リョウコ「ココナッツ・ベガの一番長い日」[スクストSS]

2018-09-21 (金) 12:01  その他二次創作SS   0コメント  
1: ◆ajqgdR8aUE 2018/09/15(土)21:17:20 ID:1DJ

~夏休み最終日~


リョウコ「う~ん…どうしてもこの宿題が終わらないなぁ…」


リョウコ「こうなったら誰かに教えてもらうしか…」


ハヅキ「…」スタスタ


リョウコ「あっ、ハヅキさん丁度良いところに!」


ハヅキ「おや、リョウコじゃないか」


リョウコ「ちょっと宿題教えて下さい!」
ハヅキ「ちょっと宿題教えておくれよ」


リョウコ「えっ」


ハヅキ「えっ」


リョウコ「…」


ハヅキ「…」


ハヅキ「…あー、どこが分からないんだい?ちょっと見せてみな」


リョウコ「ここなんですけど…」スッ


ハヅキ「どれ…あぁ…ここ難しいよねぇ」


ハヅキ「リョウコはこれ分かるかい?」スッ


リョウコ「あっ、ごめんなさい…私もそれ分からないです…」





2: ◆ajqgdR8aUE 2018/09/15(土)21:20:00 ID:1DJ

ハヅキ「そっか…」


リョウコ「はい…」


アコ「…あっ!ハヅ姉!リョウコっち~!」トコトコ


リョウコ「アコちん!」


ハヅキ「良いところに来たじゃないか」


アコ「宿題教えて欲しいのだ!」


ハヅキ「えっ」


リョウコ「えっ」


アコ「えっ?」


リョウコ「アコちんも終わってないんだ…」


アコ「"も"って事はリョウコっち達も宿題終わってないの?」


リョウコ「そうなんだよね…」


ハヅキ「そうなんだよ…」




3: ◆ajqgdR8aUE 2018/09/15(土)21:20:47 ID:1DJ

アコ「リョウコっちの事だから普通に終わらせてるかと」


リョウコ「うん、普通に終わらなかったよね」


イミナ「…あっ!おーい!みんなー!」ダダダッ


ハヅキ「おや、イミナじゃないさ」


リョウコ「嫌な予感…」


イミナ「なぁ宿題教えてくれよ!このままだと終わらないんだよ!」


リョウコ「やっぱり」


イミナ「やっぱりって何だよ」


アコ「まぁそんな気はしてたのだ」


ハヅキ「むしろ安心したよ」


イミナ「喧嘩売ってんのか?」




4: ◆ajqgdR8aUE 2018/09/15(土)21:22:01 ID:1DJ

リョウコ「実は私達も宿題終わってなくて…」


イミナ「マジか」


マリ「…さっきから何の騒ぎ?」


イミナ「おおっ、居たのかマリ」ビクッ


ハヅキ「その気配消して急に出てくるやつ、心臓に悪いからやめてあげな」


マリ「気配消してる気ないんだけど」


マリ「…で?こんなに集まってどうしたのさ?」


ハヅキ「実は"かくかくしかじか"でねぇ」


マリ「へぇ"宿題が終わってない"ねぇ…」


マリ「ま、今日中に頑張んなよ」


マリ「終わったら写させてもらうからさ」


イミナ「こいつ宿題が終わってないどころか自分でやる気すらねぇぞ」


アコ「それでよくそんな態度がとれるのだ」




5: ◆ajqgdR8aUE 2018/09/15(土)21:23:56 ID:1DJ

リョウコ「…あっ!じゃあみんなで勉強会しましょうよ!勉強会!」


リョウコ「1人1人では無理でもみんなでやればきっと終わりますって!」


リョウコ「ほら、3人寄れば文殊の知恵って言うし5人も居れば楽勝だよ!」


ハヅキ「そうさねぇ、たまにはそういうのも悪くないか」


アコ「ベガのチームワークなら宿題ぐらいちょちょいのちょいなのだ!」


イミナ「だな!じゃあどこでやる?」


リョウコ「チームハウスのリビング…だと色々と誘惑が多いし、私の部屋でどうかな?」


リョウコ「じゃあみんな筆記用具を用意したら私の部屋に来てね!」


リョウコ「あ、ノックは絶対してくださいよハヅキさん」


ハヅキ「なぜ名指しで注意するんだい?」




6: ◆ajqgdR8aUE 2018/09/15(土)21:25:13 ID:1DJ

~5分後~


[リョウコの個室]


コンコン


リョウコ「どーぞー」


ガチャ


ハヅキ「お邪魔するよ」


アコ「へー…リョウコの部屋ってこんな風になってるんだー…」


リョウコ「アコちん、いま"思った通り普通の内装だな"って思ったでしょう」


アコ「自覚してるならもうちょっと凝ったらいいのに…」


リョウコ「これが良いの!」


イミナ「うわぁ…なんか凄い良い匂いするんだけど…」


イミナ「これが女の子の部屋ってやつか…」


リョウコ「居吹さんも女の子でしょ!?」


ハヅキ「さぁて、ベッドの下にはどんなお宝が…」ガサゴソ


リョウコ「無いですから!っていうか人のベッド荒らさないで下さい!」




7: ◆ajqgdR8aUE 2018/09/15(土)21:27:35 ID:1DJ

リョウコ「…あれっ?雪代さんは?」


アコ「そういえば2レス前から居ないのだ」


イミナ「あいつ…ばっくれやがったな…」


マリ「…いや、喋ってないだけでずっと居るんだけど」


イミナ「おおっ、居たのかよ…」ビクッ


ハヅキ「マリ、せめて三点リーダ(これ→…)ぐらい出さないと居るんだか居ないんだか分からないじゃないか」


マリ「…そうかい」


リョウコ「はいはい!じゃあ全員揃いましたし始めますよ!」


リョウコ「あっ、小腹が空いたら悠水に作ってもらったクッキーがありますからね!」


アコ「勉強会が始まる前から誘惑させてどうするのだ」




8: ◆ajqgdR8aUE 2018/09/15(土)21:29:36 ID:1DJ

~10分後~


リョウコ「…」カキカキ


ハヅキ「…」カキカキ


アコ「…」カキカキ


イミナ「…」カキカキ


マリ「…」


イミナ「…あのさ」


イミナ「これ勉強を教えられるやつが居ないと意味なくねぇか?」


アコ「あ、イミナっちも気付いちゃった?」


リョウコ「そ、そんな事ないですよ!」


リョウコ「みんなで力を合わせれば…」


ハヅキ「リョウコ、さっき3人寄れば文殊の知恵って言ってたけどさ、勉強に関しちゃアタシ達ただの烏合の衆なんだよ」


マリ「それ自分で言うんだ」




9: ◆ajqgdR8aUE 2018/09/15(土)21:30:56 ID:1DJ

マリ「もうさ、誰か呼んだら?」


マリ「勉強出来る人をさ」


リョウコ「勉強出来る人かぁ」


リョウコ「悠水…は無しとして伊緒ちゃんか二穂ちゃんとか?」


ハヅキ「それはどうかと思うけどねぇ」


リョウコ「なんでですか?」


ハヅキ「ほら、あたし達って高等部三年だろ?」


リョウコ「あぁ…勉強の範囲が違…」


ハヅキ「高三が下級生に勉強教えてくれとか最年長のメンツが立たないじゃないか」


リョウコ「そこ!?そこですか!?」


イミナ「宿題終わってない時点でメンツも何も無いだろ」


アコ「イミナっち、その言葉はブーメランなのだ」




10: ◆ajqgdR8aUE 2018/09/15(土)21:32:04 ID:1DJ

ハヅキ「だから呼ぶなら同級生にしときな」


リョウコ「同級生で頭の良い人…っていうと楓さん?」


ハヅキ「楓は…後が怖いからあまり借りを作りたくないんだよねぇ」


アコ「分かる、分かるのだ」


イミナ「お前ら何やらかしたんだよ」


マリ「…じゃあシャルロッテしか居なくない?」


リョウコ「ロッティちゃんって同級生だったんだ」


リョウコ「小さいからてっきり中等部の子かと…」


アコ「おおっと、アコっちに流れ弾なのだ」


リョウコ「でもロッティちゃんとはほぼ面識無いけど宿題とか教えてくれるかなぁ…?」


マリ「ちょっと連絡してみるよ」




11: ◆ajqgdR8aUE 2018/09/16(日)00:12:28 ID:oVj

~5分後~


シャルロッテ「いきなり呼びつけてなんの用デス」


リョウコ「実は夏休みの宿題を教えて欲しいんだけど…」


シャルロッテ「ほう、宿題を教え…宿題デス!?」


シャルロッテ「もう今日で夏休み終わりだっていうのにまだ終わってねーデス!?」


シャルロッテ「キサマら夏休み中なにやってたデス!?」


ハヅキ「遊んでたに決まってるじゃないさ」


イミナ「水着DEドン!とかな」


マリ「もしくは寝てたね」


シャルロッテ「揃いもそろってバカなのデス!?」


シャルロッテ「それでも高等部三年生かデス!?」


アコ「ぐうの音も出ないのだ」




12: ◆ajqgdR8aUE 2018/09/16(日)12:59:49 ID:oVj

シャルロッテ「こんなのが将来を担っているかと思うと、この国の未来を憂いたくなるデス…」


ハヅキ「おや、あたし達だって先を考えて無いわけじゃないよ?」


ハヅキ「リョウコは警察官だろうし」


リョウコ「やっぱりそうなるかなぁ」


ハヅキ「アコは報道関係だろうし」


アコ「アコっちパパラッチなのだ」


ハヅキ「イミナはスポーツ推薦とかで体育大に行けるだろうし」


イミナ「いや、アタシ過去に警察沙汰とか起こしてるから推薦とか絶対無いわ」


ハヅキ「マリはイロモネアで最後まで笑わない客の役があるし」


マリ「最近イロモネアやってないんだけど」


リョウコ「やってたらやるんですか!?」




13: ◆ajqgdR8aUE 2018/09/16(日)13:00:48 ID:oVj

シャルロッテ「そういう不知火、キサマはどうする気デス?」


ハヅキ「そりゃあシャルロッテ、あたしはもちろん…」


ハヅキ「もちろん…」


ハヅキ「も、もちろん…」


ハヅキ「…」


ハヅキ「…あれ、アタシってエロい以外に何も無い…?」


リョウコ「いやいやいや!?何かあるでしょ!?」


ハヅキ「逆に聞くけどさ、エロい以外に何かあるのかい? 」


リョウコ「えっ」


リョウコ「…」


マリ「リョウコ、そこは嘘でも何か言うところだよ」




14: ◆ajqgdR8aUE 2018/09/16(日)13:01:51 ID:oVj

アコ「でも確かに言われてみればハヅ姉の未来って想像出来ないのだ」


イミナ「なんというか、もう成熟しきった感あるからな」


リョウコ「年をとっても今と大して変わらなそうだよね」


マリ「死ぬ間際まで下ネタ言ってそう」


ハヅキ「あんたら、あたしを何だと思ってるんだい」


ハヅキ「まぁ、いいさ」


ハヅキ「手先は器用だし女性向けのエステティシャンでも目指すとするよ」ワキワキ


リョウコ「…くれぐれも健全なエステにしてくださいよ?」


アコ「見える、警察官になったリョウコっちに逮捕されるハヅ姉の姿が見えるのだ」




15: ◆ajqgdR8aUE 2018/09/16(日)13:03:04 ID:oVj

シャルロッテ「というか、そんな事よりさっさと宿題やりやがれデス」


ハヅキ「そんな事って」


ハヅキ「それに元はといえばシャルロッテが聞いてきたんじゃないか」


シャルロッテ「まさかこんなに脱線するとは思わねーデス」


シャルロッテ「…コホン、じゃあ分からないところがあったら教えてやるから呼ぶデス」


リョウコ「あっ、じゃあ早速ココを…」


シャルロッテ「どれどれ…ってココかデス」


シャルロッテ「ココはこれをこうして代入するデス」


リョウコ「これをこうして代入…」


ハヅキ「代入…大きな乳みたいな響きでそそるねぇ」


シャルロッテ「キサマはもう黙ってろデス」




16: ◆ajqgdR8aUE 2018/09/16(日)20:07:59 ID:oVj

マリ「…ココ分かんないだけど」


シャルロッテ「どれどれ…世界史かデス」


シャルロッテ「む?答えは合ってるのに、どこが分からないデス?」


マリ「いや、なんで人間って戦争ばかりしてきたんだろうな…ってさ」


シャルロッテ「どこで悩んでるやがるデス!?」


シャルロッテ「そんなのは世界史じゃなく倫理の範疇デス!」


シャルロッテ「というか真面目に考えたら憂鬱になるから考えない方が身のためデス」


シャルロッテ「私の国だって好きで戦争してるわけじゃ…」クッ…!


アコ「説得力が凄いのだ」


マリ「なんか悪いね」




17: ◆ajqgdR8aUE 2018/09/16(日)20:09:32 ID:oVj

アコ「それはそうとアコっちもココを教えて欲しいのだ」


シャルロッテ「高嶺は頭が良い系の方じゃねーのかデス?」


シャルロッテ「ほら、自己紹介文でもチームのブレーン的存在って書いてあったデス」


アコ「頭が良いのと勉強が出来るのは別だからね」


アコ「ベガはイミナっち以外の学力が同じなところで察して欲しいのだ」


シャルロッテ「分かってるなら少しは勉強しやがれデス」


シャルロッテ「で?どこが分からねーデス?」


アコ「ココなんだけど…」


シャルロッテ「ふむ、英語かデス」




18: ◆ajqgdR8aUE 2018/09/16(日)20:10:21 ID:oVj

シャルロッテ「そこは"have to"じゃなくて"must"デス」


リョウコ「ロッティちゃんってヨーロッパ出身っぽいのに英語も出来るんだね」


シャルロッテ「バカにすんじゃねーデス」


シャルロッテ「むしろ外国人として言わせてもらうと日本語の方が英語よりよっぽど難しいデス」


シャルロッテ「なんでそんな難しい言語を日常的に使っていて英語が出来ないのか不思議でしょうがないデス」


イミナ「ちょっとなら英語が出来るって人は多いだろうけどな」


ハヅキ「あたしもちょっとぐらいなら喋れるからねぇ」


シャルロッテ「ほう、じゃあちょっと自己紹介してみるデス」


ハヅキ「はいよ」




19: ◆ajqgdR8aUE 2018/09/16(日)20:11:54 ID:oVj

ハヅキ「あー、コホン」


ハヅキ「My name is Hazuki Shiranui」


ハヅキ「I am the leader of coconuts vega」


ハヅキ「I have a sister」


ハヅキ「I like to touch of the girls body」


ハヅキ「ato eroikoto daitai suki」


シャルロッテ「ガバガバじゃねーかデス!」


イミナ「途中まで良かったのにな」


リョウコ「いや小 学生レベルの英語でしたけど!?」


アコ「発音だけは無駄に良かったのだ」


マリ「内容はろくでもなかったけどね」




20: ◆ajqgdR8aUE 2018/09/17(月)14:28:31 ID:cJ0

イミナ「あ、ココ教えてくれよ」


シャルロッテ「ん?見せてみるデス」


シャルロッテ「古文かデス」


シャルロッテ「いや、外国人が日本人に古文を教えるって色々とおかしくねーかデス?」


リョウコ「さ、最近は日本人より日本文化に興味がある外国人の人も多いし…?」


ハヅキ「それフォローになってないよ」


シャルロッテ「…まぁいいデス」


シャルロッテ「えー、ココはそれなりに有名なやつデス」




21: ◆ajqgdR8aUE 2018/09/17(月)14:29:29 ID:cJ0

シャルロッテ「この"いとおかし"というのは現代訳だと"とても趣が深い"になるデス」


イミナ「なんだ、お菓子の事じゃないのか…」


シャルロッテ「どこでガッカリしてるデス…」


イミナ「いや、いとおしい菓子の話かなぁって」


シャルロッテ「枕草子はそんな話じゃねーデス」


リョウコ「現代でいうところの恋愛ライトノベルみたいなものなんだっけ?」


シャルロッテ「まぁそんなところデス」


ハヅキ「という事はラッキースケベが…!?」


アコ「ライトノベルは全部が全部エロいやつじゃないのだ」


マリ「まぁ枕草子は結構エロいやつなんだけどね」


ハヅキ「後で読むとしようかね」


シャルロッテ「その行動力をすこしは勉強に向けやがれデス」




22: ◆ajqgdR8aUE 2018/09/17(月)14:30:31 ID:cJ0

~5時間後~


シャルロッテ「キサマら、どんだけ宿題溜め込んでやがるデス!?」


シャルロッテ「ペースの遅さも問題だがあまりにも残りが多すぎるデス!」


シャルロッテ「このままじゃ今夜中には終わらねーぞデス!?」


シャルロッテ「というか教える方の身にもなれってんデス!」


リョウコ「ごめんなさい、ホントごめんなさい」ペコペコ


ハヅキ「なぁに、最悪徹夜でもすれば終わるさね」


シャルロッテ「私にも徹夜しろとデス!?」


アコ「まぁ、教える人が居ないと徹夜してもしょうがないからね」


マリ「じゃあ私は寝るから終わったら書き写しておいてよ」ガタッ


イミナ「待て待て待て!」ガシッ!




23: ◆ajqgdR8aUE 2018/09/17(月)14:31:06 ID:cJ0

~登校日~


シャルロッテ「あー、ついに日付が変わっちまったデス」


シャルロッテ「終わる気がしねーデス」


ハヅキ「もうシャルロッテに誰か1人分を全部解いてもらってさ、それをみんなで書き写せばいいんじゃないか?」


マリ「賛成」


リョウコ「いや、それ一番やっちゃダメなやつですよ!?」


シャルロッテ「そんな事したら、これまでの苦労が無駄じゃねーかデス!」


ハヅキ「妙案だとおもったんだけどねぇ」


アコ「紛うことなき迷案なのだ」


イミナ「じゃあ完徹コース決定だな」


シャルロッテ「もう帰って寝たいデス…」




24: ◆ajqgdR8aUE 2018/09/17(月)14:32:42 ID:cJ0

~丑三つ時~


ハヅキ「じゃあ丁度良い時間だし、眠気覚ましに怪談でもやろうか」


シャルロッテ「宿題はどうする気デス!?」


ハヅキ「これ8月協力戦が終わった後の話なんだけどさ」


シャルロッテ「無視デス!?」


リョウコ「ごめんなさい、うちのリーダーが自由過ぎてごめんなさい」ペコペコ


ハヅキ「深夜なのになぜか職員室に明かりが点いててさ」


ハヅキ「気になって覗いてみたら先生が真面目に仕事してたんだよ」


イミナ「怖っ…」


アコ「怖っ…」


マリ「怖っ…」


リョウコ「怖っ…」


シャルロッテ「怖っ…」


ハヅキ「なんかヤバいものでも食べたのかねぇ」




25: ◆ajqgdR8aUE 2018/09/19(水)18:58:15 ID:sZ0

~早朝~


シャルロッテ「あ、辺りが明るくなってきたデス…」


リョウコ「でもあと少し…あと少しで終わりますから…」


アコ「にゃははは…」


イミナ「アタシ…この宿題が終わったらメイプルスターでDXパフェ食べるんだ…」


ハヅキ「2人とも大丈夫かい?おっぱい揉む?むしろ揉まれる?」


リョウコ「みんなしっかりして!?」


マリ「…ちょっとトイレ行ってくる」ガタッ


リョウコ「あ、うん」


ガチャ


リョウコ「さてと…あとちょっとだから頑張らなきゃ…」


シャルロッテ「登校時間までもあとちょっとデス…」




26: ◆ajqgdR8aUE 2018/09/19(水)18:58:52 ID:sZ0

~1時間後~


リョウコ「マリさんが帰ってこないから探してみたら自分の部屋で寝てました」


アコ「やっぱり」


イミナ「マジでばっくれやがったな…」


ハヅキ「…」


リョウコ「あの…"その手が有ったか!"みたいな顔しないでくれます?」


ハヅキ「いや、だってさマリだけズルくないかい?」


アコ「後で寝起きドッキリを仕掛けてやるのだ」


イミナ「賛成」


シャルロッテ「その前に宿題を片付けるデス」




27: ◆ajqgdR8aUE 2018/09/19(水)18:59:29 ID:sZ0

~朝~


リョウコ「お…」


リョウコ「終わった…!」


リョウコ「やったよ終わったよロッティちゃん!」


シャルロッテ「うむ、良く頑張ったデス」


アコ「ありがとうなのだ!」


シャルロッテ「1人を除いてみんなが頑張った結果デス」


イミナ「本当に助かったよ!」


シャルロッテ「終わってなによりデス」


ハヅキ「お礼にマッサージしてあげるよ」ワキワキ


シャルロッテ「お断りデス」


シャルロッテ「ふぁぁ…じゃあ私も自分の部屋に帰って登校の準備をしてくるデス」


シャルロッテ「じゃあ後で学校で会おうデス」


リョウコ「お疲れ様」


ガチャ


リョウコ「さて!私達も学校行く準備しないとだね!」




28: ◆ajqgdR8aUE 2018/09/19(水)19:00:37 ID:sZ0

~登校時間~


[通学路]


リョウコ「いやぁ、一時はどうなる事かと思ったけど無事に終わってよかったよかった」


アコ「とりあえず1日あれば宿題を終わらせられるのが分かったのだ」


リョウコ「いや、コツコツやろうよ」


アコ「冗談なのだ」


ハヅキ「しかしシャルロッテには迷惑かけちゃったねぇ」


ハヅキ「ちゃんとお礼しないと」


リョウコ「マッサージ以外でお願いします」


ハヅキ「はいはい」


イミナ「じゃあ今度あの店のケーキでもご馳走してやるか」


リョウコ「あー、いいねそれ!私も食べてみたかったんだ!」


イミナ「おいおい、シャルロッテへのお礼だろ?」


リョウコ「私だって食べたいんだもん!」




29: ◆ajqgdR8aUE 2018/09/19(水)19:02:37 ID:sZ0

~同刻~


[マリの個室]


マリ「…」ムクリ


マリ「ん…」ノビー


マリ「ふぅ」


マリ「さて、みんな宿題は終わったかな」


ガチャ


ポトッ


マリ「…ん?手紙と…猫耳アクセ?」ヒョイ


手紙[マリっちの宿題は怪人一面相アコっちが頂いた!返してほしくばこの猫耳アクセを付けて登校するのだ!]


マリ「えっ」


マリ「…えっ、これ本気で言ってる?」


マリ「えぇ…」


マリ「…まぁ仕方ないか」スチャ




30: ◆ajqgdR8aUE 2018/09/19(水)19:04:23 ID:sZ0

リョウコ「その後、猫耳を付けて登校した雪代さんはクラスメイトから…」


リョウコ「"雪代さんって近寄りがたい雰囲気だったけど、ああいうお茶目な一面もあるんだね!"」


リョウコ「と秘かに人気が上がったとかなんとか」


ハヅキ「まぁ屋上とかよくいるし猫感はあるよねぇ」


イミナ「掴み所がないところとかな」


アコ「ふらっと出かけていつの間にか戻ってるのも猫っぽいのだ」


マリ(猫耳)「…そうかい」


リョウコ「それ気に入ったんですか?」


マリ(猫耳)「にゃあ…」


リョウコ「あぁぁぁ!雪代さんのイメージが壊れる!」


リョウコ「でも可愛い!」


ハヅキ「マリがネコならあたしはタチかねぇ」


リョウコ「あ、はい、そうですね」


END




31: ◆ajqgdR8aUE 2018/09/19(水)19:07:08 ID:sZ0

フィフス・フォースで唯一、学力の良い人が居ないチーム、それがココナッツ・ベガ

それで大丈夫なのか高等部三年生

最後に、ここまで読んで頂きありがとうございます

ではまた




元スレ
http://engawa.open2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1537013840/

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