まとめ依頼よりまとめさせてもらいました。ありがとうございます。
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 18:06:52.21 ID:KoffszcM0
岡部(――なんて、クリスティーナがスットンキョーな声を上げていたのがたった二時間前の話……)
岡部(信じられるか? あのころの俺たちは何て平和だったんだっ)
岡部(あの時の俺に言ってやりたい。うかつなことはするなと! 軽率なことはするなと!)
岡部(だが、わかるはずがないだろう? まさかこんなっ、こんなことになるなんて……)
岡部「……助手よ」
紅莉栖「…………」
岡部「知っての通り、このラボにはクーラーがない。しかも今は炎天の時節だ。部屋の中は蒸し風呂なのだ」
紅莉栖「…………」
岡部「だから離れてくださいお願いします、もう小一時間この状態じゃないですかぁっ」
紅莉栖「……やだ。ぜったいに離さないもん。岡部がすきなんだもん」ムギュー
岡部「」
3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 18:10:41.57 ID:0E/OgRkd0
なるほど続けたまえ
4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 18:11:05.68 ID:+58nk8qw0
wktk
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 18:12:14.44 ID:KoffszcM0
紅莉栖「はぁ、おかべぇ……ずっとこうして、ぎゅーってしたかったんだよ?///」
岡部「フ、フハーフハー……ハハー……そういう感じかー」
紅莉栖「岡部の顔見るたびに、キュンキュンしちゃって……がまんするの大変だったんだから……」
紅莉栖「でも、もう我慢なんてしてあげない。いっぱい甘えちゃうんだから……おかべだいすきっ、えへへ///」
岡部「いっ! いやぁー……我慢もー……たっ、大切なのではないかぁーっ?」
紅莉栖「んぅっ、おかべっ、おかべぇ」スリスリ
岡部「なはぁっふ!! ス、スリスリするのはやめてくれクリスティーナぁ!」
紅莉栖「えへへ/// じゃあくんくんは?」クンクン
岡部「のわぁあぁ何をっ、そんなところのにおいをかぐでないぃっ!!」
紅莉栖「岡部のにおい……頭がぽーっとしちゃうよぅ。あん、逃げないで……」
岡部「やめっ、クリスティーナ勘弁してくれぇっ!」
紅莉栖「ふふっ、紅莉栖って呼んでくれないとだぁめ。岡部すきぃ……あったかい///」
ダル「デレッデレになってるだろ? 牧瀬氏なんだぜこれ」
ダル「……あ、もしもし、壁殴り代行さんですか? 90分コースでお願いします」
8:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 18:14:01.72 ID:FXr0P3V00
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 18:14:53.79 ID:KoffszcM0
岡部「ウェイウェイウェイ傍観を決めこむなそこのハカーよ!! 元はと言えばキサマのせいではないかぁっ!」
ダル「な、なにおぅ!! そりゃマシン作ったのは僕だけど、今回のきっかけはオカリンだろ常考!」
岡部「なぁっぐ! この鳳凰院凶真に責任をなすりつける気かっ……いいだろう、そっちがその気なら」
紅莉栖「ねぇ、おかべぇ……紅莉栖って呼んでくれないの?」ウルウル
岡部「へっ、へぇっ?」
紅莉栖「よんでほしいな……ふふ、岡部のほっぺた、やわらかくてかわいい///」スリスリ
岡部「ほぉおおっ! 頬ずりはちょっとぉっ!」
紅莉栖「ちょっとヒゲがちくちくするけど、でも全然いやじゃないよ……」スリスリ
紅莉栖「大好きなおかべのだもん……はぅ、おかべぇ……かっこいいよぉ///」
岡部(あ、新手の辱めではないのかこれぇっ。かっこいいのかかわいいのか!)
紅莉栖「ねぇ……紅莉栖って呼んで、おかべぇ」
岡部「ふぬぅっ!」
紅莉栖「………おねがい」ウルウル
岡部(い、言うしかないのかっ……)
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 18:20:31.46 ID:KoffszcM0
岡部「…………」
岡部「く………」
岡部「……紅莉、栖……」
紅莉栖「ふわぁっ/// うれしいよぉ岡部ぇっ、すきっ、だいすきぃ……おかべっ、おかべぇ///」ムギューッ
岡部「だっ、だから抱きつくな暑苦しいっ!! のわあぁスリスリするなあぁっ!!」
ダル「もしもし壁殴り代行さん? さっきの注文にトッピングでメリケンサックをオナシャス」
岡部「ダル頼むっ! お前もこのHENTAIを引きはがすのを手伝ってくれぇ、この処女危険すぎる!」
ダル「あーあー聞こえないーリア充の声なんて僕には聞こえないおー」
紅莉栖「へんたいでもいいもん……」
岡部「……え?」
紅莉栖「私がこんなになっちゃうのは……あ、あなたの前だけだもん……///」
岡部「」
ダル「oh……」
紅莉栖「やだ、どうしたの岡部……見つめないで……ほんとうに離れられなくなっちゃうから……ね?///」
岡部(なんという精神攻撃さみだれうちっ、こっちまでこっぱずかしくなるではないかぁああああ)
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 18:29:36.60 ID:KoffszcM0
紅莉栖「あぁ岡部ぇ、すきっ、すきぃ……だめぇ、どうしよう、もうおさえきれないよ……」
岡部「なっえっ、ちょっ!?」
紅莉栖「だっておかべが、こんなに近くにいるんだもん……ね、いいよね……?」
岡部「何がだっ! 何の許可を求めているのだ助手ぅ!」
紅莉栖「もう一回、『紅莉栖』って呼んで……? もっと私を、とろとろにしちゃっていいんだよ……」スリスリ
紅莉栖「おかべのものにしちゃっても……いいんだからね……」
岡部「ダッ、ダッ、ダルやばい! 本格的にヤバい! これ元に戻せないのかっ、戻せるだろ!?」
ダル「戻せるんなら最初からそうしてるっちゅーに。もうそのままイチャイチャしてればいいっしょ……」
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 18:29:54.65 ID:EZbgsx8t0
おい誰だよ俺の紅莉栖をこんな淫乱にしやがってキャラ崩壊もいいとこじゃねーかいいぞもっとやれ
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 18:30:22.38 ID:yTEu0DgM0
まっちょしいいいいいいいいいいいいいいはやくきてくれええええええええええええええ
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 18:32:48.41 ID:KoffszcM0
ダル「はぁ~あ、オカリンってひどい奴だよな」
ダル「一緒に魔法使いだけのパーティ組もうって約束したのにさ……」
岡部「助手も助手だぞ! いつまでこうしている気なのだっ! いい加減飽きただろう!?」
紅莉栖「そんなことない……一日中だってこうしてたいよ。岡部ともっとぎゅーってして、べたべたしたいもん」
紅莉栖「岡部に抱きしめてもらって、すりすりして……たまに見つめあって、とろんってなっちゃって……」
紅莉栖「夜はお風呂でくっつきあって……寝るときも、岡部のにおいを感じながらぎゅーって……はぅ///」
岡部「うわ……うわぁ」
ダル「おいオカリンなんとかしろよ、オカリンの嫁だろぅ!」
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 18:35:17.34 ID:KoffszcM0
岡部「よっ、嫁ではない! ただの助手だ! た……ただの助手だっ」
ダル「言い訳イクナイ! 見苦しいぞオカリン、こうなったらもう素直になるべき!」
岡部「だっ、すっ、素直って……」
岡部(クソぉっ、なぜだっ……どうしてこうなった、どうしてこうなったぁ!)
岡部(どうして……)
――――――――――――――
――――――――――
―――
カタカタ…カタカタ…
ペラッ
岡部「…………」
岡部「……ぬぅー」カタカタ
ダル「…………」ペラッ
紅莉栖「…………」
26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 18:41:11.15 ID:KoffszcM0
コポコポ
紅莉栖「…………」
岡部「……ぬぬ……ぬっ」カタカタッ ターン!
岡部「小癪なっ、クソぅ……なぜうまくいかんのだぁあっ……」
紅莉栖「」コトン
岡部「って、なんだ助手ではないか。……何の用だ? 今俺は忙しい、臀部の蒙古斑の話なら後にしろ」
紅莉栖「違うわHENTAI! そのネタ引きずりすぎ!」
紅莉栖「……ほら、コーヒー淹れてあげたの! さっさと飲みなさいよっ、冷めるから」
岡部「おお、助手にしては気が利くな。ようやく助手っぷりが板についてきたではないか助手ぅー」
紅莉栖「助手助手言うな。きっ……気が向いたからよ。なんか行き詰まってるみたいだし、それだけ!」
ダル「それにしてもこの嫁、ツンデレである」
紅莉栖「嫁でもないしツンデレでもない!! 橋田も堂々とそこでエロ本読むんじゃないHENTAI!」
ダル「エロを恥ずかしがってるようじゃ年二回の聖戦は勝ち抜けないのだぜ」
紅莉栖「自慢げに言うな!」
岡部「こんなキャンキャンとうるさい嫁は誰も欲しがらんだろう。……ま、コーヒーには感謝しておくがな」
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 18:45:27.10 ID:KoffszcM0
紅莉栖「…………」
岡部「む、どうしたクリスティーナ」
ダル「あ~あ、オカリンやっちまったな。僕知らね」ペラッ
紅莉栖「…………」
紅莉栖「……そうなの?」
岡部「は?」
ダル「!?」
紅莉栖「わ、私みたいな嫁は……だれも、欲しがらないの……?」
岡部「あ、いや……誰もというか、まっ、まあどこぞの誰かは欲しがるのではないかっ?」
紅莉栖「……おかべは?」
岡部「なっ! なん……何を言っているのだお前は」
紅莉栖「たっ、例えばの話よ! 岡部は、どういう女の人となら結婚するの……?」
紅莉栖「わ、私みたいなタイプとは……結婚しない……?」
岡部「それはっ、だな……」
ダル「……」ペラ
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 18:49:41.56 ID:KoffszcM0
岡部「する……かもしれんし、しないかもしれんっ」
紅莉栖「なっ、なによそれ」
岡部「俺が決めることではないっ! 全てはっ、運命石の扉の選択なのだっ!! フゥーーッハッハッハッハ!!」
紅莉栖「……逃げたな」
ダル「ヘタレ乙」
岡部「ハハッ……ハッ……お、俺は忙しいと言っただろう! 助手と珍妙な問答をしている暇などないっ!」
紅莉栖「何よそれ……なによっ」
岡部「貴様は俺を手伝うがいい! 結婚だの何だの妙なことを言う前にっ、お前は……俺の、助手なのだからなっ」
紅莉栖「!」
紅莉栖「……そ、そう……そんなに言うなら、し、仕方ないから手伝ってあげるわよ……」
紅莉栖「ホント……私がいないとダメなんだからっ……///」
ダル「あっつぃ~この部屋あっつぃいお~なんかあの辺りが異常な暑さだお~」パタパタ
紅莉栖「橋田うっさい! ……で、何を手伝えって?」
岡部「ああ。これを見てくれ」
37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 18:53:37.92 ID:KoffszcM0
紅莉栖「『未来ガジェット研究所』……?」
岡部「うむ。久しぶりに我がラボのホームページをのぞいてみたのだが、全くアクセス数がのびていないうえに」
岡部「ガジェットへの注文もいまだゼロなのだ。どうしたのものかと思ってな」
紅莉栖「ガジェットへの注文……って、売ってたのアレ!?」
岡部「当然だ。世界の支配構造を変えるためには、まずラボの名を知らしめねばならんからな、フハッフハッ」
紅莉栖「へぇー……そうなんだー……その発想はどうかと思うけど」
ダル「ま、ほとんどガラクタだし。未来ガジェットとはなんだったのか」
岡部「ダル貴様っ! お前もラボの一員ならラボメンとしての矜持とプライドを持ってだなっ!」
紅莉栖「矜持とプライドは同じ意味ですぅー。……私も橋田に同意、まともなものがない時点で論外よね」
岡部「なっ、あっ、あーっ、言ったな、言ったなそこのティーナ、言ってしまったなぁーっ!」
紅莉栖「ティーナは禁止! なによ、動いても効果を発揮しないならガラクタでしょ?」
岡部「フン……視えるぞ。この鳳凰院凶真の『魔眼』には……」
岡部「数分後、地に這いつくばるキサマの姿がなぁっ!」
紅莉栖「はいはい厨二病厨二びょ……って、どういうこと?」
ダル「単なる負け惜しみじゃ……いや待てよ」
40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 18:55:48.02 ID:KoffszcM0
ダル「まさかオカリン……あのナンバーを引っ張りだすん?」
岡部「ククク……フゥーッハッハッハ! 前言を撤回しよう、さすが我が右腕だぁその通りっ!!」
岡部「『効果を発揮しないならガラクタ』……ククッ、なるほどその論理は一見正しいようにも見える」
岡部「だが助手よ、貴様はこの大いなる邪神とも呼ぶべきガジェットを目の当たりにしてもなお」
紅莉栖「いいからさっさと見せろ」
岡部「ぬぐっ、これだこれ! これがそれだ!」ブワッ
紅莉栖「わぁっぷ! ホコリだらけじゃないっ、何よこれぇ……ゴホッゴホッ、なんが変なニオイもずるじ……」
岡部「そこを見ろ」
紅莉栖「えぇと……未来ガジェットマイナス8号機……『デレデレンジ(はぁと)』!?」
岡部「どうだ驚いたか」
紅莉栖「全っ然わからんわ! 少しくらい説明しなさいよ!」
紅莉栖「というか、ちょぉっと待って………いろいろとツッコミどころが多すぎて頭痛くなってきた……」
42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 18:59:32.78 ID:KoffszcM0
紅莉栖「まず、未来ガジェットのナンバリングって1号からじゃないの?」
紅莉栖「たしか1号機は……『またつまらぬ物を粒子砲セーバー』とかだったような」
岡部「全然違う! もっ、全然違う!」
紅莉栖「まぁいいわ。それでマイナスってどういうこと?」
岡部「フゥン……確かに正規品にはマイナスなどつかん。だがこのラボのガジェットには極秘ながら」
岡部「マイナスナンバーが存在するのだ」
ダル「……いや、だからそれが何でかって牧瀬氏は」
岡部「つまり、効果がありすぎてヘァンパなく危険なものはマイナスとして封印しているのだ。どうだ驚いたか」
紅莉栖「そう言われてもピンとこないわけだが」
岡部「そんなエサには釣られないというわけか……VIPPERは巣に帰れ!」
紅莉栖「VIPPERじゃない! 効果を教えてよ効果を!」
岡部「ほぉう……ほぉ~~~~ん? やはり興味があるのだなぁ、実験大好きっ子よぉ」
紅莉栖「きょっ、興味とかじゃなくてっ、ここまで教えたら全部教えるのが筋ってもんでしょ!?」
ダル「ス……スジ? ハァハァ」
紅莉栖「おのれはどこにハァハァしとるんだ! さっきから話が進んでないじゃないHENTAIコンビっ!」
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 19:02:32.14 ID:KoffszcM0
岡部「よかろう……そこまで望むのなら教えてやろうではないか。ダル、紹介文」
ダル「へいへい。っと、あーこれか……――この『デレデレンジ(はぁと)』は、愛情解放マシンです」
紅莉栖「……は?」
ダル「『デレデレンジ(はぁと)』の波動をお見舞いされた者は、恋愛感情メラメラ。欲望モーリモリ」
ダル「想い人への欲求をむき出しにします。これで素直になれないあの子のハートをキャッチ!」
岡部「うむ」
紅莉栖「…………」
ダル「えぇとあとは――レンジの発する高周波が大脳に直接働きかけ、脳内モルヒネをゲキ促進」
ダル「ユニバーサルメルカトル的な作用により、ほとばしる熱きパトスで少年が神話になります」
紅莉栖「待てぇえい! うさんくさいにもほどがある! どこのいかがわしい通販サイトよ!」
48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 19:07:20.86 ID:KoffszcM0
岡部「ほぉ~~~~ん助手よぉ、そういうサイトも知っているわけかぁ? スッウィ~~~ツ(暗黒微笑)」
紅莉栖「ちっ、ちがう! しらないっ、興味なんてない!」
紅莉栖「別に今好きな人がいてっ、その人の前だと素直になれなくて自分がイヤになって」
紅莉栖「だから自分を慰めるためにそういうサイトをたまにのぞいてるとか……全然そういうんじゃないんだから!」
岡部「…………お、おお」
ダル「ちなみに紹介の最後の文は、『珍世紀イボアンゲリオン』のOPだお。今度新劇場版が公開――」
紅莉栖「あぁもうダメだコイツら、早く何とかしないと」
紅莉栖「……で、これはどうして封印されたわけ? だいたい予想はつくけど」
岡部「ぬぐっ!!」
ダル「……うぅ」
紅莉栖「? どうしたのよ?」
岡部「それは……語るも涙の、おぞましい過去があってだな」
49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 19:09:35.75 ID:KoffszcM0
岡部「もともとダルはこれを、『フェイリスたんはツンデレに違いない』とかいう謎の意志で作り上げたのだが」
ダル「僕は悪くない! 僕は悪くないお!」
岡部「誰かに使う前に自分たちで実験をするべきだろうということになってな」
ダル「でもその時に……」
岡部「ああ。レンジが誤作動を起こしたのだ。そして俺たち二人ともが波動を食らってしまった」
紅莉栖「それで……どうなったの?」
岡部「狂乱の宴だ」
紅莉栖「は?」
ダル「ぼっ、僕たち二人がまるで蜜月の恋人のように睦みあい、抱き合いちゅっちゅちゅっちゅ……オエー!」
岡部「ぐふっ、俺も吐きたくなってきたぞぉぉっ……!」
紅莉栖「げぇ~っ……てことはアンタたち普段からお互いをそういう目で……」
岡部「ちがァァァうっ!! 思い出させるな腐りかけの処女めがっ!」
紅莉栖「誰が腐りかけか! ……ってそういうことじゃないなら、どういうこと?」
50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 19:14:39.08 ID:KoffszcM0
ダル「あのときはたぶん、二人して近距離で波動を食らっちゃったから、効果がおかしくなったんだと思われ」
ダル「対象を一人に絞ればちゃんと作動する……はずだお」
岡部「まぁそんなこんなで気づいたら効果は解けていた。そのあと数時間は吐き続けたがな。どうだ驚いたか」
紅莉栖「はぁっ……なによ、結局ちゃんとした効果は実証できてないんじゃない」
岡部「む」
紅莉栖「それに、本職の私に言わせればそんなの疑似科学より疑わしいわね。うまくいくわけない」
岡部「おや、おやおやぁ? もしやこの助手は嫉妬しているのかぁ?」
紅莉栖「なっ! なんで私が嫉妬なんて……」
岡部「むぁああ確かにぃ……この驚異的なマッスィ~~~ンを認めたくないというその気持ちはよぅくわかるぞ」
紅莉栖「ち、ちがっ……嫉妬とか以前に、こんな非科学的で論理性皆無のマシンが動くわけないって言ってる!」
岡部「ならば試してみるかぁ? 動くわけないなら試せるだろう? ククッ、助手よぉ」
岡部「にしても……まだ起動はするのかコレ。えぇとコードは……これか」
ダル「ちょっ、オカリン? そんなむやみに動かしたらヤバくね?」
岡部「だぁいじょうぶだ。起動確認をするだけだ……実際に動かすわけではない」
55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 19:17:33.06 ID:KoffszcM0
がちゃっ
まゆり「ただいまっトゥル~! わぁ~みんなそろってるねぇ~」
紅莉栖「あ、まゆり、はろー」
岡部「おお、まゆりか。……もうバイトは終わったのか? かなり早い気がするが」
まゆり「ううん、まだ~。お昼の休憩とれたから戻ってきたのです。ここでみんなでごはんたべよ~って思って」
岡部「またからあげか? ふふ、飽きないなお前も」
紅莉栖「……まゆりにだけは優しいんだからアイツ……ニヤニヤしちゃって……」ブツブツ
ダル「ほほ~別の意味で嫉妬ですたか」
紅莉栖「開頭するわよ?」ギロリ
ダル「しーましぇん」
まゆり「あっ、レンジ使ってないならあっためさせてもらうね~。ふー、おなかぺこぺこだよ~」
岡部「ああ、いいぞ」
岡部「………………ってよくないぃい!!」
紅莉栖「まっ、まゆり!! ダメっ……そのレンジは!!!!」
まゆり「えっ、なに~!?」
59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 19:19:27.22 ID:KoffszcM0
バチバチッ バチィッ!!
岡部「まゆり!! 危ないっ!!」
まゆり「ふわぁっ、オカリン!?」
ドゴォオオオオオオオン!!
モクモクモクモク…
ダル「ぶほっぶほっぉっ、換気換気ぃっ……」
岡部「ゲホッゲホッ、ゴホッ……ぬぉー……まゆり、大丈夫か?」
まゆり「う、うん。だいじょうぶ~。ごめんね……まゆしぃが……」
岡部「いや、お前のせいではない。俺たちがちゃんと説明をして……というかお前、大丈夫……なのか?」
まゆり「ん~?」
ダル「それを言うなら僕たちだって平気みたいだお。波動、くらったはずなんだけどなぁ……」
62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 19:22:48.35 ID:KoffszcM0
岡部「どうなったんだ一体……俺たちに異常はない?」
ダル「みたいだね。免疫とか耐性でもついたのかな」
岡部「ならばまゆりは?」
ダル「まゆ氏は……普段からわりと欲望に忠実だからとか?」
岡部「……妙に納得できてしまうのが怖いな。今はそう考えておくしか…………って助手は!?」
ダル「!! そうだ牧瀬……氏……」
岡部「へ!? どこだ助手は! どっ、どこだ!?」
ダル「いや……オカリンそれ……その、腕のそれ……」
岡部「はっ!? 腕!?」
岡部「う……で……」
紅莉栖「おかべっ、おかべぇ///」スリスリ
岡部「」
ダル「…………」
まゆり「……ク、クリスちゃん?」
70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 19:29:32.51 ID:KoffszcM0
岡部「これ……は……」
紅莉栖「おかべ……///」
岡部「フ、フハハッ……ど、どうしたのだ助手よぉっ! 我が狂気のオーラに当てられたか!?」
紅莉栖「うん……」
岡部「え?」
ダル「な」
岡部「じょっ、じょじっ、助手よぉっ!! まさかお前あの波動をっ」
紅莉栖「すき」
岡部「――――」
紅莉栖「岡部のことが、すき。……だいすき」
紅莉栖「ずっと……ずっと前から好きだったの」
岡部「な、あ、あ」
紅莉栖「あぁ、やっと言えた……やっと言えたよぅ……岡部すきぃ……だいすきなのっ」
岡部「はっ、な……はぁっ?///」
紅莉栖「えへへ/// なによ岡部、顔真っ赤になってる……かわいい///」
71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 19:34:45.40 ID:KoffszcM0
ダル「な……なな……牧瀬氏だけに、『デレデレンジ(はぁと)』の波動が作用したん!?」
まゆり「クリスちゃんがすごい積極的だよ~! まゆしぃは世紀の瞬間に立ち会ってしまったのです!」
紅莉栖「岡部、照れてるんだ……ふふっ、じゃあこれからはいっぱい、何回でも言ってあげるんだから///」
岡部「なにっ、何をっ」
紅莉栖「すき。だいすきよ……あなたのことが好き」
岡部「ふぐわぁあああっ、やめっ、やめろ助手ぅううう!!」
紅莉栖「岡部すきぃ……だいすきだからね……こんなに好きなんだよ? 伝わってる?」
紅莉栖「もう夢中なの……めろめろなんだから……」
紅莉栖「……私の頭の中には、あなたしかいないんだよ……?」
岡部(落ち着いて素数を数えろ素数を数えろ……4、6、4、9、ダメだヨロシクってなんだよぉおおおお)
紅莉栖「ふふ、また真っ赤になってる。あぁんもう好きぃ、すきなの岡部ぇ……あ、あいしてるの///」
ダル「え……なんなんこれ、なんなんこの感じ? 死ねってこと?」
まゆり「ダル君落ち着いて~。何があったのか、くわしいことはまゆしぃにはわからないけど……」
まゆり「えっへへ~。とってもいいことだっていうことだけは、まゆしぃにもわかるな~」
77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 19:40:02.48 ID:i/75RyaGP
デレデレな紅莉栖に何の価値もない
そんなふうに考えていた時期が俺にもありました
78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 19:40:27.40 ID:KoffszcM0
ダル「は~あ、まゆ氏ってなにげに大物だよな。僕には壁が何枚あっても足りませぬぞ」
岡部「~~~~~っ」
紅莉栖「あん岡部ぇ……どうしてそっぽ向いちゃうの? ちゃんと私の方を向いて……?」
岡部「……っ」
紅莉栖「おかべっ、おかべぇ、すきっ、すきぃ……ねぇおねがい、こっちを見て……だいすきなのぉ」
岡部「……う」
紅莉栖「おかべぇ……」ウルウル
岡部「っ」チラッ
紅莉栖「……えへへ、おーかべっ/// アンタがイヤって言っても、もう離してあげないんだからっ///」ムギュー
岡部「あ……あああ……」
岡部「……ぁあああああああああああああああああああーーーーー―……
―――
――――――――――
――――――――――――――
83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 19:49:16.24 ID:KoffszcM0
岡部(……あれから二時間あまりが経過した)
岡部(助手のデレっぷりを考えれば短時間とも言えるし、デレられている俺からすればとても長かった)
岡部(あの小生意気な助手風情がここまでの変貌を遂げるとは……なんたる不覚っ。だがもう遅れはとらん!)
岡部(とはいえ、状況はあまり変わっていない。それどころかむしろ……)
紅莉栖「んー……」
岡部「ってちょぉっと待てぇえっ! おまっ、何をしようとしている!!」
紅莉栖「なにって……キ、キス……///」
岡部「キッスって、お、お前ぇ、そんなことできるわけがなかろぉおお……ここにはダルもいるのだじょっ!」
岡部(ろれつ自重しろ)
紅莉栖「わ、わかってる……でも、だって……がまんできないんだもん。あふれちゃったんだもん……」
紅莉栖「岡部とこうしてるとね……さっきよりも、一秒前よりも、どんどん岡部のことが好きになっちゃって……」
紅莉栖「こんなに岡部の顔が近くて……あぁどうしよう、おかべのにおい……わたしっ、あぁ、おかべぇ……」
紅莉栖「んぅー……///」
岡部「ちょおちょちょちょっ、無限ループ無限ループ!!」
92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 19:57:07.67 ID:KoffszcM0
紅莉栖「んぅ~~~っ、おかべのいじわる……ひどいよ、岡部とちゅーしたいのに」プクーッ
岡部「こっ、くぉのっ、HENTAIっ、HENTAIメリケン処女!!」
紅莉栖「……うん……へんたいだよ……岡部の前だと私、へんたいになっちゃうんだよ……?」
紅莉栖「だから……ね?///」
岡部(この女無敵かっ、無敵なのかぁぁっ)
紅莉栖「ねぇ、キスしよ? おかべぇ……」
岡部「いやっ、そのっ」
紅莉栖「ふぅん、いいわよ。岡部がちゅーしてくれないなら……イタズラしちゃうんだから……」
岡部「っ!?」
紅莉栖「えへへ/// やっぱり岡部も男の子なんだ……がっしりしてて、ドキドキしちゃうな……///」サワサワ
岡部(サぁっ、サワサワは無しだろぉおおおっ)
紅莉栖「ねぇおかべぇ、ちゅーしようよぉ……岡部とちゅーしたいな……いっぱいしてあげたい……」サワサワ
紅莉栖「あっ、暴れたらぎゅってできないでしょ。こっち見なきゃだめ……もうっ、じゃあ最後の手段」
紅莉栖「岡部……すき、だいすき……ちゅーさせてくれるまで、ずっとささやいちゃうもん……すーきっ///」
岡部(今俺に迫っているのはMr.ブラウン今俺に迫っているのはMr.ブラウン今俺に迫っているのは)
101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 20:06:12.16 ID:KoffszcM0
岡部(Mr.ブラ……)
紅莉栖「すき……すきぃ……岡部がすきなの……おかしくなりそうなくらい、すきぃ……」
岡部(ムリムリムリこれに耐えるとかムリゲーだろっ、ムリだぁ俺にはムリだったんだぁ……誰かーっ!!)
紅莉栖「あぁ、すきだよぅおかべぇ……もうがまんできない……ごめんね岡部……キス、しちゃうね……」
岡部「誰かぁーッ、誰かヘルプ! サムワンヘルプミーッ!! ヘールプ……ヘ……」
岡部(……誰か? あれ、誰もいない、のか……?)
ガチャ
ダル「ただいま戻りますた」バタン
岡部「へ? な、ダル? ……お前さっきまでここにいたのに、どこへ行って」
ダル「ふぅ……君たちちょっと騒ぎすぎなんじゃないかな。ブラウン氏に怒られてしまうだろう」
岡部「え?」
ダル「キスだの好きだの……人に聞かれると困る内容じゃないのかい? 少しは声を抑えるべきだよ」
ダル「岡部君もそう意地を張らず、キスの一つや二つしてあげるといいんじゃないかな、ハハッ」
岡部「フィ……」
岡部「『賢者の時間(フィロソファーズ・タイム)』……だと……?」
106:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 20:11:53.36 ID:KoffszcM0
ダル「ふぅ……やれやれ。こんなことならまゆ氏についていけばよかったお。フェイリスたんにも会えるし」
岡部「ま、待ってくれ! お前にまで出て行かれたら俺は殺されてしまうっ、性的な意味でぇっ!!」
ダル「自慢にしか聞こえない件について。は~あ……まゆ氏と牧瀬氏の百合展開とかなら完全に僕得だったのに」
紅莉栖「HENTAIは自重しろ」
ダル「そっ、そこには反応するん!? 今まで僕のことガン無視だったじゃん!」
ダル「チクショー!! 二人してデレフィールド張りやがって! もっと僕をいたわるべき!!」
岡部「………ナイスだ、ダル」
ダル「は? 何が?」
岡部「あー、ゴホンッ、」
岡部「そうだなー……俺も百合展開がよかったかなー、ほらぁ俺って実は百合大好物じゃないですかぁー」
岡部(ここはあえてっ、嫌われてみるというのも手だろう! どうだクリスティーナよ! 思い知っ……)
紅莉栖「…………」
岡部「…………」
110:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 20:24:24.57 ID:KoffszcM0
紅莉栖「…………お、おかべが……岡部がそう言うなら……やってみる、けど……でも……」
紅莉栖「でも、やっぱり私は……」
紅莉栖「……おかべとっ、ぐすっ、おかべと、べたべた、すんっ、したいっ……」ウルウル
岡部「のわぁあああっわかったぁっ!! お、俺が悪かったぁっ、泣くなっ!! 泣くことないだろう!?」
ダル「すでに尻に敷かれているでござるの巻」
岡部「黙れ偽りの賢者っ! お~よしよし、この俺がなでてやるぞぉ、よしよし、だから泣き止むがいい助手ぅ」
紅莉栖「……くりす」
岡部「くっ、紅莉栖……泣き止め、な?」ナデナデ
紅莉栖「ふぁっ/// う、うん……でも、もっとなでなでしてくれないとやだ……」
岡部「こうか?」ナデナデ
紅莉栖「ふわぁっ……/// はあぁ、おかべっ、おかべぇ……すごい、しあわせぇ……///」
岡部(クソぉっ、ちょっとキュンときてしまったではないかぁっ)
紅莉栖「や、やめないで……もっとなでなでして……はぅうっ、そっ、そぉっ……おかべぇ///」
ダル「なぁオカリン……マジでもういっそブッチューしちゃえばよくね?」
112:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 20:28:11.27 ID:S0Vo/ysj0
盛り上がって参りました
113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 20:29:05.11 ID:xKtuj4gF0
鈴羽に見せて「うわぁ……」って言わせたい
124:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 20:55:01.08 ID:KoffszcM0
岡部「なっ!? ……何を言っているっ、そんなことできるわけがなかろう!」ナデナデ
紅莉栖「はぅう、岡部ぇ、そんないっぱい……なでなで、すごい……///」
ダル「だってさ、なんだかんだ言って今の状況、まんざらでもないわけっしょ?」
岡部「そぉっ!! それは、だな……」
岡部「……あ、いやっ、そうだダルよ、この状態から戻っても記憶は継続するのだぞ?」
岡部「あとで元に戻ったときに紅莉栖に何をされるかっ……」ナデナデ
紅莉栖「だめっ、だめぇ……そんなになでられたら、とけちゃうよぉ岡部ぇっ……///」
ダル「オカリンこそなんか勘違いしてね? あのレンジは別に洗脳メカってわけじゃないのだぜ?」
ダル「つまり今、オカリンの前で展開されている光景こそ、牧瀬氏の本心であり本性なわけで」
ダル「要するにブッチューおkってことっす! うっひょーリア充爆発しろぉ、汚ねえ花火だぜぇ」
岡部「…………」
岡部「……たとえ……」
130:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 21:03:19.47 ID:KoffszcM0
岡部「たとえ、そうであったとしても……」
岡部「紅莉栖がこんな状態の時に、俺の都合で、なんて……卑怯だろ……」
岡部「俺は……俺からはっ、もっとちゃんと」
ダル「……はぁ、まあオカリンがそれでいいならいいけどさ。相変わらず変なとこでマジメっつーか」
岡部「すまん……だが、お前の言う通り、逃げてばかりでもいられないな」
岡部「紅莉栖」ナデナデ
紅莉栖「ふぇっ……?」
岡部「この際だから正直に言おう。不慮の事故とはいえお前を巻きこんでしまって、本当にすまなかった」
岡部「それから、お前は想いを告げてくれたのに、うまく応えられずにいて……すまなかった」
岡部「必ず返事はする。だが、今は事情があってできないのだ」
岡部「だから、その……お詫び、というか……なんというかっ……」
紅莉栖「……?」
岡部「ほっ…………頬に、キスくらいなら……し、してやるから……」
137:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 21:11:06.06 ID:KoffszcM0
紅莉栖「!!」
紅莉栖「……おかべ」
ダル「僕が言ったのと大差なくね?」
岡部「ぬぐっ、そ、そんなことはないっ! アメリカではこれくらい、スッ、スキンシップの範囲だろう!?」
岡部「そうだっ!! これはスキンシッ」
紅莉栖「おかべぇっ!!///」ムギュー
岡部「のわぁあああっ!!」
紅莉栖「おかべっ、おかべぇ……うれしい、うれしいよぅ……すきすきっ、だいすきっ///」ムギュー
岡部「だぁっ、だからといってそうやすやすとムギューしていいとはぁ!!」
紅莉栖「キス……してくれるってことは、岡部は、私のこと……きらいじゃないんだよね?」
岡部(嫌い……どころか)
岡部(いや、今は何も言うまい)
紅莉栖「えへへ/// おかべっ、おかべぇ……すきっ、すーきっ///」ムギュー
岡部(なんかやっぱりあとで殺されそうな気がするぅ……ヤバいしくじったような気がするぅ)
144:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 21:20:50.84 ID:KoffszcM0
ダル「にしても、なんか余計にややこしくなったような希ガス」
岡部「きぃっ、気のせいだ」
ダル「さいですか」
紅莉栖「ねぇ、おかべぇ、スリスリは? スリスリは……もっといっぱいしてもいい?」
岡部「ス……スリスリは……スリスリはぁっ……」
紅莉栖「ぶぶー、時間切れ。岡部にはスリスリの刑ねっ/// えいっ、おかべのほっぺっ///」スリスリ
岡部(これが次元溶解技『デレフィールド』っ……相手は死ぬ)
ダル「ツンデレ主人公が逆攻略されるとか……このエロゲけしからん!」
岡部「エロゲではないリアルだぁあっ」
紅莉栖「はぁぁ岡部ぇ……ずっとこうしてたいよぅ……しあわせすぎて、しんじゃいそう……」スリスリ
紅莉栖「あのね、私……あなたのことが好き……世界でいちばんすきっ……///」
岡部「だっ、大事なことだから二回言ったわけだな」
紅莉栖「ふふっ、素直じゃないんだから……でもすきっ///」
ダル「――――!」ピコーン
147:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 21:28:29.20 ID:KoffszcM0
ダル「キ……」
岡部「っ、ダ、ダル?」
紅莉栖「?」スリスリ
ダル「キタァアアアアアアアアアアアアアアアーーーーーーーッ!!」
岡部「のぉわっ!! どっ、どうした!?」
ダル「キタキタキタキタキタキタァッ、オカリン風に言うと灰色の脳細胞ktkr!!」
岡部「何か、閃いたということか……?」ガタッ
ダル「バーロー、『何か』なんてレベルじゃないっつーの! 『二回』、『二回』だお!」
ダル「最初からヒントはそこに隠されていたんだお! 真実はいつも一つ!」
紅莉栖「ちょっと橋田っ、急におっきな声出さないでよっ」
紅莉栖「……岡部が……はなれちゃったじゃない……」シュン
岡部「『二回』……つまりどういうことだ?」
ダル「マジレスすると、『デレデレンジ(はぁと)』の波動をもう一回当ててやれば」
ダル「牧瀬氏は……元に戻る!」
紅莉栖「おかべ……すりすり……」
148:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 21:30:00.87 ID:PT4MlnlAO
むしろオカリンにデレレンジ食らわせればいいよ
152:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 21:34:44.54 ID:xKtuj4gF0
>>148
2人のデレでラボどころか秋葉原がヤバイ
149:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 21:30:03.94 ID:FOtY2huz0
ダルさんマジ名探偵
153:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 21:36:26.10 ID:KoffszcM0
岡部「ほ……本当か!?」
ダル「僕たちがデレた時もさ、しばらくして帰ってきたまゆ氏が、からあげのためにレンジ起動しちゃって……」
ダル「今になって考えてみれば、逆にそのおかげで僕たちは元に戻れたんだと思われ」
岡部「おぉ……おおっ! でかしたぞダル!!」
岡部「なるほど、催眠術の要領だな。催眠術も催眠を解く時はもう一度術をかける!」
ダル「ま、そんな感じかも。つーわけでレンジ準備するからちょい待ち」
紅莉栖「おかべぇ……すりすり……」
岡部「今ちょっと大事な話をしてるんだ。あとでな」ナデナデ
紅莉栖「ふぁんっ/// ご、ごめんなさい……がまんする……///」
岡部(しかし戻すとなると……このデレデレクリスティーナともオサラバか)ナデナデ
紅莉栖「はぅう、うれしいっ、きもちいいよぅ……なでなでとろけちゃう、おかべぇっ……///」
岡部(……さ、さびしくなんかないぞ)ナデナデ
159:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 21:46:48.56 ID:KoffszcM0
紅莉栖「はぁぁ……ふぁあっ……ふわぁ……///」
ダル「おっ、オカリンこと岡部氏それちょっとやめてプリーズ! ムラムラ、じゃなかったイライラするぜよ!」
岡部「『それ』って……これのことか?」ナデナデ
紅莉栖「んぅっ……えへへ///」
ダル「そうそれだお! なんか妙にエロいんだってばよ牧瀬氏の声!」
岡部「あまり無駄口をたたいていると後で助手にヌッ殺されるぞ」ナデナデ
紅莉栖「あとで……あとで、おかべ……キス、してくれるのかな……///」
ダル「ひぃい、そうだったお……ま、牧瀬氏、今のとこカットでオナシャス」
紅莉栖「……キス……ちゅー……///」ポー
ダル「なんという超絶スルー。まあ別にいいんですけれどもね……ほいっと、準備終わり」
岡部「感謝するぞ。よし、あとは……」
ダル「牧瀬氏にこっちに来てもらって……そう、そんな感じで」
岡部「うむ。こうか……」
岡部「……では、頼む」
ダル「オーキードーキー。じゃ……レンジ起動するお?」
162:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 21:53:48.92 ID:UH0Kr0fT0
デレタイム終了か…寂しくなるな
163:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 21:54:56.63 ID:KoffszcM0
岡部「紅莉栖……短い間だったが、お前のことは忘れない」
ダル「むしろ忘れてたくても忘れられないインパクトがあったお……」
岡部「うむ。そうだな……」
紅莉栖「? ……おかべ?」
岡部(さらばだデレクリス……そしてグッバイ)
岡部「」スゥーッ
岡部「……『デレデレレンジ(はぁと)』ッ、起動だッッ!!」
ダル「アイアイサー! いっけえええマグナァアアアム!!」
岡部「エル……プサイ……」
バチバチッ バチィッ!!
岡部「コングルゥッ……!!」
ドゴォオオオオオオオン!!
172:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 22:01:02.78 ID:KoffszcM0
モクモクモクモク…
岡部「ゴホッゲホッ、ゴッホッ……――や、やったか!?」
ダル「ちょ、オカリンそれやってないフラグ……ぶほっぶほっぉっ、換気扇つけんの忘れてたおぉ……」
岡部「グッ、ゲホッ……げむりでみえないぞぉっ……」
モクモク…
岡部「……ど、どうだぁダルっ……紅莉栖はっ」
ダル「たぶん大丈夫だと思うけど……」
「ちょっと岡部ぇっっ!」
岡部「――――!!」
ダル「うわぁああああっ、まっ、ままままきまきまきっ、牧瀬氏!?」
岡部「くぅっ紅莉栖、すっすまっ、すまなかったぁあ本当に悪かったと思ってる反省しているぅう!!」
175:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/25(木) 22:03:57.76 ID:LrAV6zqw0
お?
176:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 22:07:34.74 ID:KoffszcM0
紅莉栖「…………」
岡部「……く、紅莉栖?」
ダル「え……なんぞ?」
紅莉栖「ふふっ、おかべぇ……」
紅莉栖「ねぇ、どうしてそんなところにいるの……?」
岡部「へ?」
紅莉栖「私から離れたらぁ、めっ、って言ったでしょ?」
紅莉栖「……ほら、おいで? なでなでしてあげるから……ね?///」
岡部「…………」
ダル「…………」
180:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 22:11:12.88 ID:dF4YGtDi0
ありだな
181:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 22:11:27.12 ID:M2vFpolpO
あれれー?
182:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 22:12:27.46 ID:KoffszcM0
岡部「おいダル……明らかに様子がおかしいぞっ、一体どうなっているぅっ!」ヒソヒソ
ダル「ぼ、僕に聞かれてもわからんですお……でもなんか雰囲気が変わったっつーか」ヒソヒソ
紅莉栖「こらぁ、何ヒソヒソ話してるの? おとなしくこっちに来なさい岡部ぇっ」
岡部「うぉええ!?」
紅莉栖「何を驚いてるのよぅ。岡部の場所はぁ、私の胸の中でしょ?」
紅莉栖「い~っぱい甘やかしてあげちゃうんだからぁっ///」
ダル「ひょえーーーなんか『セクシーおねえさん』っぽくなっとるでぇーーー!!」
岡部「」
186:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 22:14:32.88 ID:VqpD0snk0
まな板なのにセクシー(笑)
191:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 22:16:12.32 ID:V99f5Urv0
>>186
おいお前……機関に消されるぞ
188:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 22:15:53.89 ID:M2vFpolpO
セクシーお姉さんになるには圧倒的に胸囲が足りない
195:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 22:18:11.46 ID:UH0Kr0fT0
Bカップ好きな俺には助手胸はご褒美…オカリンうらやましす
196:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 22:18:43.75 ID:c/c0gWf/0
胸の中…?え、どこ?
197:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 22:19:52.29 ID:XiA5sJbN0
お前らまとめてゲルバナにしてやんよ
213:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 22:31:17.98 ID:KoffszcM0
紅莉栖「ふふっ、つーかまえーた/// もう離してあげないぞ……ぎゅーっ///」ムギュー
岡部「ぬぉぉぉおっおっ、おいダルっ、元に戻ったのではないのかぁあっ!?」
ダル「あー……戻ってないっぽい」
岡部「詐欺かお前ぇっ! ひょおわああっ、紅莉栖おまっ、ヘンなところをさわるでないぃっ!」
紅莉栖「あん……どうして? 恥ずかしがらなくてもいいのに。ぜ~んぶ私にまかせていいんだよ……///」
ダル「そっ、そうかわかったお! あの時まゆ氏がレンジをいじったのは確かだけど」
ダル「どういじったかまでは再現しきれてない!」キリッ
岡部「イヤいばるところかっ! ぬぐっクリス……ティーナぁっ、はな……せぇ……っ」
紅莉栖「もうっ、大人しくするのぉっ、暴れちゃだぁめっ…………ふぅーっ」
岡部「ふわぁああっ、みっ、耳はやめろぉぉおおお」
紅莉栖「ふふっ、かわいい声……/// もっといっぱい聞かせてほしいな……ほら、身体の力抜いて……ね?」
ダル「そ、そうだまゆ氏に電話して聞いてみるお! あの時の設定覚えてるかもしんないし!」
岡部「たぁっ、頼む!! 早くしないと俺の純潔がっ、」
紅莉栖「あぁん、たまんない岡部ぇ/// ……おかべの、もらっちゃうね……?///」
岡部「ふわぁあああああ紅莉栖やめろぉおおおおおおおおおおおおお」
243:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 23:03:14.94 ID:YINH/ZnD0
246:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 23:04:35.13 ID:FOtY2huz0
>>243
すげぇwwwwwww
248:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 23:05:24.17 ID:oSmrKlTJ0
>>243
GJ
GJ
225:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 22:38:21.41 ID:KoffszcM0
――――――――――――――
――――――――――
―――
岡部「ゼェッ……ゼェーッ……ゴホッ……ブハァーッ……」
ダル「……………」
紅莉栖「岡部のいけずぅ……素直じゃないんだから。こっちに来てくれたら、いろいろいーっぱい、」
紅莉栖「岡部のしてほしいこと、全部してあげちゃうのにな……///」
岡部「……ゴホッ、ゴホン。……それで、ダルっ……?」
ダル「えぇと、大変申し上げにくいのですが」
まゆり『ごめんね~覚えてないや~、まゆしぃは今を生きるのですっ、なんて~』
ダル「だそうです」
岡部「ちくしょおおおおおおおおおおおおおおおおーーーーーーーーーーーーーーー!!」
233:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 22:48:00.03 ID:KoffszcM0
紅莉栖「ね、おかべぇ……そっちにいないで、私のところにおいでよぅ……」
岡部「くぅぅっ、今度はどういうことなんだ……モードが変わったということなのかっ?」
岡部「だが『おねえさん』とかオカシイだろぉ、一応年下なんだぞコイツ、これもコイツの本性だとっ!?」
ダル「あー……願望なんじゃね? いつもはオカリンにイジられてるわけだし」
岡部「ぬぐぅっ、心当たりがありすぎてもう」
紅莉栖「ほらぁ……私のふともも、柔らかいよ? ここで岡部の好きなだけ、膝枕してあげるんだけどな……」
岡部「ひ……」
紅莉栖「膝枕して、優しくなでなでしてあげて……とろとろになるまで、甘やかしてあげちゃうのにな……///」
岡部「ひぃ……お、おいぃ、ダルっ……そうだもう一回だ、もう一回波動を当てれば元に戻るはずっ」
ダル「そ・れ・は、ム・リ」
岡部「なぁっ!? なぜ……」
ダル「アレってけっこう負担かかるみたいでさ。急な連続使用はムリっす。休ませないとレンジが火吹くでござる」
岡部「た、確かに……レンジもそうだが紅莉栖への影響も考えなくては、か……」
235:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 22:50:42.43 ID:S0Vo/ysj0
さりげなく呼び方が助手から紅莉栖になっている所がさすがです
237:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 22:57:15.72 ID:KoffszcM0
ダル「というわけで、僕はメイクイーン行ってくるお」
岡部「ちょぉっちょ! 何がどうなって『というわけ』なのだっっ!!」
ダル「えぇ~だってまた二時間くらいかかるわけっしょ? もうこの桃色時空にはメシマズすぎて耐えられませんお」
岡部「んがっ!! な、なっ……」
岡部(二時間……桃色……)
ダル「ダルしぃはもう限界なのです」
岡部「ま、待ってくれお前がいないとっ」
紅莉栖「おかべぇ、あぁん、じらさないで……よしよしってなでなでしてあげて、ちゅっちゅしたいよぉ……」
岡部「~~~~~~」
ダル「な?」ドヤァ
岡部「~~……」
247:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 23:05:09.39 ID:KoffszcM0
岡部「わ……わかったダル…………行ってこい……」
岡部「頼むから、また帰ってきてくれぇ……」
ダル「了解。アンタ今、最高に輝いてるよ」グッ
紅莉栖「あぁ岡部ぇっ、少し涙目になっちゃってる……かわいいぃ……///」
岡部「いぃっ!?」
紅莉栖「やだ、どうしてそんなにかわいいの……キュンキュンしちゃって……止まらなくなっちゃうよ……///」
ダル「アディオス!!」
岡部「――あっ、やっ、やっぱりダル今はっ」
バタン
岡部「…………」
岡部「……」
岡部「っ」チラッ
紅莉栖「///」ニコッ
岡部「」
265:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 23:20:54.92 ID:YINH/ZnD0
253:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 23:09:24.41 ID:A9Wvfs170
こんな紅莉栖なんて...
素晴らしいな
255:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 23:11:09.92 ID:fIyXo5540
マジかよ糞箱買ってくる
256:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 23:12:38.80 ID:Y9N0fKdk0
比翼連理は移植されないんだろうか
257:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 23:13:02.35 ID:KoffszcM0
紅莉栖「ふふっ、やっと二人きりになれたね……おかべぇ……///」
岡部「いいいい、いやっ、見かけは二人きりでも実はそうではなくっ、このラボは機関による監視を受けて」
紅莉栖「あん、どうして逃げちゃうの……? 岡部は私に甘えるの……いや?」
岡部「だって、おっ、お前が近づいてくるからっ」
紅莉栖「私のせいじゃないもん。私が岡部に迫ってるのは、岡部のせいよ……」
紅莉栖「岡部が……かわいすぎるから……私のこと、そんなうるうるした眼で見つめて……」
岡部「なっ、何を」
紅莉栖「逆効果だってわかってるの? そんなの、キュンキュンしちゃうに決まってるじゃない……」
紅莉栖「そんな甘えるような、かわいい顔されたら、どこまでも愛してあげたくなっちゃう……」
紅莉栖「ただでさえ岡部のそばにいると、我慢なんてきかないのに……あぁ、愛しいよぅ///」
岡部(それやっぱりお前のせいではないかぁっ)
紅莉栖「ね、おかべぇ……」
岡部「ぅっ……」
紅莉栖「いっしょにいいこと……しよ?」
261:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 23:18:58.52 ID:oSmrKlTJ0
ふぅ
262:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 23:19:01.90 ID:V99f5Urv0
いいことしようぜ!
263:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 23:19:40.23 ID:68Pn1sP40
だーりんだりんだーりん
ちゅっちゅちゅ
269:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 23:21:50.45 ID:KoffszcM0
岡部(いいことっ、いいことってなんだよぉっ、教えてくれエロい人ぉっ!)
岡部「だっ! だが断る……」
紅莉栖「……ふぅん」
紅莉栖「へぇ……そういうこと言っちゃうんだ……?」
岡部(何をそんなニヤニヤしているのだぁっ!)
紅莉栖「じぃーっ……」
岡部「見るなぁっ」
紅莉栖「顔……真っ赤になっちゃってるよ……?」
岡部「そぉっ、そんなことはっ……」
紅莉栖「ふふっ、かわいいなぁもうっ/// 食べちゃいたいって、こういうのを言うのかな……///」
紅莉栖「そうやって女心をくすぐって……私をどうする気なの……?」
岡部「ど、どうって」
紅莉栖「たまんないよぉ岡部ぇ……ね、どうして赤くなっちゃったのかな?」
岡部「いや、そのっ」
紅莉栖「ねぇ、おしえて……?」
325:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 23:52:43.19 ID:YINH/ZnD0
281:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 23:28:17.77 ID:KoffszcM0
岡部「……だっ、だからっ……」
紅莉栖「うん……なぁに……?」
岡部「だからっ、さ……察してくれ……」
紅莉栖「ん~?/// わからないわよぅ……言葉にしてくれないと……ね?」
岡部「っ、も、もう言わんからなっ……」
紅莉栖「あぁん、いじけないで岡部……ごめんね、だってつい、いじめたくなっちゃうんだもん……」
紅莉栖「ホントかわい……///」
岡部「~~~~っ」
岡部(何だよこれぇ……何だよこれぇっ)
紅莉栖「目そらしちゃだぁめ……赤くなってるかわいい顔見せて……」
紅莉栖「ねぇ、ドキドキしちゃったんでしょ? ……ふふっ、何をソーゾーしたの?」
岡部「っ、なっ」
紅莉栖「私にどんなことしてほしいの? 言ってくれたら、何でもしてあげるよ……?」
紅莉栖「岡部のしてほしいこと、何でも……」
291:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 23:33:40.89 ID:KoffszcM0
岡部「お、俺は……なにもっ……」
紅莉栖「ん~?///」
岡部「っ、だからっ」
紅莉栖「答えてくれないなら、このままよ? 私はずぅーっと、いつまでも岡部のそばにいるもん」
紅莉栖「だからぁ、遠慮なんかしたらダメだぞ? 私は、岡部のために存在してるんだからね……」
紅莉栖「私の心も身体も、あなただけのものなんだよ……///」
岡部「そん、なっ……」
紅莉栖「ほらぁっ……命令しちゃっていいんだよ? ぜんぶ吐きだしちゃお?」
紅莉栖「私のこと自由にしても……モノみたいに扱ってもいいんだよ……?」
紅莉栖「ふふっ、それともやっぱり……」
ジリッ
岡部「っぁ」
紅莉栖「岡部はこうやって、迫られるのがすきなのかな……?///」
306:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 23:41:45.60 ID:KoffszcM0
岡部「や……いやっ」
紅莉栖「やっぱりそうなんだ/// 岡部かわいい/// あぁん、またうるうるしちゃって……」
岡部「いやっ、いやぁっ」
紅莉栖「迫られちゃうのが、こうふんするんだよね? 岡部はヘンタイさんなんだ……///」
岡部「ちがっ……違うぅ!!」
岡部(やばい、やばいぞこれぇっ)
紅莉栖「恥ずかしがらなくてもいいんだよ……? 岡部がどんなにヘンタイさんでも、愛しくてたまらないもん」
紅莉栖「いっぱいいっぱい……してあげるねっ///」
岡部(やばい……やばいやばいやばいやばいやバイヤバイヤバイヤバイ)
岡部「あーーーっ!! あんなところに脳科学的にも大変貴重なタイムマシンがぁーーーっ!!」ズビシィッ
紅莉栖「おかべぇ……う・し・ろ///」
岡部「へ?」
ドサッ
311:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 23:46:06.29 ID:KoffszcM0
紅莉栖「ふふっ……ソファに倒れちゃったね」
岡部「な……」
岡部(追いこまれていたのか!? やはりコイツ、根っこは間違いなくあの紅莉栖!)
岡部(こんな状況でも全て計算ずく、一枚も二枚も上手……って冷静に分析してる場合かっ)
岡部「ちょぉおおおお紅莉栖、なぁっ、なぜ俺におおいかぶさっているのだぁあ」
紅莉栖「そんなの決まってるじゃない……岡部を襲っちゃうためだよぅ……///」
岡部(ひぃいい、や、犯られる!!)
岡部「だが紅莉栖っ、そそっ、そういうのはやはり、ちゃんとした恋人どうしがすることではっ……」
紅莉栖「ふむん……」
紅莉栖「なるほど、それも一理あるわね」
岡部「は……」
岡部(助かっ)
紅莉栖「――でも、『既成事実』って言葉も、世の中にはあるじゃない?」ニコッ
岡部「」
333:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/25(木) 23:55:55.06 ID:KoffszcM0
岡部「ひぃっ、たぁっ頼むうううううう俺はまだ汚れなき身体でいたいのだぁああああああああ」
紅莉栖「大丈夫……私も、はじめてだから。あの、いっしょに気持ちよくなろうね……///」
岡部「いやいやっ、イヤイヤイヤイヤ!!」
紅莉栖「初めてなのに、岡部に迫っちゃってるもんね……やっぱり私もえっちなのかな……///」
岡部「ゆっ、許してくれっ、ゆるしてくれぇ紅莉栖」
紅莉栖「ふふ、何を許すの? もう、おかしな岡部……かわいい///」
岡部「く、紅莉栖……」
紅莉栖「んっ、そんな風に呼ばれちゃうと……もう限界かも。ね、岡部、身体をリラックスさせて……?」
紅莉栖「岡部はなんにも考えなくていいからね……ただ私のことだけを感じて……?」
岡部(力ずくでも逃げるべきなのか、だがそれはっ……)
岡部(どうすればどうすればどうすれば)
紅莉栖「ふふ……おーかべっ///」
ドンドンッ
岡部「!?」
389:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 10:47:11.56 ID:8Zw6+5sn0
紅莉栖「ふぇっ!? なによぅ……いいところだったのに……」
岡部(今のは……ノックの音! ダルか!? いや、早すぎる、それにアイツがノックなど……では一体)
『おーい! 岡部倫太郎ーー!』
紅莉栖「!」
岡部「この声はっ……」
『いるんでしょーっ? あれ、おっかしーなぁ。声聞こえたのに……』
岡部(――鈴羽!! なんという僥倖っ……助かった!!)
紅莉栖「…………」
岡部「ああっ俺だ、今そっちにっ……」
紅莉栖「んぅっ」
岡部「――むぐっ!!??」
紅莉栖「ちゅっ、ちゅぷ、ちゅぅっ……ちゅっ、ちゅむ……ちゅるっ」
541:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 20:06:16.26 ID:8Zw6+5sn0
鈴羽『……? んー? 今のやっぱり、岡部倫太郎の声だったような……』
岡部「ん~~~っ、んむっ、んうぅっ!!」
紅莉栖「ちゅっ、ちゅぅっ、ちゅ、ちゅぷぅっ、んっ、おかべぇ……」
紅莉栖「ちゅるっ、ちゅうぅぅっ、ちゅぱぁっ……」
紅莉栖「……いい子だから、静かにね……?」
岡部「キ……紅莉っ、……今っ、キスっ」
紅莉栖「まだわかってないみたいね……んっ」
岡部「んぅうっ!? んぅーっ!!」
紅莉栖「ちゅぅうっ、ちゅるる、ちゅぅぅっ」
鈴羽『間違いないっ、岡部倫太郎の声だ……な、なんか『んーんー』言ってる……苦しそうな声……』
鈴羽『…………まさか、拷問っ!?』
紅莉栖「ちゅむっ、ちゅぷっ、ちゅるる……はぁあ、岡部の口、おいし……///」
546:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 20:09:29.13 ID:8Zw6+5sn0
鈴羽『まずい、突入? いや、内部の状況を確認してからっ……』ピタッ
岡部「ぷはっ、く、紅莉栖っ……やめ、キスはマズいだろぉっ、鈴羽が来てっ」
紅莉栖「岡部ぇ、すきぃ……すきすき、大好きぃ……んっ、おかべぇ、ちゅぅっ、ちゅぷぷ」
紅莉栖「ちゅぱぁっ……おねがい、私だけを見て……ちゅっ、ちゅるぅっ、すきっ、すきぃ……ちゅぅ、ちゅぷ」
岡部「~~~~~~~」
鈴羽『なんかマズそう……ダメだ、このままじゃ岡部倫太郎がっ……クソっ!!』
紅莉栖「ふふっ、おかべぇ/// ちゅっ、ちゅぅぅっ」
鈴羽『ええぃっ、こうなったら……入るよ岡部倫太郎っっ!?』
岡部「――――」
岡部「んはっ!! だっ、鈴羽入るなっ、今は入室禁止だぁあっ!!」
紅莉栖「あん、こらぁっ……」
鈴羽『へっ…………なんだぁ~、元気そうじゃん岡部倫太郎~……』
紅莉栖「別にいいのに……バレちゃっても……」
鈴羽『ふぅーっ、もぉビックリさせないでよー……んじゃ、入るよー?」
549:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 20:12:03.96 ID:TqcrXV6A0
来たか
551:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 20:12:19.62 ID:8Zw6+5sn0
岡部「だぁぁああだから入室禁止と言ってるだろうっ、い、今はっ、そうっ、極秘ガジェットを開発中なのだっ」
鈴羽『……ちぇ~、いいじゃんかまってよー、店長いないし暇なんだもーん』
紅莉栖「…………」
岡部「バッ、バイトをしていればよかろうバイト戦士! とにかく今は忙しいのだ、極秘なのだっ、絶対入るなよっ!?」
鈴羽『んーそっかぁ、極秘かぁ……なら仕方ないか』
岡部「すまんな……また日を改めてぇえええっ!!??」
鈴羽『っ!? 岡部倫太郎!?』
紅莉栖「ふふっ/// 岡部はぁ……耳が弱点なんだもんねぇ……ちゅっ、ちゅるるぅっ、ちゅぷっ」
岡部「~~~~、~~~っ」
紅莉栖「あん、声、我慢しないでいいよ……もっと聞かせて……いっぱい感じていいんだからね」
紅莉栖「ちゅるっ、ちゅぷんっ……かわいく鳴いてね……///」
岡部「~~~、~~っ、ひっ」
552:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 20:14:25.52 ID:8Zw6+5sn0
鈴羽『ねえ……岡部倫太郎? やっぱり何か隠してない? 何かヒドいことされてるんじゃ……』
岡部「いぃっ、いや、そんなことないぞっ? こ、この極秘ガジェットはなっ、なんと舐め回してくるのだぁっ」
鈴羽『えぇっ!? 舐めるの!? 舌!? すごい、やっぱりキミたちってすごいんだね……』
紅莉栖「舐めまわすって、それじゃ私、犬みたいじゃない……ちゅぅっ、耳の中……ちゅるっ、ちゅぷん」
岡部「ひっ……ひぁっ」
紅莉栖「でも、岡部になら……犬みたいにされちゃうのもいいかも……首筋はどうかな……ちゅっ、ちゅぅぅっ」
岡部「ふぁぁっ……くっ、あっ」
紅莉栖「んっ、おかべ気持ちいい? 足がつっぱっちゃって、感じてくれてるんだ……あぁん、うれしいよぅ///」
岡部「~っ……ぁっ」
紅莉栖「ちゅぷっ、ちゅる……岡部のかわいい声聞いてたら、キスしたくなっちゃった。こっち向いて……」
紅莉栖「……そう、いい子ね、ふふっ///」
鈴羽『でも残念だなぁ……ほら、このまえ一緒に雷ネットやろうって話したからさー』
紅莉栖「ちゅぅううっ、ちゅぱっ、ちゅぷぷっ、ちゅむ、ちゅっ、ちゅぅう」
岡部「~~~~、~~~」
553:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 20:15:41.95 ID:H1h+D/s60
首筋にゾクゾク来るわけだが
554:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 20:17:14.04 ID:8Zw6+5sn0
鈴羽『岡部倫太郎? 聞いてるー? んー……研究に夢中なのかな』
紅莉栖「ちゅぅっ、ちゅっ、ちゅるっ……岡部ぇ、すきぃ、ちゅぱっ、だいすきぃ……」
鈴羽『あの……さ。……聞いてないなら、それでいいんだけど……』
紅莉栖「んっ、おかべっ、ちゅぅうっ、おかべぇっ……」
鈴羽『岡部倫太郎ってさ……いいやつだよね……』
紅莉栖「……ちゅっ、ちゅぷ」
鈴羽『あたしみたいなヘンなヤツにも、優しくしてくれてさ』
鈴羽『仲間だって、呼んでくれたし……』
紅莉栖「……ちゅぅっ、ちゅるっ、ちゅぱ」
紅莉栖「……ふふっ、おーかべ……んちゅっ、ちゅぅぅぅっ///」
岡部「~~~~~」
鈴羽『あたしさ、実はけっこうキミに感謝してるっていうか……ホントだよ?///』
紅莉栖「……岡部、口につばが垂れちゃってる……なめとってあげるね/// ……ちゅるっ、ちゅぷぷ、ちゅぅう」
558:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 20:21:15.26 ID:8Zw6+5sn0
紅莉栖「ちゅむっ、ちゅぷん、ちゅっ、ちゅぅう、ちゅぱぁ……」
鈴羽『私、キ、キミに出会えて、本当によかったって思ってるもん……///』
岡部「……っは……ぁ……紅莉栖っ……紅莉栖ぅっ、」
紅莉栖「うん……おかべっ、おかべっ……ここにいるよ……」
紅莉栖「ずっとここにいるからね……ちゅっ、ちゅぅぅっ」
岡部「んはっ……はっ……」
紅莉栖「ふふっ、よしよし、いい子いい子……///」ナデナデ
鈴羽『あはは……なんか、らしくないこと言っちゃったね、なんでだろ、ドア越しだからかなー……///」
紅莉栖「首にも汗かいちゃって……ちゅっ……ちゅるっ、ちゅぱ……」ナデナデ
岡部「ぁっ、あぁっ」
紅莉栖「んっ、女の子みたいな声出てるよ/// こんな姿……阿万音さんやラボメンのみんなには見せられないよね」
岡部「………っ、っ」
紅莉栖「やだ、そんな切なそうな顔しないで……あぁんもう、かわいいよぅ岡部///」ナデナデ
560:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 20:22:48.84 ID:8Zw6+5sn0
紅莉栖「普段はあんなにかっこいいのに……ふふっ、岡部の恥ずかしがる姿が、私の大好物なんだよ……///」
紅莉栖「ちゅっ、ちゅぅっ……いっぱいいっぱいしてあげる……ちゅぱっ、もっとよろこんでね……///」
鈴羽『なんか、あたしも調子おかしいしさっ……また明日来ることにするよっ』
岡部「んぅっ、紅莉栖っ、……っぁ、紅莉栖ぅっ」
紅莉栖「よしよし……ここにいるからね……」ナデナデ
紅莉栖「もっとたくさん……いっぱい甘えちゃおうね……///」ナデナデ
岡部「~~~っ、~~」
鈴羽『んじゃ、バイバイ岡部りんたろーっ』
岡部(もう……だめ、だ……堕とされる……なんだか……)
紅莉栖「力が抜けたね……ちゅっ、ちゅぅ……ふふ、おかべ……///」ナデナデ
鈴羽「と見せかけてぇっ、今だ隙ありっ!!!!」バーン!!
562:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 20:23:41.83 ID:CRyjo32F0
鈴羽やってしもた
566:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/26(金) 20:25:19.76 ID:2kYpivpa0
あーあ
593:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 20:59:51.88 ID:8Zw6+5sn0
鈴羽「………………」
岡部「……あ……こ、ここ……」
紅莉栖「むぅーっ」
鈴羽「…………」
岡部「これはっ、だな…………」
鈴羽「……」
岡部「すっ、鈴羽……そのっ」
鈴羽「」ボンッ
岡部「あ」
鈴羽「~~~~~~っ//////」
鈴羽「おっ、おじゃましましたぁぁーーーーーーーっ!!!!」
バタンッ!!
594:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 21:00:57.03 ID:CRyjo32F0
鈴羽はかわいいなあ
596:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/26(金) 21:02:27.15 ID:xRsCP8I50
鈴羽さんがログアウトしました
次→
紅莉栖「未来ガジェットマイナス8号『デレデレンジ(はぁと)』?」【後編】
- 関連記事
-
Amazonの新着おすすめ
おすすめサイトの最新記事