関裕美「アクセサリーを作りたい?」

2020-03-11 (水) 00:07  アイドルマスターSS   0コメント  
1: ◆WO7BVrJPw2 2020/03/01(日) 15:13:20.47 ID:JJMHhEen0


――事務所

向井拓海「おい、ちょっといいか」

関裕美「え」

拓海「……」

裕美「……私?」

拓海「そうだよ、他にいないだろ」

裕美「ええと……」

裕美(向井、拓海さん、だったよね。話すの初めてどころか、ほとんど顔を合わせたこともないのに……)

裕美(失礼の無いように、しっかり目を見て話さないと)

裕美「あの」キッ

拓海「お? へぇ、アタシにメンチ切るとはいい度胸してンじゃねぇか」ギンッ

裕美(えぇ、困ったな……そういえば、ヤンキー?だっけ。よく分からないけど、乱暴そうなイメージちょっとあるよね……)

裕美(え、もしかして私、目付けられた……?)ギラッ

拓海「はっ、いいモンもってんなぁ」バチバチ

裕美「なんでしょうか……」ギリギリ

拓海「あ、いけねぇいけねぇ。つい昔のクセでやり返しちまった」

裕美「へ?」





2: ◆WO7BVrJPw2 2020/03/01(日) 15:14:38.36 ID:JJMHhEen0


拓海「喧嘩ふっかけに来たわけじゃねえんだ」

裕美「はぁ……」

拓海「しっかし、一丁前のガン付けだったな。こりゃぁ期待できるぜ」

裕美「あのっ」

裕美「何の、用でしょうか」

拓海「あー、そうだったな」

裕美「……」

拓海「……」

裕美「……聞いてる?」

拓海「だーっ、っぱガラじゃねぇなぁーっ」

裕美「は、はい?」

拓海「ちょっと耳貸せ」

裕美「お金とか顔じゃなくて?」

拓海「んなもんいらねえって」




3: ◆WO7BVrJPw2 2020/03/01(日) 15:15:08.45 ID:JJMHhEen0


裕美「それじゃ……」ヒョイ

拓海「あのよ……」

拓海「……その」

裕美「?」

ゴニョゴニョ

裕美「えっ。アクセサリーを作りたい!?」

拓海「馬鹿っ、言うなよ!」

裕美「ご、ごめん……」

拓海「ちっ……まぁ、しゃぁねぇ」

裕美「で、でもどうして急に? その、拓海さん、そういうのとは……」

拓海「確かに無縁なんだけどよ……」

裕美「……理由は、聞かない方がいい?」

拓海「あー、まぁいいか…… アタシと組んだ相棒がいてな」

裕美「相棒って、ユニット?」

拓海「まだ曲ももらってねぇ、仕事も数こなしたわけじゃねえが……ダチだな」




4: ◆WO7BVrJPw2 2020/03/01(日) 15:15:53.60 ID:JJMHhEen0


拓海「前にソイツん家行った時に盛り上がってな。いつかステージに立つときに、あー、そのそれが」

裕美「アクセサリー?」

拓海「そういうのが欲しいって言ったんだ。ペアで」

裕美「あ、お揃いの付けようってこと?」

拓海「まぁ、そうだな……アタシはガラじゃねえけど、ソイツがあんまりにも言うからよ」

裕美「そっか。ステージ立つ時、衣装アレンジする人も結構いるもんね」

拓海「そういうのは知らねえけどよ……里奈のヤツがそういうんなら、付き合ってもいいっつぅか」

裕美「……ふふっ」

拓海「笑ったか?」

裕美「ご、ごめん。変な意味じゃないの」

裕美「それって、凄く素敵なことだと思うから」

拓海「……調子狂うなぁ……」




5: ◆WO7BVrJPw2 2020/03/01(日) 15:16:32.99 ID:JJMHhEen0


裕美「それで、手作り?」

拓海「まぁな。……そういうショップもよくわからねえし、似合うもんがあるとは限らねえ。なら、作っちまった方が早いかと思ってよ」

拓海「向こうが用意するって言ってんだけど、貰ってばかりってのは相棒じゃねえだろ」

裕美「対等、なんだね。……でも、なんで私なの? いままでほとんど会話したこともないのに」

拓海「前に乃々にちらっと聞いた気がしてな」

裕美「乃々ちゃん? あ、そっか、前に拓海さんと仕事した時に」

拓海「本当は乃々を通したかったんだが、なんかあいつ見つからなくて」

裕美「たぶん、Pさんの机の下かな……」

拓海「んなとこまで探さねえよ…… まぁ、やっぱ自分で行くのもスジってもんだしな、こうやって来たわけだ」

裕美「そっか……うんわかった、任されるよ」

拓海「恩に切るぜ」

裕美「そんなたいしたことじゃないよ。ふふっ」

拓海「……」




6: ◆WO7BVrJPw2 2020/03/01(日) 15:17:30.45 ID:JJMHhEen0


裕美「まず、どういうのが作りたい?」

拓海「何が作れんだ?」

裕美「ネックレスとかピアスとかブレスレットとか……難しいのに挑戦しなければ、材料次第でなんでも」

拓海「そうか……選択肢が多いとよくわかんねえな」

裕美「うーん、じゃあ、小物から作るのがいいかな。耳につけるのは二対つくる事になっちゃうから、これもちょっと作業多いね」

拓海「計四つには確かにな」

裕美「あれ? そういえば拓海さんってピアス穴開けてないんだね」

拓海「あ、ああ……別に怖いとかじゃねーぞ、悪いかよ」

裕美「ううん、意外といえば意外だけど……乃々ちゃんほどじゃないかな」

拓海「あっ、だよなぁ! あとなんだ、小梅とかも開けてるし」

裕美「高校生の人たちは結構いるよね。美嘉さんとか、奏さんとか」

拓海「でも中坊ははえーだろ」

裕美「ま、まぁ分からなくはないかな。とりあえずイヤリングもなしで」

裕美「ネックレスは鎖さえあればいいけど衣装次第じゃ隠れちゃうし。指輪とか?」

拓海「指輪ねぇ。まぁ、そこらへんが妥当なんかな」

裕美「宝石とかつけるわけじゃないけど、ステージで映えるような大きめのがいいかも」

拓海「大きいのか……あっ、いっそメリケンサックを飾り付けちまうってのはどうだ?」

裕美「えぇ……」




7: ◆WO7BVrJPw2 2020/03/01(日) 15:18:03.34 ID:JJMHhEen0


裕美「それは極端だけど、拓海さんがどういうの作りたいか、イメージがあった方がいいね」

拓海「イメージってもなぁ」

拓海「やっぱり、アタシらしくばーっと格好いいのがいいよな」

裕美「ばーっと」

拓海「バリバリにイケてるのもいいなぁ」

裕美「ばりばり」

拓海「……」

裕美「……」

拓海「無理言ってんのは分かってんだよ」

裕美「何も言ってないよ……。わかった、作れそうなのをピックアップしてくるね。それをアレンジしていこう」

拓海「アレンジか……そういうのなら、イメージしやすいかもな」

裕美「拓海さん、事務所から家近かったっけ」

拓海「近いって程でもねぇな。バイクでは来られる距離だけど」

裕美「へぇ…… じゃあ、今度私の部屋で作業しよう。道具も多少はあるし」

拓海「いいのか、悪ぃな」

裕美「大丈夫」

拓海「よし。頼むぜ裕美」

裕美「うん」

拓海「これがアタシの連絡先。用意できたら教えてくれ、じゃあな!」

裕美「わかったよ。じゃあ、ね」

裕美(……思ったほど、怖い感じじゃなかったな)




8: ◆WO7BVrJPw2 2020/03/01(日) 15:18:31.19 ID:JJMHhEen0


――裕美の部屋

裕美「……でね、これを元にして仕上げていったらどうかなって」

拓海「へぇ、なるほどな」

裕美「これね、最後に紫外線を当てて固めるの。余り厚みは持たせられないけど、模様つけたり、薄いものだったら中に閉じ込めることもできるし」

拓海「はーっ、よくできてんなぁ」

裕美「あとは拓海さんの希望があれば、できそうなことは考えてみるよ。指輪の土台に乗せられるものなら、だいたい入れられるんじゃないかな」

拓海「炎とか髑髏とかいいな」

裕美「ま、まぁそういうのもアクセサリーにはあるよね」

拓海「……あー、でもあれか」

裕美「?」

拓海「アタシだけがつけるんじゃないんだよな」

裕美「里奈さん、だっけ。どういうのが好きそう? 拓海さん寄り?」

拓海「あー……アタシとウマは合うんだけど、好みは全然違うな。結構ギャルだぜ」

裕美「へぇ……じゃあ定番だけど、ハートとか」

拓海「ハートなぁ……」




9: ◆WO7BVrJPw2 2020/03/01(日) 15:18:58.43 ID:JJMHhEen0


裕美「そうなると拓海さんが気に入らないかな」

拓海「まぁ、付けらんなくはねぇけど……」

裕美「あっ」

拓海「?」

裕美「こうやって、ハートを花びらに見立てて……こんな感じで並べて」サラサラ

裕美「で、背景に黒から赤にグラデーション付けて……」

裕美「どう? 炎に華」

拓海「……」

裕美「あ、あれ?」

拓海「……いいな」

裕美「え?」

拓海「これこれ、そーいうんだよ! いいじゃねえか!」

裕美「そ、そう?」




10: ◆WO7BVrJPw2 2020/03/01(日) 15:19:25.07 ID:JJMHhEen0


拓海「やっぱり頼んで正解だったなぁ」

裕美「ふふ、なんか嬉しいね。作るのはどうする? 作業自体もやっていいけど……」

拓海「おいおい、アタシをナメんなよ。案もほとんど裕美に出して貰って、材料だって準備させちまったんだろ。作るのくらいはやんねえとな」

裕美「わかった。じゃあ手順を追ってやっていこう」

拓海「おう、夜露士苦!」

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拓海「っだー、こまけえー!」

裕美「大きめって言っても、一円玉のサイズに細工していくようなものだもんね」

拓海「これよぉー、こんなに丁寧に空気抜く必要あんのか?」

裕美「レジンの空気部分もアクセントにはなるけど……無い方がきれいに仕上がるよ」

拓海「ってもなぁ……」




11: ◆WO7BVrJPw2 2020/03/01(日) 15:19:52.07 ID:JJMHhEen0


拓海「ちったぁ手ぇ抜いても良さそうなもんだけど」

裕美「ダメ。自分で付けるだけじゃなくて、相手に贈るものになるんだから」

裕美「それが手抜きだったら、贈った拓海さんが後悔する。拓海さんの精一杯でいいから、ちゃんとやり切らなきゃ」

拓海「お、おう……」

裕美「あ……」

拓海「?」

裕美「……やっちゃった」

拓海「なんだ?」

裕美「……私、こう言う時に言いすぎて、煙たがられるの」

裕美「事務所だと、分かってくれる人多いんだけど……」

拓海「そんなん……間違ったこと言ってるワケじゃねえんだから、文句言うやつの方が悪ィだろ」

裕美「……」




12: ◆WO7BVrJPw2 2020/03/01(日) 15:20:18.58 ID:JJMHhEen0


裕美「……私もね、手の抜きどころがあるのは分かるよ。でもそれで失敗した時に、後悔するのが嫌で……臆病かなって思うんだけど、やめられなくて」

拓海「別に悪いことじゃねぇよ」

裕美「そうかな……」

拓海「そいつは、臆病なんかじゃねえ」

拓海「裕美の誇りだろ」

裕美「誇り……? そんな風に考えたことなかった」

拓海「やる以上はガチでやらねぇとな。アタシだって、アイドルの仕事でも手ぇ抜いたことはないつもりだ」

拓海「よっしゃぁ!」

裕美「わっ」ビクッ

拓海「ハンパな覚悟でやっていちゃぁ、裕美にも里奈にも悪い!」

拓海「全開バリバリが信条だからな、気合い入れるぜ!」

裕美「うん……」




13: ◆WO7BVrJPw2 2020/03/01(日) 15:20:54.32 ID:JJMHhEen0


裕美「拓海さんって、すごく……まっすぐな人なんだね」

拓海「ん?」

裕美「最初声かけられたとき、何かされるのかと思っちゃった。ほら、あの、ツッパリ? とかヤンキー? みたいな、そんな印象しかなかったから」

拓海「あー。まぁ、別にそれ自体は間違ってもいないけどな。良い悪いで言ったら、不良に入るんだろうよ」

裕美「でも、こうして私の話も聞いてくれるし、里奈さんにも贈り物を……」

拓海「それは、アイツの思いつきだからなんだけどよぉ…… なんかムズ痒いなぁ」

拓海「やるからにはテッペンとるってのがいいだろ」

拓海「このアクセサリーもだけどよ、手ぇ抜いたらやっぱりアタシが気持ち悪い。裕美の言う通りさ」

拓海「よくわかんねぇ、よく知らねえ。だからってビビって逃げ出すのはアタシじゃねえ」

裕美「……強いんだ」

拓海「裕美もだよ」

裕美「え?」

拓海「アタシに声掛けられて、メンチ切ってきただろ。中々できることじゃねぇぞ」




14: ◆WO7BVrJPw2 2020/03/01(日) 15:21:34.52 ID:JJMHhEen0


裕美「あ、あれは……単にもとから目つきが悪いから……緊張すると、つい」

拓海「あー、そういうことか。でも結局、アタシの話を聞いたろ」

裕美「……」

拓海「よくわかんねぇ、よく知らねえっていうのは、怖いんだろうし、だから臆病にもなる」

拓海「それでいいんだよ。慎重に進むのか、失敗してもいいからってぶち破りながら進むのか、違いなんてそんなもんさ」

拓海「アタシはまどろっこしいのは苦手だから、こういうやり方になるけどな」

裕美「かっこいいね。私のやり方なんかじゃ……」

拓海「だーっ、言っただろ。それはお前の誇りだ」

拓海「アクセでもステージでも、マジで向き合っているから出てくるコトバなんだぜ、それは」

裕美「!」

拓海「だから、それでもいいんだよ」

拓海「お前のやり方もかっけぇんだって、証明してやればいい」

拓海「だからこの事務所にいて、お前もアイドルやってんだ」

裕美「……」




15: ◆WO7BVrJPw2 2020/03/01(日) 15:22:03.42 ID:JJMHhEen0


裕美「……そっか。良く知らないって、怖いって思いこんじゃうのかもしれないね」

拓海「何の話だよ」

裕美「えへへっ、何の話だろう」

拓海「うっせ」

裕美「ふふっ」

裕美「ありがとう」ニコッ

拓海「……」

拓海(目つきは確かに鋭いけど)

拓海「笑うとフツーに可愛いよなぁ……」ボソリ

裕美「へ?」

拓海「あ? なんでもねぇ」

裕美「嘘。言った」

拓海「なんでそういうとこ頑固なんだよッ」ガタッ

裕美「あっ、花びらズレた!」

拓海「うわっ、直るかこれ?」

裕美「大丈夫、ここをこうして……」

  「――」

  「――」




16: ◆WO7BVrJPw2 2020/03/01(日) 15:22:31.55 ID:JJMHhEen0


_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

――事務所

拓海「あ。おーい、裕美ぃ」

裕美「ああ、拓海さん。おはよう」

拓海「よぉ。この前のアレ、交換してきたんだけどよ」

裕美「どうだった?」

拓海「それがよぉ」

裕美「?」

拓海「里奈のヤツ、フツーに市販品だったんだぜ」

裕美「えっ、う、うん」

拓海「気合い入れて手作りしたこっちがバカみてえじゃねえか」




17: ◆WO7BVrJPw2 2020/03/01(日) 15:22:57.90 ID:JJMHhEen0


裕美「……どうだった?」

拓海「ん?」

裕美「里奈さん。拓海さんからもらって、どうだった?」

拓海「あー…… 最初に喜んでて……アタシが作ったって知って驚いてた」

裕美「それから?」

拓海「よく覚えてねえけど」

拓海「……大事そうに付けてたな」

裕美「うん」

裕美「それが答えだよ」

拓海「……そうか」




18: ◆WO7BVrJPw2 2020/03/01(日) 15:23:31.66 ID:JJMHhEen0


裕美「これで、夢がひとつできたね」

拓海「夢ぇ?」

裕美「だってそうでしょ? 里奈さんと拓海さん、二人でステージに上がった時のためのものなんだから」

拓海「あー、そうだったな…… 夢なんて大層なモンじゃねぇよ」

裕美「そんなことないよ。私、それが素敵だって思ったもん」

拓海「……へっ、くすぐってぇよ」

拓海「でも、ありがとよ。そう言ってくれるんなら、アタシも恥ずかしがらずに、堂々アクセ付けてステージに立てる」

裕美「堂々?」

拓海「付けて欲しいって思ってくれる裕美が居るから、応えられる」

裕美「……私が?」

拓海「応よ。……ま、しばらくアクセサリー作りなんてご免だけどな。楽しかったぜ」

裕美「うん、私も楽しかった」

拓海「そうか? なんか、変な説教しちまった感じでなぁ」

裕美「そんなことないよ。全然」




19: ◆WO7BVrJPw2 2020/03/01(日) 15:24:11.78 ID:JJMHhEen0


裕美「またちょっと、少し自信ついたし」

拓海「よくわかんねぇけど、まぁ良さそうならいいか」

裕美「えーと、さ、拓海さん」

拓海「あん?」

裕美「これ、あげるね」

チャラ

拓海「なんだ?」

裕美「大したものじゃないよ。単なるビーズのブレスレット」

裕美「もしいつか、私と拓海さんが同じステージに立つ……なんてことがあったら」

裕美「それ、私も付けるね」

拓海「……」

拓海「ははっ」

拓海「いいぜ。約束だ」

裕美「うん。約束」




20: ◆WO7BVrJPw2 2020/03/01(日) 15:25:38.19 ID:JJMHhEen0


拓海「作るのといい、コレといい、でかい借りになっちまったな。なんか頼みごとがあったら、聞くぜ」

裕美「えっ。……うーん、すぐには思いつかないよ」

拓海「そりゃそうか。気に入らない奴がいたらアタシに言えよ」ニカッ

裕美「で、できるだけ穏便な方法取るね」

拓海「後は、どこか急ぎのことがあったら声かけろよ。バイクで超特急で届けてやるからな」

裕美「そんな、タクシーの代わりみたいに……」

拓海「ま、2ケツってガラでもないか?」

裕美「……あ、でもちょっと乗ってみたいかも」

拓海「おっ、興味あんのか? それならな……」

  「――」

  「――」




(夢を)

(夢を見よう)

(夢を語ろう)

(夢を贈ろう)

(あの日抱いた遥かな夢を)

(空前絶後に最強の夢だから)

(いつかきっと叶えるから)

(咲かせるのさ)



(私たちは)

(アタシたちは)

((アイドルなんだから))






おわり




元スレ
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