1:
◆m8UWl4KAsE 2020/06/10(水) 12:53:46.38
ID:pGkldxAV0
・アイドルマスターミリオンライブ!のSSです
・キャラ崩壊注意
・多少百合
・ミニコン貴音さんがちっちゃいシアターアイドルとコミュニケーション取るおはなし
2:
◆m8UWl4KAsE 2020/06/10(水) 12:56:13.27
ID:pGkldxAV0
四条貴音「茜、その愛らしい着ぐるみは、まさか…………」
野々原茜「お目が高いね、貴音ちゃん! そう! これぞまさにきぐるみ茜ちゃん人形マークII! 茜ちゃんの溢れんばかりのかわいさを伝えるために、当社比1.2倍の大きさになりました!!」
貴音「確かに、以前にもまして愛らしく思えます…………。今度こそこれを着て公演に立ち、会場中を愛らしさで染め上げたいものです」
茜「でしょでしょ? カワイイ茜ちゃんがおっきくなっちゃったら、その分かわいさが増えて幸せだよね!」
貴音「……ですがもちろん、小さな茜も愛らしいですよ?」
茜「おおう!? 不意打ちとは……貴音ちゃんさ、そんな顔すんの、反則…………」
白石紬「全くもってその通りです。野々原さんの可愛らしさは、大きさといった概念を超えて、世界中に伝わるべきです」
茜「つむりんいつの間に来たの!?」
3:
◆m8UWl4KAsE 2020/06/10(水) 12:57:12.83
ID:pGkldxAV0
大神環「たっだいまー!」
貴音「おや、環。外に行っていたのですか?」
環「あ、たかね! うん、劇場の裏を探検してたんだ!」
環「ねえ聞いて聞いて! たまき、困ってる動物を助けてあげたんだぞ!」
貴音「まぁ、それは良い事をしましたね。情けは人の為ならず。いずれ巡り巡って、環の為になるでしょう」
環「あ、それでね、これが…………」
環「助けてあげたカエル!」
貴音「…………環、動物は本来の場所に、戻すべきですよ?」
環「うん、あとで帰してくる! …………たかね、具合悪いの?」
貴音「大丈夫ですよ。さ、早く…………」
環「そしてこっちのケージに入ってるのが~」
環「カエルを食べようとしてたヘビ!」
環「カエルと離れた場所に帰してあげようと思うんだー! それでね…………たかね?」
環「…………動かなくなっちゃった」
4:
◆m8UWl4KAsE 2020/06/10(水) 12:58:26.88
ID:pGkldxAV0
貴音「真、良い香りですね」
箱崎星梨花「あ、貴音さん! 今、おうちから持ってきた紅茶を飲んでたところなんです!」
星梨花「良かったら、いかがですか?」
貴音「ありがたく頂戴します。……なるほど。身体の芯から、暖まりますね。心が落ち着きます」
星梨花「えへへ、そう言ってもらえると嬉しいです! 家から魔法瓶に入れて、持ってきた甲斐が有りました!」
貴音「……魔法瓶とは、お湯以外を入れても良かったのですね……」
星梨花「え、魔法瓶って、紅茶を入れる為の物じゃないんですか?」
貴音「私はろけ先でかっぷらぁめんが食べたくなった時用に、お湯を入れて持ち運んでおりますが」
星梨花「カップラーメン……」
貴音「……もし良かったら、紅茶のお礼にご馳走しましょうか? 劇場のきっちんに、とっておきのものが残っていたはずです」
星梨花「えっ、良いんですか!? わたし、初めて食べます!」
貴音「ふふっ、是非かっぷらぁめんの美味しさを、知ってくださいね」
5:
◆m8UWl4KAsE 2020/06/10(水) 12:59:30.53
ID:pGkldxAV0
木下ひなた「…………」ポー
貴音「……ひなた? 私に、何か?」
ひなた「わぁっ!? ち、違うんだよぉ貴音お嬢さん、用事とかは、なくて……」
ひなた「ただ、貴音お嬢さんの髪に、見とれていただけなんだぁ」
貴音「まぁ、私の、髪に……?」
ひなた「うん、初めて見た時から、ずっと綺麗だなぁって思ってたんだぁ」
ひなた「きらびやかな貴音お嬢さんにぴったしの、銀の天の川みたいで……」
ひなた「本当に、輝いて見えるべさ」
貴音「……ひなた、ありがとうございます。私の髪は、生まれついてのもの。私の、大事な一部。本当に、嬉しいです」
貴音「ですが、ひなたの髪だって美しいのですよ? 艶やかで、生命力に満ちていて、まるで太陽の光を浴びた木の肌の様……」
貴音「それも、多くの人がその根本に集い、休んだり語らったりするような。人々を安心させる、素晴らしい髪です」
ひなた「……えへへ、そうかい? ありがとねぇ。そう言えば、ばあちゃんにも『ひなっこの髪は、撫でてると安心する 』って言われたっけねぇ」
貴音「まぁ、本当ですか? 是非、試してみたいものです……!」
ひなた「え、えぇっ!? ……う、うん、いいよぉ。ちょっと、恥ずかしいけど……」
ひなた「それと、代わりと言っちゃなんだけど、貴音お嬢さんの髪も、その……」
貴音「ええ、もちろんです。どうぞ、優しく触ってくださいましね……♪」
6:
◆m8UWl4KAsE 2020/06/10(水) 13:01:43.30
ID:pGkldxAV0
高槻やよい「あ、貴音さん! 今日うちでもやし祭りするんですけど、一緒にどうですか?」
貴音「なんと、良いのですか! ……いえ、いつも絶品のもやし料理を振る舞われてばかりですね……何か恩返しをしなくては……」
貴音「……そうです、本日のもやし祭り、私に任せていただけませんか? かねてから考えていた『もやしらぁめん』をご覧に入れましょう」
やよい「えぇーっ、そんな、悪いですー! それに今うちに、麺ありませんし……」
貴音「やよい、もやし祭りの主役はあくまでもやしであるべきです。それに麺なら心配ありません。もやしもまた、白く細長いもの。もやし祭りでは、もやしが麺足り得るのです」
やよい「でもでも、スープ作るの、大変ですよね? 」
貴音「問題ありません。世の中には『焼きらぁめん 』などというものもあるくらいですから、ほっとぷれーとで作り上げて見せましょう」
貴音「お願いです、『もやしらぁめん』を形にする、またとない機会なのです……!」
やよい「……わ、分かりましたー! 今日のもやし祭りは、貴音さんにお任せします!」
貴音「お待ちどうさまです」
やよい「こ、これは……! ホットプレートの上に味付けされたもやしが炒められて……!」
やよい「いつものもやし祭りですー!」
貴音「なんと」
7:
◆m8UWl4KAsE 2020/06/10(水) 13:03:39.47
ID:pGkldxAV0
貴音「前から尋ねたかったのですが」
馬場このみ「何かしら貴音ちゃん? このみお姉さんに、何でも聞いてちょうだい!」
貴音「お酒とは、そんなにも美味しいものなのですか? よく莉緒と、そう話しているのを聞きますが……」
このみ「あー……難しい質問ね……。美味しいとは思うけど、貴音ちゃんの求めてる美味しさとは違う気がするし……というか未成年の子に美味しいって伝えるのもどうなのかしら?」
貴音「莉緒は『美味しいわよー!』と答えておりました」
このみ「あの子はもうちょっと大人としての振る舞いを学ぶべきね」
貴音「また、『貴音ちゃんは日本酒が似合いそう』とも」
このみ「あーそうね、確かに貴音ちゃん『和』って感じだものね! 升とか盃とかで呑む姿、絵になりそうだわ!」
貴音「そう言われると、気になりますね。日本酒とは、どのような味なのですか?」
このみ「そうねー、辛口とか甘口とかあるけど……とりあえず、喉が熱く感じるわね」
貴音「そうなのですか。同じあるこーるなのに、予防注射の時に塗るものとは逆なのですね」
このみ「確かに消毒用のやつはヒヤッとするわよね。どうしてなのかしら?」
貴音「……おや、もうこんな時間ですか。申しわけありませんが、私、れっすんに向かわせていただきます」
このみ「あら、そうなの? レッスン、頑張ってね!」
貴音「ありがとうございます。では……」スタスタ
このみ「…………」
このみ「貴音ちゃんも、予防注射するのね……。いや、それが普通なんだけど…………」
8:
◆m8UWl4KAsE 2020/06/10(水) 13:05:06.41
ID:pGkldxAV0
中谷育「……よし、もうそろそろかな。端っこから、そーっと、そーっと……あ!」
貴音「おや、崩れてしまいましたね。では、この玉子焼き、もといそぼろも」
育「スクランブルエッグ!」
貴音「……すくらんぶるえっぐも、私がいただきますね」
育「こ、今度こそ! 今度こそ美味しい玉子焼きを、貴音さんに食べさせてあげるからね!」
貴音「育、焦らなくても大丈夫ですよ。育の素晴らしい所は、何度失敗してもめげずに頑張る所です。目玉焼きの時の様に、自分を信じて何度でも挑戦すれば良いのです」
貴音「そのために、私がいるのですから」
育「……うん。ありがとう、貴音さん! 待っててね、貴音さんがお腹いっぱいになっちゃう前に、わたしが綺麗な玉子焼き作ってあげるから!」
貴音「ふふっ、それでは私は、育が玉子焼きを作れるようになるまで、そぼろを食べ続ける事を約束しましょう」
育「スクランブルエッグ、ね!」
貴音「……すくらんぶるえっぐを、食べ続けましょう」
9:
◆m8UWl4KAsE 2020/06/10(水) 13:07:35.28
ID:pGkldxAV0
周防桃子「うーん……」
貴音「どうしたのですか、桃子? 何やら踏み台を眺めているようですが」
桃子「あ、貴音さん。……実は桃子、最近ちょっと背が伸びたんだよね」
桃子「今はまだ大丈夫だけど、もしこのままどんどん伸びたら、これも低くしなきゃいけないのかなって思ってたところ」
桃子「でも、低くするのも大変だよね……その時は、お兄ちゃんにやってもらおうかな」
貴音「なるほど、そういう事でしたか……。……桃子、私に手伝わせていただけませんか? 踏み台を使わずに桃子の目線を変える方法を、1つ思いつきました」
桃子「え、そんな方法あるの? ……じゃあ、1回試しに……」
プロデューサー「桃子いるか? 次の公演なんだけど……」ガチャ
貴音「…………」モモコダキー
桃子「…………」タカネニダカレー
P「…………」
桃子「……いるけど?」
P「あっ、うん、ええと、『Girl meets Wonder』やるから、その時の衣装なんだけど……」
貴音「…………」
P「えっと……」
桃子「……ごめん貴音さん、この方法、みんなやりにくいと思う……」
貴音「まぁ、そうなのですか?」
桃子「目線以外の全部が合わなくなっちゃうんだもん……」
10:
◆m8UWl4KAsE 2020/06/10(水) 13:09:39.22
ID:pGkldxAV0
貴音「劇場が出来てから、毎日がより充実している気がします……。まさか愛らしい仲間たちが増える事が、こんなにも幸せな事だとは…………」
貴音「プロデューサーや高木殿、小鳥嬢には、感謝してもしきれませんね……」
我那覇響「あ、貴音。こんな所にいたのか」ガチャ
響「自分もう帰るけど、貴音はどうする? どうせ今日もご飯食べてくんでしょ?」
貴音「もちろんです。私が食べなければ、響も食材を持て余すでしょうしね」
響「いや、そもそも貴音がいっつもご飯食べに来るから、多めに買ってるんだけど……」
響「じゃあ自分、出入口で待ってるからね! 早く支度してよね!」タッタッ
貴音「…………」
貴音「……それでも愛しく思えるものが変わらない事が、何よりの幸福なのかもしれませんね……」
正妻が全部持ってくEND
11:
◆m8UWl4KAsE 2020/06/10(水) 13:18:20.87
ID:pGkldxAV0
なんかもうこれ以上ジュエルかき集められないので、貴音SSを書くことでSSRを呼び込もうという作戦です。高速で書いたのでアイドル達のコレジャナイ感が強い。担当Pに見せられない。
ひびたか好きですが、たかひなも好きだし、たかロコだってたかエミだって好きですが、あかつむが1番好きです。
HTML化依頼ってのをしてきます。
13:
◆m8UWl4KAsE 2020/06/10(水) 13:50:55.61
ID:pGkldxAV0
追記です
天井しました
以上です
14:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/06/10(水) 13:59:26.90 ID:fmHK5jqk0
まじか....お疲れ様...
16:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/06/12(金) 03:03:36.00 ID:Tn2rdNQZ0
おつかれー
ひびたかは正義、はっきり分かんだね
元スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1591761226/
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