上条「本当にただの高校生です」

2013-07-22 (月) 18:01  禁書目録SS   9コメント  
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 10:53:42.95 ID:EQSpji6T0

上条(ま、右手は幻想殺しなんだけどね)



5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 10:56:45.67 ID:EQSpji6T0

ーとある公園ー

上条(あー、ジュース不味い)

上条(彼女、欲しいなー)

御坂「チェイサー!!」

上条「!?」


eval.gifとある魔術の楽曲目録 (初回限定盤)





7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 10:58:37.78 ID:EQSpji6T0

上条(あ・・・明らかにブッ飛んでやがる・・・)

上条(ジャッジメントに連絡してとっとと退散すっかな)

御坂「待ちなさいよ」

上条「はい?」

御坂「あんたよ、あんた」

上条「・・・」キョロキョロ

上条「俺?」

御坂「他に誰が?」



9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 11:00:58.03 ID:jWFZxTWF0

男女平等に渾身の力を込めてぶん殴ります



10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 11:01:27.45 ID:EQSpji6T0

上条「えーっと・・・なにかな?」

上条(やっべー、よく見たらかわいいな)

御坂「あんた、この前の私の能力消したウニよね?」

上条「え?なにそれ」

上条(ウニってなんだよ・・・ま、かわいいから許すか)

御坂「ほら、この前の電撃が当たりそうになった時に・・・」



12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 11:05:30.09 ID:EQSpji6T0

ー回想ー

ガヤガヤ

上条(うわー、女の子が怖いお兄さんに囲まれてるよ)

上条(これはもしやフラグ立てるチャンスか!?)

上条(・・・いや、そっこーぶっ飛ばされて病院送りにされるな)

上条(ごめんなそこの子、俺は俺が一番かわいいんだ)

バリバリバリバリ!!!

不良たち「うぎゃああああああああああああああ!!」

上条「うおぁっ!?」パキーン

上条(あ・・・あぶねー)

御坂「・・・」ポカーン

上条(・・・あ、目が合ってしまった)

上条(・・・逃げよう)タッタッタッ



14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 11:08:54.30 ID:EQSpji6T0

上条「あー、あの時の子かぁ」

上条(これは気まずい)

御坂「ねぇ、勝負しなさいよ」

上条「勝負?」

御坂「えぇ」

上条「いや、俺レベル0なんですけど」

御坂「は?私の能力消したじゃない」

上条「あれはたまたまで」

御坂「いいからやりなさい・・・っよ!」ビリィ!

上条「あぎゃああああああ!!」



15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 11:10:45.18 ID:EQSpji6T0

上条「」プスプスプスプス

御坂「・・・え?」

上条「」パチパチ

御坂「・・・ちょっちょっちょっ!・・・えぇ?」

上条「」ピクッピクッ

御坂「・・・嘘でしょ?」



17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 11:14:13.05 ID:EQSpji6T0

ー30分後ー

上条「・・・んっ」

御坂「・・・!?」

上条「・・・」

御坂「よかっだぁ・・・」

上条「・・・なんでいきなりあんなことしたんだよ」

御坂「だって・・・消せると・・・思っだがら・・・」シクシク

上条「無理に決まってんだろうが・・・このバカたれ」



18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 11:17:10.22 ID:EQSpji6T0

上条「あれはたまたまつったろうが・・・消すって事は・・・あれに右手当て
   なきゃいけねぇって事なんだぞ・・・当てられる・・・わけねぇ・・・
   だろ・・・」

御坂「うぅ・・・ごめんなさい・・・」

上条「・・・反省したならいいよ、もう」

御坂「本当にごめんなさい」シクシク

上条「いいってば・・・死んでないし」

上条(多分抑えて撃ったんだろうが・・・マジで死ぬかと思った)



19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 11:19:57.21 ID:EQSpji6T0

御坂「・・・立てますか?」

上条「・・・いや、無理だ・・・まだ力入らねぇ」

御坂「じゃあ救急車を」

上条「いや、いいよ」

御坂「・・・!なんでですか?」

上条「だって君・・・下手したら逮捕されちゃうじゃんか・・・」

御坂「でも・・・」

上条「いいってば」

御坂「・・・わかりました」



23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 11:23:39.76 ID:EQSpji6T0

上条「つーか、なんでいきなり敬語?」

御坂「いや、あなたが吹き飛んだ時に、これが」

上条「あ、俺の財布」

御坂「で、中身散らばっちゃったて・・・その時に生徒証が・・・」

上条「なるほど・・・ね」

御坂「すいません」

上条「いいんだってば」

上条(本当によかったね、君可愛くなかったらソッコーアンチスキル行きだよ)



24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 11:24:40.53 ID:HaGSMxt40

この上条怖い



25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 11:25:58.48 ID:EQSpji6T0

上条「・・・力入るようになってきたな」「

御坂「あ・・・えっと・・・」

上条「あーえっと、ごめん、手貸してくれない?」

御坂「あ、はい」

上条「はい、ありがとう」

御坂「いえ・・・」

上条「それじゃあ、俺帰るから」

御坂「あ・・・えーっと・・・」



28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 11:28:58.51 ID:EQSpji6T0

上条「なに?まだなにか?」

御坂「いえ、きちんと謝罪がしたいので・・・連絡先を・・・」

上条「・・・」

上条(これはどうなんだ?危ないとはいえ美少女のメアドゲットのチャンス
   だし・・・どうしようか)

御坂「あの・・・」

上条「あ?あぁ、はいはい」

上条(ま、電話番号くらい大丈夫だろう)

上条「って、あ・・・」

御坂「・・・どうしたんですか?」

上条「携帯・・・動かねぇ・・・」



31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 11:32:52.82 ID:EQSpji6T0

御坂「もしかして、さっきので・・・」

上条(もしかしなくてもそうだろうがよ)

御坂「本当にごめんなさい」

上条「いや、だ・・・だ・・・大丈夫だよ」

上条(本当は弁償させたいけどさすがにそれはかわいそうだ・・・だって年下って
   事は下手したら中学生だろ?・・・無理だよ)

御坂「それではどうすれば・・・」

上条「・・・そうだね、じゃあコーヒーの一本でもおごってくれればいいよ」



32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 11:38:18.64 ID:EQSpji6T0

御坂「え・・・?そんなことで・・・」

上条「いや、いいってば、元はといえば勘違いさせた俺が悪いんだから」

上条(もう察してくれよ、とっとと帰りたいんだよ、ほら周りも俺が謝らせてる
   みたいな空気になってるじゃんか)

御坂「でも・・・」

上条「・・・はぁ・・・じゃあついてきてくれよ」

御坂「・・・?」

上条「買い物・・・付き合ってくれ、荷物持ち手伝ってくれればそれでいいから」

御坂「・・・えっ?そんなんで・・・?」

上条「それでも気が済まないなら今から俺んち行くんだから住所覚えるだろ?
   後日なにかしてくれ」

上条(えっ・・・?なんでも・・・?とも思ったけど、実際無理だろ
   つーか変な事したら俺が捕まっちゃうよ)



33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 11:40:58.64 ID:EQSpji6T0

御坂「・・・わかりました」

上条「それじゃあ、行こうか」

???「お姉様ーん!!」

御坂「・・・!?」

上条「ん?なんだ今の・・・ふぐぉっ!!」

黒子「おねぇさま~ん、こんなところで一体何を?」

御坂「・・・黒子、あんたねぇ」

上条「・・・」

黒子「・・・えっ?」



35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 11:43:40.62 ID:EQSpji6T0

上条「いてて、いきなりなんなんだよ」

御坂「だ・・・大丈夫ですか?」

上条「大丈夫じゃn・・・んっんん、大丈夫だよ」

黒子「あら、こちらの殿方は誰ですの?」

御坂「えーっと、なんというか・・・」

黒子「はっ!まさかお姉様!お付き合いさr」

上条「いいえ、違います」



36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 11:46:14.43 ID:EQSpji6T0

上条(ダメだ、もうこいつらと関わりたくない)

上条「・・・あ!俺用事思い出しちゃった!先行くね!」

御坂「え!?それでは・・・」

上条「さよなら!」

ビューン

御坂「・・・」

黒子「・・・お姉様?」

御坂「・・・今度あったらまた謝ろう」



38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 11:48:09.75 ID:EQSpji6T0

ー上条自宅ー

上条「ただいまー」

上条(・・・って、誰もいないんだけどね)

上条「・・・」

上条「・・・」

上条「・・・」

禁書「・・・」

上条「・・・」

上条「・・・えっ?」



39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 11:53:16.80 ID:EQSpji6T0

禁書「おじゃましてるんだよ」

上条「・・・」

上条(落ち着け上条当麻、帰ってきたらいきなり銀髪碧眼のシスターがベッドに
   座っているなんてありえない、これは幻覚だ)

禁書「ベランダの鍵が開いていたから勝手に上がらせてもらったんだよ」

上条「・・・勝手にって、それ泥棒だ・・・えっ?」

上条(待て待て、今このシスター、なんて言った?ベランダからと言ったか?
   ここ何階だと思ってるんだよ一体、ドイルか?ドイルなのか?このシスターは)

禁書「お腹が減ったんだよ」



40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 11:59:10.25 ID:EQSpji6T0

上条「・・・とりあえずこれ」

上条(冷蔵庫の中身は使えないからな、とりあえずカロリーメイト渡しておこう
   えーっと、どこに連絡すればいいんだ?やっぱりアンチスキルなのか?)

禁書「ありがとう」ムシャムシャ

上条「・・・喉渇くだろ?はい水」

禁書「うん」ゴクゴク

上条「・・・」

禁書「・・・」パクパクゴクゴク

上条「・・・」

上条(なんとなく深いことは聞かない方がいい気がするな)

禁書「ごちそうさま」

上条「あいよ」



41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 12:02:05.72 ID:EQSpji6T0

禁書「それじゃあ、さようなら」

上条「あ、あぁ」

ガチャッ

上条「・・・」

上条(なんだったんだろうか・・・)

上条「・・・夢か、夢だな、夢に決まってる!」

上条(そうさ、こんなん夢以外にありえない)

ガタガタッ!!

上条「ん?」



42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 12:05:26.20 ID:EQSpji6T0

上条「外からだな・・・」

ガチャッ

上条「・・・はぁ?」

上条(なんだこの状況は、なぜさっきのシスターが変なジーパン履いたお姉さん
   に日本刀で切られているんだ?つーか、これ多分振り下ろしたんだろ?
   なんでシスターも切られてないの?)

神崎「・・・」

禁書「・・・助けて」

上条(助けてって・・・無理だろ・・・コイツ、明らかにヤバそうな顔してんじゃん
   つーか刀と素手で戦えるわけないだろ、キッチンのフライパンとおたま
   でも使えっての?勘弁してくれよ)



43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 12:08:42.53 ID:EQSpji6T0

上条「え・・・えーと、とりあえず落ち着きいましょうよ、ね?」

神崎「・・・はぁ」

上条(おっ、刀をおろしてくれたぞ、意外と分かるじゃないか)

???「あのー」

上条「・・・?」

御坂「すいません、上条さん」

上条(げぇっ!?コイツなんでここに!?」

神崎「・・・どんどん邪魔が」



44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 12:11:15.47 ID:EQSpji6T0

上条「・・・なんでここに?」

御坂「いえ、このマンションにメイドがいるんですけど、その子に用事がありま
   して・・・」

上条「あ・・・そうですか・・・」

上条「・・・で、あなたはなぜこの子をいじめるんですか?」

神崎「・・・あなたには関係ありません」

上条「ですよねー」

上条(言われると思ったー)



52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 12:43:08.88 ID:Dcj76b7TO

まずアンチスキル呼ぶよな



63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 12:59:55.33 ID:EQSpji6T0

上条(ま、とりあえずアンチスキルだよな)ピポパポ

神崎「・・・何をしているのですか?」

上条「いや、アンチスキルに・・・えーと、警察みたいな機関に連絡してるんですよ」

神崎「え?」

上条「いや、あたりまえでしょう?こんな13.4歳の女の子に刀で切りかかって
   るなんて普通じゃないでしょ?通報ですよ」

神崎「え・・・普通はもっとなんというか・・・私を倒したりするもんじゃない
   のでしょうか」

上条「・・・頭、大丈夫ですか?お姉さん」



66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 13:04:17.64 ID:EQSpji6T0

上条「あなたが今までどんなところで戦ってきたのかなんてのは知りませんが
   普通はそんなのありえませんよ」

神崎「え、えぇと・・・その・・・」

御坂「あのーどうしたんですか?」

上条「いや、俺の家の前で女の子が切られてて・・・」

御坂「意味がわからないんですけど」

上条「俺もわかんないもんよ」

???「いつまでもたもたしているんだい?神崎」

神崎「・・・?ステイル?」



69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 13:06:10.03 ID:EQSpji6T0

ステイル「全く、帰りが遅いから見に来てみれば、一体なにやっているんだ」

神崎「えーっとですね・・・これにはわけが」

ステイル「・・・君かい?僕らの邪魔をするのは」

上条「・・・俺?」

ステイル「他に誰がいるんだい?」

上条「はぁ・・・」



71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 13:11:32.94 ID:EQSpji6T0

ステイル「あまりふざけた態度で僕を怒らせないほうがいいよ?」

上条(ダメだ・・・こいつはマジで危ない)

上条「・・・えっと、刀の女性」

神崎「え・・・?はい?なんでしょうか?」

ステイル「・・・ッ!君!?僕の話をきk」

上条「見ず知らずで、理由もなにも知らない俺ですが、さっきの光景を見れば
   やばいことくらいはわかりました、できれば話してもらえませんかね?
   通報はそれから考えることにします、まだ誰も傷ついていないわけです
   しね」

神崎「・・・はい、わかりました」

ステイル「おい!神崎!」

御坂「ちょっと黙ってくれませんか?話が進まないんで」

ステイル「・・・くそっ」



73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 13:16:42.90 ID:EQSpji6T0

ーしばらくしてー

上条「つまり・・・記憶を消さないとこのシスターさんは死んでしまうから、あなた
   たちは一年周期で彼女の記憶を消すために追っていた・・・と」

神崎「はい」

上条「その上司とやらは彼女の脳みそが一年分の記憶でパンクすると?」

神崎「・・・はい」

上条「・・・そうですか」

上条(こいつら・・・本気で何言ってるのかわかんねぇぞ・・・人間の脳が
   記憶でパンクする、だって?一回でいいから脳科学の本を読んで欲しい)

御坂「ね、ねぇ・・・それっておかしくn」

上条「君・・・!」

御坂「・・・!?」

上条「ダメだ言っちゃ、彼女たちがショックで立ち直れなくなる・・・」

御坂「・・・はい、すいません」



79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 13:21:23.85 ID:EQSpji6T0

上条(・・・かと言って、伝えないことにはこの子を救えないしな・・・しょうがない
   俺なりに、最低限に抑えて柔らかい言葉で何枚にもオブラートにつつんで
   伝えよう、それしかない・・・)

上条「・・・お二人には伝えなければならないことがあります」

神崎「・・・はい?」

ステイル「なんだい?早くしてくれ」

上条「あなたたちは精神的にショックを受けるかもしれません・・・いえ、受けます
   それでも聞いてもらわないといけません」

神崎「・・・わかりました、聞きましょう」

ステイル「・・・」



81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 13:26:55.28 ID:EQSpji6T0

上条「人間の脳みそはですね・・・その彼女の完全記憶能力を持っていてもですね
   ・・・えーっと、その・・・」

上条(だ・・・ダメだ・・・うまい言葉が見つからない、どうしてもストレート
   に入ってしまう・・・)

御坂「上条さん・・・大丈夫ですか?」

上条「大丈夫だ・・・伝える・・・俺からしっかりと・・・」

ステイル「あー、イライラするな、もうすっぱり言ってくれ、めんどくさい」

上条「・・・本当に、いいんですか?」

ステイル「いいと言っているだろう?君、耳はついているのかい?」

上条・・・あなたは?」

神崎「・・・えぇ、私もそれでかまいせん、お心遣いは嬉しいのですが、なるべく
   早く引導を受け渡して欲しくもあります」

上条「・・・そうですか・・・わかりました」スゥー

上条「人の脳みそは・・・」

上条「絶対に・・・パンクなんてしません」



84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 13:29:41.32 ID:EQSpji6T0

御坂「あぁー・・・」

神崎「え?」

ステイル「え?」

禁書「ん?どうしたの?」

上条「もう一度言います、人間は記憶のしすぎで死ぬなんてことは絶対にありません」

神崎「・・・本当ですか?そ・・・それは・・・」

ステイル「う・・・嘘に決まっている!?それじゃあ僕らの今までの・・・」

上条「すいません・・・本当です」

御坂「・・・」



89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 13:35:16.50 ID:EQSpji6T0

上条「丁度、俺の部屋に保健の教科書がありました、少しですが、これにも脳科学
   について書いてあります、このページを見てください」

神崎「・・・ッ・・・これは、そんな・・・」

ステイル「・・・」

禁書「ど・・・どうしたの?」

上条「辛いでしょうが、話を続けます」

上条「つまりですね、一年ごとに彼女が苦しむ理由というのはほかにあります
   あなたがたの魔術・・・とやらが本当ならば、本来の目的はその苦しみの
   ・・・いわゆる解毒薬のようなもので、記憶喪失はおそらくその副作用
   なのでしょう」

神崎「・・・」

ステイル「そ、それなら・・・一体どうすれば・・・」

上条「簡単です、その毒をのぞきましょう」

神崎「・・・?どうやって?」



92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 13:43:26.91 ID:EQSpji6T0

上条「えーっとですね、僕の右手は異能の力ならば」ウンタラカンタラ

神崎「つまり、その右手でその毒に触れればいいと?」

上条「えぇ、多分」

上条(ちくしょー、なんでこんなことになってしまったんだ、俺は帰っていつもどうり
   飯食って、テレビ見て寝て、明日には土御門や青ピと遊びに行く予定
   だったのに・・・)

上条「・・・ちなみに・・・ここでやると人がなにかあったときに人が来てしまうので」

ステイル「それならば大丈夫だ、ルーン!」パラパラ

上条「・・・?」

御坂「え・・・?なにこれ?」

ステイル「人払いのルーンだ、これでここに人は来ない」

上条「えーっと、それはまだ使えますか?」

ステイル「・・・使えるけど、なぜだい?」

上条「いえ、念には念をいれて、何かが壊れてしまったら困るので、広い場所に
   行きましょいう」

ステイル「・・・わかった、すまなかった」

上条「いえ、こちらこそ面倒を」



94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 13:45:22.48 ID:RThv5KaaO

なにげに魔術サイドに巻き込まれるみこっちゃん



96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 13:47:00.67 ID:EQSpji6T0

上条(相手は得体のしれない魔術とやらだ、もしなんかが壊れて損害賠償とか
   言われてもどうにもできないからな)

上条「それでは行きましょう、ちょっと歩いたところに公園があります」

ステイル「あぁ」

神裂「はい」

上条「えーっと・・・」

御坂「あ・・・申し遅れました、御坂美琴です」

上条「あぁ、御坂ちゃんはもう帰ってもいいよ?危ないし」

御坂「いえ、ここまで知ってしまったので、一緒に行きますよ」

上条「そっか」

上条「・・・立てる?」

禁書「あ、ありがとうなんだよ」ヒョイ

上条「それでは、行きましょう」



99:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 13:54:25.25 ID:EQSpji6T0

ーとある公園ー

ステイル「ところで・・・」

上条「はい?なんだ?」

上条(道中、話を聞いたところ、このバーコード、ステイルは14歳らしい、タバコ
   吸うなよ、そして・・・もっと驚いたのはあの刀の女性、神裂さんだ
   まさか・・・18歳だったとは・・・)

ステイル「君のその右手は本当になんでも消せるのかい?」

上条「あぁ、異能の能力ならば」

ステイル「それでは少し試させてくれ」ゴォッ!

上条「あぁ!待って待って!!」



100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 13:55:44.22 ID:EQSpji6T0

ステイル「え?なんだい?嘘だったのかい?」

上条「いや、ただ消せるだけなんだよ、もし超スピードとかでその君のえーっと
   ・・・炎だっけ?飛ばされたら困る、右手を突き出すからここに撃って
   くれ、それだけで効果はわかるだろ?」

ステイル「あ・・・あぁ、行くぞ?」オリャッ

上条「クッ・・・」パキーン

上条「・・・と、こんな具合に」

ステイル「・・・なるほど」

上条「・・・それでは作業に移りましょうかね、神裂さん」

神裂「はい?なんでしょうか」



102: 忍法帖【Lv=16,xxxPT】(1+0:15) :2013/07/18(木) 13:57:54.41 ID:lYOiPS090

禁書読んだことないがこれだったら読んでみたい



103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 14:01:33.80 ID:9jK8QAMK0

淡々としていて実に興味深い



104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 14:02:45.60 ID:EQSpji6T0

上条「えーっとですね・・・この服・・・歩く教会といいましたね?」

神裂「えぇ」

上条「もし本当にこの服が魔術の産物ならば、さっきのステイルの服同様に
   消えるか、木端微塵になるか、どちらにせよ彼女が素っ裸になってしまい
   ます」

神裂「んな・・・ッ!?」

ステイル「・・・おい」ゴウッ

禁書「えぇ!?それは恥ずかしいかも///」

上条「おいステイル!炎を出さないでくれ!怖いだろ!」

上条「・・・な、なので、御坂ちゃん」

御坂「あぁ、はい」ヒョイ

上条「さっき、御坂ちゃんには一回帰ってもらって、服をとってきてもらいました
   これに着替えさせてあげてください」

神裂「あぁ・・・わかりました」

禁書「それじゃあ、行ってくるんだよ」



105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 14:07:48.27 ID:EQSpji6T0

上条「・・・おい、ステイル」

ステイル「・・・なんだい?」

上条「お前、一瞬期待したろ?」

ステイル「・・・ッ!?何を言って!?」

上条「なんだよ、別におかしいことじゃないぞ?同年代の女の子の裸なんて
   興味がない方が男としてどうかしてるよ」

ステイル「う・・・うるさい!!それに僕と馴れ合うな!!燃やすぞ!!」ゴウッ!

上条「すぐに炎出すんじゃねぇよ!このタコ!」

ステイル「・・・あぁ、済まない、熱くなってしまった」

上条「炎だけに?」

ステイル「・・・つまらん」

上条「わかってるよ、こんなくだらない事言えるのも今だけだってことを言いたかった
   だけさ」



108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 14:11:37.32 ID:EQSpji6T0

ステイル「・・・」

上条「お前、きっとあのインデックスちゃんって子、好きなんだろう?」

ステイル「なっ・・・!?」

上条「はいはい、皆まで言うな」

ステイル「くっ・・・」

上条「死亡フラグを立てるわけじゃない、だがステイル・・・今日でインデックスちゃん
   が助かったら、そのあとはお前がしっかり守ってやれな」

ステイル「・・・」

上条「黙るな。しっかり返事をするんだ」

ステイル「・・・わかった、約束するよ」

上条「あぁ、男の約束だ」



110:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 14:14:34.59 ID:EQSpji6T0

上条「・・・御坂ちゃん」

御坂「えぇ?あぁ・・・はい」

上条「本当に残っても良かったの?今ならまだ間に合うy」

御坂「馬鹿言わないでください!」

上条「・・・」

御坂「・・・これは、えーっと、あれですよ!夕方のことに対しての贖罪ですよ!」

上条「そっか」

御坂「上条さんは・・・」

上条「・・・ん?」



113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 14:20:28.78 ID:EQSpji6T0

御坂「なぜ・・・こんな、関係のない人を助けてあげるんですか?特別といえば
   そうですが、言い方悪いですけどそんな能力だけで・・・」

上条「助ける?違うよ、御坂ちゃん」

御坂「・・・?」

上条「俺は別に彼女らが困っているから無償で助けてあげてるわけじゃない
   きっと、俺は彼女らがもうあと10m先で困っていたら絶対に助けなかったさ
   だってそうだろ?俺とは関係ないんだから」

御坂「・・・」

上条「現に俺は、あの時君が不良共に囲まれているとき、怖くてなにもできなかった
   し、助けようともしなかった、そういうことさ」

上条「ただね、いくらなんでも、目の前で倒れているおばあちゃんを見過ごす
   ことはできないだろう?それは人間として、道徳心に欠けるだろ?それと
   同じさ、ただそれだけ」

御坂「・・・」



114:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 14:20:49.59 ID:9jK8QAMK0

レベル5の中では常識人な方だからな



116:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 14:23:10.20 ID:EQSpji6T0

上条「それに、あまり危ないことだと思っていないだけってのもある」

上条「魔術ってものを知らない分危険視してないから、できるのかもしれない」

御坂「そうですか・・・」

上条「そうだよ」

御坂「・・・それでも」

上条「・・・?」

御坂「それでも立p」

上条「おっと、神裂達が戻ってきたみたいだ、それじゃあ行こうか」

御坂「・・・はい」



123:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 14:34:29.24 ID:EQSpji6T0

上条(短パンにTシャツ、言ったとおりだな)

上条「さて、神裂さん」

神裂「はい?」

上条「俺の推測では、きっとその『毒』は体表にはないと思います、何年も付
   き添って来たあなたやステイルが気づかないという点で、そう仮説を
   立てました」

神裂「・・・えぇ」

上条「なんで、えぇと・・・言いにくいのですが、俺はまずインデックスちゃん
   の口の中に手を入れます」

ステイル「・・・ッ!?」

上条「落ち着け、ステイル」

ステイル「・・・すまない」



124:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 14:37:19.37 ID:EQSpji6T0

上条「ここで当たらなければ、その・・・まぁ言わなくともわかると思うので
   言いませんが」

禁書「・・・?」

ステイル「・・・?」

御坂「・・・?」

神裂「・・・///]

上条「照れてないで聞いてください、真面目な話です」

神裂「・・・はい」



126:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 14:42:21.22 ID:EQSpji6T0

上条「俺はその魔術の毒の大きさがどの程度のものかもわかっていません
   もしその二つの中になければ、耳の穴、鼻の穴、さらには爪の間
   や、下手したら毛穴にも指を入れなければいけなくなります」

神裂「・・・ッ!?」ゾクッ

上条「ええ、わかっています、だからその時には、あなたがたの魔術で少しでも
   インデックスちゃんの痛みを和らげて上げてくれると助かります」

上条(と言うか、そんなところに指入れるって、痛がるインデックスちゃんの
   姿みたら気が狂っちゃって俺が無理だっての、なんとか一発目でビンゴ
   してくれるとありがたいんだが)

神裂「わ・・・わかりました」

上条「・・・それでは、始めましょうか」



128:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 14:45:31.37 ID:EQSpji6T0

上条「インデックスちゃん、口を開けてくれ」

禁書「はい」アーン

上条「よし、手は綺麗に殺菌してあるから安心してくれ、それじゃあ行くぞ?」

禁書「あ、あいあんあお」(あ、はいなんだよ)

上条「・・・」

上条(・・・!?これか!?)

パキーン!!!

上条「うおあああああああああああ!!」

御坂「か・・・ッ!上条さん!!」

上条「・・・!?これは・・・」



131:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 14:53:08.67 ID:EQSpji6T0

禁書(自動書記)「―警告、第三章第二節。Index~」

上条「な・・・なんだこれ!?」

上条(・・・こ!こえええええええええええ!!やばいだろこれは!!)

禁書(自動書記)「―侵入者個人に~」

上条「はぁっ!?意味わかんn」

ステイル「上条当麻!!右手を前に構えるんだ!!」

上条「!?」

禁書(―これより、聖ジョージの聖域を発動、侵入者を排除します」ドゴオオオオ!!

上条「うあああああ!!」パキーン!



134:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 14:58:07.44 ID:EQSpji6T0

上条「うああああああ!!お!お前ら!!見てないで助けてくれよ!!」

御坂「上条さん!」バチバチィッ!!

上条「うおあっ!!」

禁書(自動書記)「・・・!?」

ステイル「・・・なに!?相殺しただと!?」

神裂「なぜ・・・ッ!おそらく彼女の術式、『聖ジョージの聖域』にはこの
   学園都市の情報が組み込まれていなかったのでは・・・!?」

御坂「・・!?なんかよくわからないけど、ラッキーね!大丈夫ですか?上条さん!?」



137:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 15:05:07.73 ID:EQSpji6T0

禁書(自動書記)「聖ジョージの聖域の破壊を確認、破壊の原因を確認、成功
         ターゲットを『上条当麻』から現状、最も何度の高い尖兵
         『御坂美琴へと変更します』ゴオオオッ

御坂「クッ・・・!?弾き返せない!?押し込まれる!!」

神裂「―Salvare000!!」

御坂「!?」

神裂「ステイルッ!!」

ステイル「―Fortis931!!」

上条「おおおおおおおおおお!!!」



139:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 15:08:29.24 ID:goIKCC3J0

御坂が一番厄介だと認識されてんぞw
聖人wwwww



143:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 15:18:09.27 ID:EQSpji6T0

禁書(自動書記)「・・・三種の異なる攻撃の魔法陣を確認、二件成功、一件失敗
         術式の確認に失敗した電撃に対しての最も近い術式を組み上げます
         、成功、これより、三種の術式の組み込みを開始、組み込み中
         ・・・第一式、第二式、第三式。命名『神よ、なぜ私を、見捨てた
         捨てたのですか?』完全発動まで、2秒1秒発動、開始します」

神裂&ステイル&御坂「・・・!?」

禁書(自動書記)「・・・ッ!!」ゴオオオオオオオオオオ!!!

ステイル「だ・・・ダメだ!イノケンティウスが消し飛ばされる・・・!!」

神崎「唯閃!!唯閃!!・・・クッ・・・!ダメです!!」

御坂「超電磁砲!!・・・えぇ!!はじかれた!?」



145:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 15:29:14.69 ID:EQSpji6T0

上条「みんな・・・!!」

上条(だが・・・!今あのインデックスちゃんは三種の術式・・・と言った
   と、言うことは俺の右手に対しての耐性は0に近いはずだ・・・!それに
   御坂ちゃんが先の聖ジョージを相殺したとき、自動的に攻撃対象が変わった
   と言うことは俺があれを崩せばターゲットはまた俺になるはず!ならば・・・ッ!!)

上条「三人とも!!無理を言ってるのはわかってる!!だが俺がそこにつく残り3秒
   は持ち堪えてくれ!!」

神崎「・・・はい!!」

ステイル「無茶を言ってくれる!!」

御坂「早く・・・お願いします!!」



146:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 15:33:57.42 ID:qQdEhiieO

こんなやつがただの高校生であってたまるか
http://www.amazon.co.jp/dp/4812481961/




147:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 15:36:46.70 ID:EQSpji6T0

上条「よし・・・!!おらああああああ!!!」パキーン!

上条(よし!完全に消滅した!!おそらくもう一度インデックスちゃんに触れれば
   先のこれを発動した時みたいにインデックスちゃんも止まるはずだ!!)

上条「御坂ちゃん!!」

御坂「は・・・はい!!」

上条「この公園の砂鉄を俺の背中に集めてくれ!!それを磁力で思いっきり
   飛ばしてくれ!!出来るか!?」

御坂「え・・・えぇ!やってみます!!」

上条「ありがt・・・うぉああああああああああああ!!」

上条(狙い通りだ!!あとはインデックスちゃんに触れるだけだ!!)

禁書(自動書記)「「・・・!?術式の組み上げを開始、成k」

上条「うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」パキーン

上条「うあああああああああああああああああああ!!止まんね
   えええええええええええええええ!!」



149:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 15:41:44.76 ID:EQSpji6T0

禁書(自動書記)「―警、こく。最終・・・章。第、零―・・・。致命的な・・・
         再生・・・不可能・・・」

ステイル「・・・ッ!!インデックス!!」

上条「ひぃいいいいいいいいいいい!!止めて止めて止めて!!」

御坂「あ、はい!」バチッ

上条「・・・ふぅ・・・」トン

神裂「ふぅ、やりましたね・・・」

上条「おーい!そっちどうなってんの!?」

御坂「成功しましたよ!!」

上条「そうか!!それじゃあ今もd」

神裂「戻ってはダメです!!」

上条「!?」



151:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 15:49:49.19 ID:EQSpji6T0

神裂「その羽に触れてしまったらいくらあなたでも助かりません!!」

上条「でも・・・ッ!それじゃあインデックスちゃんが!!」

御坂「任せてください!!」バチバチィ

ステイル「・・・ッ!?何を!?」

御坂「この砂鉄を・・・あの子の上で広げて羽を防ぐんです・・・よッ!」

上条(なるほど、砂鉄を集めて円盤のように広げてインデックスちゃんの上に降る羽を
   防いだわけだな、なぜか説明口調に・・・)



155:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 15:55:51.79 ID:EQSpji6T0

御坂「この間に・・・!あの羽をどうにかできる人はいませんか!?」

神裂「い・・・いえ、あれに触れることだけは・・・」

上条「いや・・・別に俺は右手だけでなんとかすれば」

ステイル「・・・頼めるかい?」

神裂「ステイル!!」

ステイル「いや、今をどうにかできるのは彼だけだ、頼むしかないだろう」

神裂「し・・・しかし!」

上条「・・・俺、やりますよ」

神裂「・・・!?」



159:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 15:59:35.08 ID:EQSpji6T0

上条「・・・」ゴクリ

上条(や・・・やべえええ!カッコつけて『俺、やりますよ(キリッ』とか言っちゃ
   ったけど、これで死んだらカッコ悪いよな・・・つーかやばい、マジで怖いよ
   本当に消えてくれればいいな、怖いなぁ、やだなぁ・・・)

上条「それでは・・・」

上条(いざっ!!)






パキーン



160:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 16:01:40.58 ID:EQSpji6T0

上条「・・・おっ?」

ステイル「・・・!?消滅した!?」

神裂「凄い・・・」

上条(ふぅ~、冷や汗かいたぜ、いやしかしよかったよかった、これで無事に
   インデックスちゃんも救えるし、万々歳だよ、ったく)



161:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 16:06:48.31 ID:EQSpji6T0

ー数十分後ー

上条(これで全部だな)

上条「御坂ちゃん、もう砂鉄いいよ、ありがとう」

御坂「あ、はい」

御坂(えーっと、ちゃんと遠くに移動させて・・・っと)

神裂「・・・あなたたちにはなんて感謝していいか・・・本当にありがとうごじます」

上条「いやぁ・・・はは」

御坂「いえいえ、全然大丈夫ですよ」

ステイル「・・・」

上条「・・・?どうした?ステイル」

ステイル「・・・とう」ボソッ

上条「は?」

ステイル「あ・・・ありがとうと言ったんだ!!何度も言わすな!!」

上条「ははは、どういたしました」

ステイル「・・・くそっ」



163:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 16:10:23.92 ID:EQSpji6T0

上条「・・・もうすぐにイギリスへ?」

神裂「はい・・・この子の体を案ずれば滞在が好ましいのですが・・・」

ステイル「僕はネセサリウスに文句を言わないと気がすまないよ、全くこのツケは
     大きいぞ」

神裂「私も同じ気持ちですがステイル、ここは一旦落ち着いて向こうの話を聞きましょう」

ステイル「・・・」

上条「ステイル」

ステイル「・・・?」

上条「・・・?じゃねぇよ、男の約束、忘れんなよ?」

ステイル「・・・あぁ、わかっている」

上条「そうか、ならいいんだ」ニコッ



164:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 16:14:51.21 ID:EQSpji6T0

神裂「それでは、本当にありがとうございました」ペコリ

上条「大丈夫ですって、そんな何回も頭を下げられると俺らが悪いことしたみたいに
   なるじゃないですか」

御坂「そうですよ!だから・・・顔、あげてください・・・ねっ?」

神裂「・・・本当に・・・なんと言えば」グスッ

ステイル「あぁ!もうじれったい!行くぞ!神裂!」ガシッ

神裂「えぇ!?あぁ!!はい!本当に!ありがとうございました!!」

上条「えぇ、神裂さん」

ステイル「・・・上条当麻」ボソッ

上条「・・・?」

ステイル「・・・また、会おう」

上条「・・・!?・・・あぁ!」



167:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 16:18:13.82 ID:EQSpji6T0

御坂「・・・三人とも、行っちゃいましたね」

上条「あぁ、そうだね」

御坂「・・・あの」

上条「それじゃあ、行こうか」

御坂「え?どこへ・・・」

上条「買い物、付き合ってくれるんだろ?早くしないとスーパー閉まっちゃう
   よ」

御坂「は・・・はい!」

上条「・・・ん?そういえばそのメイドへの用事ってのは大丈夫なの?」

御坂「・・・え?あぁ、大丈夫です、上条さんのおうちに荷物届けて、そのついでに
   済ませます」

上条「そっか」

御坂「はい」



168:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 16:20:25.53 ID:EQSpji6T0

上条「よかったら・・・」

御坂「・・・?」

上条「よかったらその、ウチでご飯食べていかないか?荷物持ちだけやらせるのも
   あれだしさ・・・あーよかったらでいいんだ、うん」

御坂「・・・ふふ」

上条「え?なんで?」

上条(やばいッ!調子乗りすぎたか!?)

御坂「・・・いいですよ?」

上条「・・・え?」



170:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 16:22:05.56 ID:w8wn8h+Y0

DQNじゃない美琴ちゃんかわいい



177:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 16:39:03.25 ID:EQSpji6T0

すいません、ここに来て猿くらってました

上条「・・・そっか・・・なら行こうか」

御坂「はい」ニコッ

上条(よっしゃ!なんかめちゃくちゃだったっけど成功しちゃったぜ!ラッキー)

御坂「なに作るんですか?」

上条「いや、なんも考えてないや」

御坂「そうなんですか?それじゃあ私手伝いますから美味しいもの作りましょう?」

上条「あ・・・あぁ、そうしようそうしよう、うんうん」

上条(やっべ、顔がにやけてきた・・・別に変なことは考えてないよ?うん
   単純に嬉しいだけだよ?本当だよ?うん・・・あれ?俺はいったい誰に
   説明してんだ?」

御坂「・・・上条さん?」

上条「いや、なんでもない、なんでもないよ」アセアセ

御坂「・・・?」



180:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 16:44:39.02 ID:EQSpji6T0

上条「・・・」

御坂「・・・?どうしたんです?黙って」

上条「いや、今までの人生にこんなこと一回もなかったなーと思ったらなんか
   感動しちゃって」

御坂「もう大げさですよ!」アハハ

上条「そうだな・・・うん、それじゃあ今度こそ」

御坂「えぇ、行きましょうか」

上条「あぁ」

上条(・・・ステイル、もう泣かせるんじゃねぇぞ)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ステイル「・・・わかっているさ」ボソッ

神裂「・・・ん?どうしたんですか?ステイル」

ステイル「・・・いや、なんでもない」

ステイル(これからは、僕が一人で・・・守ってみせるさ)


終り



196:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 17:43:02.06 ID:9jK8QAMK0

今追いついた
この二人の妹達編も見てみたいな

乙です



198:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 18:13:11.89 ID:EQSpji6T0

残っていたので妹編を書いていきたいと思います

それでは期待せず読んでみてください



202:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 18:22:22.02 ID:EQSpji6T0

上条「・・・暇だな」

上条(別に補修もないし、土御門や青ピとも約束ないし・・・散歩にでも行こう
   かな)

上条(そういえば、あのあと一回だけステイルと神裂さんと再会したな、しっかりインデックスちゃん
   を守ってるなんて言ってたし、本当によかった)

上条(ステイルと神裂さんは俺に会いに来る前にひともんちゃくあったようだったけど
   怪我もなさそうでよかった、どうやらインデックスちゃんについての
   ことだったらしいけど、神裂さんとステイルとインデックスちゃんで話に
   行ったら、あいつらみたいにショックを受けてたけども、今ではその人は
   ちゃんと罰を受けているとか)

上条「まぁ、なににせよ問題はないな」

上条(さて、出かけようか)



203:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 18:25:11.55 ID:EQSpji6T0

ーとある公園ー

上条「ふぇー、あっちい・・・」

上条(やべえなこの暑さ、ジュースでも飲もう)

上条「二千円札しかない・・・」

上条(ぜってぇ呑まれるだろ・・・どうしよう・・・)

御坂「あっ・・・」

上条「・・・?おう、御坂ちゃん」

御坂「あぁ、上条さん、こんなとこでどうしたの?」



205:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 18:30:33.14 ID:EQSpji6T0

上条(なんかあのあとも御坂ちゃんとはなんべんか遊んで、そのうちに敬語を
   やめるように言ったんだっけ、ま、出会い頭にいきなり勝負挑んでくるような
   子だから結構フランクだと思ってたし、この方が似合ってるよな
   呼び方はさん付けなんだが)

上条「いやさ、暇だったもんで散歩に出てみたんだけど暑くってさ、だから
   ジュースでもーって思ったんだけど・・・財布の中身がなぜかこれでさ」チン

御坂「あー、こんなんあったわねー」ハハ

上条「だから困ってたんだよ、俺今からコンビニ行ってくるけど、御坂ちゃん
   暇だったらはなさない?俺パシリやるよ?」

御坂「いや、一緒に行くわよ、どうせ暇だし、それにこんなところでまたされたら暑
   くてたまったもんじゃないわ」

上条「そっか、んなら行こうか」



209:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 18:37:36.33 ID:EQSpji6T0

ーとあるコンビニー

上条「ふぇー、涼しい」

御坂「だらしない声ねー、まぁ上条さんっぽいけど」

ウィーン

上条「おっと、人か・・・」ヒョイッ

???「・・・」ドン

上条「あ、すいません」パキーン

上条(あれ?今右手が・・・)

一方「・・・?」

一方(あァン?なンで自動反射の設定が・・・)

上条「・・・大丈夫ですか?ぼーっとして・・・あれ、御坂ちゃん?」

御坂「・・・アクセラ・・・レータ・・・」

上条(アクセラレータ?・・・それってもしかして・・・)

一方「・・・あぁ?なンだお前、今日の実験は終わった・・・あぁ、お前、オリジナル
   かァ、また性懲りもなく俺様の目の前に姿現しやがったのかァ?」

上条(・・・えっ?えっ?何この空気、一色触発って感じなんですけど・・・)



211:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 18:41:10.91 ID:EQSpji6T0

一方「またあの時みてェにやられてェのかァ?あんときは妹実験動物なんかに
   助けられたくせによォ」クックックッ

御坂「アンタねぇ!!」

上条「落ち着け!御坂ちゃん!!」ガシッ

上条(こうしとけば電気は使えないだろう)

御坂「は・・・離して!上条さん!コイツは・・・ッ!」

一方「何だァ?今日は保護者付きですかァ?・・・しょうがねェな、見逃して
   やるよ、第三位」

上条「・・・おい」

一方「・・・あァん?」



213:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 18:47:04.07 ID:EQSpji6T0

上条(し、しまったぁ・・・カッコつけて『おい』なんて言っちゃったけど、やっぱり
   こええよ、どうしよう、とりあえず下手に出て)

上条「そ・・・そんな言い方はないと思いますよ?ね?一回落ち着きましょう
   よ、ね?」

御坂「上条さん!こんな奴に敬語なんt・・・フゴッ」

上条(バカたれ!何言ってんだよこの子は!全く抑えなかったら何言い出すか
   わかったもんじゃない!)

一方「ほォ・・・お前、俺に説教かよ、あァん?」

上条「いえいえ、違いますよ、とりあえずここは・・・ね?コンビニの中ですし
   、通報とかされたらそちらもめんどくさいでしょう?だから一回落ち着きま
   しょうよ・・・ね?」

一方(なんだァ?コイツ・・・いきなりしゃしゃり出てきたと思えばヘコヘコ
   しやがって、意味分かんねェぞ)



215:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 18:49:55.03 ID:EQSpji6T0

上条「ほら、そこのファミレスにでも・・・」

一方「おい」

上条「は・・・はい!」

一方「俺はオメェみてェな奴の能書き聞いてる暇なんてねェんだよ、わかったら
   とっととどけや」

上条「は・・・はい、すいませんね」

上条(よかった・・・どっか行ってくれるみたいだ)



217:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 18:53:05.15 ID:su/wES+R0

マジでなんでおいとか言ったんだよwwwwwwwwwwwwww



218:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 18:54:07.26 ID:9nu9mZd20

女の子の前でいいとこ見せようとしちゃったんだよ後先考えず



219:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 18:54:19.23 ID:EQSpji6T0

一方「・・・」ウィーン

ッシター

御坂「ははひへ!はひごうはふ」(離して!上条さん!)

上条「あ・・・あぁ、ごめんね」パッ

御坂「・・・なんで」

上条「・・・へ?」

御坂「なんで戦わせてくれなかったの?」ジワッ

上条「うぅ・・・ごめん」

上条(泣くほどの理由があるのかよ・・・)

上条「と・・・とにかく!一回あの公園に戻ろうよ、ジュースでもなんでも
   おごるからさ」

御坂「・・・わかりました」



223:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 19:03:53.19 ID:EQSpji6T0

ーとある公園ー

上条「お・・・落ち着いた?」

御坂「え・・・えぇ、大丈夫よ」

上条「ふぅ、そっか・・・」

上条(さぁ、問題はここからだ・・・俺はさっきのことについて聞いてしまって
   いいのだろうか、尋常じゃない怒りっぷりだったし、聞かない方が
   いいのかも・・・いや・・・しかし・・・)

御坂「・・・上条さん」

上条「はい?ど・・・どうしたの?」

御坂「なにも・・・聞かないのね」

上条「あ・・・あぁ」

上条(今迷ってたところなんですよ)



224:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 19:05:58.17 ID:EQSpji6T0

御坂「私、カッコ悪いところ見られちゃったわね、あんな店の中で泣き出しちゃう  
   なんて、ホントに・・・もう・・・」グスッ

上条「あぁ、泣かないでよ・・・ほら、俺だってあんなダサい方法でしかあの場
   を切り抜けられなかったんだし、むしろ立ち向かおうとしていた御坂ちゃん
   の方が勇敢で・・・って、えぇ!?」

御坂「しばらく・・・このままで居させてください・・・下、向いちゃダメよ?」

上条「あ・・・あぁ」

上条(あぁ・・・俺の上条さんが・・・ってバカ!!俺はなんてことをこのタイミングで!!)

御坂「・・・」グスッ

上条(俺って・・・本当にバカだ、なにかしてあげられることはないだろうか・・・)



226:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 19:09:35.50 ID:EQSpji6T0

御坂「・・・」

上条「・・・」

御坂「・・・上条さん」

上条「・・・ん?落ち着いた?」

御坂「・・・はい、ありがとうございました」スッ

上条「あ、あぁ」

上条(結構淡白だな、もっと展開を・・・じゃなかった、なんとかして理由を
   聞き出せないだろうか・・・)

御坂「・・・上条さん?」

上条「はい!?いいえ?なんでもないでs」

???「お姉様?」

御坂「・・・!?」

上条「・・・?」



230:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 19:17:56.44 ID:EQSpji6T0

御坂「・・・アンタ」

御坂妹「お姉様、目が真っ赤ですね、どうされたのですか?とミサカは心配しつつ
    質問を投げかけます」

上条「・・・えーっと・・・ん?」

上条(おや?御坂ちゃんがもう一人、でもお姉様と呼んだということは妹だろうか・・・
   ん?妹?ちょっと待て、たしかさっき一方通行は・・・
   『またあの時みてェにやられてェのかァ?あんときは妹実験動物なんか
    に助けられたくせによォ』って・・・まさか)

上条「おい、御坂ちゃん」

御坂「・・・え?」

御坂妹「はい、とミサカはどちらの御坂かは多方予想はついていますが一応わか
    らないふりをして答えます」

上条「いや、美琴ちゃんの方なんだけど・・・」

御坂妹「・・・まぁ、分かってはいましたが、とミサカは自嘲気味に笑ってみます」



233:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 19:27:36.52 ID:EQSpji6T0

上条「・・・御坂ちゃん、さっきの一方通行の話なんだけど・・・もしかして」

御坂「・・・えぇ、上条さんの・・・想像通りだと、思うわ・・・」

上条「そうか、あの都市伝説も・・・」

御坂「・・・ッ・・・そうよ、私は・・・私の・・・細胞を・・・私が」

上条「いや、いい、もう言うな」

御坂「・・・ありがとうございます」

上条「いいんだ」

上条(ということはあのlevel5クローンの噂とlevel6シフト実験の噂は本当だった
   のか・・・だとしたら、この子は本当に・・・)チラッ



238:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 19:33:12.75 ID:EQSpji6T0

御坂妹「なんでしょう?とミサカは可愛く小首を傾げてあなたに問いかけます」

上条「上条だ、呼び方はなんでもいいよ・・・妹ちゃん、少し席を外そう」

上条「御坂・・・ちょっと待っててくれるか?」

御坂「いいえ!私は大丈夫よ!だからこの場で!」

上条「そんなわけない!」

御坂「・・・ッ!?」

上条「俺が君がlevel5だなんて知ったのは最近だ、君が俺の何倍も強いのは
   知っている、でもな、心は、メンタルは、ただの女子中学生だろう?」

御坂「・・・」

上条「俺だって、きっと今から彼女に聞く質問を御坂ちゃんの立場で聞いたら
   耐えられない、だから聞き分けてくれ」

御坂「・・・分かりました」

上条「ありがとう・・・それじゃあ行こうか」

御坂妹「はい・・・とミサカはこの重い空気に合わせて慎重にに返答します」



243:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 19:41:06.57 ID:Q+78Jarq0

普通の高校生はここまでしないだろ



245:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 19:42:48.56 ID:EQSpji6T0

ーとある茂みー

上条「・・・えーっと、その・・・」

御坂妹「こんなところまで初対面のミサカを連れてきて一体何をするつもりなんで
    しょうか、キャーッと、ミサカは冗談を交えて返答しm」

上条「頼む、今俺は凄く悩んでるんだ・・・君に聞くべきか・・・否か・・・」

御坂妹「・・・大丈夫ですよ?と、ミサカは助言します」

上条「は・・・?何が大丈夫なn」

御坂妹「ミサカには、きっとあなたが想像しているであろう精神的ショックを
    受けるための感情が込められていませんから、とミサカは自分の胸に
    手を当ててあなたに告白します」

上条「だからって・・・そんな・・・」

御坂妹「それに今、ミサカは『感情が込められていない』という言葉を使いました
    それは今からあなたがしようとしている質問の答えにもなり得るのでは
    ないでしょうか?とミサカは逆に質問を投げかけます」

上条「・・・」



246:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 19:48:06.03 ID:EQSpji6T0

御坂妹「黙秘は肯定と捉えていいですね?とミサカはあなたに答えるように催促
    を申し立てます」

上条「・・・あぁ」

上条(くそっ・・・これはなんか・・・俺が泣いてしまいそうだ・・・うぅ・・・
   耐えられない・・・)グスッ

御坂妹「・・・?なぜあなたは泣いているのですか?とミサカはハンカチを差し
    出しながら質問します」

上条「えぇ?あぁ・・・俺もう・・・泣いてたのか・・・」グスッ

御坂妹「本当に大丈夫ですか?とミサカは若干オロオロしながら質問します」

上条「あぁ、大丈夫だ・・・」

御坂妹「全然、大丈夫に見えません・・・とミサカは」

ダキッ

上条「・・・!?」



247:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 19:50:54.98 ID:EQSpji6T0

御坂妹「あなたが少しでも落ち着くように・・・抱擁・・・して・・・みます」

上条「・・・あぁ、だが大丈夫だ」スッ

御坂妹「・・・?」

上条「ありがとう、妹ちゃん、今の数秒は俺にとって凄まじい勇気に変わったよ」

上条(なんかもったいない気もするけどね)

御坂「そうですか、それでは、質問を再開してくださいと、ミサカは催促します」

上条「あぁ」



258:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 20:15:37.32 ID:EQSpji6T0

上条「・・・妹ちゃん」

御坂妹「はい、とミサカは短的に返事をします」

上条「確認するけど、君はその都市伝説のクローン・・・なんだよね?」

御坂妹「はい、そうですよ?、とミサカは好きな食べ物を答える時のように
    軽く返答します」

上条「・・・ちなみに君は今・・・その・・・何人目なんだ?」

御坂妹「はい、ミサカはシリアルナンバー10031号です、とミサカは淡々と質問
    に返答します」

上条「い・・・いちまん・・・」

上条(一万・・・だと?一万?何を言ってるんだ?彼女は、ということは・・・
   つまり彼女は、いや・・・彼女たちは・・・もうすでに一万回以上も
   ・・・殺されて・・・一応・・・聞いたほうがいいのか?いや、しかし)

御坂妹「・・・遠慮はいりません、聞きたいことがあれば、聞いてください」

上条「・・・君たちは、もう何回も、その・・・一方通行に殺されているのか?」

御坂「はい・・・とミサカは返答します」

上条「・・・そうか」



261:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 20:20:41.41 ID:EQSpji6T0

上条「今更なんだが・・・」

御坂妹「はい?なんでしょう、とミサカは小首を傾げます」

上条「そんな、明らかにヤバそうな質問に答えちゃって大丈夫だったのか?」

御坂妹「はぁ、それについて・・・なのですが、ミサカにもよくわからないのです
    とミサカは顔をしかめて答えます」

上条「・・・?」

御坂妹「普段ならば、正規の実験コードを知る者にしか実験の概要を語ることは
    できないはずなのですが、あなたには、このミサカという個体の意思で
    質問に答えることができました、これはちょっとしたスペクタクルですよ
    、とミサカは某アニメのk」

上条「いやいい、わかっている」



263:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 20:27:56.27 ID:EQSpji6T0

上条(しかし、どういう事なんだろうか、この学園都市の最重要機密と言っても
   過言ではなさそうな実験の内容を、こんな一般ピーポーの俺に話せるだな
   んて、いくらなんでも都合がよすぎるのではないか?
   いや、それよりも今重要視するのは、彼女が言った『このミサカという
   個体の意思』という点だ、これはつまり、彼女たちにも、今までに亡くな
   っていった御坂妹にも、少なからず個性や、個人の感情、もしかしたら
   趣味だってあったのかもしれない、それはもう・・・実験動物だなんて
   言えない、それは立派な・・・)

上条「・・・人間だ」

御坂妹「はい?とミサカは唐突なあなたの発言に対して不満を投げかけます」

上条「・・・いいや、なんでもない、御坂・・・じゃなかった、美琴のところへ
   戻ろう」

御坂妹「はい、了解しました、とミサカは違和感なしにお姉様を美琴と呼ぶことに
    少しだけ嫉妬しながら答えます」



266:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 20:33:21.55 ID:EQSpji6T0

ーとある公園ー

上条「ちゃんと待っててくれたんだな」

御坂「上条さんが待っててって言ったんでしょ?」

御坂妹「お姉様、ミサカはあのお方に抱きついて慰めてあげるというk」

上条「妹ちゃん、ちょっとはっちゃけすぎ」

御坂妹「すいません、とミサカは他でもないあなたの注意に耳を借します」

御坂「上条さん?今この子g」

上条「なんでもない、本当になんでもない」

御坂「・・・はぁ」

御坂妹「ふふ、とミサカはつい笑みをこぼします」



270:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 20:38:01.70 ID:EQSpji6T0

上条(・・・はぁ、本当はよ、ここで御坂ちゃんとイチャイチャして、とっとと
   家かえって一っ風呂浴びて、ラーメンでも食いに行こうとしてたのによ・・・
   今から自分がやろうとしてることが自分でも不思議だぜ・・・ったく)

御坂「・・・」

御坂妹「・・・?」

上条「俺は・・・一方通行と・・・決着を付けようと思う」

二人「・・・はぁ!?(とミサカは驚愕を隠さずに騒ぎ立てます)



272:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 20:46:47.43 ID:EQSpji6T0

御坂「無理に決まってるじゃない!あいつはひとつの軍隊を・・・いいえ!?
   国を相手にしても平気で笑っていられる化物なのよ!?」

御坂妹「さすがのミサカもその意見には反対せざるを得ません、あなたと彼では
    どう考えても戦力差がありすぎです、無理です、馬鹿なんですか?と
    ミサカはあまりのあなたの無謀っぷりに驚きを隠せず返答します」

上条「いやいや、喧嘩しにいくわけじゃないよ、つーかひどすぎでしょ・・・」

上条(どんだけ弱く・・・まあぶっちゃけもう高レベルの能力者の能力なんて
   目で追えなくて普通に当たるから実質最弱なんだけどさ)

上条「さっき、御坂t・・・美琴ちゃんにも言ったが、どんだけブッ飛んだ強さを
   持っていようが、所詮は学生、最年長でも24.5歳だろ?それにさっき見た
   感じ、一方通行だって俺と同じような年齢だった、そうすれば多少は
   違うかもしれないが俺とメンタルの強さは変わらないはずだ、なんとか
   説得してみせる」

上条(ま、本当はそんなクローンとは言え、1万人以上も、しかも女の小を殺す 
   ような人間を説得できるような交渉術を僕は持ってないと思うんですがね)



276:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 20:52:36.52 ID:EQSpji6T0

御坂「それでも・・・無理よ!だってアイツの目、見たでしょ!?狂気に満ちた、
   真っ赤で・・・まるで・・・」

御坂妹「まるでうさぎのようですね、うさぎならあなたでも倒せますね、ふふ
    、と御坂鼻で笑いながら答えます

御坂「あんたは黙ってて!」

御坂妹「すいませんと、ミサカは一生分の申し訳を立ててお姉さまに謝罪します
    ふふ、うさぎ、ふふ」

上条「と・・・とにかくだ!俺はアイツと戦う!お前らがなんと言ってもだ!」

上条(うー、しまったぁ・・・またカッコつけてしまったよ、トホホ・・・
   なんかこの前のインデックスちゃんの件からなんかカッコつける癖が
   ついちゃったのかな・・・それもなんか御坂ちゃんの前だとなぜか・・・
   っと話がずれたな)



283:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 20:59:29.09 ID:EQSpji6T0

上条「ときに妹ちゃん、次の実験は一体いつなの?」

御坂妹「明日です、とミサカは淡々と答えます」

上条「・・・え?明日?」

上条(えーマジか・・・早すぎないかな・・・ちょっと心の準備がまだ出来てない
   というかなんというか、あぁ、なんかもう、帰ってアニメ見て寝たい
   まぁ、今日は普通に帰れるわけだが)

上条「じ・・・時間は?」

御坂「午後5時です、とミサカは返答します」

上条「・・・そっか」



290:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 21:07:30.64 ID:EQSpji6T0

上条「それじゃあ今日はも帰るか」

御坂「えぇ、そうね」

御坂妹「了解しました、とミサカは答えます」

上条「明日、午後三時にここに集合だ、御k、美琴も妹ちゃんも大丈夫か?」

御坂「えぇ、大丈夫よ」

御坂妹「大丈夫です、と、ミサカはここにあなたとの約束を交わします」

上条「それじゃあ、陽も落ちてきたし、解散だな・・・二人共、送っていか
   なくても?」

御坂「えぇ、大丈夫よ、私も改めてこの子と話したいこともあるしね」

御坂妹「そうですね、お姉様、とミサカはお姉様の意見に賛同しつつあなたに
    返答します」

上条「・・・そっか、じゃあな」

御坂「えぇ、またね」

御坂妹「はい、さようなら、とミサカは手を振ります」



316:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 21:21:13.66 ID:EQSpji6T0

ー上条自宅ー

上条(ふぅ、疲れた・・・)

上条(なんだか元気ないや、夕食は軽くで済ませよう、なんか某アニメみたら
   無性に卵かけご飯食べたくなったからそれでいいや)

上条(食ったらシャワー浴びて、やってないゲームやろう)

上条「・・・ペルソナ4やるかな」

上条(なんか主人公のステータスの寛容さと伝達力を鍛えておきたい気分だ)

上条(・・・寛容さがオカン級に、伝達力が言霊使い級になったぞ)

上条(明日は・・・頑張るか・・・)パチッ



327:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 21:26:12.85 ID:EQSpji6T0

ーとある公園ー

上条「さて・・・と」

御坂「こんにちは、上条さん」

御坂妹「こんちちは、とミサカは若干のボケを交えつつ挨拶します」

上条「おはよう、体調は大丈夫か?」

御坂「えぇ、問題ないわ」

御坂妹「ミサカは夜間は培養基の中での静養を行っておりますので問題ありません
    と、ミサカは答えます」

上条「そうか、それじゃ、作戦の最終チェックをするぞ?」

御坂「わかったわ」

御坂妹「はい、了解しました、と御坂は少し顔に真剣味を持たせて返答します」



340:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 21:38:12.46 ID:EQSpji6T0

上条「さて・・・今日の作戦の概要だが・・・」

御坂「うんうん、で私は何を?」

上条「いや、基本的にはなにもしなくていい、ただ最後には力を貸して欲しいな」

御坂「どんな風に?」

上条「えーっと、みs、美琴ちゃんにはちょっときついかもしれないけど・・・」

御坂「えぇ、わかったわ、安心して?絶対に言われたとおりにするわ?約束する」

上条「助かるよ」

上条「それで、妹ちゃん、君には・・・」

御坂妹「はい、はい了解しました、とミサカは返答します」

上条「そこで問題なのが、君に組み込まれている感情プログラムなんだが・・・」

御坂妹「はい、大丈夫です、今のミサカならばきっと言えるはずです、とミサカ
    は胸を張って言ってみます」

上条「そうか、んなら頼むよ」

上条「・・・よし・・・戦闘開始だ」



344:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 21:44:25.37 ID:EQSpji6T0

ーとある路地ー

一方「・・・」

御坂妹「・・・これより第10031回目の実験を開始します、ですが・・・」

一方「あァン?なんかあンのかァ?」

御坂妹「はい、あなたにはこれから一人の人と話してもらいたいと思います
    、とミサカh」

一方「あァ、そのうっとおしい口癖いらねェからとっとと終わらせろやァ、早く
   帰りてェんだよ俺ァ」

御坂妹「はい、それでは・・・」

一方「・・・」

上条「・・・や、やあ」

一方「・・・あァ?



345:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 21:46:34.58 ID:EQSpji6T0

上条「お、覚えてます?俺のこと・・・」

一方「・・・知らねェなァ」

上条「・・・そっか、まぁ一瞬だったもんね」

一方「なんだよ、とっとと話せやァ、まさか自殺願望者かァ?」ジリ

上条「いやいや!滅相もない!!」

上条(ひいいいいいいいいいいい!!帰りてえええええええええええ!!)



350:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 21:51:02.81 ID:EQSpji6T0

上条「あ、あのですね・・・今日俺が来たのはですね」モジモジ

一方「・・・おィ、早く話s」

上条「はい!はい!わかってます!!話しますよ!」

上条(なんだよこの人はぁ!すぐにキレ過ぎでしょうが!カルシウム足りてない
   んじゃないの?)

上条「・・・なぜあなたは、そんなにlevel6になりたいんですか?」

一方「あァん?」

上条「いやいや!嫌なら答えなくていいんですよ?ただ答えてもらえると俺的に
   凄く助かるなぁと思いましてね!?・・・学園都市で一番強い人が、一体
   どんな気持ちで人の言うことを聞いてるのかってことを・・・」



360:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 22:05:34.56 ID:EQSpji6T0

一方「俺が・・・他人の言うことを聞いてる・・・だって?」ピキッピキッ

上条「いやいや!待ってください!」

上条(もうやだ!この人!)

上条「だって・・・ですね?この実験はあなたが一人で始めて一人で続けてる
   わけではないんでしょう?ならば絶対に、あなたに指令している人がいる
   ってことですよね?それに、おかしいじゃないですか、どう考えてもあなたはこの学園都市で一番強
   い人なんですよ?それなのにまだ強さを求めて、この街の大人たちの言
   うことに耳を貸して、こんな・・・こんなひどい実験の片棒を担いで・・・
   いや、あなたは担がされているのかも知れません、だって結局、俺らは
   どんなにあがいても・・・子供なんですから」

一方「・・・おィ」

上条「は・・・はい!すいません!気に障ったなら謝りますよ!」

一方「・・・落ち着けやァ」

上条「・・・へ?」

一方「お前ェ、面白ェな、少し話してやってもいいぜ?」



361:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 22:06:41.69 ID:EQSpji6T0

上条「・・・!?本当に!?」

一方「あァ・・・とゆーわけだァ、おいお前ェ、少し待ってろやァ」

御坂妹「・・・!?はい・・・わかりました・・・とミサカはあの一方通行が」ゴニョゴニョ

一方「もうちょい、よってこい」

上条「・・・!?」

一方「大丈夫だァ、とって食ったりはしねェよ」

上条「わかりました、それでは」



366:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 22:13:04.78 ID:EQSpji6T0

ー路地の影ー

御坂「・・・驚いたわね、まさかあの一方通行が会話に応じるなんて・・・それも
   level0の無能力・・・ってのは違ったわね・・・とりあえず、感心したわ」

御坂妹「はい、ミサカも驚きを隠せません、あの方が一方通行に勝負を挑むと
    宣言した時もミサカなりにはかなり、いえ、短いあいだですが外に出て
    歩いてからあの時まで一番の驚きだったのですが・・・これはあの驚きを
    軽く凌駕していますよ、とミサカは興奮混じりにお姉さまに語ります」

御坂「でも。油断はできないわ?もし上条さんが危なそうだったら、すぐに
   私たちが出て行って・・・」

御坂妹「はい、身代わりになるのですね?とミサカはお姉様の発言を先読み
    して質問します」

御坂「えぇ、無関係なのに、こんなに頑張ってくれている上条さんを死なせる
   なんて、そんなこと絶対にできないわ・・・」



370:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 22:17:34.05 ID:EQSpji6T0

一方「おィ」

上条「はい、なんでしょう」

一方「なんでお前はこんなことしてるんだ?」

上条「・・・と、言いますと?」

一方「なんでわざわざ、俺が学園都市の第一位だってわかってんのにこんな
   アホみてェに話しかけてきやがったンだ?って聞いてンだよ」

上条「はあ・・・そうですね」

一方「・・・」

上条「きっと・・・こうやって、少しでも話を聞いてくれると・・・思ったからですよ」

一方「・・・ッ」

上条「・・・?どうしました?」

一方「・・・いや、なんでもねェ・・・続けろ」

上条「・・・はい」



371:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 22:18:51.62 ID:su/wES+R0

なんか上条さんはじめの頃から性格変わってる希ガス



372:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 22:20:26.22 ID:ZPbLCoOvP

そういや一方通行って止めて欲しかったからな
真実は知らんけど



378:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 22:25:02.20 ID:EQSpji6T0

上条「・・・少し、俺の昔話をさせてもらっていいですかね?」

一方「・・・あァ」

上条「俺、昔っから運が悪くて、なぜかずーっと不幸だったんですよ」

一方「・・・」

上条「それでですね?その不幸は俺だけじゃなくて、俺に関わった人にまで
   広がって行って、この学園都市に入るまでの幼年期は、まわりの子供
   だけじゃなく、大人たちにまで『疫病神』だのなんだの、挙句の果て
   には『死神』呼ばれて、俺の周りに何かあるたびに親が謝って」

上条「そんなこんなで、俺の家には運気上昇の風水グッズが増えていきましたよ
   、親父の仕事が海外のことが多くてですね、帰ってくるたびに増えて
   行くんですよ、まるで・・・嫌がらせのように・・・」



386:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 22:32:02.75 ID:EQSpji6T0

上条「さすがに辛かったですね、子供ながらに親が頭を下げて回るのを見るのも
   ・・・俺がいわれもないことでいじめられるのも・・・」

一方「・・・」

上条「それでも、俺はこうして、今こうやって生きています、今でもそんな
   不幸は治っていませんが、こうやって、誰かと話したり、友達と遊んだり
   、割と毎日が楽しいです」

一方「・・・でェ?テメェは一体何が言いたいんだァ?まさか、こんな長ったらしく
   テメェの興味もねェ話聞かされて、それではい終りってかァ?ふざけんな
   、そんなモンで、今更俺が止まれるわけねェだろうがよ」

上条「・・・いや、俺の話は・・・これで終わりです・・・」

一方「・・・あァ?舐めてンのかァ!?テメエh」

上条「今度は!」

一方「・・・?」

上条「今度は・・・あなたが話してみてくれませんか?」



390:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 22:38:12.86 ID:EQSpji6T0

上条「・・・俺が、この学園都市に入る前の話をしたのは、あなたが初めてです」

一方「・・・だからァ?」

上条「俺はですね、それくらい、あなたにあなたの話をして欲しいんですよ」

一方「・・・?」

上条「あなたには別にどうってことない、どうでもいい話だったと思いますよ」

上条「でもね、見てください、俺の足」

一方「・・・?」

上条「こんなに、震えちゃってるんですよ、高校生にもなって、こんな足震わせて
   トラウマ語っちゃってるんですよ・・・ダサいですよね・・・でも・・・
   あなたにそんなダサいところを見せた俺だから・・・もし、話せること
   があったら話して見てください・・・」

一方「・・・」

上条「おねがいです、少しでいいんです、まだあって二回目ですが、こんな
   弱っちい俺ですが、どうか・・・あなたの弱いところを一つだけ・・・
   ひとつだけでいいので、見せてください・・・」



395:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 22:42:12.16 ID:EQSpji6T0

一方「・・・あああ」ボソッ

上条「・・・?」

一方「アアアアアアァァァァアアァァアアアアアアアァアアアァアアアア!!!」

上条「ッ!?」

一方「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァアアアアァアァッァッァア
   アアアァアアアアアアァアァァァァァァッァァアアアアアアアアアア!!!!」

ゴン

上条「・・・ッ・・・一方通行」

一方「へへ、久しぶりだなァ・・・いつぶりだァ?能力使わねェで、人殴ったのは
   よォ・・・」



400:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 22:47:46.71 ID:EQSpji6T0

上条「・・・」

一方「・・・いいぜェ、俺の話・・・してやるよ」

上条「・・・!」

一方「俺ァな、自分の名前も・・・わかんねェんだよ」

上条「・・・どういうk」

一方「苗字は二文字、名前は三文字の平凡な名前だったんだがなァ、ずーっと
   、一方通行って呼ばれててよォ、いつの間にか自分の名前を忘れちまって
   ほかの奴も俺の名前なんて知らなくてよォ・・・ま、そんなんはまだまだ
   マシだ」



411:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 22:53:31.30 ID:EQSpji6T0

一方「能力が発現した時はビックリしたぜェ、なんせいきなり俺をぶん殴ってた
   奴の腕が折れたンだからなァ・・・」

上条「・・・」

一方「そしたらよ、そいつが離れて行って、周りが離れて行って、次には俺に
   関わってた奴らが全員離れて言って・・・気づいたらもう、誰もいなかった」

一方「代わりによ、俺の周りには銃を担いだ大人と、戦車と、バルカン積んだ
   ヘリがいたなァ、それであーもすーもねェうちにこの街に担ぎ込まれて
   アホみてえに体調べられて、最後には薬漬けだァ」

上条「そんな・・・俺なんか・・・」



420:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 23:01:59.82 ID:EQSpji6T0

一方「おい、テメェ・・・」

上条「・・・!?」

一方「テメェが最後まで聞くっつったんだろォがよォ、きちんと聞いて貰うぜェ?」

上条「・・・あぁ、望むところさ」

一方「俺はある日、俺がいた施設をぶち壊したんだよ、もうそんときゃlevel5
   にゃァなってたしよォ、ま、用済みってヤツだ」

一方「その日から俺ァずっと・・・独りだった、いや・・・もともと独りだった
   んだがなァ、本格的にってのが正しいなァ、なんせ、一日にする会話の
   数が1から0になったんだ、これが本当の独りってモンだろォ」

一方「それからは俺の前に現れる奴ってのァ、俺の力を興味本位で試そォっつー
   馬鹿なスキルアウトだけだった・・・俺がそんなアホどもの相手をしてる
   時に、そのlevel6シフト計画を聞いたわけだ」



425:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 23:08:44.81 ID:EQSpji6T0

一方「俺ァそろそろよ、あのアホどもを相手にすんのも飽き飽きしてたしよ、それで
   実験に乗ったんだよ」

一方「俺は、もう誰も挑戦してェとも思わねェ、聞いただけでビビっちまうような
   、そんな能力が欲しかったんだよ・・・」

上条「・・・一方通行」

一方「これが、俺の昔話と、level6シフト計画に乗った理由だな・・・
   これで・・・俺の話は終りだよ・・・さァ・・・どォする?
   お前も周りの奴らみてェにブルっちゃってよォ!尻尾巻いて逃げんのか?
   ・・・まァ、それが普通なんだろうがよ・・・とっとと行けや・・・
   今なら見逃してやる」

上条「・・・何言ってるんですか?」

一方「・・・あァ?」



431:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 23:14:55.21 ID:EQSpji6T0

上条「正直、今俺は今まで生きてきて、間違いなく暫定一位の恐怖を味わってる
   し、心臓の音だってぜんっぜん止まんないし!足だってさっきから体ごと
   震えてしまいそうなくらい震えていますがね・・・ッ!」

一方「・・・」

上条「本当は・・・えぇ!そうですよ!ぶっちゃけちゃいますけど今すぐ帰って
   シャワー浴びて!飯食って!ジューず飲んでゲームして!それで明日の事
   考えながら眠りたいですよ!!」

一方「あァそォかよ・・・なら今すぐかえr」

上条「それでも・・・ッ!!!」

一方「・・・」

上条「今のあなたの・・・いや、一方通行の話聞かされたら・・・帰れるわけ
   ねえだろうがよおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

一方「・・・ッ!?」



436:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 23:20:15.71 ID:EQSpji6T0

上条「お・・・おい!美琴ちゃん!妹ちゃん!いたら出てきてくれ!い・・・今すぐ
   にだ・・・ッ!!」

一方「・・・?・・・テメェ」

御坂「・・・一方通行」

御坂妹「・・・」

一方「・・・まさか、今の話聞いt」

御坂「そんなわけないでしょ?私たちが聞いたのは上条さんの叫び声だけよ
   だいたい聞こえるわけ無いでしょうが、あんな遠い場所で」

一方「・・・でェ?なんだよ・・・」

御坂「あなたに・・・お願いがあるのよ・・・」

一方「・・・?」

御坂妹「ついでに言えば、ミサカからも一つお願いがあります・・・と、ミサカは
    お姉様に便乗させてもらいます」



440:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 23:24:44.73 ID:EQSpji6T0

御坂「もう・・・これ以上・・・」

一方「・・・」

御坂「もうこれ以上!妹たちを傷つけるのはやめて・・・やめて・・・ください・・・
   お願い・・・します・・・お願いします!!」

一方「・・・テメェ、俺に敬語とか一体どういう風の吹き回しだァ?」

御坂「だって・・・もうしょうがないのよ・・・この子達を助けるには・・・
   それしか・・・それしか方法がないのよ!!」

御坂「だからお願い・・・もうこれ以上・・・妹たちを傷つけ・・・ないで・・・
   くだ・・・さい・・・」

御坂妹「お姉様・・・」

一方「・・・」



446:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 23:34:14.38 ID:EQSpji6T0

御坂妹「ミサカからも、お願いがあります・・・と、ミサカは再び一方通行に
    報告してみます」

一方「・・・言ってみろォ」

御坂妹「もう実験をやめてください、ミサカはもうあなたが怖くて仕方がありま
    せん、ミサカという個体達が、お姉様が泣き崩れるこの姿が・・・
    悲しくて仕方がありません、怖いという感情が、一体どのようなものなのか
    はわかりませんでした、しかし今ならはっきりとあなたに伝えることが
    できます、お願いします、ミサカ達を・・・生かさせてください
    お姉さまやあの方のように、切に感情のこもった表情をしてあなたに
    お願いすることはできませんが、きっとこのミサカ10031号という『私』
    は、この二人と同等か、それ以上に感情のこもった言葉を発している
    ミサカは断言できます、『ミサカネットワークではなく』この『私』が
    、あなたへとお願いをしているのが伝われば幸いです。とミサカは長々と
    切実な思いを告げます」

一方「・・・そォかよ」



449:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 23:38:34.10 ID:EQSpji6T0

上条「まだだぞ、一方通行・・・」

一方「・・・?」

上条「まだ、俺がお前にお願いをしてない」

一方「・・・あァ、そうだな」

上条「言わせてもらう・・・いいな?」

一方「・・・そォだな、聞いてやろォかァ」

スーゥ

上条「お願いだ・・・いや、違うな・・・」

一方「・・・」

上条「お願いします、一方通行・・・」

上条「もう・・・これ以上・・・自分を傷つけるのは・・・やめてくれ」

一方「・・・ッ!?」



453:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 23:43:39.05 ID:EQSpji6T0

一方「・・・テメェの願いは、他の奴とはちげェみてェだな・・・」

上条「あぁ・・・だが、間違ってない・・・」

一方「そォかよ・・・」

上条「・・・一方通行、右手を出してくれないか?」

一方「・・・あァ?」

上条「・・・いいから」

一方「・・・チッ」

上条「その反射は、とかなくていいぞ」

一方「あァ?何言ってんだテメェ・・・」

上条「いいんだ、なんなら、フルパワーでやってくれても構わない」

一方「そうかい・・・ならお望み通りにしてやるよォ」ゴオオオ!

御坂「上条さん!!」

上条「大丈夫さ・・・」



455:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 23:46:10.70 ID:EQSpji6T0

一方「・・・おらよォ」

上条「・・・これが、友情の・・・」

上条「・・・握手だ」



パキーン


一方「・・・はァ?」

一方(まさかコイツ・・・やっぱりあんときも・・・)

上条「・・・どうした?そんなに珍しいか?握手」

一方「・・・どォして俺を殴らなかったんだァ?」

上条「・・・はぁ?」



459:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 23:52:04.08 ID:EQSpji6T0

一方「その右手、どういう原理かは知らねェが、俺の演算能力はフルシカトらしい
   、そうでもなきゃ、俺に触れることなんてできるはずねェからなァ」

上条「あぁ・・・そうだな」

一方「ならなんで、俺が油断した時にぶん殴らなかったんだァ?その方が全然てっとり
   ばy」

上条「違うな、一方通行」

一方「・・・?」

上条「一方通行、俺は最初に言ったはずだぞ?」

上条「俺は『話に来たんだ』・・・ってな」

一方「・・・そォだったな・・・わりィ、すっかり忘れてたわ・・・



460:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 23:52:53.56 ID:EwarDDWL0

これはヒーロー扱いやむなしですね



461:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 23:54:30.93 ID:Vt5TGyAx0

か、かっこいい…



463:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 23:56:32.36 ID:EQSpji6T0

上条「・・・」ポカン

一方「・・・どォしたァ?」

上条「いや・・・、まぁ・・・な」

一方「なんだよ、言えよォ」

上条「いやさぁ・・・お前らも聞いたろ?」

御坂「・・・えぇ、聞いたわ、今だに信じられないけどね」

御坂妹「はい、ミサカも確かに聞きました、とミサカは今日何度も塗り替えられる
    驚愕の出来事ランキングの一位を確認して返答します」

一方「・・・あァ?なんだよ、なんなんだよ!?オィ!」

上条「いやさ、まさか一方通行の口からさ・・・」



465:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/18(木) 23:57:12.89 ID:EQSpji6T0

上条「『わりぃ』なんて言葉が、でるなんてな」



474:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 00:09:10.84 ID:hDedNN580

ー数日後ー

上条「ふぁー・・・今日もあっついなー・・・」

上条(あれから数日経ち、また俺はいつもの日常を取り戻していた)

上条「たった二日だったけど・・・本当に疲れたよ・・・」

上条(あのあと、美琴はなぜか今までの落とし前をつけてくるとかで理事会の
   方へ出向いたようだった)

上条(妹ちゃんは、どうやら近くの病院で働くことになったらしく、残りの妹
   ・・・いや、言い方が悪いな、彼女たちは、何人かはここ学園都市に残り
   、他の子たちは世界中へと出張に出向いたようだった)

上条「もしかしたら、彼女たち同士が世界のどこかで鉢合わせたりしてな・・・」

上条(なんて、少しでけ笑えるような想像をしてみたり、とにかくそのくらい
   の平和が俺には戻ってきている)

上条(え?一方通行?それなら今日もあそb)



476:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 00:11:24.79 ID:hDedNN580

ピピンポーン

上条「お・・・どうやら丁度来たみたいだな」

上条(こんな具合に、俺の家にあいつが来たり、あいつの家に俺が行ったりと
   まぁそんな関係だ)

上条「今日の差し入れも缶コーヒーなんだろうな」

上条(なんてつぶやいて、一人でクスッと笑ってみたりして)

一方「おィ!早くしろや!」ドンドン

上条「おう、ちょっと待ってくれ!」

上条(あの時の握手の効果が、これからもずっと、続いて欲しいと願うばかりだ



478:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 00:13:00.19 ID:hDedNN580

終わりです、みなさん支援お疲れ様でした
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました



489:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 00:15:51.64 ID:fy1BR7aW0

話術サイド乙



496:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/19(金) 00:19:58.24 ID:U4m/Pbpl0


この上条さんは一般小説版だな



後編→上条「本当にただの高校生です」【後編】

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禁書目録SS   コメント:9   このエントリーをはてなブックマークに追加
コメント一覧
36595. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2013/07/22(月) 19:56 ▼このコメントに返信する
遊びに来る一方通行・・・
36597. 名前 :  ◆- 投稿日 : 2013/07/22(月) 20:28 ▼このコメントに返信する
ドイルじゃなくてシコルスキーじゃ……
36603. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2013/07/22(月) 23:26 ▼このコメントに返信する
話術サイドワロタw
36611. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2013/07/23(火) 05:39 ▼このコメントに返信する
基本上条さんは本編でも話術サイドだろw
平等パンチはともかくとしても説教一つで敵方の女全部かっさらってくじゃねえか(たまにバーコードみたいなホモ臭いのもつれるけど)

そういえば本編の上条さんなんでアクセラさんのこと右手で殴るだけだったんだろうな
油断してるうちに右手でつかめば能力全部無効にできんだから圧勝だっただろうに・・・
36617. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2013/07/23(火) 12:37 ▼このコメントに返信する
これ書いてる奴アンチ原作なの?なにが不満なの?
36657. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2013/07/24(水) 06:08 ▼このコメントに返信する
ヒント:IF
36843. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2013/07/30(火) 02:10 ▼このコメントに返信する
 これ、原作より主人公補正かかってないか?
 主に話術に
39209. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2013/10/26(土) 23:59 ▼このコメントに返信する
※366177
不満か・・・。
当初相手にできるのは精々不良2人までで3人いたら即逃げるレベルの男だったはずなのに
いつのまにか世界の命運という状況に自分から突っ込んでいってそれで勝てるっていう
わけのわからないほどの主人公補正が不満
46057. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2015/08/25(火) 22:17 ▼このコメントに返信する
そもそもSSって不満があるから書くもんじゃないだろ
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