1:
◆ikbHUwR.fw 2017/11/25(土) 13:04:36.30
ID:Yx7jb8M00
2:
◆ikbHUwR.fw 2017/11/25(土) 13:05:58.12
ID:Yx7jb8M00
――トレーニングルーム
幸子「おはようございまーす……」
拓海「おっ、来たか。プロデューサーから話は聞いてるぜ」
幸子「あ、どうも。よろしくお願いします。あの……ちなみに拓海さんはどんなふうに聞いてます?」
拓海「幸子にケンカの仕方を教えろってことだろ? そーいや理由は聞いてねえな、護身用か?」
幸子「うーん……少し誤解があるようですね」
拓海「あん?」
幸子「ええとですね……まずボクのプロデューサーさんが、ひとつ企画を通したんですよ。テレビ番組の企画なんですが」
拓海「へえ、テレビか。すげーじゃねえか」
幸子「ボクがよその事務所のアイドルとボクシング対決をする、という内容で」
拓海「……おう」
幸子「収録はもう1週間後なんですが、『やるからには勝たねばならない、特訓してくるんだ幸子!』とプロデューサーさんが言いまして」
拓海「なるほど……」
幸子「…………」
拓海「……なあ、こんなこと言っていいのかわかんねえけど」
幸子「言わないでください、わかってますから! もう決まっちゃってるんですよ! 仕方がないんです!」
拓海「アタシはそれでも構わねえが、アタシでよかったのか? そういうのは亜季の役目じゃなかったか?」
幸子「亜季さんは地方でのお仕事でしばらく留守にしているそうで」
拓海「そういやそんなこと言ってたっけか……、まあボクシングならちょうどいいわな、ここならひと通りの道具はそろってるし」
幸子「噂には聞いてましたが、本当にリングがあるんですね」
拓海「ああ、しかもだんだん設備が充実してってんだよな、いつの間にかサンドバッグふたつになってやがる」
幸子「はあ……」
拓海「今は両方とも使われてっから、とりあえず軽くスパーでもやってみるか?」
幸子「え……スパーってスパーリングですよね? いきなり拓海さんとですか?」
拓海「なんだよ? アタシじゃ不満か?」
幸子「いえ、その……ちゃんと手加減してくれるんですよね?」
拓海「安心しろよ、一発で気持ちよく沈めてやんぜ」
幸子「遠慮しておきます!!」
拓海「冗談だって……まあ、他のヤツがいいってんならそれでもいいけどよ、そこらに暇そうなのがゴロゴロいるし、適当に頼んでみたらどうだ?」
幸子「そ、そうしましょうかね」
3:
◆ikbHUwR.fw 2017/11/25(土) 13:07:27.37
ID:Yx7jb8M00
幸子(なるべく穏やかで、強すぎない人がいいですね。えっと……)キョロキョロ
きらり「きらりーん☆ぱわー!!」ドッゴォン!!
幸子(……違いますね)
裕子「サイキック!!」ズドォ!
早苗「ハイキックね、それは」
雫「脚、すごい上がりましたね~」
幸子(……ここも違う)
時子「ちょっと、誰かミット持ってくれない?」ギロォ
幸子(怖すぎる)
未央「お、さっちーじゃん! 珍しいね、トレーニング?」
幸子「惜しい」
未央「えっ?」
夕美「あっ、幸子ちゃんに未央ちゃん、どうしたの?」
幸子「夕美さんっ!」
未央「なんか納得いかないな!!」
4:
◆ikbHUwR.fw 2017/11/25(土) 13:08:52.47
ID:Yx7jb8M00
夕美「へえ、スパーリングの相手ね。いいよ、私でよかったら」
幸子「ありがとうございます!」
拓海「おーい、決まったか? って、なんだ夕美かよ」
夕美「せっかくだからお手伝いするよっ」
拓海「未央はどうしたよ?」
未央「通りがかっただけなんだけどね、ちょっと心配だから私も見てるよ」
夕美「じゃあ私は準備してるから、ふたりで幸子ちゃんの手伝ってあげて」
未央「ほいほい、さっちー手出して、グローブ着けるから」
幸子「あ、ハイ、どうも」
拓海「あとヘッドギアを……どうだ? ゆるくねえか?」
幸子「んー、大丈夫だと思います」
拓海「じゃあリングに上がんな。夕美はもう準備できてる」
未央「次のゴングで開始にしよっか」
幸子「あれ……? 夕美さんはヘッドギア着けないんですか?」
拓海「オイオイ、夕美に当てられる気でいんのかよ? 自信過剰にも程があるだろ」
幸子「へ?」
未央「ゆーみん本気出しちゃダメだよ! さっちー死んじゃうからね!」
幸子「え? え?」
『カーン!』
幸子「――え?」
5:
◆ikbHUwR.fw 2017/11/25(土) 13:10:47.38
ID:Yx7jb8M00
なんの因果か、ボクは他のアイドルと比べて、危ないお仕事をさせられることが多い。
高いところから飛び降りるなんて日常茶飯事。鉄格子越しとはいえ、ツキノワグマやライオンの頭をなでさせられたこともある。
……夕美さんは、明るく穏やかで優しいと、評判のアイドルだ。お花が好きで人当たりがよく、年少組の面倒なんかもよく見てくれている。あまりお話をしたことはないけど、事務所で見かけたときは、いつだってひまわりのような笑顔を咲かせている。
だけど、なぜだろう。
リング上で対峙したその瞬間、ほがらかな微笑みを浮かべるその人が、ボクには、檻の中の熊やライオンなんかよりも遥かに恐ろしい、猛獣のように見えた。
6:
◆ikbHUwR.fw 2017/11/25(土) 13:11:42.46
ID:Yx7jb8M00
未央「そういえばさ、たくみんとゆーみんて意外と仲いいよね、やっぱり同郷だから?」
拓海「そんなに意外か?」
未央「世間的なイメージだと正反対のタイプなんじゃないかな」
拓海「夕美は別にそんないい子ちゃんじゃねえぞ? よく世界を花で埋め尽くすとかテロリストみてーなこと言ってるし」
未央「反社会的な意図はないと思うな」
拓海「まあ、なにかと助かってはいるけどな。アタシと打ち合えるやつなんてそうそういねえし」
未央「うん、かなり今更なんだけどさ、ゆーみん、なんで強いのかな?」
拓海「お花たちがパワーをくれるそうだ」
未央「誰が納得するの? その説明で」
拓海「よく土とか肥料とか詰まった袋を運んだりしてるからかもな。少し手伝ったことあるけど、かなりキツイぜ、あれは力もつく」
未央「ああ、そういう……でも土の入れ替えなんてそうそうやらないでしょ?」
拓海「ボランティアで公園の植物の世話してるって聞いたことねえか? アイツ、その手の話があったら全部引き受けて、片っ端から改造して回ってるんだよ」
未央「……へえ」
拓海「なんだよ?」
未央「いや、仲いいねって」
拓海「うるせえよ」
『カーン!』
未央「あっ、全然見てなかった! さっちーだいじょうぶ!? 息はある!?」
拓海「おめーは夕美をなんだと思ってんだよ」
7:
◆ikbHUwR.fw 2017/11/25(土) 13:13:39.00
ID:Yx7jb8M00
夕美「最初だし、このぐらいにしておこっか」
幸子「ハァ、ハァ…………はい」ヨロヨロ
幸子(一発も当てられなかった……、それに……)
幸子(夕美さんのパンチは、明らかに手加減してくれていた。力なんて全然入ってない、本当にただ触れただけみたいなもの)
幸子(なのに、全くよけられなかった)
夕美「えっと……落ち込まないでね、幸子ちゃん見込みあると思うよ」
幸子「……どこが、ですか。手も足も出ませんでしたよ」
夕美「手は出てたよ。だから、すごいなって思ったの」
幸子「?」
夕美「空振りすると疲れるでしょ。最後のほうはふらふらになってたよね。でも幸子ちゃんは、最後まで手を出し続けてたから」
幸子「当たってませんけど……」
夕美「それは技術の問題だよね。技術とか筋力なんてのは、誰だって練習すればつくからね。そこまで重要じゃないよ」
幸子「……そうでしょうか」
夕美「最初から強い人なんていないもの。幸子ちゃんはまだつぼみ、これから大きく咲くんだよ。今は小さくても、あきらめないで挑み続ける、その気持ちの方がよっぽど大事だって、私は思うな」
幸子「…………はい。ありがとう、ございます」
拓海「つっても、それで勝てるかは別のハナシだよな」
未央「台無し」
8:
◆ikbHUwR.fw 2017/11/25(土) 13:15:13.49
ID:Yx7jb8M00
拓海「いや、勝負なんだから、勝たなきゃなんにもならねえだろ」
未央「そうかもしれないけどさ、ここはもうちょっとロマンに浸ろうよ」
拓海「幸子だってどうせなら勝ちてえよな?」
幸子「それは…………あっと」フラッ
夕美「幸子ちゃん、だいじょうぶ?」
拓海「ボコったやつがそれを言うのか」
夕美「ボコってないよ!」
幸子「あ……はい、だいじょうぶです」
拓海「ちょっと休憩ついでに作戦会議でもするか」
未央「そうだね、ここで話してるとジャマかもしれないし、移動する?」
夕美「あ、だったら私いいところ知ってるんだ、ついてきて」
未央「お? なになに? どこ?」
9:
◆ikbHUwR.fw 2017/11/25(土) 13:16:28.94
ID:Yx7jb8M00
夕美「ここだよっ」ガラガラ
未央「引き戸? おお和室! これなんの部屋?」
拓海「あー、ここか。たしか応接室ってことになってるんだったか」
未央「勝手に使っちゃっていいものなの?」
拓海「実際に客通してんのは見たことねえし、平気だろ。よく京都組がたまり場にしてるとか聞いたような」
夕美「適当に座ってていいよ、いまお茶淹れるから」
拓海「だったら、アタシはそのあいだ席外してるぜ」
未央「ん? たくみんトイレ? 私の分もしてきてくれない?」
拓海「便所じゃねーよ、自分で行ってこい」
10:
◆ikbHUwR.fw 2017/11/25(土) 13:18:32.47
ID:Yx7jb8M00
未央「ふう、ただいまっと」ガラッ
夕美「おかえり、お茶入ってるよ」
未央「あれ? たくみんはまだ?」ピシャ
幸子「いま後ろに……」
拓海「目の前で閉めんなよ、ケンカ売ってんのかコラ」ガラッ
未央「うわっと! ごめんごめん、ホントに気付かなかっただけだから」
幸子「拓海さんはどちらへ?」
拓海「幸子のプロデューサーんとこ行って、資料もらってきた。対戦相手は16歳で、アイドルになるまでは学校の部活で陸上やってたそうだ」
未央「たくみんって、実は真面目だよね……」
夕美「拓海ちゃんは前からずっと真面目だよ?」
拓海「うるせえ。相手を知らなきゃ作戦の立てようもねえだろが」
幸子「作戦、ですか」
拓海「ああ、この相手、部活はけっこうガチでやってたみてえだな。だとするとスタミナじゃまず勝ち目はねえから、長期戦になったら不利だろ? だからここは1ラウンドからアクセル全開で――」
美世「いま車の話!!」ガラッ
拓海「してねーよ」ピシャン
11:
◆ikbHUwR.fw 2017/11/25(土) 13:19:37.86
ID:Yx7jb8M00
幸子「……えっと?」
拓海「気にすんな」
夕美「つまり、開幕からブッコんでそのまま倒しちゃえってことだね」
未央「ブッコむとは」
拓海「そういうことだ。正直、1週間程度じゃ鍛えるにしても限界がある。ここは奇襲で一気に決めちまうしかねえ」
幸子「それ、作戦って言いますか? そんなにうまくいきますかね?」
未央「うーん……いや、けっこうイケるかも。さっちーは小さいし、どう見ても強そうには見えないから、たぶん相手の眼鏡も曇ると――」
春菜「眼鏡の話!!」ガラッ
未央「気のせいだよ」ピシャン
12:
◆ikbHUwR.fw 2017/11/25(土) 13:21:20.86
ID:Yx7jb8M00
幸子「……その」
拓海「資料によると相手は身長165センチ、なかなかデカい。こんだけガタイに差があったら、未央の言う通り油断するだろ」
幸子「アッハイ。……いや、相手そんなに大きいんですか? ボク聞いてないんですけど」
未央「なんで当事者のさっちーが聞かされてないんだろうね?」
幸子「むう……少し不安になってきますね……」
夕美「体格差なんて大した問題じゃないよ」
未央「ゆーみんにとってはそうだろうけどさ……いや、この認識もなんかおかしいな」
夕美「ねえ、幸子ちゃんは、勝ちたい?」
幸子「もちろん、勝ちたいに決まってますよ」
夕美「どうして?」
幸子「それは……テレビに出ればたくさんの人がボクを見てくれますから、強くてカワイイボクを、もっと世の中に広めたいから……」
拓海「そうやってプロデューサーに言いくるめられたんだろうな」
未央「たくみん、ちょっと黙ろうか」
夕美「だったら、きっと勝てるよ。だって、幸子ちゃんはカワイイもの」
未央「謎理論」
拓海「黙るんじゃなかったのかよ」
幸子「フ……フフーン! 当然ですよ! ここで勝利を収めて、ボクのカワイさを世界に知らしめ――」
ヘレン「ヘーイ!!」ガラッ
夕美「ヘーイ」ピシャン
幸子「…………」
夕美「私もできる限り協力するから、いっしょにがんばろうねっ!」
幸子「……………………はいっ!」
13:
◆ikbHUwR.fw 2017/11/25(土) 13:22:39.65
ID:Yx7jb8M00
――試合当日、本番前
幸子(とうとうこの時が来てしまいましたか)
幸子(だいじょうぶ、この1週間、夕美さん相手にずっと特訓してきたんですから)
幸子(……何回か、死ぬかと思いましたが)
幸子(相手は……さすがに引き締まった体をしていますね)
幸子(たしか身長165センチでしたか。拓海さんが163センチ、それより少し大きい。……だけど)
幸子(なんだか、相手が小さく見える)
幸子(……余計なことを考えてはいけませんね、ボクは作戦通りやるだけです。開幕から速攻、そして――)
14:
◆ikbHUwR.fw 2017/11/25(土) 13:24:13.99
ID:Yx7jb8M00
~~~~~~
拓海「ひとつコツを教える。声を出せ、できるだけ大きく」
幸子「声を?」
未央「掛け声ってこと? でも実際に声なんか出してたら動き悪くなるんじゃないかな。プロの格闘家で漫画みたいに声出してる人いないでしょ?」
拓海「動きは確かに鈍るだろうな、だけどそれよりも重要なことがある……本番の撮影だと、ヘッドギアはないんだよな?」
夕美「着けないみたいだね。グローブも10オンス、ウチのトレーニングルームのより小さいね」
拓海「ってことは、プロの試合とほとんど変わらない条件なわけだ」
未央「それが?」
拓海「ふつう人間ってな、人間を全力で殴れないもんなんだよ」
未央「そう――かな? そうかも。どうだろう……」
夕美「できないと思うよ。殴られたら痛いって、知ってるからね」
拓海「できるのは、よっぽど頭の悪いヤツか、頭のおかしいヤツだ」
未央「たくみん……その自虐は笑えない」
拓海「ちげーよ。できるようになる方法がある。ひとつは慣れることだな、殴り慣れれば本気で殴れる」
未央「ひどい話だよ」
夕美「でも今から慣れるのは無理だから、声ってことだね」
拓海「そう、大声を出すと、そっちに気を取られてリミッターが外れるんだ。そしたら素人でも全力で――」
美世「リミッター!!」ガラッ
拓海「うるせえ!!!」ピシャン
~~~~~~
15:
◆ikbHUwR.fw 2017/11/25(土) 13:25:33.64
ID:Yx7jb8M00
幸子(……本当ですかね?)
<ホンバンカイシシマース
<ハーイ
幸子「あ、はーい」
<アカコーナー、ナンタラァーカンタラァー!
<ワーワー、キャーキャー
<アオコーナー、コシミズゥサチィーコー!
<ワーワー、ヒャッハァ!!
幸子(……相手の方に恨みはありませんが)
<カーン!
幸子「行きますよ!! うおおおおお!!!」
16:
◆ikbHUwR.fw 2017/11/25(土) 13:27:12.67
ID:Yx7jb8M00
――翌日
未央「見事にKO勝ちしたんだって?」
夕美「うん、1ラウンド13秒、早かったね」
拓海「一発目が綺麗にアゴに入ったからな、アレは立てねえな」
未央「おーすごい、特訓の成果だね!」
夕美「幸子ちゃん、泣きそうになりながら倒れた対戦相手にすがりついて『だいじょうぶですか!?』って繰り返してたけどね」
未央「あー……なんか目に浮かぶ」
『ガチャ』
幸子「ふふーん、やはりなにをしてもボクが一番ですね!」
拓海「で、わざわざ相手の精密検査にまで付いていって、異常がないことを確認してきたのがアレだ」
幸子「なんです? ボクの話をしてたんですか?」
夕美「幸子ちゃんはカワイイってね」
未央「うん、さっちーはカワイイ」
幸子「な、なんですか!? ボクがカワイイのは確かですけど……」
17:
◆ikbHUwR.fw 2017/11/25(土) 13:28:09.66
ID:Yx7jb8M00
『ガチャ』
亜季「おはようございます!」
拓海「おっ、亜季帰ってきてたのか」
亜季「うむ、つい昨夜戻ってきたところです。そして聞きましたぞ幸子! 試合で完全勝利をおさめたそうですな!」
幸子「カワイイボクにとっては当然のことですよ」
亜季「ふむ、しかしプロデューサー殿の話によると、次の相手はムエタイ経験者。今回ほど簡単にはいかないでしょう」
幸子「…………はい?」
亜季「なんでもタイ人のアイドルだそうで。幸子との試合はボクシングルールになりますからキックはありませんが、強敵であることは変わりませんな」
夕美「アイドルってなんだろうね?」
未央「ウチの事務所がそれを言っていいのかどうか」
亜季「次の試合まではまだ期間があります。私も帰ってきたことですし、この際、徹底的に鍛え上げましょう! 幸子、筋トレはいいぞ!!」ガシィ
幸子「え……待って。ちょっと、放してくだ――」
18:
◆ikbHUwR.fw 2017/11/25(土) 13:29:13.03
ID:Yx7jb8M00
<フギャアアアア!!!
未央「……連れてかれちゃったね」
夕美「でも次の試合って、幸子ちゃんは聞いてないんだよね? 受けるのかな?」
拓海「幸子はなんだかんだでチョロいからな。また適当に言いくるめられてやることになるんじゃねえか?」
未央(……それ、たくみんが言うとブーメランだよなあ、と)
夕美「拓海ちゃんもいつもそんな感じだよね」
未央「言わなかったのに!」
拓海「オウ、夕美……最近幸子の相手ばっかでなまってるんじゃねえか? 久々にアタシが揉んでやろうか?」
夕美「スパーリング? いいよ、相手になるよっ!」
未央「…………ほーんと、仲いいよね」
19:
◆ikbHUwR.fw 2017/11/25(土) 13:30:01.77
ID:Yx7jb8M00
――廊下
ヘレン「世界レベルのケーキでも食べに行きましょうか、私がおごるわ」
美世「えっ、いいんですか?」
春菜「わあ、ありがとうございます!」
美穂(あっ、珍しい組み合わせ。なにつながりなのかな?)
~Fin~
20:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/25(土) 13:56:45.18 ID:vQAWNUY3o
乙
この話好きよ
夕美さんマジパッション
21:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/25(土) 14:33:47.17 ID:+JZRRGqto
うおおおお!!回収したの今回初かな
乙
元スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1511582676/
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