1:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/29(土) 22:30:31.50
ID:bhVXQGAB0
「ただいま戻りま……」
事務所のドアを開け、呆然とする男
「おかえり、プロデューサー♪」
そこには、黒い猫耳とセクシーな衣装を纏った猫がいた
「ああ……ただいま法子」
じっと猫を見つめる男
まさか、あの惨劇が再び行われてしまうのだろうか
2:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/29(土) 22:37:25.40
ID:bhVXQGAB0
「ハロウィンの衣装、似合ってる?」
くるりと回り、ポーズをとる猫
一晩中撫でまわしたい可愛さだ
「ああ、とても似合ってる。そうだ、ドーナツあるから食べな」
ドーナツと聞いた猫が目を輝かせて飛びついた
「美味しいっ♪ ……あ、トッピングがこぼれちゃった」
ぺろりと指を舐める猫
「待ってましたぁぁぁ!」
男の目が妖しく光る
3:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/29(土) 22:42:16.15
ID:bhVXQGAB0
「わっ! プロデューサー降ろしてっ」
小柄な猫は男に抱えられ、悲鳴のような声をあげる
「少しの辛抱だからねぇぇぇ!」
大人の男性に力で敵うわけがない
荒々しく乱暴に猫を運ぶ
「わぁ、プロデューサー足早いね♪」
ああ、この猫に少しでも幸があることを願う
4:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/29(土) 22:48:52.73
ID:bhVXQGAB0
「はい、お待たせぇぇぇ!」
恐怖のあまり声が出ない猫
「プロデューサーのお部屋? おっきいねー!」
私はこの行為を見ているだけしかできないのか
「はい、ぬぎぬぎしましょうねぇぇぇ!」
アイマスクをつけ、衣装を一気にはぎ取る
「すとーっぷ! ……て、あれ?」
猫は腰をぬかして動けないようだ
5:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/29(土) 22:55:07.67
ID:bhVXQGAB0
「おらおらぁぁぁ!」
熱湯を浴びせられ、猫が細い声を上げる
「んー気持ちいい♪」
熱湯で弱った髪と肌に劇薬を塗りたくる
「痒いところはございませんかぁぁぁ!」
劇薬が泡立つ、これは猫に相当なダメージだろう
「あ、うなじのあたり」
「ウス……」
6:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/29(土) 23:00:49.72
ID:bhVXQGAB0
猫の体を蹂躙した後に、再び熱湯攻め
「すっきりー♪」
男が白い布で猫の体を締め付ける
これでは身動きがとれないだろう
「洗い立てのタオルって良い匂いだね!」
苦しむ猫を見て男が笑い
なにやら機械を取り出しだ
7:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/29(土) 23:06:35.77
ID:bhVXQGAB0
「ドライヤーは近すぎちゃだめぇぇぇ!」
男が狂ったように叫ぶ
それと同時に機械が作動し、嵐のような熱波が猫を襲う
「髪が長いと乾かすの大変なんだ……」
轟音と熱波に猫の声がかき消され
ああ、どんどんと猫が乾燥してゆく
8:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/29(土) 23:15:50.96
ID:bhVXQGAB0
かなりの時間が経ち、猫が弱弱しく男を睨む
「ありがとうプロデューサー♪」
怨嗟の声が男の耳にはいるが
「体を冷やすなよぉぉぉ!」
そんなことはおかまいなしに猫を責める
囚人服のようなものを猫に与え
猫を引きずるように引っ張っていく
9:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/29(土) 23:20:17.26
ID:bhVXQGAB0
そこには煮え立つ油が用意されている
おい待て! そんなことをしたら猫が……
「喰らえよぉぉぉ!」
油の中から何かを取り出し、猫の口へつっこむ
「あーん♪ ドーナツ美味しい♪」
ああ……生物にあの熱さは耐えられないだろう
ここまで非人道的だとは思いもしなかった
10:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/29(土) 23:27:41.19
ID:bhVXQGAB0
まだまだ油責めは続く
肝心な猫はと言うと
「あ、プロデューサーにもあーんしてあげる♪」
もう息も絶え絶えのようだ
それを嬉しそうに笑う男の精神は、常人のそれでは無い
「あたしの指は食べちゃ駄目だよ?」
この猫が解放されるのは、今世では無理なのだろうか
11:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/29(土) 23:36:51.62
ID:bhVXQGAB0
「美味しかった♪」
猫が呪詛のような言葉を吐く
それを男が見下ろし
「ほらよぉぉぉ!」
何やら激臭を放つマグカップを持ってきた
これは毒草を煮出したものだろうか
琥珀色の液体がゆらゆらと揺れている
「この紅茶、とってもいい匂い♪」
12:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/29(土) 23:42:02.07
ID:bhVXQGAB0
猫が苦しそうに液体を一口舐める
即効性の毒はないようだが
「あったかくて落ち着くね」
猫の様子がおかしい
ダウン系の症状が見られる
この男、どこでこんな草を……
13:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/29(土) 23:47:35.21
ID:bhVXQGAB0
「楽しい時間の始まりだよぉぉぉ!」
男が長くて太い凶器を持ってきた
まるでこん棒のような形状をしている
男がおもむろに凶器を振り上げ
駄目だ、これ以上は見ていられない!
「ドーナツの生地を伸ばすの? あたしも手伝うね♪」
ああ、猫の顔が恐怖に怯えて、怯えて……
14:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/29(土) 23:53:31.30
ID:bhVXQGAB0
「ふわぁ……眠くなってきちゃった」
猫が苦しそうに呟く
その声はもう諦めに満ちている
だが、この男には、この最低な男には
「よいしょぉぉぉ!」
ご機嫌なロックにでも聞こえるのだろう
「わっ! ぷ、プロデューサー?」
猫を抱えてどこかへ向かう男
15:
1です 2016/10/30(日) 00:00:10.80
ID:02TvLfv00
無茶な体制で猫を運ぶ
「お姫様抱っこってやつ? ちょっと恥ずかしい……かも」
みるみるうちに猫の顔が真っ青になっていく
……嫌な予感がする
次の部屋の扉を開けたら、この猫の最後が待っているような
そんな最悪の予感
その予感が当たったかのように男が下品に笑う
16:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/30(日) 00:04:46.49
ID:02TvLfv00
「お待たせぇぇぇ!」
蹴破るように男が部屋の扉を開ける
そこは紙のような布が敷いてあるだけの部屋
「わ、すごい大きなベッド」
この猫はもう用済みということなのだろう
まるで、ごみを捨てるかのように猫を放り投げる
「一人で眠れるから!」
17:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/30(日) 00:12:33.92
ID:02TvLfv00
もう猫の体はぼろぼろだ
男の虐待からようやく解放されるのに、もう、長くはないだろう
「プロデューサー? また一緒にドーナツ作ろ……すぅ」
もうお休み、もう苦しいことはないんだ
きっと次に目を開けた時は幸せな来世が待っている
……私の胸に怒りがふつふつとこみあげてきた
罪のない猫がまた一匹、この男によって散った
これは許されざることだ
18:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/30(日) 00:19:47.79
ID:02TvLfv00
「……」
この男は何を考えているのだろうか
さっきの猫の虐待の余韻か、それとも次の獲物か
私には到底考えが及ばないことだろう
「法子のSSRまだかなぁ……」
意味不明なことを呟き、男が部屋から立ち去った
おしまい
19:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/30(日) 00:20:44.12
ID:02TvLfv00
読んでくれた方に感謝を
また読んで頂く機会があればよろしくお願いします
20:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/30(日) 00:21:23.69 ID:yru4eTI6o
法子最高やで……
21:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/30(日) 00:46:27.60 ID:Ydo8ryrTo
なんて残虐なことを…
またこんなスレを建てたら絶対に見てやるから覚悟しとけよ
元スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1477747831/
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