あるいは現在進行形の黒歴史3 -わだつみの海妃が俺の嫁?- (GA文庫) 1 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/01/16(日) 01:40:00:00
ID:oAjApoT6上条「うーさむっ」
上条「特売の卵は確保できたし、早いとこ帰ろう……」
つるっ
グシャッ
上条「割れた……まあ、いつものことだわな」
上条「……不幸だぁ~あぁ……」
2 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/01/16(日) 01:45:00:00
ID:oAjApoT6上条「ただいまー」
インデックス「お帰りなんだよとうま!」
上条「おお……」
インデックス「お腹ペコペコなんだよ! ご飯ご飯~!」
上条「卵がないので今日のご飯はなしです」
インデックス「え?」
上条「卵が割れて気分が乗らないので今日のご飯はなしです」
インデックス「な、なに……言ってる……のかな……とうま……」
3 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/01/16(日) 01:50:00:00
ID:oAjApoT6上条「ええいやかましい、上条さんは寝ますよ」
インデックス「ちょっ……ふざけん…… とーまー!!!」ガバッ
上条「ふん!」ヒョイッ
インデックス「……っ! ぶっ」
上条「床でも食べてろ。上条さんは旅に出ます」
インデックス「うう…… いひゃいよふぉおま~」
3 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/01/16(日) 01:53:00:00
ID:oAjApoT6上条「とりあえず街に出てきたものの……何するか」
上条「ん……? あれは」
一方通行「ったく……、このクソガキがァ」
打ち止め「えへへーってミサカはミサカはあなたの腕を抱きしめてみたり!」
上条「ほう」
4 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/01/16(日) 01:55:00:00
ID:oAjApoT6上条「よう、一方通行」
一方通行「あン? お前…… 三下じゃねェか。何の用だ?」
上条「ちょっとその子もらっていきますね?」
一方通行「は?」
上条「よいしょっと」オヒメサマダッコ
打ち止め「きゃっ、なになに?///」
上条「じゃ」
ッタッタッタッタ…
一方通行「…… …… ……待てや三下ァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」
5 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/01/16(日) 02:00:00:00
ID:oAjApoT6打ち止め「ミ、ミサカをどこへ連れていくの?」
上条「心配するな。悪いようにはしないから」キリッ
打ち止め(やだ、あの人より断然かっこいいってミサカはミサカは胸がきゅんきゅんっ)
上条「よし、着いた」
打ち止め「ほえ? ここは……」
小萌「んっ? こんばんわ上条ちゃん。っと、その子はどうしたんですか?」
6 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/01/16(日) 02:05:00:00
ID:oAjApoT6上条「小萌先生! 何も言わずに俺に従ってください!」
小萌「へ、へっ? かみじょうちゃ……あっ、あんっ!」
打ち止め「え、ちょ、ちょっと!ってミサカはミサカはひとめ惚れでもさすがにそれは……って、んあっ!///」
──
上条「完璧だ……」
小萌「私が打ち止めちゃんの服装になって」
打ち止め「ミサカが小萌せんせーの服装に……?」
7 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/01/16(日) 02:10:00:00
ID:oAjApoT6上条「じゃ、打ち止め。後は任せた! 行きましょう。小萌先生」オヒメサマダッコ
打ち止め「え?」
小萌「あっ、な、上条ちゃん! 何をするんですか!?/// 先生まだ補習が……」
上条「てめえの覚悟はその程度のもんだったのかよ!」
小萌「ほえっ!?」
上条「いいぜ…… お前がその気なら…… まずはそのふざけた幻想をぶち殺す!」
タッタッタッタ……
8 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/01/16(日) 02:15:00:00
ID:oAjApoT6打ち止め「行っちゃった……」
青ピ「あ、こんなとこにいたんか。小萌せんせ」
打ち止め「へ? あ、あのね、ミサカは小萌先生じゃないよって
青ピ「まったく、補習なんやから、小萌せんせがつきっきりやないとだめやないか~」オヒメサマダッコ
打ち止め「!? は、話を聞いてってミサカはミサカは
青ピ「日が変わっても、お付き合いしまっせ?」キリッ
打ち止め(あ、キメエ。ってミサカはミサカはやっぱりあの人のが良かったって再確認)
青ピ「ほな、行きましょか」
タッタッタッタ……
9 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/01/16(日) 02:20:00:00
ID:oAjApoT6──
上条「ふう、戻ってきたぞ」
上条「確かこの辺りに一方通行が…… あ、いたいた。って……」
一方通行「打ち止めァアアアアアアアアアアアアアアアアアア!どこだァアアアアアアアアアアア!」
一方通行「クソッ!クソッ! あの三下がァッ! 殺すッ! 殺してやるッ!」
10 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/01/16(日) 02:25:00:00
ID:oAjApoT6上条「変な黒い翼出して街中で暴れてやがる……」
上条「おーい、一方通行ー」
一方通行「!!!!! 三下ァアアアアアアアアア! テメエ打ち止めをどこへやったァ!!」
上条「おう。打ち止めならここに」
小萌「えっ!? ちょっと上条ちゃん! 打ち止めちゃんはさっきの子じゃないですか!?」
一方通行「打ち止めじゃねェだろォがァアアアアアアアアアアアアアアアアア!」
小萌「きゃっ!」
一方通行「打ち止めを出せっつったンだよこのクソカスがァアアアア!…… ン?」
10 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/01/16(日) 02:30:00:00
ID:oAjApoT6上条「な?」
一方通行「……いや、打ち止めじゃねェのは間違いねェ。間違いねェけどよ。お前、名前はなンだ」
小萌「わ、私ですかっ!? 私は……月詠小萌と申します。先生をやっています。
あなたは…… 第1位の一方通行ですよね?」
一方通行「あァ、俺が一方通行だ。……小萌先生……か…… 小萌せんせェ。今暇かァ?」
小萌「へっ? え、えと、先生は補習をしなくちゃならないので……」
上条「小萌先生、補習は代理の人がやってくれてるみたいですよ!」
小萌「えっ、それって……」
11 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/01/16(日) 02:40:00:00
ID:oAjApoT6一方通行「お、おォおォ! 手際が良いじゃねェか三下ァ!
じゃ、じゃあ、その…… 良かったらなンだが…… 今から一緒にご飯でも食べねェか?」
小萌「ご飯ですか!? ……いや…ちょtt
上条「小萌先生!」
小萌「は、はいっ! なんでしょうか上条ちゃん!」
上条「一方通行のやつ、自分のあり方というか…… 何かアドバイスをもらえないかって困ってたんですよ
なので、小萌先生ならきっと力になってくれるだろう! と思ってお連れしたんですが…… だめでしたか?」
小萌「!! 本当なのですか? 一方通行……ちゃん?」
12 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/01/16(日) 02:45:00:00
ID:oAjApoT6一方通行「……うン、そいつが言う通りでなァ…… もし良かったら、相談に乗ってくれねェか?」
(ちゃンだってよォ! きゅンきゅンッ!)
小萌「……! そういうことならもちろん引き受けさせてもらいましょう!
先生で力になれるのなら、とことんお話を聞かせてもらうのですよ!」
一方通行「ありがとなァ。小萌せんせェ。じゃあとりあえず向こうの方を散策しつつ話を……
ここら一帯は俺が破壊し尽くしちまったからよォ……」
上条「困るのは偉い人だろうから問題ない」
一方通行「一応聞くが…… 三下、打ち止めは無事なんだろうなァ?」ヒソヒソ
上条「ああ、間違いなく無事だぜ。安心して行ってきてくれ」
一方通行「ありがとよ三下ァ! いや……、ヒーロー! 今度俺で力になれることがあったら協力すんぜェ!」ヒソヒソ!
13 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/01/16(日) 02:50:00:00
ID:oAjApoT6上条「ありがたいな…… じゃあその…… 美味しいご飯を……」
一方通行「そンなンで良いのか? いいぜェ。いくらでも食わしてやンよォ」ヒソヒソ
上条「助かる! ……インデックスもいるんだが良いか?」
一方通行「あァ、何人だろうが構わねェよ。それで足りンのかってぐらいだ」ヒソヒソ
上条「いいのいいの! じゃあ今度頼むわ!」
一方通行「任せとけェ。じゃ! そろそろ行って来るわァ」
14 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/01/16(日) 03:00:00:00
ID:oAjApoT6小萌「お話は終わりましたかー?」
上条「はい。待たせてすんません」
小萌「わかりました。それじゃ、行きましょうか。一方通行ちゃん!」
一方通行「はァい」デレデレ
小萌「上条ちゃん? 先生は行きますけど、帰ったら宿題、ちゃんとやっておくんですよ?」
上条「わぁーってますよ」
小萌「もうっ、ほんとに大丈夫なのでしょうか…… まあ、行って来ますね」
一方通行「あばよォ! ヒーロー!」
上条「おう、気をつけてな」
上条「ふう……」
上条「楽勝だ、レベル5(笑)」
15 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/01/22(土) 19:30:00:00
ID:oAjApoT6上条「次はどうするか……」
「……! いた! ちょ、ちょっと待ちなさいよアンター!!」
上条「ああ?」
美琴「ぜぇ…ぜぇ…… ま、待ちなさいって言ってるのになんで止まらないのよ!」
上条「なんだビリビリか」
美琴「……っ! 私には御坂美琴って名前があるって言ってるでしょうがあああああ!」
上条「おう、あるな。で、どうしたビリビリ」
16 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/01/22(土) 19:40:00:00
ID:oAjApoT6美琴「…… 私はもうヘロヘロよ」
上条「おいおい、今度はヘロヘロ中学生かよ」
美琴「……シクシク」
上条「ったく、元気出してくださいな」ナデナデ
美琴「え! えっ! ちょ、ちょっと!!///」
上条「よしよし…… ん? どうした? 今度顔が赤いぞ? 具合でも悪いのか?」
美琴「そうじゃないわよ!? もう……、アンタはこれだから……」ブツブツ
上条「はは、それだけ元気なら大丈夫だな」
17 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/01/22(土) 20:25:00:00
ID:oAjApoT6美琴「大体いつも…… 他の女の子にも急にこんなふうに……」ブツブツ
上条「ビリビリ?」
美琴「あっちへ行ったりこっちへ行ったり…… 大体あの子は何? 同棲ってどういう……」
上条「もしもーし」
美琴「何よ私だって…… む、胸だってこれから成長するんだから……」
上条「……そっとしておいてやろう」
上条「じゃ」
タッタッタッタ……
18 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/01/22(土) 20:30:00:00
ID:oAjApoT6美琴「出会う女の子みんな覗いたり触ったり…… 節操ってもんがないのかしら……」
美琴「その癖普段は全然意識してくれないし…… あんの朴念仁……」
美琴「同棲してるのが私だったら…… すぐにでもアイツ…… と、当麻と……」
美琴「当麻って言っちゃった…… 当麻……えへへ……」
美琴「当麻……? ハッ!! そういえば当麻は?」
美琴「……」
ポツーン
美琴「……っっのやろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
バチバチバチ───!
19 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/01/22(土) 20:55:00:00
ID:oAjApoT6\ッッノヤロオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!/
上条「うおっこえっ、ビリビリの奴また街中でビリビリしやがって…… もうちょっと離れとこ」
タッタッタッタ……
20 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/01/22(土) 23:05:00:00
ID:oAjApoT6上条「不幸だ不幸だーっと」
上条「さて、次はアイツか……暇してると良いな」
ピポパポピッ
トゥルルルルッ!トゥルルルッ!
『はい。もしもし』
上条「おう、俺だ。上条当麻だ」
『あっ! こ、こんにちは///』
上条「こんにちは。今から会えるか?」
『ええっ!? い、今ですか……はい。大丈夫です』
上条「じゃあまた後で。他の奴らも頼む。それと───」
21 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/01/22(土) 23:05:00:00
ID:oAjApoT6上条「これで良し」
上条「後は……」
ドンッ
上条「あ、すみませ……」
神裂「いえ、こちらこそ…… ってあなたは……上条当麻じゃないですか」
上条「ん?…… おお、神裂。ちょうどいいところに」
神裂「へ?」
上条「俺の家に行こう」ギュッ
神裂「へっ!? ちょ、そんな急に!?/// こ、心の準備ができてな……」
22 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/01/22(土) 23:10:00:00
ID:oAjApoT6──上条宅玄関前
上条「心の準備とやらはできたか?」
神裂「うう…… すぅ……はぁ…… ……良いでしょう。上条当麻の家にあがらせていただきます……///」
上条「? 何をそんなに身構えてんだか」
神裂「なっ……! あなた、女性が男性の家に誘われるというのをどういうことか──
ガチャ
上条「ただいまー」
インデックス「おふぁえり、ふぉおま~」
神裂「えっ」
23 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/01/22(土) 23:25:00:00
ID:oAjApoT6上条「何突っ立ってんだ? あがれよ」
神裂「…… …… ……はいはい! あがらせてもらいますぅー!!」
上条「なんだコイツ」
インデックス「あ、かふぉりだ~」
神裂「……どうしたんですかインデックス。ちゃんと話せてませんよ」
インデックス「ふぉ、ふぉれはね~」
上条「コイツ、また噛みつこうとしてきたから、避けてみたら床に顔面から激突して歯が折れたみたいでな」
神裂「た……、大変じゃないですか! インデックス。大丈夫ですか!?」
インデックス「うう~、いふぁいよ~。ふぉおま~」
24 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/01/22(土) 23:40:00:00
ID:oAjApoT6上条「で、だ。俺はこれから用事がある。インデックスを任せてもいいか?」
神裂「なっ! 困りますよ! 私も一緒に歯医者さん行きますから! あなたも」
上条「俺はッ!! ……俺はお前が必要なんだ。ダメか?」(イケメンAA
神裂「え、ええええっ!?/// ううっ……、わかりました。
後の事は私に任せて、あなたの今するべき事をやってきてください」
上条「ありがとな神裂! 行ってくる!」
ガチャッ
25 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/02/04(金) 00:10:00:00
ID:oAjApoT6神裂「行ってしまった……」
インデックス「いひゃいよ~、かふぉり~」
神裂「……どうしよう」
インデックス「う~、う~」
神裂「……そんなに痛いのでしょうか」ツンツン
インデックス「ひぎっ! あっ! い、いひゃいよお……」
神裂「お、おお……」ゾクゾク
神裂「……」ツンツン
インデックス「い"っ! やめでっ! かふぉりやめでえ!」
神裂「……」ゾクゾクゾク
26 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/02/04(金) 00:20:00:00
ID:oAjApoT6──
上条「着いたーっと。てか隣だけどな」
ピンポーン
「はいはーい?」
ガチャ
上条「よっ」
舞夏「おお? やっほー。上条当麻ー」
上条「兄貴はいるか?」
舞夏「ほいほい。ちょっと待っててなー」
27 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/02/04(金) 01:00:00:00
ID:oAjApoT6土御門「よーっすカミやん」
上条「おう」
土御門「今日はどうしたんだにゃー?」
上条「……土御門」
土御門「へいへい?」
ざわ・・・
ざわ・・・
上条「──お前を」
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨・・・
土御門(っ!! この威圧感──!)
28 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/02/04(金) 01:15:00:00
ID:oAjApoT6上条「天国へ連れて行ってやる」
土御門「にゃん……だと……」
上条「それもとびっきりのだ」
土御門「つかぬことを聞かせてもらうが・・・・・・そいつぁ」
上条「良い意味でだ」
土御門「……カミやん」
上条「ああ」
ヒシッ!
舞夏「兄貴を掛け算かー。むーーーん。アリだな!!」
29 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/02/04(金) 01:35:00:00
ID:oAjApoT6上条「うし、ついて来い」
土御門「おうともよ! じゃあ行ってくるぜよ! 舞夏!!」
舞夏「ほいほーい。気をつけて行って来てねー」
タッタッタッタ……
土御門「んで、カミやんが俺にどう天国を見せてくれるんですたい?」
上条「もう少し行けば分かるさ」
29 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/02/04(金) 01:40:00:00
ID:oAjApoT6──
上条「ここだ」
土御門「ここは……公園だな」
上条「ああ、んで」
上条「待たせたなー! 出てきてくれー!」
ヒョコヒョコヒョコヒョコッ!
土御門「うおっ! なんか草陰からいっぱい出てきたぜい!?」
30 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/02/04(金) 01:45:00:00
ID:oAjApoT6御坂妹「こんにちは。とミサカは草をかぶりつつもおじぎをします」
「土御門元春さん。ですね? はじめまして。とミサカは10032号に続いてこれまたおじぎをします」
「かっ、かかか上条当麻しゃんっ! 初めまして! ずっとお会い……」
「これこれ、物事には順序というものがあるのですよ? とミサカは12020号を諭します」
「ふおっ、中々のイケメンですね。とミサカは初対面の男性の顔面偏差値を小声で評価します」ヒソヒソ
「いてて…… 草木ですりむいちゃいました。とミサカは自分のドジっ子っぷりをアピールします」
土御門「妹達…… それも凄い数だにゃー」
31 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/02/04(金) 01:50:00:00
ID:oAjApoT6上条「ああ、そして土御門。これからテメエに幻想を見せてやる!」
土御門「!?」
上条「ショータイムだ!」
上条「スッ…… フゥ~……」
上条「……」
上条「さんはいせーのォ!」
「「「「「「「「「「「「お兄ちゃーん!」」」」」」」」」」」」
土御門「!?!?!?」ズッキューン!!
その時土御門元春に電流が走った!!
32 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/02/04(金) 01:53:00:00
ID:oAjApoT6──
上条「どうだった? 土御門」
土御門「……」
上条「おーい」
土御門「……」
上条「おー…… ハッ! ……コイツ」
ジワァ……
上条「立ったままイッてやがる……!」
御坂妹「しかも白眼向いて気絶してますね。とミサカは状況の補足をします」
33 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/02/04(金) 01:55:00:00
ID:oAjApoT6土御門「…… !! 俺は一体……」
上条「おう、ようやく気付いたか」
御坂妹「おはようございます。とミサカは何事もなかったのように声をかけます」
土御門「妙な倦怠感を感じるぜい……」
上条「おう。自分のズボンを見てみろ」
土御門「ん」チラッ
ジワァ……
土御門「にゃん……だと……」
34 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/02/04(金) 02:10:00:00
ID:oAjApoT6土御門「こいつぁ…… たまげたにゃー」
上条「ああ。流石の俺も驚いたわ」
御坂妹「ここは言及しないのが情けってものでしょう。とミサカは沈黙を約束します」
「ところで、あの方の語尾の"にゃー"とはなんでしょう? とミサカは知識不足を恥じつつも聞いてみます」
「きっとあの方は猫さんなのですよ。と猫好きなミサカは結論付けます」
土御門「おうっ! 俺は猫さんだぜいっ! だから妹総出で可愛がるべきだにゃー!!」
「随分変態な猫さんがいたもんですね。とミサカはニヒルな笑みを浮かべながら答えます」
「お兄ちゃん…… 素敵な響きですね。とミサカは今一度復唱してウットリしてみます」
土御門「おおっ!? ここにも兄妹萌えを分かる奴がいるとは!
ちょ、ちょいとそこのお嬢さん。お兄ちゃんとお話しようぜい!?」
35 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/02/04(金) 02:20:00:00
ID:oAjApoT6御坂妹「もしかしてお兄ちゃんプレイとかしたいんですか? とミサカは軽蔑の眼差しで見つめつつ質問します」
土御門「ああっ! したいねっ! というかさっきのもう一度お願いしたいぜよ!」
「うっわ、気持ち悪い変態猫さんですね。とミサカは口元が釣り上がるのを抑えきれずに言い放ちます」
「どうしてこんなになるまで放っておいたんだ! とミサカは手遅れの患者の存在に絶望します」
「おに…… おにいちゃ…… うう、恥ずかしいですねってミサカは少しハニカミながら照れ隠しをします」
土御門「ふおおおおおおおおおおおっ!? ここは天国ですかああああああ!?!?」
上条「どうだ。満足したか」
土御門「カミやんお前…… まさか妹達と俺がこうなるのを全部計算していたというのか……」
上条「どや」
36 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/02/04(金) 02:25:00:00
ID:oAjApoT6土御門「カミやん…… お前ならこの学園都市の計画を覆す事ができるぜい……」
上条「難しいことは良いから俺の願いを聞いてくれ」
土御門「願いだとっ!? なんだ? こんな天国に導いてくれたんだ!! 和洋折衷なんでもござれですたい!!」
上条「舞夏を今日1日貸してほしい」
土御門「がっ……!?」
上条「おい。なんでもござれじゃなかったのか」
土御門「ぐ…… しかし……」
上条「安心しろ。メイドさんとしてちょいと頼み事があるだけだ」
土御門「うー、ならOKだにゃー。ただし本人がダメっつったら日を改めるなりするんだぜい?」
上条「もちろんだ」
37 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/02/04(金) 03:05:00:00
ID:oAjApoT6上条「じゃ、早速舞夏んとこ戻るわ」
土御門「あいよ。くれぐれも、背中には気をつけて」
上条「あはは、じゃあな」
土御門「おう。俺はこの天国を堪能させてもらうにゃー」
タッタッタッタッ……
御坂妹「ふふ、天国とは良く言ったものですね。とミサカは指をポキポキ鳴らしつつ脅してみます」
「指。鳴らせていないじゃないですか。とミサカは14052号のお茶目っぷりをプフーと笑います」
「ななっ! バカにしないでください! 鳴らせていますってほら……!
……ちくしょー! とミサカはお姉さまの非力っぷりを嘆きます!」
「よしよしよおし。とミサカは14052号のアホの子っぷりを母性で受け止めます」
「ないじゃないですか! 母性ちょびっとしかないじゃないですか!
とミサカはこれまたお姉さまの凹凸のないフォルムを嘆きます!」
土御門「さて……」
土御門「もう辛抱たまらんですたい!! この土御門元春。妹の園へ飛びこませていただくぜい!!
なあに、レベル2,3程度の電撃でじわじわ嬲り殺されても悔いはない!! それに見合う幸せが目の前にあるから!!」
とぅっ!!
38 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/02/04(金) 03:05:00:00
ID:oAjApoT6土御門宅玄関前──
上条「帰ってきましたよーっと」
ピンポーン
「なんだぁ? 今日はお客さんが多い日だなー。はいはーい」
ガチャリ
上条「よっ」
舞夏「またお前か! どうしたんだー?」
39 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/02/04(金) 03:10:00:00
ID:oAjApoT6上条「今度はお前に用事があってな。今日暇か?」
舞夏「おおう? 暇だぞー」
上条「じゃあちょっと、メイド的に頼みたい事があるんだ。うちへ来てくれないか?」
舞夏「ぬおっ! メイドとしてか! 腕が鳴るなー! 構わないぞー!」
上条「助かる」
舞夏「兄貴はなんだって?」
上条「アイツからはしっかり連れ出し許可もらってるから大丈夫」
舞夏「ほいきたー! じゃあ早速行きますかー!」
40 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/02/04(金) 03:15:00:00
ID:oAjApoT6──
上条「ただいまー」
舞夏「お邪魔するぞー」
上条「神裂と、インデックスは…… しっかり行ったみたいだな」
舞夏「おお? 誰もいないのかー?」
上条「インデックスは歯が痛くて歯医者に行ってるんだ」
舞夏「なるほどなー。たくさん食べるもんなー」
上条「で、早速お願いなんだが」
舞夏「ほいほい」
上条「それはな……」
41 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/02/04(金) 03:20:00:00
ID:oAjApoT6その頃。インデックスと神裂は歯医者に来ていた──。
神裂(ふぅ…… 落ち着きませんね…… と言うのも……)
「ぎゃっ! いふぁい! いふぁいよ!」
「はいは~い。我慢してね~」
「ぎゃああああああ! 手あげてるのにっ! やべでっ! とめてよおおぉ!」
「もうすぐ終わるから、もうちょこ~っと我慢してね~」
「さ、さっきからもうひょっともうひょっとっへ! 一向に終わらな……ひぎゃあああ!!!」
神裂(私は待合室にいるというのに…… インデックスの悲鳴がここまで聞こえてくるのです。)
神裂(まあ、歯医者と言うのは得てして声が筒抜けだったりするものでしょうけど……)
神裂(これでは…… 焦らされている気分です。ああ、私もあちらへ行ってインデックスの歯をいじりたい!)
神裂(想像しただけで…… ハァハァ)ジュンッ
41 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/02/04(金) 03:25:00:00
ID:oAjApoT6──
上条「掃除をお願いしたいんだ」
舞夏「おおっ? 掃除だけで良いのかー?」
上条「ああ。終わったら今晩うちでご飯御馳走するよ」
舞夏「むむっ! 良いのかー? 兄貴と一緒で貧乏学生じゃないのかー?」
上条「上条さん今日は特別でな。すごーく高ーいのいっぱいデリバリーするつもりだ」
舞夏「ふぉおお! 良いですなー。そいじゃあ、張り切ってーやりますかー!」
上条「頼んだ」
42 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/02/04(金) 03:30:00:00
ID:oAjApoT6上条「俺はちょっと出かけてくるよ」
舞夏「はいよーん。あ、そうだそうだ。エロ本とか大丈夫かー?」
上条「問題ない。上条さんちに現在エロ本はない」
舞夏「すげー。兄貴とは大違いだー。わかったぞ、んじゃ行ってらっしゃい」
上条「おう。じゃな」
タッタッタッタ……
43 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/02/04(金) 03:35:00:00
ID:oAjApoT6──
上条「よおし」ゴソゴソ
ピパペポピ
トゥルルルルッ!トゥルルルルッ!
『はい。もしもし』
上条「おう、上条だ。これからもし良かったら──」
44 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/02/04(金) 03:40:00:00
ID:oAjApoT6上条「うーさむっ」
「……はっ!はっ!はぁっ! ふぅ……、待った?」
上条「いや、待ってない。久し振りだな。ビリビリ」
美琴「久し振りだなってアンタ…… ぜぇ、ぜぇ……、さっき勝手にどっか行ったばっかじゃない!」
上条「あれはお前が何かトリップしてたから」
美琴「ト、トリップ…… してたかも…… うう、恥ずかしい///」
上条「つーわけで、改めて呼んだんだけど、大丈夫だったのか?」
美琴「ちょっと黒子と買い物してただけだから大丈夫よ。
ああっ、もう! 急いで来たから髪の毛とか乱れてないかな……」ボソボソ
45 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/02/04(金) 03:45:00:00
ID:oAjApoT6美琴「で、アンタから、その…… 誘いなんて珍しいじゃない? どういう用件よ?」
上条「あ、いや、その…… な」
美琴「なっ、何よ! 言いたい事があるならハッキリと言えば良いじゃない!」
上条「あー、こほん。わたくし上条当麻は健全で一般的な男子高校生でありまして」
美琴「ええ、そうね。レベル5の能力を打ち消す程度の男子高校生ではあるわね」
上条「良かったら上条さんとデートをしてもらえないかなーと思うわけで」
美琴「ええそうね。アンタはいつもそこらの女とデートまがいやらフラグ乱立やら、ってええええええええ!?」
上条「いや、もう。身の程をわきまえろってのは重々承知なんですが……」
46 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/02/04(金) 03:50:00:00
ID:oAjApoT6美琴「な、なぁっ!? ちょ、ちょっと待って……」
上条「お、おう」
美琴「ア、アンタ今、デートっつった?」
上条「言った」
美琴「デートしてもらえないか? っつった?」
上条「ああ、言った」
美琴「そしてその相手は御坂美琴? つまり、わ、私に向けて言った?」
上条「言ったぞ。っていうか何なんだこれは。上条さん恥ずかしくて死んでしまいそうですよ」
美琴「ふ、ふ、ふ、ふふ」
上条「ふ?」
美琴「ふにゃぁ~……」
上条「ビ、ビリビリ?」
47 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/02/04(金) 03:57:00:00
ID:oAjApoT6──
美琴「ご、ごめんね急に倒れちゃって」
上条「具合でも悪いのか? というか俺がデートなんか誘ったからか……?」
美琴「違うのっ! そうじゃなくてっ! その、アンタに誘われたのが信じられなくて頭がポーッとしちゃって……」
上条「というと?」
美琴「う、ううっ! 嬉しかったってことよぉ! 言わせんな恥ずかしい!」ビリビリ
上条「おわっ」
上条「……っつーことは。だ」
美琴「……仕方ないから、今日1日付き合ってあげるわよ。……か、上条?」
上条「お、おう。良かったよ。ビリビ……御坂?」
美琴「……えへへ!」
上条当麻と御坂美琴はその後いちゃこらとデートを楽しんだようだ。
48 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/02/04(金) 04:05:00:00
ID:oAjApoT6そしてその夜──。
上条「今日、俺の家に来れないか? 他に色々人がいると思うんだけど」
美琴「家っ!? う、うん……行くっ!/// そういえば今日しょっちゅう電話してたもんね? 誰がいるの?」
上条「来れば分かる。行くぞ」ギュッ
美琴「あ、ちょっ!/// 急に女の子そうやってするからアンタは──」
上条「なんだ?」
美琴「なんでもないわよっ!!」
タッタッタッタッ……
49 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/02/04(金) 04:10:00:00
ID:oAjApoT6上条宅玄関前──
美琴「なんだか緊張する…… ちょ、ちょっと待って」
上条「美琴の家と比べたらフツーのへいぼーんだぜ?」
美琴「そういう問題じゃないのよっ!」
上条「そういうもんか? じゃ、開けるぞ」
ガチャリ
51 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/02/04(金) 04:30:00:00
ID:oAjApoT6上条「ただいま」
美琴「ぉ、お邪魔…… しましゅ……」
シーン
上条「アレ? 反応が無」
インデックス「とーまー!!! お帰りなんだよー!! こなくそー!!」
ガブッ
上条「いってえええ!!」
舞夏「おーおー、すっごい食いこんどるのー」
神裂「お帰りなさい。上条当麻」
ステイル「お邪魔してるよ。もっとも、神裂から呼ばれたからってだけだけどね」
52 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/03/01(火) 03:00:00:00
ID:oAjApoT6上条「お……、おおうステイル!」ガシッ
ステイル「なっ! だから急にくっついてくるなよ上条当麻!!」
舞夏「じゅるり……」
美琴「じゅ、じゅる……ハッ!!」
インデックス「……」ジト目
美琴「ななな何よっ! 変な目で見るんじゃないわよっ!!」
インデックス「変な目で見てたのは短髪かも」
美琴「う、ぐっ…… そんなわけないでしょう!?」
インデックス「やれやれなんだよ」フゥー
53 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/03/01(火) 05:00:00:00
ID:oAjApoT6インデックス「とうまとうま!」
上条「ん? なんだ?」
インデックス「さっきっから『おとどけの人』がたくさん来て、ご飯いっぱい置いてってくれてるんだよ!」
上条「ああ…… それはな」
ピンポーン
インデックス「うひゃあっ!? また来た!! い、行ってきま~す!!」
54 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/03/01(火) 05:35:00:00
ID:oAjApoT6<ア、ウ、ウン! ハンコーダネ! ウン・・・ハイ アリガトウ! オツカレサマナンダヨー!
美琴「電話って、ご飯の注文だったのね」
上条「おう、インデックスがよく食べるだろうから適当に頼んでみたんだが」
美琴「アンタそんなにお金あるの?」
上条「とある知り合いがお礼にーってな」
美琴「ま、またアンタは何かしてきたってわけね……」
上条「ふふふのふ」
55 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/03/01(火) 05:40:00:00
ID:oAjApoT6インデックス「とうまー! またご飯が届いたんだよ!」
上条「良かったな」
ステイル「これは……?」
神裂「それは日本の……」
インデックス「あーあー! 待ってかおり! 私が説明するんだよ!」
神裂「ふふ、はい。わかりました」ナデナデ
ステイル「ん、教えてくれるのかい?」
インデックス「任せてほしいんだよ!」
56 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/03/01(火) 05:45:00:00
ID:oAjApoT6インデックス「───でね! それは日本の『お寿司』って言うんだよ!」
ステイル「ああ、そうかい。勉強になったよ」ニコニコ
インデックス「ふふん! 他にわからない事があったら何でも答えてあげるんだよ!」エッヘン
神裂「はい。お願いしますね」ニコニコ
上条(何か良い雰囲気だ)
美琴(あの男の人…… ロリコンなのかな?)
舞夏(なんだか家族みたいだなー)
上条(一応男は14歳、女は18歳な)
舞夏(なんだとぉ!?)
美琴(なんで会話してんのよ!?)
57 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/03/01(火) 05:45:00:00
ID:oAjApoT6インデックス「後ね後ね! 帰ってきたら舞夏が部屋をピカピカにしてくれてたんだよ!」
舞夏「ぬふふ、どんなもんじゃーい」
上条「ああ、俺から舞夏に頼んだら快く引き受けてくれてな」
舞夏「美味しいご飯を食べさせてくれるって言うからなー!」
インデックス「舞夏! ありがとうなんだよ!」
舞夏「なんのなんの! それより、せっかくご飯が届いたんだから早いとこ召しあがろうじゃないか!?」
上条「そうだな」
舞夏「メイドとしてお店の料理を研究し尽くして堪能し尽くしてくれるわー!!」
58 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/03/01(火) 05:50:00:00
ID:oAjApoT6インデックス「じゅるりぐへへ…… もう待ち切れないんだよ!」
神裂「ほらほら、よだれ垂れてますよ。インデックス」フキフキ
美琴「良いのかしら…… 私まで御馳走になって」
上条「いいのいいの」
舞夏「うおーっ! 食い散らかして研究してやるーっ! 燃えてきたぞーっ!」
ステイル「まずは『オニオンサーモン』というのを頂いてみようかな」
59 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/03/01(火) 05:55:00:00
ID:oAjApoT6上条「うし、それじゃ──」
『いただきますっ!』
60 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/03/01(火) 05:55:00:00
ID:oAjApoT6──
小萌「はい、一方通行ちゃん? あーん!」
一方通行「あーン」
小萌「よくできましたなのですよー」ナデナデ
一方通行「ぐへへェ」
61 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/03/01(火) 05:55:00:00
ID:oAjApoT6なあ、お前ら───
そんな暗い顔してんじゃねえよ
62 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/03/01(火) 06:00:00:00
ID:oAjApoT6──
打ち止め「何!? 何でこんな問題も解けないの!? こんなクソバカは初めて見たんだけどー! ぎゃはっ!
ってミサカはミサカはゴミを見るような目で見下して頭を踏みつけてみたり!!」
青ピ「ほ、ほああッ! う、打ち止めせんせぇっ! そないなハードなプレイあかんってぇ!」
打ち止め「はぁ!? 何言ってんのこの無能無能力者が!! もっとされないと懲りないようだね!!
ってミサカはミサカは踏みつける力を強くしてみる!!」
青ピ「んほおお!! ぐ、ぎぎ…… あ、あとちょっとで打ち止めセンセのしまぱんが……」
打ち止め「へっ!? きゃあっ! 何見てるのこの変態!! ってミサカはミサカはもうお嫁にいけない!///」
63 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/03/01(火) 06:00:00:00
ID:oAjApoT6───今までの人生はこんなんだったとか、自分は幸せになる資格がないとか
そんなことはもうどうだっていいんだよ
64 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/03/01(火) 06:00:00:00
ID:oAjApoT6土御門「今日はお兄ちゃんのとっておきを持ってきたぜよ!
その名も『妹ぱらだいす! ~お兄ちゃんと5人の妹のエッチしまくりな毎日~』! 一緒にやろうぜい!!」
ミサカ「うわ、どんだけ歪んだ性癖を持ってるんですか。と、ミサカは極一般的な感想を述べてみます」
「い、良いですね。お、お兄ちゃん! とミサカは未だ慣れない呼び方に赤面しつつ応答します」
「約1名道をはずしそうなミサカがここにいますけど!? とミサカは姉妹の危機を感じてみます!」
土御門「道をはずすなんてことはないさ。我が道を行くってだけだにゃー」
65 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/03/06(日) 09:20:00:00
ID:oAjApoT6 自分は闇の世界の住人だから? 私はおよそ1万人を殺しました? 私の単価は18万です?
それがどうしたってんだよ!!
66 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/03/06(日) 09:25:00:00
ID:oAjApoT6神裂「イ、インデックス」
インデックス「ん? どおしたのかおり?」
神裂「ちょっと後ろを向いていてください」
インデックス「?? わかったんだよ」
神裂「…… 失礼します」
ギュウゥッッウウウウッウウウウウ!!!
インデックス「ぎゃっ!? いたたたた!!! 痛い!! 痛いよかおり!!」
神裂「インデックスの脇腹思いっきりつねるのキモチ良いよぉおおおおおおおおおおおお!!!!!」ゾクゾクゾク
ステイル「…… ……な、何をしている!? おい神裂!!」
67 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/03/06(日) 09:30:00:00
ID:oAjApoT6 ───いいぜ、お前らがまだそんなふざけた幻想に浸ってるってんなら
68 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/03/06(日) 09:35:00:00
ID:oAjApoT6舞夏「も、燃えてきたぞぉおお! インスピレーション!!」
舞夏「ここにこの隠し味を適量くわえてやってだなー……」
舞夏「でけたッッ!! 完璧のパーペキよ!!」
舞夏「……」
舞夏「むう、おにーたんは妹(義理)の超進化の時に一体何をやっているんだー!」
舞夏「……靴に画鋲でも仕込んでおいてやろう」
<ただいまにゃー
<おやすみにゃー
<いってくるにゃー
<いってええええええええええええ!!!!!!!!
69 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/03/06(日) 09:40:00:00
ID:oAjApoT6 まずは…… そのふざけた幻想を─── ─ -- -
70 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/03/06(日) 09:40:00:00
ID:oAjApoT6──
美琴「ごめんね! 待った?」
上条「いんや、今来たところですよ」
美琴「そ、そう? なら良いんだけど」
上条「うっし、じゃあ行くか?」
美琴「そうね。行きましょ」
上条「っと、その前に」
美琴「ん?」
71 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/03/06(日) 09:50:00:00
ID:oAjApoT6上条「幸せってのはなあ!! いつだってすぐ掴み取れるもんなんだよ!!」
上条「お前らがうじうじしていつまでも起き上がらないってんなら!!」
上条「俺がそれに導いてやる! 気付かせてやる!!」
上条「学園都市は俺が幸せにしてやるーっ!!」
上条「てめえらに幸せの風を巻き起こしてやるよーっ!!」
上条「……へへっ、んじゃな!!」
美琴「え? ちょっ、今の何!? 待ってよー!!」
【上条「風が吹いてるな……」】
おしまい!
71 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/03/06(日) 09:50:00:00
ID:oAjApoT6ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。管理人のホライゾンです。
コンセプトは『上条さんの行動が全て学園都市に幸せの旋風を巻き起こす』みたいな話でした。
要望が多かった"カオスなSS"を意識して書いてみました。
ですが、後半の上条さんの性格に毒気が抜けていますね。
一気に書かず、制作に間があったのが原因です。反省……
精進します!!それではまた!!
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