勇者「全身呪いの装備で固めてしまった」

2017-04-23 (日) 15:01  魔王・勇者SS   1コメント  
1: ◆i29f5n1Y1w 2017/03/28(火) 03:39:23.69 ID:JgjaRmWG0

勇者「このダンジョンもここで最後だな」

勇者「さっき倒したボスっぽいヤツの先には一体どんな物が…」ゴクッ

勇者「いざ!」ガチャ



勇者「こ、これは……剣だ! お札っぽいのが貼られてたり、あと骸骨邪魔だな…」ベギッ


骸骨「コレデ…ワガ…クルシミカラ」

勇者「うるせぇ! 骸骨ごときが勇者に話しかけんじゃねぇよ!」ドガッ

勇者「さて、この剣は…」



勇者「お、おお……なんか、すっごい禍々しい感じだな…」

勇者「それにドス黒い雰囲気って言うか…なんと言うか…」

勇者「たぶんアレだ、さっきの骸骨が長時間触れてたせいでこうなったんだな」

勇者「それによく見たらカッコいいし…間違いない、これこそが俺の捜し求めていた伝説の剣に違いない!」

勇者「早速装備だ! このはがねのつるぎは捨てる!」


勇者は皆殺しの剣を装備した!
勇者は呪われてしまった!


勇者「ぬあああああ!! またかよ! また呪われてるのかよ!」




僧侶「最上級の回復呪文……!?」

2017-04-22 (土) 22:01  魔王・勇者SS   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/05(水) 21:27:18.75 ID:RzCJsdldo


勇者「ハァ、ハァ、なんとか倒せた……!」

勇者「だけど俺をかばって、戦士があのバケモノの攻撃をもろに喰らってしまった……!」


戦士「ぐ……う……」プスプス…


魔法使い「僧侶ちゃん、お願い! 戦士を助けてあげてちょうだい!」

僧侶「もちろんです!」




魔王「300年前は不覚を取ったが、今度こそは…」

2017-04-06 (木) 20:01  魔王・勇者SS   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/21(火) 21:55:10.75 ID:NY4sd73bo



とある世界の、とある魔王の城――――


魔王「ん?うーんん…」

側近「魔王さま、お目覚めでございましょうか」

魔王「うん?おお、側近か…」




魔王「この空とともに旅をしよう」

2017-04-06 (木) 12:01  魔王・勇者SS   0コメント  
1: ◆FqOZ7jTRCo 2017/02/12(日) 23:59:20.05 ID:almLC53a0

兵士A「待て」

兵士A「そこの剣を持った男だ、待たぬか」

男「……」

兵士A「見慣れない身なりだな。お前、王都の民ではないな?」

兵士A「ここは王都の市門。この先は、王侯貴族と王都の民以外、通行証なしに通ることはまかりならん」

男「通行証……? あっ」

兵士B「通行証がないんですかぁ?」

男「通行証はな……ありません」

兵士A「なら残念だが、お引き取り願おう」

男「……が、こういうものなら」ガサゴソ

兵士A「金貨や物で我らを釣ろうとしてもそうはいかぬぞ。我らは誇り高き王都を……」




勇者「みんな狂ってる」

2017-04-01 (土) 15:01  魔王・勇者SS   2コメント  
1: ◆CItYBDS.l2 2017/03/14(火) 22:12:44.89 ID:0gaGGEw9o

勇者「みんな狂ってる」



勇者♂「みんな気を付けろ!魔物だ!」


戦士♀「ああああああああああああああああしねえええええええあああああ!」


戦士♀「しねしねしねしねえええええええええ!!!!!」


賢者♂「ふひゅあああ、あああああ」


賢者♂「もうだめだ!ああはあああ!いく!いくううううう!!」


僧侶♀「ブツブツブツブブツブツツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツ」


勇者「もうやだこのパーティー」




魔王「フハハ……裂けよ大地! 轟け雷鳴! 燃え盛れ火炎!」勇者「強すぎる……!」

2017-02-28 (火) 07:01  魔王・勇者SS   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/14(火) 00:27:59.19 ID:CRlIFFJDo


王国暦214年――

突如、魔界から人間界に、魔王が現れた。



魔王はその無尽蔵ともいえる魔力から、大魔法を次々繰り出し、人間界侵略を開始した。




勇者「魔王を倒すことが私の使命だ!」僧侶「へぇ」

2017-01-25 (水) 00:07  魔王・勇者SS   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/07(土) 23:28:59.27 ID:ku0t8ynJ0

勇者「旅立ちの日から、今日でちょうど3ヶ月だな」

戦士「そろそろ次の町だ、ついたら久しぶりにゆっくりするか?」

魔道士「ここのところ休息が足りてませんでしたからね」

僧侶「僕もさんせーい」

勇者「それじゃあ、次の町には1週間ほど滞在しよう」

勇者「なにかあれば変わるかもしれないが、たまにはゆっくりするのもいいよな」

戦士「よし、そうと決まれば急ごうぜ」

魔道士「あなたは結局休むこともないでしょうが」

戦士「日々の鍛錬は大事だからな」

勇者「俺はパスするぞ。流石に長旅で疲れた」

戦士「む。なら一人でやるか」

僧侶「(これは...チャンスかも)」




勇者「愛する者のキスで起きるはずの姫が起きない」

2017-01-03 (火) 00:07  魔王・勇者SS   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/14(水) 01:37:17.74 ID:AOLu572vo

勇者「なぜだ!? 魔王は倒したのに、姫が目を覚ましてくれない!」

魔術師「魔王の呪いで昏 睡状態となった姫を救う方法はただひとつです」

勇者「どうすればいいんだ!?」

魔術師「ずばり……姫が愛する者のキス」

魔術師「つまり勇者殿、あなたのキスです!」

勇者「なっ……!」




勇者「先生お願いします」オッサン「うむ」

2016-11-11 (金) 00:07  魔王・勇者SS   2コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/11/01(火) 23:29:15.90 ID:0abynn+A0

玉藻前「ほっほっほ、お主達が勇者かえ?
若いのう、そんな若い芽を摘んでしまうのはちと心が痛むが、仕方あるない。それも運命なのじゃから」

勇者「くそっ、強すぎる…ハァハァ」

魔法使い「これがボスの強さ…魔力もないしどうしたら…」

オッサン「俺に任せろ!!!!」

僧侶「オッサンさん!」

羽衣狐「おや、まだ元気な童がいたのかえ?
だが、お主1人で一体何ができる?まぁ妾の怒りを買わない程度に楽しませるが良い」

オッサン「おらぁあああ!!俺の秘技、AV直伝手マンを食らえ!!」

羽衣狐「ヒッ…あっ…やめっ…ぶれいも…んんっ♪…///そ…こはっ…あああああああんらめええええええええええんああああああああ潮ふいちゃう止まらないよおおおおおおお妊娠確実!!!」プッシャアアアアアアアアアア

オッサン「倒したぞ」ザッザッ

勇者「う…うん…ありがと////」(前屈み)

魔法使い「……///」 (前屈み)

僧侶「……///」 (前屈み)




魔王「世界の半分をお前にやろう」勇者「じゃあ分け方を考えるか」

2016-11-06 (日) 15:01  魔王・勇者SS   4コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/27(木) 20:47:14.57 ID:CgoOI4rJo

魔王「分け方?」

勇者「ああ、このたび俺たちは人と魔族の歴史的和解を成し遂げた」

勇者「俺とお前が世界を半分ずつ統治する、という約束を交わしたことによってな」

魔王「うむ、だからこそワシもさらっていた姫をそちらに返したのだ」

勇者「だが、話はこれで終わったわけじゃない」

勇者「世界をどう分けるかをきちんと決めておかないと、後々また揉めることになる」

魔王「まあ、たしかにそうだが……」




勇者「お前ら、弱すぎ」

2016-10-28 (金) 12:01  魔王・勇者SS   0コメント  
1: ◆CItYBDS.l2 2016/10/18(火) 16:20:55.08 ID:gccsuuJRo

勇者「そっち行ったぞ!魔法使い仕留めろ!」

魔法使い「はい!初級火魔法!」ぽっ

魔物「ぐぎゃあああ!」

勇者「まだだ!賢者頼む!」

賢者「初級風魔法!」ふぃ




勇者「駄目だ!殺せない」

2016-10-25 (火) 00:07  魔王・勇者SS   0コメント  
1: ◆CItYBDS.l2 2016/10/12(水) 21:27:16.84 ID:pK9yZ8GMo

魔族の森


勇者「駄目だ!殺せない!殺せるわけないだろう!」

魔族子供「・・・・」

賢者「落ち着け。勇者、子供の姿をしているが奴も魔物だ。殺すしか道はない」

魔法使い「そうよ、勇者!こいつらは、村を襲って、村人たちを食ったのよ!」

戦士「んー、でも子供だぜ?ちゃんとした教育をすれば、分かり合えるんじゃないのか?」

賢者「無理だ、やつは俺たちを憎む。仲間を皆殺しにした俺たちをな」

勇者「でもよぉ!子供を殺しちまったら、俺たちは魔物と同じだ!」

賢者「・・・」

勇者「俺は進めない・・・こいつを殺してつくる平和なんて俺はつくれない!」

賢者「わかった・・・。近くの村にこいつを預けよう・・・。」

勇者「ありがとう・・・!ありがとう賢者!」




勇者「ヒヒヒ、助けてやったんだから >>2 しろや」 村娘「ヒェッ…」

2016-10-06 (木) 00:07  魔王・勇者SS   6コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/02(日) 17:13:05.20 ID:xzB1bv700

勇者「助けてもらったら返すのが礼儀だろ?」

勇者「おう、あく>>2しろよ」

女「そんなっ……! あなたは正義の心を持つ、勇者様なのでは!?」

勇者「おいおい、こっちは命懸けで魔物からお前を救ってやったんだ」

勇者「その見返りを求めるのは当然だろ、なぁ?」

女「でも、>>2なんて……」

勇者「つべこべ言わずにやるんだよォ!!」

女「ひっ……!」




2: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/02(日) 17:14:06.03 ID:FSUFpkzt0

記念撮影



勇者「かつて勇者の座を競った親友が鍛冶師になっていた」

2016-10-03 (月) 21:01  魔王・勇者SS   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/22(木) 18:12:13.73 ID:nnizistYo


魔王討伐の旅の最中、勇者はある問題に直面していた。


「これから先の戦いでは、もうこの剣は通用しないだろう……」


勇者はこれまで、王から授かった国宝の剣を得物としていた。

騎士の鎧すら軽々と切り裂く名剣であるが、鋼鉄以上の硬度を誇る中級魔族や上級魔族を相手にすると、
やはり心許なさが浮き彫りになる。


剣の性能を腕で補うことで、どうにか勝利してきたが、それも限界に近づきつつあった。




剣士「名前だけ登場するキャラクターっていいよな」

2016-10-02 (日) 07:01  魔王・勇者SS   1コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/20(火) 19:56:57.89 ID:ilRlqDZvo

槍使い「ったく、勇者の奴遅いな……いつまで待たせやがる」

槍使い「王様との謁見はまだ終わらねえのかよ」

剣士「まあいいじゃないか。俺たちは城に入れる身分じゃないし、ゆっくり待とう」ペラ…

槍使い「――ん? お前、なに読んでるんだ?」

剣士「小説だよ」

槍使い「なんて小説?」

剣士「『魔剣大戦争』ってやつ。一振りの魔剣をめぐって巻き起こる戦乱を描いた小説だ」

槍使い「へっ、いかにもお前が好きそうなやつだな」




魔王「待ちわびたぞ勇者よ…」勇者「覚悟しろ魔王!」

2016-09-30 (金) 15:01  魔王・勇者SS   0コメント  
1: ◆Ujx6DGJXW1R2 2016/09/19(月) 00:52:59.34 ID:j3gHH02PO

魔王「数多の罠や敵を退けよくぞここまで来た、褒めてやろう」

ゴゴゴゴゴゴゴゴ……

勇者「く…っ!なんて威圧感なんだ…っ!!」

戦士「気を抜くとこの場にいるだけで気絶しちまいそうだ…!」

魔法使い「でもここまで来てそんなこと言ってらんないでしょ!」

僧侶「どんな傷でも私が癒します!みなさんは後ろは気にせず戦って下さい!」

勇者「解ってる…俺をここまで導いてくれた他の仲間達や命を落とした幼馴染の為にも…俺はここで引くわけにはいかないんだ!!」<チャキッ!




精霊「勇者よ……目覚めなさい」

2016-09-13 (火) 07:01  魔王・勇者SS   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/01(木) 04:24:35.78 ID:3Ly3e+aAO

少年「う、うう~ん?」

精霊「目覚めなさい。勇者よ」

少年「だ、誰?」

精霊「私はこの世界を作り、あなたたち人間を作り、そしてこの世界の行く末を見守りし精霊……」

少年「は、はぁ……?夢かなぁ……。その精霊様が僕に何のご用でしょうか」

精霊「夢ではありません。あなたにはこの世界を救うという天命が下ったのです」

少年「ええ!?僕にそ、そんな大変なことできませんよ!」

精霊「無理もありませんね。でもやるのです。あなたが立ち上がらなければ、この世界は荒廃し、やがて死に至ることになりましょう。あなたの愛する人も」

少年「そんな、ひどいことが……お父さん……お母さん……お姉ちゃん……」

少年「……わかりました!できるかわかりませんが、僕やります!!」

精霊「その言葉を待っていましたよ」




魔王「生前退位したい」側近「ダメです」

2016-08-26 (金) 15:01  魔王・勇者SS   2コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/14(日) 01:37:29.64 ID:vapAKUBPo

―― 魔王城 ――


魔王「側近よ……折り入って頼みがあるのだが」

側近「なんでしょう?」

魔王「ワシは……生前退位したい」

側近「ダメです」




勇者「特筆すべきことはない」

2016-08-26 (金) 07:01  魔王・勇者SS   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/13(土) 18:12:23.14 ID:QiE8claCo


いよいよ待ちに待ったこの日がやってきた。

20年に一度行われる「勇者試験」始まりの日。



俺のこれまでの22年間の人生は、このイベントの為にあったといっても過言ではない。




勇者「ほう、貴様が魔王か…よくぞ我が元へと辿り着いた。」

2016-08-23 (火) 21:01  魔王・勇者SS   1コメント  
1: ◆x.6zTnwIjo 2016/08/07(日) 23:46:32.08 ID:Ikbboa1aO


Oo

勇者「ほう、貴様が魔王か…よくぞ我が元へと辿り着いた。」

魔王「お前が勇者かっ!!」

勇者「いかにも。我が城の兵達を屠り、この部屋の扉を開くに至った事…まずは褒めてやろう。」

魔王「…確かにお前の部下達は強かったさ。特に四剣聖に囲まれた時には死すら覚悟したよ…だけど、俺は最後の最後まで決して諦めなかった!」

勇者「ほう…流石は魔王といった所か、なかなかに殊勝な心掛けだ。」