前→
ドラえもん「よし、黒の騎士団を迎え撃とう!」
142:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 23:06:07.33
ID:R1oUZaxm0----------アッシュフォード学園(生徒会室)
ミレイ「みんな大丈夫?」
シャーリー「凄い地震でしたね・・・・」
リヴァル「遂に戦闘が始まったんだ」
ナナリー「黒の騎士団・・・ですね」
ミレイ「心配しなくても大丈夫よナナリー。いくらなんでも
学園地区にまでは来ないと思うから」
リヴァル「まぁおさえるとしたら政庁と報道局くらいでしょうからね。
ここはまず安全だよ」
(その時生徒会室に銃を持った黒の騎士団の団員が入ってきた)
ガチャッ
玉城「おらおら~!この学校は、俺達黒の騎士団が貰った!!」
シャーリー「く、黒の騎士団!?」
ミレイ「こんな所何に使うつもりよ!?」
玉城「どう使おうが俺たちの勝手だ!大人しくしやがれ」
リヴァル「止めろ!乱暴はするな!」
143:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 23:06:30.62
ID:lcslI0ySP玉城「おい、お前自分がどういう状況か分かってんのか?」
リヴァル「み、みんなに手は出させないぞ!」
ナナリー「リヴァルさん・・・」
玉城「へ、そうかよ!じゃあお前なら殴っていいんだな?」
(玉城がリヴァルを殴ろうとしたその時、生徒会室に
ピンク色のドアが現れた)
ドラえもん「『転ばし屋ー』」
●転ばし屋
10円玉を入れ、ターゲットを指名するとその相手を襲い
所持している銃を使って相手を確実に3回転倒させる
ドラえもん「10円玉を入れてと、それー!!」ポイッ
玉城「何だテメーらは!?ん?何だこのちっこいの?」
バキューーーン!!
玉城「うわっ!!」ドテッ
144:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 23:07:09.43
ID:R1oUZaxm0のび太「やったー!」
玉城「イテテ、何がやったーだこの餓鬼!!」
バキューーーン!!
玉城「どわっ!」ドテッ
ミレイ「プッ、プハハハw」
シャーリー「ちょっと会長、笑っちゃ駄目ですよ!」
ミレイ「だってあんなに綺麗に転ぶ人初めて見たんだもん
しかも二回もw」
シャーリー「プッ、確かにちょっと面白いですねw」
玉城「く・・・くそ、何なんだこのチビは!!こ、こっち来んな!!」ダダダダ
(玉城はたまらず部屋を飛び出した。勿論転ばし屋はその後を追う)
ドラえもん「ふう、何とかなったか」
ミレイ「あの~ちょっといいかしら?」
ドラえもん「あっ!こんにちは、僕ドラえもんです」
のび太「僕、野比のび太です」
145:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 23:07:28.83
ID:lcslI0ySPナナリー「ドラえもんさんって言うんですか?うふふ、可愛い御名前ですね」
リヴァル「さっきは助かったよ、ところであの小さいのは何だったんだ?」
ドラえもん「あれは転ばし屋といって、敵を転ばせる道具なんです」
シャーリー「ず~と転ばすの?」
ドラえもん「いえ、1回につき3回までです」
ミレイ「じゃーあの人もう1回転ばされちゃうんだ」
シャーリー「ちょっと気の毒ですね」
ミレイ「ところで、あなた達何処から来たの?
学園の生徒には見えないけど」
のび太「僕達はナナリーさんって人を探しに来たんです」
ナナリー「え?私・・・ですか?」
ドラえもん「あなたがナナリーさんなんですか?」
ナナリー「はい、ナナリー・ランペルージです」
のび太「ランペルージ?」
ドラえもん「きっと本名は隠してるんだよ」
のび太「あ、そっか」
146:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 23:08:10.84
ID:R1oUZaxm0ナナリー「あの~何か?」
ドラえもん「いえいえ、こっちの話です、うふふふふ」
ミレイ「それで?ナナリーに何の用なの?」
のび太「ユーフェミア殿下に言われたんです、ナナリーさんを
守るようにって」
ドラえもん「の、のび太くん!!」
のび太「あっ!しまった・・・」
リヴァル「ユーフェミア様がナナリーを!?」
シャーリー「何でユーフェミア様がナナちゃんを守るようにだなんて言うの?」
ミレイ「ほ、ほらあれよ!学園のみんなを守れってことじゃないの?
そうでしょ?ね?」
ドラえもん「そ、そうなんです!これからみなさんを安全な場所へと
案内します!」
のび太「は~危なかった」
ナナリー「あ、あの!ユフィ姉様は御無事なんですか!?」
リヴァル&シャーリー「ユ、ユフィ姉様!!?」
ミレイ「あちゃ~」
147:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 23:10:58.47
ID:R1oUZaxm0ナナリー「どうなんですか、ドラえもんさん!?」
ドラえもん「安心してください、今はもうすっかり元気です!」
ナナリー「良かったあ~。ニュースでユフィ姉様が
ゼロに撃たれたと聞いてずっと心配してたんです」
シャーリー「ね、ねぇナナちゃん?ユフィ姉様ってどういう意味?」
ナナリー「え?・・・・・・・はっ!?」
ドラえもん「どうやら、もう隠し通すのは無理みたいだ・・・」
ミレイ「はぁ、そうみたいね」
リヴァル「そうみたいねって、会長!俺に隠し事してたんですか?
水臭いですよ~」
ドラえもん「やっぱりあなたは知ってたんですか?」
ミレイ「まーね、一応アッシュフォード家の長女だし」
シャーリー「会長、説明してください!」
ミレイ「はいはい分かったから落ち着いて。
う~んまず何から説明したらいいかしら?」
148:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 23:11:29.37
ID:lcslI0ySPシャーリー「えぇ!?」
リヴァル「ナナリーが・・・ブリタニア皇族!?」
ミレイ「そっ、でも本国では記録上亡くなった事になってるから
こうやって名前を変えてここで暮らしてるのよ」
シャーリー「と、ということはルルも!?」
ナナリー「はい、お兄様もブリタニア皇族です」
シャーリー「う、うそ~」ヘナヘナ・・・ドテッ
(シャーリーは腰を抜かしてしまいその場に座り込んだ)
ミレイ「まぁビックリするのも無理はないわね。
身近にいた友達が実は皇族でしたなんて、私がそっちの立場でも
たぶん腰抜かしてると思うわ」
リヴァル「マ、マジかよ・・・ちょっと頭の整理がつかない」
ドラえもん「また黒の騎士団が来るかもしれません!
取り合えず、まずは安全な場所に避難しましょう!」
ミレイ「そうね。でも外は危険よ?どうやって移動するの?」
ドラえもん「大丈夫です!何処でもドアがありますから」
ミレイ「何処でもドア?」
149:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 23:11:59.71
ID:R1oUZaxm0ドラえもん「物のついでですから、僕のことも説明しておきましょう!」
--------(数分後)
ミレイ「み、未来のロボット?」
ドラえもん「そうです!」
ナナリー「ドラえもんさんが、未来のロボット・・・」
シャーリー「あ、あはははは・・・」プシュー
リヴァル「会長!シャーリーの頭がパンクしました!」
ミレイ「しょ・・・正直私もパンクしそう・・・でも、あなたが嘘を言うとも
思えないし、事実なんでしょうね」
のび太「ドラえもん、早くしないとまたあいつらが来るよ!」
ドラえもん「そうだね、じゃあ取り合えずアヴァロンへ行こう」ガチャッ
のび太「さぁみんな、早く!」
ミレイ「凄い・・・全然違うところに繋がってる」
リヴァル「本当に未来のロボットなんだ」
シャーリー「あははははh・・・・」プシューー・・・ボンッ
(ドラえもん達は生徒会メンバーと共にアヴァロンへと戻った)
150:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 23:12:19.85
ID:lcslI0ySP--------アヴァロン
ミレイ「さっきまで生徒会室にいたのに・・・」
リヴァル「ていうか、ここは何処なの?」
ユフィ「ここはアヴァロンです」
ナナリー「その声はユフィ姉様ですね?」
リヴァル「うわっ!本当だ、ユーフェミア様だ・・・」
ユフィ「そうよナナリー、無事でよかった」
ナナリー「ユフィ姉様お怪我は大丈夫なのですか?」
ユフィ「うん、もう大丈夫。ドラえもんさんが治してくれたから」
シャーリー「・・・本当に皇族だったんだね、ナナちゃん」
ミレイ「愛しのルルーシュくんもね♪」
シャーリー「う~、それを言わないでください」
ミレイ「ま、大丈夫よ!皇族とは言っても元なんだから
今は普通の一般人なんだし、チャンスあるって」
シャーリー「そ、そうですよね!うん、頑張ろう!」
リヴァル「アヴァロンって言われてもよく分からないな~。何する所なんですか?」
152:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /10(木) 23:13:00.69
ID:R1oUZaxm0ユフィ「アヴァロンとは我が国が保有する最新鋭浮遊航空艦のことです」
リヴァル「浮遊航空艦!?じゃあこれ今飛んでるの!?」
のび太「そうですよ」
ミレイ「それにしては音が静かね」
ロイド「それは僕の発明したフロートシステムで飛んでるからだよ」
ミレイ「ロ、ロイド伯爵!?」
リヴァル「あぁ!!会長の婚約者!!・・・って、あんた伯爵なの?」
ロイド「ん?そうだよ♪」
リヴァル「そ、そんな~・・・いくらなんでも伯爵が相手じゃ勝ち目が・・・」
ミレイ「ところで何でこんな所にいるんですか?」
ロイド「ま、それはこっちの台詞でもあるんだけどね。
うふふ~♪ちょっとドラえもんくんに僕の研究の協力をしてもらいたくてね」
ドラえもん「またですか!駄目ったら駄目です!!」
ロイド「ちょっとだけでいいんだけどな~♪」
セシル「ロイドさん、いい加減にしてください!」
ロイド「やっぱり駄目なの?はぁ~、こんなチャンス今しかないんだけどな~」
163:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 00:26:55.56
ID:uXqPtTO4Pユフィ「ドラえもんさん、のび太さん、ナナリーを助けてくれて
本当にありがとう」
のび太「いいえ、当然のことをしたまでです」デレデレ
ナナリー「でも、まだお兄様と連絡がとれないんです・・・。
昨日の朝出かけたっきり帰ってこなくって・・・」
ミレイ「まったくルルーシュは妹不幸ね~。こんなに心配ばかりかけて」
ユフィ「ナナリー、大丈夫です。ルルーシュは必ず私達が、『助けます』」
のび太「僕達がこれから探しに行きますよ!」
ナナリー「え?のび太さん達が?」
ドラえもん「最初からそのつもりでしたから大丈夫です!」
のび太「じゃあ行こうドラえもん!」
ナナリー「お兄様のこと、よろしくお願いします」
ユフィ「絶対に、『助け出してあげてください』」
ドラえもん「分かりました!では行ってきます」
(ドラえもんとのび太はアヴァロンを去った)
164:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 00:27:28.19
ID:cSJW/LMt0----------アッシュフォード学園(校舎裏)
のび太「何でまたここに戻ってくるのさ?ルルーシュはゼロなんだよ?
だったら戦場に行かないと!」
ドラえもん「その前にやることがある!V.Vをなんとかしないと」
のび太「あ!そうだった」
ドラえもん「あいつはナナリーを狙いに必ずここへやってくる
その時に今度こそ倒さないと!」
のび太「でもドラえもんの道具が全然効かなかったじゃない?
それに不老不死なんだよ?どうやって倒すのさ?」
ドラえもん「動きを止めるだけでいいんだ、だからこれを使う
『瞬間接着銃ー』。これを当てれば流石のあいつも身動きがとれなくなるだろう」
のび太「そうか、スモールライトみたいな身体そのものに
影響を与えるものは駄目でも、こういう道具なら効くかもしれないね!」
ドラえもん「この辺には黒の騎士団も多い、V.Vが来るまでは
この『透明マント』を被って待機してよう!」
のび太「分かった!」
ドラえもん「V.Vへの射撃はのび太くん、君に任せるよ!」
のび太「任せといてよ!射撃は得意なんだ!」
165:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 00:28:04.53
ID:uXqPtTO4P(その頃戦場では、何とか政庁には進ませまいとするブリタニア軍と
援軍到着までに何とか政庁に辿りつきたい黒の騎士団が
熾烈な攻防を繰り広げていた)
藤堂「朝比奈、状況は?」
朝比奈「既に1番隊と2番隊は報道局を、3番隊4番隊は学園地区を
抑えました!後は順次政庁へ向かって進軍するとのことです!」
藤堂「よし、後は我らがここを突破するのみ!!行くぞ!!」
(形勢は圧倒的に黒の騎士団が有利だった。落下の衝撃で
見せ掛けだったナイトメア部隊は消え、残ったのは本来の数の部隊のみ
しかもその大半が実戦経験の乏しい基地常駐部隊だった為
藤堂や四聖剣、カレンの敵ではなかった)
カレン「おらー!!!」
(カレンの乗る紅蓮二式の輻射波動が敵サザーランドを襲う)
ドカーーーンッ!!!
アルフレッド「くそっ!なんて突破力だあのナイトメア・・・」
デヴィット「まずい、今の攻撃で陣形が!!」
カレン「藤堂さん、敵左翼が崩れました!」
166:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 00:28:37.83
ID:cSJW/LMt0藤堂「よし!!全軍敵左翼に攻撃を集中しろ!!」
アルフレッド「ここを突破されたら終わりだ、何としても死守する!!」
カレン「邪魔だー!!!!」
(アルフレッドのグロースターが紅蓮の右手に捕まる)
アルフレッド「しまった!!」
カレン「捕まえた!!」
(瞬時にカレンは右腕に内臓された輻射波動を発動させ
グロースターは膨張、破裂した)
ドカーーーン!!!
デヴィット「アルフレッド!!」
藤堂「余所見をしてる場合か?」
(藤堂の乗る月下の刀がアルフレッドの乗るグロースターの
コクピットブロックを貫く)
デヴィット「うわああああああ」
(藤堂と四聖剣、カレンの活躍によりグラストンナイツは全滅
ブリタニア軍が敷いていた政庁までの防衛線は崩壊した)
藤堂「後は政庁まで進むだけだ!!」
167:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 00:29:11.32
ID:uXqPtTO4P(障害が無くなり、政庁まで全速力で進んでいた矢先、黒の騎士団は思わぬ
足止めをうけることとなった。進行方向から無数の攻撃が飛んできたのである)
藤堂「な、何だこの攻撃は!?」
カレン「嘘!?まだあんなに敵が残ってるなんて・・・」
朝比奈「どうしますか藤堂さん!?」
藤堂「物陰に隠れろ!一旦進軍を停止し、反撃しつつ敵の攻撃が止むのを待つ!」
------------ブリタニア政庁
ギルフォード「姫様!」
コーネリア「よく戻ったなギルフォード!状況は?」
ギルフォード「先程防衛ラインを突破されました・・・
しかし今は改良型山びこ山による一斉反撃にあい、敵は進軍を停止しています!」
コーネリア「時間稼ぎにはなるが相手はゼロだ、そう長くは持たないだろうな
援軍到着までの時間は?」
ギルフォード「後30分です」
コーネリア「いよいよ厳しくなってきたが、ここが踏ん張りどころだ
残った部隊でもう一度陣を敷け、そこで食い止めるぞ」
168:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 00:30:21.33
ID:cSJW/LMt0(何分経っても、前方より嵐のように降り注ぐ謎の攻撃は止むことは無かった
時間だけが経過していく中、藤堂はある疑問を抱く)
朝比奈「くそっ、これじゃいつまで経っても前に進めない!」
千葉「何処にこんな兵力を隠していたんだブリタニアは?」
藤堂「・・・妙だ」
朝比奈「何がですか?」
藤堂「この攻撃、数ばかりでまるで破壊力がない」
卜部「確かに!建物に当たってはいるけどその建物は
全くダメージを受けてない」
仙波「つまりどういうことだ!?」
藤堂「・・・これはただの見せかけ!音と煙だけのまやかしだ!!」
カレン「まさか・・・」
藤堂「臆するな、こんなものに怯む必要は無い!突っ込むぞ!」
(藤堂が先陣を切ったのをキッカケに、全部隊が一斉に飛び出した)
169:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 00:31:23.19
ID:uXqPtTO4P---------ブリタニア軍最終防衛ライン
ダールトン「遂にバレたか・・・全機、迎撃体勢を取れ!
一匹たりとも政庁の中へは入れるなよ!」
全部隊「イエス・マイ・ロード!」
カレン「あれが最終防衛線?」
藤堂「恐らくな。あそこを突破すれば政庁は目の前だ!」
朝比奈「最終ラインって言っても敵があれしかいないんじゃ
話にならないよ!」
仙波「一気に行くぞ朝比奈!!」
朝比奈「ええ」
卜部「待て!後ろから何かくる!!」
仙波「ランスロットか!?」
卜部「分からない!物凄いスピードでこちらへ来るぞ」
藤堂「あれは・・・サザーランドか?いや、微妙に違う」
(その二つの機体はすぐに藤堂達にも確認できた。ガウェインのように空に浮かぶ
派手なオレンジと緑色のナイトメアが、そこにはあった)
170:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 00:32:02.90
ID:cSJW/LMt0ダールトン「あの機体、まさかジャイアンとスネ夫か!?」
ジャイアン「やっと見つけたぜ黒の騎士団!」
スネ夫「す、凄い数だよジャイアン」
朝比奈「どうしますか藤堂さん?」
藤堂「たった二機で挟み撃ちのつもりか?後方部隊は
ただちにその二機を撃ち落せ!」
後方部隊「承知!」
(後方のナイトメア部隊(無頼)がジャイアンとスネ夫の乗る
サザーランドに向け一斉射撃を浴びせる)
スネ夫「き、来たよジャイアン!!」
ジャイアン「慌てるなスネ夫!ひらりマントだ!」
団員A「な、何だあのマントは?攻撃を弾いている!?」
ジャイアン「今だスネ夫!」
スネ夫「くらえー!!」バンッ
(攻撃の隙をついてスネ夫とジャイアンは無頼に向け
瞬間接着銃を連射、後方の部隊は一気に身動きが取れなくなった)
団員A「な、何だこれは!?くそっ、動かない!」
171:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 00:32:36.71
ID:uXqPtTO4Pスネ夫「やったよジャイアン!」
ジャイアン「よーし、このまま一気に行くぞ」
朝比奈「後方の部隊が一瞬で!?」
仙波「我らでしとめるぞ!」
千葉「ハーケンを突き刺して下に叩きつけてやる!」
卜部「来るぞ!」
スネ夫「くらえー!!」バンバンバンッ
仙波「散開しろ!!」
(スネ夫の攻撃を避け、四聖剣は四方に散らばった)
スネ夫「あれ?何処へ行ったんだ?」
千葉「好機!」バシューン
(千葉の月下がスネ夫のサザーランドへ向けハーケンを発射
しかしひらりマントによって弾かれる)
千葉「チッ、何なんだあのマントは!?」
ジャイアン「こんにゃろー、よくもスネ夫を!!」バンバンバンッ
千葉「しまった!!」
172:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 00:33:11.15
ID:cSJW/LMt0(ジャイアンの放った攻撃が千葉の月下に命中)
千葉「くそっ!動けない!!」
ジャイアン「よっしゃー!」
スネ夫「流石ジャイアン!」
仙波「あのマントに攻撃をしても駄目だ!露出している
装甲かコクピットブロックを狙え!!」
卜部「だったら直接打ち込んでやる!」
(卜部はハーケンを利用して空中に飛び上がり
ジャイアンの乗るサザーランドの真後ろにつけ
刀でサザーランドのコクピットブロックに攻撃を仕掛けた)
卜部「もらった!!」
スネ夫「ジャイアン危ない!!」
ガンッ!!!
(攻撃は命中。しかしサザーランドは無傷
攻撃をした月下の刀の方が折れてしまった)
卜部「ば、馬鹿な!?」
スネ夫「今だ!!」バンバンッ
176:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 00:40:30.24
ID:cSJW/LMt0卜部「うわっ!」
(スネ夫の攻撃が卜部の月下に命中)
仙波「なんて装甲だ・・・これでは攻撃のしようがない」
ダールトン「全軍、あの二機を援護しろ!!
藤堂と四聖剣、紅蓮のパイロット以外は民兵だ!一気に落とすぞ!」
(ダールトンの号令と同時に前方にいたブリタニア軍が
一気に黒の騎士団へ襲い掛かる)
朝比奈「くそっ、まさか本当に挟まれるなんて!?」
ジャイアン「こんにゃろー!!」バンバンバン
スネ夫「くらえ!」バンバンバン
(ジャイアンとスネ夫の活躍で戦況はよやく五分五分になった
瞬間接着銃による攻撃で身動きの取れなくなった黒の騎士団のナイトメアは
ネズミ捕りにかかったネズミのように地面に這いつくばっている)
仙波「ぐわー!!」
朝比奈「くそっ、仙波さんまでやられた!」
藤堂「このままでは援軍が到着してしまう!
あの二機さえなんとかなれば・・・・」
177:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 00:41:03.04
ID:uXqPtTO4Pカレン「鬱陶しいんだよブリタニアー!!!」
ドカーーーーーンッ!!!!
(紅蓮の輻射波動が前方のブリタニア軍を吹き飛ばす)
パイロットB「ぐわあああああ」
(輻射波動によるナイトメアの爆発は他機の誘爆を誘い
前方のブリタニア軍は一気に火の海に包まれた)
藤堂「紅月くん!!」
カレン「藤堂さん、あの機体は私に任せてください!」
藤堂「一人でやる気か!?あの機体は恐らく最新鋭のもの
いくら君でも危険すぎる!」
カレン「大丈夫です、自信があります!」
朝比奈「藤堂さん、ここは彼女に任せましょう!
このまま全軍で相手をしていてもラチがあきません!」
藤堂「・・・分かった。では頼むぞ紅月くん!!」
カレン「はい!!」
(藤堂達は前方の部隊へと向かい、紅蓮は後方にいる
スネ夫とジャイアンのサザーランドへと向かった)
178:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 00:41:31.44
ID:cSJW/LMt0スネ夫「へへ、流石ドラえもんの道具で強化した機体だ
敵の攻撃が当たってもビクともしないよ!」
ジャイアン「これならひらりマントは必要なかったな」
スネ夫「ジャイアン、このまま僕らだけで黒の騎士団を
壊滅させちゃおうよ!」
ジャイアン「ん?前から何か来るぞ?」
(紅蓮が物凄いスピードで向かってくる)
スネ夫「あっ!!あの赤いやつ、黒の騎士団のエースだよ!」
ジャイアン「さっき前の方でナイトメアをふっ飛ばしてたやつか!」
スネ夫「ジャイアン、あの機体を倒したら僕ら一気に有名人だよ!」
ジャイアン「よーし、一斉射撃だスネ夫!」
スネ夫「オッケー!」
バンバンバンバンバンバンッ
(ジャイアンとスネ夫は紅蓮に向かって瞬間接着銃を連射したが
カレンは操縦桿を素早く動かし全弾回避)
スネ夫「ぜ、全部避けられた!?」
180:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 00:41:52.80
ID:uXqPtTO4Pジャイアン「なんて速さだ・・・」
スネ夫「こ、こっちに来るよ!」
ジャイアン「こんにゃろー、やれるもんならやってみろ!
機体性能はこっちの方が上なんだぞ!」
(紅蓮はハーケンを使い上昇、ジャイアンの乗るサザーランドの右腕部を掴み
輻射波動を発動。そのまま地面へと叩きつけた)
ジャイアン「うわあああああ」
スネ夫「ジャイアーン!!」
(サザーランドに目立った破損は無いが、地面に叩きつけられた衝撃で
ジャイアンはコクピットブロック内で頭を打ち気絶してしまった)
カレン「輻射波動を直接叩き込んでも傷一つないなんて・・・
いったい何なのこの機体?」
スネ夫「よ、よくもジャイアンを!!」バンバンバンバンッ
カレン「そんな攻撃当たるか!!」
(カレンは攻撃を回避しながら間合いを詰め
あっという間にサザーランドの頭部と掴んだ)
181:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 00:42:32.82
ID:cSJW/LMt0スネ夫「うわっ!!」
カレン「捕まえた!!さっきみたいに叩きつけてやる!」
スネ夫「ママー!!!」
(その時、無数のハーケンが紅蓮に向かって飛んできた
カレンは瞬時に操縦桿を動かしそれを回避
右手で掴んでいたサザーランドを放した)
カレン「この攻撃は!?」
スネ夫「あ、あれ?ぼ、僕助かったんだー!」
?「大丈夫かい!?」
カレン「この声・・・やっぱりスザクか!!」
スネ夫「あれはランスロット!?ぼ、僕を助けてくれたの?」
スザク「のび太くんと君達を助けるって約束したんだ。
ここは僕に任せて、君は倒れた友達を助けてやってくれ」
スネ夫「のび太と?分かりました、ジャイアーン!」
(スネ夫はジャイアンの乗るサザーランドへ向け移動した)
182:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 00:42:58.87
ID:uXqPtTO4Pカレン「戦場で会ったからには、容赦しないわよ?」
スザク「カレン話を聞け、僕達はもう戦う必要はないんだ!」
カレン「はぁ?何言ってんのよアンタ?」
スザク「日本はコーネリア殿下によって開放される事が決まった!
僕らが争う理由はもう何処にもない!」
カレン「・・・アンタ、私がそんな事を鵜呑みにするとでも思ってるの?」
スザク「嘘じゃない!!君達が隊を退けば、全て解決するんだ」
カレン「馬鹿馬鹿しい、誰が信じられるかそんなこと!
この裏切り者!!!」
スザク「退かぬというなら力づくでも退かせる!!」
カレン「へ~、やれるもんならやってみなさいよ。
飛べるからっていい気になるな!!」
スザク「(輻射波動機構さえ壊せば、あの機体の力は半減する
そうすれば何とか殺さずに退かせられる!)」
カレン「今日こそ墜としてやるスザク!!」
(カレンはランスロットに向け強くペダルを踏むつけた)
183:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 00:43:33.57
ID:cSJW/LMt0------------アッシュフォード学園(黒の騎士団司令部)
(V.Vを迎え撃つべく透明マントを被り学園内に潜んでいる
ドラえもんとのび太だったが、来るのは黒の騎士団の団員ばかりで
待てど暮らせどV.Vは姿を現さなかった)
のび太「ドラえもん、V.Vなんて全然来ないじゃない」
ドラえもん「おかしいな~。絶対にナナリーを狙いに来ると
思ったのに」
のび太「何か他にV.Vを探し出すいい方法ないの?」
ドラえもん「尋ね人ステッキくらいしかない」
のび太「アチャー」ドテッ
ドラえもん「んん!?」
のび太「どうしたの?」
ドラえもん「あれはまさか・・・・」
のび太「あれってどれさ?」
ドラえもん「ほら、あそこにいるのってもしかして・・・」
のび太「ゼ、ゼロだ!!?」
185:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 00:44:12.78
ID:uXqPtTO4Pドラえもん「驚いた。V.Vを待ってたらゼロが来た」
のび太「どうするドラえもん?」
ドラえもん「このマントを被ってる限り見つかることはまずない
取り合えず近くに行ってみよう!」
(ドラえもんとのび太はゼロの近くへと移動した)
扇「待ってたぞゼロ!戦況はどうなってるんだ?」
ゼロ「藤堂の部隊は今も尚政庁に向け進軍中だ。
少々手こずっているようだが」
扇「援軍到着まで時間がないぞ?大丈夫なのか?」
ゼロ「いざとなったらガウェインでブリタニア軍を空爆する。
それより、この学園の生徒はどうした?」
扇「あぁ、指示通り関係の無い生徒はみなクラブハウスに帰した。
ただ、ゼロの言っていた生徒会のメンバーは玉城が・・・・」
ゼロ「何!?玉城がどうした?まさか逃げられたのか!?」
扇「どうやらそうらしい。恐らく学園の外に」
ゼロ「何をやっているんだ玉城は!!!」
玉城「お、俺だけのせいにするなよ!」
186:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 00:45:07.89
ID:cSJW/LMt0ゼロ「お前に任せたのが間違いだった・・・」
玉城「しょ、しょうがねーだろ!急に青いタヌキみたいな奴が来て
みーんな逃がしちまったんだよ!」
ゼロ「青いタヌキ?」
ドラえもん「ぬ~っ」イライラ
のび太「ドラえもん、抑えて抑えて」
玉城「あぁ、わけの分からねー機械で俺を攻撃してきたんだ!」
ゼロ「(まさか皇帝の手先か!?いや、奴が俺の正体を
知るわけがない・・・考えすぎか)」
扇「ところでゼロ、生徒会の生徒になんの用があったんだ?」
ゼロ「なに、その中に協力員がいてな。玉城、生徒会のメンバーの中に
車椅子に乗っている子供はいたか?」
玉城「ん?あーいたぞ」
ゼロ「そうか・・・よし、司令部の人間を外に出して
その子供の捜索にあたらせろ!」
扇「え?それを今やるのか?」
ゼロ「最優先事項だ、急げ!!」
187:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 00:45:26.92
ID:uXqPtTO4P(指示を出した後、ゼロはC.Cと共に別の部屋へと移動した)
ルルーシュ「くそっ!玉城の奴め!」
C.C「過ぎたことを嘆いてもしかたないだろ。
そもそもこの役目にあの男を選んだのはお前自身だぞ?」
ルルーシュ「分かっている!!なんとかナナリーを保護しなくては・・・」
C.C「玉城の言う青いタヌキと自発的に逃げたのか
或いはそのタヌキに強引に連れ去られたか・・・」
ルルーシュ「それは恐らく前者だ。強引に連れ去ったのであれば
恐らくその青タヌキは皇帝の手の者だろう。だがいなくなったのは
ナナリーだけでなく、会長やリヴァルやシャーリーも含まれている。
皇帝の策略ならばわざわざ関係の無い他の生徒会メンバーまで
連れ去る必要がない」
C.C「そうか、では最悪の事態は防げそうだな」
ルルーシュ「それに、そもそも皇帝はゼロの正体を俺だと
分かっていないはず。こんな手をうってこれるとは思えない」
C.C「・・・・・」
(ルルーシュの携帯に電話が入る)
ルルーシュ「ん?非通知?こんなときに誰だいったい!?」
C.C「ナナリーかもしれんぞ?」
192:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03 /11(金) 00:55:18.77 ID:ElCPfmUe0
懐かしいな
なぜかリトルスターウォーズ思い出した194:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03 /11(金) 00:56:56.84 ID:bPF4GzgRP
>>192
思い出した思い出した
多分ロボットに乗って戦う所とガチ戦争な所がかぶってるからだろう198:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 01:08:31.57
ID:uXqPtTO4Pルルーシュ「ナナリーならナナリーと表示される」
C.C「公衆電話からかけてるかもしれないじゃないか」
ルルーシュ「公衆電話からの着信はちゃんと公衆電話と出る。
お前は少し黙ってろ!」
C.C「フン、つまらん」
ピッ
ルルーシュ「もしもし・・・」
?「もしもし、ルルーシュかい?」
ルルーシュ「失礼ですが、どなたですか?」
?「僕かい?僕の名前はV.V」
ルルーシュ「(ブイツー?)はは、変わった御名前ですね」
V.V「フフ、よく言われるよ」
ルルーシュ「申し訳ありませんが、ただ今少々立て込んでるので
後日こちらから折り返し」
V.V「知ってるよ。援軍が来るまでに政庁を落とさないと大変だもんね」
ルルーシュ「!?」
199:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 01:08:45.84
ID:cSJW/LMt0V.V「租界を崩したあの作戦は見事だったよゼロ。
やっぱりあれもギアスを使ったのかい?君は応用力があるな~」
ルルーシュ「何故ゼロの正体を知っている!?
それに今ギアスと言ったな・・・お前何者だ!?」
V.V「さっきも言ったろ?僕はV.Vだ」
ルルーシュ「名前を聞いているんじゃない!」
V.V「怒らないでよルルーシュ。僕のことはC.Cに聞けば分かるよ」
ルルーシュ「・・・・」ギロッ
(ルルーシュはC.Cを睨み付ける)
C.C「おいルルーシュ、電話の相手は誰だ?」
ルルーシュ「・・・V.Vとかいう奴だ」
C.C「なに!?」
のび太「聞いたドラえもん!?今V.Vって!」
ドラえもん「聞いた、もう少し様子を見てみよう!」
※ドラえもんとのび太は相変わらず透明マントを被り
堂々と部屋の中に潜入していた
200:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 01:09:59.90
ID:uXqPtTO4PV.V「そこにC.Cもいるんだね?」
ルルーシュ「・・・あぁ」
V.V「だったら話は早い。C.Cを頂戴」
ルルーシュ「頂戴?こんな女ならいつでも喜んで引き渡すが、
いったい何の為に?」
V.V「僕とシャルルの計画に必要なんだよ、C.Cがね」
ルルーシュ「シャルル・・・シャルルだと!?それは皇帝の事か!?」
V.V「そうだよ。僕の弟さ」
ルルーシュ「弟・・・・?」
V.V「うん。だから君から見れば僕は伯父になるね」
ルルーシュ「馬鹿な!あいつの兄弟は後継者争いに負け
みな死んだはずだ!」
V.V「僕は死なないよ。C.Cと同じ不老不死だからね」
ルルーシュ「何だと!?・・・お前が俺の正体やギアスの事を
知っているという事は、あの男も当然知っているのだろうな」
V.V「勿論。反抗的な息子だっていつも嘆いてるよ」
ルルーシュ「(くそっ、予想外だ!これでは作戦が・・・)」
201:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 01:10:27.68
ID:cSJW/LMt0V.V「話を戻すよルルーシュ。C.Cを頂戴」
ルルーシュ「・・・お前らの言う計画とやらの説明をしてくれたら
考えてやってもいい」
V.V「随分強気だね。どうやら君は自分の置かれてる立場を
理解出来てないようだ」
ルルーシュ「今更ゼロの正体をバラすとでも言って俺を脅すつもりか?
バラしたいのなら好きにしろ。こちらは最早そんな段階ではない」
V.V「違うよルルーシュ。ナナリーのことさ」
ルルーシュ「何!?まさかナナリーや生徒会メンバーを連れ去った
青タヌキというのはお前のことか!?」
V.V「ハハ、青タヌキか。確かに似てるね、でもそれは僕じゃない」
ルルーシュ「どういう事だ!?」
V.V「君の言うその青タヌキに先を越されてね。一度はナナリー誘拐に
失敗したんだ。でもその後彼らがナナリーを移動させた場所に行ってね
その時連れ去ったんだ」
ルルーシュ「今何処にいる?ナナリーは無事なんだろうな?」
V.V「勿論無事だよ。僕とシャルルは今神根島にいる。
ナナリーを返してほしいのならC.Cを連れて今すぐ来て」
202:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 01:10:48.84
ID:uXqPtTO4Pルルーシュ「で、結局その計画とやらの説明はなしか?」
V.V「説明がききたいのならC.Cかそこにいる青タヌキに聞きなよ」
ルルーシュ「なに!?ここには俺とC.C以外誰も」
V.V「何か道具を使って姿を隠してるんだろう。
彼は22世紀から来た未来のロボット。それくらい簡単に出来るだろうしね」
ルルーシュ「未来のロボットだと!?」
のび太「ね・・・ねぇ、ドラえもんのこと話してるんじゃないの?」
ドラえもん「どうやらそうらしい・・・」
V.V「嘘じゃないよ、直に聞いてみるといい。
それじゃ僕はこれで。なるべく早く来てよルルーシュ」
ルルーシュ「おい待て!!まだ話は」
ガチャッ・・・・ツーツー
C.C「おいルルーシュ、V.Vは何と言っていたんだ?」
ルルーシュ「待てC.C、その前にやることがある」
C.C「やる事?」
ルルーシュ「あぁ、この部屋に侵入者がいる」
203:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 01:11:33.28
ID:cSJW/LMt0のび太「バ、バレてるよドラえもん!」
ドラえもん「そんな馬鹿な!このマントを被ってる限り
バレるはずはないよ!」
ルルーシュ「潜んでる者よ、姿を現し、我が問いに答えよ!!」キュイーーン
(ルルーシュはギアスを発動!両目から赤い鳥のようなものが
のび太とドラえもんめがけて飛び出る)
ドラえもん「これはまさか!?のび太くん、目を瞑って!」
のび太「え?」
(時既に遅く、のび太はルルーシュのギアスにかかり
それまで着ていた透明マントを自ら取った)
ルルーシュ「子供・・・しかし、今までどうやって姿を隠していた?」
のび太「それはこの透明マントを被っていたからです」
(のび太の目は赤く縁取られている)
ルルーシュ「透明マント?」
ドラえもん「僕が説明します!」バサッ
(たまらずドラえもんもマントを取り
ルルーシュ達の前に姿を現した)
204:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 01:13:01.01
ID:uXqPtTO4Pルルーシュ「・・・なるほど、お前が青タヌキが」
ドラえもん「むぅ!僕はネコ型ロボット!!」
C.C「タヌキにしか見えんが・・・それにしても滅茶苦茶可愛いな」
ルルーシュ「・・・おい、こいつは本当に未来のロボットなのか?」
のび太「そうです。ドラえもんは22世紀から来たネコ型ロボットです」
ルルーシュ「V.Vの言っていた事と同じ答えか・・・
それにギアスの命令は絶対だ、嘘はつけない。
つまり本当にこいつは未来のロボットということか」
ドラえもん「コラッ!!これ以上のび太くんを使って質問を続けるな!
僕が代わりに全部答えるって言っただろ!!
それと、のび太くんにかけたギアスを解除しろ!」
ルルーシュ「お前もギアスのことを知っているのか・・・」
ドラえもん「そんなことはどうだっていいだろ!早くしろ!」
ルルーシュ「安心しろ、直に切れる」
(のび太の目を縁取っていた赤が消えた)
のび太「あ、あれ?僕いったい何を?」
ドラえもん「大丈夫のび太くん?」
205:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 01:13:38.22
ID:cSJW/LMt0のび太「僕は大丈夫だよ?ん・・・うわっ、ゼロ!」
ルルーシュ「では質問に答えてもらうぞ青タヌキ」
ドラえもん「タヌキじゃないって言ってるだろ!ネコ型ロボット!
それに僕にはドラえもんっていう名前があるんだ!」
C.C「ほう、ドラえもんというのかお前は・・・名前まで可愛いじゃないか」
ルルーシュ「V.Vは生徒会室からナナリー達を連れ出したのは
お前だと言っていたが、それは事実か?」
ドラえもん「そうです」
ルルーシュ「何故そんなことをした?」
ドラえもん「V.Vからナナリーさんを守る為です」
ルルーシュ「つまりお前らはナナリーをV.Vから守る為に
みなを移動させたということか?」
ドラえもん「そうです」
ルルーシュ「しかし何の為にそんなことをする?
お前達がナナリーを守る理由などどこにも無いはずだ」
のび太「頼まれたんです、ユーフェミア殿下に」
ルルーシュ「ユフィに!?し、しかしあいつは・・・・」
206:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 01:14:00.10
ID:uXqPtTO4Pドラえもん「あなたに撃たれた傷なら僕が治しました!」
ルルーシュ「治した!?じゃあユフィは生きてるのか?」
ドラえもん「はい」
ルルーシュ「・・・そうか、それは良かった」
ドラえもん「やっぱりユーフェミア殿下にギアスをかけたのは
何かの事故だったんですね?」
ルルーシュ「あぁ、突然暴走したんだ。自分ではもう
制御できなくなってしまった」
のび太「ぼ、暴走?」
ルルーシュ「ここからはC.C、お前にも同時に質問する」
C.C「分かっている、V.Vの事だろ?」
ルルーシュ「それだけじゃない、奴と皇帝がやろうとしている
計画とやらについても答えてもらう」
C.C「・・・そこまで話が及んでいたとはな」
ルルーシュ「大体の事は奴との会話で推察出来た。
恐らくV.Vとはお前と同じ、人間にギアスを与える媒介者だな?
そして奴は皇帝にギアスを与えている・・・違うか?」
C.C「・・・正解だ」
207:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 01:14:39.14
ID:cSJW/LMt0ルルーシュ「皇帝のギアスとはどんな能力だ?」
C.C「記憶を書き換えるというものだ」
ルルーシュ「記憶を?」
C.C「お前と同じ相手の目を見なければ発動しないタイプだが
他に制限はなく、同じ人間に何度も使用できる。お前のよりも強い」
ルルーシュ「なるほどな、あの男はその力で皇帝の座まで
伸し上がったというわけか」
C.C「そうだ」
ルルーシュ「では計画というのは?」
C.C「人と人との間に一切の虚構のない、死者とも
接触できる世界。あの二人はそれを目指している」
ルルーシュ「死者とも接触できる世界だと?」
ドラえもん「僕も聞きました、全人類を一つの集合無意識
へと回帰するってV.Vは言ってた!」
C.C「そう、つまり集合無意識に干渉し、人類全ての
意識を共有した世界だ」
221:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 01:51:38.75
ID:cSJW/LMt0ルルーシュ「何の為にそんなことをする必要がある?」
C.C「V.Vとシャルルは、お前同様幼い頃から父親を含めた
皇族による血みどろの後継者争いを見せられていた。
そしてその過程であの二人は激しく嘘を嫌うようになった」
ルルーシュ「嘘を?」
C.C「あぁ、だから目指したんだ。嘘のない世界を」
ルルーシュ「その為の意識の共有か・・・」
C.C「そうだ」
ルルーシュ「もしそれが実現すれば、強制的に他者と
意識が共有されてしまうのだから確かに嘘はつけないな・・・
だがそんな事どうやってやるつもりだ?」
ドラえもん「確かV.VはCの世界や思考エレベーターが
何とかって言ってました」
C.C「Cの世界とは死者も含めた全ての人の意識が
集まる場所だ」
ルルーシュ「思考エレベーターとは?」
C.C「シャルルの作り出した仮想空間。
人間の思考に干渉するシステムだ」
222:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 01:52:03.13
ID:uXqPtTO4Pルルーシュ「人間の思考に干渉するだと?なるほど、だから
俺がゼロだという事も、ここにドラえもんがいるとこもあっさり
見抜けたというわけか」
C.C「思考エレベーターで人間の思考をCの世界へ干渉させ
私とV.Vの持つ不老不死のコードを使い人類の意識を共有させるつもりだろう。
あの二人はそれをラグナレクの接続と呼んでいた」
ドラえもん「ラグナレクの接続・・・」
ルルーシュ「それでV.Vはお前を連れてこいなどと言っていたのか」
C.C「コードが二つないとそれは実行できないからな」
ルルーシュ「大体のことは分かった、後はどうやってナナリーを
助け出すかだな・・・」
C.C「簡単な事だ、V.Vに私を差し出せばすんなり返してくれるだろう。
あいつの目的は私であってお前ではないのだからな」
ルルーシュ「それだとラグナレクの接続とやらが実行されてしまう。
それだけは避けなければ」
C.C「・・・やはりお前は反対なのか?」
ルルーシュ「当たり前だ!確かに実現すれば嘘のない平和な世界が
出来上がるだろう。だがそれは人の持つ命、個人を完全に無視している」
C.C「それをお前が言うか」
223:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 01:52:50.63
ID:cSJW/LMt0ルルーシュ「全てが終わったら、俺は罰を受けるつもりだ。
だがあいつらは違う。世界を変えたらそれっきり・・・
罰など受けるつもりは更々ないだろう」
C.C「だろうな」
ルルーシュ「で、お前はどうなんだC.C?」
C.C「どうとは?」
ルルーシュ「お前は随分V.Vや皇帝に関して詳しいようだが
奴らの計画に対してお前はどう考えている?どっちの味方だ?」
C.C「昔は私もこの計画に関わっていた。が、途中で止めた」
ルルーシュ「何故?」
C.C「お前と見解は同じだ。V.Vとシャルルは単に自分が可愛いだけ。
人の事など考えていない。いろいろと理屈を並べてはいたが
結局は自分に都合の良い世界を作ろうとしているだけだと思ったからだ」
ルルーシュ「ではお前は俺の味方ということでいいんだな?」
C.C「恋人でも構わんぞ?」
ルルーシュ「黙ってろ魔女」
C.C「からかい甲斐の無い男だ」
224:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 01:53:07.22
ID:uXqPtTO4Pルルーシュ「お前達はどうなんだ?」
ドラえもん「僕達もV.Vの考えには反対です!」
のび太「あの人達は間違ってる!」
ルルーシュ「それで、これからどうするつもりだ?」
ドラえもん「勿論ナナリーさんを助け出して、V.Vを止めるつもりです!
ナナリーさんがV.Vに連れ去られた原因は僕らにもありますから」
のび太「それに、ユーフェミア殿下と約束したしね」
ルルーシュ「では俺に協力してもらおう」
ドラえもん「それはできません!」
ルルーシュ「何だと?何故だ?目的が同じならば
力を合わせるべきだと思うが?」
ドラえもん「あなたがゼロである以上、僕達はあなたと一緒に
戦うことは出来ません!」
のび太「僕達は黒の騎士団のやり方と、ゼロを認めてません!」
ルルーシュ「ではどうしろという?このまま二組が別に行動をするのか?
あまり効率的とは言えないな」
ドラえもん「ゼロではなく、ルルーシュ・ランペルージとなら
一緒に戦うつもりです」
225:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 01:54:02.32
ID:cSJW/LMt0ルルーシュ「・・・・・それはどういう意味だ?」
ドラえもん「黒の騎士団の進軍を止めさせて下さい!
そうすれば、僕達はあなたに力を貸します」
ルルーシュ「この状況で撤退しろと言うのか?」
ドラえもん「もう黒の騎士団とブリタニア軍が戦う理由は
無いんです!日本は開放されることが決まってるんですから」
ルルーシュ「開放されることが決まっているだと!?」
のび太「コーネリア殿下が僕達と約束してくれたんです!
ユーフェミア殿下を助けたら、日本を開放するって」
ルルーシュ「コーネリアがそんなことを?しかし、ユフィが
関わっているのであれば可能性は無くわ無いか・・・」
ドラえもん「だからこれ以上無駄な犠牲を出さない為にも
今すぐ戦いを止めさせるべきなんです!軍を退いてください」
ルルーシュ「・・・・・しかし口約束にすぎん。戦いが終わった後で
コーネリアが裏切る可能性だってあるぞ?」
のび太「それは絶対に無いと思います」
ルルーシュ「何故そんなことが言える?」
のび太「あの人の目は、嘘をついてませんでした!」
226:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 01:54:24.39
ID:uXqPtTO4Pルルーシュ「・・・・・」
のび太「きっと約束を果たしてくれると思います」
C.C「目ときたぞルルーシュ。どうするつもりだ?」
ルルーシュ「・・・V.Vや皇帝を倒すのに彼らの協力は必須だ。
いいだろう、お前達の言う通り黒の騎士団を撤退せさよう」
のび太「本当ですか!?」
ルルーシュ「そうすれば俺達に協力してくれるのだろう?」
ドラえもん「勿論です。こっちとしてもゼロの・・・いや、ルルーシュさん
の協力がないと恐らくV.V達には勝てないと思いますから」
ルルーシュ「では契約成立だな。早速撤退命令を出そう・・・
もう一度聞くが、本当にコーネリアは信用出来るんだな?」
のび太「大丈夫です!」
ルルーシュ「ふん、流石のコーネリアも子供には敵わなかったわけか。
君達といると、何故かどんなことでも信じてみたくなるな。
いろいろと策略をめぐらせるのが馬鹿らしくなってくる」
ドラえもん「では改めて、これからよろしくお願いします」
ルルーシュ「こちらこそ、よろしく頼む。勝敗は君の持つ不思議な力に
かかっていると言っても過言ではない。頼りにしているぞ」
227:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 01:55:03.97
ID:cSJW/LMt0(戦場では相変わらず黒の騎士団とブリタニア軍が攻防を
繰り広げていたが、間もなくブリタニアの援軍が到着しようとしていた)
朝比奈「藤堂さん、上空からブリタニアの援軍が!」
藤堂「うろたえるな!航空戦力はゼロがガウェインで排除する
手はずになっている!」
(その時ゼロから黒の騎士団へと通信が入る)
ゼロ「藤堂、私だ」
藤堂「ゼロか!ブリタニアの援軍が来た、このまま空爆されたら
お終いだ!ガウェインで出てくれ!!」
ゼロ「いや、ここは撤退する」
藤堂「何だと!?」
朝比奈「冗談でしょ!?」
カレン「撤退・・・・?」
藤堂「この気を逃しては政庁を落とす事など今後不可能だぞ!!
今が千載一遇の好機のはず!それを撤退だと!?」
ゼロ「レーダーをよく見ろ。援軍の数が想定していた数の倍以上だ。
流石にこの数をガウェイン一機で対応するのは無理だ。
それに、援軍到着までに政庁を落とすのがこの作戦の本筋だったはず!」
228:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 01:55:21.51
ID:uXqPtTO4P藤堂「それはそうだが・・・しかしここまで来て・・・」
ゼロ「急がねば全滅するぞ!生きていれば必ず次のチャンスは
やってくる!ここは退くんだ!!」
藤堂「・・・・承知した。全軍、撤退だ。」
朝比奈「くそっ、ここまで来たのに!!」
カレン「撤退・・・そんな」
スザク「カレン早く逃げろ、空爆に巻き込まれるぞ!」
カレン「そんな・・・・」
藤堂「撤退だー!!空爆される前に全軍撤退!
動けなくなった者を助けつつ、後退しろ!」
千葉「紅月何をしている!?撤退だ!早くしろ」
カレン「そんな・・・・」
(ショックのあまりカレンは動く事が出来ず、紅蓮はその場に棒立ち
上空に展開していた戦闘機が爆撃態勢に入る)
千葉「紅月!!!」
229:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 01:56:06.70
ID:cSJW/LMt0戦闘機パイロット「全機爆撃開始!!」
他パイロット「イエス・マイ・ロード!!」
スザク「くっ!!」
(立ちすくむ紅蓮の上空から無数のロケットが放たれる
スザクはランスロットを移動させ、紅蓮に覆いかぶさった)
カレン「ちょ、ちょっとアンタ何考えてんのよ!?」
スザク「ランスロットの方がその機体よりも装甲は堅い
もしかすると助かるかもしれない」
カレン「ハア?馬鹿じゃないの!?これじゃアンタも死ぬかもしれないのよ!?」
スザク「前にルルーシュにも同じようなことを言われたっけかな。
お前は馬鹿だって。大丈夫、きっと君を守って見せるよ」
カレン「いくらランスロットの装甲でも、助かるわけないじゃない。
・・・・・・・本当、大馬鹿よ」
(カレンとスザクは祈るような気持ちで目を閉じた。
大量のロケットが紅蓮とランスロットへ降り注ぐものの
大きな爆発音と地響きだけで、機体自体に直接影響が
出ているような感じがしない。不思議に思ったスザクが
目を開けると、そこには二人の盾となりロケットに向け
マントをかざすオレンジと緑色のナイトメアの姿があった)
231:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 01:56:32.50
ID:uXqPtTO4Pスザク「き、君達は!?」
スネ夫「ジャイアーン、いくらなんでももう限界だよー!」
ジャイアン「頑張れスネ夫!俺達が諦めたら下の二人が
死んじゃうだろー!!」
ダールトン「まさかあそこにいるのは!?おい、今すぐ空爆を止めろ!」
パイロット「し、しかしまだ始まったばかりですが?」
ダールトン「馬鹿者!下で友軍機が巻き添えを食らっているんだ!
さっさと止めさせろ!!!」
パイロット「イ、イエス・マイ・ロード!!」
(程なくして空爆が止んだ)
ジャイアン「スネ夫、大丈夫か!?」
スネ夫「う~、何とか生きてるみたい」
スザク「君達、僕らを庇って・・・・」
スネ夫「見てよジャイアン、ひらりマント穴だらけ」
ジャイアン「あぁ、本当だ!ドラえもんに怒られるかなぁ?」
スネ夫「ハハ、ここで死ぬくらいならドラえもんに怒られる方が
100倍マシだよ」
233:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 02:02:07.25
ID:uXqPtTO4Pジャイアン「ま、そりゃそ~だ」
カレン「嘘?私達生きてるの?」
スザク「あぁ、彼らが助けてくれたんだ」
カレン「あの変な色のサザーランドが?どうして?
敵だったのに・・・」
ジャイアン「アンタとは確かに敵同士だったけど、撤退命令が
出た時点で決着はついてたんだ。それに、目の前で困ってる人を
そのまま置き去りにはできないぜ!なぁスネ夫」
スネ夫「そうそう、敵味方関係なし!」
カレン「・・・ふふ、アンタ以外にもいるんだね。こういう馬鹿って」
スザク「え?」
カレン「でも・・・ありがとう」
(こうしてこの戦いはブリタニア軍の勝利という形で幕を閉じた)
234:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 02:02:34.21
ID:cSJW/LMt0--------アッシュフォード学園
ルルーシュ「全部隊の撤退が完了したそうだ」
のび太「よかったー」
ドラえもん「じゃあ僕達も早くナナリーさんを助けに行きましょう!」
ルルーシュ「何も考えずに行っても失敗するだけだ。
ある程度策を練らなければ」
ドラえもん「でも早く行かないとナナリーさんが!」
ルルーシュ「それは大丈夫だ。奴らの狙いはあくまでC.C。
こちらが来るまでは人質に手を出すようなマネはしないだろう」
ドラえもん「あ、それもそうですね」
ルルーシュ「問題は皇帝のギアス・・・これをどう防ぐかだ」
のび太「目を閉じてればいいんじゃないですか?」
ルルーシュ「単純に防ぐだけならばそれでも構わんが
それではいつまでもこちらが攻勢に回れないままだ」
C.C「おいドラえもん、何かいい道具はないのか?」
ドラえもん「そんな急に言われても、思いつかないよ」
235:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 02:03:00.40
ID:uXqPtTO4Pルルーシュ「俺が先に奴にギアスをかけれられればいいが
そう簡単ではないだろうな」
C.C「わざわざ目を閉じなくても、直接シャルルの目を
見なければいいだろ」
ルルーシュ「だがそれではこちらもギアスをかけれない」
C.C「かける必要ないじゃないか。ギアスを使わずに勝てばいい」
ルルーシュ「簡単に言うな。相手はあの男だぞ?」
C.C「その為のドラえもんだろ?お前のギアスよりも
こいつの道具の方が遥かに役に立ちそうだ」
ドラえもん「そんなに期待されても・・・」
ルルーシュ「ギアス抜きの勝負か・・・。目を合わせなければ
どちらもギアスは使えない。つまり互いに条件は同じになるわけだから
別にそれでも構わんが・・・。しかしどうやって倒す?」
C.C「ラグナレクの接続は思考エレベーター内で行われる。
倒すすべが無いのであればあの二人をそこに閉じ込めてしまえばいい」
ルルーシュ「思考エレベーター・・・・確か仮想空間と言ったな?
どうすれば閉じ込められる?」
C.C「簡単なことだ、二つの出入り口を壊せばいい」
236:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 02:04:21.11
ID:cSJW/LMt0ルルーシュ「壊す?」
C.C「そうだ。一つは仮想エレベーターとブリタニア本国を、
もう一つはこれから私達の行く神根島と繋がっている。
この二つを壊せば中にいる者は二度とこちらの世界へは
帰ってこれなくなる。」
ルルーシュ「内側から壊せば俺達も出れなくなる。
別働隊を形成して本国へ向かわし、同時に外側から壊すしかないか・・・」
C.C「そうなるな」
ドラえもん「じゃあ僕とのび太くんがブリタニア本国の方の
出入り口を破壊しましょうか?」
ルルーシュ「そうしてくれると助かる。君達なら難なく潜入
できるだろうしな」
のび太「ところでその出入り口ってブリタニアの何処にあるんですか?」
C.C「・・・・・・」
ルルーシュ「何処だC.C?」
C.C「・・・知らん」
ドラえもん「えぇ!?」
ルルーシュ「お前・・・・」
237:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 02:05:25.86
ID:uXqPtTO4Pのび太「じゃ、じゃーブリタニア国中を探し回らなくちゃ
いけないの?無理だよそんなの」
C.C「考えてみたら私は当時から場所を知らされてなかったな・・・
恐らくV.Vとシャルルしか知りえない場所なんだろう。
さっきの作戦は忘れてくれ、別のを考えよう」
ルルーシュ「いや、この作戦でいく」
ドラえもん「でもブリタニア側の出入り口が何処か
分からないんですよ?どうするんですか?」
ルルーシュ「俺が内側から壊す」
のび太「えぇ!?それじゃルルーシュさんが出られなく
なっちゃうじゃないですか!?」
C.C「そうだ、馬鹿な考えは止めろ」
ルルーシュ「俺は罰を受けると言ったはずだ。どうせならあの男と
V.Vを巻き添えにしてやる。この世から消える、それが俺が受ける罰だ」
C.C「・・・・言っておくが、思考エレベーター内に時間などという概念はない。
腹も減らなければ歳もとらない。死ぬ事も無く
永遠にあの中で生き続ける事になるぞ?」
ルルーシュ「構わんさ。V.Vはともかく、あの男・・・皇帝シャルルには
聞きたいことも山ほどあるしな。一緒に地獄を満喫してやるさ」
のび太「す、凄い覚悟」
238:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 02:06:35.97
ID:cSJW/LMt0ドラえもん「そんなこと言って、ナナリーさんはどうするんですか?」
ルルーシュ「・・・・俺は多くの人間の人生を変え、時には奪った。
必ず何処かで罰を受けなければならない・・・始めからそのつもりだった」
のび太「でもだからって・・・」
ルルーシュ「ナナリーにはスザクやユフィがいる。問題はない」
C.C「結局最後は他人任せか?」
ルルーシュ「なんとでも言え。他にあいつらを倒すすべが無い以上
この方法しかない」
ドラえもん「確かに不老不死の人間から自由を奪うには
この手しかないですね」
ルルーシュ「そういうことだ。では大まかな流れを説明する!
まず四人で神根島まで行き、俺とC.Cとドラえもんが思考エレベーター内に入る。
ナナリーを救出したらドラえもんがナナリーと共に外へ移動
その後俺は各出入り口を壊し、終了だ」
C.C「おい待て、それでは私まで閉じ込められてしまうではないか!」
ルルーシュ「コードを持つお前を一緒に閉じ込めたら奴らの計画が
遂行されてしまう。安心しろ、出入り口を壊す前にトラブルを作る
お前はその隙に逃げろ!」
240:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 02:07:28.62
ID:uXqPtTO4PC.C「トラブル?」
ルルーシュ「あぁ、手は考えてある。お前一人が逃げるくらいの
隙は作れるはずだ」
C.C「フン、それはよかった。あんな所でシャルルとV.V、それに
お前と永久に生き続けるなど御免だからな」
ルルーシュ「・・・こっちの台詞だ」
ドラえもん「作戦が決まったのなら早く行きましょう!
この何処でもドアを使えばすぐに行けます!」
C.C「何処でもドア?何だこれは?」
ドラえもん「どんな場所にでも一瞬で移動できる道具です」
241:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 02:07:53.68
ID:cSJW/LMt0ルルーシュ「それはいい、移動の手間が省ける。
ただガウェインを持っていきたいのだが、その大きさの
ドアでは運ぶのは無理だな」
ドラえもん「大丈夫です、このスモールライトで小さくして
持っていきましょう!向こうに行ったら今度はビックライトで
元の大きさに戻せます」
ルルーシュ「そうか、それなら問題ない。
それにしても、未来の科学力は恐ろしいな」
(こうして四人は神根島へと向かった)
-------神根島
ドラえもん「ビックライトー!」
(ドラえもんはガウェインを元の大きさに戻した)
ルルーシュ「よし、では思考エレベーターとやらに移動するか」
ドラえもん「何処から中に入れるんですか?」
ルルーシュ「この島の洞窟の奥には妙な遺跡がある。
恐らくそこから入れるのだと思うが、どうだC.C?」
C.C「正解だ」
242:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 02:09:39.18
ID:cSJW/LMt0ルルーシュ「やはりそうか。では俺とC.C、ドラえもんの三人で
ガウェインに乗って中に入る」
のび太「ドラえもん、気をつけてね!」
ドラえもん「のび太くんが一人の間何があるか分からない、
一応スペアポケットを置いておくから、もしもの時はこれで
何とかしてね!」
のび太「うん、分かった」
ルルーシュ「準備は済んだか?では行くぞ」
(三人はガウェインに乗り神根島洞窟内にある神殿へと向かった)
----------洞窟内部
C.C「あそこだ、あの扉に手をかざせば中に入れる」
ドラえもん「あれ?神殿の扉の前に誰か倒れてますよ?」
ルルーシュ「ん?子供・・・か?」
C.C「あれはまさかV.V!?」
ルルーシュ「なに!?」
ドラえもん「本当だ、あれはV.Vだ!」
243:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 02:10:17.47
ID:uXqPtTO4Pルルーシュ「何故V.Vがあんな所で倒れている?」
C.C「まさか・・・・」
ルルーシュ「何だ?何か心当たりがあるのか?」
ドラえもん「取り敢えず外に出てみましょう!」
(三人はガウェインから降り、倒れているV.Vの元へと向かった)
ドラえもん「うわっ、血だらけだ!」
C.C「・・・・・これは死んでいるな」
ルルーシュ「死んでいるだと?こいつはお前と同じ不老不死では
なかったのか?」
C.C「恐らく、シャルルにコードを奪われたのだろう」
ルルーシュ「コードを!?・・・という事は今はあの男が不老不死
になっているというのか?」
C.C「そういうことだ。しかし、まさかシャルルがV.Vを殺すとは・・・」
ルルーシュ「こちらとしては好都合だ、敵が一人減ったわけだからな。
あの男が不老不死になろうが、どうせ俺と一緒に封印される運命だ
まったく意味はない」
254:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 02:55:26.27
ID:uXqPtTO4P(その時、神殿の扉から無数の光のようなものが飛び出し
三人とガウェインの体を包み込んだ)
ルルーシュ「くっ、何だこの光は!?」
ドラえもん「わっ、何だ何だ!?」
C.C「慌てるな、身体に害はない」
(謎の光に包まれた三人は、気がついたら全く
別の場所へと移動していた。
そこはさっきまでの神殿とはまた違う別の神殿)
ルルーシュ「・・・ここが思考エレベーターか?」
C.C「そうだ。私達以外には何もない、時間すら存在しない場所」
ドラえもん「あ、あそこにいるのはブリタニア皇帝じゃないですか!?」
ルルーシュ「なに!?」
シャルル「待っていたぞルルーシュ。・・・・そしてC.C」
ルルーシュ「約束通りC.Cを連れてきたぞ!ナナリーを開放しろ!」
シャルル「ナナリーは、ここにはいない」
ルルーシュ「何だと!?」
ドラえもん「何だって!?」
255:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 02:56:00.67
ID:cSJW/LMt0ルルーシュ「いないとはどういう事だ!?」
シャルル「そのままの意味よ。だが安心しろ、死んではいない」
ルルーシュ「貴様っ!!」
ドラえもん「目を合わせちゃ駄目だよルルーシュさん!
ギアスが飛んでくる」
ルルーシュ「くっ・・・」
シャルル「さぁC.C、こちらへ来い。ラグナレクの接続には
お前のコードが必要だ!」
ルルーシュ「黙れ!!ナナリーがいないのであれば
こちらがC.Cを引き渡す理由もない!!お前は俺と共に永遠に
この空間で生きてもらう!」
シャルル「ほう、どうするつもりだ?」
ルルーシュ「予定変更だ。C.C、お前はドラえもんと一緒に
出入り口とやらからここを出ろ。その後俺がそこをガウェインで
破壊する!!」
ドラえもん「でもナナリーさんは?」
256:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 02:56:41.27
ID:uXqPtTO4Pルルーシュ「恐らく本当にナナリーはここにはいないのだろう。
一緒に閉じ込めてしまう心配はない。ドラえもん、すまないが
外に出たらナナリーを探し出してくれないか?
君なら容易く出来るはずだ」
ドラえもん「分かりました!約束します」
ルルーシュ「頼むぞ」
C.C「勝手に話を進めるな。悪いがルルーシュ
お前の望み通りにするわけにはいかない」
ルルーシュ「何だと!?まさかこの期に及んで裏切る
つもりか!?」
C.C「あぁ、もうお前に用はない」
ルルーシュ「どういう意味だそれは?」
シャルル「ルルーシュ、お前ではC.Cの願いを叶える
事は出来んということだ」
ルルーシュ「なに!?お前は知っているのか?
C.Cの願いを!?」
ドラえもん「願いって何ですか?」
ルルーシュ「俺はギアスを得る際にC.Cと契約したんだ。
ギアスを得るかわりにC.Cの願いを叶えると」
257:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 02:57:42.34
ID:uXqPtTO4PC.C「そう、しかしお前では結局無理だった」
ルルーシュ「無理も何も、肝心のお前のその願いとやらが
分からない以上、俺からはどうしようも無かったのだが?」
C.C「そうだったな、では今こそ明かそう、我が願いを。
我が願いは死ぬこと」
ルルーシュ「死ぬことだと?」
ドラえもん「どういうことですか?」
C.C「コードを引き継いでから私は死ぬ事も出来ず生き続けている。
このコードは新たな継承者に譲渡しない限り絶対に消えない。
継承者とはギアスを持ち、その力を極めた者のこと。」
ドラえもん「そういえば確か宇宙大百科事典にそんな事が書いてあった」
C.C「そこで私は様々な人間にギアスを与えた。コードを捨てる為にな。
しかし、その殆どが途中で力を制御できなくなり、力を極めるまでに
生長した者は一人もいなかった。ルルーシュ、お前もその一人だ」
ルルーシュ「つまりお前は、コードを継承できる人間を作る為だけに
人々にギアスを与え続けていたということか?
後にその者が自分と同じ苦しみを味わう事を分かっていながら・・・・」
C.C「そうだ」
ルルーシュ「俺やマオもお前にとっては自分が死ぬ為の
道具でしかなかったのか?」
258:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 02:58:19.02
ID:cSJW/LMt0C.C「当然だ、それ以外に何がある?」
ルルーシュ「・・・・・」
C.C「お前ならばこの力を極めることも出来ると思ったが
どうやら私の思い違いだったようだ」
ルルーシュ「待て、俺はまだこの力に負けてはいない。
必ず使いこなし、お前との契約を果たしてやる!」
C.C「その必要はない。何故ならここに達成人がいるからな」
ルルーシュ「・・・・それがお前か」
シャルル「そういうことだ」
ルルーシュ「なるほど、ギアスを極めたからこそV.Vを
殺し、コードを奪う事が出来たというわけか」
C.C「その事だがシャルル、何故V.Vを殺した?」
シャルル「兄さんは嘘をついた。だからその報いを受けた。
ただそれだけよ」
C.C「嘘?マリアンヌの件か?」
シャルル「これ以上答える必要はない。何故なら、間もなく
人類の意識は一つになる。その時嫌でも答えは分かる」
C.C「ふん、そうだったな」
259:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 02:58:59.83
ID:uXqPtTO4Pルルーシュ「待てC.C!!お前の願いは本当に死ぬ事
なのか?死ぬ為に生きてきたというのか?」
C.C「そうだ。生き続けることの苦しみから
ようやく開放される・・・」
ルルーシュ「考え直せ!死ぬ為の人生など悲しすぎる!」
C.C「しかし、人はいずれ死ぬ。死があるからこそ人は
生を自覚できる」
ルルーシュ「違う!生きているから生を自覚出来るんだ!」
C.C「言葉遊びに付き合っている暇はない。
さようならルルーシュ、お前は優しすぎる」
ルルーシュ「おい、待てC.C!!」
ドラえもん「こうなったら相手ストッパーを使って!」
シャルル「お前達はそこで見ていろ」スッ
(シャルルが手をかざすとルルーシュとドラえもん
の体にさっきの光が巻きつく)
ルルーシュ「くそっ、動けない!」
ドラえもん「これじゃポケットから道具が出せない!」
260:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 03:02:55.47
ID:uXqPtTO4P(シャルルがC.Cの胸にあるコードに手を当てると
C.Cとシャルルの身体は光りだした)
ドラえもん「このままじゃラグナレクの接続が・・・」
ルルーシュ「チッ、何が死ぬ為に生きてきただ!
お前はいつも嘘ばかりだな!」
C.C「嘘ではない。これが私の本当の望み・・・」
ルルーシュ「だったら何故そんな顔をしている!
何故泣いている!」
C.C「な、泣いてなど・・・・」
ルルーシュ「お前の願いは本当は違うんじゃないのか!?
そんな顔して死ぬな!最後くらい笑え!
俺が必ず笑わせてやる、だからC.C!!」
ドラえもん「C.Cさん、あなたはルルーシュさんを庇ったんですね?
あのまま作戦を実行していたらルルーシュさんはこの空間に
永遠に封印されてしまう!あなたはそれを嫌ったんだ!」
C.C「二人揃って何をわけの分からんことを・・・」
シャルル「もうすぐ終わる・・・C.C、長い間御苦労であった」
ルルーシュ「止めろー!!」
262:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 03:03:31.61
ID:cSJW/LMt0------洞窟の外
のび太「あ~あ暇だな~、僕も行けばよかった」
ガサガサ
のび太「ん?誰!?」
?「その声は、まさかのび太さんですか?」
のび太「あれ?あなたはナナリーさん!?
どうしてこんな所に?」
ナナリー「分かりません、ユフィ姉様とお話をしていたら
突然V.Vという方が来て、気がついたらここに・・・
のび太さん、ここは何処なんですか?」
のび太「ここは神根島ですよ」
ナナリー「かみねしま?」
のび太「あ、いけない!ドラえもん達に報告しないと!
ここにナナリーさんがいるなら中にC.Cさんを連れてく
必要なんてないんだ!」
ナナリー「あの・・・のび太さん、これまでに何があって、
今何が起こってるのか説明してくれませんか?」
(のび太はルルーシュがゼロということを上手く隠しながら
これまでの経緯を説明した)
263:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 03:04:05.23
ID:uXqPtTO4Pナナリー「御父様がそんなことを・・・・」
のび太「そうなんです、それを止めさせて
ナナリーさんを助ける為に、ドラえもん達が
思考エレベーターの中に・・・」
ナナリー「お兄様までそんな危険な所にいらっしゃるなんて・・・
のび太さん、私達も行きましょう!」
のび太「そんな~、ナナリーさんを危険な所へは
連れて行けませんよ!僕一人で行きます」
ナナリー「いいえ、私も連れて行ってください。
私は歩けないし目も見えないので足手まといになると思いますが、
お兄様を助けたいんです!お願いしますのび太さん」
のび太「そこまで言うならいいですけど・・・」
ナナリー「ありがとうございます!
ところでその思考エレベーターという所へは
どうやったら行けるんですか?」
のび太「僕らの目の前に洞窟があるんですけど、
この奥にそこへと通じる入り口があるそうです!」
ナナリー「そうなのですか、では行きましょうのび太さん」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!
のび太「うわっ!地震だ!!」
264:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 03:05:06.53
ID:cSJW/LMt0ナナリー「きゃっ!!」
のび太「大丈夫ですかナナリーさん!?
ぼ、僕に掴まっていてください!」
ナナリー「のび太さん!!」ギュッ
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!
のび太「す、凄い揺れ!!」
ゴゴゴゴ・・・・
のび太「ふぅ~、やっとおさまった~」
ガラガラガラガラ!!
のび太「あぁ!?い、入り口が!?」
ナナリー「どうしたんですかのび太さん?」
のび太「今の地震で洞窟の入り口が塞がっちゃいました・・・」
ナナリー「それでは中に入る手段は・・・」
のび太「無くなっちゃいました・・・あ~ん、ドラえも~~ん!」
ナナリー「どうしましょう・・・・このままではお兄様達も
外へ出れなくなってしまいます・・・・」
265:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 03:05:53.55
ID:uXqPtTO4Pのび太「ん?あ、そうだ!!スペアポケットがあった!!」
ナナリー「すぺあぽけっと?」
のび太「ドラえもんがもしもの時の為にって
置いていってくれたんです!!
このポケットを使えばドラえもん達のいる所へ行けます!」
ナナリー「本当ですか!?」
のび太「このポケットはドラえもんのポケットと繋がってるんです!
つまりこの中に入れば、ドラえもんのポケットから出れます!」
ナナリー「ポケットの中に入れるのですか?」
のび太「このポケットは四次元空間に繋がってるから大丈夫です!」
ナナリー「四次元空間・・・?ですか?」
のび太「あ、でもナナリーさんは足が不自由だから入れないか・・・
ん?待てよ!!もしかしてこれで治せるかも!『タイム風呂敷ー』」
ナナリー「たいむふろしき?」
のび太「包んだ物の時間を戻す道具です!ユーフェミア殿下の
傷を治したのはこの道具なんです!もしかしたらナナリーさんの
目と足も元の状態に戻せるかもしれません!」
ナナリー「目が見えるように・・・歩けるようになるのですか?」
267:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 03:06:58.45
ID:cSJW/LMt0のび太「きっと大丈夫です!やってみましょう!」
(のび太はタイム風呂敷をナナリーに巻きつけた)
------
---
-
のび太「そろそろいいかな・・・じゃあ取りますよ?」
ナナリー「お願いします」
バサッ
のび太「ど、どうですか!?」
(ナナリーはゆっくりと閉じていた瞳を開いた)
ナナリー「凄い・・・・見えます!」
のび太「やったー!!足の方はどうですか?」
ナナリー「う・・・動きます!信じられません・・・
ありがとうございますのび太さん!」
のび太「よかったですねー!じゃあ早速ドラえもん達のいる
所へ向かいましょう!」
ナナリー「はい!確かこのポケットの中に入るんでしたよね?」
269:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 03:08:04.77
ID:uXqPtTO4Pのび太「そうです!まず僕から入りますね!」
(のび太は片足をポケットに突っ込み、勢いをつけて
そのまま身体全体をポケットの中へと押し込んだ)
スポッ
ナナリー「のび太さん!?わ、私に今のが出来るでしょうか・・・」
----------思考エレベーター
シャルル「もうすぐ終わる・・・C.C長い間御苦労であった」
ルルーシュ「止めろー!!」
ドラえもん「ん・・・・?何だ?ポケットが?」モゾモゾ
ルルーシュ「どうした!?」
ドラえもん「ポ、ポケットから何か来る!!」モゾモゾモゾモゾ
ルルーシュ「ポケットから?何を言ってるんだこんな時に」
(ドラえもんのポケットからのび太とナナリーが
物凄い勢いで飛び出した)
271:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 03:08:39.03
ID:cSJW/LMt0バシューーーーーン
シャルル「なんだ!?」
C.C「あれは・・・」
のび太「うわああああ」
ドラえもん「の、のび太くん!?」
ルルーシュ「何故あいつがお前のポケットから?
一緒に飛んできたのはまさか・・・ナナリーか!?」
ナナリー「キャー」ヒューン
ドラえもん「危ない!このままじゃ二人とも地面に落ちる!」
ルルーシュ「くそっ!ナナリィィィィ!!!」
のび太「わああああああああ」ヒューン
ゴツンッ!!
シャルル「ぬおぉ・・・・」
(ドラえもんのポケットから飛び出したのび太は
綺麗な弧を描きシャルルの頭上へと頭から落下した)
ドラえもん「わっ!皇帝の頭に!」
273:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 03:09:39.19
ID:uXqPtTO4Pシャルル「ぬぅ・・・ぅぅ・・・・うっ」バタッ
ドラえもん「あらら、倒れちゃった」
(シャルルが倒れたと同時に、それまで二人を
縛っていた光が消えた)
ルルーシュ「よし、これで動ける!!
ナナリー今助けるぞ!」
ナナリー「キャー」ヒューン
ルルーシュ「くそっ、間に合わないか!?」
C.C「私に任せろ!」
ルルーシュ「C.C!?」
バフッ
(C.Cは見事ナナリーをキャッチした)
ナナリー「あ、ありがとうございますC.Cさん」
C.C「構わんさ」
ルルーシュ「大丈夫かナナ・・・ナナリー、その目は!!」
ナナリー「はい、のび太さんがドラえもんさんの道具を
使って治してくださったんです!」
272:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03 /11(金) 03:08:58.31 ID:R034dVH00
ナナリーさんの目と脚が回復する程時間戻したらナナリーさん7歳かそこらになっちゃうじゃない
他にも細かいミスあるなまぁ面白いから良いけど276:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03 /11(金) 03:12:49.74 ID:lAfJdscxO
>>270
若くていいじゃん新しく成長する機会が出来たわけだし274:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 03:10:13.81
ID:cSJW/LMt0ルルーシュ「のび太が!?しかし信じられん・・・こうも簡単に
まさか、足も治ったのか!?」
ナナリー「はい♪」ヒョコッ
(ナナリーはその場に立ち上がった)
ルルーシュ「おぉ!!よかったなナナリー!!」
C.C「・・・おい!!私を無視するな」
ルルーシュ「何だいたのかC.C?」
C.C「・・・・いたのかだと?誰がナナリーを受け止めて
やったと思っている」
ルルーシュ「そうだったな。礼を言う、ありがとう。
で、どうする気だ?」
C.C「どうするとは?」
ルルーシュ「惚けるな、さっきまで皇帝にコードを与え
死ぬつもりだっただろうが!」
C.C「あぁその事か。気が変わった・・・やっぱり止める」
ルルーシュ「・・・・コロコロと気の変わる女だ。
まさかとは思うが、お前本当に俺の事を思って
あの男の下へ行こうとしてたのか?」
281:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 03:24:52.61
ID:uXqPtTO4PC.C「自惚れるなよ」
ルルーシュ「・・・では何故奴に力を貸そうとした?
まさか本当に死にたいと思っていたからなのか?」
C.C「そうだ。だが、直前にお前がなかなか素敵な事を
言ってくれたのでな。乙女は心を揺さぶられたのだよ」
ルルーシュ「誰が乙女だ・・・」
ナナリー「あまり話しの内容はよく分かりませんが、
お兄様はC.Cさんになんて言ったのですか?」
C.C「フフ、聞きたいか?」
ナナリー「是非♪」
ルルーシュ「余計な事は言うなC.C!!」
C.C「流石に妹にプロポーズの内容は聞かれたくないようだな」
ナナリー「プ、プロポーズ!?お兄様はC.Cさんと
御結婚なさるんですか!?」
ルルーシュ「違う、違うぞナナリー!
おい、誤解を招くような事を言うな!」
284:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 03:25:40.45
ID:uXqPtTO4PC.C「何だ違うのか。では今からでもシャルルに
協力し直すとするか」
ルルーシュ「おい!!」
C.C「冗談だ。だがルルーシュ、自分の言った事には
責任を持てよ」
ルルーシュ「だから俺はお前と結婚するなど一言も・・・」
C.C「そっちではない、最後くらい笑って死ねるように、
私を笑わせてくれるんだろ?」
ルルーシュ「・・・C.C、お前の本当の願いというのは
もしかして・・・」
C.C「あぁそうだ。だから、ちゃんと契約を果たせよ」
ルルーシュ「フン、いいだろう。約束したからな」
ナナリー「あの、お兄様・・・御父様の事は放っておいて
よいのですか?」
ルルーシュ「はっ!忘れていた!あの男はどうした!?」
ナナリー「御父様ならあそこに倒れてますけど・・・」
285:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 03:25:59.85
ID:cSJW/LMt0ドラえもん「のび太くん、大丈夫!?」
のび太「は~ビックリした!!物凄い勢いでポケットから
飛び出すんだもん!死ぬかと思った~」
ドラえもん「でもそのお陰で僕達は助かった!あれを見てよ!」
のび太「どれ~?あぁ!?皇帝が倒れてる!!」
ドラえもん「飛んできたのび太くんの頭が直撃したんだ、今は気絶してる」
のび太「えぇ!?じゃ、じゃあ僕が皇帝を倒したってこと?」
ドラえもん「そういうこと♪」
のび太「やったー!」
ルルーシュ「喜ぶのはまだ早い。奴は不老不死だ。
仮にこのまま殺したとしてもまた蘇る」
のび太「そ、そうだった・・・」
ドラえもん「コードさえ抜き取れれば何とかなるのに」
のび太「タイム風呂敷でコードを受け取る前の状態に
戻しちゃえば?」
ドラえもん「V.Vに僕の道具が全然効かなかったように、
たぶん皇帝にも効果はないと思う」
286:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 03:26:32.46
ID:uXqPtTO4Pのび太「じゃあどうするのさ~?」
ルルーシュ「このまま拘束し、自由を奪い、永久にその状態
のまま何処かに監禁するしかないだろうな」
ドラえもん「そ、それはいくらなんでも可哀想だよ!」
ルルーシュ「こいつの恐ろしさを忘れたのか?
自由にしたら最後、今度こそ打つ手が無くなるぞ?」
ドラえもん「で、でも・・・」
C.C「問題ない、私がシャルルからコードを抜こう」
ルルーシュ「コードを抜くだと!?そんなことが出来るのか?」
C.C「媒介者同士ならばコードを奪うことは可能だ。
さっきまでシャルルが私からコードを奪おうとしていた事を忘れたのか?」
ルルーシュ「・・・そういえばそうだったな。
しかし、それではお前のコードが二つになってしますぞ?」
C.C「一つが二つになった所で今更何も変わらんさ。
それに、私がコードを二つ所有している内は
もう二度とラグナレクの接続を実行しようなどという奴は
現れないだろう。一石二鳥だ」
ルルーシュ「確かにそうだが・・・しかし」
287:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 03:27:01.35
ID:cSJW/LMt0C.C「心配してくれるのは嬉しいが、今はこうするしか他に道はない」
ルルーシュ「コードを奪ったら、この男はどうなる?」
C.C「コードを奪われた瞬間消滅する」
ルルーシュ「そうか」
C.C「では始めるぞ」
ルルーシュ「いや、やはり駄目だ!
これ以上お前に重荷を背負わせるわけにはいかない!」
C.C「重荷?だったら、お前も一緒に背負ってくれれば
いいじゃないか」
ルルーシュ「だが、俺はギアスを極めることは出来なかった。
それではコードを継承することはできないのだろう?」
C.C「誰がお前にコードを渡すと言った」
ルルーシュ「共に背負えと言ったのはお前だろう・・・」
C.C「そういう意味ではない。・・・私の傍にいろ。
それだけで、負担は軽くなる」
ルルーシュ「一緒にいるだけでか?よく分からんが
それでお前の負担が軽くなるならそうしよう」
C.C「・・・・相変わらず鈍感な男だ」
288:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 03:27:20.03
ID:uXqPtTO4Pナナリー「あの、みなさんはさっきから
何の話をしているのですか?」
ルルーシュ「あ、いや・・・」
ドラえもん「あはは、ナナリーさんはのび太くんと
一緒に先に外に出てた方がいいですね!安全だし」
のび太「え?僕も?」
ルルーシュ「そ、そうだな。のび太、頼む」
のび太「わ、分かりました。じゃあ行きましょうか」
ナナリー「はい・・・・でもお兄様が・・・」
ルルーシュ「俺は大丈夫。すぐに帰るよ」
ナナリー「・・・きっとですよ」
ルルーシュ「あぁ」
(ナナリーとのび太が外へ出た)
C.C「さて、邪魔者もいなくなった事だし始めるか」
ルルーシュ「ナナリーを邪魔者扱いするな!」
290:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 03:28:09.83
ID:cSJW/LMt0(C.Cはシャルルの身体に手をあて
コードを抜く作業に取り掛かった)
ルルーシュ「コードを抜いたと同時に消滅か・・・・
まさかこんな形で決着がつくとは思わなかった」
ドラえもん「でも、これで何とか全て解決しますね」
ルルーシュ「あぁ。ラグナレクの接続、実行されずに
済んで本当によかった」
シャルル「ぬぅ!?」ギロッ
(シャルルは気を取り戻し、作業をしていた
C.Cを突き飛ばした)
バンッ!
C.C「ぐあっ!!」
ドラえもん「C.Cさん!!」
ルルーシュ「ちっ!最後まで気絶していれば
よかったものを!!」
シャルル「甘いわルルーシュゥゥゥ!!!
ワシの計画は必ず実行する!!誰もワシを止める事はできん!!」
ドラえもん「あわわ、どうしよう!」
294:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 03:31:53.44
ID:cSJW/LMt0シャルル「何をしようとしていたか知らんが
今のワシは不老不死!何をやっても無駄だ!!」
C.C「今ではない、正しくは『さっきまでは』、だ」
シャルル「何を言っているC.C!?」
ルルーシュ「まさか、もうコードは抜き取ったのか!?」
C.C「あぁ」
シャルル「コードを抜き取っただと!?何という愚かしさか!!
C.C、貴様ぁぁぁぁぁぁ!!!」
(シャルルの身体が足元からゆっくりと消え始めた)
ルルーシュ「もう終わりだシャルル・ジ・ブリタニアよ。
お前とV.Vの計画は、独りよがりなただの幻想。実現させるわけにはいかない。
侵略の度に奪った多くの命に地獄で懺悔するがいい、クロヴィスと一緒にな」
シャルル「おのれぇぇぇぇぇぇぇ!!!
ルルーシュゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!!」
ルルーシュ「消えろっ!!!!!」キューン
(ルルーシュはシャルルへ向け無意識にギアスを発動
そして、シャルルは完全に消滅した)
295:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 03:32:18.70
ID:uXqPtTO4Pルルーシュ「・・・・・・・」
ドラえもん「ふぅ、一時はどうなる事かと思ったけど
なんとか終わりましたね!」
ルルーシュ「あぁ」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!!!
ドラえもん「な、何だ!?急に揺れだしたぞ!?」
C.C「そうか、ここはシャルルの作り出した空間。
あいつが消えた今、ここも消えようとしているのだろう」
ルルーシュ「なんだと!?」
ドラえもん「と、とにかく出口へ急ぎましょう!!」
ルルーシュ「行くぞC.C!!」
(ルルーシュはC.Cの手をとり走り出した)
C.C「フフ、まったく強引な坊やだ」
ガラガラガラガラガラッ
(そして思考エレベーターは跡形もなく消えた)
297:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 03:32:54.93
ID:cSJW/LMt0--------神根島
ナナリー「お兄様達、遅いですね・・・」
のび太「大丈夫ですよ、ドラえもんが一緒にいるんだから!」
ナナリー「ふふ、のび太さんはドラえもんさんを
信頼してるんですね」
のび太「勿論!大切な友達だからね!
だからナナリーさんもお兄さんを信じなきゃ」
ナナリー「はい、そうですね」
ドラえもん「みんな~」
のび太「あ、帰ってきた!!おーい、ドラえも~ん」
ナナリー「お兄様!」
ルルーシュ「すまないナナリー、少し遅くなったな」
ナナリー「いいえ、帰ってきてくれて嬉しいです!
あの、ところで御父様は?」
ルルーシュ「あぁ・・・あいつは、消えたよ」
302:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 03:36:08.55
ID:cSJW/LMt0ナナリー「消えた・・・・」
ルルーシュ「ナナリー、お前は特によく分かるだろうが
あいつは今までにそれだけの事をしてきた。だから消したんだ」
ナナリー「そうだったんですか。少し残念です・・・
最後にもう一度だけお話をしたかった」
ルルーシュ「それでなナナリー・・・・実は、俺も消えなければ
ならないんだ・・・」
ナナリー「え!?何でですか!?」
ルルーシュ「俺は罰を受けなければならない。
あの男同様、それだけの事をしてしまったからな・・・・」
ナナリー「そんな、お兄様が何をしたというのですか!?」
ルルーシュ「ナナリー、実は俺は・・・」
C.C「ルルーシュは私の下着を盗んだんだ」
ルルーシュ「・・・・・・は?」
ナナリー「え・・・・?」
C.C「だから罰を受けなければならない。
確かそうだったよなドラえもん?」
308:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 03:41:16.23
ID:uXqPtTO4Pドラえもん「ふふふ、そうです!ルルーシュさんは
確かにC.Cさんの下着を盗みました!」
ナナリー「お、お兄様・・・・そんなことを」
ルルーシュ「おい!!お前ら急に何を言い出す!!
俺は真剣に話をしていたんだぞ!!」
C.C「真剣なのはこちらも同じだ。
何せ、盗まれたのは他の誰でもない私の下着なのだからな」
ルルーシュ「俺がいつお前の下着を盗んだというんだ!?
だいたいお前の下着など、興味も関心もない!!」
C.C「なるほど、興味も関心もない女の下着に手を
出してしまう程に、お前はムラムラしていたということか」
ナナリー「お、お兄様・・・・」
ルルーシュ「い、いい加減にしろよC.C!!!
俺はこれまでの罪の報いをうけねばならないんだ!!」
C.C「だから消えるというのか?短絡的だな。
それはお前の自己満足にすぎん。残された者の身にもなれ。
私やナナリーはどうなる?」
ルルーシュ「・・・・・・・」
C.C「それに私との契約はどうなる?傍にいるという約束は?
それらを全て放棄するつもりか?」
309:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 03:41:56.70
ID:cSJW/LMt0ルルーシュ「それは・・・・」
ドラえもん「ルルーシュさん、何も消えることだけが
罰をうけるということではないと思います!」
のび太「僕もそう思います!ナナリーさんやC.Cさんには
絶対にルルーシュさんが必要です!
だから、消えるなんて言わないでください!」
ルルーシュ「ドラえもん・・・のび太・・・」
C.C「ルルーシュ、お前は私達の傍にいてくれ」
ルルーシュ「・・・あぁ、分かった。ありがとう」
ナナリー「何だかよく分かりませんけど、とにかくお兄様は
消えなくて良いのですね?」
ルルーシュ「あぁ、そうだよナナリー。これからもずっと一緒だ」
ナナリー「お兄様・・・」
C.C「だがまぁ、一応下着盗難の件の罰は受けてもらおう」
ルルーシュ「まだ言っているのかお前は・・・・・
まぁいいだろう!泥棒の件を認めるわけではないが、
このまま何の罰も受けないというのは納得できん。やれ!」
C.C「フフ、そうこなくてはな。ドラえもん、何か出せ」
310:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 03:42:37.66
ID:uXqPtTO4Pドラえもん「『夢確かめ機ー』」
●夢確かめ機
対象の頬をおもいっきりツネり、夢かどうかを
確かめる機械
ビョーーーン
(夢確かめ機の手がルルーシュの頬をツネる)
ルルーシュ「いたたたたたたたたたたたたっ!!!」
ナナリー「ふふ、お兄様!もう悪い事はしちゃ駄目ですよ!」
C.C「そうだぞルルーシュ。それにしても、この道具は
なかなか面白いな。ドラえもん、これはいつまで
ツネり続けるんだ?」
ドラえもん「C.Cさんが止めろというまでいつまでーも続きます!」
C.C「ほう、それではもう少し見ておくとするか」
ルルーシュ「いたたたたっ!!おい、さっさと止めろ!!」
のび太「あははは、面白い顔w」
C.C「なかなか可愛いぞルルーシュw」
ルルーシュ「早く止めろー!!!!!」
312:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 03:43:20.67
ID:cSJW/LMt0--------ブリタニア政庁
ギルフォード「殿下、黒の騎士団の撤退を確認しました」
コーネリア「ふぅ、何とかなったか」
ダールトン「この戦、彼らの協力が無ければ
恐らく我らは負けていたでしょうな」
ギルフォード「えぇ、彼らには感謝しなければなりませんね」
コーネリア「ところでダールトン、ユフィは本当に無事なんだな?」
ダールトン「はい、ドラえもんのお陰で助かりました」
コーネリア「・・・・そうか、それは良かった」
ダールトン「しかしジャイアンとスネ夫によると
その後ドラえもんとのび太の行方が分からなくなっているようです」
ギルフォード「それは大変だ!今すぐ捜索隊を出しましょう!」
コーネリア「その必要はない。あいつらなら何とかなるさ。
未来のロボットだぞ?それに、その前に私達にはやる事がある」
ギルフォード「やる事?」
コーネリア「あいつらとの約束を果たさねばな。
ダールトン、会見の準備をしろ!それと、黒の騎士団に使者を出せ」
313:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 03:44:03.78
ID:uXqPtTO4P----------東京租界
スザク「ドラえもん達との連絡はついたのかい?」
スネ夫「それが全然・・・」
スザク「何かトラブルがあったのかもしれない!
僕がランスロットで探しに行こうか?」
ジャイアン「いいえ、大丈夫です!のび太一人なら心配だけど
ドラえもんも一緒にいますから!」
スザク「そうか、分かった」
カレン「何の話をしてるのか知らないけど
さっさと私を連行したらどうなの?テロリストなのよ?」
スザク「何度も言ってるだろカレン!もうその必要はないんだ!
日本は開放されるんだから!」
カレン「はぁ~、あのねぇ・・・誰がそんな話信じられるって言うのよ」
スザク「ほ、本当だってば!ねぇみんな?」
ジャイアン「本当だとも!コーネリアは俺達と約束したんだ!」
カレン「約束事を破るのはブリタニアの十八番よ」
(その時コーネリアの会見映像が街頭テレビに映し出された)
314:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 03:44:44.03
ID:cSJW/LMt0スネ夫「ん?ジャイアン!コーネリアが会見する
みたいだよ!」
ジャイアン「本当だ!きっと日本の開放を宣言するんだぞ」
カレン「まさか、あの女がそんな事するはずないわ」
スネ夫「そう言われるとなんか不安になってきた・・・」
スザク「大丈夫。信じるんだ」
(その後コーネリアは会見上で世界中に日本の開放を宣言した)
カレン「嘘・・・・・本当に・・・」
スネ夫「やったー!!やったよジャイアーン!」
ジャイアン「良かったなスネ夫ー!」
(ジャイアンとスネ夫は泣きながら抱き合った)
スザク「これで日本が・・・・昔の日本が帰ってくるんだ。
良かった、本当に」
315:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 03:45:26.15
ID:uXqPtTO4P-------------黒の騎士団(斑鳩内)
扇「い、今なんて言ったんだ?日本を開放するって・・・」
藤堂「信じられん・・・何故コーネリアがそんな事を?」
玉城「決まってんだろ!ゼロが交渉したんだよ!
俺達の抵抗活動が報われたんだ!!よっしゃー!!」
扇「ゼロが・・・」
藤堂「確かに、そうでも考えないと説明がつかんな。
あのコーネリアが・・・いや、ブリタニアが自ら占領国の開放を
発表するなどありえん」
朝比奈「どうでもいいじゃないですかそんな事!!
僕達は日本を取り戻したんだ!」
仙波「信じられんが、今は目の前の事実を大いに喜ぼうではないか」
藤堂「フッ、そうだな」
卜部「藤堂さん、ブリタニア政府から使者が来てます!」
藤堂「なに?」
卜部「新政権設立に関して、話があるそうです」
千葉「新政権!?ブリタニアは本気で日本を開放するつもりなのか」
318:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 03:46:11.28
ID:cSJW/LMt0卜部「俺も信じられなかったが、どうやらそのようだ」
藤堂「しかし、何故俺なんだ?ゼロはどうした?」
扇「恐らくゼロが指示したんじゃないんですか?
新政権に関する話し合いには藤堂さんを交えるようにと」
玉城「きっとそうだぜ!これなら俺の新政権閣僚入りも
夢じゃないぜ!」
千葉「いや・・・・恐らくそれは夢で終わると思うぞ」
藤堂「あまり柄ではないが、日本の為だ。
取り敢えず行って話しをしてくる!」
朝比奈「藤堂さん、気をつけて!日本を頼みます」
藤堂「あぁ、任せておけ」
321:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 03:47:02.19
ID:uXqPtTO4P----------神根島
ドラえもん「どうやらさっき日本の開放が
宣言されたみたいです!」
のび太「えぇ!!じゃあこれからは・・・」
ドラえもん「うん、昔みたいな平和な日本が帰ってくる!」
のび太「やったー!!!」
ドラえもん「ふふふ、よかったねーのび太くん」
ルルーシュ「まさか本当にあのコーネリアが約束を守るとはな」
C.C「これでもうこの世界にゼロは必要なくなったな」
ルルーシュ「あぁ。ここから先は扇や藤堂に任せておけばいい」
C.C「では私達も帰るとするか。ドラえもん、あのドアを出せ」
ドラえもん「あっ!その前にC.Cさん」
C.C「何だ?」
ドラえもん「そのコード、22世紀に行けば消す事が
出来るかもしれません!」
ルルーシュ「なに!?それは本当か!?」
323:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 03:47:46.89
ID:cSJW/LMt0ドラえもん「確実に消せるかどうかは分かりませんが、
22世紀にはそういった呪いのようなものへの
対策の取れる病院が沢山あるんです!そこに行けば恐らく・・・」
ルルーシュ「そうか、それは良かった!
C.C、今すぐドラえもんと一緒に22世紀へ行って来い!」
C.C「・・・お前も来い」
ルルーシュ「なに?」
C.C「お前も来いと言っている。傍にいると言っただろ?」
ルルーシュ「フン、まぁいいだろう。22世紀の世界にも多少
興味はあるしな」
ドラえもん「ところが予約を入れないといけないので
今すぐ行っても駄目なんですよ」
ルルーシュ「予約?」
ドラえもん「はい、宇宙中からそういった患者が
集まってるので予約無しでは受診できないんです」
ルルーシュ「宇宙中・・・・宇宙人にも会えるのか・・・
なかなか貴重な体験が出来そうだな」
C.C「ではドラえもん、日にちが決まったら連絡をしてくれ。
この男を連れすぐに向かう」
329:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 03:50:19.53
ID:cSJW/LMt0ドラえもん「分かりました!」
のび太「ねぇ、ドラえもん!早くみんなの所に
帰ろうよ!」
ドラえもん「そうだね!では『何処でもドアー』」バタンッ
----------東京租界
のび太「みんなー!!」
ジャイアン「おぉ!!心の友よー!!!」
スネ夫「よかったー、のび太もドラえもんも無事だったんだ!」
ドラえもん「二人ともよく頑張ったね~!」
スザク「よかった、みんな無事で・・・。ってあれ?
ルルーシュにナナリー!!どうして君達が
彼らと一緒にいるんだい?」
ルルーシュ「あ・・・・いや、それはその・・・・」
スザク「まぁいいか!みんな無事ならそれで」
(こうしてドラえもんやルルーシュ、スザク達の長い戦いは終わった。
ブリタニアの支配を逃れ、日本は平和になりましたとさ)
331:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 03:50:35.39
ID:uXqPtTO4P---------数ヶ月後
ドラえもん「もう、連れてくるのはルルーシュだけ
じゃなかったの!?こんなに大勢困るよ!!」
C.C「仕方ないだろう、みんな22世紀とやらに
行きたいと聞かないのだ」
ドラえもん「こんなに大勢タイムマシンに乗れないよ!」
C.C「ビックライトででかくすればいいだろ!!」
ドラえもん「も~わがままばっかり!!」
コーネリア「いつまでウダウダ言っている
早く22世紀へ連れて行け」
ギルフォード「姫様の身を守るのが、騎士たる私の務め。
どこまでもご一緒いたします」
ダールトン「フハハハハ、楽しみだのー22世紀!」
ロイド「セシルくん、向こうへ行ったら出来るだけ多くの写真を撮るんだよ。
あと、隙あらばいろんな物を盗んでね♪」
セシル「そんなことしたら捕まっちゃいますよロイドさん!」
ロイド「だって22世紀だよ~♪好奇心はつきないよ♪」
333:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 03:51:39.39
ID:cSJW/LMt0シャーリー「もう、何で会長まで来るんですか!」
ミレイ「だって楽しそうじゃな~い。心配しなくても
シャーリーとルルーシュの間を邪魔したりしないわよ♪」
シャーリー「も~、会長ったらそればっかり///」
カレン「はぁ、なんで私まで・・・」
スザク「いいじゃないか。たまには勉強の息抜きも
必要だよ?」
カレン「アンタが行こうって言うから仕方なく来たのよ!
つまらなかったら承知しないからね!!」
スザク「ふふ、はいはい」
ユフィ「(スザクとカレンさんは最近仲が良すぎです!
道中監視しなければっ!!)」
藤堂「22世紀か・・・・その頃私はどうなっているのだろうな」
朝比奈「いや、死んでるでしょ」
千葉「朝比奈、不謹慎な事を言うな!!」
朝比奈「不謹慎っていうかありえないでしょ普通に・・・」
334:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 03:53:14.56
ID:cSJW/LMt0ルルーシュ「何でこんなにいっぱいいるんだ・・・・」
C.C「さぁドラえもん、早くタイムマシンのある所へ案内しろ!」
コーネリア「ドラえもん」
ダールトン「ドラえもん」
シャーリー「ドラちゃん」
ロイド「ドラえもんくん♪」
ドラえもん「も~!!!こんなに多く乗れないってば!!!!!」
--------------------おわり
337:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 03:54:18.09
ID:uXqPtTO4Pやっとこさ全部投稿できました。
支援してくれた人ありがとう!
もう寝よう!!眠すぎる!!
339:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03 /11(金) 03:54:19.01 ID:LYzGFSKP0
乙!!341:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03 /11(金) 03:54:49.28 ID:SjIkpY48O
激しく乙
面白かったよ、そして寝る344:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03 /11(金) 03:58:34.90 ID:ci6ttOp/P
>>163ここでユフィの助けるってところが強調されていましたがどういう事でしょうか※163ユフィ「ドラえもんさん、のび太さん、ナナリーを助けてくれて
本当にありがとう」
のび太「いいえ、当然のことをしたまでです」デレデレ
ナナリー「でも、まだお兄様と連絡がとれないんです・・・。
昨日の朝出かけたっきり帰ってこなくって・・・」
ミレイ「まったくルルーシュは妹不幸ね~。こんなに心配ばかりかけて」
ユフィ「ナナリー、大丈夫です。ルルーシュは必ず私達が、『助けます』」
のび太「僕達がこれから探しに行きますよ!」
ナナリー「え?のび太さん達が?」
ドラえもん「最初からそのつもりでしたから大丈夫です!」
のび太「じゃあ行こうドラえもん!」
ナナリー「お兄様のこと、よろしくお願いします」
ユフィ「絶対に、『助け出してあげてください』」
ドラえもん「分かりました!では行ってきます」
(ドラえもんとのび太はアヴァロンを去った)348:
◆B/3uoJfB4Y :2011/03 /11(金) 04:05:24.11
ID:uXqPtTO4P>>344
ナナリーはルルーシュとの連絡が取れず心配で、
何かあったのかもしれないと身を案じての意味で
「助けてあげて」という意味だけど
ユフィの場合はギアスやV.Vから助けて的な
意味で言ってるって事を表現したかったんだけど
改めて見返してたらかなり分かり辛かったw
349:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03 /11(金) 04:09:11.79 ID:ci6ttOp/P
>>348
ふむふむ、なるほどな
とても面白かったよ
明日弟にも読ませる
お疲れ様、オヤスミなさい374:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03 /11(金) 11:37:35.52 ID:7IjAgkZ00
近年稀に見る良作
乙375:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03 /11(金) 11:39:38.73 ID:QWiuaBJLO
ええぃ、映像化はまだか!381:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03 /11(金) 13:09:59.33 ID:RuB5cr2F0
しずちゃんが出てないのが良い味出てるな
乙347:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03 /11(金) 04:03:26.30 ID:kizMVd/D0
乙
ギアスは不思議と色あせないな
それでいてのぶよ映画ドラのノリも想起されてとても面白いスレだった
もしよければまたやってみてくれ、楽しみにしている
- 関連記事
-
Amazonの新着おすすめ
おすすめサイトの最新記事