1:
◆SbXzuGhlwpak 2019/08/03(土) 21:23:25.17
ID:Ct2LJTw90
弦十郎「俺は司令……いや、人として失格だ」
クリス「だからちげーって! おっさんはあたしにそんなことしちゃいねーんだよ!」
切歌「そうデスよ司令!」
調「司令は先輩をいやらしい目で見てなんかいない」
クリス「……いーや。おっさんはあたしをやらしか目で見てる」
切歌「クリス先輩!?」デデデデース
弦十郎「やはり俺は……最低の男だ」
クリス「いや、してねーから! おっさんはあたしにセクハラなんかしてねーから!」
調「先輩。だったらさっきの言葉は否定しないと」
クリス「……いーや。おっさんはあたしをエロい目で見てる」
割とすごくカワイイ子たち『クリス先輩!!?』
弦十郎「俺は……俺は……」
未来「……何これ?」
響「……言ってること、全然わかりません」
翼「気ぜわしき声に引かれて参じてみれば……なかなかどうして」
響「……言ってること、全然わかりません」
マリア「エルフナイン。何があったのかわかる?」
エルフナイン「それが――」
――時を少しさかのぼる
2:
◆SbXzuGhlwpak 2019/08/03(土) 21:24:51.67
ID:Ct2LJTw90
※ ※ ※
切歌「調デス!」
調「切ちゃんだよっ」
切歌「調の方がズーッとズーッと上デス!」
調「私なんか、切ちゃんの足元にも及ばない」
切歌「その私より調が上なんデスよ!」
調「……お願い切ちゃん。もっと自覚をもって」
ガチャ
クリス「ぎゃいのぎゃいの騒がしいんだよおまえら。今度はいったい何についてイチャついてんだ」」
調「先輩が来てくれた!」
切歌「これで勝つるデースッ♪」
調「……切ちゃん。先輩はわたしの味方だよ」
切歌「何を言っているですか調? 私に並ぶ常識人であるクリス先輩なら、必ず私の方が正しいってわかってくれるデス」
クリス「誰がおまえ並だっ! いいからとっとと何があったかゲロっとけ」
調「……先輩。お下品」
切歌「オロロロロォデース。実はデスね、聞いてくださいクリス先輩。調が妙なことを言い出したんデス」
クリス「ほーん」
クリス(さっきチラッと聞こえた限りじゃどっちが上かで争ってたみてーだし、あらかた“どっちの方がカワイイか”とかそういうくだんねえ――)
切歌「私が『最近調はエロいデス』って言ったら、『切ちゃんの方がエロい』って言うんデスよ!」
クリス「あーはいはい。そんなんどっちでも――あん?」
http://i.imgur.com/IbEH88A.jpg
http://i.imgur.com/kmpSPGN.jpg
http://i.imgur.com/cLZciJO.jpg
3:
◆SbXzuGhlwpak 2019/08/03(土) 21:25:54.40
ID:Ct2LJTw90
調「先輩だって切ちゃんの方がエロいって思いますよね? 体つきだってそうですけど、最近流し目が急に大人びて。とってもエッチ」
クリス「お、おう」
切歌「調のあのきめ細やかな肌! 流れるような艶やかな黒髪! 白い身躯(しんく)を撫でるように彩る桜色の糸! エロ過ぎデス!」
クリス「おまえは急に語彙力上がってんじゃねーよ! こえーんだよ!」
調「だいだい切ちゃん、あのポールダンスは何? 切ちゃんの健康的で眩しい太ももと、肩にかかるぐらいの長さの髪が良い具合に揺れ動いて心配になる」
切歌「何デストォー!? クルクル回る楽しさは調の方がわかっているじゃないデスか!」
調「それはそうだけど!」
クリス「た、楽しいのか。そうなのか」
調「……こんな感じで平行線なんです」
切歌「クリス先輩! ここはバシッとズバッとデスッと調の方がエロいというリアルを教えてあげてください!」
調「先輩。切ちゃんの方がエロいですよね?」
クリス「あー、うん。思っていた以上にどうでもよくて考えんの面倒くせーんだが」
調「……ッ!! 先輩、だったら前に司令と一緒に見た映画の教えを思い出して」
クリス「映画ァ? ……あっ」
――考えるな、感じろ
クリス「……うん。よりエロいのはおまえの方だ」
切歌「な、何デストォー!?」デデデデース
調「……よし」
クリス「あのポールダンスはエロいとあたしも感じた。もうそれで十分だろ」
切歌「そ、そんなことないデスよ! クリス先輩は調のエロさを半分もわかっちゃいないデス!」
調「切ちゃん。もう勝負ついてるから」
切歌「まだデス……まだ……そうデス!」
クリス「あん? 再審は受け付けねーぞ。ここがおまえの終審だ」
切歌「クリス先輩の方が私よりエロいデース!!」
調「……ッ!!?」
クリス「……ハァ?」
http://i.imgur.com/150MaJh.jpg
4:
◆SbXzuGhlwpak 2019/08/03(土) 21:26:55.80
ID:Ct2LJTw90
調「天使のようなはにかんだ笑みに、照れ隠しの乱暴な言葉。そして『口調ほど悪い娘じゃないのね』って言われて照れるあの姿は……すごかった」
クリス「なっ……!?」
切歌「クリス先輩のエロさを語る上で外せないのはおっぱいデス! おっぱい! おっぱいリロードなんて私にはできっこないデス!」
クリス「おまっ……何度も言うんじゃねー! このエロッ娘!」
調「切ちゃんと先輩……ポールダンスとおっぱいリロード……ここが、決勝戦。雌雄を決する場」
クリス「おまえはおまえで何言ってやがんだ……?」
切歌「……でも調。XVの変身バンクでのクリス先輩は、エロいというよりキレイ、カッコイイという感じだったデース」
クリス「お、わかってんじゃんおまえ」グリグリ
切歌「デデデデース♪」
調「……確かに。“ばぁん☆”が解禁されたとはいえ、全体的な完成度は別としてエロさに限ればGの方が……ハッ!?」
切歌「おや? どうしましたか調?」
調「先輩の変身バンクが一番エロいのはG……そして」
切歌「そ、そして?」
調「先輩は――Gカップ」
クリス「……ハァ?」
調「つまり先輩は公衆の面前に向かって、自分のおっぱいがGカップだと密かに自慢していた……ッ!!?」
切歌「な、何デストォー!?」デデデデース
クリス「……バカか? さてはおまえらバカだな? そういやおまえらバカだったな!」
切歌「そ、そんな……勝てっこないデス……エロさが爆発しているデス……私はもちろん、調であっても……エロすぎん先輩には勝てないデス」
クリス「人を勝手に痴女扱いしてんじゃねー! 再審だ! 再審を請求する!」
調「再審……誰にですか? 翼さん?」
クリス「バッカおまえ、先輩にあたし等の中で誰が一番エロいかって訊いてみろ?」
翼『――介錯する。辞世の句を読め』
翼『案ずるな三人とも。おまえ達が死出の道を迷わぬよう、私も腹を掻っ捌いて後を追う』
クリス「……こうならないって断言できるか?」
切歌「え? 今の翼さんのセリフなんデスか?」
調「昔は尖っていたって聞いたことがあるけど……流石に今はそんなことないんじゃ」
クリス「あたしもそう思うが、無駄なリスクを負う必要はねえから止めとこう。マリアでいいんじゃねーか?」
切歌「マリアはクリス先輩と同じGカップデス! 曹孟徳が無いとは限らないデス!」
調「それを言うなら忖度だよ、切ちゃん」
クリス「……言っとくがおまえ。DからEカップになった時は倍返しでいじくってやるからな」
切歌「……デース」
調「……」ペタペタ
http://i.imgur.com/vKxoWTz.png
5:
◆SbXzuGhlwpak 2019/08/03(土) 21:27:28.17
ID:Ct2LJTw90
クリス「しっかし先輩もダメ、マリアもダメ。あのバカに知られたらうっといことになるし、あの子に知られたら知られたらで末恐ろしいし」
調「かといってエルフナインにはまだこういう話は早い」
切歌「と、なると。緒川さんデスか?」
調「誰が一番エロいのか。男の人に決めてもらえばあと腐れが無い」
クリス「……いや、そうかもしんねーけど」
切歌「クリス先輩は緒川さんが決めるのにノリ気じゃないデスか?」
クリス「だっておまえ考えてみろよ。あんな爽やかそうなイメージをずっと保っていた奴に、未成年三人の中で誰が一番エロいか決めさせるんだぞ? 今後アイツが何か爽やかなこと言っても、腹の中でエロいこと考えてんじゃねえかって勘繰っちまいそうで……申し訳ないっつうか」
切歌「あー。緒川さんのキャラでは確かに無いです」
調「じゃあ普段からそういうこと考えてそうな藤尭さんは?」
クリス「……確証を得てしまうな。普段からそういうこと考えているって」
切歌「……戦闘中に指示を受けても、やらしい目で見ながらの指示じゃないかと考えてしまうデース」
6:
◆SbXzuGhlwpak 2019/08/03(土) 21:28:17.15
ID:Ct2LJTw90
調「と、なると。そんな私たちの邪推を吹き飛ばす人が必要……ッ」
切歌「つまり……ッ!」
クリス「……ウェルは死んだ、もういない」
切歌「なぜそこであのオタンコナスが出てくるのですか!?」
クリス「……アダムもアイツの腹パンで死んだぞ」
調「あんな奴らに切ちゃんと先輩をエロい目で見られたら、ギザギザに刻んでも刻み足りない。そうじゃなくて、いるじゃないですか」
切歌「人類最強の男の出番デス!」
クリス「いや、こんなことに人類最強を呼び出すなよ。昼間っからデカい声で――」
弦十郎『誰が一番エロいか決めろ……だとぉ!!?』
クリス「――なんて叫びかねねえぞ」
切歌「司令の評判がつるつる落としデス……」
調「大丈夫。司令なら押し通せる」
クリス「おまえのその、おっさんへの謎の信頼はなんなんだよ……」
調「力こそパワーの体現者。悪評もなんのその。悪評をくだくのは、技を超える限りないパワー」
クリス「パワーってなんだよ……」
切歌「技を超えた純粋な強さ。それがパワーデス!」
クリス「おい、常識人」
http://i.imgur.com/m2HBusJ.png
http://i.imgur.com/BMdeBVS.jpg
司令(100%)
http://i.imgur.com/2wdlyZr.jpg
7:
◆SbXzuGhlwpak 2019/08/03(土) 21:28:57.77
ID:Ct2LJTw90
調「……でも確かに、司令にお願いしても無理ですね。司令から見れば私たちはまだまだお子様」
クリス「……は?」
切歌「『誰が一番エロいかだと? ハッハッハ、そういうのが気になる年頃か。じゃあエロくなるためにおいしいもんたらふく食って、一緒にチャーリーズ・エンジェルでも観るか!』とか言われそうデース」
クリス「……ん?」
調「マリアならともかく、私たちをそんな目じゃ『――てるぞ』……先輩?」
クリス「ま、まあ……おまえらはまだ子どもだが、おっさんは……あたしを……てるぞ」
切歌「クリス先輩? 司令がどうしたのデス?」
クリス「だ、だから!」
ガチャ
弦十郎「ここにいたか三人とも。少し確認したい点があっ――」
クリス「あたしはおっさんにエロい目で見られてるぞ!!!」
弦十郎「」
クリス「――あ」
8:
◆SbXzuGhlwpak 2019/08/03(土) 21:29:34.40
ID:Ct2LJTw90
※ ※ ※
エルフナイン「――ということがあったようです」
翼「面妖な。雪音がそのような心得違いをするとは」
マリア「心得違いというより、そうであってほしいという乙女心よアレは」ハァ
翼「……わかるか立花?」
響「はい! つまりクリスちゃんはエッチな目で見られたいんです! 大人ぶりたいんです!」
翼「なっ……!?」
未来「違います」
翼「これは由々しき事態ではないか。戦場で弓を持つ者が淑女であれとは言えぬが、かような乱れた心では行射も乱れよう」
マリア「違うから」
翼「こうしてはいられぬっ。雪音!!」
クリス「だからおっさんはあたしにセクハラなんて――ど、どうしたよ先輩?」
翼「ゆ、雪音も年頃だ。大人びたい気持ちもあるだろう。色を知りたいと思うこともあるだろう」
クリス「……あん?」
翼「だが焦る必要は無い。私もこの手のことは不得手だが、それはかえって好都合。未熟な者同士、切磋琢磨して共に行こうではないか」
クリス「……なあ、先輩に妙な事を吹き込んだのは誰だ?」
未来「響だよ」
クリス「聞くまでも無かったか……」
翼「だから雪音。明日のためにも、今を受け入れよう。司令は雪音を濫(みだ)りがましい目で見てなどいないと!」
クリス「……いーや。おっさんはあたしをやらしか目で見ている」プイッ
弦十郎「うぉ……ぉ」
翼「雪音!?」
調「先輩? ここはお願いだから否定して」
クリス「だからセクハラなんかおっさんにされてねーって言ってるだろ!」
切歌「もうわけがわかんないデスよ……」
エルフナイン「エッチな目で見られているけどセクハラではない……? セクハラの定義が人によって異なるせいか、ボクにはなぜここまで話がこじれているがわかりません」
響「エルフナインちゃん。クリスちゃんは乙女なんだよ」
エルフナイン「……乙女?」
響「うん。だからエルフナインちゃんも、あと少ししたらクリスちゃんの気持ちがわかるようになるから!」
マリア「……乙女心がわからない剣と槍が、さらに場をかき回してしまったわね」
未来「……仕方ありません。弦十郎さんにこの場を収めてもらいます」
マリア「司令が? 今ものすごく落ち込んでいるし、力押しで解決できる状況とは思えないけど」
未来「弦十郎さんには、年上の男性として甲斐性を見せてもらえば大丈夫なので」
マリア「甲斐性?」
9:
◆SbXzuGhlwpak 2019/08/03(土) 21:30:14.89
ID:Ct2LJTw90
※ ※ ※
弦十郎「」ズーン
切歌「げ、元気出すデスよ司令!」
調「司令がセクハラなんかしない人だって、私たちはちゃんとわかっていますから」
弦十郎「しかし、クリス君は……」
<ヤラシカ目デ見テイル! デモセクハラハサレテネーッテ!
<雪音! 乱心シタカ!?
切歌「く、クリス先輩本人もセクハラされていないって言ってるデスよ?」
弦十郎「まだ未成年の君たちが、俺にふしだらな目で見られていると感じたのなら、それはまごうことなきセクハラだろう。……君たちも、こんな俺に気を遣わなくてもいいんだぞ」
調「司令……先輩は照れ屋だから、きっと意固地になっているだけ……未来さん?」
未来「弦十郎さん、ちょっとこっちに来てもらっていいですか」
弦十郎「……未来君。いったい何のようだい?」スタスタ
未来「ゴニョゴニョ、ゴニョゴニョ」
弦十郎「……ッ!? しかし、それは!」
割とすごくカワイイ子たち『……?』
未来「ここはクリスのために折れてあげてください」
弦十郎「ぬ、ぬぐぅ。仕方あるまい」
未来「それじゃあ隣の部屋に行ってください。私がクリスを呼び出しますから」
弦十郎「お願いする、未来君」スタスタ
未来「さて、と。クリス―」
10:
◆SbXzuGhlwpak 2019/08/03(土) 21:30:51.41
ID:Ct2LJTw90
クリス「だからおっさんがそんな大人じゃないぐらい、あたしが一番知ってるつうの! でもエロい目で……なんだよ」
未来「弦十郎さんが二人で話したいことがあるんだって。あっちの部屋に行ってあげて」
クリス「……おっさんが、二人っきりでか?」
未来「うん」
翼「いいか、雪音。いくら叔父様が強靱とはいえ、年頃の娘の謂われない誹謗なら話が違う。雪音にも言い分はあるだろうが、くれぐれも言葉を選んでくれよ」
クリス「わーってるよ。そもそもおっさんはセクハラなんかしてねーって、さっきから言ってるじゃねーか。ったく」
ガチャ
弦十郎「……クリス君」
クリス「……なんつーか、悪いな。話を無駄に大きくしちまって」
弦十郎「そのことなんだが……俺はな、クリス君」
クリス「あん?」
弦十郎「俺はクリス君を確かにエロい目で見ている!」
クリス「」
弦十郎(これで……これで本当にいいんだな、未来君!?)
未来『いいですか弦十郎さん。これは女の子によって違うので一概には言えないんですけど、とりあえずクリスにあてはまることを言います』
未来『クリスにとって一番身近な男性は弦十郎さんです。そしてその弦十郎さんが自分を女性として見ていない……これに安心感ではなく、屈辱を覚えているんです』
未来『弦十郎さんには司令として、子どもを見守る大人としての立場があるのはわかります。けどここはクリスのために折れてあげてください』
未来『大丈夫です。クリスは怖がったり気味悪がったりしませんし、言いふらしたりもしませんから』
未来(……あからさまに上機嫌で、何があったのかわかっちゃうだろうけど)
11:
◆SbXzuGhlwpak 2019/08/03(土) 21:31:27.04
ID:Ct2LJTw90
弦十郎「お、俺の立場では大っぴら言えることではないが……クリス君にバレてしまったようだからな」
クリス「…………ふーん」
弦十郎「クリス君?」
クリス「ふーーーーーん、そっかー。そうかそうかー! おっさんはやっぱりあたしのこと、エロい目で見てたのかー! いやー、わかっていたけどさ! あ、言っておくけど別に怒っちゃいないからな! バレバレだったからな! 前々から気づいてたからな! まったく仕方ないなって呆れはしてたけど、まあおっさんとあたしの仲だから許してやってたんだよ!」
弦十郎「お、おう」
クリス「いやー、しかしおっさん。あたしだから良かったものの、おっさんの歳と立場で女子高生をそんな目で見るのは感心できないからな! もうあたしのことは仕方ないからいいけど、あのバカとかあいつらをそんな目で見るんじゃねーぞ!」
弦十郎「当然だ!」
クリス「……見てないよな?」
弦十郎「そこは流石に信用してほしいんだが……」
クリス「いやでもな? あいつら最近けっこう色気づいてきてるし、あのバカはあれでかなりスタイルいいのにおっさんとの距離感がちけーからさ。つーかおっさん、汗だくのあいつをかついだことあるだろ。あれは普通にセクハラだからな」
弦十郎「愛弟子に接している気持ちだったが……確かに軽率だったかもしれん」
英雄事故
http://i.imgur.com/TS51QWz.jpg
クリス「そんじゃ、ま。話してもらおうか」
弦十郎「何をだね?」
クリス「おっさんがあたしをどんな風にをエロい目で見ているかをだよ」
弦十郎「……」
弦十郎「どんな風にエロい目で見ているか……だとぉ!!? な、なぜそんなことを……?」
クリス「おっさんはあのバカたちをそんな目で見ちゃいねーって言うし、現にそうなんだろうがよ。今後もそうならねーように対策を立てるためにも、おっさんが“唯一”エロい目で見ているあたしをどんな風にエロい目で見ているのか、把握しなくちゃなんねーだろ?」
クリス「ああ、あたしのことは気にしなくていいから。もう今さらだから、エロい目で見続けていいから」
クリス「――で、あたしのことどんな目で見てんだよ」
弦十郎「」
12:
◆SbXzuGhlwpak 2019/08/03(土) 21:33:29.30
ID:Ct2LJTw90
※ ※ ※
翼「あれから一刻ほどか……少しばかり長丁場ではないか?」
未来(おかしいなぁ。悪いことになるとは思えないんだけど)
調「先輩が意固地になって、司令にひどいこと言ってないといいけど」
切歌「そろそろ様子を見るデース」
ガチャ
翼「ゆきね――」
クリス「ふーん、そっかそっか。それで他には?」
弦十郎「し、仕草だが……クリス君は女性らしい体をしているのに、少年のような仕草をするので見ていて心配になることがある」
クリス「ほーん。で、そんなあたしの仕草がエロいと?」
弦十郎「あ、ああ」
クリス「へー、そんな風にあたしの何気ない仕草をエロく見てたたのかー。まあおっさんも男だから仕方ないもんなー、うんうん」ニコニコ
クリス「――で、他には?」
弦十郎「クリス君。この辺りで勘弁してくれ――ん?」
クリス「いーや、これはいい機会だ! おっさんには素直になってもら――どったおっさん?」
翼「――雪音?」
クリス「なっ……先輩!? それに皆も!」
マリア「クリス……貴女もしかして、ずっとそんな調子で司令に無理 矢理自分をどう見ているか言わせていたの?」
調「先輩……流石にこれは」
響「師匠! しっかりしてください師匠!」
弦十郎「……響君、頼むから純粋な目で俺の心配をしないでくれ」
響「師匠!?」
切歌「これはかなり重症デス! クリス先輩アウトデースッ!」
http://i.imgur.com/6RZEfHV.png
13:
◆SbXzuGhlwpak 2019/08/03(土) 21:34:03.30
ID:Ct2LJTw90
クリス「いや、これは……違うんだ! 助けてくれ先輩!」
翼「雪音……」
クリス「あたしはこんなつもりじゃ……先輩?」
翼「――介錯する。辞世の句を読め」
クリス「先輩ッ!!?」
翼「案ずるな雪音。おまえが死出の道を迷わぬよう、私も腹を掻っ捌いて後を追う」ニッコリ
クリス「ヒィッ……!」
エルフナイン「つ、翼さん落ち着いてください!」
ギャーギャー、ワイワイ
未来「……もう、不器用なんだから」
~おしまい~
元スレ
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