1:
◆dzX3.Do/lI 2019/03/06(水) 01:02:03.45
ID:xI5pcwTt0
【番組収録中】
あきら「それじゃ番組へのメッセージは『#ニューラジ』までよろしくデス」
りあむ「甘い言葉だけくれ。じゃないとめっちゃやむ!」
あきら「ちょっと休憩しましょうか。りあむサンは珈琲と紅茶、どっちにします?」
りあむ「紅茶!珈琲苦手なんだよね、ぼく」
りあむ「正直あんなの飲んでるヤツの気が知れないね!大層な割に何入れても結局不味いしさあ」
りあむ「また炎上してるぅ……僕がなにしたってんだよぉ」
P「お前無意識に敵作るタイプだよな」
2:
◆dzX3.Do/lI 2019/03/06(水) 01:02:53.40
ID:xI5pcwTt0
りあむ「だって珈琲美味しくないじゃん。苦いし、味なんてわかんないし」
りあむ「個人の好みを言って何が悪いんだよぉ!アイドルにだって好き嫌いはあるもん!」
P「まあまあ落ち着け」
りあむ「うう……Pサマ、Pサマはぼくの味方だよね?」
P「俺だって別にりあむの好みを否定するわけじゃないよ」
りあむ「だろ?そうでしょ??やっぱぼくはなんも悪くねぇ!」
りあむ「それなのにことあるごとに揚げ足取り腐って!これだからネットのオタクどもはぁー!」
P「だからといって一々否定するもんじゃない」
りあむ「Pサマまでぼくを否定する……信じてたのに……」
3:
◆dzX3.Do/lI 2019/03/06(水) 01:03:31.55
ID:xI5pcwTt0
P「まあ燃えるのはそれだけりあむの言葉に注目してるってことだよ」
りあむ「Pサマポジティブー。鋼のメンタルすぎない?ちょっとぼくにわけて」
P「とはいえある程度対処はしないとならんか」
りあむ「また最初に謝るの?なんかもう、毎回してるような気がするぅ……」
P「一言詫びを入れることはもちろんだけど」
P「けど……そうだな」
りあむ「?」
―――――――――
4:
◆dzX3.Do/lI 2019/03/06(水) 01:04:18.75
ID:xI5pcwTt0
―――――――――
P「はい、というわけで都内の某有名店に来てみました」
りあむ「なんで?」
5:
◆dzX3.Do/lI 2019/03/06(水) 01:05:12.18
ID:xI5pcwTt0
りあむ「え、何これ。収録?今日ぼくオフなんだけど」
りあむ「それともアレ?『本物の珈琲を味合わせてやりますよ』的なやつ??」
P「お察しがいいようで」
りあむ「………うわーん!!Pサマがぼくをいじめるぅー!!」
りあむ「休みなのにお仕事させるぅ!仕事って言ってぼくの嫌がることをやらせるよう!!」
P「人聞きの悪いことを言うな」
りあむ「これはれっきとしたプロデューサーハラスメントだ!プロハラだあ!」
P「なんだそりゃ」
6:
◆dzX3.Do/lI 2019/03/06(水) 01:05:48.67
ID:xI5pcwTt0
P「この前のりあむの言葉には俺も思うところあってな。ま、今回は付き合え」
りあむ「うー……」
P「まあまあ。最初に飲んだら、後は好きなもの頼んでいいから」
りあむ「えっいいの。タダで?好きなもの、なんでも??」
P「いいぞ。経費でな」
りあむ「」
P「思えばこういう機会って中々なかったし、りあむを知るいい機会になるかもなあ」
りあむ「やっぱ仕事じゃん……めっちゃやむ」
7:
◆dzX3.Do/lI 2019/03/06(水) 01:06:41.88
ID:xI5pcwTt0
<オマタセシマシター \コトリ/
P「それじゃ、召し上がれ」
りあむ「……ぼく、珈琲って匂いから苦手なんだよう。あの、ヘンに鼻に残る感じが」
P「大丈夫だって。ささ、ぐぐっと」
りあむ「うう……」
りあむ「―――っ!」コク
8:
◆dzX3.Do/lI 2019/03/06(水) 01:07:28.68
ID:xI5pcwTt0
りあむ「………………あれ」
P「どうだ?」
りあむ「なんていうか……思ったよりも苦くない?ちゃんと味がする」
りあむ「とりあえず前ぼくが飲んだのとは全然違う、ってことはわかる」
P「りあむさ、これまで飲んできた珈琲ってどんなだった?」
りあむ「えっと。家とか事務所にあった、粉を溶かす奴」
P「お店で飲んだことは」
りあむ「ないよ。これが初めて」フルフル
P「そっか。作り方がりあむ好みじゃなかったんだな、きっと」
9:
◆dzX3.Do/lI 2019/03/06(水) 01:07:55.54
ID:xI5pcwTt0
P「それで、これなら飲めそうか?」
りあむ「何とか……。でもこれ、高いよね?」
りあむ「さっき都内の有名店って言ってたし。それじゃ美味しくて当然だな?」
P「いんや。これ一杯で350円だ」
りあむ「え゛ そうなの!?」
P「まあこれ一杯でりあむに『珈琲を好きになれ!』っていうつもりはないよ」
P「ただ、あんまり飲んだことなさそうだったからさ。せっかくの機会と思って」
10:
◆dzX3.Do/lI 2019/03/06(水) 01:08:27.32
ID:xI5pcwTt0
りあむ「これ、何か入れてもいい?」
P「もちろん」
りあむ「……………ん。これなら飲めそう」
P「今回の件、折角だから次の収録で話してみたらどうだ?」
りあむ「でも……速攻で推し変とか、また炎上しない?」
P「気にするな、もう燃えてるから」
りあむ「う゛」
P「感じたことを素直に発信できるのは、りあむの強みだよ」
P「黙ってても伝わらないんだ。思ったことは、バンバン言ってけ!」
11:
◆dzX3.Do/lI 2019/03/06(水) 01:09:56.27
ID:xI5pcwTt0
【番組収録中】
りあむ「―――で、こうすればぼくにも飲めそうってわかったの」
あかり「へえ……。私、あんまり珈琲って飲んだことないなー」
りあむ「あれから試してみたんだけど、粉でもちゃんと作れば匂いも味もするの」
りあむ「珈琲って奥が深いな?一週間前のぼくを殴ってやりたい……」
あかり「今度、私も飲んでみるんご!」
りあむ「まあぼくもまだ苦手だけどね。作るの大変だし、種類も味も全然違うし」
りあむ「それに比べりゃ紅茶はラクだよね。なんたってパック入れればいいだけなんだから!」
あかり「あっ」
りあむ「へ?」
P「」
12:
◆dzX3.Do/lI 2019/03/06(水) 01:10:27.74
ID:xI5pcwTt0
りあむ「Pサマ……また炎上してるよぅ」
P「なんでお前は所かまわず燃料を撒き散らすんだよ」
りあむ「うわーん!今度は紅茶について教えてよう!」
P「わかった、わかった」
おわり
14:
◆dzX3.Do/lI 2019/03/06(水) 01:16:07.33
ID:xI5pcwTt0
以上でおしまいです。ここまで読んで下さいましてありがとうございました。
りあむは不用意な言葉でぽんぽん炎上しそうですね。悪気はなさそうなんだけど。
その都度プロデューサーやら他のアイドルやらにフォロー入れられながら、
アイドルとしてゆっくり延びていくのかなあ、と思っております。
元スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1551801723/
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