ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /29(水) 00:56:16.17
ID:XlEQIca10 上条「……え?」
マサル「どれ?」
上条「(幻想が)増えてるーーーっ!?」ガビーン!
フーミン「ちょっとマサルくん、空気読もうよ!」
マサル「そうだぞ! アフロ?くん!」
アフロ?くん「僕ですかー!? しかもまた疑問系ー!?」
マチャ彦「ええい、話が進まんじゃないか! よし、おれが、」
マサル「こうなったら仕方が無い! ……セクシーコマンドーで決着をつけよう!」
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /29(水) 00:57:29.38 ID:/jVVtRhy0
この手のスレタイで初めて惹かれるものを感じた9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /29(水) 01:09:08.37
ID:XlEQIca10 上条「え? セクシー……何だって?」
フーミン「ほら、知らないよ普通の人は」
マサル「セクシーコマンドーを知らないだと? ちゃんちゃらおかしいぜ」
アフロ?くん「鼻で笑っちゃいますね」
マチャ彦「みんな、そんな言い方は止せよ……、可哀相じゃないか」
上条「なんか哀れまれてる? なんなのこいつら!」
インデックス「とうま! 彼らはセクシーメイトなんだよ!」
上条「インデックス! 知ってるのか!?」
インデックス「10万3000冊の魔道書の一冊に、セクシーコマンドーの事が書いてあるんだよ!」
上条「って事は魔術なのか、セクシー何とかってのは? それなら俺の右手で!」
インデックス「あ、とうま!」
ピキーン! サアアアァァ
マサル「エリーゼの憂鬱……!」
上条「んなっ……!?」
マサル「リアル・ゲコタ・キモチワルイ!」
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /29(水) 01:17:21.68
ID:XlEQIca10 ドグシャアッ!
上条「ぐっ、まるで動きが見えなかった……。
こんな奴は初めてだ……上条さんの戦った中で一番の強敵かもしれない……。
しかし次は違う、上条さんは殺してみせるぜ、そのふざけた幻想をな……」
ズズ……ン
インデックス「とうまーーーっ!」
マサル「ふぅ、良い汗かいた。次は額に書く番だな」キュポ
フーミン(ああ、また書くんだ……)
マサル「何書こうかな」コツコツ
インデックス「うんこにするんだよ、うんこ!」
マチャ彦「女の子がうんこ言うな!」
アフロ?くん「大便と言うべきですよね、ドゥフフ……」
マサル「ふんふふ~ん♪」キュキュキュー
フーミン「マサルくん、そろそろジャッジメントが来ちゃうよ!?」
マサル「何い? 書きかけだが仕方が無い、後は君に頼んだ」
インデックス「任せてほしいんだよ!」
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /29(水) 01:36:02.20
ID:XlEQIca10 …………
上条「……はっ!」
インデックス「とうま! 気がついたんだね!」プークスクス
上条「奴らは?」
インデックス「逃げてったんだよ」クスクス
上条「そうか……」
黒子「連絡を受けて駆けつけて来たのですが……遅かったようですわね」プークスクス
上条「白井か……。済まない、奴らを止められなかった」
黒子「一人で出来る事には限界がありますわ。お気になさらないように」クスクス
上条(何でこいつら笑ってるんだ?)
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /29(水) 01:40:34.81
ID:XlEQIca10 タッタッタッ
美琴「黒子! あいつらは!? ……って何よその顔ーーーっ!」
上条「え? 何が?」
美琴「顔にいっぱい、うんこ描かれてるーーーっ!」
上条「何だってーーーっ!」ガビーン!
美琴「ここまで来ると笑えるわ!」ゲラゲラ
上条「人の不幸を笑うなーーーっ!」
美琴「だって、だって……」ゲラゲラゲラゲラ
初春「笑い事じゃありませんよ、御坂さん」プックスクス
美琴「初春さん?」
初春「佐天さんが……佐天さんが、同じような目に……」クスクス
美琴「佐天さんが!?」
初春「うんこじゃなくて……肉って文字が……しかも間違えたのか、何ヶ所も……」ゲラゲラ
上条「あいつら……好き放題やりやがるな……」
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /29(水) 01:48:04.21
ID:XlEQIca10 上条「とにかく、俺たちの出来る事を考えよう」
美琴「じゃ、顔を洗えば?」クスクス
インデックス「そのままじゃ放送事故なんだよ」クスクス
黒子「そうですわね」クスクス
初春「『上条当麻の顔がうんこなう』っと……」ゲラゲラ
上条「くっ、不幸だ……」
――
一方通行「散歩もたまにはいいもンだなァ」
打ち止め「貴方とお散歩楽しいなって、ミサカはミサカはるんるん気分で言ってみる!」
ドンッ!
一方通行「っ痛……。おい、ぶつかっといて謝罪も無しですかァ、コラ?」
マサル「ん……ああ……サムソンがどうしたって?」
一方通行「意味不明な事、喋ってンじゃねえよ! 謝れってンだよ!」
フーミン「マ、マサルくん、謝りなよ」
マサル「断る!」
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /29(水) 01:59:22.75
ID:XlEQIca10 一方通行「へえ……面白い事言ってくれるじゃねえか」
マサル「面白くなるのはこれからさ……」
一方通行「どう面白くなるのかなァ? この学園都市第一位の俺相手にさァ!」
マサル「隣の空き地に囲いが出来たそうだ……」
一方通行「ンァ?」
マサル「それを聞いてオレは思った……」
フーミン(小噺で面白くするのーーーっ!?)
マサル「カッコイイってね」クスクス
一方通行「……舐めてンだな舐めてンですねこの俺を一方通行を、あァ?」
マサル「それはこっちのセリフだ!」
一方通行「何ィ?」
マサル「そんなおかしな服を着て……恥ずかしくないのか君は!」
フーミン「鏡見てから言って!?」
一方通行「そォかいそォかい、おかしな服かい……。
お前、お家に歩いて帰れると思うなよォ?」
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /29(水) 02:10:52.91
ID:XlEQIca10 マサル「何だと……」
一方通行「今更、後悔したって遅ェンだよ」
マサル「なら、オレはバイクで家に帰るとするぜ!」
フーミン「意味が違うから!」ガビーン!
一方通行「とことン馬鹿にしてくれるじゃねェか? ……いっぺん死ンどけ、コラァ!」
キィィィィン! ガッ! ドガガガガッ!
フーミン「うわあっ! アスファルトがめくれ上がって……マサルくーーーん!」
マサル「平気さ、フーミン」
一方通行「ンなっ!? いつの間に後ろに!?」
マサル「忍法、身代わりの術……!」
→ キン消し
フーミン「だからそれ、意味が無いから!」ガビーン!
一方通行「畜生、とことンとことン馬鹿にしてくれる……いいぜ、見せてやるよ第一位の最強(強さ)をなァ!
てめェら骨も残さねェから覚悟しやがれ!」
マサル「望むところだ!」
一方通行「望むのかよ」ガビーン!
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /29(水) 02:23:02.46
ID:XlEQIca10 ~ 省略 ~
一方通行「反射が……効かねェ、だと……」グフッ
マサル「効いたさ。……オレの心には、な」
一方通行「へっ、言うじゃねェか……」
マサル「ほら、立ちたまえ」スッ
一方通行「……ありがとよ」ガシッ
打ち止め「もう、いいの? ってミサカはミサカは首を傾げてみたり」
一方通行「あァ……帰ェるぞ。じゃあな、ステキカットさンよ」
マサル「さよなら、ウルトラマン」
――
一方通行「……手ェ握った時に、ガムをつけられるとはな。あんな奴、初めてだぜ」
――
マサル「初めてだ。道路標識を、手につけられるとは」
フーミン「大きすぎるよ! 普通、気がつくでしょ! どこから持ってきたの彼!」ガビーン!
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /29(水) 02:23:53.27 ID:45yUR99/P
ダメだ面白い23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /29(水) 02:40:15.38
ID:XlEQIca10 ――
上条「……何で消えないんだ、この落書きは」
黒子「特殊なインクですの。一週間は消えませんわね」クスクス
美琴「ま、まあ仕方ないじゃない。大事なのは、あいつらを何とかする事よ!」
上条「……だな。こんな落書き、アレに比べればただの悪戯だ」
初春「そう、ですね。このままでは学園都市自体が危ないです」クスクス
黒子「彼らの使う、セクシーコマンドーという技がキーですわね」クスクス
インデックス「わたしは知ってるんだよ! 敵の情報を知るのは戦略的に大いにありなんだよ!」クスクス
上条「よし、インデックス。教えてくれ、セクシーコマンドーってやつを」
黒子「何やら卑猥な響きですが……必要な事ですし」クスクス
美琴「電撃も、あの男には通じなかった。なら、同じ技を使えば……」プリプリ
インデックス「それじゃあ説明するね……」クスクス
インデックスの講義は三日三晩続いた。
想像を絶するその内容、そして技の練習に不眠不休で全員が耐え抜き、
とうとう三人はセクシーコマンドーを習得してしまった。
初春「私は辞退しましたよ? だって馬鹿みたいで恥ずかしいじゃないですか」クスクス
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /29(水) 02:57:36.95
ID:XlEQIca10 ――
マサル「学園都市ってこんなもんか。意外と普通だな」
マチャ彦「キャシャリンが清掃ロボに吸い込まれてから、もう三日か……」
アフロ?くん「あの男にやられた僕のアフロは、既に新毛が生えてきましたし」
フーミン「そういえばモエモエは?」
マサル「ん? ここに来た時に、知り合いがいるからって別行動をとってるじゃないか」
フーミン「そうだったっけ? まあ、メソくんが一緒だから心配は……」
マチャ彦「……」
アフロ?くん「……」
フー・マチャ・アフロ「モエモエを探そう!」
マサル「いきなりどうした君たち?
まあ、探すんならそれもいいさ。歌いながらぶらり途中下車するのも良し!」
――
モエモエ「そうなんですよー、もうヒゲが好評で!」
冥土帰し「うんうん。お父さんの血なのかなぁ、君の作るヒゲは一級品だよ」
モエモエ「あの、それで……例の薬は完成したんですか?」
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /29(水) 03:13:56.73
ID:XlEQIca10 冥土帰し「……ああ。しかし、本当にいいのかい?」
モエモエ「はい。……どうしても、必要なんです」
冥土帰し「この瓶に入っているよ。だけどくれぐれも扱いには注意してほしい」
モエモエ「もちろんです。おかしな事には使いませ……あっ」
ポロッ パリーーーン!
メソ「モキュ? モキュモキュ」ペロペロ
モエモエ「メ、メソくん、ダメだよーーーっ!」
冥土帰し「……いかん! すぐにここから避難するんだ!」
僕が何とか食い止めておく! ここには動かせない患者が大勢いるんだ!」
モエモエ「でも、あたしのせいで! 一人だけ逃げるなんてできません!」
冥土帰し「君のせいじゃないよ。不幸な事故だったんだ。それより早く……」
メソ「モキュ?」キュウ?
冥土帰し「……行ったか」
メソ「モ……モキュ、キュキュキュ……キュレ、キレ、キテレツ……」
ミチミチ……ピキピキ……グキュグキュリ……
冥土帰し「やはり……変化、いや、進化が始まるというのか?」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /29(水) 04:21:44.40
ID:XlEQIca10 ――
上条「この三日間、ありとあらゆるシミュレーションを重ね特訓をした。
奴らの被害者たちの為にも、負けられないな」
美琴「そうね。たっぷり懲らしめてやらなくちゃね。
……落書き、消えないわね」プスプス
黒子「ジャッジメントとして、一人の乙女として……負けるわけにはいきませんの」クスクス
初春(皆さん、頑張ってください! 私は物陰から応援してますからね!)ゲラゲラ
上条「さて、まずは奴らを見つけないと話にならない訳だが」
黒子「初春はどこですの?
学園都市の監視カメラで見つけられるはずですのに」
美琴「ん? ねえ、病院の方から、何か聞こえる!」
ズズズ…… キャー! ギャー! タスケテー! ナマステー!
上・美・黒( 絶 対 い る !)
上条「行こう!」
美琴「ええ!」
黒子「エ、エ、エクスタシ~ですの!」
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /29(水) 04:33:04.10
ID:XlEQIca10 ――
マサル「すいません、肉じゃがください」
フーミン「マサルくん、買い食いしている場合じゃないよ! モエモエを探さないと!」
マチャ彦「そうだぞ、モエモエの身に何かあったら大変だ」
アフロ?くん「正直、妄想だけで辛抱たまりませんぞ」
ズズズ…… ウッフ~ン アッハッ~ン イヤン バカン ソコハダメヨン
フー・マチャ・アフロ「 多 分 あ っ ち だ !」
ワサワサワサワサワサワサ
マサル「ま、待てよぅ僕の君たちぃ! 全くしょうがないなぁ」
クレープ屋店員「あの、肉じゃがクレープ出来ましたけど」
マサル「どうも。お釣りは取っておきたまえ」チャリン
クレープ屋店員「お客様、金額が足りませんが……お客様?」
シーン
クレープ屋店員「……もういないよ。まあ良く頑張ったよ私は、うん」
店長「キミ……ク☆ビ♪」
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /29(水) 04:43:45.72
ID:XlEQIca10 ――
冥土帰し「むむ……何なんだこの生き物は!」
ドーピング・コンメソ「モギュ……モギュ……」
冥土帰し「でかい……なんか触手が生えたし……ヒゲがもっさりしてて……」
ドーピング・コンメソ「モギュ?」
冥土帰し「いいね!」キュピーン!
ゴッ!
患者A「先生! せんせーいっ!」
患者B「ダメだ、とても幸せそうな顔で気絶している……」
患者A「このまんまやったらボクらもやられてしまうな」
患者B「糞っ、この足が動けば……。無理か。もうダメだ……」
患者A「諦める事はあらへんよ」
患者B「どうしてあんたは笑ってられるんだ!」
患者A「それはやな……こういう時には、必ず助けにくる男を知ってるからや」
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /29(水) 04:51:05.89
ID:XlEQIca10 サトル「そんな事は、させないぞ!」
患者A「ほら、来よった……って誰!? あのオッサン、誰やのん!?」
患者B「こっちが聞きたいよ!」
サトル「キミたち……怪我なら学校でも治せるだろう?」
患者A「何言うとんの、このオッサン」
サトル「いい加減になさい!」
バキィッ!
患者B「あ、あわわ……」
サトル「ふむ……あのもっさりした奴を何とかするのが先か。
サトル・ミューティレーション!」
キュィィィィン!
患者B「き、消えた? テレポート能力者なのか?」
ドーピング・コンメソ「モギュ?」
サトル「ただ今、参上!」ハアッ、ハアッ、ハアッ、ハアッ、
患者B「息、切れてるーーーっ! 走ったのかーーーっ!?」
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /29(水) 05:01:04.40
ID:XlEQIca10 サトル「ぬぅん……、でかいな。そしてもっさりとしている」
ドーピング・コンメソ「モギュ、モギュ……」
マサル「と、父さん!?」
サトル「ん? マサルか!」
フーミン「何でおじさんが学園都市に!?」
マサル「……コマネチ、だね。父さん」
サトル「ああ、コマネチだ! ムハハ!」ムハハ!
マチャ・アフロ(意味が分からーん!)ガビーン!
マサル「しかし、アレはもしかしてメソ……」
フーミン「そうだよ、メソくんだよ!」
マチャ彦「どうすりゃいいんだ、あんなでっかいの……」
アフロ?くん「僕の計算では、いくらマサルさんと言えど敵いっこありません! 無謀極まりないですぞ!」
フーミン「それに、倒すにもメソくんだし……」
マサル「……野郎、大事な青ヒゲ様を変な所に無駄生やししまくりやがって……。
こてんぱんにのしてやる!」
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /29(水) 05:14:14.31
ID:XlEQIca10 フーミン「待ってよ、マサルくん! 幾らマサルくんと言えど、無茶だよ!」
マサル「フーミン、マチャ彦、アフロ?くん……こんな言葉を知ってるかい?
『男なら……紳士服』」
マチャ彦「くっ……いや、流石に流されんぞ!」
上条「……良い事言うじゃないか、マサル、だっけか」
マサル「キミは……セクシーコマンドー大会で出会った、あの時の!」
上条「いや、そんなの知らないです」
フーミン「ほら、学園都市に来た日にアレをして、
彼に見つけられて喧嘩をふっかけられたの忘れたの? マサルくん!」
上条「アレは、確かに許される事じゃないさ。だけど……、
お前たちはあの怪物を何とかしようとしていたんだろ?
これ以上、被害が及ばないように倒そうとしていたんだろ?
だったら俺は、お前たちと共闘する」
美琴「ちょっとあんた!」
上条「『男なら……紳士服』か。忘れかけていた何かを、思い出させてくれたような気分だぜ!」
マサル「ふっ……少し見ない間に、たくましく、そしてわんぱくに育ったようだな」
黒子「うう……ちょっと分かる自分が恨めしいですの……」
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /29(水) 05:38:54.83
ID:XlEQIca10 上条「あの馬鹿みたいに大きな怪物……。
おおかた、学園都市の、何かの実験の産物だろうが、俺たちとお前たちが組めば、倒せるかもしれない。
昨日の敵は今日の友って言葉もある。
そしてこの三日間で俺たちは強くなった。
……一緒に、やってみないか?」
マサル「良い面構えだ。よーし、思い切って……やっちゃおうかな♪」
美琴「冷蔵庫を買うかのようにーーーっ!」ガビーン!
サトル「ふむ、友情だな。父さんは、あっちで見学させてもらう! しっかりやれよ、マサル!」
マサル「グッドラック!」
シュィィィィィィン!
ドーピング・コンメソ「モギュ~モギュ~」
ムシャリ ムシャリ
マチャ彦「ビルを……喰ってる!?」
マサル「中身なら、人も喰ってただろうな」
フー・マチャ・アフロ(ありえるーーーっ!)ガビーン!
上条「ん? お前たち、あの怪物知ってるのか?」
マサル「あんなふざけた所にヒゲを無駄生やししている奴は知らん!」
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /29(水) 05:41:43.95
ID:XlEQIca10 上条「さぁて……やれるだけ、やってみますか」
マサル「俺も、本気を出すか」スッ
ゴトンッ ゴトンッ
黒子「な、何ですの、この輪っか……凄く重いですの!」
美琴「というか髪の毛がしゅるる~って! しゅるる~って!」
マサル「それは俺のチャームポイントだ」
上条「ビリビリと白井は、ここで待機していてくれ。あの怪物は、俺とマサルで倒す」
美琴「そんな! あたしたちだって特訓したのに!」
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /29(水) 05:49:47.92
ID:XlEQIca10 黒子「……お姉さま。シスターの人が言っていました。
セクシーな人がセクシーコマンドーをやるのは、カフェオレにミルクを入れるような事だ、と。
わたくしたちでは、セクシーコマンドーにかけてはお二人の足を引っ張るばかりですの」
美琴「そんな……。分かったわよ、でも。……ちゃ、ちゃんと帰ってきなさいよ?」
上条「ビリビリ……。ああ、勿論だ!」
マチャ彦「俺たちは見学してようか」
フーミン「うん……正直、無理だよね」
アフロ?くん「君子、危うきに近寄らず……ですね」
初春(腰抜けですね、この人たち……)
――
打ち止め「どこかに行くの? ってミサカはミサカはついて行こうとする!」
一方通行「邪魔だクソガキィ……てめえは大人しく、ここに居ろ」
打ち止め「ええ~! ってミサカはミサカは駄々をこねて貴方を困らせてみる!」
一方通行「困るのが分かってンなら、言うなってンだよ……。アイツが『戦る』予感がすンだよ」
打ち止め「助けに行くの、ってミサカはミサカは……」
一方通行「ガムの礼、言うの忘れてたからよォ……美味かったって、一言、言って来らァ」
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /29(水) 06:09:32.39
ID:XlEQIca10 ――
マサル「キミ、セクシーコマンドーはどこまで習ったんだ?」
上条「? 基本は一通り」
マサル「そうか。キミはグローバルパートナークラスだな」
上条「階級なんて知らねえよ」
マサル「ふふ……面白くなってきた」
上条「こっちはビビリまくってるんですけど」
マサル「俺が囮になる。げろしゃぶ、キミが止めを刺せ」
上条「げろしゃぶって俺の事!? 変なあだ名つけんな!」
マサル「変……? 失礼な奴だな、人がせっかく考えたあだ名を!」
上条「ああ、もう、げろしゃぶでいいから! 早くしないと被害が大きくなる!」
マサル「分かった……行くぞっ!
48の前フリ技その23『夏★しちゃってるBoy』!!!」
ドーピング・コンメソ「モ、モギュ!?」
上条「今だ! 必殺『その幻想をぶち殺す!』!!!」
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /29(水) 06:17:46.29
ID:XlEQIca10 ド……ズズ……ンン……
上条「良しっ、決まった!」
マサル「いやっ……メソが倒れる方向を見るんだっ!」
上条「ああっ! 安全な所に避難しているみんなが下敷きになるぞっ!」
フーミン「うわああああああああああああああああっ!!!」
マチャ彦「お、男は慌てず騒がず避難するっ!!!」
アフロ?くん「避難する時は、ええとええと……」
美琴「学生証を忘れずに!!!」
黒子「縦笛もですの!!!」
初春「死ぬのは嫌、死ぬのは嫌、死ぬのは、いやああああああっ!!!」
キィィィィィィィィィィィィィィィィィンッ!
上条「怪物が、倒れない……?」
マサル「お前は!」
一方通行「はァい、ここから先、地面までは通行禁止だぜェ?」
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /29(水) 06:37:22.17
ID:XlEQIca10 ――
マサル「ぴんひょろ。お前に助けられたな」
一方通行「(ぴんひょろ?)ガムのお返しだァ。気にすンな」
フーミン「食べたのーーーっ!?」ガビーン
マサル「道路標識も、高値で売れたぞ」キュピィーン!
フーミン「売っちゃったのーーーっ!?」ガビーン!
上条「何だか分かんないけど、助かったぜ」
一方通行「三下ァ……お前、また強くなりやがったなァ?」
マサル「彼は強いさ。大腸の具合が」
一方通行「流石はヒーロー様、って訳か。嫌んなるねェ、全く」
上条「お前だってヒーローだろ?」
一方通行「あァン?」
マサル「確かに。ここぞという時に現れる……。ヒーローの生き様だ」
サトル「若者はいい。素直に自分を出せるのだからな。
私のように年を取ると、ついつい出遅れてしまう……うっかり寝てただけだがな! ムハハ!」
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /29(水) 06:40:49.65
ID:XlEQIca10 ――
モエモエ「ああ、メソくん……大丈夫?」
メソ「モキュー♪」
冥土帰し「薬は少し舐めただけだったからね。効果も逆で、時間も短かったんだ」
マチャ彦「薬?」
モエモエ「な、何でもないの! 本当に何でもないの!」
アフロ?くん「まさか、モエモエすぁん。また、痩せ薬では……?」
モエモエ「うっ……だって、だって! 甘いものが美味しくて美味しくて、このままじゃ……!」
黒子「その乙女心は、よぉく分かりますのよ」
ガリガリに痩せ細り清掃ロボの上に乗り回転しながら現れた男「待った!」
フーミン「キ、キミは!」
キャシャリン「痩せるって事がどういう事か、分かっているのか!」
全員(凄い説得力だーーーっ!!!)ガビーン!
モエモエ「ゴメン、みんな……。あたし、また間違えちゃうとこだった」
キャシャリン(僕もまた、間違っていた……!
でも、そのお陰で、この清掃ロボから骨の間接を外して抜け出る事が出来たんだから……まあ、良し!)
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /29(水) 06:54:44.13
ID:XlEQIca10 ――
上条「行ってしまうのか」
マサル「ああ。ヨロシク仮面の録画が溜まってるはずなんでな」
美琴「今度は、あたしたちがわかめ高校に遊びに行きたいわね」
マチャ彦「案内は任せてくれ! 伊達に何度も留年はしてないからね!」
フーミン「そういえばマチャ彦って成人してるんだよね……」
マチャ彦「……言うなよ、凹むから」ズズーン
黒子「ま、まあ人生色々ありますわよ。……ねえ、初春?」
初春「ぬっふぇっ! 何で隠れてるのが分かったんですか!?」
黒子「わたくしの空間把握能力を甘くみないでほしいですわね。
後ほどじっくりと、セクシーコマンドー+ジャッジメントの格闘術でお仕置きしてさし上げますの」
初春「し、白井さ~ん」ガクブルガクブル
アフロ?くん「……せっかく学園都市に来たのに、女子と仲良くなれなかったっスね」
キャシャリン「僕はほぼ三日間、清掃ロボの中にいたよ、ハハ……」
モエモエ「二人ともどうしたの? さ、帰ろうよ!」
アフロ・キャシャ「は~い」
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /29(水) 07:23:28.29
ID:XlEQIca10 それからしばらくの時が過ぎた。
学園都市内で新たな格闘技が流行し、風紀を乱すという理由で、禁止令が発令された。
しかし、それでも続ける者が続出した為、学園都市での公式認定が成された。
その格闘技の名は「セクシーコマンドー」。
外の世界では、変わり者のする事だという認識が強く、更にマイナーなものなのだが、
外界と隔離された封鎖的な状態の学園都市では、メジャーなものへと認識されるようになった。
翌年の大覇星祭では公式種目として各校が代表を選出し、トーナメントを行い、
優勝チームは学園外で「全国セクシーコマンドーフェスティバル」への参加が許され、
その様子は衛星中継で見る事ができる事となる。
主な指導者として、学園外の人物である少女が、インストラクターとして選ばれた事も、異例と言えよう。
セクシーコマンドーが流行する少し前に、それに関連した事件が何件か起こったとされているが、
公式な発表はされていない。
――
土御門「……花中島マサル。最初の事件で、あんな事をしでかしたのに無罪放免なのか」
アレイスター「……」
土御門「黙して語らず、か。何を考えているのやら」
カッ カッ カッ……
アレイスター(……あんな理解不能な原石、どう扱っていいのやら分かないだろう。
しかし、学園都市、そして彼らに与えた影響は大きい。
それが吉と出るか凶と出るかは――彼ら次第なのかも知れない)
-End-
56 :
南部十四朗 ◆pTqMLhEhmY :2010/12 /29(水) 07:24:55.93
ID:XlEQIca10 つ、疲れた……。
完徹してしまいました。まあ、眠れなかったから書き始めたんですけど。
ええと、出して忘れたキャラはいなかったはず、です。
「すごいよ!マサルさん」は自分の思い出の作品でもあります。
コミックスどこにいったか分からないので、思い出しつつ。
上手く絡めたかどうか。
読んで下さった方、ありがとうございました。
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /29(水) 07:30:54.61 ID:zLwjazvj0
南部かよwwww60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /29(水) 07:34:34.41 ID:Vpv4Z8QJO
とある全く知らない俺を読ませるとは・・・大した>>1だ62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /29(水) 08:01:00.30 ID:jJcpl3Xr0
面白かったぜ
でもなんでこんな時間にやったんだ…65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /29(水) 10:10:21.45 ID:OvrHR9Nb0
面白かった
極端に面白かった74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /29(水) 14:39:12.12 ID:j0ZeotCtO
おもしろかった乙
久しぶりに家のマサルさん探してくるわ
→
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