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紅莉栖「未来ガジェットマイナス8号『デレデレンジ(はぁと)』?」
597:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 21:04:15.95 ID:8Zw6+5sn0
岡部「………………」
紅莉栖「………………」
クイクイ
紅莉栖「……つづき、しよ?///」
岡部「するかこのHENTAIがぁああああああああああああああっ!!!!」
――――――――――――――
――――――――――
―――
ダル「………へぇーっ、ほぉーっ、そうなん、そういうことがあったん……何だろうこの胸のどす黒い感情は」
ダル「『哀・戦士ダル』として覚醒(めざ)めそうだお』
岡部「いやいや……ここはむしろ、いっそ俺を褒めてやってもいいくらいではないか……?」
岡部「俺は耐え切ったのだぞ……この二時間っ……地獄のように甘ったるい桃色の二時間を!!」
ダル「さすがオカリン童貞の鑑だお。そこにシビれるあこがれるぅ」
岡部「さぁっ……さぁぁぁっ!! 早くレンジを起動するのだっ、早くぅぅっ!!」
598:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 21:05:57.93 ID:xRsCP8I50
お、次はどんな紅莉栖がくるんだ?
599:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 21:07:51.23 ID:8Zw6+5sn0
ダル「レンジ? あー、まぁ……別にいいんだけど」
紅莉栖「」プクーッ
ダル「後ろでふくれてる牧瀬氏が気にならないといえば嘘になる!」
岡部「ああ、紅莉栖には悪いが、俺もそろそろ限界だ……いろいろな意味でいろいろな部分がな!」
ダル「へーへー把握した起動するお。まぁ、そのためにわざわざメイクイーンから戻ってきたんだし、やりますか」
岡部「頼む、早めに頼む」
岡部(紅莉栖のためにも……)
ダル「ん、よっと、設定おk」
岡部「よぉし勝利のときは来たっっっ!! 『デレデレンジ(はぁと)』起動ッッッ!!!!」
バチバチッ バチィッ!!
岡部「今度こそプサイ・コングルゥッ!!!」
ドゴォオオオオオオオン!!
606:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 21:14:48.94 ID:8Zw6+5sn0
モクモクモクモク…
岡部「やったか! やっただろ! これはもうやっただろう!! ゴホッ、ゴホォッ!」
ダル「正直僕はイヤな予感しかしないのであります! げっほげほぉっ」
「……岡部……」
岡部「!! 紅莉栖……っ」
ダル「おお牧瀬氏……この牧瀬氏は間違いなく牧瀬氏! この冷淡な感じ……人をよせつけないオーラ!」
岡部「クリスティーナっ、やっとっ! ようやくかぁ!!」
ダル「ふぅーっ、鮮やかに解決したお。けどまた第二・第三の牧瀬氏が現れるかもしれない。僕たちはこの平和を」
ムギュッ…
岡部「れっ?」
紅莉栖「岡部……さん……」
607:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 21:15:14.76 ID:t3kLThpv0
おっ?
608:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 21:15:28.19 ID:e7DyEltB0
どうなった?
609:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 21:15:38.67 ID:/M9MDPX50
おっおっ?
613:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 21:16:30.67 ID:ZV3qNZcM0
この控えめな感じ…いい!
616:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 21:17:57.67 ID:8Zw6+5sn0
岡部「……ん? ん? ん、んん? ん?」
ダル「これは……今度は何なん!?」
紅莉栖「岡部さん、嫌です……私から離れたら。あなたには、私をずっとむぎゅーってする義務があるんですよ」
紅莉栖「これは、命令なんですからね……///」
岡部(なんっ……何だ?)
岡部(敬語っ、『岡部さん』!? さながら初めてラジ館でコイツと会ったときのような口調っ……)
岡部(しかし中身は――)
紅莉栖「あぁ、岡部さん……あなたとこうしていると、頭がぽーっとして、胸がぽかぽかします……」スリスリ
紅莉栖「ほら、も、もっとむぎゅーってしないと怒りますよ……///」
ダル「クーデレキッタアアアアアアアアーーーーーーーーーーーー!!!!」
岡部「おかしい!! おかしいだろこれぇえっ!! 異議ありぃいいっっ!!!」
617:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 21:18:47.14 ID:IBcySTkG0
この助手前髪で目が隠れてそう
かわゆい
618:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 21:18:52.79 ID:gBEeurL/0
異議却下あぁあぁぁ!
620:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 21:20:06.58 ID:Wy5oXiu90
ダル興奮しすぎワロタwwwwwwwwwww
624:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 21:20:50.18 ID:8Zw6+5sn0
ダル「いいやおかしくない……何もおかしいことなんてないですぞ!」
紅莉栖「そ、そうですっ。あなたにこうされるのが……私のしあわせなんですよっ?///」
ダル「敬語妹がタイプの僕にはドストライクなのですが……いかんせんロリ顔でもないし貧乳ですな」
紅莉栖「橋田さん死んでください、このクズムシ」
ダル「ふぉおおおおぉぉいいよぉ~~もっと罵ってくれてオッケェだよぉお~~~」
岡部「待て待て待て!! そもそも何でコイツはまた七変化を遂げているっ! 免疫はっ、耐性は!?」
ダル「わかんね。でも免疫や耐性があるなら、その逆もありえるっしょ?」
岡部「なっ……つまり紅莉栖は……」
ダル「あの波動にゲキ弱な体質ってことっす! 意外と催眠術とかにもかかるタイプなんじゃね!?」
岡部「バカなぁあああああああああんまりだあああああああああああ」
岡部「あああぁぁぁ……嘘だろ……まだ続くのかよこれ……」ガクッ
ダル「もうちょっとだけ続くんじゃ」
626:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/26(金) 21:21:44.39 ID:2kYpivpa0
タイムリーネタかw
627:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 21:22:39.84 ID:3qW+8v8b0
>>626
どういうこと??
629:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/26(金) 21:25:36.13 ID:2kYpivpa0
>>627
ぽかぽか
金曜ロードショー
あとはわかるな?
628:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 21:24:54.60 ID:8Zw6+5sn0
紅莉栖「岡部さん、何があったのかはわかりませんけど……」
紅莉栖「元気をだしてください……ね?」
岡部「紅莉栖……」
紅莉栖「あなたが望むなら……この身体を使ってくれてもいいんですよ? ふふっ///」
岡部「ぬがぁあああまずはその『岡部さん』とかいう呼び方から直せぇっ、ぞわぞわするっ!!」
紅莉栖「嫌なんですか? 岡部さん……すき、だいすき……愛してますよ?///」
岡部「その上目遣いとか敬語とか全部やめろぉ……」
紅莉栖「くすっ……それとも、岡部センパイ、の方がよかったですか?」
岡部「やめてくれぇっ、何かに目覚めてしまうではないかぁあっ」
紅莉栖「わかりました。じゃあ岡部センパイにしますね」ニコッ
岡部「牧瀬ぇっ、このHENTAI牧瀬がぁっ!!」
紅莉栖「何ですか岡部センパイ? あんまり呼ばれると、キスしたくなっちゃいます岡部センパイ///」
ダル「のちの対オカリン最強牧瀬兵器である」
633:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 21:28:07.16 ID:8Zw6+5sn0
岡部「……今までの紅莉栖の中で一番苦手だ。天敵だぁコイツは」
紅莉栖「やだ、そんなにほめないでください……でも、なでなではするべきだと思います……///」
ダル「にしても、デレデレ牧瀬氏に姉デレ牧瀬氏、クーデレ牧瀬氏と……もはや選び放題ですな」
岡部「ダル不謹慎だぞ。というか何の話だっ、選び放題って」
ダル「むんっ、僕をナメてもらっちゃあ困るのだぜ?」
ダル「それぞれの牧瀬氏に対応する設定は割り出して保存してあるお!」
岡部「――! ただ闇雲にいじっていたわけではないのか! さすが我が右腕っ、と言いたいところだが……」
岡部「選ぶ選ばないではなかろう! それではコイツは元に戻らんではないかっ」
ダル「ちぇーケチくさ」
紅莉栖「岡部センパイ……今晩、泊まってもいいですか?///」
岡部「ダメだ」
紅莉栖「ケチくさー」
岡部(しかしレンジの設定か……いや待て? 設定……保存……)
岡部「……保存?」
634:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 21:28:20.10 ID:9pFTrSpc0
最高じゃないか・・・
636:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/26(金) 21:30:22.88 ID:2kYpivpa0
お? なんか思いついたか
639:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 21:34:34.23 ID:8Zw6+5sn0
ダル「どしたん?」
紅莉栖「どうしました、キスしますか?」
岡部「ひょっとしたら、ではあるが……俺たちがデレた際に元に戻れた、あの時の設定も」
岡部「……どこかに保存してあるのではないか?」
ダル「あぁーあるかもしんない! あの時最後にいじったのはまゆ氏だけど、僕がどっかにメモってる可能性はある!」
ダル「いやぁ~正直カオス度がマッハすぎてすっかり忘れてたお、サーセンwww」
岡部「いいから探せえぇっ! それで紅莉栖を元に戻せるぞ! 俺も手伝っ」
ムギュー
紅莉栖「…………」
岡部「…………おい」
紅莉栖「なんですか岡部センパイ、結婚しますか?」ムギュー スリスリ
岡部「その腕とか顔とかを全体的に離してくれ。俺には用事がっ」
紅莉栖「どうしてですか。なぜ私が岡部センパイから離れなければいけないんですか?」スリスリ
645:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 21:38:40.58 ID:8Zw6+5sn0
紅莉栖「論理的に説明してください。そもそもあなたと私は、永遠のらぶらぶちゅっちゅカップルなんですよ?」
紅莉栖「なのにあなたはいささか冷淡すぎます。もっとあまあまに、四六時中私とらぶらぶするべきです」
紅莉栖「寝食を忘れ、ただれたようにちゅっちゅするべきでしょう。もちろんぎゅーってして、なでなでもしながら」
紅莉栖「それがあなたの責務です。したがって私がセンパイから離れることはありえません。証明終了!」キリッ
岡部「…………」
岡部「ダルすまん……頼む」
ダル「もうやだこのラボ! でもオイラ探すんだお! 輝ける未来のために!」
岡部「すまんとしか言いようがない」
紅莉栖「岡部センパイ、そろそろ私限界です……ホテルにお持ち帰りしてもいいですか」
岡部「だぁっ、これで我慢しておけぇっ」ナデナデ ムギュー
紅莉栖「ふぁあっ/// いっぺんにだなんてっ、センパイ積極的すぎますっ/// んぅっ、センパイっ///」
岡部「センパイではない岡部だぁぁあぁあ~~~」ナデナデ ムギュー
紅莉栖「あぁんすいません岡部センパイっ……ふぁあ、すごい、これ好きぃっ……センパイ、すきぃ……///」
649:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 21:41:29.15 ID:UCVnWtPj0
>>645
Ya---------Ha----------(゚∀゚)-------!
642:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 21:36:55.19 ID:gBEeurL/0
しかしどの紅莉栖も不健全で素晴らしい
651:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 21:43:00.06 ID:8Zw6+5sn0
――――――――――――――
――――――――――
―――
ダル「無い……無い、どこにもないお! どうして見つからないんだバカヤロー!! わかるかぁこんなもん!!」
岡部「お、落ち着けダルっ、本当にないのか?」
ダル「隣のバカップルのギシアンにも耐えてきたというのに……神よ! 恨むぞあなたを!」
岡部「ぬぐっ、すまん……いやギシアンはしてない!」
紅莉栖「や、やぶさかではないです///」
岡部「お前も余計なこと言わんでいい!」
紅莉栖「というか岡部センパイ……すみません」
岡部「は?」
ベットリ
紅莉栖「白衣によだれがついてしまいました、ごめんなさい」
岡部「」
652: 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/08/26(金) 21:43:57.42 ID:/LU9PzTQ0
これよりオークションを開始します
唾液つき白衣
654:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 21:45:17.10 ID:TqcrXV6A0
>>652
一万
656:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 21:46:18.45 ID:ZV3qNZcM0
>>652
待ってれば他の液体も付くんだろ?
2万
660:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 21:48:10.36 ID:xOUS1fY00
>>652
散漫
653:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 21:44:32.31 ID:EWXWsxhQ0
,, ,,
ヽ(*゚д゚)ノ < カイバー
658:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 21:47:44.12 ID:8Zw6+5sn0
紅莉栖「でっ、でもほんの少しですからっ! いくら岡部センパイらぶな私でも、そんな粗相はしません!」
ポタ…ポタ…
岡部「…………」
紅莉栖「そもそも考えてみてください、これは私のせいではないです。間違いなく岡部センパイのせいです」
紅莉栖「とろけるようにしあわせで、いいにおいもするし……まったく、岡部センパイのなでなでは反則的ですね」
紅莉栖「私を悶え殺す気ですか。よだれが出るのも当然です。こっちはあなたの虜なんですよ、わかってるんですか?」
紅莉栖「さ、次はいちゃらぶちゅっちゅです。唇がふやけるくらい、朝まで抱きあいながらちゅっちゅしましょう」
岡部(この女殴りたい……)
紅莉栖「あとこの白衣、持って帰ってもいいですか? あ、洗って返しますから///」
ダル「いろいろなことに使うんですね、わかります」
紅莉栖「はいっ///」
岡部「」
紅莉栖「……あ、こほんっ、今のは冗談です。アメリカンジョークです」
ダル「牧瀬氏ェ……」
岡部「えぇいダルぅっ! 何か紙に残ってたりとかしないのかっ……いやお前だったらデータに打ち込むか」
665:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 21:54:57.55 ID:8Zw6+5sn0
ダル「あ、思い出した……」
岡部「何!?」
ダル「USBメモリ……あまってたヤツにデータをぶっこんどいた覚えがあるお……」
岡部「さ、探せぇえっ!! 今度こそ俺もっ」
ダル「いや、さっき探しても無かったし。というかそれ以前に、このラボにあるわけないお」
岡部「は!?」
ダル「いや~あれには世界のメイドさん画像集が入っててさ。そのこと話したら貸してほしいってねだられちゃって~」
ダル「……フェイリスたんに。ムハッ」
岡部「…………」
岡部「~~~なぜそんな大事なものをお前はそうやってぇっ……留守番頼む! 俺はメイクイーンに行ってく」
ムギュー
岡部「またこのパターンかぁあああああっいい加減にしろおおおお」
紅莉栖「岡部さん、どこに行くんですか? あなたの生涯のらぶらぶ伴侶である私もついていきます」ムギュー
666:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/26(金) 21:56:46.63 ID:2kYpivpa0
しかしこの助手かわいいなぁ
667:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 21:56:57.41 ID:FUuSRdvo0
俺も紅莉栖にムギューってされたい
671:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 22:01:02.42 ID:8Zw6+5sn0
岡部「お前はおとなしくここでじっとしていろぉおお~~~それが一番安全なのだぁああ~~~」
紅莉栖「いやです。全然満足していません。もっとあまあまに、お互いの汗が溶けあうくらいに貪りあいたいです」
紅莉栖「まだ呼吸を忘れるような延々と続くディープちゅっちゅすらしていませんし、ちょっと信じがたいです」スリスリ
紅莉栖「この身も心も捧げたぞっこんらぶな岡部センパイの発言とはいえ、非常識と言わざるをえませんね」スリスリ
岡部「いや、ちょ」
紅莉栖「あぁっ、夜にとっておくということですねっ、わかります!! 興奮してきた!!///」スリスリ ムギュー
岡部「何この人止まらない!」
ダル「オカリンもうその牧瀬氏連れていくべき! というか置いてかれても僕が不幸になるだけっす!!」
674:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 22:05:58.92 ID:8Zw6+5sn0
岡部「ぬぅぅっ……あの三クリスの中では一番印象はまともか、やむをえんっ!」
紅莉栖「お願いですセンパイ……命令してくれれば何でもしますから、連れていってください」
紅莉栖「私は岡部センパイのらぶらぶ奴隷ですし」
岡部「ダメだコイツ! 何がまともだバカなんじゃないか俺!」
紅莉栖「私はもう岡部センパイの虜なんですから……あなたへの愛に溺れてしまっているんです」スリスリ
紅莉栖「もちろん……飲めと言われれば飲みます///」
岡部「何うぉだっ!!」
紅莉栖「ちゅっちゅした際の唾液ですよ、ほかに何があるんですか。……センパイのヘンタイ///」
岡部「もう黙ってこっちへ来いHENTAI処女がぁああっ!!」グイッ
紅莉栖「あんっ、岡部センパイったら強引すぎます/// 大好きですっ、ぺろぺろしていいですか///」
岡部「いっっっってくるっっっっ!!!!」
バタン
ダル「……最近自分という存在についてよく考えることがあるお」
677: 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/08/26(金) 22:13:07.51 ID:/LU9PzTQ0
ダルの霊圧が消えた・・・?
676:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 22:12:25.66 ID:8Zw6+5sn0
――――――――――――――
――――――――――
―――
カランコロン
フェイリス「お帰りニャさいませご主人様ー……って、キョーマぁ久しぶりだニャ! 待ちかねていたニャーぞ!」
岡部「うむ、毎度メイドの勤めご苦労だフェイリスよ。む……まゆりはいないのか?」
フェイリス「マユシィならもうバイトは上がったのニャ! こんな時間にキョーマが来るのは珍しいニャ」
岡部「う、うむ……少し用があってな。というのも」
フェイリス「ニャニャ!? もしかしてその後ろにいるのは……」
岡部「あっ、ああ! コイツはっ、その」
紅莉栖「…………」
フェイリス「もしやウワサのクリスティーニャンっ!? この世の叡智の粋を手に入れた天才少女、そしてキョーマの助手!!」
紅莉栖「助手ではありません、らぶらぶ奴隷です」
岡部「っとおおおおおおおおおっフェイリスお前に折り入って頼みがあるのだあぁ~~~」
683:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 22:32:04.95 ID:8Zw6+5sn0
岡部「お前あとでわりと真剣に小突くぞ助手ぅっ、頼むから不用意にしゃべってくれるなぁっ」ヒソヒソ
紅莉栖「え、あ、あとで私……お仕置きされちゃうんですか……///」
紅莉栖「いいかも……///」ポー
フェイリス「ニャニャ? よくわからニャイけど、頼みって何かニャ? 何でも聞くニャンっ?」
紅莉栖「岡部センパイにおしおき……はぅ……///」
岡部「ああ、すまんなフェイリス。恩に着るぞ。頼みというのは……」
フェイリス「でもそれは今はおあずけニャン! ほら、キョーマぁ、早く中に入るニャン?」ズイッ
岡部「のぉわっ、い、いやこれは急ぎの用であってだな!」
紅莉栖「!?」
フェイリス「ニャフフ、そんなカタいこと言わニャイでほしいのニャン。ゆっくりしていくニャ~ン」ムギュー
紅莉栖「――――」
岡部「だぁっ、だからフェイリス人の話をぉっ」
フェイリス「ひどいのニャ、キョーマぁ。フェイリスとキョーマは前世から結ばれたアツ~い仲ニャのにぃ///」
684:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 22:35:08.85 ID:TqcrXV6A0
フェイリス…無茶しやがって
686:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 22:38:37.12 ID:TW503q360
勇敢な行動に敬礼!
687:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 22:40:08.96 ID:8Zw6+5sn0
岡部「フェイリス落ち着け! 話というのはそこにいる我が助手に関する大事なは……な……し……」
フェイリス「ニャニャ?」
紅莉栖「…………」
岡部(み……身にまとう殺気がヘァンパないぃいいいいい!!)
紅莉栖「どういう……ことなんですか岡部センパイ……何なんですか、そこの駄メイドは」
フェイリス「ニャッ!?」
紅莉栖「私の岡部センパイにべたべたべたべたした挙句……あまつさえ『中に入れて』だの『カタい』だの」
岡部「そこかよっ! 反応するにしてもそこかよっ!」
紅莉栖「ちょっとそこの淫乱メス猫!」
岡部「どの口がだよっ!」
紅莉栖「岡部センパイは私の愛する人なんですよ!? 一生の愛を誓い合ったあまあまカップルなんです!」
紅莉栖「それを横から入ってきたあなたのような泥棒猫が誰の許可を得てむぎゅーしてるんですか! ありえません!」
紅莉栖「さぁそこを一刻も早くそこをどきなさい! 岡部センパイといちゃらぶしていいのは私だけ! はい論破!」
フェイリス「……クリスティーニャン……」
688:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 22:45:33.96 ID:TqcrXV6A0
論理性が見えないwwwww
690:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 22:46:10.71 ID:8Zw6+5sn0
フェイリス「そう……そういうことニャ……わかったのニャ……」
岡部(ふぅ、何とかここは)
フェイリス「クーニャンの気持ちはよ~くわかったのニャ! でもフェイリスだって負けないのニャ!」
岡部「ちょぉおおおおい今の完全に引く流れだったではないかぁああ!!」
フェイリス「キョーマはともに助け合い千年戦争を戦い抜いた悠久のパートナーなのニャ、王子様なのニャ!」
フェイリス「そうやすやすと渡すわけにはいかないのニャンっ!」
紅莉栖「へぇ~……たいそうな口を聞きますけど、そんなのは所詮すべて、電波な妄想でしょう?」
紅莉栖「私とセンパイのあいだにはもっと確かな絆が、深い愛があるんです!! それはもうらぶらぶなんです!」
岡部「あの、お前たち、どっちもオカシイからな?」
紅莉栖「さっきもラボで愛を育み、気持ちを確かめあうようなねっとりとした情熱的なキスを交わしてきました!」
紅莉栖「もちろん岡部センパイの温かい胸にだきしめられながら、優しくあまあまにむぎゅーっとされながら!」
紅莉栖「耳元で『愛してるよ』とささやかれ、『私も愛してます、大好きセンパイ///』とはにかむこと数十回!」
紅莉栖「そしてこのあとは一緒にお風呂でらぶらぶ洗いっこをして、浴槽で挙式や子どもの数について語らい!」
紅莉栖「ホテルのベッドで抱き合いちゅっちゅしながら、うだるような熱帯夜を過ごす予定です! どうですか!」
岡部(最悪だよ)
693:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 22:48:27.26 ID:TiC5y50a0
オカリンの胃がぐちゃぐちゃになるレベル
696: 忍法帖【Lv=8,xxxP】 :2011/08/26(金) 22:50:09.85 ID:HC7OnX5H0
鈴羽大好きなこの俺が
このスレ見て紅莉栖のフィギュア予約してもうた
703:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 23:01:11.92 ID:xOUS1fY00
>>696
助手の世界へようこそ
697:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 22:54:27.29 ID:8Zw6+5sn0
フェイリス「ニャニャ~~、クーニャンをナメていたニャ、聞いていた話よりずいぶんと積極的なのニャ!」
フェイリス「だけどフェイリスにはこれまでここで過ごしたキョーマとの思い出があるニャ」
フェイリス「今も三日に一度は来てくれる約束ニャ! 積み上げたモノがクーニャンとはちがうのニャン!」
紅莉栖「思い出なんていつかは消え行くものです。未練たらたらの女の人って見苦しいですよ?」
紅莉栖「その点私と岡部センパイには、とろとろあまあま子作りちゅっちゅライフが約束されてるんですから?」フフン
フェイリス「ニャニャニャニャ~~~!!」
紅莉栖「ぐぬぬぬぬぬ~~~~!!」
岡部「くぉおおおっ、いい加減にせんかお前たち! 周りの客もドン引きってレベルじゃないぞぉっ!!」
岡部「おいフェイリス、ダルからUSBメモリを借りただろう! メイドのやつだ、どこにやった!」ガバァッ
フェイリス「ニャンっ!? それは、……ダルニャンからあげるって言われたヤツかニャ?」
岡部「あげる? もらったのか、いやたぶんそれだっ、今持ってるか!?」
フェイリス「それならマユシィに貸しちゃったのニャン、コス作りの参考にしたいって言われて……」
702:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 23:00:08.32 ID:8Zw6+5sn0
岡部「まゆり、だとっ? まゆりは……クソッ、バイトは上がったのか、どこかに行くとは言ってなかったか!?」
フェイリス「うーんと、たしか……柳林神社に行くって言ってたニャ!」
岡部「ルカ子のところかぁっ……! よし行くぞっ、もう退散だこっちへ来い紅莉栖っ!」グイッ
紅莉栖「ふぁあんっ、そこっ、つかまないでくださいっ……つかむならもっと下の方を……///」
岡部「いいぃから黙ってこっちへ来い! あのっ、ご迷惑をおかけしました店内の皆さん~~~~」ペコペコ
岡部「そしてフェイリスよさらばだ!」ダッ
フェイリス「あっ」
バタン
フェイリス「疾風のごとき忙しなさだったニャ……」
――――――――――――――
――――――――――
―――
704:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/26(金) 23:01:34.19 ID:2kYpivpa0
おい何かどんどん収集がつかない方向にいってないか…?
707:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 23:03:21.64 ID:TqcrXV6A0
この世界線はどこに収束するんだろうな…
710:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 23:05:09.64 ID:8Zw6+5sn0
岡部「だぁっ……はぁっ……幸いなことにっ、柳林神社ならば比較的近いっ……間に合うかもしれん!」
紅莉栖「はっ……はぁっ……ちょっと、休憩しませんか岡部センパイ……近場のホテルとかでっ///」
岡部「そんなものはなぁいっ! 走れ紅莉栖っ……ぶはぁっ……これは、お前のためでもあるのだぞっ……」
紅莉栖「あん、はっ……はぁっ、あぁんっ、やだ、岡部のセンパイの手、汗でじっとりしててっ……」
紅莉栖「なんか、はあっ、あんっ、ヘンな気分になってきますっ……///」
岡部「ゼェッ、ハァッ……よしっ、そこの信号を渡るぞっ、ちょうど青になりそうだっ……」
紅莉栖「!」
紅莉栖「センパイっ、こっちの路地! こっちの方が近道ですっ……こっちに!」グイッ
岡部「何!? うぉぉっと、そうだったか!? ……よしじゃあそっちだっ!」
岡部「ゼェッ……ブハッ……ヒィーッ……ハァッ……」
岡部「ハッ……ハッ……この路地っ……本当にっ……ハァッ……」
岡部「……というかお前……」
岡部「アキバ……詳しくないんじゃ……」
紅莉栖「」ニヤリ
713:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 23:11:03.81 ID:8Zw6+5sn0
ビタッ
岡部「まさっ、お前っ……」
紅莉栖「はぁ……やっと休憩できます……センパイ、ちゅー……///」
岡部「この狭い路地っ、計算ずくかぁっ……やめっ、紅莉栖ぅっ」
紅莉栖「あん、だって……あのメイド喫茶にいる時からずっとがまんできなかったんです、むしろほめてください」
岡部「だからといって、こんな場所でお前っ……くぉおっ、顔を近づけるなぁっ」
紅莉栖「大丈夫です……ここなら、人目につきませんから……今までキスをおあずけされてた分……」
紅莉栖「私……すごいたまっちゃってるんですよ……?///」
岡部「くぅうっ、紅莉栖ぅっ」ゾクゾク
紅莉栖「センパイ……しちゃいますね……あまあまの、とろけるような……」
岡部「紅莉っ、んぅっっ!!」
紅莉栖「ちゅぅぅうっ、ちゅぷ、ちゅぱぁっ、んぅっ、センパイ……すきぃ、だいすきっ……ちゅむっ、ちゅぅ」
紅莉栖「ちゅぷ、ちゅるっ、ちゅぷぷ、ちゅぅうっ」
パシャッ
718:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 23:14:13.29 ID:8Zw6+5sn0
岡部「……………」
紅莉栖「…………」
萌郁「……………」
岡部「貴様シャイニングフィンガァアアアアアアーーーーーーーー!!」
紅莉栖「やだ、撮られちゃったよぅ……全世界にセンパイとの、らぶらぶちゅっちゅが公開されちゃう……///」
岡部「とるなぁあああ消せええええぇっ!! というか何でこんなところにいるのだお前はぁあっっ!!」
萌郁「楽しそう……だったから……」
岡部「理由になってなぁい! その携帯をわたせぇえええっ今すぐ渡せぇぇええええ!!」
萌郁「」ダッ
岡部「こらこら待て待たんか貴様ぁああああっ!! 許さんっ、ずぇえええええっっったいに許さんぞぉおお!!」
紅莉栖「まっ、また走るんですかもうイヤぁ~~~~!!」
――――――――――――――
――――――――――
―――
722:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 23:19:02.46 ID:8Zw6+5sn0
ルカ子「おかっ、凶真さん……どうしたんですか、お二人ともすごい汗です……」
岡部「いやぁっ……いや、何でもない……ゼェッ……ハァッ……横にいるこの女が余計なことをしなければぁっ……」
紅莉栖「ねぇねぇ漆原さん、汗だくの私たちって……どうでしょうか?」
ルカ子「え!? ど、どうって……あの、すごく、お似合いだと思いますよ……」
紅莉栖「やだ……そんな、照れちゃいます、漆原さんのえっち!///」
ルカ子「? ?」
岡部「だぁあああそんなことはどうでもいいのだっ、ルカ子よ、まゆりは!? ここにいるのだろう!?」
ルカ子「あ……まゆりちゃんなら、さっき」
岡部「!?」
ルカ子「帰っちゃいました……何かご用だったんですか?」
岡部「入れ違いかぁああああああ!! 走るぞ紅莉栖!! さらばだルカ子修行を怠るなよじゃあな!!」ダッ
ルカ子「えっ、えっ」
723:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 23:21:21.19 ID:6pFaGleB0
ちょくちょく原作と全く同じ台詞をねじ込んで来る所にこだわりを感じる
725:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 23:24:28.64 ID:8Zw6+5sn0
ルカ子「行っちゃった……なんだったんだろう……なんか、紅莉栖さんも変だったな……」
――――――――――――――
――――――――――
―――
まゆり「ジューシィからあげナンバワンっ、ワ~ン」トコトコ
岡部「……ゆりっ……」
まゆり「?」
岡部「ゆりっ……まゆりっ!! ブハァッ、ハッ……やっとっ、やっと追いついたぁっ!!」
まゆり「わわっ、オカリンにクリスちゃん? ……どうしたの~、二人とも汗だくだよ~?」
まゆり「あっ、もしかしてデートかな!? なにかスポーツでもやってきたの~、楽しそうだねぇ、えっへへ~」
紅莉栖「ま、まぁ……スポーツと言えばスポーツの一種かもしれません/// って言わせないでむぐぅうっ!!」
岡部「まゆりっ、データだ! USBメモリ! 持っていないか!?」
まゆり「えっ、データ?」
岡部「フェイリスから貸してもらっていないかっ、メイドの画像が入った、USBメモリだ!」
岡部「お前が持っているはずなんだ!! 探してみてくれっ!!」
732:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 23:30:17.64 ID:8Zw6+5sn0
まゆり「えっと、それなら~……」ガサゴソ
岡部「……っ」
まゆり「んーっと……」
まゆり「あった~! これじゃないかな~?」
岡部「おお……おお、おおおっ!!!!」
岡部「間違いないっ、これだまゆり!! 実物を見たわけではないが、これしかあるまいっ、もうこれにさせてくれ!!」
岡部「っはぁ~~~助かったぁ、まゆり! ありがとう、本当にっ」ブンブン
まゆり「わわわ~~~ま~ゆし~は~何もして~~ないよ~~~」グラグラ
岡部「っと、すまない急ぎの案件なのだ! 俺はもうラボに戻る! まゆりはっ……」
まゆり「あ、うん~。まゆしぃはもう、直接家に帰るね。今日は遅くなっちゃったし」
岡部「そうか……じゃあな、まゆり。また明日。……送っていけなくてすまないが」
まゆり「ううん、いいよ~。また明日ね、オカリン」
岡部「ああっ……ではな! 気をつけて帰れよっ」ダッ
734:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 23:32:35.29 ID:8Zw6+5sn0
岡部「…………」
ピタッ
岡部「…………」
まゆり「……ん~」
まゆり「あれ、オカリン?」
岡部「……っ」
まゆり「どうしたの~? まだまゆしぃに何か用事があった?」
岡部「いや……」
まゆり「?」
岡部「…………」
岡部「……~~」
まゆり「オカリン……?」
岡部「お前、最近……」
岡部「バイトの時間、増やしてるだろ」
まゆり「――!」
735:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 23:33:43.60 ID:8MrJKapj0
ほう…
736:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/26(金) 23:33:58.54 ID:2kYpivpa0
そうきたか…
738:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 23:34:50.76 ID:eo9VD6OQ0
先が読めない俺は幸せなのか?
740:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 23:35:56.97 ID:85/pavyJ0
ふむ?
741:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 23:36:35.48 ID:8Zw6+5sn0
岡部「俺に……いや、俺たちに……何か妙な配慮をしているのではないか?」
紅莉栖「…………」
まゆり「えっ……」
まゆり「えっへへ~、ううん~! そんなことないよ~、変なオカリ」
岡部「いい。……隠さなくていい。お前の考えてることくらいお見通しだ」
まゆり「っ、……オカリン」
岡部「すまん……俺が決断を先延ばしにしていたから、お前にそんな心配をかけてしまったのだな」
まゆり「そ、そんなことないよ、まゆしぃが勝手に」
岡部「まゆり」
まゆり「っ」
岡部「余計なことは考えなくていい。お前は、気兼ねなくラボにいろ。……俺のそばにいてくれ」
岡部「お前は俺の人質なのだ。離れることは許さんぞ……絶対にだ」
746:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 23:42:43.46 ID:8Zw6+5sn0
まゆり「オカリン……」
岡部「もうすぐ、今抱えていることに決着がつきそうなのだ」
岡部「そうしたら、俺は」
岡部「紅莉栖とのことも、ちゃんと形にする」
まゆり「!」
岡部「それまで待っていてくれないか……頼む、お願いだ」
まゆり「…………」
岡部「まゆり……」
まゆり「うん、待つよ……」
まゆり「ちゃんと、まゆしぃは待っているのです」
まゆり「まゆしぃは、オカリンの人質だもんね!」
岡部「っ……」
まゆり「えっへへ~」
岡部「ああ……」
747:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/26(金) 23:46:16.36 ID:2kYpivpa0
ええ子や…
750:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 23:51:55.92 ID:8Zw6+5sn0
――――――――――――――
――――――――――
―――
バタン
ダル「お帰り~。準備はできてるお」
岡部「おお、そうかっ! さすが我が右腕っ、手際がいいな!」
岡部「よぅし早速……」
ダル「…………」
岡部「む? ダル?」
ダル「……なんかあったん?」
岡部「っ!」
岡部「いや……大丈夫だ」
岡部「……レンジを起動しよう。なるべく早いほうがいい」
岡部「これは、俺たちだけの問題ではないのだ。早く解決しよう。……紅莉栖を、元に戻さなくては」
岡部(まゆりのために……そして何より、紅莉栖自身のためにも)
752:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 23:55:16.79 ID:8Zw6+5sn0
ダル「そっか……いいんだなオカリン?」
岡部「……なぜ聞き返す」
ダル「いや……なんつーか、その、もちろん僕も元に戻した方がいいと思ってるお」
ダル「けどっ、だけどさ……牧瀬氏がデレてる時のほうが、オカリンたちうまくいってた……」
岡部「!」
ダル「っつーのも、まあっ、一つの考え方としてあるわけじゃん?」
岡部「…………」
岡部「戻そう。それが俺の責任であり、義務だ」
ダル「…………」
ダル「……オーキードーキー」
ダル「じゃ、レンジ起動するお?」
岡部「…………」
岡部「ああ……頼む」
755:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/27(土) 00:00:12.29 ID:9DxYAM4g0
バチバチッ バチィッ!!
紅莉栖「…………」
岡部「…………」
岡部(ダルに聞かれた時……、一瞬、俺はためらってしまった)
岡部(……バカだ俺は)
岡部(自分のヘタレっぷりを棚上げしようとしていた。大バカだ。最低の男だ)
岡部(向き合わなくては。立ち向かわなくては。……自分の、このふがいない弱さと)
岡部(元に戻った紅莉栖とも!)
岡部「エル……プサイ……」
岡部「コングルゥッ!!!!」
ドゴォオオオオオオオン!!
758:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/27(土) 00:02:24.68 ID:9DxYAM4g0
モクモクモクモク…
岡部「~~~~~~~~~~~」
岡部「~~~~~っ」
岡部「~~~……」
モクモク…
岡部(どうだっ、紅莉栖はっ……)
岡部「――――!」
ダル「あっ……!」
紅莉栖「…………」
岡部「紅莉、栖……」
760:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/27(土) 00:03:35.08 ID:8uJ1priG0
さぁどうなる
761:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/27(土) 00:04:50.43 ID:8Zw6+5sn0
岡部「紅莉栖、そのっ……」
紅莉栖「えへへっ、おーかべっ///」ムギュー
岡部「え」
岡部「……な、に……」
ダル「ちょっ……」
ダル「嘘だおっ、な、何がっ」
岡部「紅莉栖……おい、紅莉栖っ……!」
紅莉栖「? どうしたのおかべぇ、そんなに何度も呼ばれたら恥ずかしいよ……///」
762:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/27(土) 00:05:31.46 ID:x34e8QzG0
え?
763:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/27(土) 00:05:31.91 ID:GadB8v5q0
なにぃいい!?
764:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/27(土) 00:05:32.92 ID:9DxYAM4g0
岡部「――――っ!!」
岡部「なん……で」
紅莉栖「おかべ?」
岡部「なんで……――
――ダル「ダメだオカリンっ!! 牧瀬氏……元に戻ってないっ!!」
岡部「…………!!」
766:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/27(土) 00:06:23.53 ID:8uJ1priG0
ナンテコッタイ/(^o^)\
768:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/27(土) 00:07:45.56 ID:L5RRYWewO
ええええええええ
769:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/27(土) 00:07:57.54 ID:N5UXhR1/0
無限ループって怖くね
778:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/27(土) 00:09:59.55 ID:9DxYAM4g0
岡部「どういう、ことだ……」
岡部「どういうことだよダルっ……!!」
岡部「設定は……設定がっ、間違っていたのではないのかぁっ!!!」
ダル「ちっ、違う!! 僕はちゃんとやったお! ちゃんとセッティングしたってぇっ!!」
岡部「じゃあっ! その設定もダメだということかっ!? 何でっ、そんな……」
岡部「打つ手が、ない……!?」
岡部(効果が切れるのを待つ?)
岡部(……待つとは、いつまでだ……)
岡部(もし、このまま戻らなかったら……)
岡部(俺は、とんでもないことを……?)
岡部「そんなっ……そん、な……」
ダル「…………」
岡部「…………」
岡部「……ダ、ル?」
784:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/27(土) 00:11:53.96 ID:9DxYAM4g0
ダル「オカリン……これは仮説っつーか」
ダル「いやもう、もしかしたらファンタジーの域かもしれないんだけどさ……」
ダル「牧瀬氏に聞かれたら論理的じゃないって怒鳴られるかもしれないし……そうじゃないかもしれない……」
岡部「いい。話せ……話してくれ」
ダル「…………」
ダル「元に戻す設定でレンジを起動しても、牧瀬氏は元に戻らなかった」
ダル「……つーことはさ」
ダル「牧瀬氏自身が……元に戻るのを拒んでるのかも」
岡部「――――!!」
787:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/27(土) 00:13:26.95 ID:Oyvdh/I00
ああ・・・そうか
789:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/27(土) 00:13:47.46 ID:flzIHiuZ0
なるほど・・・
791:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/27(土) 00:15:05.48 ID:9DxYAM4g0
岡部「な……どうして」
ダル「は? 『どうして』……?」
ダル「オカリン、それマジで言ってるん? それを僕に言わせる気なん……?」
ダル「ちょっと見損なったぜ」
岡部「っ!!」
ダル「オカリン……オカリンならわかるだろ……? 横でさんざん見せつけられてきた僕にだってわかるんだぜ?」
ダル「真正面からぶつけられてきたオカリンにわからないわけないだろ常考!!」
岡部「――――!!!!」
岡部「~~~っ……」
岡部「……いや」
岡部「そうだな……ダル」
岡部「すまなかった。俺がバカだった」
794:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/27(土) 00:17:51.90 ID:9DxYAM4g0
岡部「……わかる」
岡部「わかるよ……紅莉栖」
紅莉栖『別に今好きな人がいてっ、その人の前だと素直になれなくて自分がイヤになって』
紅莉栖『だから自分を慰めるためにそういうサイトをたまにのぞいてるとか……全然そういうんじゃないんだから!』
岡部「わかる……俺には、お前の気持ちがよくわかる」
紅莉栖『あぁ、やっと言えた……やっと言えたよぅ……岡部すきぃ……だいすきなのっ』
岡部「お前は……自分が、嫌いだったんだもんな」
岡部「素直になれない自分がイヤだって……そう、言ってたもんな……」
岡部「だからかよ……だから、元に戻りたくないっていうのかよ……」
岡部「……だが、紅莉栖」
岡部「お前はそれでいいんだ」
795:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/27(土) 00:19:58.31 ID:9DxYAM4g0
紅莉栖「…………」
岡部「お前はそれでいい」ギュッ
岡部「そんなお前に、俺はどんどん惹かれていったんだ」
岡部「普段は人を殺せそうな目つきで、人を寄せ付けないオーラで、素直じゃなくてツンツンしてて」
岡部「でも、話してみると、そんなに悪い奴じゃなくて、それどころか人一倍おせっかい焼きで」
岡部「孤高の天才少女かと思えば、意外に人懐っこくて、たまにさびしそうな目をしてたりして」
岡部「俺はそんなお前に……会うたびに惹かれていったんだ」
紅莉栖「…………」
ダル「オカリン……」
バチバチッ バチィッ!!
岡部「デレデレのお前も、お姉さんぶるお前も、クールだけどデレてるお前も」
岡部「俺は全員好きだったが、やっぱりそれは本当じゃない」
ダル「オカリンっ、行くぞぅっ! 言ってやれ!!」
799:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/27(土) 00:21:52.22 ID:9DxYAM4g0
バチバチバチバチバチッ!!
岡部「俺が好きなのは、お前だ紅莉栖」
岡部「牧瀬紅莉栖っ、ほかの誰でもないっ」
バチバチバチバチバチッ!!
岡部「俺はお前が好きなんだ!! 俺にはお前しかいないんだ!!」
バチバチバチィィィッ!!!!!
ダル「いけええええええオカリィイイイイイイインッッッッ!!!!!」
岡部「最後の一回だっ!!!! 耳の穴をかっぽじってよぅく聞けぇええええっ!!!」
岡部「紅莉栖っっっ、好きだぁあああああああああああああーーーーーーーっっっ!!!!!!!」
ドゴォオオオオオオオン!!
802:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/27(土) 00:23:20.33 ID:9DxYAM4g0
モクモクモクモク…
紅莉栖「…………」
ダル「オカリン……これって」
岡部「…………」
岡部「フゥン、この鳳凰院凶真の『魔眼』には……」
岡部「視えているぞ、お前が」
岡部「我が助手、クリスティィイイーーーナであることはなっ!!」
紅莉栖「…………」
紅莉栖「ばかっ……」
紅莉栖「ティーナは禁止って、言っとろーが……」
803:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/27(土) 00:23:43.45 ID:Qbl9OOZ70
俺も好きだあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!
805:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/27(土) 00:24:20.80 ID:flzIHiuZ0
806: 忍法帖【Lv=3,xxxP】 :2011/08/27(土) 00:24:40.21 ID:CdBHVvQW0
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
807:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/27(土) 00:24:53.90 ID:Oyvdh/I00
やたああああああああああ!!!
808:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/27(土) 00:25:02.68 ID:REzbnoI00
クライマックスktkr
810:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/27(土) 00:25:13.82 ID:vhdca8uV0
キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!!!!
824:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/27(土) 00:28:24.70 ID:9DxYAM4g0
紅莉栖「うるさいのよバカ岡部……下まで聞こえてたらどうする気なのよっ」
ダル「牧瀬氏……牧瀬氏ぃっ!!」
紅莉栖「ホントっ……バカばっかりよ、このラボはっ……」
岡部「ククク……フゥーッハッハッハッハ!!! 数々の非礼は詫びよう、助手よぉ」
岡部「しかしお前には……言うべき言葉があるのではないかぁ?」
紅莉栖「ったく……人にさんざん迷惑をかけておいて、何でそんなえらそうなのよっ」
岡部「おやぁ? おやおやぁ? この助手はそんな口を聞いていいのかぁ?」
岡部「今までたっぷり披露してきた黒歴史の数々をもう一度ラボメンたちと振り返ってやっても……」
紅莉栖「わぁーっ、わぁっ、わぁああーーっ!! ちょっと岡部ぇっ、そんなことしたらアンタ許さないからねぇっ!!」
紅莉栖「……一生……許さないんだから……」
岡部「ふふっ……」
829:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/27(土) 00:29:51.50 ID:9DxYAM4g0
岡部「フゥーーッハッハッハッ!! ならば、言ってもらおうではないか。それで手打ちということにしてやる!」
紅莉栖「っな!! アンタって本当に……」
岡部「今までさんざん『その言葉』は聞いてきたような気もするが」
岡部「俺の一番好きな女の子からは、聞いていないような気がするのだ」
紅莉栖「何よそれっ」
紅莉栖「なによ……」
岡部「どうしたぁ助手よぉ?」
紅莉栖「……そんなの、決まってるじゃない」
紅莉栖「すっ……好きよ岡部。だいすきだからね……」
岡部「ああ、俺も好きだぞ、紅莉栖」
紅莉栖「ふふっ、やっと……」
紅莉栖「……やっと、言えたよぅ……」
おしまい
833:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/27(土) 00:30:47.72 ID:wSfofExQ0
やっほおおおおおおおおおううういいいいい
834:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/27(土) 00:30:48.59 ID:Qbl9OOZ70
えんだああああああああああああああ
837:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/27(土) 00:31:13.21 ID:7Lr4p/m80
乙ううううう!!
めっちゃよかった!!!
839:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/27(土) 00:31:19.52 ID:LjBigBC40
紅莉栖ー!!俺だー!!岡部と結婚してくれぇぇー!!
842:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/27(土) 00:31:36.10 ID:WqAUOgcp0
乙!そして乙!
850:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/27(土) 00:32:45.76 ID:9DxYAM4g0
なんかすんげえ長くなってしまいました。すみません。読んでくださってありがとうございました。
もっとテンポよくできたと思いますが、ラボメンを全員出したかったので書いてしまいました。
あとこのお話は電話レンジのない世界線ってことでオナシャス
鯖落ちとかありましたが支援してくれた人本当にありがとうございます。
ともかく楽しんでいただけたなら幸いです
853:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/27(土) 00:33:17.69 ID:lPHIQB2K0
>>1乙、そしてありがとう
機関の妨害にも負けず、良く完走させた。
俺もこれから頑張る、明日からではなく
エル・プサイ・コングルゥ
856:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/27(土) 00:34:18.87 ID:Oyvdh/I00
>>1超乙!!
ほんと良かった!
857: 忍法帖【Lv=7,xxxP】 :2011/08/27(土) 00:34:22.55 ID:a+C+WkJl0
い、良いよぉ、、とっても>>1乙だよぉ、、もっと乙ってあげてぇ、、、
875:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/27(土) 00:41:35.31 ID:5lZoYDew0
乙
もえいくさんの写メは無駄になったか……
883:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/27(土) 00:53:18.06 ID:+7XKDpSU0
>>875
後日それでまた一騒動あるとみた
いちおつ!
870:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/27(土) 00:38:21.17 ID:zVqd6nYs0
クーデレがいいなあ
878:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/27(土) 00:43:44.56 ID:qGLmrYp+0
元の助手が一番さ!
908:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/27(土) 01:40:04.45 ID:mzH1DO5z0
乙
素晴らしいもの読ませてもらった
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