モバP「志希の弱点を発見してしまった」

2015-06-15 (月) 00:07  アイドルマスターSS   0コメント  
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 20:53:00.58 ID:+XtovlyE0

モバマスSSになるよ

一ノ瀬志希(18)
匂い大好き変態

no title



成人指定よ!帰った帰った!





2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 20:53:55.72 ID:QpfGW66G0

おお、これは期待!



3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 20:54:31.39 ID:+XtovlyE0

[事務所]

P「ちひろさん、志希見かけませんでしたか」

ちひろ「見てないですね」

P「ですよね……どこ行きやがった……」

ちひろ「……また失踪ですか?えっと、なら電話を」

P「あいつの電話、俺の机の上に……」

ちひろ「え、えぇ……ちゃんと持たせないと」

P「持つように言ってるんですけどね。何度も」




4: saga 2015/05/31(日) 20:55:10.90 ID:+XtovlyE0

ちひろ「私用携帯の番号とかは」

P「アレが兼用なんです。最初は分けてたんですけど、すぐ失くすので」

ちひろ「ズボラだ……」

P「女子高生は肌身離さず携帯持ってるはずなのに……」

ちひろ「探すの、手伝いましょうか?」

P「……15分後に見つかってなかったらお願いします」

ちひろ「はい。お仕事遅れちゃいますからね」

P「さーて、どこ行きよった」

ちひろ「ダメですよ。ちゃんと飼いならしておかないと」

P「飼いならすって……」




5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 20:57:30.36 ID:+XtovlyE0

・・・

[屋上]

志希「ん゛~っ……ふぁぁ」

P「……こんなとこで昼寝してやがったのか」

志希「あ、やっほー。陽気に誘われて、ついね~♪」

P「つい、じゃないだろ。もう時間ギリギリだぞ」

志希「あー、うん、そうそう、お仕事、そうだったね。行こ行こー」




7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 20:58:14.75 ID:+XtovlyE0

P「すぐ出るぞ……ってもっとマシな服ないの」

志希「ないよーん。別に衣装に着替えるんだし、よくない?」

P「今日のとこは楽屋周り寒いぞ。いつも冷房ガンガンだ」

志希「えー……あ、ならキミがいいの持ってるじゃーん♪ その上着貸してー」

P「……変なことしないならな」

志希「しないしない♪ ほらほら、ちょちょっーと寄越したまえ」

P「……はい」




8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 20:58:54.96 ID:+XtovlyE0

志希「いえーい!!おー、いいねいいね♪」

志希「やっぱ肌につけてるものは濃さが違うよ~♪」ハスハス

P「……今変なことはしないって言ったとこだよな?」

志希「やー、こんなのもらっちゃったからにはね~」

志希「無理無理、あはは、トリップしちゃいそ~♪」ハスハス

P「はぁ……とりあえず出るぞ、持ち物まとめて車に」

志希「あはははは、いいねいいね、ん~♪」ゴロゴロ

P「…………」




9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 20:59:39.96 ID:+XtovlyE0

志希「このために生きてるって感じだよ、うひひ」

志希「あはは、やっぱりキミの匂いじゃなきゃね♪ ふっふふー」バタバタ

P(……)


P(こいつ)


P「……志希」ぎゅむっ

志希「ひぎゃっ!?」





10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 21:00:20.83 ID:+XtovlyE0

志希(え?え、あれ、首、根っこ、後ろから掴まれ……)

P「立って」

志希「う、うん」スッ

志希(……あれ、あれれ?な、何これ)

P「なあ、時間ないって言っただろ?」

志希「うん、言った、言った」

志希(あれ?違う、違う、そこ認めるところじゃ)

P「なんで時間ないか、わかる?」

志希「あ、あたしが屋上で遊んでたから」

志希(え、何、変、おかしいおかしい、なんであたし)




12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 21:01:02.79 ID:+XtovlyE0

P「そうだな。で。これ以上遊んでると間に合わない」

志希「準備、準備して、出られるように、します」

P「うん。そうして。あんまり困らせないでくれ」

志希「ごめんなさい」

P「はい。素直でよろしい」パッ

志希「…………」




13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 21:01:52.85 ID:+XtovlyE0

志希「っ!!!」ババッ

P「え、うおっ!?」

志希「何、今キミ何したの」

P「え?」

志希「あたしの首、掴んだでしょ」

P「……あ、え、ごめん、痛かったか?そんなつもりは」

志希「痛くない。痛くないから、それで何したか教えて」

P「何した、って」

志希「何かしたでしょ。今、何かが絶対に変だった」

P「え、いや、俺は別に」




15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 21:02:48.13 ID:+XtovlyE0

志希「何もしてないのにあんなことになるわけない。何したの」

P「……?」

志希「簡易催眠?どこかで薬使った?何かの怪しい秘術?」

P「ご、ごめん、ただ単に志希が寝転がるから引き起こそうと思って」

志希「それで?」

P「……猫に言うこと聞かせるときの手癖で、つい首を」

志希「……は?」




16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 21:03:46.71 ID:+XtovlyE0

P「ほら、家で猫飼っててさ」

P「テコでも動かないときは首根っこふん掴んで動かしたりするんだ」

P「確かに実力行使は悪かったと思うけど、変なことは何もしてないから……」

志希(何、それ)

P「いや、でも、うん。まずいよな。ごめん」

志希(さっき、全く抵抗する気が起きなかった)

志希(それが『首を後ろから掴んだだけ』?)




17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 21:04:54.62 ID:+XtovlyE0

P「ごめんな、そこまで不快だったならちひろさんに相談してくれても」

志希「……いい、そういうのはいいから。ちょっと一つ実験に付き合ってよ」

志希「それでチャラ。いいでしょ?」

P「……えっと、本当に時間が」

志希「30秒もかからないよ。肩。肩掴んで、何か……そう、『上着返せ』って命令して」

P「……それだけ?」




18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 21:06:50.64 ID:+XtovlyE0

志希「それと、後でもう一つ。ほら、時間ないんでしょ」

ぐっ

志希「……」

P「……『上着を返せ』」

志希「……ダメだね。じゃ、もう一回。さっきと同じ感じで首裏、掴んで命令してみて」

志希「……命令して5秒したら、手は離してね」


ぎゅっ


志希「っ!!ん、んん……っ」

P「……『志希、上着返せ』」


・・・
・・




19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 21:07:47.18 ID:+XtovlyE0

P(あの日以来、仕事終わりに新しい習慣ができた)

P(小さな交換条件だった)

P(志希は仕事に遅刻しない、仕事中に失踪しない)

P(代わりに俺は仕事終わりに志希の実験に一回だけ付き合う)


志希「じゃ、今日は足の続きー。足首のあたりいってみよっか~♪」

P(内容は簡単。志希が部位を指定する)

ぐっ

P(俺はそこを掴んで、志希に簡単な命令をして)

P「『左手挙げて』」

P(5秒後に手を離す)




20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 21:09:31.65 ID:+XtovlyE0

志希「……足はこれで全部大丈夫、っと」

志希「うーん、腿以外はあんまり面白くなかったなー」

P「なあ、いつまでこの実験やるんだ?」

志希「そーだね。とりあえず四肢はもういいや。多分全部ハズレ」

P「……つまりアタリを見つけるまでやる、と」

志希「そゆこと!ま、手足がハズレなのは最初の方で気づいてたんだけどね」

志希「んふふ、キミの反応が面白いから続けてただけ。結構楽しんでたしょ~♪」

P「……」




21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 21:09:49.44 ID:4T4vnTJoo

もうパンツ脱いだ



22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 21:10:40.59 ID:+XtovlyE0

志希「明日からは腰のあたりかなー。あ、胸の方がいい?」

P「……お前なあ」

志希「にゃはは、いーじゃんいーじゃん。タダで触れるんだよ?」

P「はぁ……そもそも実験って、5秒程度で何かわかるのか?」

志希「お、ナニ、ナニ?肝心なところに移る前に触る時間延長したい?男の子だね~♪」

P「そうじゃなくて」

志希「わかるよ。5秒もあれば、じゅーぶん」




23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 21:11:38.79 ID:+XtovlyE0

志希「キミに掴まれたときのあの感覚は、ちょーっと忘れられそうにないからね」

P「俺以外の人は試した?」

志希「一応ねー。ちひろさんに首揉んでもらったりで、こっそり」

志希「でも、全然ダメ。一瞬であたしの自由が消えるあの感覚は、キミだけだ」

P「自由が消える?」

志希「そう。正直、ヤな感覚だよ」




24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 21:12:24.54 ID:+XtovlyE0

志希「キミに捕まってる間は、キミに従う以外に選択肢がないんだもん」

P「……つまりあの時は」

志希「そー。謝る気なんて全然なし!志希さん平常運転!」

志希「……でも、キミに捕まったらなぜだか謝るしかなかった」

P「まあ、素直に言うこと聞いてたよな」

志希「そんな気はなかったのにね」

P「……なんか、ごめん」




25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 21:13:33.75 ID:+XtovlyE0

志希「いーってば。あたしもあんな風になるなんて予想外だったもん。ちょっと怖かったよ」

P「……やっぱり?」

志希「そりゃーねー。振り払おう、なんて思いつきもしなかったんだよ」

志希「『あれ、なんで謝ってるんだろうあたし』って考えてる間もずっとキミの言いなり」

志希「んんー。なんだろうねー、これ」

P「確かに怖いな」

志希「怖い怖い。なんでああなるか、いくつか仮説はあるんだけどね」

志希「キミに付き合う気があるなら実証実験、できるけどー?」

P「……試したいの?」




26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 21:15:00.47 ID:+XtovlyE0

志希「だってさ、おもしろくない?志希さんなんでも言うこと聞いちゃうんだよ?」

志希「もしかしたらキミ、マインドコントロールの素質があるのかもね。にゃはは」

P「いや、それはないだろ」

志希「どうかにゃー?あ、ハンドパワー的なサムシングとか」

P「今までの実験は志希側になにかあるって前提だったんじゃないの」

志希「うん。そーだよ。とりあえずあたしは首掴まれると、ああなることはわかってるからね」

志希「ホントなら一日くらい缶詰して、試せるコトは全部試したいんだけど」

志希「あ、缶詰する?多分たのしーよ?」

P「できないのわかってて聞くな」

志希「ちぇー」




27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 21:18:09.41 ID:+XtovlyE0

P「……さっき、嫌な感覚だって言ってたよな」

志希「うん?」

P「それってアレだろ、本能的にマズいって体が黄色信号出してるんじゃないのか」

志希「おっ、いいねいいね。『本能』はあたしも考えた線だよ」

志希「ただ、逆なんだけどね」

P「逆?」

志希「そ。キミに従うように、本能があたしの意思を切り捨てる」

志希「意識ははっきりしてるのにね。決定権がないんだよ」




28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 21:18:55.39 ID:+XtovlyE0

P「なるほど……で、本能が命令してくることに今更逆らえない、とか」

志希「……今更?逆らえない?」

P「いや、適当だけど。いつも本能赴くまま好き放題やってるだろ」

志希「……」

志希「ぷっ、あは、あはははは!」

志希「うん、うん、そういう考え方ね!いいよ、うん、やっぱりキミはいい」

志希「ふふ、確かに。ツケが回ってきた、そーゆーことかも」

志希「教訓!賢いフリしたところで、創造主のプログラミングには勝てない!なーんてね」

P「いや、別にそこまでは」




29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 21:19:23.87 ID:+XtovlyE0

志希「くくく、いいんだよ。うん、確かにそうなのかも」

P「え」

志希「実際、あたしがキミの匂いにどーしよもなく惹かれちゃう理由も」

志希「キミに首を掴まれると服従しちゃうのも」

志希「全部その辺のコトのせいにしちゃえば、簡単な話だ」

P「……その辺のコト?」




30: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 21:20:08.22 ID:+XtovlyE0

志希「本能。結局は哺乳類で、獣、ってコト。要は、神サマのせい」

P「……えっと」

志希「にゃはは。つまりね?」

ずいっ


志希「『雌』だから」

P「っ!!」

志希「好みの匂いの『雄』には逆らえないんだ」

P「お、おい」




31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 21:21:20.41 ID:+XtovlyE0

志希「ふふ、いい、やっぱりキミはいいよ。うん。そう考えると全部しっくりくる」

P「志希、近い、近いから」

志希「ね、今日はもう一回実験、してみない?」

志希「あの時みたいにしてさ。命令の内容は好きに決めていいよ」

P「好き、に」

志希「そー。好きに。『脱げ』でも『跨がれ』でも」

P「お、俺はそんな、別に、お前に無理矢理何かさせる気なんて」

志希「うん。だろーね。じゃ、無理矢理じゃなかったら?」




32: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 21:23:30.33 ID:+XtovlyE0

P「無理矢理じゃないって、どういう」

志希「あたしね、今、結構いいかなーなんて思ってるんだ。しっくりくるんだよね」

志希「キミに従わせられるのは、悪くない気がしてる」

志希「いや、違う。悪くないどころか、いいんだよ。正しい気すらする」

P「いや、でもな、従わせるなんて」

志希「ふふ。キミ次第だよ。キミに命令されて服従するのは、あたしにとって望むところなんだ」

P(志希が)

P(予測不能って単語に足が生えたような、一ノ瀬志希が)

P(服従、って)


ぞくり




33: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 21:25:35.75 ID:+XtovlyE0

志希「……あ。ふふ、この匂いは初めてだね」

志希「いいよ。おいで。ほら、なんでもいいよ」

P「さ、流石に事務所だし、人が来るかも」

志希「来ないよ。そういう時間だってことは、キミが一番よく知ってる」

P「……」

志希「いいんだよ」

志希「キミがその気になれば、あたしはこの地球上でキミにとって一番都合のいい雌になる」

志希「だから。……ね?」

P「…………っ、ああっ、くそっ……!」


ぎゅうっ




34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 21:26:39.81 ID:+XtovlyE0

志希「~~~~っ!!!」

志希(っ、あ、これ、これ)

志希(髪ごと、首の付け根、掴まれて)

志希(視線も、逸らせない)

志希(逃げるとか、反抗するとか、絶対に無理)

志希(そう、これ、あたしの本能だ)

志希(本能が諦めてるんだ)

志希(だって、そーじゃなきゃ、こんな)

どくん






35: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 21:27:15.84 ID:+XtovlyE0

志希(……っ、すごい、すごい、やっぱり)

志希(わかる、お腹に、血が集まってる)



志希(体中の細胞が、屈服しろって、言ってる)


志希(目の前の、雄に。屈服しろ、って)




36: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 21:27:57.02 ID:+XtovlyE0

P(……うわ、ヤバい、ヤバいぞこれ)

P(志希のヤツ、見るからに発情してる)

P(獣じみた息遣い)

P(上気して、じんわりと赤くなった首元)

P(情欲で濁って、焦点が定まらない目)


『多分言いなりだよ』


志希「っ、ふっ、ふーっ……ふっ、ふっ」

P(……期待、してる)

P(俺が、何か、命令するのを待ってる)

P「えっと」

P(志希が、しなさそうなこと)


P(例えば)




37: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 21:29:19.76 ID:+XtovlyE0

志希(あは、あはは、何これ、何これ)

志希(頭の中、ぐっちゃぐちゃ)

志希(ダメ、もうダメなんだ)

志希(前は自由が効かなくて、嫌だったのに)

志希(その意味を理解したからには、もう、ダメだ、あたし)

P「……志希」

志希(ああ。うん、そう、そう来なきゃ)





38: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 21:30:05.82 ID:+XtovlyE0

志希(嬉しい。嬉しい。キミも、乗り気になってくれるなんて)

志希(いいよ。いい。なんでもいいから、あたしを、従えて)

P「……『おねだり』」

志希(……ねだる)


志希(ねだる)

志希(キミに)

志希(してもらうために)

志希(……っ、あは、あはは)





39: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 21:31:05.97 ID:+XtovlyE0

ぎゅむっ

P「うおっ」

志希(いい、いい)

志希(そう、キミに、してもらう。それが、いい)

志希(近い、こんなに近い)

志希(あたしの匂いと、キミの匂いが、混ざって)

志希(頭が、脳が。とろけて、なくなりそう)

志希(でも、いい。それも、いい)

志希(もっと、もっと、感じて)

志希(あたしを)





40: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 21:31:51.27 ID:+XtovlyE0

志希(胸も)

むにゅっ 

P「っ……」

志希(お腹も)

ずりっ

P「し、志希、」

志希(全部、全部、キミに、あげるから)

志希(もっと、混ぜて、全部、全部、ちょーだい)




41: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 21:33:26.89 ID:+XtovlyE0

ピクッ

志希(……ふふ。ふふ、ちゃんと、反応してくれてる)

志希(あたしの『雌』に、キミの『雄』が)

志希(嬉しい、嬉しい、嬉しい)

志希(キミを興奮させられてる)

志希(キミは、きっとあたしを求めてくれる)

志希(いいよ、もっと、興奮して)

志希(もっと、求めて)

志希(もっと、捕まえて)

志希(あたしを、全部、全部、)




42: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 21:34:38.56 ID:+XtovlyE0


チャリーン チャリーン

P「っ……あ、ちひろさんから、着信」

志希(もっと、もっと、キミを、キミを)

ずり ずり

P(こ、こいつ、全然聞こえてない)

P(目もとろけて、一心不乱に体押し付けて、腰も振っちゃって)

P(……ヤバイ、Pチャンめっちゃ元気になってきた)

P(いや、うん、正直たまらん)

P(でも、千川ちひろ、畜生、これってどうせこれから戻りますメールだよな)

P(10分あれば……いや、いやいや、今の志希は完全にタガが外れてる)

P(ダメだ、ダメだ、この据え膳は今は食えない……!)




43: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 21:35:22.58 ID:+XtovlyE0

P「……志希、『おあずけ』」

パッ

志希「っ、え、あ……」

P「ごめん、ほら、今ちひろさんから着信が」

P「あと数分で帰ってくるだろうから。続きは……えっと、まあ、延期で」

志希「……」ギリッ

P「!?」ゾクッ

P「ちょ、落ち着け落ち着け」




44: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 21:35:59.92 ID:+XtovlyE0

P「え、えっと……あ、そ、そうそう、実験の結果は」

志希「…………ああ。実験。うん、そう、そうだったね」

志希「ダメ。ダメだよ、これ。絶対に無理」

P「……」

志希「仮説の通りだ。あたし、キミに捕まると、ダメなんだよ」

志希「自由がなくなるとか、そういう話じゃなかったんだ、最初から」

P「……ダメ、って」




45: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 21:36:41.97 ID:+XtovlyE0

志希「わかってるでしょ。あたしも今ので確信したよ」

志希「キミに捕まったら、あたしはもう終わり。負け」

P「……なんかヤバい感じではあったけど」

志希「今もだよ。今、こうしてる間も全然興奮が止まないくらい、キミの『モノ』にされたくなってる」

志希「しかもまるでコントロールできない。見たでしょ?」

P(見たというか、うん)

志希「キミがやめろって言わなければ、多分してくれるまであれを続けてた」




46: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 21:37:18.24 ID:+XtovlyE0

P「……ごめん。もっと別の命令にすればよかった」

志希「別の?ダメだよ。あれは正解」

志希「キミに命令された瞬間も、キミに体擦りつけてる間も、恐ろしいほど幸せだったもん」

P「……幸せ、って」

志希「さっきの考え方で言えば、本能があたしを褒めてくれてたんだ。よしよし、それでいいぞ、って」

志希「それで、脳内麻薬どばどばー。頭がドーン」

志希「結果、頭も体もとろっとろ」

くちゅっ

志希「ほら。水音しちゃう」

P「……っ」




47: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 21:38:11.55 ID:+XtovlyE0

志希「で、延期って、いつ。いつならいいの?」

P「いや、あのな、」

志希「ダメじゃないよね。キミの匂いは絶対にYESって言ってた」

P「……うん、まあ、実際あそこまでされたら拒むに拒めないというか」

志希「ね、いつ?夜?今から二人で失踪しちゃう?」

P「……えっと、予定決めないとダメ?」

志希「……あ。そっか」




48: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 21:38:48.21 ID:+XtovlyE0

志希「いや、ううん、決めなくていーよ」

P「うん、それが俺としても助かるというか」

志希「そうだ。そう。いつでも。いつでもいいんだよ」

P「え」

志希「キミに首を掴まれた瞬間、あたしは『負け』なんだ」

志希「だから、キミのタイミングでいい」

P「俺の、タイミング」




49: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 21:39:18.31 ID:+XtovlyE0

志希「うん。キミが、欲しくなったら」

志希「あたしがお昼寝中でも、ご飯食べてるときでも、なんなら他の人と話してるときでも」

志希「事務所のソファーでも、車の中でも、その辺の路地裏でもいい」

P「……いや、いやいや、そんな」

志希「あ、携帯持っとく理由ができたね。そーゆー呼び出し方もオッケーだよ?」

志希「もちろん、最後はキミ次第だけど。キミがすることは、ただひとつ。あたしを捕まえるだけ」

P「……俺はそんなこと」

志希「していいんだよ。あたしになら。ううん、違う。むしろ、して欲しいんだ」

P「……」ゴクッ




50: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 21:40:09.31 ID:+XtovlyE0

志希「……くく。いいね、その顔」

ちゅっ

P「っ!?」

志希「後でちゃちゃっと襲ってくれてもいいよ~♪今すっごいムラムラしてるから」ヒソッ

P「だ、だから!」

志希「はーあ、ちひろさんってば、間が悪いなー」

志希「びっしょびしょだし匂いでバレちゃうよー、これ。着替え着替えーっと」

志希「ふふ、キミもズボンの中のそれ、早くどうにかしなよ~♪」

P「……」

Pチャン「……」

志希「手伝う?」

P「いや、本当、とりあえず離れて、俺も落ち着かないから」

志希「ししし」




51: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 21:41:04.31 ID:+XtovlyE0

・・・
・・


P(あの日は結局、それ以上何もなかった)

P(後で『一人で発散するのは大変だった』と志希に愚痴られたが)

P(以降、『実験』もしなくなり)

P(お互いに、あの日のことを触れることはなかった)

P(でも、忘れることはできなかった。むしろ忘れたフリをしようとしたことは、逆効果だった)

『キミがすることは、ただひとつ。あたしを捕まえるだけ』

P(その言葉は、あの日の志希の乱れ様と一緒に、しっかり俺の意識に焼き付いていた)


・・
・・・




63: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 02:53:53.77 ID:a7WUPKTH0

[ある日の夜 事務所]

ちひろ「プロデューサーさん、プロデューサーさん」

P「はい?」

ちひろ「今日、志希ちゃんからおやつ貰いました?」

P「……?ああ、そういえば貰いました。ビスケット」

ちひろ「ふふふ。実はそれ、ちょっと裏話があるんですよ。聞いちゃいます?」

P「言いたいんでしょ……はい、聞きたいです」

ちひろ「えへへ。それ、今日の事務所のおやつだったんです」





64: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 02:55:23.97 ID:a7WUPKTH0

ちひろ「夕方片づけるときに志希ちゃんが、『Pさんにあげるから一つちょーだい』って」

P「へぇ」

ちひろ「かわいいですよねぇ。ふふ、変わった子ですけど、しっかり女の子なんですよ」

P「……?」

ちひろ「なんですかその顔」

ちひろ「志希ちゃん、Pさんのためにわざわざ取っておいてくれたんですよ」

ちひろ「毎日外で大変だろうからねー、って言ってました」

P「あ、なるほど……は、ははは」

ちひろ「照れくさいでしょうけど、しっかりお礼は言ってあげてくださいね」

P「……そうします」




65: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 02:56:27.63 ID:a7WUPKTH0

ちひろ「一体どうやったんですか?」

P「え?」

ちひろ「志希ちゃんですよ。しっかり飼い慣らしてるじゃないですか」

P「飼い慣らしてる、って」

ちひろ「だってそうとしか言えません。志希ちゃんって、適当というか、予測不能な子じゃないですか」

ちひろ「でも傍から見てると最近はPさんの言うことはしっかり聞いてますよね」

P「……かも、しれないですね」




66: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 02:59:22.95 ID:a7WUPKTH0

ちひろ「教えて下さいよー。どんなマジックがあったんですか?」

P「うーん。マジックなんていう程の仕掛けはなにも」

ちひろ「えー……あ、案外、単純に相性が良かっただけ、とか?」

P(……相性が)


『あたしはこの地球上で、キミにとって一番都合のいい雌になる』


P(……)

P「……そんなところだと思います」




67: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 03:03:36.74 ID:a7WUPKTH0

ちひろ「ふふ、それはそれで面白くないけど、羨ましい話です」

ちひろ「しっかり面倒見てあげてくださいよ」

P「……ええ。そうします」

ちひろ「はい。……さて、私もぼちぼち上がっちゃいます。施錠、お任せしていいですか?」

P「ええ。お疲れ様です」

ちひろ「えっと、お財布と、手帳と……」




68: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 03:04:16.01 ID:a7WUPKTH0

ガチャッ

志希「おっはにゃーん♪」

ちひろ「……あら?志希ちゃん?どうしたの?」

志希「んー、ちょっと忘れ物」

ちひろ「もう……」

ちひろ「……あ、Pさんももう帰るんでしたっけ」

P「え、いや」

ちひろ「志希ちゃん、遅いしPさんに送っていってもらったらいいんじゃない?」

志希「おー?」

P「……」




69: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 03:09:10.52 ID:a7WUPKTH0

ちひろ「施錠は任せてください。ほら、早く荷物まとめちゃってくださいよ」

P「……えっと」

ちひろ「志希ちゃんも、Pさんと一緒の方が安心よね?」

志希「……んふふ、そだねー。ねね、送って送って~♪」

P「…………」

ちひろ「ほら、Pさん」

P「……わかりました。志希、忘れ物って」

志希「んー、もう回収したよー。だいじょぶ」




70: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 03:15:10.32 ID:a7WUPKTH0

ちひろ「Pさん、その辺は私が片しますから。女の子を待たせちゃダメですよ」

P「……申し訳ないです。よし……って志希、お前変装は」

志希「え?」

P「え、じゃないだろ。なんか適当に髪束ねて、帽子とだけでも」

志希「えー。束ねんのやーだー」

P「その髪目立つから。えっと、確かこの辺りに髪ゴムが……ほら、これで」

志希「ぶーぶー。志希ちゃん断固拒否ー!」

P(……ちひろさん助けて)

ちひろ(Pさんがやってあげたらいいんじゃないですか)ニコッ

P(…………)




71: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 03:15:48.13 ID:a7WUPKTH0

P「……髪、上げて。後ろで緩く束ねるだけでも変わるから」

志希「……お?おー、何、キミがやってくれるの?」

志希「ししし、ならいーかなー。ほら、好きにしちゃってー♪」

P(……)


『そー。好きに。『脱げ』でも『跨がれ』でも』


ぞくっ

志希「……んー?」

P「……えっと、この辺かな。ほい」きゅっ




72: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 03:17:03.42 ID:a7WUPKTH0

志希「あはは、髪束ねたの超久しぶり!」

志希「何、キミってこーゆー結び方が好きなの?」

P「……まあ、な。よく似合ってるよ」

志希「ふん、ふん、肩にすこーしかかる感じねー。覚えた!」

志希「こっち向くと首元がチラっと見えちゃうんだね。セクシ~♪」チラッ

P「っ!!」

志希「……くく。あれあれ、どったの?」

P「……ほどほどにしなさい。ほれ、帽子と眼鏡。行くぞ」

志希「はーい。それじゃちひろさん、ありがとねー」

ちひろ「ふふ、また明日ね。Pさんも、お疲れ様です」




73: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 03:24:54.25 ID:a7WUPKTH0

・・・

志希「~~♪」

P「そういや」

志希「んー?」

P「おやつ、ありがとうな」

志希「あー、あれねー。食べた?食べた?」

P「……何か入れてたのか」

志希「んふふ」

P「おいィ!?」




74: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 03:29:36.34 ID:a7WUPKTH0

志希「入れてないよーん。で、食べた?」

P「食べた、けど」

志希「おー。そっか、そっか。ししし」

P「何か入れただろ」

志希「入れてなーい」

P「ぬぬぬ」

志希「ホントだってば。どっちかというと、ちゃんと食べてくれるかどうかの実験」

P「……?」




75: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 03:30:22.84 ID:a7WUPKTH0

志希「食べたときさ、薬入ってるかも、とか考えた?」

P「いや、別に。志希が差し入れなんて珍しいな、とは思ったけど」

志希「うん、うん。よーし、いい傾向」

P「どういう意味だ」

志希「んー、後で教えたげる」

P「はあ」




76: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 03:31:47.99 ID:a7WUPKTH0

志希「で、Pクン。キミなかなかアレだね」

P「Pクンってなんだよアレってなんだよ」

志希「アレはアレだよ」

P「何」

志希「やらしいね?」

P「……何でそうなるの」

志希「さっき、あたしの髪の毛触ってるとき」

P「う」




77: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 03:32:21.26 ID:a7WUPKTH0

志希「ふふふ、志希ちゃんのお鼻は誤魔化せないよー?」

P「いや、あれはだな」

志希「思い出しちゃった?」

P「……まあ、少し」

志希「そっかー。そっかー♪」

P「ああ、もう……」




78: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 03:33:20.25 ID:a7WUPKTH0

志希「で」

P「?」

志希「あたしは、いつでもいいわけだけど」

P「……志希も案外、アレだな」

志希「んー?」

P「もっと適当を地で行ってるもんだと思ったけど。したたか、というか」

志希「ししし」




79: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 03:35:09.34 ID:a7WUPKTH0

P「今日のこともどこまで偶然なんだか」

志希「んー?何のことかにゃー?」

P「……やっぱり?」

志希「どーでもいいじゃん!大切なことはいつだってただ一つ!」

P「何」

志希「何だろ?」

P「適当か」

志希「や、今のは照れ隠し」

P「え?」

志希「ちょっと言い切るには勇気が足んなくて」

P「わざとだろ。やっぱしたたかだ」

志希「うひひ」




80: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 03:39:07.62 ID:a7WUPKTH0

志希「大切なのはね。あたしがキミの気を引こうとしてる、ってコト」

P「……」

志希「乗ってくれた方が嬉しいんだけどにゃーん?」

P「……俺は」

志希「おーっとストップ!志希さん宅に到着しました!」

P「え?あ、このマンション?」

志希「そそ。……じゃ、運命の選択。上がってく?」

P「……」

志希「ちなみに、上がったら朝まで返さないからね。絶対」

P「俺は」

P(俺、は)




81: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 03:40:46.23 ID:a7WUPKTH0

志希「んふふ。キミのその顔、結構好きかも」

P「……」

志希「さっきの答えねー。全部だよ」

P「さっき?」

志希「今日のコト。全部、あたしの仕込み。偶然なんて一つもない」

志希「ビスケットのコトも、キミに髪束ねてもらったのも」

志希「全部。全部、キミにここまで送ってもらうため」




82: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 03:42:01.49 ID:a7WUPKTH0

P「……ちひろさんもグル?」

志希「んーん。でも、計算内。あの人、世話焼きだからねー」

P「……なんか、もはやしたたかというか」

志希「腹黒?」

P「そこまでは言ってない」

志希「ま、あたしはそんなもんだよ。それに、そー思われるのだって厭わない」

志希「キミを、その気にさせるためなら、ね」

P「……」




83: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 03:42:51.46 ID:a7WUPKTH0

志希「さて、あんまり突っ立ってると目立っちゃうと思うケド~?」

P「……」

志希「……」

P「……何階?」

志希「14階。……っしし、やったね」

志希「さ、行こ行こ」




84: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 03:43:49.15 ID:a7WUPKTH0

P「ここ?」

志希「うん。ま、何もない部屋だけどね。上がって上がって」ガチャガチャ

カチッ

志希「扉の向こうに行ったら、よろしくねー♪」

P「……お前なあ」

志希「やー、仕方なくない?おあずけされて、そのまま放置されて。志希ちゃんかわいそうでしょ?」

P「仕方なかっただろ」




85: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 03:44:48.90 ID:a7WUPKTH0

志希「くくく。今ここにいるのも、仕方ない?」

P「……」


ガチャッ


志希「あ」

P「お邪魔します」

志希「……っ、ふふ、いいね。そうこなくちゃ」



バタン




86: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 03:46:13.68 ID:a7WUPKTH0

ごめんね 残りは明日というか今日の夜投下するね ごめんねごめんね



87: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 04:01:47.89 ID:4YRV94QI0

取り敢えずおつ



88: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 19:14:09.12 ID:HWe3TbR7o

髪の長い娘の首筋は確かにそそるものがある



89: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 19:33:39.99 ID:/+NOUuLu0

はやくしろっ!!!
間に合わなくなっても知らんぞぉー!!!




91: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/03(水) 04:22:18.54 ID:p2SJBoK40

・・・

志希「……っ、はっ……はあっ……」

志希「待って、待って……ちょっと、ストップ」

P「駄目」

志希「だ、駄目って、あたしもう三回も」

ずぷっ
志希「~~~っ!!」

P「三回も?」

志希「はっ、はぁっ……苦しいから、ホント」

P「うん」

ぐちゅっ
ぎしっ ぎしっ

志希「あ、あっ……だから、ね、やめ、っ……ちょっと、」




92: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/03(水) 04:22:56.84 ID:p2SJBoK40

志希(っ、ほ、本当に、キツいのに)

志希(全然、腰、止めて、くれない)

志希(あたしだけ、もう、三回も、)

志希(違う、予定だと、一緒に、何度も、)

志希(なんで、この人、こんなに)

P「ほら、志希、頑張って」

志希「っ、が、頑張れって、っ、あたし、こんな」

ぴたっ

P「無理?」

志希「はっ、はっ、無理って、ほどじゃ、ないけど」

P「けど?」




93: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/03(水) 04:24:06.16 ID:p2SJBoK40

志希「き、キミ、わざと、やってるよね」

P「まあ。うん」

志希「志希さん、そーんなに余裕ないから、もうちょっと、手抜いてくれると」

P「駄目」

志希「……はっ、はぁっ……っ、ふーっ、ふうっ、」

P「志希はさ、油断ならない、というか。頭の回転早いし、計算できる子だし」

志希「はぁ、はぁ……」

P「そんな子が弱点一つで言いなり、ってのも結構ぐっと来るけど」

P「それでも上手が取れそうなところは全部抑えておかないとな、と」

志希「ぜん、ぶ」

P「そう。全部」




94: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/03(水) 04:25:04.18 ID:p2SJBoK40

志希(全部)

志希(あたしを、組み伏せて)

志希(好き放題に、抱いて)

志希(キミは、あたしを、本気で)

志希「っ、ふふ」

P「?」

志希「キミ、思ってたより。あたしのこと、好きだね」

P「…………」

志希「ししし」




95: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/03(水) 04:26:38.98 ID:p2SJBoK40

P「……そういうとこが」

ぐいっ

志希「んっ……えへへ。ほら、ちゅーしよ、ちゅー」

P「……」

志希「んー」

P「……対面座位でさ、試してみたいことがあったんだ」

志希「……なーにさー。ちょっとくらいあたしにノってくれてもいいのにー」




96: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/03(水) 04:28:30.56 ID:p2SJBoK40

P「猫ってさ、交尾するときに雄が雌の首を噛むんだ」

P「それがトリガーになって、雌が排卵するんだとさ」

志希「……」

志希「えっ」

P「志希ってもともと首が弱いのか、それとも根っこが猫寄りなのか。試してみよう」

志希「あ、まって、待って待って」

志希「多分それよくない、まずい、まずいってば」

P「明日、傷消しクリーム買いに行こうな」

志希「や、じゃなくて、あたし、ホントに、それ」

志希「あ、」


がりっ


志希「~~~~~~っ!!!!!」




97: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/03(水) 04:29:58.83 ID:p2SJBoK40

P「……志希?あ、あれ、おーい」

志希「っ、あ、っ、ふっ、ふぅっ」

P(……首、やっぱりヤバいスイッチなんだな)

P(志希、腰が砕けて、全力で寄りかかって)

P(太腿とお腹が、痙攣してる)

P(明らかに意識もはっきりしてないし)

P(多分もう、本当に休ませないとまずいのに)

P(あの時と、同じ)


ずり ずり


P(体、捩らせながら、胸とお腹、押し付けて)

P(もっとしろ、もっとだ、って)




98: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/03(水) 04:30:42.01 ID:p2SJBoK40

P「志希、志希」

志希「ん……へへ、んふふ」

P(目も虚ろ、だらしなく笑ってばっかりで)

P(力入ってないのに、絶対に離さない、って感じで抱き着いて)

志希「んん、ふふ……ふっ、ふっ」グリグリ

P(鼻面、俺の首筋に押し付けて)

P(……そんなに、匂いが好きなのか)




99: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/03(水) 04:31:41.16 ID:p2SJBoK40

志希「んふ。んふふ」グリグリ

P「あー、もー!ほら、鼻ぐりぐりしない」

志希「~~~♪」スリスリ

P(全力でしがみついて、頬ずりなんてしちゃって)

P(動物的、というか。本能そのままの、愛情表現)

P(けど、ここまで真っ直ぐに懐かれてるってのは……悪くない、気がする)




100: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/03(水) 04:33:01.81 ID:p2SJBoK40

P(……にしても、エロい)

ぐに ぐに

P(『飽きさせないよ』と言わんばかりに腰動かして)

P(奥に、こすりつけて)

P(……うん。たまらん。俺も、流石に)

パチン

P(……なんだ今の音)

志希「……んっ、ふぅ、ふっ……」

ぬちゅっ 

P(……あれ、この感触)

志希「ふふふ……はぁ、はぁっ」

P(…………)




101: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/03(水) 04:34:43.09 ID:p2SJBoK40

P「志希。ゴムに細工とかした?」

志希「~~♪」スリスリ

P(こ、こいつ)


ぎゅっ

志希「んぅっ!?」

P「志希。『細工、したのか?』」

志希「えへへ、し、した、しました」

P「お、お前な」




102: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/03(水) 04:35:51.04 ID:p2SJBoK40

志希「だって、キミのコト、好き、なんだもん」

P「……それとこれとは」

志希「別じゃ、ないよ。いつも、ふらふらしてる、志希さんだけど」

志希「キミに対しては、ちょっと、愛着と、執着が、あるんだ」

P「……っ」

志希「だって、あたし」

志希「多分、キミが思ってる、何倍も、何倍も。キミのことが」

P「……」


ぱっ

P(……なんだそのこっ恥ずかしい理由!)




103: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/03(水) 04:37:02.48 ID:p2SJBoK40

かぷっ

P「……?」

志希「んー」

P「……俺は別に首、噛んでも効かないぞ」

志希「……へへへ」

P「……」

ちゅうっ

志希「ん゛っ!?」

志希(あ、首、吸って、これ、跡、)

ちゅっ ちゅっ




104: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/03(水) 04:37:50.75 ID:p2SJBoK40

志希(あ、あは、すごい)

志希(あたし、跡だらけに、されて)

志希(マーキング、こんなの、誰が見ても、わかる)

志希(あたしが、外も、中も、全部、キミのモノにされて)

志希(でも、さっきよりちょっと、手つきも、仕草も、優しくて)

志希(キミが、あたしに、夢中になって、くれてる)

志希(なんか、幸せ、かも)




105: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/03(水) 04:38:45.76 ID:p2SJBoK40

P(……なんだ、これ)

P(ベッドの上では押し勝つ、くらいのつもりだったのに)

志希「えへへ……んっ、あ、んん……っ」

P(幸せそうに、へらへらしちゃって)

P(なんだか、それが可愛くて仕方ない)

志希「んー。んー!!」

P(こうやって、キスをねだられるのも)

志希「……んっ。へへへ」

P(それだけで、更に喜んじゃうのも)


ぎしっ ぎしっ


志希「んっ、あ、やっ、んんっ……!」

P(ベッドの軋みに合わせた、甲高い喘ぎも)

P(なんか、やたらと)




106: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/03(水) 04:39:38.07 ID:p2SJBoK40

志希「……あはは、キミ、顔、真っ赤」

P「志希もだぞ」

志希「だって、これ、すごいよ。匂い、ぐっちゃぐちゃに混ざって」

P「ホント匂い好きだな」

志希「うん。でも、それ以上に。キミの鼓動が、わかる」

志希「そこまでキミに近づけて、繋がれて。幸せ♥」

P「……」

志希「キミは、どう?……って、聞く間でも、ないね。暴れんぼーさんめ」




107: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/03(水) 04:40:51.67 ID:p2SJBoK40

志希「……で、志希さんから提案」

P「……ん」

志希「あたしは、キミに捕まりたい」

志希「……だから、キミも、あたしのことが気に入ってたら。捕まえといてよ」

P「どういうこと?」

志希「くく、言わせちゃう?」

P「……あ」

志希「ゴム。破れたままですよー、ってコト」

志希「んふふ。捕まっちゃったら、どーしよもないからね。あたし」

P「大胆すぎだろ」

志希「いーのいーの。本能本能。遺伝子よこせー」

P「……」




108: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/03(水) 04:41:23.06 ID:p2SJBoK40

ぐちゅっ


志希「っ!?ん、あ、あ、あっ」

P「舌、噛むなよ」


ずりゅっ ぐちゅっ


志希「んっ……んんっ!!あっ、あっ、あ、」

志希(すご、さっきより、大きい)

志希(腰、がっちり押し当てて)

志希(奥の、奥まで、突き入れられて)

志希「っ……ふーっ……ふっ、あ、んうっ」

志希(これ、ついに、キミ、ノって、くれた)

志希(これ、絶対、中に、出されちゃう)




109: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/03(水) 04:43:12.55 ID:p2SJBoK40

ぐちゅっ ぐりっ ぐりっ


志希(奥、全力で、探って、擦り回して)

志希(肩と、腰、がっちり、腕回して)

志希(こんなの、絶対に、中に、出す気、だよね)

志希(それに、コレ、すごい、トリップとか、そういう、レベルじゃ、ない)

志希(キミの、モノも。温度も、匂いも。劣情も、想いも)

志希(全部、今、あたしの、中に)

志希(っ、コレ、すごい、気持ち、いい……!)


ぞくっ

びくんっ


志希「っ、あ、~~~~っ!!!」




110: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/03(水) 04:43:59.79 ID:p2SJBoK40

P「……っ、あ、志希……?お前、また」

志希「あ、あは、ご、ごめん、ごめんね、あたし、ばっかり」

P「いや、それは別にいいんだけど」

志希「ちょっと、幸せすぎて。ちゃんと、キミを、満足させないと、ダメなのに」

志希「もーちょい、我慢の子。頑張るよ」

志希「でも、ちょっと腰、辛いかも。……えっと、こう寝転がって……ん、どーぞ」

P「……あ。そっか、そういうのもあるのか」

志希「んふふ」




111: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/03(水) 04:44:39.97 ID:p2SJBoK40

ぎゅうっ


志希「っ、はひゃっ!?」

P「『我慢、しなくていいぞ』」


びくっ


志希(えっ、や、それは、まず)


がくっ がくんっ


志希「っ、あ、っ、っ!!!!」

志希(背中、攣る、腰、跳ねすぎ、)

志希「ふーっ……っ!!!あっ、~~っ!!!!あ、あ、」

志希(匂いだけでも、正直、ダメなのに)

志希(我慢禁止って、あたし、壊れ、)




112: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/03(水) 04:45:35.25 ID:p2SJBoK40

P(ヤバい、息吸う毎にイッてる)

P(……でも、その度に中がうねって)


ずっ ぢゅぷっ ぢゅぷっ


志希「っ、かはっ、はっ、はっ、あ、あ、」

P「志希、もうちょっとだから。頑張って」

志希(あは、は、ちょっと、苦しい)

志希(でも、もう少し。もう少し)

志希(もう少しで、キミが、キミの)




113: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/03(水) 04:46:09.49 ID:p2SJBoK40

ぎしっ ぎしっ


志希「っ……っ、あっ、あっ、あっ」

志希(キミが、あたしを、本当に、本当に)

志希「っ、あ、」


びくんっ


志希(あ、ほ、本当に、中に)



どぷっ


志希「っ、~~~~~~~~~~~~~っ!!!!!!」




114: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/03(水) 04:47:02.55 ID:p2SJBoK40

どくんっ どくっ


志希「はっ、あっ、あっ……っ、はっ、はっ、はっ」

志希(細工は、したけど、まさか、ホントに)


どくっ


志希「はぁっ、はっ、はっ」

志希(キミのが、貰える、なんて)


どくんっ


志希「はっ……はっ……」

志希(あたしの方も、調整、しておけば、よかった、かな)




115: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/03(水) 04:48:18.74 ID:p2SJBoK40

P「っ、はあ、はっ、はっ」

志希「……っ、ふふ、ふふふ。いえーい。よろしくね、パパ」

P「……や、やっぱりそういうアレ?」

志希「じょーだんだよ。残念ながら、今日はセーフ」

P「残念ながら、って」

志希「や、でも首噛まれたし。案外、アウトかも?」

P「流石にそこまでは猫じゃないだろ……」

志希「ふふふ、ファイナルアンサー?正解は一ヶ月後!」

P「……マジか」




116: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/03(水) 04:49:19.07 ID:p2SJBoK40

志希「にゃはは、セーフだってば。今日はだいじょーぶ」

志希「いつか必ず当ててもらうケドね~♪」

P「またそういうこと言う」

志希「捕まえたからにはちゃんと可愛がってくれなきゃ。それに、結構良かったでしょー?」

P「……はい」

志希「うん、うん。あんなに獣みたいに襲われるとは思ってなかったけど、あたしも良かったよ」

志希「ししし。色々頑張った甲斐があったかな」

P「頑張ったって……」

志希「いろいろ工夫したんだよ?ほら、今日のビスケットとか」




117: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/03(水) 04:51:30.41 ID:p2SJBoK40

P「何も入れてなかったんだよな?」

志希「うん。アレね、キミの警戒レベルが下がったかどうかのテスト」

P「警戒レベル?」

志希「そ。最終的にはキミが踏み込んできてくれないと意味ないからさ?」

志希「日頃のアレコレで、キミのあたしに対する警戒を緩めてたのさ」

P「……あー、なるほど……」

志希「あたしみたいにあやしー実験してるヤツから食べ物もらって食べちゃうとはね~♪」

P「で、食べたから決行、と」

志希「そゆこと♪」




118: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/03(水) 04:51:57.47 ID:p2SJBoK40

志希「やー、こーゆー対人実験も面白いね」

P「あんまり他の人にするなよ」

志希「はーい」

P「なんか適当だな……」

志希「だいじょーぶ。なんせ、今は目の前のヒトにキョーミ全部吸われちゃってるから♪」

P「……」

志希「あ、どう、どう?今のグッと来た?」

P「……うん。来た。よし、もう一回するか」

志希「……え、あ、えーっと、それはちょっと」

P「幸せだなー。志希は可愛いからなー」

志希「あー!首はダメ首はダメ、それ反則!反則!」

・・・
・・




119: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/03(水) 04:52:48.22 ID:p2SJBoK40

[後日 事務所]

P「こら志希、俺の上着!どこ持ってった!」

志希「え?あー、食べちゃった♪」

ちひろ「…………」

P「嘘つくな!持って来なさい!外出するから!」

志希「えー、けっこーパーフェクトな枕なのに……」

P「いいから取ってくる!さもないと」ワキワキ

志希「あー、わかったわかった!取ってくるよ、もー……」スタスタ

P「もー、じゃないだろ……」




120: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/03(水) 04:53:27.99 ID:p2SJBoK40

ちひろ「……Pさん」

P「はい?」

ちひろ「その……そういうの、あんまりよくないと思いますよ?」

P「?」

ちひろ「その手、ワキワキさせて脅すの」

P「あー、えっと、これはですね」

ちひろ「セクハラですよ、セ・ク・ハ・ラ」

志希「はーい。持ってきたよー。……あれ、どったのー?」




121: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/03(水) 04:54:08.24 ID:p2SJBoK40

P「あっ、志希、こっちこっち」

志希「?」

P「セクハラとかじゃなくてですね、ほら、志希って猫じみてるじゃないですか」

P「だからこう、首を」

志希「に゛ゃっ!!」ベシッ

ちひろ「嫌がってますけど」

P「……こういう一連の流れなんです。お約束的な」

ちひろ「はぁ……程々にしてくださいよ。志希ちゃんも困ったら私に相談してね?」

志希「にゃはは、はーい」




122: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/03(水) 04:55:15.31 ID:p2SJBoK40

志希「でもだいじょーぶだよ。いつもやってるから♪」

ちひろ「そう?」

P「……じゃ、志希、行くぞ。ちひろさん、行ってきます」

志希「行ってきまーす」

ちひろ「はーい。行ってらっしゃい」


バタン


ちひろ「……はぁ。志希ちゃんも大変ねぇ」




123: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/03(水) 04:56:05.41 ID:p2SJBoK40

スタスタ

志希「ダメだよー、人前で掴んじゃ」

P「いや、別に本当に掴む気はなかったんだけど」

志希「それでも。あたしすぐスイッチ入っちゃうんだから」

P「……そんなに?」

志希「んー?確かめる?」

P「……」

志希「いーよいーよー。キミがあたしにキョーミ持ってくれるのは大歓迎!」




124: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/03(水) 04:56:43.11 ID:p2SJBoK40

志希「じゃ、今晩はキミの家で!」

P「ダメ。お前荒らすからダメ」

志希「えー!」




125: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/03(水) 04:57:12.00 ID:p2SJBoK40


    ̄ ̄ ̄二二ニ=-
'''''""" ̄ ̄
           -=ニニニニ=-


                          /⌒ヽ   _,,-''"
                        _ ,(^ω^ ) ,-''";  ;,
                         / ,_O_,,-''"'; ', :' ;; ;,'
                     (.゙ー'''", ;,; ' ; ;;  ':  ,'
                   _,,-','", ;: ' ; :, ': ,:    :'  ┼ヽ  -|r‐、. レ |
                _,,-','", ;: ' ; :, ': ,:    :'     d⌒) ./| _ノ  __ノ




126: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/03(水) 05:03:20.28 ID:xGC8oT2b0

素晴らしいの一言



128: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/03(水) 05:15:50.78 ID:9tNLEIoVO

ああ^~乙!



129: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/03(水) 07:51:25.68 ID:ufqK7tpio





130: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/03(水) 08:21:45.70 ID:VQd8v54So

これで今週も生きていける



133: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/03(水) 13:37:21.62 ID:o1uIcdUE0

ふぅ……、志希にゃんいいなぁ乙です



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