オリアナ「ねぇ、お姉さんを匿ってくれない?」上条「……えっ?」

2011-05-26 (木) 00:17  禁書目録SS   7コメント  
58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/24(火) 14:33:58.59 ID:AfbMFKa30
オリアナ「ふふふ……お姉さんとイイことしない?」

上条「ま、またそうやって……」

オリアナ「あら、したくないの?」

上条「いや、それは……うう」

オリアナ(ふふ……相変わらずからかいがいのある坊やね。もうちょっとだけ遊んで――)

上条「お、お願いします!」

オリアナ「…………え?」

上条「不肖上条当麻、この年でまだ女体を知らず(多分)、
   ぜひともお姉さまにご指導いただきたい次第でございます!」



オリアナ「えっと……本気?」

上条「もちろん! さあ、この体好きにしてください!」

オリアナ(ど、どうしよう……)



64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/24(火) 15:23:17.11 ID:AfbMFKa30
どうせグダグダなら少し書かせてくれ、>>1が来るまでの保守

オリアナ「えっと……本気?」

上条「ああ、お前が相手なら何も言う事は無い……お願いします!」

オリアナ(……実は経験無いなんて、今更言えない……)

上条「どうした? ……やっぱり俺なんかの相手なんて嫌か?」

オリアナ「そ、そういうわけじゃないわよ。ただ……」

上条「オリアナ……お前、まさか俺と一緒で経験無い?」

オリアナ「なっ……そんなことあるわけないでしょう!?
      もう下は濡れてびちゃびちゃ、準備OKよ?」

上条「さ、さすがオリアナ……上条さんもテンション上がってきましたよ!」

オリアナ(なんたかバレずにすんだわね……って)

オリアナ「ちょっと! なんで服を脱いでるの!?」

上条「何でって……服を脱がなきゃ出来ないだろ? ……まさかお前!」

オリアナ(うっ……バレちゃったかしら……?)

上条「脱がすのが好きなのか!? 経験豊富なお姉さんは違うな……」

オリアナ(……バカの童貞で助かったわ)



65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/24(火) 15:37:08.66 ID:AfbMFKa30
上条「よし……では改めて、お願いします!」

オリアナ「だからその、ね?」

上条「……駄目なのか? 何がいけないんだ!?」

オリアナ「えっと……そんながっついちゃダメ。冷静になれない男はすぐ果てちゃうわよ?」

上条「なるほど……勉強になるな。冷静に……冷静に……」

オリアナ(……さてどうやってこの場を切り抜けようかしら)

上条「冷静に……冷静に……」

オリアナ(なんとかごまかして逃げるしかないわね……まあ、坊や一人なら簡単に逃げられるでしょう)

上条「冷静に……冷静に……って美味しそうな身体目の前にして冷静になれるかああ!!」

オリアナ「ひ、ひいっ!? 近寄らないで!!」

上条「ぐはっ……!? ……酷い」

オリアナ「あっ……ゴメンね」



67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/24(火) 15:45:25.13 ID:AfbMFKa30
上条「……結局、お前する気無いんだろ」

オリアナ「ち、違うわ。ただ、ちょっとまだそういう気分になれないってだけなのよ」

上条「気分か……そういえば前にあいつらが――」

土御門『カミやん、ムフフな事をするときはムードが大事だぜい?』

青ピ『デートして、夜景を見てそっからが勝負なんやでー』

上条(――って言ってたな……。つまり、)

上条「わかったぞ、オリアナ!」

オリアナ(わかった……? 諦める気になっってくれたのかしら)

上条「いきなりじゃそりゃ駄目だよな。……よし、俺とデートしてくれ!」

オリアナ「……はい?」



68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/24(火) 15:51:58.91 ID:AfbMFKa30
オリアナ「……どこがどうしてそうなったのか、お姉さんに説明してくれるかしら?」

上条「お前はそういう気分じゃないって言ったよな。つまり、ムード作りが必要って事なんだろ?」

オリアナ「……えーっと」

上条「さすが経験豊富なお姉さん……快楽だけでなく俺に男女のマナーまで教えようとしてるなんて!」

オリアナ「そんなこと言ってな」

上条「いや、みなまで言うな……この上条当麻、オリアナ先生を立派にエスコートしてみせます!」

オリアナ「だから人の話を……」

上条「そうと決まればまずは準備だ! 悪いがちょっと待っててくれよ!」

オリアナ「行っちゃった…………これが童貞の力なのかしら」



69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/24(火) 16:04:21.24 ID:AfbMFKa30
とある高校の男子寮

上条「土御門ー! 土御門は居るかー!」

土御門「……うるさいにゃー。どうしたカミやん、そんな大声出して」

上条「聞いてくれよ! ついに俺……童貞脱出出来そうなんだ!!」

土御門「……詳しく聞こうか、上条当麻」

上条「大覇星祭の時にあった事件のオリアナって居ただろ? あいつが相手してくれるって言うんだよ!」

土御門(オリアナ=トムソン……確かに今日、イギリス清教に雇われて学園都市に仕事で「運び」に来ているという情報は入っているが)

上条「いやー……あいつに会った時はいつも切羽詰まった状況ばかりでアレだったけど、
    よくよく考えてみれば年上のお姉さんに手ほどきされるとか男のろまんだもんな!」

青ピ「うんうん、カミやんの言うとおりやな」

土御門「……って自然に現れすぎだにゃー」

青ピ「カミやんの大勝負と聞いて飛んできたんやでー!」



71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/24(火) 16:14:39.36 ID:AfbMFKa30
青ピ「カミやん……ついに漢になってまうんやね……」

上条「ああ……上条当麻は無経験者(レベル0)を今日、卒業させてもらう!」

土御門(オリアナ……まっ、心配するほどでもないかにゃー)

上条「どうした土御門?」

青ピ「……はっはーん。さては土御門くん、カミやんに先越されんのが嫌なんやな!?」

土御門「何言ってるぜよ。オレは舞夏と……あっ」

上青「…………」

土御門「ええい! 引くな! 引くなー!」

上条「ねえねえ聞きました青髪ピアスさん? あのシスコン軍曹やっぱり……」

青ピ「まー、嫌ですわねー……シスコンをこじらせるとああなってまうんですねー」



72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/24(火) 16:22:38.44 ID:AfbMFKa30
土御門「……で、カミやんはオレに何の用だったんだ?」

上条「ああ、それで今からデートするんだが……こういう経験はあまり無くて」

青ピ「それでボク達に助けを求めたと……ナイス判断やカミやん!」

上条「お前には何も言わないつもりだったけどな」

青ピ「酷い! でもそういうの……嫌いじゃないでー!」

土御門「……まあ、友が漢になろうとしてるんなら応援はするぜよ」

上条「で、お前達にいいデートスポットを教えてほしい、ってわけなんだよ」

青ピ「なるほど……つっちー、ここは本気出すしかないで!」

土御門「よし、この土御門さんにおまかせだぜい!」

上条「くう……頼りになるぜ! よろしくお願いします!」

青ピ「そうと決まればまずは――――」



74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/24(火) 16:29:29.06 ID:AfbMFKa30
土御門「――――って感じでどうかにゃー?」

上条「ほ、本当にこれで大丈夫なのか……?」

青ピ「もちろん! このプランなら上手くいくこと間違いナシ!」

上条「……そうだな、ありがとう! 俺……卒業してくる!」

土御門「健闘を祈るぜよー」

青ピ「いってらっしゃーい…………さて、土御門さん?」

土御門「なんだい青髪ピアスさん?」

青ピ「もちろん……」

土御門「尾けるぜい! こんな面白そうなことほうっておけないにゃー」

青ピ「しかしカミやん、完全に冷静さを失ってギラギラしとったなー」

土御門「ああ、よりにもよって『オレ達』に助けを求めるなんて……」

青ピ「正気の沙汰とは思えんなー。……ぬふふ」



78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/24(火) 16:39:02.10 ID:AfbMFKa30
街中

オリアナ(結局デートをするハメになったけど……どうしようかしら)

オリアナ(……って別に待たなくてもいいじゃない。今ならまだ逃げられるわね……。
      坊やには悪いけど、ここでサヨウナラさせて――)

上条「ごめ~ん、待った~?」

オリアナ(……来ちゃったわね)

オリアナ「……なんなのその気持ち悪い声。そんな声聞いたらお姉さん乾いちゃうわよ」

上条「いやー……こんな風にデートとかも実は初めてなんだよ。だからつい浮かれちゃって……」

オリアナ(うっ……何この期待に満ちた瞳……逃げづらいじゃない)

上条「とうわけでオリアナ。今日は……よろしくお願いします!」

オリアナ「え、ええ……よろしくね」



79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/24(火) 16:45:48.14 ID:AfbMFKa30
オリアナ(……まあいいわ。適当なとこで逃げちゃえばいっか)

オリアナ「で、これからどうするの? デートが退屈だと前戯のできない男って思われるわよ」

上条「なるほど……勉強になります! とりあえず、メシ食いに行かないか?」

オリアナ「そうね、確かにお腹は減ってるかな」

上条「おススメの場所があるんだ、そこに行こうぜ!」

オリアナ「そんな大声出さないの。じゃあ、案内してもらおうかしら」

上条「おう! こっちこっち!」


土御門「……カミやんセンセー浮かれてますにゃー」

青ピ「……ボク達のプラン、律儀に成功させようと必死やね」

土青「ぬっふっふっふっふ」



81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/24(火) 16:51:14.81 ID:mRXOjYS70
姉にオリアナがほしい



86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/24(火) 17:00:21.24 ID:qs4L5cj50
オラワクワクしてきたぞー



85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/24(火) 16:58:47.48 ID:AfbMFKa30
レストラン

上条(土御門さま、土御門さま。まずは何をすればいいですか?)

土御門『おしゃれなレストランで楽しくお食事。
     そしてさりげない気遣いを見せ、できる男をアピールするぜよ!』

上条(って言われた通り、今話題のレストランに着いたが……)

オリアナ「どうしたの坊や、黙ってちゃ何も始まらないわよ?」

上条「いや……あんまりこういうレストランとか入った事無くて」

オリアナ「あら? さっきおススメって言ってたけど、来たことなかったの?」

上条「えっ!? いや、あの……」

オリアナ「ウソつきは嫌いだけど……背伸びする男の子は嫌いじゃないわよ?」

上条「あ、ありがとうございます!」

オリアナ「ほめてもいないけどね、ふふふ」

オリアナ(って何普通にデートっぽいことしてるのよ……)



90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/24(火) 17:08:14.12 ID:AfbMFKa30
店員「オードブルです」

上条「……こういう店って、一品ずつ来るんだっけ」

オリアナ「坊やにしてはいいチョイスだと思ったけど、本当に慣れてないのね」

上条「……お恥ずかしい限りです。ってやべっ! フォークが!」

オリアナ「こら、そんな慌ててるといざっていうとき困るわよ?」

上条「いざ……っていうのはいつなんだ?」

オリアナ「ホックとか……かしら?」

上条「なっ……! あっ、ふぉ、フォークを拾わなくちゃ!」

オリアナ(……またやっちゃった。こういうこと言うから期待させちゃうのよね)

上条(テーブルの下に落ちたはず……ってオリアナの足が目の前に!? ってことは)

上条「なんとおー!?」ガタッ

オリアナ「ど、どうしたの?」

上条「……すいませんそしてありがとうございます!」



92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/24(火) 17:14:19.80 ID:AfbMFKa30
青ピ『こちらデルタB、デルタC、聞こえとる?』

土御門「こちらデルタC、クリアに聞こえるぜい。デルタB、現状は?」

青ピ『現在レストランの天井から監視しとるけど……デルタAはフォークうを落としてテーブルの下に潜ったでー』

土御門「なんだと!? まさかこれは……」

青ピ『ああ……机の下で下着がチラリのお決まりイベントや!』

土御門「さすがデルタA……引き続き観察を続けるぜよ」

青ピ『了解やでー』



94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/24(火) 17:20:31.58 ID:AfbMFKa30
オリアナ「だ、大丈夫? すごい音がしたけど、頭でも打ったのかしら?」

上条「大丈夫だ……プラマイゼロ、むしろプラスだった」

オリアナ「? まあいいけど、落とした食器はウェイターにでも任せればいいのよ」

上条「ですよねー……もう少し落ち着きます」

店員「孔子のサーロインステーキでございます」

オリアナ「あら、美味しそうね」

上条「おお……こんな美味そうな肉が食えるとは……」

オリアナ「……あまりいい食生活送ってないみたいね」

上条「色々ありまして……」



96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/24(火) 17:24:59.25 ID:AfbMFKa30

??「まったくとうまはどこに行ったの!? チャーハンを作っていったのは評価するけど、私を置いて出かけていったのは許せないんだよ!」

??「あれ、カナミンの再放送がやってる? この時間にはやってないはずなのに……」

??「でも気にせず見よーっと。カナミン♪ カナミン♪」





青ピ『そういやつっちー、カナミンのDVDなんか何に使うつもりやったん?』

土御門「ちょっとした小細工ぜよ。まあ、まさか持ってるとは思わなかったけどにゃー」

青ピ『カナミンは最高なんやでー!』



99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/24(火) 17:31:11.35 ID:AfbMFKa30
オリアナ「ふう……ごちそうさま。なかなか美味しかったわね」

上条「いやー、こんな美味い肉が食えるなんて……感動だ」

オリアナ「でも、まだメインは残ってるわよ?」

上条「? どういう事だ?」

オリアナ「ふふふ……坊やはなんのためにお姉さんをデートに誘ったのかしら?」

上条「えっ? ……あっ、なるほど! テンション上がってきたー!」

オリアナ「だから大声出さないの……あ」

オリアナ(またやっちゃった……)



102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/24(火) 17:38:04.74 ID:AfbMFKa30
店員「ありがとうございました、お気をつけて」

オリアナ「支払してもらっちゃったけど……大丈夫なの、坊や?」

上条「大丈夫だって。それに俺が誘ったんだから当然だろ?」

オリアナ「へえ、紳士的な態度は点数アップよ」

上条(樋口先生が犠牲になったが……今日の上条さんは一味違う!)

上条(なんたって、土御門と青髪ピアスから諭吉先生が合わせて五人も増援で補充されたからな!)

上条(あいつら……俺が金無いときは貸してくれなかったりバイトの邪魔しやがったくせに、
    こういう時は喜んで協力するとか……。しかし、今はただ感謝しかない!)

オリアナ「さて、次はどこに連れて行ってくれるのかしら?」

上条「ああ、次は――」



106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/24(火) 17:45:15.08 ID:AfbMFKa30
青ピ「ふう……天井も狭かったけど、なんかゾクゾクして楽しめたで!」

土御門「それに関してはツッコまないぜよ。さて次の目的地に移動したみたいだにゃー」

青ピ「次って言うと……」

土御門「ああ……ショッピング、服屋さんですたい!」

青ピ「セブンスミストは復活したんやっけ?」

土御門「さあ? でも学園都市ならほかの店でも十分楽しめるぜよ。そしてショッピングの最終目的地は――」

青ピ「……ぬふふ、あの店とは……つっちーさん、お主も悪やねえ……」

土御門「青髪さんには敵わないぜい……むふふ」



108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/24(火) 18:01:31.36 ID:AfbMFKa30
服屋

オリアナ「服を見る、ね。ありきたりすぎてちょっと減点かしら?」

上条「うっ……ま、まあそんな事言わずに色々見てみないか?」

オリアナ「仕方ないわね……楽しませてちょうだいね、坊や?」

上条「精一杯頑張らせていただきます!」

オリアナ「でも、お姉さんのセンスに合う服なんてあるかしら?」

上条「うーん……こういうのはどうだ? 結構短めのスカートでアレかもしれないけど」

オリアナ「これのどこが短いの? ちょうど膝の上くらいまでなんて長すぎるわ」

上条「……さすがオリアナ、じゃあこれならどうだ! かなりギリギリだぞ?」

オリアナ「もう少しね。お姉さん、そんな服じゃ満足しないわよ?」

上条「……もっと短いのって、それスカートの意味あるのか?」

オリアナ「相手のセンスをわかってあげないと、大減点かな」

上条「……女心は難しいです」



110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/24(火) 18:08:12.62 ID:AfbMFKa30
上条「結局何も買わずに終わってしまった……」

オリアナ「まだまだね、坊や。これで終わりなら、お姉さん帰っちゃおうかな」

上条「ええっ!?」

オリアナ(そうよ、こうやって機嫌悪くして帰っちゃえば何の問題もないわよね……。
      次あたりで怒って帰っちゃえばいっか)

上条「ま、まだとっておきの店があるんだ! そこに行こうぜ!」

オリアナ「いいわよ。けど、また楽しめなかったら帰っちゃうかもしれないからね?」

上条(頼むぞ土御門……!)



111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/24(火) 18:18:40.30 ID:AfbMFKa30
下着屋

オリアナ「……ねえ、本当にここで良いのかしら?」

上条「えっと……その通りなんだが」

オリアナ「へえ……坊やは相手の女性に下着を送るってポリシーでも持ってるのかしら?」

上条「そんな信念はなかったりするはずなのでございますが……」

オリアナ「……悪いけど、お姉さんはここで帰らせてもらうわね」

上条「なっ……そんな事言わないでくれよ!」

オリアナ「言ったでしょ? 次ダメだったらお姉さん帰るって」

上条「ぐうっ……」

オリアナ(……どうやら何もせずに帰れそうね。坊やには悪いけど……)

オリアナ「じゃあね坊や、また会えたらいいわ――」

土御門「あれー? カミやん、何やってるですたい?」

上条「つ、土御門!?」

オリアナ(なんでこのタイミングで現れるのよ……)



112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/24(火) 18:25:54.04 ID:AfbMFKa30
上条「(おい土御門! お前の言った店に来てみたら……下着屋とかふざけてんのか!?)」

土御門「(まあまあ、土御門さんに任せなさいって)」

オリアナ「……お互いいい思い出は無いけど、挨拶くらいはしておくわ。久しぶりね」

土御門「いやー、まさか学園都市で会うなんて奇遇ですなー」

上条(土御門のやつ……何考えてるんだ?)

土御門「ところでお二人さん。もしかしてデートの途中だったりするのかにゃー?」

オリアナ「……一応ね。でも、この坊やが下着屋なんかに連れてくるからちょっとお姉さんご機嫌ナナメなの。
      だから申し訳ないけど帰らせてもらおうと思って」

土御門「へー、下着屋に連れてきたのか―。
     カミやんにしてはなかなかいい選択ぜよ」

上オリ「……え?」



115 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/24(火) 18:36:06.04 ID:AfbMFKa30
土御門「オリアナはものすごく際どい格好してるし、下着にもこだわりがありるっぽいぜよ。
     それを察するとは、さすがカミやん!」

オリアナ「えっ? そ、そんなことは」

土御門「それに、下着屋に入れないなんて初心な事、まさかオリアナ先生が言うわけないぜよ。
     下着屋に入れないっていう女の子は多分……いや、オリアナさんに限ってそんな事あるわけないにゃー」

オリアナ「……何が言いたいのかしら?」

土御門「えっ? つまり、オリアナは……処女なんじゃないかにゃー?」

オリアナ「なっ……! 何をふざけたことを言ってるのかしら!?」

上条「……あんな発言しておきながら経験はなかったのか?」

オリアナ「そ、そんなことあるわけないでしょう!?」

土御門「じゃあ下着屋に入って試着するぐらい、できますよねー?」

オリアナ「……いいわ。坊や、グズグズしてないで入るわよ! あなたの選んだ下着でもなんでも着てみせてあげるから!」

上条「お、おお!」



118 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/24(火) 18:41:49.61 ID:AfbMFKa30

土御門「……ふう、なんとかなったぜよ」

青ピ「つっちー……ずいぶん無茶苦茶言うてましたね」

土御門「ああ、あの反応からしてターゲットは百%処女ぜよ。
     そこを徹底的に攻めれば、あっさり陥落だにゃー」

青ピ「土御門くん……恐ろしい子……!」




??「さーて、お姉様に見せるために新しい下着を仕入れなくては……」



120 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/24(火) 18:55:53.63 ID:AfbMFKa30
オリアナ(くう……なんでこんなことに……しかも、見せるなんて……)

上条「えーと……オリアナ?」

オリアナ「は、はいっ!? ……あっ、な、なにかしら?」

上条「上条さんなりに良さげな下着を選んでみたのですが……」

オリアナ「えっ? ええと、そういえばそんな話もしたわね……」

上条「あの、さっきは土御門にのせられてあんな事になったけど、
    別に本当に見せてくれなくても良いからな……?」

オリアナ「……あら、坊や。お姉さんの下着姿……見たくないのかしら?」

上条「それは……正直言うと、ものすごく見たいです」

オリアナ「ふふ、素直な子は好きよ。じゃあ、ちょっと待っててね……」

上条(なんだ、なんだよなんですかこの素敵イベントは!?)

オリアナ(……またやっちゃった。引くに引けない自分の立場が憎い……)



121 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/24(火) 19:05:27.47 ID:AfbMFKa30
上条(試着室の前で待つのって、ものすごく気まずいな……)

??「げえっ……どういうことですの?」

上条「ん? その声は……白井!?」

黒子「お久しぶりです類人猿さん……なんであなたがこんな所にいらっしゃいますの?」

上条「なんだよ、俺が下着屋に居たら……うん、確かに一人で下着屋に居たら怪しいよな」

黒子「まったくですの。さあ、腕章を出す前にこちらから出て行くことをお勧めします。さあ、さあ」

上条「むりやり押すなって! それに俺は一人で来てるわけじゃ……」

黒子「……まさかあなた、女性の方を連れてやってきたと言いたいんですの?」

上条「あ、ああ。そういう事になるかな」

黒子「そしてこの試着室であなたのお連れは試着中……違いなくて?」

上条「その通りだ、納得したか?わかったらもうほっといてくれよ」

黒子「ぐぬぬ……許すまじ類人猿!!」

上条「はあ!?」



123 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/24(火) 19:18:03.87 ID:AfbMFKa30
黒子「今日、お姉様は一人でお買い物をするとおっしゃってましたの。
    もちろん黒子もご一緒したいと言いましたところ――」

美琴『きょ、今日はちょっと用事があるのよ……だからアンタは来ちゃダメ』

黒子「――とおっしゃっり断られましたの。そしてその後、お姉様はご自分の下着を眺めながら――」

美琴『うーん……新しいのが欲しいわね……』

黒子「――と呟いておりましたの。ここから導き出せる答えは……
    その試着室の中に居るのは……お姉様ですの!」

上条「はあ!? お前、言ってる事が無茶苦茶だぞ! どこがどうなったらそうなる!?」

黒子「その慌てよう……クロですわね。お姉様! 今黒子がお助けいたしますの!」

上条「あっ! だから違うっつうの! 勝手に試着室に入ったら……」

オリアナ「うわっ!? なによこの女!?」

黒子「お、お姉様じゃない!? いったいあなたは誰ですの!」

オリアナ「……いいから、黙って出ていきなさい。さもなくば――」

轟!

黒子「ですのおおおおおお!?」

オリアナ「……あっ、つい使っちゃったけど……大丈夫かしら?」



125 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/24(火) 19:28:56.61 ID:AfbMFKa30
黒子「う……うう……」ピクピク

オリアナ「だ、大丈夫かしらこの子? 一応手加減はしたんだけど……」

上条「うーん……普段から電撃をくらい慣れてるからタフネスはかなりあると思う」

オリアナ「ならいいけど……あら?」

上条「ん? あっ……えーと……そういえば試着してたのでございますよね」

オリアナ「…………」

上条「い、いやー。その下着、似合ってるなー! 黒のガーターは男のロマンでしてここまで似合うオリアナはもう男のロマンの塊っていうかそのえーと……」

オリアナ「…………」

『―――― Symbol』

上条「あれそれ全部使ったんじゃってごめんなさいごめんなさいごめんなさい!」



129 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/24(火) 19:37:18.71 ID:AfbMFKa30
上条「酷い目にあった……」

オリアナ「お姉さんに恥かかせた罰よ……まったく」

上条「俺のせいじゃないんだけどな……」

黒子「う、うう……わたくしはいったい?」

上条「気が付いたか白井。……お前のせいで散々な目にあったよ」

黒子「……本当にお姉様ではなかったんですのね」

上条「最初からそう言ってるんだけどな……」

黒子「しかし、相変わらず見境ない類人猿さんですわね」

オリアナ「あら、それ……どういうことかしら?」

黒子「この殿方、三歩歩けば女性と仲良くなり、また三歩歩けば別の女性、
    と多くの方の心を歩き回る女の敵ですの」

上条「なっ……!?」

オリアナ「……へえ?」



130 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/24(火) 19:49:31.49 ID:AfbMFKa30
オリアナ「そうだったの……お姉さん、ガッカリだなー」

上条「違う違う! そんな事は無い!」

黒子「あら、お姉様を始めとしてあの外国のシスター、眼鏡をかけた女学生、
    挙げればキリが無いのでは?」

上条「全部お前の勘違いだっつうの!」

オリアナ「……ふうん。坊や、なかなかのプレイボーイなのね」

黒子「気を付けないと、あなたも弄ばれてポイっ、ってなりかねませんの」

オリアナ「坊や、残念だけどお姉さん、そんな子の相手はできないわ」

オリアナ(一時はどうなるかと思ったけど、何とか帰れそうね。……坊やには悪いけど)

オリアナ(……でお、ちょっとショック受けてるのは……気のせいね)

オリアナ「今度こそさようなら、また会いまし――」

上条「違う……違うんだ!! 聞いてくれ、オリアナ!!」

オリアナ「……! 何かしら? 見苦しい言い訳は大減点よ?」



131 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/24(火) 19:53:53.47 ID:AfbMFKa30

土御門「あらら、カミやんは相変わらず変なことに巻き込まれるにゃー」

青ピ「さすがに今回のはダメかもしれんね……」

土御門「いや、それはどうかにゃー?」

上条『違う……違うんだ!! 聞いてくれ、オリアナ!!』

青ピ「これはまさかカミやんの十八番……」

土御門「くっさい演説タイムぜよ。録音して後できかせてやるかにゃー」

青ピ「ボクは耳栓させてもらいまーす」



136 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/24(火) 20:12:26.51 ID:AfbMFKa30
上条「確かに誤解されるような行動はしてきたかもしれない……。
    でも、俺は今までやってきた事を後悔するつもりはない」

黒子「言い訳ではなくて開き直りですの? あきれた類人猿ですこと」

オリアナ「……で、あなたは何が言いたいのかしら?」

上条「色んな所で色んな人と出会ってきた……その出会いは本当に俺にとって掛け替えのないものだ。
    学園都市のやつだけじゃない、イギリス、イタリア、フランス……今まで会ってきた人全員、俺にとっては大切な人なんだ」

黒子「……それはつまり、ハーレムを作るって宣言してるんですの?」

オリアナ「いくらなんでも坊や……それはお姉さんいただけないわ」

上条「違う! 俺が言いたいのは……その出会いの中でも――
    オリアナとの出会いを一番大切にしたいって言いてえんだよ!」

黒子「なっ……!」

オリアナ「そ、それってつまり……」

上条「ああ、俺は……オリアナが……オリアナの事が――」

オリアナ「……っ! ごめん坊や……お姉さん、ここで失礼するわね!」

上条「えっ!? 待てよ! 俺の話はまだ……!」

オリアナ「ごめんなさい……いつか会えたらいいわね、バイバイ」

『―――― Symbol』



140 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/24(火) 20:17:33.31 ID:AfbMFKa30

黒子「なっ……この煙はいったい!?」

上条「……オリアナ……どこに行っちまったんだ!?」

土御門「カミやん! 大丈夫か!?」

青ピ「すごい爆発音やったけど……何があったん?」

上条「……いや、なんでもない。俺が悪いんだ……」

黒子「わたくし、本当に申し訳ないことを……」

上条「いいんだ、白井。俺がオリアナの事をしっかり考えてやれなかったんだ」

青ピ「カミやん……」

土御門「……で、どうするんだカミやん。このまま、行かせちまうのか?」

上条「……いや、決まってんだろ」

上条「――あの時と同じだ、捕まえに行く」



154 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/24(火) 21:04:49.80 ID:AfbMFKa30
オリアナ(私……なんで逃げちゃったのかしら)

オリアナ(別に、あの坊やの言葉を最後まで聞いてあげてもよかったじゃない)

オリアナ(……それで何が変わるわけでもないのだから)

オリアナ「まあいいわ……さて、ちょっと歩いてみようかしら」



156 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/24(火) 21:15:23.85 ID:AfbMFKa30
土御門「本気かカミやん……? 相手はあのオリアナ=トムソンだ、到底見つかるとは思えない」

上条「だからって、このまま放っておくわけにはいかないだろ?」

青ピ「カミやん、ボク達も協力するで!」

黒子「……わたくしも、ぜひお手伝いさせてほしいですの」

上条「いや、これは俺の問題だ。俺一人で行かないと……意味がないんだ」

土御門「水を差すようで悪いが、格好つけてもしかたないぞカミやん。
     四人で探せば見つかる可能性は上がる、逆に一人だと誰も見つけられませんでしたー、って後悔するかもしれないぜよ?」

上条「それでも、だ。大丈夫だって、きっと見つかる」

土御門「でも、あの時は何とかなったかもしれないが今回は……」

上条「別に誰の命が関わってるわけでもないんだ。そんな心配すんなって」

青ピ「本当にええんか? 学園都市の中から手がかりなしで探すとか……無謀やと思うで」

上条「だから大丈夫だって。けど、ありがとよ。……時間ももったいないし、行ってくる!」



158 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/24(火) 21:21:27.10 ID:AfbMFKa30
黒子「……行ってしまいましたね」

青ピ「ったく、最初は脱! 童貞! のことで頭がいっぱいやったくせに」

土御門「もうそれすらも忘れてオリアナに夢中ぜよ」

青ピ「でも、なんかムカつかん?」

土御門「確かに、キメ顔で『捕まえに行く』、だってにゃー」

黒子「そ、そんな言い方は失礼ですの!」

青ピ「ええんやて、カミやんはカミやん。ボク達はボク達」

土御門「後でからかいまくって、思いっきり殴るのがオレ達の仕事なんだぜい?」

青ピ「せやから、これが正解なんや。わかるかなー?」

黒子「……よくは分かりませんけど、応援はしているということですの?」

土御門「どうだかにゃー?」



160 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/24(火) 21:27:51.83 ID:AfbMFKa30
上条(今日巡ったデートコース……いや、違う、そこに行く理由はない)

上条(人混みの中……そんなところじゃない、もっと具体的な何か……!)

??「あれ? そこに居るのは、上条当麻じゃないの」

上条「あ? なんだ、吹寄か……」

吹寄「なんだ、とはずいぶん失礼ね」

姫神「ちなみに。私も居る」

上条「あっ、居たのか姫神」

姫神「その発言は。かなりショック……」



164 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/24(火) 21:34:19.94 ID:AfbMFKa30
吹寄「汗だくになって、貴様はこんなところで何をやってるの?
    マラソンの練習には見えないけど」

上条「……色々あってな。ちょっとお取り込み中なんだよ」

姫神「また。女の子でも追いかけているの?」

吹寄「はあ? いくら上条当麻だからって、こんな汗だくになって女の子の事なんて」

上条「……その通りだ、悪いかよ」

吹寄「……貴様は相変わらずなのね」

姫神「殴って。いい?」

上条「な、なんで急にそういう話に!?」



165 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/24(火) 21:39:47.77 ID:AfbMFKa30
吹寄「呆れてものが言えないわ……」

姫神「また。事件でもあったの?」

吹寄「事件……そうだ、上条当麻! 貴様はいったい大覇星祭の時何をしていたの?
    小萌先生の話では貴様と他にいた誰かが色々やったって」

上条「えっ? いや、あのそれはですね……」

姫神「確か。小萌に頼まれてお仕事してたんだよね?」

上条「……姫神?」

吹寄「なんだそうだったの。てっきりまた何か厄介事を起こしていたのかと思ったわ」

上条「(……サンキュー)」

姫神「(黒蜜堂のプリン。よろしく)」

上条「(……了解です)」



167 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/24(火) 21:48:38.34 ID:AfbMFKa30
吹寄「私も倒れててよくはわからないけど、色々あったみたいね」

上条(そういえば……この二人は、オリアナのせいで……)

姫神「上条君。急に黙ってどうしたの?」

上条「いや……何でもない。……なあ、一つ聞いても良いか?」

吹寄「別にいいけど、手短にね」

上条「……あの時、大覇星祭でお前達は酷い目にあったじゃないか。
    もし、その犯人がわかったら……どうする?」

吹寄「どうするって、そんなこと言われても……」

姫神「殴る。そして恨む」

吹寄「ど、どうしたの?」



169 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/24(火) 21:55:36.66 ID:AfbMFKa30

姫神「大切な私の時間を奪った。それだけは決して。許さない」

上条「……そっか、そうだよな」

吹寄「……私はただ機材に触れただけだから何とも言えないけど、誰かの能力って事だったら許されることじゃないわね」

上条「……ありがと、ただそれだ――」

姫神「ただ。その人にも事情があったのかもしれない。
    それを知ってから。私はその人を殴ろうと思う」

上条「姫神……」

姫神「きっと許さないだろうけど。話くらいは。聞いてあげてもいい」

吹寄「な、何を言ってるの?」

姫神「上条君。そう。伝えておいて」

上条「……ああ、じゃあな二人とも」



170 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/24(火) 21:59:43.70 ID:AfbMFKa30
吹寄「また走って行っちゃったわね……なんだったのかしら?」

姫神「さあ? でも多分。自分のために走ってるんだと思う」

吹寄「自分のため?」

姫神「うん。いつもそれは変わらないけど。今回は特別。……だと思う」

吹寄「……まっ、あのバカの事だから、心配することでもないわよね」



171 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/24(火) 22:01:09.23 ID:gsiTyQzE0
自分を半殺しにした奴に好きな男取られるとか踏んだり蹴ったりだな



173 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/24(火) 22:12:10.08 ID:AfbMFKa30
上条(考えろ……あの日の事を思い出せ)

上条(逃げるオリアナを俺は必死に追いかけた……。
    躱され、ぶつかり、また躱され……それでも追い続けた)

上条(……あいつはきっと、迷っている。今回は誰も関係ない、ただオリアナ自身だけだ)

上条(俺が見つけるまで、必死に迷ってくれ。俺はその分、お前を探す……)



174 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/24(火) 22:19:26.52 ID:AfbMFKa30
??「はーい、こっちは通行止めー。迂回してもらうじゃん」

青ピ「おおっ! そのお顔は、我が高校の体育爆乳教師! 黄泉川せんせーやないの!」

黄泉川「月詠センセとこの悪ガキ軍団か。あれ、後の一人はどこ行ったじゃん?」

土御門「三バカがいつも一緒にいるとは限らないんですたい。それよりこれは何かあるのかにゃー?」

黄泉川「ああ、今日は―――――――――」

青ピ「へえ、そういやそんな話もあったような」

土御門「……一応、手を回しておくかにゃー」

青ピ「ん? 土御門くん、どこかにお電話?」

土御門「ちょっとした演出ぜよ」



175 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/24(火) 22:26:40.06 ID:AfbMFKa30
オリアナ(お仕事は終わったし、さっさと帰ればいいのに……お姉さんは何を期待してるのかしら?)

オリアナ(……あの坊やに、一回ぐらいさせてあげてもよかったかしらね?)

オリアナ(でも、今更経験ありませんでしたー、なんて……言えないわよね?)

オリアナ(……私はどこに向かって、何をするつもり?)

オリアナ(それは正しいのか、間違ってるのか……それを決めるのは、誰?)

オリアナ(それを決めるのは――)



179 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/24(火) 22:37:27.04 ID:AfbMFKa30
上条「はあ……はあ……闇雲に探しても見つかるわけねーだろうが!」

上条(しっかりしろ……上条当麻。必ず見つかる、必ずだ……!)

上条(……そもそも、なんで俺はオリアナを探しているんだ?)

上条(最初は……ただヤりたかっただけじゃねえか!!)

上条(最低だ……俺……そりゃオリアナも逃げるわ)

上条(でも、今は違う……なんかわかんねーけど、それだけははっきり言える)

上条(考えろ……俺とあいつの繋がり、あいつだけにしかない繋がり……)

上条(あいつだけ……。どこだ、どこだ……?)

上条(あの日の事……『使徒十字』、大覇星祭……その全てが行き着くところ)

上条「あっ……あった」



180 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/24(火) 22:42:51.25 ID:AfbMFKa30
上条「あそこしかない……! でも、もし居なかったら、どうする……?」

上条(行って帰ったらもう無理だろう。それ以前に、あそこに入れるのか?)

上条(どうする!? こう迷ってる間も……決められない……くそっ!)プルル

上条「電話……? ……誰だ?」

土御門『よーう、カミやん。青春してますかーい?』



181 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/24(火) 22:46:27.62 ID:AfbMFKa30

上条「土御門……いったい何の用だ?」

土御門『カミやん、そういえば大覇星祭の時はオレがボロボロになった後も頑張ってくれたにゃー』

上条「……今思い出話をする気はない。切るぞ」

土御門『だー! 待って待って! 土御門さんはお礼がしたいんですたい』

上条「お礼?」

土御門『そうだにゃー。あの時最後にオリアナを見つけたのは確か、――――だったよな?』

上条「ああ……それがどうした?」

土御門『どうやらあそこは以前カミやん達が暴れたから完全に封鎖されてるらしいにゃー。
     そして監視もよりパワーアップ、あそこには絶対入れないから行かないほうがいいぜよ』

上条「…………そっか」



183 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/24(火) 22:51:12.40 ID:AfbMFKa30
土御門「もう一度言うぞ、あそこには絶対行くな。行っても時間の無駄だぜい?」

上条『ああ、わかったよ。……土御門』

土御門「んー?」

上条『ありがとな』プツッ

青ピ「カミやんに電話してたんか?」

土御門「おう、必死こいてるカミやんにちょっとイタズラしてやったぜい」

青ピ「へー、土御門くん?」

土御門「なんだにゃー?」

青ピ「ずいぶん楽しそうやけど、かなり楽しいイタズラやったみたいですなー」

土御門「気のせいぜよ」



185 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/24(火) 23:01:27.69 ID:AfbMFKa30
第二三学区

オリアナ(足の向くまま、気の向くままに進んでいったけど、ずいぶん遠くまで来ちゃったみたいね……)

オリアナ(もうすっかり陽も暮れて、こんな所まで来て……あら?)

オリアナ(なるほどね……ちょっとお邪魔してみようかしら?)

オリアナ(なんだかお姉さん、楽しくなってきたかも。……一人遊びでもしますか)



186 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/24(火) 23:09:44.10 ID:AfbMFKa30
上条「はあ……はあ、第二三学区とか嫌な思い出しかないっつうの!」

上条(だから一個くらい、いい思い出作らしてくれよ……!)

上条(あれ……? そういえば俺、あいつに会って何を言うんだ……?)

上条(やべえ……見つけることしか考えてなくて、何言うか決めてなかった!)

上条(……どうしよう、何を言えばいいんだ?)

上条(ええい! 今はとりあえず見つけることが最優先だ! っつうか本当に居るんだろうな!?
    時刻はもうすぐ六時、失敗できねえ!)

上条「結局頼る形になっちまったけど……信じてるぞ! ウソつき土御門!」



191 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/24(火) 23:23:15.16 ID:AfbMFKa30
鉄身航空技術研究所付属実験空港

オリアナ(ふふ、なんでお姉さん……またここに来ちゃったのかしら?)

オリアナ(……わかってたわよ。ちょっと期待してるのよね、あの坊やに)

オリアナ(ここで現れたら、本当にぐしょぐしょになっちゃうかも……。
      って一人でそんな事考えてもむなしいだけか)

オリアナ(オリアナ=トムソン、あなたは何がしたいのかしら?)

オリアナ(逃げたまま終わりたいの? それとも、見つけて欲しいの?)

オリアナ(私は何を思って動いた? 何故動いた? 何が正しい?)

オリアナ「その基準点を決めるのは――――」

上条「……そんなの、決まってんだろ」

オリアナ「……!」



195 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/24(火) 23:31:10.39 ID:AfbMFKa30
オリアナ「……あら、坊や。また会うなんて奇遇ね? お姉さん嬉しくて体が火照ってきちゃったわ……」

上条「……茶化すなよ、オリアナ」

オリアナ「ふふ、そんなに汗だくになっちゃってどうしたの? お姉さんの下と一緒で垂れてきて――」

上条「もういいよ、オリアナ。今ここに居るのは、上条当麻とオリアナ=トムソンだけだ」

オリアナ「……そうね。でも、それがどうしたの? 二人っきりで何するつも――」

上条「もういいって言ってんだろ!」

オリアナ「……! あら、坊や。そんな大声でお姉さんを脅かすなんて、大減点よ?」

上条「そっか、なら……オリアナ、少しの間だけで良いから聞いて欲しい」

オリアナ「……いいわよ、帰る前に聞いてあげるわ」



196 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/24(火) 23:41:56.86 ID:AfbMFKa30
上条「最初はさ、正直に言うと……その、ただそういう事をしたかっただけなんだと思う……」

オリアナ「そうね、がっついっちゃってまるで、オオカミみたいな目をしてたわ」

上条「それで無理やりデートに連れて行って、色々俺やらかして……いいとこ見せられなくて」

オリアナ「…………」

上条「で、なんか白井に言われて、その場の勢いだけであんな事言おうとしちちまって」

オリアナ「……ええ、その時私は……逃げてしまった」

上条「ああ、でも今……こうして見つけた。また、お前を見つけることが出来た」

オリアナ「ふふ、坊やってすごいわね。お姉さん、自信なくしちゃうわ」

上条「前と今は確かに同じだ。でも、全然違う」

オリアナ「……どういう事かしら?」

上条「俺は、今日……お前だけを、オリアナだけを見つけたかったんだ」



197 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/24(火) 23:48:25.53 ID:AfbMFKa30
オリアナ「……なかなかの殺し文句ね。それならほかの女の子もイチコロよ?」

上条「……他の人なんてどうでもいい。今、この場で起きている事は俺達だけの事だ」

オリアナ「……わかったわ。で、あなたはこのオリアナ=トムソンを見つけた。
      そしてあなたはどうするの? 何を信じて、何のために、誰のために動くの?」

上条「何を 信じる? 何のため? そんなの決まってる」


「――自分のためだろ」


オリアナ「……!」



204 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/24(火) 23:55:40.25 ID:AfbMFKa30
上条「オリアナに会いたいと思ったのは俺自身、信じたのは自分、動いたのは自分のため。
    すべては自分のため、自分のわがままのためだ」

オリアナ「……はっきり言い切っちゃうのね。お姉さん、羨ましいわ」

上条「ああ、何があっても変わらない。ずっと俺はこうして生きてきた。
    どんだけ痛い目にあっても、死にそうになっても……すべて自分のためだ」

オリアナ「……羨ましい、本当に羨ましいわ。……憎いくらいね」

上条「……オリアナ?」

オリアナ「自分のためと割り切って動ける事、動機――明確な基準点。
      私がどうしても持てないもの、求めているものを坊やは持っている。それが……憎いわ」

上条「……そんな立派なもんじゃない。
    ただ、俺がそうしたかったっていうわがままなんだから」

オリアナ「……私はね、分からないのよ」



205 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/25(水) 00:02:50.65 ID:JKyNP2Ud0
オリアナ「例えばの話、もし私が何ものにも縛られずあなたと一緒の時を過ごす。
      それはとても楽しいことかもしれない……でもね」

上条「…………」

オリアナ「それが器用にできないのが、私……オリアナ=トムソンなの。
      私が良い思いをしたら他の誰かが悲しむかもしれない」

上条「……そんな事!」

オリアナ「無いって言い切れる? もしかしたら、あなたの事を想っている女の子がいるかもしれない。
      私の事を憎んでいる人がいるかもしれない」

上条(……確かに、姫神や吹寄はオリアナのせいで……)

オリアナ「私が幸せになることで誰かが悲しい思いをする……それは絶対に許せない。私自身、今までそう思って生き続けてきたの」

上条「そんなの……そんな事……」



207 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/25(水) 00:10:45.42 ID:JKyNP2Ud0
オリアナ「あら、こうやって考えたら最初から結論は出てたんじゃない。
      私とあなたは一緒になることはない、ってね」

上条「……ふざけんなよ! そんなの、お前が悲しすぎるじゃねえか!」

オリアナ「……そうね。でも、それが私の生き方。それが私の、現在の価値観なの。
      だから諦めてちょうだい、坊や。私の事は……放っておいて」

上条「……他の人が悲しむのが嫌だ、って言ったな?」

オリアナ「ええ、こればかりはしょうがない。だから諦め――」

上条「なあ……俺は今、どんな事を考えていると思う?」

オリアナ「……そんなこと、わかるわけないでしょう?」

上条「じゃあ教えてやるよ。……俺は今、ものすごく悲しい気持ちになってる」

オリアナ「…………」



209 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/25(水) 00:15:41.51 ID:JKyNP2Ud0
上条「情けなくてガキらしい言い方だけどさ、すっげえ悲しいんだ。
    正直に言うとさ……泣くの我慢してる」

オリアナ「な、何を急に言い出すのよ……そんな事言われても……」

上条「他の人が誰も悲しい思いをしないため、そう言ったよな?」

オリアナ「……ええ、何度も言った通りよ」

上条「じゃあ……俺はどうすればいいんだ? ……誰が俺を、助けてくれるんだ?」

オリアナ「……それは」

上条「もう一つ聞きたい。俺が何でそんな思いをしてるかわかるか?」

オリアナ「……また自分のため、って言いたいのかしら?」

上条「ああ、それと同時に……お前のためだ」

オリアナ「……!」



208 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/25(水) 00:14:50.23 ID:q32JhNOQI
もう
ガバッといっちゃえよ

ガバッと




211 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/25(水) 00:18:15.40 ID:NKcLKVfK0
キッスしちゃえよ



214 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/25(水) 00:24:19.48 ID:JKyNP2Ud0
上条「……お前一人が辛い思いをする。それを見るのが俺は嫌なんだ!」

オリアナ「……じゃあ、お姉さんは誰にも見えないところに行くわ。それならいいでしょう?」

上条「……それも嫌だ! お前が離れちまうとか一番嫌なんだよ!」

オリアナ「なっ……! わがままにも程があるわよ!?」

上条「……言ったじゃねえか。俺は、わがままで自分勝手なんだよ。
    お前を一人にさせたくない! お前と一緒に笑顔でいたい!」

オリアナ「そんなこと……私は求めていない!」

上条「じゃあ……なんで泣いてんだよ、オリアナ」

オリアナ「……あっ、これは……違う! 違う! 違う!」

上条「……もういい、最初からこう言えば良かったんだ。俺は……」

「オリアナの事が、好きなんだ」

オリアナ「…………っ!」



215 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/25(水) 00:24:58.87 ID:mfl8eZua0
えんだあああああ!!!



216 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/25(水) 00:26:13.96 ID:q32JhNOQI
いやああああああ!



221 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/25(水) 00:34:17.80 ID:JKyNP2Ud0
上条「……カッコ悪いかもしんねえけど、言いたい事は全部言った。オリアナ……ごめんな」

オリアナ(私は……私は……悲しむ人達、目の前で悲しむ人達……。
      幸せになる人は、誰? 悲しむ人は誰? 誰が? 誰も――悲しまない?)

オリアナ(求める、明確な基準点、物事の道理、価値観、生きているものすべて……私は……私は……)

オリアナ「私は……どうしたらいいの……?」

上条「……迷ってるのか?」

オリアナ「私に誰か教えて……本当に正しい答えを……」

上条「そんなの、誰も教えてくれないさ」

オリアナ「えっ……?」

上条「自分の価値観とか、基準とかは生きている間に作るんだ。
    俺達はまだ、それを作っている途中なんだよ。だから、そんなに焦んなくても良いんだ」



222 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/25(水) 00:36:15.04 ID:JKyNP2Ud0
オリアナ「……焦っていた? 私は、焦っていたの?」

上条「なあ、オリアナ。もし良かったら……」

オリアナ「……え?」

上条「その基準点を作るの……手伝わせてくれないか?」

オリアナ「……一緒に作ろうってこと?」

上条「あ、ああ……悪いかよ」

オリアナ「……ふふ、何それ? カッコつけたつもりかしら?」

上条「なっ……何いい!?」



224 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/25(水) 00:43:44.34 ID:JKyNP2Ud0
オリアナ「ふふ、坊や……ずいぶん言いたい放題言ってくれたわね?」

上条「な、なんでそんな急に態度を変えるのでございますか!?」

オリアナ「覚えておきなさい、坊や。女の心は変わりやすいの。
      その気があると思わせておいて、コロッと変わってさようならー、なんてことも珍しくないわよ?」

上条「そ、それにしても変わりすぎだろ!?」

オリアナ「文句言わないの。それより……一緒に基準点を作ろう、ねえ」

上条「えっ……? そんな冷静に言われると恥ずかしいのでございますが……?」

オリアナ「あら、嘘だったの? お姉さん悲しいわ……。
      ところで、あれって……プロポーズ?」

上条「ぷ、プロポーズ!?」

オリアナ「ふふ、お姉さんって罪な女だね?」

上条「……さっきの時間はいったい何だったんだ」



226 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/25(水) 00:49:06.49 ID:JKyNP2Ud0
オリアナ「くっさ-いセリフが続いてお姉さん……イキかけちゃったわ……」

上条「……ええい、このままやられっぱなしは嫌だ! おい、オリアナ!」

オリアナ「な・あ・に?」

上条「さっきの……俺の告白の返事はどうなったんだよ!?」

オリアナ「ああ……アレね。……聞きたい?」

上条「……なんだその雰囲気……そこはかとなく嫌な予感、まさか……フラれる!?」

オリアナ「それはね……ううん。言葉なんかで答えたらもったいないわね」

上条「……へっ?」

オリアナ「――抱きしめなさい、坊や」



227 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/25(水) 00:53:41.13 ID:JKyNP2Ud0
PM6:29

土御門「あーはっはっは!! おかしい! 腹痛いぜよ!」

青ピ「……その基準点を作るの……手伝わせてくれないか? やって……ぶわっはっはっはっはっはっは!!!」

土御門「いやー……これで十年は笑って過ごせるにゃー」

青ピ「さすがカミやん、退屈させませんなー!」

土御門「おっと、そろそろ時間ぜよ」

青ピ「これはキスくらいしてまうんやないの?」

土御門「それ以上かもしれないぜい?」

青ピ「くー! カミやん! おめでとう! そして!」

土青「死ね!!」



229 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/25(水) 01:03:33.48 ID:JKyNP2Ud0
上条「えーっと……では、失礼しますよ?」

オリアナ「い、いちいち聞かないの。……さあ、早くしなさい」

上条「……オリアナ!」

オリアナ「あっ……」

PM6:30

オリアナ「……きゃっ! この音は……」

上条「……そういえば、確か今日は季節外れの花火大会があるとか言ってたな」

オリアナ「へー……あまりいい思い出は無いけど、今はそんなことも無いかな」

上条「……ちょっと上手くいきすぎだよな?」

オリアナ「そうね。でも、お姉さん……幸せよ?」

上条「そ、そうか?」



230 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/25(水) 01:04:34.01 ID:JKyNP2Ud0


オリアナ「……ねえ、もし……また私が逃げたらどうする?」

上条「そんなの、決まってんだろ?」


「――何度でも、捕まえに行くさ」



233 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/25(水) 01:08:41.81 ID:JKyNP2Ud0
終わった! 臭すぎて笑いながらなんとか終わった!
支援とかサンクス!駄文ですまんかった、みなさんありがとう



242 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/25(水) 01:19:56.57 ID:BDW+qEK+0
お疲れゆっくり休め



247 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/25(水) 01:44:11.89 ID:r5MtRy2y0
オリアナが処女と判明したのにそこからどうなったかの描写がないだと?



246 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/25(水) 01:42:45.62 ID:jDfh0wY/0
エロより癒しだろ



241 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/25(水) 01:19:24.79 ID:DREf9hVZQ
乙である
オリアナさんには情熱的な話がよく似合う




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禁書目録SS   コメント:7   このエントリーをはてなブックマークに追加
コメント一覧
7281. 名前 : 名無しさん@ニュース2ちゃん◆- 投稿日 : 2011/05/26(木) 01:20 ▼このコメントに返信する
だめだ、面白かったのに
>>95の
>店員「孔子のサーロインステーキでございます」
で、孔子喰われた~~~ってなって頭にはいらん
夜中の変なテンションのせいか誤字一つにやられてしまった
7285. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2011/05/26(木) 04:08 ▼このコメントに返信する
イギリス性教じゃないのか…
7290. 名前 : 名無しさん@ニュース2ちゃん◆- 投稿日 : 2011/05/26(木) 11:01 ▼このコメントに返信する
孔子のサーロインw
フォーク落としても自分で拾っちゃ駄目だろw
7291. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2011/05/26(木) 11:28 ▼このコメントに返信する
いいところでの

>>215 えんだあああああ!!!
>>216 いやああああああ!

の流れで台無しにw
7471. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2011/05/30(月) 09:25 ▼このコメントに返信する
これ続きなかったっけ?
19729. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2012/03/24(土) 14:54 ▼このコメントに返信する
孔子は人肉食推奨してたから間違ってない……と思う。
41899. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2014/02/27(木) 00:57 ▼このコメントに返信する
素晴らしい!!
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