407 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/19(土) 03:18:40.29
ID:eL0m8YCAO オチ無し、設定は深く考えてません。なので矛盾たっぷり
?月??日
上条「あれ……? 俺いつの間に学園都市に帰って来たんだ? っていうか闇咲は?」
上条「……おおっ!? もうこんな時間だと!? とりあえず学校に行かないと……」
―――
教室
上条「すいません! 色々あって遅れ……あら? 誰もいない……」
上条「ああ……始業式とかやってんのかな……」
小萌「あっ、上条ちゃん。時間通りに来てエラいですねー」
上条「へっ? 時間通りって、俺は遅刻なんじゃ……」
小萌「何言ってるんですか? 今日は九時半から補習だって伝えたじゃないですかー。だからここに来たんですよね?」
上条「補習……? まあ、あったとしてもこの時間はまだみんな登校して授業受けてるんじゃ……」
小萌「……暑さで頭がおかしくなったのですか? まだ今日は夏休みですよ?」
上条「は、はい? 今日は九月一日でしょ?」
小萌「……本当に頭をやられちゃったみたいですねー。今日は補習は無しにしますから大人しく家で休んでください」
上条「いや、別におかしくなんて」
小萌「はいはい、今日はいいですよー。また明日会いましょうねー」
上条「あっ、ちょっと人の話を……行っちゃった」
408 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/19(土) 03:19:07.23
ID:eL0m8YCAO 上条「今日はまだ夏休み……? いったい何が……携帯で日付を見てみるか」
上条「……なーんだ、おかしくないじゃないか。今日は八月十七日……八月十七ぃ!?」
上条「いやいや、おかしいだろ! 闇咲と一緒に学園都市を出たのは九月一日のはずだ……」
上条「……ああ、携帯が壊れてるんだな。ただ不幸なだけだったのね」
青髪ピアス「おーい、カミやーん」
上条「……あれ? お前学校は?」
青髪ピアス「はい? 何言っとるんカミやん、まだ夏休みやろ?
まあ小萌てんてーに会えるなら学校行くのもええかもなー」
上条「……お前までそんな事を……なあ、今日って何日だ?」
青髪ピアス「カミやん暑さでおかしくなってまったんやな……しゃーない、教えたる。今日は八月十七日やで」
上条「……本気で言ってる?」
青髪ピアス「あったりまえやん」
上条「マジで?」
青髪ピアス「マジで」
上条「…………ええええええええ!?」
409 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/19(土) 03:20:31.78
ID:eL0m8YCAO 上条「どうなってるんだ……本当に世の中は八月十七日みたいだ……俺だけ取り残されてる」
上条「まさかこれは……魔術師の仕業か!?」
上条「ぐぬぬ……おのれ魔術師!」
上条「……とりあえず魔術関連ならインデックスに聞いてみるか」
――――
上条「インデックス、ちょっと聞きたい事があるんだけど」
インデックス「と、とうま! 私ちょっとおかしくなっちゃったみたいなんだよ!」
上条「ど、どうした? 何があったんだ?」
インデックス「うん……どうやら私は、たいむすりっぷというものをしたみたい」
上条「へ?」
インデックス「今日は九月一日のはずなのにみんなは八月十七日だって言ってるんだよ!」
上条「インデックス……お前もなのか」
インデックス「まさか……とうまもなの?」
上条「……ああ、インデックスは何もわからないのか?」
インデックス「うん……魔術は関係してないみたい」
上条「マジかよ……いったいどうなってるんだ……」
インデックス「……とりあえず普通に過ごしてみるしかないかも」
上条「だな……また八月三十一日になったら何かわかるかもしれないしな」
410 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/19(土) 03:20:58.93
ID:eL0m8YCAO 八月二十日
上条「あれから何も変わった事は起きない……いったい何が起きてるんだよ……」
上条「しかし暑いな……ジュースでも買うか。……二千円札しかない。まあいいや、これを入れて」
上条「あれ? そういえば二千円札を入れたら確か……あああ!? 自販機反応無し……また飲まれた……」
美琴「ちょろっとー。自販機の前でボケッと突っ立ってんじゃないわよ」
上条「ん……? なんだビリビリか」
美琴「ビリビリ言うな! 買わないんならどきなさいよ」
上条「ああ……すまん、でもこの自販機に金入れても無駄だぞ?」
美琴「知ってるわよ、裏技を使えばいいんだけどね」
上条「……一つだけ言っていいか?」
美琴「何よ」
上条「いくら金を入れたからといって蹴っちゃ駄目だからな」
美琴「なんだ、アンタも知ってたのね」
上条「……はあ、もっとお嬢様らしくしろよな」
美琴「そんなのアンタに関係ないでしょ、ほらどいたどいた」
上条「おい、だからやめろって言って」
美琴「ちぇいさー!」
ガコン ガラガラガラガラガラガラ
上条「……あーあ、やっぱり」
411 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/19(土) 03:23:00.38
ID:eL0m8YCAO 美琴「いやあ、まさかあんな出るとはね」
上条「結局またこうなるのか……」
美琴「ん? 前にもこんな事があったみたいな言い方じゃない」
上条「え、ああ、別に何でもないんだ何でも」
上条(本当の事言ってもどうせ信じてくれないだろうしな……)
美琴「まあ別にいいけど」
黒子「お姉様? 補習とお聞きしましたがまさか殿方と密会だとは……」
美琴「げっ、黒子……違うわよ、そんなんじゃないって」
上条「えーっと、白井だっけ? 本当にそんな関係じゃないから安心しろ」
黒子「あら……? わたくし、どこかでアナタとお会いしましたかしら?」
上条「あっ……いや、空間移動の白井って言ったら有名なんだぜ? だからだよ」
美琴「へえ、黒子って有名人だったのね」
黒子「そんなに名が知られているとは思えませんが……」
美琴「風紀委員で激しく暴れてるからじゃない?」
黒子「まあ、お姉様ったらイジワルですのね」
上条(……なんとかごまかせたようだ)
412 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/19(土) 03:24:07.95
ID:eL0m8YCAO ―――
上条「ずいぶん騒がしい子だったな……」
美琴「あれでも優しくていい後輩なのよ」
10031号「お姉様?」
美琴「……!」
上条「なんだ、御坂妹か。いや、お前は10031号だから違うんだっけ?」
10031号「……なぜミサカが検体番号10031号とわかったのでしょうか、とミサカは見知らぬ相手を警戒します」
美琴「……アンタ、何で知ってるの?」
上条(……しまった! やっちまった……)
美琴「正直に言いなさい、何か知ってるわね?」
上条「いや、別に何でもない、何でもないんだ」
10031号「妹と言うだけならわかりますがあなたはミサカの検体番号まで当てました。
何も知らない、というのは無理があると思います、とミサカは追及を続けます」
上条「……あっ! あれは何だ!?」
美琴・10031号「えっ?」
上条「今だ! すまん、また会おう!」
美琴「ちょ、ちょっと待ちなさい! 待てっつうの!」
上条「そういう訳にもいかないのでございますの事よ!」
上条(まだ10031号が生きている……って事は……よし、試してみよう)
413 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/19(土) 03:25:44.47
ID:eL0m8YCAO 路地裏
一方通行「ンだァその逃げ腰は。誘ってンのかァ!?」
10031号「……!?」
一方通行「退屈しのぎにナゾナゾだァ、一方通行は果たしてナニをしているでしょォかァ?」
10031号「っ……銃が、まさか……反射……?」
一方通行「いや残念。答えは……」
上条「『向き』変換、だろ。第一位」
一方通行「……あァ? なンだてめェ」
10031号「……! ここは危険です、離れて下さい、とミサカは一般人は退避するよう伝えます」
一方通行「そういうコトだからよォ、さっさと消えてくンねェか? そうしねェと……死ぬぞ」
上条「悪いな、俺はお前を倒さなきゃいけないんだよ」
一方通行「へェ、愉快な面白ジョークをありがとよ。だが……ふざけンなコラァ!」
上条「いくぞ……おおおおお!!」
一方通行(ハッ、腕に触れればもうあの世行きだっつゥのに……)
雄叫びをあげながら上条が一方通行に突撃を仕掛ける。
一方通行は走って来る上条をただ迎え撃つために、ただそこに立ったままだった。
両者の距離は後七十センチ、そして上条の右拳が――
一方通行「さァて、死ねよ三し、ぐふぁっ!?」
一方通行の顎を確実に捉えた。
上条「相変わらずだな、『最強』」
そういうと上条は地面に倒れていた一方通行にさらに追い討ちをかける。
一方通行は何も抵抗出来ず数発殴られ、そのまま沈黙してしまった。
414 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/19(土) 03:26:10.03
ID:eL0m8YCAO 橋の上
美琴「…………」
上条「何やってんだよ、お前」
美琴「ふん、私がどこで何してようが勝手じゃない。アンタに言われる筋合いは無いけど」
上条「ああ、御坂。一ついい事教えてやるよ」
美琴「何よ、今はそんな楽しい気分じゃないんだけど」
上条「まあ聞けって。一方通行の事だけど、倒しといたから」
美琴「……ハァ?」
上条「だから、一方通行は俺が倒したからもう大丈夫だって言ってんだよ」
美琴「え、えっ? アンタ何言ってんの?」
上条「そっか、いきなり信じろってのも無理な話だよな。じゃあ、このメモに書いてある病院に行ってみろよ。
そうしたら全てわかるから。という訳で、今日は早く帰れよ? じゃあな―」
美琴「あっ、ちょっと! 待ちなさいって……」
―――
病院
10031号「お姉様、どうなさったのですか? とミサカはお姉様の突然の来訪にただ驚くばかりです」
美琴「アンタ……生きてるのね。って事は、まさか……本当に?」
10031号「ええ、ミサカも未だに信じられません、とミサカはあの人が何者なのかを考えます」
美琴「……いったいどうなってるのよ」
415 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/19(土) 03:27:41.00
ID:eL0m8YCAO その後
上条「原因は父さんの怪しいグッズだ!」
上条「すいません、警察ですか? 脱走した凶悪犯がここに居ます!」
上条「海原……食らええ!!」
上条「いや、この右手で呪いとか消しちゃうから」
とか色々あって八月三十一日 PM11:59
上条「……ついにこの時間がやって来たな」
インデックス「うん……無事に明日になるかなあ……」
上条「あと三秒……頼む!」
インデックス「……うう、なんか気持ち悪い……何なのこれ」
上条「えっ? 何が起きてるの?」
インデックス「はっ……気持ち悪いの収まったんだよ」
上条「いつの間にか朝になってる……?」
インデックス「あれ、どうなってるの?」
上条「……インデックス、テレビを点けてくれないか」
インデックス「うん、えいっ」
TV『おはようございます、八月十七日のニュースです』
上条「もしかして……また?」
インデックス「またかも……」
上条「どうやったら九月になるんだよおおお!!」
416 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/19(土) 03:28:43.33
ID:eL0m8YCAO その後上条は色々と学園都市を調べていく内に様々な事件を知っていった。
上条「御坂! コイツの相手は任せろ!」
美琴「あ、アンタどうしてここに!?」
麦野「……誰なの、あれ?」
滝壺(……あの男の子からは何も感じ取れない?)
―――
上条「歯、食いしばれ『最強』……ちなみに三十一回目」
一方通行「ぐはっ……あぎゃっ……げふっ……」
上条「もう一方通行とか楽勝なんだよな……」
10011号「どういうことなの……とミサカは状況が理解出来ません」
上条「よし、次回は10010号を助けるぞー」
―――
天井「邪魔を、するな」
一方通行(……反射に演算は回せねえ……クソッ!)
天井「死ね、一方れぐほあっ……」
上条「よし、間に合った」
一方通行「は、はァ……?」
―――
インデックス「クラゲに刺された……」
上条「それもう二十三回目だろ……」
インデックス「とうま、とうま」
上条「なんだ?」
インデックス「いつ抜け出せるんだろうね……」
上条「……次のループではステイルにでも聞いてみようかな」
インデックス「それ十三回目にやって無駄だったよね」
上条「良く覚えてるな―」
上条・インデックス「……はあ」
417 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/19(土) 03:30:05.78
ID:eL0m8YCAO 以上です、本当に思いつきですまない
だからどうやって抜け出すとかそもそもどうしてこうなったかは考えて無いっていうね…
色々失礼しました
419 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/19(土) 03:51:34.93 ID:eBLz5CWGo
9982号は助からないか…
つーか楽そうに過ごしてるけど何気に凄い死線潜り抜けてるよなこれww 421 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/19(土) 06:00:00.67 ID:URLSNFQAO
実はどっかで幻想御手事件もいつの間にか解決してそうだなこの上条さんはww 424 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/19(土) 09:54:45.27 ID:gCQjo+qDO
1人ループなら気が狂いそうだけどインデックスがいるからなあ。
なんかめちゃくちゃ仲良くなりそう。 426 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/19(土) 13:57:31.37 ID:1hMUFr8no
いかに効率よく素早く一通さんをそげぶできるか、毎回どんどん磨きがかかって行きそうだ 427 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/19(土) 14:44:54.58 ID:JnzWYQ5SO
ビリビリ最短攻略メモとか作れそうだな
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