人を動かす12の方法―なぜ、あの人は圧倒的に人を引きつけるのか? 前→
一方通行「もっと面白い事してモリモリ盛り上がろォぜ」653 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/02(水) 01:16:33.58
ID:NdObHdEA0 すいません、初心者なんですが、ここにSS投下してもいいでしょうか・・・??
好みが分かれそうだから不安なもので^^;
654 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/02(水) 01:18:58.11 ID:fp5KFU/go
不安ならやめときぃ 656 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/02(水) 01:23:07.30
ID:NdObHdEA0 やめたほうがいいんでしょうか∑(*゚д゚*)
657 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/02(水) 01:25:05.89 ID:ON+tZ6YDo
ええい女々しい!
>>1読んでルール理解してるなら思い切ってやっちまえ!
叩かれてもスルーされても泣くなよ
ていうか投下が不安じゃない書き手なんていないんだぜ 658 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/02(水) 01:25:22.89 ID:zAzXeB56o
男は度胸、何でも試してみるものさ!
ただし特殊な性癖とかあるならちゃんと注意書きを書いてクレクレ 659 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/02(水) 01:25:23.30 ID:DQwDHXoSO
うむ、やめとけ 660 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/02(水) 01:26:14.50 ID:yi2x4Mo/o
>>656
SS投下したいの?したくないの?
本当に自信が無いと言うなら黙って投下出来るようになるまでやめておけばいい
「投下しなよ!」「していいよ!」って言われたいだけなら勝手に投下すればいい
ただしテンプレはよく読んでな 661 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/02(水) 01:26:19.48 ID:wvo1YC/2o
極端なエログロや、投下レス数が長いものは辞めた方がいいと思う。
ジャンルは?レス数は? 662 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/02(水) 01:27:34.96
ID:NdObHdEA0 すみません(>_<)
でも折角だから投下しますね
ちょっと過激・・・? 系です
あ、5レスです
663 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/02(水) 01:28:45.49
ID:NdObHdEA0 学園都市の超能力者。
彼らは、一人一人が一国の軍隊を相手にしても平然としていられるほどの、
驚異的な戦力である。
そんな超能力者が二人、
突然人々の賑わう街中で本気の殺し合いを始めたら、
一体何が起こるだろうか。
当然、そこは戦場となる。
嵐の襲う被災地となる。
街路樹は、街頭は、信号機は、ビルは、
街は、たちまち瓦礫の山となった。
しかしそれでも。
そんな事には全く目もくれず、
常人には何が起こっているのか分からないような速さで、
学園都市第一位と第二位の怪物は、強大な能力を競い合うように闘い続ける。
「『ピンセット』を強奪したり『滞空回線』の中身を調べたり、
俺も色々策を巡らせたが、どれも成功しなかった。
やっぱ第一位のテメェをブチ殺すのが手っ取り早いみたいだな!!」
自らが台風の目のようになりながらどこにそんな余裕があるのか、
学園都市第二位の垣根提督が、敵に向かって語りかける。
対する第一位も、当たり前のように即答する。
「何だァウジ虫野郎。この期に及ンで数字の順番がババンとコンプレックスか!!」
一方通行は、踏み抜いた衝撃で跳ぶアスファルトの破片を蹴りつけた。
ただの小石が、彼の能力によって大砲となる。
664 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/02(水) 01:29:16.49
ID:NdObHdEA0 「そんなんじゃねえよ。ただ俺は、アレイスターとの直接交渉権が欲しかっただけだ!!」
垣根はありったけの力を込めて、その背に生えた翼を振るった。
爆風が巻き上がる。
一方通行と垣根提督。
二人の放った衝撃はぶつかり合い、邪魔者を弾き飛ばしていく。
「アレイスターのクソ野郎は複数のプランを同時並行で進めてやがる」
「へェー」
「…………」
「…………」
それぞれの能力を使って驚異的な速度で地を駆け抜けながら、
二人は言葉を交わしていた。
「ヤツにとっては最優先事項みたいだが、
仮にそのご大層な計画が詰まったとしても、
並列するラインに一度軌道を乗せ換えて、
後で再び元のプランに戻すから質が悪い」
「プランプラン振り回せるワケか」
「あみだくじで、一度別の線へ行った後、
最終的に元のラインに戻ってくるようなもんだ」
「そりゃァ元のもくあみだ」
「…………」
「…………」
665 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/02(水) 01:29:49.05
ID:NdObHdEA0 街を駆け抜けた怪物たちは、大通りの交差点で再び衝突する。
衝撃波がアスファルトの地面を抉った。
周囲の人間は、誰も彼らを止めようとはしなかった。
出来るはずもない。
むしろ、ここで一言でも声を発すれば、真っ先に殺されてしまうかもしれない。
轟音に阻まれて聞こえるはずもないのに、
彼らはまるで王様に厳命でもされたかのように口をつぐんでいた。
「なら話は簡単だ」
この場で口をきく事を許された人物はただ二人だけ。
その内の一人である垣根は、静かに言った。
「予備のプランを全てぶっ潰しちまえば、
アレイスターは『別のラインに逃げる』って妥協ができなくなる。
その上で、この俺自身が『第二候補』ではなく本命の核に居座っちまえば、
アレイスターも俺を無視できねえ」
ほんの一時、世界は静まり返っていた。
垣根の、何か決意のようなものを秘めた声が、ただそこへ広がる。
「別に学園都市を潰すつもりはねえ。この街は利用できる。
だからそいつの中心に食い込み、手中に収めてやるっつってんだよ!!」
垣根の思いは、半端なものでは無かった。
彼は暗部の人間だ。その身に滲みてよく知っている。
悲劇というものを。
彼の過去に重くのしかかるそれは、否が応でも彼を前へ前へと押し出そうとする。
暗殺まがいの事をやってみせたり。
最新鋭のアイテムを強奪したり。
学園都市最強の第一位に喧嘩を売ったり。
それらの行動すべての原点は、彼の過去の一点に集約されている。
一方通行は垣根の表情に、その片鱗を見た。
「屁だな」
彼は学園都市第一位の頭脳を誇る。
正面の男のかつての葛藤に気が付かないほど愚鈍ではないだろう。
しかし、彼はだからと言って同情もしない。
だから、冷たく突き放す。
「オマエは聖人君子の正論を並べているつもりかもしンねェが、
実際に汚ねェ口からプープー漏れてンのは屁だ」
「ヘッ。アレイスターとの直接交渉権に最も近い場所にいながら、
その価値すら分かっていなかったテメェにどうこう言われる筋合いはねえな」
「…………」
「…………」
「…………」
「……今のは無しだ」
666 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/02(水) 01:30:37.48
ID:NdObHdEA0 「その言い分が、すでに安い悪党なンだよ、オマエは」
「なんだとう?」
「…………」
「…………」
「…………」
「……今のも無しだ」
667 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/02(水) 01:31:11.95
ID:NdObHdEA0 ボロボロになったスクランブル交差点。
そこで交差するのは、たった二人の人間の運命。
一方通行にも悲劇はあった。
しかし、彼は垣根とは違う道を歩んでいる。
遠目には同じ悪党の道であっても。
「悲劇の使い道は色々だ。胸に抱えるもよし、語って聞かせるもよし、
人生の指針にするもよし、煮てもよし、焼いてもよし。
だがな、そいつを抱えた所で無関係なガキどもを狙ってイイ理由にはならねェンだよ。
ご大層な理由があればチンパンジーを殺してもイイなンて考えた時点で」
一方通行はくだらなそうな調子で言った。
垣根は、そんな彼をねめつけながら聞いている。
「ご大層な理由があれば一般人を殺してもイイなンて考えた時点で、
オマエの悪はチープすぎる」
「説得力に欠ける説教だな」
「チープープーすぎる」
「俺だって好き好んで一般人を狙うつもりはねえよ」
垣根提督も興味のなさそうな調子で答えた。
「気分が良けりゃ、悪党であっても格下なら見逃してやる。
だが、そいつは命張ってまでやるような事じゃねえ。
テメェにしても、今の戦闘でさんざん野次馬や通行人を叩き潰しただろうが。
コンクリートやアスファルトの破片は音速を超えて跳んでいた」
「コーンクリームや アスベストの破片も」
「衝撃波は全てを薙ぎ払った。俺たちの戦いでな」
「……、」
「最終信号を狙ったのも、その保護者らしきガキを狙ったのも、そういう事だ。
上から説教たれてんじゃねえよ、人殺し。
俺を殺すために野次馬を見殺しにしたテメェにどういう言われる筋合いなんざねえ。
自分だけは例外、なんて理屈が通ると思ってんのか」
「ハッ。オマエをコロッと殺すために野次馬をマジ見殺しにした、ね」
しかし、糾弾された一方通行は笑う。
「三下サンだな。美学が足りねェからそンな台詞しか出てこねェンだプー、オマエは」
「あ?」
怪訝な表情で、一方通行を見つめる垣根。
暴れまわって少なからずダメージを負っているはずの一方通行は、それでも不敵に微笑んでいた。
「そもそも、何で俺とオマエが第一位と第二位に分けられてるか知ってうぉーるか」
言って、両手を広げる。
「その間に、絶対的な壁があるからだ」
668 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/02(水) 01:31:53.23
ID:NdObHdEA0 以上で投下終了となります(^^;
最初の方なんかグダグダになってしまってすいませんでした(滝汗)
うざい一方通行でした。
むしろお前がウザいよとか思われた方がいらっしゃったら申し訳ないですけど
わ ざ と だ よ
669 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/02(水) 01:33:37.32 ID:4zOw2x0i0
ちくしょうてめえかよwwwwwwwwwwww昨日に引き続き笑ったわwwwwwwww 671 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/02(水) 01:46:41.22 ID:Kg9BP2Si0
お前のせいでこれから自称ガチ初心者まで疑わなくちゃならなくなったじゃねぇかwwwwwwww 672 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/02(水) 01:47:30.21 ID:zAzXeB56o
またおまえかwwwwwwwwwwww 673 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/02(水) 03:30:24.15 ID:OtiSOqmbo
まwwwwwwたwwwwwwおwwwwwwwwえwwwwwwかwwwwwwwwww
おまえも第一位のうざさも半端じゃねえよwwwwwwwwwwww
乙!続きがあると嬉しいんだよ!! 674 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/02(水) 03:40:06.03 ID:pk1NDa7AO
駄目だ第二位が既に第一位のプランに呑まれとるwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
679 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/02(水) 22:50:07.97
ID:NdObHdEA0 あ、一部過激な表現があるから苦手な人は気をつけて
うそですけどね
680 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/02(水) 22:51:11.15
ID:NdObHdEA0 垣根提督は、自らが暴れ回って破壊の限りを尽くした街並みを眺めて混乱していた。
ボコボコのビル群。
へし折れた道路標識。
吹き飛んだ家々の屋根。
なぎ倒された木々。
しかし、彼が心を乱したのは、自分の所業に恐れ慄いたからではない。
そこに、悲劇が存在しないからだ。
これだけ。
街が壊れているというのに、
見回した限りでは死体がどこにも存在しない。
怪我人も。軽傷者すら、ただ一人として。
力の限り暴れたはずだ。
行き交う人々が巻き込まれるのも気にせずに。
にもかかわらず、巻き込まれて滅茶苦茶にされたはずの通行人たちは、
その顔に恐怖の表情を刻まれてはいるものの、
身体にはかすり傷一つ負ってはいなかった。
何故?
彼の優秀な頭脳は、すぐにその答えを導き出す。
目の前の、宿敵。
超えるべき相手。
(ま、さか……)
「守ったって、言うのか……?」
681 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/02(水) 22:51:46.02
ID:NdObHdEA0 正面に立つ一方通行は、その能力で奇跡を起こし、
垣根の発する衝撃の余波から守っていた。
垣根が気にも留めなかった、虫けら同然の一般人たちを。
何故気にも留めなかったか。
目の前の敵を打ち倒すことで精一杯だったからだ。
それなのに、この男は……
「ふ、ざけんなよ。テメェ、どこまで掌握していやがった?」
相手は、笑って眺めていた。
愕然とする、垣根の顔を。
「ムカついたかよ、パンチラ」
驚愕に染まる垣根提督に、一方通行はくだらなそうに言う。
「……じゃなかった、チンピラ」
驚愕に染まる垣根提督に、一方通行はくだらなそうに言う。
「これが悪党だ」
682 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/02(水) 22:52:24.34
ID:NdObHdEA0 「ッッッ!! テメェにヨヨイの酔ってんじゃねえぞ、一方通行ァァあああああああッ!!」
叫ぶ。
垣根は逆上していた。
それは、自分には一番似合わないと思っていた振る舞いだった。
こんなのは違う。
逆上する相手をあざ笑う方こそ、彼の役割だったはずなのに。
彼の六枚の翼を無茶苦茶に振り回せば、
普通の人間であれば五十人はまとめて圧殺できるほどの力を飛ばす。
しかし相手は、学園都市最強の第一位はただの少しも怯まない。
「バッチ来いよ」
「余裕だな。テメェの『反射』の有害と無害のフィルタは既に解析済みだ」
「フィー!」
「…………」
「You, guy!」
「…………」
「and Moon, guy!」
「…………」
「カッキィーねェ垣根くン」
「…………」
「…………」
683 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/02(水) 22:53:02.65
ID:NdObHdEA0 照準は、真っすぐ敵の胸に。
翼を構えながら、垣根は言った。
「インチキ臭せえその防御能力も、こいつにゃ通用しねえぞ」
「確かに、この世界にゃオマエの操る『未元物質』なんてものは存在しねえ」
一方通行は、誘うように、細い指を動かす。
ただの真っ白な指にさえおちょくられている気がする。。
「そいつに教科書の法則は通じねェし、
素粒子に触れた光波やデデン電波が普通ならありえねェベクトル方向に曲がっトル事もあンだろォよ。
だからまァ、この世界の理に従ってベクトル演算式を組み立ててたンじゃ『隙間』ができちまうのも無理はねェが」
二人の間で殺意が膨張する。
スクランブルブル交差点の中心点が死で埋め尽くされる。
「だったらそいつも含めてふっくら演算し直せばイイ。
この世界は『未元物質』をふっくり含む素粒子で構成されていると再定義して、
オマエの公式を暴けばチェックメイトですの」
「…………」
「…………」
彼の指は、まだヒラヒラと動いていた。
「ちなみに今のは、かの有名な変態風紀委員の決め台詞『ジャッジメントですの』と
チェスの王手である『チェックメイト』を掛け
「俺の『未元物質』をも……テメェのベクトル変換で操るだと……?」
「そォ……『未元物質』すら新しい世界の素粒子に含め、掌握する……」
「これぞ ソ リ ュ ー シ ョ ン 」
「…………」
「…………」
684 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/02(水) 22:53:41.39
ID:NdObHdEA0 垣根は、鼻で笑って見せる。
しかし、胸の内は言い知れない不安で満たされていた。
できるはずがない。
そんな事は……
「できねェと思うか?」
「ハッ。俺のそこそこの底まで掴み取るつもりか」
「アッサリ浅い底だ」
「……ッ!!」
「悪ィが、わざわざ掴むまでもねェよ」
バックオーン!! という爆音が炸裂する。
お互いの交差は一瞬。
それで、第一位と第二位の勝負は決した。
685 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/02(水) 22:55:00.37
ID:NdObHdEA0 このシリーズはこれで終わり。
ここまでやって、まだ悪党……
一方通行の思い描く【善人】とは、どこまでのレベルを要求されているのか……
688 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/02(水) 23:29:26.65 ID:4zOw2x0i0
乙
結構耐性付いてきてたのにバックオーンで駄目だったwwwwww 690 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/02(水) 23:35:14.05 ID:VWAFY4d4o
結構耐えてたのに。スクランブルブル交差点で駄目だったぜ…
乙! 693 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/03(木) 01:48:56.88 ID:QfjdRBTAO
>>690
「俺の腹筋がスクランブルブル交差点涙子だったぜ、ファッキン!」ってか 694 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/03(木) 05:49:26.61 ID:An01++vAO
ヨヨイの酔いじゃねえよ馬鹿野郎wwwwwwwwwwww 691 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/03(木) 01:06:48.15 ID:DDr+4IFu0
「ムカついたかよ、パンチラ」
この一言がどれほどの威力を持ったことか 687 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/02(水) 23:12:39.18 ID:DHnJ67mAO
乙 死ぬほど笑った
何でそんなにうざさの天才なんだよ…
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