禁書「おなかへったんd「やかましいうっとおしいぞこのガキッ!」

2010-09-10 (金) 18:11  禁書目録SS ジョジョの奇妙な冒険   6コメント  
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1 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/04(土) 02:36:54.72 ID:V5A9jcKw0
地方都市のS市杜王町に潜伏していた殺人鬼との決着から数日。
杜王グランドホテル、324号室の住人が目を覚ますとベランダに少女が干されていた。




3 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/04(土) 02:39:01.48 ID:V5A9jcKw0
「おなかへった」

「…」

「おなかへった」

「…」

「おなかへった」

「…」

「おなかへったって言ってるんだよ?」

「やかましいッ! うっとおしいぞこのガキッ!」

「ひぃっ!…うぅ、でもおなかへって死にそうなんだよ?」

グキュルルルー

「だから…おなかいっぱいご飯を食べさせてくれると…嬉しい…な?」

「…やれやれだ。 飯くらいくれてやる。そのかわりここに入った方法と理由、目的が交換条件だ」





5 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/04(土) 02:40:23.09 ID:V5A9jcKw0
「ありがとう! でも…食べれそうなものなんにもないんだよ?」

「デリバリーでなんでも好きなものを頼めばいい」

「ほ、ほんとうにっ!? なんでも頼んでいいの?」

「…好きにしやがれ」

「ありがとうなんだよ!おじさんとってもいい人なんだよ!」

「おじさん…だと…?」

「じゃあさっそく頼んでくるんだよ!」




6 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/04(土) 02:41:28.41 ID:V5A9jcKw0
―15分後―

「おまたせしましたァー! デリバリーピザですーっ!」
「ちわーっ!鮨幸ですぅー!」
「中華の王王軒あるねーっ」
「杜王蕎麦でーっす!」
「119番通報ありましたけど火事ですかーっ?」

「なん…だと…」

(このガキッ…なんてことしやがる…! こいつ…新手のスタンド使いか!?)

「…そこに置いていけ。 代金はカードで払う」

「火事はどこです火事は?」
「知らねーな。造船所にでも行け」
「それは舵だと思うんだよ?」

「てめぇ…」

「さぁ朝ごはんなんだよ!おじさんも一緒に食べようなんだよ!」
「…もう二度とテメーにデリバリーは頼ませねぇ。 そしてもう一つ。 俺のことを二度とおじさんと呼ぶんじゃねえ」
「あ、そっか。まずは自己紹介をしなくちゃだったね。」
「私の名前はね。 インデックスって言うんだよ?」
「……空条承太郎だ」




7 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/04(土) 02:44:06.33 ID:IRKbSvLr0
 インデックス
『宇宙胃袋ッ』!!!!



8 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/04(土) 02:44:14.63 ID:V5A9jcKw0
「つまり…おまえは昨夜何者かに襲われ、逃げている途中に背中を撃たれてあそこに引っ掛かったと」

「ふぐふぐ!」

「そしておまえは10万幾つの魔術書とやらを記憶していて、追手の目的はおまえの頭の中にある魔術書ということだな」

「ほーほー! ほーゆーころらんらよ?」

「…飲み込んでから喋れ」

「……ングッ! そうそう!そうゆうことなんだよ?」

「…」

「な、なんなのその目は!…ハッ! もしかして信用してないんだね?」

「あぁ。 そのとおりだ。」

「むきー! 魔術はあるもん! あるもん! なんなら包丁かなんk」

「だが」

「?」

「頭ごなしに全部を否定するつもりもない」

「…ありがとう」

「…」




11 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/04(土) 02:45:39.86 ID:V5A9jcKw0
「それじゃあ私いくね」

「…おい。どこに行くつもりだ?」

「出てく。 ここにいるといつ敵が来るか判らないし」

「ご飯、ありがとうね」
        ・・・・・・・・
「待ちな。 俺はどこに行くんだ?って聞いているんだぜ?」

「…」

「…3日後、テキサス州ダラズにある医療機関SPW財団行きの船が出る。 俺もそれに乗る手筈になっている」

「…それって?」

「ここまで説明してわからねーとは。やれやれだ」

「むー!いきなりそんなこと言われても何が何だか判らないんだよ?」

「つまりだ。おまえにその気があるならSPW財団に保護してもらうといったことも出来るということだ」

「それは…とてもありがたいんだけど…やっぱりじょーたろーを危険に晒すわけにはいかないんだよ…」

「…」

「だいじょーぶ! じょーたろー! ご飯ありがとうなんだよ!」


「…行ったか。 だが…どうにも悪い予感がするな…」




14 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/04(土) 02:50:56.93 ID:V5A9jcKw0
―翌日昼過ぎ・杜王町通学路―

「よ~う仗助」

「おう億泰じゃねーか」

「…おめぇ~承太郎さんからの連絡聞いたか?」

「あぁ。なんでも修道服来た子供を追って銃撃するような奴が杜王町にいるかもしれないってやつだろぉー?」

「修道服来た子供ってのもわかんねぇけどよぉー子供を銃撃するなんてメチャ許せんよなぁ~」

「まったくよォ酷ぇ話だよなぁ~~」

「ほんとだぜ。 ったく、いったいどこのどいつがそんなことやりやがるんだろうなぁ~」




「うん?僕達『魔術師』だけど?」




15 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/04(土) 02:52:39.43 ID:V5A9jcKw0
「…なんだてめぇ~?やんのかコラァ!」

「お、おい待てって億泰!」


「…あ~悪いんだけどよぉーオタク、誰かと勘違いしてねぇか?」

「いやいや勘違いなんてしてないさ。 僕は余計なことに首を突っ込むなって警告しにきたんだ」

「…警告?」
                                     ・ ・
「そうさ。 君達なんかに意味は判らないだろうけどね。 その子供の頭の中には少々厄介な代物が眠っているんだ」

「だから、僕達がこうして保護してやりに来た と」

「ほご?」
       ・・
「そうさ。 保護だよ」

「どこの誰だか知らねーけどよ… そのスカしたツラが気に食わねぇぜてめぇ~」

「億泰っ!」




20 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/04(土) 03:00:43.17 ID:V5A9jcKw0
「…んだよ仗助。 止めんじゃね~よ」

「俺の聞き間違いじゃなきゃあよぉ~…今あのヤローは『僕達』って言いやがったぜ…」

「…てめぇまさか!」

「おっとっと。 口が滑ったな。 お察しのとおりだよ。 僕の他にもう一人、警告をしている人物がいる」

「まぁ彼女のことだ。 手加減はしているだろうけどね。 なにせ相手は老人、万一のこともありうるかもしれないね」

「てめぇ…」

「……仗助。 ここは俺に任せな」

「けどよぉ…」
                ・・・・・・・・・
「いいからてめーは一刻もジョースターさんのとこに向かいやがれっ!!」

「すまねぇ! 簡単にやられんじゃねーぞっ!」

「はははっ。 わざわざ逃がすと思うのかい?」

     ガオン!

「!? なんだ? 瞬間移動?」

「余所見してんじゃねーぜてめぇ…この俺が相手だッ!」




23 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/04(土) 03:09:58.29 ID:V5A9jcKw0
―杜王町内―

「うーむ。 困ったのォ…靴が側溝にひっかかっちまって…引っ張ってもとれんわい」

「こんな時に限って周りには誰もおらんし…まったく困ったわい」

「…ご老人。 よろしければ手をお貸ししますが?」

「そいつはありがたいのォ。 おかげさまで取れましたわい。 と、お嬢さんえらいべっぴんさんじゃの」

「いえ、そんな」

「いやぁーやっぱり若いってのはエエのぉ。 なんちゅーかウエスタンルックのサムライガールって感じでお嬢さんにピッタリじゃよ」

「お褒めにあずかり恐縮です」

「あ、そうそう。 お嬢さん一つ聞きたいんじゃがええかのぉ?」

「? ええ。 私が答えられることならば」
     ・・・・
「なんで真剣なんぞを腰にぶらさげてるんじゃ?」

「・・・どうしてこれが真剣だと?」

「なに、鎌かけじゃよ。さっき引っ張ってもらった時、お嬢さんの重心の捉え方が少々堂に入りすぎてたもんじゃからなァ」

「・・・・・・御見それしました。 ですが判っているなら話は早い」

「ほっ! どうせ昨晩承太郎がわしにかけてきた電話に関わってるんじゃろ」




28 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/04(土) 03:25:12.96 ID:V5A9jcKw0
「そのとおりです。 彼女に関わらないほうがいい」

「ほぉ…」

「ジョゼフ・ジョースターさんとお見受けします」

「うむ。 そのとおりじゃ」

「申し遅れました。 神裂火織と申します」

「できればもうひとつの魔法名を名乗る前に彼女を保護したいのですが…」

「保護すべき相手の背中を撃つような輩に子供を預けろ…とのォ」

「…」

「まぁそういうことじゃ。 顔を洗って出直してこい」

「…そういう訳にもいかないのです」

「…素直に引き下がってはくれんかの?」

「…」

「まったく…困ったもんじゃのォ…」




35 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 04:48:18.28 ID:V5A9jcKw0
―杜王町通学路にて―


ステイル「…君。 さっきのはなんだい?」

億泰「テメェーに答える義理は無ぇぜボケッ!」

ステイル「…まったく。 育ちが悪いな」

億泰「うるせーんだよォ~ テメェを仕留めるのがこの虹村億泰ってことだけ覚えていやがれ!」

ステイル「フフッ。まぁそうだね、一応僕も名乗っておこうか」

ステイル「僕は…ステイル=マグヌスと名乗りたいところだけど…ここはFortis931と名乗っておこう」

億泰「てめー頭脳がマヌケかっ? 自分で名乗ってるじゃねーかっ!」

ステイル「…」

ステイル「…僕達魔術師は魔術を使うときに真名を名乗ってはいけないという因習があってね」

億泰「あぁ? 魔術師だぁ~?」

ステイル「魔法名を名乗るっていうことは…まぁ簡単に言えば」
     ・・・・・・・・・・・・・
ステイル「君を殺す者の名 ってことかな?」




36 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 04:52:08.97 ID:V5A9jcKw0

 purisaz naupiz gebo
―巨人に苦痛の贈り物を―

億泰「何ィッ!! 何も無いところから火だとっ!? う、ウオオオオォォォォォ!!!」


ステイル「ご苦労様。 残念だったね。 真正面から向かってきた蛮勇だけは認めてあげるよ」

ステイル「とはいえ…ちょっとやりすぎたか? まぁいいか。 さっさともう一人を追うとしよ…」

  ガオン!

ステイル「何っ!?」

億泰「くぅぅ~。 ったくよぉ~2万円もしたズボンが焦げちまったよぉ~」

(な、何が起こった? 確かに炎剣が直撃したはず!?)

億泰「ツイてねぇぜまったくよぉ~~」

(まさかこいつも魔術を? まさか! こんな極東の未開発地域に僕達を超える魔術師がいる訳n…)


┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

              ・・
ステイル「…待て。 君の背後に見えるソレはなんだ?」




37 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/04(土) 04:53:28.48 ID:nknbJFqk0
魔術師にも見えるのか



38 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 04:54:15.70 ID:reBXJXBa0
禁書世界とジョジョってなぜか相性いいよな



39 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 04:57:13.47 ID:V5A9jcKw0
億泰「俺のスタンドが見えるってことは…やっぱりてめぇもスタンド使いか」

ステイル「『スタンド』…聞きなれない魔術だね。 どうやらまぐれでイノケンティウスの炎剣から逃れたようだけれど…」
         イノケンティウス
ステイル「顕現せよっ!魔女狩りの王!」
        ・・・
ステイル「もうまぐれはないっ!」

億泰「うおおっ! あぶねぇ! 眉毛焦げたっ!」

ステイル「ふん。ルーンを破壊しない限り自動再生する炎の巨人だ。 うかつに攻撃をすれば瞬時に燃え尽きるぞ!」

億泰「……面白え…なら試してやんよぉ~!!!」

  ガオン!

ステイル「…な!馬鹿な! 『竜王の殺息』にすら耐えれるイノケンティウスの身体を切り裂くだと??」

億泰「オレ、頭悪いからよぉ~深く考えるのは苦手なんだけどよぉ~」
                                     ・・・・
ステイル「くっ! 何故だ! イノケンティウスの再生スピードが遅すぎる!」

億泰「おまえスタンド使いじゃねーんじゃねーかって思うんだよなぁ~」

ステイル「ただ炎を散らされたわけじゃない…単にそれだけならば超速で再生するはず」

                 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ステイル「まさかっ!…ただ炎を散らされたんじゃなくてイノケンティウスの身体を削られたって事なのか?」




41 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 05:00:32.26 ID:V5A9jcKw0
億泰「そのとおりだ 俺のザ・ハンドの右手が掴んだものはなんだろうと削りとっちまう」

ステイル(くっ…ルーンを破棄して再度イノケンティウスを顕現するか!? どっちにしろ屋外で闘うには相性が悪すぎるっ!なんとかしてここを離脱して閉所に誘導すればっ!)

億泰「…逃げる奴にゃあこういう使い方も出来るんだぜぇ~!」

 ガオン!

ステイル「!? なんだどこを狙って攻撃を?」

億泰「空間を削りとる! ……するとぉー!」
                                              ・・・・・・・・・・・・・・・
ステイル「な、なんだ!? 一瞬で詰め寄ってきた!? …いや、違う。 奴は一歩たりとも動いていない!」
                  ・・・・・・・・
ステイル「僕と奴の間の空間が削り取られたのか!」

ガシッ!

億泰「とらえたぜぇダボがぁ~~~!!」




42 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 05:04:11.93 ID:V5A9jcKw0
ステイル「…チィッ」

 purisaz naup
―巨人に苦痛n

ガシィッ

億泰「とと! やらせねーぜぇ~」

億泰「この距離ならよぉ~テメェが何をしようが俺のパンチのほうが先に届くしよぉ~?」

ステイル(クソッ! ……すまないインデックス。 僕は結局君を救うことが出来なかった…)

億泰「…」

ドギャッ!

億泰「…ふぅ…喧嘩ふっかけられたから買っちまったけどよぉ~…よく考えたら殺す必要もねぇしなぁ~」

ステイル「…」

億泰「とりあえず気絶させたのはいいけどよぉ~ ここ一体爆撃を受けたみたいにメチャクチャになっちまったしよぉ~…」

億泰「こりゃさっさとこいつ連れてトンズラかまさないとマジィよなぁ~」

億泰「と、その前に…気がついて反撃されると厄介だし敗北感植えつけるためにも一発きつーく首しめとくか」


○億泰VS●ステイル=マグヌス(マウントからのギロチンチョーク)




43 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 05:05:27.60 ID:dxAFIuoG0
そしてジョセフvs神裂か



44 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/04(土) 05:21:46.90 ID:qWC7Adkf0
さすがステイル見事なかませっぷり



46 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 05:25:30.41 ID:V5A9jcKw0
―杜王町内―

キンッ!

ジョセフ「OH MY GOD! わしの杖がフォークより短くなりおった!」

神裂「…もう一度忠告します。 ジョセフ・ジョースターさん」

神裂「彼女には関わらないのが身のためです」

ジョセフ「…答えは『NO』じゃよ。 …お嬢さん」

神裂「…次は当てますよ?」

ジョセフ「やれるもんならやってみるがいい」

神裂「…杖を持たねば歩くこともできぬというのに…その気概は尊敬に値します」

ジョセフ「ハンデじゃハンデ。 そんなことも判らんとはお嬢さんモウロクしとると違う?」

神裂「…安心してください。 痛みを感じる間もなく意識だけを奪わさせてもらいます」

ジョセフ「ふん! 闘いにおいて、お嬢さんとは年季が違うということを思い知らせてやるわ!」




50 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 05:45:45.11 ID:V5A9jcKw0
鋼糸による攻撃『七閃』を目眩ましとして使い、老人の行動を抑制。

背後に移動し首筋に手刀への一撃で意識を奪う。

老体であるジョセフ・ジョースターを最も傷つけないであろう攻撃手段を選択したはずの神裂火織の身体を襲ったのは電撃のようなショックだった。

思わず虚空に吹き飛び、身構える。

神裂「くっ…今のはショックはいったい?」

ジョセフ「ほっほ! まんまとかかりおったのぉ!」

神裂「…まさか服の下に武器を隠し持っているとは…意外でした」

ジョセフ「ふん。 武器を隠し持っているのはお互い様じゃろ?」

神裂「…そこまで見抜かれていたのですか」

ジョセフ「いったじゃろ? お嬢さんとは年季が違うとな」

神裂「…ですが、未だに私と貴方の間には如何ともしがたい差があります」

ジョセフ「ふっ 次にお嬢さんは『杖をもって歩かねばならない貴方に私の攻撃がかわせるとは思えません』という」

神裂「杖をもって歩かねばならない貴方に私の攻撃がかわせるとは思えませ…ハッ!!!」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ジョセフ「ほれ かわせるかどうかやってみればいいじゃろ?」




55 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 06:27:22.02 ID:V5A9jcKw0
神裂「…わかりました。 多少の怪我は覚悟してください。」

 愛刀「七天七刀」を揺らすような動作をフェイントとにした鋼糸「七閃」。

動けぬはずのジョセフ・ジョースターには回避絶対不可の攻撃だった。

が、しかし!

ジョセフ「コオオオオオオオオ!!!」

神裂「な!?」

神裂火織は見た。

痩せ細った枯れ木のような老人の腕が!胸が!

荒れ果てた大地に水をやったかのように瑞々しくなっていくのを!

神裂「しゃがんだまま宙を!?」
               ・・・・
ジョセフ・ジョースターが翔んだのだ!

数瞬前までジョセフがいた筈の場所を刻んでいく「七閃」。

神裂「…いったいなにを! まさか…歩けぬふりをしていたとでもいうのですか?」

ジョセフ「チッチッチッ。 違うんじゃなぁ~」

投げかけられた問に後ろを向いたまま否定するジョセフ




56 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 06:32:52.26 ID:V5A9jcKw0
ジョセフ「これはの。 …波紋じゃ」

神裂「…波紋!?」

ジョセフ「そうじゃ。 波紋とは特殊な呼吸法…呼吸は酸素…酸素は血液…血液は酸素に関わっておる…」

ジョセフ「つまり! 水に波紋を起こすように呼吸法によって肉体に波紋を起こしっ! エネルギーを創りだすッ!」

ジョセフ「波紋を極めれば…こんなことも可能じゃっ!」

神裂「な!? まさか!」

振り向いたジョセフ・ジョースターの顔は80間近の老人のものではなかった!

ジョセフ「ま、精精10年ぽっちが限度じゃし時間制限付きだがのぉ~」

10年前っ!

それは悪の化身を倒すべく仲間達と共にエジプトをしていた時期と合致するっ!

壮年のジョセフ・ジョースターがそこに立っていたっ!

神裂「…魔力はまったく感じませんでしたが…その呼吸法は魔術に準ずる神秘があると判断しました」

ジョセフ「うーむ…ちっーとばかし驚きが少ないんじゃないかのぉ?」

神裂「いえ、驚きました。 …ですが、それでも私の優位は変わりません。 どうか私に魔法名を名乗らせないでください」

ジョセフ「まったく…頑固なお嬢さんじゃの…」




57 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 06:33:43.52 ID:ex6snsxa0
エジプトをしていた…エジプトをしていた!?!?



58 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/04(土) 06:36:49.92 ID:Yguh1A5W0
>>57
細かい事突っ込むなよ



59 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 06:37:42.73 ID:ex6snsxa0
わーってるよ
旅していた、だろ、あいのてのつもりだったんだよすまんこ



60 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 06:52:31.45 ID:V5A9jcKw0
神裂「忠告しておきます。 私の七天七刀は飾りではありませんよ? 七閃をくぐり抜けた先には真説の「唯閃」が待っています」

ジョセフ「ふん。 ベラベラと自分の能力を話す暇があるならさっさとかかってこんかい」

神裂「…そうですね。 ………七閃っ!」

キンッ

ジョセフ「ッ!?」

神裂(独自の肉体活性の魔術には驚きましたが…それだけです)

ジョセフ「うおおっ!?」

神裂(あの年齢でこうまで動けることは感服しますが、もう逃げまわるだけで精一杯のようですね)

ジョセフ「OH! 今のは危なかったわい」

神裂(私の鋼糸「七閃」ならば、点ではなく面で攻撃すること可能。 ならば)

     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ジョセフ「逃げ道をわざと造り誘導してから一撃で戦闘不能に…ってとこかの?」


神裂「なっ!?」




67 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 07:09:59.98 ID:V5A9jcKw0

               ハーミットパープル             オーバードライブッ
ジョセフ「見え見えじゃわい!隠者の紫!そしてっ!間髪いれず波紋疾走ッ!!」


ドギャ―z_ン!!!

神裂「…ぐうっ!?」

ジョセフ「どうじゃ? 自分が考えていたことをそのままやられる気分は?」

神裂「な、いったい何が?」 

ジョセフ「ふんっ! 糸の結界をわしにかけようなんざ100年早いわい」

神裂「くっ…こ、これは茨の鞭…!? いったい貴方は!?」

ジョセフ「ふむ…隠者の紫が見えとるようじゃの」

神裂「…認識を改めました。 ジョセフ・ジョースターさん。 貴方を老人と侮っていたことを謝罪します」

ジョセフ「ついでに僅かな間とはいえ波紋を喰らってた筈じゃが問題もないようじゃし…やっぱりお嬢さん只者じゃあないようじゃのぉ~」
                                プリエステス
神裂「私の魔法名はSalvare000 天草式十字凄教の女教皇として御相手させていただきます」

ジョセフ「ふんっ! 女教皇なぞとうの昔に再起不能にしておるわい!」




71 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 07:29:37.54 ID:V5A9jcKw0
神裂「…往きます」

ジョセフ「ッ!?」

ジョセフ(むっ! 強がってっ! みせたのはいいがっ !チットばかしマズイんじゃないかのぉっ!)

ジョセフ「お嬢ちゃんっ! コンクリートをえぐるワイヤーだなんてっ! 随分とえげつない攻撃をっ! するのぉっ!」

神裂「…」

ジョセフ(さっき攻撃のっ!何倍速いんじゃっ! くぅっ! もう避けるのがっ! 精一杯じゃわいっ!)

神裂「…」

ジョセフ(もう波紋の呼吸も限界じゃっ! こうなったらっ!)

ジョセフ「…お嬢さんっ! 老人の最後の頼みじゃ。 話を聞いてもらえんかのぉ?」

神裂「…」

ジョセフ(おっ!ワイヤーの攻撃がやんだか…どうやら話を聞いてくれるだけの余裕はあるようじゃのぉ…)

神裂「…どうぞ…ただし、時間稼ぎが目的ならば攻撃を再開しますので悪しからず」

ジョセフ「う、うむ…」




72 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 07:36:37.88 ID:V5A9jcKw0
ジョセフ「…なぁお嬢さん…もうわしに体力が殆ど無いっていったら信じるかのぉ?」

神裂「…」

ジョセフ「本当じゃぞ? もうお嬢さんに『一撃』いれる力が一回あるかないかなんじゃ…」

神裂「…」

ジョセフ「もし今からする攻撃が失敗すればわしはもう波紋の呼吸をする体力もなくなるんじゃ」

ジョセフ「こんなことを言わなくてもどうせバレるだろうしのぉ…次の一撃をしくじれば『この老いぼれはもう自分でコーラの栓を抜くこともできなくなるな』ってバレちまうだろうしのぉ」

神裂「…老いぼれなど…そのような事は思っていません」

ジョセフ「まぁとはいえ…この醜く老いさらばえた老人の一撃なんぞ喰らってもお嬢さんには何の効果もないじゃろうしのう…」

神裂「…そのように挑発しても無駄です」

ジョセフ「そうじゃろうなぁ…まぁええわい。 次がわしの最後の攻撃じゃ…受けてくれるかの?」

神裂「どうぞ…御随意に」

ジョセフ「では…いかせてもらうとするかの…」




76 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 07:51:25.80 ID:V5A9jcKw0
波紋を足に集中したジョセフが走りだす!

それは波紋の弾く力を極限まで利用したその走法は神裂の目が一瞬見開くほど速い!

しかし!

神裂「…無駄です」

面の斬撃として構成された七閃がジョセフを襲う!
              ハーミットパープル
ジョセフ「オオオォォッ!!隠者の紫!」

会話の間に準備を整えていた隠者の紫が襲い来る七閃に次々と向かっていく!

七閃に斬られながらも絡みつく隠者の紫が数瞬の間を稼ぎ、その僅かな時間で神裂火織の懐に潜り込むことに成功する!
             オーバードライブ
ジョセフ「ここじゃっ! 波紋疾走!」

ジョセフの左ストレートが神裂火織の顎に向かい一直線に吸い込まれていく!

肉体年齢70とはいえ、鍛え抜かれた身体を持つジョセフが放つ波紋疾走つきの拳が顎に当たれば神裂火織とはいえただでは済まないっ!

だがっ!

神裂「…無駄といったはずです」

僅かに顎を動かしただけで神裂はジョセフのパンチを避けきるっ!




79 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 08:16:39.21 ID:V5A9jcKw0
ジョセフ「な、なんじゃとぉっ!?」

全身の力を込めていたパンチが空振り、慌てた声をあげるジョセフ!

不幸にも空振りしたパンチに釣られ、ジョセフの身体が泳ぐ!

神裂火織の眼前に無防備なジョセフの背面が晒された!

神裂「…これで…終わりです」

手刀を当てた際に生じた電撃のようなショックを警戒した神裂火織は七天七刀の鞘による背面頸部への打撃を決行っ!

しかしっ!

神裂火織が感じたのは人間の身体を叩くのとは、まるで違う手応えだったっ!

人体の首があるはずの場所から鳴るはバギャバギャという異質な破壊音!

神裂「!?」

神裂火織は目を疑う!

七天七刀の鞘が砕いていたのはジョセフ・ジョースターの左手っ!

全身の力を込めたパンチの反動をその場で回転!勢いを殺さずことにより自らの背面頸部まで誘導していたのだっ!




81 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 08:24:25.55 ID:V5A9jcKw0
鞘で砕いたはずのジョセフの左手のあちこちから金属の輝きが見えるっ!

神裂「義手!? ですがっ!」
                                                                ・・
再度打撃による決着を狙い、慌てて七天七刀を引き戻そうとする神裂だが、使い慣れているはずの愛刀が重い!

神裂「なっ!?」

目を見開く神裂!
                                           ・・
義手は完膚なきまでに砕いている。 どこも掴まれていないはずなのに重いのだっ!!

             メタルシルバーオーバードライブ
ジョセフ「かかったのぉ!銀色の波紋疾走ッ!!」

ジョセフの掛け声と共に後ろ手に回されたジョセフの左腕が360度回転し本来の場所に戻っていく!

想像もつかない事態に混乱した神裂は内より外に引っ張られる回転の流れに耐えきることはできなかった!

気がつけば手の内より七天七刀は巻き取られるように神裂の手を離れ、正面に立つはジョセフ・ジョースター!

ジョセフ「勝ったと思ったときに人は敗北するんじゃよお嬢さん・・・…これでチェックメイトじゃ」

呆然とした神裂の額に添えられたのはジョセフ・ジョースターの右手だった!!

神裂「・・・…お見事です」




84 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 08:56:56.45 ID:V5A9jcKw0
神裂「…ですが…最後の一撃というのは嘘だったのではないですか?」

ジョセフ「あ~…そりゃ違うのぉ。 こうなるまで全部ひっくるめての一撃じゃ」

神裂「…貴方が後ろを向いたとき私が背面から斬りつけていたのかもしれませんよ?」

ジョセフ「お嬢さんはそんなことせんじゃろ」

神裂「…そう思えた理由は?」

ジョセフ「闘いの誇りじゃよ」

神裂「…誇り?」

ジョセフ「うむ。 お嬢さんは終始一貫して極力わしに怪我を負わせないようにしてたじゃろ?」

神裂「…それだけで私に無防備な背面を晒したと? 斬られるかもしれないというリスクを承知の上で?」

ジョセフ「わしは博打が好きでのぉ」

神裂「……こんなに老獪な方は初めてです」

ジョセフ「ところでの…実はもうわし、波紋の呼吸なんぞ疲れて出来やせんのじゃ…話し合いでなんとかならんかの?」

神裂「…そうですね。 どうやら誤解もあるようですし…話し合いで解決できるのならばそちらの方が望ましいです」


△ジョセフVS△神裂火織 (両者合意の上でドロー)




86 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 09:23:12.64 ID:V5A9jcKw0
ジョセフ「ふむ…そのインデックスという名の少女は一年周期で記憶を消さんと命に関わる…」

ジョセフ「そしてお嬢さん達がその少女の記憶を消しに来た」

ジョセフ「しかしインデックスという娘からみればお嬢さんたちは頭の中のなんちゃらを狙いに来た敵にみえる と…」

神裂「はい…ですから…わたしたちはいっそ憎まれたほうが…」

ジョセフ「…気に食わんのぉ」

神裂「なっ!? あなたに何が!」

ジョセフ「わしゃあそういった事には詳しくないが…もうちょっと別の方法があったんじゃないかのぉ…」

神裂「っ…」

ジョセフ「まぁええわい。 とりあえず承太郎達と連絡をとるとするかの」

神裂「そんなことで何とかなるような問題では!」

ジョセフ「…何とかなる問題かもしれんぞ」

神裂「なにを…」

「おい! じじいっ! 無事かっ!」




87 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 09:30:13.60 ID:V5A9jcKw0

ジョセフ「おーっ! 仗助くんっ! こっちじゃこっちィ~」

仗助「話は後だっ! 変な奴らがって…もしかして…この女じゃねぇーだろうなぁ~?」

ジョセフ「あ~…そこのお嬢さんは敵じゃないぞい。 細かい話はあとじゃ。 それよりのぉ、義手と杖を治してくれんかのぉ~」

仗助「…おいおいおいおい義手がグッチャグチャじゃねえ~スか!? ったく…すぐ直すんで動かないで下さいっすよ?」

神裂「…治す?」

仗助「クレイジー・ダイヤモンド!」

ズギュン!

仗助「おし、これで問題なしっすよねェ~」

ジョセフ「うむ、ばっちりじゃわい…ありがとのぉ」

神裂「……今、なにが…」

ジョセフ「ほらの? なんとかなるかもしれんじゃろ?」

仗助「それよりよぉ~~何がなんだか分かんねーからきちっと説明頼ンますよぉ~~~」

ジョセフ「うむ。 と、あっちに見えるのは億泰君じゃないか?」

仗助「…あぁ~ほんとっスね~。 長髪ロンゲ背負ってこっちに走ってきてるっすよぉ~」

神裂「……ステイル!?」




89 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 09:37:22.41 ID:V5A9jcKw0
――杜王グランドホテル・324号室――

禁書「おなかへった」

承「…」

禁書「ねーじょーたろーおなかへったんだよ?」

承「…」

禁書「じょーたろー! 私はおなかがへったって言ってるんだよ?」

承「…おい」

禁書「なに?じょーたろー?」

承「…おまえはなんで半日も立たずに戻ってきてるんだ?」

禁書「私にはおまえじゃなくてインデックスって名前があるんだよ?」

承「…」

禁書「こ、怖いから、無言で立って近づかないで欲しいんだよ?」

承「…」

禁書「……ミツカラナカッタンダヨ」

承「…なんだと?」




90 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/04(土) 09:38:27.48 ID:OfpHbUqD0
ったくインデックスはほんと使えねー奴だな
飯ばっか食って人様に迷惑掛けやがって
うちに来ればいいのに



91 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 09:54:16.35 ID:V5A9jcKw0
禁書「……きょ、教会が見つからなかったって言ってるんだよ?」

承「…教会ならこのホテルを出て右に行けばあったはずだぜ」

禁書「私が保護してもらえるのはイギリス清教で…この町にある教会は全部ローマ正教なんだよ」

承「…それで?」

禁書「だからやっぱりSPW財団に保護してもらうって手段に賭けたんだよ!」

承「…俺が危険に晒されるからといって出ていかなかったか?」

禁書「それなら無問題なんだよ! もしもじょーたろーに危険が迫ったら私が守ってあげるから大丈夫なんだよ!」

承「…」

禁書「なんせこの修道服はトリノの聖骸布を完璧にコピーした歩く教会うんぬんかんぬん…ってなんで人の話を聞こうともしないでそっぽ向くの?」

承「付き合ってらんねーぜ」

禁書「うぅ…」

承「…」

禁書「…ごめんね。 やっぱりじょーたろーは迷惑だったよね?」

承「…待ちな」

禁書「……え?」




94 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 10:13:45.33 ID:V5A9jcKw0
承「そんなナリして外を出歩かれるのも面倒だ」

禁書「…そ、それって?」

承「まずデリバリーは俺が頼む。 もう一つ。 ここは俺の部屋だ。 静かにしていろ。 それが出来るならあとは好きにすればいい」

禁書「…じょーたろー?」

承「…なんだ?」

禁書「ありがとー! やっぱりじょーたろーは優しいおじ…おにいさんなんだよ!」

承「……」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

禁書「い、いいい今のはちょっと口が滑っちゃっただけなんだよ? わ、わたしは全然そんなこと思ってないんだよ?」

承「……」

禁書「ま、待つんだよ! 迷える子羊に差し伸べるのは救いの手のはずなんだよ! つまりなにが言いたいかというと暴力反対なんだよ!」

承「…ったく。 厄介なことになっちまったぜ」

禁書「…じょーたろーって優しいけど冷たいんだね」

承(やれやれだ…初めて出会ったぜ……ここまで日本語が意味不明な奴は…まともに話そうとしてる俺の『常識』ってやつがブッ壊れそうだぜ)




129 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 17:45:15.96 ID:LHy9pDpu0
禁書「うー…退屈なんだよ」

禁書「じょーたろーはさっきからずっと調べ物?みたいなことをしているし…私は一人でコロコロしてることしか出来ないんだよ」

コロコロゴロゴロ

禁書「…!? 大変だよじょーたろー! わたしは今とっても大変なことに気づいてしまったんだよ!」

承「そうか…そいつぁよかったな」

禁書「じょーたろーは部屋の中でもその長いコートと帽子を脱がないよね? ズバリ…気に入っているんだよね?」

承「あぁ…まぁそういうことになるだろうな」

禁書「ふふーんやっぱりね! じょーたろーと私の共通点を見つけたんだよ!」

承「…そうか」

禁書「ちょ、ちょっと! こっちをちらりとも見ないで声だけで返事をするだなんてひどいんだよ!」

承「…」

禁書「ううう! 完全無視だよ! ちょっとはこっちを見てほしいんだよ!」

承「…」

禁書「むぅぅ! こっちを見てよぉー」

承「…」




132 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 17:47:43.06 ID:LHy9pDpu0
禁書「…コッチヲ見テッテイッテルンダヨォ?」

承「!?」

禁書「あっ!やっと私に目線を移してくれたんだよ!」

承(…つい最近どこかで聞いたようなフレーズだった気がするぜ)

承「…で、いったい何の話だったんだ?」

禁書「ひ、酷いんだよじょーたろー! 私が一生懸命話していたっていうのに! じょーたろーと私の服装に共通点があるって発見だよ!」

承「…さぁな。さっぱり思いつかないぜ」

禁書「フフフ…しょうがないから教えてあげるんだよ! じょーたろーは長いコートと帽子をかぶってるでしょ?」

承「…そうだな」

禁書「わたしの修道服も長いコートだし帽子だってかぶってるんだよ!」
                 ・・・・・・・・・
承「…まさかとは思うが……それだけか?」

禁書「凄い偶然だね! ね!」

承「……付き合ってられねえ」

禁書「あっ! 待ってじょーたろー! …実は…もっと大切な…おはなしがあるの」




134 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 17:52:19.30 ID:LHy9pDpu0
承「…なんだ」

禁書「あの…その…これを言うのはちょっと心苦しいんだけど…」

承「…さっさと答えな」

禁書「…ごはんは?」

承「…てめーは」

禁書「わたし? わたしはお腹が減ってきたんだよ?」

承「…俺を怒らせたいのか?」

禁書「!? ち、違うんだよ! もう昼過ぎだし! 育ち盛りの私ならお腹が減ってもおかしくない頃合いなんだよ?」

禁書「そ、それにほら! じょーたろーだってお腹が減ってちゃ元気が出ないと思うんだよ!」

禁書「だからこれはじょーたろーの事を思ってと捉えて欲しいんだよ!」

承「…俺が後10年若けりゃてめぇの鼻っ柱にキツイのを一発お見舞いしてるところだ」




135 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 17:52:57.40 ID:LHy9pDpu0
禁書「うぅ…でもでもこればっかりは隠しててもすぐにバレそうだし、しょうがないんだよ?」

グキュルルルー

承「…やれやれだ。 いいか。 俺が今から買ってくる。てめーは。 一歩も。 この部屋から出るな」

禁書「わかったんだよ! でももうお腹と背中がくっつきそうなことだけはわかって欲しいんだよ!」

禁書「あっ忘れてた!」

承「?」

禁書「いってらっしゃいなんだよ!」

承「…あぁ」


承(…こいつぁマジにヘビーな状況だ…悪気がないから余計手に負えねえ…いっそのことジジイにでも押し付けちまいたくなるぜ…)




137 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 17:56:56.36 ID:LHy9pDpu0
―15分後―

承「…てめーの胃袋はどうなってやがる? まさかとは思うがハンサム顔なスタンドでも入ってるんじゃあねーだろうな?」

禁書「ほへ? らにをりってるかわかららいけろわらひははんはむやらくてくーとなかおをしれるって」

承「…飲み込んでから喋れ」

禁書「……ングッ! 何を言ってるか分からないけど私はハンサムじゃなくてキュートな顔をしてるって自負してるんだよ?」

承「…サンドイッチ3切れを口に詰め込んだリスみてーなツラで何を言いやがる」

禁書「な! 年頃の少女に向かってそんなことを言うだなんて酷いんだよ! これは単なる成長期なんだよ!」

承「…おいそんなに両手振り回して叫んでると…」

ドグシャァー

禁書「あああ! コーラがダイレクトに私の服に!」

承「…いわんこっちゃねえ」




138 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 18:00:11.94 ID:i+l0IklQ0
イエローテンパランスwww



139 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 18:04:45.38 ID:LHy9pDpu0
禁書「あわわわ! 私の純白の修道服が瞬く間に美味しそうなコーラ色に染まっていくんだよ!」

承「フン。 ご愁傷さまだぜ。 牛乳だったらよかったのにな」

禁書「ひ、酷いんだよじょーたろー!」

禁書「あぁぁ…大事な私の『歩く教会』がコーラ色になっちゃった…これじゃあ『歩く教会』じゃなくて『歩く炭酸』だよ…」

禁書「うぅぅ…いっそのことイカスミとかならブラックインデックスみたいなキャラで押し通せたかもしれないのに…」

禁書「あぁぁでもでも何だかイカスミっていうのはマズイ気がするんだよ! とっても!」

承「…てめーが何を言ってるのかわからねーが…シャワールームならこの部屋を出て突き当たりを右だ。 洗濯機もシャワールームの中にある」

禁書「せ、せんたくき?」

承「…おい。 何をしてる? さっさと行って来やがれ」

禁書「せんたくきはボタンが一杯あるから苦手なんだよ」

禁書「じょーたろー」

承「…なんだ?」

禁書「お願いだから私にせんたくきの攻略法を教えて欲しいんだよ!」

承「まったく…花京院が言ってた悪夢のスタンド使いの攻撃って言われても納得できちまうぜ…」




140 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 18:06:04.62 ID:LHy9pDpu0
―シャワールーム―


承「服を脱いだらこの洗濯機の中に放り込んで、このボタンを押してスイッチをいれるだけだ。 判ったな?」

禁書「う、うん! 多分何とかなると思うだよ!」

承(…汗だくになって緊張するようなモンでもねーだろう)

承「あとはテメーでやりやがれ」

禁書「う、うん! ありがとうなんだよ!」

承「それじゃあ俺は出るからな…まったく…やれやれだぜ」

ポツーン

禁書「さっきじょーたろーが説明してくれたんだし…せんたくきくらい私一人にだって簡単なんだよ!」

禁書(えっと…服を脱いで…よいしょ…この中にいれて…このボタンを押してスイッチを入れる…)

禁書(だ、大丈夫だよね? 教わったとおりにやったんだしなにも間違ってないはずなんだよ!)

禁書(落ち着いて…植物のような平穏な心で…このボタンを…ボタンを…)

禁書「押すぞぉ! 押してやる…押してやるっ! 今っ! 『スイッチを』いれてやるっ…んだよ!」

BOMB!




142 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 18:08:04.04 ID:Kacrlsqw0
台詞がジョジョ風になってるぞw



143 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/04(土) 18:10:18.91 ID:DOGVo4XrO
確かにイカスミはまずいでゲソ



144 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 18:25:14.56 ID:LHy9pDpu0

禁書「ヒャアアアアア!!!」


承「…ひとりで何叫んでやがるんだあいつは…」

禁書「たったすけて! じょーたろー!!」

承「っ!?」

禁書「大変なんだよ!大変なんだよ!」

承「おい…なに考えてやがる?」

禁書「機械の反乱なんだよ! 文明がついに私たちに牙を向いたんだよ!」

承「てめー…服はどうした?」

禁書「それなんだよじょーたろーっ!せんたくきが私の服に噛み付いているんだよ!」

                         ・・・・・・・
承「やかましいっ! 俺はなんでてめーが素っ裸なのかって聞いてるんだ!」


禁書「…え?」


禁書「キャアアアァァ!!見ないでじょーたろー!馬鹿ぁ!えっちぃ!」




147 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 18:30:53.74 ID:LHy9pDpu0
ガッシィィィ!

承「くっ! だったらなんでテメーおれの脚にしがみつきやがる!」

禁書「そ、そんなの決まってるんだよ! 離れたら見えちゃうからだよ!」

承「…うっとおしい! 離れやがれテメーッ!」

禁書「嫌なんだよ! 離れたら見えちゃうんだよ! じょーたろーがせんたくきを手懐けてくれるまで私はここから動かないんだよっ!」

承(くっ…しのごの言ってる場合じゃねえ! とりあえずこいつをスタープラチナでこいつを気絶させる)

ピンポーン!

承(こんなときに来客か。 だが鍵はかかってるっ! 問題ない!)

  ハーミットパープル
?「隠者の紫!」

ガチャリ

承(まさかっ…!? この感覚は!?)

ジョセフ「いると思ったんじゃがのぉ…承太郎おらんのかー? ちと緊急の件でな。 あがらさせてもらうからのぉ~」

承「なん…だと…!?」

承「冗談じゃねぇーぜ! こんな役どころが俺に回ってくるだなんて! こういうのはポルナレフかジジイの役目だろうがっ!」




152 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 18:47:22.25 ID:LHy9pDpu0
禁書「ううう…もういったい何がどうなってるのか判らないんだよ!」

承「…珍しく意見があうな。 俺もだ」

承(後数秒でジジイがこの部屋にやってくる…)

承(脚にしがみついてるコイツを気絶させたところで状況は変わらねえ)

承(ホテルの一室で気絶してる素っ裸のガキと一緒のところをジジイに見られるだなんて冗談じゃねーぜっ!)

承(だがシャワールームに行って服を回収する時間は無いっ! 残る手段は一つ!)

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

承「スタープラチナ・ザ・ワールドッ!」

バァ―z_ンッ!

承「……こんなくだらないことで時を止めることになるとはな…」

承「まずはコイツをひっぺがしてと……ホントーにやれやれだぜ…」

ゴソゴソ

承「…これでなんとかなったぜ…二秒止められたのが不幸中の幸いってやつだな」

承「そして…時は動き出す」




153 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 18:58:16.40 ID:LHy9pDpu0
ドォ―z_ンッ!

ガチャリ

ジョセフ「おっ? 何じゃ承太郎、おったのなら返事をせんか」

承太郎「…」

禁書「!? あれ? じょーたろーの脚がまるで椅子みたいに固くなっちゃった…って本当に椅子なんだよ?」

ジョセフ「…そのお嬢ちゃんが追われていた娘さんか?」

承太郎「…そうだ」

ジョセフ「…なんでおまえのコートを着ておるんじゃ?」

承太郎「…やむなくだ。 それ以上詮索すんじゃねえジジイ」

禁書「あれ? ほんとだ? なんで私じょーたろーのコート着てるの?」

承太郎「…いいからテメーは黙ってやがれ」

ジョセフ「…ふむ。 何やら…一悶着あったようじゃが触れないようがええようじゃのぉ~」

承太郎「…そのとおりだ。 それで…緊急の件とやらはいったい何の話だ?」

ジョセフ「うむ。 今からおいおい話すわい。 実はそこのお嬢さんの追手やらにとばったり出逢ってな…」


禁書「え? ええ? えええ? もうなにがなんだかさっぱり訳がわからないんだよ?」




165 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 20:26:57.79 ID:LHy9pDpu0
ジョセフ「と、まぁ相手の言い分はおおよそこんなもんかの…」

ジョセフ(あのお嬢さんたちが実はこの娘さんと知り合いだったとゆうことは伏せとるがのぉ…)

禁書「おじーさんやじょーたろーには悪いけど…信じられないんだよ…」

承「…」

禁書「私の持っている10万3000冊の魔道書は…世界を手に入れるのと同価値と言ってもいいほど危ないものなんだよ…」

ジョセフ「…」

禁書「襲ってきた相手の言い分を信じるだなんて…私には無理なんだよ…」

ジョセフ(まぁ…そうじゃろうなぁ~)

ジョセフ「そういえば言い忘れておった…彼等が再び来るのは三日後の午前零時じゃ。 その時までは休戦をしてくれると言ってくれたわい」

承「休戦?」

ジョセフ「うむ。 それまでに娘さんがどうするか、わしらがどうするかを決めなきゃならんってことじゃのぉ~」

承「つまり…泣いても笑っても三日後には全てが決まるってことだな。」

禁書「あと…たった三日…」

承「…そういえば、その追手とやらはどこにいるんだ?」

ジョセフ「今頃は…仗助くんや億泰くんと一緒に杜王町を見学してるんじゃないかのぉ~」




167 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 20:28:27.31 ID:LHy9pDpu0
―杜王町―



神裂「気分が悪そうですが…大丈夫ですかステイル?」

ステイル「それは僕のセリフだ。 あんな老人にこちらの事情を打ち明けて…ましてや!」

ステイル「…なんで僕達が彼等と一緒に行動してるんだ?」


仗助(おい億泰よぉ~ なぁ~んかあの長髪クン、おめぇのことを親の敵のような目で睨んでるぜぇ~)ヒソヒソ

億泰(おいおいマジかよぉ~ちっと首を強く締めすぎたんかなぁ~)ヒソヒソ


ステイル「君達! 何か言いたいことがあるなら言ってみたらどうだいっ!」


仗助(どぉーすんだよ億泰ゥ~ あれは相当トサカに来てんぜぇ~)ヒソヒソ

億泰(どぉーしよーもねーだろぉ~…ったく、長髪さえいなきゃぁあのマブイねーちゃんと仲良くお散歩できたってのによぉ~)ヒソヒソ


ステイル「…」イラッ

神裂「…ステイル。 あなたも判っているはずです。 彼等の魔術が私たちとは全くもって異質なものであることを」

ステイル「あ、あぁ。 それは判っているさ…けどどうにも僕は彼等の態度が気に食わないんだよ」




171 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 20:31:49.51 ID:LHy9pDpu0
神裂「…ジョセフ・ジョースターは立派な戦士でした。 あの方ならもしかしたら彼女を救うなんらかの手立てを見つけてくれるかもしれません…」

ステイル「…無駄さ。 結局三日後…僕達はあの娘の記憶を殺し尽くしているんだ…」

神裂「…」



仗助「あのォ~ お話中のところ悪いんスけどぉ~ちっといいッスかぁ~?」

神裂「はい、なんでしょう?」

仗助「いや、そっちのステイスさん? でしたっけ?」

ステイル「ステイル! 僕の名前はステイル=マグヌスだ!」

仗助「あ~そうそうステイルさん。 悪いんすけどぉ…煙草やめてもらえないっすかぁ~?」

ステイル「…なんでそんなことを君に指図されなきゃならないんだ?」

億泰「悪ぃんだけどよぉ~俺たち学生でよぉ~杜王町は俺達の地元なんだよなぁ~」

仗助「そうなんスよね~俺達と一緒にいるアンタが煙草吸ってるのを教師かなんかに見られるとちと面倒クサイんすよぉ~」

ステイル「ふん。ニコチンとタールがない世界は地獄だ。 悪いけどそれは無理な相談だね」

億泰「…てめぇよぉ~ こっちが下手に出りゃあいい気になりやがってよぉ~…もっぺん首締められたいのかコラァ?」

ステイル「ふん…だったらどうすると? まさかこんな街中で始める気なのかい?」




174 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 20:38:11.66 ID:LHy9pDpu0
神裂「ステイル。 私も彼等の言葉に賛成です。 警察組織と揉めたりするのも厄介ですし、なにより私たちは未成年なのですよ?」

仗助「へぇ~…アンタ未成年なんスね~ 俺ぁてっきり二十歳はラクショーで超えてるのかと思ってましたよぉ~」

億泰「…確かに雰囲気ありすぎだよなぁ~ 未成年には見えねえなぁ~」

神裂「…」

仗助(おい億泰っ! なんだかやけに落ち込んじまったぞっ!)ヒソヒソ

億泰(お、おう! なんだかわかんねぇーがこの重たい空気をどうにかするっきゃねぇーだろ!)

仗助「あ、あーあれだぜ?背も高いしよぉ~スタイルだってグンバツって意味…だよな? 億泰?」

億泰「そ、そうそう! な、なんつーか服装も…プレイボーイのグラビアみたいに大人びてるって意味だぜぇ?」


神裂「…」


ステイル「ククッ…」

神裂「!?…ステイル…あなた…」

ステイル「…いや失礼。 名にし負う聖人がそんな苦虫を噛み潰す表情をするとは思わなくてね…」




175 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 20:40:14.43 ID:LHy9pDpu0
神裂「…」


神裂「…ステイル=マグヌス14歳」ボソッ


仗助「……え?」

億泰「……何っ?」

ステイル「なっ!?」
            ・・・・・・・・
仗助「…今よぉ~ブッたまげることを聞いたような気がするんだけどよぉ~」

億泰「あぁ仗助。 俺も確かに聞いたぜ…」
                         ・・・・
仗助「よぉステイルさんよぉ~…オメー歳いくつだ?」

神裂「…彼の名はステイル=マグヌス。14歳です」

ステイル「何をっ!」

仗助「…おい聞いたか億泰」

億泰「…あぁ…スタンドも月までぶっ飛ぶとはまさにこのことだぜ…」

仗助・億泰  「「じゅうよんさいー!?」」




182 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 20:45:09.85 ID:LHy9pDpu0
ステイル「くっ…」

仗助「ウプッウププッ…まぁまぁそんなしょげたツラしちゃダメっすよぉ~ステイルくぅ~ん?」ニヤニヤ

億泰「そうだぜぇ~まだまだ若いんだからよぉ~…ププッ」ニヤニヤ

仗助「億泰…何だか俺ァステイルくんと仲良くなれそうな気がしてきたぜぇ~ッ!」ガシィィィ

億泰「あぁ…まったくだな… なぁス・テ・イ・ルくぅ~ん」ガシィィィ

ステイル「や、やめろ! 無理矢理肩を組むんじゃないっ! もたれ掛かるのもだっ! くっ…なんていう屈辱…」

神裂「…ステイル…これは当然の報いです」

仗助「おーっし! 俄然やる気わいてきたぜぇ~! 杜王町名所案内してやっかぁ~! まずはアンジェロ岩からだぜぇ~!」ズルズル

億泰「おい仗助っ!俺はカフェ・ドゥ・マゴで一杯ダベってくほうが先だと思うんだけどなぁ~?」ズルズル

ステイル「やめろっ! 二人してコートを引っ張るな! 別々の方向に行くんじゃないっ!」
               ・・・・・・・
神裂「…よかったですねステイル?」

ステイル「くっ…まさか気にしていただなんて…」

神裂「気にしてなど…いませんよ?」ニコリ


○仗助・億泰・神裂VS●ステイル=マグヌス(スリープラトンによる強制杜王町観光ツアー)




187 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 21:02:26.37 ID:reBXJXBa0
仗助・億泰の口調がすごいそれっぽい



225 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 22:59:33.20 ID:I3z9K96S0
purple haze(紫煙)



226 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 23:00:35.49 ID:LHy9pDpu0
―杜王グランドホテル・昼過ぎ―

禁書「…必要悪の教会の魔術師と一緒に市内を見学?」

承「やれやれ…仗助は何考えてやがるんだか…」

ジョセフ「ほっ、命を賭けて花京院やポルナレフから肉の芽抜いたおまえが言えた義理じゃあるまい…」

承「ふん…冗談じゃねーぜ」

ジョセフ「…さて、静もそろそろ昼寝から目が覚める頃じゃろうしわしは帰るとするかのォ~」

禁書「あの、おじいちゃん…わざわざありがとうなんだよ!」

ジョセフ「気にするこたぁないわい。 それじゃあのぉ~」

禁書「えと…じょーたろー?」

承「なんだ…?」

禁書「あのね、なんだかウヤムヤになってたんだけど…わたしの服、せんたくきに巻き込まれたまんまなんだよ?」

承「…そうだったな。 やれやれだ」




227 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 23:02:32.06 ID:LHy9pDpu0
―深夜・屋外―

神裂「今日は散々な目にあいましたね」

ステイル「…半分くらいは君のせいなんだけどね」

神裂「あれは…あなたが笑ったのが悪いのです」

ステイル「まったく…おかしなやつらだよ…」

神裂「…えぇ。 まったくです」
              ・・
ステイル「いや…そういう意味じゃない」

神裂「…彼等が用いた魔術は十字教各宗派、魔術結社、その他あらゆる魔術と比較しても関連性が見当たりません」
                 イノケンティウス
ステイル「そうだろうね…僕の魔女狩りの王を切り裂く魔術なんて聞いたことがない」

神裂「ある意味ではパラケルススの末裔、『元』ローマ正教に所属していた件の錬金術師に近いものは見受けられますが…」

ステイル「それこそ冗談だ。 魔術による要塞どころかルーンの一つも持たぬ彼等がそうだと?」

神裂「…ありえませんね」

ステイル「同感だ。 情報封鎖だとしてもおかしすぎる」

神裂「それは考えても意味が無いことです…そういえばステイル、先の戦闘で不覚をとったそうですが?」




228 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 23:04:34.51 ID:LHy9pDpu0
ステイル「彼等を一般人だと侮ったのが敗因だった。 もう間違いは起きないさ。 君のほうこそ…」

神裂「…五体満足での決着に拘るのを止めようと思っています」

ステイル「…そうか」

神裂「…」

ステイル「彼女も楽しそうだ。 見るかい?」

神裂「…遠慮します」

ステイル「彼女はいつだって楽しそうに生きている」

神裂「…複雑な気持ちですか? 彼女の笑顔が向かう先が私達ではないことが」

ステイル「さて…どうなんだろうね」

神裂「陽が昇ってきました…」

ステイル「あと二日か…」

神裂「そう…ですね」




231 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/04(土) 23:07:37.87 ID:LHy9pDpu0
―杜王グランドホテル―

―――ここは…ドコ?
     ネクロノミコン
―――『死霊述書』を禁書目録の完全記憶に投射…完了

―――あなたは…ダレ?
         レメゲトン
―――『ソロモンの小さな鍵』を禁書目録の完全記憶に投射…完了

―――わたしは……


承「おきろっ!」

禁書「ヒャアッ! って……ここは?」

承「昼まで寝てるつもりか? 起きろ」

禁書「……じょーたろー?」

承「…寝ぼけてるなら顔を洗ってこい」

禁書「…」

承「聞いているのか?」

禁書「う、うんっ!」




236 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/05(日) 00:26:29.39 ID:3FPzL6kT0
承(こいつがどう決断するかは知らねーが…それにしても情報が少なすぎるな…)

承(記憶…つまり大脳生理学か? …まったく。 畑違いにも程があるぜ)


禁書「じょーたろー! 顔洗ってきたんだよー?」

承「朝飯なら向こうのテーブルの上だ」

禁書「…じょーたろーは?」

承「俺はまだいい」

禁書「ぶー…じゃあ私も我慢する!」

承「…何故だ?」

禁書「一人より二人でご飯食べたほうが美味しいし、私はここでじょーたろーが調べ物終わるの待ってるんだよ!」

承「…気が変わった。 先に食事をとるか」

禁書「どしたのじょーたろー? 私のことなら気にしなくてもいいんだよ?」

承「…てめーはともかく俺はすぐ横で見られていると気が散るんでな」

禁書「…やったよ! 実はもうおなかペコペコだったんだよ!」




237 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/05(日) 00:28:19.09 ID:ui+D4pEC0
承りさんの専門はヒトデ()だもんなぁ・・・



238 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/05(日) 00:30:35.39 ID:bpUfH+On0
海洋生物学といってやれwww



239 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/05(日) 00:30:37.48 ID:3FPzL6kT0
承(やれやれだぜ…さて…[感覚情報と作業記憶の関連]違うな… [海馬とニューロンの相互連絡の関係性]これも違う…)


禁書「あっ! だめだよじょーたろー! 食事しながら雑誌を見るのはマナー違反なんだよ!」

承「…てめーにマナーを語られるとは思いもしなかったぜ」


禁書「ふぅ…お腹いっぱいごちそうさまなんだよ!」

承「…あぁ」ペラリ

禁書「じょーたろーはまだ調べ物終わらないの?」

承「…あぁ」ペラリ

禁書「ふーん。 じゃあ私がお皿洗ってあげるんだよ!」

承「…あぁ」ペラリ



承「ふぅ…ざっと目を通してみたが…どうやらこいつが一番有力なようだな」

[音楽を使用した脳への影響][大脳開発による人体への影響][人体より微弱に放射される拡散力場による大脳への影響]

承「瑞穂機構病院・大脳生理学研究チームの主任か…」




240 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/05(日) 00:33:38.43 ID:rORHJj6DP
木山先生ェェェェ!!



287 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/05(日) 15:30:02.02 ID:OVgNeIs00
―瑞穂機構病院・研究室―

助手「主任ー? 木山主任ー?」

木山「あぁ。 私ならここだ。 精査のデータならそこに置いといてくれないか」

助手「いえ、そうではなくて…木山主任宛に外線からお電話が入っています」

木山「私宛に? 外線から電話? 珍しいな。」

助手「空条様と仰ってましたが… お断りしますか?」

木山「空…条? 最近どこかで見たような… あぁ断らなくてもいい、出よう」



木山『お待たせした。 私が木山だ』

承『空条承太郎という。 突然の電話ですまないが、幾つか聞きたいことがあって電話をさせてもらった』

木山『それはまぁ別に構わないが…その前に聞いてもいいか?』

承『なんだ?』

木山『空条承太郎…人違いだったらすまない。 つい先日、論文で博士号を取得した空条承太郎か?』




288 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/05(日) 15:30:54.53 ID:OVgNeIs00
承『…そのとおりだが、何故それを知っている? 俺とあんたの研究分野は随分と違っているはずだが?』

木山『なに、趣味のようなものでね。 生物・医療関係の論文にはひととおり目を通すようにしているんだ』 

木山『海洋生物の中でも極めて高い再生能力をもつヒトデ。 それを医療に活用できる可能性を提示した君の論文はとても興味深かった』

木山『特に低用量性のショックを和らげる物質をヒトデから精製するといったくだりは特に…』

承『話の途中で悪いが先にこちらの話をすませたいのだが』

木山『アレ? …あーすまない。 脱線してしまったな…いったい私にどんな用で連絡を?』

承『幼少期から継続的に大脳皮質に蓄積された記憶に関することだ…』




289 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/05(日) 15:31:53.71 ID:OVgNeIs00
承『…と、まぁこういうわけだ。 ふざけているように聞こえるかもしれないが、専門家の意見を聞きたくてな』

木山『ふむ、だいたいの事情は理解した。 個人的な意見を言わせてもらう』

承『頼む』

木山『まず…脳が忘却という機構を失う、つまり完全記憶という状況になったとして』

木山『人間の脳の容量はそれら全てを簡単に収めることができるほど巨大だ』

木山『大脳辺縁系や脳幹にまで記憶を埋めこむようなことも不可能だ。 よって記憶を削るといった処置は通常考えられない』
         ・・
承『…待て、通常だと?』
            ・・
木山『ああ、これは常人に限っての話だ』

承『どういうことだ?』

木山『君の話に出てきた子供は悪意に満ちた記憶を多数保持した完全記憶能力者だったな』

承『あぁ』

木山『その場合に限って言えばだが…記憶、特にエピソード記憶を意図的に削るといった処置は乱暴だが人道的であるともいえる』




290 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/05(日) 15:32:29.14 ID:OVgNeIs00
承『…詳しく頼む』

木山『あー…これはあくまでも私の推測の域を出ないのだが』

承『構わない』


木山『まず…完全記憶能力とは逆に言えば忘却をすることができないということでもある』

承『確かにそうだろうな』

木山『それはある意味で致命的な欠陥とも言えるのだ』

承『どういうことだ?』

木山『人間の精神は脆いからだ。 幼いうちから悪意に満ちた記憶を大量に刷り込まれているのならば程度の差はあれど人格が崩壊していてもおかしくない』

承『…そこまで酷い状況には見えないぜ』

木山『その子供が今そういった状況にあるのも記憶を意図的に削ったからなのではないか私は推測する』

承『…』




291 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/05(日) 15:33:16.60 ID:OVgNeIs00
木山『元来、記憶というものは感覚記憶から短期記憶、短期記憶から長期記憶へと順に転送され格納されていく』

木山『この三つの記憶モデルの中でも脳波に大きく影響を与えるのは感覚記憶と短期記憶の二つだ』

承『…感情や五感、感情といったメンタルな部分か?』

木山『そのとおりだ。 刺激が高い情報を強制的に記憶に刷り込んでいけば精神は摩耗していく。 それを放置していれば思考能力の閉鎖や自我の崩壊につながっていただろう』

承『大量に流入してきた情報による精神の摩耗を防ぐために定期的に記憶を消去していたと?』

木山『そうだ。 記憶を消すことによって精神の安定を保っていたという可能性もあるということだ』

承『…なるほどな』

木山『以上、ここまでが私の推測だ。 あくまでも仮定の話だということを忘れないでくれ』

承『いや、充分だ。 おかげでどうすればいいのかの目星がついた』




292 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/05(日) 15:34:12.73 ID:OVgNeIs00
承『長々とすまなかったな。 あんたに意見を聞いたのは正解だったようだ』

木山『礼はいらない。 私もここまで他人と長話をしたのも久しぶりだ。 いいリハビリになった。 あ、そういえば』

承『なんだ?』

木山『ひとつ聞き忘れたことがあった…子供は好きか?』

承『……嫌いだな。 騒がしいしうっとおしい。 まったくいい迷惑だ』

木山『根拠もなく人を信用するところも…か?』

承『……あぁ…そうだな』

木山『フフ…同感だ』

承『…この件が片付き次第また連絡をさせてもらう』

木山『あぁ。 楽しみにしているよ』




359 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/06(月) 02:02:38.96 ID:7vqcmUin0
―カフェ・ドゥ・マゴ―


億泰「そういや仗助よォ…おめぇのクレイジーダイヤモンドってよォ~…何でも治せるんだったよなァ~?」

仗助「何だよいきなりよぉ~」

億泰「いいから答えてくれよぉ~ けっこう重要なんだぜこいつはよぉ~」

仗助「何でも…じゃねえな。死んでるもんや病気は治せねぇ。 あとテメーのザ・ハンドに削られたもんも無理だなぁ…」

仗助「っていうかよぉ~…いったい何の話してぇーんだよ?」

億泰「昨日よぉ、俺、ステイルくんとやりあったろ?」

仗助「…あれなら昨日オレが治してやったじゃねーか」

億泰「それがよぉ…なぁ~んか俺の眉毛がチョッピリ薄くなった気がしてたまんねェんだよなぁ~」

仗助「…どこだよ?」

億泰「ほれココだよココ! 右の眉毛の端っこが昨日と比べて1ミリくらい短くなってんだろぉ~?」

仗助「……あー悪ぃんだけどよぉ~億泰。 オレにゃあ何処どう変わったのか全っ然わかんねぇぜ?」

億泰「あれぇ? 短くなってねぇ? てっきり焦げちまったせいで短くなったと思ったんだけどよぉ~」イジイジ




362 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/06(月) 02:05:10.63 ID:7vqcmUin0
仗助「…気のせいじゃねぇーか?」

仗助「!」

?「ここ…空いていますか?」

仗助「……あぁ」

億泰「まぁ~そうなんだけどよぉ…やーっぱ1ミリくらい短くなってるような気がするんだよなぁ~」イジイジ

ステイル「ふん…もともと針金みたいな細い眉毛じゃないか」

億泰「おいおい、これでもよぉ~毎日しっかり手入れしてんだぜぇ~?」イジイジ

神裂「自分の顔に責任を持つというその心がけ、立派です」

億泰「やっぱビシッときめときかねーといつどこで惚れられるかわかんねぇーしなぁ~」イジイジ

億泰「ま、さすがに康一の女みてぇーなブッ飛んだ系はごめんだけどよぉ~」イジイジ




363 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/06(月) 02:06:28.16 ID:7vqcmUin0
億泰「…」イジイジ

ステイル「…」

神裂「…」

仗助「…」

億泰「……!?」

億泰「アッ! てめーらは! っていうか何勝手に座ってやがんだオイ!」

ステイル「や。 昨日は世話になったね」

神裂「一日ぶりですね。 東方仗助、虹村億泰」

億泰「まさかこの俺が気づきもしねえとは思いもしなかったぜ! いったい何しやがった!」

仗助「…オメーが眉いじくりながら1ミリがどうこうってあたりで普通に座ってたけどな」

億泰「……マジ?」

仗助「マジもマジ、大マジだぜ億泰」




364 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/06(月) 02:10:44.26 ID:7vqcmUin0
仗助「ところでよぉ…何のようだおめ~ら? まさか…まーた喧嘩売りにきたって訳じゃねーよなぁ?」

仗助「もし今ここで騒ぎを起こすつもりだったりしたら…さすがの仗助さんも許さねえぜぇ~?」

神裂「…当たらずとも遠からずといったところです」

仗助「…どういうことだ?」

億泰「あぁ? やるのかやんねーのかどっちだコラァ!」

ステイル「まだ話は終わっていないんだ。 最後まで聞きなよ」

仗助「落ち着けよ億泰。 話くらい聞いてやろーじゃねぇか」

億泰「…ちっ」

神裂「ジョセフ・ジョースターから聞いているかもしれませんが…空条承太郎が匿っている少女はこのままだと明日…死亡します」

仗助「…」

億泰「…」

神裂「私たちには彼女を救う手段があります」 
                                      ・ ・ ・ ・ ・
神裂「…そして私たちはどのような障害があったとしても彼女を保護し救うつもりです」




367 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/06(月) 02:14:06.74 ID:7vqcmUin0
仗助「なぁ…もしもよぉ…もしもの話だけどよぉ…そいつがおめーらの助けを嫌がったとしたらよぉ…どうするつもりなんだ?」

ステイル「どんな道筋を辿ろうが…結末は変わらないさ」

神裂「私たちが彼女を救うこと、それに彼女の意思は関係ありません。」

億泰「…」

神裂「もう…彼女の憎しみがこもった視線にも慣れています」

神裂「今までもずっとそうやって彼女の記憶を殺してきたのですから…」

仗助・億泰「…」

ステイル「もしその時、君達が僕らの前に立ち塞がるなら容赦はしない」

ステイル「…この街を焼き尽くしてでも彼女を救うつもりだ」

神裂「…私達の話は以上です。 …それでは」

仗助・億泰「…」




368 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/06(月) 02:18:18.60 ID:7vqcmUin0
億泰「なぁ仗助…」

仗助「…なんだ?」

億泰「ヤツラの目ぇ見たかよ…」
                 ・ ・ ・ ・ ・ ・
仗助「…あぁ。なんつーか…決意と覚悟を背負ってやがった… ありゃ杜王町を焼き尽くすってのも嘘じゃねえぜ…」

億泰「けど…けどよぉ…おかしくねぇか?」

仗助「…」
        ・ ・ ・ ・
億泰「なんでワザワザそんなことを言いにきやがったんだ?」

億泰「俺にはよぉ…まるで何とかしてくれって言いに来たようにしか見えねえぜ…」

仗助「とりあえずは承太郎さんのとこに行くっきゃねぇー…」

億泰「で、でもよぉ…その後はよぉ…どぉーすんだよ仗助~?」


仗助「さぁな……けど、こいつは思ってた以上にヘビーでグレートな事態になりそうだぜ」




369 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/06(月) 02:23:53.03 ID:7vqcmUin0
―杜王グランドホテル―


―――いやだよ…

―――忘れたくないよ…

―――わたし忘れないよ…

―――「   」も「    」もぜったい…

―――ぜったい忘れないから!



承「…」

禁書「………じょーたろー?」

承「目が覚めたか」

禁書「…あ、あれ? …そうだ、私お皿を洗って…」

承「俺が様子を見に行ったときはもうブッ倒れてたぜ」

禁書「なんでかな? …でも大丈夫だよ? …ちょっと目眩がしただけだし…」




373 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/06(月) 02:34:18.69 ID:7vqcmUin0
禁書「…きっとあれだよ? ジビョウノシャックリ?ってやつ?」

承「持病の癪はしゃっくりじゃない。 胃痙攣だ」

禁書「…あれ? …そうなの?」

承「ああ」

禁書「…じょーたろーって物知りなんだね」

承「…」

禁書「あ、そうだ…お皿洗いの続き…」

承「またブッ倒れられたりしたら迷惑だ。 黙って寝てな」

禁書「…うん」

禁書「ね…じょーたろー?」

承「なんだ?」

禁書「もしかして…心配してくれてたりする?」

承「……どうだかな」




377 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/06(月) 02:59:24.99 ID:7vqcmUin0
禁書「…」

禁書「……」

承「…何をじっと見ていやがる」

禁書「えへへ…看病されるのって…なんだか恥ずかしいね…」

承「そうか」

禁書「…うん …ね、じょーたろー?

承「なんだ」

禁書「……じょーたろーは…やっぱり…」



承「……意識を失ったか」


承(体温は正常だが呼吸が異常に荒い。 そして顔面にヒビのような模様が浮き出てきている)

承(残り時間はもう僅かということか)




444 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/06(月) 21:55:43.40 ID:CASm5ZkW0
―杜王グランドホテル―


仗助「承太郎さんっ! 大変ッスよ!」

承「仗助か…どうやらそっちにも何かあったようだな」

億泰「つーことは…」

承「こっちは昏睡状態といったところだな。 容態が急速に悪化してきている」

仗助「ど、ど、どーすんっスか!?」

承「期限は明日の零時だったな…」

仗助「何落ち付いてんスかっ! やつら杜王町を焼き尽くしてでも連れて行くって言ってたんスよぉ~!」

承「アタフタ慌ててるんじゃねーぜ仗助」

仗助「こ、この状況で慌てるなって言われてもよぉ~…」




445 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/06(月) 21:57:30.51 ID:CASm5ZkW0
億泰「…あ~承太郎さん、ちっといいすッか?」

承「なんだ億泰?」

億泰「素朴な疑問ってヤツなんすけど…なんで仗助のクレイジーダイヤモンドを試さないのかオレにゃあ判んないっすよぉ…」

承「危険性が高い。 もし成功したらどうなるか想像がつかないからだ」
                       ・ ・
億泰「へっ? 失敗するかもじゃなくて成功したら危険?」

承「そうだ。 失った記憶をクレイジーダイヤモンドが治せるとは考えにくい」
      ・ ・ ・
承「だが…もしも治ったならば…治った瞬間に廃人になる可能性がある」

仗助「そ、それじゃあやっぱり素直に引き渡したほうが…」

承「確かに引き渡せば今は生き延びることが出来るだろう」

承「だがこれからもこいつは一年間という周期で記憶を消され続けていく一生を送ることになる」

仗助「ヘビーな話だぜ…」

億泰「…こいつぁ無理っすよ承太郎さん…いったいオレらに何が出来るっつーんすか…」




447 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/06(月) 21:58:52.20 ID:CASm5ZkW0
―同日 杜王町・ベビーショップFAMILY CLUB前―


静「アブアブキャッキャッ」

ジョセフ「ふむ、粉ミルクはこんくらいあれば足りるかのぉ。…おや? あそこにおるのは…」

神裂「あ…」

ジョセフ「こりゃまた偶然じゃのぉ~」

神裂「ジョセフ老…お買い物ですか?」

ジョセフ「うむ。 静の粉ミルクや紙オムツを買い足しに来たんじゃよ」

神裂「静さん…こちらのお子さんのお名前ですか?」

ジョセフ「そうじゃよ。 カワイイじゃろ~? きっと将来は美人さんになるとわしは思っとるんじゃがのぉ~」

神裂「…サ、サングラスがよく似合っていますね」

ジョセフ「そうじゃろそうじゃろ?」 




449 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/06(月) 22:01:13.78 ID:CASm5ZkW0
ジョセフ「……話は変わるが…仗助たちから聞いたぞい」

神裂「…そうですか」

神裂「ならば私から言うことはもう何もありません」

ジョセフ「…」

ジョセフ「これ、ちょいと余計なことかもしれんがのォ~」

神裂「…なんでしょう?」

ジョセフ「人から好かれるとか嫌われるっていうのは…ほんの微妙な気の持ち方からじゃと思うんじゃ」

神裂「…」

ジョセフ「おまえさんたちはあの娘さんが嫌いなわけじゃあないんじゃよなぁ~?」

神裂「そんなことっ!」




450 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/06(月) 22:02:06.06 ID:CASm5ZkW0
ジョセフ「じゃったら…あの娘さんに何遍忘れられて、何遍嫌われても…」

神裂「…」

ジョセフ「そのたびに仲良くするってことは無理なんかのォ~?」

神裂「そ、それは…」

ジョセフ「余計なことだったかの~? なんかのアドバイスになればと思ったんじゃがのぉ…」

神裂「…」

静「アギャアギャ!」

ジョセフ「とと、お昼のミルクがまだじゃったわい。 わしはそろそろ行くがお嬢さんはどうするんじゃ?」

神裂「私はまだ…もう少しここにいます」

ジョセフ「そっか…それじゃあここでお別れじゃの」

ジョセフ「………そうそう言い忘れとったわい」

神裂「…なんでしょうか?」

ジョセフ「お嬢さんは何のためにあの力を手にしたんじゃ?」

神裂「…………」




451 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/06(月) 22:05:20.16 ID:CASm5ZkW0
―杜王グランドホテル―

承「――そうか――俺たちはホテルにいる――仗助と億泰も一緒だ」

承「――あぁ。 そうだ――SPW財団を通して買い取って欲しいものがある」

承「頼むぜ――それが終わり次第こっちに合流を頼む」

承「――――そうだジジイにも頼みたいことがある――あぁ――それじゃあな」

仗助「承太郎さん…今の電話の相手って…」

承「ジジイだ」

億泰「い、いったい何がどうなってるんすかぁ!?」

承「それはこれから説明する。 だがそれより先に場所を移動する」

仗助「場所?」

億泰「移動?」

承「あぁ。 万一のことも考えておかなきゃな」




452 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/06(月) 22:07:13.94 ID:CASm5ZkW0
―同日深夜 杜王町内―


ステイル「どうしたんだい? 随分と落ち込んでいるようだけど」

神裂「…そんなことはありません」

ステイル「そうかな? 世界で20人しかいない聖人とは思えない顔をしているけど」

神裂「私のことは構わないでください。 それより動きに変化はありましたか?」

ステイル「それも変わりはない。 今も杜王ホテル内にいるよ」

ステイル「…だいぶ症状が進行しているようだ。 何なら今から行くかい?」

神裂「…明日が最後です。 …別れの時間は必要でしょう」

ステイル「…」

神裂「それよりステイル。 あなたの準備は終わっているのですか?」

ステイル「もちろんだ。 既に杜王町の半分に結界を刻んだ」

ステイル「明日の午前中には杜王町全域にルーンを刻めるさ。 もう不覚はとらない」

神裂「…そうですか」




456 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/06(月) 22:12:48.91 ID:CASm5ZkW0
ステイル「さて…僕達三人が帰投するための連絡をしておくよ」

神裂「お願いします」

ステイル「…君もそろそろ電子機器の扱い方を学んでおくべきだと思うんだけどね

神裂「どうにも機械は苦手で…」

ステイル「君も変わらないね… ん? なんだ?」

神裂「どうしたのですか?」

ステイル「…おかしい。 雑音だらけで通じない」

神裂「よく判りませんが…電波とかそういった類のトラブルではないのですか?」
                 ネセサリウス           ・ ・ ・ ・
ステイル「有り得ない… これは必要悪の教会が作成した専用端末なんだぞっ!」

神裂「これは…声?」
               ・ ・
ステイル「あぁ…ノイズが…言葉になっている?」




457 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/06(月) 22:13:18.40 ID:CASm5ZkW0
ガ…ガガガッ

――「彼女」  「ヲ」  「救える」    「手段」  「GA」 「アル」――

――「明日」 「杜王岬」 「ノ」   「別荘」 「にて」  「待つ」――

ガッ・・・


ステイル「…切れた」

神裂「彼女を救える手段がある。 明日杜王岬の別荘にて待つ と、聞こえましたが…」

ステイル「いったいどうやってこの回線に割り込んだのかは知らないけど…間違いなく彼等だろうね」

ステイル「まったく…驚くのにも疲れたよ」

神裂「…どうするつもりですか?」

ステイル「とりあえずは…行くしかないだろう」

神裂「…彼等を信じるのですか?」

ステイル「別に信じるわけじゃないさ…術式を組み上げるのはどこでだって可能だ」

ステイル「それより君…自分で気付いているのかい?」

神裂「なんですか?」

ステイル「さっきと比べて…随分と顔色がよくなっているよ?」




464 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/06(月) 22:40:42.35 ID:CASm5ZkW0
―最終日 杜王岬沿い・別荘、玄関前―


億泰「なぁ…仗助ェ~ 承太郎さんを信用してないわけじゃあねえけどよぉ~ これでうまくいくのかなァ~~~?」

仗助「オレは科学とかさっぱりだかんなァ~」

億泰「おっ。 アレ…そうじゃねえか?」

仗助「だな…承太郎さーんっ! 来たッスよぉ~」



―最終日 杜王岬沿い・別荘内―


承「空条承太郎だ」

神裂「私は神裂火織と申します…彼はステイル=マグヌス」

ステイル「彼女は…インデックスはこの奥にいるのか?

承「あぁ」

承「それよりもだ。 確認したいことがある」 




465 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/06(月) 22:41:30.26 ID:CASm5ZkW0
承「こちらの呼出に応じたということは妨害をするつもりはないと受け止めるが構わないな?」

神裂「…ええ」

ステイル「神裂!?」

神裂「ステイルも気付いているのでしょう?…彼がインデックスの害になることはしないということを」

ステイル「くっ……」

ステイル「だけど…君達の「救える手段」とやらが失敗に終わり次第、僕達は彼女の記憶を消去する」

ステイル「その時は術式を組み上げるために隣の部屋を借りさせてもらうよ」

ステイル「もし…その時君達が僕らの邪魔をするようなら…その時は…」

承「好きにしな」


神裂「ステイルが30のルーンを用いても手の施しようがなかった彼女に何をするのか…」

神裂「どうか素敵な悪足掻きを私達に見せてください」




466 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/06(月) 22:54:35.11 ID:CASm5ZkW0


露伴「ふーん。 これが10万3000冊の魔道書を記憶したとかいう子供か…」


承「あぁ。 アンタならこのガキの頭の中を書き換えられると思ってな」

露伴「いいとも。 正直なところ魔道書なんていうのはマユツバものだけど、おもしろそうな資料が見れるということに代わりはないんだしね」

神裂「…いったいなにをするつもりなのですか?」

露伴「フン…僕のスタンドは対象者を本にすることができる」

神裂「…本?」

露伴「そして本になった相手を思うとおりに制御することが可能なのさ」
                   ・ ・
ステイル「馬鹿なっ! そんなことあの『聖母の慈悲』ですら不可能だっ!」
            ・ ・ ・
露伴「うるさいなぁ…黙ってろよ」

ステイル「なっ!?」


露伴「さてと…始めるとしようか」




468 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/06(月) 22:57:43.07 ID:qsBsX92U0
さすが露伴ちゃん



469 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/06(月) 22:58:18.69 ID:CASm5ZkW0

   ヘブンズ・ドアーッ!
露伴「天国への扉!」


ドギャーンッ!


露伴「なになに…名前はインデックス。 身長148センチ、年齢は…白紙か」

ペラリ

露伴「不自然な白紙のページが多い… どうやら記憶の消去っていうのは本当のようだね」

ペラリ

露伴「えーと…好物はプリン。 犬か猫かでいえばどちらかというと猫派… 気になる男性は…」

ペラリ

承「待ちなっ! そんなところは関係無いはずだぜ」

露伴「わかったわかった そう怒るなよなぁ~」



露伴「…これか」

ペラリ




472 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/06(月) 23:10:04.49 ID:CASm5ZkW0
露伴「ふん…随分と大袈裟だな」


┏━━━━━━━警告━━━━━━━┓
┃ これより先の閲覧と改変を禁ずる  ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━┛


露伴「閲覧と改変を禁ずる…か。 本人の意思を無視したこの言葉…気に食わないね 」


神裂「まさかっ…成功したのですか?」

ステイル「ありえないっ…結界どころか魔術すら使わずに禁書目録の書庫にアクセスだとっ!?」

承「で、どうなんだ?」

露伴「えーと」

ペラリ

露伴「…あったあった。 これだね」




475 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/06(月) 23:19:27.78 ID:CASm5ZkW0

━典礼暦一巡毎に結界を更新 尚違反した場合、生命活動は停止━


露伴「典礼暦…教会の人間が使う一年間の単位か」

承「そうか…ひとつ聞きたいんだが」

露伴「何だい?

承「こいつの記憶に関する記述はあるか?」

露伴「見当たらないね」

承「やはりな」

ステイル「何だって!? どういうことだ」

神裂「インデックスは後数時間で記憶を消さなければ死に至ると…」

ステイル「記憶を殺さなければ彼女が死んでしまう…だからっ! だから僕達は今までずっと彼女をっ!」
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
神裂「彼女は記憶を殺さなくても生きていける…!?」




478 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/06(月) 23:31:30.78 ID:CASm5ZkW0
ステイル「そんな…だったら僕達は何をしてきたっていうんだっ!」

神裂「彼女の苦痛を取り除くためだと…そう思っていたのに…」


承「…俺は魔術だなんだってことは判らないが…」

承「少なくともテメーらがやってきたことは無駄足ではない」

ステイル「気休めは…やめてくれ…」

承「ガキの時分にうけた大きなショックを放っておけば…後の人格に多大な影響を与える」

承「記憶を消したからコイツは今まで狂わずにすんだ」

神裂「どういうことですか…?」

承「簡単に言えばだ。 今までは記憶を消さなければ生きていけなかった。 必要悪の処置ってやつだな」

承「だが今は違う。 わざわざコイツの記憶を消す必要がないということだ」

神裂・ステイル「……」


承「…さてと、どうするんだ?」




482 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/06(月) 23:43:30.51 ID:CASm5ZkW0
ステイル「…頼む」

ステイル「彼女を…その制約から解き放ってくれ」

神裂「ステイル…」

ステイル「別に…彼の口車に乗せられたわけじゃない」

ステイル「けれど…それで彼女がこれからも笑ってくれるならば…僕はっ!」

神裂「…そう…ですね」

神裂「私からもお願いします。 彼女をインデックスを…繰り返す一年間という日々から救ってください」

露伴「…」

神裂「…あの?」

露伴「…あぁすまない。 苦渋を乗り越えて決断した表情が素晴らしくてね」

ステイル「……」

露伴「後で君達にも色々と話を聞かせてもらうことにするかな」



承「……やれやれだぜ」




485 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/06(月) 23:49:16.24 ID:CASm5ZkW0
ステイル「だが…記憶を閲覧するだけならともかく…」

神裂「本当にそんなことが出来るのですか?」

露伴「フンッ…誰にモノを言ってるんだい?」


露伴「こうやって!」

ズバァッ

露伴「否定の言葉を書き換えればいいだけなんだからな」

ビシュゥッ!


━典礼暦一巡毎に結界を更新 『する必要はなし』 尚違反した場合 『でも』、生命活動は停止 『しない』━


露伴「これで終わりさ!」

ペラリ

露伴「……ん?これは?」




487 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/06(月) 23:51:00.00 ID:QJDo0Ry30
チートすぎワロタ



488 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/06(月) 23:53:39.54 ID:hKxd+oHA0
さすが露伴先生www



489 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/06(月) 23:55:12.21 ID:CNehZ6ki0
ついでだから小食と書いておけ



494 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/07(火) 00:00:02.45 ID:M/mGSFA00
露伴「ふーん。これが魔道書ね…えーとこれは…ルルイエ異本原典か」

ペラリ

神裂「まさか!? 魔道書に目を通しているのですかっ!?」

ステイル「無茶なっ! 常人ならばたった1冊の魔道書を目にしただけで発狂するんだぞっ!」

露伴「ポナペ経典原典…」

ペラリ

露伴「こっちは…ヴォイニッチ写本原典」

ペラリ


露伴「…これはっ! 面白いっ! 面白いぞぉ!!!」


承「!? おい露伴っ! すぐに読むのを止めろっ!」

仗助「な、何だァ~!? 露伴の全身から血が吹き出してきやがった!」
                       ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
億泰「おい仗助! これってよぉ~!もしかしなくてもマズイ事態ってヤツなんじゃねーかぁ~!?」




496 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/07(火) 00:02:44.24 ID:hpC5GJLd0
なんでよりにもよって、そんなSAN値がガリガリ下がる本ばかり選ぶんだ露伴先生www



499 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/07(火) 00:08:12.93 ID:M/mGSFA00
ペラリ…ペラリ…ペ゚ラリペラリ…

露伴「実にいいっ! 気に入ったぞ! もっと…もっとだっ!!!」

ドクン

露伴「!?」

露伴「ぐ…ガハァッ…」

ビチャビチャビチャアッ

ステイル「まずいっ! どす黒い血…既に内蔵まで蝕まれてるっ! やめろっ! 死ぬぞっ!」

露伴「クク…ククク…こんな書物があるだなんてね…なるほど…これが魔道書の毒か……」

神裂「今ならまだ間に合うっ! すぐにやめなさいっ! もう限界ですっ!」


露伴「…だが断るっ!!」

神裂・ステイル「!?」


露伴「面白いマンガを描くためならばっ! 僕は死すら厭わないっ!」


露伴「なにより…っ! この岸辺露伴の限界を勝手に推し量ろうとするなぁっ!!」




500 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/07(火) 00:09:14.41 ID:xyxgbEy+0
露伴先生ならやりかねない



505 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/07(火) 00:11:59.25 ID:YBsNqTGD0
露伴先生wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww



513 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/07(火) 00:24:12.49 ID:M/mGSFA00
【警告】 【警告】 【警告】 【警告】 【警告】 【警告】
 【警告】 【警告】 【警告】 【警告】 【警告】 【警告】
【警告】 【警告】 【警告】 【警告】 【警告】 【警告】


禁書 「《Index-Librorum-Prohibitorum-『禁書目録』ノ首輪ニ異常ヲ確認》」

禁書 「《第一級異常事態ト判断 自動書記『ヨハネのペン』ニヨリ覚醒メマス》」



露伴「なっ…なにぃっ…!? 」

承「おいっ! なにが起きた?」

露伴「ヘブンズ・ドアーが…強制的に…終了…させられた…」

承「露伴っ! くっ、気を失ったか…」


神裂「自動書記…『ヨハネのペン』…」

ステイル「まさか…彼女に魔術が使えるはずはない」

承「仗助っ! 億泰っ! 露伴が気を失った! 巻き込まれないよう避難させてやってくれ!」

仗助「え? あ、はいッス! 行くぜ億泰っ!」

億泰「お、おうっ!」




520 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/07(火) 00:46:50.36 ID:M/mGSFA00
禁書「《第一層カラ第三層マデノ全結界ノ改竄ヲ確認》」

禁書「《対象魔術ノ術式ヲ逆算開始…逆算失敗 再度逆算開始…失敗》」

禁書「《結界修復魔術『大天使の羽根』ヲ開始シマス》」

禁書「《結界ノ修復…不可 不可 不可 不可》」


承「こいつ…どうなってやがる…」

神裂「危険です! 下がってください! これは…彼女に埋め込まれていた防衛機能だと思われます」

承「防衛機能?」

ステイル「そうだ。 僕達は今まで彼女に魔力はないと思っていた。 だから彼女は魔術が使えないんだと」

ステイル「だけどもし…防衛機能というたったひとつの魔術に全容量の魔力を注ぎ込んでいたってことか」

神裂「今、目の前で魔力を用い魔術を行使している彼女がいるのです。 おそらくその推測で正解でしょう」




522 名前:以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/07(火) 01:01:26.76 ID:M/mGSFA00
仗助「承太郎さんッ! 露伴のヤローは安全な場所に置いてきたッスよ!!」

億泰「つーかこれ一体どうなってんスかぁ~?」

承「さてな…俺にも判らん」


禁書「《警告シマス》」

禁書「《ワタシハ英国清教内第零聖堂区「必要悪ノ教会」所属ノ魔道図書館》」

禁書「《Dedicatus545 正式名称Index-Librorum-Prohibitorumデス》」

禁書「《当該結界ノ改竄ハ第三章第三節ニ抵触シタ事態ト判断》

禁書「《コレヨリ10万3000冊ノ『書庫』保護ノ為》」

禁書「《迎撃戦闘ヲ開始シマス》」



承「……やれやれだ」







TO BE CONTINUED...

次→禁書「おなかへったんd「やかましいうっとおしいぞこのガキッ!」その2

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禁書目録SS ジョジョの奇妙な冒険   コメント:6   このエントリーをはてなブックマークに追加
コメント一覧
177. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2010/09/10(金) 18:29 ▼このコメントに返信する
これ完結したのか
読みたいけどもしもしだと途切れるな…
179. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2010/09/10(金) 23:46 ▼このコメントに返信する
「と禁」と「ジョジョ」ッ! SSにこれほど相性のいいものが あるだろうかッ!?」
185. 名前 : USHI◆- 投稿日 : 2010/09/11(土) 22:18 ▼このコメントに返信する
なにこれ殆ど禁書しらんけどおもしろい。
274. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2010/09/21(火) 22:13 ▼このコメントに返信する
ジョジョ組の口調に違和感がないね
567. 名前 : 名無しさん@ニュース2ちゃん◆- 投稿日 : 2010/10/20(水) 21:12 ▼このコメントに返信する
露伴先生はぶれないなあ
49342. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2020/06/03(水) 11:03 ▼このコメントに返信する
※179
とあるとは西尾作品がジョジョとはヘルシングがよく合うぜ
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