1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 00:11:33.05 ID:MV0Yt/yk0
徐倫「え?ここ茶道部じゃねーのッ!?」
結衣「あー」
ちなつ「犠牲者がまた一人……」
京子「ふふふ、残念だけどここは茶道部じゃあなくて娯楽部なんだよねー!」
徐倫「ちょっ、ちょ、ちょ!どういうことだよ?誰か説明してよぉーッ!」
3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 00:14:31.97 ID:MV0Yt/yk0
結衣「あー…徐倫ちゃん?」
徐倫「はい、あ、えーと」
結衣「船見結衣、です、一年生だよね?」
徐倫「あ、一年です、もしかして先輩?」
結衣「うん、私と、そこの金髪、歳納京子って言うんだけど、私たち二人が二年」
徐倫「先輩だったんスか!チィ~~~~ッス!」
結衣「い、いや、普通に接してくれていいよ」
徐倫「マジィッ!?優しッ!」
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 00:16:30.76 ID:mFLqKahQ0
ジョッリィヒヒィィ~~ン!
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 00:16:44.62 ID:MV0Yt/yk0
結衣「えーと、説明するね」
結衣「ここはもともと茶道部だったんだけど、理由あって茶道部が廃部になっちゃって」
京子「でぇー、使ってない部室を私たちが娯楽部として使ってんの!」
徐倫「えーーーっと、聞きたいことはたくさんあるんですけどォー、娯楽部って何するところなんですか?」
京子「よくぞ聞いてくれた!!!」
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 00:17:40.85 ID:qEHAHiW10
承太郎が何をするでもなく部室にいるっての見たかったけど
こっちもなかなか
40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 01:16:44.33 ID:tasSQRwg0
>>7
俺はDIO様がかくまわれてるのは見たよ
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 00:20:05.51 ID:MIAFd69d0
なにこれ期待
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 00:20:23.89 ID:MV0Yt/yk0
京子「なんもしません!!!!!!!!!!!!!!!」
徐倫「……はあ?」
京子「なーーーんもせずに、ただダラダラ過ごすだけェェーーーッ!以上ッ!」
徐倫「これホントに部活なのかよォォォ~~~~~~ッ!!!?」
結衣「その疑問はもっともだけど、ここはそういう部活なんだ」
京子「入ってくれるよね!?」
徐倫「ハァー……どーしよ」
あかり「ここはいいとこだよぉ」
徐倫「!?うわあぁっ!?」
あかり「ふえぇ!?」
徐倫「もう一人いたの!?」
あかり「ひどいよぉ!!!」
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 00:22:04.73 ID:MV0Yt/yk0
徐倫「……!!」
あかり「……?」
徐倫「……」
あかり「………!」
徐倫(こいつ……)
あかり(この人………)
徐倫・あかり(団子ォォォォーーーーーーッ!!!!!!!!)
徐倫・あかり(キャラ被ってんじゃあねぇぇのかァァーーーッ!!!?)
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 00:25:11.55 ID:MV0Yt/yk0
京子「なぁなぁ徐倫ちゃぁぁ~~ん入ろおよぉぉぉぉぉぉ」
徐倫「え?うーん……」チラ
結衣「……ここは面白いよ、退屈はしないだろうね、いや、させないよ」
徐倫「……いいかも、いいかもしれないわ……この娯楽部」
京子「お?」
徐倫「いいわ、申し込んで……(入部的な意味で)あたしは娯楽部に入部する」
京子「YES! YES! YES!!」
ちなつ「また増えましたねー」
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 00:29:29.16 ID:MV0Yt/yk0
京子「じゃあまずは自己紹介からだね!」
結衣「さっき言ったけど、私は船見結衣、二年生で先輩だけどそんなの気にしなくていいよ」
あかり「赤座あかりだよぉ」
徐倫「おっ、よく見たらあんた、自己紹介で痛い自己紹介した奴じゃん」
あかり「同じクラスだった!!」
ちなつ「ということは私のことも知ってる?」
徐倫「えぇぇーーっと、たしか……ガチ川ちなちゅ?」
ちなつ「微妙な間違え方するな!吉川ちなつ!覚えてよね!」
徐倫「あーそーだったそうだった」
京子「そして私がこの娯楽部をまとめるカリスマ的存在歳納京子だ」
徐倫「うーっす、ホイっす」ムキ
京子「すごい興味なさげ!!!」
18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 00:33:20.51 ID:MV0Yt/yk0
徐倫「えーーっと、あたしは空条徐倫です、よろしく」
あかり「ジョリーンってかっこいい名前だね!」
徐倫「え?そう思う!?マジィ!?」
あかり「なんか外国人みたいでカッコイイと思うなぁ」
徐倫「あたしの名前を変って言わなかったのあんたが初めてだよぉぉぉ~~~~あんたもしかして天使?」
京子「おおむね正解だ」
結衣「でも確かに外国人っぽい名前だね、もしかしてハーフ?」
徐倫「いや、クォーターなんだ」
京子「クォーター?」
徐倫「母親はアメリカ人だけど、父親がアメリカ人と日本人のハーフ」
ちなつ「じゃあほぼアメリカ人なんだ」
徐倫「国籍は日本だけどね」
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 00:37:15.93 ID:MV0Yt/yk0
結衣「へえ、クォーターだったんだ」
徐倫「まあみんなも日本人離れした髪色してるけどォ?」
あかり「それは言わないお約束だよぉ」
京子「とりあえず今日からよろしくね徐倫ちゃーん!」
徐倫「よろしくネー」
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 00:40:49.84 ID:MV0Yt/yk0
京子「じゃあ今日の部活はこれを使おう!」
ドギャアアァァァァァーーーーーーン
話題BOX
徐倫「…何これェェーーーッ?話題BOX?その上に書いてる目立ちたgirlってのが気になるゥゥゥーーーッ!気になりすぎるゥゥゥーーーーッ!!!」
結衣「気にしたら負けだよ」
あかり「あれには苦い思い出しかないよぉ」
ちなつ「それ出すのも久しぶりですね」
京子「だろ?今回は徐倫ちゃん入部記念として信仰を深めあう目的としてもこれを使うことにしたんだ!」
結衣「京子にしちゃいい考えだな」
京子「酷くないっスか結衣さん」
23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 00:44:09.67 ID:MV0Yt/yk0
京子「じゃあ徐倫ちゃん早速引いてみて!」
徐倫「あたしからでいいの?」
京子「いいのいいの!今日は徐倫ちゃんがメインだから!」
徐倫「じゃあ、これだッ!!」ガサッ
『ネズミ口調で喋る』
徐倫「なんでチュかこれ!?」
京子「お!上手いね!」
24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 00:45:44.78 ID:ciFa6jmg0
じょりーん順応早すぎるwww
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 00:47:09.58 ID:MV0Yt/yk0
あかり「徐倫ちゃん……それいわゆるハズレだよ……」
徐倫「なんでハズレなんか入れるんでチュか!?話題ボックチュなのにッ!?」
京子「趣味?」
徐倫「疑問形ッ!?ありえねーーーーッ!!でチュ!!」
京子「じゃあ次あかりね」
あかり「よぉーし、じゃあこれ!」ガサッ
『ザマス口調で喋れ』
あかり「大失敗ザマスッ!!!!!」
徐倫「同じようなくじ引いてんじゃあねえッチュよォーーッ!!!」
26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 00:50:39.07 ID:MV0Yt/yk0
徐倫「ただでさえ団子で被ってるのに……」
あかり「うう、ごめんザマス……」
京子「じゃあ次ちなっちゃーん!」
ちなつ「よーし!引きますよー!」
『お茶入れてきて』
ちなつ「話題でもなんでもねえ!!!」
京子「あ、ちょうど喉かわいてきたんだ、お願いね」
ちなつ「なんなんですかこれもぉぉぉぉぉぉーーーーーーッ!!!」スタスタスタ
京子「ぶつぶつ言いながらも入れに行くちなつちゃんかわいいよ」
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 00:53:41.11 ID:MV0Yt/yk0
ちなつ「どーぞ!」
京子「グラッツェ!」グビィィーーーーッ
京子「プッハァ!よし、次結衣ね!」
結衣「はぁ……大丈夫かな」
『右隣りの人にあだ名をつける』
結衣「右隣り……」チラ
徐倫「…もしかしてあたしでチュか?」
結衣「……そうみたいだね」
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 00:55:53.36 ID:MV0Yt/yk0
京子「どんなあだ名つけるんですか結衣さんッ!!」
結衣「……」
結衣「ジョリッヒィィィーー~~~ン……?」
徐倫「……」
あかり「……」
ちなつ「……」
京子「ごめんね結衣、無茶ぶりしすぎた」
結衣「いっそ殺せ」
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 01:02:35.55 ID:MV0Yt/yk0
キィィーーーーンコォォォーーーーーンカァァァーーーーンドッギャァァァアアーーーーーン
京子「…お、今日はこれで終いだね」
結衣「そうだな」
京子「そうだ!今日は結衣ん家で歓迎パーティしようよ!」
ちなつ「いいですねぇ!!」
あかり「うわー、あかり楽しみだよぉ」
徐倫「え?」
京子「嫌なの?」
徐倫「いやスッゲェェーーー嬉しいんだけどさァ、大丈夫なの、結衣?」
結衣「ああ、いいよ、私一人暮しなんだ」
徐倫「…え?チュー学生で?」
京子「あ、もういいよネズミ言葉」
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 01:07:50.36 ID:MV0Yt/yk0
結衣「社会勉強の一種だと思ってさ、もちろん親の反対もあったけどね」
徐倫「スッゲー……うちの親ならゼッテェー許可しないわ!特に父さんとか『やれやれ、そんなことさせるわけねーだろ』って一蹴しそう」
あかり「徐倫ちゃんのお父さんってどんな人なんだろ」
徐倫「海洋学者でさ、大体は海の上にいるから家にいる方が少ないかなぁ~~」
あかり「へー、海洋学者ってかっこいいね!」
徐倫「えー?そんなことないよォォ~~~そんなかっこよくないって!」
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 01:09:45.58 ID:MV0Yt/yk0
あかり「ふふっ、徐倫ちゃんのお父さんってかっこいいんだねぇ」
徐倫「え?そんなことないってば!」
あかり「ううん、だって徐倫ちゃん、お父さんのお話する時すごくいい顔してたよ?」
徐倫「……マジで?」
京子「徐倫ちゃんはファザコンなんだな!!」
徐倫「ちげぇーーーーつーーーのッ!!!」
36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 01:12:57.10 ID:MV0Yt/yk0
結衣「まぁまぁ……とにかくうちに来るなら泊る用意して、家に来なよ」
結衣「って……徐倫ちゃんは家知らなかったな…徐倫ちゃんの家までついていっていい?用意し終えたら家まで案内するからさ」
徐倫「あ、じゃあそれで」
京子「じゃあ早速京子ちゃんの家にィィーーーみんなで行こうよレッツゴー!!」
ちなつ「あれ?私影薄くないですか?」AKKARYYYYYYN
41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 01:17:05.34 ID:MV0Yt/yk0
――空条家
徐倫「ここがあたしの家だよ」
あかり「お……」
結衣「大きい……」
京子「なんだよ……徐倫ちゃん家はブルジョワかぁぁーーーッ!!?」
徐倫「ひいじいちゃんが確かNYの不動産王とかなんとかいってた気がするわ」
結衣「NYの不動産王!?それってもしかしてジョセフ・ジョースターさん!?」
徐倫「ああ!そうそうジョセフじいちゃん、何で知ってんの?」
結衣「一人暮らしだと暇な時に新聞読む癖できたんだよ、それでたまたま」
徐倫「ヘェージョセフじいちゃんってそんな有名な人だったんだァー、知らなかったわあたし、キャハハ!」
42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 01:20:42.40 ID:MV0Yt/yk0
京子「そんで家がこんなにでかいのか……うらやましいぞ徐倫ちゃん!!」
徐倫「えーあたしに言われてもどーしようもないっていうかぁ……」
京子「ムッキー!私もお金があったらあんなことやこんなことを!!」
結衣「どんなことだよ」
京子「ちなちゅをミラクるんに完璧にコスプレさせる!」
ちなつ「ちなちゅ言うな!絶対やりませんからね!!」
京子「えー!ブー……うわっ」ドンッ
バラバラッ
「『スタープラチナ・ザ・ワールド』!」
バァァーーーーーーーンッ
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 01:24:21.49 ID:MV0Yt/yk0
パシ パシパシッ パシィィッ
「やれやれだぜ、家の前にこんなに人がいるとは……徐倫の奴が連れてきたのか?やれやれ」
「久々に時を止めたな、時は動き出す」
京子「ハッ!あ、あれ?今誰かにぶつかったような……?いや、ぶつかったはず……」
「すまない、私の不注意だ、大丈夫か?」
京子「え、ええ……大丈夫どころか何も起こってない感じが……」
徐倫「…あ!父さんッ!!」
あかり「え?この人が徐倫ちゃんのお父さん!?」
承太郎「やれやれ……徐倫、お前の友達か?」
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 01:27:45.82 ID:MV0Yt/yk0
徐倫「今帰りなの?随分久しぶりだな」
承太郎「ああ……それより質問に答えてくれ、お前の友人か?」
徐倫「あ、うん、友達……うん」
承太郎「そうか」スッ
徐倫「…え?それだけ?」
承太郎「何してるんだ徐倫?上がってもらえ」
徐倫「えっ!?」
承太郎「お前の友人なら玄関先に置いとく訳にもいかねーだろ……上がってもらえ、茶のひとつでも出させる」
京子「やったー!徐倫ちゃんの家に突撃ー!」
結衣「お、おい!遠慮ぐらいしろよ!えと、いいんですか?」
承太郎「構わない、早く上がりなさい」
45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 01:31:20.34 ID:MV0Yt/yk0
母「ダーリン!おかえりなさい!」
承太郎「ああ」
徐倫「ただいまー」
あかり「おじゃましまーす」
京子「どーもー!」
結衣「お、おじゃまします……」
ちなつ「おじゃまします……」
母「え!?まぁ!!まぁまぁまぁ!もしかして徐倫ちゃんのお友達!?」
あかり「はい!徐倫ちゃんのお友達です!」
母「キャー!徐倫ちゃんがお友達を家に連れてくるなんてェェーーーーッ!初めてのことじゃあないかしらッ!?」
48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 01:34:54.80 ID:MV0Yt/yk0
承太郎「おい、騒いでねえで茶菓子の一つでも出してやれ……」
母「そーね!!ほらほらみなさん!いつまでも玄関なんかにいないで上がって上がって!」
あかり「はーい」
京子「やっほぅ!」
結衣「おじゃまします」
ちなつ(なんか徐倫ちゃんのお父さんって威厳あるっていうか……でも恐くはない……不思議な人だな)
49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 01:38:38.39 ID:MV0Yt/yk0
母「どーぞ!コーヒーだけど!」
あかり「ありがとうございます!」
母「ミルクと砂糖はここに置いとくからね!?好きに入れちゃってね!?もうやたらめったらに入れてくれてもいいのよ!?」
徐倫「母さん興奮しすぎ……」
母「あらごめんなさい!私ったらはしたない!」
結衣「元気なお母さんだね」
徐倫「それだけが取り柄な人だから……」
京子「いただきまーす」ズズ
京子「うンまぁぁーーーーーーーい!!!!苦味と酸味のハーモニー!おすぎに対するピーコ!私に対する結衣!!」
結衣「ナチュラルに恥ずかしいこと言うな」
京子「照れるなよ結衣~」
結衣「照れてなんか…!」
母「ほほえましいわねエェェェ~~~~~」ニコニコ
50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 01:41:48.42 ID:MV0Yt/yk0
あかり「あ、あかりはブラックに……!」ゴク
あかり「にっ!苦いよぉ……」
母「可愛いわねえぇぇ~~~~大人ぶりたい子って可愛いわぁ!!」
あかり「あ、あの」
母「遠慮しなくてもいいのよ!?無理して飲まなくてもいいからね!」
あかり「す、すみません」
母「マジでかわいいわ!」
徐倫「母さん!」
母「ごめんなさい!そうだ、ダーリンにもコーヒー淹れなくちゃ♪」
51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 01:43:02.48 ID:MV0Yt/yk0
京子「騒がしい人だね!」
結衣「おい、ストレートすぎるぞ」
徐倫「いやぁ~うん、それが一番的確だわ、マジで」
あかり「でもいい人だよぉ」
ちなつ「あ、おいしい」ズズズ
53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 01:45:22.09 ID:MV0Yt/yk0
母「はい、ダーリン♪」コトッ
承太郎「……ああ」
承太郎「……」ズズ
あかり「徐倫ちゃんのお父さんブラックで飲んでる!大人だなぁ~~~」
京子「ていうか似合いすぎだろ!コーヒーと新聞が似合いすぎてる!」
京子「そりゃ徐倫ちゃんもファザコンになるわ」
徐倫「だからファザコンじゃねーーッ!!」
55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 01:48:39.15 ID:MV0Yt/yk0
母「そうだみんな!!今日はみんな泊っていくわよね!?」
結衣「え?でも、ご迷惑じゃあにですか?」
母「迷惑?そんな心配はノンノンノートルダムよッ!だから安心アンコールワット!なんちゃって♪」
京子「すげえ!徐倫のお母さん綾乃とギャグセンスが同レベルだ!!」
結衣「……」プルプル
京子「しっかり笑ってらっしゃる!」
母「泊っていくわよね!?」
あかり「あかり、徐倫ちゃんのおうちにお泊りしてみたいなぁ」
母「当空条家は誰でもウェルカムよ!!」
57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 01:52:31.70 ID:MV0Yt/yk0
結衣「じゃあ……ご厚意に甘えて、お願いします」ペコリ
母「決まりね!!今から晩御飯の用意増やさなくちゃ!!」タタタタタッ
あかり「すみません、お世話になります」ペコッ
承太郎「……ああ、ゆっくりしていけばいい」ズズ
徐倫「じゃあ、あたしの部屋に行こうか」
京子「おっ!徐倫ちゃんの部屋か!」
ちなつ「久しぶりのセリフ…!徐倫ちゃんの部屋ってどんなんだろう!?」
58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 01:56:12.98 ID:MV0Yt/yk0
――夕食
母「みなさーん!ディナーができましたよ!!」
あかり「わぁ!おいしそう!」
京子「いただきまーす!!」
徐倫「うわ、めちゃくちゃ豪華じゃん!」
母「父さんも久しぶりに帰ってきたし!徐倫のお友達が来てくれたし!今日はお母さん腕に波紋を練って頑張っちゃったわぁ!!」
徐倫「波紋って何?よりじゃないのッ!?」
母「細かいことを気にしちゃ罰金バッキンガムよ!!」
結衣「ブッ!!」
京子「キタネッ」
59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 02:00:42.21 ID:MV0Yt/yk0
あかり「……」チラッ
承太郎「……」パクパク
ちなつ(無口な人だな……)チラリ
承太郎「……?私の顔に何かついているか?」
ちなつ「い、いえっ!」
あかり「すみません!」
承太郎「……?」
母「も~~~!ダーリンったらかっこいいからみんなの注目になってるのよ!!」
承太郎「……そりゃあ、やれやれだな」
母「こんな可愛い子に注目されてるからって、浮気しちゃぶっ飛ばすぞ♪」
承太郎「はぁ……本当にやれやれだぜ」
結衣「徐倫ちゃんのお父さんは海洋学者って聞きましたけど……」
承太郎「…そうだ、普段は海の上にいる、海洋生物の生態系などについて研究している」
60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 02:03:53.36 ID:MV0Yt/yk0
母「ダーリンってすごいのよ!この前モリオーチョーってところで見つけたヒトデについて書いた論文で博士号取っちゃったんだから!!」
結衣「!!思い出した!!空条承太郎博士だ!!」ガタッ
承太郎「…知ってるのか?私を……」
結衣「し、新聞で見ました!!」
承太郎「そうか………」
結衣「す、すごいと思いました!!」
承太郎「ありがとう」
結衣「ところで、なぜヒトデについて……?」
承太郎「好きだからだ」
結衣「ヒトデが?」
承太郎「ああ」
62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 02:07:49.12 ID:MV0Yt/yk0
母「おかしいでしょ?でもそんなところがキャワユイのよね!!」
結衣「あはは」
結衣(ちょっと厳つい感じの人だけど、確かにかわいいな、ヒトデが好きって)
京子「おかわり!!!」
母「ハァーイ!!たくさん食べてネ!ルンルン♪」
―――――シィィ--ン
承太郎「…!」
63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 02:10:06.88 ID:MV0Yt/yk0
徐倫「…?どーしたの父さん」
承太郎「…なんでもない、すまんが少し席を離れる」
母「あら?お仕事かしら?」
承太郎「…そんなところだ」
スタスタスタ バタン
あかり「すみません……あかりもトイレに……」
母「あらあら、一人で行ける?」
あかり「はい、場所さえ教えてもらえれば」
徐倫「そこの扉出て右の端だよ、はやく行ってきなよ」
あかり「うん」
ガチャッ バタン
64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 02:12:47.89 ID:MV0Yt/yk0
――外
承太郎「……」バタン
承太郎「………」キョロキョロ
承太郎「…おい、いるんだろ?出てきやがれ」
「気付かれてたか、さすがだな空条承太郎」
承太郎「…DIOの手下だったやつか」
「そうだ、てめえがDIO様を殺してくれたせいでよォォォ!!おれは人生のどん底にまで落ちちまった!許せねえ!
この恨みはてめえをぶっ殺して晴らさせてもらおうぜ!!!」
65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 02:16:09.22 ID:MV0Yt/yk0
承太郎「んなの、俺が知るかよ」
「うっせえ!!」
承太郎「どうせDIOに仕える前も落ちぶれていたのだろう?犯罪なんかも起こしてたかもしれねえな」
「良くわかったな!俺は元死刑囚だ!あいつ16のくせに俺に嘘つきやがって!だから俺は灰皿で17発殴ってやったんだ!!」
「いや…女が17で16発だったっけ?」
承太郎「なるほど、てめーがとんだクズヤローってのはわかった」
66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 02:20:07.86 ID:MV0Yt/yk0
「何余裕ぶっこいてんだてめえ!!ぶっ殺すぞ!!」
承太郎「あいにくてめえに構ってる暇なんざねえ」
承太郎「妻と娘と、その友人のディナータイムを邪魔された怒りは結構大きいぜ?」
「うるせー!俺にゃあ関係」
承太郎「『スタープラチナ・ザ・ワールド』ッ!時は止まる」
「ねえッ!ブッコロス……っていねえ!!」
承太郎「後ろだ」
「ハッ!?」
承太郎『オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ
オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ
オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ
オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ
オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァァァーーーーッ!!!!!』
「ドッビエエエェェェェェェッェエッェェエエェエエェェ!!!!!」
69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 02:22:55.27 ID:MV0Yt/yk0
承太郎「やれやれだぜ、後で警察に突き出してやるか」
あかり「徐倫ちゃんのお父さん……」
承太郎「…!?」
承太郎(こいつは……徐倫の友人……この俺に、気配を感じさせることなくここまで近づくなんて…!?)
あかり「今のは……」
承太郎「……」
71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 02:27:36.39 ID:MV0Yt/yk0
あかり「……いえ、やっぱりあかりは何も聞かないでおこうと思います」
承太郎「……」
あかり「さっき、急に席を立ったのもこれのせいなんですよね?」
承太郎「…そうだ、よく気がついたな……」
あかり「もし、あのままあそこにいたら、徐倫ちゃんや徐倫ちゃんのお母さん、それにあかりたちに危険が及ぶと思って席を立ったんですよね」
承太郎「……」
あかり「やっぱり、徐倫ちゃんのお父さんですね、徐倫ちゃんにそっくりで、とっても優しいです」
72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 02:29:42.18 ID:MV0Yt/yk0
承太郎「…私は、優しくはない」
あかり「そんなことないですよぉ」
承太郎「……」
あかり「そろそろ、戻りましょうか」
承太郎「待ってくれ」
あかり「はい?」
承太郎「君の名は?」
あかり「あかりです、赤座あかり、元気印の13歳です」
承太郎「そうか…あかり」
74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 02:32:16.62 ID:MV0Yt/yk0
あかり「なんですか?」
承太郎「君に頼みがある」
あかり「あかりに?」
承太郎「これからも、徐倫と友人でいてやってくれないか」
あかり「え、えーと、それはもちろんですけど、どうしてそんな?」
承太郎「……私は故あって、徐倫の傍にはいてやれない、代わりに、君たちが徐倫の心の支えになってやってほしい」
あかり「…もちろんですよぉ、約束します」
承太郎「そうか…ありがとう」
76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 02:33:55.56 ID:MV0Yt/yk0
あかり「じゃあ、戻りましょうよぉ」
承太郎「そう……だな」
承太郎(徐倫こと、よろしく頼むぜ……あかり)
78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 02:36:09.82 ID:MV0Yt/yk0
徐倫「あれっ?あかりと父さん一緒にいてたの?」
あかり「うん!ちょっとお話してたんだぁ!」
徐倫「へえー、あの父さんが……」
京子「お?嫉妬ですかい?」
徐倫「違えーーーよバカッ!!!」
結衣「徐倫ちゃんをいじりすぎだぞ京子」
京子「だって面白いんだもーン!」
79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 02:39:42.82 ID:MV0Yt/yk0
―――翌日
結衣「お世話になりました!」
母「また来てねえ!!」
京子「楽しかったなぁー」
母「良かったわぁ」
ちなつ「記憶がないけど楽しかったです」
母「良かったわぁ!」
あかり「また来てもいいですか?」
母「もちろんよぉ!!!」
承太郎「……ああ、また来ると良い」
あかり「はい!また来ます!」
徐倫「じゃあ、あたしたち今日も学校だから!」
母「行ってらっしゃーい!!……いい子たちねぇ、ね?ダーリン」
承太郎「……ああ、そうだな」
80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 02:41:25.98 ID:MV0Yt/yk0
――――――
徐倫「……あれ?」
京子「どうかしたの?」
徐倫「誰かいる……?」
結衣「え?…あ、ホントだ」
あかり「誰だろう……」
?「……」
81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 02:44:01.06 ID:MV0Yt/yk0
徐倫「なんかずっとこっち見てるけど…まさか不審者?うえぇーーーッ!」
京子「おじさんどうしたの?ずっと突っ立ってるけど?」
?「…いや、なんでもないよ、これから学校かい?」
京子「うん、おじさんは?」
?「…僕は……」
結衣「京子、早く行こうぜ」
ちなつ「遅刻しちゃいますよ!」
京子「あ、うん!今行くよ!」
あかり「待ってよみんなぁ!」
徐倫「……」
?「……行ってらっしゃい」
徐倫「………」スッ
タッタッタッタッタ……
82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 02:48:46.63 ID:MV0Yt/yk0
?「あれが、僕の子孫か」
?「他の子孫たちには、僕のせいでいろいろと辛い目にあわせちゃったけけど」
?「彼女には……幸せになってほしいものだ、血統も関係なく………」
ジョナサン「もう、僕には見守ることしかできないけど……」
―――ジョースター家の宿命
それは、間違いなく空条徐倫も持っているだろう
しかし、彼女が運命に抗える眠れる奴隷でありますように
願わくば、平和な刻を彼女に―――
完
83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 02:50:24.54 ID:U+S9d75jO
乙
85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 03:04:05.89 ID:X1DdYrzA0
乙
今あかりDIOのSSも読んできたが面白かったです
86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 03:06:36.73 ID:tewWNjJRO
よし今から読む
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