1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /19(日) 23:51:48.80 ID:z1Ko7ZV80
女「…は? マジですか?」
男「マジです」
女「………うわ、ひくわぁ…マジひく」
男「そういうこと言う? 自分から『相談に乗るよ~』とか言っといてそういうこと言うか?
それが17年来の幼馴染に言うことか?」
女「ああ、ごめんごめん。そーね、そーゆーのもいーんじゃない?…私は、絶っ対応援しないけど」
男「応援してよ!」
女「むり。無理だから。近親相姦とかありえないから」
男「き、きんし…って、おまっ、仮にも女の子がそういうこと言うなよな…」
女「…仮にも、って」
男「そりゃ、お前のこと女だと思ったことないし」
女「………変態シスコン近親相姦野朗なんて死ねばいいのにね。
クズだし。早漏だし。身長163センチだし。童貞だし。人類の敵だよね」
男「うわああああん!」
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 00:04:03.99 ID:z1Ko7ZV80
女「…はぁ、就活で、こっちに帰ってきたお姉さんにヒトメボレですか」
男「いや、簡単に言うとそうだけどさ…なんていうか、こうビビっと電流が走ったというか」
女「山ごもりでもしてきたら?」
男「しないし! いや、ほら姉ちゃんって中学まで、真っ黒に焼けて髪短くて男みたいだったじゃん?」
女「…それが、高校、大学って会わないうちに美人になってたんで、びっくりしたと」
男「そう」
女「………おっぱいも大きくなって?」
男「そうそう、おっぱいも――って、そ、そこは関係ないし!」
女「そうよね。胸の大きさなんて関係ないよね…。胸の大きさで女の魅力が変わるわけじゃないんもんね……」
男「…そ、そうとも! むしろ貧乳のほうがステータス高いって!
だから、お前も胸のサイズなんて気にするな? な?」
女「誰が、私の胸の話をした?」
男「え? あ」
女「今、私の胸の話だったか?」
男「ご、ごめんなさい」7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 00:09:50.72 ID:hv3ng56V0
男「…やっぱ、俺のこの思いを姉ちゃんに伝えるのは迷惑かな」
女「うん、すっごい迷惑だと思うよ!!」
男「激しく肯定すんなよ! むしろ否定してよ! 『そんなことないよ』って言ってよ!」
女「そんなことないよ」
男「『お姉さんはきっとあんたの気持ちわかってくれるよ』」
女「おネエさんはきっとあんたのキモちわかってくれるよ」
男「『大丈夫。勇気を持って言ってみよ?』」
女「ダイジョウブ。ユーキをモってイってみよ?……ねぇ、むなしくない? 私はとてもむなしい」
男「むなしいよ! めっちゃ、むなしいよ!」8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 00:24:29.79 ID:hv3ng56V0
男「…うぅ、そうだよね…こんな俺、ダメ人間だし…身長165センチだし…早ろ…じゃないけど…」
女「ウジウジ…うっとおしいなぁ……そして、あんたの身長は163センチ。私より2センチ低い163センチ」
男「細かいよ! いいんだよ! 身体測定のときよりは……
たぶん伸びてんだよ! いつまでも春のままの俺と思うなよ!」
女「あーはいはい。落ち込んだり、騒がしくなったりと…忙しいね、あんたも」
男「…うぅぅ…そもそも俺をここまで叩き潰したのは誰だったかと……
もう、俺、おうち帰れない…姉ちゃんの顔見れない…ぐすっ」
女「はぁ…わかった。協力したげるから。泣かないの」
男「マジで!?」
女「…まぁ、なんの役に立つかわかんないけど」
男「いやマジ、百人力だし! 友情パワー全開だし! いい友達を持ったなぁ、俺は!」
女「………ほんと、いいトモダチだよね…私は」
男「まったくだな。 心の友よ、よろしく頼むぞ!」
女「ま、あんたが玉砕するまで…ね」
男「玉砕前提!?」9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 00:35:52.35 ID:hv3ng56V0
男「ただいま」
姉「おっかえり~。今日は遅かったねぇ…って、あら?」
女「あ、その…おじゃましましゅっ…」
姉「わぁっ…お隣のっ! ひさしぶり! 覚えてる? 何年ぶり? 10年ぶり」
女「え、えと…あ、あの、6年ぶりくらいです。 覚えてます、お姉さん」
姉「なつかしいなぁっ! よく3人で火サスごっことかやったよねー、私が愛人役でぇ」
女「私が刑事役で」
男「そして、俺が真犯人役だったなぁ……よく滑り台とかジャングルジムの上で罪を告白して飛び降りてたっけ…」
姉「そうそう。 飛び降りて完全に動かなくなったときは、スゴイ演技だなぁって思ってたよ」
男「いやそれマジで脳震とう起こしてただけだから」11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 00:44:24.71 ID:hv3ng56V0
姉「なつかしいねぇ…」
女「あ、あのあの」
姉「あ、ごめんね、上がって。 ゆっくりしていってね……あ、部屋ちゃんと片付けてる?」
男「え? まぁ、そこそこ」
姉「よし、えらい。 やっぱり彼女を呼ぶならキレイにしとかないとね」
女「か、かのっ」
男「あー違う違う。こいつとはそんなんじゃないから」
姉「そうなの? だって、小さい頃は『大きくなったら結婚する』って」
女「い、言ってません!! 覚えてません!! 記憶にございません!!」
男「な…っ!? ちょ、ひ、ひっぱるな」
女「オジャマシマス!!!」
姉「ごゆっくりー」13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 00:53:23.56 ID:hv3ng56V0
女「はぁ…っ…はぁ…ぁ…」
男「…う、ウデがちぎれるかと」
女「…い、言ってないからね!」
男「は?」
女「そ、そりゃ、もしかしたら言ってたかもしれないけど、今さら覚えてないし、覚えてるわけないし!」
男「…そ、そうなんですか」
女「そう! なん! です!」
男「ああ、そう。…で、なにを言ったとか言ってないとか言ってるんだ?」
女「だから、大きくなったら――」
男「なったら?」14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 00:54:59.12 ID:hv3ng56V0
女「………いいなぁ、なんて」
男「…ああ、なんだ胸の話か」
女「そうそう、胸の話…せめて、Cくらいはあったらなーとか?」
男「え?…Bあるのか、それで」
女「そりゃ…私だって本気を出せばBくらい……って、誰が胸の話をしたぁっ!!」
男「えぇっ!? お前じゃん!?……いや、Bは無いだろ、本気関係なく」
女「うがぁーっ!!!」
男「ふぎゃーっ!!!」 16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 01:05:17.22 ID:hv3ng56V0
女「…お姉さんのおっぱいは大きかったですね」
男「そ、そうですか? 言うほどでもないですよ?」
女「…お姉さんのおっぱいは大きくて柔らかそうですね」
男「い、言うほどでもないと思います、よ? ほ、ほら、世の中には、もっと大きな人もいるわけですし」
女「そうですね、私に比べれば大抵の女性のおっぱいの方が大きくて柔らかですよね」
男「あ、いや、ほ、ほら、4組の佐伯なんか男だけど、アレ、絶対Dカップはあるし!」
女「あーはいはい…そーですよ、一部の男性未満ですよぉ…
どうせ私の…おっぱいと言うにもおこがましい胸の脂肪は…どうせ…っ…」
男「間違った!? 今のナシ!! カット!! ええっと、これから大きくなる可能性だってあるだろ!?」
女「…あ、あるかなぁ?」17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 01:05:48.57 ID:hv3ng56V0
男「あるさ! それに牛乳飲んだりすれば!」
女「…あんた、毎日牛乳どれくらい飲んでる?」
男「え?……パック一本は飲むようにしてるけど」
女「…ふっ……やっぱ、ないよね」
男「ちょ、ちょっと? 今なんで、俺を見て笑った?」
女「……163」
男「後伸びなんだよ!! 20歳前後でぐんぐん2メートルを超す巨体になるんだよ!!」
女「なにそれきもい」
男「そういうこと言う!?」21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 01:18:03.63 ID:hv3ng56V0
男「…というわけで、話を本題に戻そう」
女「思うんだけど、牛乳って、そんなに効果期待できないんじゃないかなぁ…」
男「戻って! 戻ってきて!!」
女「はっ!?……そ、そうだった、私は今変態シスコン近親相姦野朗の相談を受けてるんだった!!」
男「そこ! 女の子がそういうこと言わない!」
女「…上手く行かないからって、強姦はどうかと思う。てか、今のうちに通報する」
男「しないで! そんなつもり全然ないから! 俺、純愛系だよ!?」
女「純愛…って、あの、司法試験に落ちたりトラックに轢かれたりする…」
男「轢かれてないし! 死んでないし! 時代古くね!?」
女「え? おっぱいがなんだって!?」
男「言ってねぇっ!! 誰もお前の貧乳の話なんかしてねぇっ!!」
女「ひ、ひんにゅ……」
男「ああっ!? 話が進まない!!」22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 01:27:14.52 ID:hv3ng56V0
男「…落ち着いたか?」
女「…うん、落ち着いた」
男「よし、話を本題に戻すぞ。 姉ちゃんが俺の気持ちを受け取ってくれるにはどうしたらいいと思う?」
女「整形?」
男「ただしイケメンに限る!?」
女「為替相場でひともうけ?」
男「世の中、カネですか!?」
女「…あとは、女の悦びを覚えこませるとか?」
男「口ではなんとでも言えるが体は正直!?」23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 01:28:56.08 ID:hv3ng56V0
女「…純愛はどうしたのよ?」
男「ほんとだよ…どこに行っちゃったんだよ…純愛……
なぁ、チルチルとミチルのように俺達も純愛という名の青い鳥を探しに行かないか?」
女「……それだとラストで、純愛は近くに転がってたってオチになるんだけど」
男「つまり、俺の近くに純愛は転がってるってことか…」
女「…そ、そうかもよ? ほら、意外と近くに、さ」
男「……やっぱ、姉ちゃんだよなぁ」
女「は?」
男「いや、俺の青い鳥は姉ちゃんなんだよ!」
女「力説されても」
男「行くぜ、チルチル! 俺達の青い鳥を捕まえに!」
女「いや、性別的にミチルが私だから」25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 01:34:03.39 ID:hv3ng56V0
女「早い話が気持ちをぶつけてみるしかないんじゃない?」
男「…早い話ですね、それができないから困ってんじゃん?」
女「いやでも、玉砕するにしろ、玉砕するにしろ、早い方がいいじゃん」
男「え? 玉砕限定なの?」
女「よし! 私がサポートするから! 行ってみよ、玉砕!」
男「ぎょくさい…って、でも、お前、サポートって」
女「任せて。 私の話術で、そういう感じに誘導するから」
男「話術って…お前、人と話すの苦手じゃん」
女「………まぁ、多少は」
男「多少ってか…さっきも、あきらかに動揺してたじゃん」
女「だ、だって、あんなにおっきくなってるとか思わないでしょ!」
男「え? そこなの?」26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 01:39:59.36 ID:hv3ng56V0
女「ゆれてたでしょ?」
男「ああ、ゆれてた」
女「私が思うに、あのゆれ方はノーブラか…もしくは考えにくいけどヌーブラだと」
男「ま、マジか!?」
女「うん…ノーブラおっぱいは、体の動きに合わせて、ああいう運動をするのよ」
男「…すげぇ、専門家みたいだ」
女「ふふ、ダテに何年も他人のおっぱいを見つめ続けてない」
男「ああ、『トランペットに憧れる少年症候群』だな」
女「それは、どういう意味だ?」
男「そっかーノーブラかー」28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 01:47:45.55 ID:hv3ng56V0
女「私が個人的に調べた乳首の色と半径の統計によると」
男「ふむふむ」
姉「ええっと、二人とも、おっぱいの話で盛り上がってるところ悪いんだけど…」
女「!?」
男「ね、姉ちゃん!? いつからそこに!?」
姉「だって、ノックしても返事がないから……入ってみたら、なんか白熱してるし」
女「あ、あの…」
姉「さ、最近の高校生って、そういう話もするんだねぇ……なんか夢が壊れた感じ」
男「し、しないって! ちょっと、今回は特殊な状況だったんだって!」
姉「それでね、白熱してるとこ悪いんだけど、時間も時間だし、そろそろお開きにしたら?って言いに来たんだけど」
女「お、お姉さんっ!!」
姉「ん? なぁに?」
女「こいつ――じゃなかった…そ、その、お、弟さんのことで話しがあるます!」29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 01:52:14.64 ID:hv3ng56V0
姉「え?」
男「なっ!?」
女「えええと、しょ、そのですね、レツジョーを催しているという」
姉「れつじょお?……劣情?」
男「……お、おーい」
女「あ、いや、弟さんがですね、その、ゴーカンっていうか」
姉「ご、強姦!?」
男「………をい」
女「ち、違うんです! そ、その純愛で、口では純愛と言っています! でも視線はおっぱいなんです!」
姉「………」
男「………」31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 01:58:08.77 ID:hv3ng56V0
女「(よ、よし…後は、がんばれ!)」
男「(え? ここでバトンを渡されるの、俺?)」
女「(なに言ってんの? お膳立てはした。 行け、告っちゃえ!)」
男「(…お前、いま自分が姉ちゃんに何て言ったか覚えてる?)」
女「(覚えてるわけないでしょ…緊張して、何言ったかなんて、全然)」
男「(ええと、つまり、これは悪意や嫌がらせじゃないんだよな?)」
女「(どうみても善意でしょ? 応援でしょ?
私がここまで持ってきたんだから、行きなよ! 大丈夫、あんたならやれる!)」
男「(……むしろ、なにも言わない方がマシだったんじゃ)」
女「(え? なにか言った)」
男「(…なんでもない)」32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 02:04:26.39 ID:hv3ng56V0
姉「………劣情…強姦…優しい言葉騙して性欲を……そ、それって…つまり」
男「ね、姉ちゃん」
姉「っ!?」
男「ちょっと誤解があると思うんだけどさ」
姉「ダメでしょっ!!」
男「な」
姉「…いくら若くて、その、性欲を持て余す年頃だっていうのは、お姉ちゃんもわかるよ? でも…」
男「………あ、あのぉ、姉ちゃん?」
姉「…好きだって言ってくれる幼馴染を言葉巧みに騙して…そんなことするなんてっ!
お姉ちゃん、そんな子に育てた覚えはないよっ!」
男「……俺も、そんな子に育った覚えはないなぁ」34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 02:12:32.25 ID:hv3ng56V0
姉「…二人が付き合ってるっていうなら、いいと思う…でも、そういう関係じゃないんだよね?」
男「…そうだけど、あのさ、姉ちゃん、重大な誤解が」
姉「言い訳なんて聞きたくありません!」
男「えぇー…」
姉「…男の子なんだから責任を………ま、まさか、妊娠とかしてないよね?」
女「へ? ま、まさか…してませんよ……ね?」
男「な、なんで俺に聞く?」
姉「よかった……ううん、良くないよね。 ごめんね、今度おうちの方とゆっくり話をしましょう」
女「ええっと、なんで?」
男「俺に聞かないでよ…」35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 02:19:55.74 ID:hv3ng56V0
姉「…高校生の男の子だし、性欲がそのアレなのはわかるよ? でも、それでも、そういうのって良くないよ」
男「いや、確かにアレっちゃアレだけど」
女「どういうの?」
姉「だ、だから…今日からは、お姉ちゃんがしてあげるから」
男「って、姉ちゃん、何言ってるの!?」
女「…ええと、『してあげる』…って、なにを?」
姉「え? だから、その……せ、性欲処理?」
男「………」
女「………」
姉「今まで本当にごめんね…謝って済まされることじゃないかもしれないけど…ほ、ほら、あなたもちゃんと謝りなさい」
男「……え? ええと? ごめんなさい?」
女「え? う、ううん? べつに?」36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 02:26:16.60 ID:hv3ng56V0
姉「それじゃ、今日はもう遅いし、帰りましょ? 送っていくから」
女「は、はぁ…あ、ありがとうございます………って、ちょ、ちょっと待ったー!!」
男「おおっと、ここでちょっと待ったコールがかかったぞー」
姉「…ええと、なんでそんな古いネタ知ってるの?」
女「せっ、性欲処理って、な、何考えてんのよ!!」
男「お、俺ぇ!? 俺か!?」
女「あんたでしょ!? あんたなに実の姉にそんなことさせようとしてんのよ!!」
男「いやまて、俺は小さい頃橋の下で拾われてきたという伝説を聞いたことがある!」
姉「あーそれ、私も言われたなぁ」
女「つまりどっちも橋の下で拾われた実の姉弟なんでしょ! この変態シスコン近親相姦野朗!」
男「えぇっ!? そういう解釈ってアリ!?」37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 02:35:09.78 ID:hv3ng56V0
姉「…つまり、あなたはウチの弟になにもされてない?」
女「そうです! なんでそんな勘違いをするのか」
男「……いやお前が元凶だよ?」
姉「そっかぁ…勘違いだったんだ……よかった。
それじゃ、犯されてボロボロになって路地裏のゴミ袋に埋もれる女の子はいなかったんだねぇ」
男「……なにその若干玄人向けの設定」
女「そうですとも! この変態シスコン近親相姦野朗が好きなのはお姉さんなんですから」
姉「えっ?」
男「えっ?」
女「えっ?」39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 02:42:20.39 ID:hv3ng56V0
男「な、ななななんで言っちゃうんだよ!?」
女「あ…ごめん、言っちゃった」
姉「…変態…しすこん…きんしんそーかん…」
男「ね、姉ちゃん? あ、あのね」
姉「つ、つまり、それって、私がお風呂に入ってるとき覗いたり、下着をこっそり持ち出したりしてるってこと?」
女「まず間違いないですね」
男「ちょ、ちょっと待って、さすがにそんな変態的な行為には及んでないよ?」
姉「そして、私の下着のにおいをかいだりして…その……してたり」
女「たぶん、パンツを頭にかぶりつつ、ブラジャーをつけて、してるんだと思います」
男「かぶらないよ!? ていうか、下着持ち出してもないよ!? いや待って、なにそのすごいシュールな状況」
姉「そして…持て余した性欲は下着に留まらず…」
女「学生時代のリコーダー、体操着……全てが犯されているでしょう」
男「やってないってば!!」42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 02:51:25.64 ID:hv3ng56V0
姉「……ついに、抑えきれない欲望は、実の姉に手を伸ばす…」
女「『え? きゃ、や、やめて…な、なにしてるのっ!?』」
姉「『はぁ…はぁ…姉ちゃん、姉ちゃんっ…』」
女「『や、やめて、私のEカップのおっぱいを揉みしだかないでっ!』」
姉「『へへっ…姉ちゃんのEカップのおっぱいは揉み応えがあるなぁ!』」
女「『や、やんっ! 痛いよぉっ! や、優しくして、お願いっ!』」
姉「『はァ? 痛くされて感じてるんだろ? ほら?』」
女「『だ、ダメっ…そこはっ……きゃぅっ』」
姉「『…びしょびしょじゃねぇか……姉ちゃん、弟にムリヤリされて感じてるんだろ? ほら、俺のも握ってよ』」
女「『こ、こんなに固くなって……や、やだ、お姉ちゃんのEカップおっぱいに興奮してこんなに…』」
姉「『いいだろ? 姉ちゃん? なぁ、なぁ、なぁ』」
女「『だ、ダメぇっ…お姉ちゃんには妻と夫と3人の子どもがぁっ』」
姉「『くっくっく…そんなこといっても、こっちはトロトロで弟の肉棒をひくひくしながら欲しがってるぜ』」
女「『ら、らめぇー』」
男「ええと、これって、もしかして俺のツッコミ待ちだったりするの?」44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 02:57:28.98 ID:hv3ng56V0
姉「…なんてこと」
男「えー…」
女「『や、やだぁ…縄が食い込んで……こすれちゃうのぉ』」
男「終わったからね? その寸劇じみたのはもう終わってるからね?」
姉「…私が、高校大学と母さんのとこに行ってる間に、弟が変態シスコン近親早漏野朗になってるなんて…っ」
男「なってない!!」
女「あ、変態シスコン近親相姦野朗です」
姉「そかそっか…ええと変態シスコン近親相姦野朗になってるなんて…っ」
男「……なってません。なってませんから、ゆるしてください」45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 03:04:07.62 ID:hv3ng56V0
姉「そっかぁ…お姉ちゃんのこと好きになっちゃったんだ」
男「……い、いや、その…そ、そうなんだけど」
姉「なんか嬉しいなぁ」
男「え?」
姉「うん。 お姉ちゃんも、好きだよ」
男「そ、それって…」
女「………」
姉「なんていうのかな…その、近親相姦になっちゃうのがアレなんだけど、好きで仕方ないっていう気持ち、わかるし」
男「…う、うん」
姉「好きになっちゃったら、家族でも、なんでも関係ないよね。
姉とか父とかそういう肩書きみたいなのじゃなくて、その人自身が好きなんだし」
男「…ああ、そうなんだ。 俺、俺さ、姉ちゃんが、姉ちゃんじゃなくても、姉ちゃんのこと好きなんだよ!」
姉「うん」
男「だから、だからさ…その、将来とか、全然考えられないし、
もしかしたら嫌な思いさせるかもしれないけど…幸せにするからっ」
女「………」
男「俺と、そ、の…付き合ってください」47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 03:08:57.83 ID:hv3ng56V0
姉「ごめんなさい」
女「え?」
男「……え」
姉「…ごめんね、お姉ちゃんも好きだよ? でもね、お姉ちゃんね、もっと好きな人がいるの」
男「は?」
姉「……一緒に暮らしてたときは、わかんなかったんだけど、ウチを出て向こうで過ごして…気づいたの
…こんな素敵な男性が近くにいたんだなって」
男「…そ、それって」
姉「…母さんが好きになるのもわかるなぁー…って」
男「お、親父?」
姉「そう。 父さん」49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 03:15:57.71 ID:hv3ng56V0
男「………」
女「えー…なんていうか……どんまい?」
男「いや、マジどんまいだよ…」
女「『結ばれなくてもいい。傍にいられればそれでいいの』って言ってたからね、もう望みないね」
男「え? そこ慰めるトコじゃないの? 打ちのめすの?」
女「さっくり、あきらめがついて良かったじゃん」
男「マジさっくりだよ…さっくりさくさくだよ…」
女「まぁ、お姉さんの青い鳥も、やっぱり近くに居たってことで」
男「はぁ……いやでもさ、よく考えたら、俺だって、親父の遺伝子を脈々と受け継いでるわけじゃん?」
女「『なんていうかな大人の色香っていうのにきゅぅんって来ちゃって』って、言ってたじゃん。
あんた大人の色香とかゼロじゃん」
男「……お、俺だって20年後にはっ!」
女「…そのころにはお姉さん、お父さんとゴールインしてたりね?」
男「………なんかもうお前、俺のトドメを刺しに来てると思っていい?」50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 03:22:52.25 ID:hv3ng56V0
女「だって、あんたのあきらめが悪いから」
男「無理にあきらめさせなくていいだろぉ~、もうちょっと失恋の痛手的な何かにひたらせてくれたっていいだろぉ~」
女「青春は有限。そんなモノにひたってる時間がもったいない」
男「いいじゃんよぉ…俺が青春タイムをどう消費しようと…
この時間もきっと俺が大人になったときのいい思い出になるんだよぅ…」
女「あんたのじゃなくて、私の時間」
男「はぁ?…いや、お前は、別に関係なくね?」
女「関係なくない」
男「関係なくなくなくね?」
女「関係なくなくなくない」
男「関係なくなくなくなくないだろ」
女「か、関係なくなくなくなくなくなくない!!」
男「ええっと…なくなくなくなくなくなくない…一個多いな」
女「え? うそ? なくなくなくなくなくなくない…あ」
男「俺の勝ち」
女「ちょ、ひきょう! やりなおし!」51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 03:30:13.27 ID:hv3ng56V0
女「というわけで、提案」
男「なんだよ? まさか失恋で傷ついてるやつに、
世の中の半分は女だーとか、他の恋探せよーとか言うんじゃないだろうな?」
女「………世ノ中ノ半分ハ女ダ。 他ノ恋探セヨ」
男「図星か」
女「つ、つまり、落ち込んでないで、前向きに生きようってこと!」
男「…いやさ、励ましてくれんのは、ありがたいんだけど……気持ちが追いつかないっていうか」
女「ふむ?」
男「励ますより先に、少しくらい慰めてくれてもいいんじゃね? とか思うんですよ」
女「…いや、失恋したの自業自得じゃん、変態シスコン近親相姦野朗だし」
男「慰める気ゼロ!?」53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 03:34:10.09 ID:hv3ng56V0
女「ど、どうしてもというなら、慰めてやらないこともない」
男「どうしても! 慰めて! 癒して! 俺を! プリーズ!」
女「…そ、それじゃ、目、閉じて」
男「どうして目を閉じる必要がある!!」
女「慰めるから」
男「いいや! お前はそういやって、俺が目を閉じたら、ひたいに『肉』とか書きまくるに決まってる!」
女「………えぇっと、私って、あんたにとってそういうキャラなの?」
男「そうとも!」
女「ちょっとコンビニに行って油性マジック買ってくる」
男「待って! ジョークだから! ジャパニーズジョーク! ハハハハ!」54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 03:41:30.84 ID:hv3ng56V0
女「はぁっ……じゃあ、どうやって慰めて欲しいわけ?」
男「え? なんでも言っていいの?」
女「公序良俗に反しない範囲なら」
男「………Eカップおっぱいが揉みたい。揉みしだきたい」
女「………」
男「…な、なんてな?……わ…お、怒った?」
女「…べ、別にいいけど?」
男「は?」
女「ちょっと待って」55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 03:43:17.94 ID:hv3ng56V0
男「いや、そっちこそ待て、なにをゴソゴソと……まさか隠し武器を!?」
女「え? あ…ブラ外してるだけ」
男「なぜ外す!?」
女「ワイヤー入ってるから」
男「ワイヤー?」
女「つけたまま揉まれると…痛いって話聞くし……よっ、と」
男「服を着たままブラを外しただと!?」
女「みんなやってるって」
男「マジで!? 俺の隣の席の田中君も、服を着たままブラ外したりしてんの!?」
女「え? いや、男子はわかんないけど…女子は大体できると思うよ?」57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 03:49:25.40 ID:hv3ng56V0
女「…え、と……どぞ」
男「ど、どうぞと言われても」
女「も、揉め」
男「………揉めと言われても…」
女「……あ、小さいから、どこが胸かわかんないとか? もしかして、そういうこと言う?」
男「え?…あ、いや」
女「小さいって、言うけど…こ、こうやって服押さえてたら、ちゃんと凸凹があるでしょ?」
男「わ、わわわわわわわ!?」
女「なぜ目を背ける…?」
男「い、いや、わかる! わかるから! そう強調しなくても胸の位置くらいわかる!」
女「そう? なら、ほら」
男「え、えええと、だね…その」
女「その手をワキワキさせるのきもい」
男「だ、だって揉めと言うから!!」
女「普通に揉めばいいでしょ!」58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 03:53:22.99 ID:hv3ng56V0
男「おおっと、待てよ……あぶねぇ。騙されるとこだったぜぇ…」
女「…はぁ…なにが?」
男「俺はさっき『Eカップおっぱい』を要求したはずだぜ? それをAかBかわからん胸」
女「Bだ」
男「AかBかわからん胸を」
女「B」
男「び、Bの胸を差し出されたからといってホイホイと受け取るわけにゃいかねぇな!」
女「うわ…そういうこと言う? ふつう」
男「……いや、そもそもこの状況が普通じゃなくね?」60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 04:00:47.45 ID:hv3ng56V0
女「…仕方ない、特別に解説してやろう。こちらをご覧下さい」
男「………ええと、そのパネルどこから出したの」
女「当たり前の話だが、第二次性徴を迎える前の女性の胸は平らだ」
男「そりゃそうだな」
女「そして、胸――
おっぱいは第二次性徴中の11~12歳にかけて最も成長し、腰周りより大きくなるといわれている」
男「へぇ…ということはお前の胸は成長のピークを過ぎて…すいませんなんでもありません」
女「こほん…まぁ、ピークを過ぎた後でも、
おっぱいの成長は止まらない…私の胸もすくすくと成長している…はずだ」
男「………」
女「成長してるよね?」
男「え? し、してるんじゃないかなぁ?」
女「そう…おっぱいは揉まれると成長するのだ! 本日の結論!」
男「………あれ、なんか結論、論理飛んでね?」62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 04:12:09.68 ID:hv3ng56V0
女「つまり! 今はBの私のおっぱいも揉まれ揉みしだかれればEカップおっぱいに成長するのだ!!」
男「な、なんだってー」
女「つまりは、そういうことなのだ!」
男「………いや、わけがわからん」
女「だ、だから…その、つまり、今はBでも揉まれたらEになる可能性があるってこと」
男「ええっと、揉まれたら大きくなるっていうのは、都市伝説って聞いたことがあるけど」
女「なるの! おおきくなるの!」
男「は、はぁ…」
女「だ、だから、あんたがEカップが揉みたいって言うなら…その、育てて、揉めばいい」
男「………」63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 04:12:47.82 ID:hv3ng56V0
女「…さっき慰めてあげるって言っちゃったから、あんたがEカップ揉めるまで、その…ずっと揉んでもいい」
男「……ええっと、それって、俺、一生揉み続けることになる可能性も否定できなくね?
い、いや、お前の将来性を否定するわけじゃないよ?」
女「…そ、それはそれで、アリだから」
男「は?」
女「な、なんでもない! ほ、ほら! ブラ外したままだと形が崩れるでしょ!? 揉め!!」
男「え…重力で崩れるほどの質量は無く――いいえ、なんでもありませんごめんなさい」69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 04:26:44.13 ID:hv3ng56V0
男「……こ、こうか?」
女「…んっ…」
男「………」
女「……っ…」
男「………」
女「ふひゃっ…くふっ……くふふっ…」
男「あ、あのー」
女「ちょ、ちょっと待って…こ、こそばゆいっ……あんた、どんな触り方してんのよ!」70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 04:27:19.29 ID:hv3ng56V0
男「…え、ええと、いやだって、力入れて揉んで痛かったらイヤだろ?」
女「なに言ってんの? もっとこうガシっと揉みなさい」
男「こ、こう?」
女「い、痛っ!? つ、つねる!? 普通つねる!?」
男「…力を入れて揉めと言ったので」
女「優しくしてよね、もう!」
男「…力を入れろと言ったり、優しくしろと言ったり…注文多くね?」
女「なんか言った?」
男「…いいえなにも」73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 04:35:50.97 ID:hv3ng56V0
女「……んぁっ…」
男「………」
女「…んっ…」
男「…気持ちいい?」
女「…知ら、ないっ…」
男「……こういうのは?」
女「…ひゃぅ……んぅ…」
男「…やっぱ、乳首って気持ちよかったりするんだ?」
女「そ、そんな…ことぉ…聞くなっ……ばかぁっ…」74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 04:36:48.38 ID:hv3ng56V0
男「いや、でもさ無言で揉みつづけるのもどうよ?」
女「……ん……それも、そっか…へへっ…」
男「………」
女「ん?…どしたの? 手止まってるよ?」
男「あ、悪い、ちょっと見惚れてて――って」
女「は?…ひゃっ! そ、そんなっ…んっ…乳首ばっか…」
男「気のせい気のせい気のせい…ないないありえない」
女「…やっ……んっ……んぅっ…」75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 04:43:14.80 ID:hv3ng56V0
女「はぁ…はぁ…はふぅ…」
男「……な? こっちも」
女「ダメ」
男「…いや、ダメって」
女「おっぱい以外はダメ」
男「………ええと、そう言われても、あの、こちとら、あの抑えきれない青春のほとばしりが」
女「帰ってから、一人でしたら?」
男「ご無体な!?」76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 04:43:46.84 ID:hv3ng56V0
女「私たちの関係は?」
男「…幼馴染、友達」
女「……でしょ? 友達はそういうことしないの」
男「…友達はおっぱい揉ませたりするのか?」
女「そりゃ、友達が落ち込んでるときくらいは」
男「そっか……そうだな」
女「…そだよ」81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 04:53:29.53 ID:hv3ng56V0
――
女「…も、もぅ! こんなとこで」
男「……体操服って、いいよなぁ」
女「ひゃ、か、勝手にブラとるな!」
男「勝手知ったる人のブラ」
女「全然上手くないからね?……ぁんっ…」
男「最近、なんかアレじゃないですか? 感度っていうの? 良くなってるんじゃないですか?」
女「そんっ…な、ことないっ……」
男「ということは、俺のスキルが上達してるってことか……つか、少しは大きくなったのか?」82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 04:54:23.91 ID:hv3ng56V0
女「…んぅ……はぁ…ん……どう?…」
男「…どうって聞かれても、わからん」
女「そ、そっか…じゃあ、まだEカップ、には、遠いかなっ…んっ…」
男「それは一目瞭然ですが…」
女「なん、だとぉっ……ふやっ……あぁんっ!」
男「声大きい、声大きい……相変わらず乳首が弱いと…そりゃそりゃー」
女「んっ……んっ……ん~~っ!…」
男「はぁっ…体操服の汗の匂いが…かぐわしい」
女「に、におうなぁっ! ひゃぅっ…」84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 05:01:55.24 ID:hv3ng56V0
――
女「……ええと」
男「さ、ブラジャーを外せ。それとも俺が外してやろうか」
女「って、外すな、勝手にホックに手を伸ばすな」
男「……なにか問題が?」
女「…ここはどこですか?」
男「公園だな。 大丈夫こんな時間に人は居ないし来ない」
女「な、なんで、こんなとこで」
男「いいではないか、いいではないか」
女「御代官様ーあーれー…じゃない! ちょ、こういうとこは、その…恥ずかしい」
男「…恥ずかしい方が好きなくせに」
女「そ、そんなことない! 全然ない!」
男「あんまり声出すなよ? もしかしたら、人が来るかもしれん」
女「う、うん――って、そうじゃなくて、こ、こらっ……んっ……やめっ…」85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 05:04:44.86 ID:hv3ng56V0
――
女「あれ?」
男「ん?」
女「…背、伸びた?」
男「え? マジ?」
女「マジマジ」
男「マジかー…これも、Eカップ大作戦の効果だな」
女「…なにそのダサいネーミング」
男「お前が言い出したんだよな?」
女「そだっけ? どっちにしても、なんで人の胸揉んで背が伸びるのよ?」
男「…それもそうだよなぁ」86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 05:09:34.49 ID:hv3ng56V0
女「どーだった?」
男「…164.7」
女「おお! 伸びてんじゃん!」
男「……なんかあと3ミリくらいおまけしてくれても良いような気がしないか?」
女「…あははは」
男「お前は?」
女「へ?」
男「ついでに測るんだろ?」
女「……えー…いいや、別に」
男「まぁまぁ、そういわずに」
女「………」89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 05:15:00.62 ID:hv3ng56V0
男「どうだった?」
女「166.3」
男「…って、なんで身長測ってんだよ!! てか、伸びてるし! まだ伸びてるし!」
女「育ち盛りなので」
男「いや、あの胸のサイズを測るのではなかったのですか?」
女「………いや、ガッコの保健室で、そんなことする子いないでしょ?」
男「そうなん?」
女「そうなんよ」
男「ちなみに、目測というか本人の観測的に今どれくらいのサイズでしょうか?」
女「Jカップのアンダー65」
男「あ、ほら、飛行機雲だぞう」
女「……あ、ほんとだーすごい飛行機雲ー」90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 05:22:07.83 ID:hv3ng56V0
――
姉「ふん♪ ふん♪ ふん♪ ふ~ん♪」
男「………あれ?」
姉「ん? どしたの?」
男「………いやぁ…なんていうか」
姉「うん?」
男「不思議だなぁ…って……ちょっと詳しいことは言えないけど」
姉「そう? 不思議だねぇ」
男「……うん」91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 05:22:55.53 ID:hv3ng56V0
姉「そういえば…最近、お姉ちゃんのこと、えっちな目で見ないよねぇ」
男「以心伝心!? なんでわかった!?」
姉「なにが?」
男「いや、俺もさ、最近姉ちゃんの胸がゆれてても気になんないなぁ…って思って」
姉「なるほどね、ワトスン君」
男「ええっ! じゃあ、ホームズ先生にはこの不思議な謎が解けたんですか!?」
姉「もちろんだよ、ワトスン君。 明鏡止水の心意気でハイパーモードも思うがままさ」
男「え? ホームズってそんなこと言うっけ?」
姉「…弟が姉のおっぱいにドキドキしなくなった理由…それは」
男「そ、それは…?」
姉「恋だね」92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 05:29:27.79 ID:hv3ng56V0
――
女「……ふゅぅ…」
男「おつかれ?」
女「……あれだけ揉みくちゃにされたら、つかれる」
男「いや揉みくちゃにする方もけっこう大変だよ? なんか心なし、最近握力がついてきたような気がするし」
女「…ああ、そう。それじゃ、今日は解散で」
男「え…あ、あのさ」
女「なに? 早く帰って、私の温もりを忘れないうちに一人でしたら?…なんちゃって」
男「……あ、あのさ」
女「んー? だからなに?」
男「今、好きな人っている?」93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 05:31:25.53 ID:hv3ng56V0
女「…いないこともない」
男「そっか…いるのか」
女「い、いないこともないって言った」
男「…だから、いるんだろ?」
女「ま、まぁ…そう、だけど」
男「だったらさ…」
女「…な、なに?」
男「だったら、こういうこと、もう止めよ」95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 05:39:21.35 ID:hv3ng56V0
女「なにそれ…わけ、わかんないんだけど?」
男「いや、だって…おかしいだろ? 好きなやついるのに、友達に胸揉ませるとか」
女「べ、べつに、おかしくないし…普通だよ」
男「おかしいって…どうすんのさ、その好きなやつに、こういうことしてるとこ見られたら」
女「…どうもしない。 どうにもならないし…だって、私が好きなのは」
男「いや、どうにもならないわけないだろ?
もし、そいつがお前のこと好きだったとしたら、ショックで夜も眠れなくて授業中に寝ちゃうだろ?」
女「………」
男「な? だからさ、もう止めにしよう」97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 05:43:16.45 ID:hv3ng56V0
女「…私の胸が、小さいから?」
男「は?」
女「……ううん。 なんでもない。 なんでもないよーっだ! ばーか!」
男「なんでバカ呼ばわり」
女「だって、バカじゃんバカ! もう二度と、慰めてなんてっ…やらないんだからっ!」
男「それは困る」
女「なんでよっ!?」
男「…実は、また恋愛相談を受けて欲しいんだ」
女「はぁ? はいはい次は誰? またお姉さん? それともお母さん? もしかして生き別れの妹さん?」
男「いや、違う…他人」
女「他人…かぁ……で、どんな相談? 仕方ないから聞いたげる。 でも、これで最後にしてよ?」
男「………お前っていいやつだなぁ」
女「いまさら気づいたの?」101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 05:49:58.63 ID:hv3ng56V0
男「…ちなみにさ、自分より背が低い男ってどうよ?」
女「え? まぁ…あんたの身長より高い子けっこういるよね」
男「いや、その差は1センチちょっとなんだけどさ…
もちろん俺の背は20歳前後で伸びるから、将来的には追い越すんだけど」
女「ちなみに、既に二十歳前後の前部分に入ってるって気づいてる?」
男「これから! これからなんだよ! 未来への希望は捨てちゃいけないんだよ!」
女「うーん、1センチ差でもちょっとヒールが高い靴履くとだいぶ差が出ちゃうよねぇ…」
男「わかった…仕方ない、プライドを捨ててシークレットなシューズを履こう」
女「…だいたいキスするときにちょっと爪先立ちになるのが男の方っていう状況がきもい」
男「ひどい!! ひどくね!? 首を伸ばせってこと? 首長族みたいに輪っかつけて首を10センチ伸ばせってこと?」
女「なにそれきもい」102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 05:55:09.00 ID:hv3ng56V0
女「まぁ、別に身長に恋するわけじゃないから……どんな高さでも、好きになっちゃったら…関係ないよ」
男「だよなぁ…そうだよなぁ…背が低くても、生きてていいんだよなぁ…」
女「…まぁ、背が低いか高いかで好き嫌い決めるような人って、あんまりいないんじゃないかな?」
男「ちなみにお前は?」
女「………もちろん自分より背が高くなきゃイヤ」
男「なるほどな」
女「…なに? 相談ってこれだけ?」
男「いや、これからが本番」
女「はぁ……手短にね」105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 06:01:58.66 ID:hv3ng56V0
男「俺の予想だと…たぶんその子は俺のことが好きなんだよ」
女「ああそう…それはおめでと。帰っていい?」
男「いや、好きなんだけど素直になれないみたいな感じでさ」
女「なにその女、めんどくさ」
男「ホントね」
女「な、なに?」
男「いや、最近、髪を伸ばし始めたなーとは思ってたんですよ」
女「そ、そうなの? その子の話?」
男「もちろん。 でさー、今日見たら髪型変わってるじゃん?」
女「…その子の話よね?」
男「もちろん。 その髪型っていうのがさー、ウチの姉ちゃんの髪型と一緒でさ」
女「………」107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 06:13:13.80 ID:hv3ng56V0
男「これは、もう俺のこと大好きなんじゃないかなーって」
女「悪い!? そうよ! 好きだけど!?
あんたの姉ちゃんの代わりになってもいいって思うくらい好きよ!! 悪い!?」
男「いや全然悪くない」
女「どうせ胸小さいままだし、測んなくてもブラのサイズ変わんないんだから、大きくなってるはずがないし!!」
男「いや、俺さ、どうも最近そのくらいのサイズじゃないと心が揺れないっていうか」
女「かわいげもないし! 素直じゃないし! めんどくさいし!」
男「わかってるなら、直したら? って言いたいとこだけど、実はそいうとこも好きだぞ」
女「~~っ!! だったら、こんな回りくどいことしないで最初から好きって言え!!」
男「ごめんなー、性格悪くて。…でも、こんな男を好きになるお前も正直どうかしてると思う。
元変態シスコン近親相姦野朗だよ?」
女「仕方ないでしょ! 変態シスコン近親相姦野朗だって、好きになっちゃったらどうしようもないじゃない!!」
男「元ね、元。 今は普通に他人の幼馴染が好きだから」
女「私は最初から他人の幼馴染が好きよ!」
男「そっか、気が合うなぁ…俺と付き合う気ない?」
女「………付き合うに決まってんでしょ! バカ!」112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 06:24:56.43 ID:hv3ng56V0
女「…私の勝ち」
男「…なにが?」
女「絶対、あんたの方から告らせるって」
男「はぁ…?」
女「あんたのことだから、いつか胸だけじゃガマンできなくなって、襲ってくれるか、告白するかすると思ってた」
男「うわぁ…俺、そんな性欲だけで動いてるわけじゃないんだけど」
女「でも、そうだったでしょ?」
男「いやまぁ…そういう理由もないこともない」
女「…やっぱりね」114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 06:26:52.85 ID:hv3ng56V0
男「だ、だって…だってさぁ! 胸を揉むだけ揉ませて、あとは一人でしろーとか…ねぇ? ひどいよぅ…」
女「なによ? あんた一人でしてるのが自分だけだと思って――なんでもない」
男「なんでもなくないよね? 全然なんでもなくないよな? そっか、そっかぁー」
女「な、なに?」
男「いや、お前も俺の手の感触を思い出しながら一人でしてたんだなぁと」
女「…ま、まぁ……そう、だけど」
男「………」
女「な、なによぉ?」117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 06:34:37.11 ID:hv3ng56V0
男「…俺の彼女があまりにかわいすぎて、一瞬天に召されそうになった」
女「ああ、そう。 バカ?」
男「ひどいっ!?」
女「…私の彼氏があまりにバカで、一瞬で恋も醒めそうになった」
男「……そこで、そんなに嬉しそうに『私の彼氏』って言われると、俺が嬉しすぎるんですが」
女「そう? あんたが嬉しいなら、私も嬉しい」
男「うわぁ…ごめん、今無性にBカップ以下のおっぱいが揉みたくなった」
女「って、なにをするか!? 誰が貧乳だ!! 誰が!?」
男「言ってない! 貧乳とか微乳とか言ってない!」
女「だいたい、あんたなにスカートに手ぇ、伸ばしてんの!?」120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 06:41:08.86 ID:hv3ng56V0
男「よいではないか、よいではないか」
女「よくない! 今はよくない!」
男「大丈夫だ、さっきまで胸を弄ばれて、何度かイってるのは知ってる」
女「し、知ってるならわかるでしょ!? 今、スカートの中アレだから――って、手を入れるなバカ!!」
男「……大丈夫。 将来とかまだわかんないし、もしかしたら嫌な思いさせるかもしれないけど…幸せにするから」
女「うん……って、それ、お姉さんに言った台詞とほとんど一緒じゃないの!!」
男「…ああ、覚えてた、やっぱり」
女「当たり前でしょ!……はぁ…焼き増しの台詞でもすごい嬉しい私って」
男「…将来のこと、一緒に考えて欲しい。嫌なことがあったら相談して欲しい。俺と幸せになって欲しい」
女「………し、仕方ないなぁ…なってやらないこともないけど?」
男「ありがと」129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 06:47:33.80 ID:hv3ng56V0
どーも、おはようございます
今日は祝日ですね
まぁ、祝日って言ってもですね、俺も今や企業戦士ですからね!
今日だって午前中はちょろっと出勤ですよ! やってられませんね!
いや、なんか書き忘れたなぁと思ったら
姉「あれ? なんで私のブラのカップ知ってるの?」
女「日ごろの研究の成果が活かされているのです」
とか
男「先っぽ! 先っぽだけでいいから!」
っていう台詞をどこかに埋めたかったなーとか
やっぱ>>42みたいなとこが一番ノリノリで書けますね、不思議
姉モノだと思った人ごめんなさい
俺も最初は姉モノだと思ってました
では、皆さん、今週もハートフルな感じでお過ごし下さい130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 06:50:11.88 ID:OTIZq31qP
企業戦士ならしゃーねーな、乙
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 06:55:19.00 ID:tWg8Bfky0
イイイイイイイイヤッッッッッハァァァァァアアアアアアアア
最高だった乙
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 03:32:12.84 ID:RuTGu8Y00
女が可愛すぎるんだが
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 07:00:51.74 ID:kBsdWRh+0
波動砲開放中
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 02:53:20.38 ID:4k8VM95m0
良いノリだww
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 07:02:51.80 ID:Y8p+W4oM0
最高だった
乙
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09 /20(月) 04:13:12.09 ID:OTIZq31qP
やっぱこの手のSSはクォリティ糞高いな、いいエンタメ
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