闇子「だからっ……トイレの闇子さんなのっ!!」

2014-06-16 (月) 21:01  オリジナルSS   1コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/29(日) 19:58:28.66 ID:tNpBATpQ0

男「闇子さん?花子さんじゃなくて?」

闇子「その花子さんのライバルなのよっ!」

男「いや…そんなの知らんよ」

闇子「知らないですって!?花子さんの話を知ってたら普通知ってるものでしょ!」

男「知らんもんは知らんし……っていうか君さっきから五月蝿いな……夜の学校なんだからもっと静かにしてくれんか」

闇子「そうね、悪かっ……あんた何で夜中に小学校の女子トイレにいるのよ!?」



eval.gif劇場版 学校の怪談 DVD-BOX





2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/29(日) 19:59:40.35 ID:EqyiY7bf0

ほわほわほわほわ



76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/29(日) 23:26:25.33 ID:ZuV+gmu20

>>2
はなこさーん




3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/29(日) 19:59:48.21 ID:tNpBATpQ0

男「………」

闇子「変態っ!変質者っ!」

男「……変態で何が悪い」

闇子「何開き直ってんのよ変態っ!」

男「小学生女児が好きで何が悪いっ!言ってみろ!」

闇子「小さい女の子が好きだなんておかしいでしょ!」

男「おかしくはないだろ。小さいものは可愛い。女の子は可愛い。小さな女の子はとても可愛い。好きになるのも当然だろ。おれはおかしくない」

闇子「……そ…それは確かに……ってあんた夜中の学校に忍び込んでるじゃない!普通に犯罪者よ!」




6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/29(日) 20:00:34.34 ID:tNpBATpQ0

男「…ろ…論点をすり替えるのは良くない。今は小学生女児を好きになるのは正しいのかどうかを」

闇子「うるさいわね。変態犯罪者。警察を呼んでやるんだから」

男「ま、待て!話し合おう!まだ結論を急ぐのには早すぎる!」

闇子「いいえ、今すぐ呼んであげる。警察を…………」

男「……どうした?考え直してくれたのか?」

闇子「あはは……警察なんて呼べるわけないのよね……私おばけだから」




7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/29(日) 20:01:01.63 ID:cxZoKci7I

闇子さん懐かしいな
他にも10人くらいいなかったっけ?




11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/29(日) 20:06:10.19 ID:LULyw0eMO

うちの学校の闇子さんは放課後一人で残ってる生徒の足をかっぱらっていくという恐ろしいものだった
しかもその話を聞いただけで指を怪我するとかおひれもついてた




8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/29(日) 20:02:16.65 ID:jCFUKuLM0

HAUNTEDじゃんくしょん思い出すわ



42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/29(日) 21:28:37.80 ID:BMnvEPYA0

闇子さんは初耳や



12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/29(日) 20:06:48.14 ID:tNpBATpQ0

男「ふふふ………」

闇子「私ったらドジね」

男「ふはははははははははははははは!」

闇子「何よ!?急に笑い出して気持ち悪い」

男「確かにそうだったな!君は花子さんと同じおばけだ。君には警察は呼べない」

闇子「そうよ……それがどうかしたの?」

男「大事なのは君がおばけだと言うこと。人間の法律なんて適応外。つまり君に何をしようと犯罪にならない」

闇子「なっ…何を言っているのよ!私はおばけよ!」

男「おばけでも小学生女児には変わりないだろ?」




18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/29(日) 20:13:02.37 ID:tNpBATpQ0

闇子「な…何考えてんのよ…」

男「おっと、逃げるのか?トイレの花子さんのライバルなんだろ?」

闇子「逃げるもなにもないでしょっ!こんな変態の相手なんてしてらんないわよっ!」

男「ぐへへへっ、逃がさないぞ。合法小学生女児め」

闇子「なによ合法って!?犯罪よ犯罪!」

男「おばけを襲っちゃだめって犯罪はありませーん」

闇子「や…やめなさいよ…くるな…こないで……きゃああああああああ!」

ガバッ スカッ

男「………あれっ?」スカッ

スカッ スカッ

男「……………あれっ?」




20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/29(日) 20:19:26.57 ID:tNpBATpQ0

闇子「……あー、そうね。おばけだから触られるわけないんだったわ」

男「え?なにそれ?聞いてないんだけど。ちょっと!ねえ、ちょっと!」スカッ
スカッ

闇子「見苦しいわね。あなたは今、トイレの怪談、トイレの闇子さんの前にいるのよ」

男「な、なんだよ!さっきまで涙目で悲鳴あげてたくせに、急に余裕だしやがって」

闇子「さ、さっきのは忘れなさいっ!」

男「いやだね。脳内HDにキチンと保存してやったよ。それをおかずにして毎晩楽しんでやる」

闇子「な、なによっ!毎晩楽しむって!」




22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/29(日) 20:27:38.85 ID:tNpBATpQ0

男「闇子さんったらおませさんだこと。小学生なのにそんなこと知ってるなんて」

闇子「いいから忘れなさい!忘れないとひどいわよ!」

男「なにがひどいんですかー?」

闇子「あら…知りたいの?」

男「………え?何急に雰囲気醸し出しちゃってんのかな?」

闇子「私はおばけ、トイレの闇子さんなのよ?とっても怖いおばけ」

男「…お…おい」

闇子「暗い…汚い…そして怖いトイレから生まれた怪談なのよ」




25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/29(日) 20:33:49.76 ID:tNpBATpQ0

闇子「闇子を見たものは、トイレの闇に引きずり込まれるの」

ギィ バッタン ギィ バッタン ギィ バッタン

男「と…扉が勝手に……」

闇子「ふふふっ…ねぇ怖いの?怖い?怖い?怖い?ちびっちゃいそう?」

男「あわわわわわわわわわわわ」

闇子「怖いでしょう?あなたはこの汲み取り式の汚い便器へと引きずり込まれるのよっ!」

男「…………は?今何て言った」

闇子「だから…この汲み取り……えっ!?なにこれ?」

男「水洗式便所」




26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/29(日) 20:37:42.77 ID:GuVWvtn90

引きずられた先でいっぱいあんなことこんなことが合法的に、しかも現実で出来るってことじゃないか!



27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/29(日) 20:39:17.49 ID:tNpBATpQ0

闇子「なんなのよ!?これは!!」

男「水洗式便器だって」

闇子「そんな……確かに汲み取り式だったはずなのに……」

男「そんな学校今時殆どないよ。改装されたんだろうね」

闇子「だ、だって、この旧校舎には……」

男「旧校舎?何を言ってるんだ?」

闇子「それは私のセリフよ!ここ旧校舎よね?」

男「そんなもんとっくの昔に取り壊されたけど」

闇子「そ…そんな……」




31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/29(日) 20:50:19.47 ID:tNpBATpQ0

男「というか、普通気づくだろ」


闇子「仕方ないじゃない……出てくるのなんて十数年ぶりなんだから」

男「そうか。なら仕方ないな」

闇子「…ここ、新校舎だったのね。改めて見回すとキレイなトイレね」

男「よかったじゃないか。住処がキレイになって」

闇子「……よくないわよ。こんなトイレじゃ怖くないじゃない。暗い、汚い、臭い、行きたくない。そして怖い場所だからこそ私みたいな怪談話が生まれるのよ」

男「でも…君みたいな可愛い女の子に汚い場所は似合わないよ」

闇子「………あなた」

男「君にはこのキレイなトイレが似合ってるよ」

闇子「ありがとう………なんて言うわけないでしょっ!!何なのよあんた!死ね!死になさいよっ!」
ポイッ ポイッ

男「や、やめろ!紙は貴重な地球の資源だ!そんな粗末に扱ってはいけない!」




35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/29(日) 20:57:54.37 ID:tNpBATpQ0

闇子「…ああ、もう、疲れたわ」

男「あんだけ暴れたんだからそりゃね」

闇子「もうどうでもよくなったわ……」

男「そう気を落とすなよ」スカッ

闇子「…さりげなくボディタッチしようとしないでよ」

男「じゃあさ、朝までお話しようよ。女子小学生と会話できるだけでも幸せを感じれるんだ俺は」

闇子「…嫌よ。もう寝るわ」

男「え?寝るの?おばけって寝るものなの?」

闇子「………」ギィ バタン

男「ちょっ、個室に立てこもらないでよっ!ちょっと!」

闇子「…うるさい」

男「闇子さん!せめて寝顔を見せてよ!闇子さん!闇子さーん!」ドンドンドン ドンドンドン




37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/29(日) 21:02:25.79 ID:tNpBATpQ0

男「闇子さん!闇子さん!」ドンドンドン

闇子「うるさいわね……」

男「やーみこさー!」ドンドンドン

闇子「………そういえば、闇子さんを呼び出すおまじないってこんな感じだったかしら。ドアを何回叩くかは、忘れちゃったけど」

男「やーみーこーさーんー」ドンドンドン

闇子さん「あの頃は良かったわね……皆が私を怖がってくれて……」

ピーポーピーポー

男「やべぇ!!サツだ!」




38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/29(日) 21:06:46.04 ID:tNpBATpQ0

闇子「………当たり前よ。夜の校舎であれだけ騒げば」

男「畜生っ!」

警官A「不審者を見つけたぞ!」

警官B「そっちに逃げたぞ!」

警官C「捕まえた!確保ー!」

男「ち、違う!俺はやましいことなど何もしていない!トイレの闇子さんとお話していただけだ!」




39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/29(日) 21:11:01.10 ID:tNpBATpQ0

女児A「ねぇ知ってる?変質者が出たんだって」

女児B「なにそれー」

女児A「昨日の夜、この学校に不法侵入した男がいたらしいんだよ」

女児B「いやだ、こわーい」

闇子「………はぁ、今はおばけより、生きてる人間を怖がる時代なのね。嫌になっちゃうわ」




40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/29(日) 21:19:32.63 ID:tNpBATpQ0

数ヶ月後

闇子「……まったく、近頃の子供はトイレをまったく怖がらないんだから」

ピカピカ

闇子「……なんて言っても仕方ないわね。こんなに明るくて清潔感溢れるトイレを怖がるほうがどうかしてるわ」

コンコンコンコン

「やーみこさん」

闇子「あら?これって確か……」

ガチャ

男「久しぶり。闇子さん」

闇子「………」




41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/29(日) 21:25:32.77 ID:tNpBATpQ0

闇子「なっ、あんたっ!警察に捕まったんじゃ……」

男「保護観察処分中です」

闇子「…それで、こりもせずにまた忍び込んできたの?」

男「………闇子さんに会いたくて」

闇子「……とっても嬉しくないわ」

男「いやね、闇子さんを呼び出す方法とか色々調べたんだよ」

闇子「…そうなの」

男「三番目の個室と迷ったんだけどね」

闇子「三番目は花子さんよ。ちなみに男子トイレの二番目は太郎くん。学校によって色々変わったりするけど」

男「えっ!?花子さんもいるの?」

闇子「残念、ここには私しかいないわよ」




43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/29(日) 21:31:35.34 ID:tNpBATpQ0

男「今もしかして、花子さんにたいして焼き餅焼いた?」

闇子「……なわけないでしょ」

男「なんかさっきから元気ないけど。前なら今みたいな事いったらキーキー言ってたのに」

闇子「……今の世の中、私を怖がる子供なんていないのよ。」

男「どうしたの急に」

闇子「子供はおばけだけを怖がっていればよかったのよ……今の世の中、おばけより怖いものが増えすぎたの」

男「……物騒な世の中だからね」

闇子「その代表であるあんたが………人事みたいに何言ってんのよっ!!」




44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/29(日) 21:36:37.85 ID:tNpBATpQ0

男「元気になったね」

闇子「うるさいっ!」

男「五月蝿いのは闇子さんのほうじゃないか………」

闇子「……はぁ、本当に嫌になっちゃうわ。久しぶりに出てきたら、こんな変態に会うわ。私の居場所はなくなってるわ」

男「まぁ、そう落ち込まないで」ポンポンッ

闇子「気安く触らないで」パシッ

闇子「だいたい誰のせいで………え?」




45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/29(日) 21:39:38.76 ID:JrzcaMzs0

あれ?



48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/29(日) 21:43:31.83 ID:tNpBATpQ0

闇子「ちょちょちょ…いま…今……」ワナワナワナ

男「どうしたんだよ本当に」

闇子「何で私に触れるようになってるのよっ!」

男「いやね、知り合いに寺生まれの奴がいてね。
俺、今回捕まったじゃん?そいつが、煩悩を断つために一から修行したほうがいいって言って無理やり修行させられたんだよ」

闇子「修行って何よっ!?」

男「そしたら何かね。おばけとか触れるようになったんだよ」ワキワキ

闇子「なっ、何よその気持ち悪い手付き!?煩悩払えてないじゃない!」




49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/29(日) 21:51:30.81 ID:tNpBATpQ0

男「煩悩は無くなったよ煩悩は……」ジリジリ

闇子「……じゃ、じゃあ何でこっちに来るのかしら」

男「これは愛だ!純粋な愛!」

闇子「愛なんて欲望の塊よ!」

男「まぁ、そんなのどうでもいい。素直にペロペロクンカクンカさせるんだ闇子さん」

闇子「嫌に決まってるでしょ!」




51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/29(日) 22:00:50.58 ID:tNpBATpQ0

男「ふんっ、トイレが水洗式になった今。闇子ができるのはトイレのドアをバッタンバッタンする程度じゃないか。小学生女児の体でどう抵抗する気だ」

闇子「ふふふっ、私がこの数ヶ月間ただぼーっと過ごしてただけだと思ってたのかしら?」

男「ん?」

闇子「新しい必殺技を考えておいたのよ!その名もトイレットペーパーミサイル!」

男「………闇子さん」

闇子「何よ?」

男「必殺技名が小学生レベルなとこが可愛い」

闇子「うっ、うるさいわね!」




52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/29(日) 22:07:11.80 ID:tNpBATpQ0

闇子「名前なんてどうでもいいわ。トイレットペーパーミサイルは凄いのよ」

男「トイレットペーパーがミサイルになったところでたかが知れてると思うんだけど……」

闇子「甘いわね。トイレットペーパーミサイルの真価は束縛力にあるの。通常の強度を遥かに超えたペーパーがあなたの動きを封じるの」

男「闇子さん……」

男(必殺技が出来たのがよっぽど嬉しかったのかな?自分からそんなに説明しちゃって………可愛いなぁ)

闇子「くらいなさいっ!トイレットペーパーミサイル!」

ヒュン ヒュン ヒュン ヒュン

男「破ぁ!!」

バシュン

闇子「…………はい?」




54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/29(日) 22:10:04.56 ID:tNpBATpQ0

闇子「…ちょ…ちょっと、今、手から何か出たわよ。何なのよそれ」

男「俺にもわからん」

闇子「何でそのよくわからないもので、私のトイレットペーパーミサイルが撃ち落とされているのよっ!」

男「……一言で言うと、寺生まれって」

闇子「あなたは寺生まれじゃないでしょっ!!」




53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/29(日) 22:09:12.56 ID:6eilUuBb0

これがTさんの力か



55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/29(日) 22:10:45.08 ID:JrzcaMzs0

完全にあの人に修行してもらってるwww



56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/29(日) 22:15:47.61 ID:tNpBATpQ0

男「さて……もう満足したかな?」

闇子「や…やめて…こっちに来ないで…」

男「断る」

闇子「あわわわわわわわわわわ…」

男「いただきまーすっ!」ガバッ

闇子「いやぁああああああああああああああああ」ジタバタ

男「暴れるな!ペロペロできないだろ!」クンカクンカクンカ

闇子「やめてぇえええええええ」ジタバタ

男「こらっ!だから暴れるな!」チュチュチュチュ



数分後

闇子「………」グッタリ
ペロペロペロペロ




58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/29(日) 22:20:31.13 ID:llLuEQuE0

ふぅ・・・



59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/29(日) 22:21:57.54 ID:tNpBATpQ0

闇子「最悪……最悪よ……私はトイレの闇子さんなのよ。何が悲しくて変態にペロペロされなきゃならないのよ……」

男「クンカクンカやチュチュのほうが良かった?」

闇子「どれも嫌よ!」

男「つまりスーハースーハーなら……」

闇子「……はぁ。昔はこんなんじゃなかったのに」

男「昔?」

闇子「昔は皆、私を怖がっていたわ。最後に怖がらせた男の子なんて震えてその場で腰を抜かしてたんだから」

男「……ああ、多分それ俺だ」

闇子「…………は?」




60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/29(日) 22:25:25.51 ID:tNpBATpQ0

闇子「…あんた?ここの卒業生なの?」

男「うん」

闇子「…いや、あんた私のこと知らないって」

男「だから、花子さんだと思ってたんだって。皆もトイレの花子さんだと思ってたよ」

闇子「…え?じゃあ昔から私は」

男「トイレの花子さんと間違われてたんだね」

闇子「…そ…そんな……何かの間違いよ……」ガクッ




61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/29(日) 22:32:07.59 ID:tNpBATpQ0

闇子「あ、でも!」

男「どうした?」

闇子「あなた!昔は私のことを怖がってたんでしょ!何かそこは嬉しいわ!」

男「………怖がる?」

闇子「怖がってたじゃない!震えてたじゃない!腰抜かしてたじゃない!」

男「いや、あのときは、あまりの可愛さに腰抜かして震えてただけだし」

闇子「何でそんなくだらない嘘をつくのよ!確かに怖がってたはずよ!」

男「いや、だって小学生女児好きに目覚めたのそのときだし」

闇子「嘘よ嘘!」

男「その時の俺の表情覚えてる?」

闇子「………小学生だとは思えないほどに気持ち悪いにやけ面だったわ」




63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/29(日) 22:41:11.41 ID:tNpBATpQ0

闇子「…何なのよ。私の思い出にまで嫌がらせをして」

男「嫌がらせなんて」

闇子「してるじゃない!!私の体触りまくってたじゃない!!」

男「え?嫌だった?」

闇子「あの反応で喜んでると思う!?馬鹿なの!?」




64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/29(日) 22:45:26.52 ID:onwURjVn0

何これかわいい



65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/29(日) 22:52:03.12 ID:fp5Mb2vn0

かわええな



74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/29(日) 23:11:52.16 ID:tNpBATpQ0

男「……わかった。責任をとろう」

闇子「責任?死んでくれるの?そうでしょ?早く死んでよ」

男「学校の怪談なりそういうものっていうのはな。人に忘れられると消えてしまうんだ」

闇子「知ってるわ。だから人を怖がらせてその存在感を保つのよ。犠牲を出すにしても必要最小限。
噂話をする人間を残してやらなきゃ意味はないから。
大量虐殺をする怪談話がないのもそのためね」

男「で、君はもう消えようとしている」

闇子「わかってる。だからと言ってどうこうしようとも思わないけど。何?まさかあなた、私の話を宣伝でもしてくれるつもり?」




75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/29(日) 23:18:32.59 ID:tNpBATpQ0

男「いいや」

闇子「ふうん。じゃあどうするつもりよ」

男「君を式紙として使役しようと思う」

闇子「…………………は?」

男「個人で使役するぶんには公のルールも無視できる」

闇子「いやいやいやいや!ちょっと待ちなさいよ!そもそもあなたが修行したのってお寺なんでしょ?」

男「寺生まれに不可能はない」

闇子「だから!あんたは寺生まれじゃないって言ってるでしょ!」

男「時間がない。急がないと」

闇子「第一、あんたなんかに使役されたくないわよ!」

男「毎日ペロペロしてあげるからね」

闇子「嫌ぁあああ!絶対嫌!消えるほうがマシよ!」




77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/29(日) 23:26:33.09 ID:tNpBATpQ0

男「臨兵闘者 皆陳列在前」

闇子「陰陽道じゃないの!?第一使い方あってるの?絶対間違ってるわよ!」

男「ははは、闇子さんはもの知りだなぁ」スッ スッ

闇子「次に何で十字をきってるのよ!絶対適当でしょ!」

男「破ぁ!!」

闇子「結局それじゃない!それでどうとでもなるんでしょ!もう好きにしてっ!」

バシュン バシュンバシュン




79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/29(日) 23:31:26.67 ID:tNpBATpQ0

男「………ふぅ」

闇子「……で?どうなったわけ?何か変わったの?」

男「トイレの外に出てみてくれ」

闇子「トイレの外?……馬鹿じゃないの?私はトイレの闇子さんよ。なんてね。普通に出れるのは知ってるわよ。ここはその逆パターンでしょ?逆に出れない…」ガチャ

闇子「あ……普通に出れたわ…」




80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/29(日) 23:36:19.45 ID:tNpBATpQ0

男「これで闇子さんはトイレのではなく、俺の闇子さんになったわけだ」

闇子「………」ダダダダダッ

男「あっ……逃げた」

闇子「馬鹿!死ね!変態!インチキ仏教徒!もうあんたの顔なんて二度と……」

男「………闇子さんお越しください」

シュワンッ

闇子「見たくなかったわよ……」

男「つまり、いつでも呼び出せるんだよ」

闇子「ああああああああああああ」




82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/29(日) 23:44:28.04 ID:tNpBATpQ0

数日後

男「毎日が幸せすぎてこわいな。闇子さんをいつでもペロペロできるなんて……ふんっ」ブボッブリリリ

闇子「ふんっ…いくら自宅のトイレだからって、トイレの闇子さんの住む家のトイレで呑気にしてるなんて間抜けね」

カチッ

男「おわっ!?急に真っ暗になった」

闇子「ふふふっ、トイレの闇は闇子さんの指先一つで自由自在なのよ」

男「闇子さんお越しください」

シュワンッ

闇子「何読んでるのよ!?って臭っ!?臭いわよ!何食べたらそんなに臭くなるのよ!」




83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/29(日) 23:50:41.16 ID:tNpBATpQ0

男「臭いのは平気だろ?」

闇子「あんたのが特別臭いのよ!こんなとこいられないわっ!」ガチャッ ガシッ

闇子「離して!離しなさいよ!」

男「排便しながらトイレの闇子を抱きしめるって風流じゃないかな?」ギュッ

闇子「離せ!離せって言ってるでしょ!臭いのよっ………って何かお尻に当たって…いやぁあああああああああ放して離しなさいよ!」


闇子「助けて!トイレの花子さぁああああああああああああん!」

しまい




85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/29(日) 23:52:13.06 ID:3HxIW2jB0

うおおおおぉぉぉ乙



89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/30(月) 00:00:44.71 ID:yELR7rRp0


ちょっと小学校のトイレに行ってくる




88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/29(日) 23:56:31.51 ID:sANu4CYv0

これはいいものだ



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48917. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2019/03/12(火) 22:53 ▼このコメントに返信する
嫌いじゃないこういうの
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