前→魔王「これはキラーマシン!?」側近「いいえ、タイムマシンです」
167:
◆5ya24jCeIk :2012/02/18(土) 07:13:36.31 ID:uJYqMUzv0
チンピラA「おう、兄ちゃん待ちな」
勇者父(魔)「あぁ?」
チンピラA「てめぇ、ガンとばしやがっただろ。あぁん?」
勇者父(魔)「ふんっ......」
スタスタッ
チンピラB「待てっつってんだろ!てめぇ!」
グイッ
勇者父(魔)「やかましい!私は急いでこの町を離れねばならんのだ!いね!」
168:
◆5ya24jCeIk :2012/02/18(土) 07:15:36.99 ID:uJYqMUzv0
チンピラA「あぁん?俺らにんなこと言ってただで済むと思ってんのか!」
チンピラB「もう一度いってみろ!おう!」
ユサユサッ
勇者父(魔)「離せ、下郎が」
勇者父(魔)(面倒だな......だがここで殺るのはまずいか......)
169:
◆5ya24jCeIk :2012/02/18(土) 07:18:50.06 ID:uJYqMUzv0
チンピラA「ちっとそこまで顔かせや」
チンピラB「びびんなよ?人気のないところまで来い」
グイッ
勇者父(魔)「いいだろう」
勇者父(魔)(手間が省けるわ)
171:
◆5ya24jCeIk :2012/02/18(土) 07:24:00.90 ID:uJYqMUzv0
勇者父(魔)「ここでいいのか?」
チンピラC「んっ?なにそいつ?」
チンピラA「いや、ガンくれやがったからよ、ヤキ入れてやろうってな」
チンピラD「だからって今ここにつれてくんなよなぁ......」
女「んっー!んっーっ!」
チンピラB「あ、わりっ!お楽しみ中だったか」
チンピラD「いや、まだこれからだ。まぁ、そいつはちゃっちゃっとやっちまって一緒に楽しもうぜ」
チンピラB「ははっ、そうこなくっちゃな!」
172:
◆5ya24jCeIk :2012/02/18(土) 07:29:14.60 ID:uJYqMUzv0
勇者父(魔)「人目は......ないな。よし!」
勇者父(魔)(ここにいるやつ全員殺してさっさと町を出よう......)
チンピラD「すかしてんじゃねーぞ!こらぁ!」
ブンッ
勇者父(魔)「ふんっ!ナイフの扱いに腰が入ってないな」
ドガッ
チンピラD「ぐぇ......」ガクッ
173:
◆5ya24jCeIk :2012/02/18(土) 07:33:15.88 ID:uJYqMUzv0
チンピラA「て......てめぇ!よくも!」
チンピラB「囲め囲め!」
チンピラC「うおりゃああ!」
ガッ
ドガッ
チーン
チンピラ達「......」ピクピクッ......
174:
◆5ya24jCeIk :2012/02/18(土) 07:38:56.23 ID:uJYqMUzv0
勇者父(魔)「ふんっ、この程度で人を襲うとな」
勇者父(魔)(あとは、この女も含めて殺してしまえば......)
勇者父(魔)「とりあえず、顔だけでも確認しておくか」
勇者父(魔)「麻袋と猿轡を取って......っと」
スッ......
女「ぷはあ!あ......ありがとうございます!!」キラキラッ
勇者父(魔)「な......なっ......」
勇者父(魔)(こいつは......勇者母!!なんとしたことだあああああああああああ!!)
176:
◆5ya24jCeIk :2012/02/18(土) 07:44:26.47 ID:uJYqMUzv0
勇者母「あなたは命の恩人です!ぜひお礼をさせてください」
勇者父(魔)「あ、ごめん。用事思い出した。じゃあね」シュタッ
勇者父(魔)(早くこの場から逃げるのだ......)
勇者母「駄目ですよ。それにちょっと怪我してるじゃないですか。ほらっ、手を出してください」
勇者父(魔)「こんなのたいしたことなから!」
勇者母「駄目です。化膿したら跡が残っちゃいますよ」ギュッ
勇者父(魔)「あ!お腹痛い!ごめん!離して!」
178:
◆5ya24jCeIk :2012/02/18(土) 07:49:13.45 ID:uJYqMUzv0
勇者母「それはいけません!あ、私の家この近くなの。寄っていってください。胃薬もありますし」
勇者父(魔)「なっ!?」
勇者父(魔)(どうしてこうなった!?どうしたこうなった!?」
勇者母「さぁ、こっちです」
トコトコ
180:
◆5ya24jCeIk :2012/02/18(土) 07:54:29.27 ID:uJYqMUzv0
【勇者母の家】
勇者母「さあ、どうぞ。胃薬とお水です」
勇者父(魔)「あ、ああ......」ゴクゴクッ
勇者母「先ほどは本当にありがとうございました」キラキラッ
勇者父(魔)「ああ」
勇者父(魔)(うっ......さすがに若くて綺麗だな......。綺麗?なっ......わ......私はそんなこと......)
勇者母「あ、そうだ。傷の手当もしなくっちゃ。服捲くってください」
勇者父(魔)「え......いや......でも......」
勇者母「は......恥ずかしがらないでください......わ......私だって恥ずかしいんですから......///」
181:
◆5ya24jCeIk :2012/02/18(土) 08:00:06.58 ID:uJYqMUzv0
勇者父(魔)(な......なんだ......この気持ちは......ううっ......そ......そうか......)
勇者父(魔)「......」グイッ
勇者母「動かないでくださいね。ちょっとしみますよ」
ペタペタッ
勇者父(魔)(こ......これが運命の強制力というやつか......うっ......かわいい......)
勇者母「はい、これでオッケーです」
勇者父(魔)「......」ポーッ
勇者母「は......早く服なおしてください......///」
182:
◆5ya24jCeIk :2012/02/18(土) 08:05:51.09 ID:uJYqMUzv0
勇者父(魔)「あ......すまん......」
勇者父(魔)(これで勇者を庇うような気丈さとやさしさを持っているとは......)
勇者母「あ、そういえばお名前教えてもらってませんでしたね」
勇者父(魔)「ああ、私は......ま......ゆ......勇者父だ」
勇者母「私は勇者母です......。あの......また......お会いしたいのですがいいですか......?///」
勇者父(魔)「もちろん///」
183:
◆5ya24jCeIk :2012/02/18(土) 08:12:30.03 ID:uJYqMUzv0
【9年後】
友人A「結婚おめでとう!勇者父!」
友人B「あんな綺麗な嫁さん見つけるなんて......この幸せもの!」
勇者母「そんな......ねぇ......あなた......」
勇者父(魔)「あ......あなた......?」
勇者母「ふふっ......まだ言い慣れないわね......これからね......」
友人C「ひゅーっひゅーっ!見せ付けやがって!幸せ者!」
勇者父(魔)(どうしてこうなった!?どうしてこうなった!?)
勇者母「私......幸せすぎて......どうかなっちゃうかも......」
勇者父(魔)「俺もだ......」
チュッ
勇者父(魔)(なんでだああああああああああああああああああ!)
185:
◆5ya24jCeIk :2012/02/18(土) 08:18:12.89 ID:uJYqMUzv0
【その夜】
勇者父(魔)(くそう!くそう!勇者母がかわいすぎるからいけないのだ!そうだ!そうに決まっている!)
勇者母「あなた......おまたせ......///」
勇者父(魔)「oh......」
勇者母「あ......明かり消して......恥ずかしい......」
勇者父(魔)「わ......わかった......ふっ」
トサッ
勇者母「あ......あなた......」
勇者父(魔)「なんだ」
勇者母「や......やさしくして......ね///」
187:
◆5ya24jCeIk :2012/02/18(土) 08:23:25.92 ID:uJYqMUzv0
勇者父(魔)(な、なんで人間の雌なんぞにこんな気分になるんだ......。この肉体の影響か!?)
勇者父(魔)(くっ、だ、だからと言って勇者を作ってしまうわけは......)
勇者父(魔)「ゴ、ゴムをせねばな......」ゴソゴソ
勇者母「わ......わたし......今日大丈夫な日だから......」
勇者父(魔)「......」ブチッ
勇者父(魔)「勇者母ああああああああ!」
ギシッ
188:
◆5ya24jCeIk :2012/02/18(土) 08:30:01.85 ID:uJYqMUzv0
【数ヵ月後】
勇者母「できちゃった☆」
勇者父(魔)「なっ......なっ......」
勇者父(魔)(うそつきいいいいいいいいいいいい!どうする!?どうするのだ私!)
勇者父(魔)(ま......まだ間に合う......勇者が生まれる前に堕ろせば......)
勇者母「わたし......とっても幸せ......。ありがとうあなた」
勇者父(魔)(むぅ......いかんぞ!言え!言うのだ!堕ろしてくれと!)
勇者父(魔)「お......お......お......」
189:
◆5ya24jCeIk :2012/02/18(土) 08:36:16.73 ID:uJYqMUzv0
勇者母「私達の子よ。あなた」ニコッ
勇者父(魔)「お......めでとう」
勇者父(魔)(くぅ......命拾いしたな、勇者。わが子の命を奪うというのもどうかと思う。別の方法でいくか......)
190:
◆5ya24jCeIk :2012/02/18(土) 08:42:05.39 ID:uJYqMUzv0
2年数ヶ月後
勇者「ぱぁぱ!ぱぁぱ!」
勇者母「ほらっ、あなた。勇者が呼んでますよ」
勇者父(魔)「おお!よちよち!今日は誕生部でちゅねー」
勇者父(ふふっ!この数年で考えた計画!勇者を魔物好きにしてしまおう計画を発動する!)
勇者父(勇者が私を倒しに来なければいいのだからな。逆に私の部下になりたがったりして......くくくっ......可愛いやつよ)
勇者父(魔)「今日はブレゼントがあるんでちゅよ~。ほーら、お友達のスライムくんでちゅよー」
スライム「ピキー!」フルフル
勇者父(魔)「ほーらかわいいだろう?」
勇者「すぅらぁ?」
191:
◆5ya24jCeIk :2012/02/18(土) 08:49:30.49 ID:uJYqMUzv0
勇者母「あら、よかったわね。でもあなた大丈夫?魔物なんでしょ?辺境の村では人が襲われたって話も」
勇者父(魔)「全ての魔物が危険というのは間違いだ。友好的な魔物もいる。勇者には自分でそれを判断してほしいのだ」
勇者母「あなた......」
スライム「ピゥ!」ガツガツッ
勇者母「あ......勇者のおやつを......」
勇者「すぅらぁ......うっ......うわあああああああああああああああん!!」ゴゴゴゴッ
勇者父(魔)(なっ!これは微量だが......魔力!?」
192:
◆5ya24jCeIk :2012/02/18(土) 08:54:35.71 ID:uJYqMUzv0
勇者「あああああああああああん!めぇあああ!」
ボゥ!
スライム「ピギャアアアアアア!」グッタリ
勇者父(魔)「スライムううううううううううううう!」ガバッ
勇者母「あ、あなたこの子メラを唱えたわ!ねっ!この子天賦の才があるんじゃない!?」キュッ
勇者「うっ......ううっ......」
勇者母「あ、あなたどこにいくの?」
ダダダッ
勇者父(魔)「スライム!大丈夫か!?傷は浅いぞ!!死ぬな!死ぬんじゃない!」
193:
◆5ya24jCeIk :2012/02/18(土) 08:59:50.95 ID:uJYqMUzv0
スライム「......」
勇者父(魔)「ホイミ!」パァァ
スライム「ピキュー......」
勇者父(魔)「よかった......この体でも簡単な回復くらいはできるな......。すまなかったな......スライム」
スライム「ピキー」フルフル
勇者母「あなたこんなところにいたの。勇者、ほらっ、スライム君にごめんなさいしようねー」
勇者「すぅらぁ、めー」
勇者父(魔)「ゆ、勇者にはスライム君はちょっと早かったようだ......ほ、ほらっ、帰れ」スッ
スライム「ピー!」ダダダッ
194:
◆5ya24jCeIk :2012/02/18(土) 09:08:18.59 ID:uJYqMUzv0
勇者父(魔)(ふぅ......この歳で我が同胞を仕留めようとは末恐ろしいな......どうする......)
勇者「すぅらぁ、ないない......うっ......うええええん!」
勇者母「あらあら、泣かないの」
勇者父(魔)「勇者、魔物は友達だぞ。なっ、いじめちゃだめだぞ」
勇者「うーっ!」
勇者父(魔)(よし!この調子で刷り込み教育をしていけば......)
196:
◆5ya24jCeIk :2012/02/18(土) 09:22:43.97 ID:uJYqMUzv0
【12年後】
勇者「父さん。俺、魔王を倒してくるよ!」
勇者父(魔)(駄目だった!!)
勇者父(魔)「ま、待て!ちょい待ち!」
勇者母「あなた、勇者が心配なのは分かりますけど、この子ならきっと......」
勇者父(魔)「ちがっ......」
勇者「父さん、ありがとう。今までいろんな魔物の話をしてくれたおかげで、魔物の特徴もわかったし怖くないよ」
勇者父(魔)(逆効果だったか!?)
勇者「じゃあ、行ってきます!」
勇者母「気をつけてね」
勇者父(魔)「こ......殺さないで......」
バタンッ
198:
◆5ya24jCeIk :2012/02/18(土) 09:38:13.87 ID:uJYqMUzv0
【魔王城】
僧侶「疾風大魔法!!」ザクッ
魔法使い「炎熱極大魔法!!」ゴゴゴゴゥ
勇者「とどめだあああああああ!」
ザグゥ
魔王「おおおおおおおおおおおお!」ガクッ
戦士「NOOOOOOOOOOOOOOO!」
勇者父(魔)(ここまでこっそりついてきてしまったが......。何にも変わらかったな......)
勇者父(魔)(あれだけ魔物はやさしい教育をしてやったものを......)
勇者父(魔)(もう一度やり直すしかないか......、おっと戦士は私の魂であったな。会わないようにしておくか。何があるか分からんからな)
199:
◆5ya24jCeIk :2012/02/18(土) 09:42:13.40 ID:uJYqMUzv0
【封印の魔】
勇者父(魔)(うむ......戦士が側近と話しておる)
勇者父(魔)(しかし......こうしてこっそり見ているとは戦士はまったく分かるまい......)
勇者父(魔)(んっ?待てよ......もし私がまた過去に戻って失敗した場合......この私を次の私が見ているということも......)
勇者父(魔)(......)クルッ
勇者父(魔)(あれは......!!?)
勇者父(魔)(勇者母!?あ、逃げた!)
勇者父(魔)(な......なんで私を見ていたのだ!?)
202:
◆5ya24jCeIk :2012/02/18(土) 09:47:09.56 ID:uJYqMUzv0
キラーマシン「テンソウ......シュウリョウ......ピピピ」
側近「さぁーてゴロゴロしようっと」ゴロゴロ
勇者父(魔)(まぁ、よい。どちらにしろ過去に戻るのだ)
勇者父(魔)「おい、ゴロゴロしている場合ではないぞ」
側近「ひぃ!!」ビククッ
側近「だ......だれ!?」
勇者父(魔)「私だ。魔王だ」
側近「え......今2回目送ったばっかりなんですけど......」
勇者父(魔)「また失敗してしまった」
側近「そうですか......運命の力は強いんですねぇ。で、その体は?」
203:
◆5ya24jCeIk :2012/02/18(土) 09:52:16.13 ID:uJYqMUzv0
勇者父(魔)「勇者の父だ」
側近「え?じゃあ、その体で勇者母と?え?作っちゃったんですか?勇者を」
勇者父(魔)「言うな......次は失敗しない」
側近「大丈夫ですか?肉体に逆に操られてません?」
勇者父(魔)「そ、そんなことはない!次は考えがある!!」
側近「ほんと頼みますよ?あー、なんか色んな魔王様がいて訳分からなくなってきました」
勇者父(魔)「次で終わりだ」
側近「分かりました。じゃ、その体捨ててきてください」
204:
◆5ya24jCeIk :2012/02/18(土) 09:57:46.26 ID:uJYqMUzv0
魔王「よし、キラーマシンにセット完了だ」
側近「じゃあ、次こそ頼みましたよ?」
魔王「わかっておる」
側近「じゃ、スイッチオン」
ブシュー
キラーマシン「......ピピピ テンソウ シュウリョウ」
側近「はぁーあの馬鹿大丈夫かな。つかえねー」
205:
◆5ya24jCeIk :2012/02/18(土) 10:00:05.36 ID:uJYqMUzv0
【25年前】
魔王(よし!ではここで......あ!そうだ!ここは......)
フヨフヨ
魔王(やはり......魔物がほとんどいないのであった、しまった!?)
魔王(スライムは前の私が憑依してしまったし......急がねば......)
魔王(ううっ......苦しい......だ......誰かいないのか......)
魔王(むっ......いた!?)
スライムベス「ピゥ?」
スライムベス(魔)「ピキーン!」
スライムベス(魔)「♪ピ~ピ~ピピピキキピ~♪」
スライムベス(魔)「♪ピーピッピピー♪」ビシッ
スライムベス(魔)(やはり喋れんとしっくりこないな)
ピョンピョン
206:
◆5ya24jCeIk :2012/02/18(土) 10:04:58.83 ID:uJYqMUzv0
スライムベス(魔)(さて......いくか......んっ?)
スライムベス(魔)(あれは......スライム。そ、そうか......この肉体はあの時私を襲った......)
スライムベス(魔)(な......なんだこの気持ちは......あのスライム......すごく......かわいい)ドキドキ
スライムベス(魔)(お......お......おおおおおおおおおおお!)
ピョンピョン
スライムベス(魔)「ピゥ!」ガッ
ズルゥ......
スライム「ピキイイイイイイイイイイイ!」
207:
◆5ya24jCeIk :2012/02/18(土) 10:07:41.82 ID:uJYqMUzv0
スライムベス(魔)(や......やってしまった......自分で自分を......)
スライムベス(魔)(これが運命の強制力......恐ろしい......我慢できなかった......)
スライムベス(魔)(許せ......前の私......)
208:
◆5ya24jCeIk :2012/02/18(土) 10:11:32.41 ID:uJYqMUzv0
【王国】
狩人(魔)(ふぅ......やっとついたぞ......。次こそは......)
狩人(魔)(急いで来たからな......。前の私より早いはず......)
狩人(魔)(いくぞ!)
女「はたして、そううまくいきますかね?」
狩人(魔)(!!?)
狩人(魔)「誰だ!?」
女「え?なに?私?何おじさん突然......」
狩人(魔)「え?」
男「おい、あんたらどうした......うっ!?」
男「いくらやっても駄目なものは駄目ですよ」
209:
◆5ya24jCeIk :2012/02/18(土) 10:15:11.68 ID:uJYqMUzv0
狩人(魔)「な......なんだ!?」
幼女「運命は」
神官「変わらない」
兵士「お前が救われることは」
主婦「絶対にない」
狩人(魔)「どういうことだ!!?」
一同「......」
スタスタスタ
狩人(魔)「ど......どこへいく!?貴様ら!」
狩人(魔)(今のは......操られていたのか......?)
狩人(魔)(くっ......考えても分からん!計画通りいくのみだ!)
211:
◆5ya24jCeIk :2012/02/18(土) 10:21:09.83 ID:uJYqMUzv0
狩人(魔)(いた!?あれは勇者母)
狩人(魔)(まだ誘拐されていないな......。よし!)
狩人(魔)(勇者父は前の私が操っている。勇者母の方も操ってやれば......絶対に会うことはない!)
勇者母「それではまた......うっ......」
スゥ
勇者母(魔)「Time is on my side~~~~♪」
勇者母(魔)「♪yes it is!!」ビシッ
勇者母(魔)「ふむっ、女の体だが......意外としっくりくるな」
212:
◆5ya24jCeIk :2012/02/18(土) 10:27:20.90 ID:uJYqMUzv0
勇者母(魔)「さて、この町を出るか」
チンピラC「ねぇねぇ君、ちょっといいかな」
勇者母(魔)(こ......こいつらか......無視だな)
チンピラD「おい!無視すんじゃねーよ、おらっ!」
グイッ
勇者母(魔)(あー、もううっとうしい!)
勇者母(魔)「やめてください......ねっ!!」
ドガッ
ドゴォ
チンピラD「うがっ......」
チンピラC「い......いでぇ......くそっ!覚えてやがれ!」
213:
◆5ya24jCeIk :2012/02/18(土) 10:29:42.40 ID:uJYqMUzv0
勇者母(魔)「うむ。意外とすんなりいくな......。さて......これで身を隠していれば終わりだな」
チンピラC「待て!!」
勇者母(魔)「またあなたたちですか」
勇者母(魔)(馬鹿なやつらだ。さっさと蹴散らして行こう)
チンピラA「よくも仲間をやってくれたな。ここでぶっ殺してやる」
チンピラB「くっくっく」
チンピラD「ざまぁ見やがれ!」
勇者父「さあ!やっちまえ野郎ども!」
勇者母(魔)(おいいいいいいいいいいいいいい!何やってるんだ!前の私!!)
214:
◆5ya24jCeIk :2012/02/18(土) 10:37:01.09 ID:uJYqMUzv0
勇者母(魔)(勇者母を殺す方に計画を変えたのか!?)
チンピラ達「オラアアアアアアアア!」
ドガッ!バキッ!ベキッ!
チンピラ達「......」バタッ
勇者母(魔)(よし......逃げるぞ!)
勇者父「待て!」
勇者母(魔)「え......」
勇者父「」ジー......
勇者母(魔)「」ジー......
勇者父「か......かわいい......」
215:
◆5ya24jCeIk :2012/02/18(土) 10:39:12.13 ID:uJYqMUzv0
勇者母(魔)「うっ......ううっ......」
勇者母(魔)(な......なんだ......このドキドキは......)
勇者母(魔)(お......落ち着け......相手は男だ......しかも私だぞ......)
勇者母(魔)(耐えろ......耐えろ......耐えるんだ......私)
勇者母(魔)「好きっ!」ギュッ
217:
◆5ya24jCeIk :2012/02/18(土) 10:48:49.75 ID:uJYqMUzv0
【9年後】
友人「結婚おめでとう!」
勇者母(魔)(どうしていつもこうなるのだろう......)
勇者母(魔)(逃げ出せばそれで終ったはずなのに......なんで勇者父にあんなにドキドキするのだ......)
勇者母(魔)(ま、まぁさすが私の魅力といったところだが......)
勇者母(魔)(だが、勇者父に私の正体を教えるのもどうかと思うしな......)
勇者母(魔)(それでどう未来がこじれるのか分からない以上、勇者母のふりは続けるが......)
勇者母(魔)(とりあえず今夜......どうしよう......)
勇者母(魔)(勇者を生むなどとんでもない。なんとか阻止せねばな)
神父「無駄なことを......いつまであがくのか」
勇者母(魔)(!?)
バッ
勇者母(魔)(今のは......)
218:
◆5ya24jCeIk :2012/02/18(土) 10:56:41.55 ID:uJYqMUzv0
【その夜】
勇者父「勇者母......」
勇者母(魔)(うっ......ううっ......なんて目で見やがる......)
勇者母(魔)(そ......そんな目で見られたら......そんな目で見られたら......)ドキドキ
勇者母(魔)(うっ......ううっ......体がうずく......)
勇者母(魔)(アソコが......ううっ......)
勇者母(魔)(こ......こいつの子供が欲しい......)
勇者母(魔)「あ......あなた......来て......」
ギシッ
・
・
・
勇者母(魔)(す......すごかった......)ポッ
勇者母(魔)(こんなにすごいなんて......)ドキドキ
勇者母(魔)「も......もっと///」
219:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/18(土) 10:58:19.39 ID:L3Q4xS2c0
ダメダメじゃねーか
220:
◆5ya24jCeIk :2012/02/18(土) 11:02:13.21 ID:uJYqMUzv0
【15年後】
勇者「じゃあ母さん、行ってきます!」
勇者母(魔)「ま......待って!」
勇者「駄目だよ。母さん。魔王を倒して必ず帰ってくるから......」
勇者母(魔)「い......嫌ならやめてもいいのよ!」
勇者「母さん......心配してくれてるんだね。大丈夫!行ってきます!」
勇者母(魔)(だ......だめええええええええええええ!)
221:
◆5ya24jCeIk :2012/02/18(土) 11:03:24.17 ID:uJYqMUzv0
【魔王城】
魔王「おおおおおおおおおおおお!」ガクッ
戦士(魔)「NOOOOOOOOOOOOOOO!」
コソコソ
勇者母(魔)(よくやった......さすが私の子.......いや!違う!)
勇者母(魔)(こっそりついて来てしまったが......複雑な心境だな)
勇者母(魔)(私がお腹を痛めて生んだ子ががんばってるのは......いい)
勇者母(魔)(いや!良くない!また私が死んでしまった)
勇者母(魔)(封印の間からまたやり直しだな。この体がいかん)
222:
◆5ya24jCeIk :2012/02/18(土) 11:06:20.54 ID:uJYqMUzv0
【封印の間】
勇者母(魔)(あ、あれは勇者父?)
勇者母(魔)(そうか。そういえば前の私とその前の私もいるのであったな)
勇者父「......」クルッ
勇者母(魔)(あっ......見つかった。隠れろ!)
サササッ
勇者母(魔)(ふぅ......。ん?そういえば前ここで勇者母を見たが......どういうことだ?)
勇者母(魔)(もうその時点であれは私であったのか?)
勇者母(魔)(それとも元の勇者母がついてきてた......?)
勇者母(魔)(......ということは)
勇者「考えても無駄ですよ」
勇者母(魔)「!!?」
ビクゥ!
224:
◆5ya24jCeIk :2012/02/18(土) 11:09:59.72 ID:uJYqMUzv0
勇者母(魔)「ゆ......勇者!?あ......よ......よく頑張ったわね。来ちゃった」ドキドキ
勇者「あれほど無駄だと忠告したのに愚かなことだ」
勇者母(魔)「え......」
勇者「運命を変えようとしても無駄ですよ。それは決定事項です」
勇者母(魔)「勇者......じゃない?」
勇者母(魔)「はっ!町に入ったときに人間を操っていた......」
勇者「運命を受け入れなさい」
勇者母(魔)「何者だ!?貴様!」
227:
◆5ya24jCeIk :2012/02/18(土) 11:16:25.61 ID:uJYqMUzv0
勇者「何とでも呼んで結構。何をしようとあなたはここで勇者に倒されてしまう運命なのだから」
勇者母(魔)「なん......だと......」
勇者「そもそも運命とは私が決めた結末。私の定めた天数なのですから」
勇者母(魔)「貴様が決めただと!?ふざけるな!人の運命は人の意思で変えられる!」
勇者「それが出来ないということはあなたが身にしみて分かったのではないですか?魔王」
勇者母(魔)「なっ......私の正体まで......」
勇者「いくら過去に戻っても私の決定した運命からは逃れられませんよ」
勇者母(魔)「タイムマシンのことも知っているのか......本当に何者だ......」
229:
◆5ya24jCeIk :2012/02/18(土) 11:21:44.03 ID:uJYqMUzv0
勇者「そして、あなたが封印された先の未来についても同じことです」
勇者母(魔)「え......」
勇者「このまま諦めて、未来に待っているのは勇者に倒され続けるあなただけということですよ」
勇者母(魔)「すべてが決まっているのならなぜこんなことを私に教えるのだ!それこそ放っておけばよいではないか!」
勇者「無駄な努力を続けるあなたが余りに滑稽で、おかしいのでね。無駄を省いて差し上げようと思ったまでです」
勇者母(魔)「そ......そんな......過去は変えられない!?」
勇者「その通り」
勇者母(魔)「未来も決まってしまっている」
勇者「そうです。諦めなさい」
勇者母(魔)「うっ......」
魔法使い「騙されるな!」
232:
◆5ya24jCeIk :2012/02/18(土) 11:26:05.13 ID:uJYqMUzv0
勇者「なっ......」
勇者母(魔)「え?」
僧侶「そいつの言っていることは全てが正しいわけではない!」
勇者母(魔)「魔法使い!?僧侶!?」
武闘家「この時を待っていた」
盗賊「覚悟するのだな。勇者......いや、運命」
賢者「それともこう呼ぼうか、神!!」
勇者「これは......あなたたち全員魔王の魂を......」
魔法使い「ふんっ、その通り」
勇者母(魔)「ど、どういうことだ......」
僧侶「タイムスリップを繰り返し......今、この場にいる全員は......魔王なのだ!」
勇者母(魔)「なに!?」
233:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/18(土) 11:27:41.31 ID:Mek5EaKB0
全員魔王わろた
234:
◆5ya24jCeIk :2012/02/18(土) 11:31:26.99 ID:uJYqMUzv0
武闘家「運命と言ったが、ここで勇者に神が降りるのもまた運命」
賢者「だが、この時、神が自分自身で行動しているこの時だけは運命から外れている!」
魔法使い「今、倒してしまえば......もう貴様にどうこうされることはない!」
盗賊「はーっはっはっは!この場で滅ぼしてくれる!!神!!」
勇者「愚かな......」
魔法使い「どうかな!?灼熱極大魔法!」ゴゴゥ
僧侶「疾風大魔法!」ドシュッ
武闘家「うらああ!」ドガガガガッ
賢者「呪縛!!」ヴォーン
盗賊「とどめだ!!食らえ!」ザグゥ
勇者「うっ......ぐっ......くくっ......これで終わり......と思いますか......」バタッ
237:
◆5ya24jCeIk :2012/02/18(土) 11:35:55.63 ID:uJYqMUzv0
勇者母(魔)「やった......のか?」
魔法使い「いや、きっと人間や魔物に乗り移ろうとするだろう」
勇者母(魔)「そ、それでは終らないではないか」
僧侶「しかし、ここにいる人間や魔物は全て魔王なのだからな。どうなるか」
勇者母(魔)「あ......」
238:
◆5ya24jCeIk :2012/02/18(土) 11:39:44.23 ID:uJYqMUzv0
フヨフヨ
神(愚かな......肉体など仮初のもの)
神(別の肉体に移ればいいだけの話しです)
神(ふふっ、人間と魔物を全て自分が乗っ取っているからと安心しているようですが......)
神(本当に愚かですね。生物であれば何でも良いものを!)
神(虫でもミジンコでも降りればすむことです)
カエル「ケロケロ」
神(あの辺りでいいですか)
フヨフヨ
239:
◆5ya24jCeIk :2012/02/18(土) 11:44:58.63 ID:uJYqMUzv0
神(そろそろ息も危ないですが......憑依!!)
バチィ!
神(なっ......はじかれた!)
カエル(魔)(残念だな。ここは満員だ)
神(なっ......カエルまで......で、では......)
ハエ「ブーン」
神(憑依!)
ハエ(魔)(満員だといっているだろう)
神(な......な......この辺り全部の生物に......まさか!?)
神(何万匹いると思っているのですか......それが全部魔王!?)
神(い......息が......おお......おおおおおおおおおおお)ガクッ
240:
◆5ya24jCeIk :2012/02/18(土) 11:49:05.68 ID:uJYqMUzv0
魔法使い「この辺りはどんな小さな生物だって私が宿っているから大丈夫だ」
僧侶「何万回も過去に行くことになってしまったがな」
勇者母(魔)「......」
賢者「神もさすがに消滅したみたいだな」
武闘家「元々意識体のみのようなものだからな」
盗賊「それは今の私も変わらないではないか。はっはっは」
魔法使い「だが、これで運命とやらに縛られることもあるまい」
盗賊「さあ、今一番先にいるお前が過去に行って来るがいい」
僧侶「頼んだぞ」バシッ
勇者母(魔)「......いいだろう」
トコトコ
勇者母(魔)(この体は置いていくか......)
スゥ
フヨフヨ
241:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/18(土) 11:53:05.61 ID:0Erw8adJO
ひっでえwwwwwwwww
242:
◆5ya24jCeIk :2012/02/18(土) 11:54:34.82 ID:uJYqMUzv0
【封印の間】
ブシュー
キラーマシン「......ピピピ テンソウ シュウリョウ」
側近「はぁーあの馬鹿大丈夫かな。つかえねー」
フヨフヨ カポン
側近「ん?壷に何か入った?」
側近「え!?魔王様!?」
魔王「ああ......」
側近「いや、今の馬鹿っていうのはですね。そのー、馬鹿に強いなーって言ってたんですお!」
側近「魔王様最強!!素敵!」
魔王「そうか......」
側近「どうしたんですか?魔王様。元気ないですね」
243:
◆5ya24jCeIk :2012/02/18(土) 12:00:20.23 ID:uJYqMUzv0
魔王「側近、もし、運命の強制力などが無くなって、過去がいくらでも変えられるとしたらどうする?」
側近「いきなり何言ってるんです?んーっ、でもまぁ自分が得するように色々変えてくるでしょうね」
側近「もしかしたら私が魔王として魔界に君臨しちゃったりして。むふふ」
魔王「そうか」
側近「もう、やりたい放題でしょうね。誰もがこの手の上という感じで」
側近「ま、強制力がなくなったらって話ですけどね」
魔王「そうしたら、過去がいくらでも変えられる存在自体がまるで運命の強制力......神のようだな」
側近「まーそう言えないこともないかも。新世界の神になる!なんつって」
魔王「だが、それで弄ばれる方はたまったものではないな」
側近「はぁ」
244:
◆5ya24jCeIk :2012/02/18(土) 12:05:50.98 ID:uJYqMUzv0
魔王「戦士も、勇者父も、勇者母も自分の人生があったであろう」
魔王「人間として生きて......生んで......育てて......人生の大切さというのは分かった気がする」
魔王「不滅の魂を持つ私がこんなことを思うなんてな......。くっくっく」
側近「どうしちゃったんですか?」
魔王「側近!次の行き先を決めたぞ!」
側近「タイムスリップです?どこまで?」
魔王「最初に私がタイムスリップした直前までだ」
245:
◆5ya24jCeIk :2012/02/18(土) 12:09:21.81 ID:uJYqMUzv0
側近「え?それ意味あるんですか?」
魔王「ああ!これで全て解決だ!」
側近「まぁ、無駄だと思いますけど。ま、ちょっと戻すだけですもんね」
側近「よしっと。準備できました。どうぞ」
魔王「ああ」
スゥ
ドヒューン
キラーマシン「テンソウ......シュウリョウ......ピピピ」
247:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/18(土) 12:10:59.74 ID:0Erw8adJO
なかったことにしてはならない
248:
◆5ya24jCeIk :2012/02/18(土) 12:14:18.93 ID:uJYqMUzv0
【数時間前】
側近「ほらほらっ、どうぞ」
魔王「しかし......」
側近「いいから!はよ入れ!」
カッ
側近「うわっ!光った!?」
魔王「ほらみろ!何か危なくないか!?」
キラーマシン(魔)(これで......終る!)
ガシャン!ガシャン!
側近「動いた!?何も入ってないのに」
249:
◆5ya24jCeIk :2012/02/18(土) 12:20:17.90 ID:uJYqMUzv0
バキバキッ
側近「お......おいこら......自分を壊そうとするな」
魔王「どうなっているのだ?」
キラーマシン(魔)(これが壊れれば最初に過去に行くこともなくなる)
バチバチバチ
側近「うわっ!」
キラーマシン(魔)「魔王ヨクキケ」
側近「しゃ、喋った」
魔王「な......なんだ」
キラーマシン(魔)「運命ハ自分デ切リ開クモノダ。過去ニ行キ他人ノ運命ヲモテアソンデハナラナイ」
キラーマシン(魔)(ふっ、お前が言うなっとあいつらは言ってるだろうがな......)
250:
◆5ya24jCeIk :2012/02/18(土) 12:24:02.14 ID:uJYqMUzv0
魔王「ど......どういうことだ!?」
キラーマシン(魔)「オ前ナラ分カルハズダ。ソシテコレデ終ル」
ブチブチッ
ジ......ジジ......
側近「や......やめ......」
キラーマシン「自爆!!」
ドゴオオオン
側近「あああ......キラーマシンが......」
魔王「うっ......なんだ......空間が......歪んで......」
グニャア
魔王「うおおおおおおおおおおお!」
側近「わああああああああああああ!」
252:
◆5ya24jCeIk :2012/02/18(土) 12:28:54.16 ID:uJYqMUzv0
側近「魔王様?大丈夫ですか?」
魔王「......」
側近「魔王様?」
魔王「元の私に戻ったのか?だがこの記憶は......」
側近「いやぁ、封印されちゃいましたねー。暇だからゲームでもやりませんか?」
魔王「タイムマシンはどうなったのだ?」
側近「タイムマシン?なんです?新しいゲームですか?」
魔王「いや......なんでもない」
側近「あ、ずるいですよ!私にも教えてください!」ユサユサ
魔王「こらっ、壷を揺らすな!」
253:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/18(土) 12:31:13.17 ID:9ZA33CvK0
そういや魔王肉体ねーんだよな・・・
254:
◆5ya24jCeIk :2012/02/18(土) 12:35:35.07 ID:uJYqMUzv0
魔王(これでいい。ふんっ、これからは運命など関係ない)
魔王(人間どもよ。束の間の平和を享受しているがいい)
魔王(この封印はあるがまま受け入れてやる)
魔王(だが......もし、この封印を解くような愚かなものが現れた時)
魔王(もし、世界を......我らまで支配しようなどとして封印が解けるようなときは)
魔王(全力で滅ぼしてやるから......楽しみにしているがいい!)
魔王「ふふっ......ふはははは......はーはっはっは!!」
側近「魔王様!教えてくださいよー!」
おしまい
256:
◆5ya24jCeIk :2012/02/18(土) 12:37:26.00 ID:uJYqMUzv0
最後まで見ていただいた方いましたらありがとうございました。
それでは!
元ネタは映画の悪魔を憐れむ歌でした。
■悪魔を憐れむ歌 [DVD]
258:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/18(土) 12:40:02.84 ID:Sse1DI5+0
乙
259:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/18(土) 12:45:16.12 ID:uUd8q1rU0
乙
おもしろかった
264:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/18(土) 13:10:04.60 ID:yvbO5ThIO
味のあるSF短編よんだあとのような読後感
おつ
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