いてないですよ」
三木「よって今日からの撮影はカメラを複数使う。複数のアングルからも映える演技をしてくれ」
上条「はい?それはどういう意味で?」
??「そこは私から説明します」
上条「あなたは?」
冬川「『とある科学の超電磁砲』の監督である冬川です」
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /21(日) 12:55:55.41
ID:ybvBJQF30 冬川「この作品は『美琴視点』を重視するために、『とある魔術の禁書目録』と同時撮影を行いつつ
『美琴』の物語を描いていきます。」
鎌池「上条と美琴。二人の視点で視聴者に与える印象を変えるのが狙いだ
『超電磁砲』のみの描写も存在する。その際はもちろんお前のギャラは二倍になる
やってくれるよな?」
上条「や、やります!!…でも御坂はやるんですか?
昨日は文句たらたら言ってましたが」
三木「何だ会話してたのか。安心しろ彼女はプロだ
どんな作品でも真摯に取り組む。お…来たぞ」
美琴「おはようございます!この度は『御坂美琴』という大役に抜擢していただき
本当にありがとうございます!みなさんと一緒にいい作品を作って行きたいです!」
上条(な…なんだこのTVで見たような清楚キャラは!?)
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /21(日) 13:01:59.80
ID:ybvBJQF30 三木「…カット!OKだ!流石御坂美琴だ
レールガンを撃つシーン!凄くサマになっている」
冬川「ええ。適度なアドリブもまたカッコいいです
本格アクションもどんどんやっていけそうですね」
美琴「そんなことないですよ///私なんてまだまだ半人前です///」
上条「うわぁ…」
鎌池「よし、これで1巻分はオールクランクアップだ。超電磁砲との重複部分はOKですか?」
冬川「文句なしです。ではこれから上条くんを預かりますね」
上条「へ?」
冬川「え?」
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /21(日) 13:08:23.36
ID:ybvBJQF30 上条「預かるってどういうことですか?明日から禁書目録の2巻の撮影じゃないんですか?」
三木「もう忘れたのか…お前のせいで予算が無いんだ
2巻は1巻の反響次第で製作だ」
鎌池「まあ確実に予算は下りると思うがな。その間は超電磁砲の撮影を進めるんだ
超電磁砲での『上条』はいわゆるヒーローポジションかつラブコメの相手役だ
そこでじっくり芸を磨いて来い」
上条「わかりました…俺が御坂とラブコメねえ…」
美琴「わぁ!年上の人とのラブコメなんて初挑戦です!
よろしくお願いします!上条さん!」
上条(目が笑ってねえよ…)
冬川「では大まかなプロットは鎌池監督の通りで、後は私が好きにするという方法でいいんですね?」
鎌池「ああ、構わない。だが…」
冬川「…だが?」
鎌池「上条は…好きにはさせてくれないぞ?」ニヤリ
冬川「???」
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /21(日) 13:10:10.31 ID:XGCNp55M0
鎌池まで厨くせぇ150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /21(日) 13:11:55.83 ID:k0ACvxGV0
かまちーってキャラ濃そうだよな158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /21(日) 13:17:52.09
ID:ybvBJQF30 ―数日後―
冬川「でははじめに『上条と美琴、初めての出会い』のシーンから撮影開始します
基本的に『超電磁砲』は時系列を重視するので、非効率ですが時系列順に撮影を行います
そのほうが役者同士も気持ちが通じ合うといいますしね」
美琴「わかりました!」(別にこいつと通じ合わなくても――)
上条(――って考えてそうだなコイツ…)「了解です」
冬川「まずは学園都市で『美琴』が絡まれているシーンです
そこで『上条』は『美琴』の知り合いというふりをしますが
美琴の無神経さがたたって失敗する…という流れです
台本にもう一度目を通してください」
上条「はいはい…っと」
167 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /21(日) 13:23:45.38
ID:ybvBJQF30 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
美琴:誰よアンタ?
上条:お前!『知り合いのフリして自然にこの場から連れだす作戦』が台無しだろ!
美琴:何でそんなことしなきゃいけないのよ?
ヤンキーA:何だてめえ!文句あんのか?
上条:クソッ!やるなら相手になるよ!その代わりコイツは見逃してくれ!
美琴(…コイツ)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
冬川「結果、美琴がヤンキーをぼこぼこにするのですが、上条の漢気にちょっと気を引かれるというシーンです」
美琴「素敵なシーンですね!」(そりゃただの無謀だと思うけどな~)
上条「…うーん…」
冬川「それでは撮影を開始します」
176 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /21(日) 13:29:36.25
ID:ybvBJQF30 上条『いや~連れがお世話になりました~あはは~』
美琴『誰よアンタ?…なれなれしいわね』
上条『…………』
ヤンキー『………』
上条『おまっ!『知り合いのフリして自然にこの場から連れだす作戦』が台無しだろ!合わせろよ!』
美琴『何でそんなメンドクサイことしなきゃいけないのよ?』
ヤンキーA『何だてめえ!文句あんのか』
上条『……しゃーねーなぁ』
美琴『!?』ヤンキー『!?』
冬川「なっ、何を?」
上条『ああ、そうだよ!恥ずかしくねーのかよお前ら』
美琴(まさか…こんな素人がアドリブ!?)
184 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /21(日) 13:35:50.44
ID:ybvBJQF30 スタッフ「ふ、冬川監督。止めなくても?」
冬川「い、いや様子を見よう!カンペ持って来て!」
ヤンキーB(つ、続けるんですか!?)『何だとてめえ!』
上条『こんな大勢で女の子1人囲んで情けねえ――』
美琴(コイツ…
っは!何入り込んでんのあたし!?)
上条『だいたいお前らが声かけた相手、よく見てみろよ』
美琴(???)
上条『まだガキじゃねーか!』
美琴『……』ピキッ
192 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /21(日) 13:47:48.68
ID:ybvBJQF30 上条『さっきの見ただろ!?
年上に敬意を払わないガサツな態度!』
美琴『…』プルプル
上条『見た目はお嬢様でもまだ反抗期も抜けてねーじゃん!』
美琴『…』ピクピク
スタッフ「か、監督!美琴ちゃんが切れてます」
冬川「いや…この場面なら『美琴』も切れる…
この後はおそらく…」カキカキ
ヤンキーC『よ、よーコイツ砂にしちまうべ』
ヤンキーD『い…いやちょっと待て』(どうするんですか監督?…!?)
冬川カンペ――次、美琴の電撃が飛びます――
上条『お前らみたいな群れなきゃガキも相手に出来ないようなやつらはムカつくんだよ!!』
美琴『……あたしが一番ムカつくのは…』
ヤンキーA(く、くるぞ)
ヤンキーB(準備しろ)
美琴『お前だぁぁぁああああああああああああああああああああ』
ヤンキーズ『『ギャァァァアアアアアアアアアアア』』
190 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /21(日) 13:41:34.67 ID:4xNsw5+pO
まだガキ発言もアドリブだったんかw195 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /21(日) 13:49:38.38 ID:ULQlW7bAO
冬川のハンドル捌きパネェwwwwww202 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /21(日) 13:57:49.21
ID:ybvBJQF30 冬川「面白い!面白いよ上条くんに美琴ちゃん!
今見返すと最初の展開はなんて無難な展開だったんだ!
喧嘩を通じて、ぶつかり合ってこそ『美琴』は『上条』に惹かれるんだね」
美琴「いやあたしは単にムカついただけで…まさかあれOKなんですか?
撮りなおしましょうよ…」
冬川「何言ってるんだもったいない!あれだけ素の『美琴』を見れるだなんて思わなかった
やっぱり役者は凄いなあ」
上条「いやぁ…それほどでも」
冬川「いや、君のアドリブは引きこまれるものがあるよ!
僕も頭ごなしにはカットできなかった。きっとヤンキー役の人たちも同じことを思ってるはずだ」
上条「そ、そうですか?あはははは」
ヤンキーA「いやあのアドリブはスゲーよ」
ヤンキーB「魂篭ってたねあれは」
冬川「美琴ちゃんもよくあのアドリブに対処できたよ!流石天才子役」
美琴「いや…そんなんじゃ…」
美琴(あたしの『演技』は評価されていない…あたしは…こんなやつに負けたっていうの!?)
277 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /21(日) 16:59:50.97
ID:O5WkWA870 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――
―数週間後―
上条『こんなこと何回やったって…
同じ結果じゃねーか!』
美琴(ここまでは台本通り…アンタあたしのアドリブについてこれる?)パシ
スタッフ「え?上条くんの右手を取った!?こんなの台本に――」
冬川「ま…またアドリブか!?次はどんなアドリブを見せてくれるんだあの二人は?」
美琴(さあどうする?あたしは今アンタに電流を流してる設定よ!)
美琴『(電流が…流れない!?)』(どうよこの演技!?)
上条『……え~っと…』ギュ
美琴(…え?拳握った?殴るの?まさか殴るの?
そういやステイルさん、本番中コイツにアドリブで殴られたって――)
バッ!
美琴『ひゃっ!』
280 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /21(日) 17:04:14.84
ID:O5WkWA870 ピタッ
美琴『うぅ…』プルプル
上条『……はぁー』
上条『ぎゃぁぁあああああ』バタっ
美琴『……?』
上条『マ…マイリマシター』
美琴『ふ…ふ…ふ…ふざけんなぁぁぁああああああああああああああ』
冬川カンペ――ここで電撃飛びます――
286 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /21(日) 17:09:13.39
ID:O5WkWA870 ―御坂家―
美琴「あああああああもうムカつく!!」
御坂妹「最近そればっかりねお姉ちゃん」
美琴「ああ!?何か言った妹?」
美鈴「こらこら双子同士で喧嘩するな
…それにしても美琴ちゃ~ん、最近楽しそうね~」
美琴「何言ってんのママ!あたしはあのトンガリ頭にムカついてんのよ!!」
打ち止め「おねーちゃんの言うトンガリ頭ってTVに出てるこの人?」
上条『今まで待ち焦がれてたんだろ、こんな展開を!
何のためにここまで歯を食いしばってきたんだ!?
テメェのその手で、たった一人の女の子を助けてみせると誓ってきたんじゃねえのかよ!?
お前らだって主人公の方がいいだろ!脇役なんかで満足してんじゃねえ!!
命を懸けて…たった一人の女の子を守りたいんじゃねえのかよ!?
…だったらそれは全然終わってねえ!…始まってすらいねえ!
ちっとぐらい長いプロローグで、絶望してんじゃねえよ!!
…手を伸ばせば届くんだ!いい加減に始めようぜ!魔術師!!』
297 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /21(日) 17:19:57.21
ID:O5WkWA870 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――
美鈴「うわぁ~長い台詞ねこれ。○る世間出てた時思い出すわ
よく新人でここまでやれるわね~」
美琴「…これ全部コイツのアドリブよ」
美鈴「ゲェ…これアドリブなの?
本物の天才か馬鹿ねこの子」
打ち止め「でもカッコイイ人な~」
美琴「はぁ!?何言ってんのちっこいの!
これに振り回されっぱなしだってんの!
それにコイツのアドリブに振り回されてる身にもなりなさいよ
…ったく、もう寝る!」
美鈴「おやすみなさい美琴ちゃん」
御坂妹「…でもお姉ちゃんの仕事…面白そうだね」
美鈴「まあ…明らかに争いを楽しんでるわねあの子
それとも何?アンタも仕事に興味あるの?」
御坂妹「…うん」
301 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /21(日) 17:22:29.27
ID:O5WkWA870 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――
―数日後―
美琴『爆発する前に“超電磁砲”で――!』ポロッ
美琴(…!!マズった!!コインが!)
上条『…!!』
……ズドォォォン!
冬川「カット!うん、いいシーンが取れた!みんなお疲れ様!」
初春「いやー安全とは言え、本当の爆発ってすごいですね~
それにしてもカッコ良かったですね!上条さん!」
上条「そ…そうか、ははは
アイドルの初春さんに褒められると嬉しいな///」
美琴(何デレデレしてんのよアイツ。スター気取りかっての)
307 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /21(日) 17:26:11.99
ID:O5WkWA870 美琴(ん?…アレ何?火薬の燃えカスが燻ってる?…っ!!)
上条「?おい、どうかしたのか御さ――」
美琴「危ないわ初春さん!」
初春「え?」
上条「っ!!」
パァン!!
311 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /21(日) 17:29:07.76
ID:O5WkWA870 冬川「何の音ですか!?」
初春「いや、残ってた火薬があったらしくそれが爆発しちゃって…」
冬川「そ…そんな!大丈夫かい?怪我は無いか?」
初春「いえ、爆発自体はそんな大したものじゃなかったので問題ありません
それに御坂さんがいち早く気づいて教えてくれたので」
冬川「本当に良かった、そうか美琴ちゃんが教えてくれたのか…
あれ?美琴ちゃんと上条くんは?」
初春「あれ?二人ともついさっきここにいたのに…」
314 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /21(日) 17:31:48.63
ID:O5WkWA870 美琴(私は間に合わなかった…実際に初春さんを救ったのは…)
上条「おー熱い熱い、ふーふー。火傷は無いなっと
うげっ、待ち伏せかよ御坂…」
美琴「あ、あんた名乗り出ないの?
みんなあたしが助けたと思ってるけど?名乗り出たらヒーローよ?」
美琴(ふん、何も出来なかったあたしに『上条』みたいに説教吐いてみさないよ)
上条「…何言ってんだお前?」
美琴「え?」
317 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /21(日) 17:34:18.70
ID:O5WkWA870 上条「誰も怪我しなかったから別にいいじゃん。誰が助けたかなんて関係ねえよ」
美琴「誰も怪我しなかったから…か……///」
美琴「……はっ!…す、すかしてんじないわよ!
何なのあのキザ野郎!あああああああああムカつくぅぅぅううううううううう」
………
カメラマン「すみません監督…不謹慎ながら、あまりにもいいシーンなので撮ってしまいました…」
318 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /21(日) 17:34:25.91 ID:E84F9hXU0
舞台裏なのにもはや呼び方が友達だな321 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /21(日) 17:36:09.04 ID:D8ZJyvTY0
カメラマン△325 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /21(日) 17:42:01.38
ID:O5WkWA870 ― 一か月後 ―
美琴『…す、すかしてんじないわよ!
何なのあのキザ野郎!あああああああああムカつくぅぅぅううううううううう』
美琴「死にたい…なんなのこの素のあたし…
一応監督から確認は取って来たし作品のためならとOK出したけど」
美鈴「う~ん。ママはいい演技してると思うけどな」
美琴「こんなのあたしじゃないっての!ああもう!アイツに会ってからめちゃくちゃよ」
御坂妹「…そう言えばお姉ちゃん、最近あの人の話しないね」
美琴「え?…ああアイツなら禁書目録の方の2巻収録が始まったからよ
超電磁砲も幻想御手編に入ってアイツの出番減ったしね」
美鈴「ふ~ん…だから最近の美琴ちゃん機嫌が悪いというかそわそわしてるんだぁ~?」
美琴「そ…そんなんじゃないってば!!」
326 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /21(日) 17:43:23.03 ID:ULQlW7bAO
当然の如くカットされる■■さんであった328 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /21(日) 17:44:48.00 ID:OKT/VZmt0
マジで何事もなかったかのように普通に転校してきた■■さんには泣いた329 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /21(日) 17:45:01.33 ID:rnv16PRI0
■■「まて、まだ慌てるような時間じゃない」337 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /21(日) 17:52:12.21
ID:O5WkWA870 美琴「そういやもうすぐ撮影の時間だ!」
美鈴「今は春生ちゃんと共演してるんだっけ?」
美琴「そう!木山さんは演技上手いからいろいろ教えてもらってる!
じゃあ行ってきます!」
御坂妹「行ってらっしゃい。お姉ちゃん」
美鈴「…美琴にはまだ伝えてないの?オーディション受かったんでしょ?」
御坂妹「うん、クランクインしたときに驚かせようと思って」
美鈴「しかしアンタはよく受かったわね~
演技とか全くやったこと無かったのに」
御坂妹「それね。たぶんこの設定のおかげだと思う」
美鈴「うん?………あぁ、なるほど~」
続き→
上条「『とある魔術の禁書目録』か…オーディションを受けてみよう」その2
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