女「クリスマス、が近づいているらしい」男「ほう」

2011-12-11 (日) 12:17  オリジナルSS   6コメント  
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/09(金) 20:38:13.93 ID:cmQ72tNN0

女「クラスメイトに『クリスマスは誰と過ごすの?』と聞かれたのだが、クリスマスとは、誰かと過ごす日なのか?」

男「俺に聞かれてもな」

女「私の記憶では、クリスマスというのは、イエスキリストの誕生日であり、その日は家族と共に静かに家で団欒する・・・・という感じなのだが」

男「ふむ。お前は、多分、アメリカ、イギリスなどのキリスト教国のクリスマスをイメージしているのだろう」

女「何、日本は違うというのか?」

男「ああ、違うな」

女「ほう、その違いを教えて欲しいものだ」

男「いいだろう」



2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/09(金) 20:42:09.88 ID:v51I2Yz20

よし



3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/09(金) 20:42:28.98 ID:RKKXF0ZLi

よし来た



5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/09(金) 20:43:54.10 ID:0TGSxacSO

まかしとけ




6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/09(金) 20:44:16.54 ID:cmQ72tNN0

男「先ずは、その、『静かに』という部分だな」

女「違うのか」

男「周りを見てみろ。イルミネーション、クリスマスソング。色々なもので彩られている」

女「色々」

男「やめろ、抜くな」

女「悪かった、先に進んでくれ」

男「・・・・・まあ、なんだ。日本のクリスマスは、五月蝿い」

女「確かにな。クリスマスケーキ、というのが特殊だと思うよ、私は」

男「普通はクリスマスプディングだものな」

女「ふむ・・・・日本のクリスマスは賑やかにするものなのか。じゃあ、友達と過ごすのが普通なのかな」

男「ところが、違うんだよ」

女「? 何故だ」

男「日本は先進国でも類を見ない程の、性社会だ」

女「性社会? ああ・・・性への貞操概念が薄い、ということか。確かにな」

男「まあ、つまりクリスマスも、そういうことだ」



36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/09(金) 22:05:21.00 ID:dcQ2oFWR0

男「男同士の語らいでもしようじゃないか」女「何故私とするのだ」
の続きっぽい感じ

男「男同士の語らいでもしようじゃないか」女「何故私とするのだ」


8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/09(金) 20:50:26.33 ID:cmQ72tNN0

女「というと? クリスマスも・・・・その、なんだ言い辛いが、援助交際、か」

男「違う違う。そういうことじゃない」

女「ううむ? なんだ、犯罪シーズン、と言う事ではないのか」

男「シーズンは季節じゃないのか?」

女「ノリだ」

男「ノリか」

女「じゃあ、何なのだ? 五月蝿い、性、と来たら」

男「それは、単刀直入に言うと、彼氏彼女云々、だな」

女「ふむ。」

男「そして、雄しべ雌しべ云々をする、と」

女「ほう、そういうことか」

男「日本のクリスマスは、今そういうことなのだ」

女「理解し難いな」

男「そうか? 好きな人と一緒にいたい、という気持ちの現われで有るような気がして、多少の同情というのは出来るが」

女「私は、少し下品だと思うがね」



10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/09(金) 20:58:42.58 ID:cmQ72tNN0

男「確かにな、その気持ちは分かる」

女「と言うことは、だ。かの友人が、私に聞いてきた『誰と過ごすの?』という言葉は」

男「まあ、彼氏、またはそれに準ずる人、そういう人がいるのか、ということだな」

女「ふぅむ」

男「どうした」

女「あそこで、お前のことを話していたら、とか思っていてね」

男「はは、俺とクリスマスを過ごしたいのか?」

女「不服か?」

男「むしろお前のほうが不服じゃないのか? 家族と共に過ごすのが、鉄板なのだろう?」

女「”家族同然”」

男「便利な言葉だな」

女「一緒にいて、楽しい、と思った人とこそ、一緒に過ごす価値があるというものだろう?」

男「・・・・・そうだな」

女「ところで、聞きたいことがあるのだが」

男「何だ? いきなりだな」



14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/09(金) 21:04:34.39 ID:cmQ72tNN0

女「・・・・・・・クリスマス、予定はあるかな?」

男「無いな。誰かさんの為、と言わんばかりに」

女「ふふっ、じゃあどうだ。私と一緒にクリスマスを過ごさないかい?」

男「・・・・・願ったり叶ったりだ」

女「はぁ・・・良かったよ、断られなくて」

男「断る理由が無いね」

女「そうだ、いいことを考えた」

男「どうした」

女「クリスマスイブから一緒に過ごさないか・・・?」

男「夜を一緒に、と?」

女「べ、べつに、その、性、的な、事をしたいのではないからな」

男「分かってるさ」

女「そ、そうか」

男「じゃあ、12月24日、約束だな」

女「ああ、約束・・・・・ね」



17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/09(金) 21:08:54.82 ID:DYscWpP90

くそっ



18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/09(金) 21:09:32.94 ID:KtV38YFH0

素晴らしい



20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/09(金) 21:11:34.95 ID:cmQ72tNN0

__________________________________

男「・・・・・・・・午後6時か」

男「そろそろかな」

女「ああ、済まない、待たせたかな?」

男「いいや、待っていない・・・・・というのは嘘になるかな」

女「準備に手間取ってしまって・・・ね」

男「女性が準備に手間が掛かるのは、仕方のない話、さ」

女「理解があって助かるよ」

男「しかし、随分とお洒落を、してきたようだね」

女「変、か?」

男「いいや、クリスマスを一緒に過ごす女性がこんなに可愛くて、なんだか申し訳ないね」

女「誰に申し訳ないんだ」

男「・・・・・・・まあ、世界中の男性、かな」

女「っ・・・・話をふくらませすぎだろう」

男「顔が赤いぞ」



21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/09(金) 21:15:57.49 ID:cmQ72tNN0

女「・・・・・ふぅ・・・・人が多いな」

男「まあ、なんと言ったってクリスマスイブ、人が一番多い日だろう」

女「・・・・・そうだな」

男「ま・・・・俺もこういう人ごみは、苦手だ」

女「早く人ごみを抜けて、広いところへ出よう・・・・・」

男「そうだな、ここからだと・・・・・・」

女「む、あそこに公園らしき場所があるが」

男「公園か・・・・・」

女「どうした、何かあるのか?」

男「いや、何でもない。行ってみよう」

女「・・・・・・ああ」

男「それにしても、人が多い・・・・・」



23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/09(金) 21:22:47.37 ID:cmQ72tNN0

女「―――――着いた、な」

男「ふむ・・・・予想通り、というところか」

女「・・・・・・公園も人が多いとは。聞いていないぞ」

男「俺らも、公園へ来ようとした。まぁそういうことだ」

女「世に言うカップルの、愛の巣、ってことか」

男「ああ、そうだ」

女「移動する、か・・・・・・」

男「行く宛が有るのか?」

女「・・・・・あ、今思いついた」

男「ほう、そうなのか」

女「私が一度だけ行ったことのある、結構いい場所だ」

男「・・・・・期待していいのかな?」

女「その場所が、変わってないと良いが、ね」

男「時間は時に、憎たらしいな」

女「そう、だな」



26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/09(金) 21:30:50.44 ID:cmQ72tNN0

男「――――――――――――ふぅ」

女「――――――――結構遠いから、な」

男「遠いのか」

女「まあ、な」

男「向かってる方向からして、大体行く場所が想像出来そうでもあるが」

女「まあ、まだ何も言わないでくれよ。お楽しみに取っておいてくれ」

男「ああ、分かってるよ」

女「悪いな」

男「なぁに、お前と一緒なだけで楽しいから、それでいいのさ」

女「・・・・・また、そういうことを言う」

男「はは、また顔が赤いぞ?」

女「誰がさせたんだ、誰が・・・・・」



32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/09(金) 21:50:43.95 ID:bMxxJwAI0

うう、読み終わったら鬱になる自分が想像できるのに読んでしまう
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4840128790/horiz-22/



27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/09(金) 21:37:56.10 ID:cmQ72tNN0

男「――――そろそろかな」

女「登ったな、結構」

男「む、遊歩道が出来てるのは此処までか。ということは、此処が、目的地かな」

女「が、違うのだよ」

男「秘密の抜け穴、みたいなものがあるのか・・・?」

女「抜け穴、というかどうかは分からないが。まぁ、そういうことだ」

男「ほう・・・・ワクワクしてくるな」

女「ワクワク・・・? 疲れてないのか?」

男「なぁに、山登りくらい楽な上に、男はこういうのが好きなのさ」

女「冒険好き、というわけか?」

男「男、だからな」

女「男、だからか」

男「さ、まだ進むのだろう? 早めに行こうじゃないか」

女「ああ、行こうか」



28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/09(金) 21:41:38.38 ID:0TGSxacSO

wktk



31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/09(金) 21:46:55.90 ID:cmQ72tNN0

女「此処、さ――――――――」

男「・・・・・・・・・・凄いな」

女「どう、だ? こういうのも、偶には良いだろう?」

男「ああ・・・・・最高だ」

女「人間の作った人工の光・・・・・間近で見ると、なんとも感動を感じ得ないが」

男「・・・・・遠くから見ると、綺麗に見えるのは、星を連想させるからだろうね」

女「星、か。人工の光が発達したせいで、星ははっきりと見えないな」

男「光害、だっけか」

女「ああ、そういう呼び名だったかな」

男「此処も、結構高い山だが、星があまり見えない・・・な」

女「そう、だな・・・」

男「悪い、話を暗くさせてしまったな。お前の連れてきてくれたところは、とても素晴らしいよ」

女「そうか?・・・・・照れるな」

男「中々、こういう場所を知っている人間、というのも居ないだろう。何で知ったんだ?」

女「む・・・・うん、そうだな」



33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/09(金) 21:53:19.91 ID:cmQ72tNN0

男「何だ? 言いたくなさそうだが」

女「いや、その、迷って・・・・・な」

男「・・・・・ぷっ」

女「あっ、そんな笑い方されるなんて心外だぞ」

男「わ、悪いな・・・お前が迷う姿・・・・見てみたかったなぁ」

女「面白いものじゃない」

男「他人の戸惑う姿は、傍から見れば面白いものだよ」

女「全く・・・・・」

男「ごめんごめん」

女「仕方ない、許す」

男「はは、有難う」

女「ところで、小腹は空いていないかい?」

男「お、何か有るのかな?」

女「欲しい?」

男「ああ、欲しい」



37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/09(金) 22:05:34.33 ID:cmQ72tNN0

女「なら、進呈して進ぜよう」

男「有難い」

女「ほら、味噌汁だ」

男「ほう・・・・温まる良いチョイスだな」

女「味噌汁・・・というのもどうかと思ったのだがね」

男「いいや、味噌汁は何時食べても美味しい。朝だけ、というのもおかしいと思うぐらいにね」

女「そうだな。味噌汁は、いい食べ物だ」

男「お、そこに良い感じに木が倒れてるじゃあないか。そこに座って食べようか」

女「そうだな」

男「――――ふぅ、暖かい」

女「美味しいか?」

男「ああ、美味い」

女「良かった」

男「心の底から温まる感じだ」

女「ふふ、なら良かった」



40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/09(金) 22:18:43.28 ID:cmQ72tNN0

男「ふぅ・・・・・・」

女「ふぅ・・・・・・」

男「そろそろ、25日になるんじゃないのか?」

女「もうそんな時間か」

男「早いものだな」

女「特に、好きな人と一緒にいるときは・・・・とか」

男「・・・・・・恥ずかしく無いのか?」

女「正直、恥ずかしい」

男「・・・・・・・・・夜でよかった」

女「・・・・・私もだ」

男「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

女「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

男「・・・・・・・・・・・・顔が、近いぞ?」

女「近づけてるんだよ」

男「む・・・・・・」



45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/09(金) 22:27:05.40 ID:cmQ72tNN0

女「クリスマスはこういうふうに過ごすものなんだろう・・・?」

男「ん・・・・まぁ・・・・そうだけどな・・・・・」

女「じゃあ・・・・・・・私もその、流行に乗らせてもらおうかな」

男「――――――――――――――――っ」

女「んっ――――――――――――――――――――――――」




男「・・・・・・・いきなり、か」

女「・・・・不意打ち、と言う奴だ。効果的だろう・・・?」

男「まぁ、そうだけど。」



女「ふふっ、このタイミングで言うのもアレだけど」

男「ん? 何だ?」


女「メリークリスマス」

男「・・・・・・メリークリスマス」
                       ~fin~



46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/09(金) 22:28:04.74 ID:9M1gnNBv0





49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/09(金) 22:31:52.02 ID:dcQ2oFWR0

乙っす
で、ぶっちゃけ男同士の語らいの人なの?



50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/09(金) 22:36:04.75 ID:cmQ72tNN0

>>49

そうです(´・ω・`)



52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/09(金) 22:37:33.62 ID:DYscWpP90


すごい好きです



51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/09(金) 22:36:35.62 ID:CN2KN+AM0

糞がっ



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オリジナルSS   コメント:6   このエントリーをはてなブックマークに追加
コメント一覧
15314. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2011/12/11(日) 21:53 ▼このコメントに返信する
まさか続編がくるとは・・・相変わらず壁殴りたくなった
15318. 名前 : 名無し@SS好き◆VBuD5iCI 投稿日 : 2011/12/11(日) 23:17 ▼このコメントに返信する
クリスマス?なんだいそれは?
15336. 名前 :  ◆- 投稿日 : 2011/12/12(月) 18:11 ▼このコメントに返信する
なんとなくバトーと素子のコンビが浮かんだ
18084. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2012/02/14(火) 23:26 ▼このコメントに返信する
前篇の、女「考えたことはないか、今体験している人生は、誰かが書いた物語で、今居る自分はその物語の主人公、なんて」がかなり胸にジーンときた;;
男:神谷浩史 女:沢城みゆき でアニメ化求む!
20023. 名前 : 名無しさん@ニュース2ちゃん◆- 投稿日 : 2012/03/31(土) 11:31 ▼このコメントに返信する
くっそ、壁崩壊2時間コースを頼む!
33021. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2013/04/05(金) 14:07 ▼このコメントに返信する
※18084
時間経ってて(´・ω・)スマソ
この間まおゆう見たせいか、男:福山さん、女:小清水さんで脳内再生された
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