インデックス「行こ!あくせられーた!!」一方通行「…おォ」【後編】

2011-02-13 (日) 18:12  禁書目録SS   14コメント  
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死亡フラグが立ちました! (宝島社文庫)


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162 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/27(土) 20:02:06.54 ID:QTEgx5bj0
麦野『分かった? 反射を切れ。操作もするな。お前はただ打たれるだけのサンドバックでいなさい、一方通行』

 片腕を切り飛ばされた男が一方通行を殴りつけた。

男B「クソが! いてえ…!! 思い知らせてやるぞクソがぁ!!」

 男達は倒れる一方通行を取り囲み、踏みつけ、蹴り飛ばし、立ち上がらせて殴りつける。

麦野『好き勝手やんのは勝手だけどさ、ちゃんとトドメは差しなさいよ?』

 ノコギリでトントンと肩を叩き、麦野は言った。

 ちゃんと麦野の指示が耳に入っているのか、男達は暴行をやめない。
 いつまでもトドメを差そうとはしない。
 一方通行は、痛いとすら感じなかった。
 痛いと思う心すら壊れかけていた。



164 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/27(土) 20:04:29.99 ID:QTEgx5bj0
 ああ、この世に神はいないのか。

 違う。神はいる。


 そうでなければ、このタイミングはありえない。


 神様はきっと存在して、ずっと一方通行を見下ろしていて。




 そして、一方通行のことが、大嫌いなのだ。



166 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/27(土) 20:09:30.41 ID:QTEgx5bj0
 白い翼が男達を薙ぎ倒す。
 男の手から零れた小型テレビが地に落ちて、その画面にヒビを入れる。

垣根「あぶねえあぶねえ。くっだらねえ真似で先越されるところだったぜ」

 白い翼をはためかせ、『未元物質』が舞い降りる。
 既にボロボロに壊れかけた一方通行の目が、ソレを見る。

 赤いドレスを身に纏った少女。
 その前にいる、白い修道服の少女を。

 一方通行に敵意を向ける、インデックスを。



169 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/27(土) 20:14:33.40 ID:QTEgx5bj0
心理定規「さあインデックス、さっき私が言ったとおりにね」

インデックス「はい…わかりました」

 インデックスがふらふらと一方通行に歩み寄る。
 一方通行は凍りついたように動かない。

インデックス「ごめんね、あくせられーた」

 インデックスの手が一方通行の首に伸びる。
 ぎゅう、とインデックスの細い指が一方通行の首を締め付ける。

一方通行「か…ふ…」

 インデックスの力はそれほど強くはない。
 しかし、一方通行の体にまたがって首を絞める手に体重をかければ、気道を塞ぐことは出来る。
 死にたくなければ簡単な話だ。
 インデックスを振り払えばいい。
 それだけなのに、ただそれだけなのに。

 一方通行は動けない。



174 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/27(土) 20:25:33.10 ID:QTEgx5bj0
麦野「クソ! どうなってんのよコレはぁ!!」

 麦野は廃ビルの一室で激昂していた。麦野の目の前にあるテレビはもう砂嵐しか映していない。
 垣根帝督が現れて、何かが起こって、現場に備え付けていたカメラが死んだ。これでは向こうの状況がわからない。

麦野「くそ! せっかくあそこまで追い詰めて、手柄横取りされちゃたまんないのよ!!」

ミサカ「ふふ…」

麦野「…おい、何笑ってんのオマエ?」

 麦野はミサカの髪をつかむ。

麦野「大体気持ち悪いのよアンタよぉ。腕切られても傷焼かれても声一つ上げないで。ホントに人形なんじゃないの?」

ミサカ「そう、ミサカが声を上げなければ、あの人もそう思うかもしれない」

麦野「…はぁ?」

ミサカ「あなたに捕まったのはミサカのミスです。そのミスが、あの人を殺すことなどミサカは許せません」

麦野「馬鹿じゃないの? それで人形だと思われたらあんた死ぬじゃん」

ミサカ「元より、あの人にもらった命です、とミサカは胸を張ります」

麦野「いいよ、わかった」

 麦野の顔から表情が消えた。

麦野「どうせ今から現場行っても間に合わないし? アンタ私のストレス発散に付き合ってよ。人形なら人形らしくさ」



179 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/27(土) 20:33:20.43 ID:QTEgx5bj0
一方通行「…は……」

 自分の死が近づいてきたのを、一方通行は知った。
 視界が白く染まって、さらに周りから黒く塗りつぶされていく。
 それでも、一方通行は目の前の少女を振り払えない。

 この馬鹿で大食らいで向こう見ずなコイツを傷つけてまで助かろうとする。
 自らの生に対して、一方通行はそこまでの執着心を持つことが出来ない。
 
 自らの死を前にして、一方通行は笑っていた。
 頭の中はカラッポなのに、それでも一方通行の顔は笑みを形作った。
 壊れた心で、一方通行は考えてしまったのかもしれない。


 何て無様で、何て悪党に相応しい死に様だと。


 だけど、一方通行は死ななかった。 
 インデックスの手が一方通行の首から離れる。

 明確になった視界の中で、一方通行は、インデックスがぼろぼろと涙を零すのを見た。



185 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/27(土) 20:41:23.53 ID:QTEgx5bj0
 インデックスは泣いていた。
 インデックス泣きじゃくっていた。

インデックス「ふ…う…ぐ…ふうぅ…!」

 一方通行の首を絞めるのをやめた手は、今はただ零れる涙を拭っている。

心理定規「…何をしてるのインデックス。早く彼を殺しなさい」

 インデックスは一方通行にまたがったまま、心理定規の方を振り返る。

インデックス「どうしても…どうしても、あくせられーたを殺さなきゃだめですか?」

心理定規「そうよ。はやくしなさい」

インデックス「ころしたくないです。私、あくせられーたをころしたくないです…!」

心理定規「な…!?」

 心理定規(メジャーハート)の少女の顔が驚愕に染まる。

心理定規「どうして私の言葉に逆らえるの!? 設定した距離はもはや『崇拝』の域に達している!! あの女からしたら、私の言葉は『神託』に等しいというのに!!」

インデックス「ころしたくないです…私はあくせられーたと一緒に笑っていたいです……!」

 ぼろぼろと零れる大粒の涙が、一方通行のシャツを暖かく濡らした。



189 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/27(土) 20:47:49.59 ID:QTEgx5bj0
一方通行「インデッ…クス…」

 壊れたかけた心のまま、一方通行は少女の名を呼んだ。

インデックス「うぇ…ふ…あくせられーたぁ……」

 零れる涙を拭おうと、一方通行はインデックスの顔に手を伸ばした。


 ゴバッ!!!! という轟音と共に、インデックスの体が宙を舞った。


 伸ばされた一方通行の手は、虚しく虚空を漂うばかりで。
 宙を舞ったインデックスはどしゃりと音を立て、頭から地面に落ちた。
 嫌な落ち方だった。
 砂の詰まった皮袋が落ちたような、何の力も入っていない落ち方だった。

一方通行「…あ……?」

垣根「殺意を分散させるなよ一方通行」

 インデックスを吹き飛ばした白い翼をはためかせ、垣根帝督が一方通行の前に立つ。



199 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/27(土) 20:57:53.92 ID:QTEgx5bj0
垣根「『心理定規(この女)』を眼中に入れるな。麦野沈利など放っておけ」

 学園都市第二位の怪物は、第一位の一方通行を前にして不敵に笑う。

垣根「テメエの殺意を全て集約して俺にぶつけろ。それを超えて、俺は『第二候補(スペアプラン)』から『第一候補(メインプラン)』に成り代わる」

 一方通行の耳に、垣根帝督の言葉は届いていない。
 一方通行のぶれた視界には、ピクリとも動かないインデックスを捉えていた。

麦野『ほら、鳴けよ!! 鳴けって言ってんだろ!! くそが! 今度は焼けた鉄串股に突っ込んでやろうかオイ!!!!』

 一方通行の耳には、画面にヒビの入ったテレビが垂れ流す音声が嫌が応にも飛び込んできた。


 耳の奥で何かがぶちぶちと千切れる音を、一方通行は確かに聞いた。

一方通行「けひ……」

 戻りかけた彼の心は、今完全に崩れ去った。




一方通行「ぎゃは、ぎゃァっはハはっはハハははあはハハフヒャ、あはぎゃは、ひゃっはハはははハハははは!!!!」



200 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/27(土) 20:59:14.66 ID:+RsPqtdc0
ていとくんが冷蔵庫になる運命は変えられないの?



203 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/27(土) 21:02:18.97 ID:spMv+klY0
冷蔵庫になれるかすら怪しい



207 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/27(土) 21:06:43.32 ID:QTEgx5bj0
 一方通行の背中から黒い『何か』が噴き出した。

一方通行「んづhふぃうあbヴあsぐいはういおぐいあああああああああ!!!!!!!!!!」

 凄まじい勢いで噴出される『ソレ』は、やがて長さ50mに渡る翼の形で安定する。

垣根「な…に…?」

 垣根帝督は驚愕に目を見開いていた。
 知らない。こんな能力はアレイスターのレポートにも乗っていない。
 一方通行の能力は『ベクトルコントロール』。
 『今存在する何かの力を自在に操る力』のはずだ。
 得体の知れない『何か』を、自らの操る『未元物質』すらかすむ『何か』を。
 生み出すことが出来るなんて、聞いていない。

垣根「そうか…そういうことかアレイスター」

 唇を歪め、奥歯をかみ締めながら垣根帝督は震える声を出す。

垣根「これを…コレを待っていたのかてめえはぁぁぁああああ!!!!」

 黒い翼が薙ぎ払われる。
 瞬殺だった。


 それはまさに『瞬』だった。



222 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/27(土) 21:21:06.55 ID:QTEgx5bj0
麦野「はぁ…はぁ…」

 麦野沈利は息を切らしていた。殴って、蹴って、踏み潰して、けれどミサカは声一つ上げない。
 麦野の顔が怒りに染まる。

麦野「ほら、鳴けよ!! 鳴けって言ってんだろ!! くそが! 今度は焼けた鉄串股に突っ込んでやろうかオイ!!!!」

 叫んで、つま先で思いっきりみぞおちを蹴り上げた。

ミサカ「こふ…!」

 ミサカの口から小さく息が漏れる。
 でも、声を出さない。
 吐き気を噛み殺し、ミサカは麦野沈利を睨みつける。

麦野「…やらないと思ってる?」

 麦野はにやりと笑った。
 部屋の隅にはドラム缶が置いてある。
 ドラム缶の中で、激しく炎が燃えている。



224 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/27(土) 21:21:59.21 ID:QTEgx5bj0
 ガラン、と麦野は燃え盛る炎の中から真っ赤に焼ける鉄棒を取り出した。

麦野「いいの? 私は『やる』人間だよ? 涙流してごめんなさいって言えば、今なら許してあげちゃうかもよ?」

ミサカ「好きにすればいいでしょう、とミサカはあなたという人間を見下しつつ吐き捨てます」

麦野「あぁ!?」

ミサカ「LEVEL5なんて粋がってみても、ミサカ一人の意志を変えることも出来ない。滑稽ですね、とミサカはほくそ笑みます」

麦野「おっけい」

 赤く焼けた鉄串に照らされて、麦野は笑う。

麦野「ブ・チ・コ・ロ・シ・カ・ク・テ・イ・ネ」



228 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/27(土) 21:27:35.62 ID:QTEgx5bj0
 完全にぶちきれた麦野沈利はその手に持つ鉄棒を何の躊躇いもなくミサカの股間に押し付けた。
 ジュウ、と肉の焼ける音が響く。

麦野「はあ?」

 焼けたのはミサカではない。
 焼けた鉄串は、ミサカに触れる直前で誰かの手に掴まれていた。
 黒いツンツン頭の少年の手が、焼けた鉄串を掴んでいた。

上条「らぁぁあぁぁああああああ!!!!」

 上条当麻の拳が麦野の顔に叩き込まれた。



229 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/27(土) 21:28:24.75 ID:8BEK/M2v0
上条さんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!



236 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/27(土) 21:30:14.41 ID:YFiINodK0
上条さん!!



239 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/27(土) 21:31:23.89 ID:DBRI7I8b0
さてさてさてさて飛距離はいくつだァ!!?



245 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/27(土) 21:34:39.64 ID:QTEgx5bj0
麦野「が…!」

 ガラン、と鉄串が落ちる。
 麦野沈利はたたらを踏んで後ろに下がる。

麦野「何ぼけっとしてやがったんだ『猟犬』!!」

 麦野は別室に、廊下に控えていたはずの『猟犬部隊(ハウンドドック)』に叱責の声を飛ばす。
 だが、返事はない。

麦野「クソが! 何簡単にやられてんのよ無能共!!」

 麦野はその能力『原子崩し(メルトダウナー)』を発現する。
 白い光が麦野と上条の間に収束する。

 ドゴン!!という轟音と裂光。

 極大の電撃が白い光を飲み込んだ。



256 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/27(土) 21:39:11.30 ID:QTEgx5bj0
 少年の一撃を受けたことでぶれていた視界がようやく戻る。
 そこで麦野沈利は知った。
 飛び込んできたのは黒髪の少年だけではない。
 いる。学園都市の『第三位』。
 常盤台の『超電磁砲(レールガン)』が、少年の後ろに立っている。

麦野「クッソが! てめえらどうやってココが…!!」

 続けざまに気付く。
 『超電磁砲』、御坂美琴のさらに後ろ。
 『ミサカ』と全く同じ姿形をした少女が、ミサカの応急手当をしている。

麦野「ミサカネットワーク…!! うざってえ真似してんじゃねえわよぉぉおおおお!!!!」



259 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /27(土) 21:46:02.94 ID:QTEgx5bj0
 麦野の前に再び光が収束する。
 制御も何もない、下手すれば自分さえも巻き込む極大の一撃。
 麦野沈利の持つ『原子崩し(メルトダウナー)』の究極。


 だが、その全ては目の前の少年の前には無力だった。


 上条当麻が『右手』を振るう。
 それだけで、たったそれだけで。
 麦野沈利の全力全開はあっけなく霧散した。

麦野「は…?」

 ゴガン、と麦野が再び吹き飛ばされる。

上条「もう…言葉もねえよ……」

 吹き飛び、床に転がった麦野を追って、上条当麻は歩を進める。

上条「もう、頭ん中が焼けちまって、かける言葉も見あたらねえ」

 ギシギシと、上条当麻は拳を握る。

上条「ふざっけんじゃねえぞクソ野郎!!!!」

 起き上がった麦野沈利を、上条当麻は容赦なく殴り飛ばした。



266 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/27(土) 21:51:45.07 ID:QTEgx5bj0
麦野「がああああああ!!!!」

 麦野は『原子崩し(メルトダウナー)』を発現させる。
 狙ったのは上条ではない。
 石造りの床だ。
 自身の足元を打ち抜いて、麦野は階下に逃れる。

麦野「くそ! 何だアイツは!! あんなわけわかんない奴に『超電磁砲』までいちゃ、不利すぎる!!」

 一階下に降り立って、麦野は即座に自分が飛び込んできた穴を撃った。

上条「うお!!」

 階下を覗き込もうとした上条が慌てて顔を引っ込める。

麦野「ムカつくけどここは出直しだ。一旦退いて、『アイテム』の総力で叩き潰してやる」

 そう吐き捨てて、麦野沈利はビルを飛び出した。



274 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /27(土) 21:56:32.94 ID:QTEgx5bj0
上条「くっそ!!」

御坂「追わなくていいわ!!」

上条「だけど!!」

御坂「今はこの子を病院につれていくことが先でしょ!!」

上条「あ…」

 御坂の悲痛な言葉に、上条は握っていた拳を開いた。

御坂妹「ひどい状態ですが、幸い命に関わることはなさそうです。もちろん、即座に医師の治療を受ければ、の話ですが、とミサカは事実を述べます」

上条「急ごう。俺が背負う」

 上条の言葉に美琴と御坂妹は頷いた。



283 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/27(土) 22:02:11.69 ID:QTEgx5bj0
麦野「は、は、は…!」

 ビルの間を縫って駆けながら、麦野は後ろを振り返る。

麦野「追ってこない…?」

 麦野は十分に注意して追っ手がいないことを確認し、足を止めた。

麦野「いった…! くそ、あの野郎、女の顔を容赦なく殴りつけやがって」

 ブツブツと愚痴りながら、麦野は携帯電話を取り出す。
 同じ『アイテム』のメンバーに電話して、迎えを頼むつもりだった。

麦野「滝壷なら隠れててもすぐに私の居所をわかってくれるでしょ。走って帰るなんて冗談じゃないし」



 だが。

 電話は繋がらない。



285 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/27(土) 22:08:56.06 ID:QTEgx5bj0
麦野「なんで…?」

 麦野はその顔に焦りを浮かべて携帯電話を操作する。
 だが、ダメだ。

 誰にかけても、電話は繋がらない。
 救いの糸は、繋がってくれない。

 『何か』が携帯電話の電波を阻害している。
 その何かが、『原子崩し』の麦野沈利にも分からない。

麦野「何…? 何が……」


 ドン! 大地が揺れた。
 麦野沈利の目の前に、白い白い、どこまでも真っ白な学園都市第一位が降り立った。

麦野「アクセラ…レータ……」

 麦野は少年の名を呼んだ。
 一方通行であるはずの少年は、その声に応えない。

一方通行「あぎゃァはははハハはははははハハハははハははははハハハハはははは!!!!」

 一方通行の背中から、黒い翼が噴出した。



288 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /27(土) 22:11:07.66 ID:/iBF1GJh0
オワタ



287 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/27(土) 22:10:58.22 ID:6sP8yOKMP
麦のん逃げてー!



289 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /27(土) 22:11:31.94 ID:yXtvckyX0
さようなら

さようなら




293 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/27(土) 22:13:59.15 ID:QTEgx5bj0
麦野「あ…あ…」

 麦野沈利はその場に膝を着いた。
 立ち並んでいたビルはあっという間に吹き飛び、あたりは荒野と化した。
 瓦礫の山の中で、麦野はただ呆然と目の前の『何か』を見上げている。

 麦野沈利は奪う側の人間だ。
 麦野沈利は自身の死を恐れない人間だ。
 たとえ自分を上回る圧倒的な力を前にしても、心の折れない強い人間だ。


 力ではない。
 もっと別の何か。


 それが、そんな麦野沈利の『心の在り方』そのものを押しつぶした。



302 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/27(土) 22:19:12.58 ID:QTEgx5bj0
麦野「ごえん…なさい……」

 ぼろぼろと麦野の目から涙が零れる。
 ひっくひっくと嗚咽を漏らすその姿は、親に叱られて涙する少女のようで。

麦野「わたしが、ぐす、わるかったです、ひっく、だから、だから」

 温かい液体が、麦野のはくスカートに染み出した。

麦野「ゆるして…ゆるひてくらはい……!」

 涙で顔をぐしゃぐしゃにした麦野沈利を不思議そうな顔で見下ろす一方通行。
 しばらくそうして麦野沈利を見下ろしていた彼は。




一方通行「ぎゃは」

 とても無邪気に、とても醜く、笑った。



305 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/27(土) 22:20:00.26 ID:UfCBaETJ0
麦野…来世で幸せにな



308 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/27(土) 22:20:50.43 ID:nos/k67h0
>温かい液体が、麦野のはくスカートに染み出した。

うおぉおぉぉぉおおおぉぉ!!!!!!!!




310 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/27(土) 22:22:57.46 ID:+RsPqtdc0
この麦のんを抱きしめたい



295 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/27(土) 22:14:06.11 ID:spMv+klY0
むぎのん今まで楽しかったよ



301 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/27(土) 22:19:01.37 ID:nos/k67h0
※既に俺がむぎのんの下半身を回収するべく現場に待機してます



307 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/27(土) 22:20:39.64 ID:DBRI7I8b0
ていとくんは陰毛くらいは残ってるだろうか



312 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /27(土) 22:25:33.61 ID:QTEgx5bj0
 黒い翼が吹き荒れる。
 辺りを荒野に変えて、なお飽き足らず、周囲の全てを塵と化す。
 麦野沈利は千切れ飛んだ。
 そう表現するしかなかった。

一方通行「ぎゃは、ぎゃはははははははは!!!!」

 その破壊の翼を振り回す一方通行は、ただただ笑う。
 何が面白いのかも分からず。
 自分が何をしたかったのかも分からず。

一方通行「ゼンブ…ゼンブゼンブゼンブぶっコワレっちまえよォ!!!!」

 やっと吐き出した人間の言葉は、そんな程度のものだった。



315 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/27(土) 22:26:38.92 ID:DBRI7I8b0
ハリケーンミキサー(^o^)/



316 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /27(土) 22:26:59.22 ID:q8E9Yj0i0
麦のん・・・



319 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/27(土) 22:27:38.41 ID:nos/k67h0
は、早く回収するんだお前ら!!!!



320 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/27(土) 22:28:09.96 ID:92mhqlpK0
顕微鏡とピンセットを用意しなきゃいかんな



324 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /27(土) 22:29:29.94 ID:/iBF1GJh0
じゃあ俺は暖かい液体を回収するか



326 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/27(土) 22:30:00.29 ID:QTEgx5bj0
「ばっか野郎が……」

 そんな彼に、瓦礫の向こうからかけられる声がある。
 黒いツンツン頭の少年が、一方通行の元へと向かう。

 彼は怒っていた。
 噴出した黒い翼は、彼が居たビルをも吹き飛ばしていた。
 ビルに居た4人は皆無事だ。
 だがそれは、上条当麻が黒い翼を受け止めたからだ。
 御坂美琴が降ってくる瓦礫を逸らすことができたからだ。
 つまり、もし彼らがその場にいなかったら。


 ミサカと呼ばれた少女は死んでいたのだ。

 他ならぬ、一方通行の手によって。



339 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/27(土) 22:36:52.54 ID:QTEgx5bj0
 上条当麻は、そのことが許せない。

上条「なに履き違えてんだよ。ふざけんな。全部ぶっ壊れろだと? ふざけんなよ馬鹿野郎」

 上条当麻は拳を握る。

上条「テメエは何でそう思った。テメエは一体何をぶっ壊したかったんだよ」

 一方通行は動きを止めて、キョトンと上条当麻を見つめている。

上条「『あいつ』を…『あいつら』を傷つける何かを壊したかったんだろッ!!!! それを、『あいつら』に向けてんじゃねえ!! 馬っ鹿野郎!!!!」

 上条当麻は駆け出す。
 一方通行は笑う。

上条「オマエにはあの時のことを謝ってなかったな。でももう謝るのはやめだ」

 振るわれた黒い翼を、上条当麻はその右手で受け止めた。

上条「代わりに、俺がオマエを止めてやる」



341 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/27(土) 22:38:11.04 ID:QTEgx5bj0
ぎゃふう すまん 休憩だ
おっせえ晩飯食ってくる



343 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /27(土) 22:40:07.61 ID:/iBF1GJh0
いってら
俺は肉片回収作業でもしてまつとするか




327 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/27(土) 22:30:13.73 ID:+RsPqtdc0
この麦のんは俺が回収した
千切れ飛んでもかわいいよ麦のん




331 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/27(土) 22:31:29.67 ID:DBRI7I8b0
舌げっと



336 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/27(土) 22:36:02.67 ID:0Bv2GiNu0
お前ら肉片も愛せんのかよwwwwwwwwwww



346 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /27(土) 22:42:19.01 ID:cp6jsE2EO
お前ら拾った肉片でクローン造るなよ



350 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/27(土) 22:44:08.62 ID:nos/k67h0
おっぱい見つかったぞー!



353 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /27(土) 22:45:00.86 ID:41ibfzzli
お前ら麦のんにばっかり群がってるが、誰か忘れてないか?
ていとくんと一緒に行動してた女のことを…




358 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /27(土) 22:47:20.30 ID:/iBF1GJh0
ブラとケツ肉ゲットぉぉぉ



360 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/27(土) 22:49:18.21 ID:cp6jsE2EO
この現在のそげぶシーンの後ろではお前らがせっせと肉片を拾ってるの?



362 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/27(土) 22:50:12.14 ID:/iBF1GJh0
>>360
うん、
スカートゲット




365 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/27(土) 22:51:00.29 ID:6sP8yOKMP
とりあえず麦のんの髪を手にいれたのでこれから体細胞クローン作りに行ってくる



366 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/27(土) 22:51:53.94 ID:JJpLWFPY0
やめろwwwww



367 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /27(土) 22:53:22.65 ID:cp6jsE2EO
チャバネのDNAとか誰得



450 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/27(土) 23:58:55.28 ID:QTEgx5bj0
一方通行「ぎゃは! ぎゃはは!!」

 黒い翼が上条当麻に襲い掛かる。
 だが、効かない。
 学園都市第二位の『未元物質』を粉砕し、学園都市第四位の心を押しつぶしたその翼も。
 上条当麻の『幻想殺し』を殺せない。

上条「があああああああああ!!!!」

 上条はその右手を迫りくる翼に叩きつける。
 翼は一瞬砕け、しかし即座に繋がり再生する。
 効いていないのはこちらも同じ。
 全ての『幻想』を打ち砕く『幻想殺し』が、一方通行の絶望を殺せない。

上条「認めねえ…!」

 一方通行の背中から噴き出す二枚の翼が螺旋を描き、絡み合う。
 ハンマーのように叩きつけられたソレと、上条当麻の右手がぶつかり合う。
 途方もないその威力。その質量。
 一瞬すら粉砕できない。『幻想殺し』と『黒い翼』が拮抗する。



454 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 00:08:25.18 ID:famn4LNg0
上条「認めねえぞ…! お前の絶望は幻想だ、幻想のはずなんだ!! なら、俺の右手で殺せないはずがあるかぁーーー!!!!」

 ビリ、と上条当麻の右腕が裂けた。
 しかし裂け目からは血が噴き出さない。
 代わりに出てきたのは鱗。
 蛇のようにも見えたそれは、竜。
 まるでセミの脱皮のように、上条当麻の右腕を繭として生まれでたそれは『竜王の顎』。
 全ての幻想を食らい尽くす『ドラゴン・ストライク』。

上条「おおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!」

一方通行「がァァァァああああああああああああああ!!!!!!!!」

 『竜王の顎』が黒翼を食らう。
 『黒翼』が竜王を叩き伏せる。
 光の奔流が生まれた。
 目を開けていることさえ困難な光の中で、上条当麻と一方通行は互いから目を逸らさない。

 激突。爆裂。そして――静寂。


一方通行「ぎゃは」


 静寂を切り裂いたのは、壊れた絶望の笑みだった。



455 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 00:09:35.81 ID:17gkanaw0
これはなんという超展開



457 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /28(日) 00:10:47.27 ID:H0NdSMHZ0
ええええええええええええ



458 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 00:11:45.06 ID:jHbAShdFP
まさかここで竜王の顎が来るとは



462 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 00:14:26.33 ID:famn4LNg0
 上条当麻は崩れ落ちていた。
 右手から生まれた竜は既にその姿を消している。

一方通行「ぎゃは、ぎゃはは」

 ボロボロの翼を引き摺って、一方通行は歩き出す。
 どこに行くのかも決めないまま。
 どこに行っていいのかもわからないまま。

ミサカ「待ってください、とミサカはあなたを引き止めます」

 背後から聞こえてきた声に、一方通行はピタリと足を止めた。
 振り返る。
 片腕を失くしたミサカが、本当にぼろぼろになったミサカがそこにいる。
 見たくなかった。
 現実を突きつけられたくなかった。
 だから、一方通行はさっきまでのように翼を振るって、全てを消し去ろうとして。


 でも、ボロボロの翼はピクリとも動かなかった。



471 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 00:20:10.80 ID:famn4LNg0
ミサカ「ミサカは何も言いません。ありがとうも、ごめんなさいも、何も言いません」

 ミサカは一方通行に歩み寄る。
 恐れていない。
 この少女は、一方通行を欠片も恐れてはいない。

ミサカ「何故ならミサカは転んだだけだからです。ミサカの負ったこの傷は、全てあなたと関係ない所で出来た傷なのです」

 ミサカと一方通行の距離が無くなる。
 怯えたように下がろうとする一方通行の手を、ミサカは残った腕で優しく握り締めた。

ミサカ「ですが、たったひとつだけ言わせてください」

 ミサカは無くなった左腕をチラリと見て。
 それからにっこりと笑って言った。

ミサカ「お揃いですね、とミサカはあなたに微笑みかけます」



472 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 00:21:24.30 ID:Sqns7zMT0
正ヒロインはミサカだった・・・!



473 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 00:21:32.78 ID:RdQIOgaW0
うわああああああああああああああああああああああああああああああああ



474 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 00:21:47.50 ID:ridybGHCO
ミサカに感動した



485 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 00:25:22.11 ID:famn4LNg0
 どさ、と一方通行は背中に重みを感じた。
 視線を向ける。
 ぴょこん、と飛び出たアホ毛が揺れた。

打ち止め「やっと追いついた。もう、速過ぎだよってミサカはミサカは頬を膨らませてみる」

 打ち止めが、一方通行の首に後ろから抱きついている。

打ち止め「守ってくれてありがとう。もう大丈夫。みんな無事だよ、ってミサカはミサカはいい子いい子してみたり」

 打ち止めが一方通行の頭を撫でる。
 一方通行の瞳に光が戻る。



 ぺたん、という足音がした。
 光の戻った一方通行の視線の先で。
 白い修道服の少女が笑っている。



501 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /28(日) 00:30:08.50 ID:famn4LNg0

インデックス「お腹がすいたんだよ」

一方通行「そォか」



インデックス「ご飯くれると、うれしいな」

一方通行「…あァ……」



インデックス「だから、帰ろ! あくせられーた!!」

一方通行「…おォ」




一方通行「帰るか。俺達の部屋に」

 一方通行の言葉に、三人の少女は嬉しそうに頷いた。



503 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 00:30:33.63 ID:Sqns7zMT0
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお



505 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /28(日) 00:30:56.96 ID:peuf8w1A0
おっしゃあああああああああ



511 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /28(日) 00:33:08.75 ID:H0NdSMHZ0
ヒロインたちパネェえええええええええええ



520 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 00:37:06.35 ID:famn4LNg0
 窓の無いビルで、『人間』アレイスターは笑っている。
 彼がこんな風にはっきりとわかる表情を作るのはとても珍しいことだ。

アレイスター「まさか『一方通行』のみならず、『幻想殺し』まで覚醒するとは。これで236のステップを短縮できる」

??「しかし、良かったのですか? 『第二位』と『第四位』の損失は笑って見過ごせるものでは……」

 アレイスターに報告を告げる男は、苦虫を噛み潰した顔になる。
 しかしアレイスターはあくまで飄々としていた。

アレイスター「なに、彼らの脳は回収できたんだろう?」

??「それはまあ、なんとか」

アレイスター「なら問題はあるまい。重要なのはあくまで『未元物質』であり『原子崩し』だ。その入れ物が『垣根帝督』である必要も、『麦野沈利』である必要もあるまい?」

 男は背筋に嫌な汗が流れるのを感じた。
 闇の世界に身を置いて久しいこの男でも、目の前の『人間』も底は見えない。

アレイスター「楽しくなってきた。なあ、君もそう思うだろう?」



524 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 00:39:18.74 ID:clAJEfWc0
冷蔵庫二台お持ちしましたー



525 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 00:39:36.43 ID:Sqns7zMT0
おいお前ら、むぎのんの脳みそ回収してなかったのかよ



526 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 00:39:41.66 ID:ridybGHCO
お前らちゃんと回収しろよ



530 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /28(日) 00:40:59.29 ID:rz+achDa0
お前らと暗部の奪い合いか



535 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 00:42:55.00 ID:ridybGHCO
待てよ、という事はこの中にアレイスターと繋がっている奴gあばばばばbbbbbb



537 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 00:44:13.24 ID:famn4LNg0
 インデックスが目を覚ましたのは、病院だった。
 学園都市第二位の『未元物質』の直撃を受けていた彼女は、やはり誰よりもダメージを受けていて、『あの後』すぐに気を失ってしまったのだ。

インデックス「ここは…」

打ち止め「よかった、目が覚めた! ってミサカはミサカはほっと一息ついてみる!!」

ミサカ「ここは病院ですよ、とミサカはあなたの疑問に親切に答えてやります」

 インデックスは辺りを見回す。
 そこにいたのは、打ち止めとミサカだけではなかった。
 黒いツンツン頭の少年も、ビリビリ電気を飛ばす短髪も、ミサカそっくりの『御坂妹』も心配そうにインデックスを覗き込んでいる。


 でも、そこには彼がいなかった。

インデックス「あくせられーたは? あくせられーたは、どこ?」

 誰も何も答えない。
 打ち止めがぐすぐすと泣き出した。

インデックス「うそ…」



549 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 00:49:53.56 ID:famn4LNg0
ミサカ「ミサカ達を病院に運んでから、あの人は姿を消しました。学園都市内に残る『妹達』を総動員して行方を追っていますが、まだ……」

インデックス「うそ!!!!」

 インデックスは叫ぶ。
 打ち止めは泣き崩れる。
 ミサカは唇をかみ締める。

 けれどもそれは、もう彼には届かない。
 彼女達がどれほど叫んでも、どれ程彼の名を呼んでも。

 闇の底に消えた彼には―――もう届かない。

インデックス「うそだあぁぁあああああああ!!!!!」





 つまりはそれが、一方通行の結論だった。



539 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 00:45:35.40 ID:ridybGHCO
おいやめろ



540 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 00:45:58.48 ID:Vq2D9wgW0
やっぱり突き落とすのかお前は・・・



560 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 00:55:33.02 ID:famn4LNg0
 ――エピローグ。


 あれから三日が経った。
 あれだけの大事件の後でもいつもと変わらぬ街の喧騒の中を、上条当麻は歩く。

上条「結構派手にやってたはずなのに、ニュースにもならない、か。やっぱり狂ってるな、この街は」

 上条は歩く。
 既に日は沈み、夜の帳が下りる時間。
 上条当麻は部屋に戻ろうともせずぶらぶらと歩いている。



568 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 01:00:38.75 ID:famn4LNg0
 夜の闇の中を、上条当麻は歩く。
 既に街の喧騒を抜け、辺りはひっそりと静まり返っている。
 街の明かりすら届かぬそこは、三日前に荒野と化したあの場所だった。

上条「…やっぱ、結構な惨事だよな。俺よく生きてたな」

 上条はしばらくそのまま立ち尽くしていた。
 別に、暇なわけではない。
 上条は暇だからといってこんな所を散歩する趣味を持ち合わせてはいない。
 彼は人を待っていた。

「よォ」

 かけられた声に振り向く。
 闇の中に、真っ白な少年が立っていた。



569 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 01:01:25.16 ID:clAJEfWc0
!!!



572 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 01:01:39.81 ID:ridybGHCO
きたぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁあ



581 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 01:06:11.27 ID:famn4LNg0
上条「人を呼びつけておいて、待たすなよ」

一方通行「ハ、チンケなことでぐじぐじ言ってンじゃねェよ」

上条「で、一体何の用だよ。こんなところまで人を呼んで」

一方通行「わかってンだろォが」

 一方通行は吐き捨てるように言った。

一方通行「アイツ等のことだよ」

 一方通行をじっと見据える上条の目は冷たい。

上条「一応考えてはいたんだな、あの子達のこと」

一方通行「偽善丸出しのテメエなら頷いてくれンだろ。アイツらのコトよろしく頼むわ」

上条「はあ?」



583 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 01:07:39.91 ID:Sqns7zMT0
なん・・・だと・・・



594 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 01:13:25.55 ID:famn4LNg0
上条「おい、ふざけんなよ」

一方通行「ふざけちゃいねェよ。テメエはどうせあンな弱者見てっと放っておけねェクチだろが」

上条「その口を閉じろコラァ!!」

 上条は一方通行に掴みかかる。
 しかし一方通行の『左手』はあっさり上条を叩き伏せ、地面に押し付けた。

一方通行「頼むわ」

上条「く…そ…!! お前!! あの子達がお前が消えた後どんな顔してたか知らねえのかよ!!」

一方通行「知らねェよ。見てねェからな」

上条「あの子達は今でもお前の部屋でお前を待ってるんだ! いつ帰って来てもいいように、なるべく外にも出ないで、ずっと待ってんだぞ!!」

 一方通行が押し黙る。
 上条の荒い息だけが聞こえている。

一方通行「…ソイツは不健康なこった。オマエがウォーキングでも連れてってやったらどォだ?」

上条「…!! てめぇぇぇええええええ!!!!」

 上条は一方通行の左手を振り払い、立ち上がった。



605 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 01:20:13.35 ID:famn4LNg0
一方通行「不健康ですむなら安ィモンだろが」

上条「なんだとぉ…!!」

一方通行「俺の周りにいちゃ命が無くなっちまうからな」

 一方通行は自嘲する様に呟いた。

一方通行「今回の件ではっきり分かった。よォやく自覚した。一万人殺して、大したクソだと思ってたがそンなモンじゃねェ」

 一方通行は笑いながら続ける。

一方通行「『一方通行(オレ)』が抱える闇は深すぎる。何しろ自分で底が見えてねェンだからな」

一方通行「戦場の中で、どっから敵が撃ってくンのかもわっかンねェのに、俺はボーっと突っ立ってるしかねェのさ」

 上条は、じっと一方通行の言葉を聞いている。
 彼は今、初めて自分の本心を誰かに明かしているのだ。



608 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 01:27:06.67 ID:famn4LNg0
一方通行「それでもよォ…俺一人ならイインだわ。どっから弾が飛ンでこようが、俺の能力なら全部弾き返せる」

一方通行「でも、誰かが周りにいちゃダメだ。ソイツらは絶対に巻き込まれちまうンだよ」

一方通行「だから俺の周りには誰も居ちゃいけねェ。俺は誰もいない闇に潜るしかねェのさ」

 そこまで喋りきってから、一方通行は息をつく。
 一息ついたというよりは、ため息に近かった。

一方通行「なァヒーロー、教えてくれよ」

 一方通行は笑っていた。
 でも、もしかしたら彼は、泣き方を知らないだけなのかも知れなかった。
 それくらい、今の彼は弱々しかった。

一方通行「俺は何か間違ってンのかよ?」

 一方通行の言葉を全て受け止めて。
 それでも、上条当麻は強い眼差しで一方通行を射抜く。

上条「ああ、間違ってるね」

 上条当麻は、はっきりとそう言い切った。



619 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 01:36:00.73 ID:famn4LNg0
 その言葉に一方通行は激昂した。
 『左手』が唸る。上条当麻を殴りつける。
 それでも上条はすぐに立ち上がってみせた。

上条「でも、出会っちまったんだろ?」

 上条は右手を握り締める。

上条「そうやって自分の人生を犠牲にしても守りたい奴らに、お前は出会っちまったんだ」

 駆け出す。その拳を一方通行に叩きつける。
 彼に取り付く『幻想』を打ち砕くために。

上条「なら…途中で放り出してんじゃねえよ!! 『最強』なんだろうがお前は!!!!」

一方通行「買いかぶってンじゃねェェェええええええええ!!!!」

 一方通行の『左手』が拳を握る。

一方通行「テメエの記憶力はサル以下か!? 結果はもォ出ちまってンだよ!!」

 一方通行は上条当麻に握った拳を叩きつける。

一方通行「五体満足で救えたのはクソうるせェマセガキだけだ!! 物好きなアホガキは片腕を失くした!! 飯を食うしか頭にねェバカガキはもう少しで死ぬトコだった!!」

 一方通行の感情が爆発する。

一方通行「俺の手じゃ届かねェンだよォォォォおおおおおおお!!!!!!」



632 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 01:43:08.62 ID:famn4LNg0
 一方通行の『左手』を受けて、しかし上条当麻は倒れない。
 もう、膝をつきもしない。

上条「足りねえ分は、俺が補う」

一方通行「…なにィ?」

上条「今度は俺も最初から居る。何の能もねぇLEVEL0だけど、壁になることくらいは出来る!! だから!!!!」

 上条は拳を握る。
 今までよりも強く、強く。
 その顔に、力強い笑みを浮かべて。

上条「あの子達を捨てんな!! 一方通行(アクセラレータ)!!!!」

 渾身の『幻想殺し』を一方通行に叩き付けた。



646 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 01:51:57.25 ID:famn4LNg0
 一方通行は数歩後ずさる。
 一方通行と上条の間に、少しの距離が生まれる。

一方通行「ハ、クハハ……」

上条「へ…へへへ…」

一方通行「ぎゃっはっは!! 笑わせンなよ!! テメエのペラッペラの善意なンざクソの役にも立ちゃしねェよ!!」

上条「おいおい、俺にあの子達を任せようとしたのはお前じゃねえかよ」

一方通行「そりゃ陽だまりの世界での話だ。『コッチ』にくりゃァテメエなンぞ瞬殺だよ」

 一方通行はケタケタ笑う。それはもう、いつもの彼の笑い方だった。
 一方通行の赤い瞳に力が戻る。

上条「なら、試してみるか?」

一方通行「図に乗ンな」

 不敵に笑いながら、一方通行は思う。

 まいった。確かにこの馬鹿の善意を当てにしていたことは認めるが――

 ――ここまで底無しだとは思わなかった。



649 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /28(日) 01:54:11.89 ID:ridybGHCO
測り損ねたな、一方さン



650 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 01:56:00.29 ID:WPFlL0cVP
対話してる感じがするな
20巻のは一方さんは八つ当たり
上条さんはそれまでの経過も知らず、興味もなく、上から説教モードだったし




653 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 01:59:43.89 ID:famn4LNg0
上条「確かめてみろ!! 最強ぉぉぉぉおおおお!!!!」

一方通行「思い知らせてやるぜ、三下ァァあああ!!!!」

 上条当麻の右手から『竜王の顎(ドラゴン・ストライク)』が発現する。
 一方通行の背中から『黒い翼』が噴出する。

上条「おあああああああああああああああ!!!!!!」

一方通行「るあああああああああああああ!!!!!!!」

 噛み砕き、薙ぎ払い、食い破り、締め付ける。
 『竜王の顎』が『黒翼』を食いちぎる。
 『黒翼』が『竜王の顎』を寸断する。

 霧となり散る二つの力。
 残ったのは生身の体二つのみ。

一方通行「おらァ!!!!」

 『左手』に残った全ての力を込めて、一方通行は上条を殴りつける。
 上条当麻は倒れない。

上条「こんな時くらい、自分の拳で来い馬鹿野郎!!!!」

 一方通行は、盛大に吹き飛んで、地面に仰向けに転がった。



657 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 02:06:40.35 ID:famn4LNg0
 仰向けに転がったまま、一方通行はしばらくぼぅっと空を眺めていた。

上条「目は覚めたかよ」

 上条の言葉を受けて、一方通行は体を起こす。
 指で奥歯を触る。どうやらまだついているようだ。

一方通行「おォ、テメエの『目覚まし』も中々効くなァ」

上条「人の本気の拳を『目覚まし』扱いされちゃ、流石の上条さんもちょっと自信喪失ですよ」

一方通行「褒めてンだぜ、素直にな」

 そうだ。効いた。完全に目が覚めた。


 何を目ぼけていたンだろうな俺は。
 世界の隅っこで子ウサギみてェにガタガタ震えンのは俺の役割か?
 そうじゃねえ。

一方通行「それは俺を敵に回した馬鹿の役割だろォが」



659 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 02:08:21.42 ID:Sqns7zMT0
一方さんがかっこよすぎて生きてるのが辛い



660 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /28(日) 02:08:36.54 ID:ridybGHCO
そげぶったのか



662 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 02:09:02.50 ID:+6EUR7Ac0
ごめん、やっぱ上条さんヒーローだったわ



664 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /28(日) 02:09:20.30 ID:H0NdSMHZ0
二人ともかっこいいお



665 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 02:10:14.20 ID:famn4LNg0
上条「調子出てきたな、最強」

一方通行「他人事みてェに笑ってンな。吐いた唾は飲めねェぞ三下ァ」

上条「望むところだよ」

 顔を見合わせて、二人は笑う。
 共に並んで、歩みだす。


 ――さあ、覚悟しろ愚者共よ。

 全ての悪夢を跳ね返す『最強』と。
 全ての悪夢を打ち砕く『最弱』を。

 お前たちは敵に回したのだ。



672 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 02:13:57.44 ID:famn4LNg0



 ここで、ここまで彼らの物語を追ってきた諸君らに詫びよう。

 これは語り部のミスだ。



 『エピローグ』などとんでもない。

 これからが始まりだ。これからこそが始まりなのだ。


 ヒーローによる逆転劇の。

 悪党による殺戮ショーの。


 ―――開幕だ!!!!





676 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /28(日) 02:15:03.77 ID:H0NdSMHZ0
ひょおおおあああああああああああああかっけえええええええええええええ



675 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 02:15:00.10 ID:gbM+q4O40
続編フラグktkr



677 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 02:15:16.30 ID:CcQilA560
当然。有言実行だ。



681 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /28(日) 02:15:50.04 ID:ridybGHCO
fooooooooooooooo!!!!!!



689 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 02:18:19.07 ID:famn4LNg0


 目の前に広がる摩天楼を不敵に睨みつけて、一方通行は右手を伸ばす。
 そのビル群を握りつぶすように、拳を握る。

一方通行「潰すぜ、『学園都市』」

 そう宣言して、学園都市最強のLEVEL5は笑った。



691 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /28(日) 02:18:28.89 ID:6nmR/bDKO
めっちゃスクライド思い出した



693 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 02:19:04.67 ID:/NT0Sigr0
最高にクセェ台詞だなぁオイ!



699 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 02:21:30.98 ID:Vq2D9wgW0

 そ し て 立 ち は だ か る 小 萌 先 生


700 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 02:22:36.98 ID:2q8/nEHs0

   怒 濤 の 課 題 に 上 条 は 



701 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 02:23:52.60 ID:ridybGHCO
一 万 体 の 麦 の ん ク ロ ー ン



703 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /28(日) 02:24:26.63 ID:h7f5lcLt0

         た  ま  ら  ず  射  精



704 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 02:24:27.50 ID:Sqns7zMT0
やめろお前らwww



706 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 02:26:08.73 ID:famn4LNg0
○ホントのホントにエピローグ

上条「いやー、なんかばっちり決めちゃったとこ悪いんだけど」

一方通行「あン?」

上条「一方通行さんは、まずはごめんなさいしなきゃいけないんだよね」

一方通行「何ニヤニヤしてン…だ…」

 一方通行は気付く。ニヤニヤ笑う上条当麻の手には携帯電話が握られている。

一方通行「待てテメエコラどこに電話かけやがった」

上条「言わなくてもわかると上条さんは思うのですが?」

一方通行「ざけンな勝手な真似すンな俺は消えっかンな!?」

上条「先手必勝!!」

 上条の右手からまた『竜王の顎』が現れた。
 心なしか若干げんなり顔の竜王は、一方通行の体をぐるぐると優しく締め付ける。

上条「能力使えないだろ? 大人しく待っとけって」

一方通行「ざけンな!! 離せ!! 離せェェェええええ!! テメエ、ヒーローのすることじゃねェぞこりゃァ!!」

上条「いや、っていうかヒーローってお前が勝手に言ってるだけじゃん? 上条さんは知りませぬ」

一方通行「ちくしょォォォおおおおお!!!!」



710 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 02:27:45.98 ID:17gkanaw0
伸びるのかよアレww



711 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 02:27:47.97 ID:H0NdSMHZ0
竜王さんお疲れ様です!



716 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 02:30:17.58 ID:famn4LNg0

 ――やがて。

 三人の少女がそこに現れた。


 一方通行の姿を認めると、三人はいっせいに駆け出して。

 3つの影と、一方通行の影が重なった。


 

 んで。
 ガリっといい音がして。
 一方通行の叫びが夜空に響くのだった。


                ―おしまい―



717 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /28(日) 02:31:02.92 ID:2RWE8UNs0
かまれたwwwwwwwwww



720 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /28(日) 02:31:12.95 ID:ridybGHCO
乙!!!!!!!



731 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 02:34:25.82 ID:famn4LNg0
よっしゃ 何とか終わった
最初に書いてるけどこのネタで書くのはこれが最後さ 続編はありませぬ
だって原作であれいすたんがどんな思惑で動いてるのかまだはっきりしてないからこっから書きようないもん
しかし禁書でSS初めて書いてみたけど いいわー
一方さんいいわー すごい書きやすい 書いてて楽しい
インデックスは書けば書くだけ好きになる不思議なキャラだった
お前らマジで名前呼んでやれな

そして麦のん死亡後の流れをみて ああ日本はマジで終わったのかも知れないなって思った



727 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /28(日) 02:32:54.20 ID:hjOsxkxc0


よおおおし次はどたばた日常パートだな!!!!!




730 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 02:33:31.12 ID:yLH7Zz2W0
乙!!

 VSアレイスター待ってます!!




742 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 02:36:23.89 ID:CcQilA560
日本の強さは変態にあり



757 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /28(日) 02:48:50.56 ID:ridybGHCO
麦のん回収パーツ
・髪
・おっぱい
・下着
・舌
・頭
・指
・染み付きスカート
・ケツ肉
・黄金水
驚いた事は子宮を回収した奴がいないと言う事日本はまたまだ大丈夫だ




761 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 02:50:34.13 ID:Om/BMEU/0
ムハー
頭と乳はもらったんだが
まだ余ってるようだし内臓器官の一部をもらっていくわ、どこかは聞くな




763 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 02:52:40.62 ID:ridybGHCO
腎臓って二つも要らなくね?だから俺がもらってもよくね?



785 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/28(日) 10:39:22.08 ID:Re4VlFRp0
お疲れ
いいシリギャグ比だった





次→インデックス「好きだよ、あくせられーた」一方通行「… はァ?」



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禁書目録SS   コメント:14   このエントリーをはてなブックマークに追加
コメント一覧
3447. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2011/02/13(日) 20:02 ▼このコメントに返信する
肉片回収はアレだ

















駄目だ、擁護できねえ
3448. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2011/02/13(日) 20:44 ▼このコメントに返信する
インデックス、何度でも名前で呼んでやるってばよ
3449. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2011/02/13(日) 20:50 ▼このコメントに返信する
すげー面白いのに惜しむらくは
なんで打ち止めもメインヒロインにしちゃったんだよ
せっかく原作とは別の一方通行だったのにもったいねぇ
3450. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2011/02/13(日) 21:03 ▼このコメントに返信する
すげぇ面白かった
もうお終いかこのシリーズ
読者が話にリンクするとは斬新過ぎだ
カッコいい作品の後ろでナニやってんだよw
3451. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2011/02/13(日) 21:06 ▼このコメントに返信する
カエルのお医者様でも左腕無理だったのか…全快してほしかったぜ
電撃で義手自在に操作出来んのかな?麦野達をミサカでは倒せなかったのかな
エグイ
3452. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2011/02/13(日) 22:11 ▼このコメントに返信する
ノコギリで切断面グチャグチャにされたらくっつけられないんだろうな
3455. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2011/02/13(日) 22:47 ▼このコメントに返信する
カエル顔の石屋「誰だ!?私は」
3456. 名前 : 名無し◆JalddpaA 投稿日 : 2011/02/13(日) 22:53 ▼このコメントに返信する
ここからほぼ一年後の先週に完結編が投下されたってわけか……
3457. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2011/02/13(日) 23:03 ▼このコメントに返信する
完結編はマジ熱い
原作あれでいいだろってレベル。
という事で最後まで編集お願いします。
3465. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2011/02/14(月) 01:11 ▼このコメントに返信する
完結変読みたいです…
5378. 名前 : 名無し@SS好き◆mQop/nM. 投稿日 : 2011/03/29(火) 17:48 ▼このコメントに返信する
一万体の麦のんクローン

たまらず射精

で爆笑したww
5440. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2011/03/31(木) 12:38 ▼このコメントに返信する
こういっちゃあ何だが作者のみのSSの方がやっぱ楽しめるわ俺
制速まとめみたいな感じの。
ところどころのあまりにも程度が低いレスのせいで面白さ40%減だわ

まあ自分で作りゃ早いんだけど
20412. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2012/04/10(火) 17:19 ▼このコメントに返信する
>ミサカは無くなった左腕をチラリと見て。
>それからにっこりと笑って言った。
>ミサカ「お揃いですね、とミサカはあなたに微笑みかけます」

ゴンさん思い出して笑ってしまった
40261. 名前 : 名無し@SS好き◆- 投稿日 : 2013/12/13(金) 02:59 ▼このコメントに返信する
どんな幻想も打ち砕く上条でも怒涛の課題には勝てないからな・・・
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