1:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/23(木) 15:33:22.61 ID:
VvoYu5uu0
桐乃「でさー……」
あやせ「うふふっ……なにそれおかしいよー」
加奈子「………」
桐乃「……加奈子?どうしたの?」
加奈子「最近さー、なーんかつまんなくね?」
桐乃「そうかな?」
あやせ「毎日楽しいけど」
加奈子「マジでー?加奈子ちょっと面白いもの探してくるわ」スタスタ
桐乃「……まーた変なこと言い出したよ」
あやせ「そうね……なにかあったのかな」
桐乃「さぁね」
俺の妹がこんなに可愛いわけがない。 1(完全生産限定版) [Blu-ray]
5:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/23(木) 15:36:28.81 ID:
VvoYu5uu0
加奈子「あー……学校にいても何も面白くねぇぜ……」
加奈子「……なぁあやせ、帰っていい?」
あやせ「いいわけないでしょ」
加奈子「えー?ちょー暇なんですけど」
桐乃「なにが不満なのよあんたは……」
加奈子「だからさー、毎日同じことしてちょー暇なんだっつーの」
桐乃「それが理解できないって」
あやせ「なにしたいの?」
加奈子「いや、別に?」
桐乃「なんなのよ!」
9:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/23(木) 15:38:20.38 ID:NjwR2EsL0
3部作完結編キタ━(゚∀゚)━!
12:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/23(木) 15:40:19.66 ID:
VvoYu5uu0
加奈子「ちょー暇な学校終わったぜー」
あやせ「先生の前でそういうこと言わない!」
加奈子「はぁー?だってせんせーだって思ってるよな?がっこーつまんねーって思ってるよな?」
先生「はぁ……そっすね……」
桐乃「先生も何で弱気なの!?」
あやせ「とにかくそういうこと言わないの!」
加奈子「ちょ意味わかんないですけどー」
桐乃「わかれよ!」
15:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/23(木) 15:45:26.71 ID:
VvoYu5uu0
放課後
加奈子「あー面白いこと転がってねぇかなー」
加奈子「なぁそこのオバちゃん。何か面白いことあった?」
「え、いや、別に?」
加奈子「なーんだ。つまんねぇのー」テクテク
京介「あ」
加奈子「ん」
京介「よ、よう。なにやってんだ?」
加奈子「見てわかんねーのかよー。帰ってんだよ」
京介「あ、ああそうか。」
加奈子「あ、そうだ。なんか面白いことあった?」
京介「は?」
加奈子「最近つまんねーって思うわけよ。ちょー暇なんですけど」
京介「へー……」
17:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/23(木) 15:48:56.31 ID:
VvoYu5uu0
加奈子「なんか面白いもの持ってねぇ?」
京介「うーん……俺も学校帰りだしなぁ……」コ゛ソコ゛ソ
京介「あ、けんだまあった」
加奈子「なにそれ」
京介「穴に棒を入れるなかなかテクニックのいる遊びだ」
加奈子「なにそれ!ちょー面白そうなんだけど!ちょっと貸して!」
京介「ああ、いいぞ」
加奈子「うっへへー」
18:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/23(木) 15:57:37.30 ID:
VvoYu5uu0
加奈子「ほっ!やっ!難しいぜこれ。やめた」
京介「はやっ!」
加奈子「もっと面白いもんねぇかよー」
京介「うーん……あとメンコとか……麻雀セットしかもってないな」
加奈子「なにそれ。ちょーつまんなそうなんですけど」
京介「俺の鞄は終わりだよ」
加奈子「うーん……そうだ。今日家ちょっと邪魔するぜー」
京介「なんで!?」
加奈子「何か面白いもんあるかなーって思ったんだよ」
京介「なんなんだそれ……」
19:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/23(木) 16:01:48.58 ID:
VvoYu5uu0
加奈子「っていうわけで邪魔するぜー」
京介「へいへい。」
加奈子「ゲームどこにあったっけなぁ」カ゛サカ゛サ
京介「何で俺んちのこと把握してんだよ」
加奈子「加奈子ちゃんは天才なんだぜー」
京介「確実に能力の使いどころ間違ってる」
加奈子「かたいこと言ってんじゃねぇよー」
京介「これ十分柔らかくしたんだけど」
20:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/23(木) 16:04:14.20 ID:rP6CicgC0
かなかなキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
22:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/23(木) 16:05:03.67 ID:bIP9Qmtf0
ふぅ…どうやら俺のためだけに書いてくれてるらしいな
23:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/23(木) 16:05:28.89 ID:
VvoYu5uu0
加奈子「お、スーファミあんじゃん」
京介「まぁソフト少ないけどな」
加奈子「別にいいぜー。早くやれよ。ほら」
京介「え?俺も?」
加奈子「あったりまえじゃん。むしろやらないとかちょーありえないんですけど」
京介「はいはい……」
26:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/23(木) 16:10:07.79 ID:
VvoYu5uu0
加奈子「あー。ぷよぷよだ。やろうぜー」
京介「言っとくけど、俺けっこう強いぞ?」
加奈子「望むところじゃん」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
京介「……………」
加奈子「ひゅー。24れんさ!ぱよえーん!」
京介「……負けた……」
加奈子「なー。そろそろ飽きたぜぷよぷよ」
京介「そりゃお前がずっと勝ってるからな……」
27:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/23(木) 16:14:00.30 ID:
VvoYu5uu0
桐乃「ただいまー」
加奈子「お、桐乃邪魔してるぜー」
桐乃「加奈子!?なんでいんの!?まさかあんた、連れ込んだんじゃないでしょうね!」
京介「……桐乃ちょっとこっち来い」クッ
桐乃「ちょっ、どこに連れてくつもりよ……」
桐乃の部屋
京介「するわけねーだろ!いい加減にしろてめーは!」ト゛コット゛コッ
桐乃「あぁんぁ!/////」ト゛サッ
京介「ふぅ……」
29:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/23(木) 16:15:52.24 ID:NjwR2EsL0
妹の友達食いまくるとか最高だな
30:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/23(木) 16:20:16.47 ID:
VvoYu5uu0
京介「いやー参った参った」
加奈子「どうしたんだよ。桐乃は?」
京介「何でも無いけど?ベッドで寝てるぜ」
加奈子「えー。帰ってきてちよーそっこーで寝てんだけど。ウケる」
京介「代わりのゲーム見つかったか?」
加奈子「ううん。どれもやったことあるもんばっかだぜ。品揃え悪いな」
京介「うちはゲーム屋じゃねぇ」
加奈子「いいじゃん。何かゲーム買ってこいよ」
京介「バシりかよ!」
加奈子「なんでもいいからさー。アクションとかな。ロープレは長いから」
京介「断る」
31:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/23(木) 16:23:18.19 ID:
VvoYu5uu0
加奈子「……ってなに食ってんだよそれ」
京介「あん?ショートケーキだけど」
加奈子「ずっけー!ずりーわー!加奈子にも食わせろ!」
京介「だってこれ俺のケーキ…」
加奈子「いいからいいから遠慮とか!頂きます!」サッ ハ゜ク
京介「あー!」
(俺の使ったフォークを何のためらいも無く……)
加奈子「んー……美味い……全部食っていい?」
京介「あーもう好きにしろ」
加奈子「やったぜー!」ハ゜クハ゜ク
33:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/23(木) 16:28:00.61 ID:
VvoYu5uu0
加奈子「ふー……やっぱあいものサイコーだぜ」
京介「……まぁいいよ。お前が満足そうな顔で」
加奈子「なにそれ。チョーウケる」
加奈子「てかさてかさー。今日泊まってくぜ」
京介「は!?なんでだよ!?」
加奈子「ここにいるとおもしれーんだよな。家帰ってもつまんねー」
京介「いやいや、急にはダメだって!」
加奈子「大丈夫だって。かなこちゃんを信じろよ」
京介「どういうわけで大丈夫って言えるんだよ!」
35:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/23(木) 16:31:23.10 ID:
VvoYu5uu0
夜
京介「なんで親父は許したんだろうか」
桐乃「どうでもいいけど、あんた、加奈子に手出さないでよね」
京介「てめーに言われるまでもねーんだよ!クソが!」ト゛コ゛ッ
桐乃「あんん///」ト゛サッ
京介「ったく……ベッドまで運んでやるか。こんなところで寝られても迷惑だ」タ゛キッ
桐乃「ハァハァ……」
京介「あー気持ち悪い」
36:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/23(木) 16:35:11.47 ID:
VvoYu5uu0
加奈子「……おーい京介」
京介「何だよ」
加奈子「ここで寝ていいか?」
京介「はぁ?」
加奈子「ていうか、ここで寝るからな」
京介「だから、何でそうなったんだ!?」
加奈子「だって怖いんだよもんよー……」
京介「はぁ?」
加奈子「桐乃がこぇぇんだよ……」
京介「……どういう状況だ」
38:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/23(木) 16:40:34.12 ID:jnCbvB9U0
39:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/23(木) 16:40:37.18 ID:
VvoYu5uu0
加奈子「なんかよー……お前の写真がいっぱい天井に貼付けてあったんだよ」
京介「どういうこと!?」
加奈子「ちょうどベッドの上あたりで、寝るときに見えるようになったぜ……」
京介「……………」
加奈子「ここで寝ていいか?」
京介「ああ、許可する」
40:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/23(木) 16:44:25.17 ID:
VvoYu5uu0
加奈子「なんでそんなとこいんだ?」
京介「お前にベッド使わせてやるよ。俺は床でいい」
加奈子「ふーん……」
京介「おやすみ」
加奈子「…………」スンスン
加奈子「おー……すげー匂いするぜー……」スンスン
京介「ちょっと、やめてくれる?」
加奈子「おい!これすげー面白いぜー!おい!」スンスン
京介「やめろっておい!恥ずかしい!」
加奈子「あははは!お前の反応も面白い!」スンスン
京介「まくらの匂いを嗅ぐな!もうやめろ!」
42:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/23(木) 16:57:46.78 ID:
VvoYu5uu0
朝
京介「……なんでまだお前いんの?」
加奈子「おいおい、どうしたんだよ。今日は土曜だぜー?」
京介「ああ……そうだったな……」
桐乃「ちょっと用事あるからあたしは行くわ。手ぇ出すなよ!」
京介「誰が出すか!さっさと行け!」
桐乃「ふん!」サッサッ
加奈子「あー……つまんねー……なんかしようぜ」
京介「何かって何だよ。そういえば暇つぶしで来てるんだったな」
加奈子「そうだぜ。何かしろよ」
京介「何かってなんだよ!」
加奈子「それ考えるんのが京介の仕事だろー」
京介「なんなんだよ……」
44:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/23(木) 17:01:16.08 ID:
VvoYu5uu0
加奈子「……あ、この富士山のカレンダー、去年のやつじゃん」
京介「ほんとだ。替えてなかったな」カタカタ
加奈子「…………」
京介「ん?なに見てんだ?」
加奈子「山、行こうぜ」
京介「……はぁ?」
加奈子「かなこ、急に山行きたくなったぜ」
京介「なにいってんの?」
46:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/23(木) 17:04:08.17 ID:
VvoYu5uu0
加奈子「だから、山見たから山行きたくなったんだよ」
京介「お前はなんだ、ゲームやったらゲームの中に行きたいのか」
加奈子「かなこだってそこまで馬鹿じゃねぇよ」
京介「山っつったってどこ行くんだよ。近場に山ってあったっけ」
加奈子「それはお前が探すんだろー」
京介「お前いい加減にしろ」
48:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/23(木) 17:07:58.66 ID:
VvoYu5uu0
京介「いやいや、登山とかいっぱい準備しないといけないし」
加奈子「大丈夫だって。あそこの倉庫あるだろ?あそこにいっぱい色々入ってたし」
京介「なに勝手に見てんだよ」
加奈子「かてーこと言うなって。な?いいだろ?」
京介「……はいはい行けばいいんだろ行けば。夕飯には帰るぞ」
加奈子「わかってるってー」
49:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/23(木) 17:12:52.10 ID:
VvoYu5uu0
山
加奈子「やっほー!」
京介「まだ四合目だぞ」
加奈子「いいからやってみたかったんだよ」
京介「そういう感動は後にとっとけって」
加奈子「ぶーぶー」
京介「うるせーぞーおい」
加奈子「むっ……」
京介「無理に口閉じなくていいからな?」
加奈子「どっちなんだよ!」
50:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/23(木) 17:15:25.16 ID:
VvoYu5uu0
六合目
加奈子「かなこちよっと疲れたぞー」
京介「早いって……」
七合目
加奈子「あしつれー」
京介「大丈夫か?」
八合目
加奈子「……………」
京介「おい、大丈夫かって……」
52:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/23(木) 17:19:28.47 ID:
VvoYu5uu0
加奈子「……無理……マジ無理……誰だよ山行こうとか言った奴…」
京介「お前以外にいるのかよ!」
京介「ああもう!ちょっと来い!」
加奈子「んー?」ヨロヨロ
京介「よっと」
加奈子「わわっ!なにやってんだ!」
京介「おぶっていくしか進めないだろ?」
加奈子「んー……これよく考えたら楽だな。行けー!それー!」
京介「まだまだ元気だったな……」
53:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/23(木) 17:21:14.53 ID:NjwR2EsL0
女子中学生おんぶしたい
54:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/23(木) 17:23:34.14 ID:
VvoYu5uu0
加奈子「ほらほらー、あともうちょっとー!」
京介「はぁ……はぁ……よーし……到着……」
加奈子「うわーい!頂上だー!やっほー!」スタタッ
京介「めちゃくちゃ元気じゃねぇかてめー!」
加奈子「わーい!やっほー!やっほー!」
「わーい1やっほー!やっほー!」
加奈子「うひゃひゃひゃ!楽しいぜー!」
京介「……お前が満足ならそれでいいよもう」
57:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/23(木) 17:33:59.94 ID:
VvoYu5uu0
加奈子「やっほー!やっほー!」
「やっほー!やっほー!」
加奈子「うひゃひゃ!」
京介「全く……おーいメシだぞー」
加奈子「うぇーい!おにぎりだー!」
京介「俺が作ってきたんだから、ちゃんと俺にお礼をな…」
加奈子「…………」モク゛モク゛
京介「おい!話聞けよ!」
59:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/23(木) 17:40:19.90 ID:
VvoYu5uu0
京介「そろそろ降りるぞー。いつまでやってんだ」
加奈子「やっほーい!やっほーい!」
「やっほーい!やっほーい!」
加奈子「ふー……飽きた。やめよ」
京介「……やまびこも不憫だな」
加奈子「でも夕日が綺麗だぜー?ほら」
京介「……ああ、本当だ。綺麗だな」
加奈子「おい京介」
京介「ん?」
加奈子「かなこ、今日はちょー楽しかったぞ。面白かった!」
京介「ん、そうかい。そりゃ良かった」
60:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/23(木) 17:44:31.19 ID:
VvoYu5uu0
加奈子「よっしゃー!降りるぜー!ちょー降りるぜー!」
京介「……なんかとらドラでこういうセリフ……」
加奈子「そんなんねぇよ。早く来いよ」
京介「……ああ、疲れたせいだ」
加奈子「気をつけろよー……うわっ!?」
京介「こっちのセリフだよ!大丈夫か加奈子!?」
加奈子「いってて……ちょーよゆー……」
京介「とてもそうには見えん…」
加奈子「ここはいいから早く行け!」
京介「お前を置いていけるか!マジの意味でもそう言いたい!」
加奈子「大丈夫だって」
京介「そうか……急ぐぞ。暗くなったらいけないからな」
62:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/23(木) 17:50:36.29 ID:
VvoYu5uu0
加奈子「ほっ!ほっ!ほっ!」
京介「おいおい、そんなに飛ぶように降りたらいけないって……」
加奈子「ちょーよゆーだって言ってぇぇぇえええええええええ!?」ス゛ルッ
京介「落ちたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!余裕じゃねぇぇぇぇぇぇ!」
加奈子「あああぁぁ………」ヒューン
京介「……………」ホ゜カーン
京介「だ、大丈夫か加奈子!おい!」
京介「あっちのほうに落ちたんだよな……早く行かないと……」タ゛タ゛タ゛
66:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/23(木) 17:54:10.15 ID:
VvoYu5uu0
京介「おい!大丈夫か!どこだ!」
加奈子「おーい……」
京介「か、加奈子か!?おーい!ここだー!」
加奈子「お前が来いよー!足がー!」
京介「どうしたんだ!?今いく!」サ゛ッサ゛ッ
67:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/23(木) 17:58:33.53 ID:
VvoYu5uu0
加奈子「いてェー!ちょーいてェ!」
京介「おいおい……お前赤くなってるぞ!」スッ
加奈子「ちょっ!さわんな!いたぁぁぁ!」
京介「す、すまん!ちょっとこれ、捻挫か打撲でもしたんじゃないのか……?」
加奈子「マジかよー!勘弁してほしいんですけど!」
京介「と、とりあえず冷やそう……」シ゛ャッ
加奈子「お、おい!急に水かけんなよ!びっくりしただろ!」
京介「わ、悪い……」
69:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/23(木) 18:02:54.07 ID:
VvoYu5uu0
京介「悪かった……俺が登山に行くこともっと反対してたら……」
加奈子「なーに言ってんだよ。行きたかったのはかなこちゃんなんだぜ?」
京介「それはそうだが……」
加奈子「京介は何も悪くねぇって」
京介「でも……でも……」
加奈子「いいんだってーの。面白かったしな。京介、サイコー」
京介「な、なんだよそれ……」
加奈子「なんでもねぇって」
71:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/23(木) 18:08:18.89 ID:
VvoYu5uu0
加奈子「よっしゃー。京介が何か元気になるようなことやってやるよ」
京介「なんだそれ……」
加奈子「いくぞー。あやせのマネ!」
京介「!?」
加奈子「お兄たん!お兄たん!うわぁぁぁぁぁぁぁ!かっこよすぎですよお兄たぁぁぁぁぁん!」フ゛ンフ゛ン
京介「…………」ホ゜カーン
加奈子「ど?」
京介「……何のマネだったっけ」
加奈子「あやせ」
京介「あやせは……頭ブンブン振りながらそんなことを言うのか」
加奈子「そうだぜー。トイレでいっつもやってんだぜー」
京介「………はぁ」
72:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/23(木) 18:11:12.33 ID:
VvoYu5uu0
京介「……何か元気吸い取られた」
加奈子「あははははは!おもしれー顔!」
加奈子「えーっと続いて……桐乃のマネ」
京介「もう何がきても驚かねーよ」
加奈子「オ、オニーチャンスキー……オニーチャンスキー……違うかなぁ……?」クネクネ
京介「……は?なにやってんの?」
加奈子「桐乃のマネ」
京介「……それはちなみにどこでやってるのを見たんだ?」
加奈子「トイレだぜ」
京介「……」
73:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/23(木) 18:14:35.88 ID:
VvoYu5uu0
京介「はー……もう何か疲れたわ」
加奈子「そうか?かなこちゃんすげー元気だぜ」
京介「もう大丈夫か?立てるか?」
加奈子「んっ……まぁ大丈夫だぜ」
京介「肩貸してやるから、早く降りようぜ。この季節だから、もうすっかり真っ暗だ」
加奈子「やべーじゃん!早く降りないと!」
京介「やっと危機感でてきたか……」
加奈子「早く早く!いっちにー!いっちにー!」
京介「なんで二人三脚になってんだよ!」
74:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/23(木) 18:14:55.96 ID:GPYz+S2p0
つまり覗きが趣味なのか?
75:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/23(木) 18:15:51.32 ID:SZPjjLNZO
よーし山小屋を探そう
76:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/23(木) 18:21:08.77 ID:
VvoYu5uu0
加奈子「ぜー……ぜー……」
京介「はー……はー……」
加奈子「もう……もう疲れたぜ……あるきたくねー……だるい……」
京介「ちょ、ちょっと座って休もう……」
加奈子「そ、そうするか……」
京介「そろそろ何合目かな……」
加奈子「そんなこと覚えてねーっての……」
京介「あー限界……ちょっと眠い……」
加奈子「それちょっと思ってたわー……」
京介「よし!ちょっとだけ!ちょっとだけ寝よう!」
加奈子「わかった……Zzz」
京介「……はぇぇよ」
77:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/23(木) 18:23:33.61 ID:
VvoYu5uu0
加奈子「Zzz……」
京介「……何か心配で寝れないな……」
加奈子「ん……」カ゛シッ
京介「ん?」
加奈子「Zzz……」キ゛ュー
京介「こいつは……起きてんのかー?」
加奈子「Zzz……」
京介「……ガチ寝でこれかよ……」
78:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/23(木) 18:27:37.45 ID:
VvoYu5uu0
加奈子「へへっ……お兄たんか……照れるぜー……Zzz」
京介「どんな夢だよ……」
加奈子「何でもいうこと聞けよー……お兄たん……」
京介「……何か落ち着かない。こいつおんぶして降りるか」スッ
加奈子「んー……Zzz」
京介「ったく…重い……」
80:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/23(木) 18:32:06.40 ID:
VvoYu5uu0
加奈子「……ん?ここは?」
京介「ふもとだよ。さっさと駅行って電車乗って帰るぞ」
加奈子「マジでぇ!?やったー!」
京介「はいはい。随分元気だなお前は」
加奈子「へへっ、ありがとうな」
京介「どういたしましてっと……」
加奈子「……へへっ」
京介「なに笑ってんだよ、大変だったんだぞ?」
加奈子「なんでもねぇよ」
82:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/23(木) 18:35:08.01 ID:
VvoYu5uu0
京介「ただいまー」
加奈子「今帰ったぜー」
桐乃「あ!ちょっと!遅すぎるっての!なにしてたのよあんたら!」
京介「いや、ちょっと山登りに」
桐乃「はぁ?」
加奈子「ちょっと遭難して」
桐乃「はぁぁ?」
83:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/23(木) 18:40:45.22 ID:
VvoYu5uu0
京介「はぁって言われてもなぁ?なぁ?」
加奈子「そうだぜー。ちょっと登山して遭難しただけ」
桐乃「それがわかんないって言ってんのよ!」
加奈子「京介、かなこちゃんのやったアレやってやれ!」
京介「分かった。……オニイチャーン、スキー……こうかなぁ?」
桐乃「」
京介「よっしゃ!固まったぞ!今のうちだ!」タ゛タ゛ッ
加奈子「よっしゃ!よっしゃ!うひゃひゃ!」
桐乃「なんで……何でバレ……」
85:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/23(木) 18:52:12.12 ID:
VvoYu5uu0
京介「いやー今日疲れたなー」
加奈子「だなー。足怪我したときもー無理だと思ったもん」
京介「そうだな。よく頑張ったなお前」
加奈子「えへへへ……照れるぜー」
京介「ゆっくり休めよ」
加奈子「言われなくてもそうするってばよ」
88:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/23(木) 19:01:24.58 ID:
VvoYu5uu0
加奈子「あー……疲れたぜ……」
京介「俺もだ」
加奈子「ありがとうな、久しぶりに面白かったぜ」
京介「ああそうか。そりゃ良かった」
加奈子「……なぁ、桐乃のマネして、『お兄たん』って呼んでいいか?」
京介「はぁ?なんでそうなるんだよ」
加奈子「うっせーな。それだけこのかなこちゃんが感謝してるってことだぜ?」
京介「感謝のしかたがいまいちわからんが、別にいいよ」
加奈子「やったぜー!」
89:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/23(木) 19:08:08.18 ID:
VvoYu5uu0
加奈子「かなこはこれから妹だから、何でも言うこと聞かなきゃいけないんだぞ!」
京介「なんでだよ!」
加奈子「なんでもなんだっつーの!」
京介「はー……もう好きにしろよ」
加奈子「あははは!わーい!」
京介「お前もさっさと寝ろよ」
加奈子「わかった!お兄たん!」
京介「なに考えてんだ…」
加奈子「Zzz……」
京介「寝るの早いなもう」
90:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/23(木) 19:14:56.28 ID:
VvoYu5uu0
ーーーーーーーーー
加奈子「ふんふーん……」
あやせ「最近、加奈子楽しそうだね」
加奈子「べっつにー?ちょーいつも通りだぜ?」
桐乃「あーあ……委員会とかキツいなぁ……」
加奈子「かなこちゃん委員会杯ってないもんね!だから早く帰るぜー」
桐乃「あ、うん。ばいばい」
91:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/23(木) 19:17:31.19 ID:
VvoYu5uu0
加奈子「ふんふんーふー」
京介「ん?」
加奈子「あ、お兄たんだ!」
京介「いつまでマネ続くわけ?」
加奈子「しらね」
京介「そうかよ……何のようだ?」
加奈子「かなこちゃんをおんぶしていけ!」
京介「なんでだよ!」
加奈子「妹の言うことだよ?」
加奈子「聞けよ、お兄たん」
京介「は?」
終わり。終わった。よっしゃ
93:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/23(木) 19:19:23.51 ID:GIC1ez400
次は新ヒロインの人で
95:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/23(木) 19:22:18.75 ID:m9rivXxm0
黒猫メインがないじゃないですかー
106:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/23(木) 20:34:03.62 ID:5vmrEX3u0
加奈子は変態じゃないから、そういう意味ではパンチが足りなかったかもな
103:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/23(木) 20:18:16.10 ID:
VvoYu5uu0
また明日に黒猫スレたてようと思うよ
104:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/23(木) 20:20:08.35 ID:d9DMBJAi0
次は黒猫編かよ
期待して待っとるぞー
102:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/23(木) 20:08:16.35 ID:NjwR2EsL0
おもしろかったですの
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