154:
名も無き被検体774号+:2012/10/23(火) 22:59:49.66 ID:
YlBPFZB70
鬼塚「ん?お、おう...?」
美琴「MAR...??」
初春「どうしたんですかぁ?早く行きm...アレ?この人...」タタタ
テレティ「お久しぶりね?」
初春「ああ!グラビトン事件の時の!!」
美琴「初春さん?知ってるの?この人」
初春「はい!今回のグラビトン事件の時に協力してくださったMAR隊長さんです!」
美琴「その...MARって...?」
初春「MARっていうのはかくかくしかじかで...」
~~~~~~~~~~~~~~~
155:
名も無き被検体774号+:2012/10/23(火) 23:09:51.77 ID:
YlBPFZB70
美琴「ふ~ん...そんな偉い方がどうしてここに?」
テレティ「状況が状況ですから...それにあなた達にお礼を言いたくてね」
鬼塚「別に礼言われることした覚えはねーけどな」
テレティ「先程から気になっていたんですけど...貴方は?」
鬼塚「俺か?俺はこいつの担任で、グレートティーチャー鬼塚22歳独身!万年彼女募s」
テレティ「貴方教師なの⁉」
鬼塚「ん?そうだけど...」
テレティ「常盤台の...?」
美琴「本当ですよ...認めたくないけど...」
テレティ「へ~...そうなの...」ジロー...
鬼塚「......」
初春「で、テレスティーナさんはどうしてここに?」
テレティ「え?ああ!そうそう!...貴方達に木山春生との関係を聞きたくてね?」
テレティ「話してくれるかしら?」
美琴「関係って言っても、そこまで特別な関係があるって訳でもないですし...」
美琴「あの人にもいろいろ事情があってこんな事件を招いちゃったみたいだし...」
美琴「ちゃんとしたやり方なら私は木山先生に協力していくつもりです」
テレティ「そう、なるほどね...」
156:
名も無き被検体774号+:2012/10/23(火) 23:17:46.71 ID:
YlBPFZB70
テレティ「貴方、確かレベル5で序列は第三位よね?」
美琴「え?ええ、そうだけど...それが?」
テレティ「いえ、確認したまでよ?」
テレティ「で、どうしてここに教師がいるのかしら?」
鬼塚「生徒のお守りも教師の役目だろ?」
テレティ「あら...立派な教師だこと」
鬼塚「......」
~~~~~~~~~~~~~~~
157:
名も無き被検体774号+:2012/10/23(火) 23:20:33.93 ID:
YlBPFZB70
テレティ「...では、ご協力感謝しますわ!」
初春「いえいえ!滅相もないです!」
テレティ「ふふ...優秀ね?あなたは」
初春「えへへ...///」
テレティ「御坂さん?」
美琴「?...はい?」
テレティ「また会いましょうね?」
美琴「?ええ...それじゃ!」
鬼塚「......」
美琴「てか、あんたなにさっきから黙ってるのよ?」
鬼塚「お?あー...別になんでもねーよ」
美琴「...変なの」
初春「じゃぁ!ご飯行きましょーか!!」
163:
名も無き被検体774号+:2012/10/24(水) 19:55:03.91 ID:
KgKccAcg0
~~~~~~~~~~~~~~~
~~とある日 常盤台中学校~~
キーンコーンカーンコー...ン
おはよー...
おはようございます...
おっは~...
美琴「ふあ~...ねむ...」
黒子「はしたないですわよ...お姉様!」
美琴「だって~...ん?」
!?
鬼塚「おはよ~湾内ちゃ~ん」
鬼塚「ん~今日も相変わらず可愛いね~」
湾内「あら先生!おはようございます」
鬼塚「どーだい?今度先生と映画でも見に行かない?」肩モミモミ
湾内「もぉ~先生ったら!」
鬼塚「グフフフ~...」モミモミ
美琴「」ブチッ!
美琴「こんの!セクハラ教師がーーーー!!」ブンブンブン!
鬼塚「お?なんだ?よっ?ん?」ヒョイヒョイヒョイ
湾内「お、おやめにやって下さい!御坂さん!」
美琴「うがああーーーー!!」ブンブンブン!
鬼塚「ぷぅーー~~...」ヒョイヒョイヒョイ
黒子「......」
165:
名も無き被検体774号+:2012/10/24(水) 20:00:08.55 ID:
KgKccAcg0
~~~~~~~~~~~~~~~
~~風紀委員 第177支部~~
prrrrrrr...
黒子「はい風紀委員ですの...はい...はい...分かりましたの...ご協力感謝しますわ」ガチャ
固法「どうしたの?」
黒子「匿名での通報で、第10学区のスキルアウトが何やら不穏な動きをしていると...」
固法「第10学区?1人で大丈夫なの?」
黒子「平気ですわ!何かあればすぐに連絡しますの」
黒子「では、ちょっと見てきますの」
固法「ええ、それじゃお願いするわ!気をつけてね」
黒子「はいですの...では」ガチャ
バタン...
166:
名も無き被検体774号+:2012/10/24(水) 20:04:05.10 ID:
KgKccAcg0
~~第10学区~~
黒子「はぁ...相変わらずガラの悪い所ですわね...」
スキアウA「おい...あれ...」ボソボソ
スキアウB「マジで来やがった...」ボソボソ
スキアウC「(。・`Д・´)」
黒子「ちょっとそこの方々、少しお話を...」
スキアウA「何しにきやがった!」
スキアウB「てめーら俺達の居場所を潰しにきたな⁉」
黒子「は?...何を...?」
黒子「私は風紀委員の仕事で...」
スキアウB「うるせー!やられる前にヤってやんよ!」
スキアウC「ε=(。・`ω´・。)」
黒子「何やらわかりませんが、ヤるようならお相手して差し上げますわよ」
黒子「後悔しても知りませんでして?」
スキアウA「余裕ぶっこいてられんのも今のうちだぜ?」
キィーーーーーン...
黒子「!?」ガクッ
黒子(なっ!...この音は一体...)
167:
名も無き被検体774号+:2012/10/24(水) 20:06:50.58 ID:
KgKccAcg0
スキアウA「どうしたよ?動けねーのか?」ザッ
スキアウB「おらぁ!」ガッ!
黒子「ぐふっ...」
黒子(...演算がうまくできない!...能力が!)
黒子(支部に連絡を...)ピ
スキアウB「少し話も聞きてーし、ちょっと寝てな!」ドスッ!
黒子「ぐっ......」ガクッ
スキアウC「(´・ω・`)」
~~~~~~~~~~~~~~~
168:
名も無き被検体774号+:2012/10/24(水) 20:13:49.82 ID:
KgKccAcg0
~~~~~~~~~~~~~~~
~~風紀委員 第177支部~~
prrrrrrrr...
初春「もしもし?白井さん?」
『~~~~っ!』
初春「?白井さん??」
『~~聞きてー...~~寝てな!』
『ぐっ......』
初春「白井さん⁉どうしたんです⁉白井さん!」
美琴「どうしたの?初春さん」
初春「白井さんに何かあったみたいです!」
固法「!!」
美琴「そんな!黒子はレベル4よ⁉」
固法「...やっぱり1人で行かせるんじゃなかった!」
美琴「固法先輩!黒子は何処に行ったんですか!」
固法「第10学区よ...治安の悪いスキルアウトの溜まり場よ」
美琴「でも、黒子ならスキルアウトなんかに負けるはず...」
初春「御坂さん!行きましょう!」
美琴「......そうね!」
固法「待って!今すぐ行くのは危険よ!」
固法「もう少し状況を...」
初春「そんなことしてる間に白井さんが!」
固法「しかし...」
美琴「お願いします!行かせて下さい!固法先輩!」
固法「......」
169:
名も無き被検体774号+:2012/10/24(水) 20:20:02.04 ID:
KgKccAcg0
~~~~~~~~~~~~~~~
~~第10学区~~
蛇谷「もう一度聞く...テメーらはここを一掃する気だな?」
黒子「ですから!何度も申し上げてるとうりにそんな計画は知りませんの!」
蛇谷「とぼけんじゃねー!」
黒子「とぼけてなんていませんわ!」
蛇谷「ふざけやがって...!」
美琴「...ぶざけてんのはアンタらの方でしょ?」
蛇谷「あぁん?」
初春「白井さん!大丈夫ですか⁉」
黒子「お姉様⁉それに初春まで?」
蛇谷「なんだ?てめーらは?」
美琴「よくも私の友達に手ぇ出してくれたわね...!」
170:
名も無き被検体774号+:2012/10/24(水) 20:26:24.00 ID:
KgKccAcg0
黒子「いけませんわお姉様!何か妙な道具wスキアウA「黙れ!」ガッ!
黒子「うぐっ!」
美琴「黒子ぉ!あんたら!」ビリビリ
蛇谷「......」クイッ
キィィィィン....
美琴「!?」
初春「なに?この音?」
蛇谷「キャパシティダウンってなぁ、能力使用を妨害すんだよ」
美琴(!...これで黒子も!)
美琴「こんなんに頼らなきゃ喧嘩も出来ないなんて...とんだ腰抜けね!」バチバチ!
スキアウA「こ、こいつまだ能力を!」
スキアウC「Σ(゚Д゚ノ)ノ」
美琴(クソ!全然力がでない...でも、黒子を助けて逃げるぐらいは...)
スキアウB「動くんじゃねー!」
美琴「!?」
初春「うぅ...!」
美琴「初春さん!」
171:
名も無き被検体774号+:2012/10/24(水) 20:33:30.60 ID:
KgKccAcg0
スキアウB「それ以上動くなよ?...動いたらこいつがどうなっても知らねーぜ?」
美琴「あんた達どこまで卑怯なのよ!」
ガッ!
美琴「がっ...!」バタ
スキアウA「...ビビらせやがって」
スキアウC「(・ω・;A)」
黒子「お姉様!」
蛇谷「...これではっきりしたな、お前達がここを潰すっつーのはよ」
蛇谷「たかだかスキルアウト討伐にレベル5なんか出てくるわけねーだろが」
黒子「誤解です!私達はそんなつもりは毛頭ごさいませんの!」
蛇谷「うるせー!」ガッ!
黒子「うあっ!」
佐天「!!」
佐天「みんなを助けなきゃ...でも」
佐天(私なんかが助けれる訳...レベル0の私なんかが...)
佐天「.......」
172:
名も無き被検体774号+:2012/10/24(水) 20:41:11.10 ID:
KgKccAcg0
~~~~~~~~~~~~~~~
蛇谷「さあーて、今度こそ話して貰おうか?俺達を潰す計画とやらをよ?」
黒子「ですから何d佐天「み、御坂さん達を放せ!」
蛇谷「...誰だお前?」
佐天(怖い!怖いよー!...体が震えてる...)
佐天(...先生のせいで体が勝手に動いちゃったじゃんか...!)
佐天(これはまたラーメンを奢ってくれなきゃ...許さないんだから...)
蛇谷「誰だって聞いてんだよ⁉」
佐天「...ケ...ケ...」
蛇谷「け?」
佐天「ケ...喧死狼だ!!」
!??
しーーーーー...ん
スキアウAB「......」
スキアウC「( ゚ Д ゚)」
蛇谷「......」
美初黒「........」
173:
名も無き被検体774号+:2012/10/24(水) 20:46:34.08 ID:
KgKccAcg0
~~~~~~~~~~~~~~~
~~風紀委員 第177支部~~
固法「...おかしい...連絡が来ない...」
固法「まさか!御坂さん達も...」
固法「どうすれば...」
固法「!...そうだわ!」ダカダカ
174:
名も無き被検体774号+:2012/10/24(水) 20:52:07.42 ID:
KgKccAcg0
~~~~~~~~~~~~~~
~~学園都市 某所~~
prrrrrrrrr...
鬼塚「お?電話か...」ピ
鬼塚「はいもしもし鬼塚英吉22歳独身彼女募集中.....ん?」
鬼塚「おーーーおまえか!どうしたんだ?」
鬼塚「...え?」
鬼塚「そうか...場所は?...わかった」ピ
鬼塚「.......」
~~~~~~~~~~~~~~~
175:
名も無き被検体774号+:2012/10/24(水) 20:58:07.43 ID:
KgKccAcg0
~~~~~~~~~~~~~~~
蛇谷「ふ、ぶざけてんじゃねーぞ!」
美琴「佐天さん!どうしてここに⁉」
初春「に、逃げて下さい!佐天さん!」
黒子「いけませんわ!あなたじゃ...」
佐天「わかってます!...レベル0の私なんかじゃどうにもならないって...」
黒子「なら早くにg佐天「でも!」
佐天「...でも!友達を見捨てるなんて出来ない!」
初春「佐天さん...」
蛇谷「友達だと?この能力者がか?...そんなもん嘘に決ってんだろが!」
蛇谷「いいこと教えてやるよ?...能力者ってのはなぁ俺らみたいな無能力者を裏でバカにしてるんだぜ?」
美琴「はぁ?何言ってんのよあんた!」
美琴「そんなことない!佐天さんは私達の大切な友達よ!」
蛇谷「能力者はみんなそうだ...最初はいい顔してても最終的には俺らを裏切る」
蛇谷「お前もそうたぜ?...いつかこいつらもお前を裏切るぜ?」
佐天「......」
176:
名も無き被検体774号+:2012/10/24(水) 21:03:57.64 ID:
KgKccAcg0
蛇谷「無能力者のよしみだ......さっさと失せな」
佐天「......違う」
蛇谷「あ?」
佐天「みんなはそんなんじゃない...」
佐天「私は...私はみんなを信じる!!」
美琴「佐天さん...」
蛇谷「......」ピキッ
蛇谷「...ムカつくなぁ...てめー」ザッ
佐天「ひっ!」ビクッ
蛇谷「せっかく見逃してやろーってんのに...ナマ言ってんじゃねーぞ!コラァ!」ガッ!
佐天「痛っ!」
初春「佐天さん!」
美琴「あんたらァァァァ!!」
蛇谷「俺達と同じ無能力者のくせによ!」ドカッガッガッ!
佐天「うあ!...ゲホッゲホッ...」
蛇谷「ちょうどいい、まずはお前からだ」
黒子「!!」
180:
名も無き被検体774号+:2012/10/24(水) 21:35:42.72 ID:
KgKccAcg0
蛇谷「おい!お前らこいつを抑えとけ」
スキアウAB「うーっす!へへへ...」ガシ!
佐天「!!」
初春「やめてください!佐天さんを放して!」
美琴「やめろぉぉぉ!お前らぁぁぁぁぁ!!」
蛇谷「てめーらが白状しねーからだろ?」
黒子「やめてください!本当に知りませんの!ですから!!」
蛇谷「よーし、カメラも回しとけー」
スキアウA「うーっす」
佐天「あ!...いや、やめて...」
黒子「佐天さん!」
初春「いやぁぁぁぁぁ!!」
ガキッ!ゴカッ!グチャ!
!?
鬼塚「んーーいいよーーはーいもっと足開いてー」ジーーー
スキアウA「があああぁぁぁっ」バタバタッ
スキアウB「おい!Aーーー!」
鬼塚「そうそう!ナイスですねー♡」ジーーー
蛇谷「...何だてめーは⁉」
鬼塚「ああ?俺か?」
鬼塚「普段はしがないやとわれ中学校教師...だが、その実体は...」
鬼塚「愛と正義のスーパー教師様だ!」
183:
名も無き被検体774号+:2012/10/24(水) 21:40:09.85 ID:
KgKccAcg0
蛇谷「教師だぁ??」
スキアウJ「テメーふざけやがって!どうなるk」スッ
スキアウJ「!...な、なんだよ?」
鬼塚「あ?見てわかんねーか?デコピンだよデコピン」
スキアウJ「は?...デ、デコピンって...これ?」ピンピン
鬼塚「」コクコク
スキアウJ「......」
スキアウJ「な、舐めてんじゃn」ビシィッ
!?
ドカッ!
ズル...
スキアウJ「」ピクッピクッ...
佐美黒初「......」
スキアウB「て、てめーも能力者も能力者だな!よくも!」
鬼塚「能力?そんなもんねーよ」
鬼塚「ただのデコピンだぁ見ただろ?」
スキアウB「あんなデコピンあってたまるか!」
スキアウD「てめーら先公には関係ねーんだよ!これは俺達とこいつらの問題なんだよぉ!!」ブン
シュバッ
ドゴッ!
スキアウD「うがぁっ!」
185:
名も無き被検体774号+:2012/10/24(水) 21:42:32.79 ID:WW32dOj00
スキアウCかわいかったのに… (´・ω・`)
186:
名も無き被検体774号+:2012/10/24(水) 21:43:37.00 ID:Q8n+sxwk0
いや、Cは実際はいいやつのはずだ・・・はずだ・・・
188:
名も無き被検体774号+:2012/10/24(水) 21:46:29.99 ID:
KgKccAcg0
鬼塚「関係ねーだぁ?生徒が暴行受けそうになってるのにほっておく教師がどこにいんだよ?」
鬼塚「それに...」
スキアウB「こ、こいつ...」
鬼塚「てめーのクラスの生徒に手ぇ出されて黙ってられるほど」
鬼塚「人間できてねーんでよ」
蛇谷「調子にのんたよクソ先公がよ!...おい!キャパシティダウンを使え!」
スキアウE「うす!」
キィィィィィン...
鬼塚「??」
鬼塚「...なんだよこりゃ?BGMならもっとマシなの選べよ?」
蛇谷「なっ!...テメーまさか能力者じゃねーのか⁉」
鬼塚「能力?童貞っていうスキルはあるが...」
蛇谷「はっ...ならビビるこたぁねぇ!やっちまえお前ら!」
スキアウE「なめんなよ先公がよぉ!」ガ
鬼塚「......」ヒョイ
スキアウE「!?」ゴキィッ!
鬼塚「オラ⁉どうしたよ!ああ?」
スキアウF「この野郎!」ダッ
鬼塚「てめーらまとめて教育的指導だぁーー!」シュッ
スキアウF「ぶべら!」バキィ!
189:
名も無き被検体774号+:2012/10/24(水) 21:51:17.13 ID:
KgKccAcg0
鬼塚「オラぁーー!AIMパーーーンチ!」
スキアウG「ぶっ!」ドカッ!
鬼塚「能力開発キィーーーーーク!」
スキアウH「ガッ!」ベコッ!
鬼塚「統括理事会ラリアットォォ!」
スキアウI「かばぁっ!」ドシャッ!
美琴「す、凄い...」
佐天「強いのは知ってたけど...」
初春「能力もなしに...」
黒子「ここまで強いと...ある意味能力ですの」
スキアウC「(((( ;゚д゚)))」
190:
名も無き被検体774号+:2012/10/24(水) 21:55:01.13 ID:WW32dOj00
>>189
スキアウCキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
193:
名も無き被検体774号+:2012/10/24(水) 21:58:41.56 ID:
KgKccAcg0
~~~~~~~~~~~~~~~
スキアウB「死ねやコラァ!」ブン
鬼塚「ワリーな...お前らみたいな奴らも嫌れーじゃねーんだけどよっ!」ガシ!
スキアウB「!?」ドシン!
鬼塚「今は生徒達のほうが大事だからよ」ミシミシ...
スキアウB「があああぁぁ!」ベキボキ
鬼塚「そこにもいたか!」ゴキっ
スキアウC「=〇))゚Д)∵」
蛇谷「こ、この野郎~~~~っ!」
ジャキッ
蛇谷「動くんじゃね!」カチ
美琴「な!...拳銃!!」
鬼塚「......」
蛇谷「テメーらそんなにスキルアウト(俺ら)のことが憎いのかよ!」
蛇谷「俺らはただ、俺達の居場所を守ろうとしただけじゃねーか!」プルプル...
黒子「おやめなさい!」
蛇谷「それを!...それを!テメーは...!」グッ
鬼塚「...そんなもんにしか頼れねーんじゃ、てめーの居場所なんざ守れやしねーよ」
蛇谷「なんだと!...俺達は無能力者なんだよ!道具がなきゃあいつらに...!」
鬼塚「無能無能ってそんなにやべえことかよ...」
蛇谷「!」
195:
名も無き被検体774号+:2012/10/24(水) 22:04:59.10 ID:
KgKccAcg0
鬼塚「無能だろうがレベル0だろうが強ぇ奴はいんだよ」
鬼塚「あいつのバヤイ...♡」チラ
佐天「!!」
蛇谷「なにぃ...」
鬼塚「なんでかわかるか?そいつぁな...」
鬼塚「あいつがおめーらより100倍根性あったらよ」
佐天「......!」タタタッ!
蛇谷「何わけのわかんねーことぬかしてんだ!」
鬼塚「ワハハハハ!てめーらにあいつの真似なんて逆立ちしたって出来やねーんだよ!このウミウシどもーーーっ!」
黒子「先生!それ以上挑発しないで下さい!殺されますわよ!」
鬼塚「死にゃーしねーよ」
黒子「!?」
鬼塚「なぁ?佐天!」
蛇谷「は!まさか...」バッ!
佐天「おりゃああぁぁぁ!!」ブン
バキィィ!!
ぷしゅ~~~...
初春「音が...」
黒子「止みましたの...」
199:
名も無き被検体774号+:2012/10/24(水) 22:12:23.22 ID:
KgKccAcg0
鬼塚「御坂ぁぁ!」
美琴「しゃぁんなろぉぉぉ!!」ビリビリ
蛇谷「ひ、ひぃ!!」
美琴「よくも私の大切な友達を傷物にしてくれようとしたわね!」ビリッビリビリ
蛇谷「ま、待て!」
美琴「覚悟は出来てんでしょう...ねええぇぇ!!」バチバチバチィィィ!!
蛇谷「ぎゃああぁぁあぁぁぁ!!」ビリビリビリぃィィ!!
蛇谷「......」プシュ~~...
蛇谷「」バタ...
美琴「ふぅ...」
佐天「みんな大丈夫⁉」バッ
初春「佐天さん!」
鬼塚「佐天!かなかなカッコよかったすぜ?」
佐天「うん...」
黒子「佐天さん...?」
美琴「......」
鬼塚「なーにシラけたツラしてんだよ!」デコピーン
佐天「いてっ!」ピシッ
鬼塚「お前はスーパーヒーローなんだからよ?ヒーローらしく笑ってりゃいーんだよ」
佐天「でも...私、まだまだ小さいね」
鬼塚「ばーか!お前がいなけりゃ俺は撃たれてたかもしんねーんだぜ?」
200:
名も無き被検体774号+:2012/10/24(水) 22:17:34.21 ID:
KgKccAcg0
美琴「そうよ?私なんてキャパシティダウンだっけ?あんなものにやれれただけで動けなかったんだから」
美琴「これでレベル5だなんて笑われるわ」
佐天「御坂さん...」
美琴「だから...そんな顔しないで!」
佐天「...はい!」ニコ
鬼塚「それによぉ...」
佐天「??」
鬼塚「おめーは十分ケツの穴のデケー女だよ!」
佐天「アハハハァ...それって素直に喜んでいいのかなぁ?」
黒子「なななんと!?」
初春「え!それって...///」
美琴「ど、どういうことよ!...まさかあんた佐天さんと...///」
鬼塚「お??」
佐天「ままま待って下さい!私は鬼塚先生とは何も!///」
初春「私は応援しますよ!」
初春「禁断の恋なんて燃えるじゃないですか!!」
佐天「ちち違うよ!初春ー!」
ギャーギャー...
蛇谷「」ピクッ
蛇谷「......あのアマ」スチャ...
201:
名も無き被検体774号+:2012/10/24(水) 22:23:34.15 ID:
KgKccAcg0
鬼塚「......ん?」
蛇谷「死ねーーー!クソアマがぁーーー!!」
佐天「!!」
鬼塚「佐天!!」ダッ!ガバ!
パァン!
佐天「......!」
佐天「え?...先生...?」
鬼塚「」ズル...バタ...
初春「う、うそ...」
蛇谷「ギャァハハハハハ!バカな野郎だぜ!」
美琴「テ、テメェェェェェ!!」バチバチバチバチィィィィ!!
蛇谷「ぐああぁぁぁっ!」ビリビリビリィィィ!
蛇谷「」バタ...
黒子「くっ!迂闊でしたわ!」
佐天「先生?...うそ...返事してよ!ねぇ!先生!ねぇってば!」ユサユサ
鬼塚「」ユラユラ
黒子「初春!警備員に連絡!私は鬼塚先生を連れて病院まで!」
初春「......え?」
黒子「初春!!」
初春「!は、はい!」ピッ
美琴「ねぇ!大丈夫なんでしょ!返事しなさいよ!バカァ!」
佐天「先生ぇぇーーー!!」
~~~~~~~~~~~~~~~
202:
名も無き被検体774号+:2012/10/24(水) 22:29:15.56 ID:
KgKccAcg0
~~~~~~~~~~~~~~~
~~とある病院~~
美琴「ハァ...ハァ...ハァ...!」タッタッタッタッ......
ガラガラガラバンッ!
美琴「鬼塚!!」
ピーーーーーーーーーーっ!
美琴「え...?」
医者「妹さんですか?残念ながら...」
美琴「そ...そんな...」
美琴「うそでしょ?鬼塚...」
美琴「ねぇ起きてよ...ねぇ!」
美琴「起きろってばぁぁぁぁ!!」
鬼塚「...何してんだ?御坂?」
美琴「...え?」
鬼塚「となりのおっさんなんかに抱きついて...」
美琴「......」パラ...
おさーん「」チーーーン
美琴「!!?」
ガラガラガラッ!
おさーん母「ともひろーーー!」
おさーん妹「兄ちゃーーん!」
鬼塚「ったく、病院では静かにしろよな」
美琴「......」プルプル
鬼塚「ん...?」
美琴「あんたなんか死んじまえぇーーー!!」ビリビリビリィ!
鬼塚「のわっ!やめろって!」
203:
名も無き被検体774号+:2012/10/24(水) 22:32:28.99 ID:
KgKccAcg0
黒子「お姉様ったら...」
佐天「アハハハ!」
カエル顔の医者「うん、
病院では静かにしてほしいね」
鬼塚「...それにしても遅かったな御坂」
美琴「警備員の事情聴取に時間がかかったのよ」
美琴「佐天さんは黒子がテレポートしてすぐに走って行っちゃうし」
佐天「いや~...心配だったもんで...」
佐天「初春は?」
美琴「初春さんならもうつくころyガラガラバァンッ!
初春「鬼塚先生ぇ!大丈夫ですか!!」
美琴「ほら?」
鬼塚「おう!ここだぜ?」
初春「よかった~~!心配したんですよ~~!」グスッ
鬼塚「悪かったな!だか、もう平気だぜ?」
初春「うぇ~~~」グスン
医者「病院では静かにね...」
初春「あ!すみません...」ペコ
黒子「初春その後はどうでしたの?」
204:
名も無き被検体774号+:2012/10/24(水) 22:35:24.10 ID:
KgKccAcg0
初春「はい、あの後すぐに警備員に連絡して無事連行されました」
黒子「そうですの」
初春「たぶん先生にも警備員から事情聴取があると思いますので」
鬼塚「そ~か~、わかった」
初春「本当にご無事で何よりです」
美琴「ピンピンしすぎよ!あんたの体どうなってるのかしら?」
黒子「本当ですの...一度検査でもしてもらったらよろしいかと?」
医者「それは同感だね...銃で撃たれてこんなにも元気な患者は初めてだよ」
鬼塚「俺がそー簡単に死ぬワケねーよ」
佐天「でも、本当によかった...」
美琴「ま!確かにね、あんたが死んだら勝負できないもの」
鬼塚「なんべんやっても勝てねーって」
美琴「次は勝つわよ!!」
鬼塚「おーおー言ってろ言ってろ」
美琴「なんですってー!」
205:
名も無き被検体774号+:2012/10/24(水) 22:36:25.55 ID:
KgKccAcg0
佐天「まぁまぁ御坂さん落ち着いて!病院ですから...」
黒子「では、私は警備員の所にまいりますので...」
鬼塚「おう!悪かったな病院まで連れて来てくれて!」
黒子「いえいえ...では、お大事に」シュン
~~~~~~~~~~~~~~~
207:
名も無き被検体774号+:2012/10/24(水) 22:45:29.18 ID:
KgKccAcg0
~~数日後 風紀委員 第177支部~~
美琴「え!木山春生が⁉」
黒子「ええ、スキルアウトの事情聴取であのキャパシティダウンを木山春生という名の女から頂いたと...」
美琴「そんな...」
初春「でも、どうして?」
黒子「さぁ?それは本人に聞いてみないかぎりは...」
固法「......」カタカタカタ...
鬼塚「あの先生がね~...そんなことする奴には思えねーけど」
黒子「ですが...」
固法「!...見てこれ!」
佐天「なんですか?」
美琴「ちょっと!これって...」
初春「木山先生が...」
黒子「釈放...?」
鬼塚「罰金でも払ったんじゃねーの?」
黒子「罰金程度で出てこれる罪ではありませんの」
佐天「でも、釈放されてるってことは...」
黒子「う~ん...」
美琴「......」
鬼塚「......御坂?」
208:
名も無き被検体774号+:2012/10/24(水) 22:52:47.77 ID:
KgKccAcg0
~~~~~~~~~~~~~~~
~~同日 深夜 とある研究所~~
ビリビリ!
ピピ
ガチャ...
スタスタスタ...
美琴「...間違いない...ここだ...」
美琴「ここが、木山春生の...」
ニュ~~...
???「な~にが間違いないって~?この非行少女が」プラ~ン
!?
美琴「!...き、きゃあああぁぁぁぁ~~~~っ!」
鬼塚「しっ!バカ!でけー声だすな!」
美琴「...って!おおお鬼塚!アンタなにやってんのよ!こんなとこで!」
鬼塚「そりゃーこっちのセリフだ」
鬼塚「クラスの生徒が夜遊びなんざ、担当が黙ってるわきゃねーだろ」
美琴「鬼塚...」
カツン...カツン...
ギィー...
鬼美「!」
???「!...君達は...」
鬼塚「ほら~おめえがデケー声出すからバレちまったじゃねーかよ」
美琴「アンタが脅かすからでしょ!」
???「......?」
美琴「...やっぱり来てたんだ」
美琴「木山春生...」
木山「......」
210:
名も無き被検体774号+:2012/10/24(水) 22:59:49.57 ID:
KgKccAcg0
鬼塚「随分と早い再会になっちまったな」
鬼塚「木山先生よ?」
木山「鬼塚君...」
木山「どうして君達がk美琴「今回の事件もあんたの仕業なの⁉」
木山「!!」
木山「...そうだ、と言ったら?」
美琴「!......許す訳ないでしょ!!」バチバチバチ!
カッ!
ビー!ビー!ビー!...
ジリリリリリリリ......!
美琴「!...ちょっと!なによこれ⁉」
鬼塚「おわっ!な、なんだ⁉」
木山「はぁ...やってくれるよ...死んでいるセキュリティに電気ショックとはな...」
木山「しかたがない...来たまえ...」
美琴「え⁉ちょっと待ちなさいよ!」
鬼塚「おい!おいて行くなよ!」
211:
名も無き被検体774号+:2012/10/24(水) 23:06:43.36 ID:
KgKccAcg0
~~~~~~~~~~~~~~~
鬼塚「おわっ!ランボルギーニじゃねーかよ!!」
木山「知っているのかい...?」
鬼塚「うひょ~...いい車持ってんな~」
木山「...褒めてくれて嬉しいよ...さぁ、乗りたまえ」ガチャ
鬼塚「しかもガルウイングかよ...」
美琴「......」
バタンバタン...
ブオン!ブーーーン...
美琴「で?あんたはあんな所でなにしてたのよ?保釈ってどういうこと⁉」
美琴「何が目的なの⁉」
木山「やれやれ...私の車に乗るお嬢さんはみんな怖い顔をするんだな...」
美琴「は?」
鬼塚「プウーー~~...」
木山「すまないが...質問は後にしてくれ...それと、車内は禁煙だ...」
鬼塚「あ、ワリー」ジュッ
木山「まぁ、鬼塚君なら別に良いが...」
212:
名も無き被検体774号+:2012/10/24(水) 23:10:50.56 ID:
KgKccAcg0
~~~~~~~~~~~~~~~
~~とある病院 地下室~~
美琴「!...これは⁉」
鬼塚「お?」
木山「私の記憶を覗いた君達なら知っているだろ...」
木山「私の...教え子達だ...」
美琴「!...やっぱり、ポルターガイストを起こしていたのはアンタなのね!」グッ
木山「...そうだ」
鬼塚「......」
美琴「!」ビリビリ!
???「けど...」
美琴「!?」
鬼塚「な、何者だ!忍びのものか⁉」
???「それには少し、複雑な事情があってね...」
鬼塚「てめーは...」
カエル顔の医者「久しぶりだね...怪我はもう大丈夫かい?...それと忍びの者じゃないよ?」
美琴「あの時の!...一体何がどうなってるのよ⁉」
木山「......」
医者「木原幻生...」
美琴「!」
鬼塚「??」
医者「彼が全ての原因なんだね...」
213:
名も無き被検体774号+:2012/10/24(水) 23:16:19.17 ID:
KgKccAcg0
~~~~~~~~~~~~~~~
医者「~~~...そして事の経緯を知り、そして確信したんだ」
医者「木山君が救おうとしていたチャイルドエラーが能力体結晶の実験台にされたんだってね」
鬼塚「......」
木山「あの時君に話した...」
美琴「!」
木山「暴走能力の法則解析用誘爆実験も方便だったんだ...」
木山「君の見たあれは...能力体結晶の投与実験だ」グッ
美琴「...そんな...レベル6なんて取っ掛かりも見つかってないような物の為に?」
美琴「そんなイカれた実験のせいで...この子達はこんなにされたっていうの!!」
鬼塚「......」ピクッ
医者「僕に出来るのは医者としてこの子達を救うことだけだ...」
医者「幸いにも全員を集めるのにそう時間は掛からなかった」
医者「僕はこの街では多少、顔が効くからね...後は目覚めさせる為に専門家の話しを聞きたくてね」
美琴「......それで保釈を」チラ
木山「...無理を言ったのは私の方だ、先生には感謝している...」
木山「ここの設備を使えたお陰でこの子達を目覚めさせる目処がついた...」
美琴「じゃぁ助かるの⁉」
214:
名も無き被検体774号+:2012/10/24(水) 23:20:48.07 ID:
KgKccAcg0
医者「いや、別の問題が発生したんだね...」
鬼塚「あ?問題っつーのは?」
木山「覚醒が近づくとAIM力場が異常値を示した」
美琴「それって...」
木山「能力の暴走だ...」
木山「そしてRPK症候群の同時多発を引き起こした...」
美琴「なんで...?」
鬼塚「???」
医者「彼の研究は進んでいたんだね...僕の知っていた能力体結晶ではポルターガイストなど起こる筈がなかったんだよ...」
医者「だが、改良を加えられた能力体結晶は...」
木山「この子達を眠りながらにして、暴走能力者にしてしまっていた...」
美琴「じゃぁこの子達が目を覚まそうとすると...」
木山「ああ...ポルターガイストが起こる」
鬼塚「何言ってるかサッパリだが、なんか方法はあんだろ?」
鬼塚「そのポルターなんたらを引き起こさねーためによ?」
木山「暴走を鎮めるワクチンソフトを開発している...」
美琴「!...じゃぁそれで!」
215:
名も無き被検体774号+:2012/10/24(水) 23:23:50.45 ID:
KgKccAcg0
木山「ただ...能力体結晶の根幹を成しているのは、ファーストサンプルといわれる」
木山「最初期の人体実験から精製された成分だ...」
木山「ワクチンソフトを完成させるには、どうしてもそのデータの解析が必要なんだ」
鬼塚「それは何処にある?」
木山「それは今も探している...さっき君達のいた研究所もその為に行ったものだ...」
木山「何も残されてはいなかったが...」
美琴「......」
木山「だが、諦められるものか...!」
美琴「!」
木山「あの能力体結晶は研究に必要不可欠なものだ、それだけの物が廃棄される筈がない...!」
木山「何処かに必ず...」
木山「私はどんな事をしてでも見つけ出してみせる!」
美琴「!......」
美琴「もし...見つからなかったら?」
木山「!!」
216:
名も無き被検体774号+:2012/10/24(水) 23:27:58.88 ID:
KgKccAcg0
鬼塚「あ?おめー何いt木山「この子達を覚醒させる...!」
鬼美「!!!」
美琴「ポルターガイストが起こる事を承知の上で⁉」
木山「これ以上この子達を眠らせてはおけない!!」
美琴「だからって!そんな...!」
ウィーン
???「そう...」
鬼美木医「!!?」
???「そんなことはさせない」
美琴「!...テレスティーナさん!」
鬼塚「......」
テレティ「ごめんね...後をつけさせて頂いたわ」
美琴「え...?」
鬼塚「うちの生徒にストーカーはやめてくれませんかね?テレサテン」
テレティ「あら?あなたと同じ事をしたまでよ?...あとテレスティーナよ」
鬼塚「俺はこいつの担任なんでな、生徒の夜遊びなんざしてたらほっとけなくてよ?」
テレティ「...本当...立派な教師だこと...」
鬼塚「ふん......」
220:
名も無き被検体774号+:2012/10/25(木) 20:29:15.23 ID:
qKox3brY0
木山「一体...」
テレティ「先進状況救助隊です、子供達を保護します」
木山「!」
テレティ「大人しく我々に従って下さい」
テレティ「安心して下さい、我々は人命救助のスペシャリストです」
テレティ「ですのでw木山「断わる!」
テレティ「?」
美琴「!」
鬼塚「......」
木山「この子達を救えのは私しかいない!」
テレティ「令状もありましてよ?」ピラ
医者「...本物のようだね」
木山「しかし...」
美琴「......」
テレティ「...保護しろ」
部下「はっ」
ザッ
部下「ん?」
鬼塚「......」
221:
名も無き被検体774号+:2012/10/25(木) 20:40:05.16 ID:
qKox3brY0
鬼塚「御坂...何の真似だ?」
美琴「...この人達の言うとうりにして」
木山「!...この子達を救えるのはw美琴「救えてないじゃない!」
木山「!!」
美琴「レベルアッパーを使ってポルターガイストまで起こして...!」
美琴「挙句、キャパシティダウンを作って私の友達を危ない目にあわして!」
美琴「でも...1人も救えてない...」
木山「キャパシティ...ダウン...?」
美琴「とぼけないで!」
美琴「...ポルターガイスト事件の時、テレスティーナさんに会ったの」
鬼塚「......」
美琴「そこで色々聞いたわ...あなたの事...キャパシティダウンを作ってスキルアウトに渡して実験していた事...」
222:
名も無き被検体774号+:2012/10/25(木) 20:49:46.81 ID:
qKox3brY0
鬼塚「てめーこのアマ!なに御坂に吹き込んでんだ!」
木山「貴様!そんな根も葉もないない嘘をよくも...!」
テレティ「嘘?私は自分の意見を言ったまで...嘘なんかついてないわよ?」
美琴「私...どっちを信用ていいかわかんなかった!」
美琴「けど...今の現状を見れば...」
木山「私は...!」
テレティ「ありがとう御坂さん...」
美琴「......」
テレティ「運び出せ」
木山「!!」
部下「はっ」ウィーン、ウィーン
鬼塚「待てっつてんだろが!」バギャッ!
部下「げふっ!」ドサッ
テレティ「なっ!」(駆動鎧を拳で...⁉)
鬼塚「ガキ共にはてめーらの汚ない指には一本も触れさせねー!」
木山「鬼塚君!やめたまえ!」
テレティ「な、何をしてるの⁉早く取り押さえなさい!」
鬼塚「うおおらぁぁぁ!」ガキ!ゴキャッ!
部下「ぐはぁっ!」ズチャ!
部下「ぶっ!」バギャッ!
美琴「......!」
バチバチィ!
223:
名も無き被検体774号+:2012/10/25(木) 20:59:48.00 ID:
qKox3brY0
鬼塚「ぐあっ!...」
鬼塚「てめー何を!うわ!」ガシッ!
部下「動くな!」ガッ
木山「御坂君!一体何をしている!」
美琴「......」
部下「取り押さえました!」
鬼塚「離せ!コラァ!」ジタバタ!
テレティ「連行しろ!」
鬼塚「てめー御坂!...痛!何すんだコラ!離せ!クソー!......」ジタバタ...
木山「鬼塚君!!」
テレティ「本当ありがとう、御坂さん!改めてお礼を言うわ!」
美琴「...子供達のこと...」
テレティ「ん?」
美琴「子供達を助けてあげて下さい」
テレティ「ええ、もちろんよ!約束するわ」
224:
名も無き被検体774号+:2012/10/25(木) 21:01:37.58 ID:
qKox3brY0
テレティ「運び出せ」
部下「はっ」
木山「子供達は渡さない!」バッ
テレティ「好い加減にしてちょうだい?これ以上の邪魔をすると、あなたも公務執行妨害で逮捕するわよ?」
テレティ「彼みたいに...」ニヤ...
木山「くっ...」
医者「木山君...残念だが、これ以上は無理だ...」
木山「!......」ガクッ
テレティ「懸命な判断よ」
木山「くそ...後一歩なのに...後一歩で...」
美琴「......」
225:
名も無き被検体774号+:2012/10/25(木) 21:08:01.17 ID:
qKox3brY0
~~~~~~~~~~~~~~~
~~翌日 風紀委員 第177支部~~
固法「じゃぁ、行方不明だった10人の子供達はMARに保護されたのね」
美琴「...はい」
初春「見つかったんだ...」
佐天「よかったじゃん!初春!」
初春「あ、はい...」
固法「それにしても、今回の事件にも木山が関係してただなんて...」
黒子「それに鬼塚先生まで...」
美琴「......」
佐天「鬼塚先生はどうなっちゃうんですか...?」
黒子「恐らくそこまで思い罪にはならないと思いますの...」
黒子「ですから、厳重注意程度ですぐに出てきますわよ」
佐天「よかった~」
固法「そうね...鬼塚先生も悪気があってあんな事をした訳でもないでしょうし...」
美琴「......」
226:
名も無き被検体774号+:2012/10/25(木) 21:20:48.09 ID:
qKox3brY0
!
佐天「で、子供達を起こす方法はMARが見つけてくれるんですよね?」
美琴「...え?あ、ああ!うん」
黒子「取り押さえずは、一件落着ですわね!」
美琴「......」
黒子「...?どうかなさいまして?お姉様?」
美琴「ん?...何でも...」
黒子「...お姉様の事ですから、木山春生のことを気になさっているのでしょう?」
黒子「彼女から子供達を取り上げて本当によかったのだろうか?とか」
美琴「......!」
黒子「お姉様の判断は正しかった、黒子はそう思いますの」
黒子「鬼塚先生だって固法先輩も言っていたように悪気がっての行動じゃありませんし」
美琴「...うん」
佐天「ふふ...」
初春「.......」
佐天「初春!なーにぼーっとしてるのよ?」
初春「あ、いえ...」
佐天「早く春上さんの所に行ってあげなよ?」ガシッ
初春「あ、はい...って、あの!」グイグイ
佐天「春上さんも喜ぶよ?」グイグイ
初春「あ!そんなに引っ張らないで下さいよ!」
佐天「それ!急げ急げ~!」
初春「さ、佐天さん~...」
ガチャ...バタン!
美琴「......」
227:
名も無き被検体774号+:2012/10/25(木) 21:28:23.14 ID:
qKox3brY0
~~~~~~~~~~~~~~~
初春(春上さんの喜ぶ顔かぁ~...)
初春 ( ......)
『あの子達を救うなら何だってする!』
初春 (......)
『例えこの学園都市全てを敵に回してもやめる訳にはいかないんだぁ!』
初春「......!」
~~~~~~~~~~~~~~~
228:
名も無き被検体774号+:2012/10/25(木) 21:35:42.53 ID:
qKox3brY0
~~~~~~~~~~~~~~~
~~とある病院 地下室~~
ガチャ
コツ...コツ...コツ...
木山「...すみません、先生今はなにも...」
初春「あ、あの...!」
木山「......?」
木山「君か...」
初春「......」
~~~~~~~~~~~~~~~
229:
名も無き被検体774号+:2012/10/25(木) 21:45:15.46 ID:
qKox3brY0
~~~~~~~~~~~~~~~
初春「私の友達に春上さんって娘がいるんです」
木山「......」
初春「まだ知り合って間もないんですけど、彼女枝先さんと幼馴染だったんです」
初春「春上さんはテレパスで、ポルターガイスト事件が起こる度、枝先さんの声が聞こえてて」
初春「だから、犯人じゃないかって疑われたり...」
初春「それでも一生懸命枝先さんの声を聞こうとして...」
木山「......」
初春「けど、枝先さんが見つかったから...だから...」チラ
木山「......」
初春「だから...春上さんとっても喜ぶと思います」
木山「...何が言いたいんだ?」
初春「...わかりません...」
初春「わからないんですけど...」
木山「......」
木山「もう少しでワクチンが完成するとこだった...」
230:
名も無き被検体774号+:2012/10/25(木) 21:53:37.33 ID:
qKox3brY0
~~~~~~~~~~~~~~~
~~MAR本部~~
テレティ「まぁ、それでわざわざここまで?」
初春「それで...あの...枝先さん達に会わせて頂きたいんですけど...」
テレティ「残念だけど無理ね...」
初春「え...?」
テレティ「子供達は移送する事になったの」
テレティ「ここよりも設備の整った所に行くのよ」
初春「何処の施設ですか?」
テレティ「それを教える訳にはいかないわ、あの子達の事は私達に任せてちょうだい」
テレティ「MARが責任を持って治してあげるわ」
テレティ「それに、また誰かさんに暴れられたら困るもの」チラッ
木山「......」ギリッ
テレティ「ああ!そうそう!春上さんも一緒だから」
初春「え?どうして...?」
テレティ「だって、ずっと探してたお友達なんだもの...一緒に居たいんじゃないかなぁ?」
初春「でも!」
テレティ「どうしたの?何が不服かしら?」バッ
ドサドサ!
初春「あ!」
木山「!!」
231:
名も無き被検体774号+:2012/10/25(木) 22:02:13.23 ID:
qKox3brY0
テレティ「あ~らやだ!ごめんなさいねぇ~!」バギッ
初春「!!」
初春「テレスティーナ...さん?」
テレティ「でも、こんなデータもう役に立たないから」
木山「......」ギリギリ...
部下「そろそろお時間です、木原所長」
テレティ「すぐ行く」
木山「木原...?」
テレティ「あら?知らなかった?私のミドルネーム」
テレティ「木原よ、テレスティーナ・木原・ライフライン」
木山「......!」
木山「き、貴様ぁー!」ダッ!
ガッ!
テレティ「ふん!」バシッ!
木山「がっ...うくっ...」ガクッ...
初春「木山先生!大丈夫ですか⁉」
テレティ「私達、忙しいの」
テレティ「そろそろお引き取り頂けるかしら?」
初春「あぁ...木山先生...」
232:
名も無き被検体774号+:2012/10/25(木) 22:11:02.85 ID:
qKox3brY0
~~~~~~~~~~~~~~~
~~風紀委員 第177支部~~
prrrrrrrr...
佐天「ん?初春からだ!」
佐天「もしもし?どうしたの?」
佐天「...初春?」
佐天「...ちょっと!どうしたの?初春⁉」
美黒固「!?」
佐天「初春⁉」
~~~~~~~~~~~~~~~
黒子「そんな!テレスティーナは木原幻生の孫...」
固法「そして最初の被験者...」
佐天「そんな...自分の孫娘を...?」
美琴「......」ス...
初春「移送先を調べます!」グスッ
固法「お願いね......ん?あれ?御坂さんは?」
黒子「え?...あれお姉様?」
黒子「!...まさか⁉一人で乗り込んでいったんじゃ...!」
佐天「ええ!」
固法「ありえるわね.....でも、どうすれば...」
佐天「鬼塚先生を!」
黒子「はい?」
佐天「鬼塚先生にお願いしましょう!先生ならきっと...!」
黒子「!!」
固法「でも、鬼塚先生は捕まったんじゃ...」
黒子「...ここは黒子にお任せくださいまし...」ス...
固法「ちょっと!白井さん!」
シュンッ!
佐天「鬼塚先生...」
233:
名も無き被検体774号+:2012/10/25(木) 22:19:53.39 ID:
qKox3brY0
~~~~~~~~~~~~~~~
~~MAR本部~~
美琴「騙したわね...」
テレティ「んふふ...怒ったぁ?」
美琴「言いなさい!一体何を企んでいるの?」
テレティ「んふふ...言いなさいですってぇ?」
テレティ「アーハッハッハッハ!言えと言われて答える奴がどこにいるなよ!ブァーカ!」
美琴「!!」ブチッ!
テレティ「そんなに知りたかったら、力尽くで言わせてみろや!」
美琴「アンタぁ!!」ビリビリビリ!
キィィーーー...ン
美琴「!...ぐっ!」ガクッ
美琴「この音...キャパシティダウン!」
テレティ「あぁ~ら?知ってるのぉ~?」
美琴「どうしてアンタが...!」
テレティ「だってこれを作ったのが...私だからだよ!」ガシッ
美琴「ぐっ...!」(作った⁉)
テレティ「試作品をスキルアウトに流したら、思ったよりもデータが集まってなぁ?」グググ...
テレティ「もちろん、木山春生の名前を使ってなぁ?」グググ...
美琴「ぐっ...がっ!」ジタバタ
テレティ「お陰で大分性能がアップしたぜぇ?」グググ...
美琴「ふざ...ける...ゔぅ!」(クソ!力が...)
テレティ「正義感丸出しのアンタは好きよぉ?使いやすくてさ?」
テレティ「それに、最後まで私を信用してなかった、馬鹿な糞教師も始末出来るしぃ?」グググ...
美琴「!?...ゔゔっ...がぁ!」(鬼塚先生...!)ジタバタ...ガク...
テレティ「ふんっ!...」ピ
美琴「」ドサァ
テレティ「おい、おもしれぇーモルモットが手に入ったぞ...運んどけ!」ピ...
234:
名も無き被検体774号+:2012/10/25(木) 22:26:52.93 ID:
qKox3brY0
~~~~~~~~~~~~~~~
~~時を遡り MAR支部 留置場~~
鬼塚(ちきしょー学園都市の留置場でもトイレの仕切りは低いのかよ)ブリブリ...
鬼塚(プライバシーのへったくれもねーな...)ブボッ...ブリブリ...
シュンッ!
黒子「鬼塚先生!」
鬼塚「おわっ!白井ぃ!」
黒子「!...いやあぁーー!な、何をしておりますの!!///」バッ!
鬼塚「ウンコだよ!バカ!あっち向いてろ!ケツ拭くから!」
黒子「は、早くして下さいmってそれどころじゃありませんの!」
黒子「お姉様が!」
鬼塚「...御坂がどうした?」
~~~~~~~~~~~~~~~
235:
名も無き被検体774号+:2012/10/25(木) 22:35:10.92 ID:
qKox3brY0
~~~~~~~~~~~~~~~
鬼塚「...なるほどな~あのアマとうとう尻尾を出しやがったか!」
黒子「ええ、ですので先生のお力添えをと...」
黒子「今から脱獄させますわ」
鬼塚「!...バカ!んな事やったらおめーがヤベーじゃねーかよ!」
黒子「背に腹はかえられませんの!お姉様が!」
鬼塚「生徒にそんなアブない橋渡らせるわけにゃあいかねーだろーが?」
鬼塚「いち、教師としてよ?」
黒子「し、しかし...!」
鬼塚「それに大丈夫だ、どっかの誰かが便宜してくれてよ?保証人が来てくれりゃー釈放だとよ?」
鬼塚「多分、もう来る筈だぜ?」
黒子「?...それは誰ですの?」
鬼塚「社会的地位のある奴だ」
黒子「???」
ガッシャーーンッ!!
黒子「!?」
鬼塚「お?来たか?」
ゴキャ!バギッ!ボキャッ!ガン!...
パァン!パァン!パァン!...
しーーーーーん...
黒子「......」
ガチャ...
236:
名も無き被検体774号+:2012/10/25(木) 22:42:30.82 ID:
qKox3brY0
ガチャ...
冴島「英吉~!こりゃ一体どういうこったぁ?ああ⁉」
鬼塚「おう!ワリーワリー!」
黒子「なっ!ヤクザ⁉」
冴島「ああ?誰がヤクザだ?コラ?」
黒子「ひぃ!」ビク!
冴島「警官の制服着てんだろーが?ボケ!目ぇ見えてねーのか」
黒子「け、警察...?」
冴島「で?英吉こりゃあ一体なんの真似だ?」
鬼塚「お?何がだよ?」
冴島「何がじゃーよ!お前の名前出した途端、急にガンダムみてーなのが襲ってきやがったぞ?」
冴島「治外法権かなんだか知らねーが、警官襲ったんだ、止むを得ず発砲しちまった」
鬼塚「いやいや...完全に動かなくなってから撃ったろ?」
黒子「駆動鎧を倒したんですの...?」
冴島「駆動...?知らねーし何だっていいが、日本の警察舐めんじゃねーよ」
黒子「は、はぁ...」
鬼塚「多分あのアマの差し金だろ」
冴島「?...アマだァ?」
237:
名も無き被検体774号+:2012/10/25(木) 22:49:35.89 ID:
qKox3brY0
鬼塚「まずなんでもいいからまず開けてくれや」
冴島「ん?...ああ、ちょっと待ってろ」カチャ
鬼黒「!?」
パァン!
キィ~...
冴島「ふぅ~」
鬼塚「お、おめー!んなパンパン撃ってんじゃねー!」
黒子「......」
冴島「大丈夫大丈夫!これも署の倉庫からギッてきたやつだからよ?」
冴島「ん~愛しのパイソンちゃん」チュッ
黒子(絶対に警察じゃありませんの...この人)
鬼塚「ま!何にしてもサンキューな!」
冴島「今度はおめー何しでかしたんだ?」
鬼塚「まぁ、ちっとな?...それより俺の生徒が危ねーんだよ、行くわな!」
黒子「そ、そうですわよ!お姉様が!」
冴島「?...ならさっさと行けや」
冴島「また一つ貸しにしといてやんよ、そんかわりソープ奢れよ?」
鬼塚「おう!」
鬼塚「よし!白井!御坂んとこ行くぞ!」
黒子「はいですの!」
冴島「ま、頑張れや~」ノシ
238:
名も無き被検体774号+:2012/10/25(木) 22:54:22.61 ID:
qKox3brY0
~~~~~~~~~~~~~~~
~~時を戻して MAR本部~~
部下A「こいつか?」
部下B「ああ、さっさと運ぼう」
鬼塚「待てやコラ」
部下AB「!?」バッ!
鬼塚「うちの大事な大事な生徒を何処に連れて行くって?おお?」バキボキ
黒子「その汚い手をお姉様から離しなさい!このジャワ原人共が!」
~~~~~~~~~~~~~~~
239:
名も無き被検体774号+:2012/10/25(木) 22:58:38.82 ID:
qKox3brY0
~~とある病院~~
美琴「......ん」パチ
黒子「お姉様⁉」
初春「大丈夫ですか⁉御坂さん⁉」
佐天「痛い所とかないですか⁉」
美琴「私...一体...?」
美琴「ここは...?」
黒子「病院でございますの...」
美琴「病院...?...なんで...?」
初春「覚えてないんですか?」
佐天「御坂さんMARの所で倒れてたんですよ...?」
美琴「MAR......!」
美琴「あの女...!」ガバッ!
美琴「うっ!」クラ...
黒子「お姉様いけませんわ!急に動かれては...!」ガシッ
美琴「どいて黒子...あの女を...」
鬼塚「で、またやられるのか?」
美琴「鬼塚!どうして...!」
黒子「お姉様を助ける為に私めが...」
美琴「!まさか脱獄させたんじゃ!なに馬鹿なこと考えてるのよ⁉」
黒子「あ、いえ...!」
鬼塚「馬鹿はお前だろ?このウスラバカ」
240:
名も無き被検体774号+:2012/10/25(木) 23:10:22.92 ID:
qKox3brY0
鬼塚「それに脱獄なんざしちゃいねーよ、ちゃんと出てきた」
黒子「ちゃんとって...」
美琴「そうなの...あっ...!」
美琴「あ、あの鬼塚...!」
鬼塚「お?」
美琴「その...あの時は...」
美琴「本当にごめんなさいっ!」ペコ
鬼塚「......?」
黒子「お姉様...」
美琴「私のせいで...せっかく見つけた子供達をテレスティーナに...!」
鬼塚「ぶぁ~か!そんなこと気にしてねーよ」
美琴「でも!」
鬼塚「おめーのせいじゃねーだろ、お前を騙したあのクソ野郎がワリーんだ」
鬼塚「そうだろ?」
美琴「...うん、ありがとう鬼塚...」
鬼塚「おう!わかりゃ美琴「全ての責任は私にある、だから私があの女を止める!」
鬼塚「......」
美琴「どきなさい黒子!」ガッ
初春「あ!御坂さん!」
黒子「お姉様!」
美琴「......」スタスタ...
ザッ
美琴「?」
佐天「......」
美琴「佐天さん...?」
243:
名も無き被検体774号+:2012/10/25(木) 23:23:20.67 ID:
qKox3brY0
鬼塚「御坂...おめー今どこ見てんだ?」
美琴「は...?」
佐天「御坂さん...今御坂さんの
目には何が見えていますか?」
美琴「え...?何って...佐天さんだけど...」
鬼塚「嘘だなこりゃー」
佐天「嘘ですね」
美琴「え?嘘って...」
佐天「......」
鬼塚「おめーの目には俺らなんざ写ってねーよ」
鬼塚「目ん玉ひん剥いてよおーー~っく見てみろ?」
鬼塚「誰かお前のことを責めてる様に見えるか?」
美琴「......」
初春「御坂さん...!」
黒子「お姉様」ニコ
鬼塚「1人でキようなんてナマ言ってんじゃねーよ」
美琴「......!」
美琴「ごめん...私なんか見えなくなってた...」
美琴「またみんなに迷惑掛けて...」
佐天「迷惑なんかじゃありませんよ!」
美琴「え......」
初春「そうですよ!迷惑だなんて!」
黒子「お姉様?私達はいつだってお姉様のお側にいましてよ?」
佐天「私達...友達じゃないですか!」
美琴「みんな...ありがとう...!」
鬼塚「かーー!いーねー青春だねー」
美琴「鬼塚...」
鬼塚「まったく...幸せ者だよ!おめーは」
美琴「うん、鬼塚もありがとう」
鬼塚「おし!あのクソ野郎に一発決めに行くか!」
鬼塚「復讐(リベンジ)をよ!」
245:
名も無き被検体774号+:2012/10/25(木) 23:30:41.50 ID:
qKox3brY0
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~~風紀委員 第177支部~~
黒子「ですから!テレスティーナ・木原が違法な行為をしているのは明らかなんですの!」
黄泉川『奴の組織が怪しいのはこっちだって知ってんだよ!』
黄泉川『今いろいろ調べてるから...』
黒子「そんな悠長に構えている暇はありませんの!どうにかして下さいな!」
黄泉川『そう簡単に動けねーんだん!うちらにも限界ってもんがあるじゃん!』
鬼塚「.......」イライライラ...
黒子「そこをなんとか...!」
黄泉川『なんとかったって...』
鬼塚「どけぇ!白井!」ガッ
黒子「お、鬼塚先生!」
鬼塚「おいコラ!」
246:
名も無き被検体774号+:2012/10/25(木) 23:35:47.91 ID:
qKox3brY0
黄泉川『!あんたはあの時の先生さんじゃん...!』
鬼塚「ガキ共がモルモットにされるかもしんねーってのに!」
鬼塚「限界がどーとか言ってんじゃねーよ!」
黄泉川『だから!そう簡単には...!』
鬼塚「言ってんだろが!テレスティーナはガキ共連れ去ってんだって!」
黄泉川『うちにも順序てものが...』
鬼塚「てめーらはそーゆー奴らを捕まえるのが仕事だろ⁉」
鬼塚「...もういい!てめーらには頼らねぇ!ガキ共は俺らで捜す!」
鬼塚「ガキもろくに守れねーんなら警備員なんざいらねーんだよ!」
黄泉川『なっ!?』
鬼塚「ただし!もしガキ共にちょっとでも何かされたら」
鬼塚「てめーらが警察だろーが警備員だろーが!絶対に許さねーからな!!」
黄泉川『し、しかし...!』
???『英吉か?なにデケー声出してんだよ?』
黄泉川『あ!ちょっとコラ!...』ガチャガチャ!
鬼塚「ああ⁉誰だコラ!」
???『ああ?テメー友達の
顔忘れたんか?』
鬼塚「おまえ...なんでそこに...!?」
黒子「こ、この方は...!」
佐天「誰このh(うわっ!ヤクザ⁉)
247:
名も無き被検体774号+:2012/10/25(木) 23:42:45.38 ID:
qKox3brY0
冴島『悲しーねー!友達の顔を忘れるなんざ...』
鬼塚「なんでそこに居るんだって聞いてんだよ!」
冴島『あー...あれだ、帰れなくなった...』
鬼塚「はぁ?」
黒子(まぁ...そりゃそーですの...)
冴島『んで、前に警察と学園都市で合同訓練と情報交換やってよー』
冴島『で、その時参加してたここの黄泉川ちゃんと知り合って、ほいで助けてもらってるわけよ?OK?』
鬼塚「あ~そういう事...ってんなこたーどうだっていいんだ!てめーに構ってる暇はねー!」
冴島『あ?何なんだよさっきから?』
鬼塚「...ガキ共が危ねーんだよ!」
冴島『またかよ⁉テメーも凝りねー奴だなぁ?金八だ!金八!』
鬼塚「うるせー!...もう切るぞ!」
冴島『あ!待てコr』バン!
鬼塚「ったくよー!」
黒佐「......」
248:
名も無き被検体774号+:2012/10/25(木) 23:48:16.44 ID:
qKox3brY0
~~~~~~~~~~~~~~~
~~警備員 支部~~
鬼塚『もういい!...切るぞ!』
冴島「あ!待てコラ!」
ツーツーツー...
冴島「くそ!あの野郎切りやがって!」バン!
黄泉川「...冴ちゃんの知り合いだったじゃん?」
冴島「おお、まぁな...腐れ縁ってやつだ、前に話したろ?」
黄泉川「あの先生さんだったとはねぇ~...」
冴島「......」
冴島「黄泉川ちゃんよぉ~...ちっと頼みがあんだけど...」
黄泉川「......」
~~~~~~~~~~~~~~~
249:
名も無き被検体774号+:2012/10/25(木) 23:54:17.81 ID:
qKox3brY0
~~~~~~~~~~~~~~~
~~風紀委員 第177支部~~
初春「見つけました!MARの車です!」
佐天「でかした!初春!」
美琴「ん?このトレーラーの後ろの車って...」
初春「木山先生!」
美琴「ったく!1人で背負いでんじゃないわよ!」
鬼塚「お前が言うな」
黒子「ですの」
佐天「ですね」
美琴「ふえぇ!?」
初春「似た物同士ですね」
美琴「え!ちょっと!///」
佐天「よし!行きますか!」ブン
鬼塚「ん?なに持ってんだ?佐天?」
佐天「え?バットですけど...」
佐天「ほら?武器持ってた方がいいでしょ?」
鬼塚「バッカ!おめーそれ貸せ!」
佐天「あ、はい」
鬼塚「こんなもんより...」ポイ!
佐天「あぁ!私のバット...」
鬼塚「これ使え」ヒョイ
佐天「な、なんですか?これ...」
鬼塚「釘バットだ!カッチョイーだろ?」
佐天「えぇ...釘バットって...」
黒子「なんて物持しているのですの!」
美琴「おし!行くわよ!」
美琴「復讐(リベンジ)決めに!」
黒子「はいですの!お姉様!」
鬼塚「あ!てめー!俺のセリフを!」
259:
名も無き被検体774号+:2012/10/26(金) 20:29:02.87 ID:
HgdMLFql0
~~~~~~~~~~~~~~~
~~MAR 車両部隊~~
『イエローマーブルより、マーブルリーダー現着しました』
テレティ「ブラウンマーブル、そっちはどうだい?」
テレティ「青い車はついて来てるかぁ?」
『予定どうりです』
テレティ「ククク...フィナーレといこうじゃないか?」
~~~~~~~~~~~~~~~
260:
名も無き被検体774号+:2012/10/26(金) 20:31:06.07 ID:
HgdMLFql0
~~~~~~~~~~~~~~~
木山「待っいろ...この私が必ず...!」
ウィーーン...ガシャン!
木山「!!」(トレーラーの荷台が開いていく!)
駆動鎧「......」ウィーン...ガチャ
木山「なに!」(グレネード⁉)
ビリビリ!
ドーーーーン!!
木山「!?」
キャーギャギャギャギャッ!
木山「ぅぐっ!...一体何が...」チラッ
木山「!!」
美琴「ったく!何が楽しいのか知らないけど」
黒子「手の混んだイタズラですわ」
木山「なんの真似だ?なぜ君達がこんな所に⁉」
美黒「?」
木山「一体どういう...」
木山「!」
プォーーーーン...キキィッ!
鬼塚「よう!また会っちまったな」
木山「お、鬼塚君!なぜ君が!」
初春「木山先生!この車は囮です!」
佐天「子供達は乗ってません!」
261:
名も無き被検体774号+:2012/10/26(金) 20:33:03.82 ID:
HgdMLFql0
木山「なんだと...って、なぜ車に乗る⁉」
初春「乗って下さい!私がナビします!」
佐天「急いで!子供達を助けるんでしょ⁉」
木山「!......」チラ
鬼塚「......」ニコッ
木山「!...しっかり捕まっていたまたえ!」バタン
初佐「はい!」
鬼塚「御坂!木山について行け!」
美琴「え?」
鬼塚「......」
美琴「......」
美琴「うん!わかったわ!」ビリビリ!ダン!
キャキャキャッ!
ブォーーーーン...
鬼塚「頼んだぜ?御坂...」
黒子「!...鬼塚先生!」
鬼塚「あん?」
駆動鎧「......」ウィーン...ガチャ!
鬼塚「うじゃうじゃうじゃとよぉ...このドクターヘル軍団が!」
鬼塚「行くぜえ?白井ぃ!」
黒子「はいですの!鬼塚先生!」
鬼塚「うおおおらああぁぁぁぁ!!」ダダダッ!
黒子「はあぁっ!」シュン!
~~~~~~~~~~~~~~~
263:
名も無き被検体774号+:2012/10/26(金) 20:40:40.23 ID:
HgdMLFql0
~~~~~~~~~~~~~~~
初春「次の分岐を左です!」
木山「ああ!」キャキャッ!
美琴「......!」
ピキピキ...!
ズシャーーーン!!
木山「くっ!....!?」ギャギャギャッ!
初佐「うあぁっ!」
『オ~ラオラ!早く逃げねーとぺしゃんこになっちまうぞー⁉』
初春「なにあれ⁉」
佐天「デカッ!ロボットじゃん!!」
木山「この声...まさか⁉」
佐天「テレスティーナ!」
美琴「もっとスピード上げて!」
木山「言われなくともやってる!」
木山「くっ.......」
美琴「ごめん!」
木山「??」
美琴「私が間違ってた...」
木山「.......」
木山「立場が違えば私も同じ事をしていたさ...」
美琴「!!」
美琴「...ありがとう」
木山「...気にするな」
美琴「さぁ~てこのデカブツ!私が相手よ!」
美琴「失敗の埋め合わせはここで...するからぁ!!」ビリビリビリィ!!
テレティ『ギャーハッハッハァ!かかってこいよ⁉レベル5のお嬢さん⁉』
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
264:
名も無き被検体774号+:2012/10/26(金) 20:43:24.99 ID:
HgdMLFql0
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
初春「次の分岐も左に!」
木山「わかった!」キャキャ!
佐天「もうすぐ...!」
木山「ん?...あれは...?」
佐天「待ち伏せ⁉」
初春「そ、そんな...!」
木山「いや...違う!あれは!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
265:
名も無き被検体774号+:2012/10/26(金) 20:50:37.84 ID:
HgdMLFql0
~~~~~~~~~~~~~~~
冴島「ギャーーーハッハッハッハッ!!サイコーだぜ!こりゃ!こっちに転職すっかなぁ⁉」ダダダダダダダダダダ!
黄泉川「こっから先は通す訳にはいかないじゃん!」ダダダンッダダダンッ
冴島「オラオラーっ!どうしたよ?モビルスーツ共ー!警備員舐めんなよコラァ!」ダダダダダダダダダダダダダ!!
~~~~~~~~~~~~~~~
佐天「警備員だ!」
ピピ!
初春「通信だ!」ピ
黄泉川『聞こえるか⁉ここはなんとか抑えた!だが、これより先のは無理だ!』
冴島『ギャーーハッハッハッハッ!』
黄泉川『上から圧力が掛かってこれ以上は...!』
木山「どうして警備員が...?」
黄泉川『そりゃどっかの先生さんと飲友にあんな事いわれりゃー動かない訳にはいかないじゃんよ⁉』
冴島『ウハハハ!ウハッ!ウハハハ~~ッ!』
鉄装『こ、怖いよこの人...』
木山「先生...?」(鬼塚君か...!)
黄泉川『さっさと子供達を助けに行くじゃんよ!』
冴島『キエェェーーーーーーッ!』
初佐「ありがとうございます!」
テレティ『クソが!使えねー奴らだ!』
木山「飛ばすぞ!振り落とされるな!」ブオン!キャキャッ!
美琴「わわっ!」
~~~~~~~~~~~~~~~
266:
名も無き被検体774号+:2012/10/26(金) 20:57:19.07 ID:
HgdMLFql0
~~~~~~~~~~~~~~~
~~とある研究施設~~
カタカタカタ...
木山「どうだ?見つかりそうか?」
初春「もうちょっと...プロテクトが固くて...」カタカタカタ...
鬼塚「ったく!なに急にテレポートしてんだよ」
鬼塚「道わかんなくなっちまったじゃねーかよ!」
黒子「お姉様に呼ばれたので仕方ありませんの」
鬼塚「御坂の声なんか聞こえなかったぞ?」
黒子「お姉様と黒子は通じあっていますので」
美琴「こんな所でも変態発言はやめてよね...」
鬼塚「てゆーかよ?歩いて探し回ったほうが早ーんじゃねーの?」
美琴「そんな訳ないでしょ!こんな所歩き回ってたら日が暮れるでしょうが!」
鬼塚「えぇ~...」
美琴「えぇ~じゃない!」
佐天「アハハハ...」(元気だなぁ~...)
初春「あった!」
鬼美黒佐「!!」
初春「今この施設内で一ヶ所だけ消費電力が桁違いな場所、最下層ブロックの...」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
267:
名も無き被検体774号+:2012/10/26(金) 21:05:19.42 ID:
HgdMLFql0
~~~~~~~~~~~~~~~
~~最下層ブロック~~
木山「...見つけた」
バン!バン!バン!
初春「春上さん!春上さん!起きて下さい!」バン!バン!
春上「......?」チラ
初春「春上さん...」
初春「ちょっと待って下さいね⁉今開けますから...えーと...」キョロキョロ...
佐天「私あっちの方見てくる!」タタッ
初春「あ!お願いします!」
美琴「よかった...」
黒子「そうですわね...」
鬼塚「ぷぅーー~...」
木山「待ってろ...今助けt」
キィィィーーーン...
鬼木「!?」
初春「ゔうっ!」
木山「おい!大丈夫か⁉」
美黒「くっ...!」
鬼塚「この音は...!」
???「この...クソガキ共が!」
268:
名も無き被検体774号+:2012/10/26(金) 21:11:07.17 ID:
HgdMLFql0
美琴「うそ...そんな...」
テレティ「さっきの...礼だ!」ガキィ!
美黒「ああっ!」ガシャン!
鬼塚「御坂!白井ぃ!」
木山「貴様ぁぁぁぁっ!!」タタタ!
鬼塚「あ!おいよせ!」
テレティ「ああん?」バシィ!
木山「ぐあぁっ!」ドサッ!
佐天「?...なんの音?」
鬼塚「木山!...てんめぇー!!」
テレティ「どーしたよ⁉かかって来いよ先生ぇ??」
鬼塚「言われなくてもすぐにぶっ殺してやるよぉ!!」ダッ
鬼塚「おらぁ!」ブン!
テレティ「ふん...」ガシ!
鬼塚「なっ!」
テレティ「オォラよっ!」ブゥン!
鬼塚「ぐあっ!」ガッシャーン!
テレティ「あっれぇ?先生ぇ終わりですか~?」
鬼塚「この野郎...ぐっ!」(くそ...他の奴らと全然動きがちげぇ...)
テレティ「アーーーハハハハハ!」
テレティ「...あ~すっとしたぜぇ!」
271:
名も無き被検体774号+:2012/10/26(金) 21:18:39.27 ID:
HgdMLFql0
佐天「みんな...」(ヤバい!どうしよう...)
佐天(鬼塚先生までやられて...私はまだ見つかってないけど、どうすれば...)
初春「この音!キャパシティダウンですね⁉」
テレティ「ああ?それがどうしたよ?」
初春「これだけのシステムなら制御する所は限られます!」
テレティ「だからなんだぁい?歩いて探しまわるかぁ?」
初春「それは私達がさっきまで居た...中央管制室!!」
佐天「!!」
テレティ「だからなんだよ?肝心の能力者は動けねーし、頼りにならねー研究者...」
テレティ「そしてボロボロで動けねー糞教師!」
テレティ「まともに動ける奴なんかいねーじゃねーか!」
鬼塚(あの野郎...佐天に気づいてないのか⁉...なら!)
272:
名も無き被検体774号+:2012/10/26(金) 21:19:22.71 ID:
HgdMLFql0
テレティ「てめーらに何が出来るって言うんだ...よ!」バシィ!
初春「ああっ!」ドサッ!
佐天(初春...!)
テレティ「ふん!生意気な...」
鬼塚「おい...誰が動けね~って?」
テレティ「ああ?テメーまだ動けんのかよ...?」
鬼塚「当たり前だろ?てめーらの攻撃なんざ痛くも痒くもねーんだよ」
テレティ「上等だぁ...だったら殴り殺してやるよ!」ザッ
鬼塚「地上最強の鬼塚様がてめーなんかに殺られるわきゃねーんだよ!」ダッ!
佐天(よし!テレスティーナが鬼塚先生に注目している間に...)タタッ
初春(佐天さん...お願いします.
..!)
テレティ「オラオラァ!どうしたのよ?先生ぇ?さっきまでの威勢はよぉ?」ドカッ!バキッ!
鬼塚「ぐっ!あっ!」
鬼塚「!...調子に乗んじゃねー!」バキィ!
テレティ「うぐっ!」グラ...
鬼塚「どうしたよ?アバスレ⁉終わりかぁ?ああ!」
テレティ「この...糞野郎がぁ!」バキィ!
鬼塚「がぁっ!」
273:
名も無き被検体774号+:2012/10/26(金) 21:25:34.00 ID:
HgdMLFql0
テレティ「テメーみてぇな社会のクズが私に楯突くんじゃねーよ!ああ?」ゴキィ!
鬼塚「ぐっ!」
鬼塚「ゲホッ...」バタ
テレティ「今から面白れーもん見せてやるよ?」
鬼塚「??」
テレティ「能力体結晶の完成っていうなぁ!」
美琴「......!」
鬼塚「なん...だと...!」
テレティ「そこで大人しく寝てな」
鬼塚「なんでだよ...」
テレティ「ああ?」
鬼塚「てめー...もそこのガキ共と同じで...」
鬼塚「実験体に...されてんだろ...」
テレティ「......」
鬼塚「こいつらの...痛み知ってるのに...!」
274:
名も無き被検体774号+:2012/10/26(金) 21:30:51.34 ID:
HgdMLFql0
テレティ「知らねーなぁ」
鬼塚「!!」
テレティ「それに...私はこいらと同じじゃねーよ」
テレティ「私には権利がある」
鬼塚「権利...?」
テレティ「私から生まれたこの能力体結晶(タネ)を花開らかせて...」
木山「!...それは...!」
木山「ファーストサンプル!」
テレティ「レベル6を生み出す権利をなぁ!」
鬼塚「レベル...6...?」
テレティ「そうだ!」
テレティ「こいつはこれからレベル6になる」
春上「......!」
テレティ「そして、このガキ共を犠牲にしてなぁ!!」
木山「!...貴様ぁ...」
初春「まさか!...春上さんを⁉」
美琴「!!」
テレティ「こいつは被験体として都合がいいんでな」
テレティ「あとはこれを...」
鬼塚「させねぇ...」
テレティ「ん?」
275:
名も無き被検体774号+:2012/10/26(金) 21:38:38.70 ID:
HgdMLFql0
鬼塚「これ以上...このガキ共をオモチャにはさせねぇ!」
テレティ「ふん!...その体で何が出来るっていうんだよ?ああ⁉」ガシッ!
鬼塚「がぁっ...」
美琴「!鬼塚.....ぐぅっ!」ガクッ
テレティ「ガキ共なんてなぁ⁉この街にとってはオモチャなんだよ⁉」グググ...
鬼塚「~~~っ!」(息が...!)ジタバタ
テレティ「それにくらべ能力者でもねーテメーみてぇらはなぁ!ゴミ以下の存在なんだよ!」グググ...
鬼塚「!!」(こいつだけは...!)ジタバタ
テレティ「そろそろ楽にさせて...」
木山「うおぉぉぉーー!」ダッ!
テレティ「うっ!」グラッ!
鬼塚「!!」ドサァ!
鬼塚「ゲホ!ゲホ!...オエ...!」
テレティ「テメー...舐めた真似すんじゃねー!」バシィ!
木山「うあぁ!」ドサ!
美琴「木山先生!」
テレティ「くそが...」
276:
名も無き被検体774号+:2012/10/26(金) 21:42:44.77 ID:
HgdMLFql0
プアーーー~~ン...
テレティ「あ?」
佐天『ゴミでもオモチャでもない!』
テレティ「!...ガキがもう一匹⁉なんで動ける⁉」
初春「佐天さん!」
佐天『先生を...私の友達を!』
佐天『バカにするなぁ!!』
ガッシャーーーン!
シュゥー...ン...プツ!
テレティ「クソッ!音が...!」
美黒初「!!」
鬼塚(よし!)
鬼塚「さっきはよくもやって...」ダッ
テレティ「!!」
鬼塚「くれたなっ!!」ゴキィ
テレティ「ぶはッ!」ドサ!
鬼塚「どうよ?てめーの言うゴミにヤられる気持ちはよ?」
テレティ「この死に損ないg」シュン!
テレティ「!...結晶が!」
277:
名も無き被検体774号+:2012/10/26(金) 21:50:49.73 ID:
HgdMLFql0
黒子「木山先生!」シュン
木山「!...これが...ファーストサンプル...」
テレティ「テメー!テレポーターがぁ!」
美琴「次は私によ!」
テレティ「レールガン...!」
美琴「くらいなさい!私達をバカにした事...先生を殺そうとした事...子供達をモルモットにしようとした事...!」
テレティ「くっ...!」
美琴「これが!私の...!」ピーー...ン
テレティ「!!」(まずい...!)
美琴「本気だあぁーーーっ!」バシュ!
チュドーーーーーン!!
テレティ「ぐあああぁぁぁぁぁ!!」ドシャーーーン!!
美琴「はぁ...はぁ...はぁ...」
テレティ「」バタ...
木山「流石だな...君は...」
鬼塚「よくやったぜ!御坂!」
美琴「木山先生...鬼塚...」
佐天「凄い音したけどみんな大丈夫⁉」バッ
初春「佐天さん!」
鬼塚「おう!やっぱお前は俺達のヒーローだな!」
鬼塚「ありがとな!」
黒子「助かりましたわ!」
美琴「佐天さん!ありがとう」
木山「君のお陰だよ...」
佐天「いや~へへへぇ~...///」
~~~~~~~~~~~~~~~
278:
名も無き被検体774号+:2012/10/26(金) 21:55:03.69 ID:
HgdMLFql0
~~~~~~~~~~~~~~~
カタカタカタカタ...
木山「......」カタカタ...
初春「これで...!」
木山「あぁ...プログラムは完成だ...」
美琴「やっと...」
木山「あとは...!」ピタッ
木山「.......」
鬼塚「大丈夫だ」
木山「!...鬼塚君...」
鬼塚「大丈夫!」ニコ
木山「あぁ...」
ポチ
~~~~~~~~~~~~~~~
279:
名も無き被検体774号+:2012/10/26(金) 22:02:19.10 ID:
HgdMLFql0
~~~~~~~~~~~~~~~
枝先「........ん」パチ...
木山「!」
枝先「....先生?」
枝先「目の下に...クマがあるよ...?」
木山「い、色々と...忙しくて...ね...」
枝先「?...泣かないで...木山先生」
美琴「よかった...みんな...目を覚ました...」グス
黒子「本当ですわ...」
初春「ぼ、ぼんじょ~によがったぁぁ~!」
佐天「泣かないの!初春!」
鬼塚「へへ...」
木山「本当にありがとう...君達のお陰だよ...」
木山「鬼塚君も...君にはいろんな意味で助けてもらった...」
木山「お礼をせねばならんな...」スッ
鬼塚「へっ!いーてことよ!礼なr」チュッ
鬼塚「!?」
美黒初佐「!!」
280:
名も無き被検体774号+:2012/10/26(金) 22:06:43.50 ID:
HgdMLFql0
鬼塚「......」
木山「ん?気にいらんかったか...?」
鬼塚「あ、あぁ...いや...」
初春「はわわわぁ~///」
黒子「な、ななな何をしておられるの!!///」
木山「ん?何って?キスだが...」
美琴「そうじゃなくて!なんで鬼塚にキ、キスを⁉///」
木山「男性にお礼をする時はキスをすると喜ぶと聞いたぞ...」
黒子「誰に聞いたんですの!そんなこと!///」
佐天「ズ、ズルい!木山先生だけ!!」
初春「さ、佐天さん⁉」
木山「???」
鬼塚「グ、グレート...!」ダラダラ...
黒子「この野蛮人がぁーー!」バキ!
鬼塚「いてっ!」
美琴「ま、まぁ一件落着ね!」
テレティ「...なぁ~にが一件落着だってぇ~??」
!?
281:
名も無き被検体774号+:2012/10/26(金) 22:14:35.78 ID:
HgdMLFql0
木山「き、貴様⁉」
鬼塚「なっ!てめー!」
テレティ「...テメーら全員皆殺しにしてやる!」
木山「子供達には触れさせない!」バッ!
美琴「あ、あんたねぇ!」
ザッ
美琴「お、鬼塚...?」
鬼塚「...そんなに知りてーんなら教えてやるよ?」
テレティ「!...まずはテメーからだゴミ教師がぁ!」ガッ!
ヒョイ
タタタ!
鬼塚「......」ダキ!
テレティ「なっ!」(後ろに!)
鬼塚「こいつらの...」
テレティ「!!」(持ち上げた、だと⁉)フワ...
鬼塚「痛みをよぉぉっ!!」ブワ!
!!!
テレティ「ぶぐっ!」ベキャッ!
鬼塚「こんなもんじゃねーが...今日のところは、これで勘弁してやるよ」ペッ
テレティ「」ピクピク...
木山「......」
初春「今のって...」
佐天「ジャーマン...?」
美琴「駆動鎧を持ち上げるなんて...」
黒子「化物、ですの...」
木山「鬼塚君...」
鬼塚「ん?」
木山「ありがとう...」
鬼塚「おう!今度奢ってくれや」
木山「あぁ...約束しよう...」
282:
名も無き被検体774号+:2012/10/26(金) 22:22:07.28 ID:d4yrC4yh0
283:
名も無き被検体774号+:2012/10/26(金) 22:22:49.05 ID:
HgdMLFql0
~~~~~~~~~~~~~~~
~~常盤台中学校~~
鬼塚「え~~~みなさん、短い間だったけど」
鬼塚「いい思い出になりました」
うっ...ヒック...グスッ...
鬼塚「日本一ビッグでグレートな能力者になって下さい」
鬼塚「ありがとう!そしてサヨウサラ...」
鬼塚「また会う日まで!」
生徒A「せ、先生ぇ~!約束ですわよ!」グスッ
生徒B「必ず...必ずまた会いに来てぐださいね...!」エグ...
生徒C「必ずですわよ!...私達、待っておりますから!」ズズッ!
鬼塚「おう!約束だ!」チラッ
美琴 欠席
鬼塚「......」
~~~~~~~~~~~~~~~
284:
名も無き被検体774号+:2012/10/26(金) 22:26:32.27 ID:
HgdMLFql0
~~~~~~~~~~~~~~~
常盤理事長「本当にありがとうございましたわ!短い間にでしたけど、色々と生徒の為にしてくださって...」
鬼塚「いやいや!当然の事をしたまでですよ!」
常盤理事長「また、お会いしましょう」
鬼塚「うすっ!...じゃぁこれで...」
常盤理事長「ええ!では、さようなら、桜井理事長によろしくと...」
鬼塚「わかりました。」
バタン...
~~~~~~~~~~~~~~~
285:
名も無き被検体774号+:2012/10/26(金) 22:31:29.86 ID:
HgdMLFql0
~~~~~~~~~~~~~~~
~~学園都市 某所~~
スタスタスタ...
鬼塚「...これで学園都市ともお別れか~~!」
鬼塚「まっ!いろいろあったけど、いい思い出になったぜ!」
鬼塚「...さてと」
「先生ぇーーー!」
鬼塚「お?」
佐天「先生ぇーーー!」
初春「鬼塚先生ー!」
黒子「待って下さいましー!」
美琴「待ちなさいよー!」
鬼塚「お、お前ら...どうして...」
佐天「そりゃ~ちゃんとお見送りしたいからですよ!」
初春「そーですよ!私達だってちゃんとお見送りしたいですもん!」
黒子「見送り一つ出来ないなんて白井黒子!一生の恥ですわ!」
鬼塚「あ~なるほどな...」
美琴「それに...!」
鬼塚「ん?」
美琴「ちゃんとお礼...言ってないし...///」
鬼塚「お礼?」
286:
名も無き被検体774号+:2012/10/26(金) 22:39:25.31 ID:
HgdMLFql0
美琴「鬼塚!...先生...///」ボソッ
美琴「...今まで本当にお世話になりました!」ペコ
黒初佐「お世話になりました!(ですの!)」
鬼塚「......」
鬼塚「へっ!なんだよ?かしこまってよ!///」
鬼塚「それに御坂!おめー始めて俺のこと、先生って呼んだな?」
美琴「ううううっさい...!///」
鬼塚「御坂!サンキューな!」
美琴「!...うん!」
佐天「鬼塚先生!本当にありがとう!」
佐天「私、鬼塚先生のお陰で自信が持てました!」
佐天「無能力者でも、私は私!佐天涙子だって!...そして」
佐天「みんなの友達だって!」
鬼塚「別に俺はなーにもしてねーよ!全部お前の力じゃねーかよ?佐天!」
佐天「先生...うん!そうだね!」ニコ!
黒子「先生は私達の大切な学園都市を救ってくれましたの、本当に感謝してますわ!」
初春「そーです!先生は学園都市の救世主です!」
鬼塚「へへ...お前らの力あってこそだろ?」
黒子「まぁ、謙遜しちゃって...らしくないですわよ?」
鬼塚「な、なんだと⁉」
美琴「あ!そろそろじゃない?」
黒子「あらやだ!本当ですわ!」
鬼塚「???」
初春「鬼塚先生、上を見て下さい!」
佐天「きっと驚きますよ?」
鬼塚「うえ...?」チラ
287:
名も無き被検体774号+:2012/10/26(金) 22:49:14.53 ID:
HgdMLFql0
鬼塚「飛行船...?」
ブゥーン...パッ!
!?
子供達「せーのっ...」
子供達「鬼塚先生ぇーーー!」
子供達「どうもありがとうーー!」
鬼塚「!!」
木山「鬼塚君、本当にありがとう...」
木山「また学園都市に来る機会があれば、その時はご馳走するよ...」
木山「だから...また来たまえ」ニコ
鬼塚「......!」
鬼塚「おう!そん時はまんまり食わしてもらうぜ!木山先生!」ニィ!
「ありがとー!」「遊びに来てねー!」「ありがとうなのー!」
鬼塚「ハハッ...照れるなぁ~!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
288:
名も無き被検体774号+:2012/10/26(金) 22:55:11.90 ID:
HgdMLFql0
~~~~~~~~~~~~~~~
シスター「飛行船なんだよ!」
学生「あぁ、そうだな」ニコニコ
シスター「とうま?なに笑ってるんだよ?」
学生「ん~?別に~~」
シスター「?...変なとうま」
スキアウC「(^ω^)」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
289:
名も無き被検体774号+:2012/10/26(金) 23:05:16.09 ID:
HgdMLFql0
~~~~~~~~~~~~~~~
鬼塚「じゃ!行くわな!」
佐天「絶対!また来てね!私いつでも待ってるから!...それに...」
鬼塚「???」
佐天「木山先生にも負けない女になりますからぁ!!///」
鬼塚「へっ...」
鬼塚「10年はえーんだよ!ガキがぁ」
佐天「そ、そんな事ないもん!ガキじゃない!///」
黒子「お姉様みたいなこと言わないですの...」
美琴「ちょっと!私あんなじゃないわよ!」
290:
名も無き被検体774号+:2012/10/26(金) 23:09:06.28 ID:
HgdMLFql0
初春「まだ...びでくばざいねぇ~...ぼにずがじゃんじぇ~~」グスッエグ...
黒子「初春も泣かないですの...」
初春「だっで~...じばいざぁ~ん...」
美琴「また来てよね...!」
美琴「私達、楽しみにしてるから」
鬼塚「おう!約束だ!また来るぜ!!」
鬼塚「あばよ!!」
「またねぇ~」「お元気で~」「ざよゔなら~」「約束破ったら承知しないからねー」
鬼塚 学園都市 万歳!
鬼塚「まったく...退屈しねぇな...」
鬼塚「この街は...!」
鬼塚「学園都市っすか??」 完
294:
名も無き被検体774号+:2012/10/27(土) 00:40:12.27 ID:UDZdSg6G0
乙ですの!
293:
名も無き被検体774号+:2012/10/26(金) 23:20:08.44 ID:Jx6r98DF0
乙!
楽しく読ませていただいたぜ!
- 関連記事
-
Amazonの新着おすすめ
おすすめサイトの最新記事