20代にしておきたい17のこと (だいわ文庫) 5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01 /23(日) 18:12:03.48
ID:Y9+0qR2eP 上条「うっ・・・! この声・・・まさかっ!」
美心「当麻く~んっ・・・!」タッタッタッ
上条「み、御坂っ・・・!」
美心「えへへ、また会ったね当麻くんっ・・・!」
上条(ぐぅ・・・! 不幸だっ・・・! 何故、毎日毎日出くわすっ・・・! この怪物・・・御坂美心とっ・・・!)
彼女の名前は御坂美心(みさかみここ)。 若干14歳の若さでありながら、
学園都市にいる約230万人の学生の内の第3位の超能力者であり、
いわば、超エリートっ・・・! 選ばれた人間であるっ・・・・・・!
だが、天は二物を与えずとはよくいったものっ・・・!
その容姿は直視できぬほど醜かったっ・・・・・・!
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01 /23(日) 18:09:55.80 ID:FOweBs5M0
馬鹿な・・・っ
期待・・・期待して開いたスレが・・・
糞スレ・・・まさかの糞スレ・・・っ!
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01 /23(日) 18:13:43.78
ID:Y9+0qR2eP 美心「えへへぇ~」ニコニコ
この時、上条に電流走る。
上条(待てよっ・・・毎日だってっ・・・? ま、まさか、いや、それしか考えられないっ・・・!)
上条「・・・待ち伏せか?」
美心「えっ! や、ヤダ~! そんなことしてないよぉ~」アセアセ
上条「なら、何故こうも毎日バッタリ出くわす・・・? お前の学校はこの近くじゃないだろ・・・」
美心「それはぁ~、ポっ・・・」///
上条(なぜ頬を染めるっ・・・!)ゾッ
上条(思えば、俺の学校とやつの学校は遠く離れてるっ・・・!
なぜ、もっと早く気が付かなかったっ・・・!
ありえぬ惚けっ・・・! 戦場で棒立ちっ・・・! 隙だらけだわなっ・・・・・・!
変えるべきだったっ・・・下校ルート・・・っ! 生還への道っ・・・・・・!)
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01 /23(日) 18:16:39.26
ID:Y9+0qR2eP 美心「ねぇ、当麻くん・・・勝負しよっ・・・!」
上条「い、いや・・・いいよ・・・お前の勝ちでいい・・・・・・」
美心「不戦勝なんて認めないんだからぁ~、えいっ・・・!」ポム
上条「・・・・・・」
美心「えいっ・・・やあっ・・・!」キャッキャ
上条(うう・・・辛い・・・やめてくれ・・・醜い顔を近づけるなっ・・・・・・!)ゾゾゾッ
『も~あつあつ・・・!』 『ふふ・・・そうだね』 『若いのぉ~』
上条「えっ・・・!」
通行人たち「ふふっ・・・」ニコニコ
上条(よせっ・・・やめろよっ・・・! 微笑ましいモノを見るような目・・・やめろっ・・・!)バッ
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01 /23(日) 18:20:16.37
ID:Y9+0qR2eP 周りの視線に耐え切れなくなった上条は、つい美心を引き離してしまう。
美心「きゃっ・・・! いたぁ~いっ・・・!」ドサッ
上条「うっ・・・! だ、大丈夫かっ・・・? すまないっ・・・! 立てるかっ・・・?」
美心(当麻くん、やさし~~~~!)ジーン
美心「膝枕っ・・・!」
上条「えっ・・・?」
美心「公園っ・・・ベンチっ・・・膝枕っ・・・・・・!」
上条「そ、それは・・・」
上条(うう、地獄だっ・・・! 何故、こんな怪物に気に入られてしまったんだっ・・・助けてっ・・・誰かっ・・・!)
と、そこで、本当に助けが現れる!
黒子「お姉様っ・・・! 何をしていらっしゃるのっ・・・!」
美心「あらっ黒子っ・・・奇遇ね・・・こんなところでっ」
上条(救世主白井っ・・・! 来てくれたっ・・・メシアっ・・・・・・!)
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01 /23(日) 18:21:21.59 ID:d8GQSi660
が、ダメっ・・・!14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01 /23(日) 18:22:02.79 ID:FOweBs5M0
糞スレとか言ってごめん17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01 /23(日) 18:22:53.08
ID:Y9+0qR2eP 黒子「天下の超電磁砲がこんな類人猿と一緒にいるなんてっ・・・!」
上条「うんうん! そうだよなっ! 俺はこれで失礼するよっ・・・!」
美心「そんな言い方はないでしょっ・・・! 私のカレに向かってっ・・・!」
黒子「カレっ・・・!? 既にそこまでの関係にっ・・・?」ガーン
上条「なってないっ・・・! 他人っ・・・カレどころか赤の他人っ・・・・・・!」
ちなみに、この白井黒子は御坂美心の後輩であるのだが、
美心と違って非常に美しい容姿をしており、
上条も初めて見た時は、思わず心奪われたものであった。
黒子「お姉様のように美しいお方が、こんな猿と一緒にいてはいけませんっ・・・帰りましょうっ・・・!」ガシッ
美心「ああーんっ・・・当麻くーんっ・・・!」ズリズリ
だが、美的感覚は一般人のそれとは違ったっ・・・!
黒子は、超絶ブサイクの美心を世界一美しいと思い込んでいるのだっ・・・!
上条(・・・明日からは下校ルートを変えよう)
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01 /23(日) 18:26:03.44
ID:Y9+0qR2eP ~翌日、放課後~
上条「はぁ・・・、すぐに帰るとあの珍獣に見つかりそうだし・・・どうしよう・・・・・・」
吹寄「か、上条当麻っ!」
上条「んっ・・・吹寄か・・・どうした?」
吹寄「2人だけで話がしたい・・・ついてきてくれ・・・・・・」
上条「はぁ・・・・・・?」
上条「それで、こんな校舎裏まで来て・・・どうしたんだ? 金なら無い――」
吹寄「き、貴様は付き合ってる女性はいるのかっ・・・?」
上条「えっ・・・、い、いやっ・・・いないけどっ・・・・・・」
吹寄「そ、そうかっ! いないかっ!」パァ
上条(えっ・・・えっ・・・! こ、この展開・・・まさかっ・・・・・・!)
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01 /23(日) 18:28:29.44
ID:Y9+0qR2eP 吹寄「あたしは・・・貴様のことが好きだっ・・・・・・! 付き合って欲しいっ・・・・・・!」カアアア
上条(き、きたあああっ! 俺の春っ! 青春っ・・・甘い高校生活っ・・・!)
彼女、吹寄制理(ふきよせせいり)は上条のクラスメイトで、
非常にグラマラスなスタイルの美人さんであり、
上条は、何度も彼女をオナネタにしていたっ・・・!
勿論、断る理由などないっ・・・・・・!
上条(ようやく始まるっ・・・彼女のいる生活っ・・・甘美な日々っ・・・・・・!)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
吹寄「当麻、一緒に帰ろっ」
上条「ああっ! どこかへ寄って行くかっ!」
同級生「あーあ、悔しいけどあの2人、お似合いだよなぁ」
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01 /23(日) 18:31:23.36
ID:Y9+0qR2eP 上条「おまたせ、はい、ストロベリークレープ」
吹寄「ありがとう! はむっ、あっ美味しい~」
上条「チョコもいけるぜ。 ほらっ」
吹寄「はむっ、ほんとだ、美味しい。 あたしのも食べてっ」
上条「はむっ、おっ、これもイケるなぁ」
吹寄「あっ・・・間接キスになっちゃったね・・・」///
上条「ははっ、そうだなっ。 次は直接・・・いいかな・・・?」
吹寄「うん・・・」スッ
上条「・・・ん」チュ
吹寄「あっ・・・ほんとに・・・しちゃったね・・・」ポワーン
上条「ファーストキスはレモンの味だって聞いたけど、俺たちはストロベリーだったな」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
上条(言っちゃうかっ・・・そんなこともっ・・・・・・!)
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01 /23(日) 18:32:38.59 ID:05zG/3lm0
ウキ…
ウキ…29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01 /23(日) 18:33:44.61
ID:Y9+0qR2eP 上条「お、俺でよければ――――」
美心「当麻くぅ~ん!! 迎えに来たわよぉ~!」タッタッタッ
上条「げぇ! 御坂っ・・・・・・!!」
吹寄「だ、誰・・・この人・・・?」
美心「ぐふふっ・・・私は当麻くんの彼女よっ・・・!」
吹寄「ええっ!?」
上条「ち、違うっ! 何を言うっ・・・貴様っ・・・・・・!」
吹寄「今、付き合ってる人はいないと言ってたじゃないか・・・嘘だったのかっ・・・?」
上条「嘘じゃないっ・・・俺は本当に――」
美心「毎日、放課後にデートしてるもんねぇ~!」ダキッ
上条「よせっ・・・抱きつくなっ・・・・・・!」
吹寄「噂は本当だったのか・・・。 貴様が常盤台の生徒といつも一緒にいるとは聞いていたが・・・」
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01 /23(日) 18:37:14.15
ID:Y9+0qR2eP 上条「誤解だっ! 俺はこんな奴と付き合ってなんか――」
美心「当麻くぅ~ん・・・!」スリスリ
吹寄「うう! お幸せにっ・・・・・・!」ダッダッダッ
上条「ふ、吹寄ええええええっ!!」
美心「どぅふふっ・・・! さ、一緒にお買い物に行こうっ・・・!」
上条(ぐううう・・・! 悪魔っ・・・! 疫病神っ・・・不幸の権化っ・・・!
離れなければ・・・遠のく・・・当たり前の人生・・・俺の未来っ・・・!
つまり・・・幸福からっ・・・・・・!)
上条「いい加減にしろっ! このブスっ!! 俺にまとわりつくんじゃねぇ!!」
美心「えっ・・・?」ピタッ
シーン・・・・・・
美心「・・・・・・ぅ」ジワァ
上条(し、しまったっ・・・! 言い過ぎたかっ・・・!)
上条「あ、あのっ御坂っ・・・!」アセアセ
美心「ごめんね・・・私が美人すぎるからっ・・・・・・」
上条「はっ・・・・・・?」キョトン
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01 /23(日) 18:40:13.57
ID:Y9+0qR2eP 美心「私は、超優秀なレベル5で・・・お金持ちのお嬢様で・・・、
その上・・・こんな美しい顔立ちっ・・・!
まるで楊貴妃っ・・・クレオパトラっ・・・アフロディーテっ・・・・・・!
気後れしちゃうよね・・・こんな完璧な人間・・・・・・」
上条(な、なんだ・・・こいつは一体なにを言っているんだ・・・・・・?)
美心「でも、そんなこと気にしないで・・・! 私は当麻くんと同じ人間だからっ・・・!
そんな見え透いた嘘で、私から離れようとしないでっ・・・・・・!」
上条「・・・・・・」ポカーン
御坂美心は、自分の醜さを自覚していなかった・・・。
幼少期の頃から、親から美人だ美人だと持て囃され、
中学の寮に入った後も、美的感覚の狂った黒子に心酔され、
自分を客観的に見ることができなかったのだっ・・・・・・!
上条「ば、馬鹿かっお前はっ・・・! 鏡を見てみろっ・・・どう見てもブスだろっ・・・・・!」
美心「うふふ、当麻くんもカッコいいから安心してっ・・・釣り合いとれてるよ・・・私たちっ・・・!」ニコニコ
上条(駄目だ・・・言葉が通じない・・・。 宇宙人だ・・・・・・。
地球の言葉では交信不能っ・・・! 完全に俺の理解を超えたエイリアンっ・・・!)
美心「美男美女っ・・・お似合いのカップルっ・・・・・・!」
上条(ぶち殺したいっ・・・その幻想っ・・・・・・!)
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01 /23(日) 18:37:30.16 ID:8FWKLkvSO
これが不幸か…37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01 /23(日) 18:43:03.10 ID:GCiU0D4D0
そういえば美心って自分は美人だと思ってるんだっけ。あの親父のせいか…。39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01 /23(日) 18:44:16.02
ID:Y9+0qR2eP 上条「すまないが・・・、今日のところは帰ってくれっ・・・どっと疲れたっ・・・・・・」
美心「えっ・・・! 大丈夫っ・・・? 保健室に行ったほうが・・・保健室・・・・・・ポッ・・・」///
上条(なぜ頬を染めるっ・・・! やはりエイリアンっ・・・話し合い不可っ・・・!
逃げようっ・・・問答無用でっ・・・・・・!)
ダッダッダッ!
美心「あ~ん・・・! 待ってぇ~! 当麻く~ん・・・・・・!」
上条「不幸だっ・・・・・・!」ダッダッダッ
~一方、とある実験場~
一方通行「・・・・・・」
美心妹「それでは実験を・・・くくくっ・・・開始しますっ・・・・・・!」
一方通行「お、おう・・・・・・」
美心妹「どぅふ・・・どぅふふふふっ・・・!」
一方通行(す、すげェ迫力だ・・・近寄りがたい・・・っていうか近寄りたくないっ・・・!)
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01 /23(日) 18:47:42.31
ID:Y9+0qR2eP 美心妹「一方通行さんって・・・イケメンですよねっ・・・・・・!」
一方通行「えっ・・・い、いや・・・そンなことは・・・・・・」ゾクッ
美心妹「メチャクチャにされたい・・・と、ミココは股を濡らして攻め寄りますっ・・・・・・!」
一方通行「うううっ!! よ、よるなァァァァァ!!」ダッダッダッ
一方通行、たまらず逃げ出すっ・・・!
が、駄目っ・・・! 通らずっ・・・・・・!
美心妹2「どぅふふ・・・! どこへ行くつもりですか・・・? と、ミココは尋ねますっ・・・!」サッ
美心妹3「お楽しみはこれからですよっ・・・!」
美心妹4「そっちから来ないなら、ミココから攻めちゃいますねっ・・・どぅふふふっ・・・・・・!」
一方通行「来るなァァァァ! 芳川ァァァァ!! 助けてくれェェェェ!!」
芳川「・・・・・・」プイッ
一方通行「お、おいっ芳川っ! あいつらを止めてくれっ! ・・・芳川っ?」
芳川「あなたには実験の内容を伝えていなかったけど・・・・・・、
絶対能力進化実験の被験者であるあなたは・・・・・・、
2万人のブスに輪姦されることでレベル6に到達するっ・・・!
せいぜい頑張ってちょうだいっ・・・・・・!」
一方通行「ふざけろっ・・・・・・! 貴様らっ・・・! それでも人間かっ・・・・・・!」ウウッ
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01 /23(日) 18:48:59.52 ID:0GempgRV0
これはひどいwwww47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01 /23(日) 18:49:04.53 ID:VRCaIGG10
悲惨過ぎワロタwwwwww50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01 /23(日) 18:50:06.62 ID:iIPo0yvkP
顔はな・・・能力より重いんだ・・・!53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01 /23(日) 18:51:20.75
ID:Y9+0qR2eP 美心妹5「どぅふふふっ・・・・・・! つ~かまえたっ・・・・・・!」ガシッ
一方通行「反射っ・・・! 反射っ・・・・・・!」
美心妹6「無駄っ・・・愛は反射できないっ・・・・・・!」
一方通行「や、やめろおおおおおおおおおおおっ・・・・・・!!!」
この日、一方通行・・・童貞喪失っ・・・・・・!
100人切りを達成したっ・・・・・・!
残り19,900人・・・頑張れ一方通行っ・・・・・・!
~そして、再び翌日の放課後~
上条(ああっ・・・教室から出たくない・・・きっとまた御坂が追いかけてきて・・・・・・)
姫神「あの・・・上条くん・・・ちょっと2人きりでお話したいんだけどっ・・・・・・」///
上条(えっ・・・このパターンっ・・・もしやっ!)
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01 /23(日) 18:55:04.54
ID:Y9+0qR2eP ~学校の屋上~
上条「屋上にまで来て話って・・・?」
姫神「上条くん、あなたのことが好きなのっ・・・私と付き合って――」
美心「当麻く~ん! 一緒に帰ろうっ・・・!」ガチャッ
上条「また貴様かあああああっ!」
姫神「な、なに・・・この人・・・・・・」
美心「当麻くんの彼女よっ・・・!」
姫神「か、彼女!? そ、そっかっ・・・もう付き合ってる人がいたんだ・・・・・・」
上条「ち、違うっ・・・! 妄言っ・・・この女の妄想っ・・・・・・! 付き合ってないっ・・・・・・!」
美心「当麻くぅ~ん・・・!」スリスリッ
上条「触るなぁ!!」ゾクゾクッ
姫神「ハハっ・・・仲いいんだねっ・・・・・・私・・・帰るねっ・・・ううぅっ・・・・・・!」ダダダッ
上条「ひ、姫神ィィィィィ!!!」
美心「当麻くんってモテモテなんだねぇ~・・・でも浮気は駄目だぞぉ~・・・!」
上条「ぐぅぅぅ・・・貴様っ・・・・・・!」
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01 /23(日) 18:58:38.62
ID:Y9+0qR2eP 上条(い、いや待てよ・・・何かおかしい・・・。 なぜ屋上にコイツが現れるっ・・・?
まるで、初めから俺が屋上にいるのが分かってたみたいだっ・・・?
ま、まさかコイツっ・・・・・・!)
上条「衛星・・・・・・?」
美心「な、なんのことっ・・・・・・?」ギクッ
上条「やはりそうか! 貴様っ・・・監視衛星か何かで俺のことを見張っていやがるなっ・・・・・・!」
美心「さ、さすが当麻くん・・・頭いいっ・・・・・・!」
そう、クラッキングが得意な御坂美心は、監視衛星を乗っ取って、
上条を空から盗撮していたのだったっ・・・・・・!
しかも、自宅には盗聴器も仕掛けられているっ・・・!
上条(異常だっ・・・コイツの俺への執着ぶり・・・まるで異常者のそれっ・・・・・・!
常識も話し合いも通用せぬっ・・・・・・! もうこうなったらっ・・・・・・!)
上条「勝負だっ・・・御坂美心っ・・・・・・!」
美心「へっ・・・・・・?」
上条「いつもお前が言ってることだっ・・・勝負勝負ってっ・・・・・・!」
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01 /23(日) 19:02:02.34
ID:Y9+0qR2eP 美心「そ、それは~当麻くんと一緒にいたい口実っていうかぁ・・・きゃっ・・・言っちゃったっ・・・!」///
上条「頬を染めるなっ! 気色悪いんだよクソブス!! もう我慢ならねえ!!」
美心「もう~当麻くんったら、またそんな大嘘を・・・・・・」
上条「いいぜ・・・てめえが現実を直視できないドブスだっていうんならっ・・・・・・!」
上条「 ま ず は そ の 幻 想 を ぶ ち 殺 す !!」
怒りに震える上条の右手が美心を襲うっ・・・・・・!
美心「きゃっ・・・こわーいっ・・・・・・!」ビリビリビリッ
上条「あばばばばばばばばばっ!!」バリバリバリバリッ
が・・・駄目っ・・・!
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01 /23(日) 19:05:49.54
ID:Y9+0qR2eP 美心「あっ・・・ついやりすぎちゃったっ・・・! 大丈夫・・・当麻くんっ!」
上条「むぎゅうっ・・・・・・!」プシュウ
いくら幻想殺しを持った上条といえども、相手はレベル5っ・・・・・・!
正面から挑んで勝てる相手ではなかったっ・・・・・・!
美心「当麻くんっ・・・しっかりしてっ・・・当麻くんっ・・・・・・!」
上条「・・・・・・」グッタリ
『起きてっ! 起きてってば!』
上条(ぅ…………)
『お願いだから起きてよ……!』
上条(ぅ……うーん…………)
『アンタがいなくなったら……私……どうすればいいのよっ……、お願い……目を覚まして!』
上条(この声……御坂…………?)
『お願い……目を開けて!!』
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01 /23(日) 19:09:05.52
ID:Y9+0qR2eP 上条「ハッ……! ここはっ……!?」ガバッ
美琴「あ……! よかった……本当によかった……ううっ…………!」ポロポロポロ
上条「え……あれ……? 御坂みこ…と……?」
目を覚ました上条の目の前には、
スリムなスタイルでショートヘアの可憐な美少女がいた。
美琴「だ、大丈夫……? 頭打ったんじゃ……?」
上条「えっ? あれ? 俺、倒れてた?」
美琴「ごめんなさい……。 私が勝負だって言って嫌がるアンタに無理やり襲い掛かって……」
上条「ああ……それで倒れたのか、俺」
美琴「ごめんね……。 ここまでするつもりはなかったの…………」
上条「あ、いや、いいよ。 俺がだらしなかっただけさ。 お前は悪くない」
美琴「な、なんでアンタはいつもそんなに優しいのよぉ! 怒ってよぉ!」グスッ
上条「ハハ、こんな可愛い女の子に怒ったりしたらバチが当たるよ」
美琴「な、なななななっ! 何言ってんのよっ! ほ、本当に頭打ったっ!?」アタフタ
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01 /23(日) 19:10:39.68 ID:VRCaIGG10
あれ?70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01 /23(日) 19:10:47.52 ID:b8kJ2o140
おっ71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01 /23(日) 19:11:03.62
ID:Y9+0qR2eP 上条「本当のことを言ったまでさ。 なぁ御坂、これからデートしないか?」
美琴「デデデデデデデートォォォォ!?? い、いいの!? わ、私相手で!?」カアア
上条「お前がいいんだ。 目が覚めたよ。 お前がこんなに可愛いだなんて、ちっとも気が付かなかった」
美琴「あっ……。 ば、馬鹿…………! い、いいわよ! デ、デートくらいしてあげる!」///
上条「赤くなったところも可愛いな」
美琴「も、もう! からかわないでよ!」
上条「悪い悪い、それじゃデートに行こうぜ」
美琴「……うんっ!」
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01 /23(日) 19:13:32.24
ID:Y9+0qR2eP ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
上条「・・・御坂、お前は可愛いな・・・むにゃむにゃ・・・・・・」zzz
美心「やだっ・・・当麻くんったら私の夢見てるっ・・・やっぱり相思相愛だねっ・・・・・・!」///
そこには、美心の膝枕で眠る上条の姿があった・・・。
ああっ・・・上条当麻よ・・・・・・せめて夢の中だけでも幸せにっ・・・・・・!
美心「どぅふふ・・・キスしちゃおっ・・・・・・!」ソオ…
チュッ
上条「御坂ぁ~・・・むにゃむにゃ・・・・・・」zzz
~一方その頃、一方通行の部屋では~
打ち止め「どぅふふ・・・、今日からあなたの家でお世話になるねって、ミココはミココは・・・っ!」
一方通行「不幸だああああああああああああっ!!!」
おわり
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01 /23(日) 19:14:52.65 ID:ez5EnZFN0
いやあああああああああああああああああああ82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01 /23(日) 19:15:53.21 ID:NDUQfXKEP
びり・・
びり・・・83 :
ゴミクズ:2011/01/23(日) 19:17:16.35
ID:Y9+0qR2eP 終わりです。
読んでくれた人ありがとう!
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01 /23(日) 19:18:21.78 ID:OBtN/Ovh0
この一方通行さんには同情する91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01 /23(日) 19:23:56.37 ID:4qr+oOGJ0
圧倒的・・・絶望・・・
救いの無い・・・結末・・・っ!103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01 /23(日) 19:56:30.25 ID:4f3BejRs0
押せっ・・・!押せっ・・・!押し倒せっ・・・!116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01 /23(日) 21:42:33.69 ID:WHGsEPxC0
嫌悪感を通り越して無気力になってしまったw118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01 /23(日) 22:27:36.77 ID:/sEvR6E7P
良スレっ・・・! これは良スレっ・・・!
ゴミクズ ◆W84voGnJRY さんのSS一覧
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