1:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/19(土) 20:59:49.02
ID:iznu4Skao
ミク「ちょっ、ちょっとゼロツー!?」
ゼロツー「ってことでぇ……それっ!」
ガバッ!
ミク「きゃあっ!? な、何するのよ!」
ゼロツー「食後のデザート、いっただっきま~す!」
ミク「ミクはデザートじゃな……くっ、くすぐったいってばぁ、あははっ!」
ゼロツー「んー! 甘ーい!」
一同「……」
3:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/19(土) 21:03:27.68
ID:iznu4Skao
ゼロツー「ダーリンの味も刺激的だけど……んーっ」
ミク「ひょえっ!?///」
ゼロツー「食後には、やっぱり甘いのだよね!」
イチゴ「はーい、そこまで! 二人共、お行儀悪いよ!」
ゼロツー「……ちぇっ」
ミク「ちぇっ、じゃないでしょアンタって子は~!」
ゼロツー「あっはは! ゴメンゴメン!」
ココロ・イクノ「……」
男子達「……」
4:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/19(土) 21:06:11.96
ID:iznu4Skao
ゼロツー「物足りないけど、ありがとミク」
ミク「……お礼を言われても、複雑なんだけど」
イチゴ「でも……確かに、甘いものは欲しいよね」
ゼロツー「そうそう! なんだ、話がわかるじゃん!」
イチゴ「だからって、人を舐めるのは禁止!」
ゼロツー「えーっ!?」
ミク「えーっ、じゃない! 舐められる方の身にもなってよね!」
ココロ・イクノ「……」
男子達「……」
5:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/19(土) 21:10:41.51
ID:iznu4Skao
ゼロツー「それじゃあ……はいっ、どうぞ」
ミク「どうぞって……は、はあっ!?」
ゼロツー「舐められる方の身にならないと、気持ちがわからないな~」ニンマリ
ミク「ぜ、ゼロツー……アンタねぇ!?」
イチゴ「アンタ達ねぇ、仲が良いにしても、さすがに――」
イクノ「それじゃあ、私が舐めるね」
ゼロツー・ミク・イチゴ「……」
ゼロツー・ミク・イチゴ「えっ?」
ココロ「……」
男子達「……」
6:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/19(土) 21:13:33.50
ID:iznu4Skao
イクノ「どうしたの、驚いた顔して」
ゼロツー「あ、いや……うん」
ミク「イクノ!? アンタ、本気!?」
イクノ「本気だよ」
イチゴ「……はぁ、どうしてこんな事に」
イクノ「ほら、イチゴ。舐めるからこっち向いて」
イチゴ「……」
イチゴ「へっ!?」
ココロ「……」
男子達「……」
8:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/19(土) 21:17:47.19
ID:iznu4Skao
イチゴ「いっ、イクノ!? 何言ってるの!?」
イクノ「? ゼロツーは、ミクが舐めるでしょ?」
ミク「ちょっと!? 勝手に決めないでよ!」
イクノ「そうしたら、私はイチゴを舐めるしか無いじゃないの」
イチゴ「どうしてそうなるの!?」
イクノ「ほら、私って、甘酸っぱいのも嫌いじゃないし」
ゼロツー「あー! 名前の通り、イチゴ味かも知れないもんね!」
イチゴ「そんな事、あるはずないじゃないの!」
イクノ「それは、舐めてみないとわからない。ほら、イチゴ」
イチゴ「……!?」
ココロ「……」
男子達「……」
9:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/19(土) 21:21:25.79
ID:iznu4Skao
ゴロー「……俺達って、こういう時に無力だよな」
フトシ「……うん。なんだか、話に入って行きにくいよね」
ゾロメ「おい、ヒロ……お前が何とかしてこいよ」
ヒロ「無理だよ……俺、ああいう時のゼロツー、止められないよ……」
ココロ「……あ、あのっ!」
男子達「……えっ?」
ココロ「ヒロくんは……刺激的な味、なんだよね?」
ココロ「だ、だったら……ミツルくんは、どんな味なのかな!?」
ミツル「……」
ミツル「えっ?」
10:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/19(土) 21:26:37.97
ID:iznu4Skao
ミツル「こっ、ココロさん!? 何を言ってるんですか!?」
ココロ「私、気になるの! ミツルくんの味が!」
ココロ「だ、だってその……ゆっくり味わう余裕なんて、なかったから……///」
ミツル「そ、それは……///」
ミツル・ココロ「……///」
フトシ「ミツルううう~~っ!」
ガシッ!
ミツル「なっ、何を!? は、離してください!」
フトシ「ココロちゃんが! ココロちゃんがミツルを味わう位なら……!」
フトシ「俺が、お前を舐めて、その味をココロちゃんに伝える!」
ミツル「はあっ!?」
ココロ「ええっ!?」
11:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/19(土) 21:30:41.71
ID:iznu4Skao
ミツル「やめてください! 何を考えてるんですか!」
フトシ「待っててココロちゃん! 俺、舌は確かだから!」
ミツル「や、やめ……! ココロさんが見てる前で、そんな……!」
ココロ「みっ、ミツルくん!」
ミツル「こ、ココロさ――」
ヒロ「……」
ミツル「――ヒロ――ッ! 見ないでください! お願いです!」
ミツル「こんな姿を……アナタだけには見られたくありませ――んっ!」
ココロ「……」
ココロ「ミツルくん?」
12:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/19(土) 21:35:03.64
ID:iznu4Skao
ココロ「ねえ、私には見られても良いの?」
ココロ「ヒロくんには、見られたくないのに?」
ミツル「ち、違っ……今のは……!」
フトシ「んー……」
ぺろっ!
ミツル「うあっ!?」ビクンッ!
フトシ「……あんまり、味がしないや」
ヒロ「……」
ミツル「やめてくださ――いっ! ヒロ、見ないで!」
ミツル「こんな僕を見ないでください! ヒロ――ッ!」
ヒロ「……あ、うん」
ミツル「……ありがとう、ございます」
ココロ「……」
13:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/19(土) 21:43:04.07
ID:iznu4Skao
・ ・ ・
ゴロー「……なんか、すげえ怒ってたな」
ヒロ「……笑ってるのに、迫力があったよね」
ゾロメ「……俺、あんなココロちゃん初めて見た」
ゴロー「二人してどっか行っちまったし……」チラッ
ヒロ「ちょっとゴロー、俺を見るのやめてよ」
フトシ「うっ……! うぇっ!」ポロポロッ
フトシ「ココロちゃん……! そんなにミツルの薄味が良いの……!?」ポロポロッ
ゾロメ「――元気出せよ。顔がグチャグチャじゃねえか」
…ポンッ
フトシ「……ゾロメ」ポロポロッ
ゾロメ「濃厚なスープも良いけど、背脂凄いぞ。つか、痩せろデブ」
フトシ「うわああああっ!」ポロポロッ!
ヒロ・ゴロー「……ひでえな」
14:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/19(土) 21:50:04.68
ID:iznu4Skao
ヒロ・ゴロー「……」
ヒロ「……とっ、とりあえず! 女子達は!?」
ゴロー「……おっ、おう! こっちばかりに気を取られてたぜ!」
イクノ「イチゴ……ちょっとペロッとするだけだから」チュバッ! チュバッ!
イチゴ「絶対ウソ! その唇の動き、ペロッって感じじゃない!」
イクノ「大丈夫。イチゴ、私を信じて」チュバッ! チュバッ!
グググッ…!
ミク「凄い力……! ゼロツー、アンタ真面目にやってんの!?」
ゼロツー「やってるよ! やってるけど、止まらないんだって!」
ヒロ・ゴロー「……!?」
15:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/19(土) 21:58:11.04
ID:iznu4Skao
イチゴ「もっ、もうやめよ!? ねっ!?」
イクノ「そうだね、イチゴがそこまで言うなら……」チュバッ! チュバッ!
イチゴ「聞く耳持たず!」
ゼロツー・ミク「んがぎぎぎっ……!」
ヒロ・ゴロー「……」
ゾロメ「……うっわ、なんだかやべえ感じになってるじゃん」
ヒロ「……ゾロメ」
ゴロー「フトシは?」
ゾロメ「なんか、ミツルとココロちゃんの様子を見に行くって出てった」
ヒロ・ゴロー「……なあ、それ、まずいんじゃ――」
ゼロツー・イチゴ・ミク「――ちょっと男子! 手を貸して!」
ヒロ・ゴロー・ゾロメ「……はっ?」
イクノ「イチゴ……! イチゴ……!」チュバッ! チュバッ!
16:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/19(土) 22:03:42.90
ID:iznu4Skao
ゼロツー「ダーリンっ! 止めるの、手伝って!」
ヒロ「お、俺がっ!?」
イチゴ「た、助けてヒロっ! ゴロー!」
ゴロー「助けろったって……」
ミク「こういう時くらい役に立ちなさいよね、ガキンチョ!」
ゾロメ「あぁ!? んだとコラァ!」
イクノ「――邪魔する気?」チュバッ! チュバッ!
男子達「ひっ!?」
男子達「……あの、その」
女子達「男子っ!」
男子達「……」
17:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/19(土) 22:10:22.98
ID:iznu4Skao
ゴロー「……うん。そもそも、女子が始めたことだしな」
ヒロ「……ああ。俺も、ゼロツーが皆と仲良くなれたみたいで嬉しいよ」
ゾロメ「……だな。アイツも俺様のパートナーだけど、満更でも無さそうだったしよ」
女子達「……」
女子達「はっ?」
ゴロー「女子同士のコミュニケーションに、男子が入っていくもんじゃないな!」
ヒロ「そうだね! 本当、ゴローの言う通りだと、俺も思う!」
ゾロメ「おう! っつーわけで、俺たちは部屋に戻るとするか!」
男子達「そうしよう!」
女子達「……」
18:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/19(土) 22:14:39.61
ID:iznu4Skao
男子達「――それじゃっ!」
…ガシッ!
ゼロツー「……ダーリン? ボクは、手を貸してって言ったんだけどなぁ?」
ヒロ「ぜ、ゼロツー……いや、その……ははは」
ミク「……あのさぁ。パートナーがお願いしてるのに、逃げるって何?」
ゾロメ「それは、その、あれだよ……にっ、逃げたわけじゃねーし!」
ゼロツー・ミク「あ゙ぁ!?」
ヒロ・ゾロメ「……すみませんでした」
ヒロ「……ねえ、ゴローは?」
ゾロメ「……チクショウ、アイツ一人で逃げやがった」
19:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/19(土) 22:21:09.11
ID:iznu4Skao
ゼロツー「ダーリン? これは、お仕置きが必要かな?」
ヒロ「おっ、お仕置き!?」
ミク「今日という今日は……覚悟しないさいよね」
ゾロメ「かっ、覚悟!?」
ゼロツー「思いっきりやろうね、ミク♪」ニコッ
ミク「そうだね、ゼロツー♪」ニコッ
ヒロ・ゾロメ「……!?」
ヒロ・ゾロメ「や、やめ――」
イチゴ「やめてええええっ! だ、誰かっ! 誰かああああっ!」
イクノ「ふーっ! ここの味は!? ここは!? ここは!?」チュバッ! チュバッ!
イチゴ「あいたたたいたたた! 助けっ、助けてええええっ!」
ヒロ・ゼロツー・ゾロメ・ミク「……」
ヒロ・ゼロツー・ゾロメ・ミク「あっ」
21:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/19(土) 22:24:53.59
ID:iznu4Skao
・ ・ ・
ゴロー「……――と、こういった事がありまして」
ハチ「報告ご苦労だったな」
ナナ「ねえ……ホッペタ真っ赤だけど……痛くないの?」
ゴロー「はは、もう感覚が無い程叩かれたので大丈夫ですよ」
ナナ「……そ、そう」
ハチ「しかし、博士……本当に、何もしなくて良かったのですか?」
博士「子供がじゃれとるのに、一々付き合っとれるか」
博士「それにまあ、中々興味深いデータも取れた」
ナナ・ハチ「……はあ」
22:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/19(土) 22:32:36.94
ID:iznu4Skao
ナナ「でも……」
ハチ「何人かは、虚ろな目で――おそらきれい――しか言わなくなり……」
ナナ「何人かは、非常に満足した様子で……」
ハチ「一人は、濁った目で、見ているだけなのも、それはそれで――と……」
一同「……」
博士「……あのじゃじゃ馬はどうしておる?」
ゴロー「ミクと、ちょっと仲良くなったみたいです」
博士「ほう! 今度は、友情を深めようというのか、アヤツは!」
博士「善き哉、善き哉! はっはっは!」
ゴロー・ナナ・ハチ「……」
23:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/19(土) 22:39:49.99
ID:iznu4Skao
・ ・ ・
ミク「――ほーんとっ! 男子って、肝心な時に役に立たないんだから!」
ゼロツー「ダーリンには、今度からしっかりして貰わないと」
ミク「大丈夫じゃない? あれだけ言って聞かせたんだし」
ゼロツー「……うん、そうだね」
ミク「パートナーの躾は、しっかりしないとね!」
ゼロツー「躾かぁ……ダーリンにそういう真似するなんて、考えもしなかった」
ミク「そんなんじゃ駄目だよ、ゼロツー!」
ゼロツー「……うーん」
ミク「……そういう事をヒロにするのって、抵抗ある?」
ゼロツー「……ううん、楽しみかも」ニンマリ
ミク「そうそう、その意気!」
ミク「舐めた真似したら、ガツンといかないと!」
おわり
24:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/19(土) 22:43:22.85
ID:iznu4Skao
こんなくだらないもん最後まで読んでくれてありがとう
HTML化依頼出しときます
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