1:
◆x.6zTnwIjo 2016/07/20(水) 08:16:35.98
ID:Ov+eE5uhO
※残酷な描写が含まれます。
※地の文がたまに入ります。
2:
◆x.6zTnwIjo 2016/07/20(水) 08:20:22.25
ID:Ov+eE5uhO
【北の王国・最北の街】
勇者「おいおい戦士、酒は程々にしとけよ。明日に支障が出たらどうする。」
戦士「へっ。ここまで割と余裕を持って辿り着けたんだ。俺達なら大丈夫だろーよ。」グビッ
戦士「それに…」
魔法使い「それに?」
戦士「…もしも魔王の力が想像以上に強大だったなら、これが俺達の最後の晩餐になるかもしれねーんだからさ。」
僧侶「戦士さん…。」
決戦前夜…まさにこの日の為にある言葉だろう。
魔王城攻略を目前に控えた勇者一行は、最後の街で宿を取っていた。
戦士「なんつってな!負ける気なんてサラサラねーけどよ!」
勇者「…絶対に魔王を倒して帰ろう。4人で、誰も欠けずに、だ。」
魔法使い「ええ!私達に不可能はない…そうでしょ?」
僧侶「はい!怖くないと言えば正直嘘になります…でも、皆さんと一緒なら魔王にだって打ち勝つ事ができる…」
僧侶「私はそう信じています。」
戦士「僧侶は俺が守ってやるから、大船に乗ったつもりでいればいい。」
僧侶「えへへ。頼りにしてます。」
魔法使い「ひっどーい!私の事はー?」
戦士「お前は俺なんかが守らなくたって、こちらの勇者様が命懸けでも守ってくれるだろ。」ガハハ
勇者「…」///