1:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/10(木) 07:18:30.75
ID:4bUMaSRA0
真乃「はい。めぐるちゃんが、楽しそうだからって持ってきたんです」
灯織「め、めぐる……足が邪魔……!」プルプル
めぐる「しょうがないよー。こういう指示なんだもん」
P「それで今ちょうどやってるところか」
めぐる「えへへ、楽しいよー! 体を柔らかくできるし」
灯織「こんなので柔らかくなったら苦労は……きゃっ!?」
バタンッ
めぐる「はい灯織の負けー!」
灯織「今のは、めぐるが体重をかけてきたせいでしょ。上から降りて」
めぐる「ごめんごめん」ササッ
真乃「これで優勝はめぐるちゃん! さすがだねっ」
P(トーナメント戦だったのか……)
めぐる「優勝っていい響きだねー!」
めぐる「あ! ねえねえ、プロデューサーもやらない?」
P「は?」
めぐる「やろうよ! シード枠で、私と対戦しよう!」
2:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/10(木) 07:21:09.44
ID:4bUMaSRA0
灯織「ダメ」
めぐる「なんで灯織が答えるの?」
灯織「冷静になってめぐる。プロデューサーは男の人だから」
真乃「そうだよ。その……恥ずかしくないの……? 体が触れ合うんだよ?」
めぐる「別にいいじゃん! プロデューサーだし!」ニコニコ
P(信頼されてるのか、男として見られてないのか。後者だったらへこむ)
P(まあそれは置いといて)
P「俺もやめた方がいいと思う。灯織と真乃は遠回しに言ってるけど」
P「つまり、めぐるの胸とかが俺の体に密着するかもしれないんだ。そんなの嫌だろう?」
めぐる「嫌じゃないよ? プロデューサーだもん」
P(どういう奴だと思われてるんだ俺)
灯織「……!」ピコーン
灯織「プロデューサー、もう無駄です。めぐるは今、何が何でも押し通すモードに入ってます」
P「そんなモードがあるなんて初耳だ」
灯織「こうなった以上、プロデューサーが折れるしかありません」
真乃「……!」ピコーン
真乃「そ、そうですよプロデューサーさん。スタンバイしてくださいっ」
P(真乃と灯織の頭上に電球マークが見えた気がする)
P「本当にいいのか? あとで後悔するなよ?」
3:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/10(木) 07:24:35.00
ID:4bUMaSRA0
めぐる「大丈夫っ! 始めよっか!」ササッ
灯織「ええ」ササッ
真乃「楽しみ!」ササッ
P「……なんで真乃と灯織も位置についてるんだ」
めぐる「2人もやりたいの?」
真乃「う、うん。楽しそうだから……」モジモジ
灯織「やりたいわけじゃないけど、イルミネの2人がやるならチームワーク強化のため私も参加する必要があると思って」
P「そんな必要ないと思うぞ」
めぐる「まあまあ、みんなでやった方が盛り上がるって!」
めぐる「ここにツイスターゲームのスピナーを回すボタンがあるから、私が押していくよ!」
P「そんなものツイスターゲームに付属してたか?」
真乃「手で握れるくらい小さいし、ゲームに支障は出ないねっ」
灯織「もしキツければ私が代わって持つから」
P「なあ、スムーズに事が進んでるけど俺は4人でやるの反対だぞ」
めぐる「じゃ、スタート!」ポチッ
P「聞けよ!」
4:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/10(木) 07:27:13.47
ID:4bUMaSRA0
ピタッ
めぐる「止まった! 右足を赤だね、えいっ」スッ
めぐる「次は真乃だよー、スイッチオン!」ポチッ
ピタッ
真乃「左手を赤……むんっ」スッ
P「気合を入れるような位置か」
灯織「次は私。お願いめぐる」
めぐる「オッケー」ポチッ
ピタッ
めぐる「右足を緑だって」
灯織「簡単」スッ
めぐる「プロデューサーの番だよ、それっ」ポチッ
ピタッ
めぐる「左足を赤に移動させて!」
P「あのさ、やっぱり俺は離脱するよ」
真乃「えっ」
灯織「一度やると決めたのに、今更言葉を曲げるんですか」
めぐる「男らしくないよ!」
P「だって4人でやるとは思わなかったし……分かった。分かったから潤んだ瞳で見つめるな」
5:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/10(木) 07:29:16.91
ID:4bUMaSRA0
P「左足を赤だっけ? 楽勝だな」スッ
めぐる「最初は簡単だよね! でも、ここからが大変だよー」
――――
めぐる「プロデューサー、右手を緑だよ!」
P「ぐぐぐ……!」スッ
真乃「ほわっ……届いた……!」
P「な、何とかギリギリ……」
めぐる「プロデューサー体固いね」
P「まあな。3人はさすがだ、軟体だな」
灯織「柔らかいと体を上手く使えますし」
真乃「次はめぐるちゃんだよ」
めぐる「うん!」ポチッ
ピタッ
めぐる「出た! 左足を黄色!」
P「!」
めぐる「まだまだいけちゃうよ。それっ」グイッ
P「ま、待て! 足をそこに置いたら……!」
めぐる「え?」
6:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/10(木) 07:30:47.47
ID:4bUMaSRA0
P(ス、スカートの中が見えそうだ)
めぐる「なにプロデューサー? どうしたの?」
P「……何でもない」
P(俺が見ないようにすればいい話だな)
めぐる「次は真乃!」ポチッ
ピタッ
真乃「右手を黄色だね」スッ
めぐる「灯織どうぞー!」ポチッ
灯織「左手を緑……」
灯織「失礼しますプロデューサー」スッ
P「!?」
P(か、顔が近い!)
灯織「……」ドキドキ
めぐる「……」
P「め、めぐる。早くボタンを押して俺に指示してくれ」
めぐる「……」
P「めぐる?」
7:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/10(木) 07:32:16.41
ID:4bUMaSRA0
めぐる「左手を青だよ」
真乃・灯織「!?」
P「え? ボタン押したか?」
めぐる「押した」
P「そうか。それじゃ、よっと」スッ
P(これで灯織との距離が離れた)ホッ
灯織「……」
めぐる「次は私の番だね♪ 左手を青かー」
P「おいボタンは?」
めぐる「押した押した。えいっ」スッ
P「!!」
P(今度はめぐるの顔が……!)
めぐる「♪」ニコニコ
真乃「……つ、次は私の番だね」
真乃「左手を赤……むんっ」スッ
めぐる「!?」
灯織「私の番。左手を青」スッ
グイッ
めぐる「!?!?」
8:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/10(木) 07:34:11.51
ID:4bUMaSRA0
P(俺とめぐるの間に割って入ってきた)
めぐる「ちょっと灯織!」
灯織「なに?」
めぐる「それに真乃も、ちゃんと私の指示通りに動いてよ!」
灯織「なに言ってるの。私たちはしっかり、『めぐるみたいに』動いてるけど」
真乃「そ、そうだよめぐるちゃん」
めぐる「うぐ……!」
めぐる「へ、へぇー……そっか。そういうつもりなんだね」
真乃・めぐる・灯織「……」ゴゴゴゴゴ
P(争いの炎がメラメラと燃えている……何故だ)
灯織「次、プロデューサーの番でしたよね」
P「ん? ああ」
灯織「右手を赤ですよ」
P「え」
めぐる「……この状況だと仕方ないか……」ボソッ
めぐる「早くしてプロデューサー」
P「なあボタン押してないよな? 嘘の指示だろこれ」
真乃「ほ、本当ですよ……私の位置から見えるので……」
P(真乃が言うなら本当なのか。えっと、右手を赤)スッ
9:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/10(木) 07:37:59.55
ID:4bUMaSRA0
めぐる「私のターンだね。右手を青……ほっ!」スッ
真乃「私は右手を青。むんっ」スッ
P(今度は真乃が近づいてきた)
真乃「えへへ」ニコッ
灯織「左手を青」スッ
めぐる「さあプロデューサー、左足を赤だよ!」
真乃「ち、違います……! 左手を黄色です……!」
灯織「真乃の指示に従ってはダメ。めぐるの言うとおりにしてください」
P「お前らやっぱり自分勝手に動いてるだろ!?」
めぐる「そんなわけないじゃん」
真乃「ボタン、押してますよ?」
灯織「信じてください」
P「……。で、どっちなんだ」
灯織「左足をあk…」
真乃「左手を黄色ですっ!」
めぐる・灯織「!!」
真乃「そうだよね、めぐるちゃん灯織ちゃん?」
灯織「先手を打たれた……これ以上言い返したらまた疑われる」ヒソヒソ
めぐる「ここは仕方ないね」ヒソヒソ
10:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/10(木) 07:39:55.52
ID:4bUMaSRA0
P(この裏の読み合いみたいな空気は一体……)
P「じゃあ左手を黄色に置くぞ」スッ
真乃「ほわっ……近い……♡」ドキドキ
P(あぶな……! まさかこんなに近くなるとは)
灯織「マズい……!」
めぐる「何とかしなきゃ……!」
(数分後)
P「……」プルプル
P(こ、この状況は……)
めぐる「むむむ……!」プルプル
真乃「ほわわ……っ」プルプル
灯織「くっ……!」プルプル
P(ブリッジ状態の俺の頭はめぐるの太ももに挟まれ、顔面は真乃の胸に埋まり)
P(灯織はそれらを押しのけようとして無理やり顔を近づけてくる)
P(男としてかなり羨ましい状況に置かれているが……俺はこの娘らのプロデューサーだ)
P(喜んでる場合じゃない!)
11:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/10(木) 07:41:44.26
ID:4bUMaSRA0
P「ほ、ほぐほうほがが! ほひへふへ!!」
(も、もう降参だ、負けた! どいてくれ!)
めぐる「なに言ってるか分からないよプロデューサー」
灯織「真乃、胸をどけて」
真乃「そんなことしたら灯織ちゃんの顔が……!」ムニュ
めぐる「させないよ!」ギュム
P(うっ! 胸と太ももで圧迫されて……!)
ガチャ
はづき「プロデューサーさん。さっき言ってたレッスンの件ですけど」
P「!!」
真乃・めぐる・灯織「あ」
P(は、はづきさん……ヤバい……!)
ツルッ
P「うわっ!?」ドサッ
真乃・めぐる・灯織「きゃっ!?」ドサドサッ
P「痛たた……尾てい骨を打った」
はづき「……プロデューサーさん……?」
P「!!」
P「あ、あの……はづきさん、これには訳が……!」
はづき「……」
P(ゴミを見るような目で見下されてる!!)
12:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/10(木) 07:43:30.51
ID:4bUMaSRA0
はづき「イルミネのみなさん」ニコッ
真乃・めぐる・灯織「はいっ!」ビクッ
はづき「これからレッスンですよね? 早く行かないと怒られちゃいますよー」ニコニコ
灯織「そ、そうですね」
はづき「それと。休憩中に遊ぶのはいいですけど、相手を考えてくださいね」
真乃「はい……」
めぐる「プロデューサーは悪くないんです! 悪いのは、はしゃぎ過ぎた私たちで……!」
P「3人とも、レッスンに遅れるぞ」
めぐる「で、でも」
P「俺は大丈夫だから。ごめんな」
真乃「謝らないでくださいっ」
灯織「……では、行ってきます」ペコリ
スタスタ
ガチャ パタン
「ぎゃああああああ!!」
真乃「ひぅっ……!?」ビクッ
めぐる「プロデューサーの悲鳴……! 助けないと!」
灯織「待って」ガシッ
灯織「プロデューサーにはあとで謝ろう。今はレッスンが優先」
めぐる「そ、そうだね……」
13:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/10(木) 07:44:53.33
ID:4bUMaSRA0
真乃「……生きてるかな……」
灯織「……」
めぐる「……」
そのあと数分間にわたり、プロデューサーの悲鳴はレッスンルームまで響き続けた
おわり
14:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/10(木) 07:45:42.16
ID:4bUMaSRA0
おまけ
P「すみません! もうしません! 身分を弁えます!」ペコペコ
はづき「本当に反省してるんですか?」プンプン
P「それはもう心から!」
はづき「本人たちがいいと言っても、あなたはプロデューサーさんなんですから」
はづき「立場をしっかりと理解して慎重に行動してくださいね?」
P「はい!!」
はづき「では、お説教はここまでです」
はづき「……楽しかったですか?」
P「え?」
はづき「可愛い女の子たちとツイスターゲーム、楽しかったですか?」
P「……」
はづき「正直に言わないと…」
P「楽しかったです! 男の本能が表に出る時もありました!」
P「すみませんでした!」
はづき「そうですか」
15:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/10(木) 07:46:27.45
ID:4bUMaSRA0
はづき「じゃ、やりましょうか」
P「へ?」
はづき「ツイスターゲームです。アイドルの女の子たち相手はダメですけど」
はづき「私なら何度でもお付き合いしますよ」
P「え……えっと……」
はづき「ふふ♪」ニコニコ
P「は、ははは……」
この後めちゃくちゃプレイした
おわり
16:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/10(木) 07:47:45.41
ID:4bUMaSRA0
めぐるのスタイルは凶器
特に太もも
キャラの喋り方、呼称違いがありましたらすみません
読んでくださりありがとうございます
18:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/10(木) 13:22:03.57 ID:hKXa/G6Ko
わかる太ももは凶器
おつおつ
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