これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学 2:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 17:49:14.00
ID:R1oUZaxm0ゼロ「その名は合衆国日本!!」
ワーッ ワーッ ワーッ
---のび太宅
ドラえもん「これはどんでもないことになったぞ・・・」
のび太「どどど、どうするドラえもん」
ドラえもん「恐らくゼロはこのまま東京租界まで進軍してくるぞ」
のび太「えぇ!?は、早く逃げようよ」
スネ夫「そうだよ、ここにいたらみんな殺されちゃうよー」
ドラえもん「そうだね、じゃあ御馴染み『どこでもドア~』」
ジャイアン「俺はここに残る!!」
のび・ドラ・スネ「えぇ!?」
ジャイアン「ゼロはただの人殺しだ!親戚のおじさんは成田の戦いに
巻き込まれて死んだ・・・。あいつがここに来るっていうなら、やってやろーじゃねーか!」
スネ夫「あ、相手はあのゼロだよ!?ジャイアンが敵う相手じゃないよ!」
ジャイアン「そんなこと、やってみないと分からねーじゃねーか」
3:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 17:50:41.64
ID:lcslI0ySPジャイアン「お前らは逃げろよ、俺一人で戦う!じゃあな」
テクテクテク
のび太「ジャイアン・・・。どうするドラえもん?」
ドラえもん「う~ん・・・」
スネ夫「考える必要なんてないだろ、早く逃げようよ!」
のび太「そんな~、ジャイアン一人をおいて逃げるっていうの?」
スネ夫「それは・・・」
ドラえもん「うん、よし!黒の騎士団を迎え撃とう!!」
のび太・スネ夫「えぇ!?」
のび太「迎え撃つって、勝ち目はあるの!?」
ドラえもん「分からない・・・でも、ジャイアン一人をおいて逃げるわけにはいかないだろ?」
のび太「・・・・うん」
スネ夫「相手はブリタニアと対等に戦ってる連中だぞ!?
勝てるわけないよ、ママ~」
5:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03 /10(木) 17:50:55.70 ID:HG4eLNrI0
これは期待7:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 17:51:59.66
ID:lcslI0ySPドラえもん「取り敢えず相手がどういう状態かが分からないと話にならない
ということで、『モニターテレビ~』」
のび太「な~にこれ?」
ドラえもん「このロケットを飛ばすと、テレビを通してその場の状況が映し出されるんだよ!ソレ」ヒューン
---一方その頃---
ゼロ「扇、状況はどうなってる?」
扇「千葉や埼玉、茨城の部隊も同時に東京租界へ向けて進軍を開始してる!」
ゼロ「よし、エナジーの補給場所を確保しつつ進軍を続けるよう指示を出せ」
扇「分かった!」
玉城「ヘヘ、これだけの大部隊だ!ブリタニアなんて目じゃねーぜw」
ゼロ「軍の殆どは行政特区の件で散り散りになっている
今租界に残っているのはコーネリアの親衛隊とグラストンナイツ程度」
扇「いけるな!」
ゼロ「油断するな、ハワイからの援軍が来れば形勢はたちまち逆転する
援軍が到着するまでが勝負だ・・・それまでに政庁をおさえるぞ!!」
8:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 17:53:00.08
ID:lcslI0ySPのび太「ね~全然映像出ないよドラえもん」
ドラえもん「カメラが現場に行くまで多少は時間がかかるんだよ」
スネ夫「そんなことより外見ろよ、戦闘機やナイトメアが
続々と租界の外へ向かって飛んでいってるぞ・・・」
のび太「うわ~本当だ!凄い数」
スネ夫「こんなの無理に決まってるよ!!黒の騎士団だけじゃなくて
ブリタニア軍まで相手にすることになるんだぞ?ママー!!」
のび太「泣くなよ、みんなで戦うって決めたじゃないか」
ブツンッ
ドラえもん「ん、映像が出たぞ」
のび太「どれどれ~、うわー凄い数の軍隊!」
ドラえもん「やっぱり、ゼロは途中で他の抵抗勢力を吸収しながら
進軍してるんだ」
スネ夫「だから無理だって言ったんだ!ママー」
のび太「これからどうするのドラえもん!?」
ドラえもん「黒の騎士団と戦うにはまずブリタニア軍を何とかしないと」
のび太「何とかって、この大部隊を!?どうるすのさ~」
9:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 17:54:21.66
ID:lcslI0ySPドラえもん「取り敢えずまずはジャイアンと合流しよう!はいタケコプター」
のび太「合流ったって、今何処にいるか分からないじゃない」
ドラえもん「そうだね、じゃあ『尋ね人ステッキー』」
のび太「えぇ、またステッキ!?他に道具無いの?」
スネ夫「そんなことより、こんな状況で空なんて飛んでたら
ジャイアンを見つける前にブリタニア軍に捕まっちゃうよ」
ドラえもん「『透明マントー』これを被れば透明人間になれる!
さ、二人とも行くよ!」
--------
軍人「民間人の避難誘導、終了しました!」
司令官「御苦労、戦闘は近いぞ。直ちに配置につけ」
軍人「イエス・マイロード」
?「こんにゃろー!!」
司令官「ん?何だあれは?」
11:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 17:56:31.93
ID:lcslI0ySPジャイアン「放せ!放せってんだよー!!」
司令官「子供!?何故こんな所に?おいお前、避難誘導は終わったんじゃないのか!」
軍人A「も、申し訳ありません!今すぐ避難を」
司令官「もう良い、今は人手が足りないんだ!これ以上民間人に手を回していられん」
軍人A「いや、しかし・・・ではあの子供は?」
司令官「よく見ろ、子供とは言えあれはイレヴンだ!
殺してさっさと他の連中も配置につかせろ」
軍人A「イエス・マイロード」
ジャイアン「放せってんだよー!!」
軍人B「ここは危険だ、租界まで送ってやるから大人しくしろ!!」
軍人A「その必要はない。B、配置につけとさ」
軍人B「しかしこの子供はどうする?」
軍人A「・・・・殺す」
軍人B「何だと!?」
ジャイアン「上等だ!やれるもんならやってみろー!!」
13:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 17:57:59.58
ID:lcslI0ySP軍人B「お前正気か?イレヴンとは言えまだ子供だぞ!?」
軍人A「命令は絶対だ!」
ジャイアン「こんにゃろ~、誰がお前なんかにー!!」
軍人A「・・・死ね!!」
ドラえもん「『こけ脅し手投げ弾~』そ~れ!」ポイッ
ドカーーーン!!!
軍人A・B「うわあああああ!!」
ドラえもん「今だのび太くん、ジャイアンにマントを被せて」
のび太「分かった!ジャイアーン」
ジャイアン「おぉ~、心の友よ~」
のび太「これを被って」
ジャイアン「分かった」
軍人B「な、何だこれは?音と煙だけで全く実害がないぞ」
軍人A「本当だ・・・おい、さっきの子供がいなくなってる!」
軍人B「何処へ消えたんだ・・・・爆発の瞬間空に人が飛んでるようにも見えたが
いったい何者なんだあいつらは」
14:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 18:01:07.53
ID:lcslI0ySP---その頃ブリタニア政庁では
軍幹部「総督は何をしている!?」
部下「総督はユーフェミア殿下の件が相当ショックだったらしく
現在は私室にこもっています」
軍幹部「何だと!?黒の騎士団が直ぐそこまで来ているというのに・・・
これでは指揮系統がバラバラになるぞ・・・」
ギルフォード「コーネリア殿下はきっと来てくださる!
それまでは我らで何とか食い止めるぞ!」
軍幹部「ギ、ギルフォード卿!?」
ギルフォード「グラストンナイツと親衛隊は既に租界外縁部に陣を敷いている!
残った部隊も全てそちらへ向かわせろ」
軍幹部「そ、それでは政庁の守りが・・・・」
ギルフォード「兵力の乏しい現状ではそうするしかない!急げ」
軍幹部「イ、イエス・マイロード」
ギルフォード「(ハワイからの援軍が到着するまで黒の騎士団を足止め出来れば
我が軍の勝利だ・・・。何としても食い止める!)」
15:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 18:02:25.35
ID:lcslI0ySP-----アヴァロン
ガチャッ
セシル「あ、ロイドさん!ユーフェミア殿下は大丈夫なんですか!?」
ロイド「う~ん、正直厳しいだろうね」
セシル「そんな・・・・」
ロイド「あれじゃもって後数時間ってところかな」
セシル「今も集中治療室に?」
ロイド「今はカプセルに入って延命処置を受けてるだけだよ
最後くらいは二人っきりにしてあげようと思ってね」
セシル「じゃあスザク君も中に?」
ロイド「うん。だからそっとしといてあげてね。それより
黒の騎士団の方はどうなってるの?」
セシル「反乱分子を吸収しつつ東京租界へと向かってきています
さっき映像が出ましたけど、物凄い数でしたよ・・・」
ロイド「こっちの勢力は?」
セシル「・・・親衛隊と常駐していた軍のみでの対応になりそうです」
ロイド「あは~♪流石にそれだと厳しいね。セシルくん、ランスロットを移動させる準備を」
16:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 18:05:05.31
ID:lcslI0ySPセシル「え、逃げるんですか!?」
ロイド「援軍でも来ない限り勝ち目は無いからね。
それよりランスロットを安全な場所に避難させとかないと
万が一敵の手に渡ったりしたら厄介でしょ?」
セシル「それは・・・そうですが」
ロイド「それに、特派にはまだ出動命令が出てないしね。
まぁ心配しなくても大丈夫だよ。親衛隊にはギルフォード卿もいるんだから」
------一方その頃
ドラえもん「ジャイアン大丈夫?怪我は無い?」
ジャイアン「俺は大丈夫だ。それよりドラえもん、これからどうすんだ?」
スネ夫「たった四人で何が出来るって言うんだ!早く逃げようよ」
のび太「早く何か手を打たないと、黒の騎士団が来ちゃうよ」
ドラえもん「う~ん・・・」
スネ夫「大体黒の騎士団を倒してどうするのさ!僕らからしたら
ブリタニアだって敵だろ!?あいつら日本占領の時沢山の日本人を殺したんだぞ!
そんな連中の手助けしてどうするのさ!?」
のび太「確かに・・・・黒の騎士団を倒しても、何も変わらないね・・・」
19:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 18:07:42.57
ID:lcslI0ySPスネ夫「それにこの戦争で黒の騎士団が勝ったら日本は独立できるんだぞ!?
僕らにとってはそっちの方が良いじゃないか!」
ジャイアン「何だとスネ夫!!」ガバッ(スネ夫の胸ぐら掴む)
スネ夫「うわっ!ちょっと放してよジャイアン」
ジャイアン「俺は認めないぞ!あいつらのやってることはブリタニアと一緒だ!
そんなやり方で独立出来たって、俺は認めない!!」
スネ夫「わ、分かったよジャイアン!!は、放してってば」
ドラえもん「そう、黒の騎士団を認めるわけにはいかない!」
のび太「でも、だからってブリタニアに手を貸して黒の騎士団を倒せたとしても
日本はその後もブリタニアに支配されたままだよ!?」
ジャイアン「だったら黒の騎士団もブリタニアも両方まとめて相手してやる~」
スネ夫「もうっ!片方相手にするだけでも大変なのに、そんなこと出来るわけないだろ!」
ドラえもん「いや!日本を独立させ、尚且つ黒の騎士団を倒すにはそれしかない!」
のび太「どうするのさ~?」
ドラえもん「どうしましょ・・・」
のび&スネ&ジャイ「あらら」ドテッ(その場に座り込む三人)
21:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 18:11:03.97
ID:lcslI0ySP軍人A「見つけたぞ餓鬼共!!」
のび&スネ&ドラ&ジャイ「うわっ!!」
のび太「さっきの軍人だ、逃げよう!」
ドラえもん「みんな走れー!!」
ダダダダダ
軍人A「待て!!」
スネ夫「な、何でわざわざ追っかけてくるのさ!ハア、ハア」
ジャイアン「そんなこと・・・ハア、俺が知るわけないだろ~」
のび太「みんな・・・ゼエ、ゼエ、待ってよ~」
ジャイアン「あ、のび太!?」
スネ夫「ドラえもん、のび太が捕まっちゃうよー!」
ドラえもん「大変だ、何か無いか何か無いか何か無いか」(ポケットから次々と道具を出すドラえもん)
のび太「ドラえもーん!!」
軍人A「ハァハァ、もう少しだ!」
ドラえもん「あった!『相手ストッパー』」
22:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 18:14:33.73
ID:lcslI0ySP●相手ストッパー
相手を狙いスイッチ入れるとその場から動けなくなる
ドラえもん「それっ!」ポチッ
軍人A「な、何だ!?あ、足が動かない!!」
スネ夫「やった!流石ドラえもん」
ドラえもん「さ、今のうちに逃げよう!」
ジャイアン「おう!」
ダダダダダダ
-----
---
--
ドラえもん「ハア、ハア・・・ここまで来れば、流石に大丈夫だろう」
ジャイアン「ハア・・・ハア・・のび太、大丈夫か~?」
のび太「う~、もう動けない」
スネ夫「わざわざ走らなくても、ハアハア・・・タケコプター使えば良かったんじゃないの?」
ドラえもん「ハア、ハア、ただ今充電中」
24:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 18:17:35.40
ID:lcslI0ySPのび太「えぇー!?じゃあこれからも歩くの?」
ドラえもん「そういうこと」
のび太「あちゃ~」ドテッ
ジャイアン「ど、ドラえもん!!」
ドラえもん「どうしたのジャイアン?」
ジャイアン「あそこに、人が倒れてるぞ」
ドラえもん「うわっ!本当だ!しかもナイトメアまである・・・」
ジャイアン「軍人かな?」
ドラえもん「たぶんね。よし、行ってみよう!」
ダダダダダ
のび太「ちょ、ちょっと待ってよー」
------
---
-(そこには怪我をして今にも朽ち果てそうな大柄の男が横たわっていた)
?「わ、私は・・・・姫様を・・・」
ドラえもん「大丈夫ですか~?うわっ、凄い怪我!」
26:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 18:21:27.70
ID:lcslI0ySP?「姫様を・・・姫様を・・・・」
ジャイアン「ドラえもん、やっぱり軍人だぜ。」
ドラえもん「それにしても凄い怪我だ、きっと誰かに撃たれたに違いない
スネ夫「こ・・・この人、見たことあるー!!」
のび太「え?誰なのさ?」
スネ夫「コ、コーネリア軍の将軍、ダールトンだよ!」
のび&ジャイ「えぇ!!!」
ドラえもん「式典に参加していたはずなのに、何でこんな所にいるんだろう・・・」
ダールトン「姫様を・・・・・姫様を・・・・・」
スネ夫「こんな奴放っておこうよ!」
のび太「そんな~、いくら敵だからってこのまま見捨てるなんて・・・」
スネ夫「治療なんてしたらこっちが捕まっちゃうよ!」
ジャイアン「そんなことより、こいつちょっと変じゃないか?
さっきから姫様姫様って、同じことばーか!姫様って誰の事だ?」
ドラえもん「たぶんコーネリアのことだと思う」
ダールトン「姫様を・・・・・うぅっ」
27:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 18:24:53.23
ID:lcslI0ySPのび太「ねぇドラえもん、この人なんか目の周り赤くなってない?」
ドラえもん「あ、本当だ」
スネ夫「血かなんかじゃないの?」
のび太「そうかな~。なんかそんな感じじゃないような気がするんだけど」
ダールトン「姫様を・・・・・姫様を・・・・ころっ・・・」
ドラえもん「待って!何か違うことを言おうとしてる」
ダールトン「ひ、姫様を・・・・・・殺さねば」
ドラ&ジャイ&のび&スネ「えぇ!!!!?」
ジャイアン「コーネリアを殺すぅ!?」
のび太「何でブリタニアの軍人がそんなこと言うの!?」
ドラえもん「この人はただの軍人じゃない!軍の将軍・・・コーネリアの右腕とも言える人だ」
スネ夫「そんな人が、何でコーネリアを殺すなんて言うのさ!?」
ドラえもん「もしかしたらと思っていたけど、やっぱりそうなのかもしれない・・・」
28:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03 /10(木) 18:25:17.93 ID:Pk6ItLAw0
いまだに大山信代の声が忘れられない29:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 18:29:45.82
ID:lcslI0ySPのび太「もしかしたらって、何のこと?」
ドラえもん「ゼロは、何か特殊な力を持っているのかもしれない!」
スネ夫「特殊な力って?」
ドラえもん「そこまでは分からないよ・・・でも、行政特区の式典でのユーフェミアの行動や言動。
そしてこの人の発言!それだけじゃない、ゼロが今まで起こしてきた奇跡と呼ばれる作戦は
そうでも考えないと説明がつかない!」
のび太「も・・・もしかして、ゼロもドラえもんみたいな未来人かもしれないの?」
ドラえもん「その可能性は高い」
ジャイアン「ゼロが本当に特殊な力を持ってるとして、それはどんな力なんだ?」
ドラえもん「恐らく、相手を自在に操るとかそんなところだと思う」
スネ夫「そんな奴に勝てるわけないよ、ママー!!」
のび太「じゃあ、ユーフェミア殿下のあの行動はゼロに操られたってことなの?」
ドラえもん「ユーフェミアが豹変したのはゼロとの密談の後だから、恐らく・・・」
ジャイアン「くそぉ許せねぇ!!」
ドラえもん「いずれにしても、あの場でゼロと接触した可能性の高いこの人に
話しを聞くのが一番だと思う!治そう!」
30:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 18:32:52.72
ID:lcslI0ySPスネ夫「えぇ!?治すの!?」
のび太「話を聞くって言っても、ゼロに操られてるんじゃどうしようもないよ」
ドラえもん「大丈夫、『タイム風呂敷ー』『ビックライトー』」
ドラえもん「まずはビックライトでタイム風呂敷を大きくする」ピカッ
--タイム風呂敷が人を包み込めるサイズになった
ドラえもん「そして大きくなったタイム風呂敷を将軍に巻きつける!」ガサガサ
--ダールトンの身体はタイム風呂敷に覆われた
ドラえもん「これで、傷だけじゃなくゼロのかけた術も解けるはずだ!」
のび太「・・・・そろそろ取っても良いんじゃない?」
スネ夫「本当に大丈夫だろうね?取った瞬間に暴れだすなんて御免だよ」
ドラえもん「万が一暴れだしたらショックガンで眠らせれば良い!ジャイアン、頼める?」
ジャイアン「おう、任せとけ!」(ドラえもんからショックガンを受け取る)
ドラえもん「じゃあ取るよ・・・・ソレッ」バサッ
31:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 18:36:07.72
ID:lcslI0ySPダールトン「うぅ・・・うん?こ、これはどういうことだ!?
さっきまでの激痛が・・・・俺は確かゼロに撃たれたはず・・・」
ドラえもん「やっぱり撃たれてたんですね」
ダールトン「(イレブンか?)・・・・君が治してくれたのか!?」
ドラえもん「そうです、僕ドラえもん」
のび太「僕、のび太」
ジャイアン「俺ジャイアン」
スネ夫「僕・・・スネ夫」
ダールトン「礼を言う。それにしても不思議だ・・・さっきまで物凄い激痛と
何か言いようのない苦しみを受けていたというのに・・・。
いったいどうやって治したんだ?」
ドラえもん「その説明をするには、まず僕の事を話さなければいけません」
ダールトン「構わん。してくれ」
------
---
-
32:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 18:40:04.60
ID:lcslI0ySPダールトン「未来のロボット!?」
ドラえもん「そうです、僕は22世紀の日本で生まれたネコ型ロボットなんです」
ダールトン「・・・・にわかには信じ難いが」
のび太「嘘じゃありません!本当なんです」
ダールトン「(しかし先程私の怪我を一瞬で治したのは事実・・・。
それにこいつは明らかに人間では無い・・・・)」
ジャイアン「ドラえもん、何か道具でも出さないととても信用してくれそうにもないぞ」
ドラえもん「そうだね、じゃあ『何処でもドアー』」ドサッ
ダールトン「な、何だこれは!?いや・・・それより、何故そんな小さなポケットから
こんな大きな物が・・・・」
のび太「ドラえもんのポケットは四次元空間に繋がってるんです」
ダールトン「四次元・・・?」
ドラえもん「将軍、何処か行きたい所はありますか?」
ダールトン「行きたい所?何だこんな時に?」
ドラえもん「いいから、何処でも良いので行きたい所を教えてください!」
34:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 18:42:53.72
ID:lcslI0ySPダールトン「・・・・強いて言うなら政庁だ」
ドラえもん「政庁ですね、分かりました!
ではご覧ください、22世紀の科学が生んだ不思議なの力を!」ガチャッ
ダールトン「これは・・・!!?」
ドラえもん「ふふふ、どうです将軍」
ダールトン「信じられん・・・政庁までどれ程の距離があると・・・」
ドラえもん「信じてくれますか?」
ダールトン「・・・フン、信じぜざるを得ないな。こんな物を見せられては」
のび太「はー、良かったー」
ダールトン「するとさっきの私の怪我も、そのドアのような不思議な道具を使って
治したということか?」
ドラえもん「そうです」
ダールトン「なるほど・・・。未来のロボットか・・・どうやら私は凄い物と出会ってしまったようだ」
スネ夫「ドラえもん、早くあのこと聞かないと」
ドラえもん「あ、そうだったね!」
ダールトン「ん?何か私に聞きたいことでもあるのか?こちらの質問に答えてもらった上
傷の手当てまでしてもらっているんだ。大概のことなら答えるぞ」
36:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 18:50:55.80
ID:lcslI0ySPドラえもん「行政特区の式典での事を詳しく教えてください!
特に、ゼロの行動などを」
ダールトン「少々記憶が曖昧になっているが、それでも構わないのであれば話そう」
ドラえもん「是非お願いします!」
------斑鳩
ガチャッ
C.C「随分長い会議だったな。もう租界は目の前だと言うのに」
ゼロ「目の前だからさ。最終確認をしていた」
C.C「で、どうなんだルルーシュ」
ルルーシュ「どうとは?」
C.C「勝てそうか?」
ルルーシュ「愚問だな」
C.C「それは結構なことだ」
ルルーシュ「(ユーフェミアの件は・・・ああなってしまったのならば仕方がない
彼女の死を最大限利用させてもらう)」
35:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03 /10(木) 18:50:06.14 ID:PnJx0EEOO
ぶっちゃけドラの道具があれば黒の騎士団を潰すのも日本独立も余裕だよね37:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03 /10(木) 18:51:30.61 ID:vofjwSre0
ドラ陣営の問題はその後の統治をまったく考えてないところ39:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03 /10(木) 18:54:01.01 ID:vkmwnFIY0
どちらかというと黒の騎士団の方を応援してる38:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 18:53:28.08
ID:lcslI0ySPC.C「正面から攻めるのか?」
ルルーシュ「あぁ、コーネリアもそのつもりで陣を敷いているようだからな」
C.C「それでは飛んで火にいる何とやらになるぞ?左右に展開させた方が賢明だな」
ルルーシュ「わざわざ総督自ら正面に出てきてくれているんだ。
こちらもそれ相応の態度をもって応えてあげねばな」
C.C「総督自らと言うが、陣を敷いているという報告はあったが
コーネリアがそこにいるという情報は不確定なものだぞ」
ルルーシュ「必ず出てくるさ、姉上はそういう人だ」
C.C「仮に出てきたとしてどうするつもりだ?報告によると政庁の守備隊までも
租界外縁部に集結しているらしいが・・・そうなると流石に厄介だぞ」
ルルーシュ「全て想定内のことだ。どうせ援軍が来るまでの時間稼ぎが目的だろう
これこそ飛んで火にいる何とやらだ、一気に始末してやる」
C.C「何か策でもあるのか?」
ルルーシュ「あぁ。外縁部に集結した部隊を叩けば後は政庁まで一気に行ける!
守備隊がいないのであれば政庁を押さえることは容易い
条件は全てクリアされた、後はイレギュラーが無いことを祈るばかりだな」
C.C「・・・イレギュラー?ランスロットのことか?」
ルルーシュ「スザクに関してはもう対策を立ててある。最早イレギュラーなどではない」
40:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 18:55:46.80
ID:lcslI0ySPC.C「ではイレギュラーとは何のことだ?」
ルルーシュ「それが始めから分かっていたらイレギュラーでも何でもないだろ。
こういう時に限って、普段では絶対にありえないような事が起きたりするものだ」
C.C「それは大変だ。頑張れよ」
ルルーシュ「まるで他人事だな・・・・まぁいい、俺はガウェインで出る
後のことは任せたぞ」
C.C「任されても困る。私も行くぞ」
ルルーシュ「何?・・・・・言っておくが、これから行くのは敵の最前線だぞ?」
C.C「珍しく心配してくれるのか?」
ルルーシュ「茶化すな!」
C.C「何度も言ってるだろルルーシュ、私はお前の共犯者
死ぬも生きるもお前と一緒だ」
ルルーシュ「フン、好きにしろ。全く、わけの分からない女だ」
C.C「そうさ、私はC.Cだからな」
-------
----
--
42:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 18:57:31.55
ID:lcslI0ySP藤堂「政庁が見えてきた・・・いよいよだな!」
朝比奈「今度こそ取り返しましょう、日本を!」
千葉「兵力が少ないとはいえ相手はブリタニア、油断大敵だな」
玉城「こっちにはゼロがいるんだぜ!楽勝だっての!なっカレン?」
カレン「(学園のみんな・・・大丈夫かな・・・)」
玉城「おいカレン!?」
カレン「へ?」
玉城「へ?じゃねーよ、いよいよ決戦って時に何呆けてんだ?」
カレン「うるさいわね、ちょっと考え事をしてただけよ!」
藤堂「紅月くん!」
カレン「はい、なんでしょう!?」
藤堂「恐らく今回もあのランスロットという機体が出てくる。
あの機体とパイロットを倒せるのは君と紅蓮だけだ。頼むぞ!」
カレン「は、はい!!任せてください!!」
玉城「ま、いざとなったら俺が何とかしてやるよw」
44:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 18:59:23.20
ID:lcslI0ySP--------
----
--
ダールトン「というのが、私があの場で見た全てだ」
のび太「じゃ、じゃあ式典に参加していた日本人はみんな・・・」
ダールトン「全員というわけではない、少なからず生存者もいるはずだ」
ドラえもん「つまり将軍はゼロに撃たれた後、気がついたら
ここにいたってことなんですね?」
ダールトン「・・・そうだ。撃たれた後に身体が勝手に動いた。
頭の中はコーネリア殿下の下へ急がねばと、それしか無かった。
他の事は何も考えられず、ただそれだけが頭をめぐっていた」
ドラえもん「それは恐らく、ゼロに何らかの操作をされていたからだと思います!」
ダールトン「操作?どういうことだ?」
ジャイアン「ゼロは特殊な力を持ってるんです!」
ダールトン「特殊な力・・・?」
ドラえもん「そうです、将軍はゼロのその力によって操作され、
ここまで来たんだと思います」
45:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 19:02:47.82
ID:lcslI0ySPダールトン「まさか・・・」
ドラえもん「怪我を治す前将軍は、コーネリア殿下を殺すと言ってたんですよ?」
ダールトン「私が姫様を!?・・・馬鹿な!!」
のび太「本当です、僕も聞きました!」
スネ夫「僕も!」
ダールトン「・・・・人を操作する力・・・なるほど、確かにそう考えれば
ユーフェミア殿下が突然錯乱した件についても説明がつく」
ドラえもん「これまでにどれだけの人が同じように操作されたか
検討もつきません!何か心当たりはありませんか?」
ダールトン「言われてみれば確かにゼロとの戦いでは不可解な事が多かった・・・
あれらの所業も、全てその力によって引き起こされていたというわけか」
ドラえもん「恐らく」
ダールトン「なるほど・・・フッ、これ以上に不利な戦いはないな」
ピピピピ
ダールトン「部下から電話だ、すまんが少し席を外す」
ドラえもん「あ、はい。どうぞ」
ダールトンはドラえもん達から離れた場所へ移動した
47:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 19:05:33.33
ID:lcslI0ySPのび太「あの人、見た目よりも良い人みたいだね」
ドラえもん「うん、話を聞いてくれる人で良かった」
スネ夫「分からないよ、部下から電話だなんて言ってるけど
本当は僕らを捕まえる為にあの人から連絡したのかもしれない」
のび太「僕らを逮捕する理由なんてないじゃない?」
ジャイアン「そうだぞスネ夫!お前は何でも疑いすぎなんだよ」
スネ夫「あいつはドラえもんが22世紀のロボットだって事を知ってるんだよ?
それだけでも十分逮捕される理由になるよ!」
のび太「何でさ~?」
スネ夫「ドラえもんを利用しようと考える可能性だってあるだろ?
もしそうだったら、このまま僕らを帰すわけないよ」
のび太「えぇ!?ど、どうするドラえもん?」
ドラえもん「もしスネ夫くんの言うとおりだったとしても、
その時はちゃんと考えがあるから大丈夫」
ジャイアン「ところでドラえもん、これからどうすんだ?」
ドラえもん「将軍の出方次第だけど、ゼロに特殊な力がある以上
まずはその対策をするべきだと思う」
スネ夫「あっ!帰ってきたよ!」
49:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 19:08:55.23
ID:lcslI0ySP---ダールトンがドラえもん達の所へ戻ってきた
ドラえもん「もういいんですか?」
ダールトン「あぁ、待たせてすまない」
スネ夫「あ、あの・・・」
ダールトン「何だ?」
スネ夫「な、何の連絡だったんですか?」
ダールトン「部下が心配してかけてきたんだ。ついでに現在の状況を聞いておいた」
ドラえもん「今はどういう状況なんですか?」
ダールトン「我が軍は現在黒の騎士団との決戦に備え、租界外縁部に陣を敷いている
黒の騎士団はまもなく東京租界へ到着とのことだ。
指揮はコーネリア殿下の騎士であるギルフォード卿がとっている」
ジャイアン「えぇ?コーネリア殿下は何してるんですか?」
ダールトン「姫様は今私室にて療養中とのことだ」
のび太「療養!?怪我してるんですか?」
ダールトン「いや、精神的なものだ・・・ユーフェミア殿下の件に
相当ショックを受けたらしい。この戦いが終わるまでの復帰は恐らく難しいだろう。」
ドラえもん「そういえばユーフェミア殿下とコーネリア殿下は実の姉妹でしたね」
50:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 19:10:35.58
ID:lcslI0ySPダールトン「あぁ、だから余計に御辛いのだろう・・・」
のび太「そういえば、あの後ユーフェミア殿下はどうなったんですか?」
ダールトン「ゼロに撃たれ重体とのことだ・・・話によれば
もう手の施しようがないらしく、現在は延命処置を受けているらしい」
のび太「えぇ!?じゃあもう助からないんですか?」
ダールトン「恐らくな・・・あの虐殺命令に加えその事実
姫様が落ち込むのは仕方が無い」
ジャイアン「いいように操った後に銃で撃ったってのか・・・許せねぇ!!」
ダールトン「ところで、これから君達はどうするんだ?」
ドラえもん「僕達は黒の騎士団と戦うつもりです」
ダールトン「何だと!?たった四人でか?」
ジャイアン「心配ありません!こっちには22世紀の科学の結晶
ドラえもんがいるんですから」
ドラえもん「いや~、科学の結晶だなんてうふふふふ」
ダールトン「フン、そうだったな。しかし黒の騎士団と戦うのであれば
我々ブリタニアに力を貸してくれないか?」
ドラえもん「残念ですけど、それは出来ません」
51:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 19:13:34.80
ID:lcslI0ySPダールトン「何故だ?」
ドラえもん「僕達は黒の騎士団と戦いますけど
それと同時に日本を取り返したいとも思ってるからです!」
ダールトン「日本を取り返す?しかしそれならば黒の騎士団に
加勢し、我々ブリタニアと戦えば良い話ではないか?
ドラえもん「いえ、それでは駄目なんです!」
ジャイアン「黒の騎士団はブリタニアと一緒だ!
力で相手をねじ伏せて、従わせるなんて間違ってる!」
スネ夫「もう、いつも自分がやってることじゃないか」
ジャイアン「あんだよ!!」
のび太「それに、ゼロが人間を操ってる以上
僕らは黒の騎士団と一緒には戦えません!」
ジャイアン「よく言ったぞのび太!」
ダールトン「なるほど、つまり君達は日本を取り戻したいが
黒の騎士団とゼロには賛同できない。故に黒の騎士団の進軍を食い止め
尚且つブリタニアから日本を取り戻すと、そういうことだな?」
のび太「そうです!」
52:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 19:15:38.16
ID:lcslI0ySPダールトン「しかし具体的にどうするつもりだ?黒の騎士団を倒し
日本を取り戻すと言ったが、連中と我々を殺すのか?」
のび太「そ、そんな~!殺すだなんて」
ダールトン「だが現実的に考えればそうなる。
まさか血を流さずに解決させようと言うつもりじゃないだろうな?」
ドラえもん「綺麗事かもしれませんが、僕達はそのつもりです」
ジャイアン「誰も傷つかないやり方で、日本を取り戻すんだ!」
ダールトン「フッ、フハハハハ・・・アハハハハハハ!!」
のび太「勿論簡単な事じゃないと思うけど、それでも
ここで諦めたくはないんです!」
ドラえもん「もう、笑わなくたっていいじゃないですか!」
ダールトン「ハハハ・・・いや失礼。全く、君達は子供だな。
そんなことが本当にできると、本気で思っているのか?」
スネ夫「子供だからって馬鹿にするな!」
ジャイアン「そうだ!子供だって、力を合わせれば何だって出来る!」
ダールトン「フッ、そうか・・・・・・・・・・・・では私も力を貸そう」
ドラ&のび&スネ&ジャイ「えぇ!!!?」
53:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 19:17:21.27
ID:lcslI0ySPドラえもん「力を貸すってどういう意味ですか!?」
ダールトン「そのままの意味だ」
のび太「で、でもあなたはブリタニアの将軍なんですよね?」
ダールトン「あぁ」
スネ夫「僕らはそのブリタニアとも戦うって言ったんですよ!
それに手を貸すだなんて、おかしいじゃないですか!」
ダールトン「ブリタニアと戦うと言っても、君達の戦い方では
血は流れないのだろう?」
スネ夫「え?・・・・・ま、まぁそうですけど」
ダールトン「勘違いしてもらっては困るが、私は何もブリタニアを裏切ると
言ったわけじゃない。君達に力を貸すと言ったんだ」
のび太「それってあまり意味は変わらないんじゃないですか?」
ダールトン「全く違う。ドラえもん、君なら私が何を言いたいか分かるだろ?」
ドラえもん「いいえ、全然」
ダールトン「・・・・・・・」
54:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 19:20:26.84
ID:lcslI0ySPダールトン「血を流さずに黒の騎士団を倒し、且つブリタニアから日本を取り戻す。
君達はそれをしようと言うのだろう?」
ドラえもん「えぇ、まぁ」
ダールトン「だが具体案はまるで無い?」
ドラえもん「恥ずかしながら・・・」
ダールトン「私に良い考えがある」
ジャイアン「良い考え?」
ドラえもん「何ですそれは?」
ダールトン「この考えならば流れる血は少なく、ブリタニアと戦うことなく
日本を取り戻すことも可能だろう。むろん、上手くいったらの話だがな」
ドラえもん「聞かせてください!」
ダールトン「いいだろう。いいか、まずは・・・」
--------
-----
---
-
55:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 19:22:23.14
ID:lcslI0ySP-------
----
-
ダールトン「と、いう具合だ。どうだ?」
スネ夫「そ、そんなの上手くいくわけないよ!」
ドラえもん「いや、これしかない!」
スネ夫「えぇ!!?」
ダールトン「この作戦ならば私もブリタニアを裏切らずに済む。
さっきのはこういう意味だったんだ」
のび太「なるほど~。でも、どうしてなんですか?」
ダールトン「何がだ?」
のび太「だって将軍には僕らに手を貸さないで黒の騎士団と戦うっていう
選択肢だってあったじゃないですか?なのに何で協力してくれるんです?」
スネ夫「そ、そうだよ!それにこの作戦が上手くいったらブリタニアは
日本の領土を失うことになるんだよ!?」
ダールトン「エリア11・・・いや、領土などどうでも良いのさ」
ドラえもん「どういう意味ですか?」
57:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 19:25:42.13
ID:lcslI0ySPダールトン「君達は何か勘違いをしているようだが、我々軍人は
何も好き好んで戦争をしているわけではない。
出来ればそんなことはしたくないし、平和に過ごせればそれが一番だと思ってる」
ドラえもん「はい」
ダールトン「だから私は君達に力を貸すんだ。このままブリタニア軍と
黒の騎士団が正面からぶつかり合えば、多くの人間が死ぬ。
その多くは恐らく民間人だろう。だが君達とならば
その被害を最小限まで減らすことが出来ると、そう思ったからだ。」
スネ夫「で、でもその結果領土を失うことになるかもしれないんですよ?」
ダールトン「多くの命が領土の返還で救えるならば、安いものだ。
きっと姫様も分かってくれるはず・・・」
スネ夫「・・・」
ジャイアン「うぅ・・・なんて、なんて良い人なんだ」
ドラえもん「ありがとうございます将軍、ではこれからよろしくお願いします」
ダールトン「決戦は近い、事を起こすならば早い方が良いだろう」
ドラえもん「そうですね、ではもう一度、『何処でもドアー!』」ドンッ
ダールトン「よし、これで政庁まで行こう」
58:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 19:27:05.68
ID:lcslI0ySPジャイアン「よーし燃えてきたぜ!!行くぞスネ夫!!」
スネ夫「もーこうなったらどうにでもなれー!」
のび太「僕達で、日本を取り戻そう!」
ドラえもん「ふふふ、みんな頑張ろうね」
無邪気に騒ぐ四人を見ながらダールトンは思った
ダールトン「(領土・・・つまり国益よりも人の命の方が大事か。
昔の俺では考えられん台詞だな。しかし、彼らと一緒にいると
以前のような考え方は一切浮かんでこない)」
ドラえもん「どうしたんですか将軍?行きますよ~」
ダールトン「あぁ、今行く」
ダールトン「(賭けてみよう、この子達に)」
-------
----
---
-
59:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 19:30:20.20
ID:lcslI0ySP-------ブリタニア政庁
軍幹部「ギルフォード卿、部隊の配置完了しました」
ギルフォード「御苦労。貴公も外縁部へ向かってくれ」
軍幹部「ギルフォード卿は?」
ギルフォード「私は殿下がここにいる以上、ここからは動けんよ。
殿下をお守りすることが、騎士たる私の使命だ」
コーネリア「その必要は無い!!」
ギルフォード「殿下!!?・・・もう御身体はよろしいのですか?」
コーネリア「ギルフォード、私をそこらの女と一緒にするな!
ゼロが来るのであろう?ならば私が指揮をとる!ついて来い!」
ギルフォード「イエス・ユア・ハイネス!」
軍幹部「うわっ!!何だこのドア!?」
ギルフォード「ん?」
ドラ&ジャイ&のび&スネ「うわああああ」ドサドサッ
四人は一斉にドアから飛び出し
折り重なるようにしてその場に倒れた・・・
コーネリア「何だ・・・・こいつらは?」ゴゴゴ
61:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 19:33:11.70
ID:lcslI0ySPスネ夫「イテテ・・・早くどいてよジャイアン重いよ」
のび太「潰れる~」
ジャイアン「悪い悪い」
コーネリア「こいつら、何処から湧いて出てきた?」
スネ夫「ん?・・・うわっ!!コ、コーネリア!!」
ジャイアン「えぇ!!?」
のび太「ほ、本物だ~」
コーネリア「・・・・ギルフォード、こいつらはお前の知り合いか?」
ギルフォード「い、いえ知りません」
コーネリア「貴公は?」
軍幹部「わ、私も知りません」
コーネリア「では侵入者か・・・・見た所イレブンのようだが・・・
子供とはいえ黒の騎士団の関係者という可能性もある。牢に閉じ込めておけ」
軍幹部「イ、イエス・ユア・ハイネス!」
ドラえもん「待ってください!僕達は黒の騎士団とは関係ありません!
コーネリア殿下にお話があって来ました!」
62:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 19:35:35.75
ID:lcslI0ySPコーネリア「何だこの青タヌキは?」
ドラえもん「タ、タヌキじゃない!僕ネコ型ロボット!!」
ギルフォード「ロボット・・・?」
コーネリア「猫かタヌキかなどどちらでもいい。
私は急がしいのだ、子供の相手をしてやる時間など無い!さっさとひっ捕らえろ」
軍幹部「はっ!」
のび太「ド、ドラえもんどうしよう!?」
ジャイアン「話くらい聞いてくれても良いじゃねーか!!」
スネ夫「そうだよそうだよ!」
コーネリア「調子に乗るなよ餓鬼共!私を誰だと思っている」ギロッ
スネ夫「うぅ・・・怖い」
コーネリア「目障りだ、さっさと連れて行け!」
のび太「待って、話を聞いて!」
コーネリア「惰弱なイレヴンに貸してやる耳などない」
ドラえもん「僕達なら、ユーフェミア殿下を助けることが出来るんです!」
コーネリア「!?・・・・・おい青タヌキ、今何と言った?」
60:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03 /10(木) 19:31:14.68 ID:bR/epzy00
もう少しで追い付くが、斑鳩って出た時点でパラレル決定したのが残念。まだ出来てないだろ…63:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03 /10(木) 19:35:43.30 ID:bR/epzy00
斑鳩→大竜胆に変えれば別に問題はないか64:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03 /10(木) 19:37:07.88 ID:Ro1W2+5HO
移動拠点に手頃な名前つけたかったんでしょ65:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03 /10(木) 19:39:23.57 ID:bR/epzy00
>>64
面白いから大した問題ではないけどね…
クロスは双方の知識をある程度知った人が書いて欲しいからさ
例えるなら、明らかになってるラウンズの名前全部言えるぐらいの知識は最低限欲しい68:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 19:42:50.50 ID:8U0EsyCPO
>>65どうしようか迷ったんだけど、>>64の言う通り妥協しましたm(__)m
66:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 19:39:47.18
ID:lcslI0ySPコーネリア「ユフィを助けるだと?」
ドラえもん「そうです!でもその代わり、条件があります」
コーネリア「・・・・なんだ?」
のび太「日本を返してください!!」
コーネリア「それが条件か?」
のび太「え?・・・は、はい」
コーネリア「・・・そうか、分かった」
ドラえもん「えぇ!?いいんですか!?」
ジャイアン「よっしゃー!」
のび太「良かったねードラえもん」
スネ夫「だから言ったろぅ?話せば分かるってw」
コーネリア「ギルフォード、銃をよこせ」
ギルフォード「はっ」
ドラ&ジャイ&のび&スネ「え?」
コーネリア「牢に入れておけば良いかと思ったが、気が変わった
ここで皆殺しにしてくれる!」
69:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 19:43:13.66
ID:lcslI0ySPドラ&ジャイ&のび&スネ「えぇー!!!?」
ドラえもん「そんな、さっき分かったって言ったじゃないですか!」
コーネリア「子供の世迷言を真に受けるとでも思ったか?
ユフィの名を出した瞬間貴様らは殺すと決めた!覚悟しろ」
のび太「ド、ドラえもん!?」
スネ夫「ママー!!」
ジャイアン「母ちゃん!」
コーネリア「死ね!」
ダールトン「お待ちください姫様!!」
コーネリア「!?」
ギルフォード「ダールトン将軍!?御無事でしたか!」
ドラえもん「将軍~!」
コーネリア「ダールトン、無事で何よりだが・・・待てとはどういう意味だ?」
ダールトン「姫様、彼らの話を聞いてあげてください!」
ギルフォード「ダールトン将軍はこの子達と知り合いなのですか?」
ダールトン「あぁ、私の命の恩人達だ」
70:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 19:44:17.01
ID:lcslI0ySPダールトン「姫様、どうか彼らの話を!」
コーネリア「話なら聞いた、聞くに堪えん内容だったがな。
ユフィを助けるから国を返せとさ。これで取り引きのつもりらしい・・・
今の私にユフィの名を出すとは・・・・こいつらは余程死にたいようだ」
ドラえもん「そ、そんなつもりでは決して・・・」
ダールトン「姫様、彼らならユーフェミア殿下を救えます!」
コーネリア「・・・ダールトン、貴公まで私を侮辱するのか?
そのような話、誰が信用できる!」ギロッ
ダールトン「嘘ではありません、現に私も彼らに救われ今ここにいます!
それに、彼らはただの子供ではありません!」
ギルフォード「ただの子供ではない?」
ダールトン「そこにいるドラえもんは、22世紀から来た未来のロボットです!」
ギルフォード「なっ!!?」
コーネリア「・・・・・・・・・・ダールトン、貴公は自分が何を言っているのか
分かっているのか?」
ダールトン「勿論です。姫様、どうか信じてください!!」
コーネリア「(あのダールトンがこの状況でこのような嘘をつくとは思えん・・・
しかし、未来のロボットだと?そんな話とても信じられん)」
71:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 19:45:12.13
ID:lcslI0ySPダールトン「ドラえもんは不思議な道具を沢山持っています!
彼ならばきっとユーフェミア殿下を救えます!」
コーネリア「・・・・・・・」
のび太「嘘じゃありません、本当です!信じてください」
ジャイアン「ドラえもんならどんな怪我だって治せます!」
コーネリア「・・・・・・・では証拠を見せよ」
スネ夫「証拠?」
コーネリア「そこの青タヌキが未来のロボットだという事を
私が納得できるような確固たる証拠を見せてみろ!」
ダールトン「はっ!ドラえもん、もう一度あのドアを」
ドラえもん「分かりました、『何処でもドアー!』」ドスンッ
ギルフォード「これは、さっき君達が出てきた・・・」
コーネリア「何だそのドアは?」
ドラえもん「これは何処でもドアと言って、行きたいところに
瞬時に移動できる道具なんです」
ギルフォード「・・・・何処へでも行けるというのか?」
ドラえもん「勿論、何処でもドアですから!」
72:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 19:46:42.81
ID:lcslI0ySPドラえもん「殿下、どこか希望の場所を言ってください!」
コーネリア「・・・・では、アリエス宮に繋いでみろ」
ギルフォード「アリエスの離宮ですか?しかしあれは本国にある物・・・」
ドラえもん「大丈夫です、何処でもドアは地球の裏側にだって
すぐに行けます!」
コーネリア「口だけではなくさっさと証拠を見せろ!」
ドラえもん「分かりました、ではご覧ください」ガチャッ
ギルフォード「こっ・・・・・・・これは!!?」
コーネリア「まさか!?・・・信じられん、こんな事が・・・」
ダールトン「姫様、信じていただけますか?」
コーネリア「・・・・・」
ダールトン「現代の医学では無理でも、22世紀の医学、科学ならば
ユーフェミア殿下は救えます!」
コーネリア「・・・・・・・・だがダールトン、それには先程の条件を飲まねば
ならんのだろう?エリア11の総督として、それだけは出来ん!」
ダールトン「しかし姫様、このままではユーフェミア殿下の御命が・・・」
コーネリア「くっ・・・」
73:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 19:48:07.61
ID:lcslI0ySPのび太「何で迷う必要があるんですか?」
コーネリア「何だと?」
のび太「だって、自分の家族の命に関わる問題なんですよ?
どんな条件を出されたって、そんなの迷う必要無いじゃないですか」
コーネリア「大人には責任や立場というものがある。お前ら子供と違い
そう簡単に割り切れるものではないんだ!黙っていろ!!」
スネ夫「そんなのおかしいよ!」
ジャイアン「大人も子供も関係ないないだろ!じゃあアンタは
家族よりも責任や立場の方が大事だってのかよ!!」
コーネリア「くっ・・・・黙れ餓鬼共!!」
ドラえもん「人の命よりも重いものなんて、この世界には無いんです!
それが家族なら尚更です!」
コーネリア「!!!」
ダールトン「姫様、最も大切なのは・・・姫様の御気持ちです。
御自身の気持ちに嘘をつくことだけはしてはいけません」
コーネリア「・・・・・・・・・・・分かった、いいだろう。条件を飲む」
ダールトン「姫様!」
ドラえもん「よかったー」
74:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 19:49:28.02
ID:lcslI0ySPのび太「よかったねードラえもん!」
スネ夫「これで日本が戻ってくるんだ!やったー」
ギルフォード「しかし殿下、本国には何と?」
コーネリア「何とでもするさ。ユフィが助かるなら、それで良い」
ギルフォード「殿下・・・」
コーネリア「ドラえもんと言ったか?さっきはタヌキなどと言ってすまなかった
ユフィを・・・・妹をよろしく頼む」
ドラえもん「任せてください!では早速ユーフェミア殿下の下へ」
コーネリア「いや、私は行けんよ」
のび太「何でですか?」
コーネリア「黒の騎士団が直ぐそこまで来ている。奴等を食い止めねばならん」
スネ夫「へ?でも日本は開放してくれるんですよね?」
コーネリア「日本は開放するさ、だがこのまま黒の騎士団の進軍を許せば
私はそれが出来なくなる。・・・・まぁ黒の騎士団がこの戦いに勝利したとしても
どの道日本はゼロによって開放されるだろうから、結局お前達との
約束を果たすことにはなるが」
ドラえもん「それは駄目です!僕達は黒の騎士団とゼロのやり方を認めていません!」
76:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 19:51:26.86
ID:lcslI0ySPコーネリア「フッ、そう言うと思ったさ」
ドラえもん「え?何でですか?」
コーネリア「日本の開放のみに拘るのであれば、我々と取り引きなどせず
始めから黒の騎士団に加勢すれば良い話だからな。」
ドラえもん「なるほど~」
ダールトン「そういえば姫様、ゼロに関して重要な情報が一つあります」
コーネリア「何だ?」
ダールトン「ゼロは人を操作する能力を持っています」
コーネリア「人を操作するだと?」
ダールトン「はい、恐らくユーフェミア殿下は奴に操作され
あのような行動をとってしまったのだと思います」
コーネリア「・・・・なるほど、人を操作する力か。
そう考えればこれまでのことも辻褄が合うな・・・・」
ドラえもん「さっきと違って今回は随分とあっさり信じるんですね」
コーネリア「今更何を言われても疑いはしないさ。目の前に未来のロボットがいるのだぞ?
それに以前からゼロに関しては不可解なことが多かったからな」
77:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 19:53:33.19
ID:lcslI0ySPコーネリア「ゼロの能力に関しては分かった。では私達は行く!
お前達も早くユフィの所へ向かってくれ。
ダールトン、お前はそちらについていけ」
ダールトン「はっ!」
ジャイアン「よーし!ドラえもん、早く行こうぜ!」
ドラえもん「ちょっと待った!今ブリタニア軍は数が少ない。
黒の騎士団を食い止めるなら僕達も協力しよう!
ジャイアンとスネ夫くんはここに残ってくれ」
スネ夫「えぇ!?僕らにドラえもん抜きで戦えって言うの!?」
ジャイアン「おもしれぇ、やってやろうじゃねーか!」
ドラえもん「殿下、何でも良いのでナイトメアを二機貸してくれませんか?」
コーネリア「ナイトメアを?構わんが・・・・この二人が乗るのか?」
スネ夫「僕あんなの操縦したことないよ!」
ジャイアン「ラジコンだと思ってやればいいじゃねーか」
スネ夫「全然違うよー」
ドラえもん「大丈夫、その点は考えてある」
のび太「どうするの?」
78:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 19:57:59.57
ID:lcslI0ySPドラえもん「『天才ヘルメット』と『技術手袋ー』」
●天才ヘルメット
改造したいものがあった時、このヘルメットを被れば
機械が勝手に考えてくれる
●技術手袋
指先がいろいろな工具に変わり、どんな作業でもしてくれる
のび太「これ覚えてる!昔スネ夫のラジコン戦車を改造した時に
使ったやつだね」
ドラえもん「そう、これを使えば数分でどんなナイトメアでも
ランスロット以上の高性能な機体に改造できる!」
スネ夫「えぇ!?あのランスロットよりも強くなるの?」
ジャイアン「そりゃすげーや!でも操縦はどうすんだ?」
ドラえもん「『サイコントローラー』」
●サイコントローラー
これを握るだけで脳波制御によってロボットを思い通りに動かすことができる
ドラえもん「これを握るだけで君達の思い通りにナイトメアを動かせる」
79:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 20:00:29.83
ID:lcslI0ySPスネ夫「こりゃいいや!これなら僕らでも戦えるね!」
ドラえもん「『ひらりマント』、『ビックライト』、『瞬間接着銃ー』」
●ひらりマント
光線や物理攻撃を電磁波の反発を利用して跳ね返すことが出来る
●瞬間接着銃
一瞬で相手を接着してしまう銃
ドラえもん「改造が終わったらビックライトでひらりマントとこの銃を
大きくして、ナイトメアに装備させてくれ!」
ジャイアン「俺達の武器はこの接着銃だけなのか?」
ドラえもん「君達を人殺しにするわけにはいかないよ!それにこの銃が命中したら
どんなナイトメアでもその場から動けなくなる!見た目よりも結構強力だよ」
ジャイアン「ま、これでいっか」
ドラえもん「『改良型山びこ山』、『本物コピー機』」
コーネリア「何だこの道具は?」
80:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 20:01:58.38
ID:lcslI0ySP●改良型山びこ山
音や光や爆風に反応し、こだまを返すことが出来る
●本物コピー機
コピーしたい物を無限にコピー出来る
ドラえもん「これは改良型山びこ山と言って、音や光や爆風に反応して
攻撃をやり返す道具です。ただ攻撃と言ってもただの光だけで
敵に当たっても全く害はありませんが」
コーネリア「こっちのは何だ?」
ドラえもん「この本物コピー機は、コピーしたい物をいくらでも
コピー出来る道具です!」
ギルフォード「凄い・・・・これが未来の科学力か」
コーネリア「なるほどな、この改良型山びこ山を本物コピー機で大量にコピーし
それを租界の様々な場所に設置すれば、敵はこちらの戦力を誤解するというわけか」
ドラえもん「そうです!」
コーネリア「この道具、ナイトメアはコピー出来ないのか?」
ドラえもん「どんな物でも出来ますけど、何でですか?」
コーネリア「これでナイトメアをコピーすれば、外縁部に布陣しているナイトメア部隊を
倍以上に見せることが出来る。予想を遥かに超える部隊の数にゼロも足が止まるだろう
そうなれば、援軍が来るまでの時間稼ぎになる」
81:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 20:06:43.91
ID:lcslI0ySPドラえもん「なるほど~」
コーネリア「では早速作業に取り掛かろう。ギルフォード!」
ギルフォード「はっ!」
コーネリア「部下に連絡し、改良型山びこ山の設置とナイトメアのコピーを急がせろ!」
ギルフォード「イエス・ユア・ハイネス!」
コーネリア「では、ユフィの件は任せたぞドラえもん」
ドラえもん「はっ、はい!」
---------コーネリアとギルフォードは租界外縁部へと向かった
スネ夫「あれ?ところで僕らが改造するナイトメアは?」
ダールトン「それなら4番格納庫にサザーランドがある。
おいお前、彼らを案内してやれ!」
軍幹部「イエス・マイ・ロード!」
ドラえもん「改造すれば敵の攻撃が当たってもビクともしないとは思うけど
決して無理はしちゃ駄目だよ!ひらりマントでの防御を忘れないでね」
ジャイアン「分かってるよ!」
スネ夫「僕らだけで黒の騎士団の動きを止めてやるよ」
82:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 20:09:51.84
ID:lcslI0ySP------スネ夫とジャイアンは格納庫へと向かった
ダールトン「よし、我々も急ごう!」
------アヴァロン
ガチャッ
セシル「スザクくん少し休んだら?」
スザク「僕は大丈夫です。今は、ユフィの傍にいたいんです」
セシル「そう・・・何か必要な物があったら言ってね」
スザク「ありがとうございます、セシルさん」
セシル「殿下は眠ってるだけなの?」
スザク「はい・・・・まだ脈があるので、眠っているだけだと思います」
ロイド「眠っているとは言っても、次に目を覚ますかどうかは分からない方の
危険な眠りだけどね」
セシル「ロイドさんっ!!!」
スザク「(ユフィ・・・・・・頑張れ、死なないでくれ!!)」
ロイド「あれ?そんなところにドアなんてあったっけ?」
84:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 20:11:00.78
ID:lcslI0ySPセシル「いえ、こんな所にドアなんてありませんでしたよ」
ロイド「不思議だね~。う~ん、何か急に出てきたような気もするけど」
ガチャッ
ダールトン「ユーフェミア殿下は無事か!?」ガバッ
セシル「へ!?」
ロイド「これは驚いた。謎のドアからダールトン将軍で出てくるとはね」
ダールトン「ロイド、殿下はまだ生きてるか?」
ロイド「脈はありますから生きてますよ。もっとも、危険な状態ではありますけど」
ダールトン「良かった・・・・本当に良かった。ドラえもん、頼む!」
ロイド「ドラえもん?誰ですか将軍それは?」
ドラえもん「こんにちは、僕ドラえもんです!」ヌボッ
セシル「キャッ!!」
ロイド「な、何これ?まさか・・・・ロボット?」
のび太「ドラえもんは22世紀から来たネコ型ロボットです!」
ロイド「ネコ型ロボット?タヌキじゃなくて?」
85:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 20:11:50.59
ID:lcslI0ySPドラえもん「む~、失礼な!僕の何処がタヌキなんですか!!」
ロイド「・・・・・・・・・凄いよセシルくん、喋ってる・・・」
セシル「はい・・・・それに知的レベルもかなり高いですよ・・・」
スザク「ダールトン将軍、彼らはいったい何なんですか?」
ダールトン「さっき言った通り、未来のロボットだ。
彼ならユーフェミア殿下を救える!」
スザク「ユフィを!?そ、それは本当ですか!?」
のび太「あー!枢木スザクだ!!ドラえもん、ランスロットのパイロットだよ!
かっこいいねー」
ドラえもん「本当だ!初めまして、僕ドラえもんです」
のび太「僕、野比のび太」
スザク「あ、どうも・・・・枢木スザクです」
セシル「ほ、本当に未来のロボットなんですか?」
ダールトン「事実だ。彼なら我らに出来ないことも容易く出来る」
87:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 20:13:14.27
ID:lcslI0ySPダールトン「そんなことよりドラえもん、早くユーフェミア殿下を!」
ドラえもん「あ、そうでしたね!では『タイム風呂敷ー(巨大ver)』」
スザク「タイム・・・フロシキ?」
ドラえもん「スザクさん、これをユーフェミア殿下の身体に巻きつけてください」
スザク「え?・・・は、はい!」
(スザクはユーフェミアの身体にタイム風呂敷を巻きつけた)
ロイド「・・・・・・・・・まさか、これで治るだなんて言わないよね?」
ドラえもん「ふふふ、そのまさかです!スザクさん、タイム風呂敷を取ってみて」
スザク「はい」バサッ
ユフィ「・・・・・・・・・あら?」
ロイド&セシル「!!?」
スザク「ユフィ・・・・・・・・・ユフィィィ!!」ガバッ(スザクはユフィに抱きついた)
セシル「凄い・・・・こんなことが」
ロイド「ありえないよ、確かにさっきまで生死の境にいたはずだ
それなのに一瞬で・・・・撃たれた傷も消えてる・・・」
ユフィ「スザク・・・・グスンッ・・・・私、生きてるんですね」(ユフィもスザクを抱き返した)
88:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 20:17:06.39
ID:lcslI0ySPのび太「よかったー!」
スザク「ユフィ・・・・グスン・・・彼らが治してくれたんだ」
ドラえもん「こんにちは、僕ドラえもんです」
のび太「野比、のび太です」
ユフィ「御二人とも、ありがとうございます」
ドラえもん「いいえー、どういたしましてうふふふ」
ロイド「ところでドラえもんくん、ちなみに今のは何で治ったの?」
ドラえもん「このタイム風呂敷は、包んだ物の時間を過去に戻し
その状態を持続することが出来るんです」
セシル「包んだ物の時間を戻す?・・・・凄いですね」
ロイド「んふ~♪不思議だねぇ、何でそんな事が出来るんだろうねぇ♪」
スザク「ユフィ、ドラえもんは未来から来たロボットらしい」
ユフィ「まぁ、だから私の怪我を一瞬で治せたのですね」
スザク「ありがとうドラえもん、それにのび太くんも。
何て御礼を言ったらいいか分からないけど・・・あのままだったらきっとユフィは
助からなかった、本当にありがとう!」
ユフィ「私からも改めて御礼を言います、ありがとうドラえもん」
90:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 20:20:19.57
ID:lcslI0ySPドラえもん「いや~うふふふふ」
のび太「後は黒の騎士団の進軍をおさえれば、日本を取り戻せるね!」
スザク「日本を取り戻せる?それはどういう意味なんだい?」
ダールトン「姫様は先程、ユーフェミア殿下を助ければ日本を開放すると
この子達と約束したのだ」
ユフィ「あのお姉様が・・・そんなことを」
スザク「で、では本当に!?」
ダールトン「あぁ、日本は独立国家として以前の状態に戻る。
良かったな枢木。もっとも、我らが黒の騎士団に勝てばの話だが」
ユフィ「良かったですねスザク!」
スザク「信じられない・・・本当に日本が。君達は本当に凄いな」
のび太「いや~それほどでも」
ロイド「まさかあのコーネリア殿下がそんな事を約束するなんてね」
ダールトン「黒の騎士団を倒すにはまだ戦力が足りない
枢木、ランスロットで出ろ!」
スザク「はい!」
92:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 20:21:10.57
ID:lcslI0ySPセシル「あ、あの・・・そのランスロットの事なんですけど」
ダールトン「何だ?」
ロイド「まさかこんな展開になるとは思わなかったんでね
少し前に埼玉租界の研究所に運んじゃったんだよ」
スザク「え!?」
セシル「今から戻っていたら戦闘開始までに間に合いませんね・・・」
ドラえもん「大丈夫です、この何処でもドアがありますから!」
ロイド「そういえば、君達ここから急に出てきたみたいだけど
このドアはいったいなんなんだい?」
ドラえもん「これは何処でもドアと言って、どんなに離れた場所にでも
一瞬で移動できてしまう道具なんです!」
セシル「い、一瞬で!?」
ドラえもん「見てもらったほうが早いですね」ガチャッ
セシル「!?・・・し、信じられません」
ロイド「確かに埼玉の研究所だね~。これでランスロットの件は解決したけど
恐ろしいね~♪未来の科学力っていうのわ♪」
ユフィ「本当に凄いですね、ドラえもんさんは」
100:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03 /10(木) 20:58:17.92
ID:lcslI0ySPダールトン「急げ、枢木!!」
スザク「はい!」
のび太「あ、スザクさん待ってください!」
スザク「なんだい?」
のび太「戦場には僕達の友達もナイトメアで戦うことになってるんです」
スザク「君達の友達が!?その友達も君達と同じくらいの年なのかい?」
のび太「そうです」
スザク「それは危険だ、今すぐ止めさせた方が」
ドラえもん「大丈夫です、僕の道具でナイトメアを改造しているはずですから」
ロイド「改造?うふふ~、僕物凄く興味あるな~それ♪」
のび太「でも万が一のこともあるから、もしもの時は二人を助けてあげてください」
スザク「分かった、約束しよう。君達の友達は必ず助けるよ
二人の名前を教えてくれないか?」
のび太「ジャイアンとスネ夫です!」
スザク「ジャイアン?スネ夫?随分変わった名前だね」
101:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03 /10(木) 20:59:13.78
ID:lcslI0ySPダールトン「威勢ばかり良いのがジャイアン、文句を言いながらも
一緒にくっついているのがスネ夫だ」
のび太「あはは、その通りですね」
スザク「分かった、じゃあ行ってくるよ」
ユフィ「スザク、無理をしないでくださいね」
スザク「イエス・ユア・ハイネス!」
(日本を取り戻すという決意を胸に
スザクは研究所内のランスロット格納庫へと向かった)
ダールトン「よし、俺もナイトメアで出る!ロイド、ユーフェミア様のことは
任せたぞ」
ロイド「はいはい」
(ダールトンは何処でもドアを使い
政庁内のナイトメア格納庫へと向かった)
ロイド「ねぇドラえもんくん♪」
ドラえもん「うわっ!!な、何ですか!?」
ロイド「君と君の道具に関していろいろ調べたいんだけど
協力してくれないかな~♪」
ドラえもん「それは出来ません、時間渡航に関する法律で禁止されてます」
102:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 21:00:06.98
ID:lcslI0ySPロイド「そこを何とかお願いできないかな?」
ドラえもん「駄目ったらダメー!!」
のび太「ねぇドラえもん、僕達はこれからどうしようか?」
ロイド「だから僕の研究に協力を」
セシル「しつこいですよロイドさん!」
ユフィ「あの、御二人にお願いしたいことがあります!」
ドラえもん「ユーフェミア殿下が、僕達に?」
ユフィ「はい、聞いてくださいますか?」
のび太「勿論です!」
ユフィ「では申し訳ありませんが、特派の方々は少し席を外してください」
セシル「あ、はい!行きますよロイドさん」
ロイド「は~、僕の研究・・・」
(ロイドとセシルは部屋を出た)
103:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 21:00:55.69
ID:R1oUZaxm0ドラえもん「それで話って何ですか?」
ユフィ「これから話すことは、絶対に口外しないでください」
のび太「いいですけど、そんなに重要な話なんですか?」
ユフィ「はい、ゼロの正体に関してのことです」
ドラえもん「知ってるんですか?」
ユフィ「ゼロはブリタニア皇族です!」
ドラ&のび「えぇ!!?」
ユフィ「第17皇位継承者、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア
これがゼロの正体です」
ドラえもん「あぁ驚いた。まさかゼロが皇族だったなんて」
のび太「でも、何で皇族であるゼロがブリタニアと戦ってるんですか?」
ユフィ「それは話せば長くなります・・・・きっかけは
マリアンヌ様が暗殺されたあの事件・・・」
---------
-----
---
-
104:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03 /10(木) 21:01:12.60 ID:YN1BuHZe0
ドラえもんが出てきただけで殺伐とした感じがゼロになった
なんという平和の使者105:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 21:01:57.14
ID:lcslI0ySP-----ブリタニア政庁格納庫
スネ夫「ジャイアン、こっちの改造は終わったよ!」
ジャイアン「俺もやっと終わったぜ」
スネ夫「全くドラえもんは、何が数分で終わるだよ!
もう一時間は経ってるじゃないか!」
ジャイアン「ま、いいじゃねーか!これで最強のナイトメアが
完成したんだしよ!」
スネ夫「へへ、これで黒の騎士団を倒せるねジャイアン!」
(その時、場内の通信機からゼロの声が聞こえてきた)
ゼロ『聞くがいいブリタニアよ!我が名はゼロ!力あるものに対する反逆者である』
スネ夫「あ、ゼロの声だよジャイアン!いよいよ戦闘が始まるんだ」
ゼロ『0時まで待とう、降伏し、我が軍門に下れ!!!』
ジャイアン「何が校門をくぐれだ!わけのわかんねーこと言いやがって!」
スネ夫「ジャイアン、校門じゃなくて軍門だよ」
ジャイアン「いつまでもこんな所にいられるか、行くぞスネ夫!」
スネ夫「オッケー!」
107:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 21:02:45.49
ID:lcslI0ySP---------アヴァロン
ユフィ「と、いうわけです。」
ドラえもん「つまりゼロ・・・いや、ルルーシュは
自分の妹が安心して暮らせる国を作るために戦ってるってことなんですか?」
ユフィ「勿論それだけではありませんが、それが一番ルルーシュに
とっては大きなことなんだと思います」
のび太「目も見えず、歩けなくなった自分の子供を
外交の道具に使うなんて許せない!」
ユフィ「ルルーシュとナナリーは、いつもブリタニアによる
暗殺の恐怖と戦いながら生きてきたんだと思います。
それを思うと、私は胸が痛いです」
ドラえもん「でも、だからと言って彼のやってきたことを
正当化することは出来ません!」
ユフィ「ですが、私は救いたいんです!ルルーシュと、ナナリーを・・・
ドラえもんさん、どうかお願いします!」
ドラえもん「う~ん・・・」
のび太「やろうよドラえもん!誰か一人が不幸になる必要なんてないんだ!
みんなが幸せになる解決策がきっとあるはずだよ!」
ユフィ「のび太さん・・・」
108:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 21:03:33.42
ID:R1oUZaxm0ドラえもん「のび太くん・・・分かった!ゼロを、ルルーシュを助けよう!」
ユフィ「ありがとう・・・・二人とも」チュッ(ユフィはドラえもんのほっぺにキスをした)
ドラえもん「いや~ドゥふふふふ」
のび太「あはは、ドラえもん顔真っ赤だよw」
?「本当に美しいね、兄弟というのは」
のび太「だ、誰!?」
(声のする方向、通路と部屋を繋ぐ扉の前にはドラえもんと同じ位の
身長をした一人の子供が立っていた)
V.V「僕の名前はV.V」
ドラえもん「ブイツー?」
V.V「ルルーシュに殺されかけたにも関わらず、そのルルーシュを
助けようだなんて。本当に素晴らしいね、兄弟というのは」
ユフィ「あ、あなたは何者なんです?何故ゼロの正体を・・・」
V.V「僕は思うんだ、兄弟っていうのは
この世で最も美しい関係なんじゃないかってね」
110:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 21:04:15.98
ID:lcslI0ySPユフィ「質問に答えてください!」
V.V「ルルーシュは特殊な力を持っている」
ドラえもん「それは僕達も知ってます!」
V.V「じゃあそれが何という能力か、君は知ってるかい?」
ドラえもん「いや、そこまでは・・・・」
(V.Vはドラえもんに向かって手の平をかざした
そこにはひらがなの『ひ』に似た模様が記されていた)
V.V「これなら分かるんじゃないかな?君なら」
ユフィ「何ですか?あの模様は」
のび太「ひらがなの「ひ」じゃいないの?」
ドラえもん「いや違う!これと似たような模様を
昔22世紀の図書館で見たことがある!」
のび太「22世紀で!?」
ドラえもん「よしこれで調べてみよう、『宇宙大百科事典ー』」
112:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 21:04:59.93
ID:R1oUZaxm0●宇宙大百科事典
ありとあらゆる情報が載ってる百科事典
ピコピコ
のび太「ね~まだ分からないの?」
ピピーン
ドラえもん「出た!!」
のび太「読んでみて!」
ドラえもん「ギアス、王の力と呼ばれる他者の思考に干渉する特殊能力。
能力の内容は個々の能力者によって違い、その者の性格や願望が
大きく反映される。能力発動の際には発動者の片目に『赤い鳥のような紋章』
が浮かび上がる。対抗策としては目を瞑るなどがあるが、防げるとは限らない」
のび太「その紋章がV.Vの手の平に書いてあるやつなのか~」
V.V「フフ、正解」
ドラえもん「ギアス発動には不老不死のコードを持つ媒介者との契約が必要
ギアスは使用する度その力が増大し、能力者自身がその力を制御できなく
なってしまう場合もある。しかし一定以上に増幅させた者はギアスを失うかわりに
媒介者から不老不死のコードを奪い取ることができ、その者が新たな媒介者となる・・・」
113:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 21:05:43.24
ID:lcslI0ySPV.V「この短時間でそこまで調べるなんて、流石は未来のロボットだ」
ドラえもん「そうか、思い出したぞ!一時期22世紀でも話題になった」
V.V「今ギアスを使える者は世界に二人しかいない」
のび太「えぇ!?ゼロの他にもいるの?」
V.V「うん、ゼロと・・・・ブリタニア皇帝シャルル」
のび太「こ、皇帝陛下が!?」
ユフィ「お父様が・・・」
ドラえもん「分かったぞ、お前は皇帝にギアスを与えた媒介者だな!」
V.V「フフ、そうだよ」
のび太「えぇ!?じゃ、じゃあ不老不死なの?」
V.V「そうだよ。僕とシャルルは約束したんだ、嘘のない世界を作ろうってね」
のび太「嘘のない世界?」
V.V「この世界は嘘ばかりだ。それを無くすのさ」
ドラえもん「そんなこと、どうやってするつもりだ!」
V.V「人類全ての意識を共有できるようになれば、この世から嘘は無くなるんだよ」
114:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 21:06:29.31
ID:R1oUZaxm0ドラえもん「意識を共有する?そんなこと、出来るわけないだろ!」
V.V「出来るよ、神を殺せばね」
ユフィ「神を・・・殺す!?」
V.V「神はCの世界とも呼ばれている。そこは生死に関係なく
人の心と記憶が集まる世界なんだ。思考エレベーターで人間の思考を
Cの世界に干渉させ、不老不死のコードの力を使って全人類を
一つの集合無意識へと回帰する」
ドラえもん「な、何だって・・・」
V.V「そうなったら全人類が思考をさらけ出す状態になり
この世から嘘は無くなる。互いを心の底から理解しあえる新の平和が訪れるんだ」
のび太「そんなの、平和でも何でもないよ!」
V.V「ラグナレクの接続にはもう一つのコードが必要なんだ。
一つは僕のコード、そしてもう一つはC.Cのコード」
のび太「シーツー?」
V.V「ルルーシュにギアスを与えた者の名だよ。君達はこれから
ルルーシュに会いに行くんだろう?だったら、ついでにC.Cを連れて来てよ」
ドラえもん「断る!お前達の好きなようにはさせないぞ!」
V.V「フー、まぁいいや。C.Cを誘い出す方法なんていくらでもあるし
そうだな、まずはルルーシュの妹でも使ってみようかな・・・」
115:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 21:07:10.94
ID:lcslI0ySPユフィ「ナナリーを!?」
V.V「ナナリーを餌に使えば、ルルーシュは必ずやってくる。
ルルーシュが来るということは、C.Cも来るでしょ?」
ドラえもん「そんなことさせるか、『スモールライトー!』」
V.V「僕の邪魔をするつもり?」
ドラえもん「これでもくらえ!」ピカー
V.V「・・・・?なんだいこの光は?」
のび太「ス、スモールライトが効かない!?」
ドラえもん「そ、そんな馬鹿な!」
V.V「僕にそういった類の力は効かないよ。たとえそれが
未来の科学によるモノでもね」
のび太「ど、どうするドラえもん!?」
ドラえもん「こいつには、手も足も出ないよ・・・」
V.V「何人たりとも僕達の邪魔は出来ないし、嘘もつけない。
じゃあ僕はこれで失礼するね。C.Cを捕まえないといけないから」
(そう言い残すとV.Vはその場から姿を消した)
123:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 22:05:50.52
ID:lcslI0ySPユフィ「お父様が、そんなことをやろうとしているなんて・・・」
のび太「ドラえもん、取り合えずナナリーって子を助けに行こう!」
ドラえもん「そうだね、V.Vよりも先に行かないと大変なことになる!」
ユフィ「御二人とも気をつけて。ナナリーとルルーシュを
よろしくお願いします」
のび太「任せてください!」
(その時艦内のスピーカーからゼロの声が聞こえてきた)
ゼロ『聞くがいいブリタニアよ!我が名はゼロ!力ある者に対する反逆者である!』
ドラえもん「ゼロ・・・いや、ルルーシュの声だ!」
ゼロ『0時まで待とう、降伏し、我が軍門に下れ!!!』
ユフィ「いよいよ戦闘が始まるのですね・・・」
ドラえもん「黒の騎士団の方はコーネリア殿下や
ジャイアン、スネ夫くん達にに任せよう!僕達はV.Vを追う!」
ユフィ「ナナリーはアッシュフォード学園内にある
クラブハウスで生活をしてます!」
ドラえもん「分かりました、じゃあ行くよのび太くん!」
ユフィ「二人を、お願いします」
124:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 22:06:33.34
ID:R1oUZaxm0-------租界外縁部(コーネリア部隊)
(外縁に布陣したコーネリアの部隊とゼロの乗ったガウェインが睨み合っていた)
ゼロ『0時まで待とう、降伏し、我が軍門に下れ!!!』
コーネリア「爆撃は?」
ギルフォード「時間あわせでいけます!」
コーネリア「よし、0時になったと同時にガウェイン及び黒の騎士団に
総攻撃を仕掛ける!撃ち方用意!」
(無数のナイトメアの照準が空中に浮かぶガウェインへ向けられた)
-------ガウェイン(コクピット内)
ルルーシュ「ありえない・・・・・・・なんだあのナイトメアの数は?」
C.C「この状況を予期して兵を残していたのではないか?」
ルルーシュ「そんなはずはない・・・租界に残るであろう兵力は
事前にディートハルトが確認し、俺はその報告を受けた」
C.C「ディートハルトが嘘をついたという可能性は?」
ルルーシュ「ないな、あの男はゼロに心酔しきっている。
この局面で裏切る理由がない」
125:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 22:07:36.41
ID:lcslI0ySPC.C「・・・ではあのナイトメアは何だ?」
ルルーシュ「こっちが聞きたいくらいだ。報告の倍・・・・いや
それ以上はある」
(その時ガウェインへ藤堂の乗る月下から通信が入った)
藤堂『ゼロ!これはどういうことだ!何故こんなにナイトメアが』
ゼロ『目の前の現実を受け止めるしかあるまい。安心しろ
私の作戦通り事が決まれば、初手であのナイトメア部隊は一掃できる』
藤堂『あの大部隊をか?』
ゼロ『あぁ、0時になったと同時に租界外縁部の階層を一気に崩す!』
藤堂『階層を!?しかしそんなことは政庁の地下にある管制室にいる
人間にしか出来んぞ!?』
ゼロ『既に協力員を忍ばせてある。問題ない』
藤堂『(そんなところにまで協力員を潜ませていたのか・・・
いったいどうやって・・・)』
126:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 22:08:00.38
ID:R1oUZaxm0--------外縁部(コーネリア部隊)
ギルフォード「妙ですね、ゼロがわざわざ時間を指定するとは」
コーネリア「この大部隊に流石のゼロも腰が引けたのだろう。
奴の考えではこの半分にも満たない数の部隊を想定していただろうからな」
ギルフォード「半分以上はパイロットも乗っていないただの
見せ掛けとも知らずに」
コーネリア「これで良い。この戦い、時間が長引けば長引くほど
黒の騎士団は不利になる」
ギルフォード「援軍到着予定時刻は1時・・・1時間食い止めれば」
コーネリア「もうすぐ0時だ、油断はするなよ」
ギルフォード「はっ!」
(そういい残すとコーネリアは通信を切った)
127:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 22:08:48.29
ID:lcslI0ySP(間もなく0時をむかえようという時、再びゼロから
オープンチャンネルで通信が入る)
ゼロ『これは最終通告だ!0時までに、我が軍門に下れ!!』
---------政庁地下管制室
(ゼロの最終通告という言葉と、軍門に下れという言葉に反応し
階層を管理する職員達の目の回りが赤くなる)
職員A「・・・最終通告・・・・軍門に・・・・下れ・・・」
職員B「・・・・軍門に下れ・・・・租界を壊せ・・・」
(職員達は何かに取り付かれたように階層の基礎ブロックを
切り離す作業を始めた)
--------外縁部(コーネリア部隊)
コーネリア「ゼロ、今度こそ終わりにしてやる!」
--------ガウェイン(コクピット内)
ルルーシュ「コーネリア、正面からの戦いにとらわれた、お前の負けだ」
128:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 22:09:17.63
ID:R1oUZaxm0(0時になったと同時に管制室の職員達は階層の基礎ブロックを切り離した。
同時に、コーネリアが陣を敷いている租界外縁部の足場が一気に崩壊
その衝撃は地響きとなり租界全体へと轟く)
ゴゴゴゴゴゴゴ
コーネリア「何だこれは!?」
ギルフォード「まさか!?基礎ブロックを!?」
(コーネリアやギルフォードの乗るグロースターを始めとする多くのナイトメアが
一気に租界の下、ゲットーへと叩きつけられた)
パイロットA「うわあああああ!」
---------ガウェイン
ルルーシュ「耐震対策の為租界全体に張り巡らされてある階層構造。
しかし、フロアパーツを一斉にパージすればこれほど脆いものはない。
黒の騎士団を迎え撃つ為、外縁に布陣したのが仇になったな」
C.C「殆どのナイトメアが下に落ちたようだ」
ルルーシュ「どうやってあれ程の部隊を用意したのかは知らんが
こうなってしまっては最早意味を成さない。
フハハハ、これでいい!後はこのまま進軍し、政庁陥落の映像と共に
独立宣言をすれば、嫌でもあの男が出てくるはずだ・・・ブリタニア皇帝が!」
129:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 22:09:54.28
ID:lcslI0ySP(ナイトメアで租界の下、ゲットーに待機している黒の騎士団の団員達は
目の前の光景とゼロの作戦に感嘆の声をあげた)
玉城「ゼロ・・・やっぱすげーよお前は」
カレン「あの大部隊が一気に消えた・・・本当に」
藤堂「(いったいどうやって地下協力員を・・・・・しかしこれは好機!
今は戦いのことだけに集中しよう!)」
(ゼロから通信が入る)
ゼロ『何を呆けている!各部隊はゲットーに叩きつけられた部隊の
残存勢力を叩きつつ、租界へ進軍しろ!!』
玉城「よっしゃー!やっと出番だぜ!」
ゼロ『藤堂、下は任せたぞ!私は航空戦力を落とす』
藤堂『承知した!全軍、出撃!!』
(藤堂の号令と共に待機していた黒の騎士団の部隊が
次々に租界へと向かって動き出した)
130:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 22:10:38.97
ID:R1oUZaxm0(コクピット内の通信機からゼロの指示は続く)
ゼロ『1番隊と2番隊は報道局を、3番隊と4番隊は学園地区に向かえ!』
カレン『学園地区?』
ゼロ『そこにあるアッシュフォード学園に司令部を置く!』
カレン『え・・・?アッシュフォード学園に?』
ゼロ『扇、お前もそこへ向かえ。私も後から向かう』
扇『分かった!』
ゼロ『その他の部隊は政庁へ進め!ブリタニア軍の
残存勢力は見つけ次第撃退しろ!』
玉城『よっしゃー!政庁に突撃だー!!』
扇『玉城、お前は3番隊だろ!俺と一緒に学園地区だ!』
玉城『へいへい』
ゼロ『カレン、対象が現れたら・・・』
カレン『分かってます!』
ゼロ『よし!』
132:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 22:11:30.75
ID:lcslI0ySP(一方下へ叩きつけられたコーネリアの軍は
状況把握と陣形の建て直しに必死だった)
コーネリア「退け、退けー!!全軍政庁まで後退しろ!体勢を立て直す!」
ギルフォード「全軍後退だ!!急げ」
(そこへ残存勢力の排除へと向かった黒の騎士団のナイトメア部隊が現れる)
藤堂「コーネリアを確認した・・・・いくぞ!!」
千葉&朝比奈&仙波&卜部「承知!!!」
コーネリア「くっ!!」
藤堂「堕ちろ!!」
ガンッ!!
(コーネリアに向けられた藤堂の乗る月下の初太刀は
ギルフォードのグロースターによって防がれた)
藤堂「チッ、ナリタにいたあいつか!!」
ギルフォード「今のうちにお逃げください姫様!」
コーネリア「ギルフォード、私に敵に背を向け逃げろと言うのか!?」
ギルフォード「姫様は、生きねばなりません!
彼らとの約束を果たす為にも!!」
135:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 22:13:27.70
ID:lcslI0ySPコーネリア「!!!」
ギルフォード「姫様!!」
コーネリア「・・・分かった。死ぬなよ、我が騎士ギルフォード!」
ギルフォード「イエス・ユア・ハイネス!」
(後退しようとするコーネリアに対し四聖剣が待ったをかける)
千葉「逃がすか!!朝比奈、回り込め!」
?「お前らの相手は俺達だ!」
朝比奈「こいつらは!?」
ギルフォード「グラストンナイツか!よく来てくれた」
アルフレッド「コーネリア殿下、この後ろに陣を敷きました
御戻りください」
コーネリア「礼を言う!では後を頼むぞ」
藤堂「コーネリアの騎士に本国のグラストンナイツか・・・
手強いが、ここで立ち止るわけにはいかん!いくぞ!!」
四聖剣「承知!!!」
136:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03 /10(木) 22:15:11.50 ID:42+s+0cR0
再生言うのは好きじゃないけど
わさびの声で再生されねえな
なんでだ137:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03 /10(木) 22:19:38.76 ID:FUhcIMsY0
ノブヨさんって凄かったんだな子供の頃のすり込みで勝手に再生されるわ・・・
しかしダールトンさんカッケェ141:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03 /10(木) 22:53:24.33 ID:CavXAe9sO
>>137
大山さんは勿論、あの頃の声優陣はみんなすごいよ キャラになりきる努力をしていたもん、今の声優は自分の声にあったキャラしか演じないから
のらくろやカツオやベムを通してドラえもん一本でまっすぐ突き進んだ人だし
代表作のキャラがドラえもんだから ドラえもんの声にしか聞こえない次→
ドラえもん「よし、黒の騎士団を迎え撃とう!」【後編】
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