魔法使い「勇者愛してる」魔王「魔法使い愛してる」

2016-08-23 (火) 00:07  魔王・勇者SS   1コメント  
1: ◆x.6zTnwIjo 2016/07/20(水) 08:16:35.98 ID:Ov+eE5uhO

※残酷な描写が含まれます。
※地の文がたまに入ります。




2: ◆x.6zTnwIjo 2016/07/20(水) 08:20:22.25 ID:Ov+eE5uhO

【北の王国・最北の街】

勇者「おいおい戦士、酒は程々にしとけよ。明日に支障が出たらどうする。」

戦士「へっ。ここまで割と余裕を持って辿り着けたんだ。俺達なら大丈夫だろーよ。」グビッ

戦士「それに…」

魔法使い「それに?」

戦士「…もしも魔王の力が想像以上に強大だったなら、これが俺達の最後の晩餐になるかもしれねーんだからさ。」

僧侶「戦士さん…。」

決戦前夜…まさにこの日の為にある言葉だろう。
魔王城攻略を目前に控えた勇者一行は、最後の街で宿を取っていた。

戦士「なんつってな!負ける気なんてサラサラねーけどよ!」

勇者「…絶対に魔王を倒して帰ろう。4人で、誰も欠けずに、だ。」

魔法使い「ええ!私達に不可能はない…そうでしょ?」

僧侶「はい!怖くないと言えば正直嘘になります…でも、皆さんと一緒なら魔王にだって打ち勝つ事ができる…」

僧侶「私はそう信じています。」

戦士「僧侶は俺が守ってやるから、大船に乗ったつもりでいればいい。」

僧侶「えへへ。頼りにしてます。」

魔法使い「ひっどーい!私の事はー?」

戦士「お前は俺なんかが守らなくたって、こちらの勇者様が命懸けでも守ってくれるだろ。」ガハハ

勇者「…」///




勇者「異世界の大冒険」

2016-08-22 (月) 15:01  魔王・勇者SS   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/08(月) 20:14:25.46 ID:xo6Bxmopo

ここは我々の住む世界とは異なる世界――


空中に浮かんだ二つの大地。

一方には勇者、もう一方には魔王と姫が立っている。



勇者「姫ぇっ!」





姫「勇者様……!」

魔王「フハハハハハハハハ……!」




魔王「俺の体臭がやばい」

2016-08-21 (日) 18:01  魔王・勇者SS   0コメント  
1: ◆WnJdwN8j0. 2016/08/03(水) 19:04:11.33 ID:voHP6eV+0

側近「遂に魔王様が復活されるぞ……!!」


500年前、大賢者により封印された魔王。
その魔王の封印が今、解かれようとしていた。


北のドラゴン「500年――長いようで短かった」

西の悪魔「ウケケ。伝説となった大賢者とはいえ、所詮は人間。魔王様復活まで寿命はもたなかったなァ」

東の妖姫「ふふ…500年前の魔王様の武勇、心強いと同時に身震いがしますわ」

南の地蔵「細身ながら、数々の勇者を葬ってきた猛者じゃからのう」

側近「思い出話はそこまでです。見なさい、封印の力がどんどん弱まっている……」

ゴゴゴ…

側近(さぁ目覚めて下さい魔王様…そして、人間達に恐怖と絶望を!!)

北のドラゴン「なぁ…何か、空気がおかしくないか?」

西の悪魔「そう言われてみや…全身の感覚器官がゾワゾワするっつーか……」

東の妖姫「魔力……にしては、少々妙ですわね」

南の地蔵「見るのじゃ! 魔王様の封印が!!」

側近「!!?」


カッ――




勇者「HPが1になっちまった三人の勇者」

2016-08-13 (土) 07:01  魔王・勇者SS   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/27(水) 21:58:07.86 ID:uhfQyeudo

【一人目】



勇者(HP1)「HPが1になっちまった……」

勇者(HP1)「早く回復しないと……!」ゴソゴソ

勇者(HP1)「くそっ、薬草も傷薬も切らしてやがる! もっと買っとくべきだった!」

勇者(HP1)「仕方ない、近くの町まで行かないと……」




魔王「このたびの不祥事を重く受け止め、私は魔王を辞職いたします」

2016-08-04 (木) 12:01  魔王・勇者SS   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/17(日) 01:18:00.08 ID:xbjMTCmSo

魔王「このたびは、魔王城のトラップ増設予算の私的流用やサキュバスとのスキャンダルなど」

魔王「魔界の皆様の信頼を裏切る行為を重ねてしまい、大変ご迷惑とご心配をおかけいたしました」

魔王「誠に申し訳ありませんでした」

魔王「このたびの不祥事を重く受け止め、私は魔王を辞職いたします」

パシャッ! パシャッパシャッ! パシャシャッ!





これにより魔王の座は空位となり、新たな魔王を選出する『魔王選挙』が行われる事となった。




勇者「皆さんも、剣を買うなら鍛冶屋の町スミッスの剣をどうぞ!」

2016-07-31 (日) 12:01  魔王・勇者SS   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/12(火) 20:30:50.71 ID:T8Inw9WHo

勇者「てやぁっ!」


ズバッ!


スライム「ピギャァァァ!」

勇者「すごいぞ! なんという切れ味だ!」

勇者「さすが鍛冶屋の町スミッスの職人が作り上げただけのことはある!」

勇者「皆さんも、剣を買うなら鍛冶屋の町スミッスの剣をどうぞ!」




女勇者「魔王様と過ごす一日」

2016-07-14 (木) 00:07  魔王・勇者SS   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/09(土) 20:11:43.84 ID:IwLBAApgO

人間界から隔てられ、遥か遠くに存在する魔の居城

人間の誰もが恐るる魔界の最奥に位置する巨大な禍々しきシルエットを毒のような魔界の瘴気が包み込み、おどろおどろしい雰囲気を放っている

病的なまでに青白く、歪に膨れ上がった月が睨めつける(ねめつける)空の下、女性の嬌声が響く

魔王城の高みの一室

魔王以外入ることを許されぬその部屋にて、人間の少女と怪物とが身体を重ねている




勇者「冒険してて一番キツかったダンジョンや地形はどこか……ですか」

2016-07-09 (土) 15:01  魔王・勇者SS   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/19(日) 17:41:55.99 ID:bCwnz4sXo

記者「勇者様、このたびは打倒魔王の快挙、おめでとうございます」

勇者「ありがとうございます」

記者「さっそくですが、質問よろしいでしょうか」

勇者「どうぞ」

記者「勇者様が冒険をしていて、一番キツかったダンジョンや地形はどこだったんでしょうか?」

勇者「冒険してて一番キツかったダンジョンや地形はどこか……ですか」




勇者「魔王を倒すのに剣など不要、鉄の盾があれば十分だ」

2016-07-02 (土) 07:01  魔王・勇者SS   2コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/15(水) 01:54:16.24 ID:x29Stwv4o

― 魔王城 ―

魔王「ついにここまでたどり着いたか……忌まわしき勇者よ」

勇者「魔王……世界の平和のためにお前を倒す!」

魔王「ククク、しかしどうやら貴様は剣を持っておらんようだが……?」

勇者「お前を倒すのに剣など不要、この鉄の盾があれば十分だ」

魔王「強がりを抜かしおって……その思い上がり、すぐに叩き潰してくれる!」




魔王「四天王がいつも会議でいがみ合ってて困る」

2016-06-09 (木) 07:01  魔王・勇者SS   1コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/28(土) 20:17:36.07 ID:yTMWqyvEo

― 魔王城 ―

剣魔将「これより四天王会議を行う」

理魔将「こうして四人で顔を突き合わせるのも、ずいぶん久しぶりのことですね」

竜魔将「ケッ、とっとと始めようぜ!」

剣魔将「……幻魔将は、まだ来ていないのか。相変わらずルーズな奴め」




魔王「和睦、だな」

2016-06-04 (土) 18:01  魔王・勇者SS   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/20(金) 23:13:10.82 ID:eEg8XdoN0



側近「……は、今、なんと?」

魔王「土王まで敗れては仕方あるまい。これからは和睦に向けて動く」

側近「し、しかし! それでは我ら魔族はどうなるのですか!? お考え直しください!」

魔王「ならん。どうにも我は人間どもを甘く見ていた。これ以上、我が同胞が殺されゆく惨状には耐えられぬ」

側近「ですが……!」

魔王「だからな、側近よ。出陣の準備だ。」

側近「……はい?」

魔王「だからこそ、打って出るのだ」




王「では託宣の勇者よ、装備を受け取り魔王討伐に旅立つがよい!」勇者「チェンジで」

2016-04-18 (月) 18:01  魔王・勇者SS   0コメント  
1: ◆qgBybRRn7IKS 2016/04/12(火) 21:22:47.85 ID:A/JtKewSO

王「………は?」
勇者「いえ、この装備です。チェンジで」




2: ◆qgBybRRn7IKS 2016/04/12(火) 21:29:50.82 ID:A/JtKewSO

勇者「これから魔王討伐に出るのに渡される装備が『革鎧』と『棍棒』って。
普通に町の武具屋にお手頃価格で売ってますよ」

王「しかし、初期装備なのだからそんな物であろう?」

勇者「だったら尚の事強力なの下さいよ。
この装備だと、旅立っても暫くは町の近くでスライム相手にレベル上げの毎日ですよ?」

王「うーむ……」

大臣「王よ、勇者様の言う事も尤もかと。
…それに、これは他国への政治的な牽制にもなるやも知れません」

王「ふむ、それもそうじゃな…よし。
勇者よ、新しく武具を用意するとしよう。
明日もう一度ここへ来るがよい」

勇者「分かりました」




勇者「見つけたぞ!魔王!」J('-`)し「……たけし?」

2016-04-04 (月) 12:01  魔王・勇者SS   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/28(月) 01:16:16.63 ID:CfaVun9C0

勇者「」

J('-`)し「」




勇者「……何やってんの母さん」

J('-`)し「いや、アンタこそ……」




勇者「魔王、覚悟しろ!」 魔王「フン、小癪な」

2016-04-03 (日) 07:01  魔王・勇者SS   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/27(日) 16:20:58.17 ID:Mwxb8aAE0

勇者「お前を倒して、世界に平和を取りもどす!」

戦士「ヘッ、今日がお前の命日だ。覚悟しな魔王!」

僧侶「魔王。あなたはこの世界にいるべき存在ではないのです」

魔法使い「元いた世界へと返してやる・・・」


魔王「貴様らなどひねり潰してくれるわ!」




女勇者「アイドルから勇者に転身しました♪」

2016-03-28 (月) 12:01  魔王・勇者SS   0コメント  
1: ◆WnJdwN8j0. 2016/03/20(日) 18:49:41.76 ID:ngPDwe0M0

王宮魔術師(王様のご命令で、勇者様御一行の様子を視察しに来たけれど…)


中ボス「ガーッ」

勇者「きゃーん!」


戦士「ゆうちゃん危ない!」バッ

賢者「僕がゆうちゃん周囲に防護壁を張る! 2人とも、魔物をやっつけて!」

弓師「よしきた! 今すぐ片付けるから心配すんなよ、ゆうちゃん!」


勇者「ゆう、応援ソング歌うよー! 皆ぁ、拍手お願ーい!」

楽師「よし出番だ!」ポロロン♪

追っかけ「「ウオオオオオォォォ」」

~♪


王宮魔術師(何だこれ?)




勇者「1UP! 1UP!」

2016-03-21 (月) 00:07  魔王・勇者SS   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/16(水) 08:14:15.79 ID:/rDLlMq/0

勇者(残機99)「ついに見つけたぞ、魔王!」

魔王「」




少年「ぼくんちに勇者様が一泊した」

2016-03-03 (木) 00:07  魔王・勇者SS   3コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/21(日) 18:18:08.78 ID:gNZNa3Oko

ぼくんちは小さな田舎町唯一の宿屋だ。



二階建ての木造建築で、宿屋というよりも民家といった感じ。
これでも暑い季節になると、それなりに観光客がやってきて、満室になることもある。

だけど最近はちっともよそからのお客なんか来やしない。
なんたって魔王が復活しちゃったから、みんな旅行なんかしてる場合じゃないもんね。

おかげで商売あがったり。この町が魔王軍に襲われたことはないけれど、
ずっとこのままなら結局ぼくらは魔王のために滅びることになっちゃう。



ぼくも子供心に不安を感じる中、いいニュースを聞かされた。

勇者様がこの町にやってきたっていうんだ。




女戦士「殺せやぁ!!」オーク「あ……あれ?」

2016-03-02 (水) 18:01  魔王・勇者SS 女騎士   3コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/21(日) 14:54:49.59 ID:VAv37tlSO

女戦士「さっさと殺せやぁ!!」

オーク「えっ?……えっ?」

女戦士「ちゃっちゃと殺さねぇとブッ殺すぞ!!」

オーク「ど…どうなってんだ……おい!!」

子分「へい」

オーク「へい…じゃねぇよ!!」

子分「は?」

オーク「俺は女騎士を拐ってこいって言ったんだよ!!こいつ女戦士じゃん!!」

子分「……ッス」

オーク「俺は気高く美しい女騎士を陵辱したいんだよ!!」

オーク「こんなどこ守ってんだか分かんねぇ鎧モドキつけたヤツじゃねぇんだよ!!」

オーク「何だよビキニアーマーって!!……アメコミのヒロインかよ!!」

子分「……ッス」




勇者「魔王を勃起させなきゃ倒せない?」

2016-02-29 (月) 12:01  魔王・勇者SS   1コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/18(木) 23:32:39.80 ID:DiU2rjpAO

―魔王城

魔法使い「くそっ…なんて魔力なんだ魔王…」

魔王「わざわざここまでご苦労だったな、可愛い勇者達よ。それでは諸君を労い一瞬で終わらせてやろう。ハァアアアアアアア!?」

勇者「クッ…なんて身体能力なんだ魔王…」

武道家「奴の魔法で身体がっ…動かん…くっ…ここで終わってしまうのか…勇者!魔法使い!占い師!お前らだけでもせめて逃げろ!」

勇者「そ…そんなことできるわけないだろ!!君達を巻き込む訳にはいかないよ!」

魔王「フハハハハハハ!?遺言の相談か?最後まで仲良しだな貴様らは、もう一度仲良く出直してこい!では行くぞ!さい 占い師「あ、俺魔王の弱点わかったわ」

魔法使い「え…?」

魔王「……」

武道家「マ…マジで!!本当か占い師!」

占い師「うん、これマジ マジ」

勇者「凄いよ!また神の御言葉が頭に降りてきたんだね!」

占い師「うん。一応超超超一流の占い師だから」

魔法使い「じゃあさっそく教えてよ!その弱点を!」

占い師「うん、教える教える。じゃあみんな心して聞けよ」




勇者「互いに全力で戦おう!」魔王「どちらが最強か、決着をつけようぞ!」

2016-02-28 (日) 07:01  魔王・勇者SS   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/17(水) 22:12:49.93 ID:yfuJqHFNo

勇者「やっと会えたな、魔王」

魔王「うむ、待ちわびていたぞ。勇者よ」

勇者「お前は世界に多くの悲しみと絶望をもたらした諸悪の根源だが……」

勇者「不思議な話だが、そこまでの憎しみは抱いていない」

魔王「ほう?」

勇者「それよりもむしろ、お前という強敵と戦えることに高揚感を覚えている!」

魔王「ふっ……奇遇だな、ワシとて同じ気持ちだ」