あるいは現在進行形の黒歴史 (GA文庫)1 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2010/12 /30(木) 06:15:00:00
ID:oAjApoT6打ち止め「良かったね! これからよろしくねってミサカはミサカは改めてご挨拶!」
一方通行「… まァ… クソガキがギャーギャー言うのが収まって良かったンじゃねェか」
黄泉川「喜ぶのも良いけど、約束したんだからしっかり守るじゃんよー」
打ち止め「うん! 絶対守るよ! ってミサカはミサカは胸に手を当てて誇らしく宣言してみたり!」
芳川「まあ、我が家では可決したわけだし? 新人君を歓迎してあげましょう」
一方通行「おィィ… 何かコイツ、我が家とかいけしゃあしゃあと言ってんぜェ…」
打ち止め「あ、ちなみに"君"じゃなくて"ちゃん"だよ。ってミサカはミサカは追い打ちしてみたり」
2 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2010/12 /30(木) 06:35:00:00
ID:oAjApoT6──回想
打ち止め「今日は星が良く見えるねー! ってミサカはミサカは上を見上げながら冬の夜空を感じてみたり!」
一方通行「上ばっか見てると危ねェぞ… 歩く時はちゃンと前見て歩けェ」
打ち止め「んん? 心配してくれてるの? ってミサカはミサカはハッとしてあなたをキラキラと見つめてみたり」
一方通行「何バカな事言ってやがンだ。
大体缶コーヒー買いに行くだけなのになンで毎回こう元気いっぱいなンですかァ?」
打ち止め「えへへー! それはねー… あなたと一緒だからだよっ///
ってミサカはミサカはここぞとばかりにデレてみたり!」
一方通行「… …」テクテク
打ち止め「あーっ! 無視しないでよー!
ってミサカはミサカはあなたのスルースキルを使用するタイミングに異議を唱えてみるー!」
3 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2010/12 /31(金) 03:00:00:00
ID:oAjApoT6…ャ-…-…
打ち止め「───ん?」
一方通行「おォ? どうした?」
打ち止め「あそこに捨ててあるダンボールから音が聞こえた気がしたの。ってミサカはミサカは指をさしてみる」
一方通行「あァ? どれどれ?」テクテク
一方通行「……なるほどなァ」
打ち止め「何があったの? ってミサカはミサカは気になって気になって仕方ない!」
一方通行「…捨て猫だ捨て猫。」
4 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2010/12 /31(金) 03:30:00:00
ID:oAjApoT6打ち止め「捨て猫…」
一方通行「あァ、よくある事だ。一々気に留めてたらキリがねェだろ」
打ち止め「…」
ニャー…
打ち止め「……ね、ねぇ「ダメだ。行くぞ」
打ち止め「ま、まだ何も言ってないよ!ってミサカはミサカはあなたに食い下がる!」ギュー
一方通行「ッだァァァ! 抱きつくンじゃねェ!
どうせうちで飼おうとか何とか抜かす気なンだろがァ!」
打ち止め「どうしてダメなの?ってミサカはミサカはとりあえず話し合いを持ちかけてみる」
5 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2010/12 /31(金) 03:55:00:00
ID:oAjApoT6一方通行「……お前なァ、もし仮に、これから他の捨て猫を見かけたら全部平等に拾ってくのかァ?
101匹わんちゃんも真っ青になンぜェ?」
打ち止め「うっ… 拾うよ! 全部拾って飼うよ!」
一方通行「……大体、黄泉川の家じゃねェか。」
打ち止め「よ、黄泉川にはちゃんとお願いするよ!」
一方通行「……1人でちゃンとお世話出来るンですかァ?
大口叩いてあいつらに任せるようになってたらざまァないぜェ?」
打ち止め「1人でちゃんとお世話するよ!ってミサカはミサカは確固たる決意をここに表明してみる!」ウルウル
ニャーニャー
6 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2010/12 /31(金) 04:05:00:00
ID:oAjApoT6一方通行「…… ッハァー…… とりあえず家に帰って黄泉川たちに聞いてみンぞォ」
打ち止め「!! 良いの!?」パァァ
一方通行「良いかどうかは帰って聞いてみねェとな、とっとと引き返すぞクソガキ」
打ち止め「うん!」ギュウウ
一方通行「腕に絡みつくンじゃねェ! 転ぶだろォが!」
7 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2010/12 /31(金) 04:15:00:00
ID:oAjApoT6黄泉川家にて
黄泉川「お帰りー、随分遅かったじゃんよ。何かあったのか?」
一方通行「おォ、クソガキから話があるってよォ」
打ち止め「ただいま! ってミサカはミサカは言うや否やダンボールを見せてみたり!」
黄泉川「どうしたどうした? お…捨て猫?」
ニャー
打ち止め「うん! コンビニに行く途中で見つけてね!
うちで飼わせて欲しくて…… お願い! ってミサカはミサカは目一杯頭を下げてお願いする!」
8 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2010/12 /31(金) 04:40:00:00
ID:oAjApoT6黄泉川「うーん…… 良いんじゃん?」
打ち止め「ほ、ほんと!? ってミサカはミサカは期待のまなざしでみつめてみたり!」
芳川「んー? どうしたのー?」
黄泉川「打ち止めがね、捨て猫を拾ってきたみたいで、うちで飼わせてもらえないかーって言ってるじゃんよ」
芳川「あら、良いんじゃないの。打ち止め。ちゃんと責任をもって飼える?」
打ち止め「責任もてるよ! ってミサカはミサカはしっかりと約束してみる!」
芳川「うん。優しい打ち止めなら大丈夫でしょう」
打ち止め「ありがとう! 芳川!黄泉川! 一方通行も!ってミサカはミサカはみんな大好き!」
芳川「あらあら、嬉しいこと言ってくれるじゃないの」
黄泉川「桔梗… どこか男臭い台詞じゃんよ……」
9 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2010/12 /31(金) 04:45:00:00
ID:oAjApoT6一方通行「けっ、ただでさえクソガキがうるせェのに、これ以上うるさくなンのかよ」
芳川「一方通行。顔がほころんでるわよ?」
黄泉川「素直じゃないじゃんよー」ケラケラ
一方通行「アァッ!? ンなわけねーだろがァ! 歳逝っちゃって目腐っちゃったンですかァ!?」
打ち止め「わーいわーい! ってミサカはミサカはあなたにダーイブ! どーん!」
一方通行「てめェらババアどmオ"フッ……クッソガキァァァァァァァ!!!」
10 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2010/12 /31(金) 05:10:00:00
ID:oAjApoT6──回想終了
打ち止め「~♪」
ニャー♪
黄泉川「とりあえず、猫をお風呂に入れて綺麗にするじゃん。外にいたから毛も黒ずんじゃってるじゃん」
打ち止め「ミサカに任せて! ってミサカはミサカは意気込んでみたり!」
芳川「猫はお風呂嫌いだろうから、暴れると思うけれど…… 大丈夫?」
一方通行「……仕方無ェから付いて行くわァ」
打ち止め「わーいわーい! ってミサカはミサカはお風呂が楽しみで仕方なかったり!」
芳川「一方通行もちょっと不安だけどね。それじゃあ2人で頑張ってね」
一方通行「ハッ……面白ェじゃねェか。愉快に素敵にモッサモサにしてやンよォ!!」
11 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2010/12 /31(金) 18:00:00:00
ID:oAjApoT6──
打ち止め「ま、まずはどうすればいいんだろ? ってミサカはミサカはあなたを頼りにしてみる」
一方通行「洗面台に突っ込んで弱めのシャワーでもぶっかければいいンじゃないですかァ」
打ち止め「了解しました大佐! ってミサカはミサカは早速実行!
いい子にしててねーってミサカはミサカはゆっくり猫を洗面台に設置してみる」
ニャ?
一方通行「じゃあぶっかけンぞォ、しっかり抑えとけクソガキ」
打ち止め「任せといて! ってミサカはミサカはキメ顔で言ってみたり!」
12 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2010/12 /31(金) 18:15:00:00
ID:oAjApoT6一方通行「……」シャー…
ニ"ャ!?ニャー!!! バシャバシャ
打ち止め「うわー! 猫ちゃんが凄いあらぶってるよ! ってミサカはミサカは…わぷっ! 水がー!」
一方通行「……大丈夫ですかァ? 抑えンの交代すっかァ?」
打ち止め「ひえー! き、綺麗にするだけだからー! ってミサカはミサカはー…ぶへぇ!
大丈夫だよー! ってミサカはミサカは頭を撫でてみるー!」ナデナデ
フギャー!! …ニャーニャー♪
一方通行「お? おォ、大人しくなったなァ」
打ち止め「えへへー、撫でられるの好きなのかな?」ナデナデ
ニャー♪
13 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2010/12 /31(金) 18:30:00:00
ID:oAjApoT6一方通行「おォ、そのまま頭撫でとけェ」シャー…
打ち止め「うん! ってミサカはミサカは猫ちゃんの頭わしゃわしゃわしゃわしゃ」
ニャー♪
一方通行「……」ナデナデ
ニャーニャー♪
一方通行「……」ニヤニヤ
打ち止め「はっ!! あなたが凄いニヤニヤしてる!
ってミサカはミサカはあなたのその似合わない表情にびっくり!」ニヤニヤ
一方通行「ニヤニヤなンかしてねーよ! ほらしっかり抑えときやがれクソガキィ!」ジャー
ニャッ!?フミャー!
打ち止め「あっ! ちょっと待ってってミサカはミサカは───」
14 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2010/12 /31(金) 18:50:00:00
ID:oAjApoT6──
黄泉川「お、ちゃんと出来たみたいじゃん?」
打ち止め「うん! 最初は大変だったけど、なでなでしたら大人しくなったの
ってミサカはミサカは猫ちゃんをなでなでもさもさー」
芳川「随分汚れていたのね。ほんとにモサモサになったようで」モサモサ
ニャー♪
一方通行「ハッ、学園都市第一位の手にかかればこンなもンだァ!」
芳川「種類は何かしら? ちょっと調べてみましょう」
15 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2010/12 /31(金) 20:35:00:00
ID:oAjApoT6一方通行「お嬢様って感じの風貌だなァ」
打ち止め「でもとっても人懐っこいんだよーってミサカはミサカは猫ちゃんだっこ!」
ニャー
黄泉川「おーおー。2人ともしっかりやってけそうじゃん」
一方通行「……なンか俺まで入ってる気がするンですけどォ」
芳川「どうやらその子の種類は、メインクーンが近いみたいね」カタカタ
打ち止め「メインクーン? ってミサカはミサカは芳川のパソコンを覗いてみる」
16 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2010/12 /31(金) 20:40:00:00
ID:oAjApoT6芳川「育つと結構大きなサイズになるみたいよ。これが画像ね」
打ち止め「おおー! 猫ちゃんと似てるねー!」
ニャーニャー!
一方通行「……画像に反応してんのかァ?」
黄泉川「すっごい見てるじゃん」
17 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2010/12 /31(金) 20:50:00:00
ID:oAjApoT6黄泉川「ところで、猫ちゃんの名前はどうするじゃん?」
打ち止め「!! 名前! …うーんうーんってミサカはミサカは考えこんでみたり……」
一方通行「ンなもン適当でいいじゃねェか。タマでもコロでも」
芳川「ダメね。一方通行。名前っていうのはちゃんと考えて付けてあげるものよ」
一方通行「ハッ、じゃあ芳川はなンか妙案でもあンのかよ?」
芳川「そうねぇ…… ……ドロワーヌなんてどうかしら?お嬢様っぽくて素敵じゃない?」
…ニャー
一方通行「……黄泉川ァァ」
黄泉川「うーん。桔梗は置いといて。打ち止めの提案を聞いてみようじゃん」
芳川「あら、したらドロワーヌはとりあえず保留ね」
一方通行「……今どォ考えても却下の空気だったろォが」
18 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2010/12 /31(金) 21:40:00:00
ID:oAjApoT6打ち止め「ぴっきーん! ってミサカはミサカは凄い閃きを声にしてみたり!」
黄泉川「お、何か思いついたじゃん?」
打ち止め「うん! ってミサカはミサカは自信満々に頷いてみる!」
一方通行「ほォ、じゃあその自信満々のご意見を聞かせてもらおうじゃねェか」
打ち止め「えっとね! "ケットシー"なんてどうかな! ってミサカはミサカは渾身の提案の反応をうかがってみる!」
一方通行「アイルランドの伝説にある猫の妖精かァ? よくそンなもン知ってたなァ」
打ち止め「うん!色々考えてみたら出てきたのってミサカはミサカは教育プログラムの便利さを実感してみたり!」
ニャーニャー♪
黄泉川「こっちの名前は猫も気に入ったみたいじゃん」
芳川「本人が良いって言ってるなら仕方がないわね。大人しく引き下がりましょう」
一方通行「…… …おォ、そうしとけ」
19 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2010/12 /31(金) 21:50:00:00
ID:oAjApoT6打ち止め「やったー! それじゃーケットシーよろしくね! ってミサカはミサカは早速呼んでみる!」ギュー
ケットシー「ニャー♪」
ギャーギャー!ミサカハミサカハー♪フギャー!
一方通行「……うるせェ」
黄泉川「まぁまぁ。賑やかになるのは良いことじゃん。
さて、名前も決まった事だし、そろそろ寝るじゃん?」
芳川「そうね、お姉さんも落選した悲しみを抱いて眠りにつくとするわ」
一方通行「はいはい、とっとと布団かぶって泣いとけェ。……寝るぞクソガキィ!!」
20 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2010/12 /31(金) 22:00:00:00
ID:oAjApoT6打ち止め「はーいあなたー! ってミサカはミサカは元気よく返事してみるー!」
黄泉川「……あなたって、誤解を招きかねない呼び方じゃんね。今更だが」
一方通行「ンなもン知るかァ! クソガキが勝手に呼んでやがるだけだ!」
打ち止め「……」バチバチ!
ケットシー「フギャー!」
一方通行「!?」
黄泉川「!?」
21 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2010/12 /31(金) 22:10:00:00
ID:oAjApoT6黄泉川「きゅ、急に電撃なんか出してどうしたじゃん?」
一方通行「……あァ、なるほどなァ」
ポロポロ…
打ち止め「そういえばノミの駆除しなくちゃ!と思って、電撃で駆除したの!
ってミサカはミサカはお姉さまの電撃を使いこなしてしてやったり!」
ケットシー「ニャー♪」
黄泉川「おおー! 打ち止め凄いじゃん!
明日色々買ってきて貰おうと思ってたけど、ノミの駆除に関しては打ち止めにお任せじゃん」ヨシヨシ
打ち止め「えへへー! もっと褒めてー! ってミサカはミサカは天狗になってみたり!」
22 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/01 /01(土) 03:10:00:00
ID:oAjApoT6一方通行「第3位の能力は便利だなァ」
打ち止め「あなたに勝る能力はないでしょっ! ってミサカはミサカはすかさずツッコミを入れてみる!」
黄泉川「よし、じゃあお前らも布団に入るじゃん。
ノミはいないし、今日でもう打ち止めはケットシーと一緒に寝れるじゃんよ」
打ち止め「はーい! ってミサカはミサカはお布団にダーイブ! ケットシーおいでー!」
ケットシー「ニャー」
一方通行「寝る」スタスタ
打ち止め「おやすみあなたー! ってミサカはミサカはケットシーの手を持ってぶんぶんぶんぶん!」
ケットシー「ニャーニャー」
──
23 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/01 /01(土) 03:15:00:00
ID:oAjApoT6翌朝
ジュージュー…
打ち止め「むにゃむにゃ……はっ! ってミサカはミサカはガバッと飛び起きてみる」
ケットシー「ニャ?」
打ち止め「おはよケットシー! 良い匂いがするね!
リビングに突撃しよー! ってミサカはミサカは飢えを満たしにリビングほふく前進!」
ケットシー「ニャー」
24 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/01 /01(土) 03:25:00:00
ID:oAjApoT6打ち止め「到着~! ってミサカはミサカはご飯がもう待ち切れないよ!」
一方通行「おォ、クソガキかァ、飯はもう少しで出来るからそこら辺で待っとけ」
打ち止め「了解しましたー! ってミサカはミサカはあなたに敬礼!」ビシッ
芳川「おはよう。今日も元気いっぱいね」
黄泉川「おはよーじゃん。お、良い匂いだな。電化の宝刀炊飯ジャーなしに、お主やるじゃんよ」
一方通行「……まァ、あれで作る黄泉川の料理は悪くはねェけどよォ……
毎回は気分的に良くねェんじゃないか……」
芳川「専業主夫のこだわりの発言ね。エプロン姿が光ってるわ」
一方通行「黙ってろ糞ニートァァアアアアア!」
25 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/01 /01(土) 03:35:00:00
ID:oAjApoT6一方通行「はい、ご飯が出来ましたよォ
スクランブルエッグにベーコン、ご飯に味噌汁になりまァす」ゴト
打ち止め「わーわー! 早くいただきますしようよ!
ってミサカはミサカはお箸を片手に待ち切れなかったり!」
一方通行「猫にはとりあえずねこまんまで大丈夫かァ?」コト
芳川「大丈夫じゃない? ねこまんまって言うぐらいだしね」
ケットシー「ニャー♪」
黄泉川「よっしゃー! それじゃあいただきますじゃん!」
打ち止め「いただきまーす! ってミサカはミサカは食べ物に感謝!」
26 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/01 /01(土) 03:45:00:00
ID:oAjApoT6黄泉川「それで、今日は打ち止めと一方通行にペット用品を買いに行ってきてもらうじゃん?」
打ち止め「了解であります! ってミサカはミサカは敬礼が癖になった事を正直に白状してみたり!」ビシッ
一方通行「あァ、クソガキ1人じゃこころもとねェしな。ペットコーナーで適当に目に付いた物買って来るわ」
打ち止め「むっ、ミサカだってやれば出来るよ!ってミサカはミサカは猛反論!
で、でもあなたがどうしてもって言うなら……ってミサカはミサカはツンの後にデレてみたり」
一方通行「……そォかよ」
打ち止め「ちょ、ちょっと! 反応薄いんじゃないかな!
ってミサカはミサカは面倒そうにしてるあなたにベクトルチョーップ!(嘘)」
一方通行「おわっ、……ベクトルチョップってのはなァ、こうやるンだぜクソガキィ」ペシッ
打ち止め「あだっ! ってミサカはミサカはゆっくり来たのになぜか痛いチョップにおでこを抑えてみる」
芳川「今はご飯中よ。賑やかなのは良いけれど、落ちついて食べましょうね」
一方通行「……珍しく芳川がまともな事言ってらァ」
打ち止め「ほんとに珍しいね! ってミサカはミサカはそれでもあなたとダブルツッコミ!」
27 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/01 /01(土) 04:00:00:00
ID:oAjApoT6打ち止め「御馳走様でしたーっ! ってミサカはミサカは両手をあわせて頭を下げてみる!」
黄泉川「よーし、そしたらお姉さんは仕事に行ってくるじゃん。
ケットシーの事はよろしくお願いするじゃーん」
打ち止め「ミサカたちもそろそろ行こうよ! ってミサカはミサカはあなたを扇動してみたり!」
一方通行「おォ、そろそろしたくして行ってくるとするかァ」
芳川「行ってらっしゃい。私はケットシーと一緒に家で待ってるわね」ナデナデ
ケットシー「ニャー♪」
打ち止め「よろしくね! ってミサカはミサカは玄関までダッシュ!」
一方通行「猫と適当にじゃれとけ。行ってくるぜェ」
芳川「……さてと、それじゃあ適当に遊びましょうか」
ケットシー「ニャー♪」
28 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/01 /01(土) 04:30:00:00
ID:oAjApoT6ペットショップにて
打ち止め「色々あるねー! ってミサカはミサカは見渡す限りの品物に興味津々だったり!」
一方通行「とりあえずエサとトイレを買っておけばいいンじゃねェかァ?
……ン?アイツどこかで………」
上条「えーっと……これを買うと残りのお金がこれこれこうなるので……
だぁーっ! 不幸だー! インデックスにはもやしで我慢してもらうしか……しかしそれだと……」
一方通行「三下ァアアアアアアアアアアアアア!!」
上条「うおっ!? な、何なんですか、いくら上条さんでも人に三下呼ばわりされるような覚えは……
ってお前は……! 一方通行じゃねぇか!」
一方通行「久し振りだなァ……」
上条「な、何でそんな殺意剥き出しで腹の底から声を出してらっしゃるんでせうか?
落ち着こう、落ち着け、な? ここは平和的に……」
一方通行「面白ェ……ここじゃなんだァ。死に場所ぐらいなら聞いてやンよォ」
打ち止め「ん? ペットショップにいるってことは、あなたも何か飼ってるの?
ってミサカはミサカは疑問を口にしてみたり」
29 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/01 /01(土) 04:40:00:00
ID:oAjApoT6上条「ん? そうそう、家に猫を飼ってるんだ。エサを切らしそうなので色々吟味してた所なのですよ」
打ち止め「へーへー! 奇遇だね! ミサカの所でも最近猫ちゃんを飼い始めたんだ!
ってミサカはミサカは思わぬ同業者の発見に興奮してみたり!」
上条「そうなのか、猫ちゃんもそれぞれ好き嫌いがあるからなー。
エサでもまずは色々試してみると良いと思いますよ」
一方通行「ほォ、……おい三下ァ」
上条「はっ、はいっ! なんでしょう……?」
一方通行「……猫について、詳しく教えてもらおォか」
上条「……お……おうっ! 良いぜ! まずは──」
──
30 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/01 /01(土) 04:50:00:00
ID:oAjApoT6打ち止め「いっぱい買ったねー! ってミサカはミサカは両手で袋を抱きかかえながら……おわととっ!」
一方通行「おいおい大丈夫かァ? 三下の話を聞いてみたら、予想以上に必需品ってのは多かったな」
打ち止め「えっと、爪とぎ、エサ、トイレと猫砂、おもちゃ、ベット、毛を取るコロコロ……
あと猫の飼い方~とか本だね!」
一方通行「このベットってのが、かまくらみたいになってンのな。
ここにスッポリ猫が入るわけかァ」
打ち止め「ミサカでも入れそうかも! ってミサカはミサカは気持ち良さそうだなぁとジロジロ見てみたり!」
一方通行「お前が入ったら猫の寝る場所がなくなるだろォが。
なんならもう1個買って仲良く並んで寝ますかァ?」
打ち止め「う……良いかもしれない。ってミサカはミサカは魅力的な提案に心が揺らいでみたり」
一方通行「おいおい……冗談だぜェ」
──
31 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/01 /01(土) 05:15:00:00
ID:oAjApoT6打ち止め「ただいまー! ってミサカはミサカは両手が塞がってるので足でドアを開けてみるー!」
芳川「お帰りなさい。って随分な荷物ね。手伝ってあげるから貸してごらんなさい」
一方通行「おォ、俺様が行ったからには完璧に物を揃えて来てやったぜェ」
打ち止め「それはあの人が教えてくれたからでしょー?
ってミサカはミサカはドヤ顔のあなたにズバリ指摘してみたり」
芳川「あの人? 誰か顔見知りと会ったのかしら?」
一方通行「上条当麻。三下だァ」
芳川「あー……例の子ね。あの子も猫を飼っているの?」
打ち止め「うん! スフィンクスって言うらしいよ!
ってミサカはミサカはそのハイセンスな名前を言ってみる!」
一方通行「あのシスターが付けたんだろォな。断言出来る」
32 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/01 /01(土) 05:25:00:00
ID:oAjApoT6ケットシー「ニャー♪」スリスリ
芳川「あらあら。よしよし」
一方通行「……なンか、出かけてる間に随分仲良くなったみたいだなァ」
打ち止め「ええーっ! 芳川に抜け駆けされたー! ってミサカはミサカはしてやられた感じだったり!」
芳川「ふふ……私は、優しくなくて甘いから」
ケットシー「ニャーニャー♪」
一方通行「いや、決まってねェよ……ソレ」
──
33 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/01 /01(土) 05:35:00:00
ID:oAjApoT6黄泉川「ただいまじゃーん。 って、おお! 部屋に物がいっぱい増えてるじゃん!」
打ち止め「おかえり~ ってミサカはミサカはちょうど今終わった所でベットでくたびれてみたり~……」
一方通行「おォ……クソガキィ……今寝ちまったら夜寝れなくなるぞォ……」
黄泉川「そう言う一方通行もベットでぶっ倒れてるじゃん」
芳川「おかえり愛穂。
部屋中歩きまわるのはベクトル操作でもどうにも出来ないものね。少しは男の子らしく鍛えてみたら?」
一方通行「やかましい……鍛えても発揮するとしたらこんな時ぐらいだろ……
だったら少しでも能力開発してた方がマシだァ……」
黄泉川「……白もやしに能力がなくならないように祈っとくじゃん」
打ち止め「や~い、白もやし~~」
一方通行「もやしもやしうるっせェエエエエエエエエ!!!!……お……」バタッ
芳川「あ。力尽きたみたいね」
打ち止め「おお 一方通行よ 死んでしまうとは なさけない」
34 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/01 /01(土) 05:45:00:00
ID:oAjApoT6黄泉川「じゃあ今日は私が晩御飯作るじゃーん?」
一方通行「おォ……任せるぜェ」
打ち止め「あ、死んでなかったのね。ってミサカはミサカは瀕死のあなたの上に覆いかぶさってみたり! どーん!」
一方通行「うふォ……お、重いぞクソガキィ……」
打ち止め「むっ! レディに向かって重いなんて酷い! ってミサカはミサカは追加攻撃! ケットシーおいでー!」
ケットシー「ニャー♪」
一方通行「ごッ……糞猫テメ……」
ゴキャッ
一方通行「……」
芳川「あ。力尽きたみたいね」
打ち止め「おお 一方通行よ 死んでしまうとは なさけない」
ケットシー「ニャー」
35 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/01 /01(土) 06:05:00:00
ID:oAjApoT6──
打ち止め「うう……暴力反対ってミサカはミサカはヒリヒリするおでこを抑えて訴えてみたり」
ケットシー「フミャ~……」
一方通行「もやしに鞭打つような真似をする奴に言われたくねェなァ」
打ち止め「ベクトルデコピンは凶悪だ ってミサカはミサカはあなたの変なボキャブラリーの増加に恐怖してみたり」
黄泉川「お前らー! ご飯出来たじゃんよー!」
打ち止め「はいはーい! ってミサカはミサカはご飯の良い匂いにたまらず飛び跳ねてみたり!」
一方通行「豚の角煮かァ……炊飯ジャーレシピの代表だなァ」
黄泉川「コーラも入れてみたから柔らかくなってるはずじゃんよ。やっぱり炊飯ジャーは最強じゃん?」
36 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/01 /01(土) 06:15:00:00
ID:oAjApoT6打ち止め「ケットシーにはちゃんと……はい!キャットフードを!
ってミサカはミサカは今日の収穫を披露してみたり」
ケットシー「ニャー♪」
打ち止め「よーし! 早く早くー! ってミサカはミサカは椅子に座ってじたばたじたばた」
一方通行「今日は一段と腹が減るなァ。肉食わせろ肉ゥ」
黄泉川「サラダも用意したからそれもちゃんと食べるじゃんよー」
芳川「それじゃあいただきましょうか」
打ち止め「いただきまーす! ってミサカはミサカは今日も食べ物に感謝!」
──
37 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/01 /01(土) 06:25:00:00
ID:oAjApoT6打ち止め「ぷはー! 御馳走様でしたー! ってミサカはミサカはいっぱいになったお腹をさすってみたり」
ケットシー「ニャー…」
黄泉川「お? ケットシー。どうしたじゃん?」
芳川「キャットフードが残ってるわね。具合でも悪いのかしら」
一方通行「いや、さっきまでさんざん暴れてたしそれはないんじゃねェか。
キャットフードが口に合わなかったみたいだなァ」
打ち止め「美味しくなかったかな……? ってミサカはミサカはしょんぼりして聞いてみる」
ケットシー「ニャーニャー…」
黄泉川「ま、味の違うものを買って行って、好きなものを見つけてけば良いじゃんよ」
打ち止め「うん! 明日も何か別の買って来てみる! ってミサカはミサカはペットショップ常連さんになってみたり!」
38 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/01 /01(土) 06:35:00:00
ID:oAjApoT6一方通行「面倒だから全種類一度に買って来れば良いンじゃねェかァ」
黄泉川「そうすると荷物が大変なことになるじゃん。
今度私が休みの時にでもみんなで一緒に買いに行くじゃんよー」
打ち止め「みんなで買い物ー! ってミサカはミサカは嬉しさのあまりたくさん跳ねてみるー!」
一方通行「したら俺が留守番でもするか。……芳川、行って来いやァァァ」
芳川「あらあら、一方通行。抜け駆けしてケットシーと仲良くなるつもりかしら?」
打ち止め「えー! あなたずるーい! ってミサカはミサカは悔しさのあまりじたばたじたばたじたばた!」
一方通行「違いますゥゥゥ! テメエはただでさえニートなンだから
たまには外の空気吸って働いてきたらどうなンですかァァ!?」
芳川「家でしっかりのんびりしてるから心配ないわよ。でも今回はお言葉に甘えさせてもらうわ」
一方通行「コイツ……」
39 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/01 /01(土) 10:10:00:00
ID:oAjApoT6打ち止め「ふわぁあ~ってミサカはミサカは思わずアクビが・・・・・・」
黄泉川「そろそろおねむじゃん? ……ふわーぁ……アクビがうつったじゃん」
ケットシー「フニャー…」
打ち止め「ケットシーも寝むそうだね? ってミサカはミサカは遠目に観察してみる」
ケットシー「ニャ」
テクテク……スポッ
黄泉川「お、例のベットに入って行ったじゃん」
芳川「気に入ってくれたみたいで良かったわね。打ち止め」
打ち止め「うん! って頷きつつもミサカはミサカはちょっとケットシーが羨ましかったり!」
40 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/01 /01(土) 10:15:00:00
ID:oAjApoT6黄泉川「羨ましい?」
一方通行「なンか、前々からあの猫用ベットに入りたいって言ってンだよ」
黄泉川「あはは! なら打ち止めにももう1個買ってあげるといいじゃんよ」
一方通行「ハッ、そうだなァ。マジに今度買って来てやンよォ」
芳川「いいわね…… 私もああやって丸くなって寝たいものね」
一方通行「テメエは年がら年中寝てンだろーがァアア!!」
黄泉川「私も私もー。コタツなんかも良いじゃん?」
芳川「良いわねー。……愛穂が丸くなると色々とむにむにとしてそうね。ゴクリ」
一方通行「声に出してゴクリって言ってンよォ……」
41 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/01 /01(土) 10:25:00:00
ID:oAjApoT6打ち止め「えーい! ってミサカはミサカは両手で振りかぶってどーん!」
一方通行「……ふわぁ……もがっ……!?」
打ち止め「あっ……ちょうどあなたがアクビしてる所にやっちゃった……
ってミサカはミサカは投げちゃった枕がずり落ちる前に逃走の準備を……」
一方通行「……おいクソガキィ。俺様に枕投げたァ……いい度胸じゃねェか」
黄泉川「結構痛かったのかちょっと涙出てるじゃん」
芳川「アクビしてたから、ってことにしといてあげましょう。優しさね」
42 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/01 /01(土) 10:30:00:00
ID:oAjApoT6打ち止め「ご、ごめんねっ!
ってミサカはミサカはあなたが涙目になるとは思ってなくて戸惑いつつも謝ってみる!」
一方通行「あはぎゃはっ! 学園都市第一位に喧嘩売ったンだ……
身を持って思い知りやがれェエエエエエエエエエエエエエエ!!」
打ち止め「きゃー! ってミサカはミサカは鬼の形相のあなたから鼠のように逃げまくるー!」
黄泉川「うおーい、夜も遅いんだからほどほどにしとくじゃんよー」
芳川「まったく元気ね。私達は寝ましょうか」ナデナデ
ケットシー「ムニャムニャ…」
クキカカッカッ、ベクトルマクラナゲダァァァア
ナニソレエエエ!キイテナイヨオオ!ッテミサカハミサカハヘブッ
黄泉川家の夜は長い───
【黄泉川家の新しい事情】
おしまい!
43 :
以下、VIPにかわりましてホライゾーンがお送りします :2011/01 /01(土) 10:45:00:00
ID:oAjApoT6ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。
管理人のホライゾンです。
年始に何か出来ないか? と思って、うちでやるならこれしかない! と、SSを書いてみましたヽ|-∀-*|ゞ
前々からSSは書きたいと思っていたので、投げ出さず、無事完結出来て良かったと思っています。
これが初SSになります!
VIPに比べてリアルタイムにレスが入ったりしないので、皆様に満足してもらえたかどうか不安です!
修正も何回かしてみたんですが、それでも反省点はたくさんありました。
内容のダメ出し、良い点等何か感じたことがあればコメントして頂けると嬉しいですっ。
今後もSSはちょくちょくSSを書いていくと思います。
今作の続編や、別の話なんかも色々考えてあります。今後とも楽しんで頂けたら幸いです。
それでは改めて、ここまで読んでいただいて、ありがとうございました!
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