517:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 00:57:05.68 ID:
hDedNN580
どーせまだまだ暇なので眠くなるまで日常編を書いてみましょうか
完全な蛇足になるとは思いますが
524:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 01:03:17.78 ID:
hDedNN580
上条「・・・あ~・・・暇だな」
上条(夏休みも残すところあと二日、すでに宿題も終わらせてやることもなし
一方通行は今日はなんか学校に再入学するとかで忙しいらしくダメで
土御門は妹との約束が、青ピは下宿先のパン屋の手伝いで忙しいとか)
上条「・・・ゲームも飽きたし」
上条(とくにやることもなかったから寝ようと思っていたとき、俺の家の電話
に着信が入った)
上条「はいはい、今出ますよーっと・・・」
上条(一人でつぶやき、受話器を取った)
上条「もしもし上条です」
531:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 01:08:27.58 ID:
hDedNN580
???「もしもし、御坂ですけど・・・」
上条「あぁ・・・美琴ちゃんか」
上条(先の件が終わった後、確かに彼女には家の電話番号を教えていたな)
御坂「えぇ、御坂です・・・えーっと、上条さん、今暇ですか?」
上条「あ・・・あぁ、暇だよ!すんごい暇!」
上条(ちなみに俺はこの前から御坂ちゃんを美琴ちゃん、御坂妹を妹ちゃんと
呼び分けるようになっていた)
534:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 01:13:07.45 ID:
hDedNN580
御坂「そっかぁ、それだったら私と出かけない?上条さんまだケータイ直して
ないんでしょ?」
上条「あ・・・あぁ、そうだね」
上条(色々あって行く暇なかったしな・・・)
御坂「それだったら一緒に買いに行かない?この前のお礼もまだできてないし・・・」
上条「あ~・・・お礼・・・ね
御坂「・・・上条さん?」
上条「いや!大丈夫なんでもないよ、えーっとそれじゃあ場所と時間はどこに」
御坂「えーっと、それだったら・・・」
535:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 01:17:34.51 ID:
hDedNN580
ーセブンスミスト前ー
上条(というわけで、大型ショッピングセンター前にやってきた!)
上条「・・・熱い」
上条(美琴ちゃん遅いな、いや俺ガ早く来すぎたか、まだ一時間前だし)
上条(でも生まれて初めてのデートだし、うんそうだな、おかしくないな)
上条「でも・・・熱い」
上条(この炎天下の中あと一時間はきついな・・・中入っちゃおうか?いやでも
それで来たら連絡取れないし・・・)
???「あっ!上条さん!」
上条「・・・ん?」
538:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 01:20:30.14 ID:
hDedNN580
御坂「お待たせ~」
上条「あ・・・おぉ」
上条(どうやら美琴ちゃん、今日は私服のようだな・・・いや、しかし・・・)
御坂「・・・ん?どうしたの?」
上条「・・・かわいい」ボソッ
御坂「・・・えっ?」
上条「いや!なんでもないよ!とりあえず中入ろうか」
御坂「そうですね、暑いですもんね」
544:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 01:27:44.00 ID:
hDedNN580
上条(きっと、ここは彼女の服装を褒めるのが正解なんだろうが、俺にはレベルが
高すぎる・・・)
上条(とりあえずここは・・・)
上条「今日は制服じゃないんだね」
上条(はじ○の一歩でも言ってたじゃないか、ジャブからだって)
御坂「あ、あぁ、今日は上条さんと初のデートなんで気合入れてきたんですよ」
上条「そっかそっか・・・ん?」
上条(・・・なんだって?)
御坂「あ・・・あぁ・・・あははは」
上条(・・・ここは素直に褒めてあげるしかない!)
上条「か、かわいいと思うよ?凄く・・・」
御坂「本当ですか?ありがとうございます!」
上条(よかったよかった、喜んでくれたみたいだな)
550:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 01:31:08.00 ID:
hDedNN580
御坂「それにしても暑いですよね~」
上条「そだねー」
上条(あれ、つーかなんで敬語なんだ?最初は確かにいつもどおりのはずだった
のに)
御坂「・・・どうしたんですか?」
上条「・・・?いいや、なんでもないよ、とりあえずケータイから買いに行っちゃおう
か」
御坂「そうですね、それだったら地下なので、そこの階段から降りましょう」
上条「がってん」
563:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 01:40:07.40 ID:
hDedNN580
上条「ふぃー、地下は涼しいな」
御坂「そうですねー、あ、ありましたよ?ケータイショップ」
上条「お、本当だ」
御坂「なんかフェア中みたいです・・・はっ!!」
御坂(夏限定サーフィンゲコ太ストラップ・・・!?)
上条(あ・・・あれ?美琴ちゃん?)
御坂(これは欲しい・・・でもケータイは秋に変える予定だったし・・・)
上条「お・・・おーい、美琴ちゃん?」
御坂「え?あぁ・・・はい?なんでしょう?」ニコッ
上条「随分食い入るように見てたけど・・・どったの?」
御坂「いえ!なんでも有馬温泉ですよ!」
上条(おい待て、それはアウトだろう、てか美琴ちゃんゆ○ゆり♪読んでんの?)
御坂「とりあえずケータイ見ましょうよ、ね?」
上条「あ・・・あぁ」
上条(俺、もしかしてこの子と凄く気が合うんじゃないか?)
564:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 01:44:30.52 ID:
hDedNN580
ー数分後ー
上条「じゃあこれにしようかな」
御坂「あぁー、iP○oneですね、いま人気ですよね、それ」
上条「というかこれと似たようなのしか置いてないし、この旧型の4sでいいよ
0円だし」
御坂「そうですね、それじゃあ多分申請とかあると思うんで、先に外出てますね?」
上条「あ・・・あぁ了解」
上条(・・・サーフィンゲコ太ストラップ?なんだこれケロ○ンみてーなキャラだな)
御坂「・・・」ジーッ
上条「・・・」
上条(なるほど・・・)
565:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 01:47:57.06 ID:
hDedNN580
ーさらに数分後ー
上条「お待たせ」
御坂「あぁ、早かったですね」
上条「まぁとりあえず少しだけ名前書いただけだし、あとは30分後に取りに来てくれ
って言われたよ」
御坂「そうですか」
上条「・・・軽くご飯でも食べる?」
御坂「あ・・・はい!そうしましょう!」
上条(・・・いつまで敬語なんだろうか・・・やりずらい)
566:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 01:48:50.24 ID:h5G2WXg20
569:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 01:53:43.16 ID:
hDedNN580
ーとあるクレープ屋の屋台前ー
上条「さて、どれにしようかな」
御坂「・・・」
上条「えーっと、おごるよ?好きなの選んで?」
御坂「え?いいんですか?誘ったの私なのに、悪いですよ」
上条「いや、いいんだ、どっちかといえば付き合ってもらったのはこっちなんだし」
上条(本当はカッコつけたいだけなんだけどね)
御坂「・・・そうですか?それじゃ、お言葉に甘えて」
上条(うんうん、よかったよ一回で聞いてくれて、ここで『いえいえ私が』
『いーよ俺が』なんてことになるとプライドが傷つく上にカッコ悪いからな)
御坂「それじゃあ、私これにします」
上条「あいよ、お姉さん、このいちごのやつとツナのやつを」
570:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 01:59:24.54 ID:
hDedNN580
御坂「・・・」パクパク
上条(うんうん、食うときに静かなのって俺的にスゲェポイント高いよ、それで
たまに・・・)
御坂「・・・おいしいですね?上条さん」:
上条「あぁ、そだね、なかなかいけるよ」
上条(適度な会話、なんだこの子、完璧すぎだろ)
御坂「・・・ねぇ、上条さん」
上条「ん?」
御坂「そっちのヤツ、一口食べてみたいなー・・・なんて」
上条「・・・え?」
上条(なん・・・だと?まさかこんなところで俺の人生で一回はやってみたいこと
の5位が叶うのか?夢じゃなかろうか・・・)
御坂「・・・あのー、上条さん」
上条「あぁ?・・・あぁ、いいよ、そっちのも美味しそうだから、一口もらえると
嬉しいな」
御坂「え・・・えぇ・・・いいですよ」
上条(やったあああああああああああああああ!!!)
575:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 02:10:43.83 ID:
hDedNN580
御坂「それじゃあ、はいあーん」
上条「えっ?」
上条(こういうことなの?ねぇ、これでいいの?)
御坂「・・・いらないんですか?」
上条「いや、いただきm」
???「お・ね・え・さ・ま~ん!」
御坂「ふぇっ?」
上条「ぐえっ」ドテッ
黒子「お姉さま~ん、こんなところでなにをなさって、む!あなたはいつぞや
の殿方ではありませんの、そんな地べたに寝転がって何をなさっているん
ですの?」
上条「・・・不幸だ」
576:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 02:16:37.02 ID:
hDedNN580
御坂「黒子、あんたね~」
黒子「それよりもお姉様、どうしたんですの今日は私服で、それにほんのり
うすーくですがお化粧まで・・・はっ!もしや・・・この殿方と
おデート・・・を・・・」
御坂「えぇッ!?えー・・・えっとぉ・・・」チラチラ
上条(・・・なんで俺をチラチラ見るの?助けるにしても一体どうすればいいの?)
黒子「お姉様・・・まさか本当に・・・」
上条「え・・・えーっとだな」
黒子「あ”あ”ーーーん”!?」ギロリ
上条(うっ、スゲェ眼光・・・なんだよこいつ、写○眼なの?怖くて動けねぇよ)
御坂「ちょっと黒子、あんたいい加減に」
黒子「お姉様はちょっと黙っててくださいですの!!」
上条(ひぃ!!)
577:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 02:21:33.17 ID:
hDedNN580
上条「あ・・・あぁ、もうそろそろ30分経つな、美琴ちゃん、行k」
黒子「み・こ・と・ちゃん?」
上条(うっ・・・しまった、火に油を注いでしまった・・・)
prrrr
黒子「・・・ちょっと失礼」
御坂「・・・上条さん、今のうちに逃げましょう」
上条「・・・そだな」
黒子「どこへ行くおつもりですの?」
上条「・・・ッ!?」ギクッ
黒子「・・・まぁいいですの、お姉様、わたくしジャッジメントのお仕事が
入ってしまいましたので、この辺でおいとまさせて頂きますの」
黒子「それでは、ごきげんよう」キッ!
上条(もうヤダ!俺なんかした!?)
579:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 02:28:43.46 ID:M9TQ83Cg0
こういうほのぼの系すき
583:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 02:38:59.85 ID:
hDedNN580
ー再びケータイショップー
上条「もらってきたぞー」
御坂「・・・その節は本当にどうもすいませんでした」
上条「別にいいってば」
御坂「そうですか?・・・それじゃあもう言わないようにします」
上条「それと・・・はい、これ」
御坂「・・・えっ?」
上条「店頭のポスター見てたろそれでさ」
御坂「・・・本当に」
上条「・・・えっ?」
御坂「本当にいいんですか!?」
上条「あ・・・あぁ」
御坂「ありがとうございます!」
上条「いいよいいよ」
上条(こんな喜んでくれるとは・・・)
585:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 02:39:37.07 ID:
hDedNN580
御坂「一生大切にしますね!」
上条「そんな大げさな」
御坂「えへへ~」
上条(まぁ、よかったな・・・こんな喜んでくれて)
587:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 02:44:36.35 ID:
hDedNN580
ー夕方、とある公園ー
御坂「今日はすごく楽しかったです、ありがとうございました」
上条「あ・・・あぁ」
上条(・・・よし、聞いてみるか)
上条「美琴ちゃん」
御坂「・・・はい?なんでしょう」
上条「今日一日、なんで敬語だったの?」
御坂「えっ!?あぁ・・・そうね、なんでかしらー」アハハ
上条「・・・ま、別にいいんだけどさ」
御坂「・・・です」ゴニョ
590:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 02:49:08.04 ID:
hDedNN580
上条「・・・え?」
御坂「ずーっと、緊張してたのよ」
上条「はぁ・・・えっ?」
御坂「だって上条さん、いつの間にか私のこと『美琴』とか呼び出すし、この前
は、ダサかったけど、私と妹たちを助けてくれたし」
上条(あぁ、やっぱりダサかったんだな)
御坂「そんな人と、で・・・デートするなんて緊張しないわけないじゃない!」
上条「・・・そっか」
上条(うん、まぁなんとなくわかってたけど)
御坂「だから、えーっと・・・その・・・」チラチラ
上条(悩殺!!)
591:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 02:53:08.64 ID:
hDedNN580
御坂「・・・いつの間にか、私・・・あなたのことが・・・」
上条「ま、俺美琴ちゃんのこと好きなんだけどね」
御坂「・・・え?」
上条「・・・え?」
上条(・・・なんか俺もこんな返事をどこかでしたことがある気がするな)
御坂「いま・・・なんて」
上条「いや、だから俺、美琴ちゃんのこと好きなんだってば」
御坂「・・・はぁ」ポカーン
上条(・・・え?待ってみ?この状況で俺失敗したの?そんなバカな)
593:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 02:59:34.80 ID:
hDedNN580
御坂「ふふ・・・」
上条「あれ!?なんで笑うの!?」
御坂「いや、下手だなーと思って」フフ
上条「・・・うん、俺も今になってそう思う」
上条(あれ、なんだろう・・・死にたい)
御坂「でも・・・」
上条「・・・?」
御坂「すっごく、嬉しかったですよ!」ニコッ
上条「うっ・・・ッ!」
上条(やばい、吹っ飛びそう)
594:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 03:03:23.64 ID:
hDedNN580
上条「・・・ま、それだけなんだけどね」
御坂「・・・え?付き合ったりとかは・・・えーっと、その」オロオロ
上条「まぁそりゃそうでしょ?中学生と高校生とか、どう考えても時間合わない
だろうし、その付き合って恋人になったらきっと俺、もう・・・ね?」
御坂「・・・?・・・はぁ・・・」
上条「だから・・・あれだな、付き合うのは美琴ちゃんが高校生になってからだな」
御坂「はぁ・・・やっぱそうですよね」
上条(スマン美琴ちゃん、多分俺そのラインを超えたらもう節制効かなくなっちゃう
から)
600:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 03:12:01.60 ID:
hDedNN580
上条「そ・・・それじゃあ」
御坂「・・・ッ!上条さん!」
上条「・・・!?」
御坂「んっ」チュッ
上条「・・・」ポカーン
御坂「・・・それじゃあ、また今度」タッタッタッ
上条「・・・ふぅ」
上条(なんかすっげぇ得した気分)
上条「明日からも、頑張るかな」
上条(なんて、どうでもいい気合を入れた俺は踵を返し学生寮への帰路へ着いた)
上条「次は、一体いつ会えるかね」
上条(きっと遠くない未来を思い浮かべて、俺は一人でにやけていた)
終わり
678:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 14:43:18.10 ID:
hDedNN580
今ぱっと浮かんだのが
一方通行vs天井亜雄
オリジナルが
上条vs黒子(説得)
ってところですね
679:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 14:43:21.29 ID:Cj3py9q00
学校に再入学した一方さん書けばいいんじゃないかな
685:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 15:00:41.88 ID:
hDedNN580
ー上条当麻の通う高校、とある教室ー
上条「おはよー」
友1「おはよー、当麻」
友2「おっす、ひさしぶりー」
上条「おー、お前ら焼けたなー」
友2「まぁなー、夏休み中ずーっと海の家でバイトでさー」
上条「ほえー、俺もバイトすりゃよかったなー」
友1「ま、確かにlevel0だと奨学金も少ないしなー」
上条「それを言うなってば」
アハハ
青ピ「お、上やん、やっはろー」
上条「おっす、ってその挨拶最近どっかで聞いたな」
青ピ「まぁまぁ上やん、そんなことより一つニュースがあるんやでー」
上条「ほお」
687:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 15:03:02.36 ID:
hDedNN580
青ピ「なんとこのクラスに転入s」
土御門「おーす」
上条「お、土御門」
青ピ「おはよー、そんでな、このクラスに転入s」
小萌「はいはい、ヤロー&子猫ちゃんたちー、席につくのですよー」
上条「お、先生来たみたいだな」
690:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 15:09:22.81 ID:
hDedNN580
小萌「と・・・!ゆーコトで早速登場してもらいましょう!!」
???「ど・・・どォも」
クラス一同「・・・ん?」
土御門「・・・ッ!?」
土御門(おい・・・!ちょっと待て!どうなってるんだこりゃあ・・・)
モブ子「あれ・・・あの人って確か」
モブ男「そうだよ・・・間違えるわけがねぇよ・・・」
小萌「それでは、自己紹介をお願いしまーす」
一方「どォも、一方通行だァ・・・よろs」
上条「一方通行!!え!?なんでここに!?」
青ピ「なになに?あの怖い兄ちゃん上やんの知り合いなんー?」
上条「おう、親友と書いて『マブ』と読むほどのだな」
土御門(待て待て待て!!状況が理解できん!!ア・・・アレイスター?)
692:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 15:12:03.40 ID:
hDedNN580
上条「・・・・?土御門?どうしたんだ?なんか顔色が・・・」
土御門「いや、なんでもない・・・」
上条「・・・ん?口調g」
土御門「いやいやいや、なんでもないにゃー、先生!ちょっと頭痛いので
俺は帰るにゃー」
小萌「え・・・えぇ?土御門ちゃん初日から何をふざけt」
土御門「そいじゃ!」ビューン
クラス一同「・・・どったの?」
695:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 15:17:56.53 ID:
hDedNN580
小萌「ま・・・まぁ土御門ちゃんにはあとでお灸をたっぷり据えるとして、改めて
紹介します、一方通行こと『ひとかたみちゆき』ちゃんでーす」
上条「ひとかた・・・みちゆき?」
一方「・・・」
小萌「ひ・・・一方ちゃん?挨拶を・・・」
上条「・・・」ウン
一方「・・・ちっ」
一方(・・・わーったよォ」
一方「『ひとかたみちゆき』・・・で・・・だ!・・・よろ・・・し・・・く」
上条「おう!よろしく!」パチパチパチパチ
クラス一同「・・・よろしくー」パチパチ
小萌「はい!よくできました!それじゃあ一方ちゃんはあとで空きクラスから
机を引っ張り出してきてください、これから始業式なので準備してなかった
のですよー」
一方「・・・はい」
696:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 15:24:23.75 ID:
hDedNN580
小萌「それじゃあとっとと廊下に並ぶのですよー」
ワイワイガヤガヤ
上条「・・・で、『ひとかたみちゆき』ってなんぞ?」ププ
一方「しょ・・・しょうがねェだろうがよォ、学校入るためには名前決めねェ
といけねェらしいしよォ、大体学校通えっつったのはテメェだろうが」
上条「ま、そうなんだけどさ、驚いたなーまさかアクセr・・・みちゆきがこの
学校に入学してくるなんてよ」
一方「み・・・みちゆきと読んでんじゃねェよ!ミンチにすっぞォ!」
上条「ひぃ!その短気どうにかしろって!おい!お前の後ろの空気が変に渦巻いてる
ぞ!やめろ!俺はlevel0なんだよ!」
一方「・・・お・・・おォ、わりィ・・・」
上条(ん、まぁよかった、なんか一方通行最近は自分が悪いことしたと思ったら謝って
くれるしな)
698:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 15:28:31.61 ID:
hDedNN580
上条「・・・んで、話戻すけどなんでここなの?一方通行は確か長点情機学園
じゃなかったっけ?」
一方「ン・・・まァそのことなんだけどよォ、長くなりそうだからあとで話す
わァ」
上条「そっか、んならとっとと廊下出ようぜ?」
一方「・・・」
上条「・・・?どうした?黙って」
一方「・・・いや、なんでもねェよ」
上条「そっか、じゃあとりあえず行こうぜ」
一方「あァ」
701:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 15:33:47.34 ID:
hDedNN580
ー学園外、大通りー
上条「始業式も終わったし、どっかよってくか?」
一方「別にィ、特に予定もねェしな」
上条「そっか、んならゆっくり話せるところにしようか」
一方「おォ」
上条「じゃあ行こうぜ?みちゆk」
一方「やめろ」
上条「はいはい」ポンポン
一方「・・・相変わらず慣れねェな、俺が他人に体ァ触れられるなんてよォ」
上条「はぁ?別に肩叩くくらい普通だろ?」
一方「・・・そんなもンかァ?」
上条「そんなもんさ」
704:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 15:41:44.48 ID:
hDedNN580
ーとあるファミレスー
上条「ホントは土御門や青ピとか他のヤツも・・・あぁ、土御門ってのも青ピってのも
俺の友達なんだけど、あいつらも紹介したかったんだけどよ、なんか土御門は
帰っちまったし、青ピは『小萌先生に怒られるためにわざと宿題忘れてきたんやで!』
なんつって初日から補修で、ほかの奴らも部活やら何やらで都合つかなかった
んだわ、わるいな」
一方「別にィ、むしろ今日話すのァそんな知らねェ奴らにベラベラと話すような
ことじゃァねェしな、好都合だァ」
上条「そっか、それなら逆によかったな・・・っと、とりあえずドリンクバー
でいいか?注文は後からで」
一方「あァ、どォせコーヒーしか飲めねェしな」
上条「そっか、それじゃああの『メロンソーダ×コーラ』みたいな混ぜジュース
の遊びはできないわけね」
一方「・・・あァ?」
上条「いや、なんでもないよ・・・すいませーん!」
707:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 15:47:54.95 ID:
hDedNN580
一方「・・・なァ」
上条「ん?」
一方「今更なんだがァ・・・なんd」
上条「やめろ」
一方「あァ?」
上条「俺は今まで生きてきて、その喋り口から始まった話が楽しい話だった試し
がないんだよ」
一方「・・・」
上条「それにどうでもいいじゃん?もう終わった事なんだから」
上条「コーヒーでいいんだよな?俺、持ってくるよ」
一方「あ・・・あァ、頼むわァ」
上条「あいよ」
上条(ふふッ!かかったな!男子高校生が自らドリンクのパシリ買って出て
注文通りの品物を持ってくるわけがねぇだろうが!・・・まだまだ甘いな
、みちゆきよ)クックックッ
一方「・・・?」
709:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 15:52:55.60 ID:
hDedNN580
上条「すいません」
一方「・・・ちっ」
上条(し・・・死ぬかと思ったよホントに・・・でも俺結構好きなんだよ、この
オレンジ&メロン&ジンジャーエールのカクテル)
一方「・・・まァいいわ、今回はこれ飲んでやるよォ、感謝しろォ」
上条「お?ホントか?やったね!」
一方「・・・ふん」
上条(最近気づいたんだが、語尾が『ォ』の時ってそこまで嫌がってないんだよな
、俺の眼力を舐めるなよ?」
一方「・・・」
上条「・・・ど、どうだ?」
一方「まじィ」
上条「ありゃ」
一方「まァいいわ、飲めなくはねェしよォ」
上条「そっか、ならよかった」
上条「(素直じゃねーなー)
711:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 15:56:12.89 ID:
hDedNN580
上条「ま、ひと段落着いたし、入学の話、聞かせろよ」
一方「待てよォ、まだこれ飲んでんだからよォ」
上条(ちゃっかり気に入ってんじゃあねえか!もう三杯目だぞそれ!)
一方「・・・ま、じゃァちょくちょく始めるかァ」
上条「あいよ、黙って聞いとくから話してみ?」
一方「・・・まず、編入手続きのの前の話からなんだがよ」
714:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 16:01:57.98 ID:hjn7/DUJO
ここから姫神との恋愛は無理だな
716:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 16:09:04.69 ID:ubsT3/81O
>>714
巻き込まれ特性は健在だから頑張れば・・・(チラッ
717:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 16:09:18.26 ID:
hDedNN580
ーとある研究機関ー
一方「・・・おい」
芳川「あら、久しぶりね」
一方「なんだァ?この有様はよォ、まるで廃墟じゃねェか」
芳川「そうね」
一方「んで?その廃墟でテメェは何やってんだよ」
芳川「レポートの整理ってところね、ツリーダイアグラムとか関係ないから
安心しなさい」
一方「そォかよ」
芳川「ところで、なぜあなたはこんなところへ?」
一方「いや、まァすでに知ってるとは思うがよ、俺はもうlevel6なんてモンにゃ
興味ねェってのを伝えに来たんだよ」
芳川「・・・そう」
718:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 16:14:54.39 ID:
hDedNN580
一方「・・・なんも言わねェのか?」
芳川「ええ、だってあなた、今知ってると思うって言ったでしょ?そのとおり
なんだもの」
一方「そォか」
芳川「話はそれだけ?あなたにはまだ話したいこととかあるんじゃないの?
そうね、その・・・お友達の話とか・・・ね」
一方「・・・どこまで知ってやがる」
芳川「そうね、彼があなたと握手した・・・ってことくらいかしら」
一方「なら・・・」
芳川「えぇ、そのとおりよ、もうこちらで把握してないことはほとんどないって
ことね、あなたが彼に差し入れたコーヒーの銘柄すらも」
一方「・・・気持ちわりィな」
芳川「しょうがないのよ、こちらも仕事だか・・・でも」
一方「・・・?」
719:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 16:18:42.82 ID:
hDedNN580
ガサゴソ
芳川「これも、もういらないわね」
ゴオオオ パチパチ
一方「・・・テメェ」
芳川「もう必要もないものね、今のあなたに興味はないもの」
一方「・・・おィ」
芳川「・・・?」
一方「こりゃ・・・なんだ?」ペラ
芳川「あぁ・・・『打ち止め』ね」
一方「ラスト・・・オーダー?」
720:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 16:25:01.22 ID:
hDedNN580
一方「ほかの個体・・・いや、『ミサカ』たちと比べて随分ガキに見えるのは
俺だけかァ?」
芳川「いいえ、間違いないわ」
一方「・・・で、コイツはなんなんだよ、このレポートを見るところ戦闘用では
ねェみてェだがよ」
芳川「そうね、簡単に言えば司令塔・・・ってところかしら」
一方「・・・ほお」
芳川「ただ、ネットワークのホスト的な立ち位置ではなく、コンソールのような
ものよつまり制御盤ね」
一方「・・・で?なぜこのレポートがこんな廃墟に?」
芳川「・・・脱走したのよ」
722:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 16:30:13.48 ID:
hDedNN580
一方「脱走?」
芳川「ええ、それでその目撃証言がこの近くで多発してるってことで、ここに
残っている私にもお株が回ってきたわけね」
一方「・・・」
芳川「・・・?どうしたの?」
一方「このガキは・・・捕まえたらどうするんだ?」
芳川「さあね?上次第だわ?ただ今となってはいらない個体だし処分される
んじゃないかしら?」
一方「・・・処分」
芳川「どうしたの?まさか、興味がわいたの?」
一方「・・・いや、だがその処分ってのは」
芳川「そうね、彼女たちを人間的に見るのならば・・・」
一方「・・・」
芳川「殺す・・・ということになるわね」
723:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 16:36:27.87 ID:
hDedNN580
一方「殺す・・・か」
芳川「えぇ、あなたが今まで散々繰り返してきたことよ?なんの問題もないんじゃ
ないかしら?」
一方「・・・そうだな」
芳川「・・・そうよ」
一方「・・・だがよォ」
芳川「・・・?」
一方「別に・・・俺が今まで殺し続けてきたからといって・・・」
芳川「・・・」
一方「助けちゃいけねェって道理はねェよなァ?」
725:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 16:41:20.04 ID:
hDedNN580
芳川「・・・」パラパラ
一方「どォした?テメェの大好きなおもちゃが落ちたぞ?」
芳川「え・・・えぇ」
一方「・・・?」
芳川「お・・・驚いたわ・・・まさかあなたの中に『助ける』なんて選択肢が
あるなんて」
一方「・・・そォだな・・・俺も自分が信じられねェよ」
730:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 17:10:40.63 ID:
hDedNN580
一方「だがよ、テメェも知ってるそいつに・・・俺ァ・・・」
芳川「・・・?」
一方「いや、なんでもねェ、こんなベラベラ喋るガラじゃねェんだよ」
芳川(もう十分喋ってるじゃない・・・)
一方「とりあえず・・・だ、このガキは俺が回収する、そのあとで・・・まあ
アンチスキルのどいつかに届けりゃ守ってくれんだろ」
芳川「・・・そういうことなら、協力してあげてもいいわよ」
一方「あぁ?」
芳川「私の知り合いに一人、かわいそうな生徒をほっとけない熱血の教師が
いるのよ、ちょうどアンチスキルだしね」
一方「そォか・・・んならそんときは頼むわァ」
芳川「はいはい、わかったわ」
一方「それじゃあな」
芳川「あ、ちょっと待ちなさい」
一方「あァ?まだなんかあんのかァ?」
732:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 17:15:54.95 ID:
hDedNN580
芳川「これ・・・その個体の体から発せられる電磁波のデータよ、あなたなら
これを使えばすぐに見つけられるんじゃないかしら」
一方「あァ、助かる」
芳川「確保したらこの住所に連れてきて頂戴、ここの整理が済み次第、培養器
は運んでおくわ」
一方「おォ」
芳川「それじゃ、健闘を」
一方「言われなくても楽勝だっつーの」カツカツカツ
芳川「・・・本当に変わったのね、そのイレギュラー分子とは一回あってみたいものね」
733:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 17:19:40.85 ID:
hDedNN580
一方「さて、早速始めるかァ・・・ん」
一方(どういうことだ?移動スピードがやけに早ェな・・・スポーツカーにでも
乗ってんのか?)
一方(・・・まァいい、とりあえず追うかァ)ビュン
735:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 17:36:00.20 ID:
hDedNN580
ーとある路地ー
???「くそ・・・まずい、なんでこのタイミングで」
???(もう少し・・・もう少しでいいんだ・・・何のためにこの計画の開始を
早めたと思ってるんだ・・・!機関にバレないようにわざわざ何十にも
ブラフをかけたというのに・・・検問だってないのは確認した、すぐに
外に出られるはずだったのに・・・まさかエンストだなんて・・・
ないか・・・!だいたいな・・・もともとはlevel6シフト計画が中止に
なったからいけないんだ、なんだ?あの殺人鬼め!今まで散々殺して
来たってのに説得なんてされやがって!くそ!くそ!これじゃあ借金
を返せない・・・くそ)ガンガン!!
???「頼む・・・頼むよ・・・あと少しでいいんだ」
???「・・ん?誰だ?あんなところに・・・」
???(ま・・・まさか・・・おい!冗談だろ!?早く!早く動いてくれよ!)
プスプスプスプス
737:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 17:44:00.99 ID:
hDedNN580
一方(あァ?いきなり止まったと思ったら、なんだありゃ?あの車にガキが
乗ってんのか?)カツカツ
???「あぁぁ・・・あああああぁぁぁ」プスンプスン
一方(・・・ありゃァ、確か)
天井「お・・・おいなんでなんだよ!」プスンプスン
一方「・・・へェ・・・相変わらずの間抜けっぷりだなァ、ガキの誘拐中に
エンストなんてよォ、あァ!?」
バリバリバリバリ!!!
天井「ひぃ!」
天井(地面がめくれて上がって・・・ッ!これじゃあもう絶対に動かない・・・!)
一方「おィおィ・・・なに愉快なことやらかしてくれちゃってンの?ガキにこんな
コード引っつけまわしてよォ・・・テレビの裏じゃねェンだぜェ?」
天井「ひィ・・・ッ!来るな!ば・・・ッ化物!)カチャ
一方「・・・そンなもンでどうにかなるとでも思ってンのかァ?」
天井「・・・ッ!!くそぉおおおおおおお!!」
パン!!
739:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 17:51:01.13 ID:
hDedNN580
一方(・・・これをこいつに反射しちまえば・・・それで終わりだ、無事に終わる
、だがこのアホはどォなる?・・・いや、聞かなくても分かってンだよな
死ぬに決まってる・・・だが・・・それでいいのかァ?確かに俺ァこのガキ
を助けるためにここに来た・・・だが・・・別にこのガキを助けるためだから
と言ってこのアホを殺す必要があるかァ?・・・いや、ねェに決まってる
それに、もし今俺がこいつを殺したら・・・もしかしたらアイツとの約束
を破ることになっちまうかもしれねェんだ・・・なら・・・)
パリン!
天井「・・・?」
一方「・・・ちッ・・・随分甘くなったモンだぜ、俺もよォ」ニヤ
天井(なぜ・・・俺は死んでないんだ?コイツが俺を・・・助けた?)
一方「・・・じゃまだ・・・ちょっと寝てろやァ」トン
天井「・・・ぐっ」ドサッ
741:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 17:58:46.97 ID:
hDedNN580
一方「さて・・・と」
prrrr
???「はい」
一方「おゥ、俺だァ」
芳川「あぁはい、どうしたの?」
一方「たった今、ガキを回収したァ、ついでに天井亜雄もだァ」
芳川「天井?なぜ」
一方「どォやらこいつァこのガキ使ってなんかやらかそうとしてたみt・・・」
芳川「・・・どうしたの?」
一方「なんかこのガキ・・・様子が」
打ち止め「ミサカはミサカはミサカハミサカはミサカはミサカハミサカはミサカは
ミサカハミサカはミサカはははははははははははミサカミサカハミサ
ミサカミサカハミサカはミサカはミサカハミサカはミサカは・・・」
744:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 18:01:58.34 ID:
hDedNN580
一方「おィ!?芳川!!こりゃ一体どうなってやがる!」
芳川「落ち着いて!一から説明を…いいえ、あなたのケータイにもカメラ
くらいはついているでしょう?それでそっちの状況をライブ中継して
ちょうだい」
一方「おゥ…おらよ」
芳川「うそ…これって…」
一方「おィ!なにぼそぼそ喋ってンだよ!?説明しやがれ!」
芳川「えぇ…これは…ウィルスよ」
一方「…ウィルス?」
746:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 18:14:28.16 ID:
hDedNN580
芳川「詳しいことを説明している暇はないけどから簡潔に言うわ?打ち止めがには
司令塔のような役割がある…というのはさっき説明したわね?」
一方「あァ」
芳川「彼はそれを利用して、打ち止めにウィルスをインストールさせ、それを
彼女たち独自の『ミサカネットワーク』を経由して世界中の個体にウィルス
を拡散させるつもりね」
一方「『ミサカネットワーク…確かあの時のミサカのお願いの中に出てきた
言葉だな』
一方「…で?それが拡散するとどォなるんだァ?」
芳川「…世界中で…彼女たちの反乱が始まるわ」
一方「…なるほど」
755:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 18:43:01.98 ID:
hDedNN580
芳川「…?やけに冷静ね?」
一方「あぁ…まァな…」
芳川「とにかく私もそっちへ向かうわ?だから少しm」
一方「……おィ」
芳川「…なに?」
一方「この車によォ、これみよがしにデータスティックと電子ノートブックが
置いてあるンだがよォ」
芳川「え…えぇ」
一方「…このデータスティックには、人格データと書いてある…つまりこのガキの
脳内の電気信号を制御して人格データを弄れば元に戻るんじゃねェか?」
芳川「…ッ!?無理よあなたテスタメントって知ってる?」
一方「あァ、確か人の脳を電気的に操作して人格とか知識をブチ込むアレだろ?」
757:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 18:45:41.96 ID:
hDedNN580
芳川「そうよ…それがなければ、いくらあなたの能力でも無理よ!それに、私たちは
今回の天井の存在にさえ気づいていなかったし、当然そのウィルスの
ワクチンコードなんて準備してないもの」
一方「あァ、そうだな」
芳川「…だかr」
一方「だが!」
芳川「…ッ!?」
一方「…俺がやンなきゃァよォ、このガキは死んじまうだろうがァ」
芳川「…」
一方「絶対に成功する…俺を誰だと思ってやがるンだァ?」
芳川「…そうね……わかったわ、私もなるべく早くそっちへ向かうから」
一方「あいよ…」ピッ
一方(さてと…)
一方「戦闘開始だァ!」
759:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 18:55:33.76 ID:
hDedNN580
一方(電子ノートブックにデータスティックを差し込んで…よし、これでいい)
一方(ここからだ、反射は切らねェと作業が出来ねェからな)
一方(…別にコイツにはなんの思い入れもねェがよォ)
打ち止め「wojp2i00002,,.;+:]???;;[@\\--\^-\@[]]/jhwsgduiw」
一方(…散々俺がぶっ殺してきた奴らの仲間なんだ)
一方「勝手だが……今度は救ってやる」
一方(ぜってェにだ…絶対に救ってやる…それくれェで今までの罪が軽くなるなんて
思っちゃいねェよ…いや、そんなこと考えてやるのは畑違いもいいところ
だってんだよなァ…)
一方「これは…ボランティアってとこだなァ」
一方(そう思えばむしろ、割に合わねぇなんてすら思えてくるから不思議だぜェ)
一方「…行くか」スッ
760:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 19:00:41.14 ID:
hDedNN580
打ち止め「………………l:@:@smnnd00289…s280kk…」
一方(…ン、いい調子だァ…これなら一分とかからずにいけそうだなァ…
なんでかしらねェが、随分と解析が容易だなァ…時間がなかったのかどうか
は知らねェがァ…穴だらけだなァ…)
打ち止め「………………;@pllo………17wj1……」
一方(…フン、他愛もねェぜ…こんなもンn…ん?)
天井「…くそ…こんなところで」
一方(な…なにィィ!?)
761:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 19:03:56.37 ID:
hDedNN580
天井「へへッ…ぶっ殺してやる…」
一方(おィマジかよ!?こんな状態でくらったら弾丸脳みそに突き刺さっちまうぞォ!)
天井「おま…お前のせいで…お前が…」カチャッ
一方(クッソォ!あと10秒はかかる!このままじゃァ…ッ!)
天井「お…おい…」
一方(…あァ?喋れるわけねェだろうが!)
765:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 19:29:25.12 ID:
hDedNN580
天井「お…お前…」
一方「…?」
天井「な…なぜ…なぜさっき俺を助けた…」
一方「…」
天井「お前…さっき弾丸を反射したときに明らかに弾道をずらしたよな…
な…なぜだ?」
一方(…まさかこんなところで時間稼ぎが出来るとは)
天井「こ…答えろ!!」
一方(…だから無理だってば)
767:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 19:43:14.98 ID:
hDedNN580
天井「…答えなかったら…撃つぞ?」
一方「やべェ…あと二秒だ…」
天井「おい!!答えろ!!」
一方(一秒!!)
天井「あああああああああああ!!!」
パン!!
???「………へへ、あぶねェあぶねェ」
768:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 19:48:00.29 ID:
hDedNN580
天井「…あ、くそッ…!」
一方「オイオイオイ…さっきはせっかく助けてやったってのによォ…まさかテメェ
…死にてェのかァ?」
天井「あ…あぁ…く…来るな…ッ!来るなあああああああああ!!」
一方「テメェは二回も人に弾丸飛ばしたくせにそんなこと言いやがるのかァ?」
天井「…あぁあああぁぁ」
一方「テメェよォ…自分はやってもいいけど人にやられるのは嫌だ…なんてよォ
…いくらなんでも考えが甘すぎねェかァ?アァン!?」
天井「うわあああああああああああああああ!!」
パン!!
770:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 20:01:18.02 ID:
hDedNN580
天井「…うっ」
一方「…あァ?」
一方(なんだァ?一体…俺はなにもしてねェぞ…)
天井「…あ、お…お前は…」
一方「…?」
芳川「………」
一方(…芳川)
772:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 20:15:00.43 ID:
hDedNN580
芳川「あなた…約束したんじゃないの?」
一方「…お前」
芳川「大丈夫よね…こんな面倒を起こしたんだから腕の一本くらい安いモノで
しょう?」
天井「…よし…かわ」
芳川「いいのよ、こんなの…いくらでも証拠なんて消せるものね」
天井「よしk」
パン
天井「うぎゃあああああああああああああ!!」
芳川「黙りなさい、次は頭を打ち抜くわよ?」
芳川(ま、もう弾残ってないんだけどね)
773:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 20:21:27.39 ID:
hDedNN580
芳川「あなたはその子を連れてこの住所まで行きなさい」パシッ
一方「…わかった」
芳川「そ、聞き分けがよくて助かるわ?」
一方「…テメェはどうすンだ?」
芳川「そうね?とりあえず彼をどうにかするわ?安心して、下手はこかないわよ」
一方「…別に心配なンてしてねェよ、する価値もねェ」
芳川「つれないわね…とりあえずもう行きなさい」
一方「あァ…芳川」
芳川「…?」
一方「…すまねェな」タッタッタッ
芳川「………えぇ、本当よ…全く」フフ
776:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 20:29:20.62 ID:
hDedNN580
ーとあるファミレスー
一方「…なんてことがあってよォ」
上条「………」
一方「どうした?なんとか言えよォ」
上条「あ…あぁ…すげぇな…色々と」
一方「そうかァ?」
上条「なんというか…やっぱり一方通行は変わってくれていたんだな…うんうん
俺嬉しいよ!いやホント!いやーよかったよかった!!」パシパシ
一方「おいィ!やめろやァ!ジュース溢れるだろうがァ!」
上条「これが喜ばずにいられるかよ!いやー本当によかったよ!!」パシパシ
一方「ばッ…!ホントマジで…いや…」
777:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 20:30:02.39 ID:
hDedNN580
上条「はっはっはっはっは、一方通行が誰も傷つけずに、しかも命まで救うn」
一方「やめろつってんだろうがァ!!」ピキピキピキ
上条「ッ!ご…ごめん!だから一回落ち着けって!!な!?」
一方「…ったくよォ…」チュー
上条(そのジュース、本当に気に入ったんだな…話の途中でもう10杯に突入
したぞ)
780:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 20:39:20.32 ID:
hDedNN580
上条「…で、その話からどうやってウチの学校への編入につながるんだ?」
一方「えーっと、そのガキを引き取ったアンチスキルってのが…」
上条「…え!?黄泉川先生!?」
一方「あァ…」
上条「なるほどな…それでうちの学校に…」
一方「まァ…それによ」
上条「…?」
一方「俺は別に今更学校なンざで学ぶことなんてねェからよ、別にどこでもよかった
んだよ…ただよ、どうせ行くンなら、まァ知り合いがいたほうがやりやすい
じゃねェか…」
上条「…そうだな、俺もお前が来てくれて嬉しいぜ、みちゆき!」
781:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 20:42:55.28 ID:
hDedNN580
一方「だからみちゆきじゃねェって言ってンじゃねェかよォ!」
上条「はは、ごめんごめん」
上条(だが実は嫌じゃないんだな)
一方「…そろそろはらも減っちまったしよ、なんか食おうやァ」
上条「そうだな、ま…俺は今月ちょっときついからこの安いハンバーグでいい
んだけどね」
一方「あァ?そんなもんでいいのかァ?」
上条「あぁ、まぁしょうがねぇんだよ」
一方「…俺がおごってやってもいいぜェ?」
上条「マジで!?」
783:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 20:46:21.56 ID:
hDedNN580
一方「あァ…なんせ奨学金を大量に貰うンだがよ、別に使い道もねェからどんどん
溜まってくンだよ」
上条「へ…へぇ…」
一方(俺とは正反対や)
一方「まァそれだからよォ、好きなだけ食えやァ!」
上条「みちゆきさんあざーッす!!」
一方「…おぉ」
上条(ん…あれ?『ちげェよ!』って言わねェのかな…)
一方「…」
784:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 20:47:37.27 ID:H8fAH7KC0
みちゆき(CV:みゆきち)
785:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 20:49:27.01 ID:j8yxA5gZO
>>784
誰だよwwwwww
786:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 20:49:39.62 ID:
hDedNN580
ーとあるマンションの一室ー
一方「邪魔するぜ」ガチャ
黄泉川「お?アンタが一方通行じゃん?桔梗から話は聞いてるよ!」
一方「…このガキを頼むぞ」
黄泉川「あぁーあぁー、待つじゃん!」
一方「…あァ?」
黄泉川「一緒にご飯でもどう?」
一方「いや…別にいらねェよ」
黄泉川「そんな硬いことはいいっこなしじゃん?ほら入った入った」グイグイ
一方「お…おィ」
788:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 21:00:23.61 ID:rMNfqmxQ0
おっぱいも反射できるんですかね…
789:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 21:00:47.94 ID:
hDedNN580
一方「わりィな…飯まで」
黄泉川「いいってことじゃん」
一方「…なァ」
黄泉川「ん?」
一方「テメェはどこの学校の教師なんだ?」
黄泉川「あぁ…えーっとね…じゃん」
一方(…あいつと同じかァ」
黄泉川「なんで?もしかして学校探してんじゃん?
一方「…まァな」
黄泉川「なるほどねぇ…」
一方「…」
黄泉川「…ねぇ」
一方「…?」
黄泉川「もしよかったら、うちの学校来るじゃん?」
一方「…はァ?」
791:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 21:07:56.40 ID:
hDedNN580
一方「何言ってンだァ?テメェは、学校なンてモンは『入りたいです、はいそーですか』
で入れるようなところじゃねェだろ」
黄泉川「普通はそうじゃん?」
一方「なら適当抜かしてンじゃねェよ」
黄泉川「まぁまぁ、人の話は最後まで聞くもんじゃんよ」
一方「…?」
黄泉川「実はうちの学校は普通すぎてね、年々生徒の数が減ってるじゃんよ」
一方「…へェ」
黄泉川「それで、生徒数を増やすために私たち教師がスキルアウトに声をかけて
学校に入学させるって制度があるんだけど…」
一方「…ずいぶんとめちゃくちゃな制度だな」
黄泉川「いやいや、それでも一応ちゃんとテストは受けてもらうけどね、でも
君ならそんなモンは楽勝で免除じゃん?」
一方「…まァそうだろうなァ」
黄泉川「どうじゃん?私がポストになってあげるから、うちの学校…来てみない?」
793:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 21:13:44.09 ID:
hDedNN580
一方「………そうだな、悪くねェ話だ」
黄泉川「…!?ホントじゃん?んなら夏休みは明日一日残ってんじゃん?明日中
に準備を終わらせて、ちゃんと始業式からウチの学校に通うじゃん!」
一方「…本当にいいのかァ?俺みてェなやt…」
黄泉川「それ以上は言わなくていいじゃん」
一方「……?」
黄泉川「私はそんなことは聞いてないじゃん、君が行くか行かないかを聞いてる
んじゃん、どーするの?」
一方(…この教師…あいつに似てるなァ」
一方「…行く…行くに決まってる」
黄泉川「…!?そっか!なら明日は忙しくなるじゃん!ほら、これ私のケータイ
番号じゃん?明日の朝8時に電話するじゃん?遅刻は厳禁じゃんよ」
一方「…あァ、わかった」
795:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 21:18:22.41 ID:
hDedNN580
黄泉川「それじゃ、この子は私がしっかり面倒みるじゃんよ、安心して」
一方「…一から十まで…すまねェな」
黄泉川「教師が生徒のお願い聞くなんて当然じゃんよ?」
一方「…そんなもンか?」
黄泉川「そんなもんじゃんよ」
一方「…」
一方「それじゃ…また」
黄泉川「あいよ!とっとと帰って寝るじゃんよ、また明日ね」
一方「…あァ」ガチャン
黄泉川「…なんだ、意外と素直な子じゃんよ」
802:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 21:32:39.13 ID:
hDedNN580
ーとあるファミレスー
一方「…………」
上条「…みちゆき?」
一方「…………」
上条「あ…一方通行?」
一方「…あァ?」
上条「いや、もう料理来てるよ?食べないの?」
一方「…勝手に食えやァ」
上条「いやいや、そーゆーわけにはいかないだろ」
一方「…?」
803:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 21:33:45.81 ID:
hDedNN580
上条「だってよ、せっかく一緒に来てんだぜ?それに俺はおごってもらうんだしさ
一人で食うなんて非常識なんてことできねぇよ」
一方「…めんどくせェ」
上条「ほらそんなこと言うなよ、はい、一緒にいただきます」
一方「…………っす」
上条「…ちっちゃ!まあいっか、いただきます」パクパク
一方「………」パク
上条「……」パクパク
一方「…」
上条「…そういやよ」
一方「…?」
804:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 21:37:25.89 ID:
hDedNN580
上条「さっきな、最初に言ってた友達二人も用事終わったからくるってよ」パクパク
一方「…そォかよ」
上条「仲良くできるといいな…つーかなるよ、だって俺の友達だもんよ」
一方「…そォかよ」
上条「そればっかじゃねぇかよ!」ハハハ
一方「………」
一方(うっとおしいが、別に嫌じゃねェ…なんつーか、今までの俺にはなかった
感覚だな…)
上条「………」パクパク
一方(ホント…感謝してるぜ、テメェにゃよ)
807:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 21:41:48.96 ID:
hDedNN580
上条「…なに見てんだよ」
一方「…あァ」
上条「ま…まさか」
一方「ちげェから安心しろやァ」
上条「はは、冷たいなぁ」パク
ッシャーセー
フタリニャー
モウサキニフタリイルハズナンヤケド・・・ア、カミヤーン
上条「お…来たみたいだぞ?」
一方「あァ…そォかよ」
コッチコッチ
一方(…柄でもねェが、まぁこのまま生きて良けりゃ…いいな、なんて思うぜ)
終わり
821:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 21:58:53.64 ID:hSJiVwqT0
素晴らしい出来だった
834:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 22:50:13.28 ID:YzE1NDZ70
ここは上条vs黒子で
837:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 22:58:16.42 ID:
hDedNN580
それじゃあスレが埋まらない程度に軽く上条vs黒子を書きましょうか
842:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 23:08:52.15 ID:
hDedNN580
ーとある公園ー
上条(今日はクラスの奴らはみんな用事あるっつってたな…土御門は朝のバックレで
小萌先生に呼ばれ、青ピはほかの友達との約束…一方通行に限っては
ウチの能力測定器ぶっ壊して、ほかの学校で測ってくるって話だったし
相変わらずふざけた強さだよ、ホント喧嘩になんなくてよかった、もし
なってたら文字通り即死だったろうしな)
上条(しかし…)
上条「暇だなー…」
上条(美琴ちゃんも能力測定だったし、やっぱしlevel5は時間かかるんだろうな)
上条(そーいや、初日から熱出て学校これなくて今日来た奴もいたな、名前は
えーっと…姫神だっけ?)
上条(無口キャラっぽかったけど、結構かわいかったな…)ニヒヒ
???「何をニヤニヤしているんですの?」
上条「…ッ!?」
849:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 23:14:50.53 ID:
hDedNN580
黒子「そんな公共の場で怪しい顔をしている変態な殿方は逮捕しなければなりません
の」ギロッ
上条「あー…えーっと…」
黒子「…まさか、わたくしのことをお忘れになったんですの?」
上条「い…いや…でもジャッジメントに知り合いなんていたk…あ」
上条(この子…美琴ちゃんのことをお姉様って読んでた…)
黒子「その顔は、思い出したようですのね」
上条「あ…あぁ…でも名前は…」
黒子「白井黒子、と申しますの」
上条「あ…よろしくな白井…ちゃん?」
856:
付箋:2013/07/19(金) 23:21:57.81 ID:
hDedNN580
黒子「白井ちゃん!?…普通に白井でいいですの」
上条「そっか…よろしく、白井」
上条(年下の女の子をちゃん付しないで呼ぶのって意外とやりにくいんだよな)
黒子「ときに」
上条「…?」
黒子「あなたのお名前はなんといいますの?別に名称は殿方でもよろしいのですが
、認めたくはありませんけど!!!どうやらお姉様との仲も親密なよう
ですし!?一応、お伺いしておきますわ?」
上条「あ…あぁ、上条当麻…上条でいいよ」
黒子「名前で呼ぶわけなんてないでしょうに、ま…一応年上の方なので上条さんと
よばせてもらいますわ」
上条「そ…そっか」
上条(なんなのこの子!?一方通行とは違いベクトルで怖い!!)
863:
付箋:2013/07/19(金) 23:33:52.99 ID:
hDedNN580
黒子「…で、上条さん」
上条「……ん?」
黒子「実際のところ、お姉様との関係はどうなんですの?」
上条「あ…あぁ、お姉様ってのは美琴ちゃんのことか」
黒子「美琴ちゃん!?」ピキピキピキ
上条「ひぃいいいいい!!」
上条(なんなの!?聞いてきたのそっちでしょ!?つーかジャッジメントがこんな
とこで油売ってていいの?もう早く仕事戻りなよ!)
黒子「ど・う・な・ん・で・す・の!?」
上条「い…いや~」
上条(ここは素直に言ったほうがいいのだろうか、いやでもそんなこと言ったら
『ロリコン!』とか言われて罵られそうだし、俺Mじゃないし、ロリコンじゃないし
だから全然嫌だし!!…いや、そうじゃなかった、つーかそれ以前にそ
んなこと言ったら抹殺されそうで嫌だな…どうしよ…)
黒子「上条さん!!」
上条「はい!」
865:
付箋:2013/07/19(金) 23:38:02.28 ID:
hDedNN580
黒子「………」
上条「…そうだね、俺は美琴ちゃんのこt」
黒子「ッ!!」ピキピキ
上条(もうやだ!!)
上条「あぁ!俺は大好きだよ!美琴ちゃんのこと!いやホント!白井がどのくらい
美琴ちゃんのこと好きかなんて知らないけど俺はそれより好きだね!
いや!ホント困っちゃうよ!困った困った!困ったちゃん!!ははは!」
上条(あぁー…全部言ってしまった、どーしよこれ、あぁ俺死ぬのかな)
御坂「………え?」
上条「…え?」
黒子「」プスプス
867:
付箋:2013/07/19(金) 23:42:19.31 ID:
hDedNN580
上条「………」
御坂「………///」
黒子「……え?」
上条(白井ちゃん反応遅いよ、つーかなに?この二次元的神タイミング、おかしい
でしょ?普通にあんなことこんなところで言ってる俺もおかしいけど!
やっぱり聞かれると恥ずかしいな…あぁ…帰ったらとりあえずみちゆき
に電話しよう)
御坂「か…上条さん?///」
上条「…なに?」
黒子「……え?」
黒子(状況が整理できませんの…いったい今、何が起こったんですの?)
869:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 23:45:23.37 ID:s8Hdln5n0
黒子可愛いよ黒子www
870:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 23:47:27.86 ID:uUZRZUub0
上条さんは心の中でもみゆきちって呼んでるんだなあ
872:
付箋:2013/07/19(金) 23:49:55.73 ID:
hDedNN580
上条「…白井、ここに美琴ちゃんを呼んだのは君かい?」
黒子「い…いえ、違いますの…お姉様?一体なぜここに?」
御坂「い…いや、だって私、この公園よく来るし、今日も暑いからジュースを…」
上条(し…しまったぁ!よく考えれば美琴ちゃんと再会したのもこの公園のこの場所
だったじゃないか!どう考えても彼女のホームグラウンドです、本当にどうも
ありがとうございました)
上条「…と、とりあえず!二人共なんか飲まない?俺おごるから!)
黒子「あぁ…それならわたくしはキムチきなこソーダを」
御坂「私はいちごおでんを///」
上条(なんか二人共変なの頼みだした!しかも美琴ちゃんなんでまだ照れてるの?
かわいすぎでしょ?…ってあぁ!テンパりすぎて間違えてヤシの実サイダー
買うつもりが昆布を買ってしまった!つーかなに昆布って!まんまじゃん!)
874:
付箋:2013/07/19(金) 23:54:06.19 ID:
hDedNN580
ー数分後ー
上条「…お、落ち着いた?」
黒子「は…はいですの」
御坂「…ええ///」
上条(美琴ちゃん、今普通に嘘付いたな)
黒子「…さっきの」
上条「え?」
黒子「…さっきの話は…その…本気なんですの?」
上条「…あぁ」
御坂「…ッ!?」ブー!
上条「うわっ!」
御坂「ご…ごめんなさい!」アタフタ
黒子「お姉様かわいいですの」
879:
付箋:2013/07/20(土) 00:01:53.06 ID:
je9DwDtM0
黒子「ただ…まだ上条さんは私の質問に答えてくれていませんの」
上条「え?」
黒子「わたくしはあなたとお姉様の『関係』を聞いたんですの、そんなあなたの
お姉様への溢れる愛を問うた記憶はございませんわ?」
上条「…あ、はい」
上条(そ…そういやそうだったな、俺ひとりでなに暴れてたんだろ…
爆竜戦隊!アバレ○ジャー!…いや、ふざけてる場合じゃねぇんだよな)
御坂「ちょっと黒子…上条さんの溢れる愛だなんて…」チラ
上条「……?」
御坂「……///」キャー
上条(かわいい)
黒子(かわいいですの)
884:
付箋:2013/07/20(土) 00:07:40.55 ID:
je9DwDtM0
上条「そうだな…俺と美琴ちゃんの関係は…」
上条「…うん、友達以上恋人未満ってとこかな?」
黒子「……」
御坂「……///」
上条「……」
上条(なんだろう…えーっと…死にたい)
黒子「そうですの…恋人ではないんですのね」
上条「あ…あぁ…」
上条(俺が散々へたれたからな)
黒子「…わかりましたの」
上条「………?」
上条(わかった?なにが?)
黒子「それでしたらまだ……いえ、なんでもありませんの、ま…最初から判って
いましたものショックはそこまで」ゴニョゴニョ
御坂「……」プシュー
888:
付箋:2013/07/20(土) 00:14:05.64 ID:
je9DwDtM0
黒子「上条さん!!」
上条「はい!」バッ
黒子「さきほどあなたは『白井がどのくらい美琴ちゃんのこと好きかなんて知ら
ないけど俺はそれより好きだね! 』なんておっしゃっておりましたが、
そんなことは決してありませんの!きっと…いえ、わたくしのほうが
あなたの何倍もお姉様を愛しておりますの!おわかり!?」
上条「あぁ…はい」
上条(ここは素直に聞いておこう)
御坂「……」エヘヘ
黒子「それにわたくしの方があなたよりもお姉様とのお付き合いは長いんですの!
まだわたくしの方にだってチャンスは……あり…ます……の」
上条「……そうか」
黒子「………」グスッ
上条「…それじゃあ、俺も白井には負けられないな」
黒子「…ッ!?」
御坂「……」ホヘー
891:
付箋:2013/07/20(土) 00:18:44.96 ID:
je9DwDtM0
上条「俺だって好きなんだ…これからは恋敵ってことでいいんだよな?」
黒子「え…えぇ!上等ですの!この白井黒子に勝負を仕掛けたことをきっと後悔
させてみせますわ!」
上条「そうか」ニコニコ
黒子「…そ…それでは、わたくしはジャッジメントのお仕事がありますので…
ごきげんようですの」
上条「あぁ…またな、白井」
黒子「わ…ッ!わたくしはもうあなたの顔なんて二度と見たくはありませんの!
それでは!」ヒュン
上条「……ふぅ」
御坂「……」パチッパチッ
893:
付箋:2013/07/20(土) 00:21:38.42 ID:
je9DwDtM0
上条(なんか台風みたいな奴だったな…)
御坂「……」グニャー
上条「……」
上条(…スゲーチューしたい…)
上条「……」
御坂「……」フホホ
上条「……」
黒子「上条さん」
上条「うえ!?白井!?行ったんじゃないの!?」
894:
付箋:2013/07/20(土) 00:23:51.37 ID:
je9DwDtM0
黒子「いえ、忘れ物ですの」
上条「そっかそっか…」
黒子「上条さん?」
上条「…?」
黒子「変な事したら…」
上条「……」ゴクリ
黒子「殺しますわよ?」
上条「…絶対しません」
黒子「分かればいいんですの、それでは今度こそ」ヒュン
898:
付箋:2013/07/20(土) 00:28:41.00 ID:
je9DwDtM0
上条>そっとしておこう
御坂「……」
上条「…ふぅ」
上条(ホント、道は長そうだな)
上条(とりあえず、美琴ちゃんが目覚めるまではここにいるか…)
御坂「……」
上条(…白井黒子か、面白いやつだったな…)
上条「まァ…負けねェけどよォ」
上条(なんて、ひとりでみちゆきの真似してみたりしてな)ケラケラ
上条(………早く目ぇ覚ませよな、美琴ちゃん)
終わり
899:
付箋:2013/07/20(土) 00:29:41.96 ID:
je9DwDtM0
終わりです、今日はホントに終わりです
みなさんお疲れ様でした、それではおやすみ
913:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/20(土) 00:43:12.15 ID:CUs1Ksvc0
長すぎワロタ
916:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/20(土) 00:53:53.95 ID:SvsZqnxv0
頑張りすぎワロタ
937:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/20(土) 07:39:18.40 ID:vU9Naebh0
乙!
楽しませていただいた
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