1 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/14(土) 22:56:16.10 ID:58exhh/EQ
唯「あずにゃ~ん♪」ダキッ
唯はいつものように梓に抱き着いた。
梓(唯先輩のほっぺた、白くてスベスベ…)ジーッ
唯「あずにゃんどうしたの?元気ないよ?」
梓「あっ!いや、その…、考え事してただけです!」2 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/14(土) 23:00:20.60 ID:58exhh/EQ
唯「あずにゃんが考え事?」
「珍しいねぇ~。ここはひとつ、先輩の私に打ち明けてみたら~?」
梓「なんでもありません!」
ガララッ
律「おい~すっ!」
唯「ねぇねぇ、みんな~。あずにゃんが悩み事があるって~」
澪「なんだ?また、ティータイムを無くして、真面目に練習するとか?」
紬「それとも、恋のお悩みかしら~?」
3 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/14(土) 23:05:00.71 ID:58exhh/EQ
梓「ホントになんでもないんです!」
律「なんか、怪しいなぁ~」
「ま、とりあえず、お茶にしようぜ!」
紬「そうねぇ~」
梓(唯先輩のことを食べたいだなんて言えない…)4 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/14(土) 23:10:16.53 ID:58exhh/EQ
つぎのひ!
唯「また、二人っきりになっちゃったね~」
梓「今週は皆さん掃除当番ですからね…」
唯「あずにゃん、また考え事かな~?」プニプニ
梓「ほっぺをつつかないでくだっ…あっ…」
梓(唯先輩の指、美味しそう…)
梓(このまま、唯先輩の指にかじりつき、ひきちぎって、
私の口の中でコロコロと転がしたい…)
(そしてじっくりと舐めて、皮がふやけたら、
奥歯でゆっくりと味わいながら噛んで、
骨と爪までしゃぶり通したい!)6 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/14(土) 23:17:06.25 ID:58exhh/EQ
ひとがきた!
唯「お~い?あずにゃ~ん。」プニプニ
梓「はっ!」
唯「どしたの?目があさっての方向を向いてたけど…」
梓「なっ、なんでもないです!」
梓(このままでは、本当に食べちゃいそう!)
梓「さっ、さようなら~!」
ダッ!
唯「待ってよ!おーい、あずにゃーん!」
唯「行っちゃった…」9 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/14(土) 23:23:14.90 ID:58exhh/EQ
ガララッ
律「うい~す…って、梓は?」
唯「なんか急に帰っちゃった…」
澪「やっぱり、悩み事があるんじゃ…」
紬「少し心配ねぇ~…」
梓「駄目だ…このままじゃ…」
「でも、もう、我慢できない…」
ガララッ
律「お?梓!どうしたんだ!みんな心配して…」10 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/14(土) 23:28:54.50 ID:58exhh/EQ
梓「ゆっ…唯先輩…」フラ~…
唯「どっ、どうしたの?」
梓「私…もう…我慢…できないんです…」
唯の手をとる梓
唯「えっ?なに?」
梓「もう!我慢ができないんですううううぅぅぅっ!!」
ガジッ!12 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/14(土) 23:36:10.33 ID:58exhh/EQ
梓は唯の右手にかじりついた
唯「ぎゃあああああぁぁぁぁあああ!!!!」
梓「うーっ!うーっ!」
唯「痛い!痛い!離して!離してよおおぉぉぉお!!!」
澪「ひいいぃっ!」
律「おい!やめろ!」
紬(これはこれでありね!)
梓(あはあぁっ!唯先輩の血だぁ!美味しい!美味しい!美味しい!美味しい!美味しい!美味しい!
美味しい!美味しい!美味しい!美味しい!美味しい!美味しい!
美味しい!美味しい!美味しい!美味しい!美味しい!美味しい!
美味しい!美味しい!美味しい!美味しい!美味しい!美味しい!美味しい!美味しい!!!!)13 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/14(土) 23:41:26.43 ID:58exhh/EQ
律「やめろと言ってるだろー!!」
ボカッ!
梓「うげっ!」ドサッ
唯「いたいよぉ…」ポタポタ
澪「きっ…救急車を呼ぶんだ!」
紬「分かったわ!」15 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/14(土) 23:45:26.87 ID:58exhh/EQ
……………
医師「傷が浅かったので、縫う必要はありません。」
「しかし、右手とはいえ、ギターはしばらくお休みですね。」
唯「そう…ですか…」
律「なに、しょんぼりしてんだよ!
左手じゃないんだから、しばらくしたら弾けるようになるって!」
唯「そうだね…」16 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/14(土) 23:51:46.60 ID:58exhh/EQ
澪「唯のやつ、落ち込んでたなぁ…」
紬「梓ちゃんに限ってあんなことをするとは…」
ガチャッ
律「診察終わったよ」
律「梓は?」
紬「あそこで、放心状態に…」
梓「」ボーッ…
梓(唯先輩の血美味しかったなぁー…)17 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/14(土) 23:55:35.50 ID:58exhh/EQ
律「梓もなにか、悩み事があったんだよ…。
今日はもう、ここで解散しようぜ。」
さわ子「唯ちゃんは私が送ってくわ。」
律「さわちゃん。このことは軽音部だけの秘密にしとこう。」
さわ子「そうねぇ…梓ちゃんの生活に支障がでるといけないし…」
唯「みんなには、犬に噛まれたって言っとくよ。」
「それに…」
さわ子「どうしたの?」
唯「ううん、なんでもない。」
唯(ばれたら、憂があずにゃんを殺しかねないし…)18 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/15(日) 00:01:48.71 ID:MnskCd8ZQ
平沢家
唯「ただいま~」
憂「おかえり…って、どうしたの?その手!」
唯「い…犬に噛まれたんだよ…」
憂「どこのどんな犬?」
唯「の…野良犬だよ…」
憂「色は?」
唯「黒かったかな…」
憂「大きさは?」
唯「大きかったかな…」
憂「オス?メス?」
唯「オスだったかな…」
憂「分かった。」19 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/15(日) 00:06:05.97 ID:MnskCd8ZQ
次の日の朝、生きたまま皮を剥がれ、両目にびっしりと針を刺され、
性器を切り取られたうえに、脊髄を引き抜かれた大きな黒の野良犬が発見された。
学校の昼休み
澪「うっ…うっ…」ガタガタ
唯「どーしたの?澪ちゃん?」
律「今日の朝、澪の家の近くで生きたまま皮を
剥がれた犬が見つかったらしくて…」20 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/15(日) 00:11:03.30 ID:MnskCd8ZQ
唯「どっ、どんな犬?」
律「大きくて、黒い犬だけど…」
唯「憂だ…」ポツリ
律「ん?憂ちゃんがどうかしたのか?」
唯「いやっ、なんでもないよ!なんでも…」
律「ところでやっぱり、梓は休みなのか?」22 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/15(日) 00:16:58.03 ID:MnskCd8ZQ
紬「そうみたい…」
紬「ついでに、さわ子先生が教えてくれたけど、
憂ちゃんも早退ですって。」
唯「えっ?あっ…そうなんだ…」25 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/15(日) 00:24:33.10 ID:MnskCd8ZQ
梓の家
梓「あはぁ~、唯先輩の血美味しかった~♪
もう、我慢できない!唯先輩を私のものにしてやるです!」
ピンポーン
憂「おじゃましま~す」
梓「あれ?憂?どうしたの?」
憂「梓ちゃんが休みだって聞いたから。」26 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/15(日) 00:30:05.21 ID:MnskCd8ZQ
梓「え?でも、まだ学校終わってないはず…」
バキッ!!
梓「ぐうぇあっ!?」ドサッ
憂「梓ちゃんには、いろいろ聞きたいことがあってね…」
憂「お姉ちゃんの指を噛んだの、梓ちゃんでしょ?」
梓「なっ、なぜそれを…」
ドガッ!
梓「うぼぇあっ!」27 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/15(日) 00:38:46.19 ID:MnskCd8ZQ
憂「今、質問しているのはこっちなんだよ?」
梓「うっ…」
憂「早く答えて」
梓「あっ…」
憂「早く答えろ!!」
梓「ひっ!…はいっ!そうですぅっ!」
憂「なんで、そんなことしたのかなぁ?」
梓「その…唯先輩が美味しそうで…」
「ま…待って…、唯先輩は憂には犬に噛まれたっていったんじゃ?」29 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/15(日) 00:44:44.28 ID:MnskCd8ZQ
憂「私も初めはそう思ってたけど、
今日、学校行く前に包帯取り替えてたら、
明らかに人の噛み傷だったから。」
梓「それで、なんで私って分かったの?」
憂「歯形を見ればその位分かるよ」
梓「そ…そんな…」
憂「お姉ちゃん、しばらくギターが弾けないって
落ち込んでてね…」
梓「そっ、そのことについては謝るから…」
憂「黙れ!!!!」
バキャッ!
梓「ぐはっ!」30 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/15(日) 00:51:28.85 ID:MnskCd8ZQ
憂「お姉ちゃんの苦しみの倍は味わってもらうよ!」
ゲシッ!ゲシッ!
梓「ぐっ…、大人しく聞いてりゃあ…」スッ
バチチッ!
憂「がっ!すっ、スタンガン?!」ピクピク
梓「唯先輩は私のもの!」
バリバリバリッ!!
憂「うっ…あ…」ドサッ
梓「よくもやってくれたね…。
ただ、殺すだけでは腹の虫が収まらない… 拷問してやるですっ!」31 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/15(日) 00:57:01.36 ID:MnskCd8ZQ
……………………
憂「う~…、はっ!ここは?」
梓「やっと目が覚めた?」
憂「椅子に縛りつけてなにする気?!」ガタッ
梓は幾度か憂を殴打した。
憂「ぐっ…」
梓「黙ってりゃいいのよ」
そういうと、梓は憂の髪の毛を抜き始めた。33 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/15(日) 01:04:03.07 ID:MnskCd8ZQ
ブチッ!ブチッ!ブチッ!
部屋のなかで髪の毛を抜き取る音と憂の声が交互に響いた。
憂「痛いっ!痛いっ!止めて…」
初めはうるさく叫んでいた憂も頭皮の半分が
見えるころにはおとなしくなっていた。
梓「やっと、全部抜けたね…」
憂「殺すなら、早く殺して…」
梓はそんな憂の声を無視し、ライターと毛布、軍手を用意した。34 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/15(日) 01:09:59.90 ID:MnskCd8ZQ
憂「な…なにする気?」
梓「こうするの」
梓は憂の顔にライターのオイルをかけて点火し、
そして直ちに毛布でくるんで消火すると、
まだ焦げ臭い熱い顔面を軍手で激しく擦った。
憂「うぎゃああああああぁぁぁああぁ!!!」
浮いた肉や皮膚が垢のようにボロボロと足元に散らばる。35 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/15(日) 01:21:32.09 ID:MnskCd8ZQ
憂が喚きたてるのも無視し、擦り続け、軍手の生地が肉と血で
目詰まりすると新しいものへ交換しながら半時間ほど丁寧に頭部を磨きあげた。
憂「痛いいいいぃぃぃいいい!もう、やべてぇええええぇぇっ!!!!」
憂の顔はマッチの頭のように凹凸の失われた肉の塊になった。
憂は悟ったような声で「もう、お姉ちゃんにあわす顔がないや…」と呟いた。37 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/15(日) 01:30:24.72 ID:MnskCd8ZQ
梓は憂の首に針金の輪かけるとその中に
鉄の棒を差し入れゆっくりと絞り始める。
棒が回転するにつれ、輪がすぼまり、首が砂時計のようにくびれる。
憂が激しく頭を振り始めた。
既に意識は飛んでしまっていて表情もなく、
頭は単なる大きな物体のように感じた。
梓はさらに力を込めて締め上げる。38 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/15(日) 01:37:48.02 ID:MnskCd8ZQ
憂の首は大人の指三本分ほどにまで、細められた。
ぼきっと憂の首が鳴ると空気の抜けた風船のように頭が胸元にぶら下がった。
梓「ふうっ…。これで邪魔は消えた…。あとは…」
梓「そろそろ、学校が終わる…。
その前に憂のポケットから…」ゴソゴソ
梓「あった!よし、唯先輩より一足先に家へ…」39 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/15(日) 01:44:48.71 ID:MnskCd8ZQ
平沢家
ガチャッ
唯「ただいま~。って…あれ?」
憂の姿がないことに気づく唯。
唯「おーい。うーいー!」
唯はリビングに転がる赤い球を見つけた。
それは、憂の頭部だった。
唯「えっ…、なにこれ?」41 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/15(日) 01:52:07.43 ID:MnskCd8ZQ
梓「憂の頭ですよ。」
唯「あっ、あずにゃん!?」ビクッ
梓「憂がいなくなれば、私は…」
唯「こっ…これが憂な訳無いよ!」
「どうせ、いたずらでしょっ!」
梓「唯先輩、じゃあ、そこにある体は?」42 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/15(日) 01:59:52.59 ID:MnskCd8ZQ
唯がリビングの奥に目をやると、頭こそないものの、
明らかに憂と見て取れる体が横たわっていた。
唯「うっ、憂?」
梓「流石、姉妹。分かるもんなんですね。」
唯「うっ、うぅ~いぃぃ!!いやだ!こんなのやだよおおおぉぉぉおお!!!」
シュルッ…ギュッ!
梓「さあ、私とひとつになりましょう♪」
唯「ぐうぇっ!あっ…がっ…」ドサッ
梓「まず、頭と腕をチェーンソーで切り落としてと…」43 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/15(日) 02:06:00.18 ID:MnskCd8ZQ
梓はまる三日かけ、唯を食べ尽くした。
梓「あ~、美味しかった♪」
「唯先輩はこれからずっと、私の血となり、肉となり、私の中で生き続けるんです!」
梓「明日はちょっと遠くへ出かけてみましょうね♪」
梓の行方は誰も知らない。
終わり44 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/15(日) 02:13:01.48 ID:MnskCd8ZQ
これで終わりです。
携帯から長々と失礼しました。
ちなみに、憂が拷問されているところは、
平山夢明の短編集「ミサイルマン」の「枷」という
作品から引用しました。45 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 02:16:45.67 ID:8VRz5CoeO
おつ
46 名前:
以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 02:50:16.45 ID:+XlQUJUC0
はあ
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