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魔王「それっておかしいだろ」
2012-12-14 (金)
21:07
1：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/12/10(月) 13:26:41.25 ID:Yd3vMuBwT
2：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/12/10(月) 13:27:53.96 ID:Yd3vMuBwT
魔王「一組？」
側近「なんか馬車の中には四人ぐらいまた控えてるそうです」
魔王「八人！？八人でおそってくんの！？」
側近「らしいですよ」
魔王「俺土の四天王一人でいかせちゃったじゃん」
側近「もうこの世にはいないでしょうね」
4：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/12/10(月) 13:29:41.89 ID:Yd3vMuBwT
魔王「じゃぁもう四天王あと水と風と炎の三人しかいないんだけど」
側近「一人ずつ送るのはやめたほうがいいでしょうね」
魔王「じゃぁ団体で魔物送る？」
側近「無理ですよアイツらのバックには各国家がついてるんですよ」
側近「領地侵犯した瞬間に各国へ伝達されて一網打尽ですよ」
5：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/12/10(月) 13:31:14.44 ID:Yd3vMuBwT
魔王「じゃぁもうガン待ちしたら？」
側近「相手に時間をあたえると伝説の剣だの伝説の鎧だの伝説の治療薬だのカバン一杯に詰め込んで来ますよ」
魔王「どうしたらええねん」
8：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/12/10(月) 13:33:19.78 ID:Yd3vMuBwT
側近「少数精鋭で編成して暗殺狙いのがいいかもしれませんね」
魔王「えっ！？でも地図みてよ！魔王城ここでしょ？」
側近「はい」
魔王「こっから、こーーーーーっちまで全部人間の支配下でしょ？」
側近「はい」
魔王「そんなん無理やろ 入れたとしても補給支援できないし バレたら即終了だし 遠すぎだし」
10：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/12/10(月) 13:36:03.97 ID:Yd3vMuBwT
側近「ですね なので少数部隊には現地で自給自足してもらいながら」
魔王「ちょっとまって！」
側近「はい？」
魔王「無理でしょ！！食べるもの全然違うじゃん！」
側近「はい？人間食べればいいんじゃないですか？」
魔王「だって少数精鋭なんでしょ！？オークとかゴブリンとかそんな下級魔族じゃないでしょ」
魔王「エリート中のエリートって炎の魔人君とかそんへんでしょ？」
側近「ええ」
11：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/12/10(月) 13:37:14.14 ID:Yd3vMuBwT
魔王「あいつ溶岩とかしか口にしないよ？」
側近「うっわめんどくせ」
魔王「まぁ探せばなんとかなる奴もいるかもしんないけど･･･」
側近「うーん じゃぁ魔物によっては辿り着く前に衰弱死しますね」
12：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/12/10(月) 13:38:28.36 ID:Yd3vMuBwT
魔王「大体さぁ勇者っておかしいじゃん」
側近「何がですか？」
魔王「だってアイツ泥棒まがいのことしてんでしょ？」
側近「らしいですね」
魔王「何でそういうの許されるの？」
側近「まぁ私たちを滅ぼせばそんな小さい犯罪どうでもいいですからね」
14：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/12/10(月) 13:39:51.15 ID:Yd3vMuBwT
魔王「あとさぁ 砂漠の迷宮を守ってたサンドゴーレム君いたじゃん」
側近「サンドゴーレームですか？」
魔王「ほらあのご主人様が死んじゃったから家ずっと守ってる奴いたじゃん」
側近「ああー！！あの方ですか」
魔王「あいつ勇者に殺されたんだって」
側近「えっ！？」
15：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/12/10(月) 13:40:38.07 ID:Yd3vMuBwT
魔王「なんかご主人様の遺品の中に優れた武具があったんだって」
側近「ふんふん」
魔王「んで盗むのにゴーレム邪魔だから殺したんだって」
側近「ええー！？」
16：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/12/10(月) 13:41:38.86 ID:Yd3vMuBwT
側近「最悪じゃないですか」
魔王「だろー？だからさぁ」
魔王「なんかこの世界って色々おかしいよなぁって」
側近「あー」
魔王「敵対国家を滅ぼすためなら何やってもいいの？って」
17：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/12/10(月) 13:42:57.55 ID:Yd3vMuBwT
側近「なるほどねえ」
魔王「だから俺もう残りの四天王とか勇者にむかわせたくないよ」
側近「･･･」
魔王「だってアイツら俺の幼少時からの友達なんだぜ」
魔王「土の四天王なんてアイツ俺の弟分でさ よく精霊の泉に悪戯しにいったよ」
18：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/12/10(月) 13:43:43.04 ID:vXfWu+IV0
19：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/12/10(月) 13:43:48.99 ID:Yd3vMuBwT
側近「一緒にですか？」
魔王「うん」
魔王「んでなんかその時のこと根に持ってたらしくて精霊も勇者に味方してんだけど」
側近「あー」
魔王「悪戯しただけで民族浄化っておかしいだろ」
21：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/12/10(月) 13:44:58.89 ID:Yd3vMuBwT
魔王「もう俺戦うのやだよぉ･･･」
側近「･･･」
魔王「みんなが傷つくの見てるのやだぁ･･･」
22：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/12/10(月) 13:47:01.26 ID:Yd3vMuBwT
側近「魔王様 気持ちはわかりますが それではすでに死んでいったものに顔向けできませんでしょうよ」
魔王「･･･」
側近「今も前線では皆が戦っておられます 彼らのトップに立つ貴方がそんなことではいかんのですよ」
魔王「でも俺一人ではどうすることもできない」
側近「何言ってるんです私が居るじゃないですか」
23：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/12/10(月) 13:47:34.36 ID:Yd3vMuBwT
魔王「側近･･･」
側近「魔王様･･･」
魔王＆側近「んっ･･･」
24：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/12/10(月) 13:48:28.59 ID:GqffowAr0
！？
25：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/12/10(月) 13:49:04.29 ID:Yd3vMuBwT
ｶﾞﾁｬｯ！！
兵士「伝令！最前線の砦･･･ｧｯ！？」
側近＆魔王「！！！！！！」
兵士「申し訳ございません！！失礼しました！！」
魔王「待て！口外さえしなければ構わん」
側近「用件を言え」
26：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/12/10(月) 13:51:18.73 ID:Yd3vMuBwT
兵士「最前線の砦が突破されました！！」
魔王「なんだと！？」
兵士「その数およそ十万！！攻撃は人間族の連合隊によるものです！！」
側近「ひぇぇ」
29：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/12/10(月) 13:53:17.63 ID:Yd3vMuBwT
兵士「このままではここも危険です！早くお逃げ･･･くだ･･･」ｻﾞｼｭｯ
側近「！！」
？？？「以外と容易く進入できたな」
？？？「そうですね 魔王城というからにはもっと厳しい戦いになるものだと」
？？？「連合軍に気を取られて守りが薄くなってるなんてタダの馬鹿だぜ」
32：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/12/10(月) 13:54:30.78 ID:cV/+gXL90
なんか心が痛い
33：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/12/10(月) 13:55:12.57 ID:Yd3vMuBwT
魔王「き、貴様らは･･･」
側近「勇者パーティ！！」
魔王「なぜだ･･･くるのが早すぎる」
戦士「お前らの兵士なんて呆気なかったぜ」
僧侶「四天王というからには期待してたんですけどね」
盗賊「ナイフ一本で首はねられるたぁ魔族もたいした事ないな」
勇者「もう逃がさないぞ魔王！」
34：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/12/10(月) 13:56:41.14 ID:Yd3vMuBwT
魔王「ま、待て・・・四天王と今いったか？」
僧侶「確かに言いましたよ」
盗賊「ああ アイツら名乗りあげて一人ずつ向かってくるなんてな」
戦士「フン･･･武士道としては見事なものだが今は戦争中 それを忘れていないかね？」
勇者「観念しろ魔王！」
36：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/12/10(月) 14:00:04.82 ID:Yd3vMuBwT
魔王「そんな･･･アイツらが･･･」
側近「魔王様！しっかりしてください！！」
戦士「魔王ともいうものがここまで脆いとはな」
盗賊「なんだか見ててつれぇな 早く楽にしてあげようぜ」
僧侶「そうですね」
勇者「まって！！」
37：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/12/10(月) 14:02:19.50 ID:Yd3vMuBwT
勇者「僕たちが今相手にしてるのは魔王なんだよ！本気でいかないと！！」
盗賊「でもこいつ結構弱そうだぜ？」
勇者「僕たちを警戒させるためかもしれない」
僧侶「なるほど」
勇者「だからじょじょに追い詰めていくんだ･･･もうアイツに後はないんだからね」
戦士「じゃぁまずは」
盗賊「間接だな」
38：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/12/10(月) 14:03:44.13 ID:Yd3vMuBwT
魔王「ぐああああああああああ！！」
側近「魔王様！魔王様ァ！！」
僧侶「おっとおとなしくしてたほうが身のためですよ 貴方には拘束の呪いがかけられているんですから」
盗賊「こいつ思ったよりかてぇな」
戦士「ふむ 筋肉を硬化させているんだろう アレを使おう」
勇者「毒のナイフだね！」
39：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/12/10(月) 14:05:15.38 ID:Yd3vMuBwT
盗賊「コイツは抵抗力のある魔人クラスでも通用するからな」
魔王「く、くそぉ･･･身体が動かない」
戦士「段々痺れてきただろう？そら今度はマッサージだ」
魔王「ぐああああああああああああああああああ」
側近「魔王様ァ！！」
42：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/12/10(月) 14:07:03.83 ID:Yd3vMuBwT
僧侶「待ってる間暇だからコイツ貰っていいですか？」
戦士「いいんじゃねーか」
僧侶「じゃぁちょっと奥で楽しんできますね」
側近「何をする！？やめろ！どこへ連れて行く気だ！」
魔王「側近･･･側近を連れて行くな･･･やめろぉ」
盗賊「おいコイツないてんぞ･･･」
47：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/12/10(月) 14:09:57.58 ID:Yd3vMuBwT
勇者「今になってやっと反省したんだろう」
勇者「でももう遅いよ！君は多くの罪を犯してきたんだからね！！」
勇者「ないたって許さないんだから！！絶対にだ！！」
盗賊「おっと出るか？勇者の剣」
戦士「へへっ毎度のことだけど身震いしちまうぜ」
魔王「くそォ･･･お前ら絶対に許さんぞ･･･いつか生まれ変わってお前らを殺してやる」
勇者「今勇者の名において！断罪する！！チェストオオオオオ！！」ｻﾞｼｭｯﾂ
48：○側近「何をする！？やめろ！どこへ連れて行く気だ！」：2012/12/10(月) 14:11:31.66 ID:Yd3vMuBwT
勇者「戦いは終わった！みんなが待ってるさぁ帰ろう！！」
戦士「以外とあっけなかったな」
盗賊「まぁこれで飯食えるんなら安いもんだぜ」
戦士「おら僧侶いくぞ」ﾄﾞﾝｯ
僧侶「ﾊｧﾊｧ･･･あれ？もう終わったんですか？」
盗賊「ほら帰るぞ」
僧侶「えぇ～っ！？今いいとこだったのに･･･しょうがないなぁ」ｶﾁｬｶﾁｬ
50：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/12/10(月) 14:13:31.47 ID:Yd3vMuBwT
盗賊「こいつどうする？」
勇者「戦いは終わったんだ！もう魔王はいないんだ 無駄な殺生はするべきじゃないよ」
戦士「優しいな勇者は」
勇者「ほらこれを着て 寒いでしょう」ﾊﾟｻｯ
側近「畜生･･･畜生･･･！！お前らいつか殺してやる！！絶対に殺してやるからな！！」
僧侶「おぉこわいこわい」
勇者「せっかく親切にしてあげたのに･･･やっぱり僕魔族って嫌いだなぁ」
52：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/12/10(月) 14:16:18.74 ID:Yd3vMuBwT
側近「･･･」
魔王だったもの「」
側近「･･･」
魔王だったものの生首「すまんな」
54：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/12/10(月) 14:17:23.18 ID:hTBBSboo0
>>52
死んでないのかよｗｗｗｗｗ
53：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/12/10(月) 14:17:15.01 ID:Yd3vMuBwT
側近「やっぱり生きてましたか」
魔王だったものの生首「うん」
側近「私汚されちゃいましたよ」
魔王だったものの生首「ごめん俺がもっと強ければ」
側近「まぁファーストキスは貴方にあげたからまだいいですけれども」
魔王あったものの生首「･･･」
55：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/12/10(月) 14:18:26.89 ID:Yd3vMuBwT
魔王だったものの生首「なぁ」
側近「はい」
魔王だったものの生首「アイツらぶっ殺そうぜ」
側近「はい」
魔王だったものの生首「今すぐには無理だと思うけど」
側近「はい」
魔王だったものの生首「たぶん何十年とかかると思うけど」
59：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/12/10(月) 14:21:43.95 ID:Yd3vMuBwT
魔王だったものの生首「アイツらたぶん俺が生きてること気づいてないしさ」
側近「はい」
魔王だったものの生首「それでもし事がうまくいってすべてが終わったらさ」
側近「はい」
魔王だったものの生首「結婚しよう」
側近「えっ？」
魔王だったものの生首「えっ？」
63：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/12/10(月) 14:23:28.40 ID:Yd3vMuBwT
側近「タイミングおかしくないですか？貴方さっき私が何されたか知らないわけじゃないでしょ」
魔王だったものの生首「･･･」
側近「まぁいいですけど」
魔王だったものの生首「ヤッタァー！！」
側近「･･･」
魔王だったものの生首「そうと決まればさっさと行こうぜ」
側近「はい･･･よいしょっと」
64：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/12/10(月) 14:23:57.88 ID:qc4QIoCN0
生首告白とかさすが
67：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/12/10(月) 14:26:29.85 ID:cV/+gXL90
側近が孕んでたりしたら血の涙が出そう
68：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/12/10(月) 14:26:38.39 ID:Yd3vMuBwT
側近「ところで行き先は決まってるんですか？」
魔王だったものの生首「決まってない」
側近「ええっ！？」
魔王だったものの生首「こういうのはお前の仕事だろう」
魔王だったものの生首「ということで行け側近よ！ほら走れ！！」
側近「ひぇぇ」ﾌﾟﾗﾝﾌﾟﾗﾝ
おしり
71：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/12/10(月) 14:31:51.51 ID:oDdfTah/0
乙
72：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/12/10(月) 14:33:00.76 ID:EVrYWZu70
ん？ﾌﾟﾗﾝﾌﾟﾗﾝ？
73：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/12/10(月) 14:34:09.58 ID:Yd3vMuBwT
魔王の生首の髪の毛つかんで走るとぷらんぷらんするんです
70：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/12/10(月) 14:28:05.99 ID:qc4QIoCN0
乙
短めだったけど楽しかったぞ
魔王「一組？」
側近「なんか馬車の中には四人ぐらいまた控えてるそうです」
魔王「八人！？八人でおそってくんの！？」
側近「らしいですよ」
魔王「俺土の四天王一人でいかせちゃったじゃん」
側近「もうこの世にはいないでしょうね」
魔王「じゃぁもう四天王あと水と風と炎の三人しかいないんだけど」
側近「一人ずつ送るのはやめたほうがいいでしょうね」
魔王「じゃぁ団体で魔物送る？」
側近「無理ですよアイツらのバックには各国家がついてるんですよ」
側近「領地侵犯した瞬間に各国へ伝達されて一網打尽ですよ」
魔王「じゃぁもうガン待ちしたら？」
側近「相手に時間をあたえると伝説の剣だの伝説の鎧だの伝説の治療薬だのカバン一杯に詰め込んで来ますよ」
魔王「どうしたらええねん」
側近「少数精鋭で編成して暗殺狙いのがいいかもしれませんね」
魔王「えっ！？でも地図みてよ！魔王城ここでしょ？」
側近「はい」
魔王「こっから、こーーーーーっちまで全部人間の支配下でしょ？」
側近「はい」
魔王「そんなん無理やろ 入れたとしても補給支援できないし バレたら即終了だし 遠すぎだし」
側近「ですね なので少数部隊には現地で自給自足してもらいながら」
魔王「ちょっとまって！」
側近「はい？」
魔王「無理でしょ！！食べるもの全然違うじゃん！」
側近「はい？人間食べればいいんじゃないですか？」
魔王「だって少数精鋭なんでしょ！？オークとかゴブリンとかそんな下級魔族じゃないでしょ」
魔王「エリート中のエリートって炎の魔人君とかそんへんでしょ？」
側近「ええ」
魔王「あいつ溶岩とかしか口にしないよ？」
側近「うっわめんどくせ」
魔王「まぁ探せばなんとかなる奴もいるかもしんないけど･･･」
側近「うーん じゃぁ魔物によっては辿り着く前に衰弱死しますね」
魔王「大体さぁ勇者っておかしいじゃん」
側近「何がですか？」
魔王「だってアイツ泥棒まがいのことしてんでしょ？」
側近「らしいですね」
魔王「何でそういうの許されるの？」
側近「まぁ私たちを滅ぼせばそんな小さい犯罪どうでもいいですからね」
魔王「あとさぁ 砂漠の迷宮を守ってたサンドゴーレム君いたじゃん」
側近「サンドゴーレームですか？」
魔王「ほらあのご主人様が死んじゃったから家ずっと守ってる奴いたじゃん」
側近「ああー！！あの方ですか」
魔王「あいつ勇者に殺されたんだって」
側近「えっ！？」
魔王「なんかご主人様の遺品の中に優れた武具があったんだって」
側近「ふんふん」
魔王「んで盗むのにゴーレム邪魔だから殺したんだって」
側近「ええー！？」
側近「最悪じゃないですか」
魔王「だろー？だからさぁ」
魔王「なんかこの世界って色々おかしいよなぁって」
側近「あー」
魔王「敵対国家を滅ぼすためなら何やってもいいの？って」
側近「なるほどねえ」
魔王「だから俺もう残りの四天王とか勇者にむかわせたくないよ」
側近「･･･」
魔王「だってアイツら俺の幼少時からの友達なんだぜ」
魔王「土の四天王なんてアイツ俺の弟分でさ よく精霊の泉に悪戯しにいったよ」
19：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/12/10(月) 13:43:48.99 ID:Yd3vMuBwT
側近「一緒にですか？」
魔王「うん」
魔王「んでなんかその時のこと根に持ってたらしくて精霊も勇者に味方してんだけど」
側近「あー」
魔王「悪戯しただけで民族浄化っておかしいだろ」
魔王「もう俺戦うのやだよぉ･･･」
側近「･･･」
魔王「みんなが傷つくの見てるのやだぁ･･･」
側近「魔王様 気持ちはわかりますが それではすでに死んでいったものに顔向けできませんでしょうよ」
魔王「･･･」
側近「今も前線では皆が戦っておられます 彼らのトップに立つ貴方がそんなことではいかんのですよ」
魔王「でも俺一人ではどうすることもできない」
側近「何言ってるんです私が居るじゃないですか」
魔王「側近･･･」
側近「魔王様･･･」
魔王＆側近「んっ･･･」
！？
ｶﾞﾁｬｯ！！
兵士「伝令！最前線の砦･･･ｧｯ！？」
側近＆魔王「！！！！！！」
兵士「申し訳ございません！！失礼しました！！」
魔王「待て！口外さえしなければ構わん」
側近「用件を言え」
兵士「最前線の砦が突破されました！！」
魔王「なんだと！？」
兵士「その数およそ十万！！攻撃は人間族の連合隊によるものです！！」
側近「ひぇぇ」
兵士「このままではここも危険です！早くお逃げ･･･くだ･･･」ｻﾞｼｭｯ
側近「！！」
？？？「以外と容易く進入できたな」
？？？「そうですね 魔王城というからにはもっと厳しい戦いになるものだと」
？？？「連合軍に気を取られて守りが薄くなってるなんてタダの馬鹿だぜ」
なんか心が痛い
魔王「き、貴様らは･･･」
側近「勇者パーティ！！」
魔王「なぜだ･･･くるのが早すぎる」
戦士「お前らの兵士なんて呆気なかったぜ」
僧侶「四天王というからには期待してたんですけどね」
盗賊「ナイフ一本で首はねられるたぁ魔族もたいした事ないな」
勇者「もう逃がさないぞ魔王！」
魔王「ま、待て・・・四天王と今いったか？」
僧侶「確かに言いましたよ」
盗賊「ああ アイツら名乗りあげて一人ずつ向かってくるなんてな」
戦士「フン･･･武士道としては見事なものだが今は戦争中 それを忘れていないかね？」
勇者「観念しろ魔王！」
魔王「そんな･･･アイツらが･･･」
側近「魔王様！しっかりしてください！！」
戦士「魔王ともいうものがここまで脆いとはな」
盗賊「なんだか見ててつれぇな 早く楽にしてあげようぜ」
僧侶「そうですね」
勇者「まって！！」
勇者「僕たちが今相手にしてるのは魔王なんだよ！本気でいかないと！！」
盗賊「でもこいつ結構弱そうだぜ？」
勇者「僕たちを警戒させるためかもしれない」
僧侶「なるほど」
勇者「だからじょじょに追い詰めていくんだ･･･もうアイツに後はないんだからね」
戦士「じゃぁまずは」
盗賊「間接だな」
魔王「ぐああああああああああ！！」
側近「魔王様！魔王様ァ！！」
僧侶「おっとおとなしくしてたほうが身のためですよ 貴方には拘束の呪いがかけられているんですから」
盗賊「こいつ思ったよりかてぇな」
戦士「ふむ 筋肉を硬化させているんだろう アレを使おう」
勇者「毒のナイフだね！」
盗賊「コイツは抵抗力のある魔人クラスでも通用するからな」
魔王「く、くそぉ･･･身体が動かない」
戦士「段々痺れてきただろう？そら今度はマッサージだ」
魔王「ぐああああああああああああああああああ」
側近「魔王様ァ！！」
僧侶「待ってる間暇だからコイツ貰っていいですか？」
戦士「いいんじゃねーか」
僧侶「じゃぁちょっと奥で楽しんできますね」
側近「何をする！？やめろ！どこへ連れて行く気だ！」
魔王「側近･･･側近を連れて行くな･･･やめろぉ」
盗賊「おいコイツないてんぞ･･･」
勇者「今になってやっと反省したんだろう」
勇者「でももう遅いよ！君は多くの罪を犯してきたんだからね！！」
勇者「ないたって許さないんだから！！絶対にだ！！」
盗賊「おっと出るか？勇者の剣」
戦士「へへっ毎度のことだけど身震いしちまうぜ」
魔王「くそォ･･･お前ら絶対に許さんぞ･･･いつか生まれ変わってお前らを殺してやる」
勇者「今勇者の名において！断罪する！！チェストオオオオオ！！」ｻﾞｼｭｯﾂ
勇者「戦いは終わった！みんなが待ってるさぁ帰ろう！！」
戦士「以外とあっけなかったな」
盗賊「まぁこれで飯食えるんなら安いもんだぜ」
戦士「おら僧侶いくぞ」ﾄﾞﾝｯ
僧侶「ﾊｧﾊｧ･･･あれ？もう終わったんですか？」
盗賊「ほら帰るぞ」
僧侶「えぇ～っ！？今いいとこだったのに･･･しょうがないなぁ」ｶﾁｬｶﾁｬ
盗賊「こいつどうする？」
勇者「戦いは終わったんだ！もう魔王はいないんだ 無駄な殺生はするべきじゃないよ」
戦士「優しいな勇者は」
勇者「ほらこれを着て 寒いでしょう」ﾊﾟｻｯ
側近「畜生･･･畜生･･･！！お前らいつか殺してやる！！絶対に殺してやるからな！！」
僧侶「おぉこわいこわい」
勇者「せっかく親切にしてあげたのに･･･やっぱり僕魔族って嫌いだなぁ」
側近「･･･」
魔王だったもの「」
側近「･･･」
魔王だったものの生首「すまんな」
>>52
死んでないのかよｗｗｗｗｗ
側近「やっぱり生きてましたか」
魔王だったものの生首「うん」
側近「私汚されちゃいましたよ」
魔王だったものの生首「ごめん俺がもっと強ければ」
側近「まぁファーストキスは貴方にあげたからまだいいですけれども」
魔王あったものの生首「･･･」
魔王だったものの生首「なぁ」
側近「はい」
魔王だったものの生首「アイツらぶっ殺そうぜ」
側近「はい」
魔王だったものの生首「今すぐには無理だと思うけど」
側近「はい」
魔王だったものの生首「たぶん何十年とかかると思うけど」
魔王だったものの生首「アイツらたぶん俺が生きてること気づいてないしさ」
側近「はい」
魔王だったものの生首「それでもし事がうまくいってすべてが終わったらさ」
側近「はい」
魔王だったものの生首「結婚しよう」
側近「えっ？」
魔王だったものの生首「えっ？」
側近「タイミングおかしくないですか？貴方さっき私が何されたか知らないわけじゃないでしょ」
魔王だったものの生首「･･･」
側近「まぁいいですけど」
魔王だったものの生首「ヤッタァー！！」
側近「･･･」
魔王だったものの生首「そうと決まればさっさと行こうぜ」
側近「はい･･･よいしょっと」
生首告白とかさすが
側近が孕んでたりしたら血の涙が出そう
側近「ところで行き先は決まってるんですか？」
魔王だったものの生首「決まってない」
側近「ええっ！？」
魔王だったものの生首「こういうのはお前の仕事だろう」
魔王だったものの生首「ということで行け側近よ！ほら走れ！！」
側近「ひぇぇ」ﾌﾟﾗﾝﾌﾟﾗﾝ
おしり
乙
ん？ﾌﾟﾗﾝﾌﾟﾗﾝ？
魔王の生首の髪の毛つかんで走るとぷらんぷらんするんです
乙
短めだったけど楽しかったぞ
 | 門を守るお仕事 ソフトハウスキャラ 2012/9/28 Amazonで詳しく見る    |
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コメント一覧
29803. 名前 : 名無し＠SS好き◆- 投稿日 : 2012/12/14(金) 21:34 ▼このコメントに返信する
人間滅びろ
29805. 名前 : 名無し＠SS好き◆- 投稿日 : 2012/12/14(金) 23:29 ▼このコメントに返信する
ゲームスタート時には世界のほとんどを支配しきって神まで倒していたオルゴデミーラの優秀さがよく分かる
29808. 名前 : 名無し＠SS好き◆- 投稿日 : 2012/12/15(土) 00:42 ▼このコメントに返信する
＞勇者「せっかく親切にしてあげたのに･･･やっぱり僕魔族って嫌いだなぁ」
こういう偽善ぶったセリフってすげーむかつくｗ
こういう偽善ぶったセリフってすげーむかつくｗ
29814. 名前 : 名無し＠SS好き◆- 投稿日 : 2012/12/15(土) 04:25 ▼このコメントに返信する
まおゆう系で一番面白かった気がする
29815. 名前 : ななし◆- 投稿日 : 2012/12/15(土) 04:47 ▼このコメントに返信する
まぁ他のサイトで見かけなかったから期待はしてなかったが…
ネタは割と好みで面白かったな
ネタは割と好みで面白かったな
29817. 名前 : 名無し＠まとめいと◆- 投稿日 : 2012/12/15(土) 10:13 ▼このコメントに返信する
勇者パーティのノリって多分あれだ
コンクリ事件とかアベック殺人とかの
集団凶悪犯罪の加害者のノリなんだろうな
やってるほうは仲間同士楽しみを共有してるだけで
被害者からすればまるで悪魔の所業ってね
コンクリ事件とかアベック殺人とかの
集団凶悪犯罪の加害者のノリなんだろうな
やってるほうは仲間同士楽しみを共有してるだけで
被害者からすればまるで悪魔の所業ってね
29821. 名前 : 名無し＠SS好き◆- 投稿日 : 2012/12/15(土) 11:37 ▼このコメントに返信する
ちょっとDQ買って全滅データ作ってくる
31585. 名前 : 名無し＠SS好き◆- 投稿日 : 2013/02/18(月) 21:00 ▼このコメントに返信する
DQはDQNの略
47770. 名前 : 名無し＠SS好き◆- 投稿日 : 2017/01/25(水) 17:16 ▼このコメントに返信する
ええやん
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キャーリサ「家出してきたし」上条「帰って下さい」 珍しい魔術側メイン、見るといーの！
垣根「初春飾利…かぁ…」 新ジャンル定温物質ウヒョオオ！！
美琴「……レベル5になった時の話ねえ………どうだったかしら」 御坂美琴のレベル5に至る努力の経緯
上条「食蜂って可愛いよな」御坂「え？」 ストレートに上食。読めて良かった
一方通行「もっと面白い事してモリモリ盛り上がろォぜ」 こんなキャラが強い作者は初めて見た
美琴「週末は アイツの部屋で しっぽりと」 超かみことを見てみんなで悶えましょう
ミサカ「たまにはMNWを使って親孝行しようぜ」 御坂美琴のDNAは究極に可愛くて凄い
番外個体「 」 番外通行SSの原点かな？
佐天「対象のアナルを敏感にする能力か……」 ス、スタイリッシュアクションだった！
麦野「どうにかして浜面と付き合いたい」 レベル5で楽しくやっていく
ミサカ「俺らのこと見分けつく奴なんていんの？」 蒼の伝道師によるドタバタラブコメディ
一方通行「あァ！？ 意味分からねェことほざいてンじゃねェ！！」 黄泉川ァアアアアアアアアアア！！
さやか「さやかちゃんイージーモード」 オナ禁中のリビドーで書かれた傑作
まどかパパ「百合少女はいいものだ……」 君の心は百合ントロピーを凌駕した！
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ルカ子「きょ、凶真さん……白いおしっこが出たんです」岡部「」 これは無理だろ(抗う事が)
岡部「フゥーハッハッハッハ！」 しんのすけ「わっはっはっはっは！」 ゲェーッハッハッハッハ！
紅莉栖「とある助手の１日ヽ(*ﾟдﾟ)ノ 」 全編AAで構成。か、可愛い……
岡部「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいい！！！！！」 SUGEEEEEEEEEEEEEEEEE!!
遊星「またD-ホイールでオナニーしてしまった」 ……サティスファクション!!
遊星「どんなカードにも使い方はあるんだ」龍亞「本当に？」 パワーカードだけがデュエルじゃないさ
ヲタ「初音ミクを嫁にしてみた」 ただでさえ天使のミクが感情という翼を
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クラウド「……臭かったんだ」 ライトニングさんのことかああああ！！
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肛門「あの子だけずるい・・・・・・・・・・」 まさにVIPの天才って感じだった
男「男同士の語らいでもしようじゃないか」女「何故私とするのだ」 壁ドンが木霊するSS
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