2:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24 00:05:25
ID:+yN+wFxN0
-某日 紅邸-
渡「クラシックコンサート?」
大牙「ああ。うちの会社主催のコンサートなんだが、バイオリニストがどうしても参加できなくなってしまい、
代役が必要になったんだ」
渡「そっか…」
大牙「今回のコンサートは人間とファンガイア混合の楽団によるものだ。
人間とファンガイアの上層部にはそのことを伝えてある。
ふたつの種族の共存の意志を見せるために。だから、どうしても成功させたい」
渡「うん…わかった。協力するよ。兄さん」
大牙「やってくれるのか!ありがとう、渡!」
渡「人間とファンガイアの共存のためならいくらでも手伝うよ。
でも、バイオリニストが来れなくなったなんて嘘はいらなかったかな」
大牙「…お見通しだったか。すまない」S.H.フィギュアーツ 仮面ライダーキバ エンペラーフォーム
3:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24 00:07:18
ID:+yN+wFxN0
-同日 スピリットベース-
ダイゴ「クラシックコンサート?」
アミィ「獣電戦隊のみんなで行くようにジェントルからチケットを渡されたのよ。
いつも戦いばかりだからたまには高尚な音楽に触れて欲しいって」
ダンゴ「いいじゃねぇか!行こうぜみんなで!」
イアン「そんなこと言うが、キングはクラシック音楽なんてわかるのか?」
ダイゴ「俺は世界中旅してきたからな。大体の所の音楽は聞いたことがあるぜ」
ソウジ「へぇ、ちょっと意外かも」
空蝉丸「拙者、『くらしっく』なるものは聞いたことがないから楽しみでござる」
ノブハル「当日はクラシック鑑賞に行くらしっく、正装していかないとね」
ソウジ「ノっさん…」
4:
大義私 ◆4aBXtL/KvQ 2014/02/24 00:07:50 ID:rAAXsmKW0
5:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24 00:09:59
ID:+yN+wFxN0
-コンサート当日 コンサートホール-
紅渡を含んだ、人間とファンガイアの混合楽団の音楽が響き渡る
ダイゴ(なんだこれ…あのバイオリン、これまで聞いたことのないすげぇ演奏だ)
アミィ(あのバイオリンのコ、見た目あんなに若いのにすごい技術…)
空蝉丸(なんでござるか…何故か、涙が)
美しい音楽以外の音が存在しない空間。
だが、そこにゾーリ魔たちが乱入してきた
ゾーリ魔「ゾ~リゾリゾリ~」
観客「キャア!」
指揮者「な、なんだ!?」
渡「ファンガイア…!?いや、違う!みなさん、逃げてください!」
6:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24 00:11:53
ID:+yN+wFxN0
イアン「ゾーリ魔!」
ソウジ「なんでここにデーボス軍が!」
ダイゴ「とにかくみんな変身だ!」
空蝉丸「承知!」
「「「「「「ブレイブ、イン!」」」」」」
『ガブリンチョ!ガブティーラ!』『パラサガン!』『ステゴッチ!』
『ザクトール!』『ドリケーラ!』『プテラゴードン!』
ピーッポッパーポッピーポッパパーポー♪ピーッポッパーポッピーポッパパーポー♪
「「「「「「キョウリュウチェンジ!ファイヤー!」」」」」」
7:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24 00:13:54
ID:+yN+wFxN0
渡「あの人たちは…!?」
レッド「フンッ!はぁ!聞いて驚けぇ!
牙の勇者!キョウリュウレッド!」
ブラック「弾丸の勇者!キョウリュウブラック!」
ブルー「鎧の勇者!キョウリュウブルー!」
グリーン「斬撃の勇者!キョウリュウグリーン!」
ピンク「角の勇者!キョウリュウピンク!」
ゴールド「雷鳴の勇者!キョウリュウゴールド!」
「「「「「「獣電戦隊!キョウリュウジャー!」」」」」」
渡「キョウリュウジャー…」
キバット「おい、渡!」
渡「キバット!」
9:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24 00:15:54
ID:+yN+wFxN0
キバット「よくわからないが、俺たちも加勢するぜ!」
渡「うん。いくよ、キバット!」
ブルー「よいしょー!…あっ!そこの君!君も早く逃げるんだ!!」
キバット「ガブッ!」
プワォ~ワオプオ♪プワォ~ワオプオ♪
渡「変身!」
ガシャ!デュオーン!ギィン!
キバ「ハァッ!」
ブルー「えぇーっ!?」
ピンク「なにあれ!?」
レッド「なんだかよくわからないが加勢してくれるみたいだ!行くぜ!」
10:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24 00:18:05
ID:+yN+wFxN0
キバ「フンッ!ハァ!」
レッド「ガブティラ岩裂パーンチ!」
ブラック「パラサショット!」
ソウジ「ザルトルスラッシャー!」
キバット「へぇ、あいつら色んな戦い方があるみたいだな。じゃあ俺たちも!
ガルルセイバー!」ピピピピッピー!
キバ「ガァウ!」ジャキィン!ジャキィン!
キバット「バッシャーマグナム!」パララロッパー!
キバ「ハッ!」ババババババッ!
キバット「ドッガハンマー!」ドォーンドォーン!
キバ「ウゥ…!」ズドォ!
13:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24 00:20:28
ID:+yN+wFxN0
ピンク「ワオ!ひとりでいろんな戦い方ができるのね!」
レッド「よーし!大体片付いた。そろそろ決めるぜ!獣電ブレイブフィニーッシュ!」
キバット「俺たちも決めるぜ!ウェイクアップ!」ピーロリロリーローリー♪
キバ「ハァーッ!」
ゾーリ魔たち「ゾリ~!」
レッド「ブレイブだぜぇ!」
戦闘は終了し、キバとキョウリュウジャーは変身を解いた
渡「あなた達は…」
ノブハル「えーっと…」
ダイゴ「俺たちもお前について話が聞きてぇ。一緒についてきてくれないか?」
ソウジ「悪いようにはしないからさ」
渡「……わかりました」
14:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24 00:22:48
ID:+yN+wFxN0
キョウリュウジャー達がコンサートホールを去った後、ひとりの怪人が無人のステージに立っていた
エンドルフ「イクサとやらが反共存派のファンガイアどもと戦っている隙に潜り込んだっていうのに、
まさかキョウリュウジャーがこんなところにいたとはな。
人間と並ぶもうひとつの地球の支配種族、ファンガイア。
こいつらが人間と協力し合うと考えると…頭が痛ぇのによ」
-スピリットベース-
渡「つまり…あの怪物たちはそのデーボス軍の兵士ってことですか?」
トリン「その通りだ。しかし驚いたよ、ファンガイアのことを聞いたことがあるが、
まさかキバの鎧の伝承者にお目にかかれるとは」
渡「僕も驚きました。あなたたちみたいな戦士がいたなんて」
アミィ「ねぇ、これからどうするの?デーボス軍が動いてることはわかったけど、
向こうから何かしてこないことにはどうしていいかわからないわ」
ダイゴ「デーボス軍のことだから何らかの感情を奪うつもりだろうが、
さっきはゾーリ魔が襲ってきただけだからなぁ」
15:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24 00:25:16
ID:+yN+wFxN0
その瞬間、トリンの髭がなびいた
トリン「はっ!みんな、デーボモンスターだ!」
ダイゴ「何!?」
さらに、渡の持っていたバイオリンケースから音が響いてきた
渡「ブラッディローズが…まさか、ファンガイアが人を襲っている!?」
イアン「オーマイ、なんてこった。同時に来るなんてよ」
ソウジ「いや、偶然にしては出来過ぎている。
もしかしたら人間との共存を望まないファンガイアとデーボス軍が結託したのかも…」
トリン「急ぐぞ!みんな!」
16:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24 00:27:33
ID:+yN+wFxN0
-広場-
ファンガイアが人間を襲いかかっていた
ワイバーンファンガイア「フンッ!」
男性「ううっ!ぐ…」
空中に浮かぶ牙に噛みつかれ、ライフエナジーを奪われた男性が透明になっていき、消滅する。
その光景をデーボモンスターがカメラに収めていた
デーボ・マスコミー「シャッターチャンス!シャッターチャーンス!ククッ!大スクープでありますよ!
この写真を公表すれば、ファンガイアに対する人間の濃い怨みの感情が手に入るであります!」
ワイバーンファンガイア「ああ、そうすりゃ人間とファンガイアの共存なんてくだらねぇということがわかるってもんよ。
第一俺はファンガイアが人間ごときから隠れて生きるなんてくだらねぇと思ってたんだ!
これからは存分に暴れてやるぜ!」
そして、それを遠くから見ている者がいた
エンドルフ「バカなファンガイアがいて助かったぜ。これで人間とファンガイアは争い合い、
人間はファンガイアを、ファンガイアは人間を激しく怨む。そしてお互いに潰しあうってわけだ。
……む、来たか、キバにキョウリュウジャー」
17:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24 00:29:51
ID:+yN+wFxN0
ダイゴ「そこまでだ!」
渡「酷い…僕たちが少しずつ歩んできた、ファンガイアと人間の共存を!」
ダイゴ「チェンジだ!渡、いくぜ!」
渡「はい!」
キバット「キバっていくぜ!」
「「「「「「「ブレイブ、イン!」」」」」」」
『(ギガ)ガブリンチョ!』
キバット「ガブッ!」
「「「「「「「キョウリュチェンジ!ファイヤー!」」」」」」」
渡「変身!」
18:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24 00:31:45
ID:+yN+wFxN0
レッド「聞いて驚け!牙の勇者!キョウリュウレッド!」
ブラック「弾丸の勇者!キョウリュウブラック!」
ブルー「鎧の勇者!キョウリュウブルー!」
グリーン「斬撃の勇者!キョウリュウグリーン!」
ピンク「角の勇者!キョウリュウピンク!」
ゴールド「雷鳴の勇者!キョウリュウゴールド!」
シルバー「閃光の勇者!(パチィン!)キョウリュウシルバー!」
レッド「史上最強のブレイブ!」
「「「「「「「獣電戦隊!キョウリュウジャー!」」」」」」」
ゴールド「天怒りて悪を斬る!」
レッド「荒~れ~る~ぜ~!止めてみな!」
キバット「おおっかっこいいじゃねぇか!なぁ渡、俺たちもあんなのやろうぜ!」
キバ「えぇ~、ちょっと恥ずかしいよ」
キバット「ブレイブだよ、ブレイブ!まったくノリが悪いなぁ~」
19:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24 00:33:59
ID:+yN+wFxN0
ダイゴ「行くぜ!」
ワイバーンファンガイア「フン…相手してやろう!」
ワイバーンファンガイアが手からエネルギー弾を撃ち込む
ブルー「おっと!ノブハルシールド!」
デーボ・マスコミー「させないであります!シャッターフリーズ!」
デーボ・マスコミーのカメラがシャッターを切った瞬間、
キョウリュウブルーの動きが止まりシールドの構えができなくなってしまった
ブルー「えっ!?うわぁ!」
デーボ・マスコミー「デーボスメダル投げ!さぁ噛んでくださーい!」
レッド「お望み通り噛み砕いてやるぜ!アームドオン!はっ!」
ガブティラファングでデーボ・マスコミーが投げつけた金色のメダルを攻撃する。
だがその瞬間、メダルが爆発した
20:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24 00:35:26 ID:/+8LFsBJ0
キョウリュウ側の時間軸はいつだ…?
21:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24 00:36:28
ID:+yN+wFxN0
>>20ノリで書いたから一切考えてない
レッド「ぐあぁ!」
ワイバーンファンガイア「そこだぁ!」
レッド「ぐっ!」
ピンク「キング!」
グリーン「あのデーボモンスター、ふざけた攻撃だけど厄介だよ」
シルバー「あの連携を崩さないといけないな」
キバ「よし、ファンガイアは僕が引き離します!みなさんはモンスターの方を!」
キバット「ブロンブースター!」ピロリロピロリロピロリロ♪
無人でやってきたマシンキバーとブロンブースターが合体し、キバが乗り込む。
そしてそのままワイバーンファンガイアを巻き込みその場から遠ざかっていく
22:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24 00:38:53
ID:+yN+wFxN0
レッド「なんか嫌な予感がするぜ…悪ぃみんな!俺は渡を追う!デーボモンスターを頼んだ!」
グリーン「わかった!」
『ガブリンチョ!ディノチェーイス!』
キョウリュウレッドもディノチェイサーに乗り込み、キバを追いかける
ブラック「さーて、俺たちは残ったこいつを」
ブルー「相手してやりマスコミ!」
デーボ・マスコミー「ほざくでありまーす!デーボスメダル投げ!」
空蝉丸「一度噛んだらうまくいったからといって何度もやらせないでござる!」ザンダァーサンダー!
ザンダーサンダーの雷撃を受けたメダルが爆散する
デーボ・マスコミー「なっ!?」
シルバー「さぁ、行くぞ!(パチィン!)」
23:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24 00:41:14
ID:+yN+wFxN0
キバの乗るマシンキバーからは既にワイバーンファンガイアは離れており、
翼を広げて飛行しキバと競り合っていた
ワイバーンファンガイア「ムゥン!ハッ!」
キバ「くっ…!ハーッ!」
そこに、キョウリュウレッドの乗るディノチェイサーが追い付いてきた
レッド「渡!」
キバ「ダイゴさん!」
ワイバーンファンガイア「チィ、このままじゃ分が悪い。こうなったら!」
キバ「高く飛んだ!?まさか、逃げるんじゃ…」
レッド「!渡、危ねぇ!」
キバの進行方向に、いつの間にか大量のゾーリ魔、カンブリ魔たちがいた
キバ「えっ!?」
激突の前になんとかマシンキバーから飛び降りる。
そのままマシンキバーは敵を巻き込みながら突っ切っていく
24:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24 00:43:19
ID:+yN+wFxN0
ブロンブースターと合体し強大な硬度を誇っているマシンキバーだが、
ゾーリ魔、カンブリ魔の群れの中でついには動きを止めてしまった
キバット「あああ、キバット族の名工が作った最強の鉄馬が…」
キバ「いつも思うけど、それって本当なの…?いやそれより、なんて数なんだ…」
レッド「なーに、どうってことないさ」
キバ「ダイゴさん」
レッド「ブレイブさえあれば相手がどんなにいようと負けることはねぇ!」
キバ「……はい!」
構えを取るキバとキョウリュウレッド。そこへ金色の何かが飛んで来る
タツロット「ビュンビューン!渡さーん!こんな時に僕を呼ばないなんて水臭いですよー!」
キバット「タっちゃん!」
タツロット「ドラマチックに行きますよー!変身!」
25:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24 00:45:40
ID:+yN+wFxN0
タツロットがキバの能力を抑えるカテナを解き放ち、黄金の光に包まれる。
そして、エンペラーフォームへと姿を変えた
キバ「ハァッ!」
レッド「おぉ!かっけぇ~!よっしゃ、俺も!来いミニティラー!」
『ガブリンチョ!オーバーチャージ!』
レッド「行くぜ!」
『クルリンチョ!』
『オー!マツリンチョ!カーニバル!』
レッド「キョウリュウレッド、カーニバル!」
キバ「荒れますよ!」
レッド「止めてみなぁ!」
26:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24 00:47:49
ID:+yN+wFxN0
レッド「キョウリュウレッド!カンフーカーニバル!!」
『バモラカーニバル!アチョチョチョチョチョー!』
レッド「ブンパッキーハンマー!」
タツロット「ドッガフィーバー!」
キバ「フッ!ハァー…!フンッ!」
ゾーリ魔「ゾリ~!」
レッド「キョウリュウレッド!ウエスタンカーニバル!」
『バモラカーニバル!イーハー!』
レッド「ザクトルソード!」
タツロット「ガルルフィーバー!」
キバ「ハッ!ダァ!」
カンブリ魔「ヌル~!」
レッド「パラサビームガン!」
キバ「ザンバット!」
27:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24 00:51:10
ID:+yN+wFxN0
キバとキョウリュウレッドは次々と技を繰り出し、ゾーリ魔とカンブリ魔は確実に数を減らしていく
エンドルフ「チッ…厄介な奴らだ。最高に頭が痛いぜ…」
ワイバーンファンガイア「おい貴様!俺に手を貸すと言っておきながらなんだあのザマは!」
エンドルフ「あぁ…来てたのか。悪ぃ悪ぃ、まさかキョウリュジャーがキバと手を組むとは思ってなかったんでな」
ワイバーンファンガイア「貴様…!」
エンドルフ「ああ…いい怨みだ。だが向ける相手が間違ってるなぁ。
その怨み、俺が利用させてもらう」
ワイバーンファンガイア「なに!?……ぐっ!?」
エンドルフがワイバーンファンガイアに向けて手をかざすと、ワイバーンファンガイアが苦しみだし、
体から怨みのオーラが溢れ出て、怨みの仮面が浮き出てきた
エンドルフ「お前にはすでにデーボス様の細胞が埋め込まれているんだよ…
さぁ、俺の操り人形として戦ってもらうぞ」
28:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24 00:53:12
ID:+yN+wFxN0
レッド「ゾーリ魔たちは片付いたみてぇだな」
キバ「えぇ。でもファンガイアを取り逃がしてしまいました」
レッド「いや、向こうからお出ましみたいだぜ」
ワイバーンファンガイア「ウゥ…」
キバ「……でも、なんだか様子が変です」
レッド「!あれは怨みの仮面!?まさか、エンドルフの奴に操られているのか!」
ワイバーンファンガイアが腕を振り、衝撃波が起こる。
圧倒的な威力の衝撃波の前に、キバとキョウリュウレッドは吹き飛ばされる
キバ「うわぁーっ!」
レッド「ぐわぁ!」
ワイバーンファンガイア「グゥウウ…」
レッド「なんて威力なんだ…!」
30:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24 00:55:08
ID:+yN+wFxN0
キバ「えぇ…さっきまでとは全然違う。でも…諦めません!」
レッド「渡…」
キバ「それに…僕たちが負けるわけがありません。
人には、いや人やファンガイア、生けるものすべては音楽を奏でている。
その音楽があるから人は生きていける。その音楽を守りたいと思うから戦える。
あのファンガイアの音楽は乱されている。そんな相手に僕は負けません」
レッド「良い事言うじゃねぇか。俺たちキョウリュウジャーも同じだ。
この体に、魂に刻まれたメロディが、俺たちに力をくれる!」
キバ「実は、今のは僕の父さんが教えてくれたことなんです」
レッド「親父さんが?」
キバ「父さんは偉大な人で…大切なものを守るために戦った戦士で、僕の目標なんです」
レッド「ますます俺と似てるぜ。俺もずっと親父の背中を見てきたんだ。
それに…一見気弱そうに見えても、ブレイブは俺たちと同じくらいにすげぇ!」
キバ「行きますよ、ダイゴさん」
レッド「おう!」
31:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24 00:57:06
ID:+yN+wFxN0
タツロット「ウェイクアップフィーバー!」
レッド「獣電カーニバルフィニーッシュ!」
キバ「ハァッ!」
獣電カーニバルフィニッシュがワイバーンファンガイアを撃ち抜き、
すかさずエンペラームーンブレイクが叩き込まれる。
レッド「まだだ!ハァーッ!」
更にキョウリュウレッドが高く飛び上がり、飛び蹴りを放つ。
ふたりのキックを受け、ワイバーンファンガイアは爆炎に包まれた。
レッド「ブレイブだぜー!」
キバ「ブレイブです!」
33:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24 00:59:18
ID:+yN+wFxN0
一方、残ったキョウリュウジャーたちとデーボ・マスコミーの戦いも終わりを迎えようとしていた
「「「「ブレイブフィニッシュ!」」」
ゴールド「雷電残光!」
シルバー「トリニティストレイザー!」
デーボ・マスコミー「ぐあーっ!ネットなんて見ないでテレビを見てー!」
エンドルフ「倒されちまったか。だが問題ねぇ。それも作戦のうちだ。
奴は既に大量のライフエナジーを取り込んでいる。
サバトと化したファンガイアの力に巨大化デーボモンスターが組み合わされば…!」
ラッキューロ「はいはーい!いつもの入りまーす!」
ピンク「あっ!ラッキューロ!」
ラッキューロ「すんませんこれも仕事なんすよー。というわけで、スクスクジョイロー!」
デーボ・マスコミー「ウオーッ!」
ラッキューロ「いってらっしゃーい!さて僕の出番これで終わりーっと」
35:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24 01:01:24
ID:+yN+wFxN0
ワイバーンファンガイア「ウウゥ…!」
レッド「なんだ!?」
キバ「まさか、サバトに…!」
ワイバーンファンガイアはサバトと化し、巨大化したデーボ・マスコミーの方へと向かい、合体する、
そして、巨大化デーボ・マスコミーの体が所々ステンドグラスのようになり、更に巨大なパワーを発揮した
デーボ・マスコミーファンガイア「巨大化デーボ・マスコミーファンガイアー!
こうなったら私自身が超特大スクープになるでありまーす!」
レッド「ならこっちもキョウリュウジンだ!急いでみんなと合流しないと!」
キバ「なら任せてください、キバット!」
キバット「おっしゃ!キャッスルドラーン!」ボワンボワーン♪
キバットの鳴らすフエッスルに誘われ、キャッスルドランが姿を現す
キバ「乗ってください!」
レッド「おおーっ!すげぇ!」
キャッスルドランはキバとキョウリュウレッドを乗せて飛んで行った
36:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24 01:03:25
ID:+yN+wFxN0
ブルー「何あれ!」
グリーン「まさか、新手の巨大モンスター…?」
シルバー「いや、よく見ろ!ダイゴと渡君が乗っているぞ!」
ピンク「ワオ!渡君の獣電竜みたいなものかしら?」
レッド「待たせたなみんな!ギガントキョウリュウジンだ!」
「「「「「「わかった!」」」」」」
レッド「超カミツキ合体!」
『ギガガブリンチョ!』
『ギーガントーキョウリュウジン!ギーガントーキョウリュウジン!』
『ギガント!キョウリュウジン!』
「「「「「「「完成!ギガントキョウリュジン!」」」」」」」
38:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24 01:05:19
ID:+yN+wFxN0
デーボ・マスコミーファンガイア「ええいちょこざいな!望遠レンズアタック!」
シルバー「くっ…!ギガントクラウン!」
デーボ・マスコミーファンガイア「無駄であります!」
キバ「させない!」
キャッスルドランの火炎弾がデーボ・マスコミーファンガイアの行動を封じる
デーボ・マスコミーファンガイア「邪魔であります!まずはお前から!
デーボス、メダル乱れ投げ!全部噛むでありますー!」
キバ「うわぁあー!」
大量のメダルが炸裂し、キャッスルドランは煙を上げながら墜落する
レッド「渡ー!」
39:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24 01:07:29
ID:+yN+wFxN0
だが、煙の中から1体の黄金のコウモリが飛び上がる
飛翔態「ギュィイイイイイイイイ!」
ゴールド「あれは…!?」
ピンク「もしかして、渡君!?」
シルバー「聞いたことがある。強力なファンガイアと人間の間に生まれた存在、
つまり強大な力を持ちながら不安定な存在だけがなれる姿がある。まさかあれが…!」
レッド「おおーっ!最高にブレイブだぜー!」
デーボ・マスコミーファンガイア「な、なんでありますか!?」
飛翔態「ギィイイイイイイイ!」
デーボ・マスコミーファンガイアは飛翔態に攻撃を仕掛けるが、高速で飛行する飛翔態には攻撃が通じない
40:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24 01:09:46
ID:+yN+wFxN0
レッド「よし!それじゃあとびっきりブレイブな一撃をお見舞いしてやろうぜ!」
ギガントキョウリュウジンが飛び上がる。そして回転し、飛び蹴りの姿勢に入る。
そこに飛翔態も加わり、デーボ・マスコミーファンガイアへと突進する
瞬間、ギガントキョウリュウジンは黄金の光に包まれ、さらに巨大なキバの姿がそこに重なった
「「「「「「「「超獣電!ギガントムーンブレイク!」」」」」」」」
『キバッテ!バモラ・デ・ウィクアップ!』
デーボ・マスコミーファンガイア「ぐあああああああああああああー!」
エンドルフ「ちっ…!最高に頭が痛ぇ…!」
レッド「よっしゃー!超ブレイブだぜー!」
飛翔態「ギュィイイイイイイイイ!」
41:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24 01:11:56
ID:+yN+wFxN0
-コンサートホール ステージ裏-
渡「それじゃあ、行ってきます」
ダイゴ「おう、ブレイブにな!」
渡「今回は本当にありがとうございました。獣電戦隊のみなさん」
ダイゴ「いいってことよ!デーボス軍と戦うことが俺たちの仕事だからな!」
渡「みなさんの音楽…とても素晴らしかったです。だから聞いてください。僕の音楽を」
イアン「ああ」
ノブハル「うん!」
ソウジ「もちろん」
アミィ「ええ!」
空蝉丸「御意!」
トリン「うむ!(パチィン!)」
42:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24 01:13:45
ID:+yN+wFxN0
ソウジ「トリン!その姿は」
トリン「鉄砕に頼んでまた幻術をかけてもらったんだ。私も渡君の音楽が聞きたくなったからな。
……渡君。私は地球に来て一億年の時を過ごした。
だから人間とファンガイアは長い間争ってきたことを知っている…
だが君なら、必ずふたつの種族を共存させることができる。私はそう信じているよ」
渡「はい!」
渡(父さん…母さん、兄さん、それに名護さん、恵さん、嶋さん、静香ちゃん、健吾さん、
キョウリュウジャーのみなさん。……深央さん。
僕は奏でます。僕の音楽を…だから、聞いてください…)
仮面ライダー×スーパー戦隊 キバ&キョウリュジャー
~この素晴らしき大地と大空のメロディ~
(副題:渡「キバの勇者?」キバット「ブレイブだぜぇ!」)
完
ED:
http://www.youtube.com/watch?v=NbwZXGn4GJM
43:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24 01:15:55
ID:+yN+wFxN0
以上で終わりです。
こういうの初めて書いたけど脳内で思ってた通りに行ったり行かなかったりで沁みるわぁ
名護さんや大牙兄さんは別の場所で戦っていたということでひとつ
オリキャスのキバをもう一度見たいけど瀬戸君が出てくれるとは思えないのがなぁ
44:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24 01:22:14
ID:+yN+wFxN0
うわぁ今気付いたけどキバ&キョウリュジャーってなってる
最後の最後に腹立たしいぜ
ギガントキョウリュウジンも何処かでギガントキョウリュジンになってる気がする
37:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24 01:04:33 ID:V2V+GoYt0
これはDVDとかについてる約10分の映像みたいな感じ
32:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24 00:57:57 ID:uuGq1B/90
沁みるわ~
48:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24 01:34:04 ID:eqjM9QIN0
ブレイブ!ユビパッチン
次はトッキュウと電王で書いてみようか
45:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/24 01:25:51 ID:eWD/DI9R0
キバ好きだから面白かったぜ乙
- 関連記事
-
Amazonの新着おすすめ
おすすめサイトの最新記事