1:
◆vjL2n8e6dc 2015/11/09(月) 11:54:00.03
ID:O6Ij8rtE0
ネロ「なぁ、マスターよ」
ぐだ子「?」
ネロ「任務で余を選んだことは良い。むしろ好ましいことだ!」
ぐだ子「うん。ありがとう」
ネロ「だがな…なぜだ」
ぐだ子「?」
ネロ「なぜこのような奴と共になのだ!?」
スパルタクス「おぉ!圧制者よ、汝を抱擁せん!」
ネロ「なぜなのだぁぁぁぁぁ!!」
2:
◆vjL2n8e6dc 2015/11/09(月) 12:01:40.80
ID:O6Ij8rtE0
ぐだ子「それはほら、うちにいるバーサーカーが彼だけだから…」
ネロ「納得がいかぬぅぅ」ジタバタ
スパルタクス「いくぞマスター!!今こそ反逆の時」
ぐだ子「う、うん。ほら、ネロもいこ?」
ネロ「納得がいかぬ」ガルルル
スパルタクス「いざゆかん、我らが闘技場へ!」
マシュ「あ、ここにいたんですね先輩。レイシフトの準備はできてますよ」
ぐだ子「ありがとうマシュ」
3:
◆vjL2n8e6dc 2015/11/09(月) 12:07:20.57
ID:O6Ij8rtE0
【ローマ】
ネロ「おぉ!懐かしき我が都ではないか!」ヒョコ
ぐだ子「今日はここでゴーレム狩りをしたいと思います」
マシュ「ゴーレム狩り、ですか」
スパルタクス「あぁ、この時をいつから待ちわびたことか。圧制者たちに反旗を翻そうではないか!!」
ネロ「ふふん♪すべて余に任せるがよい!」タタタ
マシュ「あ、ネロさん待ってください!」
4:
◆vjL2n8e6dc 2015/11/09(月) 12:13:41.06
ID:TRVrJPF5O
【戦闘中】
ぐだ子「うぅ、中々八連双晶が出ない」
マシュ「ふぅ……少し休憩にしましょう先輩」
ネロ「どうだマスター!余の力を見たか!」
ぐだ子「ありがとう、ネロ」ナデナデ
ネロ「くるしゅうない、もっと褒めよ♪」
マシュ「そういえば、スパルタクスさんはどちらにいったのでしょうか?」
ネロ「ふん、そのようなやつ放って置けばよいのだ」
5:
◆vjL2n8e6dc 2015/11/09(月) 12:26:25.37
ID:O6Ij8rtE0
「ふはははは!!愛!! 愛!!」
マシュ「向こうから声が聞こえてきます」
ぐだ子「行こうか」
ネロ「むぅ……」
スパルタクス「まだ私の反逆は終わらない!」ガシャン・
マシュ「凄いです先輩!ゴーレムの群れを千切っては投げの一人無双してます!」
ぐだ子「あ!八連双晶があんなに!」ダッ
マシュ「危ないです!先輩!?」
ネロ「余に任せておけ!」
ぐだ子「ぐへへへ、これで兄貴の再臨が出来るぞ」
ゴーレム「グォォォォ!!」
ネロ「伏せろマスター!」スタッ
8:
◆vjL2n8e6dc 2015/11/09(月) 15:24:58.70
ID:TRVrJPF5O
ネロ「ふんっ!」
ゴーレム「」
ぐだ子「た、助かりました」
ネロ「そうであろう、そうであろう♪余に感謝すると良い!」
ぐだ子「ちょっと、後ろ!」
ネロ「ん?」クルッ
ゴーレム「「「グォォォォ」」」
ネロ「なっ!?」
スパルタクス「フンッ!」
ガシャン
ぐだ子「助かったよスパルタクス」
スパルタクス「弱者の盾となる以上の快楽はない」ニタァ
ネロ「ひうっ!?」
9:
◆vjL2n8e6dc 2015/11/09(月) 22:03:12.83
ID:Ovw0Ck06O
【戦闘後】
ネロ「……」ムス
ぐだ子「まぁまぁ、機嫌直して」
ネロ「……あいつはキライだ」
マシュ「で、でも!スパルタクスさんにも良いところはありますよ!」
ネロ「違う!そうではないのだ!」
ぐだ子マシュ「?」
ネロ「……余が嫌いなもの!節制、没落!そして反逆だ!!」
スパルタクス「圧制者には反逆!!」
ネロ「こやつは余の嫌いなものの塊ではないか!!」
10:
◆vjL2n8e6dc 2015/11/09(月) 22:22:03.71
ID:Ovw0Ck06O
ぐだ子「……あぁ」
マシュ「忘れてたんですか先輩!?」
ぐだ子「うん」
ネロ「もう奴と一緒のパーティは勘弁してもらいたい」
ぐだ子「でも二人ともうちの主力だし……」
マシュ「そうですよ!お二人が力を合わせないと勝てない敵が出るかもしれませんし!」
ネロ「ぐぬぬ…」
スパルタクス「マスターよ、闘技場はまだか?」
ぐだ子「しばらくは終わりです」
スパルタクス「力なき民に反逆の狼煙をあげん」
ネロ「こやつが何を言ってるのかもさっぱりわからん!」
マシュ「少なくともここにわかる人はいません」
ネロ「どこにもいないであろう!」
11:
◆vjL2n8e6dc 2015/11/09(月) 22:35:15.96
ID:Ovw0Ck06O
ぐだ子「そろそろ帰ろっか。兄貴の再臨が出来るようになったし」
マシュ「はい、先輩。……と言いたい所ですが敵です!」
ネロ「余に任せておけ!とっとと片付けてくれるわ」
スパルタクス「新たな圧制者どもよ!覚悟を決めろ!」
ドラゴン「グルルルル」
ぐだ子マシュネロ「」
スパルタクス「おぉ!これこそ圧制の証!」
ぐだ子「ね、ねぇマシュ」
マシュ「な、なんですか先輩」
ぐだ子「ハサン先生かサンソン君いたっけ?」
マシュ「いえ、アサシンクラスは全員カルデアにいます」
ぐだ子「ヤバくない?」
マシュ「非常にヤバい状況です」
12:
◆vjL2n8e6dc 2015/11/09(月) 22:48:02.87
ID:Ovw0Ck06O
ネロ「えぇい!やるしかあるまい!」
ぐだ子「ほ、宝具で決めちゃおう!」
ネロ「任せておけ!」
マシュ「私も行きます!」
ネロ「門を開け!独唱の幕を開けよ!」
ネロ「我が才を見よ! 万雷の喝采を聞け! しかして讃えよ! 黄金の劇場を! 」パァ
スパルタクス「これは!見事な闘技場なり!」
ネロ『童女謳う華の帝政!!』 ザシュン
ドラゴン「グォォォォ!!」
ぐだ子「あれ?行けた?」
ドラゴン「グォォォォォォ!!!」
ぐだ子「ですよねぇー!」
マシュ「伏せて下さい先輩!」
スパルタクス「フンヌ!」ザシュ
ネロ「おい!スパルタクス!」
スパルタクス「この程度まだ足りぬ!もっと!もっと愛を!!」ザシュ
ネロ「よせ!死んでしまうぞ!?」
13:
◆vjL2n8e6dc 2015/11/09(月) 23:03:24.33
ID:Ovw0Ck06O
ぐだ子「ネロ!下がって!」
ネロ「だがスパルタクスが!?」
ぐだ子「良いから!」
スパルタクス「ぬははははは! 行くぞ! 我が愛は! 爆発するゥゥゥゥ!」バリバリバリバリ
ネロ「な、なんだこれは」
マシュ「スパルタクスさんの宝具です。受けたダメージを魔力に変換して攻撃するんです」
……バタン
ネロ「はっ!スパルタクスは!?」
スパルタクス「……此度の闘いもまだ私を満足させはしなかった。反逆が足りない」フゥ
ネロ「おぉ!無事ではないか!」
マシュ「なんだかんだ言って、ネロさんもやっぱりスパルタクスさんのことが心配なんですね」ニッコリ
ネロ「そ、そのようなわけあるか!!」
ぐだ子「ともあれ、無事に帰れそうで良かったぁ……」
ネロ「此度の闘いも余の独壇場だったな!ど く だ ん じ ょ う だったな!」フンス
14:
◆vjL2n8e6dc 2015/11/09(月) 23:16:31.89
ID:Ovw0Ck06O
【カルデア】
ネロ「なぁ、マスター」
ぐだ子「ん?どうしたの?」
ネロ「暇だ。余に構うことを許すぞ」
ぐだ子「スパルタクスさんと遊んでてください」
ネロ「嫌だ!!」ジタバタ
スパルタクス「反逆が我を呼んでいる!」
ネロ「お呼びではない!帰れ!」
ぐだ子「ネロも私のベッドで寝てないで戻りなよ」
ネロ「かーまーえー」
スパルタクス「万人に区別なし」
ぐだ子「ほら、私忙しいから!」
スパルタクス「我々はみな平等、私はそれを理解できぬものを嫌悪する。君は理解できているらしい、感謝!ただ感謝!」ニタァ
ネロ「つまりはそういうことだ!」ニコニコ
ぐだ子「どういうことだ……」
ネロ「私に構えー!」
スパルタクス「アッセイ!!」
「ギャーーーー」
おわり
16:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/10(火) 07:25:51.11 ID:z3Scs7Dwo
乙
赤王かわいい
15:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/10(火) 04:07:31.99 ID:hbKZz/xTo
おお!圧制者よ!汝を乙する!
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