9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/09(日) 09:15:47.61 ID:TJa2c7CU0
絹旗「どうです? 浜面。超セクシーダイナマイトでしょう」
浜面「……」
絹旗「え、ちょ、なに針なんて出してるんですか。やめ――」
ぱんっ!
ぷしゅー…
浜面「やっぱり窒素装甲で服を膨らませてたか」
絹旗「……」
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/09(日) 09:48:31.60 ID:TJa2c7CU0
浜面「なんでまたこんなアホみたいなことしたんだよ」
絹旗「……だって浜……」
絹旗「……男はみんな巨乳が超好きって言うじゃないですか」
浜面「そうか? 好みなんて人それぞれだと思うぜ」
絹旗「じゃ、じゃあ浜面は貧乳が超好きなんですか」
浜面「いや、俺はないよりはある方が……」
ガンッ
浜面「いっ……!?」
絹旗「超混乱させるようなこと言わないでくださいよ!」
浜面「おまっ、思いっきり足踏みやがって……」
絹旗「浜面のばーか! 超しねっ」タッ
浜面「おいっ! ……くそ、なんだってんだよ」
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/09(日) 09:55:14.19 ID:TJa2c7CU0
絹旗「……」
麦野「……何よ?」バイーン
絹旗「いえ、別に……」
滝壺「何かあったの?」ポヨーン
絹旗「いえ、別に……」
絹旗「……」ペターン
絹旗「今日はもう帰りますね……」
麦野「ちょっと、大丈夫なの?」
絹旗「超元気ですのでお構いなく……」
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/09(日) 10:09:08.29 ID:TJa2c7CU0
絹旗「はぁ……」
絹旗「……ん? なんですかね、この広告……」
「君もバストアッパーで理想の胸囲を手に入れよう!」
「従来のどのバストアップ法とも異なる学園都市の最先端技術!」
「簡単! 即効! 長々と努力する時代はもう古い!」
「バストアッパー利用者・Sさん(13)『劣等感を抱いていた知り合いの鼻を明かせました!
その人私よりレベルも学年も上なのに、おっぱいはちっちゃいんです(笑)
あたしの胸をうらやましそうに見てるのが愉快でなりません(笑)』」
「小さな胸に悩んでるあなた、すぐにお電話を!」
絹旗「……なんですかこれ」
絹旗「いくらなんでも超胡散臭すぎでしょ。大した努力もなく巨乳になれるとか……」
絹旗「もしもし、バストアッパーの広告を見たんですけど……」
26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/09(日) 10:42:02.06 ID:tXQGHjTT0
>>16
サテンさんwwwwww
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/09(日) 10:15:45.22 ID:JRZwEdpP0
可愛い
18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/09(日) 10:19:33.34 ID:TJa2c7CU0
絹旗「超不覚……気づいたらもう電話で申し込みしてました」
絹旗「で、届いたのがこの小包……」
絹旗「超小さいですね。いったい何が入ってるんでしょう」
がそごそ…
絹旗「……音楽プレーヤー?」
絹旗「えーと、これに入ってる曲を聴けばいいんですかね」
ピッ
~♪
絹旗「……」
絹旗「……え? これで終わり?」
絹旗「こんなんで胸が大きくなる訳が……やっぱりインチキだったんでしょうか」
絹旗「うーん、効果が出るのは翌日以降だって書いてありますけどけど……」
絹旗「明日まで様子を見るとしましょうか」
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/09(日) 10:25:35.12 ID:TJa2c7CU0
絹旗「ふあ……」
絹旗「んーと、今日の予定は……」
絹旗「そうだ、あのインチキ商品をクーリングオフしなきゃ。もしごねられたら裁判に……」
絹旗「……ん?」
ぷにっ
絹旗「……」
ぷにぷに
絹旗「……」
もみもみ
絹旗「……!」
絹旗「バストアッパー……」
絹旗「超本物です」
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/09(日) 10:31:18.39 ID:TJa2c7CU0
絹旗「うおおおおおおおお……!」
もみもみもみもみ
絹旗「超ぺったんこだった私の胸が……」
絹旗「まだ巨乳というほどではないですが、それでも目に見えて超大きくなってます」
きゅっ
絹旗「うわっ、谷間できた! 超すごい!」
ぐぐぐ…
絹旗「うぐ……ブラが超苦しいです」
絹旗「下着買いに行かなきゃ……」
絹旗「合うブラが一つもない……ふふふ、超贅沢な悩みですね」
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/09(日) 10:40:25.74 ID:TJa2c7CU0
絹旗「よっ……と」
カチッ
絹旗「ああ……! なんですかこれ! ブラにおっぱいが乗ってる! 超重量感じる!」
絹旗「昨日まではただ巻いてる感じだったのに……」
絹旗「今さらですけどおっぱいって結構重いんですね。超肩凝りそう……」
絹旗「はっ」
絹旗「超肩凝っちゃいますねー。おっぱい超重いですからー。いやー、おっぱい大きいと色々と超辛いですよねー」
絹旗「はー……超最高」
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/09(日) 10:48:02.92 ID:duy/d28j0
きょぬはた
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/09(日) 10:48:11.98 ID:TJa2c7CU0
絹旗「超こんにちはー!」
麦野「え?」
滝壺「うん?」
浜面「お、おう」
絹旗「どうしたんですか? そんなハトが超豆鉄砲食らったような顔して」
麦野「やけにごきげんね。何かいいことあった?」
絹旗「あ、わかります? やっぱりわかっちゃいます?」
麦野(うぜえ……)
絹旗「ほら、超見てくださいよ! ほらほら!」
麦野「……」
滝壺「……」
浜面「……」
麦滝浜「「「……?」」」
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/09(日) 10:56:52.09 ID:TJa2c7CU0
麦野「髪型変え……てないよね」
浜面「新しい服……って訳でもないよな」
滝壺「……下着が新しくなってるとか……」
絹旗「いえ、下着もいつものやつです」ピラッ
浜面「ぶっ!」
滝壺「はまづらぁ……」
浜面(え? 今の俺が悪いの?)
絹旗「わかりません? ほら」ピョン
ぷるっ
麦野「あ」
滝壺「胸……」
絹旗「フフーン」
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/09(日) 11:05:13.61 ID:TJa2c7CU0
浜面「なんだ、昨日の悪ふざけの続きかよ」
滝壺「はまづら?」
浜面「見てろよお前ら。こんなもんは隙間に針を刺せばぱーんと……あれ?」
浜面「……」
ぷにっ
浜面「あれ?」
絹旗「お、乙女のおっぱいに超気安く触らないでください! 超最低です!」
滝壺「はまづらぁ……」
浜面(ああ、今のは俺が悪いってわかるよ、うん)
浜面「ごめんなさい……」ボロッ
絹旗「ま、まぁ本物だってわかってくれたならいいです」
36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/09(日) 11:16:02.67 ID:TJa2c7CU0
絹旗「学園都市の超最先端技術の成果です」
麦野「へぇ」
滝壺「おめでとう」
浜面「よかったな」
絹旗「あ、はい、どうも……」
麦野「そだ、あんたが来るまで話してたことなんだけどさ――」
絹旗「はい――」
絹旗(あれ? これだけ?)
絹旗(もっとこう……今日一日話題の中心になったりとか……)
絹旗(超おかしいですね。こんなはずじゃなかったのに……)
37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/09(日) 11:25:35.31 ID:TJa2c7CU0
絹旗「……」
麦野「浜面、お茶持ってきて」バイーン
浜面「へいへい。お前らは?」
滝壺「私はいらない」ポヨーン
絹旗「……」
浜面「絹旗?」
絹旗「え? あ、ああ、いらないです」
絹旗(二人とも、まだまだ私より大きい……)
絹旗(超目立たないのも当たり前か……二人よりも超大きくなれば……)
絹旗(……せめて、滝壺さん以上には絶対になろう)
滝壺「……?」
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/09(日) 11:33:26.51 ID:TJa2c7CU0
絹旗「えー、毎日欠かさず聴くことで、さらなるバスト増大を促進します……超簡単ですね」
絹旗「目標は超でっかく、Gカップです!」
~♪
絹旗「おおっ! またちょっと大きくなりました! バストアッパー超すごい!」
~♪
絹旗「ふふっ、また新しい下着買いに行かなきゃですね」
~♪
絹旗「おっきくなーれ、おっきくなーれ……」
~♪
絹旗「ついにGカップになりました!」バルンバルン
42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/09(日) 11:36:36.80 ID:IHGZIR2a0
絹旗ちゃんマジ最愛
43: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2011/10/09(日) 11:38:50.22 ID:jyHIPgK20
絹旗ちゃんは大きくてDカップぐらいがいい
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/09(日) 11:47:41.33 ID:TJa2c7CU0
絹旗「超すごい存在感……果物か何か詰めたみたい」バルンバルン
絹旗「これならみんな超驚くこと間違いなしです」
絹旗「……浜面なんかは、刺激が超強すぎて鼻血噴いちゃうかもしれませんね」
絹旗「超お久しぶりでーす!」バルンバルン
麦野「絹旗。しばらく見なかったけど、一体何……して……」
浜面「うわ……」
滝壺「きぬはた……?」
絹旗「みんなを驚かせようと思って。途中経過を見てないと驚きも超一層でしょう?」バルンバルン
麦野「……」
浜面「あ、ああ……」
滝壺「うん……」
47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/09(日) 12:10:56.47 ID:TJa2c7CU0
絹旗「浜面、スケベな目で見たら超承知しませんからね」
浜面「そ、そうだな、わかった」
絹旗「?」
滝壺「きぬはた、それ……バストアッパーだっけ? それ使って――」
絹旗「はい。バストアッパーの効力は超本物ですよ。数日使っただけでこんな――」
滝壺「ううん、そうじゃなくて。……体に変調とか、ないの? 最近体調悪かったりとか……」
絹旗「ありませんよ。初めて使った日から今日まで、毎日健康体です」
滝壺「そう……でも、一応病院で検査受けた方がいいよ」
絹旗「どうしてですか?」
麦野「……バストアッパーは、今持ってるの?」
絹旗「え? ええ」
麦野「貸しなさい。知り合いの研究者に調べてもらうから」
48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/09(日) 12:20:22.97 ID:TJa2c7CU0
絹旗「……」
麦野「絹旗?」
絹旗「そんなこと言って、自分もバストアッパーを使おうとか考えてるんじゃないですか?」
麦野「はぁ?」
絹旗「わ、私の方が胸大きくなったから、それが超妬ましくて……」
麦野「あんたねぇ……」
絹旗「滝壺さんも! 私が超羨ましいから……だから……!」
滝壺「違うよ、きぬはた。私たちはただ――」
絹旗「浜面!」
浜面「俺!?」
49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/09(日) 12:25:49.38 ID:TJa2c7CU0
絹旗「は、浜面から見て、私、どうですか……? やっぱり胸が大きい方が魅力的ですよね?
だから二人ともこんなに必死になって……」
浜面「そう……だな、俺は……」
絹旗「……っ」
浜面「正直、ちょっと気味が悪いなって……」
絹旗「……え……」
ばきっ! ごんっ!
浜面「~~~~っ」プルプル
麦野「このバカっ!」
滝壺「バカ」
麦野「絹旗! バカの言うことなんてどうでもいいから、おとなしくバストアッパーを……」
絹旗「……」
滝壺「きぬはた……?」
絹旗「……」フラッ
ドサッ
51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/09(日) 12:32:31.15 ID:TJa2c7CU0
麦野「……」
滝壺「……」
絹旗「――」
浜面「……絹旗? おい!」
絹旗「……はぁ……はぁ……っ」
浜面「い、息はしてるけど、こんな苦しそうな……」
浜面「医者……救急車……」
52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/09(日) 12:38:46.71 ID:TJa2c7CU0
絹旗「……」
絹旗「……ここは……」
カエル医者「やぁ、目が覚めたね?」
絹旗「……病院?」
カエル医者「無理に頭を働かせてはいけないよ? 後でまた来るからね?」
絹旗「……」
54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/09(日) 12:50:10.89 ID:TJa2c7CU0
カエル医者「うん、記憶に問題はないようだね?」
絹旗「あの、私が倒れてから……」
カエル医者「君が運ばれてからこの時間まで、大体丸三日かな?」
絹旗「三日……」
カエル医者「その間に事は全部終わっちゃったかなぁ? 君の目が覚めて、ようやく一件落着だけどね?」
絹旗「終わり……? あ……」ペターン
絹旗「……」ペタペタ
カエル医者「余計なお世話だったかい? でも僕は医者だからね? 治すのが仕事だから」
絹旗「治す……」
カエル医者「君が寝てる間に何があったか、僕の口から聞いておくかい?」
絹旗「……はい」
58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/09(日) 13:09:54.13 ID:TJa2c7CU0
カエル医者「少し前に、レベルアッパーと呼ばれるものが出回っていたことがあってね?」
カエル医者「複数の能力者の脳を、脳波でつなぐことで、能力のレベルを高めることができるんだ」
カエル医者「脳波をつなぐものは、特殊な音声ファイルでね?」
絹旗「音……あ!」
カエル医者「しかし、他人の脳波とつながることは、脳に多大な負担を強いる。
結果、多くの意識不明者を出してしまったのさ」
カエル医者「その事件は既に解決してるのだけど、どこからかこの情報を手に入れ、目をつけた輩がいてね?」
カエル医者「肉体変化能力者ばかりを集めて脳波をつなぎ、美容通販を隠れ蓑に能力者を集めていたんだ」
61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/09(日) 13:22:27.34 ID:TJa2c7CU0
絹旗「肉体変化……じゃあ私の胸が大きくなったのは……」
カエル医者「能力によるものだね? 自分と系統の異なる能力を使えるのは、
レベルアッパーの事件では管理者だけのはずだけど……どう改良したのやら」
カエル医者「美容効果を餌に能力者を集め、脳波ネットワークを完成させるつもりだったんだろう。
その前に壊滅しちゃったけどね?」
絹旗「……」
カエル医者「君の友達がやったことだよ?」
絹旗「え……」
カエル医者「どうやったのか黒幕の居場所をあっという間に突き止めて、
研究施設やら何やら全壊させたのは、もっとあっという間だったらしいよ? 聞いた話だけどね?」
絹旗「……」
カエル医者「黒幕が泣いて謝っても一切容赦しなかったとか……ちょっと怖いね?」
絹旗「……」
62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/09(日) 13:23:50.18 ID:yW60h7RF0
麦野・・・
64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/09(日) 13:36:59.84 ID:TJa2c7CU0
カエル医者「僕が話すべきことはこれで全部かな……ああ、一つ忘れてた」
絹旗「?」
カエル医者「僕は美容整形や豊胸手術を否定する気はない。
相応の代価を払って美しさを手に入れることが、悪いことだなんて決して思わない」
カエル医者「でも君の場合は話が違う」
絹旗「……」
カエル医者「君の体はこれから大きく成長する。そういう年齢なんだ」
カエル医者「その大きくなろうとがんばっている体を、蔑ろにしてまで手に入れる価値があるものだったのかい?」
絹旗「……」
カエル医者「そうまでして成長を急がせる何かがあったのかもしれないけど……」
カエル医者「それでも、もっと自分の体を大切にしてほしいと思うよ。僕は医者だから」
絹旗「……はい。ありがとうございます」
69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/09(日) 13:49:53.80 ID:TJa2c7CU0
麦野「よっ、絹旗。元気ー?」
浜面「なわけねーだろ。入院中だぞ」
滝壺「きぬはた……目が覚めてよかった」
絹旗「麦野……滝壺さん、浜面も……」
麦野「面会謝絶じゃなくなったからね。会いに来ちゃった」
滝壺「食欲ある? リンゴ持ってきたから剥いてあげる」
絹旗「あ、ありがとうございます……」
絹旗(……みんな、体の所々に擦り傷や切り傷が……)
72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/09(日) 13:57:16.96 ID:TJa2c7CU0
絹旗「あの、その傷……」
麦野「ん? ああ……」
浜面「お前が倒れた後麦野が怒り狂ってな。絹旗をこんな目に遭わせたやつは八つ裂きにしてやるって」
麦野「言ってねえよ……」
絹旗「その話、聞きました。私が超寝てる間に黒幕をぶっ潰してくれたとか……」
浜面「そうか」
絹旗「……結構危なかったんですか?」
浜面「ああ、傷のことなら心配すんな」
浜面「ほとんど、怒りで狙いがめちゃくちゃになった麦野の、誤射とか自爆とかが原因だから……」
麦野「おい、ふざけんなおい。テメェの傷はアホみたいな特攻してテメェで作ったもんだろが」
絹旗「……」
滝壺「きぬはた?」
麦野「あ」
浜面「え」
絹旗「ごめんなさいっ……ひぐ、ごめんなさい……っ」
75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/09(日) 14:07:44.14 ID:TJa2c7CU0
浜面「だから、傷のことは気にすんなって……」
絹旗「そっちじゃなくてっ……倒れる前に、超ひどいこと、たくさん言いました……麦野にも、滝壺さんにもっ」
絹旗「自分勝手なことばかり言って……ごめんなさい……」
浜面「……」
麦野「あー、えっと……」
滝壺「はい、ハンカチ」
絹旗「ありがど……ございます……」ゴシゴシ
滝壺「私たちも、もっと早く気づいてあげればよかったね。話をちゃんと聞いて、怪しいって思えてたら……」
絹旗「そんなこと……」
滝壺「おたがいさまだよ。だからもういいんだよ」
絹旗「……はい……」
麦野(言うこと何もなくなった……)
77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/09(日) 14:17:55.37 ID:TJa2c7CU0
浜面「絹旗、ごめんな」
絹旗「え?」
浜面「俺もお前にひどいこと言った。お前が倒れる前に」
絹旗「……」
浜面「お前、きれいになりたくてがんばってたのにな。それなのに一言で全部否定しちまって……」
浜面「本当にごめん。俺が悪かった」
絹旗「……気にしてませんよ。今は私も変だったなって思ってますから」
浜面「……あのさ」
絹旗「はい」
浜面「上手く言えねえんだけど、お前、今でも十分かわいいんだからさ」
絹旗「え」
滝壺「……」ザワッ
麦野「!?」ビクッ
78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/09(日) 14:18:29.58 ID:/D/ikXld0
さて、脱ぐか・・・
83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/09(日) 14:25:54.55 ID:TJa2c7CU0
浜面「もう少ししたら、すげえいい女になると思うんだ」
浜面「だから……ゆっくりきれいになっていけばいいんじゃないかと、思うんだけど……」
絹旗「ほ、本当ですか?」
浜面「ああ」
絹旗「……ありがとう」
滝壺「はまづら」
浜面「ん?」
滝壺「今日だけだから」
浜面(え? 何が?)
87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/09(日) 14:41:56.40 ID:TJa2c7CU0
麦野「そろそろ帰ろっか」
浜面「おう」
滝壺「明日もお見舞い、行くからね」
絹旗「はい。また明日」
絹旗「……」
ぺたぺた
絹旗「はぁ……」ペターン
絹旗(割り切ったつもりでも、やっぱり超惜しく感じちゃいます)
90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/09(日) 14:47:11.70 ID:TJa2c7CU0
絹旗(バストアッパーなしで、努力だけであんなに大きくできるかな……)
絹旗(いや、別にあそこまで大きくなくていいんだ。せめて滝壺さんくらい……できればそれ以上……)
絹旗「……」
絹旗(できる、と信じてがんばろう)
絹旗(私の体なんだから、私が一番超信じてあげなくちゃ)
絹旗(自分だけの現実をつかんで能力を開発するように……こう、イメージの力で巨乳に……)
絹旗「ふぁ……」
絹旗(今日はもう寝よう……)
絹旗(明日もきっと成長する体のために)
絹旗(おやすみ)
おしまい
91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/09(日) 14:49:25.16 ID:yW60h7RF0
超乙です
92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/09(日) 14:53:45.08 ID:+N3GmCAHO
乙
良かったよ
94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/09(日) 15:07:33.65 ID:icd0ZaUh0
乙です
同じような手にまた引っかかった佐天さん…
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